JP2000054747A - 嵌殺し式複層ガラス - Google Patents

嵌殺し式複層ガラス

Info

Publication number
JP2000054747A
JP2000054747A JP10209726A JP20972698A JP2000054747A JP 2000054747 A JP2000054747 A JP 2000054747A JP 10209726 A JP10209726 A JP 10209726A JP 20972698 A JP20972698 A JP 20972698A JP 2000054747 A JP2000054747 A JP 2000054747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spacer
glass
opening
glass door
double
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10209726A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2934627B1 (ja
Inventor
Kiyoshi Ushimaru
清 牛丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KENCHIKU SEKKEI USHIMARU KK
Original Assignee
KENCHIKU SEKKEI USHIMARU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KENCHIKU SEKKEI USHIMARU KK filed Critical KENCHIKU SEKKEI USHIMARU KK
Priority to JP10209726A priority Critical patent/JP2934627B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2934627B1 publication Critical patent/JP2934627B1/ja
Publication of JP2000054747A publication Critical patent/JP2000054747A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 換気、或いは物や人の出入りが可能で、しか
も外観に優れた嵌殺し式複層ガラスを提供することであ
る。 【解決手段】 本発明の嵌殺し式複層ガラスは、間隔を
開けて対向する二枚の板ガラス1の一部に、内外に連通
する開口部4を設け、両板ガラス1間に環状のスペーサ
ー8を、開口部4の外周に沿って密接状態で介在し、ス
ペーサー8内にガラス戸5を、その周縁一部がスペーサ
ー8の内周面に近接または接する状態で回転可能に設
け、一方の板ガラス1には、スペーサー8内のガラス戸
5で閉鎖される通口6を、ガラス戸5を通過不能な状態
で形成し、他方の板ガラス1には、スペーサー8内にガ
ラス戸5を安定状態で保持する切欠口7を、ガラス戸5
をスペーサー8内に出し入れ可能に設けてあることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は嵌殺し式複層ガラス
に関するもので、さらに詳しく言えば、換気、或いは物
や人の出入りを可能とする嵌殺し式複層ガラスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の建築物では、断熱性並びに遮音性
に優れた効果を発揮する複層ガラスを嵌殺し窓に採用す
ることがある。嵌殺し窓は一般に採光のみを目的とし、
開閉を必要としない箇所に用いられるものであるが、そ
れを不便に思う使用者もいる。そこで、本発明者は、換
気、或いは物や人の出入りが可能な複層ガラスの開発を
行った。ただし、複層ガラスの一部に、通常のサッシ窓
を設けると、サッシ枠で採光性が悪化するだけでなく、
複層ガラス全体としての外観が劣悪になるという問題が
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みて成されたものであり、その目的とするところは、換
気、或いは物や人の出入りが可能で、しかも外観に優れ
た嵌殺し式複層ガラスを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために本発明の嵌殺し式複層ガラスは、間隔を開けて対
向する二枚の板ガラスの一部に、内外に連通する開口部
を設け、両板ガラス間に環状のスペーサーを、開口部の
外周に沿って密接状態で介在し、スペーサー内にガラス
戸を、その周縁一部がスペーサーの内周面に近接または
接する状態で回転可能に設け、一方の板ガラスには、ス
ペーサー内のガラス戸で閉鎖される通口を、ガラス戸を
通過不能な状態で形成し、他方の板ガラスには、スペー
サー内にガラス戸を安定状態で保持する切欠口を、ガラ
ス戸をスペーサー内に出し入れ可能に設けてあることを
特徴とする。
【0005】嵌殺し式とは、窓を開閉できない構造のこ
とを意味し、例えば窓を窓枠に嵌め込む構造や、躯体開
放口の外側に、開放口より一回り大きな窓を当接し、該
窓を躯体に金具で固定する構造がある。
【0006】本発明は開口部を設けてない箇所では、通
常の複層ガラスに備わる固有の効果を得ることができ
る。開口部の大きさは限定されず、換気のみを目的とし
て小さく形成しても良いし、物や人の出入りが可能とな
る程度に大きく形成しも良い。通口の形状は限定され
ず、例えば円形、方形、三角形などであっても良い。ま
た、ガラス戸は通口を完全に閉鎖する封止部と、封止部
から外方に突設し且つスペーサーの内周に近接または接
する係止部と、から構成してある。封止部の形状は通口
より一回り大きければ特に限定されない。また、係止部
の形状も特に限定されないが、ガラス戸をスペーサー内
で回転させる作業を容易に行うには、係止部の外周を、
スペーサーの内周円より僅かに小さな円に沿う円弧形状
に形成してあることが望ましい。
【0007】ガラス戸は、一枚のガラス板であっても良
いし、通常の複層ガラスと同一構造であっても良い。ガ
ラス戸の厚みは、二枚の板ガラスの間隔より僅かに薄く
しておけば、ガラス戸をスペーサー内に嵌め込んで開口
部を閉鎖した状態で風が吹いても、ガラス戸は殆どがた
つくことがない。切欠口はガラス戸を通過できる形状で
ある。また、切欠口を通過したガラス戸をスペーサー内
で回転させた際に、切欠口の周縁にはガラス戸の係止部
に重なる部分を備えていることが必要であり、これによ
って、ガラス戸を安定状態で保持することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の嵌殺し式複層ガラスは図
1及び図3に示すように、間隔を開けて対向する二枚の
板ガラス1と、二枚の板ガラス1の間の外周縁に沿って
密接する枠状のシール材2と、二枚の板ガラス1とシー
ル材2とで囲まれる空間層3と、を備えていることは従
来の複層ガラスと同一であり、二枚の板ガラス1の一部
に、内外に通じる開口部4を設け、開口部4にガラス戸
5を着脱自在に設けてあることを特徴とする。なお、空
間層3には通常の乾燥空気を封入する。
【0009】開口部4は、一方(図1の奥側)の板ガラ
ス1の中央部に通口6を開け、他方(手前側)の板ガラ
ス1の通口6に対応する箇所に切欠口7を開け、空間層
3の切欠口7に対応する箇所の周縁に沿ってスペーサー
8を両板ガラス1に密接して設けたものである。
【0010】通口6は図1及び図2に示すように円形で
ある。また、切欠口7は、通口6の中心に対応する地点
を中心点として、通口6より一回り大きい円形の抜孔9
を形成し、さらに、抜孔9の周縁から外周に向かって凹
設する角型の挿通孔10を、周縁に沿って間隔を開けて
形成し、挿通孔10の外周を、抜孔9より一回り大きい
仮想円(図示せず)に合わせて円弧状にしたものであ
る。スペーサー8は上記仮想円を内周とする環状帯で、
仮想円に対応する箇所に配置されている。なお、スペー
サー8は通常のシール材と同一の素材を用いるが、でき
る限り透明なものを用いることによって、ガラス自体の
採光性の低下を抑えることができる。
【0011】ガラス戸5は図1に示すように、切欠口7
より僅かに小さな相似形状のガラス板であり、通口を塞
ぐ円形の封止部11と、封止部11の外周に突設した複
数の係止部12と、から構成されている。
【0012】図4および図5に示す本発明の嵌殺し式複
層ガラスは、先の形態とは別の実施形態で、ガラス戸5
と切欠口7の形状に特徴を有するものである。
【0013】ガラス戸5は、全体に丸まった三角形状
で、さらに詳しく言えば、三角形の各角を丸く面取りす
ると共に、各辺を外側に膨らませた形状であり、図4の
破線で囲んだ円形の中央部を、封止部11となし、それ
以外の3つの角部を係止部12とする。
【0014】切欠口7は、ガラス戸5より僅かに大きな
相似形状をなし、その3つの角部がスペーサー8の内周
円に沿う状態となっている。なお、切欠口7は、封止部
11並びに係止部12に対応する箇所に、抜孔9並びに
挿通孔10を備えているが、図面では番号を省略する。
【0015】さらに別の実施形態として、図6及び図7
に示すように、ガラス戸5および切欠口7を楕円形状に
形成しても良い。
【0016】最初に記載した形態よりも、後の二つの実
施形態は、切欠口5およびガラス戸7の周縁が滑らかに
連続しているので、製造を容易にできる利点がある。
【0017】開口部4の開閉作業は次の手順で行う。開
口部4を閉鎖する場合は、まず、ガラス戸5の封止部1
1の一面に吸着盤(図示省略)を吸着させる。次に、こ
の状態でガラス戸5を持ち上げて切欠口7を通過させ、
そのままスペーサー8内に挿入し、ガラス戸5を回転さ
せて、図3に示すように係止部12が隣り合う挿通孔1
0の中間部に配置されるようにする。最後に、吸着盤を
外す。また、開口部4を開放する場合は逆の手順で行
う。このようにすれば、ガラス戸5に持手を設けなくて
も開閉作業が行え、しかも、持手がないことからガラス
戸自体の外観も優れている。なお、開閉作業は通常、室
内側から行うので、切欠口7を設ける板ガラス1を室内
側とする。
【0018】本発明は上記実施形態に限定されるもので
はない。例えば、切欠口7は、先に記載した実施形態で
は挿通孔10を図面では四つ設けてあるが、抜孔9の対
称位置に二つ設けた形態や、三つ、或いは五つ以上であ
っても良い。また、複層ガラスに設ける開口部4の個数
も、一個に限らず、複数設けても良い。さらに、切欠口
7およびガラス戸5の形状も、四角形以上の多角形状、
星形、非対称形状等の他形状であっても良い。
【0019】
【発明の効果】本発明の嵌殺し式複層ガラスは、内外に
連通する開口部を設け、その開口部にガラス戸を着脱自
在に設けてあるので、この開口部から換気、或いは物や
人の出入りが可能となる。また、開口部は通口や切欠口
を開け、両板ガラス間にスペーサーを介在する構造であ
り、開口部に取付けるガラス戸は単体のガラス板若しく
は通常の複層ガラスで形成されている構造なので、開口
部並びにガラス戸にはサッシ枠を用いておらず、その結
果、開口部をガラス戸で閉鎖した形態であっても、ガラ
ス固有の採光性に関しては通常の複層ガラスと遜色のな
い程度に維持できることとなり、外観に優れた効果を発
揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の嵌殺し式複層ガラスを示す分解斜視図
である。
【図2】(イ)(ロ)(ハ)ガラス戸を外した状態の本
発明の嵌殺し式複層ガラスの開口部を示す一部切欠正面
図、A−A線断面図、一部切欠背面図である。
【図3】(イ)(ロ)(ハ)本発明の嵌殺し式複層ガラ
スの使用状態を示す一部切欠正面図、B−B線断面図、
一部切欠背面図である。
【図4】ガラス戸を外した状態の本発明の嵌殺し式複層
ガラスの一例を示す正面図である。
【図5】図4の嵌殺し式複層ガラスにガラス戸を嵌めた
状態を示す正面図である。
【図6】ガラス戸を外した状態の本発明の嵌殺し式複層
ガラスの一例を示す正面図である。
【図7】図6の嵌殺し式複層ガラスにガラス戸を嵌めた
状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 板ガラス 4 開口部 5 ガラス戸 6 通口 7 切欠口 8 スペーサー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔を開けて対向する二枚の板ガラス
    (1)の一部に、内外に連通する開口部(4)を設け、
    両板ガラス(1)間に環状のスペーサー(8)を、開口
    部(4)の外周に沿って密接状態で介在し、スペーサー
    (8)内にガラス戸(5)を、その周縁一部がスペーサ
    ー(8)の内周面に近接または接する状態で回転可能に
    設け、一方の板ガラス(1)には、スペーサー(8)内
    のガラス戸(5)で閉鎖される通口(6)を、ガラス戸
    (5)を通過不能な状態で形成し、他方の板ガラス
    (1)には、スペーサー(8)内にガラス戸(5)を安
    定状態で保持する切欠口(7)を、ガラス戸(5)をス
    ペーサー(8)内に出し入れ可能に設けてあることを特
    徴とする嵌殺し式複層ガラス。
JP10209726A 1998-06-02 1998-07-24 嵌殺し式複層ガラス Expired - Lifetime JP2934627B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10209726A JP2934627B1 (ja) 1998-06-02 1998-07-24 嵌殺し式複層ガラス

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-152607 1998-06-02
JP15260798 1998-06-02
JP10209726A JP2934627B1 (ja) 1998-06-02 1998-07-24 嵌殺し式複層ガラス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2934627B1 JP2934627B1 (ja) 1999-08-16
JP2000054747A true JP2000054747A (ja) 2000-02-22

Family

ID=26481465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10209726A Expired - Lifetime JP2934627B1 (ja) 1998-06-02 1998-07-24 嵌殺し式複層ガラス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2934627B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100436750C (zh) * 2004-02-20 2008-11-26 松下电工株式会社 带有采光窗的内装板

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101832087A (zh) * 2010-05-17 2010-09-15 谭湘 一种门

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100436750C (zh) * 2004-02-20 2008-11-26 松下电工株式会社 带有采光窗的内装板

Also Published As

Publication number Publication date
JP2934627B1 (ja) 1999-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2934627B1 (ja) 嵌殺し式複層ガラス
KR20000052126A (ko) 2방향개폐가 가능한 회전창문
JPH07301056A (ja) 換気部を有するサッシ窓
JP2844320B2 (ja) 引違い窓の窓枠
JP5464772B2 (ja) 建物の開口部装置
JPS5840221Y2 (ja)
JPH11324524A (ja) 換気扇付き窓サッシ
JPH0113199Y2 (ja)
JPS6363716B2 (ja)
JPH0229195Y2 (ja)
KR100595425B1 (ko) 여닫이식 창문 조립체
JPS634799Y2 (ja)
JPS5846229Y2 (ja) 二重開き窓
JPS60462Y2 (ja) 欄間
JP2667687B2 (ja) 引戸式窓装置
JPS6316795Y2 (ja)
JPS58108088U (ja) 換気扇付窓サツシ
JPH053660Y2 (ja)
JPH0842267A (ja) ブラインド入り複層ガラス
JPS6317829Y2 (ja)
JP3164446B2 (ja) サッシ枠
JPH07150661A (ja) 間仕切り
JPH0116874Y2 (ja)
JP2005009138A (ja) 換気装置
JP2002097873A (ja) 収納網戸