JP2000046570A - 車両用ナビゲーション装置及び記憶媒体 - Google Patents

車両用ナビゲーション装置及び記憶媒体

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JP2000046570A
JP2000046570A JP21461898A JP21461898A JP2000046570A JP 2000046570 A JP2000046570 A JP 2000046570A JP 21461898 A JP21461898 A JP 21461898A JP 21461898 A JP21461898 A JP 21461898A JP 2000046570 A JP2000046570 A JP 2000046570A
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JP21461898A
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Yumi Shibata
柴田由美
Kyoko Okumura
奥村恭子
Takanori Kachi
加地孝典
Hiroyoshi Masuda
枡田浩義
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Aisin AW Co Ltd
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Aisin AW Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経路近傍の情報であるか否かを容易に認識で
き、かつ経路近辺の地図情報を素早く把握できるように
する。 【解決手段】 建造物形状地図データから案内経路に沿
って表示される施設の敷地を算出し、算出した敷地と案
内経路との位置関係、即ち両者が重なったり、接してい
るか否かを判別し、重なったり、接している場合には、
施設名称の表示を案内経路にかからないようにオフセッ
トしたり、強調表示するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は設定された経路近辺
の施設の文字情報を認識し易くし、経路近辺の地図情報
を素早く把握することができるようにした車両用ナビゲ
ーション装置及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のナビゲーション装置においては、
設定された縮尺において現在地周辺の地図が表示され、
案内ルートが探索されると、この地図上に重ねて案内ル
ートを表示するようにしている。したがって、ルート案
内を行う際に表示される地図も、ルートが設定されてい
ない状態の地図が表示されることになる。そのため、地
図に表示される、施設名称、記号付き施設名称等の文字
情報は常に一律の表示形態で表示される。また、例え
ば、特開平6ー243393号公報には、経路と重なっ
ている文字を判定し、経路上にあると判定された文字を
経路と重ならないようにオフセットさせるものが開示さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ナビゲーション装置においては、文字情報が一律の表示
形態で表示され、さらに、案内ルートと地図情報とが重
なって表示される場合が多いため画面が煩雑になり、そ
のため、使用者が経路や経路近辺の地図情報を素早く把
握することができなかった。また、経路上にあると判定
された文字を経路と重ならないようにオフセットするも
のでは、経路上にあった文字情報の認識が容易にはなる
ものの、経路近傍の情報であるか否かを認識できない。
【0004】本発明は上記課題を解決するためのもの
で、経路近傍の情報であるか否かを容易に認識でき、か
つ経路近辺の地図情報を素早く把握できるようにするこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両の現在位
置を検出する現在位置検出手段と、目的地や経路を探索
するために必要な情報を入力する入力手段と、経路案内
のための道路地図情報を表示する表示手段と、道路デー
タ、建造物の名称を含む建造物形状地図データ等の経路
案内に必要なデータを格納した情報記憶手段と、前記入
力手段により入力された情報および前記情報記憶手段に
格納されたデータに基づいて目的地までの経路を設定す
る経路設定手段と、前記経路設定手段により設定された
経路と前記情報記憶手段に格納されたデータに基づい
て、建造物の名称を含む案内道路地図を描画して前記表
示手段に出力する制御手段とを備え、前記制御手段は、
前記情報記憶手段に記憶された建造物形状地図データか
ら前記経路に沿っている建造物を検索し、検索した建造
物名称の表示形態を変更することを特徴とする。また、
本発明は、前記制御手段は、建造物形状地図データの建
造物に沿っている道路と探索された経路とを比較し、両
者が一致する経路に沿った建造物を検索し、検索された
建造物名称の表示形態を変更することを特徴とする。ま
た、本発明は、前記制御手段は、情報記憶手段に記憶さ
れた建造物形状地図データの形状情報から経路に沿って
いる建造物を検索し、検索した建造物の名称の表示形態
を変更することを特徴とする。また、本発明は、前記経
路に沿った建造物は、経路に面するものであることを特
徴とする。また、本発明は、前記経路に沿った建造物
は、経路から所定範囲内に存在するものであることを特
徴とする。また、本発明は、前記表示形態の変更は、建
造物名称の強調表示及び/又は建造物名称の経路に対す
る所定方向への移動であることを特徴とする。また、本
発明は、経路に重ならないように建造物名称を移動する
ことを特徴とする。また、本発明は、さらに、前記経路
から離れた建造物名称の表示は見にくくすることを特徴
とする。また、本発明は、前記表示形態の変更は、算出
経路の有無、走行中か停車中かに応じて異なる態様であ
ることを特徴とする。また、本発明は、前記制御手段
は、前記情報記憶手段に記憶された建造物形状地図デー
タから地図画面上に名称が表示される建造物を検索し、
検索した建造物と経路との位置関係に基づいて建造物名
称の表示形態を変更することを特徴とする。
【0006】また、本発明の記憶媒体は、車両の現在位
置を検出するステップと、目的地や経路を探索するため
に必要な情報を入力するステップと、経路案内のための
道路地図情報を表示手段に表示するステップと、道路デ
ータ、建造物の名称を含む建造物形状地図データ等の経
路案内に必要なデータを情報記憶手段に格納するステッ
プと、入力された情報および前記情報記憶手段に格納さ
れたデータに基づいて目的地までの経路を設定するステ
ップと、設定された経路と格納されたデータに基づい
て、建造物の名称を含む案内道路地図を描画して前記表
示手段に出力するステップと、前記情報記憶手段に記憶
された建造物形状地図データから前記経路に沿っている
建造物を検索し、検索した建造物名称の表示形態を変更
するステップとを有するプログラムを記憶したことを特
徴とする。また、本発明の記憶媒体は、車両の現在位置
を検出するステップと、目的地や経路を探索するために
必要な情報を入力するステップと、経路案内のための道
路地図情報を表示手段に表示するステップと、道路デー
タ、建造物の名称を含む建造物形状地図データ等の経路
案内に必要なデータを情報記憶手段に格納するステップ
と、入力された情報および前記情報記憶手段に格納され
たデータに基づいて目的地までの経路を設定するステッ
プと、設定された経路と前記情報記憶手段に格納された
データに基づいて、建造物の名称を含む案内道路地図を
描画して前記表示手段に出力するステップと、前記情報
記憶手段に記憶された建造物形状地図データから地図画
面上に名称が表示される建造物を検索し、検索した建造
物と経路との位置関係に基づいて建造物名称の表示形態
を変更するステップとを有するプログラムを記憶したこ
とを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は本発明の車両用ナビゲー
ション装置の構成例を示す図である。本発明に係る車両
用ナビゲーション装置は、経路案内に関する情報を入力
する入力装置1、自車両の現在位置に関する情報を検出
する現在位置検出装置2、経路の算出に必要なナビゲー
ション用データや経路案内に必要な表示/音声の案内デ
ータとプログラム(アプリケーション及び/又はOS)
等が記録されている情報記憶装置3、経路探索処理や経
路案内に必要な表示/音声案内処理を行うと共に、シス
テム全体の制御を行う中央処理装置4、車両の走行に関
する情報である例えば道路情報、交通情報を送受信した
り、車両の現在位置に関する情報を検出したり、さらに
現在位置に関する情報を送受信したりする情報送受信装
置5、経路案内に関する情報を出力する出力装置6から
構成されている。
【0008】入力装置1は、目的地を入力したり、運転
者の意志によりナビゲーション処理を中央処理装置4に
指示する機能を備えている。その機能を実現するための
手段として、目的地を電話番号や地図上の座標などにて
入力したり、経路案内をリクエストしたりするタッチス
イッチやリモートコントローラ等を用いることができ
る。また、音声入力を可能にするための音声認識装置や
ICカードや磁気カードに記録されたデータを読み取る
ための記録カード読み取り装置を付加することもでき
る。また、ナビゲーションに必要なデータを蓄積し、運
転者の要求により通信回線を介して情報提供する情報セ
ンターや、地図データや目的地データ、簡易地図、建造
物形状地図などのデータを有する携帯型の電子装置等の
情報源との間でデータのやりとりを行うためのデータ通
信装置を付加することもできる。
【0009】現在位置検出装置2は、衛星航法システム
(GPS)を利用して車両の現在位置情報を入手するも
の、車両の進行方位を、例えば地磁気を利用することに
より絶対方位で検出する絶対方位センサ、車両の進行方
位を、例えばステアリングセンサ、ジャイロセンサを利
用することにより相対方位で検出する相対方位センサ、
例えば車輪の回転数から車両の走行距離を検出する距離
センサ等から構成される。
【0010】情報記憶装置3は、ナビゲーション用のプ
ログラム及びデータを記憶した外部記憶装置で、例えば
CD−ROM等からなっている。プログラムは、経路探
索などの処理を行うためのプログラム、本実施例記載の
フローチャートに示される処理プログラムや経路案内に
必要な表示出力制御、音声案内に必要な音声出力制御を
行うためのプログラム及びそれに必要なデータ、さらに
は経路案内及び地図表示に必要な表示情報データが格納
されている。記憶されるデータとしては、地図データ、
建造物形状地図データ、探索データ、案内データ、マッ
プマッチングデータ、目的地データ、登録地点データ、
幅情報を含む道路データ、ジャンル別データ、ランドマ
ークデータ等のファイルからなり、ナビゲーション装置
に必要なすべてのデータが記憶されている。なお、本発
明は、CD−ROMにはデータのみ格納し、プログラム
は中央処理装置に格納するタイプのものにも適用可能で
ある。
【0011】中央処理装置4は、種々の演算処理を実行
するCPU40、情報記憶装置3のCD−ROMからプ
ログラムを読み込んで格納するフラッシュメモリ41、
フラッシュメモリ41のプログラムチェック、更新処理
を行うプログラム(プログラム読み込み手段)を格納し
たROM42、設定された目的地の地点座標、道路名コ
ードNo.等の探索された経路案内情報や演算処理中の
データを一時的に格納するRAM43からなっている。
また、この他にも図示は省略するが、CPUからの音声
出力制御信号に基づいて情報記憶装置3から読み出した
音声、フレーズ、1つにまとまった文章、音等を合成し
てアナログ信号に変換してスピーカに出力する音声プロ
セッサ、通信による入出力データのやり取りを行う通信
インタフェースおよび現在位置検出装置2のセンサ信号
を取り込むためのセンサ入力インタフェース、内部ダイ
アグ情報に日付や時間を記入するための時計などを備え
ている。なお、前記した更新処理を行うプログラムを外
部記憶装置に格納しておいてもよい。本発明に係るプロ
グラム、その他ナビゲーションを実行するためのプログ
ラムは全て外部記憶媒体であるCD−ROMに格納され
てもよいし、それらプログラムの一部または全てが本体
側のROM42に格納されていてもよい。
【0012】この外部記憶媒体に記憶されたデータやプ
ログラムが外部信号としてナビゲーション装置本体の中
央処理装置に入力されて演算処理されることにより、種
々のナビゲーション機能が実現される。
【0013】本発明に係るナビゲーション装置は、上記
のように外部記憶装置のCD−ROMからプログラムを
読み込むための比較的大容量のフラッシュメモリ41、
CDの立ち上げ処理を行うプログラム(プログラム読み
込み手段)を格納した小容量のROM42を内蔵する。
フラッシュメモリ41は、電源が切断しても記憶情報が
保持される、つまり不揮発性の記憶手段である。そし
て、CDの立ち上げ処理として、プログラム読み込み手
段であるROM42のプログラムを起動してフラッシュ
メモリ41に格納したプログラムチェックを行い、情報
記憶装置3のCD−ROMのディスク管理情報等を読み
込む。プログラムのローディング処理(更新処理)は、
この情報とフラッシュメモリ41の状態から判断して行
われる。
【0014】情報送受信装置5は、衛星航法システム
(GPS)を利用して情報を入手するGPS受信装置、
FM多重放送、電波ビーコン、光ビーコン等を利用して
情報を入手するためのVICS情報受信装置、携帯電
話、パソコン等を利用することにより、情報センター
(例えばATIS)や他車両と情報を双方向に通信する
ためのデータ送受信装置等から構成される。
【0015】出力装置6は、運転者が必要な時に案内情
報を音声および/または画面により出力したり、中央処
理装置4でナビゲーション処理されたデータなどをプリ
ント出力する機能を備えている。そのための手段とし
て、入力データを画面表示したり、経路案内画面を表示
するディスプレイ、中央処理装置4で処理したデータや
情報記憶装置3に格納されたデータをプリント出力する
プリンタ、経路案内を音声で出力するスピーカなどを備
えている。
【0016】ディスプレイは、簡易型の液晶表示器等に
より構成されており、中央処理装置4が処理する地図デ
ータや案内データに基づく交差点拡大図画面、目的地
名、時刻、距離、進行方向矢印等を表示する。ディスプ
レイへ送られてくる画像データは、2値画像データ(ビ
ットマップデータ)であるので、専用の画像信号線を介
してではなく、シリアル通信等で使用する通信線を使用
し、また、他の通信線を兼用することもできる。なお、
ディスプレイにはビットマップデータを一時的に保持す
るメモリが備えられている。
【0017】このディスプレイは、運転席近傍のインス
トルメントパネル内に設けられており、運転者はこれを
見ることにより自車両の現在地を確認したり、またこれ
からの経路についての情報を得ることができる。また、
図示は省略するが、ディスプレイの表示画面にタッチパ
ネル、タッチスクリーン等を含むタブレットを使用し、
画面に触れる、或いは画面をなぞることにより、地点入
力、道路入力等を行えるように構成してもよい。
【0018】図2は本発明に係る車両用ナビゲーション
装置のシステム全体の流れを説明するための図である。
中央処理装置4のCPU40に情報記憶装置3からプロ
グラムが読み込まれて経路案内のプログラムが起動され
ると、現在位置検出装置2により現在位置を検出して現
在位置を中心としてその周辺地図を表示すると共に、現
在位置の名称等を表示する(ステップS1)。次に、地
名や施設名称等の目標名、電話番号や住所、登録地点、
道路名等を用いて目的地を設定し(ステップS2)、現
在位置から目的地までの経路探索を行う(ステップS
3)。経路が決まると、現在位置検出装置2による現在
位置追跡を行いながら、目的地に到着するまで経路案内
・表示を繰り返し行う(ステップS4)。目的地に到着
する前に寄り道設定の入力があった場合には、探索エリ
アを設定してその探索エリアでの再探索を行い、同様に
目的地に到着するまで経路案内を繰り返し行う。
【0019】図3は建造物形状地図のデータ構造の例を
示す図である。情報記憶装置3には建造物形状地図デー
タが記憶されている。建造物形状地図データは、建築物
(一般家屋、事務室用建造物、マンション、消防署、デ
パート、病院、駅等)、施設(塔、公園、遊園地、運動
場等)、橋、道路その他各種の所謂建造物の形状を描画
し表示するためのデータである。図示するように、建造
物のデータ数Nの次にN個の各建造物のデータが記憶さ
れる。そして、各建造物のデータは、建造物名称、番地
(住所)、種別、建造物の形状、高さ、詳細の各情報か
らなる。名称は、建造物であればその名前、個人の家屋
であればその居住者名、施設であればその施設名、道路
であれば「中央通り」、「国道1号」のように道路種別
や通り名であり、番地(住所)は、その建造物の番地で
ある。建造物の形状は、形状を表す座標数nとその座標
値(x0 ,y0 )、(x1 ,y1 )、………、(x
n-1 ,yn-1 )であり、一般家屋やビル、その他の建築
物であれば、その平面形状になり、公園や道路であれば
その平面地形になる。種別は、一般の家屋、マンショ
ン、事務室用建造物、公共施設、道路、公園等の情報で
ある。高さは、階数や高さ(m)の情報である。そして
詳細は、例えば貸室用建造物であれば各入居者に関する
情報であり、名称数mと各入居者について、名称、電話
番号、部屋番号、入居階数、分類(レストラン、コンビ
ニ、……等の業種、事業内容)に関する情報である。
【0020】次に、本発明による地図表示方法について
説明する。図4は所定の縮尺率における現在位置周辺の
案内地図の表示例を示している。図4(a)は案内ルー
トなしの場合の地図表示であり、現在位置及び車両進行
方向を示すマーク、道路、鉄道、施設名等が表示されて
いる。図4(b)は探索された案内ルートがある場合の
地図表示例である。案内ルートが他の道路より太くされ
たり、色調を異ならせて表示され、ルートに接する敷地
内の施設名称の表示、図示の例では、「せいきょう」、
「栄南」、「日進駅」の文字がルートにかからない、あ
るいは重ならないように左右に移動して表示されてい
る。この表示処理は、中央処理装置4で情報記憶装置3
から建造物形状地図データを読み出し、その座標データ
から施設の敷地形状を検出し、敷地がルートにかかるか
否か判別し、かかっている場合は、その施設名称を表示
する文字を左右どちらかへオフセットさせることにより
行われる。また、同時に、ルート近傍の施設名称、「せ
いきょう」、「JA」、「栄南」、「日進駅」が太線に
より強調表示され、ルート近辺の情報であるか否かを的
確に認識でき、かつルート近辺の地図情報を素早く把握
することかできる。
【0021】図4(c)は、探索された案内ルートがあ
る場合の他の表示例である。案内ルートが他の道路より
太く表示され、ルートに接する敷地内の施設名称の表
示、例えば、「せいきょう」、「栄南」、「日進駅」の
文字がルートにかからないように、あるいは重ならない
ように左右にオフセットし、同時に、ルート近辺の施設
名称、「せいきょう」、「JA」、「栄南」、「日進
駅」の文字が太線により強調表示されているのは、図4
(b)の場合と同じである。さらに、上記以外の施設名
称、例えば「保育園」、「中央公園」、「中学校」、
「日進病院」の文字がトーンダウン表示されて見ずらく
なるようにしており、そのため図4(b)に比してさら
にルート近辺の地図情報を素早く把握できるようにして
いる。なお、車両の走行/停止を判断して、停車中は図
4(b)の地図表示を行い、走行中は図4(c)の地図
表示に切り換えるようにしてもよい。
【0022】表示形態を変更する対象を決定する他の方
法として、図5に示すように、建造物形状地図データ
(図3参照)の中に当該建造物に沿って存在する“沿っ
ている道路”の情報をもたせておき、建造物がどの道路
に沿っているかを“沿っている道路”情報から検索し、
検索された道路情報と、探索された経路の道路情報とを
比較して道路番号が同じである場合には、当該建造物の
表示形態の変更を行うようにしてもよい。
【0023】また、表示形態を変更(オフセットまたは
強調表示)する対象の決定方法としては、上記のように
施設の敷地がルートにかかる、重なる、あるいは接する
以外に、ルートから所定距離内に施設の一部がはいる、
或いはルートから所定範囲内に施設の代表点がはいる等
の方法で決定してもよい。また、これらの決定方法を登
録しておき、マニュアルで決定方法を選択し、選択した
方法に基づいて表示形態の変更が行われるようにしても
よい。また、表示形態の変更は、ルートスクロール(画
面上でルートに沿って自車位置を移動させたときのスク
ロール)時、或いはデモ走行のような場合にも行うよう
にすれば、見やすい画面とすることができる。
【0024】また、探索された案内ルートがある場合の
建造物名称の表示方法として次のような方法を採用する
こともできる。すなわち、図3に示す建造物形状地図デ
ータに、各建造物名称に縮尺毎の表示レベル情報(各建
造物名称に表示される地図縮尺に対応して表示されるべ
き名称か否かの情報、例えば広域地図では重要な名称の
みを表示させるようにし、詳細地図になるほど重要度に
応じて表示される名称を増やすようにすればよい)を持
たせるようにする。したがって、使用者が所望の縮尺を
入力すると、入力された縮尺に対応する地図画面上に表
示されるべき建造物名称を表示レベル情報から検索する
ことができる。したがって、地図画面上に名称が表示さ
れるべき建造物を先に検索し、検索した建造物を対象に
名称の表示形態を変更するか否かの判定を行うことがで
きるため、例えば、広域の地図においては、地図画面上
に名称を表示しない建造物が多数存在するが、地図画面
の名称の表示形態変更に要する処理時間を速くすること
ができる。検索された建造物の名称の表示形態の変更方
法は、上記と同様に行えばよい。
【0025】図6は名称表示位置を移動する処理フロー
を説明する図である。案内ルートが探索されて表示する
施設が決定されると、建造物形状地図データを読み出
し、その座標データより施設の敷地形状を判別して施設
の中心位置を検出する(ステップS11)。次いで、施
設の中心位置が案内ルートの左側にあるか否か判断し
(ステップS12)、左側にあるとき、表示する施設名
称の右端位置を検出する(ステップS13)。次いで、
検出した名称の右端位置が案内ルートに重なっているか
否か判断し(ステップS14)、重なっていなければ表
示位置の移動はしない(ステップS15)。一方、名称
の右端位置が案内ルートに重なっている場合、案内ルー
トと表示名称の交点位置を検出し(ステップS16)、
さらに検出した交点位置と名称の右端までの距離を算出
し(ステップS17)、名称の右端と案内ルートと名称
の交点までの距離を基に、表示位置の左方向への移動量
を算出する(ステップシS18)。次いで、算出した移
動量だけ名称の表示位置を左方向に移動し(ステップS
19)、地図上に施設名称を表示する(ステップS2
7)。
【0026】一方、ステップS12において、施設の中
心位置がルートの左側にないとき、表示する施設名称の
左端位置を検出する(ステップS20)。次いで、検出
した名称の左端位置が案内ルートに重なっているか否か
判断し(ステップS21)、重なっていなければ表示位
置の移動はしない(ステップS22)。一方、名称の左
端位置が案内ルートに重なっている場合、案内ルートと
表示名称の交点位置を検出し(ステップS23)、さら
に検出した交点位置と名称の左端までの距離を算出し
(ステップS24)、名称の左端と案内ルートと名称の
交点までの距離を基に、表示位置の右方向への移動量を
算出する(ステップシS25)。次いで、算出した移動
量だけ名称の表示位置を右方向に移動し(ステップS2
6)、地図上に施設名称を表示する(ステップS2
7)。
【0027】こうして、案内ルート上に施設名称がかか
って表示されることはない。なお、名称の移動距離は、
上記のように文字の端がルートと一致するまでの距離と
する以外にも、ルートから所定距離遠方とするなど施設
の位置と余り離れず、かつ見やすい距離とすればよい。
また、上記では名称を左右方向へ移動するようにした
が、移動の結果、他の施設名称と重なったりする場合
は、ルート案内上それほど必要でない他の名称の場合は
その表示を消すようにしてもよく、表示を消すのが好ま
しくない場合は、移動する方向を斜め方向、あるいは上
下方向とするようにしてもよい。
【0028】図7は図4に示したような案内ルート近辺
の施設名称を強調表示する処理フローを示す図である。
案内ルートが探索されると、そのルートを表示する画面
上の位置が検出される(ステップS31)とともに、表
示をする施設のある敷地を検出する(ステップS3
2)。この処理は、建造物形状地図データを読み出し、
その座標データから表示する施設の敷地を求めるもので
ある。次いで、検出した敷地が案内ルートに接している
か否か判断し(ステップS33)、接していない場合に
は、さらに案内ルートが該当する敷地内を通過している
か否かを判断する(ステップS34)。該当する敷地が
案内ルートに接しているか、あるいは案内ルートが敷地
内を通過している場合、当該敷地名称はルート近傍であ
るとして、強調表示する(ステップS35)。また、敷
地が案内ルートにかからない場合には、走行中か否か判
断し(ステップS36)、停車中のときはその施設名称
の表示は変化させず(ステップS37)、走行中であれ
ばその施設名称の表示をトーンダウン表示させて見ずら
くし(ステップS38)、敷地内の施設名称の強調表示
を一層浮き立たせる。なお、強調表示の方法としては、
色を変える、文字を大きくする、文字幅を広くする、文
字を点滅させる等適宜の方法を採用すればよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、設定され
たルート近傍の施設を検索し、当該施設の文字情報を通
常の文字情報の表示方法と異ならせて表示するようにし
たので、使用者は経路近傍の情報であるか否かを容易に
認識でき、かつ、経路近辺の地図情報を素早く把握する
ことか可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両用ナビゲーション装置の構成例
を示す図である。
【図2】 本発明のシステム全体の流れを説明するため
の図である。
【図3】 主要なデータファイルの構成例を示す図であ
る。
【図4】 文字オフセット、強調表示の表示例を示す図
である。
【図5】 建造物形状地図データの他の例を示す図であ
る。
【図6】 文字オフセット処理フローを示す図である。
【図7】 文字強調表示する処理フローを示す図であ
る。
【符号の説明】
1…入力装置、2…現在位置検出装置、3…情報記憶装
置、4…中央処理装置、5…情報送受信装置、6…出力
装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加地孝典 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 枡田浩義 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 Fターム(参考) 2C032 HB06 HB22 HC22 HC28 HC30 HD16 2F029 AA02 AB01 AB07 AB09 AB13 AC02 AC09 AC13 AC14 AC18 AC19 5H180 AA01 BB04 BB12 BB13 CC01 CC12 EE18 FF04 FF05 FF13 FF22 FF24 FF25 FF32 FF33 FF35

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の現在位置を検出する現在位置検出
    手段と、 目的地や経路を探索するために必要な情報を入力する入
    力手段と、 経路案内のための道路地図情報を表示する表示手段と、 道路データ、建造物の名称を含む建造物形状地図データ
    等の経路案内に必要なデータを格納した情報記憶手段
    と、 前記入力手段により入力された情報および前記情報記憶
    手段に格納されたデータに基づいて目的地までの経路を
    設定する経路設定手段と、 前記経路設定手段により設定された経路と前記情報記憶
    手段に格納されたデータに基づいて、建造物の名称を含
    む案内道路地図を描画して前記表示手段に出力する制御
    手段とを備え、 前記制御手段は、前記情報記憶手段に記憶された建造物
    形状地図データから前記経路に沿っている建造物を検索
    し、検索した建造物名称の表示形態を変更することを特
    徴とする車両用ナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、建造物形状地図データ
    の建造物に沿っている道路と探索された経路とを比較
    し、両者が一致する経路に沿った建造物を検索し、検索
    された建造物名称の表示形態を変更することを特徴とす
    る請求項1記載の車両用ナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、情報記憶手段に記憶さ
    れた建造物形状地図データの形状情報から経路に沿って
    いる建造物を検索し、検索した建造物の名称の表示形態
    を変更することを特徴とする請求項1記載の車両用ナビ
    ゲーション装置。
  4. 【請求項4】 前記経路に沿った建造物は、経路に面す
    るものであることを特徴とする請求項3記載の車両用ナ
    ビゲーション装置。
  5. 【請求項5】 前記経路に沿った建造物は、経路から所
    定範囲内に存在するものであることを特徴とする請求項
    3記載の車両用ナビゲーション装置。
  6. 【請求項6】 前記表示形態の変更は、建造物名称の強
    調表示及び/又は建造物名称の経路に対する所定方向へ
    の移動であることを特徴とする請求項1記載の車両用ナ
    ビゲーション装置。
  7. 【請求項7】 経路に重ならないように建造物名称を移
    動することを特徴とする請求項6記載の車両用ナビゲー
    ション装置。
  8. 【請求項8】 さらに、前記経路から離れた建造物名称
    の表示は見にくくすることを特徴とする請求項6記載の
    車両用ナビゲーション装置。
  9. 【請求項9】 前記表示形態の変更は、算出経路の有
    無、走行中か停車中かに応じて異なる態様であることを
    特徴とする請求項1記載の車両用雨ナビゲーション装
    置。
  10. 【請求項10】 車両の現在位置を検出する現在位置検
    出手段と、 目的地や経路を探索するために必要な情報を入力する入
    力手段と、 経路案内のための道路地図情報を表示する表示手段と、 道路データ、建造物の名称を含む建造物形状地図データ
    等の経路案内に必要なデータを格納した情報記憶手段
    と、 前記入力手段により入力された情報および前記情報記憶
    手段に格納されたデータに基づいて目的地までの経路を
    設定する経路設定手段と、 前記経路設定手段により設定された経路と前記情報記憶
    手段に格納されたデータに基づいて、建造物の名称を含
    む案内道路地図を描画して前記表示手段に出力する制御
    手段とを備え、 前記制御手段は、前記情報記憶手段に記憶された建造物
    形状地図データから地図画面上に名称が表示される建造
    物を検索し、検索した建造物と経路との位置関係に基づ
    いて建造物名称の表示形態を変更することを特徴とする
    車両用ナビゲーション装置。
  11. 【請求項11】 車両の現在位置を検出するステップ
    と、 目的地や経路を探索するために必要な情報を入力するス
    テップと、 経路案内のための道路地図情報を表示手段に表示するス
    テップと、 道路データ、建造物の名称を含む建造物形状地図データ
    等の経路案内に必要なデータを情報記憶手段に格納する
    ステップと、 入力された情報および前記情報記憶手段に格納されたデ
    ータに基づいて目的地までの経路を設定するステップ
    と、 設定された経路と格納されたデータに基づいて、建造物
    の名称を含む案内道路地図を描画して前記表示手段に出
    力するステップと、 前記情報記憶手段に記憶された建造物形状地図データか
    ら前記経路に沿っている建造物を検索し、検索した建造
    物名称の表示形態を変更するステップと、 を有するプログラムを記憶した記憶媒体。
  12. 【請求項12】 車両の現在位置を検出するステップ
    と、 目的地や経路を探索するために必要な情報を入力するス
    テップと、 経路案内のための道路地図情報を表示手段に表示するス
    テップと、 道路データ、建造物の名称を含む建造物形状地図データ
    等の経路案内に必要なデータを情報記憶手段に格納する
    ステップと、 入力された情報および前記情報記憶手段に格納されたデ
    ータに基づいて目的地までの経路を設定するステップ
    と、 設定された経路と前記情報記憶手段に格納されたデータ
    に基づいて、建造物の名称を含む案内道路地図を描画し
    て前記表示手段に出力するステップと、 前記情報記憶手段に記憶された建造物形状地図データか
    ら地図画面上に名称が表示される建造物を検索し、検索
    した建造物と経路との位置関係に基づいて建造物名称の
    表示形態を変更するステップと、 を有するプログラムを記憶した記憶媒体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7107145B2 (en) 2002-08-22 2006-09-12 Denso Corporation Navigation apparatus
JP2009210431A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Alpine Electronics Inc ナビゲーションシステム
JP2011145609A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Clarion Co Ltd 地図表示装置および地図表示方法
US8467952B2 (en) 2010-09-29 2013-06-18 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Map generating device, and memory medium storing map generating program
JP2018010212A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 情報処理装置及びプログラム

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