JP2000046207A - 粉体カット弁 - Google Patents

粉体カット弁

Info

Publication number
JP2000046207A
JP2000046207A JP10213346A JP21334698A JP2000046207A JP 2000046207 A JP2000046207 A JP 2000046207A JP 10213346 A JP10213346 A JP 10213346A JP 21334698 A JP21334698 A JP 21334698A JP 2000046207 A JP2000046207 A JP 2000046207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
seat
valve box
valve body
box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10213346A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Imabayashi
大輔 今林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP10213346A priority Critical patent/JP2000046207A/ja
Publication of JP2000046207A publication Critical patent/JP2000046207A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉体の堆積によって弁体の開閉作動が阻害さ
れることのない粉体カット弁を提供する。 【解決手段】 弁箱22内に外周面が球面状のシート面
を形成する椀型の弁体24を配置するとともに、弁体2
4に摺接する弁箱シート29を弁体24より上流側の弁
箱内側面に配置し、弁箱22内における流体の流れを横
切る方向において弁体24の一側を弁棒25で支持する
とともに、他側をトラニオン26で支持し、弁棒25お
よびトラニオン26を軸受部材27を介して弁箱22で
回転自在に保持し、弁箱シート29をシート面に対して
圧接する弾性力を有した弾性体で形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学プラントなど
のガス体を扱う高圧系に触媒などの粉体を供給する管路
系における粉体カット弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の管路系に使用する弁装置
としては、例えば図5に示すボール弁1がある。図5に
おいて左半図は弁体の開栓状態を示し、右半分が閉栓状
態を示している。
【0003】ボール弁1は、弁箱2の内部にフローティ
ングタイプのボール弁体3を配置し、弁箱2のボス部4
に挿通して弁棒5を配置している。ボール弁体3は、外
周面において弁箱2の内側面との間に間隙を有し、上流
側から下流側に貫通する弁体流路6を有しており、下端
を調整ボルト7で支持し、調整ボルト7の出退により上
下方向の位置調整を行なっている。弁箱2の内側面に
は、ボール弁体3の上流側に、弁体弁座3aに摺接する
球面状のシート面を有する可動シート8を配置し、可動
シート8を皿ばね8aにより付勢しており、ボール弁体
3の下流側に弁座9を配置している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の構成に
おいては、弁箱内に可動シート8を構成する皿ばね8a
等の可動部材に粉体が堆積して固着し、その作動を阻害
する問題があり、ボール弁体3の外周面と弁箱2の内側
面との間の間隙に粉体が入り込み、堆積した粉体がボー
ル弁体3の開閉作動を阻害する恐れがあった。
【0005】本発明は上記した課題を解決するものであ
り、粉体の堆積によって弁体の開閉作動が阻害されるこ
とのない粉体カット弁を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1に係る本発明の粉体カット弁は、弁箱
内に外周面が球面状のシート面を形成する椀型の弁体を
配置するとともに、弁体に摺接する弁箱シートを弁体よ
り上流側の弁箱内側面に配置し、弁箱内における流体の
流れを横切る方向において弁体の一側を弁棒で支持する
とともに、他側をトラニオンで支持し、弁棒およびトラ
ニオンを軸受部材を介して弁箱で回転自在に保持し、弁
箱シートをシート面に対して圧接する弾性力を有した弾
性体で形成したものである。
【0007】請求項2に係る本発明の粉体カット弁にお
いて、弁箱シートは、弁体のシート面に摺接する環状の
シール部と、シール部を弁体のシート面に対して押圧す
るとともに、弁体のシート面に対してシール部を弾性変
位可能に支持する座部とを、弾性材で一体に成形したも
のである。
【0008】上記した構成により、弁体が、弁棒、トラ
ニオンおよび軸受部材を介して弁箱に回転自在に保持さ
れ、弁箱内における流体の流れを横切る方向において弁
体に作用する力および荷重を弁棒およびトラニオンが分
担し、弁箱シートが弁体より上流側に位置することによ
って、弁箱シートと弁体との摩擦力は弁箱シートの弾性
力に依るものだけとなり、操作トルクを低減できる。
【0009】弁箱シートが弁体より上流側にのみ存在す
るので、弁体の外周面と弁箱の内周面との間に、制御対
象流体の粉体が堆積することがなく、粉体の堆積による
弁体の作動不良が生じることがなく、弁棒およびトラニ
オンの軸受けに粉体が堆積することもない。
【0010】また、弁箱シートは、座部がその弾性力に
よりシール部を適度な面圧で弁体のシート面に対して押
圧し、弁体のシート面に対してシール部を弾性変位可能
に支持し、シール部と座部を弾性材で一体に成形してい
るので、平坦な板状シートに比べて構造的に弾性が高
く、シール部と弁体との間に粉体が噛み込んだ場合に
は、弾性変位して逃げ勝手となり、損傷することがな
い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図3において、粉体カット
弁21は、弁箱22が上弁箱22aと下弁箱22bとに
上下に分割形成しており、弁箱22の内部に弁箱内流路
23を開閉する弁体24を配置している。
【0012】弁体24は外周面が球面状のシート面を形
成する椀型の形状をなしており、一側部に弁箱内流路2
3を開放する開ポート24aを有し、他側が閉弁体24
bをなしている。弁体24は、弁箱内流路23における
流体の流れを横切る方向において、一側を弁棒25で支
持するとともに、他側をトラニオン26で支持してお
り、弁棒25およびトラニオン26を軸受部材27を介
して下弁箱22bで回転自在に保持している。弁棒25
は基端側で操作機28に接続している。
【0013】弁体24に摺接する弁箱シート29は、弁
体24より上流側の弁箱内側面に配置しており、シール
部29aとシール部29aを支持する座部29bとを、
断面形状において屈曲するように、ばね材等の弾性材で
一体に形成し、シート面に対して適度な面圧で圧接する
弾性力を確保している。シール部29aは弁体24のシ
ート面に摺接するものであり、座部29bはシール部2
9aを弁体24のシート面に対して押圧するとともに、
弁体24のシート面に対してシール部29aを弾性変位
可能に支持しており、取付ボルト30によって上弁箱2
2aに固定している。
【0014】上記した構成により、弁体24の開閉は、
操作機28により弁棒25を回転駆動し、弁体24を弁
棒25の軸心廻りに回転しておこない、開ポート24a
で弁箱内流路23を開放する全開位置と、弁体24aの
開ポート24a以外の部位で弁箱内流路23を閉鎖する
全閉位置とにわたって弁体24を開閉作動させる。
【0015】このとき、弁体24は、弁棒25、トラニ
オン26および軸受部材27を介して下弁箱22bに回
転自在に保持されており、弁箱内流路23における流体
の流れを横切る方向において弁体24に作用する力およ
び荷重を弁棒25およびトラニオン26が分担するの
で、弁箱シート29と弁体24との摩擦力は弁箱シート
29の弾性力に依るものだけとなり、操作トルクを低減
できる。
【0016】弁箱シート29は、弁箱22の内部におい
て弁体24より上流側にのみ存在するので、弁体24の
外周面と弁箱22の内周面との間の間隙に、制御対象流
体の粉体が堆積することがなく、粉体の堆積による弁体
24の作動不良が生じることもない。
【0017】弁箱シート29は、シール部29aと座部
29bを一体に成形し、弁体24のシート面に対してシ
ール部29aを座部29bが弾性変位可能に支持してい
るので、平坦な板状シートに比べて構造的に弾性が高
く、シール部29aと弁体24のシート面の間に粉体が
噛み込んだ場合においても、弾性変位して逃げ勝手とな
り、損傷することがない。
【0018】尚、図4に示すように、弁体24は、開ポ
ートを設けずに、閉弁体24bのみの構造に形成するこ
とも可能である。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、弁
体を弁棒とトラニオンで支持し、弁棒およびトラニオン
を軸受部材を介して弁箱で回転自在に保持し、弁箱シー
トを弁体より上流側の位置に配置し、弁箱シートを弾性
力を有した弾性体で形成することにより、弁体に作用す
る力および荷重を弁棒およびトラニオンで分担して、操
作トルクを低減することができる。弁箱シートが弁体よ
り上流側にのみ存在することにより、弁体の外周面と弁
箱の内周面との間に入り込んだ制御対象流体の粉体は下
流側に流下し、堆積することがなく、粉体の堆積による
弁体の作動不良を防止でき、弁棒およびトラニオンの軸
受けに粉体が堆積することもない。
【0020】しかも、弁箱シートは、シール部と座部を
弾性材で一体に成形しているので、平坦な板状シートに
比べて構造的に弾性が高く、シール部と弁体との間に粉
体が噛み込んだ場合には、弾性変位して逃げ勝手とな
り、損傷することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における粉体カット弁の断
面図である。
【図2】同粉体カット弁の要部断面図である。
【図3】同粉体カット弁の作動状態を示す摸式図である
【図4】本発明の他の実施の形態における粉体カット弁
の弁体形状を示す摸式図である。
【図5】従来のボール弁を示す摸式図である。
【符号の説明】
21 粉体カット弁 22 弁箱 22a 上弁箱 22b 下弁箱 23 弁箱内流路 24 弁体 24a 開ポート 25 弁棒 26 トラニオン 27 軸受部材 28 操作機 29 弁箱シート 29a シール部 29b 座部 30 取付ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱内に外周面が球面状のシート面を形
    成する椀型の弁体を配置するとともに、弁体に摺接する
    弁箱シートを弁体より上流側の弁箱内側面に配置し、弁
    箱内における流体の流れを横切る方向において弁体の一
    側を弁棒で支持するとともに、他側をトラニオンで支持
    し、弁棒およびトラニオンを軸受部材を介して弁箱で回
    転自在に保持し、弁箱シートをシート面に対して圧接す
    る弾性力を有した弾性体で形成したことを特徴とする粉
    体カット弁。
  2. 【請求項2】 弁箱シートは、弁体のシート面に摺接す
    る環状のシール部と、シール部を弁体のシート面に対し
    て押圧するとともに、弁体のシート面に対してシール部
    を弾性変位可能に支持する座部とを、弾性材で一体に成
    形したことを特徴とする請求項1に記載の粉体カット
    弁。
JP10213346A 1998-07-29 1998-07-29 粉体カット弁 Pending JP2000046207A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10213346A JP2000046207A (ja) 1998-07-29 1998-07-29 粉体カット弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10213346A JP2000046207A (ja) 1998-07-29 1998-07-29 粉体カット弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000046207A true JP2000046207A (ja) 2000-02-18

Family

ID=16637644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10213346A Pending JP2000046207A (ja) 1998-07-29 1998-07-29 粉体カット弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000046207A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000038848A1 (fr) * 1998-12-25 2000-07-06 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Generateur d'ondes stationnaires de gaz
CN106267586A (zh) * 2016-08-02 2017-01-04 合肥中科离子医学技术装备有限公司 一种用于超导质子治疗装置中的束流阻断机构

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000038848A1 (fr) * 1998-12-25 2000-07-06 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Generateur d'ondes stationnaires de gaz
CN106267586A (zh) * 2016-08-02 2017-01-04 合肥中科离子医学技术装备有限公司 一种用于超导质子治疗装置中的束流阻断机构
CN106267586B (zh) * 2016-08-02 2018-01-05 合肥中科离子医学技术装备有限公司 一种用于超导质子治疗装置中的束流阻断机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2729916B2 (ja) 平板栓
US5186434A (en) Fluid flow controller
CA1070215A (en) Reed valve
CA1084475A (en) Control valves
CA1039258A (en) Swing valve
CN1987171A (zh) 摆阀和滑门真空阀
JP2009008272A (ja) ピボット作動型スリーブバルブ
US5076737A (en) Device for shutting of pipeline for the transport of bulk product
US3973582A (en) Flexible band device
EP0530947A1 (en) Fluid flow controller
JP2000046207A (ja) 粉体カット弁
US3342453A (en) Stop valve
CN102844598A (zh) 蝶形阀的阀芯
US5000212A (en) Butterfly valve method and apparatus employing variably positionable pivot shaft
US3159376A (en) Self-centering butterfly valve
JP3649613B2 (ja) 圧縮天然ガス用レギュレータ
JPS6046299B2 (ja)
US3020019A (en) Rotary valve
JP4063329B2 (ja) バルブ
US4220314A (en) Butterfly valve structure
US4378932A (en) Pressure responsive valve assembly
US4239186A (en) Trip valve construction
JPH0854078A (ja) パイロット式安全弁
JPS6367481A (ja) ダイヤフラム弁
KR101168918B1 (ko) 실링 정도의 조절이 가능한 버터플라이 밸브