JP2000045253A - チェックゲート - Google Patents

チェックゲート

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JP2000045253A
JP2000045253A JP10209229A JP20922998A JP2000045253A JP 2000045253 A JP2000045253 A JP 2000045253A JP 10209229 A JP10209229 A JP 10209229A JP 20922998 A JP20922998 A JP 20922998A JP 2000045253 A JP2000045253 A JP 2000045253A
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JP
Japan
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water
buoyancy tank
float
partition door
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP10209229A
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English (en)
Inventor
Osamu Tadano
脩 只埜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TADANO KOGYO KK
Original Assignee
TADANO KOGYO KK
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Application filed by TADANO KOGYO KK filed Critical TADANO KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロート池を必要としないチェックゲートを
提供する。 【解決手段】 仕切扉3の上流側に、空洞の浮力タンク
11を固定する。浮力タンクには、水を内部に導入する
ためのフロート弁12を取り付ける。フロート弁本体は
浮力タンクの下の方に設け、弁フロート13は浮力タン
クの上部に取り付け、弁フロートと弁本体はロッド15
で結合する。浮力タンク11の下部には排水管16を取
り付ける。排水管16は仕切扉3を貫いて下流側に開放
する。排水管を流れる流量を制限するため、途中に絞り
弁17を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水路の仕切扉を
浮かせ、その下側から水を流すことで仕切扉上流側の水
位を一定に保つチェックゲートに関する。
【0002】
【従来の技術】農業用等の水路では、取水口が水面より
低くならないよう、取水口のすぐ下流側に仕切壁を設け
て水を溜める。大雨が降ったとき、この仕切扉を締めた
ままにしておくと、仕切扉の上を越えて水が激しく流
れ、盛り上がった水が水路を越えて隣接する道路等を水
浸しにしたりする。
【0003】このようなことがないよう、上流側の水位
が高くなったとき仕切扉を自動的に浮かせ、仕切扉の下
縁と水路の底の間の隙間から水を流して上流側水路の水
位を一定に保つようにした水門(一般にチェックゲート
と呼ばれる)が従来作られている。
【0004】従来のチェックゲートは、水路の側部に水
路と連通するフロート池を掘り、この池にフロートを浮
かべ、このフロートが上下する力で仕切扉(普通はロー
タリーゲート)を上げ下げするようになっている。この
ように従来のものは、フロート池が必要であり、用地費
および工事費が高いものについた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、フロート
池を必要としないチェックゲートを提供することを課題
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】水路の両側にガイドレー
ルを立て、これらのガイドレールに仕切扉を昇降自在に
支持する。この仕切扉の上流側に浮力タンクを添設す
る。この浮力タンクに、仕切壁の上流側水路の水面が低
いときに開いて該浮力タンク内に水路の水を導入し、水
面が高くなると閉るフロート弁を設ける。さらに、浮力
タンクには、浮力タンク内の水を仕切扉の下流側に排出
する、制限された断面積を有する排水管を設ける。
【0007】仕切扉の上流側水位があまり高くなく、仕
切扉がいっぱいに下降して締切状態の場合には、フロー
ト弁が開いており、水路の水が浮力タンクに流入する。
一方、浮力タンク内の水は排水管を通って下流側に排出
されるが、排水管の断面積は制限されているので、フロ
ート弁を通って流入してくる水量の方が、排水管を通っ
て出ていく水量より多く、浮力タンク内の水位は水路の
水位とほぼ同じレベルを保つ。このため、浮力タンクは
浮力を生じないので、仕切扉は降りたままの状態(締切
状態)を保つ。
【0008】雨が降ったりして上流側の水位が増水する
と、フロート弁のフロートが浮き上がり、フロート弁が
閉じる。こうなると、浮力タンクへの水の流入は止り、
他方、浮力タンクの水は排水管を経由して外に出ていく
ので、浮力タンクの水面は低下し、浮力タンクは浮力を
得る。この浮力で仕切扉が浮き上がり、仕切扉の下側を
水が流れ、上流側の増水を抑える。
【0009】やがて、仕切扉の上流側の水位が下がる
と、フロート弁のフロート(以下弁フロートという。)
が下がってフロート弁が開き、浮力タンクは浸水して浮
力を失い、仕切扉は降り締切状態になる。こうして、仕
切扉の上流側の水位は一定に保たれる。
【0010】このように、この発明のチェックゲート
は、フロート弁と排水管を用いることにより、浮力タン
クを仕切扉の上流側水路内に設置することを可能にした
ものであり、水路の水位を一定に保つことができるのは
勿論、従来のようにフロート池を水路の側部に設ける必
要がなく、スペースを取らず、安価に設置できる効果が
ある。
【0011】なお、水路の上流側から水が流れ込むよう
にした水容器を該浮力タンクに取り付け、該フロート弁
のフロートをこの水容器内に収納し、該水容器の下部に
は、断面積を制限した排水口を設けることができる(請
求項2)。こうすることにより、浮力タンクが浮き上が
ったとき、水容器に溜まった水が排出されるまで時間が
かかるので、その間、フロート弁を閉じておくことがで
き、したがって、仕切扉が頻繁に上下することがなくな
り、作動がスムースになる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1において、符号1は水路、符
号2はその両側に立つガイドレール、符号3は仕切扉、
符号4は水路の壁に設けられた取水口である。仕切扉3
をガイドレール2に昇降自在に支持するため、仕切扉の
上にアーム5を立て、これにローラ6を回転自在に取り
付け、このローラをガイドレール2で挟み込むようにす
る。
【0013】符号7は強制引上げ用の手動ウインチであ
り、これで、仕切扉3から導いたワイヤーロープ9をガ
イドレール2の上に設けたシーブ10を経由して巻き取
ることにより、非常時等に仕切扉3を引き上げる。
【0014】仕切扉3の上流側に、内部が空洞の浮力タ
ンク11を固定する。浮力タンクには、水を内部に導入
するためのフロート弁12を取り付ける。フロート弁本
体は浮力タンクの下の方に設け、弁フロート13は浮力
タンクの上部に取り付け、弁フロートと弁本体はロッド
15で結合する。周りの水面が低く、弁フロート13が
水面の上に出ているときは、弁フロート13が自重で下
がってフロート弁12が開き、浮力タンク11の中に水
が入る。水面が高くなると、弁フロート13が浮き上が
り、フロート弁12が閉じられ水の流入はストップす
る。
【0015】浮力タンク11の下部には排水管16を取
り付ける。排水管16は仕切扉3を貫いて下流側に開放
する。排水管を流れる流量を制限するため、途中に絞り
弁17を設ける。
【0016】仕切扉の上流側水位が図1に鎖線で示すよ
うに高くない状態では、仕切扉3はいっぱいに降りてい
る。フロート弁12は開いているので、フロート弁を介
して浮力タンク11の中に水が流れ込み、他方、浮力タ
ンク内の水が排水管16から外に排出される。排水管の
途中には絞り弁17があって、流量を制限しているの
で、結局、浮力タンク内の液面は、水路の水位より少し
低いレベルを維持する。このため、浮力タンク11に浮
力はほとんど生じないので、仕切扉3は降りたままであ
る。
【0017】この状態から、図1に実線で示すように水
路の水位が高くなり、弁フロート13が水に浸るように
なると、弁フロートが浮き上がり、フロート弁12が閉
じる。他方、浮力タンク内の水は排水管16から排出さ
れるので、浮力タンクの水は少なくなって、浮力を生ず
るようになる。こうして浮力が大きくなり、浮力タンク
11と共に仕切扉3が上昇し、仕切扉3の下側を水が流
れる。
【0018】浮力タンク11および仕切扉3が上昇する
と、弁フロート13もいっしょに上昇するので、弁フロ
ートが水面の外に出てしまい、フロート弁12が開く。
したがって、フロート弁から浮力タンクの中に水が流入
し、その一部は排水管から排出される。こうして、浮力
タンクの中に水が徐々に溜まり、その浮力がだんだん小
さくなり、やがて仕切扉3が下降する。仕切扉が下降す
ると弁フロートが浮き上がり、フロート弁が閉じて、フ
ロート弁から水が流れ込んでくる。こうして、浮力タン
クと仕切扉はゆっくり上下し、その間、仕切扉の下から
水を流し、水路の水位を一定に保つ。雨が止んでから時
間が経つなどして、上流側の水位が下がってくると、フ
ロート弁が開き、浮力タンクの中に水が溜まり、浮力タ
ンク11および仕切扉3は下降したままになる。
【0019】上述の例では、水路の水位が高くなって、
浮力タンク11および仕切扉3が浮き上がると、弁フロ
ートが水面から出て、フロート弁がすぐに開いて浮力タ
ンクに水が流入する。これを改善したのが図2であり、
浮力タンク11の上に水容器20を設け、弁フロート1
3はその水容器の中に設置する。水容器には、高いとこ
ろに流入口21、低いところに排出口22を設け、排出
口には絞り弁23を設ける。
【0020】水路の液面が高くなって、水が流入口21
から水容器20に入り、水容器に水が溜まると弁フロー
ト13が浮き上がり、フロート弁12が閉じる。こうし
て浮力タンクおよび仕切扉が上昇すると、流入口21が
水面より高くなるので、水容器に水が入って来なくな
り、他方、水容器内の水は排水口22からゆっくり出て
行き、結局、弁フロート13は時間が経ってから下が
る。このように、水容器20を設けることで、フロート
弁が開くまで時間を稼ぐことができ、仕切扉の動きを安
定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 チェックゲートの断面図である。
【図2】 水容器を付加した浮力タンクの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 水路 3 仕切扉 11 浮力タンク 12 フロート弁 13 フロート 16 排水管 17 絞り弁 20 水容器 22 排水口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水路の両側に立てられたガイドレールに
    沿って昇降自在に支持された仕切扉と、該仕切扉の上流
    側に添設された浮力タンクと、該仕切壁の上流側水面が
    低いときに開いて該浮力タンク内に水路の水を導入し、
    該水面が高くなると閉るフロート弁と、該浮力タンク内
    の水を該仕切扉の下流側に排出する、断面積を制限した
    排水管からなるチェックゲート。
  2. 【請求項2】 水路の上流側から水が流れ込むようにし
    た水容器を該浮力タンクに取り付け、該フロート弁のフ
    ロートをこの水容器内に収納し、該水容器の下部には、
    断面積を制限した排水口を設けた請求項1に記載のチェ
    ックゲート。
JP10209229A 1998-07-24 1998-07-24 チェックゲート Pending JP2000045253A (ja)

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JP10209229A JP2000045253A (ja) 1998-07-24 1998-07-24 チェックゲート

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100919132B1 (ko) * 2008-09-12 2009-09-30 (유)신일 수문용 관리수위 유지구조 및 그를 이용한 수문
KR100919131B1 (ko) * 2008-09-12 2009-09-30 (유)신일 수문용 관리수위 유지구조 및 그를 이용한 수문
JP2010185183A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Ntc Consultants Inc 簡易チェックゲート
KR101613117B1 (ko) * 2012-12-11 2016-04-18 지앤지 주식회사 부력 개폐형 차등차수보를 갖는 다기능 생태 하천

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KR100919132B1 (ko) * 2008-09-12 2009-09-30 (유)신일 수문용 관리수위 유지구조 및 그를 이용한 수문
KR100919131B1 (ko) * 2008-09-12 2009-09-30 (유)신일 수문용 관리수위 유지구조 및 그를 이용한 수문
JP2010185183A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Ntc Consultants Inc 簡易チェックゲート
KR101613117B1 (ko) * 2012-12-11 2016-04-18 지앤지 주식회사 부력 개폐형 차등차수보를 갖는 다기능 생태 하천

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