JP2000042747A - 溶接トーチ - Google Patents

溶接トーチ

Info

Publication number
JP2000042747A
JP2000042747A JP10208112A JP20811298A JP2000042747A JP 2000042747 A JP2000042747 A JP 2000042747A JP 10208112 A JP10208112 A JP 10208112A JP 20811298 A JP20811298 A JP 20811298A JP 2000042747 A JP2000042747 A JP 2000042747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
torch
narrow groove
gas
welding torch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10208112A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Yamada
実 山田
Minoru Tagami
稔 田上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP10208112A priority Critical patent/JP2000042747A/ja
Publication of JP2000042747A publication Critical patent/JP2000042747A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arc Welding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭開先溶接の進展に伴って溶接トーチを引き
上げても、狭開先内へシールドガスを安定して供給でき
るようにする。 【解決手段】 トーチ本体の中央部に組み付けた電極構
造体21を、トーチ本体の下端部に取り付けたガスカッ
プ11を通して下方へ突出させる。ガスカップの下端部
に、リングアタッチメント24を順次継ぎ足しできるよ
うにする。狭開先溶接時、溶接作業の進展に伴いガスカ
ップ11の下端部にリングアタッチメント24を継ぎ足
し、ガスカップ11内からリングアタッチメント24を
通して狭開先内にシールドガス13を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多電極構造とした溶
接トーチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】板材の如き部材を突き合わせて開先溶接
等を行う際に用いる従来のTIG溶接トーチは、図3に
その一例を示す如く、トーチ本体1の中央部に設けた上
下方向の電極挿通孔2の下端部に、テーパ部3を下端部
に有する筒状のコレットボディ4の上端部をねじ込み方
式により取り付け、該コレットボディ4内に、下部所要
範囲にスリット5を有し且つ下端部をコレットボディ4
のテーパ部3内面と係合するテーパ面としたコレット6
を挿入配置すると共に、該コレット6に、タングステン
電極7を上下方向に挿通保持させ、又、上記トーチ本体
1の電極挿通孔2内に位置するコレット6の上部位置
に、下端面がコレット6の上端面に当接するようにトー
チキャップ8を螺合配置して、該トーチキャップ8を締
め込むことによりコレット6の下端部をコレットボディ
4のテーパ部3内面に押し付けて電極7を固定させるよ
うにし、更に、上記コレットボディ4の下部外周に、外
胴9を一体に設けて、該外胴9の下端開口にガスレンズ
10を取り付け、且つ上記トーチ本体1の下部に、コレ
ットボディ4及び外胴9を取り囲むように、外胴9の外
周部へのねじ込みによりシールパッキン11aを介して
ガスカップ11を取り付け、トーチ本体1のガス供給路
12に供給したシールドガス13を、コレットボディ4
内から外胴9内に導き、ガスレンズ10を通してガスカ
ップ11の先端(下端)より放出させつつ、電極7の先
端で発生させたアークの熱により溶接ワイヤ14を溶融
させることにより開先等の溶接が行われるようにしてあ
る。
【0003】ところで、近年、大電流を流せるようにし
て高速溶接を行うことができるように、電極を多電極方
式とした溶接トーチが開発されている。この場合、図3
に示すようなコレット6を用いたのでは複数の電極を固
定保持することはできないので、たとえば、図4(イ)
(ロ)(ハ)にその一例を示す如く、分割型のコレット
15を採用した溶接トーチ20としてある。すなわち、
円弧状とした2つのコレット体16を円筒状に組み合わ
せ、且つ下端部外周にテーパ面17を形成した構成のコ
レット15とし、円弧状平断面とした2つの電極18で
絶縁板19を挟み且つ該絶縁板19の中央部に溶接ワイ
ヤ14を通すようにしてなる電極構造体21を、コレッ
ト15の内部空間に挿通させるように組み付けたもので
ある。4aはコレットボディ4の分割部に介在させた絶
縁体を示す。なお、図4(イ)(ロ)(ハ)において、
図3と同一部分には同一符号が付してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図4(イ)
(ロ)(ハ)に示す如き構造の溶接トーチ20の場合、
電極構造体21の中心部に溶接ワイヤ14を挿通させる
ようにしてあるため、ガスカップ11の下端から電極構
造体21を長く突出させた状態とすることにより、図5
に示す如く、厚板22間に形成された狭開先23の溶接
を行うことができるものであるが、溶接作業の進展に伴
って溶接トーチ20を二点鎖線の位置から実線の位置へ
と上方へ引き上げて行くと、ガスカップ11と狭開先2
3の上面との間の間隙Sが広がって行くため、シールド
ガス13が周囲へ逃げ易くなって狭開先23内へ安定供
給されにくくなる問題が惹起される。
【0005】そこで、本発明は、狭開先溶接作業の進展
に伴って溶接トーチを上方へ引き上げても、狭開先内に
シールドガスを効率よく供給して安定したシールドガス
雰囲気下で溶接作業を行うことができるようにしようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、トーチ本体の中央部に設けた上下方向の
電極挿通孔に、2つの電極で絶縁板を挟み且つ該絶縁板
に溶接ワイヤを挿通させてなる電極構造体を組み付け、
該電極構造体を、上記トーチ本体の下部に取り付けたガ
スカップを通して下方へ突出させるようにしてある溶接
トーチにおいて、上記ガスカップの下端部に、所要長さ
としたリングアタッチメントを順次継ぎ足しできるよう
にした構成とする。
【0007】厚板の狭開先溶接を行った場合に、溶接ト
ーチの上方への引き上げ量に応じてガスカップの下端部
にリングアタッチメントを継ぎ足して行くと、シールド
ガスはリングアタッチメント内を通って狭開先内へ供給
されるため、安定したシールドガス雰囲気を維持できる
ようになる。
【0008】又、リングアタッチメントを、螺合構造に
より継ぎ足すことができるようにした構成とすることに
より、リングアタッチメントの継ぎ足しを簡単に行うこ
とができ、且つ継ぎ足し部からのシールドガスの漏れを
確実に防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0010】図1(イ)(ロ)は本発明の実施の一形態
を示すもので、トーチ本体1の中央部に設けた上下方向
の電極挿通孔2に、コレットボディ4を支持させ、(以
上図3参照)、又、図4(イ)(ロ)(ハ)に示したと
同様に、上記コレットボディ4に、2つの電極18で絶
縁板19を挟み且つ該絶縁板19の中心に溶接ワイヤ1
4を通すようにしてなる電極構造体21を、分割型のコ
レット15を介して組み付け、該電極構造体21を、上
記トーチ本体1の下部に取り付けたガスカップ11を通
して下方へ突出させるようにしてある溶接トーチ20に
おいて、上記ガスカップ11の下端部に、所要長さ(1
0〜20mm程度)としたリングアタッチメント24を順
次継ぎ足しできるようにした構成とする。
【0011】上記各リングアタッチメント24は、上端
部の内周に雌ねじ25を設けると共に、下端部の外周に
雄ねじ26を設けて、互いの雌ねじ25と雄ねじ26を
螺合させることにより継ぎ足し連結できるようにしてあ
り、更に、ガスカップ11の下端部外周にも雄ねじ26
を設けて、リングアタッチメント24の雌ねじ25を螺
合できるようにしてある。
【0012】上記構成とした溶接トーチ20を用いて開
先溶接を行う場合において、図2(イ)に示す如く、ガ
スカップ11が開先内に入らないような厚板22間の狭
開先23の溶接を行う場合は、予め、ガスカップ11の
下端が狭開先23の上面に近接位置する状態で電極構造
体21の先端が狭開先23の底部付近に位置するよう
に、電極構造体21の長さを設定しておく。
【0013】図2(イ)に示す如き状態で溶接を開始す
ると、ガスカップ11の下端は狭開先23の上面に近接
していて、間隙Sは小さく(通常、20mm以下)なって
るので、シールドガス13は狭開先23内に円滑に送り
込まれ、安定したシールドガス雰囲気下で底層の溶接が
行われる。
【0014】狭開先23内の底層の溶接が行われると、
溶接トーチ20は溶接作業の進展に伴って上方へ引き上
げるようにするが、この際、溶接トーチ20を一旦全体
的に側方又は上方に引き抜き、ガスカップ11の下端部
にリングアタッチメント24を取り付けるようにして、
図2(ロ)に示す如く、再セットして溶接を続行させる
ようにする。これにより、溶接トーチ20の引き上げに
伴って広くなったガスカップ11の下端と狭開先23の
上面との間隙Sがリングアタッチメント24にて塞がれ
ることになるので、シールドガス13は周囲へ逃げるこ
となく、狭開先23内へ向けて効率よく送り込まれる。
【0015】更に、図2(ハ)に示す如く、溶接作業の
進展に伴い溶接作業が上層に達するまで、同様にリング
アタッチメント24を順次継ぎ足して、間隙Sを初期値
とほぼ一定として溶接を行わせるようにする。
【0016】上記において、リングアタッチメント24
のガスカップ11への取り付け、及びリングアタッチメ
ント24同士の連結は雌ねじ25と雄ねじ26との螺合
によって行うので、継ぎ足し操作を簡単に行うことがで
きると共に、継ぎ足し部からのシールドガス13の漏れ
を確実に防ぐことができる。したがって、狭開先溶接を
安定したシールドガス13雰囲気で行うことができ、溶
接の信頼性を向上させることができる。
【0017】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されるものではなく、電極構造体21の構造は図示以外
のものであってもよいこと、又、リングアタッチメント
の継ぎ足し構造も他の方式を採用してもよいこと、その
他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を
加え得ることは勿論である。
【0018】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、トー
チ本体の中央部に設けた上下方向の電極挿通孔に、2つ
の電極で絶縁板を挟み且つ該絶縁板に溶接ワイヤを挿通
させてなる電極構造体を組み付け、該電極構造体を、上
記トーチ本体の下部に取り付けたガスカップを通して下
方へ突出させるようにしてある溶接トーチにおいて、上
記ガスカップの下端部に、所要長さとしたリングアタッ
チメントを順次継ぎ足しできるようにした構成としてあ
るので、狭開先溶接時の溶接作業の進展に伴う上方への
引き上げ量に応じて、ガスカップの下端部にリングアタ
ッチメントを継ぎ足すことができ、溶接作業完了までシ
ールドガス雰囲気を安定化させることができて、信頼性
を向上でき、又、リングアタッチメントの継ぎ足しを螺
合構造とすることにより、継ぎ足しを簡単に行うことが
できると共に、継ぎ足し部からのシールドガスの漏れを
確実に防止することができる、等の優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶接トーチの実施の一形態を示すもの
で、(イ)はガスカップ下端部の外観図、(ロ)は同断
面図である。
【図2】本発明の溶接トーチを用いて厚板の狭開先溶接
を行っている状態を示すもので、(イ)は溶接初期時の
状態を示す概略図、(ロ)(ハ)は溶接作業の進展状況
を示す概略図である。
【図3】TIG溶接トーチの一例を示す概要図である。
【図4】TIG溶接トーチの他の例を示すもので、
(イ)はガスカップ部分の外観図、(ロ)は分割コレッ
ト部分の断面図、(ハ)は(ロ)の切断平面図である。
【図5】図4に示す溶接トーチを用いて厚板の狭開先溶
接を行っている状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 トーチ本体 2 電極挿通孔 4 コレットボディ 11 ガスカップ 14 溶接ワイヤ 18 電極 19 絶縁板 20 溶接トーチ 21 電極構造体 24 リングアタッチメント

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トーチ本体の中央部に設けた上下方向の
    電極挿通孔に、2つの電極で絶縁板を挟み且つ該絶縁板
    に溶接ワイヤを挿通させてなる電極構造体を組み付け、
    該電極構造体を、上記トーチ本体の下部に取り付けたガ
    スカップを通して下方へ突出させるようにしてある溶接
    トーチにおいて、上記ガスカップの下端部に、所要長さ
    としたリングアタッチメントを順次継ぎ足しできるよう
    にした構成を有することを特徴とする溶接トーチ。
  2. 【請求項2】 リングアタッチメントを、螺合構造によ
    り継ぎ足すことができるようにした請求項1記載の溶接
    トーチ。
JP10208112A 1998-07-23 1998-07-23 溶接トーチ Pending JP2000042747A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10208112A JP2000042747A (ja) 1998-07-23 1998-07-23 溶接トーチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10208112A JP2000042747A (ja) 1998-07-23 1998-07-23 溶接トーチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000042747A true JP2000042747A (ja) 2000-02-15

Family

ID=16550843

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10208112A Pending JP2000042747A (ja) 1998-07-23 1998-07-23 溶接トーチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000042747A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101273243B1 (ko) * 2011-01-11 2013-06-11 두산중공업 주식회사 협개선 이음부 아크용접 보호가스 차폐용 토오치 헤드구조
JP6913834B1 (ja) * 2021-01-22 2021-08-04 大陽日酸株式会社 トーチ及びその走査方法
JP2022028590A (ja) * 2020-08-03 2022-02-16 大陽日酸株式会社 トーチ及びその走査方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101273243B1 (ko) * 2011-01-11 2013-06-11 두산중공업 주식회사 협개선 이음부 아크용접 보호가스 차폐용 토오치 헤드구조
JP2022028590A (ja) * 2020-08-03 2022-02-16 大陽日酸株式会社 トーチ及びその走査方法
JP6913834B1 (ja) * 2021-01-22 2021-08-04 大陽日酸株式会社 トーチ及びその走査方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000042747A (ja) 溶接トーチ
KR101113695B1 (ko) 아르곤 용접기용 토치
JP3006262B2 (ja) プラズマ切断トーチ
JPS6331483Y2 (ja)
US2150725A (en) Method of forming a spark plug
JPH01118374A (ja) プラズマトーチ装置
JP2549952Y2 (ja) 非消耗電極式アーク溶接用の溶接トーチ
US2733385A (en) bychinsky
JPS598858Y2 (ja) Tig溶接用ト−チ
KR20130069562A (ko) 스파크 점화 장치 및 스파크 점화 장치용 접지 전극 및 그 구성 방법
JPH057727Y2 (ja)
JP3777727B2 (ja) 溶接トーチ
JPS6010793Y2 (ja) 正極性プラズマ溶接ト−チ用電極
JP2002205171A (ja) 溶接トーチ
JPH03225739A (ja) 電子ビーム発生装置の電源導入部の構造
JPH10296446A (ja) プラズマアークトーチ
JP2000061644A (ja) Tig溶接トーチ
JPS58160615U (ja) 薄板構造物の点状加熱歪取装置
JPS601898Y2 (ja) 逆極性プラズマ溶接ト−チ
JP3023638B2 (ja) Tig溶接用トーチ
JPH0220666A (ja) 溶接用トーチ
JP2000263227A (ja) 磁気撹拌溶接トーチ
JPH1110345A (ja) 溶接トーチの電極固定装置
JPS5866085U (ja) Tig溶接ト−チ
JPH0839260A (ja) 粉末肉盛溶接方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050811

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060328