JP2000040324A - ディスクカートリッジ装置 - Google Patents

ディスクカートリッジ装置

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JP2000040324A
JP2000040324A JP10203903A JP20390398A JP2000040324A JP 2000040324 A JP2000040324 A JP 2000040324A JP 10203903 A JP10203903 A JP 10203903A JP 20390398 A JP20390398 A JP 20390398A JP 2000040324 A JP2000040324 A JP 2000040324A
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disk
cartridge
tray
drive device
opening
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JP10203903A
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Mitsuru Nagasaka
満 長坂
Naoki Kamaya
直樹 釜谷
Atsuhiro Kumagai
厚博 熊谷
Akira Shimazu
彰 島津
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納された複数枚のディスクを塵埃等から保
護する。 【解決手段】 カートリッジ本体2に収納された複数枚
のディスクトレイ4のカートリッジ本体2から引き出さ
れる側の一側に立壁4eを設ける。ディスクトレイ4が
カートリッジ本体2に収納された状態で、それぞれのデ
ィスクトレイ4の立壁4e同士が重なり合うことによ
り、カートリッジ本体2の開口部5が閉蓋される。ディ
スクドライブ装置20から取り出された状態で、ディス
クトレイ4は、ロック部材7によってカートリッジ本体
2に収納された状態に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚の円盤状記
録媒体を回転自在に収納し、所定の円盤状記録媒体に対
して情報信号等を記録及び/又は再生するディスクドラ
イブ装置に対して着脱自在に用いられるディスクカート
リッジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクカートリッジ装置は、その内部
空間に情報信号等の記録及び/又は再生(以下、記録再
生という。)が行われる光ディスクや光磁気ディスク等
の円盤状記録媒体(以下、ディスクという。)を回転自
在に収納し、ディスクドライブ装置に対して着脱自在に
用いられる。
【0003】ディスクカートリッジ装置は、ディスクド
ライブ装置を例えばコンピュータ等の情報処理装置に外
部記憶装置として用いることで、ディスクに記録された
情報信号等の可搬性が向上し、外部記憶装置としての実
質的な記憶容量の増大が図られる。
【0004】従来のディスクカートリッジ装置100
は、図17及び図18に示すように、ディスク101
と、このディスク101を回転自在に収納したカートリ
ッジ本体102と、シャッタ機構103とにより構成さ
れる。
【0005】ディスク101は、図19に示すように、
円盤状の光磁気記録媒体であるディスク基板104と、
金属製のセンターハブ105とにより構成される。セン
ターハブ105は、接着剤等によりディスク基板104
に中心軸を合わせて取り付けられている。ディスク10
1は、ディスクドライブ装置の駆動機構をセンターハブ
105に吸着固定(チャッキング)され、円周方向に回
転駆動された状態で情報信号が記録再生される。
【0006】カートリッジ本体102は、図示しない略
矩形浅皿状の上ハーフと下ハーフとを組み合わせて構成
され、その内部空間にディスク101が回転自在に収納
される。カートリッジ本体102は、一方の主面102
aに、ディスクドライブ装置の回転駆動機構が進入する
ための駆動用開口部106が開口しており、この主面1
02aともう一方の主面102bとに、ディスクドライ
ブ装置の記録再生機構が進入するための記録再生用開口
部107が開口している。また、カートリッジ本体10
2の主面102bには、ディスクカートリッジ装置10
0のディスクドライブ装置への装着方向を示す矢印形の
凹部108が形成されている。
【0007】シャッタ機構103は、図17及び図20
に示すように、金属材料等によって略コ字状に形成され
たシャッタ部材108と、このシャッタ部材を閉蓋した
状態に保持するロック部材109とにより構成される。
【0008】シャッタ部材108は、カートリッジ本体
の主面102a,102bに形成された記録再生用開口
部107を閉蓋するに足る大きさを有する一対のシャッ
タ部108a,108bが、カートリッジ本体102の
一側を摺動する連結部108cにより連結された略コ字
状に形成されている。また、シャッタ部材108には、
連結部108cから延在して一体に形成された係合片1
08dを備える。シャッタ部材108は、カートリッジ
本体の主面102a,102bに沿って摺動して記録再
生用開口部107を開閉動作するようにカートリッジ本
体102に配置される。
【0009】ロック部材109は、カートリッジ本体1
02に設置されるとともに、シャッタ部材108の係合
片108dに係合する係合部109aと、この係合部1
09aを係合片108dに係合する方向に付勢する付勢
部109bとを備える。
【0010】係合部109aは、シャッタ部材108の
連結部108cが摺動するカートリッジ本体102の一
側に穿孔された図示しないロック部材用孔から、その一
部が突出されるように配置される。係合部109aは、
ロック部材用孔から突出して、シャッタ部材108の係
合片108dに係合することにより、シャッタ部材10
8が記録再生用開口部107閉蓋した状態に保持する機
能を有する。付勢部109bは、その一端がカートリッ
ジ本体102の内側に弾性変位可能に当接されており、
この弾性力によって、係合部109aを係合片108d
に係合する方向に付勢している。
【0011】以上のように構成されたディスクカートリ
ッジ装置100は、図20に示すような、ディスクドラ
イブ装置のシャッタ操作部材110の操作凸部111に
よって、シャッタ部材108が開閉操作される。
【0012】ディスクカートリッジ装置100は、図1
7において矢印Nで示す方向に向けて、ディスクドライ
ブ装置に装着される際に、操作凸部111によってロッ
ク部材109の係合部109aがカートリッジ本体10
2の内部へ押し込まれる。ロック部材109は、付勢部
109bが弾性変位することで、係合部109aとシャ
ッタ部材108の係合片108dとの係合状態が解除さ
れて、シャッタ部材108の移動操作を可能とする。
【0013】ディスクカートリッジ装置100は、ディ
スクドライブ装置に完全に装着されることにしたがっ
て、図17において矢印Oで示す方向に、操作凸部11
1によってシャッタ部材108が移動操作されて、記録
再生用開口部107が開蓋される。
【0014】一方、ディスクカートリッジ装置は、カー
トリッジ内に複数枚のディスクトレイを引き出し自在に
備えてこれら各ディスクトレイにそれぞれディスクを収
納した、いわゆるマガジン型のディスクカートリッジ装
置が知られている。マガジン型のディスクカートリッジ
装置は、例えば、車載用コンパクトディスク(CD)チ
ェンジャ等に用いられて、ディスクドライブ装置のディ
スクトレイ操作機構により、所定のディスクトレイがカ
ートリッジ内から引き出されることによって、複数枚の
ディスクに対する情報信号の記録再生が可能とされてい
る。
【0015】また、従来のマガジン型のディスクカート
リッジ装置120は、図21及び図22に示すように、
カートリッジ本体121と、このカートリッジ本体12
1に複数枚収納されて図示しないディスクを回転自在に
載置されるディスクトレイ122とにより構成される。
ディスクカートリッジ装置120は、図23に示すよう
な、ディスクドライブ装置123に着脱自在に用いら
れ、図21において矢印Pで示す方向に向けてディスク
ドライブ装置123に装着される。
【0016】カートリッジ本体121は、略矩形箱状の
形状を呈しており、その内部空間にディスクトレイ12
2が複数枚収納される。カートリッジ本体121は、そ
の一側面121aに、ディスクトレイ122の一側面1
22aを外方に臨ませる開口部124を有している。カ
ートリッジ本体121は、その内部空間の所定の位置
に、ディスクトレイ122の挿脱を案内するガイド部1
25が設けられている。また、カートリッジ本体121
は、その内部空間で開口部124と反対側の一側面12
1bのコーナ部に位置して、板バネ126を備えてい
る。
【0017】板バネ126は、ディスクトレイ122の
後述する係止部129に係止して、各々のディスクトレ
イ122がカートリッジ本体121に収納された状態に
保持する。また、板バネ126は、ディスクトレイ12
2が各々挿脱された際に、他のディスクトレイ122を
収納された状態に保持するように、収納された各々のデ
ィスクトレイ122の係止部129に対応した位置に複
数設けられている。
【0018】ディスクトレイ122は、略矩形平板状の
形状を呈しており、複数枚積層された状態でカートリッ
ジ本体121に収納される。ディスクトレイ122は、
ディスクカートリッジ装置120がディスクドライブ装
置123に装着された状態で、カートリッジ本体121
の開口部124から各々挿脱操作されて用いられる。な
お、以下では、ディスクトレイ122において、カート
リッジ本体121から引き出され始める側を先端側と称
するものとする。
【0019】ディスクトレイ122には、図示しないデ
ィスクを載置するための凹部122bと、ディスクをデ
ィスクドライブ装置123の記録再生機構に臨ませる開
口部127と、カートリッジ本体121からの挿脱を操
作されるアーム128と、カートリッジ本体121の板
バネ126に係合する係止部129とが形成されてい
る。
【0020】凹部122bは、ディスクトレイ122の
主面に位置して、ディスクの径よりもわずかに大きな径
でディスクの厚さと略同等の深さに円形状に形成され、
ディスクが回転自在に載置される。
【0021】開口部127は、ディスクトレイ122に
形成された凹部122bに形成される。開口部127
は、ディスクの中心近傍を開口する駆動用開口部130
と、この駆動用開口部130からディスクトレイ122
の先端側に向けて連設されて大きく開口された記録再生
用開口部131とにより構成される。
【0022】アーム128は、ディスクトレイ122の
先端側のコーナ部に位置して形成される。アーム128
は、ディスクドライブ装置123のディスクトレイ操作
機構の挿脱アーム132が係合されて、ディスクトレイ
122を挿脱操作される機能を有する。
【0023】係止部129は、ディスクトレイ122の
後端側のコーナ部に位置して形成される。係止部129
は、カートリッジ本体121の板バネ126が係止さ
れ、この板バネ126の弾性力によって、ディスクトレ
イ122がカートリッジ本体121に収納された状態に
保持される。
【0024】以上のように構成されたディスクカートリ
ッジ装置120は、図23に示すような、ディスクドラ
イブ装置123に装着して用いられる。ディスクドライ
ブ装置123は、シャッタ133を備えており、このシ
ャッタ133を開蓋してディスクカートリッジ装置12
0が装着され、ディスクカートリッジ装置120を着脱
操作しない際にはシャッタ13を閉蓋される。
【0025】ディスクカートリッジ装置120は、ディ
スクドライブ装置123に装着された状態において、収
納されたディスクに対して情報信号等の記録再生操作が
行われる際に、以下で説明するように操作される。
【0026】ディスクカートリッジ装置120は、ディ
スクドライブ装置123の挿脱アーム132が特定のデ
ィスクトレイ122のアーム128に係合される。ディ
スクカートリッジ装置120は、図21において矢印Q
で示すように、挿脱アーム132によってディスクトレ
イ122が先端側に向けて引き出されるとともに、係止
部129に係止されたカートリッジ本体122の板バネ
126が係止状態を解除される。ディスクトレイ122
は、カートリッジ本体121から駆動用開口部130が
完全に外方に臨まされる位置まで引き出される。
【0027】ディスクカートリッジ装置120は、引き
出されたディスクトレイ122の駆動用開口部130か
らディスクドライブ装置123の図示しない回転駆動機
構が進入して、ディスクトレイ122に載置された図示
しないディスクを回転駆動される。ディスクカートリッ
ジ装置120は、ディスクトレイ122の記録再生用開
口部131からディスクドライブ装置123の図示しな
い記録再生機構が進入して、回転駆動されたディスクに
対して情報信号等の記録再生が行われる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】ディスクカートリッジ
装置120は、上述したように、カートリッジ本体12
1にディスクが複数枚収納されるので、収納したディス
クの枚数分の記憶容量を有している。
【0029】したがって、ディスクカートリッジ装置1
20は、上述したような車載用のCDチェンジャに用い
るだけでなく、例えば情報処理装置の外部記録装置に対
して、いわゆるリムーバブルディスク装置として用いる
ことで、収納したディスクの枚数分の大きな記憶容量を
有する、大容量リムーバブルディスク装置として用いる
ことを提案できる。
【0030】ディスクカートリッジ装置120は、かか
る用い方をすれば、リムーバブルディスク装置の近年の
課題となっている記憶容量の向上を、ディスクの記録密
度を高めたり、ディスクに対して用いられるレーザビー
ムの波長を短くするといった技術的に革新的な改良を不
要として、収納するディスクの枚数を増やすことで果た
すことができる。
【0031】ところが、ディスクカートリッジ装置12
0は、上述したように、ディスクトレイ122が板バネ
126の付勢力によってカートリッジ本体121に収納
された状態に保持されており、ディスクカートリッジ装
置100が備えるようなロック機構を備えていない。
【0032】そのため、ディスクカートリッジ装置12
0は、ディスクドライブ装置123から取り出された状
態において、落下する等して衝撃が加えられた際に、デ
ィスクトレイ122が意図せずに引き出されてしまい、
収納されたディスクを破損してしまうといった問題があ
った。
【0033】また、ディスクカートリッジ装置120
は、カートリッジ本体121の開口部124が開口した
ままであり、ディスクカートリッジ装置100が備える
ような閉蓋するシャッタ機構を備えていない。
【0034】そのため、ディスクカートリッジ装置12
0は、ディスクドライブ装置123から取り出された状
態において、収納されたディスクに外気の塵埃等が付着
してしまう。ディスクカートリッジ装置120は、収納
されたディスクが高密度かつ高精度の情報信号が記録さ
れているため、塵埃や汚れ、傷等がディスクの表面に付
着することによって、情報信号等の正確な記録再生が行
えなくなるといった問題があった。
【0035】したがって、ディスクカートリッジ装置1
20は、ディスクを収納した状態のままでの保管に適し
ておらず、リムーバブルディスク装置として用いる場合
に、収納されたディスクに記録された情報信号の記録再
生性能に対する信頼性に欠けてしまう。
【0036】そこで、本発明は、複数枚のディスクが収
納されるディスクカートリッジ装置において、各ディス
クが塵埃等から保護されることにより、高い信頼性を以
て大容量の情報信号等を収められるディスクカートリッ
ジ装置を提供することを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】上述した問題を解決する
ために、本発明にかかるディスクカートリッジ装置は、
ディスクトレイが引き出されるカートリッジ本体の開口
部を開閉する蓋部が設けられ、ディスクドライブ装置か
ら取り出された状態において、この開口部からの塵埃等
の侵入が防止されるように構成される。
【0038】また、本発明にかかるディスクカートリッ
ジ装置は、ディスクドライブ装置から取り出された状態
において、各ディスクトレイをカートリッジ本体に収納
した状態に保持するトレイロック機構が設けられる。
【0039】以上のように構成された本発明にかかるデ
ィスクカートリッジ装置によれば、収納された各ディス
クが塵埃等から保護されることから、高い信頼性を以て
大容量の情報信号等が収められる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。実施の形態として
示すディスクカートリッジ装置1は、図1、図2及び図
3に示すように、カートリッジ本体2と、このカートリ
ッジ本体2に複数枚収納されてディスク3を回転自在に
載置されるディスクトレイ4とにより構成される。
【0041】ディスクカートリッジ装置1は、後述する
ディスクドライブ装置20に着脱自在に用いられ、図1
において矢印Aで示す方向に向けてディスクドライブ装
置20に装着される。なお、以下のディスクカートリッ
ジ装置1の説明において、ディスクドライブ装置20へ
最初に装着される側を先端側と称するものとし、ディス
クトレイ4にディスク3が載置される側を上面側と称す
るものとする。
【0042】カートリッジ本体2は、ABS樹脂等の樹
脂材料によって略矩形箱状に形成されており、その内部
空間にディスクトレイ4がカートリッジ本体2から引き
出し自在に複数枚収納される。カートリッジ本体2は、
その右側面に、ディスクトレイ4の一側面を外方に臨ま
せる開口部5を有している。カートリッジ本体2には、
その内部空間の左後端側のコーナ部2aに位置して、デ
ィスクトレイ4を収納した状態に保持する付勢手段6
と、左先端側のコーナ部2bに位置して、ディスクトレ
イ4を収納した状態に固定するロックレバー7とが設け
られている。
【0043】カートリッジ本体2には、上面側の主面2
cに位置して、ディスクドライブ装置20への装着方向
を示す矢印形の凹部8と、記録された情報等に関する書
き込みをするためのラベル9と、ディスクドライブ装置
20へ装着する際に滑り止めとなる凹凸10が設けられ
ている。
【0044】カートリッジ本体2には、後端側の一側2
dに位置して、ラベル9と同様な、記録された情報等に
関する書き込みをするためのラベル11が設けられてい
る。
【0045】カートリッジ本体2には、下面側の主面2
eに位置して、凹凸11と同様な滑り止めとしての凹凸
12と、ディスクドライブ装置20へ装着する際のガイ
ドとなるガイド溝13と、ディスクドライブ装置20が
ディスクカートリッジ装置1に対して位置決めをするた
めの位置決め穴14が設けられている。
【0046】カートリッジ本体2には、左先端側のコー
ナ部2bの下面側の主面2eに位置して、先端側の一側
2fにかかるL字状のロックレバー用穴15が開口して
いる。ロックレバー用穴15は、ロックレバー7の後述
する解除部7bが内部から当接されており、ディスクド
ライブ装置20の後述するロック解除突部23をこの解
除部7bに臨ませている。
【0047】カートリッジ本体2には、上面側の主面2
cと下面側の主面2eとに位置して、ディスクトレイ4
の後述する切欠部4fに対応する一対のL字状の切欠部
16が設けられている。切欠き部16には、ディスクト
レイ4が引き出されるために、後述するディスクドライ
ブ装置20の引出しアーム23が挿入される。
【0048】付勢手段6は、金属製の板バネ等の弾性材
料によって、図4に示すように、略櫛状に形成される。
付勢手段6は、略矩形形状の設置部6aと、この設置部
6aから櫛の歯状に複数設けられた付勢部6bとにより
構成される。設置部6aは、カートリッジ本体2の右後
端側のコーナ部2aに取り付けられる。
【0049】付勢部6bは、積層された状態でカートリ
ッジ本体2に複数枚収納される各ディスクトレイ4の後
述する付勢手段用切欠部4cにそれぞれ係止するため
に、櫛の歯状に複数設けられており、付勢手段用切欠部
4cと対応する形状を有している。付勢部6bは、各デ
ィスクトレイ4を収納した状態に保持するように付勢し
ているため、所定のディスクトレイ4がカートリッジ本
体2から引き出された際にも、他の各ディスクトレイ4
を収納した状態に保持する。
【0050】ロックレバー7は、図5及び図6に示すよ
うに、回転の中心となる回転部7aと、カートリッジ本
体2のロックレバー用穴15に臨まされた解除部7b
と、ディスクトレイ4をカートリッジ本体2に収納され
た状態にロックするロック部7cとにより構成される。
ロックレバー7は、例えばコイルスプリング等の図示し
ない付勢手段によって、ディスクトレイ4を固定する方
向に付勢されている。
【0051】回転部7aは、カートリッジ本体2の図示
しない凸部に嵌合して回転自在となるように設置され、
一端に解除部7bが、他端にロック部7cが一体に形成
されている。
【0052】解除部7bは、略L字形をしており、カー
トリッジ本体のロックレバー用穴15に当接される。解
除部7bは、図6において矢印Bで示すように、ディス
クドライブ装置20の後述するロック解除突部23がロ
ックレバー用穴15を侵入して衝合された際に、図6に
おいて矢印Cで示すように、ロックレバー7を回転させ
る。
【0053】ロック部7cは、積層された状態でカート
リッジ本体2に収納される各ディスクトレイ4を一度に
固定するために、カートリッジ本体2の内側で高さ方向
に細長く形成されている。ロック部7cは、図5に示す
ように、ディスクトレイ4の後述するロックレバー用切
欠部4dに係止して、各ディスクトレイ4をカートリッ
ジ本体2に収納した状態に固定する。ロック部7cは、
ディスクカートリッジ装置1がディスクドライブ装置2
0に装着された際に、図6において矢印Cで示すよう
に、ロックレバー7が回転することにより、各ディスク
トレイ4のロックレバー用切欠部4dから退避し、各デ
ィスクトレイ4がカートリッジ本体2から引き出し自在
となるように解放する。
【0054】すなわち、ロックレバー7は、ディスクカ
ートリッジ装置1がディスクドライブ装置20に装着さ
れた際に、各ディスクトレイ4をカートリッジ本体2か
ら引き出し自在となるように、その固定状態を解除す
る。また、ロックレバー7は、ディスクカートリッジ装
置1がディスクドライブ装置20から取り出された状態
において、各ディスクトレイ4を収納した状態に固定
し、外部からの衝撃等によって、意図せずに各ディスク
トレイ4が引き出されてしまうことを防止している。
【0055】ディスクトレイ4は、図7及び図8に示す
ように、ABS樹脂等の樹脂材料によって略平板状に形
成されており、複数枚が積層された状態でカートリッジ
本体2に収納される。ディスクトレイ4は、ディスクカ
ートリッジ装置1がディスクドライブ装置20に装着さ
れてディスク3に対して情報信号の記録再生が行われる
際に、図7において矢印Dで示す方向に、カートリッジ
本体2から引き出される。なお、以下の説明では、カー
トリッジ本体2からはじめに引き出される側をディスク
トレイ4の先端側と称する。
【0056】ディスクトレイ4は、ディスク3が載置さ
れる主面4aに、ディスク3と略同径の凹部4bが形成
されており、この凹部4bにディスク3が載置される。
ディスクトレイ4には、載置されたディスク3の中央部
に形成されたセンターハブ3aに対応する位置に、駆動
用開口部17が円形状に開口しており、この駆動用開口
部17に連設して先端側に伸びる記録再生用開口部18
が開口している。
【0057】ディスクトレイ4には、カートリッジ本体
2の付勢手段6とロックレバー7に対応する後端側の両
コーナ部に位置して、それぞれ、付勢手段用切欠部4c
と、ロックレバー用切欠部4dとが形成されている。
【0058】付勢手段用切欠部4cは、付勢手段6の付
勢部6bに対応した形状に切り欠かれており、付勢部6
bが付勢して係止することにより、各ディスクトレイ4
がカートリッジ本体2に収納された状態に保持される。
【0059】ロックレバー用切欠部4dは、ロックレバ
ー7のロック部7cに対応した形状に切り欠かれてお
り、ディスクカートリッジ装置1がディスクドライブ装
置20から取り出された状態において、ロック部7cが
係止することにより、各ディスクトレイ4がカートリッ
ジ本体2に収納された状態に固定される。
【0060】また、ディスクトレイ4には、その先端側
の一側が、平板状の主面4aから一体に立ち上がってお
り、立壁4eを形成している。立壁4eには、カートリ
ッジ本体2の切欠部16と同様な一対のL字状の切欠部
4fが形成されている。切欠部4fには、ディスクドラ
イブ装置20の引出しアーム23が挿入されて嵌合し、
各ディスクトレイ4がカートリッジ本体2から引き出さ
れる。
【0061】さらに、ディスクトレイ4には、主面4a
の反対側の裏面4gに位置して、所定の長さのリブ4h
が一対形成されている。
【0062】すなわち、ディスクトレイ4は、図9に示
すように、複数枚が積層された状態でカートリッジ本体
2に収納されている。ディスクトレイ4は、収納された
状態で各立壁4eが互いに重なり合うため、カートリッ
ジ本体2の開口部5を閉蓋する。ディスクトレイ4は、
所定の1枚が引き出される際に、その所定の1枚の下面
側に収納されている他のディスクトレイ4の立壁4eに
リブ4hが突き合わされるために、それ以上には引き出
せないように構成されている。
【0063】以上のように構成されたディスクカートリ
ッジ装置1は、図10に示すようなディスクドライブ装
置20に装着して用いられる。ディスクドライブ装置2
0は、ディスクカートリッジ装置1を収納する収納部2
1と、ディスク3に対して情報信号等の記録再生を行う
ための記録再生用基台22とにより構成される。
【0064】収納部21には、その所定の位置にディス
クカートリッジ装置1のロックレバー7を解除するため
のロック解除用凸部23が設置されている。
【0065】記録再生用基台22は、図10において矢
印Eで示すように、ディスクドライブ装置20の内部で
上下に移動可能に設置されており、ディスク3を回転駆
動するための回転駆動機構24と、ディスク3に対して
情報信号等の記録再生を行うための記録再生機構25
と、カートリッジ本体2からディスクトレイ4を引き出
すための一対の引出しアーム26とにより構成される。
【0066】ディスクカートリッジ装置1は、以上のよ
うに構成されたディスクドライブ装置20に装着される
際に、以下で説明するようにディスクトレイ4が引き出
されて、ディスク3に対して情報信号等の記録再生が行
われる。
【0067】ディスクカートリッジ装置1は、図10に
おいて矢印Fで示すように、その先端側からディスクド
ライブ装置20に装着される。ディスクカートリッジ装
置1は、完全に装着されると、図6において矢印Bで示
すようにロック解除用凸部23がカートリッジ本体2に
進入して、ロックレバー7の解除部7bに衝合する。デ
ィスクカートリッジ装置1は、図6において矢印Cで示
すように、ロックレバー7が回転することにより、収納
されたディスクトレイ4の固定状態が解除される。
【0068】ディスクドライブ装置20は、記録再生を
行うディスク3の位置まで記録再生用基台22を上下に
移動させ、図10において矢印Gに示すように、引出し
アーム26を操作して所定のディスクトレイ4をカート
リッジ本体2から引き出す。ディスクドライブ装置20
は、図3に示すように、駆動用開口部17がカートリッ
ジ本体2から完全に引き出される位置までディスクトレ
イ4を引き出す。
【0069】ディスクドライブ装置20は、引き出され
た所定のディスクトレイ4の駆動用開口部17から回転
駆動機構24をディスク3に吸着固定させて、このディ
スク3を回転駆動する。ディスクドライブ装置20は、
このディスクトレイ4の記録再生用開口部18から記録
再生機構25を接近させて、回転駆動されたディスク3
に対して情報信号等の記録再生を行う。
【0070】ディスクカートリッジ装置1は、ディスク
ドライブ装置20から取り出される際に、以下で説明す
るようにディスクトレイ4を収納する。
【0071】ディスクドライブ装置20は、回転駆動機
構24がディスク3の回転を止めた後、この回転駆動機
構24と記録再生機構25とをディスクトレイ4から退
避させる。ディスクドライブ装置20は、引出しアーム
26を操作して、引き出されたディスクトレイ4をカー
トリッジ本体2に収納する。
【0072】ディスクカートリッジ装置1は、ディスク
ドライブ装置20から取り出される際に、ロック解除用
凸部23がロックレバー7の解除部7bから外されて、
図示しない付勢手段によって回転し、収納された各ディ
スクトレイ4のロックレバー用切欠部4dにロック部7
cを嵌合する。
【0073】ディスクカートリッジ装置1は、上述した
ように、ディスクドライブ装置20から取り出された状
態において、各ディスクトレイ4の立壁4eが重なり合
うことにより、カートリッジ本体2の開口部5を閉蓋し
ている。したがって、ディスクカートリッジ装置1は、
塵埃等が開口部5からカートリッジ本体2に侵入するこ
とを防止し、収納されたディスク3に塵埃等が付着する
ことにより生じる記録再生の不良を防止する。
【0074】また、ディスクカートリッジ装置1は、デ
ィスクドライブ装置20から取り出された状態におい
て、収納された各ディスクトレイ4がロックレバー7に
よって固定されている。したがって、ディスクカートリ
ッジ装置1は、落下する等して衝撃が加えられた際に
も、ディスクトレイ4が意図せず引き出されてしまうこ
とがなく、ディスク3が飛び出して破損してしまうこと
を防止する。
【0075】したがって、ディスクカートリッジ装置1
は、ディスク3を複数枚収納した状態で各ディスク3を
塵埃等から確実に保護することができ、ディスクドライ
ブ装置20から取り出された状態においても、長期間に
亘って保管が可能である。
【0076】次に、本発明にかかるディスクカートリッ
ジ装置の他の実施の形態について示す。他の実施の形態
として示すディスクカートリッジ装置30は、図11及
び図12に示すように、カートリッジ本体31と、この
カートリッジ本体31に複数枚収納されてディスク32
を回転自在に載置されるディスクトレイ33とにより構
成される。
【0077】なお、ディスクカートリッジ装置30は、
上述したディスクカートリッジ装置1との相違が、後述
する開口部34を閉蓋する構造のみである。したがっ
て、以下の説明においては、ディスクカートリッジ装置
1と同一又は同等な部位については同じ番号を付し、説
明を省略する。
【0078】ディスクカートリッジ装置30は、ディス
クドライブ装置20と同様な図示しないディスクドライ
ブ装置に着脱自在に用いられ、図11において矢印Hで
示す方向に向けてディスクドライブ装置に装着される。
なお、以下のディスクカートリッジ装置30の説明にお
いて、ディスクドライブ装置へ最初に装着される側を先
端側と称するものとし、ディスクトレイ33にディスク
32が載置される側を上面側と称するものとする。
【0079】カートリッジ本体31は、ABS樹脂等の
樹脂材料によって略矩形箱状に形成されており、その内
部空間にディスクトレイ33がカートリッジ本体31か
ら引き出し自在に複数枚収納される。カートリッジ本体
31は、その右側面に、ディスクトレイ33が引き出さ
れる開口部34を有している。
【0080】カートリッジ本体31には、開口部34を
開閉するシャッタ部材35と、シャッタ部材35を閉蓋
した状態に保持するロック部材36とが設けられてい
る。カートリッジ本体31には、開口部34が設けられ
た一側面の先端側に位置して、ディスクドライブ装置の
後述するシャッタ開蓋用凸部41をガイドして摺動させ
るガイド溝37が設けられている。ガイド溝37には、
ロック部材36の後述する第1の凸部36cを突出させ
るための孔部38が形成されている。
【0081】シャッタ部材35は、薄い金属板等の弾性
変形可能な材料によって開口部34を閉蓋するに十分な
大きさに形成される。シャッタ部材35は、カートリッ
ジ本体31の内部に設けられた図示しないガイド溝に沿
って後端側に摺動可能に設置される。シャッタ部材35
は、このガイド溝を摺動して開口部34を開蓋した際
に、図12に示すように、カートリッジ本体31の後端
側の内部空間に収納される。
【0082】また、シャッタ部材35には、その先端側
に位置して、ディスクドライブ装置の後述するシャッタ
開蓋用凸部41に係合する凸部39と、ロック部材36
の後述する第2の凸部36dが係止するロック用穴40
とが設けられている。
【0083】ロック部材36は、図13及び図14に示
すように、回転の中心となる回転部36aと、この回転
部36aと一体に形成されて一方向に伸びるアーム36
bと、このアーム36bと一体に形成されてカートリッ
ジ本体31の孔部38から突出する第1の凸部36c
と、シャッタ部材35のロック用穴40に係止される第
2の凸部36dとにより構成される。ロック部材36
は、例えばコイルバネのような図示しない付勢手段によ
って、図13において矢印Iで示すように、第2の凸部
36dがシャッタ部材35のロック用穴40に係止され
る方向に付勢されている。
【0084】回転部36aは、カートリッジ本体31に
設けられた図示しない凸部に嵌合して回転自在となるよ
う設置される。第2の凸部36dは、第1の凸部36c
と同様にアーム36bと一体に形成され、第1の凸部3
6cに比してアーム36bの先端寄りに位置している。
【0085】以上のように構成されたディスクカートリ
ッジ装置30は、ディスクドライブ装置に装着される際
に、図13において矢印Jで示すように、ディスクドラ
イブ装置のシャッタ開蓋用凸部41がカートリッジ本体
31のガイド溝37を摺動する。シャッタ開蓋用凸部4
1は、ロック部材36の第1の凸部36cをカートリッ
ジ本体31の内部へ押し込む。ロック部材36は、図1
4において矢印Kで示すように、付勢された方向と逆方
向に回転し、第2の凸部36dのロック用穴40との係
止状態を解除される。
【0086】ディスクカートリッジ装置30は、ディス
クドライブ装置に更に押し込まれるにつれて、シャッタ
開蓋用凸部41がシャッタ部材35の開蓋用凸部39に
係合し、このシャッタ開蓋用凸部41によってシャッタ
部材35を後端側へ移動される。ディスクカートリッジ
装置30は、図12に示すように、シャッタ部材35を
完全に開蓋した状態で、収納したディスクトレイ33を
引き出されて、ディスク32に対する情報信号等の記録
再生が行われる。
【0087】また、ディスクカートリッジ装置30は、
ディスクドライブ装置から取り出される際に、上述と逆
の動作をされてシャッタ部材35が開口部34を閉蓋す
る。ディスクカートリッジ装置30は、シャッタ部材3
5が、ロック部材36の第2の凸部36dをロック用穴
40に係止されることによって、開口部34を閉蓋した
状態に固定される。したがって、ディスクカートリッジ
装置30は、塵埃等が開口部34からカートリッジ本体
31に侵入することを防止し、収納されたディスク32
に塵埃等が付着することにより生じる記録再生の不良を
防止する。
【0088】また、ディスクカートリッジ装置30は、
ディスクドライブ装置から取り出された状態において、
シャッタ部材35がロック部材36によって閉蓋状態に
固定されている。したがって、ディスクカートリッジ装
置30は、落下する等して衝撃が加えられた際にも、デ
ィスクトレイ33が意図せず引き出されてしまうことが
なく、ディスク32が飛び出して破損してしまうことを
防止する。
【0089】次に、本発明にかかるディスクカートリッ
ジ装置のさらに他の実施の形態について示す。さらに他
の実施の形態として示すディスクカートリッジ50は、
図15及び図16に示すように、カートリッジ本体51
と、このカートリッジ本体51に複数枚収納されてディ
スク52を回転自在に載置されるディスクトレイ53と
により構成される。
【0090】なお、ディスクカートリッジ装置50は、
上述したディスクカートリッジ装置1との相違が、後述
する開口部54を閉蓋する構造のみである。したがっ
て、以下の説明においては、ディスクカートリッジ装置
1と同一又は同等な部位については同じ番号を付し、説
明を省略する。
【0091】ディスクカートリッジ装置50は、ディス
クドライブ装置20と同様な図示しないディスクドライ
ブ装置に着脱自在に用いられ、図15において矢印Lで
示す方向に向けてディスクドライブ装置に装着される。
なお、以下のディスクカートリッジ装置50の説明にお
いて、ディスクドライブ装置へ最初に装着される側を先
端側と称するものとし、ディスクトレイ53にディスク
52が載置される側を上面側と称するものとする。
【0092】カートリッジ本体51は、ABS樹脂等の
樹脂材料によって略矩形箱状に形成されており、その内
部空間にディスクトレイ53がカートリッジ本体51か
ら引き出し自在に複数枚収納される。カートリッジ本体
51は、その右側面に、ディスクトレイ53が引き出さ
れる開口部54を有している。カートリッジ本体51に
は、開口部54を開閉するシャッタ部材55と、シャッ
タ部材55を閉蓋した状態に保持するロック部材56と
が設けられている。また、カートリッジ本体51には、
ロック部材56の後述する解除部56bを外方に臨ませ
るための孔部57が形成されている。
【0093】シャッタ部材55は、開口部54を閉蓋す
るに十分な大きさに形成されており、図示しない凸部と
凹部とが嵌合されることによってカートリッジ本体51
の上面側近傍を中心に回転自在となるように設置され
る。シャッタ部材55は、図示しない付勢手段により、
開口部を閉蓋する方向に付勢されている。また、シャッ
タ部材55には、先端側の所定の位置に、ロック部材5
6の後述する係止部56cが係止されるロック用穴58
が形成されている。
【0094】ロック部材56は、弾性材料によって細長
く形成されてカートリッジ本体51の内部に設置されて
おり、カートリッジ本体51の所定の位置に接着される
固定部56aと、カートリッジ本体51の孔部57から
外方に臨まされる解除部56bと、シャッタ部材55の
ロック用穴58に係止される係止部56cとにより構成
される。
【0095】すなわち、ディスクカートリッジ装置50
は、ディスクドライブ装置に装着される際に、このディ
スクドライブ装置のロック解除用凸部59が、ロック部
材の解除部56bをカートリッジ本体51の内部へと押
し込む。ロック部材56は、解除部56bが押し込まれ
ることによって、係止部56cのロック用穴58との係
止状態を解除される。ディスクカートリッジ装置50
は、図16において矢印Mで示すように、ディスクドラ
イブ装置の開蓋用凸部60によってシャッタ部材55を
開蓋される。
【0096】ディスクカートリッジ装置50は、ディス
クカートリッジ装置1及びディスクカートリッジ装置3
0と同様に、収納されたディスクトレイ53を引き出さ
れて、ディスク52に対して情報信号等の記録再生が行
われる。
【0097】また、ディスクカートリッジ装置50は、
ディスクカートリッジ装置1及びディスクカートリッジ
装置30と同様に、ディスクドライブ装置から取り出さ
れる際に、上述と逆の動作をされてシャッタ部材55が
開口部54を閉蓋する。
【0098】ディスクカートリッジ50は、シャッタ部
材55が、ロック部材56の係止部56cをロック用穴
58に係止されることによって、開口部54を閉蓋した
状態に固定される。したがって、ディスクカートリッジ
装置50は、塵埃等が開口部54からカートリッジ本体
51に侵入することを防止し、収納されたディスク52
に塵埃等が付着することにより生じる記録再生の不良を
防止する。
【0099】また、ディスクカートリッジ装置50は、
ディスクドライブ装置から取り出された状態において、
シャッタ部材55がロック部材56によって閉蓋状態に
固定されている。したがって、ディスクカートリッジ装
置50は、落下する等して衝撃が加えられた際にも、デ
ィスクトレイ53が意図せず引き出されてしまうことが
なく、ディスク52が飛び出して破損してしまうことを
防止する。
【0100】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではない。ディスクカートリッジ装置1,
30,50は、ディスクドライブ装置から取り出された
状態で、カートリッジ本体が密閉されるために、従来の
マガジン型のディスクカートリッジ装置に用いられてい
た光ディスクだけでなく、光磁気ディスク及び磁気ディ
スク等の光ディスクに比して塵埃等の影響による記録再
生の不良が生じ易い各種のディスクを用いることができ
る。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかるデ
ィスクカートリッジ装置によれば、ディスクドライブ装
置から取り出された状態において、カートリッジ本体に
形成されたディスクトレイを引き出すための開口部が、
蓋部によって閉蓋されることによって、収納されたディ
スクに塵埃等が付着することにより生じる記録再生の不
良を防止できる。
【0102】また、かかるディスクカートリッジ装置に
よれば、ディスクドライブ装置から取り出された状態に
おいて、トレイロック機構により、ディスクトレイが収
納された状態に固定されることから、ディスクトレイが
意図せず引き出されてしまうことがなく、ディスクが飛
び出して破損してしまうことが防止できる。
【0103】したがって、かかるディスクカートリッジ
装置は、カートリッジ本体が密閉されて収納されたディ
スクが塵埃等から保護されるために、ディスクドライブ
装置から取り出された状態で長期的に保管することにも
適し、高い信頼性を以て大容量の情報信号等を収めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるディスクカートリッジ装置の斜
視図である。
【図2】同ディスクカートリッジ装置の下面側を示す斜
視図である。
【図3】同ディスクカートリッジ装置のディスクトレイ
が引き出された状態を示す斜視図である。
【図4】同ディスクカートリッジ装置の板バネを示す要
部斜視図である。
【図5】同ディスクカートリッジ装置のロック部材がロ
ックされた状態を示す要部斜視図である。
【図6】同ディスクカートリッジ装置のロック部材が解
除された状態を示す要部斜視図である。
【図7】同ディスクカートリッジ装置のディスクトレイ
を示す斜視図である。
【図8】同ディスクカートリッジ装置のディスクトレイ
の下面側を示す斜視図である。
【図9】同ディスクカートリッジ装置のディスクトレイ
が引き出された状態を示す断面図である。
【図10】同ディスクカートリッジ装置が装着されるデ
ィスクドライブ装置を示す概略斜視図である。
【図11】本発明にかかる他のディスクカートリッジ装
置の概略斜視図である。
【図12】同ディスクカートリッジ装置のシャッタ部材
が開蓋された状態を示す概略斜視図である。
【図13】同ディスクカートリッジ装置のロック部材が
ロックされた状態を示す要部斜視図である。
【図14】同ディスクカートリッジ装置のロック部材が
解除された状態を示す要部斜視図である。
【図15】本発明にかかるさらに他のディスクカートリ
ッジ装置の概略斜視図である。
【図16】同ディスクカートリッジ装置のシャッタ部材
が開蓋された状態を示す概略斜視図である。
【図17】従来のディスクカートリッジ装置を示す斜視
図である。
【図18】同ディスクカートリッジ装置の下面側を示す
斜視図である。
【図19】同ディスクカートリッジ装置が備える光磁気
ディスクの断面図である。
【図20】同ディスクカートリッジ装置のロック部材を
示す要部斜視図である。
【図21】従来のマガジン型のディスクカートリッジ装
置を示す斜視図である。
【図22】同ディスクカートリッジ装置の内部を示す概
略斜視図である。
【図23】同ディスクカートリッジ装置が装着されるデ
ィスクドライブ装置を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ装置、2 カートリッジ本
体、3 ディスク、4ディスクトレイ、4e 立壁、5
開口部、6 板バネ、7 ロック部材、20ディスク
ドライブ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊谷 厚博 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 島津 彰 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジ本体に引き出し自在に設け
    られた複数のディスクトレイに円盤状記録媒体がそれぞ
    れ回転自在に載置されて収納され、ディスクドライブ装
    置に対して着脱自在に用いられるとともに、このディス
    クドライブ装置に装着された際に、上記所定のディスク
    トレイを引き出すことにより収納された上記所定の円盤
    状記録媒体に対して情報信号等の記録及び/又は再生が
    行われるディスクカートリッジ装置において、 上記ディスクトレイが引き出される上記カートリッジ本
    体の開口部を開閉する蓋部が設けられ、 上記ディスクドライブ装置から取り出された状態におい
    て、上記開口部からの塵埃等の侵入が防止されるように
    構成されたことを特徴とするディスクカートリッジ装
    置。
  2. 【請求項2】 上記蓋部は、上記ディスクトレイの上記
    カートリッジ本体から引き出される側の側端部に一体に
    立ち上がり形成された立壁によって構成されたことを特
    徴とする請求項1記載のディスクカートリッジ装置。
  3. 【請求項3】 上記各ディスクトレイは、上記ディスク
    ドライブ装置から取り出された状態において、トレイロ
    ック機構により上記カートリッジ本体に収納された状態
    に保持されるとともに、上記ディスクドライブ装置に装
    着された状態において、上記トレイロック機構が解除さ
    れることを特徴とする請求項1記載のディスクカートリ
    ッジ装置。
  4. 【請求項4】 カートリッジ本体に引き出し自在に設け
    られた複数のディスクトレイに円盤状記録媒体がそれぞ
    れ回転自在に載置されて収納され、ディスクドライブ装
    置に対して着脱自在に用いられるとともに、このディス
    クドライブ装置に装着された際に、上記所定のディスク
    トレイを引き出すことにより収納された上記所定の円盤
    状記録媒体に対して情報信号等の記録及び/又は再生が
    行われるディスクカートリッジ装置において、 上記ディスクドライブ装置から取り出された状態におい
    て、上記各ディスクトレイを上記カートリッジ本体に収
    納した状態に保持するトレイロック機構が設けられ、 上記トレイロック機構は、上記ディスクドライブ装置に
    装着された状態において、解除されることを特徴とする
    ディスクカートリッジ装置。
  5. 【請求項5】 上記カートリッジ本体には、上記ディス
    クトレイが引き出される開口部が設けられ、上記ディス
    クドライブ装置から取り出された状態において、上記開
    口部からの塵埃等の侵入を防止する蓋部が設けられ、上
    記蓋部は、上記ディスクトレイの上記カートリッジ本体
    から引き出される側の側端部に一体に立ち上がり形成さ
    れた立壁によって構成されたことを特徴とする請求項4
    記載のディスクカートリッジ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011108314A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Sony Corp ディスクカートリッジ
CN111435264A (zh) * 2019-01-15 2020-07-21 阿里巴巴集团控股有限公司 服务器机柜、安装有存储介质盒的托盘和存储服务器

Cited By (3)

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