JP2000034943A - 内燃機関の排ガス浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排ガス浄化装置

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JP2000034943A JP20357598A JP20357598A JP2000034943A JP 2000034943 A JP2000034943 A JP 2000034943A JP 20357598 A JP20357598 A JP 20357598A JP 20357598 A JP20357598 A JP 20357598A JP 2000034943 A JP2000034943 A JP 2000034943A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トルク変動や排気エミッションの増加といった
不具合を回避しつつ、触媒に吸着したイオウを放出す
る。 【解決手段】エンジン排気管12にはNOx触媒14が
配設され、その上流側にはA/Fセンサ26が配設さ
れ、下流側にはO2 センサ27が配設されている。EC
U30内のCPU31は、空燃比リーン領域でのリーン
燃焼を行わせると共に、リーン燃焼時に排出される排ガ
ス中のNOxをNOx触媒14で吸蔵し、さらに空燃比
を一時的にリッチに制御して前記吸蔵したNOxをNO
x触媒14から放出させる。また、CPU31は、NO
x触媒14の劣化を検出し、劣化発生が検出された時
に、リーン燃焼に対するリッチ燃焼の割合を増やして触
媒温を上昇させる。また、触媒温の上昇後、空燃比を理
論空燃比(λ=1)に制御してNOx触媒14を再生さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空燃比リーン領域
でのリーン燃焼を行わせる内燃機関の空燃比制御システ
ムに適用され、リーン燃焼時に発生する排ガス中の窒素
酸化物(NOx)を浄化するためのNOx吸蔵還元型触
媒を有する内燃機関の排ガス浄化装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年における内燃機関の空燃比制御装置
では、燃費改善を図るべく理論空燃比よりもリーン側で
燃料を燃焼させる、いわゆるリーンバーン制御を実施す
る技術が多用化されつつある。こうしたリーン燃焼を行
わせる場合、内燃機関から排出される排ガスにはNOx
が多く含まれ、このNOxを浄化するためのリーンNO
x触媒が必要となる。一方、燃料や潤滑油はイオウを含
有するために内燃機関から排出される排ガス中にはイオ
ウが含まれ、そのイオウがNOxと共に前記NOx触媒
に吸着される。NOx触媒にイオウが吸着されるとNO
x吸着能力が低下するため、当該NOx触媒に吸着され
たイオウを除去するための技術が従来より提案されてい
る。
【0003】例えば担体上に白金Pt及びバリウムBa
を担持させた場合、NOx触媒にイオウが吸着されるこ
とで、安定した硫酸塩BaSO4 が生成される。そし
て、NOx触媒上の硫酸塩BaSO4 が増加すると、当
該NOx触媒が吸蔵しうるNOx吸蔵量が次第に低下す
る。
【0004】特開平10−54274号公報の「内燃機
関の排気浄化装置」では、イオウ吸着量が所定量を超え
ると、空燃比をリッチ側に制御すると共に排ガスの発熱
量を増大させるようにしていた。その具体的な一の手段
として、所定期間リーン失火を発生させ、その失火後に
空燃比をリッチ化させていた。これにより、未燃成分を
NOx触媒に送り、同触媒内で未燃成分を燃焼させて触
媒を昇温させるようにしていた。或いは具体的な二の手
段として、空燃比をリッチ化すると共に点火時期を遅角
させ、これにより排ガス温度を上昇させるようにしてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報の
排気浄化装置においては以下に示す問題が生ずる。つま
り、強制的にリーン失火を発生させる場合、予期せぬト
ルク変動が生じ、そのトルク変動に伴いドライバビリテ
ィが悪化する。さらに、失火に伴いHC,COといった
未燃成分が大気に放出されるおそれがあった。また、点
火時期を遅角制御する場合、出力トルクを確保するには
吸気量を増大させる必要があり、それに伴い排ガス量が
増大し、ひいてはHC,CO,NOxといった有害成分
のトータル量が増大するおそれがあった。
【0006】本発明は、上記問題に着目してなされたも
のであって、その目的とするところは、トルク変動や排
気エミッションの増加といった不具合を回避しつつ、触
媒に吸着したイオウを放出することができる内燃機関の
排ガス浄化装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の排ガス浄化装置
はその前提として、機関排気系に設けられたリーンNO
x触媒を備え、空燃比リーン領域でのリーン燃焼を行わ
せると共に、リーン燃焼時に排出される排ガス中のNO
xをリーンNOx触媒で吸蔵し、さらに空燃比を一時的
にリッチに制御して前記吸蔵したNOxをリーンNOx
触媒から放出する。
【0008】そして、請求項1に記載の発明では、前記
リーンNOx触媒が吸蔵しうるNOx吸蔵量が所定値よ
りも低下した時に、空燃比をリーン及びリッチで交互に
制御するための空燃比制御パラメータを可変に設定し前
記リーンNOx触媒の温度を上昇させる昇温手段と、前
記昇温手段による昇温処理後、空燃比を理論空燃比或い
はリッチに制御してリーンNOx触媒を再生させる触媒
再生手段とを備える。かかる場合、請求項2に記載した
ように、リーン燃焼とリッチ燃焼との割合を空燃比制御
パラメータとし、リーン燃焼に対するリッチ燃焼の割合
を増やして触媒温を上昇させるとよい。
【0009】要するに、リッチ燃焼の割合が大きくなる
よう空燃比制御パラメータを設定すると、排ガス中の未
燃成分(HC,CO)が過剰ぎみになり、未燃成分の反
応熱が増加することで触媒温が上昇する。この状態で、
空燃比を理論空燃比(λ=1)或いはリッチで制御する
と、高温のリーンNOx触媒に対してリッチ成分(H
C,CO)が供給され、イオウ被毒により生成された硫
酸塩BaSO4 等が還元されてイオウが放出される。こ
の場合、従来装置とは異なりリーン失火や点火遅角を強
制的に行わせることはなく、予期せぬトルク変動やエミ
ッションの悪化を招くことはない。その結果、トルク変
動や排気エミッションの増加といった不具合を回避しつ
つ、触媒に吸着したイオウを放出するという本発明の目
的が達せられる。
【0010】また、触媒温を上昇させる他の手法とし
て、 ・請求項3に記載したように、リーン燃焼のためのリー
ン時間とリッチ燃焼のためのリッチ時間との時間比(リ
ーン時間/リッチ時間)を空燃比制御パラメータとし、
その時間比を短縮させて触媒温を上昇させる。 ・請求項4に記載したように、リッチ燃焼時のリッチ度
合を空燃比制御パラメータとし、そのリッチ度合を増や
して触媒温を上昇させる。といった構成が適用でき、こ
れら何れの場合にも、既述の通り予期せぬトルク変動や
エミッションの悪化を回避しつつ所望の触媒昇温作用が
得られる。
【0011】請求項5に記載の発明では、前記リーンN
Ox触媒の劣化を検出する劣化検出手段を備え、前記リ
ーンNOx触媒の劣化発生が検出された時に、前記昇温
手段及び触媒再生手段による触媒再生のための処理を実
施する。この場合、リーンNOx触媒の劣化発生時にN
Ox触媒の再生処理を実施することで、イオウ被毒によ
り触媒が劣化状態になってもその状態が直ぐに解消され
る。また、触媒劣化時にのみ再生処理を行うことで、空
燃比リーン制御が度々中断されるといった、他の制御へ
の影響を必要最小限に止めることができる。
【0012】請求項6に記載の発明では、前記触媒再生
手段による再生処理が実施された後、リーンNOx触媒
のNOx吸蔵能力が回復したかどうかを判定し、NOx
吸蔵能力が回復していなければ当該NOx触媒が異常で
ある旨を判定する。例えばリーンNOx触媒が高熱に晒
されて熱劣化に至った場合には、前記再生処理を行って
もNOx吸蔵能力が回復することはない。従って、かか
る場合には異常発生の旨を判定し、異常発生を警告して
部品交換等を促すようにすればよい。
【0013】請求項7に記載の発明では、前記触媒再生
手段による再生処理の前後で、リーンNOx触媒による
NOx吸蔵量が変化したかどうかを判定し、NOx吸蔵
量が増加していれば再生処理の再実施を許可し、NOx
吸蔵量が変わらなければ最終的に異常発生の旨を判定す
る。つまり、リーンNOx触媒が再生可能な状態であれ
ば、再生処理によりNOx吸蔵量が増えるため、かかる
場合には再生処理の再実施を許可する。また、リーンN
Ox触媒が再生不可能な状態であれば、再生処理に拘わ
らずNOx吸蔵量が変わらないため、かかる場合には最
終的に異常発生の旨を判定する(再生処理をそれ以上実
施しない)。この場合、より一層確実な触媒再生処理が
実現できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した一実
施の形態を図面に従って説明する。本実施の形態におけ
る空燃比制御システムでは、内燃機関に供給する混合気
の目標空燃比を理論空燃比よりもリーン側に設定し、そ
の目標空燃比に基づいてリーン燃焼を行わせる、いわゆ
るリーンバーン制御を実施する。同システムの主たる構
成として、内燃機関の排気系通路の途中にはNOx吸蔵
還元型触媒(以下、NOx触媒という)が設けられ、N
Ox触媒の上流側には限界電流式の空燃比センサ(A/
Fセンサ)が、下流側には酸素センサ(O2 センサ)が
それぞれ配設される。そして、マイクロコンピュータを
主体とする電子制御装置(以下、ECUという)は、A
/Fセンサ並びにO2 センサによる検出結果を取り込
み、その検出結果に基づいて空燃比をフィードバック制
御する。以下に、図面を用いてその詳細な構成を説明す
る。
【0015】図1は、本実施の形態における空燃比制御
システムの概略構成図である。図1に示されるように、
内燃機関は4気筒4サイクルの火花点火式エンジン(以
下、エンジン1という)として構成されている。その吸
入空気は上流よりエアクリーナ2、吸気管3、スロット
ル弁4、サージタンク5及びインテークマニホールド6
を通過して、インテークマニホールド6内で各気筒毎の
燃料噴射弁7から噴射された燃料と混合される。そし
て、所定空燃比の混合気として各気筒に供給される。
【0016】エンジン1の各気筒に設けられた点火プラ
グ8には、点火回路9から供給される高電圧がディスト
リビュータ10を介して分配供給され、点火プラグ8は
前記各気筒の混合気を所定タイミングで点火する。燃焼
後に各気筒から排出される排ガスは、エキゾーストマニ
ホールド11及び排気管12を経て、排気管12に設け
られたNOx触媒14を通過した後、大気に排出され
る。このNOx触媒14は、主にリーン空燃比での燃焼
時に排ガス中のNOxを吸蔵する一方、リッチ空燃比で
の燃焼時に前記吸蔵したNOxをリッチ成分(CO,H
Cなど)で還元し放出する。
【0017】前記吸気管3には吸気温センサ21及び吸
気圧センサ22が設けられ、吸気温センサ21は吸入空
気の温度(吸気温Tam)を、吸気圧センサ22はスロ
ットル弁4の下流側の吸気管内負圧(吸気圧PM)をそ
れぞれ検出する。前記スロットル弁4には同弁4の開度
(スロットル開度TH)を検出するためのスロットルセ
ンサ23が設けられ、このスロットルセンサ23はスロ
ットル開度THに応じたアナログ信号を出力する。スロ
ットルセンサ23はアイドルスイッチをも内蔵してお
り、スロットル弁4が略全閉である旨の検出信号を出力
する。
【0018】エンジン1のシリンダブロックには水温セ
ンサ24が設けられ、この水温センサ24はエンジン1
内を循環する冷却水の温度(冷却水温Thw)を検出す
る。前記ディストリビュータ10にはエンジン1の回転
数(エンジン回転数Ne)を検出するための回転数セン
サ25が設けられ、この回転数センサ25はエンジン1
の2回転、すなわち720°CA毎に等間隔で24個の
パルス信号を出力する。
【0019】さらに、前記排気管12においてNOx触
媒14の上流側には、限界電流式のA/Fセンサ26が
配設されており、同センサ26はエンジン1から排出さ
れる排ガスの酸素濃度(或いは、未燃ガス中のCO濃
度)に比例して広域で且つリニアな空燃比信号(AF)
を出力する。また、NOx触媒14の下流側にはO2 セ
ンサ27が配設されており、同センサ27は排ガスが空
燃比がリッチかリーンかに応じて異なる起電力信号(V
OX2)を出力する。
【0020】ECU30は、CPU31、ROM32、
RAM33、バックアップRAM34等を中心に論理演
算回路として構成され、前記各センサの検出信号を入力
する入力ポート35及び各アクチュエータ等に制御信号
を出力する出力ポート36に対しバス37を介して接続
されている。ECU30は、前記した各種センサの検出
信号(吸気温Tam、吸気圧PM、スロットル開度T
H、冷却水温Thw、エンジン回転数Ne、空燃比信号
等)を入力ポート35を介して入力する。そして、それ
らの各値に基づいて燃料噴射量TAU、点火時期Ig等
の制御信号を算出し、さらにそれら制御信号を出力ポー
ト36を介して燃料噴射弁7及び点火回路9等にそれぞ
れ出力する。
【0021】次に、上記の如く構成される空燃比制御シ
ステムの作用を説明する。図2は、CPU31により実
行される燃料噴射制御ルーチンを示すフローチャートで
あり、本ルーチンは各気筒の燃料噴射毎(本実施の形態
では180°CA毎)に実行される。
【0022】さて、図2のルーチンがスタートすると、
CPU31は、先ずステップ101でエンジン運転状態
を表すセンサ検出結果(エンジン回転数Ne、吸気圧P
M、冷却水温Tw等)を読み込み、続くステップ102
でROM32内に予め格納されている基本噴射マップを
用いてその時々のエンジン回転数Ne及び吸気圧PMに
応じた基本噴射量Tpを算出する。また、CPU31
は、ステップ200で後述の図3のルーチンに従い、目
標空燃比AFTGを設定する。
【0023】その後、CPU31は、ステップ103で
その時々の実際の空燃比AF(センサ計測値)と目標空
燃比AFTGとの偏差に基づいて空燃比補正係数FAF
を設定する。本実施の形態では、現代制御理論に基づく
空燃比F/B制御を実施し、例えば特開平1−1108
53号公報に開示された設定手順に従いFAF値を設定
する。但し、その詳細な説明は省略する。
【0024】FAF値の設定後、CPU31は、ステッ
プ104で下記の数式を用い、基本噴射量Tp、空燃比
補正係数FAF及びその他の補正係数FALL(水温、
エアコン負荷等の各種補正係数)から最終の燃料噴射量
TAUを算出する。
【0025】TAU=Tp・FAF・FALL 燃料噴射量TAUの算出後、CPU31は、そのTAU
値に相当する制御信号を燃料噴射弁7に出力して本ルー
チンを一旦終了する。
【0026】なお、上記F/B制御は、冷却水温Twが
所定温度以上であること、高回転・高負荷状態でないこ
と、A/Fセンサ26が活性状態にあること等のF/B
条件の成立時に実行され、F/B条件不成立の場合には
空燃比オープン制御が実行される(FAF=1.0とす
る)。
【0027】次に、目標空燃比AFTGの設定手順(上
記ステップ200の処理)について図3のフローチャー
トを用いて説明する。当該処理では、リーン燃焼の実施
途中において一時的にリッチ燃焼が実施されるよう、目
標空燃比AFTGが適宜設定される。すなわち本実施の
形態では、燃料噴射毎に計数される周期カウンタの値を
基に、所定の時間比となるようにリーン時間TLとリッ
チ時間TRとが設定され、それら各時間TL,TRに応
じてリーン燃焼とリッチ燃焼とが交互に実施される。
【0028】図3の処理を順を追って説明する。CPU
31は、先ずステップ201で今現在の周期カウンタが
「0」であるか否かを判別し、周期カウンタ=0である
ことを条件に、ステップ202でエンジン回転数Ne及
び吸気圧PMに基づきリーン時間TL及びリッチ時間T
Rを設定する。ステップ201がNOであれば(周期カ
ウンタ≠0の場合)、CPU31はステップ202の処
理を読み飛ばす。
【0029】ここで、リーン時間TLとリッチ時間TR
は、それぞれリーン空燃比での燃料噴射回数、リッチ空
燃比での燃料噴射回数に相当するものであって、基本的
にエンジン回転数Neが高いほど又は吸気圧PMが高い
ほど、大きな値に設定される。本実施の形態では、図4
の関係に基づくマップ検索によりリッチ時間TRが求め
られる。これに対し、リーン時間TLは、前記リッチ時
間TRと所定の係数αとから、 TL=TR・α として求められる。係数αは「50」程度の固定値とす
ればよいが、Ne,PMなどのエンジン運転状態に応じ
て可変に設定してもよい。
【0030】その後、CPU31は、ステップ203で
周期カウンタを「1」インクリメントし、続くステップ
204で周期カウンタの値が前記リーン時間TLに相当
する値に達したか否かを判別する。周期カウンタ<TL
の場合、CPU31はステップ205に進み、その時々
のエンジン回転数Ne及び吸気圧PMに基づき目標空燃
比AFTGをリーン制御値として設定する。AFTG値
の設定後、CPU31は本ルーチンを終了して元の図2
のルーチンに戻る。
【0031】AFTG値は例えば図5に示す目標空燃比
マップを検索して求められ、AFTG値として例えばA
/F=20〜23に相当する値が設定される(但し、定
常運転時でないなどリーン燃焼の実施条件が不成立の場
合にはストイキ近傍でAFTG値が設定される)。かか
る場合、前記ステップ205で設定したAFTG値によ
り空燃比がリーン制御される。
【0032】また、周期カウンタ≧TLの場合、CPU
31はステップ206に進み、目標空燃比AFTGをリ
ッチ制御値として設定する。AFTG値はリッチ領域で
の固定値としてもよいし、エンジン回転数Neや吸気圧
PMに基づきマップ検索して可変に設定してもよい。マ
ップ検索を行う場合、エンジン回転数Neが高いほど又
は吸気圧PMが高いほど、そのリッチ度合が強くなるよ
うAFTG値が設定される。
【0033】その後、CPU31は、ステップ207で
周期カウンタの値がTL,TR時間の合計時間「TL+
TR」に相当する値に達したか否かを判別し、周期カウ
ンタ<TL+TRであればそのまま本ルーチンを終了し
て元の図2のルーチンに戻る。かかる場合、前記ステッ
プ206で設定したAFTG値により空燃比がリッチ制
御される。
【0034】一方、周期カウンタ≧TL+TRであって
ステップ207が肯定判別された場合、CPU31は、
ステップ208で周期カウンタを「0」にクリアし、そ
の後本ルーチンを終了して元の図2のルーチンに戻る。
周期カウンタのクリアに伴い次回の処理時にはステップ
201が肯定判別され、リーン時間TL及びリッチ時間
TRが新たに設定される。そして、そのリーン時間TL
及びリッチ時間TRに基づき再度、上述のリーン制御と
リッチ制御とが実施される。
【0035】図6は、上記図2及び図3のルーチンによ
る空燃比制御動作を説明するためのタイムチャートであ
る。図6において、時刻t1〜t2の期間(周期カウン
タ=0〜TLの期間)では、空燃比がリーン制御され、
排ガス中のNOxがNOx触媒14に吸蔵される。ま
た、時刻t2〜t3の期間(周期カウンタ=TL〜TL
+TRの期間)では、空燃比がリッチ制御され、排ガス
中の未燃ガス成分(HC,CO)によりNOx触媒14
の吸蔵NOxが還元されて放出される。こうして、空燃
比のリーン制御とリッチ制御とがリーン時間TLとリッ
チ時間TRとに応じて繰り返し実施される。
【0036】次に、NOx触媒14の劣化検出手順につ
いて説明する。本実施の形態では、NOx触媒14での
NOx浄化量と、同触媒14へのNOx流入量との比か
ら「NOx浄化率(=NOx浄化量/NOx流入量)」
を求め、そのNOx浄化率の応じてNOx触媒14の劣
化を検出する。
【0037】ここで、「NOx浄化量」は、NOx浄化
に要した実際のリッチガス量として求めることができ
る。かかる場合、リッチ燃焼時においてNOx触媒前後
の空燃比を監視してリッチガス流入量と余剰ガス量との
差を求め、そのリッチガス流入量と余剰ガス量との差か
らNOx浄化量を求める。実際には、リッチ燃焼時にお
いて触媒上流側のA/Fセンサ26の出力AFを積算し
てリッチガス積算値AFAD(リッチガス流入量)を算
出すると共に、同じくリッチ燃焼時において触媒下流側
のO2 センサ27の出力VOX2(便宜上、これを「リ
アO2 出力」という)を積算してリアO2 出力積算値V
OX2AD(余剰ガス量)を算出する。そして、リッチ
ガス積算値AFADとリアO2 出力積算値VOX2AD
との差をNOx浄化量とする(NOx浄化量=AFAD
−VOX2AD)。
【0038】また、「NOx流入量」はNOx触媒14
に供給されたNOx量として求めることができる。実際
には、リーン燃焼時においてエンジン運転状態(Ne,
PM,A/F)に基づきNOx流入量としてのNOx積
算量CNOXADを算出する。
【0039】そして、 (AFAD−VOX2AD)/CNOXAD の演算結果を「NOx浄化率」とし、このNOx浄化率
を劣化判定パラメータとしてNOx触媒14の劣化を検
出する。
【0040】NOx触媒14の劣化検出に係わるCPU
31の制御動作を図7,図9〜図12のフローチャート
を用いて説明する。なお、図7にはNOx触媒14のN
Ox積算量を推定する手順を示し、図9,10には触媒
劣化の検出手順を示す。
【0041】図7において、CPU31は、先ずステッ
プ301で今現在のA/Fセンサ26の出力AF(触媒
上流側の空燃比)がリーン値であるか否かを判別し、同
ステップが肯定判別されることを条件に、ステップ30
2に進む。CPU31はステップ302で、排ガス中に
含まれるNOx量CNOX(モル)をエンジン運転状態
に基づいて推定する。CNOX値の推定に際し、例えば
図8(a)のマップを用いてその時々のエンジン回転数
Neと吸気圧PMとに応じたNOx基本量を求めると共
に、図8(b)の関係を用いてその時々の空燃比に応じ
たA/F補正値を求める。そして、NOx基本量とA/
F補正値とを乗算してその積をCNOX値とする(CN
OX=NOx基本量・A/F補正値)。
【0042】因みに、図8(a)ではエンジン回転数N
eが高いほど、或いは吸気圧PMが大きいほどNOx基
本量が大きな値に設定される。また、図8(b)では理
論空燃比(λ=1)でA/F補正値=1.0が設定さ
れ、それよりもリーン側では「1.0」以上のA/F補
正値が設定される。但し、空燃比がある程度よりもリー
ン側(例えばA/F>16)では燃焼温度が下がるため
にそれ以上の増加側の補正が不要となり、A/F補正値
は所定の値に収束する。
【0043】その後、CPU31は、ステップ303で
NOx積算量CNOXADを算出する。このとき、前記
ステップ302で算出したCNOX値をCNOXAD値
の前回値に加算し、その和をCNOXAD値の今回値と
する(CNOXAD=CNOXAD+CNOX)。
【0044】一方、図9の触媒劣化検出ルーチンでは、
CPU31は、先ずステップ401でカウンタCCAT
DTが「0」であるか否かを判別し、CCATDT=0
であることを条件に、ステップ402に進む。そして、
CPU31は、ステップ402でリッチ制御開始のタイ
ミングであるか否かを判別する。
【0045】ステップ402がNOであれば、CPU3
1はステップ403に進み、今現在リーン制御中である
か否かを判別する。リーン制御中の場合、CPU31
は、ステップ404でリアO2 出力VOX2からO2 出
力なまし値VOX2SMを算出する。つまり、 VOX2SM=(31/32)VOX2SM+(1/3
1)VOX2 という演算式を用い、O2 出力なまし値VOX2SMを
算出する。
【0046】また、前記ステップ402がYESであれ
ば、CPU31はステップ405に進み、カウンタCC
ATDTに所定値「KCCATDT」をセットする。所
定値KCCATDTは、リッチ時間TRに対して約3倍
程度の時間であればよい。所定値KCCATDTがセッ
トされると、次回からはステップ401がNOとなり、
CPU31はステップ406でカウンタCCATDTを
「1」デクリメントし、その後ステップ500に進む。
【0047】そして、CPU31は、ステップ500で
後述の図11のルーチンに従い、リアO2 出力積算値V
OX2ADを算出する。また、CPU31は、続くステ
ップ600で後述の図12のルーチンに従い、リッチガ
ス積算値AFADを算出する。
【0048】その後、CPU31は図10のステップ4
07に進み、カウンタCCATDTが「0」であるか否
かを判別する。CCATDT≠0であれば、CPU31
はそのまま本ルーチンを終了する。また、前記ステップ
406でのカウントダウンに伴いCCATDT=0にな
ると、CPU31はステップ408に進み、 NOXCONV=CNOXAD/(AFAD−VOX2
AD) という演算式を用いて劣化判定値NOXCONVを算出
する。
【0049】その後、CPU31は、ステップ409で
図13の関係を用い、前記NOXCONV値からNOx
浄化率を算出すると共に、図14の関係を用い、NOx
浄化率に基づいて触媒劣化度合を判定する。図14で
は、NOx浄化率が高いほど触媒劣化度合が小さく、逆
にNOx浄化率が低いほど触媒劣化度合が大きくなるよ
うな関係が与えられている。この場合、図14の斜線域
にあれば「劣化有り」と判定される。
【0050】そして、ステップ410で劣化有りと判別
されると、CPU31は、ステップ411で劣化検出フ
ラグXCATに「1」をセットする。最後に、CPU3
1は、ステップ412でCNOXAD,VOX2AD,
AFADの各値を「0」にクリアし、その後本ルーチン
を終了する。
【0051】次に、リアO2 出力積算値VOX2ADの
算出手順(上記ステップ500の処理)について図11
のフローチャートを用いて説明する。当該処理におい
て、CPU31は先ずステップ501で、その時々のリ
アO2 出力VOX2からO2 出力なまし値VOX2SM
(前記図9、ステップ404の算出値)を減算してその
差をO2 出力偏差VOX2DVとする(VOX2DV=
VOX2−VOX2SM)。また、CPU31は、続く
ステップ502でO2 出力偏差VOX2DVの絶対値が
0.02V以上であるか、すなわちその時のリアO2 出
力VOX2がリーン燃焼時に計測したO2 出力なまし値
VOX2SMに対して「0.02V」以上リッチ側に変
化しているか否かを判別する。
【0052】|VOX2DV|<0.02Vの場合(ス
テップ502がNO)、CPU31はそのまま本ルーチ
ンを終了して元の図9,10のルーチンに戻る。また、
|VOX2DV|≧0.02Vの場合(ステップ502
がYES)、CPU31は、ステップ503で前記O2
出力偏差VOX2DVと吸入空気量QAとの積により
「VOX2DV1値」を算出する(VOX2DV1=V
OX2DV・QA)。なお、吸入空気量QAはその時々
のエンジン回転数Ne及び吸気圧PMに基づき演算され
る。
【0053】さらに、CPU31は、ステップ504で
リアO2 出力積算値VOX2ADを算出し、その後本ル
ーチンを終了して元の図9,10のルーチンに戻る。ス
テップ504では、VOX2AD値の前回値に前記算出
したVOX2DV1値を加算し、その和をVOX2AD
値の今回値とする(VOX2AD=VOX2AD+VO
X2DV1)。
【0054】リッチガス積算値AFADの算出手順(上
記ステップ600の処理)について図12のフローチャ
ートを用いて説明する。当該処理において、CPU31
は先ずステップ601で、空燃比基準値AFSD(例え
ば、理論空燃比1.0)からA/Fセンサ26の出力A
F(実空燃比)を減算してその差をリッチ偏差AFDV
とする(AFDV=AFSD−AF)。また、CPU3
1は、続くステップ602で「AFDV>0」である
か、すなわちその時の実空燃比AFが空燃比基準値AF
SDよりもリッチ側であるか否かを判別する。
【0055】AFDV≦0の場合(ステップ602がN
O)、CPU31はそのまま本ルーチンを終了して元の
図9,10のルーチンに戻る。また、AFDV>0の場
合(ステップ602がYES)、CPU31はステップ
603で前記リッチ偏差AFDVと吸入空気量QAとの
積によりリッチガス量AFDV1を算出する(AFDV
1=AFDV・QA)。さらに、CPU31は、ステッ
プ604でリッチガス積算値AFADを算出し、その後
本ルーチンを終了して元の図9,10のルーチンに戻
る。ステップ604では、AFAD値の前回値に前記算
出したAFDV1値を加算し、その和をAFAD値の今
回値とする(AFAD=AFAD+AFDV1)。
【0056】図15は、触媒劣化検出の一連の動作を示
すタイムチャートである。図15の時刻t11以前は空
燃比リーン制御が実施されており、その時々のリアO2
出力VOX2からO2 出力なまし値VOX2SMが算出
される(前記図9のステップ404)。
【0057】時刻t11では、空燃比リッチ制御が開始
され、カウンタCCATDTに所定値KCCATDTが
セットされる。また、NOx積算量CNOXADは、触
媒上流側の空燃比がリッチ値になるまでの期間(時刻t
12までの期間)にて算出される(前記図7の処理)。
【0058】時刻t11以降、カウンタCCATDTが
「0」となる時刻t13までは、図のS1部に相当する
リッチガス積算値AFADと、図のS2部に相当するリ
アO2 出力積算値VOX2ADとが算出される(前記図
9のステップ600,500)。そして、時刻t13で
CCATDT=0になると、CNOXAD値、AFAD
値及びVOX2AD値から劣化判定値NOXCONVが
算出され、そのNOXCONV値に応じて劣化検出が行
われる(前記図10のステップ408,409)。時刻
t13以降、再びO2 出力なまし値VOX2SMが算出
される。
【0059】図15において、仮にNOx触媒14の劣
化が進行すると、同触媒14のNOx吸蔵能力が低下す
ることから、リッチガス積算値AFAD(図のS1部)
に対してリアO2 出力積算値VOX2AD(図のS2
部)が大きくなり、結果としてNOx浄化率が小さくな
る。そして、NOx浄化率の低下により、触媒劣化の旨
が検出される。
【0060】ところで、燃料や潤滑油中に含まれるイオ
ウによりNOx触媒14が被毒されると、同触媒14の
NOx吸蔵能力が低下し、前記図9,10の処理におい
て劣化発生の旨が検出される。本実施の形態では、NO
x触媒14の劣化が検出された時に触媒機能の再生を図
るべく、リーン燃焼途中のリッチ燃焼の割合を増やして
NOx触媒14の温度(触媒温)を上昇させると共に、
空燃比λ=1でのストイキ制御又は弱リッチ制御を実施
する。NOx触媒14を高温にした状態で、同触媒14
にリッチ成分(HC,CO)を供給すると、イオウ被毒
により生成された硫酸塩BaSO4 が還元されてイオウ
が放出される。
【0061】図16は触媒再生処理の具体的な手順を示
すフローチャートであり、同処理はCPU31により例
えば1秒周期で実行される。図16において、CPU3
1は、先ずステップ701で劣化検出フラグXCATに
「1」がセットされているか否かを判別する。前記図
9,10の処理により触媒劣化の旨が検出されてXCA
T=1であれば、CPU31は触媒再生処理が必要であ
るとみなしてステップ702に進み、触媒再生処理が実
施中であることを表す再生処理フラグXSRETが
「1」であるか否かを判別する。
【0062】XSRET=0の場合、CPU31はステ
ップ703,704を実行した後ステップ705に進
み、XSRET=1の場合、CPU31はそのままステ
ップ705に飛ぶ。つまり、XSRET=0の場合、C
PU31は、ステップ703でカウンタCSRETに所
定値「KCSRET」をセットすると共に、続くステッ
プ704で再生処理フラグXSRETに「1」をセット
する。所定値KCSRETは、例えば1分程度の時間で
あればよい。
【0063】その後、CPU31は、ステップ705で
カウンタCSRETを「1」デクリメントし、続くステ
ップ706でカウンタCSRETが「0」であるか否か
を判別する。CSRET≠0であれば、CPU31は、
ステップ707でリーン時間とリッチ時間との時間比を
「5:1」とする。この場合、リーン時間とリッチ時間
との時間比を通常の「50:1」から「5:1」に変更
することで、リッチ燃焼の割合が増大されてNOx触媒
14の温度が次第に上昇する。
【0064】一例として、「リーン時間/リッチ時間」
と触媒温の上昇幅とは図18の関係にあることが確認さ
れており、「リーン時間/リッチ時間=5」とする場
合、約90℃程度の温度上昇が見込まれる。また図18
によれば、「リーン時間/リッチ時間」を短縮すること
により触媒温の上昇幅が増大することが分かる。
【0065】前記ステップ705でのカウントダウンに
伴いCSRET=0になると、CPU31はステップ7
08に進む。そして、CPU31は、ステップ708で
別のカウンタCSRICHを「1」インクリメントし、
続くステップ709でカウンタCSRICHが所定値
「KCSRICH」に達したか否かを判別する。所定値
KCSRICHは、例えば3分程度の時間であればよ
い。CSRICH≦KCSRICHであれば、CPU3
1はステップ710に進み、空燃比λ=1でのストイキ
制御を実施する。但し、ステップ710では空燃比を弱
リッチで制御してもよい。
【0066】カウンタCSRICHが所定値KCSRI
CHに達すると、CPU31はステップ711に進み、
再生処理フラグXSRETを「0」にクリアすると共
に、カウンタCSRICHを「0」にクリアする。つま
り、一連の触媒再生処理が完了したとみなされ、再生処
理フラグXSRETのクリアに伴いリーン時間とリッチ
時間との時間比を「50:1」とする通常の空燃比制御
が再開される。
【0067】一方、前記ステップ701がNOの場合
(XCAT=0の場合)、CPU31はステップ712
に進み、XSRET,CSRET,CSRICHをそれ
ぞれ「0」にクリアしてその後本ルーチンを終了する。
【0068】但し、前記図16の処理に基づき空燃比制
御される場合(ステップ707,710が実施される場
合)、同制御が前記図3の処理に基づく空燃比制御より
も優先される。例えば再生処理フラグXSRETに
「1」がセットされる期間に限り、前記図3により設定
される目標空燃比AFTGを無効にして前記図16のス
テップ707,710の処理に従い空燃比が制御される
とよい。
【0069】前記図16による触媒再生処理が実施され
た後には、当該再生処理にてイオウ被毒が解消されたか
どうかを判定すべく、図17の処理が実施される。すな
わち、CPU31はステップ801で、再生処理後に前
記図9,10に示す触媒劣化の検出処理が実施されたか
否かを判別する。また、CPU31は、ステップ802
で異常発生フラグXSDGLMPが「0」であるか否か
を判別し、続くステップ803で劣化検出フラグXCA
Tが「1」であるか否かを判別する。
【0070】ステップ801〜803が全てYESの場
合、CPU31はステップ804に進む。CPU31
は、ステップ804で異常警告灯(MIL:Malfunctio
n Indicator Light )を点灯して異常発生の旨を運転者
に警告すると共に、続くステップ805で異常発生フラ
グXSDGLMPに「1」をセットする。つまり、前記
図16による再生処理に拘わらず、NOx触媒14の劣
化状態が継続して検出されると、同触媒14が再生不可
能な状態にあるとみなされて最終的に異常発生と判断さ
れる。最終的に異常発生と判断された場合、それ以降の
リーン制御が禁止されて例えばλ=1でのストイキ制御
が実施される。
【0071】上記制御動作を図19のタイムチャートを
用いて説明する。図19において、時刻t21以前は通
常のリーン/リッチ制御が実施され、例えば「50:
1」の時間比にてリーン制御とリッチ制御とが繰り返し
実行される。また、前記図9,10の手順に従い、その
時々のNOx浄化率に基づいてNOx触媒14の劣化検
出処理が実行される。
【0072】そして、時刻t21で触媒劣化の旨が検出
されると、劣化検出フラグXCATに「1」がセットさ
れる(前記図10のステップ411)。その後、時刻t
22では前記図16の触媒再生処理が起動され、同処理
の実行に伴い再生処理フラグXSRETに「1」がセッ
トされる(前記図16のステップ704)。時刻t22
以降、「5:1」の時間比にてリーン制御とリッチ制御
とが繰り返し実行される(図16のステップ707)。
【0073】時刻t22でリーン制御/リッチ制御の時
間比が短縮されると、排ガス中のリッチ成分(未燃H
C)が過剰ぎみになる。従って、NOx触媒14で未燃
HCが酸化反応する際に生じる熱量が増え、触媒温が上
昇する。本実施の形態の場合、リーン制御とリッチ制御
との時間比を「5:1」に短縮することで、90℃程度
の温度上昇が得られる。
【0074】再生処理の開始後、所定値KCSRETに
相当する時間が経過する時刻t23では、目標空燃比A
FTGを「1.0」とするストイキ制御が開始される
(図16のステップ710)。
【0075】その後、所定値KCSRICHに相当する
時間が経過する時刻t24では、再生処理フラグXSR
ETが「0」にクリアされると共に、リーン制御とリッ
チ制御との時間比を「50:1」とする通常の空燃比制
御が再開される。
【0076】時刻t24以後、前記図9,10の触媒劣
化検出処理が新たに実行され、NOx触媒14のNOx
吸蔵能力が回復したかどうかが判定される。このとき、
NOx吸蔵能力が回復していれば、図示のように劣化検
出フラグXCATが「0」にクリアされる。これに対し
て、NOx吸蔵能力が回復していなければ、劣化検出フ
ラグXCATが「1」のまま保持される。
【0077】また、再生処理後に前記図18の処理が実
行され、NOx吸蔵能力の回復がなければ(XCAT=
1であれば)図示しない異常発生フラグXSDGLMP
に「1」がセットされる。さらに、異常警告灯が点灯さ
れて異常発生の旨が運転者に警告される。
【0078】なお本実施の形態では、前記図16のステ
ップ707が請求項記載の昇温手段に相当し、同ステッ
プ710が触媒再生手段に相当する。また、前記図9,
10の処理が劣化検出手段に相当する。
【0079】以上詳述した本実施の形態によれば、以下
に示す効果が得られる。本実施の形態では、NOx触媒
14の劣化発生が検出された時、すなわち同NOx触媒
14のNOx吸蔵量が所定値よりも低下したと判断され
た時に、リーン燃焼に対するリッチ燃焼の割合を増やし
て触媒温を上昇させ、触媒温の上昇後、空燃比を理論空
燃比(λ=1)に制御してNOx触媒14を再生させる
ようにした。この場合、従来装置とは異なりリーン失火
や点火遅角を強制的に行わせることはなく、予期せぬト
ルク変動やエミッションの悪化を招くことはない。その
結果、従来の不具合を回避しつつNOx触媒14に吸着
したイオウを適正に放出することができる。
【0080】以上の如くNOx触媒14の再生処理が実
施されることにより、同触媒14によるNOx浄化が適
正に行われ、排気エミッションを良好な状態でに保つこ
とができる。
【0081】NOx触媒14の劣化発生時に同触媒14
の再生処理を実施することで、イオウ被毒により触媒が
劣化状態になってもその状態が直ぐに解消される。ま
た、触媒劣化時にのみ再生処理を行うことで、空燃比リ
ーン制御が度々中断されるといった、他の制御への影響
を必要最小限に止めることができる。
【0082】さらに、触媒再生処理が実施された後、N
Ox触媒14のNOx吸蔵能力が回復したかどうかを判
定し、NOx吸蔵能力が回復していなければ当該触媒が
異常である旨を判定するようにした。例えばNOx触媒
が高熱に晒されて熱劣化に至った場合には、前記再生処
理を行ってもNOx吸蔵能力が回復することはない。従
って、かかる場合には異常発生の旨を判定し、異常発生
を警告して部品交換等を促すようにする。
【0083】また前記図9,10に示す触媒劣化の検出
処理によれば、NOx触媒14に供給した排ガスが実際
にどれだけリッチになるか、或いはリッチ度合がどの程
度になるかといったことを反映させつつ、正確にNOx
吸蔵能力が判定できる。従って、NOx触媒14の劣化
を正確に検出することができる。
【0084】なお、本発明の実施の形態は、上記以外に
次の形態にて具体化できる。上記実施の形態では、前記
図9,10の処理に従いNOx触媒14の劣化を検出し
たが、これを変更する。リッチ燃焼時におけるリアO2
出力VOX2(触媒下流側のO2 センサ27の出力)の
大きさに基づいてNOx触媒14のNOx吸蔵能力を推
定し、そのNOx吸蔵能力から触媒劣化度合を検出す
る。より具体的には、リアO2 出力VOX2のピーク
値、時間積分値(面積)、軌跡の何れかに基づいてNO
x触媒14のNOx吸蔵能力を推定する。つまり、図2
0に見られるように、NOx触媒14の劣化度合が相違
すれば、例えばリアO2 出力VOX2のピーク値が相違
し、同図(b)では(a)よりもピーク値が大きいこと
から触媒劣化が進行していると判断できる。
【0085】他方で、特段の事情がない限り、触媒劣化
は時間の経過に伴いある程度同じ速度で進行すると考え
られる。そこで、所定時間が経過した時点、或いは車両
が所定距離を走行した時点で、NOx吸蔵能力が低下し
たとみなして触媒再生処理を実施する。
【0086】上記実施の形態では、触媒再生処理(前記
図16の処理)を実施した後、NOx吸蔵能力が回復し
たかどうかを判定し、NOx吸蔵能力が回復していなけ
れば、熱劣化等、再生不能な状態に陥ったとして異常発
生の旨を判定したが、この構成を変更する。触媒再生処
理後においてNOx吸蔵能力が回復していないと判定し
た場合、触媒再生処理を再度実施し、その後、改めてN
Ox吸蔵能力が回復したかどうかを判定する(再生処理
は最大で10回程度とする)。複数回の再生処理を実施
する場合、後続の再生処理ではリーン制御とリッチ制御
との時間比を短縮して触媒の温度上昇幅を大きくし(前
記図18参照)、再生処理の効率化を図るようにしても
よい。
【0087】また、再生処理の前後で触媒劣化度合(N
Ox吸蔵能力)が変化したかどうかを判定し、触媒劣化
度合が減少していれば、再生の可能性があるとして再生
処理の再実施を許可し、触媒劣化度合が変わらなけれ
ば、再生の可能性がないとして最終的に異常発生の旨を
判定する(再生処理をそれ以上実施しない)。この場
合、より一層確実な触媒再生処理が実現できる。具体的
には図21の処理を実行する。図21の処理は前記図1
7の処理の一部を変更したものであり、以下には図17
との相違点のみを説明する。つまり、ステップ801〜
803の実施後、CPU31はステップ901におい
て、再生処理の前後で各々記憶した劣化度合値に基づき
触媒劣化度合が減少したか否かを判別する。そして、触
媒劣化度合が減少していなければ、異常発生の旨を判定
する(ステップ804,805)。また、触媒劣化度合
が減少していれば、CPU31はステップ902に進
み、触媒再生処理(前記図16の処理)を再実行させ
る。
【0088】触媒再生処理を実施する際、リッチ制御時
のリッチ度合を空燃比制御パラメータとし、そのリッチ
度合を増やして触媒温を上昇させるようにしてもよい。
又は、リーン時間/リッチ時間の時間比とリッチ度合と
の両パラメータを使って触媒温を上昇させるようにして
もよい。要は、リーン燃焼とリッチ燃焼との割合を可変
に設定して触媒温を上昇させることができる構成であれ
ばよく、これら何れの場合にも、既述の通り予期せぬト
ルク変動やエミッションの悪化を回避しつつ所望の触媒
昇温作用が得られる。
【0089】上記実施の形態では、空燃比のF/B制御
に際し、現代制御理論を用いた演算を実施したが、これ
に代えてPID,PI制御などを用いた演算を実施して
もよい。また、リーン燃焼時において空燃比をオープン
制御してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における空燃比制御システムの概要
を示す全体構成図。
【図2】燃料噴射制御ルーチンを示すフローチャート。
【図3】目標空燃比AFTGの設定ルーチンを示すフロ
ーチャート。
【図4】エンジン運転状態に応じてリッチ時間をするた
めのマップ。
【図5】エンジン運転状態に応じてリーン目標空燃比を
設定するためのマップ。
【図6】空燃比制御の挙動を示すタイムチャート。
【図7】NOx量推定ルーチンを示すフローチャート。
【図8】NOx量算出に使用するための関係図。
【図9】触媒劣化検出ルーチンを示すフローチャート。
【図10】図9に続き、触媒劣化検出ルーチンを示すフ
ローチャート。
【図11】リアO2 出力積算値VOX2ADの算出ルー
チンを示すフローチャート。
【図12】リッチガス積算値AFADの算出ルーチンを
示すフローチャート。
【図13】劣化判定値NOXCONVとNOx浄化率と
の関係を示す図。
【図14】NOx浄化率と触媒劣化度合との関係を示す
図。
【図15】触媒劣化の検出動作を説明するためのタイム
チャート。
【図16】触媒再生ルーチンを示すフローチャート。
【図17】再生処理後に実施される処理を示すフローチ
ャート。
【図18】リーン時間/リッチ時間と触媒温上昇幅との
関係を示す図。
【図19】触媒再生処理を具体的に説明するためのタイ
ムチャート。
【図20】触媒劣化前と触媒劣化後とについてセンサ出
力波形を示す図。
【図21】他の実施の形態における処理を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
1…エンジン(内燃機関)、3…排気管、14…NOx
触媒(NOx吸蔵還元型触媒)、26…A/Fセンサ、
27…O2 センサ、30…ECU、31…昇温手段,触
媒再生手段,劣化検出手段としてのCPU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 3/24 F01N 3/24 R F02D 41/04 ZAB F02D 41/04 ZAB 305 305A Fターム(参考) 3G091 AA12 AB05 AB09 AB11 BA11 BA13 CA18 DB01 DB04 DB05 DB06 DB09 DB10 DC01 EA01 EA06 EA07 EA15 EA16 EA30 EA34 FA09 FA14 FB10 FB11 FB12 HA36 HA37 HA42 3G301 HA15 JA04 JA21 JB09 JB10 KA09 KA25 MA01 NA01 NA03 NA04 NA05 NA06 NA08 NC02 NC08 ND15 NE13 NE14 NE15 NE23 PA01Z PA07Z PA10Z PA11Z PA14Z PD03A PD04A PD09A PE01Z PE03Z PE04Z PE08Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関排気系に設けられたリーンNOx触媒
    を備え、空燃比リーン領域でのリーン燃焼を行わせると
    共に、リーン燃焼時に排出される排ガス中のNOxをリ
    ーンNOx触媒で吸蔵し、さらに空燃比を一時的にリッ
    チに制御して前記吸蔵したNOxをリーンNOx触媒か
    ら放出するようにした内燃機関の排ガス浄化装置におい
    て、 前記リーンNOx触媒が吸蔵しうるNOx吸蔵量が所定
    値よりも低下した時に、空燃比をリーン及びリッチで交
    互に制御するための空燃比制御パラメータを可変に設定
    し前記リーンNOx触媒の温度を上昇させる昇温手段
    と、 前記昇温手段による昇温処理後、空燃比を理論空燃比或
    いはリッチに制御してリーンNOx触媒を再生させる触
    媒再生手段とを備えることを特徴とする内燃機関の排ガ
    ス浄化装置。
  2. 【請求項2】前記昇温手段は、リーン燃焼とリッチ燃焼
    との割合を空燃比制御パラメータとし、リーン燃焼に対
    するリッチ燃焼の割合を増やして触媒温を上昇させる請
    求項1に記載の内燃機関の排ガス浄化装置。
  3. 【請求項3】前記昇温手段は、リーン燃焼のためのリー
    ン時間とリッチ燃焼のためのリッチ時間との時間比(リ
    ーン時間/リッチ時間)を空燃比制御パラメータとし、
    その時間比を短縮させて触媒温を上昇させる請求項1に
    記載の内燃機関の排ガス浄化装置。
  4. 【請求項4】前記昇温手段は、リッチ燃焼時のリッチ度
    合を空燃比制御パラメータとし、そのリッチ度合を増や
    して触媒温を上昇させる請求項1に記載の内燃機関の排
    ガス浄化装置。
  5. 【請求項5】前記リーンNOx触媒の劣化を検出する劣
    化検出手段を備え、 前記リーンNOx触媒の劣化発生が検出された時に、前
    記昇温手段及び触媒再生手段による触媒再生のための処
    理を実施する請求項1に記載の内燃機関の排ガス浄化装
    置。
  6. 【請求項6】前記触媒再生手段による再生処理が実施さ
    れた後、リーンNOx触媒のNOx吸蔵能力が回復した
    かどうかを判定し、NOx吸蔵能力が回復していなけれ
    ば当該NOx触媒が異常である旨を判定する請求項1〜
    請求項5のいずれかに記載の内燃機関の排ガス浄化装
    置。
  7. 【請求項7】前記触媒再生手段による再生処理の前後
    で、リーンNOx触媒によるNOx吸蔵量が変化したか
    どうかを判定し、NOx吸蔵量が増加していれば再生処
    理の再実施を許可し、NOx吸蔵量が変わらなければ最
    終的に異常発生の旨を判定する請求項1〜請求項5のい
    ずれかに記載の内燃機関の排ガス浄化装置。
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