JP2000033860A - 車線逸脱防止装置 - Google Patents

車線逸脱防止装置

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JP2000033860A
JP2000033860A JP10202316A JP20231698A JP2000033860A JP 2000033860 A JP2000033860 A JP 2000033860A JP 10202316 A JP10202316 A JP 10202316A JP 20231698 A JP20231698 A JP 20231698A JP 2000033860 A JP2000033860 A JP 2000033860A
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    • B60T2201/00Particular use of vehicle brake systems; Special systems using also the brakes; Special software modules within the brake system controller
    • B60T2201/08Lane monitoring; Lane Keeping Systems
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車線逸脱防止装置に関し、ドライバの操舵操
作を妨げることなく、又、操舵操作とは無関係に、ドラ
イバに車線からの逸脱を知らせるとともに車両の車線逸
脱の防止を促進できるようにする。 【解決手段】 横ずれ状態検出手段15により、走行車
線の基準位置からの車両の走行位置の横ずれ状態を検出
し、制御手段17により、検出した横ずれ状態に基づい
て自車両の逸脱方向を判定し、左右の車輪41〜44の
うちこの逸脱方向と反対側の車輪に制動力が付加される
ように制動力制御アクチュエータ20を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車が走行車線
から逸脱しそうになると、これを防止する方向のヨーモ
ーメントが車両に作用するように車輪に制動力を付加し
て、ドライバに車線逸脱を知らせるとともに車両の車線
逸脱の防止を促進する、車線逸脱防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、走行中の道路に対する車両の位置
や姿勢の把握を行ない、自車両が走行車線から逸脱しそ
うになると、車線逸脱をドライバに警告したり、ドライ
バの車線逸脱防止操作を案内したり、さらに積極的に、
自動車が走行車線内の基準位置(例えば中央位置)を走
行するような制御を行なったりする車線逸脱防止装置が
提案されている。
【0003】このような車線逸脱防止装置の一つとし
て、車両にそなえたカメラにより前方の走行車線(白
線)を認識し、車速,ハンドル角,ヨーレイト等から予
測される自車両の横ずれ状態を検出して、横ずれ状態に
基づいて操舵制御を行なうものがある。具体的には、図
8に示すような状態で車両50が走行している場合、図
9に示すように、所定時間後(例えば1秒後)における
走行コース中央線から自車両の走行位置までの距離(横
ずれ量)eと、走行コース中央線に対する自車両の走行
コースがなす角度(ヨー角ずれ量)θとを予測し、予測
した横ずれ量e,ヨー角ずれ量θにそれぞれ所定のゲイ
ンK1,K2を乗算することにより補助操舵力を算出す
る。そして、算出した補助操舵力に基づいて操舵アクチ
ュエータ(電動コラムモータ)を制御する。
【0004】この操舵アクチュエータより発生される補
助操舵力がドライバから入力される操舵力と共にパワス
テに入力されることで積極的に車線の逸脱が防止され、
また、このとき、ドライバにはハンドルを通じて操舵ア
クチュエータにより発生される補助操舵力が伝わり、こ
れによりドライバに車線を逸脱していることと、この逸
脱を回避すべき操舵方向とを知らせるのである。このよ
うな技術としては、例えば、特開平9−142327号
公報に開示されたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ドライバが
走行しようとしている車線から自車両が逸脱しようとし
ていることを確実に検出することは困難である。つま
り、上述のように自車両が単に走行車線内の基準位置か
ら外れた位置を走行しようとするのは、ドライバの不注
意による車線逸脱に限るものではなく、車線を変更する
場合や追い越しをかけた場合等、ドライバ自身の意思に
よる場合が少なくない。
【0006】このようなドライバの意思による操舵操作
により自車両が走行車線から外れようとしている場合
に、上述の車線逸脱防止装置のように、操舵アクチュエ
ータにより補助操舵力を付加して車線逸脱を防止しよう
とすると、付加する補助操舵力が大きすぎると、ドライ
バ自身による操舵操作を妨げ円滑な車線変更や追い越し
を実現することができない。そこで、ドライバがハンド
ル操作によって加える操舵力で十分に打ち消すことがで
きる程度に、操舵アクチュエータにより付加する補助操
舵力を制限することが必要になる。
【0007】しかしながら、このように補助操舵力を制
限すると、その分だけ車線逸脱防止効果は低下してしま
うという課題がある。本発明は、上述の課題に鑑み創案
されたもので、ドライバの操舵操作を妨げることなく、
又、操舵操作とは無関係に、ドライバに車線からの逸脱
を知らせるとともに車両の車線逸脱の防止を促進できる
ようにした、車線逸脱防止装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の車線逸脱防止装置では、横ずれ状態検出手段
により、走行車線の基準位置からの車両の走行位置の横
ずれ状態を検出し、制御手段により、検出した横ずれ状
態に基づいて自車両の逸脱方向を判定し、左右の車輪の
うちこの逸脱方向と反対側の車輪に制動力が付加される
ように制動力制御アクチュエータを制御する。
【0009】これにより、自車両が走行車線から逸脱し
そうになると、制動力制御アクチュエータより車輪に付
加される制動力により車線逸脱を防止する方向のヨーモ
ーメントが車両に作用し、ドライバに車線からの逸脱が
知らされるとともに車両の車線逸脱の防止が促進され
る。また、請求項2記載の本発明の車線逸脱防止装置で
は、制御手段により制動力制御アクチュエータを制御し
て、車輪に断続的に制動力を付加する。
【0010】これにより、より効果的にドライバに車線
からの逸脱が知らされる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明すると、図1〜図7は本発明の一実
施形態としての車線逸脱防止装置を示すものである。本
車線逸脱防止装置は、自動車において自車両が走行車線
から逸脱しそうになるとこれを防止するためのものであ
り、走行車線に対する自車両の位置を認識して、車線逸
脱のおそれが生じると、車両にそなえられた制動力制御
アクチュエータにより、車線逸脱を防止する方向のヨー
モーメントが車両に作用するように車輪に制動力を付加
し、ドライバに車線からの逸脱を警告するものである。
【0012】もちろん、車両に作用するヨーモーメント
自体によっても、車両の車線逸脱の防止を促進する効果
はあるが、あくまでも体感するヨーモーメントを通じて
ドライバに警告することが主目的であり、車線を逸脱し
そうな車両の位置を修正するのは、この車両に作用する
ヨーモーメントを体感することにより車線を逸脱しそう
なことを認識したドライバの操舵操作によって行なうべ
きものとしている。
【0013】したがって、本車線逸脱防止装置は、図1
に示すように、走行車線に対する自車両の位置を認識す
るために、車両の前方の道路状態を撮像する撮像手段と
してのカメラ1と、カメラ1からの画像情報から画像情
報を適宜処理して前方道路上の左右の白線位置を認識す
る画像情報処理手段11と、この画像情報処理手段11
による白線位置画像情報に基づき、車両前方の走行レー
ン(走行車線)を推定する走行車線推定手段12とをそ
なえている。
【0014】これらの画像情報処理手段11,走行車線
推定手段12は、例えば、特開平7−85249号公報
に開示されたような方法により白線認識処理及び走行レ
ーン推定処理を行なうようになっている。つまり、画像
情報処理手段11では、図2(a)に示すように、車両
1にそなえられたカメラ1により車両前方の所定の前後
範囲の白黒画像情報を取り込み、画面上で等間隔になる
ような複数の水平線11Aを設定する。この白黒画像情
報の取り込みは、微小な制御周期毎に更新される。そし
て、図2(b)に示すように、それぞれの水平線11A
上において前回の画面での白線位置の左右の所要の範囲
を白線探査エリア(処理対象領域)11Bとして設定す
る。なお、初回の画面では、直線路における白線位置を
前回の画面データとして利用する。
【0015】そして、図2(c)に示すように各水平線
の明度をそれぞれ左から横方向に検出して、この検出値
を微分することにより明度変化特性を求める。これによ
り、例えば図2(d)に示すような特性が得られ、白線
51やガードレールは通常の路面に比較して輝度が非常
に高いため、大きな明度変化(微分値)となる。白線5
1の場合、図2(e)に示すように、明度変化(微分
値)のピークが左からプラス,マイナスの順に並んで現
れ、且つそれぞれのピークの間隔が白線51として妥当
と思われる程度に納まっている組み合わせを白線候補と
して抽出し、その中点を白線候補点11Cとして保存す
る。さらに、これらの白線候補点11Cのうち、画面中
心に最も近いものを最終候補点として残す。
【0016】そして、図2(f)に示すように、最後に
各水平線データにおける白線候補点11Cの上下方向の
連続性を画面の下方から順次検証していく。つまり、事
前に前画面での白線51の上下端間の傾きを計算してお
き、最下点11Dを白線51とすると、一本だけ上の水
平線11A上の候補点11Cが、前回の白線51の傾き
に対して所定の範囲内に入っているかを検証する。候補
点11Cがこの範囲内に入っていればこれを白線51と
し、入っていないときは候補点11Cは却下され、上述
の傾きから補間計算した座標が白線位置としてみなされ
る。
【0017】各水平線について同様の作業を行なうこと
により、連続した白線を認識することができる。こうし
た白線認識の作業を、所要の周期で継続して行なって、
その都度白線の認識が更新するようになっている。走行
車線推定手段12では、このように各認識周期で認識さ
れた原画像上の白線51を平面視画像に変換して、走行
レーン左端の白線51Lから推定しうる道路中心線LC
L と走行レーン右端の白線51Rから推定しうる道路中
心線LCRとに基づいて、道路中心線LCの推定を行な
うようになっている。
【0018】さらに、本車線逸脱防止装置は、走行車線
推定手段12により推定された走行レーン(道路中心
線)と車両の走行予想コースとを比較して、所定時間後
(例えば、1秒後)における走行レーンに対する横ずれ
状態を検出する横ずれ状態検出手段15と、横ずれ状態
検出手段15で検出された横ずれ状態に基づいて車両が
車線から逸脱しているか否か判定する車線逸脱判定手段
16とをそなえている。
【0019】ここで、横ずれ状態検出手段15により検
出される横ずれ状態とは、具体的には、車両走行位置の
走行レーン中央からの距離(横ずれ量)e,走行レーン
に対して走行予測コースがなす角度(ヨー角ずれ量)θ
であり、それぞれ横ずれ状態検出手段15の機能要素で
ある横ずれ量算出手段15A,ヨー角ずれ量算出手段1
5Bにより算出されるようになっている。そして、車線
逸脱判定手段16は、これらの横ずれ量e,ヨー角ずれ
量θの何れかがそれぞれの所定値を越えたとき、若しく
は、共にそれぞれの所定値を越えたとき、車両が車線を
逸脱すると判定し、後述のコントローラ17へ車線逸脱
信号(車線逸脱方向も示す)を出力するようになってい
る。
【0020】なお、横ずれ状態検出手段15は、車両の
走行予想コースを、操舵角センサ2,ヨーレートセンサ
3,車速センサ4によりそれぞれ検出される操舵角,ヨ
ーレート,車速に基づいて予想するようになっている。
さらに、本車線逸脱防止装置は、車線逸脱判定手段16
による車線逸脱判定に基づき制動力制御アクチュエータ
20を制御するコントローラ(制御手段)17をそなえ
ている。
【0021】コントローラ17は、車線逸脱を防止する
方向のヨーモーメントが車両に作用するように車輪に制
動力を付加するように制動力制御アクチュエータ20を
制御するものであるが、その制御にあたっては、車線逸
脱判定手段16の車線逸脱判定のみならず、車速その他
の種々の情報をも参酌するようになっている。具体的に
は、コントローラ17には、ヨーレートセンサ3,車速
センサ4,操舵トルクセンサ6,スリップ比算出手段1
3,前後Gセンサ14,横Gセンサ7,ブレーキSW
8,作動SW9から、それぞれ、ヨーレート情報,車速
情報,操舵トルク情報,車輪スリップ比情報,前後G情
報,横G情報,ブレーキのオンオフ情報,作動スイッチ
のオンオフ情報が入力されるようになっている。そし
て、これらの情報と車線逸脱判定とに基づき、その機能
要素である制御判定手段17Aにより、車線逸脱を防止
する方向のヨーモーメントを車両に作用させるための制
動力制御アクチュエータ20の制御(以下、制動力制御
という)を行なうか否か判定するようになっている。
【0022】制動力制御を行なうのは、車線逸脱判定手
段16から車線逸脱信号が入力されている時であるが、
これとともに、車速が所定値以上であることを条件とし
ている。これは、車線逸脱による危険性は車速が高い程
高くなることに鑑み、車速がある所定値以上になったと
きには、制動力制御により車線逸脱を防止するためであ
る。ただし、この制動力制御は以下の第1〜6の条件が
全て成立した場合のみ行なわれ、一つでも成立しない時
は、制動力制御は行なわないか又は終了するようになっ
ている。
【0023】まず、第1の条件は、ブレーキSW8がオ
フになっていることである。これは、ブレーキSW8が
オンになっている時、即ち、ドライバが自ら積極的にブ
レーキ操作(制動力操作)を行なっている時に重ねて制
動力制御を行なうと、ドライバに違和感を与えてしまう
虞があるためである。第2の条件は、操舵トルクが所定
値以下であることである。これは、ハンドルに大きな操
舵トルクが加えられている場合は、ドライバが十分覚醒
していると考えられるため、制動力制御を行なうまでも
なく、又、却ってドライバの意思による運転を妨げてし
まう虞もあるからである。
【0024】第3の条件は、スリップ比算出手段13で
検出される車輪のスリップ比が所定値(例えば、5%)
以下であることである。これは、通常の道路では車輪の
スリップ比は極めて小さく、これが大きくなるような場
合としては、例えば、ダート路のような極めて走行条件
の悪い道路が考えられ、このような道路を走行中は、車
体の姿勢も大きく変化するため、車線逸脱判定を行なう
意味が失われるためである。なお、スリップ比算出手段
13は、車速センサ4で検出される車速と車輪速センサ
5で検出される車輪速とから車輪のスリップ比を算出す
るようになっている。
【0025】第4の条件としては、車両に作用する前後
Gが所定値以下であることである。これは、第2の例外
条件と同様に、大加速中はドライバが十分覚醒している
と考えられるためである。なお、前後G算出手段14
は、車速センサ4で検出される車速を微分することで、
前後Gを算出するようになっている。そして、第5の条
件は、車両に作用する横加速度Gが所定値以下であるこ
とであり、第6の条件は、ヨーレートが所定値以下であ
ることである。これは、車両に大きな横加速度Gが作用
している場合や、車両が大きなヨーレートで回転してい
るような場合は、ドライバ自身による操作か若しくは道
路条件が極めて悪い場合と考えられるため、制動力制御
を行なう必要性がないか、又は、その意味がないためで
ある。
【0026】次に、コントローラ17による制動力制御
の内容について説明すると、制動力制御の方法として
は、例えば、図3に示すような制動力制御が考えられ
る。図3に示す制動力制御について説明すると、コント
ローラ17は、制御開始(時点t0 )とともに、まず、
車両の逸脱方向と反対側の前輪の制動力を上げるよう、
制動力制御アクチュエータ20に前輪ブレーキ液圧の増
圧を指令する前輪増圧信号を入力する。この信号入力開
始時点をt0 として、前輪増圧信号を所定時間tt01入力
した後(時点t1 )、今度は前輪ブレーキ液圧の減圧を
指令する前輪減圧信号を入力して前輪に付加している制
動力を下げるよう制動力制御アクチュエータ20を制御
する。
【0027】さらに、前輪減圧信号の入力から時間tt12
経過後(時点t2 )、次は、車両の逸脱方向と反対側の
後輪の制動力を上げるよう、制動力制御アクチュエータ
20に後輪増圧信号を入力し、後輪増圧信号を所定時間
tt23入力した後(時点t3 )、今度は後輪減圧信号を所
定時間tt34入力して後輪に付加している制動力を下げて
いく。そして、再び車両の逸脱方向と反対側の前輪の制
動力を上げるよう、制動力制御アクチュエータ20に前
輪増圧信号を入力し(時点t4 )、以後、この増圧信
号,減圧信号の入力を車線逸脱信号が入力されている
間、前輪側,後輪側へ順に繰り返して行なうようになっ
ている。
【0028】この制動力制御の周期、即ち、車輪への制
動力の付加が開始されてから、再び解除されるまでの時
間tt02及び時間tt24は、例えば、30〜50ms程度、
即ち、周波数にして20〜30Hz程度となるように設
定されている。また、制動力制御アクチュエータ20か
ら車輪に付加される制動力は、制動力の付加により車両
に作用する減速度が所定値(例えば、2m/s2 )を越
えないように設定されている。
【0029】また、図3に示すように、前輪増圧信号に
比べて前輪減圧信号の方が長時間与えられるが、これ
は、ブレーキ液圧を同程度増減する場合、増圧よりも減
圧の方が時間がかかるためである。また、ブレーキ液圧
の増減周波数20〜30Hzは、ドライバに大きな違和
感を与えない周波数である。つまり、人間の内蔵の固有
振動数は4〜8Hzといわれており、一方、車体が路面
から受ける振動周波数はおよそ30Hz以上であり、ブ
レーキ液圧の増減周波数はこれらを回避して、ドライバ
等の体感を損なわないようにしているのである。
【0030】このような制動力制御を行なうことによ
り、車両の挙動は、図3の最下段に示すようなヨーレー
トで変化するようになっている。つまり、車両の逸脱方
向と反対側の前輪に制動力が付加されることによる大き
なヨーレートの変化と、後輪に制動力が付加されること
による小さなヨーレートの変化とが、制動力制御を行な
っている間、順に繰り返し車両に作用するのである。
【0031】次に、コントローラ17による制動力制御
が行なわれる制動力制御アクチュエータ20の構成につ
いて説明すると、本車線逸脱防止装置にかかる制動力制
御アクチュエータ20は、特開平8−310360号公
報に開示されているような旋回制御システムに適用され
る制動力制御アクチュエータを流用したものであり、図
4はその構成を模式的に示すものである。
【0032】図4に示すように、本制動力制御アクチュ
エータ20では、ドライバがブレーキペダル25を踏み
込みブレーキブースタ26を介してマスタシリンダ27
を操作することで、油圧を前輪ブレーキ(Fブレーキ)
21L,21R,後輪ブレーキ(Rブレーキ)22L,
22Rに付加する油圧系と、ドライバのペダル操作とは
別個にバルブ制御によりモータ24を駆動して油圧ポン
プ23で発生させアキュムレータ28に蓄圧された油圧
を付加する油圧系とをそなえており、その切替はスイッ
チィングバルブ(SWバルブ)29の開閉により行なう
ようになっている。また、Fブレーキ21L,21R、
Rブレーキ22L,22Rへの油圧ラインには、入口バ
ルブ31L,31R,33L,33Rと出口バルブ32
L,32R,34L,34Rとがそなえられており、こ
れらのバルブ31L,31R〜34L,34Rとアキュ
ムレータ28等の油圧源とからABS装置が構成されて
いる。なお、ブレーキ及びバルブに関する符号には、
L,Rが付されているが、Lを付すものを左輪に関し、
Rを付すのは右輪に関している。
【0033】制動力制御アクチュエータ20は、通常の
走行時には、SWバルブ29を開き、油圧系をマスタシ
リンダ27側に設定し、ドライバのペダル25操作に応
じた油圧をFブレーキ21L,21R,Rブレーキ22
L,22Rに付加するようになっている。一方、ABS
の作動が必要となった場合は、SWバルブ29を閉じて
油圧系をアキュムレータ28側に切り替えるとともにア
キュムレータ28の下流に設けられたバルブ30を開
き、アキュムレータ28内の圧力をFブレーキ21L,
21R,Rブレーキ22L,22Rに付加するようにな
っている。そして、さらに、入口バルブ31L,31
R,33L,33R,出口バルブ32L,32R,34
L,34Rを適宜開閉し、これにより、Fブレーキ21
L,21R,Rブレーキ22L,22Rに付加される油
圧の大きさ、即ち、車輪に付加される制動力を車輪がロ
ックしないよう最適に制御するようになっている。な
お、ここでは、各輪毎に制動力を制御できるようになっ
ている。
【0034】そして、上述のような構成を有する制動力
制御アクチュエータ20は、車線逸脱防止のための制動
力制御時には、まず、SWバルブ29を閉じて、Fブレ
ーキ21L,21R,Rブレーキ22L,22Rに加え
る油圧の油圧系をアキュムレータ28側に切り替えるよ
うになっている。そして、コントローラ17から左右何
れかの前輪増圧信号が入力された時、例えば、左前輪増
圧信号が入力された時には、Fブレーキ21L側の入口
バルブ31Lを開,出口バルブ32Lを閉,その他の入
口バルブ全て閉としてFブレーキ21Lに付加する油圧
を増加させ、左前輪減圧信号が入力された時には、入口
バルブ31Lを閉,出口バルブ32Lを開としてFブレ
ーキ21Lに付加する油圧を低下させるようになってい
る。
【0035】同様に、左後輪増圧信号が入力された時に
は、Rブレーキ22L側の入口バルブ33Lを開,出口
バルブ34Lを閉,その他の入口バルブ全て閉としてR
ブレーキ22Lに付加する油圧を増加させ、左後輪減圧
信号が入力された時には、入口バルブ33Lを閉,出口
バルブ34Lを開としてRブレーキ22Lに付加する油
圧を低下させるようになっている。また、右前輪側,右
後輪側に関しても、同様なバルブ制御が行なわれるよう
になっている。
【0036】なお、35はカットオフバルブ,36はリ
ザーバ,37,38は圧力センサであり、Rブレーキ2
2L,22Rとその入口バルブ32L,32Rとの間に
は圧力制御弁(PCV)39L,39Rがそなえられて
いる。また、本車線逸脱防止装置には、その作動を選択
する作動スイッチ(SW)9がそなえられている。した
がって、本装置を作動させたければ作動SW9をオン
に、本装置を作動させたくなければ作動SW9をオフ
に、ドライバの好みに応じて選択できるようになってい
る。さらに、例えばインパネ(インストルメントパネ
ル)内には、車両が車線から逸脱しそうな場合に警報音
を発して、聴覚によりドライバに注意を喚起するための
警報手段40が設けられている。
【0037】なお、画像情報処理手段11,走行車線推
定手段12,横ずれ状態検出手段15,車線逸脱判定手
段16,コントローラ17,スリップ比算出手段13,
前後G算出手段14は、CPU,入出力インタフェー
ス,ROM,RAM等をそなえてなる電子制御ユニット
(ECU)10として構成される。本発明の一実施形態
としての車線逸脱防止装置は、上述のように構成されて
いるので、図5に示すようなカーブ路を走行している場
合の車線逸脱防止の処理は次のように行なわれる。
【0038】まず、自車両50が走行している走行車線
の前方の風景をカメラ1により撮像する。そして、撮像
された画像情報から画像情報処理手段11により白線5
1L,51Rの情報を抽出し、抽出された白線51L,
51R情報に基づき、走行車線推定手段12により走行
車線(走行車線中心線)52を推定する。一方、車両に
そなえられる操舵角センサ2,ヨーレートセンサ3,車
速センサ4により、操舵角,ヨーレート,車速を検出
し、これらに基づいて自車両50の走行予測コース53
を推定する。そして、横ずれ状態検出手段15では、推
定した走行車線52と走行予測コース53とを比較し、
横ずれ量算出手段15A,ヨー角ずれ量算出手段15B
により、それぞれ所定時間後(例えば1秒後)における
横ずれ量e,ヨー角ずれ量θを算出する。
【0039】このとき、これらの横ずれ量e,ヨー角ず
れ量θの何れか、若しくは、両方がそれぞれの所定値を
越えていれば、車線逸脱判定手段16は、車両が所定時
間後(例えば1秒後)に車線を逸脱すると判定し、それ
を防止するようコントローラ17へ車線逸脱信号を出力
する。コントローラ17では、車速が所定値以上に達し
ている状態において車線逸脱判定手段16から車線逸脱
信号が入力された場合、6つの条件、即ち、ブレーキS
W8がオフであること、操舵トルクが所定値以下である
こと、車輪のスリップ比が所定値以下であること、車両
に作用する前後Gが所定値以下であること、車両に作用
する横加速度Gが所定値以下であること、車両のヨーレ
ートが所定値以下であること、が全て成立したとき、警
報手段40より警報音を発するとともに、制動力制御ア
クチュエータ20に対し、制動力制御を行なう。
【0040】つまり、図6に示すように、まず、車速セ
ンサ4より入力される車速が所定値以上か否か判定し
(ステップS10)、次に、車線逸脱判定手段16から
車線逸脱信号が入力されているか否か判定する(ステッ
プS20)。車速が所定値以上で車線逸脱信号が入力さ
れていれば、ステップS30に進み各条件を判定する。
この制動力制御はステップS30〜S80に示す条件が
全て成立した場合のみ行なわれ、一つでも成立しない時
は、制動力制御は行なわないか又は終了する(ステップ
S100)。
【0041】まず、第1の条件として、ブレーキSW8
がオフになっているか否かを判定する(ステップS3
0)。次に、第2の条件として、操舵トルクが所定値以
下であるか否かを判定する(ステップS40)。さら
に、第3の条件として、スリップ比算出手段13で検出
される車輪のスリップ比が所定値(例えば、5%)以下
であるか否かを判定する(ステップS50)。第4の条
件として、車両に作用する前後Gが所定値以下であるか
否かを判定する(ステップS60)。そして、第5の条
件,第6の条件として、車両に作用する横加速度Gが所
定値以下であるか否か(ステップS70)、ヨーレート
が所定値以下であるか否か(ステップS80)をそれぞ
れ判定する。
【0042】以上の条件(ステップS30〜S80)が
全て成立した時、制御判定手段17Aは、制動力制御を
行なうよう判定し、この判定に基づきコントローラ17
は、制動力制御を行なう(ステップS90)。図5に示
す場合では、制動力制御アクチュエータ20は、まず、
車線の車両の逸脱方向と反対側の前輪、即ち、右前輪4
2に制動力を付加し所定時間経過後に解除した後、今度
は、右後輪44に制動力を付加する。そして、所定時間
経過後に右後輪44の制動力を解除した後、再び、右前
輪42に制動力を付加し、以後、車線逸脱信号が入力さ
れ、且つ、前記の6つの条件が全て成立している間、こ
の操作を周期的(例えば、20〜30Hz)に繰り返し
て行なう。
【0043】この制動力制御により、車両50には、右
前輪42に制動力が付加された時には右回りに大きなヨ
ーモーメントが発生し、右後輪44に制動力が付加され
た時には右回りに小さなヨーモーメントが発生する。こ
の右回りの大小のヨーモーメントが順に断続的に繰り返
し車両50に作用することで、ドライバに車両が車線か
ら逸脱しそうなことを知らせて車線逸脱を回避するよう
な操舵操作を促すとともに、そのヨーモーメント自体に
よっても車線逸脱の回避が促進される。
【0044】このように、本車両逸脱防止装置によれ
ば、車両が走行車線から逸脱しそうになると、制動力制
御アクチュエータ20より逸脱方向と反対側の車輪に制
動力が付加されるので、車線逸脱を防止する方向のヨー
モーメントが車両に作用し、ドライバはヨーモーメント
の作用に伴う車両挙動の変化を体感する。これにより、
ドライバの自由な操舵操作を妨げることなく、ドライバ
に車線からの逸脱とその方向とを認識させ、車線逸脱を
回避するような操舵操作を促すことが可能となる。ま
た、車両に作用するヨーモーメント自体によっても車線
逸脱の回避が促進される利点もある。
【0045】さらに、本車両逸脱防止装置では、制動力
は逸脱方向と反対側の前後輪に順に周期的に付加される
ため、車両に作用するヨーモーメントは所定の周波数
(例えば、20〜30Hz)で断続的に変化し、車両挙
動の変化も大きく変化するので、より効果的にドライバ
ーに車線からの逸脱とそれを回避する方向とをを認識さ
せることができる利点がある。さらに、20〜30Hz
の周波数は、車体が路面から受ける周波数(30Hz以
上)よりも小さいため、それと明確に区別することがで
きるとともに、人体の内蔵の固有周波数(4〜8Hz)
よりも高いためドライバに与える不安感が小さいという
利点もある。
【0046】また、逸脱方向と反対側の車輪に制動力を
付加した時には、車体には減速度が作用するので、これ
により車速が低下して車線逸脱による危険性が低減され
るとともに、この時の減速度は所定値(例えば2m/s
2 )以下となるように設定されているので、急減速によ
るドライバへの違和感を防止することができる。さら
に、本車両逸脱防止装置では、制動力制御アクチュエー
タ20は、既存の旋回制御システムに適用される制動力
制御アクチュエータを流用することができるので、コス
トの上昇を招くこと無く上記の種々の効果を得ることが
できるという利点がある。
【0047】以上、本発明の一実施形態としての車両逸
脱防止装置について説明してきたが、本発明の車両逸脱
防止装置は、上述の実施形態に限定されるものではな
く、種々変形して実施することが可能である。例えば、
制動力制御は図3に示したようなものに限らず、図7に
示すような方法で行なうこともできる。
【0048】つまり、図7に示す制動力制御について説
明すると、コントローラ17は、制御開始(時点t5
とともに、車両の逸脱方向と反対側の前輪,後輪の制動
力を共に上げるよう、制動力制御アクチュエータ20に
前輪増圧信号,後輪増圧信号を同時に入力する。そし
て、前輪増圧信号,後輪増圧信号を所定時間tt56入力し
た後(時点t6 )、今度は前輪減圧信号,後輪減圧信号
を同時に入力して前輪,後輪に付加している制動力を共
に下げるよう制動力制御アクチュエータ20を制御す
る。
【0049】そして、前輪減圧信号,後輪減圧信号の入
力から時間tt67経過後、再び車両の逸脱方向と反対側の
前輪,後輪の制動力を上げるよう、制動力制御アクチュ
エータ20に前輪増圧信号,後輪増圧信号を入力し(時
点t7 )、以後、この増圧信号,減圧信号の入力を車線
逸脱信号が入力されている間、前輪側と後輪側とへ同時
に繰り返して行なう。なお、制動力制御の周期、即ち、
時間tt57は、図3に示した制動力制御と同様に、30〜
50ms、即ち、周波数にして略20〜30Hzとなる
ように設定する。
【0050】このような制動力制御を行なうことによ
り、車両の挙動は、図7の最下段に示すようなヨーレー
トで変化する。つまり、車両の逸脱方向と反対側の前
輪,後輪に同時に制動力が付加されることによる一定の
ヨーレートの変化が、制動力制御を行なっている間、繰
り返し車両に作用するのである。このような制動力制御
によっても、本実施形態と同様に、車両には所定の周波
数で断続的にヨーモーメントが発生するので、ヨーモメ
ントを介してドライバに車線からの逸脱を認識させ、車
線逸脱を回避するような操舵操作を促すとともに、車両
に作用するヨーモーメント自体によっても車線逸脱の回
避が促進されるという利点を得ることができる。
【0051】また、本実施形態の制動力制御や図7に示
す制動力制御のように前輪,後輪の双方に制動力を付加
するのではなく、前輪のみ、若しくは後輪のみに制動力
を付加するような制動力制御を行なってもよい。さら
に、制動力制御時における制動力の大きさを車速に応じ
て変化させるように、つまり、車速が大きいほど付加す
る制動力も大きくなるようにしてもよい。これにより、
車線逸脱による危険度が大きい高速走行時において、ド
ライバに対してより明確に車線を逸脱しそうなことを認
識させることができる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の車線逸脱防止装置によれば、自車両が走行車線か
ら逸脱しそうになると、制動力制御アクチュエータより
逸脱方向と反対側の車輪に制動力が付加されるので、車
線逸脱を防止する方向のヨーモーメントが車両に作用
し、ドライバはヨーモーメントの作用に伴う車両挙動の
変化を体感する。これにより、ドライバの自由な操舵操
作を妨げることなく、ドライバに車線からの逸脱とその
方向とを認識させ、車線逸脱を回避するような操舵操作
を促すことが可能となる。
【0053】また、請求項2記載の本発明の車線逸脱防
止装置によれば、制動力は逸脱方向と反対側の車輪に断
続的に付加されるため、車両に作用するヨーモーメント
も断続的に変化し、これにより、車両挙動の変化も大き
くなり、より効果的にドライバーに車線からの逸脱とそ
れを回避する方向とを認識させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての車線逸脱防止装置
の構成を模式的に示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる白線認識処理を説
明するための説明図であり、(a)〜(f)の順で処理
内容を順番に示している。
【図3】本発明の一実施形態にかかる制動力制御の一例
を示すタイムチャート図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる制動力制御アクチ
ュエータの構成を示す模式図である。
【図5】本発明の一実施形態としての車線逸脱防止装置
の作用について説明するための図である。
【図6】本発明の一実施形態にかかる制動力制御のため
の判定処理の流れを示す図である。
【図7】本発明の一実施形態にかかる制動力制御の他の
例を示すタイムチャート図である。
【図8】従来の車線逸脱防止装置の作用について説明す
るための図である。
【図9】従来の車線逸脱防止装置の構成を模式的に示す
ブロック図である。
【符号の説明】
15 横ずれ状態検出手段 16 車線逸脱判定手段 17 コントローラ(制御手段) 20 制動力制御アクチュエータ 41〜44 車輪 e 横ずれ量 θ ヨー角ずれ量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D046 BB18 BB21 BB32 EE01 HH20 JJ18 5H180 AA01 CC04 CC24 CC27 LL07 LL09 LL15 5H301 AA03 CC03 CC06 GG09 GG14 HH15 LL11 MM07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の車輪に制動力を付加する制動力制
    御アクチュエータと、 走行車線の基準位置からの自車両の走行位置の横ずれ状
    態を検出する横ずれ状態検出手段と、 該制動力制御アクチュエータの該制動力を制御する制御
    手段とをそなえ、 該制御手段は、該横ずれ状態検出手段で検出された該横
    ずれ状態に基づいて該自車両の逸脱方向を判定するとと
    もに、上記の左右の車輪のうちこの判定した逸脱方向と
    は反対側の車輪に制動力が付加されるように該制動力制
    御アクチュエータを制御することを特徴とする、車線逸
    脱防止装置。
  2. 【請求項2】 該制御手段は、該車輪に該制動力が断続
    的に付加されるように該制動力制御アクチュエータを制
    御することを特徴とする、請求項1記載の車線逸脱防止
    装置。
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