JP2000033285A - 破砕機の破砕装置 - Google Patents

破砕機の破砕装置

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JP2000033285A
JP2000033285A JP10222365A JP22236598A JP2000033285A JP 2000033285 A JP2000033285 A JP 2000033285A JP 10222365 A JP10222365 A JP 10222365A JP 22236598 A JP22236598 A JP 22236598A JP 2000033285 A JP2000033285 A JP 2000033285A
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Japan
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rotation
crusher
time
rotating shaft
rotating
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Application number
JP10222365A
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English (en)
Inventor
Yukio Mitsunari
幸夫 三成
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Yutani Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来より、木材,石材等の比較的硬い被破砕
物を破砕する破砕機ではその回転軸間に前記被破砕物が
詰まり状態となって、前記回転軸が停止してしまうこと
がある。従来より行われている解決操作としては、手動
スイッチ操作で前記回転軸の逆転・正転を繰り返した
り、棒材等を用いて詰まった被破砕物を動かすようにし
ていたので、作業者の大なる手間を要していた。本発明
は、破砕機が詰まり状態をおこしたときその状態を検出
し、自動的に前記詰まり状態を解消できる破砕装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】 本発明では、前記回転軸間に被破砕物が
詰まった状態であるか否かを検出する検出手段を設け、
被破砕物の詰まり状態を前記検出手段が検出した時、所
定の反転時間だけ回転軸を逆回転させた後、正回転に戻
し、正回転に戻ってから所定の監視時間内で前記詰まり
状態が検出された場合、前記反転時間とは相違する別の
反転時間だけ回転軸を逆回転させた後、正回転に戻すよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木材,石材等の被
破砕物の破砕処理を行う主として自走式破砕機械に搭載
されている破砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、特開平8−47651号公報に
記載されている2軸剪断形の破砕機を備えた一実施例自
走式破砕機械の駆動装置の構成説明図である。図6に示
す駆動装置では、自動スイッチ60により自動信号をコ
ントローラ59に入力した時、油圧モータ14は回転す
るが、これと同時に第1タイマ64が作動して第1タイ
マ64がタイムアップ(例えば30秒経過)するまで、
一対の回転軸が正転して被破砕物を破砕する。そして第
1タイマ64がタイムアップ(例えば30秒経過)する
と、コントローラ59の指令により油圧モータ14は逆
転し、一対の回転軸が逆転するので、破砕部とスクレー
パとの隙間に破砕物が押し込められている場合には、そ
の破砕物を送り出して落下排出することができる。そし
て前記の場合、一対の回転軸が逆転を開始すると同時に
第2タイマ65が作動し、第2タイマ65がタイムアッ
プ(例えば5秒経過)すると、前記一対の回転軸が正転
し、再び前述のように被破砕物を破砕する。以後、前述
の動作を繰り返して破砕機を正転、逆転するが、前記第
1の所定時間は第2の所定時間よりも長くしているの
で、軽量物を破砕した破砕物が破砕部とスクレーパとの
隙間に詰ることなく、連続した破砕が可能となる。
【0003】更に前記破砕機の正転時に破砕部の投入側
に被破砕物が詰った場合には、回転軸の回転負荷が大と
なって各部に無理な力が作用して破損したり最終的には
停止してしまうことがあるが、この場合には油圧モータ
14に過負荷が作用して第1主回路53の圧力が設定圧
力以上となって圧力スイッチ63が信号を出力するの
で、その信号によって所定時間だけ回転軸を逆転して投
入側に詰った被破砕物を排出するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図6に示す従来技術の
一実施例破砕機では、被破砕物として例えば畳、ビニー
ル製品、紙製品等、比較的軟い材質の軽量物を破砕対象
物にしているので、前記破砕機の正転時に破砕部の投入
側に被破砕物が詰った場合には、圧力スイッチ63から
出力される信号によって所定時間だけ回転軸を逆転して
投入側に詰った被破砕物を排出することができる。しか
し破砕処理作業として、被破砕物が剛性を有し比較的硬
い例えば木材,石材等の材料である場合には、回転軸間
(詳くは破砕用カッタ間である)に前記硬い被破砕物が
噛込まれて詰まり、前記回転軸が停止したとき、前記回
転軸を所定時間だけ逆転させても前記詰まった被破砕物
を排出することはできない。つまり、前記回転軸間に破
砕機の破砕能力以上のものが一度に入れば前記回転軸は
止まってしまうのであるが、従来より行われている解決
操作としては、手動スイッチ操作で前記回転軸の逆転・
正転を繰り返したり、棒材等を用いて詰まった被破砕物
を動かすようにしていた。したがって破砕機の回転軸間
に被破砕物が詰まって詰まり状態をおこしたときには作
業者の大なる手間を要するし、また手動スイッチ操作で
前記回転軸の逆転・正転を複数回繰り返しても、なかな
か正常な破砕用の正回転に戻らない場合があった。本発
明は、破砕機が前記詰まり状態をおこしたときその詰ま
り状態を検出し、自動的に前記詰まり状態を解消できる
破砕機の破砕装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、並列に配置
された一対の回転軸と、前記回転軸それぞれの外周の回
転方向に設けられた複数の破砕用カッタとを有し、前記
回転軸間に投入された被破砕物を前記回転軸の回転によ
り対面する破砕用カッタで破砕するようにした破砕機に
おいて、前記回転軸間に被破砕物が詰まった詰まり状態
であるか否かを検出する検出手段を設け、被破砕物が詰
まった状態を前記検出手段が検出したとき、所定の反転
時間だけ前記回転軸を逆回転させた後、正回転に戻し、
正回転に戻ってから所定の監視時間内で前記詰まり状態
が検出された場合、前記反転時間とは相違する別の反転
時間だけ回転軸を逆回転させた後、正回転に戻すように
した。
【0006】これによれば、前記破砕機の回転軸間に被
破砕物が詰まり状態になったことが検出された場合、そ
の検出信号に基づき前記回転軸は、所定の反転時間、例
えば4秒間(回転軸の反転角度に換算すれば約60°)
だけ逆回転された後、正回転に戻される。そしてこのと
き、正回転に戻ってから所定の監視時間内、例えば10
秒間以内で前記詰まり状態が検出された場合には、前記
反転時間とは相違する別の反転時間、例えば2.6秒間
(回転軸の反転角度に換算すれば約40°)だけ前記回
転軸は逆回転され、その後に正回転に戻される。上述の
ように前記回転軸間に被破砕物が詰まり状態になったと
き、1回目の前記逆転・正転で前記詰まり状態が解消し
なかった場合には、前記1回目の反転時間とは相違する
2回目の反転時間だけ逆回転させた後、正回転に戻すよ
うにしたので、1回目と2回目では破砕用カッタの被破
砕物に対する相対的噛合位置が変わってきて、正常な正
回転に自動的に復帰させることができる。
【0007】更に所定の監視時間内で詰まり状態が検出
された場合、前回の反転時間とは相違する更に別の反転
時間だけ回転軸を逆回転させた後、正回転に戻す工程
を、繰り返し行うようにした。これによれば、前記回転
軸間に被破砕物が詰まり状態になったとき、2回目の前
記逆転・正転で前記詰まり状態が所定の前記監視時間内
(例えば10秒間以内)に解消しなかった場合には、以
降3回目より、更に別の反転時間だけ、すなわち回数を
経過する度に前記反転時間を変えて反転制御を行うこと
ができる。このように前記工程を繰り返し行うようにし
たので、かなり難解な詰まり状態も自動的に解消するこ
とができる。
【0008】更に、前記回転軸の正転・逆転の繰り返し
が、予め設定された所定の回数例えば10回を上限と
し、11回目に達したとき、前記回転軸の回転を停止す
るようにした。これにより、破砕機における詰まり状態
の原因が特に異常であることを認知できるとともに、破
砕機のメンテナンス性を確保することができる。
【0009】更に、前記回転軸の正転・逆転の繰り返し
が行われるほど、逆転時の反転時間が所定時間ずつ、例
えば0.2秒ずつ(回転軸の反転角度に換算すれば約3
°ずつ)延長されるようにした。これによれば、前記回
転軸を逆回転させた後、正回転に戻す前記工程を繰り返
す度に、破砕用カッタの被破砕物に対する相対的噛合位
置が順次変わってゆき、同じ相対的噛合位置を再度繰り
返さないので、より確実に正常な正回転に自動的に復帰
させることができる。
【0010】更に前記の場合、破砕装置は、前記回転軸
を回転駆動する駆動源と、前記回転軸の回転状態を検出
する検出手段と、前記駆動源を制御する制御手段と、を
有し、前記検出手段の検出信号が前記制御手段に入力さ
れ、前記制御手段では前記検出信号に基づいて前記詰ま
り状態を判断し、前記判断結果に基づいて前記駆動源に
正転・逆転を指令する駆動信号を出力するようにした。
これにより、前記制御手段は前記詰まり状態を判断でき
るとともに、その判断がなされたときには、前記破砕機
の制御(正転・反転、停止等の自動制御)を確実に行う
ことができる。なおこの場合、前記駆動源は油圧ポンプ
であり、前記回転軸は前記油圧ポンプから吐出される圧
油により回転駆動される油圧モータを有し、前記検出手
段は前記油圧ポンプから前記油圧モータに供給される圧
油の圧力を検出する圧力検出手段であり、前記制御手段
は前記圧力検出手段の検出圧力が所定の圧力以上(例え
ば330kgf/cm2以上)を所定時間だけ継続(例
えば5秒間継続)した場合に詰まり状態と判断するよう
にした。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形
態の破砕装置を装備した自走式破砕機械1を示す側面図
である。図において、2は自走式破砕機械1下方の左右
一対の走行装置、3L,3Rは走行装置2駆動用の左右
のそれぞれ走行モータ(右側の走行モータ3Rは左側の
走行モータ3Lの向う側にあるので、図示では見えな
い)、4は自走式破砕機械1の車体フレーム5の前方上
部に設けられ木材,石材等の被破砕物が投入されるホッ
パ、6は車体フレーム5内部に搭載されている破砕機
(通常、クラッシャと呼ばれ、例えば2軸回転式破砕
機)、7は破砕機6駆動用の油圧モータ、8は車体フレ
ーム5の後部に搭載されているエンジン、9は車体フレ
ーム5の下方に取付けられているベルトコンベア、10
はベルトコンベア9回転用モータである。
【0012】図2は、本実施形態の破砕装置を示す要部
回路図である。図において、11は油圧モータ7制御用
の方向切換弁である油圧モータ用パイロット切換弁、1
2はエンジン8によって駆動されメイン圧油を吐出する
油圧ポンプ、13はパイロット一次圧を吐出するパイロ
ットポンプ、15は油タンク、16はメインリリーフ
弁、17L,17Rは左右一対の走行用油圧リモコン
弁、18L,18Rは左右一対の走行モータ3L,3R
(図1に示す)をそれぞれ制御する方向切換弁である走
行用パイロット切換弁、19は作業モード(走行モー
ド、及び破砕作業用のクラッシャモードをいう)選択用
電磁切換弁、20は油圧モータ用パイロット切換弁11
を正転用油路位置イ又は反転用油路位置ロに切換制御す
る正反制御用電磁切換弁、21a,21bは破砕機6内
において複数の破砕用カッタ22a,22bをそなえ互
いに逆方向に回転する(矢印ハ,ニの方向に回転する)
ように並列に配置された一対の回転軸(回転軸21aと
油圧モータ7の図示していない駆動軸とが連結されてい
るものとする)、23は回転軸21aの回転状態を検出
する検出手段である回転センサ、24は油圧ポンプ12
から油圧モータ7に供給される圧油の圧力を検出する圧
力検出手段である圧力センサ、25は作業モード(走行
モード、又は破砕作業用のクラッシャモード)選択用ス
イッチ、26は自動反転制御用スイッチ、27は手動正
転起動スイッチ、28は手動反転スイッチ、29はベル
トコンベア回転用モータ10(図1に示す)の起動・停
止(ON・OFF)操作するコンベア用スイッチ、30
は入力された信号に基づき演算処理を行う制御手段であ
るコントローラ、31はコントローラ30に設けられて
いるタイマである。
【0013】また図3は、図1における自走式破砕機械
1をAより見た要部平面図(ベルトコンベア9,走行用
油圧リモコン弁17L,17R等は図示していない)で
ある。図4は、破砕機6を示す一部切開要部平面図であ
る。図において、32はホッパ4(図1〜図3に示す)
に投入された被破砕物が入ってくるハウジング33上部
の受入口、34aは回転軸21aに嵌着固定され油圧モ
ータ7の回転を回転軸21bに嵌着固定された歯車34
bに伝達する歯車である。図5は、図1における自走式
破砕機械1をB−Bより見た要部正面図である。図にお
いて、35は左右一対の走行装置2のクローラフレーム
である。
【0014】次に、本実施形態の破砕装置の構成及び作
用を図1〜図5について述べる。本実施形態における破
砕機6は、並列に配置された一対の回転軸21a,21
bと、前記回転軸21a,21bそれぞれの外周の回転
方向に設けられた複数の破砕用カッタ22a,22bと
を有し、前記回転軸21a−21b間に投入された被破
砕物を前記回転軸21a,21bの回転により対面する
破砕用カッタ22a,22bで破砕するようにしてお
り、その場合破砕装置は、前記回転軸21aを回転駆動
する油圧モータ7に対して油圧ポンプ12から吐出され
る圧油を供給するようにし、また前記油圧ポンプ12か
ら前記油圧モータ7(ただし図2に示すように回転軸2
1a,21bがそれぞれ矢印ハ,ニの方向に正転する場
合)に供給される圧油の圧力を検出する圧力センサ24
と、前記回転軸21aの回転状態を検出する回転センサ
23と、前記油圧モータ7を制御する制御手段(コント
ローラ30,反転制御用電磁切換弁20,油圧モータ用
パイロット切換弁11などをいう)と、を有し、前記回
転センサ23,圧力センサ24からの検出手段の検出信
号が前記コントローラ30に入力され、前記コントロー
ラ30では前記検出信号に基づいて、前記回転軸間に被
破砕物が詰まった詰まり状態前記詰まり状態を判断し、
前記判断結果に基づき、前記反転制御用電磁切換弁20
を介して、前記油圧モータ7に正転・逆転を指令する駆
動信号を出力するようにした。
【0015】本実施形態の破砕装置を稼働して破砕作業
を行う場合には、先ず図2に示す作業モード選択用スイ
ッチ25をクラッシャモードに、手動正転起動スイッチ
27及び手動反転スイッチ28をそれぞれOFFに、コ
ンベア用スイッチ29をONに操作する。作業モード選
択用スイッチ25からのクラッシャモード選択信号がコ
ントローラ30に入力されるので、コントローラ30か
ら作業モード選択用電磁切換弁19のソレノイド36に
対して信号が出力される。前記ソレノイド36が励磁さ
れ、作業モード選択用電磁切換弁19は走行用パイロッ
ト油路位置ホからクラッシャ用パイロット油路位置ヘに
切換わる。またコンベア用スイッチ29かON信号がコ
ントローラ30に入力されるので、コントローラ30か
らベルトコンベア9回転用モータ10(図1に示す)に
対して信号が出力される。前記モータ10が通電し、ベ
ルトコンベア9は回転する。
【0016】上述のスイッチ操作(スイッチ25,2
7,28,29の操作)を行った後に、自動反転制御用
スイッチ26をON操作する。自動反転制御用スイッチ
26からのON信号がコントローラ30に入力されるの
で、コントローラ30から正反制御用電磁切換弁20の
ソレノイド37に対して信号が出力される。前記ソレノ
イド37が励磁され、正反制御用電磁切換弁20は中立
位置より正転用パイロット油路位置トに切換わる。パイ
ロットポンプ13からのパイロット圧は管路38、作業
モード選択用電磁切換弁19のヘ位置、管路39、正反
制御用電磁切換弁20のト位置、管路40を経て、油圧
モータ用パイロット切換弁11のパイロットポート41
に作用する。油圧モータ用パイロット切換弁11が中立
位置より正転用油路位置イに切換わり、油圧ポンプ12
からの圧油は、管路42,43、チェック弁44、油圧
モータ用パイロット切換弁11のイ位置、管路45、チ
ェック弁46を通じて、油圧モータ7の正転用ポート4
7に供給される。したがって、破砕機6は正転して、破
砕作業を行うことができる。
【0017】前述の破砕機6の正転時に前記回転軸21
a−21b間に被破砕物が詰った場合には、回転軸21
aの回転負荷が大となって油圧ポンプ12吐出側の管路
45の圧力が上昇(圧力センサ24によって検出され
る)し、最終的には前記回転軸21aは回転停止(回転
センサ23によって検出される)してしまう。この詰ま
り状態が前記圧力センサ24及び回転センサ23によっ
て検出された場合、その検出信号はコントローラ30に
入力される。コントローラ30は前記検出信号に基づき
判断し、正反制御用電磁切換弁20のソレノイド48及
び37に対して信号を出力する。前記ソレノイド48が
励磁かつソレノイド37が非励磁となるので、正反制御
用電磁切換弁20は反転用パイロット油路位置チに切換
わる。管路39内のパイロット圧は、正反制御用電磁切
換弁20のチ位置、管路49を経て、油圧モータ用パイ
ロット切換弁11のパイロットポート50に作用する。
油圧モータ用パイロット切換弁11が反転用油路位置ロ
に切換わり、油圧ポンプ12からの圧油は、チェック弁
44、油圧モータ用パイロット切換弁11のロ位置、管
路51、チェック弁52を通じて、油圧モータ7の逆転
用ポート53に供給される。したがって、前記回転軸2
1aは逆回転すなわち破砕機6は反転を行う。
【0018】更に前記詰まり状態が検出されて前記回転
軸21aが逆回転される場合、コントローラ30にはタ
イマ31が設けられているので、前記回転軸21aは、
所定の反転時間例えば4秒間だけ逆回転された後、正回
転に戻される。そしてこのとき、正回転に戻ってから所
定の監視時間内、例えば10秒間以内で前記詰まり状態
が検出された場合には、前記反転時間とは相違する別の
反転時間、例えば2.6秒間だけ前記回転軸21aは逆
回転され、その後に正回転に戻される。上述のように前
記回転軸21a−21b間に被破砕物が詰まり状態にな
ったとき、1回目の逆転・正転で前記詰まり状態が解消
しなかった場合には、前記1回目の反転時間とは相違す
る2回目の反転時間だけ逆回転させた後、正回転に戻す
ようにしたので、1回目と2回目では破砕用カッタ22
a,22bの被破砕物に対する相対的噛合位置が変わっ
てきて、正常な正回転に自動的に復帰させることができ
る。
【0019】更に前記回転軸21a−21b間に被破砕
物が詰まり状態になったとき、2回目の前記逆転・正転
で前記詰まり状態が所定の前記監視時間内(例えば10
秒間以内)に解消しなかった場合には、以降3回目よ
り、更に別の反転時間だけ、すなわち回数を経過する度
に前記反転時間を変えて反転制御を行うようにした。こ
のようにして前記工程を繰り返すので、かなり難解な詰
まり状態も自動的に解消することができる。
【0020】更に、前記回転軸21aの正転・逆転の繰
り返しが、予め設定された所定の回数例えば10回を上
限とし、11回目に達したとき、前記回転軸21aの回
転を停止するようにした。これにより、破砕機6におけ
る詰まり状態の原因が特に異常であることを認知できる
とともに、破砕機6のメンテナンス性を確保することが
できる。
【0021】更に、前記回転軸21aの正転・逆転の繰
り返しが行われるほど、逆転時の反転時間が所定時間ず
つ、例えば0.2秒ずつ延長されるようにした。これに
よれば、前記回転軸21aを逆回転させた後、正回転に
戻す前記工程を繰り返す度に、破砕用カッタ22a,2
2bの被破砕物に対する相対的噛合位置が順次変わって
ゆき、同じ相対的噛合位置を再度繰り返さないので、よ
り確実に正常な正回転に自動的に復帰させることができ
る。
【0022】また図2に示す圧力センサ24は、前記油
圧ポンプ12から前記油圧モータ7の正転時に供給され
る圧油の圧力を検出する圧力検出手段であるが、前記コ
ントローラ30は前記圧力センサ24の検出圧力が所定
の圧力以上、例えば330kgf/cm2以上を所定時
間例えば5秒間継続した場合に詰まり状態と判断するよ
うにした。これにより、前記コントローラ30は前記詰
まり状態を判断できるとともに、その判断がなされたと
きには、前記破砕機6の制御(正転・反転、停止時の自
動制御)を確実に行うことができる。
【0023】なお本実施形態では、破砕機6の反転時
間、すなわち前記回転軸21aを逆回転させる時間はコ
ントローラ30に設けられているタイマ31により設定
されるようにしているが、それに限らず前記回転軸21
aの回転角度を検出する例えばロータリエンコーダ型の
回転角度センサ(図示していない)を設け、その回転角
度センサからの信号をコントローラ30に入力するよう
にして、前記回転軸21aの逆転角度及び正転角度を制
御することも可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明では、破砕機内の一対の回転軸間
に被破砕物が詰まり状態になったとき、1回目の逆回転
・正回転で前記詰まり状態が解消しなかった場合には、
前記1回目の反転時間とは相違する2回目の反転時間だ
け逆回転させた後、正回転に戻すようにしたので、1回
目と2回目では破砕用カッタの被破砕物に対する相対的
噛合位置が変わってきて、正常な正回転に自動的に復帰
させることができる。
【0025】更に前記回転軸間に被破砕物が詰まり状態
になったとき、2回目の前記逆回転・正回転で前記詰ま
り状態が所定の前記監視時間内に解消しなかった場合に
は、以降3回目より、更に別の反転時間だけ、すなわち
回数を経過する度に前記反転時間を変えて反転制御を行
うようにした。このようにして前記工程を繰り返すの
で、かなり難解な詰まり状態も自動的に解消することが
できる。
【0026】更に、前記回転軸の正転・逆転の繰り返し
が行われるほど、逆転時の反転時間が所定時間ずつ延長
されるようにしたので、前記回転軸を逆回転させた後、
正回転に戻す前記工程を繰り返す度に破砕用カッタの被
破砕物に対する相対的噛合位置が順次変わってゆき、同
じ相対的噛合位置を再度繰り返さないことにより、確実
に正常な正回転に自動的に復帰させることができる。
【0027】更に、前記回転軸の正転・逆転の繰り返し
が、予め設定された所定の回数に達したとき、前記回転
軸の回転を停止するようにしたので、破砕機における詰
まり状態の原因が特に異常であることを認知できるとと
もに、破砕機のメンテナンス性を確保することができ
る。
【0028】また前記制御手段(コントローラ)は前記
圧力検出手段(圧力センサ)の検出圧力が所定の圧力以
上を所定時間だけ継続した場合に詰まり状態と判断する
ようにしたので、前記制御手段は前記詰まり状態を正確
に判断できるとともに、その判断がなされることによっ
て、前記破砕機の制御(正転・反転、停止時の自動制
御)を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の破砕装置を装備した自走
式破砕機械を示す側面図である。
【図2】本実施形態の破砕装置を示す要部回路図であ
る。
【図3】図1における自走式破砕機械をAより見た要部
平面図である。
【図4】図3における破砕機を示す一部切開要部平面図
である。
【図5】図1における自走式破砕機械をB−Bより見た
要部正面図である。
【図6】従来技術の一実施例自走式破砕機械の駆動装置
の構成説明図である。
【符号の説明】
1 自走式破砕機械 2 走行装置 5 車体フレーム 6 破砕機 7,14 油圧モータ 10 ベルトコンベア回転用モータ 11 油圧モータ用パイロット切換弁 12 油圧ポンプ 19 作業モード選択用電磁切換弁 20 正反制御用電磁切換弁 21a,21b 回転軸 22a,22b 破砕用カッタ 23 回転センサ 24 圧力センサ 25 作業モード選択用スイッチ 26 自動反転制御用スイッチ 29 コンベア用スイッチ 30,59 コントローラ 31,64,65 タイマ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列に配置された一対の回転軸と、前記
    回転軸それぞれの外周の回転方向に設けられた複数の破
    砕用カッタとを有し、前記回転軸間に投入された被破砕
    物を前記回転軸の回転により対面する破砕用カッタで破
    砕するようにした破砕機において、回転軸間に被破砕物
    が詰まった詰まり状態であるか否かを検出し、被破砕物
    が詰まった状態であるとき所定の反転時間だけ回転軸を
    逆回転させた後、正回転に戻し、正回転に戻ってから所
    定の監視時間内で前記詰まり状態が検出された場合、前
    記反転時間とは相違する別の反転時間だけ回転軸を逆回
    転させた後、正回転に戻すようにしたことを特徴とする
    破砕機の破砕装置。
  2. 【請求項2】 更に所定の監視時間内で詰まり状態が検
    出された場合、前回の反転時間とは相違する更に別の反
    転時間だけ回転軸を逆回転させた後、正回転に戻す工程
    を、繰り返し行うようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の破砕機の破砕装置。
  3. 【請求項3】 前記回転軸の正転・逆転の繰り返しが、
    予め設定された所定の回数に達したとき、前記回転軸の
    回転を停止するようにしたことを特徴とする請求項2記
    載の破砕機の破砕装置。
  4. 【請求項4】 前記回転軸の正転・逆転の繰り返しが行
    われるほど、逆転時の反転時間が所定時間ずつ延長され
    るようにしたことを特徴とする請求項2記載の破砕機の
    破砕装置。
  5. 【請求項5】 前記回転軸を回転駆動する駆動源と、前
    記回転軸の回転状態を検出する検出手段と、前記駆動源
    を制御する制御手段と、を有し、前記検出手段の検出信
    号が前記制御手段に入力され、前記制御手段では前記検
    出信号に基づいて前記詰まり状態を判断し、前記判断結
    果に基づいて前記駆動源に正転・逆転を指令する駆動信
    号を出力するようにしたことを特徴とする請求項1〜4
    記載の破砕機の破砕装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動源は油圧ポンプであり、前記回
    転軸は前記油圧ポンプから吐出される圧油により回転駆
    動される油圧モータを有し、前記検出手段は前記油圧ポ
    ンプから前記油圧モータに供給される圧油の圧力を検出
    する圧力検出手段であり、前記制御手段は前記圧力検出
    手段の検出圧力が所定の圧力以上を所定時間だけ継続し
    た場合に詰まり状態と判断するようにしたことを特徴と
    する請求項5記載の破砕機の破砕装置。
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