JP2000032639A - 鳥害防止型ジャンパー装置 - Google Patents

鳥害防止型ジャンパー装置

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JP2000032639A
JP2000032639A JP10192746A JP19274698A JP2000032639A JP 2000032639 A JP2000032639 A JP 2000032639A JP 10192746 A JP10192746 A JP 10192746A JP 19274698 A JP19274698 A JP 19274698A JP 2000032639 A JP2000032639 A JP 2000032639A
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JP
Japan
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supporting insulator
insulator
shade
bird
insulating reinforcing
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JP10192746A
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English (en)
Inventor
Takeo Munakata
武男 宗像
Eikichi Sugimoto
栄吉 杉本
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MARUICHI RUBBER SEISAKUSHO KK
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
MARUICHI RUBBER SEISAKUSHO KK
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャンパー線9の中間部を支持碍子11で支持
した支持碍子付きジャンパー装置において、鳥がくわえ
てきた針金の垂れ下がりによる地絡事故を防止する。長
期にわたって安定した鳥害防止効果を発揮できるように
する。既設のジャンパー装置にも適用できるようにす
る。 【解決手段】 支持碍子11の下部に絶縁補強体21を取り
つける。絶縁補強体21はゴム弾性を有する材料で、支持
碍子の最下笠部23を覆う拡大笠部25と、支持碍子の下部
金具15を覆う筒部27とを一体に形成したものからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、支持碍子付きジャ
ンパー装置における、鳥による地絡事故の被害を防止し
た鳥害防止型ジャンパー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ジャンパー線の中間部を支持碍子で支持
してなる支持碍子付きジャンパー装置では、カラス等の
大型の鳥が針金(巣材)をくわえてきて鉄塔アームの先
端部に止まった場合、針金が支持碍子に沿って垂れ下が
り、針金の下端とジャンパー線把持金具との間で閃絡が
発生して、地絡事故に至ることがある。
【0003】このような事故を防止する手段としては従
来、次のようなものが提案されている。 支持碍子の下端部に、支持碍子の笠部より外径が大
きい絶縁遮蔽板を取りつけると共に、ジャンパー線に絶
縁被覆を被せたもの(特開平5−12943号公報の図
7)。 長手方向に鋸歯状突条を設けた絶縁シートをジャン
パー線にロール巻きし、この絶縁シートとジャンパー線
の中間部分を碍子連で上方に吊り上げたもの(特開平5
−260633号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしの構造では、
支持碍子に絶縁遮蔽板を取りつけることが難しく、仮に
取りつけたとしても絶縁遮蔽板が風などでばたついて損
傷を受けやすく、長期信頼性の点で問題がある。また既
設のジャンパー装置に適用できない。またの構造で
は、ロール巻きした絶縁シート内に雨水等が滞留しやす
く、長年月の間にジャンパー線を腐食させるおそれがあ
るので、実用性の点で問題がある。
【0005】本発明の目的は、以上のような問題点に鑑
み、長期にわたって安定した鳥害防止効果を発揮でき、
既設のジャンパー装置にも適用できる、実用性の高い鳥
害防止型ジャンパー装置を提供することにある。
【0006】
【課題の解決手段】この目的を達成するため本発明は、
ジャンパー線の中間部を支持碍子で支持してなる支持碍
子付きジャンパー装置において、前記支持碍子の下部に
絶縁補強体を取りつけてなり、この絶縁補強体が、前記
支持碍子の最下笠部を覆う拡大笠部と、前記支持碍子の
下部金具を覆う筒部とをゴム弾性を有する材料で一体に
形成したものからなることを特徴とするものである。
【0007】また本発明は、ジャンパー線の中間部を支
持碍子で吊下してなる支持碍子付きジャンパー装置にお
いて、前記支持碍子の下部金具とジャンパー線把持金具
との間に絶縁補強体を挟持してなり、この絶縁補強体
が、前記下部金具と把持金具との間に挟まれる被挟持部
と、前記支持碍子の笠部の外径より大きい拡大笠部と、
前記支持碍子の下部金具を覆う筒部とを一体に形成した
ものからなる構成とすることもできる。
【0008】また本発明のジャンパー装置においては、
絶縁補強体の拡大笠部の外径D(cm)は、支持碍子の笠
部の外径をd(cm)、送電線の電圧をVx (kV)、送電
線の基準電圧(公称電圧)をVo (kV)としたとき、D
≧d+20・Vx /Vo となるように設定することが好ま
しい。
【0009】また本発明のジャンパー装置においては、
ジャンパー線把持金具の両側のジャンパー線に、内端が
拡大笠部の周縁の真下より内側に位置し(好ましくは把
持金具に接触し)、外端が拡大笠部の周縁の真下より外
側に位置するように絶縁カバーを被せておくことが好ま
しい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。 〔実施形態1〕図1ないし図3は本発明の一実施形態を
示す。図において1は鉄塔アームの先端部、3は耐張碍
子連、5は引留クランプ、7は架空送電線の本線、9は
ジャンパー線、11はジャンパー線9の中間部を支持する
支持碍子である。支持碍子11は上端に上部金具13を、下
端に下部金具15を一体に有している。上部金具13は鉄塔
アームの先端部1に取りつけられている。また下部金具
15にはジャンパー線9を把持する把持金具17が締めつけ
ボルト19により取りつけられている。
【0011】また支持碍子11の下部には絶縁補強体21が
取りつけられている。この絶縁補強体21は、支持碍子11
の最下笠部23を覆う拡大笠部25と、支持碍子11の下部金
具15を覆う筒部27とをゴム弾性を有する材料で一体に形
成したものである。絶縁補強体21の材質は、シリコンゴ
ム、エチレンプロピレンゴム、EVAなどが好適であ
る。絶縁補強体21はゴム弾性を有しているので、支持碍
子11の下部に被せるようにして簡単に取りつけることが
できると共に、取付け状態も安定し、がたついたり、外
れたりするおそれがない。
【0012】絶縁補強体21の拡大笠部25の外径D(cm)
は、実験によると、支持碍子の笠部の外径をd(cm)、
送電線の電圧をVx (kV)、送電線の基準電圧(公称電
圧)をVo (kV)としたとき、D≧d+20・Vx /Vo
となるように設定すればよいことが分かった。例えば77
kV送電線の場合、Vx =Vo =77として、支持碍子11の
笠部の外径dより20cm大きい拡大笠部を設ければよい。
【0013】77kV用支持碍子での実験によれば、鉄塔ア
ームの先端部1から針金を垂らして支持碍子11の下方に
接触させた場合(鳥が針金をくわえてきた場合を想
定)、上記のような絶縁補強体21を取りつけないときは
針金下端と把持金具17との間で閃絡が避けられなかった
が、上記のような絶縁補強体21を取りつけることにより
閃絡を防止できることが確認された。
【0014】またこの実施形態では、ジャンパー線把持
金具17の両側のジャンパー線9に絶縁カバー29が被せら
れている。絶縁カバー29は、その内端が拡大笠部25の周
縁の真下より内側に位置し(好ましくは把持金具17に接
触し)、外端が拡大笠部25の周縁の真下より外側に位置
するように被せられている。このように絶縁カバー29を
被せると、さらに地絡事故を発生しにくくすることがで
きる。
【0015】〔実施形態2〕図4は本発明の他の実施形
態を示す。この実施形態は、支持碍子11の下部金具15と
ジャンパー線把持金具17との間に絶縁補強体21を挟持し
たものである。この絶縁補強体21は、前記下部金具15と
把持金具17との間に挟まれる被挟持部31と、支持碍子11
の笠部の外径より大きい拡大笠部25と、支持碍子11の下
部金具15を覆う筒部27とを一体に形成したものである。
被挟持部31はボルト19の締めつけにより把持金具17と下
部金具15の間に挟みつけられられる。絶縁補強体21の材
質は、シリコンゴム、エチレンプロピレンゴム、EVA
などのほか、FRP、ポリカーボネート、ポリアミドな
どの電気絶縁性にすぐれた樹脂であってもよい。上記以
外の構成は実施形態1と同じである。このような構成で
も実施形態1と同じ効果を得ることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、支
持碍子の下部に、拡大笠部を有する絶縁補強体を取りつ
けたことにより、鳥が針金をくわえて鉄塔アーム先端部
にとまったときの、針金の垂れ下がりによる地絡事故を
少なくすることができる。また本発明に用いる絶縁補強
体は支持碍子の下部に安定して取りつけることができ、
損傷するおそれが少ないので、長期にわたって鳥害防止
効果を発揮できる。また本発明に用いる絶縁補強体は既
設のジャンパー装置にも取付け可能であるから、既設の
ジャンパー装置を簡単に鳥害防止構造にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る鳥害防止型ジャンパー装置の一
実施形態を示す側面図。
【図2】 図1のジャンパー装置の要部を示す、(a)
は側面図、(b)は底面図、(c)は正面図。
【図3】 図1のジャンパー装置の要部の断面図。
【図4】 本発明に係る鳥害防止型ジャンパー装置の他
の実施形態を示す要部の断面図。
【符号の説明】
9:ジャンパー線 11:支持碍子 13:上部金具 15:下部金具 17:把持金具 21:絶縁補強体 23:支持碍子11の最下笠部 25:拡大笠部 27:筒部 29:絶縁カバー 31:被挟持部
フロントページの続き (72)発明者 杉本 栄吉 埼玉県吉川市三輪野江1009−1 株式会社 丸一ゴム製作所内 Fターム(参考) 5G367 BB11 JA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ジャンパー線(9)の中間部を支持碍子
    (11)で支持してなる支持碍子付きジャンパー装置にお
    いて、前記支持碍子(11)の下部に絶縁補強体(21)を
    取りつけてなり、この絶縁補強体(21)が、前記支持碍
    子の最下笠部(23)を覆う拡大笠部(25)と、前記支持
    碍子の下部金具(15)を覆う筒部(27)とをゴム弾性を
    有する材料で一体に形成したものからなることを特徴と
    する鳥害防止型ジャンパー装置。
  2. 【請求項2】ジャンパー線(9)の中間部を支持碍子
    (11)で吊下してなる支持碍子付きジャンパー装置にお
    いて、前記支持碍子の下部金具(11)とジャンパー線把
    持金具(17)との間に絶縁補強体(21)を挟持してな
    り、この絶縁補強体(21)が、前記下部金具(11)と把
    持金具(17)との間に挟まれる被挟持部(31)と、前記
    支持碍子(11)の笠部の外径より大きい拡大笠部(25)
    と、前記支持碍子の下部金具(15)を覆う筒部(27)と
    を一体に形成したものからなることを特徴とする鳥害防
    止型ジャンパー装置。
  3. 【請求項3】絶縁補強体(21)の拡大笠部(25)の外径
    D(cm)は、支持碍子(11)の笠部の外径をd(cm)、
    送電線の電圧をVx (kV)、送電線の基準電圧をVo
    (kV)としたとき、D≧d+20・Vx /Vo となるよう
    に設定されていることを特徴とする請求項1または2記
    載の鳥害防止型ジャンパー装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR100472693B1 (ko) * 2002-08-26 2005-03-10 주식회사 지엔드에스테크 핀애자용 지지구
KR100943428B1 (ko) 2009-04-09 2010-02-19 주식회사 삼덕 배전선 지지용 절연애자
CN107732830A (zh) * 2017-09-07 2018-02-23 国网上海市电力公司 一种采用驱鸟遮蔽罩避免高压架空线路接地故障的方法
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