JP2000031978A - 呼制御システム及び呼制御方法 - Google Patents

呼制御システム及び呼制御方法

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JP2000031978A
JP2000031978A JP19527998A JP19527998A JP2000031978A JP 2000031978 A JP2000031978 A JP 2000031978A JP 19527998 A JP19527998 A JP 19527998A JP 19527998 A JP19527998 A JP 19527998A JP 2000031978 A JP2000031978 A JP 2000031978A
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message
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atm switch
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JP19527998A
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Tetsuji Iwayama
哲治 岩山
Daisuke Yokota
大輔 横田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部分的なネットワーク障害による遅延の影響
を受けることなく、すばやい呼の確立が行える呼制御シ
ステムを提供する。 【解決手段】 複数の通信装置間をつなぐ複数の経路を
設定し、設定された複数経路で並行して一つの通信装置
から他の通信装置への呼設定メッセージを送信する呼設
定メッセージ送信手段と、この呼設定メッセージ送信手
段により送信された呼設定メッセージに対する応答メッ
セージに基づき前記通信装置間の呼を確立する呼制御手
段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、呼制御システム及
び呼制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は例えばATM Forum PN
NI(Private Network−Networ
k Interface)1.0に準拠した従来の呼制
御を行うATMスイッチ(呼制御機能を持つATMスイ
ッチ)で構成されたネットワークを示す構成図である。
図7において、100、101、102、103はAT
Mスイッチ、110、111は端末装置である。
【0003】次に呼制御の動作について、図8に示すシ
ーケンス図を用いて説明する。図7における端末装置1
10が端末装置111と通信を行う場合、ATMスイッ
チ[A]100、[B]101、[C]102を経由するルー
ト(経路)と、ATMスイッチ[A]100、[D]10
3、[C]102を経由するルートの2つのルートが存在
する。ATMスイッチ[A]100は、端末装置110よ
り呼設定メッセージであるSETUPメッセージ(図8
におけるS101)を受け取ると、前述したATMスイ
ッチ[B]101を経由するルートとATMスイッチ[D]
103を経由するルートのルート情報を自装置内のルー
ティングテーブルより得て、どちらかのルート、例えば
ATMスイッチ[B]101を経由するルートを選択す
る。そして、選択したルート情報を付加してSETUP
メッセージ(図8におけるS102)をATMスイッチ
[B]101に対して送信する。そして同時に、端末装置
110からSETUPメッセージS101を受け取った
ことを示すCALL PROCメッセージ(図8におけ
るCP111)を端末装置110に送信する。このCA
LLPROCメッセージは、SETUPメッセージを受
け取った端末装置或いはATMスイッチが、SETUP
メッセージを送信した端末装置或いはATMスイッチに
返すメッセージであり、SETUPメッセージが正常に
届けられたか否かを2装置間で確かめ合うために使用さ
れるメッセージである。以降に説明するSETUPメッ
セージに対してもこのCALL PROCメッセージが
返されるが、説明および図示は省略する。次にATMス
イッチ[B]101は、ATMスイッチ[A]100より送
信されたSETUPメッセージを、このメッセージに付
加されたルート情報を参照することにより、ATMスイ
ッチ[C]102に転送する(図8におけるS103)。
このSETUPメッセージを受け取ったATMスイッチ
[C]102は宛先である端末装置111にこのSETU
Pメッセージを転送する(図8におけるS104)。
【0004】端末装置111は、SETUPメッセージ
を受け取り、端末装置110との通信を了承する場合は
端末装置110宛てにCONNECT(応答)メッセー
ジ(図8におけるC105)を送信する。このCONN
ECTメッセージもSETUPメッセージと同様にし
て、ATMスイッチ[C]102、[B]101、[A]10
0を経由して端末装置110に転送され(図8における
C106、C107、C108)、端末装置110がS
ETUPメッセージに応答するCONNECTメッセー
ジを受け取ることにより端末装置110と端末装置11
1との間の呼が確立される。
【0005】上記のような呼制御システムでは、呼を確
立しようとしたルートに障害が発生して呼の確立に失敗
した場合、最初のルートを決定したATMスイッチが別
のルートで呼を確立し直す。この動作について図9に示
すシーケンス図を用いて説明する。例えば、図7におけ
るATMスイッチ[A]100、[B]101、[C]102
を経由するルートで呼を確立しようとしたが、ATMス
イッチ[B]101と[C]102との間のネットワークに
障害が発生していたとする。端末装置110が端末装置
111宛てにSETUPメッセージ(図9におけるS1
11)を送信する。すると、このSETUPメッセージ
を受け取ったATMスイッチ[A]100は、ルーティン
グテーブルを参照してATMスイッチ[A]100、[B]
101、[C]102を経由するルート情報を得て、この
ルート情報をSETUPメッセージに付加してATMス
イッチ[B]101に対して送信する(図9におけるS1
12)。ATMスイッチ[B]101は、ATMスイッチ
[A]100より送信されたSETUPメッセージを、こ
のメッセージに付加されたルート情報に従ってATMス
イッチ[C]102に転送しようとするが、ATMスイッ
チ[C]102との間のネットワークに障害が発生してい
るため、転送できない。したがってATMスイッチ[B]
101は、送信元である端末装置110宛てに呼確立不
可能を示すRELEASE COMPLETEメッセー
ジ(図9におけるRC113)を送信する。
【0006】RELEASE COMPLETEメッセ
ージRC113を受け取ったATMスイッチ[A]100
は、ATMスイッチ[A]100、[B]101、[C]10
2を経由するルートの代りにATMスイッチ[A]10
0、[D]103、[C]102を経由するルートを新たに
選択し、このルート情報をSETUPメッセージに付加
してATMスイッチ[D]103に対して送信する(図9
におけるS114)。その後、SETUPメッセージは
ATMスイッチ[D]103、[C]102を経由して端末
装置111に転送される(図9におけるS115、S1
16)。SETUPメッセージS116を受け取った端
末装置111は、端末装置110との通信を了承する場
合、端末装置110宛てにCONNECTメッセージ
(図9におけるC117)を送信する。そして、このC
ONNECTメッセージはATMスイッチ[C]102、
[D]103、[A]100を経由して端末装置110に転
送され(図9におけるC118、C119、C12
0)、端末装置110がSETUPメッセージに応答す
るCONNECTメッセージを受け取ることにより端末
装置110と端末装置111との間の呼が確立される。
この結果、遅延は生じるが端末装置110は障害発生を
意識することなく端末装置111との間の呼を確立する
ことができる。
【0007】以上は1対1の通信(ポイント・ポイント
ルーティング)の呼設定の動作について説明したが、A
TM Forum PNNI1.0では、1対多の通信
(ポイント・マルチポイントルーティング)の呼設定の
方式についても規定している。図10及び図11は例え
ばATM Forum PNNI1.0に準拠した従来
のポイント・マルチポイントの呼制御を行うATMスイ
ッチ(呼制御機能を持つATMスイッチ)で構成された
ネットワークを示す構成図である。図10及び図11に
おいて、120、121、122、123はATMスイ
ッチ、130、131、132は端末装置である。図1
0における200及び図11における203は検索した
ルート情報であり、図10における201、202及び
図11における204、205、206は呼設定メッセ
ージに付加されるルート情報である。なお、P1〜P9
は各ATMスイッチの入出力ポートである。
【0008】次にポイント・マルチポイントの呼制御の
動作について説明する。図10における端末装置130
が端末装置131及び132と通信を行いたい場合、端
末装置130は端末装置131との呼を設定した後、端
末装置132との呼を設定する。まず、図10を用いて
端末装置130が端末装置131との呼を設定する場合
の動作について説明する。最初に端末装置130はSE
TUPメッセージを端末装置131宛てに送信する。こ
のSETUPメッセージを受信したATMスイッチ[A]
120は、端末装置131のアドレス等に基づいて、A
TMスイッチ[C]122までのルートを検索し、ルート
情報200を得る。SETUPメッセージに付加するル
ート情報には、参照すべき情報の位置を示すポインタ、
最初にルートを決定した自ATMスイッチを示す番号、
そのATMスイッチにおける出力先を示す出力ポート番
号、次に中継を行うATMスイッチを示す番号、そのA
TMスイッチにおける出力先を示す出力ポート番号、更
にその次に中継を行うATMスイッチを示す番号、その
ATMスイッチにおける出力先を示す出力ポート番号と
いうように、宛先端末にSETUPメッセージを送信す
るのに経由するATMスイッチを示す番号とそのATM
スイッチにおける出力先を示す出力ポート番号が含まれ
る。例えば図10においてルート情報200には、参照
すべき位置を示すポインタ「0」、最初にルートを決定
した自ATMスイッチを示す番号「A」、そのATMス
イッチにおける出力先を示す出力ポート番号「P2」、
次に中継を行うATMスイッチを示す番号「B」、その
ATMスイッチにおける出力先を示す出力ポート番号
「P4」、更にその次に中継を行うATMスイッチを示
す番号「C」、そのATMスイッチにおける出力先を示
す出力ポート番号「0」が含まれる。ここで最終のAT
Mスイッチ122の出力ポート番号が0となっている
が、これは検索して得たルートにおける最後の部分であ
ることを示している。ATMスイッチに直接接続されて
いる端末への出力ポートを示す場合や、改めて各ATM
スイッチが自ATMスイッチ内でルートを決定する場合
などにこのような値が設定される。ATMスイッチ[A]
120は、検索して得た以上のようなルート情報200
について、自ATMスイッチが参照していたポインタ
(値0)を、次に参照すべきATMスイッチの情報の位
置を示す値「2」に変更する。ATMスイッチ[A]12
0は、この変更後のルート情報201を次のATMスイ
ッチ[B]121へのSETUPメッセージに付加して転
送する。
【0009】ルート情報201が付加されたSETUP
メッセージをATMスイッチ[A]120から受信したA
TMスイッチ[B]121は、ポインタ(値2)で示され
た位置にある情報から、自ATMスイッチを示す番号お
よび出力ポート番号を認識する。そして、ATMスイッ
チ[B]121は、ルート情報201について、自ATM
スイッチ[B]121が参照していたポインタ(値2)
を、次に参照すべきATMスイッチの情報の位置を示す
値「4」に変更する。ATMスイッチ[B]121は、こ
の変更後のルート情報202をSETUPメッセージに
付加してルート情報201により認識した出力ポート
「P4」から次のATMスイッチ[C]122へ転送す
る。ATMスイッチ[B]121からのSETUPメッセ
ージを受信したATMスイッチ[C]122では、同様に
して自ATMスイッチを示す番号および出力ポート番号
を得て、出力ポート番号が「0」であるため、自ATM
スイッチ内でルートを決定して宛先送信端末131にS
ETUPメッセージを送信する。
【0010】次に、以上のように端末装置130と端末
装置131との呼が設定された状態において更に、端末
装置130と端末装置132との呼を設定する場合の動
作について図11を用いて説明する。最初に端末装置1
30は端末装置132宛てに追加の呼の設定メッセージ
であるADD PARTYメッセージをATMスイッチ
[A]120に対して送信する。ここで、図11で説明し
た端末装置130と端末装置131との呼設定の後、更
に接続相手として端末132を加えるとき、これら端末
間の一連の呼設定にはすべて同一の呼番号が使用される
ようになっているが、上記ADD PARTYメッセー
ジにはこのようなポイント・マルチポイントの一連の呼
設定で使用される呼番号が含まれている。ATMスイッ
チ[A]120は、まず受信したADD PARTYメッ
セージが使用している呼番号を参照して、先に設定され
たSETUPメッセージと同一の呼番号を使用している
ことから、このADD PARTYメッセージが先のS
ETUPメッセージに属するものであることを認識す
る。その後、端末装置131との呼を設定する場合と同
様に、ATMスイッチ[D]123までのルート情報20
3を得て、自ATMスイッチを示す番号および出力ポー
ト番号を認識する。そして、ATMスイッチ[A]120
は、このルート情報203について、自ATMスイッチ
が参照していたポインタ(値0)を、次に参照すべきA
TMスイッチの情報の位置を示す値「2」に変更し、こ
の変更後のルート情報204を次のATMスイッチ[B]
121へのADD PARTYメッセージに付加して転
送する。
【0011】ルート情報204が付加されたADD P
ARTYメッセージをATMスイッチ[A]120から受
信したATMスイッチ[B]121は、同様に呼番号を参
照して先に設定されたSETUPメッセージに属するも
のであることを認識する。その後、ルート情報204の
ポインタ(値2)で示された位置にある情報から、自A
TMスイッチを示す番号および出力ポート番号を認識す
る。そして、ATMスイッチ[B]121は、ルート情報
204について、自ATMスイッチ[B]121が参照し
ていたポインタ(値2)を、次に参照すべきATMスイ
ッチの情報の位置を示す値「4」に変更し、この変更後
のルート情報205を次のATMスイッチ[C]122へ
のADD PARTYメッセージに付加して転送する。
【0012】ルート情報205が付加されたADD P
ARTYメッセージをATMスイッチ[B]121から受
信したATMスイッチ[C]122は、同様に呼番号を参
照して先に設定されたSETUPメッセージに属するも
のであることを認識する。その後、ルート情報205の
ポインタ(値4)で示された位置にある情報から、自A
TMスイッチを示す番号および出力ポート番号を認識す
る。そして、ATMスイッチ[C]122は、ルート情報
205について、自ATMスイッチ[C]122が参照し
ていたポインタ(値4)を、次に参照すべきATMスイ
ッチの情報の位置を示す値「6」に変更し、この変更後
のルート情報206を次のATMスイッチ[D]123へ
のADD PARTYメッセージに付加して転送する。
【0013】ルート情報206が付加されたADD P
ARTYメッセージをATMスイッチ[C]122から受
信したATMスイッチ[D]123は、呼番号を参照して
(ATMスイッチ[C]122−[D]123間で)新たに
設定されたADD PARTYメッセージであることを
認識する。そして、ルート情報206のポインタ(値
6)で示された位置にある情報から、自ATMスイッチ
を示す番号および出力ポート番号を得て、出力ポート番
号が「0」であるため、自ATMスイッチ内でルートを
決定して宛先送信端末132にADD PARTYメッ
セージを送信する。この結果、端末装置130と端末装
置131及び132とのポイント・マルチポイントの呼
が設定される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置は以上
のようにして呼設定を行うが、呼設定を行おうとしたル
ートで障害が発生しており通信不能だった場合、新たに
別のルートを選択して呼設定の動作を行う必要がある。
したがって、障害を発見してから迂回経路の設定を完了
するまでに余分な遅延時間が発生するという問題があっ
た。特にネットワークの規模が大きい場合、障害が発生
している場所が送信先に近いときなどはこの遅延時間が
非常に長くなる可能性があった。また、ポイント・マル
チポイントの呼設定メッセージには、全中継装置の情報
が付加されているため、ネットワークの規模が大きくな
るにしたがって各中継装置における処理負荷が増大し、
ネットワークの使用効率も悪化するという問題があっ
た。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る呼制御シス
テムは、複数の通信装置間をつなぐ複数の経路を設定
し、設定された複数経路で並行して一つの通信装置から
他の通信装置への呼設定メッセージを送信する呼設定メ
ッセージ送信手段と、この呼設定メッセージ送信手段に
より送信された呼設定メッセージに対する応答メッセー
ジに基づき前記通信装置間の呼を確立する呼制御手段と
を備えるものである。
【0016】また、前記呼制御手段は、前記応答メッセ
ージに基づいて複数の呼確立可能な経路を認識し、これ
ら複数の経路のうち一つを呼として選択する呼選択手段
を備えるものである。
【0017】また、前記呼制御手段は、前記呼選択手段
により選択された経路以外の経路について呼設定を取り
消すものである。
【0018】また、前記呼制御手段は、前記呼選択手段
により選択された経路以外の経路を代替呼として認識す
るものである。
【0019】また、前記呼設定メッセージ送信手段は同
一の通信装置に対して複数の経路で送信する呼設定メッ
セージであることを示す複数経路送信情報を呼設定メッ
セージに付加して送信するとともに、前記呼制御手段は
前記複数経路送信情報が付加された呼設定メッセージを
受信した場合、前記複数経路送信情報に基づく制御を行
うものである。
【0020】また、本発明に係る呼制御システムは、複
数の通信装置間をつなぐ複数の経路を設定し、設定され
た複数経路で順次一つの通信装置から他の通信装置への
呼設定メッセージを送信する呼設定メッセージ送信手段
と、この呼設定メッセージ送信手段により送信された呼
設定メッセージに対する応答メッセージに基づき前記複
数通信装置間の呼を確立する呼制御手段と、1対多のn
(2以上の整数)地点目の呼設定時に、n−1地点目以
前の呼設定時の経路と比較して新たに分岐する点から送
信先までの経路情報のみを呼設定メッセージに付加する
経路情報付加手段と、この経路情報付加手段により付加
された経路情報、またはn−1地点目以前の呼設定時に
使用した呼番号及び受信した呼設定メッセージの呼番号
のいずれかの情報に基づいて呼設定メッセージを転送す
る呼設定メッセージ転送手段とを備えるものである。
【0021】また、本発明に係る呼制御方法は、複数の
通信装置間をつなぐ複数の経路を設定し、設定された複
数経路で並行して一つの通信装置から他の通信装置への
呼設定メッセージを送信し、この送信された呼設定メッ
セージに対する応答メッセージに基づき前記通信装置間
の呼を確立するものである。
【0022】また、本発明に係る呼制御方法は、複数の
通信装置間をつなぐ複数の経路を設定し、この設定され
た複数経路で順次一つの通信装置から他の通信装置への
呼設定メッセージを送信し、この送信された呼設定メッ
セージに対する応答メッセージに基づき前記複数通信装
置間の呼を確立し、1対多のn(2以上の整数)地点目
の呼設定時に、n−1地点目以前の呼設定時の経路と比
較して新たに分岐する点から送信先までの経路情報のみ
を呼設定メッセージに付加し、この付加された経路情
報、またはn−1地点目以前の呼設定時に使用した呼番
号及び受信した呼設定メッセージの呼番号のいずれかの
情報に基づいて呼設定メッセージを転送するものであ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明に
係る呼制御システムの一実施形態を示すシステム構成図
である。20、21は端末装置、10〜13はこの端末
装置が接続されたネットワークの一部を構成するATM
スイッチである。1a〜1cは同一の送信先に対する複
数の異なるルート(経路)を設定し、設定されたルート
で呼設定メッセージを送信する呼設定メッセージ送信手
段、2a〜2cはこの呼設定メッセージ送信手段1a〜
1cにより送信された呼設定メッセージに基づき呼を設
定する呼制御手段、3a〜3cは前記呼設定メッセージ
送信手段1a〜1cがルートを設定する際に参照するル
ート情報を保持するルーティングテーブルである。
【0024】このようなシステム構成において、端末装
置20が端末装置21と通信を行う場合、これらの端末
間にはATMスイッチ[A]10、[B]11、[C]12を
経由するルートと、ATMスイッチ[A]10、[D]1
3、[C]12を経由するルートの2つのルートが存在す
る。次に動作について、図2に示すシーケンス図を用い
て説明する。本実施の形態では、図1におけるATMス
イッチ[B]11とATMスイッチ[C]12との間のネッ
トワークに障害が発生して通信不可能である場合を例示
する。まず、端末装置20が端末装置21との間の呼設
定要求(図2におけるSETUPメッセージS1)をA
TMスイッチ[A]10に送ると、これを受けたATMス
イッチ[A]10の呼設定メッセージ送信手段1aは、端
末装置20と21との間に存在するルートについての情
報をルーティングテーブル3aを参照することにより得
る。そしてそれぞれ異なるルート情報を付加した同一送
信先(端末装置21)宛の2つのSETUPメッセージ
(図2におけるS2とS12)を並行に別々のATMス
イッチ[B]11、[D]13に送信(マルチキャスト)す
る。すなわち、同一の送信先に複数の呼設定メッセージ
を異なるルートで送信する。
【0025】ATMスイッチ[B]11の呼設定メッセー
ジ送信手段1bは、ATMスイッチ[A]10の呼設定メ
ッセージ送信手段1aにより送信されたSETUPメッ
セージ(図2におけるS12)に付加されたルート情報
を参照することにより次の転送先を認識し、このSET
UPメッセージをATMスイッチ[C]12に転送しよう
とする。しかし、ATMスイッチ[B]11とATMスイ
ッチ[C]12との間のネットワークに障害が生じている
ため、このSETUPメッセージは転送できない。する
と、ATMスイッチ[B]11の呼設定メッセージ送信手
段1bは、そこまでにSETUPメッセージが送られて
きたルートと逆方向に、送信元である端末装置20宛て
に呼確立不可能を示すRELEASE COMPLET
Eメッセージ(図2におけるR13)を送信する。この
RELEASE COMPLETEメッセージR13
は、まずATMスイッチ[A]10に送られ、これを受け
取ったATMスイッチ[A]10の呼制御手段2aは、A
TMスイッチ[B]11、[C]12を経由するルートでは
端末装置20が要求する端末装置21との呼を確立でき
ないことを認識する。
【0026】一方、上記動作と並行して、ATMスイッ
チ[D]13の呼設定メッセージ送信手段1dは、ATM
スイッチ[A]10の呼設定メッセージ送信手段1aによ
り送信されたSETUPメッセージ(図2におけるS
2)に付加されたルート情報を参照することにより次の
転送先を認識し、このSETUPメッセージをATMス
イッチ[C]12に転送する(図2におけるS3)。その
後のATMスイッチ[C]12でも同様の動作が行われ、
SETUPメッセージはATMスイッチ[C]12経由で
端末装置21に転送される(図2におけるS4)。そし
て、このSETUPメッセージを受信した端末装置21
は、端末装置20宛てのCONNECT(応答)メッセ
ージ(図2におけるC5)をATMスイッチ[C]12に
送信し、このCONNECTメッセージはATMスイッ
チ[D]13を経由してATMスイッチ[A]10に転送さ
れる(図2におけるC6、C7)。
【0027】このCONNECTメッセージC7を受け
取ったATMスイッチ[A]10の呼制御手段2aでは、
このCONNECTメッセージによりATMスイッチ
[A]10、[D]13、[C]12を経由するルートで呼を
確立できることを認識する。一方で、前述の通りATM
スイッチ[A]10、[B]11、[C]12を経由するルー
トで呼を確立することができないことを認識しているの
で、これらの状況に基づき呼制御手段2aは、ATMス
イッチ[A]10、[D]13、[C]12を経由するルート
で端末装置20が要求した呼を確立することを決定し、
このルートで端末装置20、21間の呼を確立するとと
もに、CONNECTメッセージ(図2におけるC8)
を端末装置20に転送して呼の確立を知らせる。したが
って、端末装置20、21間の呼を確立するための時間
が、ATMスイッチ[B]11と[C]12との間のネット
ワーク障害の影響を受けて長くなることがなく、すばや
い呼の確立を行うことができる。
【0028】以上説明したように、複数の通信装置間を
つなぐ複数の経路を設定し、設定された複数経路で並行
して一つの通信装置から他の通信装置への呼設定メッセ
ージを送信する呼設定メッセージ送信手段と、この呼設
定メッセージ送信手段により送信された呼設定メッセー
ジに対する応答メッセージに基づき前記複数装置間の呼
を確立する呼制御手段とを備えることにより、複数の呼
の設定を並行して行うことができるため、部分的なネッ
トワーク障害による遅延の影響を受けることなく、すば
やい呼の確立が行える。
【0029】特に、ネットワークの規模が大きい場合、
障害が発生している場所が送信先に近いときなどは、本
発明に係る呼制御システムによる効果は大きくなる。
【0030】なお、図1では、全てのATMスイッチ
[A]10、[B]11、[C]12、[D]13が呼設定メッ
セージ送信手段、呼制御手段、ルーティングテーブルを
含んで構成されている例を示したが、呼設定メッセージ
送信手段、呼制御手段、ルーティングテーブルが少なく
とも1台のATMスイッチに備えられていれば、同様の
効果を得ることができる。例えば図1におけるATMス
イッチ[A]10だけが呼設定メッセージ送信手段、呼制
御手段、ルーティングテーブルを備え、他のATMスイ
ッチは従来のように呼設定メッセージ(SETUPメッ
セージ)の転送や応答メッセージ(CONNECT/R
ELEASE COMPLETEメッセージ)の発信を
行うようなものであっても同様の効果を得ることができ
る。また、呼設定メッセージ送信手段、呼制御手段、ル
ーティングテーブルは必ずしもATMスイッチ内に設け
る必要はなく、例えば端末装置内に設けてもよいし、A
TMスイッチや端末装置とは独立してネットワークに接
続されていてもよい。
【0031】また、本実施の形態では端末装置21がC
ONNECTメッセージを返しているが、端末装置21
を接続しているATMスイッチ[C]12がCONNEC
Tメッセージを返しても同様の効果を得ることができ
る。
【0032】また、本実施の形態では、呼の確立が可能
なルートが一つ、呼の確立ができないルートが一つの場
合について記述したが、確立可能なルートが複数存在す
る場合、それらのうち一つのルートを選択して呼を確立
するようにしても同様の効果を得ることができる。この
選択したルート以外の呼確立可能なルート上に位置する
ATMスイッチのうち、最終的な呼設定を行ったATM
スイッチ以外のATMスイッチはCONNECTメッセ
ージを転送していることから自スイッチ経由の呼が設定
されていると認識している。このような選択しなかった
ルートについて正式に呼設定を取り消す(呼の切断)よ
うにすれば、前記効果に加えてネットワーク内のリソー
スの無駄な使用を減らすこともできる。この場合、選択
したルート以外のルートについては、呼切断メッセージ
により呼の切断を行う。つまり、複数のルートで呼設定
メッセージを送信したATMスイッチ10に対し、CO
NNECTメッセージが複数のルートで返って来た場
合、その内の一つを選択し、選択したルート以外のルー
トに対しては呼切断メッセージを送信して呼の切断を行
う。また選択したルートによって少なくとも一つの呼が
設定されているのでCONNECTメッセージを端末装
置20に送信して呼を確立する。また、選択したルート
を通常使用する呼(主ルート)として設定するととも
に、選択したルート以外の呼確立可能なルートを予備の
呼(予備ルート)として設定することを相手先端末に通
知することにより、相手先端末が複数のルートのうち主
ルートと予備ルートの関係を把握できるため、主ルート
に障害が発生した場合など予備ルートへの切替をすばや
く行うことができる。
【0033】また、本実施の形態ではルーティングテー
ブル3aを参照して複数のルートを設定しているが、呼
設定メッセージ送信手段1aが複数のルートを設定でき
ればルーティングテーブル3aを使用しなくてもよい。
【0034】実施の形態2.実施の形態1では複数のル
ートでSETUPメッセージを送信したATMスイッチ
内の呼制御手段がCONNECTメッセージを受けてそ
の内の一つのルートを選択する場合について記述した
が、本実施の形態では、SETUPメッセージを受け取
る相手先端末装置側の呼制御手段が複数のルートのうち
一つのルートを選択する場合について説明する。図3
は、本発明に係る呼制御システムの一実施例を示すシス
テム構成図である。14は、ATMスイッチ[A]10、
[B]11、[C]12、[D]13と同様に呼設定メッセー
ジ送信手段1eと前記呼設定手段2eとルーティングテ
ーブル3eを備えたATMスイッチである。他は前記実
施の形態と同一である。
【0035】このようなシステム構成において、端末装
置20が端末装置21と通信を行う場合、これらの端末
間にはATMスイッチ[A]10、[B]11、[C]12を
経由するルート、ATMスイッチ[A]10、[D]13、
[C]12を経由するルート、ATMスイッチ[A]10、
[E]14、[C]12を経由するルートの3つのルートが
存在する。次に動作について、図4に示すシーケンス図
を用いて説明する。本実施の形態では、図3におけるA
TMスイッチ[B]11と[C]12との間のネットワーク
に障害が発生して通信不可能である場合を例示する。ま
ず、端末装置20が端末装置21との間の呼設定要求
(図4におけるSETUPメッセージS21)をATM
スイッチ[A]10に送ると、これを受けたATMスイッ
チ[A]10の呼設定メッセージ送信手段1aは、端末装
置20と21との間に存在するルートについての情報を
ルーティングテーブル3aを参照することにより得る。
そしてそれぞれ異なるルート情報を付加した同一送信先
(端末装置21)宛ての3つのSETUPメッセージ
(図4におけるS22、S32、S42)を並行に別々
のATMスイッチ[B]11、[D]13、[E]14に送信
(マルチキャスト)する。このとき、これら3つのSE
TUPメッセージがマルチキャストしたメッセージであ
ること示す情報をそれぞれのSETUPメッセージに付
加する。
【0036】ATMスイッチ[B]11の呼設定メッセー
ジ送信手段1bは、ATMスイッチ[A]10の呼設定メ
ッセージ送信手段1aにより送信されたSETUPメッ
セージ(図4におけるS42)に付加されたルート情報
を参照することにより次の転送先を認識し、このSET
UPメッセージをATMスイッチ[C]12に転送しよう
とする。しかし、ATMスイッチ[B]11とATMスイ
ッチ[C]12との間のネットワークに障害が生じている
ため、このSETUPメッセージは転送できない。する
と、ATMスイッチ[B]11の呼設定メッセージ送信手
段1bは、そこまでにSETUPメッセージが送られて
きたルートと逆方向に、送信元である端末装置20宛て
に呼確立不可能を示すRELEASE COMPLET
Eメッセージ(図4におけるRC43)を送信する。こ
のRELEASE COMPLETEメッセージRC4
3は、ATMスイッチ[A]10に送られ、これを受け取
ったATMスイッチ[A]10の呼制御手段2aは、AT
Mスイッチ[B]11、[C]12を経由するルートで端末
装置20が要求する端末装置21との呼を確立できない
ことを認識する。
【0037】一方、上記動作と並行して、ATMスイッ
チ[D]13およびATMスイッチ[E]14の呼設定メッ
セージ送信手段1d、1eは、ATMスイッチ[A]10
の呼設定メッセージ送信手段1aにより送信されたSE
TUPメッセージ(図4におけるS22、S32)に付
加されたルート情報を参照することにより次の転送先を
認識し、このSETUPメッセージをATMスイッチ
[C]12に転送する(図4におけるS23、S33)。
ATMスイッチ[D]13、[E]14の呼設定メッセージ
送信手段1d、1eにより送信された2つのSETUP
メッセージS23、S33に付加された情報を参照する
ことにより、ATMスイッチ[C]12はSETUPメッ
セージS23、S33がマルチキャストされたメッセー
ジであることを認識する。ATMスイッチ[C]12は、
これらのマルチキャストされたSETUPメッセージの
うち例えば最初に到着したSETUPメッセージを、あ
るいはSETUPメッセージに優先順位が付いていれば
最も優先順位の高いSETUPメッセージを受け付け、
このSETUPメッセージを端末装置21へ転送する。
図4ではATMスイッチ[E]14を経由するルートのS
ETUPメッセージ(S23)を受け付け、端末装置2
1にSETUPメッセージ(S24)を転送している。
そして、SETUPメッセージを受信した端末装置21
は、CONNECTメッセージ(C25)を端末装置2
0宛てに送信し、このCONNECTメッセージはAT
Mスイッチ[C]12、[E]14を経由してATMスイッ
チ[A]10に転送される(図4におけるC26、C2
7)。
【0038】また、ATMスイッチ[C]12において受
け付けられなかったATMスイッチ[D]13を経由する
ルートのSETUPメッセージ(図4におけるS33)
に対する応答として、ATMスイッチ[C]12はREL
EASE COMPLETEメッセージ(図4における
RC36)を返し、このRELEASE COMPLE
TEメッセージはRELEASEメッセージとしてAT
Mスイッチ[D]13を経由してATMスイッチ[A]10
に転送される(図4におけるR37)。(ATMスイッ
チ[D]13においてRELEASE COMPLETE
メッセージではなくRELEASEメッセージが使用さ
れているのは、SETUPメッセージS32がATMス
イッチ[D]13により直接拒否された訳ではなく、RE
LEASE COMPLETEメッセージRC36を受
け取った結果、呼を設定することができないと判断され
たためである。) 以上のようにして、相手先端末装置21側の呼制御手段
2cが、呼確立可能なルートのうち一つを選択する。
【0039】ATMスイッチ[E]14を経由するCON
NECTメッセージ(図4におけるC27)とATMス
イッチ[D]13を経由するRELEASEメッセージ
(図4におけるR37)とを受け取ったATMスイッチ
[A]10の呼制御手段2aでは、CONNECTメッセ
ージによりATMスイッチ[A]10、[E]14、[C]1
2を経由するルートで呼を確立できることを認識し、R
ELEASEメッセージによりATMスイッチ[A]1
0、[D]13、[C]12を経由するルートで呼を確立で
きないことを認識する。これらの状況に基づき呼設定手
段2aは、ATMスイッチ[A]10、[E]14、[C]1
2を経由するルートで端末装置20が要求した呼を確立
することを決定し、このルートで端末装置20、21間
の呼を確立するとともに、CONNECTメッセージ
(図4におけるC28)を端末装置20に転送して呼の
確立を知らせる。このように相手先端末装置側の呼制御
手段が呼確立可能なルートのうち一つを選択することに
より、早くから一つのルートが選ばれるので、複数の呼
確立可能なルートが存在する場合に選択されなかったル
ート上にあるATMスイッチは早めに自ATMスイッチ
が確立された呼で使われないことを認識し、リソースを
解放できる。したがって、実施の形態1で説明した場合
のように、CONNECTメッセージを受けたことで自
ATMスイッチが設定された呼で使われると認識してい
るATMスイッチに対して、さらに呼切断メッセージを
送信することで、その旨を連絡しなくともネットワーク
内のリソースを効率的に使用できる。
【0040】以上説明したように、呼設定メッセージ送
信手段は同一の送信先に対して複数の異なるルートで送
信する呼設定メッセージであることを示す複数ルート送
信情報を呼設定メッセージに付加して送信するととも
に、呼設定手段は複数ルート送信情報が付加された呼設
定メッセージを受信した場合、複数ルート送信情報を認
識することにより、複数の呼の設定を並行して行うこと
ができるため、部分的なネットワーク障害による遅延の
影響を受けることなく、すばやい呼の確立が行える。
【0041】なお、本実施の形態では、全てのATMス
イッチ[A]10、[B]11、[C]12、[D]13、[E]
14が呼設定メッセージ送信手段、呼制御手段、ルーテ
ィングテーブルを含んで構成されている例を示したが、
呼設定メッセージ送信手段、呼制御手段、ルーティング
テーブルが少なくとも1台のATMスイッチに備えら
れ、かつもう一つの呼制御手段がネットワーク上に接続
されていれば、同様の効果を得ることができる。例えば
図3においてATMスイッチ[A]10の呼設定メッセー
ジ送信手段1aが複数ルートを設定し、ATMスイッチ
[C]12の呼制御手段2cが同一の送信先に対して複数
の異なるルートで送信される呼設定メッセージであるこ
とを示す複数ルート送信情報を認識し、ATMスイッチ
[A]10の呼制御手段2aが上述のように呼を確立する
とともに、他のATMスイッチは従来のように呼設定メ
ッセージ(SETUPメッセージ)の転送や応答メッセ
ージ(CONNECT/RELEASE/RELEAS
E COMPLETEメッセージ)の発信を行うような
ものであっても同様の効果を得ることができる。このと
きは、ATMスイッチ[C]12には呼設定メッセージ送
信手段1c、ルーティングテーブル3cは必ずしも備え
られる必要はない。また、本発明に係る呼制御システム
は必ずしもATMスイッチ内に設ける必要もなく、例え
ば端末装置内に設けてもよい。
【0042】また、本実施の形態ではATMスイッチ
[C]12がRELEASE COMPLETEメッセー
ジを返しているが、端末装置21が呼を選択して、選択
した呼以外の呼に対してRELEASE COMPLE
TEメッセージを返すようにしても同様の効果を得るこ
とができる。
【0043】また、本実施の形態では、選択したルート
以外のルートについては呼の切断を行う場合について記
述したが、選択したルート以外のルートを予備の呼とし
て確保するようにすれば、前記効果に加えて、選択した
ルートに障害が発生した場合に再呼設定を行う必要がな
く、遅延なく予備の呼に切り替えることができるという
効果が得られる。この場合、選択したルート以外のルー
トに対してはRELEASE/RELEASE COM
PLETEメッセージを送信する代わりに予備の呼であ
ることを示す情報をCONNECTメッセージに付加し
て送信する。つまり、図4におけるRELEASE C
OMPLETEメッセージRC36、RELEASEメ
ッセージR37の代わりに予備の呼であることを示す情
報を付加したCONNECTメッセージを送信する。選
択されたルートに対するCONNECTメッセージC2
7と予備の呼であることを示す情報が付加されたCON
NECTメッセージを受け取ったATMスイッチ[A]1
0は、通常は選択されたルート(ATMスイッチ[A]1
0、[E]14、[C]12を経由するルート)を使用し、
このルートに障害が発生した場合は、直ちに予備の呼
(ATMスイッチ[A]10、[D]13、[C]12を経由
するルート)に切り替える。
【0044】実施の形態3.次にポイント・マルチポイ
ントの呼制御の動作について説明する。図5、図6にお
いて、30〜33はATMスイッチ、40、41、42
は端末装置である。そして、1aは設定された複数経路
で順次呼設定メッセージを前記複数通信装置宛てに送信
する呼設定メッセージ送信手段、2aは呼設定メッセー
ジ送信手段1aにより送信された呼設定メッセージに対
する応答メッセージに基づき前記複数通信装置間の呼を
確立する呼制御手段、3aは呼設定メッセージ送信手段
1aがルートを設定する際に参照するルート情報を保持
するルーティングテーブル、4aは1対多のn(2以上
の整数)地点目の呼設定時に、n−1地点目以前の呼設
定時の経路と比較して新たに分岐する点から送信先まで
の経路情報のみを呼設定メッセージに付加する経路情報
付加手段、5aは経路情報付加手段4aにより付加され
た経路情報、またはn−1地点目以前の呼設定時に使用
した呼番号及び受信した呼設定メッセージの呼番号のい
ずれかの情報に基づいて呼設定メッセージを転送する呼
設定メッセージ転送手段である。なお図示していない
が、他のATMスイッチ[B]31〜[D]33にも同様の
構成要が含まれている。また、図5における50及び図
6における53は検索したルート情報であり、図5にお
ける51、52及び図6における54、55、56は呼
設定メッセージに付加されるルート情報である。なお、
P1〜P9は各ATMスイッチの入出力ポート番号であ
る。
【0045】図5における端末装置40が端末装置41
及び42と通信を行いたい場合、端末装置40は端末装
置41との呼を設定した後、端末装置42との呼を設定
する。まず、図5を用いて端末装置40が端末装置41
との呼を設定する場合の動作について説明する。最初に
端末装置40はSETUPメッセージを端末装置41宛
てに送信する。このSETUPメッセージを受信したA
TMスイッチ[A]30において、呼設定メッセージ送信
手段1aはSETUPメッセージ中の端末装置41のア
ドレス等から、ATMスイッチ[C]32までのルートを
ルーティングテーブル3aより検索する。経路情報付加
手段4aは、この検索して得たルート情報50から自ス
イッチの情報を削除したものをSETUPメッセージに
付加し、呼設定メッセージ送信手段1aは、このルート
情報が付加されたSETUPメッセージを次のATMス
イッチ[B]31へ転送する。
【0046】ルート情報50には、最初にルートを決定
した自ATMスイッチを示す番号「A」、そのATMス
イッチにおける出力先を示す出力ポート番号「P2」、
次に中継を行うATMスイッチを示す番号「B」、その
ATMスイッチにおける出力先を示す出力ポート番号
「P4」、更にその次に中継を行うATMスイッチを示
す番号「C」、そのATMスイッチにおける出力先を示
す出力ポート番号「0」が含まれる。ここで最終のAT
Mスイッチ[C]32の出力ポート番号が「0」となって
いるが、これは求めたルートにおける最後の部分である
ことを示している。ATMスイッチに直接接続されてい
る端末への出力ポートを示す場合や、改めて各ATMス
イッチが自ATMスイッチ内でルートを決定する場合な
どにこのような値が設定される。そして、このルート情
報50のうち、自ATMスイッチに関する識別番号と出
力ポート番号は、以降中継を行うATMスイッチにとっ
て不要な情報であるため、この情報を削除し、ルート情
報51に示すようなルート情報をSETUPメッセージ
に付加して次のATMスイッチ[B]31に転送する。
【0047】ATMスイッチ[A]30からのSETUP
メッセージを受信したATMスイッチ[B]31における
呼設定メッセージ転送手段(図示せず)は、SETUP
メッセージに付加されたルート情報を参照する。そし
て、経路情報付加手段(図示せず)は、同様に自ATM
スイッチに関する識別番号と出力ポート番号を削除して
ルート情報52に示すようなルート情報をSETUPメ
ッセージに付加し、呼設定メッセージ転送手段(図示せ
ず)は、このSETUPメッセージを次のATMスイッ
チ[C]32に転送する。
【0048】ATMスイッチ[B]31からのSETUP
メッセージを受信したATMスイッチ[C]32におい
て、呼設定メッセージ転送手段は、SETUPメッセー
ジに付加されたルート情報52を参照する。このルート
情報52において出力ポートの値が「0」であるが、こ
れは求めたルートにおける最後の部分であることを示し
ている。ATMスイッチに直接接続されている端末への
出力ポートを示す場合や、改めて各ATMスイッチが自
ATMスイッチ内のルートを決定する場合などにこのよ
うな値が設定される。ATMスイッチ[C]32の呼設定
メッセージ転送手段は、この情報に対応してルートを決
定し、本実施形態では宛先送信端末41にSETUPメ
ッセージを送信する。
【0049】次に、以上のように端末装置40と端末装
置41との呼が設定された状態において更に、端末装置
40と端末装置42との呼を設定する場合の動作につい
て図6を用いて説明する。最初に端末装置40は端末装
置42宛てに追加の呼の設定メッセージであるADD
PARTYメッセージをATMスイッチ[A]30に対し
て送信する。ここで、図5で説明した端末装置40と端
末装置41との呼設定の後、更に接続相手として端末4
2を加えるとき、これら端末間の一連の呼設定にはすべ
て同一の呼番号が使用されるようになっているが、上記
ADD PARTYメッセージにはこのようなポイント
・マルチポイントの一連の呼設定で使用される呼番号が
含まれている。ATMスイッチ[A]30の呼設定メッセ
ージ送信手段1aは、まず受信したADD PARTY
メッセージが使用している呼番号を参照して、先に設定
されたSETUPメッセージと同一の呼番号を使用して
いることから、このADD PARTYメッセージが先
のSETUPメッセージに属するものであることを認識
する(上述のようにポイント・マルチポイントの一連の
呼設定で使用される呼番号は同一)。その後、端末装置
41との呼を設定する場合と同様に、ATMスイッチ
[A]30の呼設定メッセージ送信手段1aはATMスイ
ッチ[D]33までのルート情報53を検索する。ここ
で、ATMスイッチ[A]30の呼設定メッセージ送信手
段1aが検索して得たルート情報53と前述のSETU
Pメッセージ送信時における図5のルート情報50とを
比較すると、ATMスイッチ[B]31までのルートは共
通であることが分かる。そこで、経路情報付加手段4a
は、共通部分の情報を削除したルート情報54をADD
PARTYメッセージに付加し、呼設定メッセージ送
信手段1aは、このルート情報54が付加されたADD
PARTYメッセージを次のATMスイッチ[B]31へ
転送する。
【0050】ATMスイッチ[A]30からのADD P
ARTYメッセージを受信したATMスイッチ[B]31
において、呼設定メッセージ転送手段は、呼番号を参照
して先に設定されたSETUPメッセージに属するもの
であることを認識し、その後、ルート情報54を参照す
るが、自ATMスイッチに関する情報が存在しないた
め、このADD PARTYメッセージを先に設定され
たSETUPメッセージと同じ出力先ポートで転送すれ
ばよいことを認識する。これによりATMスイッチ[B]
31の経路情報付加手段は、ルート情報54をそのまま
ルート情報55としてADD PARTYメッセージに
付加し、呼設定メッセージ転送手段は、前記SETUP
メッセージと同じ出力先ポートでATMスイッチ[C]3
2に転送する。
【0051】ATMスイッチ[B]31からのADD P
ARTYメッセージを受信したATMスイッチ[C]32
において、呼設定メッセージ転送手段は、呼番号を参照
して先に設定されたSETUPメッセージに属するもの
であることを認識するとともに、ルート情報55を参照
することにより自ATMスイッチの情報が存在すること
を認識して、次にその出力ポートから出力することを認
識する。そして、経路情報付加手段は、自ATMスイッ
チに関する識別番号と出力ポート番号を削除してルート
情報56に示すようなルート情報をADD PARTY
メッセージに付加し、呼設定メッセージ転送手段は、こ
のADD PARTYメッセージを出力ポートP7から
次のATMスイッチ[D]33に転送する。
【0052】ATMスイッチ[C]32からのADD P
ARTYメッセージを受信したATMスイッチ[D]33
において、呼設定メッセージ転送手段は、呼番号を参照
して(ATMスイッチ[C]32−[D]33間で)新たに
設定されたADD PARTYメッセージであることを
認識する。そして、付加されたルート情報56を参照
し、出力ポートの値が「0」であるため、自ATMスイ
ッチ内でルートを決定して宛先送信端末42にADD
PARTYメッセージを送信する。
【0053】このようにして、ポイント・マルチポイン
トの一連の呼設定の際、ADD PARTYメッセージ
に付加されるルート情報のうち、一度設定されたルート
と重複する部分を転送しないようにすることにより、ネ
ットワークを効率的に使用することができ、中継装置の
処理負荷を軽減することもできる。
【0054】以上説明したように、複数の通信装置間を
つなぐ複数の経路を設定し、設定された複数経路で順次
呼設定メッセージを前記複数通信装置宛てに送信する呼
設定メッセージ送信手段と、この呼設定メッセージ送信
手段により送信された呼設定メッセージに対する応答メ
ッセージに基づき前記複数通信装置間の呼を確立する呼
制御手段と、1対多のn(2以上の整数)地点目の呼設
定時に、n−1地点目以前の呼設定時の経路と比較して
新たに分岐する点から送信先までの経路情報のみを呼設
定メッセージに付加する経路情報付加手段と、この経路
情報付加手段により付加された経路情報、またはn−1
地点目以前の呼設定時に使用した呼番号及び受信した呼
設定メッセージの呼番号のいずれかの情報に基づいて呼
設定メッセージを転送する呼設定メッセージ転送手段と
を備えることにより、既に設定された呼の経路情報と重
複する部分を転送しないようにすることができるため、
ネットワークを効率的に使用することができ、中継装置
の処理負荷を軽減することもできる。
【0055】なお、図5では、全てのATMスイッチ
[A]30、[B]31、[C]32、[D]33が同様の構成
である例を示したが、呼設定メッセージ送信手段1a、
呼制御手段2a、ルーティングテーブル3a、経路情報
付加手段4aを含んだATMスイッチがネットワークに
少なくとも1台接続されており、他のATMスイッチは
呼設定メッセージ転送手段と経路情報付加手段とを備え
ていれば、同様の効果を得ることができる。例えば図5
におけるATMスイッチ[A]10だけが呼設定メッセー
ジ送信手段1a、呼制御手段2a、ルーティングテーブ
ル3a、経路情報付加手段4aを備え、他のATMスイ
ッチは呼設定メッセージ転送手段と経路情報付加手段と
を備えていれば、同様の効果を得ることができる。
【0056】また、本実施の形態ではCONNECTメ
ッセージを返す動作を省略したが、端末装置41、42
がCONNECTメッセージを返す場合、或いは端末装
置41、42を接続しているATMスイッチ[C]32、
[D]33がCONNECTメッセージを返す場合いずれ
であっても、同様の効果を得ることができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、複数の通信装置間
をつなぐ複数の経路を設定し、設定された複数経路で並
行して一つの通信装置から他の通信装置への呼設定メッ
セージを送信する呼設定メッセージ送信手段と、この呼
設定メッセージ送信手段により送信された呼設定メッセ
ージに対する応答メッセージに基づき前記通信装置間の
呼を確立する呼制御手段とを備えることにより、複数の
呼の設定を並行して行うことができるため、部分的なネ
ットワーク障害による遅延の影響を受けることなく、す
ばやい呼の確立が行える。
【0058】また、前記呼設定手段は、前記応答メッセ
ージに基づいて複数の呼確立可能な経路を認識し、これ
ら複数の経路のうち一つを呼として選択する呼選択手段
を備えることにより、複数の呼の設定を並行して行うこ
とができるため、部分的なネットワーク障害による遅延
の影響を受けることなく、すばやい呼の確立が行える。
【0059】また、前記呼制御手段は、前記呼選択手段
により選択された経路以外の経路について呼設定を取り
消すことにより、複数の呼の設定を並行して行うことが
できるため、部分的なネットワーク障害による遅延の影
響を受けることなく、すばやい呼の確立を行うことがで
き、また、ネットワーク内のリソースの無駄な使用を減
らすことができる。
【0060】また、前記呼制御手段は、前記呼選択手段
により選択された経路以外の経路を代替呼として認識す
ることにより、複数の呼の設定を並行して行うことがで
きるため、部分的なネットワーク障害による遅延の影響
を受けることなく、すばやい呼の確立を行うことがで
き、選択した呼に障害が発生した場合など予備の呼への
切替をすばやく行うことができる。
【0061】また、前記呼設定メッセージ送信手段は同
一の通信装置に対して複数の経路で送信する呼設定メッ
セージであることを示す複数経路送信情報を呼設定メッ
セージに付加して送信するとともに、前記呼制御手段は
前記複数経路送信情報が付加された呼設定メッセージを
受信した場合、前記複数経路送信情報に基づく制御を行
うことにより、複数の呼の設定を並行して行うことがで
きるため、部分的なネットワーク障害による遅延の影響
を受けることなく、すばやい呼の確立が行える。
【0062】また、複数の通信装置間をつなぐ複数の経
路を設定し、設定された複数経路で順次一つの通信装置
から他の通信装置への呼設定メッセージを送信する呼設
定メッセージ送信手段と、この呼設定メッセージ送信手
段により送信された呼設定メッセージに対する応答メッ
セージに基づき前記複数通信装置間の呼を確立する呼制
御手段と、1対多のn(2以上の整数)地点目の呼設定
時に、n−1地点目以前の呼設定時の経路と比較して新
たに分岐する点から送信先までの経路情報のみを呼設定
メッセージに付加する経路情報付加手段と、この経路情
報付加手段により付加された経路情報、またはn−1地
点目以前の呼設定時に使用した呼番号及び受信した呼設
定メッセージの呼番号のいずれかの情報に基づいて呼設
定メッセージを転送する呼設定メッセージ転送手段とを
備えることにより、既に設定された呼の経路情報と重複
する部分を転送しないようにすることができるため、ネ
ットワークを効率的に使用することができ、中継装置の
処理負荷を軽減することもできる。
【0063】また、複数の通信装置間をつなぐ複数の経
路を設定し、設定された複数経路で並行して一つの通信
装置から他の通信装置への呼設定メッセージを送信し、
この送信された呼設定メッセージに対する応答メッセー
ジに基づき前記通信装置間の呼を確立することにより、
複数の呼の設定を並行して行うことができるため、部分
的なネットワーク障害による遅延の影響を受けることな
く、すばやい呼の確立が行える。
【0064】また、複数の通信装置間をつなぐ複数の経
路を設定し、この設定された複数経路で順次一つの通信
装置から他の通信装置への呼設定メッセージを送信し、
この送信された呼設定メッセージに対する応答メッセー
ジに基づき前記複数通信装置間の呼を確立し、1対多の
n(2以上の整数)地点目の呼設定時に、n−1地点目
以前の呼設定時の経路と比較して新たに分岐する点から
送信先までの経路情報のみを呼設定メッセージに付加
し、この付加された経路情報、またはn−1地点目以前
の呼設定時に使用した呼番号及び受信した呼設定メッセ
ージの呼番号のいずれかの情報に基づいて呼設定メッセ
ージを転送することにより、既に設定された呼の経路情
報と重複する部分を転送しないようにすることができる
ため、ネットワークを効率的に使用することができ、中
継装置の処理負荷を軽減することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る呼制御システムの一実施形態を示
すシステム構成図
【図2】呼設定の動作を示すシーケンス図
【図3】本発明に係る呼制御システムの一実施形態を示
すシステム構成図
【図4】呼設定の動作を示すシーケンス図
【図5】ポイント・マルチポイントの呼制御の動作を説
明するシステム構成図
【図6】ポイント・マルチポイントの呼制御の動作を説
明するシステム構成図
【図7】従来の呼制御を行うATMスイッチで構成され
たネットワーク構成図
【図8】従来の呼制御の動作を示すシーケンス図
【図9】従来の呼制御の動作を示すシーケンス図
【図10】従来のポイント・マルチポイントの呼制御の
動作を説明するネットワーク構成図
【図11】従来のポイント・マルチポイントの呼制御の
動作を説明するネットワーク構成図
【符号の説明】
1 呼設定メッセージ送信手段 2 呼制御手段 3 ルーティングテーブル 4 経路情報付加手段 5 呼設定メッセージ転送手段 10〜14 ATMスイッチ 20、21 端末装置 30〜33 ATMスイッチ 40〜42 端末装置 50〜56 ルート情報 S1〜S4、S12 SETUPメッセージ C5〜C8 CONNECTメッセージ RC13 RELEASE COMPLETEメッセー
ジ S21〜S24、S32、S33、S42 SETUP
メッセージ C25〜C28 CONNECTメッセージ RC36、RC43 RELEASE COMPLET
Eメッセージ R37 RELEASEメッセージ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信装置間をつなぐ複数の経路を
    設定し、設定された複数経路で並行して一つの通信装置
    から他の通信装置への呼設定メッセージを送信する呼設
    定メッセージ送信手段と、この呼設定メッセージ送信手
    段により送信された呼設定メッセージに対する応答メッ
    セージに基づき前記通信装置間の呼を確立する呼制御手
    段とを備えたことを特徴とする呼制御システム。
  2. 【請求項2】 前記呼制御手段は、前記応答メッセージ
    に基づいて複数の呼確立可能な経路を認識し、これら複
    数の経路のうち一つを呼として選択する呼選択手段を備
    えたことを特徴とする請求項1に記載の呼制御システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記呼制御手段は、前記呼選択手段によ
    り選択された経路以外の経路について呼設定を取り消す
    ことを特徴とする請求項2に記載の呼制御システム。
  4. 【請求項4】 前記呼制御手段は、前記呼選択手段によ
    り選択された経路以外の経路を代替呼として認識するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の呼制御システム。
  5. 【請求項5】 前記呼設定メッセージ送信手段は同一の
    通信装置に対して複数の経路で送信する呼設定メッセー
    ジであることを示す複数経路送信情報を呼設定メッセー
    ジに付加して送信するとともに、前記呼制御手段は前記
    複数経路送信情報が付加された呼設定メッセージを受信
    した場合、前記複数経路送信情報に基づく制御を行うこ
    とを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の呼
    制御システム。
  6. 【請求項6】 複数の通信装置間をつなぐ複数の経路を
    設定し、設定された複数経路で順次一つの通信装置から
    他の通信装置への呼設定メッセージを送信する呼設定メ
    ッセージ送信手段と、この呼設定メッセージ送信手段に
    より送信された呼設定メッセージに対する応答メッセー
    ジに基づき前記複数通信装置間の呼を確立する呼制御手
    段と、1対多のn(2以上の整数)地点目の呼設定時
    に、n−1地点目以前の呼設定時の経路と比較して新た
    に分岐する点から送信先までの経路情報のみを呼設定メ
    ッセージに付加する経路情報付加手段と、この経路情報
    付加手段により付加された経路情報、またはn−1地点
    目以前の呼設定時に使用した呼番号及び受信した呼設定
    メッセージの呼番号のいずれかの情報に基づいて呼設定
    メッセージを転送する呼設定メッセージ転送手段とを備
    えたことを特徴とする呼制御システム。
  7. 【請求項7】 複数の通信装置間をつなぐ複数の経路を
    設定し、設定された複数経路で並行して一つの通信装置
    から他の通信装置への呼設定メッセージを送信し、この
    送信された呼設定メッセージに対する応答メッセージに
    基づき前記通信装置間の呼を確立することを特徴とする
    呼制御方法。
  8. 【請求項8】 複数の通信装置間をつなぐ複数の経路を
    設定し、この設定された複数経路で順次一つの通信装置
    から他の通信装置への呼設定メッセージを送信し、この
    送信された呼設定メッセージに対する応答メッセージに
    基づき前記複数通信装置間の呼を確立し、1対多のn
    (2以上の整数)地点目の呼設定時に、n−1地点目以
    前の呼設定時の経路と比較して新たに分岐する点から送
    信先までの経路情報のみを呼設定メッセージに付加し、
    この付加された経路情報、またはn−1地点目以前の呼
    設定時に使用した呼番号及び受信した呼設定メッセージ
    の呼番号のいずれかの情報に基づいて呼設定メッセージ
    を転送することを特徴とする呼制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US7551634B2 (en) 2002-11-12 2009-06-23 Fujitsu Limited Communication network system
JP2013503517A (ja) * 2009-08-28 2013-01-31 ゼットティーイー コーポレイション メッセージ転送方法及びネットワークノード
CN114363735A (zh) * 2020-10-13 2022-04-15 华为技术有限公司 一种路由的配置方法、网络设备、通信***以及存储介质

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