JP2000026161A - 誘電体磁器組成物 - Google Patents

誘電体磁器組成物

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JP2000026161A
JP2000026161A JP10195380A JP19538098A JP2000026161A JP 2000026161 A JP2000026161 A JP 2000026161A JP 10195380 A JP10195380 A JP 10195380A JP 19538098 A JP19538098 A JP 19538098A JP 2000026161 A JP2000026161 A JP 2000026161A
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Kazuhiro Komatsu
和博 小松
Hidenori Kuramitsu
秀紀 倉光
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 BaTiO3を主成分とし、中性または還元
性雰囲気中の大量焼成において、絶縁抵抗の劣化が少な
く、誘電率が高く、静電容量の温度変化率が小さい信頼
性の高い誘電体磁器組成を提供することを目的とする。 【解決手段】 BaTiO3100モルに対し、Ba/
Ti比が1.001〜1.04モルになるようにBaO
あるいはBaCO3を添加し、MgOを0.5〜5.0
モル、Y23を0.1〜3.0モル、MnO2を0.0
1〜0.4モル、BaSiO3化合物を0.6〜5.0
モル、さらにV原子をV25として0.01〜0.26
モルとAl原子をAl23として0.1〜3.0モルの
範囲を添加することで、各種電気特性の向上を図るもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニッケル等の卑金
属を内部電極に用いる積層セラミックコンデンサ(以
降、積層コンデンサと称する)用の誘電体磁器組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】積層コンデンサは、内部電極とセラミッ
クグリーンシートを交互に複数枚積層した積層体を所定
形状に切断した後、一体焼成し作製される。
【0003】前記内部電極材料には、従来Pdあるいは
Pd合金が使用されていたが、Pdは高価であるため、
近年比較的安価なNi等の卑金属材料が用いられつつあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】内部電極材料に卑金属
材料を用いた場合、大気中で誘電体と一体焼成を行うと
内部電極が酸化されてしまうため、焼成は中性雰囲気ま
たは還元性雰囲気中で行う必要がある。ところが、従来
の誘電体材料は還元性雰囲気中で焼成すると、誘電体が
還元され絶縁抵抗が低くなり、所望の特性が得られな
い。この対策として特開昭61−155255号公報で
耐還元性の誘電体磁器組成物が提案されているが、この
耐還元性誘電体磁器組成物を用いた積層セラミックコン
デンサは、絶縁抵抗特性(IR寿命特性)の劣化が大き
く信頼性に課題があった。
【0005】本発明の誘電体組成物は、中性あるいは還
元性雰囲気中で焼成を行っても、絶縁抵抗特性の劣化が
少ない信頼性の高い積層コンデンサが得られる誘電体磁
器組成物を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、BaTiO3100モルに対し、Ba/T
i比が1.001〜1.04になるようにBaOあるい
はBaCO3を添加し、MgOを0.5〜5.0モル、
23を0.1〜3.0モル、MnO2を0.01〜
0.4モル、BaSiO3を0.6〜5.0モル添加す
ることにより中性あるいは還元性雰囲気中で焼成を行っ
ても、絶縁抵抗特性の劣化しない信頼性の高い積層コン
デンサが得られる誘電体機器材料を提供することができ
るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、BaTiO3100モルに対し、Ba/Ti比が
1.001〜1.04になるようにBaOあるいはBa
CO3を添加し、さらにMgOを0.5〜5.0モル、
23を0.1〜3.0モル、MnO2を0.01〜
0.4モル、BaSiO3を0.6〜5.0モル添加す
ることを特徴とする誘電体磁器組成物であり、基本成分
のBa/Ti比を調整するために加えた過剰のBaOあ
るいはBaCO3とMnO2は誘電体組成物の耐還元性を
強化し、特にMnO2の添加は中性雰囲気中、あるいは
還元性雰囲気中での焼成において、誘電体磁器組成物の
絶縁抵抗特性の劣化を防ぐとともに、積層コンデンサの
静電容量のバラツキを抑制して均質な焼結体が得られる
効果がある。MgO,Y 23の添加は誘電率、静電容量
温度特性、静電正接等の電気特性を満足させるという効
果を有し、BaSiO3の添加は比較的焼成温度が低い
場合でも誘電体組成物の焼結を促進し緻密な焼結体が得
られるので、絶縁抵抗を安定させ電気的性能を満足させ
ることができるという作用を有するものである。
【0008】本発明の請求項2に記載の発明は、アルミ
ニウム原子をAl23に換算して、BaTiO3100
モルに対して0.1〜3.0モル添加することを特徴と
する請求項1に記載の誘電体磁器組成物であり、Al2
3を添加することにより、焼成過程において均一な成
分相を形成する作用を有し、焼結性と電気特性を安定さ
せるものである。
【0009】本発明の請求項3に記載の発明は、バナジ
ウム原子をV25に換算し、BaTiO3100モルに
対し、0.01モル〜0.26モル添加することを特徴
とする請求項1または2に記載の誘電体磁器組成物であ
り、V25の添加は、還元雰囲気の焼成で還元されやす
い基本成分のTiO2の還元を抑制して積層コンデンサ
の絶縁抵抗の低下を防ぎ、静電容量バラツキの小さい積
層コンデンサを得ることができるという作用を有するも
のである。
【0010】(実施の形態1)先ず(表1)に示す組成
となるように、各出発原料としてBaTiO3100モ
ルに対し、BaO,Y23,MgO,MnO2,BaS
iO3をそれぞれ秤量し、これらの出発原料に純水を加
え、部分安定化ジルコニア玉石を媒体としてボールミル
で17時間湿式混合粉砕を行った後、脱水乾燥する。B
aTiO3、およびBaSiO3は予め固相法にて合成し
た微粉砕材料を用いた。また(表1)において試料N
o.に*を付したものは本発明の範囲外であるが、比較
のために示している。
【0011】
【表1】
【0012】次に、この脱水乾燥した混合材料を解砕
し、32メッシュ篩を全通させた後、アルミナ質の坩堝
に入れ、1100℃の温度で2時間保持し仮焼した。こ
のとき、仮焼温度が高すぎると得られた積層コンデンサ
の静電容量の容量温度変化率が大きくなりすぎることが
あり注意が必要である。
【0013】次いで、仮焼原料を混合と同様にボールミ
ルで平均粒径が1.0μm以下になるように湿式粉砕を
行った後、脱水乾燥と32メッシュ篩を全通させ、誘電
体磁器材料を得た。
【0014】この誘電体磁器材料にバインダーとしてポ
リビニルブチラール樹脂、溶剤として酢酸nブチル、可
塑剤としてフタル酸ジブチルを加え、イットリア部分安
定化ジルコニアボールと共にボールミルで72時間混合
しスラリーを作製した。
【0015】得られたスラリーを公知のドクターブレー
ド法を用いてポリエステルフィルム上に誘電体セラミッ
クグリーンシート(以降、グリーンシートと称する)を
作製した。
【0016】作製したグリーンシート表面にNiを主成
分とする内部電極ペーストをスクリーンで印刷し、乾燥
を行う。このNi内部電極ペーストを印刷したグリーン
シートを、公知の積層コンデンサ製造方法に従って、複
数枚積み重ねて熱圧着してグリーン積層体を形成した
後、3.3mm×1.7mmの積層コンデンサグリーンチッ
プ(以降、グリーンチップと称する)形状に切断を行
う。
【0017】これらのグリーンチップをジルコニア敷粉
と混ぜ合わせアルミナ質のサヤに1万個入れ、400℃
の温度で12時間、窒素混合空気雰囲気中でバインダー
除去を行った後、引き続き窒素、水素の混合グリーンガ
スを用い酸素濃度が調整されたNiが酸化されない還元
性雰囲気中で、温度1220〜1340℃で2時間保持
し焼結を行う。この後、降温冷却過程の900℃の温度
で1時間、窒素、水素、酸素で調整した雰囲気中で保持
し焼結体の再酸化を行った後、室温まで冷却し積層コン
デンサの焼結体を作製した。尚、各組成の焼成温度は、
前記1220〜1340℃の温度範囲においてそれぞれ
の組成の焼結体密度が最大となる最適焼成温度を用い
た。
【0018】次に、得られた積層コンデンサ焼結体をバ
レル研磨した後、焼結体端面に露出した内部電極と電気
的に接続するように、Cuを主成分とする外部電極ペー
ストを焼結体端面に塗布した後、窒素と水素の混合グリ
ーンガスで酸素濃度を調整した雰囲気中において、85
0℃で15分間焼付を行い外部電極を形成した。
【0019】形成した外部電極表面に、電解メッキ法を
用いてニッケル膜、さらにニッケル膜の表面に半田膜を
形成し積層コンデンサを完成した。
【0020】こうして得られた積層コンデンサを、20
℃(室温)、周波数1kHzにおける誘電率、誘電正接
(tanδ)、容量温度変化率(−55〜+125℃間
における20℃の静電容量に対する静電容量の変化
率)、室温においてDC電圧25Vを印加したときの絶
縁抵抗(IR)を測定し、その結果を(表2)に示して
いる。さらに放置試験として積層コンデンサを150℃
の恒温槽に1時間保持した後、室温に戻し48時間室温
に放置した時の静電容量(C)を基準として、その後室
温放置1000時間後の静電容量との差(ΔC)の静電
容量経時変化率(ΔC/C)、加速寿命試験として12
5℃の温度下でDC200Vの電圧を250時間連続印
加した後の絶縁抵抗劣化状況(試料100個中IRが1
×107Ω以下に劣化したものを不良としてカウントし
た個数)、初期特性としての容量のバラツキを(表3)
に示している。尚、(表2)、(表3)の試料No.は
(表1)と共通であり、同一番号は同一組成の試料であ
る。
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】(表2)、(表3)から明らかなように、
本発明による誘電体組成物(試料No.3,4,6,9
〜12,15〜18,21〜24,28〜31)は初期
性能として誘電率が2300以上と高く、静電容量バラ
ツキも±5%以内と小さく、さらに容量温度変化率が±
15%以下と小さく、絶縁抵抗(IR)も1×1012Ω
と高く、劣化も認められない。また、放置試験での静電
容量経時変化率は−1.0〜−1.3%と小さく、さら
に焼結体内部に副成分相も発生していないことがわかっ
た。これに対し、主成分のBa/Ti比が1.001よ
り小さいと(試料No.1,2)還元雰囲気中での焼成
で還元されて半導体化し、逆にBa/Ti比が1.04
を越えると(試料No.5)誘電体の焼結が不十分とな
り、逆に5モルを越えると(試料No.8)、積層コン
デンサの容量温度変化率が大きくなってしまうと共に、
静電容量経時変化率が大きくなって好ましくない。Y2
3の添加量が0.1モル未満では(試料No.13)
容量温度変化率が大きくなると共に、静電容量経時変化
率とtanδが大きくなってしまい、逆に3モルを越え
ると(試料No.14)誘電率が低下し実用的でなくな
る。MnO2の添加量が0.01モル未満では(試料N
o.19)焼結体が部分的に半導体化され初期の静電容
量のバラツキが大きく、また絶縁抵抗値が小さくなり、
その結果加速寿命試験において絶縁抵抗値が大幅に劣化
してしまう。添加量が0.4モルを越えると(試料N
o.20)静電容量の温度変化率、経時変化率も大き
く、また絶縁抵抗の劣化も大きくなる。BaSiO3
添加量が0.6モル未満では(試料No.25,2
6)、十分な焼結体密度が得られず、静電容量、絶縁抵
抗にバラツキを生じ、実用的でなくなってしまう。ま
た、添加量が5.0モルを越えると(試料No.27)
焼結性は向上するものの誘電率が低下し、また静電容量
温度変化率が大きくなり実用的でない。
【0024】以上の結果から主成分のBaTiO310
0モルに対し、BaOをBa/Ti比が1.001〜
1.04となるように過剰添加することにより、還元雰
囲気中での大量焼成において誘電体が還元されることな
く良好な焼結体が得られる。MgOを0.5〜5.0モ
ル添加することにより誘電率の温度変化率を小さくする
と共に、絶縁抵抗値を向上させる効果があり、Y23
0.1〜3.0モル添加することにより容量温度変化を
小さくし、また絶縁抵抗値を向上させる効果を有する。
またMnO2を0.01〜0.4モル添加することによ
り主成分のBaTiO3のTiO2の還元を防止し絶縁抵
抗特性を向上させることができる。BaSiO3を0.
6〜5.0モル添加することで焼結が促進され、比較的
低温での焼成が可能なものとなり、静電容量、絶縁抵抗
のバラツキを小さくする効果があることが明らかとな
る。
【0025】但し、各添加物の添加量が本発明の範囲を
外れると電気特性のバラツキを大きくすると共に、静電
容量温度変化率を大きくする傾向があり好ましくないこ
とがわかる。尚、BaTiO3,BaSiO3化合物を予
め固相法で作製した微粉末を用いたが、固相法以外の方
法で作製した化合物を用いても同様な結果が得られるこ
とを確認している。
【0026】(実施の形態2)先ず、BaTiO310
0モルに対しBaCO3を0.02モル、MgOを2.
5モル、Y23を1.0モル、MnO2を0.2モル、
BaSiO3化合物を2.1モル添加したものに、さら
に(表4)に示す量のAl23、及びV25を各々秤量
し添加する。
【0027】
【表4】
【0028】次いで、実施の形態1と同条件で誘電体材
料粉末を得た後、積層コンデンサを作製した。但し、焼
成時、一さやあたりのグリーンチップの詰め量を実施の
形態1のときの1.5倍の15000個とし、他の条件
は実施の形態1と同条件で行い、焼成最高温度は122
0〜1340℃の範囲で行った。
【0029】その後、実施の形態1と同様に得られた積
層コンデンサを評価し、その結果を(表5)、及び(表
6)に示した。
【0030】
【表5】
【0031】
【表6】
【0032】(表5)、(表6)に示すように、BaT
iO3100モルに対しBaCO3を0.02モル、Mg
Oを2.5モル、Y23を1.0モル、MnO2を0.
2モル、BaSiO3化合物を2.1モル添加した組成
に、さらにV25を0.01〜0.26モルの範囲添加
した組成物(試料No.32〜34,37,38)は、
焼成時、さや詰め量を増やしたとしてもV25に含まれ
るV原子が主成分中のTiO2の還元を抑制するので、
高い絶縁抵抗と絶縁抵抗の劣化のない優れた積層コンデ
ンサが得られる。このとき、V25の添加量が0.26
モルを越える(V原子としては、0.52モルを越え
る)と(試料No.36)、静電容量の温度変化率が大
きくなってしまうと共に、容量経時変化率も大きくなっ
てしまう。また、0.01モル未満(V原子としては、
0.02モル未満)だと(試料No.35)、大量焼成
した場合、絶縁性にバラツキを生じ、絶縁抵抗が劣化し
てしまう。一方、Al23を0.1〜3.0モル添加し
た組成(試料No.32〜35,37,38、Al原子
としては0.2〜6.0モル添加)は、Al原子の添加
が焼結を促進し、本発明のような多成分系組成で発生し
やすい副成分相の発生しない均一な焼結体を得ることが
できる。これに対し、添加量が3.0モルを越えると
(試料No.40)、容量温度変化率と誘電損失(ta
nδ)が大きくなり好ましくなく、0.1モル未満(試
料No.39)だと副成分相の発生が多くなり、均一な
焼結体が得られず好ましくないことがわかる。
【0033】以上の結果から、本発明のBaTiO3
主成分とし、これにBaCO3,MgO,Y23,Mn
2,BaSiO3を添加した組成に、さらにV原子とし
てV25を添加することにより還元性雰囲気での大量焼
成においても誘電体の還元を防止し絶縁抵抗性能を向上
させ、またAl原子としてAl23を添加することによ
り副成分相の発生を抑制し均一な焼結体を得て、電気特
性の良好な積層コンデンサが得られることが明らかであ
る。
【0034】
【発明の効果】以上、本発明によれば、BaTiO3
00モルに対し、Ba/Ti比が1.001〜1.04
になるようにBaO,BaCO3を添加し、さらにMg
Oを0.5〜5.0モル、Y23を0.1〜3.0モ
ル、MnO2を0.01〜0.4モル、BaSiO3化合
物を0.6〜5.0モル添加することにより、還元雰囲
気中の比較的低温での焼成において、電気特性の安定し
た優れた積層コンデンサ用誘電体磁器組成物が得られる
ので、内部電極材料に卑金属材料を用いた場合でも誘電
体と一体焼成を行うことができるものとなる。またV原
子、Al原子をV 25,Al23として添加することに
より、中性あるいは還元性雰囲気中での大量焼成におい
ても、誘電体の還元を防止することができ、焼成を促進
して均一な焼結体を得ることができるので絶縁抵抗なら
びに静電容量のバラツキが小さく、かつ容量温度変化率
の優れたものとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G031 AA03 AA06 AA08 AA11 AA13 AA19 AA29 BA09 GA02 5G303 AA01 AB01 AB06 AB11 AB20 BA12 CA01 CB01 CB03 CB17 CB18 CB30 CB35 CB36 CB40

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 BaTiO3100モルに対し、Ba/
    Ti比が1.001〜1.04になるようにBaOある
    いはBaCO3を添加し、さらにMgOを0.5〜5.
    0モル、Y23を0.1〜3.0モル、MnO2を0.
    01〜0.4モル、BaSiO3を0.6〜5.0モル
    添加することを特徴とする誘電体磁器組成物。
  2. 【請求項2】 アルミニウム原子をAl23に換算し
    て、BaTiO3100モルに対して0.1〜3.0モ
    ル添加することを特徴とする請求項1に記載の誘電体磁
    器組成物。
  3. 【請求項3】 バナジウム原子をV25に換算して、B
    aTiO3100モルに対して0.01モル〜0.26
    モル添加することを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の誘電体磁器組成物。
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