JP2000018802A - 冷却装置の制御装置 - Google Patents

冷却装置の制御装置

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JP2000018802A
JP2000018802A JP18742598A JP18742598A JP2000018802A JP 2000018802 A JP2000018802 A JP 2000018802A JP 18742598 A JP18742598 A JP 18742598A JP 18742598 A JP18742598 A JP 18742598A JP 2000018802 A JP2000018802 A JP 2000018802A
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temperature
alarm
cooling
mode
switching
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JP18742598A
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English (en)
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Kazuyuki Kobashi
一之 小橋
Hiroyuki Kurihara
弘行 栗原
Keiichi Watanabe
惠一 渡邊
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 切り換えが行われた場合に生じる無用な警報
を的確に回避することができる制御装置を提供する。 【解決手段】 冷却装置の制御装置は、庫内の温度を異
なる温度帯に切り換えて制御する切換機能を備えたもの
であって、庫内が異常温度となった場合に警報を発する
温度警報機能を具備した制御装置2を備え、この制御装
置2は、温度帯の切換操作が成されたとき、一定条件下
で温度警報機能を無効とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低温ショーケース
や家庭用・業務用冷蔵庫、プレハブ冷蔵庫などの冷却装
置の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりスーパーマーケットなどの店舗
に設置される低温ショーケースにおいては、機器に故障
が発生し、庫内温度等が異常な値となると、陳列してい
る商品に多大な損害が発生する。そこで、従来より係る
低温ショーケースにおいては、例えば設定温度の上下に
高温警報温度、低温警報温度を設定し、温度がこれら高
温警報温度以上に上昇し、或いは、低温警報温度以下に
低下した場合には、ブザー等の警報を発報するようにし
ていた。
【0003】また、商品の補充時などにおいては一時的
な温度が上昇する場合がある。係る場合に無用な警報が
行われないように、通常は警報温度になってから直ぐに
発報するのではなく、所定の遅延時間後に警報するよう
にしている。そして、この遅延時間は、使用者により適
宜変更可能とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種低温
ショーケースには、冷却を行わない非冷状態と冷却状態
とを切り換えられるようにした機種もあり、更に、係る
低温ショーケースでは冷却状態において冷蔵と冷凍の設
定温度に温度帯を切り換えることもできる。
【0005】このような温度帯が切換可能な低温ショー
ケースの場合、温度帯を切り換えた直後は温度が直ぐに
変化しないため、上記遅延時間が経過した後に温度警報
が発生してしまう問題が生じる。そこで、係る誤報を防
止するために遅延時間を長く設定すると、今度は通常の
使用状態における温度が異常となった場合に、迅速に警
報を行うことができなくなり、陳列された商品に多大な
損害が発生してしまう問題が生じる。
【0006】そこで、本発明は温度帯を切換可能な冷却
装置において、切り換えが行われた場合に生じる無用な
警報を的確に回避することができる制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の冷却装置の制
御装置は、庫内の温度を異なる温度帯に切り換えて制御
する切換機能を備えたものであって、庫内が異常温度と
なった場合に警報を発する温度警報機能を具備した制御
装置を備え、この制御装置は、温度帯の切換操作が成さ
れたとき、一定条件下で温度警報機能を無効とするもの
である。
【0008】請求項1の冷却装置の制御装置は、温度帯
の切換操作をしたとき、庫内の温度が切り換え後の温度
帯に向かう途中で、異常温度警報が発せられてしまうこ
とを未然に回避することができるようになる。
【0009】これにより、使用者に無用な不安や対処を
強いる不都合を解消することができるようになる。ま
た、通常の温度警報の遅延時間を延長する必要も無くな
るので、通常の使用状態における温度異常に対する警報
も支障無く機能させることができるようになり、総じて
温度帯を切換可能な冷却装置の使用性を著しく改善する
ことが可能となるものである。
【0010】請求項2の冷却装置の制御装置は、庫内の
冷却を行わない非冷と庫内の冷却を行う冷却の切換機能
を備えた冷却装置において、冷却状態における設定温度
に対して、庫内が異常温度となった場合に警報を発する
温度警報機能を具備した制御装置を備え、この制御装置
は、非冷から冷却への切換操作が成されたとき、一定条
件下で温度警報機能を無効とするものである。
【0011】請求項2の冷却装置の制御装置は、庫内の
冷却を行わない非冷と庫内の冷却を行う冷却の切換操作
をしたとき、庫内の温度が冷却の温度帯に向かう途中
で、異常温度警報が発せられてしまうことを未然に回避
することができるようになる。
【0012】これにより、使用者に無用な不安や対処を
強いる不都合を解消することができるようになる。ま
た、通常の温度警報の遅延時間を延長する必要も無くな
るので、通常の使用状態における温度異常に対する警報
も支障無く機能させることができるようになり、非冷と
冷却の切換機能を備えた冷却装置の使用性を著しく改善
することが可能となるものである。
【0013】請求項3の冷却装置の制御装置は、庫内の
温度を冷凍と冷蔵の温度帯に切り換えて制御する切換機
能を備えた冷却装置において、温度帯における設定温度
に対して、庫内が異常温度となった場合に警報を発する
温度警報機能を具備した制御装置を備え、この制御装置
は、温度帯の切換操作が成されたとき、一定条件下で温
度警報機能を無効とするものである。
【0014】請求項3の冷却装置の制御装置は、庫内の
温度を冷凍と冷蔵の温度帯に切り換える切換操作をした
とき、庫内の温度が冷凍又は冷蔵の温度帯に向かう途中
で、異常温度警報が発せられてしまうことを未然に回避
することができるようになる。
【0015】これにより、使用者に無用な不安や対処を
強いる不都合を解消することができるようになる。ま
た、通常の温度警報の遅延時間を延長する必要も無くな
るので、通常の使用状態における温度異常に対する警報
も支障無く機能させることができるようになり、庫内の
温度を冷凍と冷蔵の温度帯に切り換えて制御する切換機
能を備えた冷却装置の使用性を著しく改善することが可
能となるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用した冷却装置の実
施例としての低温ショーケース1の正面図、図2は本発
明を適用した低温ショーケース1の制御装置2のブロッ
ク図である。実施例の低温ショーケース1は、庫内の冷
却を行わない非冷の状態と、庫内を冷蔵或いは冷凍の温
度帯とする冷却状態とに切り換え可能なものであって、
スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗
に複数台設置されるものである。
【0017】低温ショーケース1は、図1に示す如く断
面略コ字状の断熱壁5と、この断熱壁5の両側に取り付
けられた側板6とから構成されている。断熱壁5の内側
には間隔を存して仕切板7が取り付けられ、仕切板7の
前側に陳列室8(庫内)が構成され、後側に図示しない
ダクトが構成されると共に、前記陳列室8内には所定の
間隔を存して棚9・・が架設されている。
【0018】更に、前記ダクト内には、図示しないコン
プレッサなどと共に周知の冷凍サイクルの一部を構成す
る図示しない冷却器とファンが設置されている。そし
て、この冷却器と熱交換した冷気を開口上縁の図示しな
い吐出口から下縁の図示しない吸込口に向かって吹き出
し、エアーカーテンを形成しつつ、陳列室8内を冷却す
る。
【0019】また、低温ショーケース1の断熱壁5の上
部前面には、陳列室8を冷却しない(常温とする)非冷
状態と、冷却を行う冷却状態とを切り換える冷非切換ス
イッチ3が設けられ、更にその隣には冷却状態におい
て、温度帯を冷凍或いは冷蔵に切り換える冷凍冷蔵切換
スイッチ4が設けられている。
【0020】次に図2において、本発明に係る制御装置
2について説明する。この制御装置2は、汎用のマイク
ロコンピュータから成るコントローラ10から構成さ
れ、このコントローラ10の入力には温度センサ11
と、前記冷非切換スイッチ3と、前記冷凍冷蔵切換スイ
ッチ4が接続されている。また、コントローラ10の出
力には前記コンプレッサやファンのモータ、結露防止用
の防露ヒータなどのアクチュエータ12と、ブザーなど
から成る警報出力13が接続されている。
【0021】前記温度センサ11は、低温ショーケース
1の吐出冷気温度或いは陳列室8内の温度(以後、庫内
温度と称する)を検出するものであり、例えば陳列室8
内に取り付けられている。
【0022】以上の構成で次に制御装置2の動作を説明
する。コントローラ10は、冷非切換スイッチ3によ
り、非冷状態とされた場合には非冷モードとなる。ま
た、冷却状態とされた場合であって、冷凍冷蔵切換スイ
ッチ4により冷凍状態とされた場合には冷凍モードとな
り、冷蔵状態とされた場合には冷蔵モードとなる。
【0023】そして、前記非冷モードではアクチュエー
タ12は停止状態とし、陳列室8内の冷却は行わない。
これにより、陳列室8内は常温となる。また、冷凍モー
ドでは陳列室8の設定温度を例えば−10℃乃至−20
℃の温度帯とし、温度センサ11の出力に基づきアクチ
ュエータ12を制御して庫内温度を設定温度(冷凍温
度)に制御する。更に、冷蔵モードでは陳列室8の設定
温度を例えば+5℃乃至+2℃の温度帯とし、温度セン
サ11の出力に基づきアクチュエータ12を制御して庫
内温度を設定温度(冷蔵温度)に制御する
【0024】また、コントローラ10は冷凍モードと冷
蔵モードにおいて、設定温度の上下に所定の高温警報温
度と低温警報温度を設定し、庫内温度が上昇して高温警
報温度以上となり、その状態が所定の遅延時間継続した
場合、或いは、低下して低温警報温度以下となり、その
状態が上記遅延時間継続した場合には警報出力13を動
作させて警報を発する(以上が後述する警報判定ルーチ
ン)。この遅延時間は使用者により適宜変更可能とされ
ている。更に、これら警報温度は当然に温度帯が切り替
わった場合には、切り替わった後の温度帯の設定温度の
上下に平行移動されるかたちとなる。
【0025】次に、モード切換時のコントローラ10の
警報動作について図3を参照しながら説明する。先ず、
非冷モードから冷凍或いは冷蔵(図では総括して冷却と
して示す)モードに切り換えた場合の動作を説明する。
ステップS1において、コントローラ10は現在低温シ
ョーケース1が非冷モードか否か判断し、非冷モードの
場合には、ステップS2に進んで警報マスクフラグをセ
ットする。
【0026】一方、冷非切換スイッチ3により冷却状態
(冷蔵或いは冷凍モード)に切り換えられると、コント
ローラ10はステップS3に進む。ステップS3では、
警報マスクフラグがセットされているか否かを判断す
る。非冷モードから冷却状態に切り換えられた時点では
警報マスクフラグはセットされているので、この場合
は、ステップS4に進む。
【0027】ステップS4では、所定の警報マスク時間
が経過したか否かを判断する。ここで、所定の警報マス
ク時間とは、予め、非冷モードから冷却状態に切り換え
たときに、庫内温度が常温から冷蔵或いは冷凍モードの
高温警報温度以下、或いは、設定温度まで庫内温度が到
達するのに十分な時間に設定される。
【0028】ステップS4にて、警報マスク時間が経過
していないと判断されたときは、再びステップS1に戻
り、警報マスク時間が経過するまで、ステップS1−ス
テップS3−ステップS4の判断を繰り返す。そして、
ステップS4にて警報マスク時間が経過したと判断され
たときは、ステップS5に進み、警報マスクフラグをク
リア(リセット)にする。
【0029】この警報マスクフラグがクリアされると、
コントローラ10は今度はステップS3からステップS
6に進む。ステップS6では、上述した警報判定ルーチ
ンを実行する。即ち、前述の遅延時間を設けた温度警報
機能が働き、庫内温度が高温警報温度或いは低温警報温
度に到達してから所定の遅延時間経過後に警報が発報さ
れることになる。
【0030】このように本発明によれば、非冷モードか
ら冷却状態に切換操作をしたとき、陳列室8内の温度が
冷却状態の設定温度付近に低下するまで警報判定ルーチ
ンが機能しなくなるので、陳列室8内の温度が冷却状態
の温度帯に向かう途中で、異常温度警報が発せられてし
まうことを未然に回避することができる。
【0031】そのため、使用者に無用な不安や対処を強
いる不都合を解消することができると共に、前述した通
常の温度警報の遅延時間を延長する必要も無くなる。こ
れにより、通常の使用状態における温度異常に対する警
報も支障無く機能させることができるようになり、非冷
状態から冷却状態への切換可能な冷却装置の使用性を著
しく改善することができる。
【0032】次ぎに、図4はコントローラ10によるモ
ード切換時の警報動作の他の実施例を示している。この
場合もステップS7において、コントローラ10は現在
低温ショーケース1が非冷モードか否か判断し、非冷モ
ードの場合には、ステップS8に進んで警報マスクフラ
グをセットする。
【0033】一方、冷非切換スイッチ3により冷却状態
(冷蔵或いは冷凍モード)に切り換えられると、コント
ローラ10はステップS9に進む。ステップS9では、
警報マスクフラグがセットされているか否かを判断す
る。非冷モードから冷却状態に切り換えられた時点では
警報マスクフラグはセットされているので、この場合
は、ステップS10に進む。
【0034】ステップS10では、庫内温度が冷凍或い
は冷蔵モードの設定温度に到達したか否か判断する。
尚、これは設定温度でなくとも高温警報温度と低温警報
温度の間の温度であれば良い。ステップS10にて、設
定温度に達していないと判断されたときは、再びステッ
プS7に戻り、設定温度に達するまで、ステップS7−
ステップS9−ステップS10の判断を繰り返す。そし
て、ステップS10にて設定温度に達したと判断された
ときは、ステップS11に進み、警報マスクフラグをク
リア(リセット)にする。
【0035】この警報マスクフラグがクリアされると、
コントローラ10は今度はステップS9からステップS
12に進む。ステップS12では、前述した警報判定ル
ーチンを実行する。即ち、前述の遅延時間を設けた温度
警報機能が働き、庫内温度が高温警報温度或いは低温警
報温度に到達してから所定の遅延時間経過後に警報が発
報されることになる。
【0036】このように制御することにより、非冷モー
ドから冷却状態に切換操作をしたとき、陳列室8内の温
度が冷却状態の設定温度に低下するまで警報判定ルーチ
ンが機能しなくなるので、陳列室8内の温度が冷却状態
の設定温度に向かう途中で、異常温度警報が発せられて
しまうことを未然に回避することができる。
【0037】次に、図5を用いて冷凍モードから冷蔵モ
ードに切り換えた場合の動作を説明する。ステップS1
3において、コントローラ10は現在低温ショーケース
1が冷凍モードであるか冷蔵モードであるかを判断し、
冷凍モードの場合には、ステップS14に進んで警報マ
スクフラグをセットする。
【0038】一方、冷非切換スイッチ3により冷却状態
とされた状態で、冷凍冷蔵切換スイッチ4により冷凍モ
ードから冷蔵モードに切り換えられると、コントローラ
10はステップS15に進む。ステップS15では、警
報マスクフラグがセットされているか否かを判断する。
冷凍モードから冷蔵モードに切り換えられた時点では警
報マスクフラグはセットされているので、この場合は、
ステップS16に進む。
【0039】ステップS16では、所定の警報マスク時
間が経過したか否かを判断する。ここで、所定の警報マ
スク時間とは、予め、冷凍モードから冷蔵モードに切り
換えたときに、庫内温度が冷凍温度帯から冷蔵モードの
低温警報温度以上、或いは、設定温度まで庫内温度が上
昇するのに十分な時間に設定される。
【0040】ステップS16にて、警報マスク時間が経
過していないと判断されたときは、再びステップS13
に戻り、警報マスク時間が経過するまで、ステップS1
3−ステップS15−ステップS16の判断を繰り返
す。そして、ステップS16にて警報マスク時間が経過
したと判断されたときは、ステップS17に進み、警報
マスクフラグをクリア(リセット)にする。
【0041】この警報マスクフラグがクリアされると、
コントローラ10は今度はステップS15からステップ
S18に進む。ステップS18では、上述した警報判定
ルーチンを実行する。即ち、前述の遅延時間を設けた温
度警報機能が働き、庫内温度が高温警報温度或いは低温
警報温度に到達してから所定の遅延時間経過後に警報が
発報されることになる。
【0042】次に、図6を用いて冷蔵モードから冷凍モ
ードに切り換えた場合の動作を説明する。ステップS1
9において、コントローラ10は現在低温ショーケース
1が冷凍モードであるか冷蔵モードであるかを判断し、
冷蔵モードの場合には、ステップS20に進んで警報マ
スクフラグをセットする。
【0043】一方、冷非切換スイッチ3により冷却状態
とされた状態で、冷凍冷蔵切換スイッチ4により冷蔵モ
ードから冷凍モードに切り換えられると、コントローラ
10はステップS21に進む。ステップS21では、警
報マスクフラグがセットされているか否かを判断する。
冷蔵モードから冷凍モードに切り換えられた時点では警
報マスクフラグはセットされているので、この場合は、
ステップS22に進む。
【0044】ステップS22では、所定の警報マスク時
間が経過したか否かを判断する。ここで、所定の警報マ
スク時間とは、予め、冷蔵モードから冷凍モードに切り
換えたときに、庫内温度が冷蔵温度帯から冷凍モードの
高温警報温度以下、或いは、設定温度まで庫内温度が降
下するのに十分な時間に設定される。
【0045】ステップS22にて、警報マスク時間が経
過していないと判断されたときは、再びステップS19
に戻り、警報マスク時間が経過するまで、ステップS1
9−ステップS21−ステップS22の判断を繰り返
す。そして、ステップS22にて警報マスク時間が経過
したと判断されたときは、ステップS23に進み、警報
マスクフラグをクリア(リセット)にする。
【0046】この警報マスクフラグがクリアされると、
コントローラ10は今度はステップS21からステップ
S24に進む。ステップS24では、上述した警報判定
ルーチンを実行する。即ち、前述の遅延時間を設けた温
度警報機能が働き、庫内温度が高温警報温度或いは低温
警報温度に到達してから所定の遅延時間経過後に警報が
発報されることになる。
【0047】尚、上記何れの実施例の場合にもステップ
S16或いはステップS22の判断を、図4に示す如く
切換後のモードの設定温度まで庫内温度が到達したか否
かとしても良い。何れにしても冷凍モードから冷蔵モー
ドへ、或いは、冷蔵モードから冷凍モードへ切換操作を
したとき、陳列室8内の温度が切換後の温度帯に低下す
るまで警報判定ルーチンが機能しなくなるので、陳列室
8内の温度が切換後の温度帯に向かう途中で、異常温度
警報が発せられてしまうことを未然に回避することがで
きる。
【0048】尚、実施例では低温ショーケースを例に採
り説明したが、それに限らず、家庭用・業務用冷蔵庫や
プレハブ冷蔵庫などにも本発明は有効である。
【0049】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば温度
帯の切換操作をしたとき、庫内の温度が切り換え後の温
度帯に向かう途中で、異常温度警報が発せられてしまう
ことを未然に回避することができるようになる。
【0050】これにより、使用者に無用な不安や対処を
強いる不都合を解消することができるようになる。ま
た、通常の温度警報の遅延時間を延長する必要も無くな
るので、通常の使用状態における温度異常に対する警報
も支障無く機能させることができるようになり、総じて
温度帯を切換可能な冷却装置の使用性を著しく改善する
ことが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した低温ショーケースの正面図で
ある。
【図2】本発明を適用した低温ショーケースの制御装置
のブロック図である。
【図3】非冷モードから冷却状態へ切り換えた場合の本
発明の制御装置のコントローラの警報動作に関するプロ
グラムを示すフローチャートである。
【図4】図3の他の実施例を示すフローチャートであ
る。
【図5】冷凍モードから冷蔵モードへ切り換えた場合の
本発明の制御装置のコントローラの警報動作に関するプ
ログラムを示すフローチャートである。
【図6】冷蔵モードから冷凍モードへ切り換えた場合の
本発明の制御装置のコントローラの警報動作に関するプ
ログラムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 低温ショーケース 2 制御装置 3 冷非切換スイッチ 4 冷凍/冷蔵切換スイッチ 8 陳列室 10 コントローラ 11 温度センサ 12 アクチュエータ 13 警報出力
フロントページの続き (72)発明者 渡邊 惠一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA02 BA01 BA03 CA09 DA02 EA01 LA05 LA09 LA18 MA02 NA24 PA02 PA03 PA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 庫内の温度を異なる温度帯に切り換えて
    制御する切換機能を備えた冷却装置において、 庫内が異常温度となった場合に警報を発する温度警報機
    能を具備した制御装置を備え、この制御装置は、前記温
    度帯の切換操作が成されたとき、一定条件下で前記温度
    警報機能を無効とすることを特徴とする冷却装置の制御
    装置。
  2. 【請求項2】 庫内の冷却を行わない非冷と庫内の冷却
    を行う冷却の切換機能を備えた冷却装置において、 冷却状態における設定温度に対して、庫内が異常温度と
    なった場合に警報を発する温度警報機能を具備した制御
    装置を備え、この制御装置は、前記非冷から冷却への切
    換操作が成されたとき、一定条件下で前記温度警報機能
    を無効とすることを特徴とする冷却装置の制御装置。
  3. 【請求項3】 庫内の温度を冷凍と冷蔵の温度帯に切り
    換えて制御する切換機能を備えた冷却装置において、 当該温度帯における設定温度に対して、庫内が異常温度
    となった場合に警報を発する温度警報機能を具備した制
    御装置を備え、この制御装置は、前記温度帯の切換操作
    が成されたとき、一定条件下で前記温度警報機能を無効
    とすることを特徴とする冷却装置の制御装置。
JP18742598A 1998-07-02 1998-07-02 冷却装置の制御装置 Pending JP2000018802A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009192151A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Hoshizaki Electric Co Ltd 冷却庫
JP2012225641A (ja) * 2012-07-17 2012-11-15 Hoshizaki Electric Co Ltd 冷却庫

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009192151A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Hoshizaki Electric Co Ltd 冷却庫
JP2012225641A (ja) * 2012-07-17 2012-11-15 Hoshizaki Electric Co Ltd 冷却庫

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