JP2000011131A - 偽造防止システム - Google Patents

偽造防止システム

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JP2000011131A
JP2000011131A JP10177757A JP17775798A JP2000011131A JP 2000011131 A JP2000011131 A JP 2000011131A JP 10177757 A JP10177757 A JP 10177757A JP 17775798 A JP17775798 A JP 17775798A JP 2000011131 A JP2000011131 A JP 2000011131A
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Satoshi Gocho
智 牛腸
Naohiko Ito
直彦 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】真正品と偽造品に設けられたセキュリティマー
クにおいて、機械読み取り可能な偽造防止策を施すこと
で、自動販売機、ゲーム機等でも真正品と偽造品の識別
を物品搬出部にて行うことが可能な偽造防止システム。 【解決手段】物品に目視では識別不可能な特殊インキ部
を有するセキュリティマークを施し、このセキュリティ
マークを識別可能なセンサーにて読みとることで真正品
と偽造品とを判別し、偽造品をイジェクト可能とするこ
とを特徴とする偽造防止システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動販売機、景品の
搬出するゲーム機等の搬出部において、真正品と偽造品
を識別するための偽造防止システムに関するものであ
り、さらに詳細には、自動販売機、ゲーム機における商
品、景品に偽造品が混入し搬出されるのを防止する偽造
防止システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より真正品と偽造品の識別には様々
な方法が知られ、例えば真正品の商品マークにホログラ
ムを使用したり、熱によりで色が変化するサーモクロミ
ックインキを使用したものがある。また、有価証券およ
び商品券等に使用されている偽造防止策である、マイク
ロ文字、万線、蛍光インキ等を商品マークに用いて偽造
品が出ないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術においては商品マークの識別は目視で行うものであり
自動販売機等で物品を購入する際、真正品と偽造品の識
別が不可能なまま搬出される問題点があった。本発明
は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、真
正品と偽造品に設けられたセキュリティマークにおい
て、機械読み取り可能な偽造防止策を施すことで、自動
販売機、ゲーム機等でも真正品と偽造品の識別を物品搬
出部にて行うことが可能な偽造防止システムを提供する
ことを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を達成するために、まず請求項1の発明では、物品に目
視では識別不可能な特殊インキ部を有するセキュリティ
マークを施し、このセキュリティマークを識別可能なセ
ンサーにて読みとることで真正品と偽造品とを判別し、
偽造品をイジェクト可能とすることを特徴とする偽造防
止システム、としたものである。
【0005】また、請求項2の発明では、上記目視では
識別不可能な特殊インキ部を有するセキュリティマーク
が、近赤外線域にて吸収のある墨インキの色合わせイン
キ部と近赤外線域に吸収のない墨インキの特殊インキ部
を組み合わせたセキュリティマークからなることを特徴
とする請求項1記載の偽造防止システム、としたもので
ある。
【0006】また、請求項3の発明では、前記近赤外線
域にて吸収のない墨インキに硫化ビスマス顔料を使用す
ることを特徴とする請求項2記載の偽造防止システム、
としたものである。
【0007】また、請求項4の発明では、上記目視では
識別不可能な特殊インキ部を有するセキュリティマーク
が、視認度の低い波長域において分光反射率が大きく変
化する有色顔料インキの特殊インキ部と前記有色顔料と
同色の顔料インキの色合わせインキ部を組み合わせたセ
キュリティマークからなることを特徴とする請求項1記
載の偽造防止システム、としたものである。
【0008】また、請求項5の発明では、上記特殊イン
キ部を有するセキュリティマークが、紫外線照射により
色調が変化する無機もしくは有機蛍光インキを使用する
ことを特徴とする請求項1記載の偽造防止システム、と
したものである。
【0009】また、請求項6の発明では、上記目視では
識別不可能な特殊インキ部を有するセキュリティマーク
が、目視では無色もしくは白色であるが赤外線域におい
て吸収のあるインキを使用することを特徴とする請求項
1記載の偽造防止システム、としたものである。
【0010】さらにまた、請求項7の発明では、前記目
視では無色もしくは白色であるが赤外線域において吸収
のあるインキに五二酸化リンを主成分とし、Fe2+お
よび/またはCu2+を含有するリン酸塩系白色結晶粉
末を使用することを特徴とする請求項6記載の偽造防止
システム、としたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を説明す
る。図1は、本発明の偽造防止システムの搬出部の一実
施例を示す。また、図2はセキュリティマークが設けて
ある景品の一実施例を底の部分を上にした場合の図であ
る。図3および図4は、セキュリティマークの拡大図で
ある。
【0012】図1に示す本発明の偽造防止システムの搬
出部(1)には、搬出するための景品(12)がストッ
カーに積んであり、景品(12)を搬出するための滑り
台(16)に識別するための光学センサー(14)が設
けてあり、景品(12)が滑り台(16)を通過すると
きに光学センサー(14)にて真偽判定を行い、景品
(12)が出口(18)もしくはイジェクト口(17)
に選別して搬出される。
【0013】図2に示す景品(22)は立方体が好まし
いが、他の形も可能である。セキュリティマーク(2
4)は、図1に示す真偽判定を行うための光学センサー
(14)の設置されている部分の都合上、景品(22)
の底に設けられている。
【0014】図3に、セキュリティマーク(3)の実施
の形態を示す。この図3に示されるセキュリティマーク
(3)は、特殊インキ部(32)と、この特殊インキ部
(32)と目視では識別できにくい色の色合わせインキ
部(34)とを有するセキュリティマークの例を示すも
のである。セキュリティマーク(3)は、シール状か、
図2に示す景品(22)の箱の底面に直接印刷にて設け
られている。特殊インキ部(32)のインキは、赤外線
域に吸収のない黒色インキであり、染料系の黒色インキ
である。具体的には通常使用されているプロセスインキ
の黄・藍・紅を混合することで黒色を有している。しか
し、染料系のインキは耐光性が弱く、太陽光に長く照射
されると褪色してしまう恐れがあるため、使用にあたり
注意が必要である。上記の褪色してしまう問題を解決す
る特殊インキ部(32)のインキの例としては、硫化ビ
スマスを顔料とするインキが使用でき、この硫化ビスマ
スを顔料とするインキを用いることで耐光性に強いもの
となる。
【0015】図3に示す色合わせインキ部(34)のイ
ンキは、カーボンブラック顔料を主成分とした通常使用
されているプロセススミインキである。特殊インキ部
(32)と色を合わせるため、メジウムおよびプロセス
インキの黄・藍・紅を適宜混合しても良い。
【0016】図3に示す、特殊インキ部(32)のイン
キと色合わせインキ部(34)のインキの他の例を示
す。特殊インキ部(32)のインキとして、視感度の低
い部分にて通常使用されているプロセスインキの黄・藍
・紅の単独色もしくは混合色と異なる分光波形を有し、
色合わせインキ部(34)のインキと組み合わせて印刷
することにより、太陽光、蛍光灯、白熱電灯などの通常
光の下では、同一色に見えるが、所定の分光エネルギー
分布を有する光源下では異なる色相、明度、彩度で視認
されるメタメリックな性質を示すものである。具体的に
は特開昭54−120009号公報、特開昭54−12
7709号公報、特開昭54−1590004号公報お
よび特開昭55−510号公報に記載されているもので
ある。色料としてはTi−Ni−Co−Li系グリー
ン、Co−Al−Cr系グリーン、Co−Al系ブル
ー、Ti−Co−Al−Li系ブルー等を用いることが
できる。
【0017】ここで、所定の分光エネルギー分布を有す
る光源は、例えば白色光源に上記の該当する色料におけ
る高い分光反射率を有する視感度の低い波長域のみを透
過する性質のフィルタ(又は視感度の高い波長域を遮断
するフィルタ)を用いることができ、照射波長は任意に
選択することができる。なお、上記視感度の低い波長域
は、可視光領域と赤外光領域との境界又は可視光領域と
紫外光領域との境界の波長域で、具体的には400〜4
50nm、650〜700nm付近の波長域であり、ま
た上記視感度の高い波長域は、450〜650nmの範
囲の波長域である。
【0018】前記の、視認度の低い波長域において分光
反射率が大きく変化する有色顔料インキの特殊インキ部
と対応する色合わせインキ部(34)のインキは、前記
したように特殊インキ部(32)のインキと太陽光、蛍
光灯、白熱電灯などの通常光の下で同じ色に見えるよう
に調色したもので、具体的には通常使用されているプロ
セスインキの黄・藍・紅を用いて調色する。
【0019】図4に、他のセキュリティマーク(4)の
実施の形態を示す。この図4に示されるセキュリティマ
ーク(4)は、自然光の下では目視では認識しにくい色
の特殊インキ部(42)を有するセキュリティマーク
(4)である。このセキュリティマーク(4)は、カム
フラジュのためなどで、通常の印刷図柄と重ね合わせて
も良い。図4に示すセキュリティマーク(4)の特殊イ
ンキ部(42)のインキの例としては、無機もしくは有
機蛍光体を含む蛍光インキであり、混入した無機蛍光体
が紫外線の照射により蛍光発色し印刷インキの色調パタ
ーンが変化するものであり、その他のインキ組成などは
従来のインキと同様である。なおビヒクル樹脂中に無機
蛍光体を含有させる場合は、屈折率がビヒクル樹脂と同
一又は近似するもので、無色透明あるいは白色が好まし
い。具体的には特開昭54−13799号公報、特開昭
54−13798号公報に記載されている材料を用いる
ことができる。
【0020】この無機蛍光体に用いられる材料は、紫外
線発光蛍光体または赤外線発光蛍光体があり、印刷イン
キ中に添加混合される。まず、紫外線発光蛍光体は紫外
線により励起され、それよりも低いエネルギー準位に戻
るときに発するスペクトルのピークが青、緑、赤等の波
長域にあるもので、例えばCa2 5 9 Cl:E
2+,CaWO4 ,ZnO:Zn2 SiO4:Mn,Y
2 2 S:Eu,ZnS:Ag、YVO4 :Eu,Y2
3 :Eu,Gd2 2 S:Tb,La2 2 S:T
b,Y3 Al5 12:Ce等があり、単体又はこれらか
ら数種を選択し混合して使用する。その蛍光スペクトル
はピークを青、赤、緑の波長域以外に持つものである。
インキ中の紫外線発光蛍光体の添加量は検出器の受光素
子の蛍光の検知が可能となるようにすることが望まし
い。
【0021】また赤外線発光蛍光体は波長λ1 の励起光
を受けて、波長λ2 の可視光を発光する特性を示し、λ
1 =λ2 かつλ1 >λ2 なる性質を有するものとして、
その組成が例えば、YF3 :Yb,Er,ZnS:Cu
Co等がある。また、λ1 ≠λ2 かつλ1 >λ2 なる性
質を有するものとして、その組成は例えば、LiNd
0.9 Yb 0.1 4 12,LiBi0.2 Nd0.7 Yb0.1
4 12,Nd0.9 Yb0.1 Nd 5 (MoO4 4 ,N
aNd0.9 Yb0.1 4 12,Nd0.8 Yb0.2 Na
0.5(WO4 4 ,Nd0.8 Yb0.2 Na5 (Mo0.5
WO0.5 4 ,Ce0.05Gd 0.05Nd0.75Yb0.25Na
5 (W0.7 Mo0.3 4 4 ,Nd0.9 Yb0.1 Al 3
(BO3 4 ,Nd0.9 Yb0.1 Al2.7 Cr0.3 (B
3 4 ,Nd0.6 Yb0.4 5 14,Nd0.8 Yb
0.2 3 (PO4 2 等があり、いずれも励起光
(λ1)800nmの赤外線を受けて980nm〜10
20nmに発光スペクトルの顕のピークを有する赤外線
(λ2 )を発光するものである。インキ中の赤外線発光
蛍光体の添加量は検出器の受光素子の蛍光の検知が可能
となるようにすることが望ましい。
【0022】図4に示すセキュリティマーク(4)にお
いて、特殊インキ部(42)の上層もしくは下層に絵、
文字、マーク等の印刷を設けることが可能で、景品(2
2)のデザインを妨げることなく特殊インキ部(42)
の印刷が可能である。
【0023】図4に示す特殊インキ部(42)は、目視
では無色もしくは白色であるが赤外線域において吸収が
あるもので、このようなインキ組成物として、フタロシ
アニン系、ナフタロシアニン系色素、錫ドープ参加イン
ジウム粉、五二酸化リンを主成分とし、Fe2+および
/またはCu2+を含有するリン酸塩系白色結晶粉末等
の色剤を用いたインキがある。
【0024】図4に示す特殊インキ部(42)のセキュ
リティマーク(4)おいて、特殊インキ部(42)の上
層に絵、文字、マーク等の印刷を設けることが可能で、
景品(22)のデザインを妨げることなく特殊インキ部
(42)の印刷が可能である。但し黒色のインキは、本
インキの性質上赤外線域に吸収のないものを使用する必
要がある。
【0025】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明す
る。 〈実施例1〉70kgベースのタック紙上に下記[赤外
線非吸収タイプ黒色オフセットインキの組成]からなる
オフセットインキを用いてオフセット印刷法によりバー
コードを印刷し、下記[オフセット印刷用プロセス墨イ
ンキ]からなるオフセットインキを用いてオフセット印
刷法により上記バーコードと毛抜き合わせの逆版のバー
コードを印刷し、所定の大きさに型抜きしてシール状に
したものを景品の箱の裏側に貼った。景品搬出部におけ
る光学センサーのシステムとして、赤外線発光タイプの
LED(950nm)および赤外線受光センサーを使用
した。 [赤外線非吸収タイプ黒色オフセットインキの組成] 顔料:硫化ビスマス(青黒系)(住友セメント(株)製) ‥‥10重量部 顔料:硫化ビスマス(赤黒系)(住友セメント(株)製) ‥‥10重量部 FDOLP多色OPニスTS−1 −ロ− (東洋インキ製造(株)製) ‥‥80重量部 [オフセット印刷用プロセス墨インキ] FDOL墨TPロ ‥‥80重量部 FDSメジウムTPロ ‥‥20重量部
【0026】このシールが貼られた景品の箱(真正品)
およびこのシールを市販のカラー複写機(Acolor
935、富士ゼロックス社製、複写条件:ノーマルモー
ド)を用いて複写を行ったものを景品の箱に貼ったもの
(偽造品)を景品排出部にかけたところ、どちらも見た
目は黒色のシールであるが、真正品は赤外線センサーに
てバーコードが現出し、搬出部の出口から出たが、複製
品は赤外線センサーにてバーコードが現出しないためイ
ジェクトされた。
【0027】〈実施例2〉70kgベースのタック紙上
に下記[オフセットインキの組成(メタメリックイン
キ)]からなるオフセットインキを用いてオフセット印
刷法によりバーコードを印刷し、下記[色合わせ用オフ
セットインキ]からなるオフセットインキを用いてオフ
セット印刷法により上記バーコードと毛抜き合わせの逆
版のバーコードを印刷し、所定の大きさに型抜きしてシ
ール状にしたものを景品の箱の裏側に貼った。景品搬出
部における光学センサーのシステムとして、可視光から
赤外光まで発光可能なクリプトン球および650nm以
下をカットできるフィルターを付けた可視光線受光セン
サーを使用した。 [オフセットインキの組成(メタメリックインキ)] 紫外線硬化型オフセットインキ (商品名:FDSメジウムTPロ 東洋インキ製造(株)製)‥‥85重量部 コバルトブルーインキ(Co−Al系顔料) ‥‥15重量部 紫外線硬化型オフセットインキ(プロセス黄インキ) (商品名:FDOL黄T Pロ 東洋インキ製造(株)製)‥‥100重量部 [色合わせ用オフセットインキ] 紫外線硬化型オフセットインキ(プロセス黄・藍・紅インキ) (商品名:FDOL各色TPロ 東洋インキ製造(株)製)‥‥100重量部 各色の配合比は上記メタメリックインキの色に合うよう
に適宜決める。
【0028】このシールが貼られた景品の箱およびこの
シールを市販のカラー複写機(Acolor935、富
士ゼロックス社製、複写条件:ノーマルモード)を用い
て複写を行ったものを景品の箱に貼ったものを景品排出
部にかけたところ、どちらも見た目は緑色のシールであ
るが、真正品は上記光学センサーにてバーコードが現出
し、搬出部の出口から出たが、偽造品は光学センサーに
てバーコードが現出しないためイジェクトされた。
【0029】〈実施例3〉70kgベースのタック紙上
に下記[オフセットインキの組成(蛍光インキ)]から
なるオフセットインキを用いてオフセット印刷法により
バーコードを印刷し、通常使用されるプロセス4色イン
キからなるオフセットインキを用いてオフセット印刷法
により絵柄文字等を印刷し、所定の大きさに型抜きして
シール状にしたものを景品の箱の裏側に貼った。景品搬
出部における光学センサーのシステムとして、366n
mを中心に発光するブラックランプおよび可視光線受光
センサーを使用した。 [オフセットインキの組成(蛍光インキ)] 紫外線硬化型オフセットインキ (商品名:FDSメジウムTPロ 東洋インキ製造(株)製)‥‥90重量部 無機蛍光顔料(ZnO:Zn系) ‥‥10重量部
【0030】このシールが貼られた景品の箱およびこの
シールを市販のカラー複写機(Acolor935、富
士ゼロックス社製、複写条件:ノーマルモード)を用い
て複写を行ったものを景品の箱に貼ったものを景品排出
部にかけたところ、どちらも見た目は絵柄や文字の入っ
たシールであるが、真正品は上記光学センサーにて青緑
色に蛍光発光したバーコードが現出し、搬出部の出口か
ら出たが、偽造品は光学センサーにてバーコードが現出
しないためイジェクトされた。
【0031】〈実施例4〉70kgベースのタック紙上
に下記[スクリーンインキの組成(IVインキ)]から
なるスクリーンインキを用いてスクリーン印刷法により
バーコードを印刷し、通常使用されるプロセス4色イン
キからなるオフセットインキを用いてオフセット印刷法
により絵柄文字等を印刷し、所定の大きさに型抜きして
シール状にしたものを景品の箱の裏側に貼った。景品搬
出部における光学センサーのシステムとして、赤外線発
光タイプのLED(950nm)および赤外線受光セン
サーを使用した。 [スクリーンインキの組成(IVインキ)] OPフリット(旭硝子(株)製) ‥‥30重量部 SS16Bメジウム(東洋インキ製造(株)製) ‥‥70重量部
【0032】このシールが貼られた景品の箱およびこの
シールを市販のカラー複写機(Acolor935、富
士ゼロックス社製、複写条件:ノーマルモード)を用い
て複写を行ったものを景品の箱に貼ったものを景品排出
部にかけたところ、どちらも見た目は絵柄や文字の入っ
たシールであるが、真正品は上記光学センサーにてバー
コードが現出し、搬出部の出口から出たが、偽造品は光
学センサーにてバーコードが現出しないためイジェクト
された。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。即ち、物品等に目視では識別不可
能であるが機械読み取り可能なインキにてバーコード等
のセキュリティマークを形成し、その物品搬出部にセン
サーを設けて判定することで真正品と偽造品の区別を行
い物品出口には常に真正品が出てくる。この目視では識
別不可能なセキュリティマークはカラー複写機では再現
できず、また特殊インキを使用していることより偽造が
困難であることより偽造防止効果が高いといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す、景品排出部を表し
た説明図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す、本セキュリティマ
ークの施された景品の説明図である。
【図3】本発明の実施の形態を示す、景品の底面に付加
されている目視では判別不能なセキュリティマークの平
面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す、景品の底面に
付加されている目視では判別不能なセキュリティマーク
の平面図である。
【符号の説明】
1‥‥(偽造防止システム)搬出部 3‥‥セキュリティマーク 4‥‥セキュリティマーク 12‥‥景品 14‥‥光学センサー 16‥‥滑り台 17‥‥イジェクト口 18‥‥出口 22‥‥景品 24‥‥セキュリティマーク 32‥‥特殊インキ部 34‥‥色合わせインキ部 42‥‥特殊インキ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E044 AA01 AA05 CA04 CC06 DA01 DB05 DD02 DE04 FB08 FB17 5B035 AA15 BA03 BB01 BB03 BB08 BC00 5B058 CA40 KA02 KA13 KA16 KA32 YA20 5B072 CC01 CC24 CC33 DD02 DD18 LL13 LL14 LL18 MM09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品に目視では識別不可能な特殊インキ部
    を有するセキュリティマークを施し、このセキュリティ
    マークを識別可能なセンサーにて読みとることで真正品
    と偽造品とを判別し、偽造品をイジェクト可能とするこ
    とを特徴とする偽造防止システム。
  2. 【請求項2】上記目視では識別不可能な特殊インキ部を
    有するセキュリティマークが、近赤外線域にて吸収のあ
    る墨インキの色合わせインキ部と近赤外線域に吸収のな
    い墨インキの特殊インキ部を組み合わせたセキュリティ
    マークからなることを特徴とする請求項1記載の偽造防
    止システム。
  3. 【請求項3】前記近赤外線域にて吸収のない墨インキに
    硫化ビスマス顔料を使用することを特徴とする請求項2
    記載の偽造防止システム。
  4. 【請求項4】上記目視では識別不可能な特殊インキ部を
    有するセキュリティマークが、視認度の低い波長域にお
    いて分光反射率が大きく変化する有色顔料インキの特殊
    インキ部と前記有色顔料と同色の顔料インキの色合わせ
    インキ部を組み合わせたセキュリティマークからなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の偽造防止システム。
  5. 【請求項5】上記特殊インキ部を有するセキュリティマ
    ークが、紫外線照射により色調が変化する無機もしくは
    有機蛍光インキを使用することを特徴とする請求項1記
    載の偽造防止システム。
  6. 【請求項6】上記目視では識別不可能な特殊インキ部を
    有するセキュリティマークが、目視では無色もしくは白
    色であるが赤外線域において吸収のあるインキを使用す
    ることを特徴とする請求項1記載の偽造防止システム。
  7. 【請求項7】前記目視では無色もしくは白色であるが赤
    外線域において吸収のあるインキに五二酸化リンを主成
    分とし、Fe2+および/またはCu2+を含有するリ
    ン酸塩系白色結晶粉末を使用することを特徴とする請求
    項6記載の偽造防止システム。
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