JP2000009639A - 赤外線ガス分析装置 - Google Patents

赤外線ガス分析装置

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JP2000009639A
JP2000009639A JP17625898A JP17625898A JP2000009639A JP 2000009639 A JP2000009639 A JP 2000009639A JP 17625898 A JP17625898 A JP 17625898A JP 17625898 A JP17625898 A JP 17625898A JP 2000009639 A JP2000009639 A JP 2000009639A
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JP
Japan
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gas
gas analyzer
infrared
analyzer
pressure
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JP17625898A
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English (en)
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Tetsuji Asami
哲司 浅見
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Horiba Ltd
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Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流路の構成が簡単であり、しかも、煩雑な制
御を要することなく、分析感度を向上させることができ
る赤外線ガス分析装置を提供すること。 【解決手段】 ガス分析部12に試料ガスSを供給する
ライン10に加圧ポンプ17を設けた赤外線ガス分析装
置において、前記試料ガス供給ライン10の加圧ポンプ
17より上流側に一つのクリチカルフローベンチュリ1
8を設けるとともに、ガス分析部12のガス排出ライン
11に他のクリチカルフローベンチュリ19を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種の排気や大
気に含まれるガス(成分)を分析する赤外線ガス分析装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の排気や大気に含まれるガスを分析
する赤外線ガス分析計は、ガスが特定の波長域の赤外光
を吸収することを利用してそのガスを分析するもので、
例えば図3に示すように、両端が赤外線透過性のセル窓
1a,1bで封止され、比較ガスを封入した比較セル1
と、両端がセル窓2a,2bで封止され試料ガス(サン
プルガス)Sが供給される測定セル2とが互いに並列に
配置され、測定セル2には試料ガスSの供給口2cと排
出口2dとが設けられている。
【0003】そして、セル1,2の一側に光源3,4
が、他側に測定対象成分(ガス)を封入した受光室5
a,5bをセル1,2に対応させるようにしてコンデン
サマイクロフォン検出器5がそれぞれ配置されている。
6はセル1,2と光源3,4との間に介装される光チョ
ッパ、7,8はセル1,2とコンデンサマイクロフォン
検出器5との間に介装される、干渉成分光を反射し、測
定成分光のみを透過させる光学フィルタである。9は前
置増幅器である。10,11は測定セル2に接続される
試料ガス供給ライン、ガス排出ラインである。
【0004】前記構成のガス分析計においては、測定セ
ル2に対して試料ガスSを供給しながら光源3,4から
の赤外光を光チョッパ6で断続光としてセル1,2に入
射させる。そして、光学フィルタ7,8を透過してコン
デンサマイクロフォン検出器5に入射した赤外光の量の
差に基づいて、試料ガスS中に含まれる測定対象成分の
濃度を測定することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
ガス分析計において、その分析感度を向上させる手法と
して、従来より、 光源3,4の出力を強める、
測定セル2の長さを大きくする、などの手法がある。し
かしながら、上記,の手法はいずれも物理的に限界
があるとともに、大型化やコストアップを招来する。
【0006】これに対して、光源3,4や測定セル2を
なんら変えることなく、測定セル2に対して供給される
試料ガスSに圧力を加えることで、ガス分析計の分析感
度を向上させることが知られており、従来、図4に示す
ようにしてフローが構成されていた。この図において、
12は上記図3のように構成されたガス分析計と同様に
構成されたガス分析部で、その上流側の試料ガス供給ラ
イン10に、加圧ポンプ13とコントロールバルブとし
てのニードルバルブ14がこの順で直列に設けられると
ともに、加圧ポンプ13とニードルバルブ14との間の
分岐流路15に調圧弁16を接続してなるものである。
【0007】このように構成された赤外線ガス分析装置
においては、ニードルバルブ14をモータやエアーなど
の動力を用いてその開度調整を行うことにより、所定の
圧力の試料ガスSをガス分析部12(より詳しくは測定
セル2)に供給することができる。
【0008】しかしながら、上記図4に示すように構成
した赤外線ガス分析装置においては、前記ガス分析部1
2に対する試料ガスSの供給圧を調整するため、ニード
ルバルブ14の開度調整を精度よく行わねばならないと
ともに、ガス流路にニードルバルブ14や調圧弁16を
設ける必要があるなど、制御や構成が大変煩瑣になると
いった不都合があった。
【0009】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、流路の構成が簡単であり、しか
も、煩雑な制御を要することなく、分析感度を向上させ
ることができる赤外線ガス分析装置を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明では、ガス分析部に試料ガスを供給する
ラインに加圧ポンプを設けた赤外線ガス分析装置におい
て、前記試料ガス供給ラインの加圧ポンプより上流側に
一つのクリチカルフローベンチュリを設けるとともに、
ガス分析部のガス排出ラインに他のクリチカルフローベ
ンチュリを設けている。
【0011】そして、第2の発明では、ガス分析部に試
料ガスを供給するラインに加圧ポンプを設けた赤外線ガ
ス分析装置において、前記ガス分析部と加圧ポンプとの
間にマスフローコントローラを設けるとともに、ガス分
析部のガス排出ラインにクリチカルフローベンチュリを
設けている。
【0012】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を、図面を参照
しながら説明する。図1は、この発明の赤外線ガス分析
装置におけるガス流路の構成の一例を概略的に示すもの
である。この図において、図3および図4に示した符号
と同一符号は同一物であるので、その詳細な説明は省略
する。
【0013】図1において、17はガス分析部12に対
する試料ガスSの供給ライン10に設けられる加圧ポン
プ、18はこの加圧ポンプ17のさらに上流側に設けら
れるクリチカルフローベンチュリ(以下、CFVとい
う)である。このCFV18の上流側は大気に通じてい
る。また、19はガス分析部12のガス排出ライン11
に設けられる別のCFVで、その下流側は大気開放され
ている。
【0014】一般に、CFVにおいては、流量をQ、入
口圧をP、入口温度をT、ベンチュリ係数をC1 とする
とき、次の関係式が成立する。 Q=C1 ・P/√T ……(1)
【0015】通常、CFVは、上記図1に示すように、
ポンプ17の上流側に設置され、その入口は大気圧と
し、流量Qが一定になるように使用されることが多い。
しかし、このCFVをポンプ17の下流側に置き、臨界
状態で使用しても、上記(1)式は成立する。
【0016】すなわち、上記CFV18,19における
流量をQ1 ,Q2 、入口圧をP1 ,P2 、入口温度をT
1 ,T2 、ベンチュリ係数をC11,C12とすると、次の
関係式が成立する。 Q1 =C11・P1 /√T1 ……(2) Q2 =C12・P2 /√T2 ……(3)
【0017】そして、上記図1においては、 Q1 =Q2 ……(4) であるから、上記(2)〜(4)式より、 C11・P1 /√T1 =C12・P2 /√T2 ……(5) となる。
【0018】そして、上記(5)式において、簡単のた
め、T1 =T2 とおくと、 P2 /P1 =C11/C12 ……(6) となる。
【0019】つまり、二つのCFV18,19の入口圧
の比P2 /P1 は、ベンチュリ係数の比C11/C12とな
る。ここで、二つのCFV18,19におけるベンチュ
リ係数C11,C12の大きさを、C11>C12と設定する
と、上記(6)式より、 P2 /P1 >1 ……(7) となる。
【0020】そして、P1 は大気圧であるから、互いに
異なるベンチュリ係数をもつCFV18,19を組み合
わせることで、ガス分析部12において任意の加圧状態
を実現することができる。この場合、ガス分析部12に
対して、CFV19を可及的に近接した状態で設けるこ
とが好ましい。このようにすることにより、ガス分析部
12における圧力は、そのガス排出ライン11に設けら
れるCFV19の入口圧P2 に可及的に等しくなるから
である。
【0021】上述したように、上記構成の赤外線ガス分
析装置においては、ガス分析部12内における圧力は、
ガス分析部12の上流側および下流側にそれぞれ設けら
れる二つのCFV18,19のベンチュリ係数の比C11
/C12にのみ依存するので、ガス分析部12に対する試
料ガスSの圧力を常に一定の加圧した圧力に保持でき、
したがって、ガス分析部12における分析感度が向上す
る。
【0022】そして、上記赤外線ガス分析装置において
は、試料ガスSを一定の加圧状態でガス分析部12に供
給するために、圧力調整を行う必要がなく、しかも、ガ
ス流路の構成もきわめて簡素化される。
【0023】また、上記赤外線ガス分析装置において
は、CFV18,19を臨界状態で使用することによ
り、流量が安定し、精度も良好になる。さらに、経時変
化も少ないといった利点がある。
【0024】さらに、二つのCFV18,19における
ベンチュリ係数を適宜選択することにより、種々の比が
得られ、ガス分析部12に対する試料ガスSの圧力を適
宜の値に設定できるので、低濃度のガスの測定にも適用
することができる。
【0025】上述の実施の形態においては、ベンチュリ
係数が異なる二つのCFV18,19を用いて加圧状態
を作るようにしていたが、CFV18に代えてマスフロ
ーコントローラを用いるようにしてもよい。以下、この
実施の形態について、図2を参照しながら説明する。な
お、この図において、図1における符号と同一符号のも
のは同一物である。
【0026】図2において、20はガス分析部12に対
する試料ガスSの供給ライン10に設けられるマスフロ
ーコントローラ(以下、MFCという)で、ガス分析部
12と加圧ポンプ17との間に介装されている。このM
FC20は、流量測定部と制御弁部とを備えたもので、
この実施の形態においては、加圧ポンプ17の吐出流量
を制御するための配置されている。また、21はガス分
析部12のガス排出ライン11に設けられるCFVで、
このCFV21は、上記実施の形態におけるCFV19
と同様の理由で、ガス分析部12にできるだけ近い位置
に設けられる。
【0027】上記図2に示した構成において、ガス分析
部12のガス排出ライン11に設けられるCFV21に
おいては、流量をQ、入口圧をP、入口温度をT、ベン
チュリ係数をC1 とすると、次の関係式が成立する。 Q=C1 ・P/√T ……(8) この(8)式は、既に説明した実施の形態における
(3)式と同じである。
【0028】前記(8)式を変形すると、 P=(Q×√T)/C1 ……(9) が得られる。
【0029】そして、前記(9)式において、温度Tを
一定とすると、流量QをMFC20を用いて変化させる
ことにより、流量Qに比例して圧力Pを変化させること
ができる。つまり、MFC20における流量を変化させ
ることによりガス分析部12における圧力Pを変化させ
ることができる。したがって、ガス分析部12に対して
供給される試料ガスSの圧力を適宜調整ることにより、
低濃度のガスも一つのガス分析計によって測定すること
ができ、例えば大気中に微量に含まれるCO2やHCの
濃度を感度よく分析することも可能になる。
【0030】なお、上述の各実施の形態においては、ガ
ス分析部12として、2セル2光源のタイプであった
が、1セル1光源であってもよく、また、検出器として
は、焦電型検出器であってもよい。
【0031】
【発明の効果】この発明の赤外線ガス分析装置において
は、測定セルに対して所定圧力だけ加圧した状態で試料
ガスを供給することができるので、分析感度が向上す
る。そして、この加圧のための流路構成が簡素化される
とともに、圧力調整がほとんど必要ではなくなるので、
制御が容易であるといった利点があり、メンテナンスも
ほとんど不要になる。
【0032】特に、この発明の赤外線ガス分析装置にお
いては、大気中に含まれる微量の成分(COやHCな
ど)を感度よく測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の赤外線ガス分析装置のガス流路の構
成の一例を概略的に示す図である。
【図2】この発明の赤外線ガス分析装置のガス流路の構
成の他の例を概略的に示す図である。
【図3】赤外線ガス分析計の構成を概略的に示す図であ
る。
【図4】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
10…試料ガス供給ライン、11…ガス排出ライン、1
2…ガス分析部、17…加圧ポンプ、18,19,21
…クリチカルフローベンチュリ、20…マスフローコン
トローラ、S…試料ガス。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス分析部に試料ガスを供給するライン
    に加圧ポンプを設けた赤外線ガス分析装置において、前
    記試料ガス供給ラインの加圧ポンプより上流側に一つの
    クリチカルフローベンチュリを設けるとともに、ガス分
    析部のガス排出ラインに他のクリチカルフローベンチュ
    リを設けたことを特徴とする赤外線ガス分析装置。
  2. 【請求項2】 ガス分析部に試料ガスを供給するライン
    に加圧ポンプを設けた赤外線ガス分析装置において、前
    記ガス分析部と加圧ポンプとの間にマスフローコントロ
    ーラを設けるとともに、ガス分析部のガス排出ラインに
    クリチカルフローベンチュリを設けたことを特徴とする
    赤外線ガス分析装置。
JP17625898A 1998-06-23 1998-06-23 赤外線ガス分析装置 Pending JP2000009639A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009545744A (ja) * 2006-07-31 2009-12-24 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 電子装置製造システムにおけるガスの現場分析のための方法及び装置
JP4896267B1 (ja) * 2011-07-28 2012-03-14 株式会社ベスト測器 ガス分析装置
JP4925489B1 (ja) * 2011-08-02 2012-04-25 株式会社ベスト測器 ガス分析装置

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