JP2000008509A - 断熱材の製造方法 - Google Patents

断熱材の製造方法

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JP2000008509A
JP2000008509A JP10195061A JP19506198A JP2000008509A JP 2000008509 A JP2000008509 A JP 2000008509A JP 10195061 A JP10195061 A JP 10195061A JP 19506198 A JP19506198 A JP 19506198A JP 2000008509 A JP2000008509 A JP 2000008509A
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JP
Japan
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heat insulating
insulating material
molded body
inorganic fiber
molding
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JP10195061A
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Masayuki Etsuno
正雪 越野
Hisanobu Hori
寿信 堀
Kenji Kawabe
賢二 川邊
Takuya Jinnai
琢也 陣内
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Nippon Muki Co Ltd
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nippon Muki Co Ltd
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペーサーを有する断熱材をスペーサー部材
を別個に用意する必要もなく、また長尺物であっても連
続製造できる断熱材の製造方法を提供することを目的と
する。 【解決手段】 成形体10の端部を連続的に裁断し、こ
の端部切断片11を前記成形体10の上面にスペーサー
として積層してスペーサー一体型成形体に形成する断熱
材の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラスウール等か
ら構成される無機質繊維断熱材、或いは、発泡体等から
構成される有機質断熱材等の断熱材の製造方法に関し、
特に、成形体にスペーサーを一体に形成し、スペーサー
側に背面通気層を備えるようにした、例えば建築物の壁
内に通気層を設けた壁内の断熱材として用いるのに好適
な断熱材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスペーサーを備えた断熱
材は、例えば、特開平8−120801号公報の図6に
開示される通り、高密度グラスウールの表面に所定の間
隔をおいて、V溝を形成し、表面に凸凹の波形成をされ
たものとし、平板形状の普通密度のグラスウールと積層
するようにしていた。或いは、同公報の図13に開示さ
れる通り、発泡材に溝を形成し、この発泡材をグラスウ
ールと積層し、発泡材に形成された溝で通気層を形成す
るようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の断熱材の製造方法の場合、スペーサー部材を別個に
用意する必要があり、連続製造が難しく、特に長尺物の
連続製造が行えないという不都合を有してした。そこ
で、本発明はスペーサーを有する断熱材をスペーサー部
材を別個に用意する必要もなく、また長尺物であっても
連続製造できる断熱材の製造方法を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の断熱材の製造方
法は、前記課題を解決するべく、成形体の端部を連続的
に裁断し、この端部切断片を前記成形体の上面にスペー
サーとして積層してスペーサー一体型成形体に形成する
ことを特徴とする断熱材の製造方法である。また、請求
項2記載の断熱材の製造方法は、請求項1記載の断熱材
の製造方法において、前記成形体から裁断された端部切
断片を90度反転させて前記成形体の上面にスペーサー
として積層させることを特徴とする。また、請求項3記
載の断熱材の製造方法は、請求項1または2記載の断熱
材の製造方法において、前記成形体の切断及び積層を複
数回行うことを特徴とする。また、請求項4記載の断熱
材の製造方法は、請求項1乃至3の何れかに記載の断熱
材の製造方法において、前記成形体に対して前記端部切
断片を接着剤を介して固着させることを特徴とする。ま
た、請求項5記載の断熱材の製造方法は、請求項1乃至
4の何れかに記載の断熱材の製造方法において、前記成
形体が無機質繊維成形体であることを特徴とする。ま
た、請求項6記載の断熱材の製造方法は、請求項5記載
の断熱材の製造方法において、前記端部切断片を積層し
た状態の無機質繊維成形体の表裏両面に熱可塑性樹脂シ
ートを配置し、これら熱可塑性樹脂シートの周縁部を熱
融着して前記無機質繊維成形体を被覆するようにしたこ
とを特徴とする。
【0005】
【実施例】次に、図面に従って、本発明断熱材の製造方
法を説明する。 (実施例1)平均繊維径7μmのガラス短繊維をフェノ
ール樹脂バインダーで結着して加熱加圧成形された密度
24kg/m3、厚さ50mm、全巾910mmのグラ
スウールからなる無機質繊維成形体10の長尺物を得
た。次に、図1(a),(b)に示すように、この無機
質繊維成形体10の両端部をローターカッター20でそ
れぞれ100mm巾で裁断し、同時にこのようにして得
られた端部切断片11の載置予定箇所にバインダー噴霧
器30から接着剤31を噴霧し、次いで、前記端部切断
片11,11を前記無機質繊維成形体10の上面に図略
の任意の搬送手段を用いて積層し、前記接着剤31を介
して無機質繊維成形体10の上面に結着させてスペーサ
ーを一体に備えた長尺の無機質繊維断熱材1を得た。得
られた無機質繊維断熱材1は、所望の大きさに適宜切断
して使用すればよい。本実施例によれば、任意の巾に調
整された端部切断片11によるスペーサーを一体に備え
た無機質繊維断熱材1を連続的に製造することができ
る。
【0006】(実施例2)前記実施例1と同様にして得
られた無機質繊維成形体10の長尺物を用い、図2
(a),(b)に示すように、この無機質繊維成形体1
0の両端部をローターカッター20でそれぞれ30mm
巾で裁断し、同時にこのようにして得られた端部切断片
11の載置予定箇所にバインダー噴霧器30から接着剤
31を噴霧し、次いで、前記端部切断片11,11を前
記無機質繊維成形体10の上面に図略の任意の搬送手段
を用いて90度だけ反転させてスペーサーとして積層
し、前記接着剤31を介して無機質繊維成形体10の上
面に結着させてスペーサーを一体に備えた長尺の無機質
繊維断熱材1を得た。得られた無機質繊維断熱材1は、
所望の大きさに適宜切断して使用すればよい。本実施例
によれば、任意の高さに調整された端部切断片11によ
るスペーサーを一体に備えた無機質繊維断熱材1を連続
的に製造することができる。
【0007】(実施例3)前記実施例1と同様にして得
られた無機質繊維成形体10の長尺物を用い、この無機
質繊維成形体10の両端部をローターカッター20でそ
れぞれ30mm巾で裁断し、同時にこのようにして得ら
れた端部切断片11の載置予定箇所にバインダー噴霧器
30から接着剤31を噴霧し、次いで、前記端部切断片
11,11を前記無機質繊維成形体10の上面に図略の
任意の搬送手段を用いて90度だけ反転させてスペーサ
ーとして積層し、前記接着剤31を介して無機質繊維成
形体10の上面に結着させた。次いで、図3に示すよう
に、このようにして端部切断片11,11を2本固着さ
れた無機質繊維成形体10の両端部を、前記と同様にし
て、ローターカッター20でそれぞれ30mm巾で裁断
し、同時にこのようにして得られた端部切断片11の載
置予定箇所にバインダー噴霧器30から接着剤31を噴
霧し、次いで、前記端部切断片11,11を前記無機質
繊維成形体10の上面に図略の任意の搬送手段を用いて
90度だけ反転させてスペーサーとして積層し、前記接
着剤31を介して無機質繊維成形体10の上面に結着さ
せ、4本の端部切断片11,11,11,11からなる
スペーサーが固着された無機質繊維断熱材1を得た。得
られた無機質繊維断熱材1は、所望の大きさに適宜切断
して使用すればよい。本実施例によれば、任意の本数の
端部切断片11によるスペーサーを一体に備えた無機質
繊維断熱材1を連続的に製造することができる。
【0008】(実施例4)図4に示すように、前記実施
例3で得られた無機質繊維断熱材1の表裏両面に熱可塑
性樹脂シート40,40を押さえローラ50を用いてこ
の無機質繊維断熱材1の表面形状に沿わせて配置し、次
いで、これら熱可塑性樹脂シート40,40の周縁部を
ヒートシール機60を用いて熱融着して無機質繊維断熱
材1を被覆した。このような熱可塑性樹脂シート40に
よる被覆は、無機質繊維断熱材1を長尺物のまま、或い
は、任意の大きに切断した後の何れにおいても実施でき
る。本実施例によれば、無機質繊維によるチクチク感の
ない、無機質繊維断熱材1を製造することができる。ま
た、本実施例では成形体をガラス短繊維からなる断熱材
(グラスウール)としたが、成形体はこれに限定される
ものではなく、セルロースファイバー等の有機質繊維か
らなる断熱材や、フォームポリスチレン、押出発泡ポリ
スチレン、硬質ウレタンフォーム、ポリエチレンフォー
ム、ユリアフォーム等の有機多孔質断熱材であっても適
応できる。
【0009】
【発明の効果】このように、本発明によれば、背面通気
層を形成するためのスペーサーを一体に備えた断熱材を
スペーサー部材を別個に用意する必要もなく、また長尺
物であっても低コストで連続製造できる断熱材の製造方
法を提供することができる。特に、請求項2に記載の断
熱材の製造方法によれば、任意の高さに調整された端部
切断片によるスペーサーを一体に備えた断熱材を連続的
に製造することができる。また、請求項3に記載の断熱
材の製造方法によれば、任意の本数の端部切断片による
スペーサーを一体に備えた断熱材を連続的に製造するこ
とができる。また、請求項4に記載の断熱材の製造方法
によれば、端部切断片の結着強度の大きな断熱材を連続
的に製造することができる。また、請求項5に記載の断
熱材の製造方法によれば、請求項1乃至4の効果を有す
る断熱材の製造方法において無機質断熱材を製造するこ
とができる。また、請求項6に記載の断熱材の製造方法
によれば、無機質繊維によるチクチク感のない、無機質
繊維断熱材を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の断熱材の製造方法の一実施例を説明
するための説明線図であって、(a)はその側面図、
(b)はその正面図である。
【図2】 本発明の断熱材の製造方法の他実施例を説明
するための説明線図であって、(a)はその側面図、
(b)はその正面図である。
【図3】 本発明の断熱材の製造方法の別の他実施例を
説明するための説明線図の正面図である。
【図4】 本発明の断熱材の製造方法の更なる別の他実
施例を説明するための説明線図であって、(a),
(b),(c)は各工程の正面図である。
【符号の説明】
1 無機質繊維断熱材 10 無機質繊維成形体 11 端部切断片(スペーサー) 20 ローターカッター 30 バインダー噴霧器 31 接着剤 40 熱可塑性樹脂シート 50 押さえローラ 60 ヒートシール機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 寿信 茨城県結城市作の谷415番地 日本無機株 式会社結城工場内 (72)発明者 川邊 賢二 茨城県結城市作の谷415番地 日本無機株 式会社結城工場内 (72)発明者 陣内 琢也 茨城県結城市作の谷415番地 日本無機株 式会社結城工場内 Fターム(参考) 2E001 AA02 AA04 AB03 AD03 AE06 AF03 BA04 2E162 BA01 BA09 BB08 CA31 CA35 CD01 CD09 FD04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形体の端部を連続的に裁断し、この端
    部切断片を前記成形体の上面にスぺーサーとして積層し
    てスペーサー一体型成形体に形成することを特徴とする
    断熱材の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記成形体から裁断された端部切断片を
    90度反転させて前記成形体の上面にスペーサーとして
    積層させることを特徴とする請求項1記載の断熱材の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記成形体の切断及び積層を複数回行う
    ことを特徴とする請求項1または2記載の断熱材の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 前記成形体に対して前記端部切断片を接
    着剤を介して固着させることを特徴とする請求項1乃至
    3の何れかに記載の断熱材の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記成形体が無機質繊維成形体であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の断熱材
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記端部切断片を積層した状態の無機質
    繊維成形体の表裏両面に熱可塑性樹脂シートを配置し、
    これら熱可塑性樹脂シートの周縁部を熱融着して前記無
    機質繊維成形体を被覆するようにしたことを特徴とする
    請求項5記載の断熱材の製造方法。
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