JP2000007860A - エチレン系樹脂水性分散液、およびその水性分散液から得られるエチレン系樹脂皮膜 - Google Patents
エチレン系樹脂水性分散液、およびその水性分散液から得られるエチレン系樹脂皮膜Info
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Abstract
のヒートシール性に優れ、かつ耐ブロッキング性に特に
優れた皮膜を形成するエチレン系樹脂水性分散液、およ
び上記水性分散液から得られる皮膜を提供する。 【解決手段】 本発明のエチレン系樹脂水性分散液は、
アンモニアまたはアミンで中和されたエチレン−アクリ
ル酸共重合体95〜50重量%と、このエチレン−アク
リル酸共重合体以外のオレフィン系熱可塑性樹脂5〜5
0重量%とを水系分散媒中に混合分散してなるものであ
る。
Description
性分散液およびその分散液から得られるエチレン系樹脂
皮膜に関する。さらに詳しくは室温での造膜が可能であ
り、接着力、低温でのヒートシール性、耐ブロッキング
性に優れた皮膜を形成することが可能なエチレン系樹脂
水性分散液、および上記水性分散液から得られる皮膜に
関する。
エチレン系熱可塑性樹脂は、良好な熱接着性を有する皮
膜を形成することができることから、ヒートシール剤、
ディレードタック剤、インモールドラベル、パートコー
ト剤、繊維処理剤および各種バインダー等の広範な用途
に利用されている。
系熱可塑性樹脂は、固体状で用いられる場合と、溶剤や
水に溶解または分散した状態で用いられる場合とがある
が、前者の場合は薄い皮膜を形成することが困難である
ため、後者の状態で用いられることが多い。また、後者
のうちでも、特に省資源、安全性および環境問題の観点
から、溶剤を用いる必要のない水性のもの、特に水性分
散型のものの利用が進められている。
エチレン−アクリル酸共重合体のアルカリ中和水性分散
液が知られている(特開昭50−135141号公報参
照)。しかしながら、中和剤としてアンモニアまたはア
ミンを用いて中和されたエチレン−アクリル酸共重合体
水性分散液は、造膜性には優れているが、得られた皮膜
のブロッキング(フィルム、シートなどを重ねて貯蔵し
たときに、相互にくっついて離れにくくなる現象)が激
しくなるため、用途が限定される。また、ブロッキング
を改良するためにワックスなどを添加することも検討さ
れているが、この場合、形成される皮膜のヒートシール
時の強度が低下してしまう。
での造膜が可能であり、接着力、低温でのヒートシール
性に優れ、かつ耐ブロッキング性に特に優れた皮膜を形
成するエチレン系樹脂水性分散液、および上記水性分散
液から得られる皮膜を提供することにある。
題を解決するために鋭意検討した結果、アンモニアまた
はアミンで中和されたエチレン−アクリル酸共重合体
と、このエチレン−アクリル酸共重合体以外のオレフィ
ン系熱可塑性樹脂とを、特定の割合で水系分散媒に混合
分散してなる水性分散液が室温での造膜が可能であり、
接着力、低温ヒートシール性、特に耐ブロッキング性に
優れた皮膜を与えることを見い出し、本発明を完成する
に至った。
散液は、アンモニアまたはアミンで中和されたエチレン
−アクリル酸共重合体95〜50重量%と、このエチレ
ン−アクリル酸共重合体以外のオレフィン系熱可塑性樹
脂5〜50重量%とを水系分散媒中に混合分散してなる
エチレン系樹脂水性分散液である。
ニアまたはアミンの存在下、エチレン−アクリル酸共重
合体を水系分散媒中に分散して得られたエチレン−アク
リル酸共重合体水性分散液と、このエチレン−アクリル
酸共重合体以外のオレフィン系熱可塑性樹脂を水性分散
媒中に分散して得られたオレフィン系熱可塑性樹脂水性
分散液とを、特定の割合で混合して得られる。
樹脂皮膜は、前記エチレン系樹脂水性分散液の水分が除
去されることで形成される。
分散液においては、アンモニアまたはアミンで中和され
たエチレン−アクリル酸共重合体が用いられる。通常、
エチレン−アクリル酸共重合体中のカルボン酸が遊離状
態にある場合は親水性が低く、カルボン酸が塩の状態に
ある場合は親水性が高くなる。従って、前記エチレン−
アクリル酸共重合体をアルカリ金属水酸化物、有機アミ
ン、アンモニアなどで中和することによって共重合体中
の中和されたカルボキシル基が乳化剤の役割をはたし、
水性分散液を容易に製造できるようになる。
共重合体の中和剤として、アンモニアまたはアミンが好
適に用いられる。中和剤としてアンモニアまたはアミン
を用いることにより、共重合体の水性分散液の製造が容
易になる。また、アンモニアまたはアミンは、皮膜を形
成する際に容易に除去される。この結果、当該皮膜の造
膜性が向上する。中和剤としてアルカリ土類金属や多価
金属を用いた場合、形成される皮膜のヒートシール時の
強度が低下する。
共重合体中のカルボキシル基の35〜100%、好まし
くは40〜70%、より好ましくは50〜65%であ
る。アンモニアまたはアミンによる中和度が35%未満
では、水系分散媒への分散性が劣り、水性分散液を得る
ことが難しい。
られるエチレン−アクリル酸共重合体としては、エチレ
ン単位に由来する非極性な性質と、カルボン酸に由来す
る極性な性質とをバランス良く兼ね備えさせるために、
アクリル酸含有量16〜24重量%のものが好ましく、
より好ましくはアクリル酸含有量18〜23重量%のも
のが用いられる。アクリル酸の含有量が16重量%未満
では、エチレン単位に由来する非極性な性質のため水系
分散媒に対する分散性に劣り、優れた水性分散液を得る
ことが難しくなる。逆にアクリル酸の含有量が24重量
%より多いと、耐ブロッキング性が悪くなる。
中和されたエチレン−アクリル酸共重合体を得る方法
は、特に限定されない。例えばエチレン−アクリル酸共
重合体を所定量のアンモニアまたはアミンの存在下、7
0〜100℃の温度で攪拌しながら水系分散媒中に分散
する。水系分散媒の攪拌を継続しながら室温まで冷却す
ることにより、アンモニアまたはアミンで中和されたエ
チレン−アクリル酸共重合体が水性分散液の形で得られ
る。得られた分散液中のエチレン−アクリル酸共重合体
粒子の平均粒子径は5〜1000nm程度、好ましくは
10〜100nm程度である。また分散液中の樹脂分濃
度としては、15〜32重量%に設定されるのが好まし
い。
られているエチレン−アクリル酸共重合体以外のオレフ
ィン系熱可塑性樹脂としては、ポリオレフィン系樹脂、
オレフィンと他のモノマーとの共重合体樹脂、および前
記ポリオレフィン系樹脂と前記共重合体樹脂との混合樹
脂からなる群から選ばれたものが例示される。
オレフィンのホモポリマー、コポリマーおよびこれらの
酸変性ポリマーのいずれが用いられてもよい。オレフィ
ンのホモポリマーとしては、ポリエチレンやポリプロピ
レンを例示することができる。また、オレフィンのコポ
リマーとしては、エチレン−プロピレンコポリマー、エ
チレン−1−ブテンコポリマー、エチレン−1−オクテ
ンコポリマー、エチレン−1−ヘキセンコポリマーを例
示することができる。なお、ポリオレフィン系樹脂は、
これらの中から2種以上のポリマーが併用されたもので
もよいし、単独で用いられたものでもよい。
られる共重合体樹脂は、既に記載したとおり、オレフィ
ンと他のモノマーとの共重合体である。この共重合体樹
脂を構成するオレフィンとしては、エチレンやプロピレ
ンが例示される。
ノマーとしては、前記オレフィンと共重合可能なモノマ
ーが用いられる。たとえばビニルエステル、α,β−不
飽和カルボン酸、α,β−不飽和カルボン酸無水物、
α,β−不飽和カルボン酸の金属塩、およびα,β−不
飽和カルボン酸エステルなどが挙げられる。ここで、ビ
ニルエステルとしては、酢酸ビニルを例示することがで
きる。またα,β−不飽和カルボン酸としては、(メ
タ)アクリル酸を例示することができる。α,β−不飽
和カルボン酸無水物としては、無水マレイン酸を例示す
ることができる。さらに、α,β−不飽和カルボン酸の
金属塩としては、(メタ)アクリル酸のナトリウム塩や
マグネシウム塩を例示できる。さらに、α,β−不飽和
カルボン酸エステルとしては、メチル(メタ)アクリレ
ートを例示できる。なお、本明細書では、アクリル酸と
メタクリル酸とを総称して(メタ)アクリル酸と表示
し、また、アクリレートとメタクリレートとを総称して
(メタ)アクリレートと表示している。なお、共重合体
樹脂を構成する他のモノマーは、これらの中から2種以
上のモノマーが併用されたものでもよいし、単独で用い
られたものでもよい。
脂の具体例としては、例えばエチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体の部分鹸化物や、
エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−グリシジ
ル(メタ)アクリレート共重合体などのエチレン−(メ
タ)アクリル酸エステル共重合体や、エチレン−グリシ
ジル(メタ)アクリレート−メチル(メタ)アクリレー
ト共重合体などのエチレン−(メタ)アクリル酸エステ
ル−(メタ)アクリル酸エステル共重合体や、エチレン
−グリシジル(メタ)アクリレート−酢酸ビニル共重合
体などのエチレン−(メタ)アクリル酸エステル−酢酸
ビニル共重合体や、エチレン−(メタ)アクリル酸エス
テル−無水マレイン酸共重合体、およびこれら共重合体
の金属塩の樹脂を挙げることができる。
いものとしては、本発明のエチレン系樹脂水性分散液の
安定性を高めることを考慮して、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン
−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン−
(メタ)アクリル酸エステル−(メタ)アクリル酸エス
テル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル
−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸
エステル−無水マレイン酸共重合体を挙げることができ
る。なお、共重合体樹脂は、これらの中から2種以上の
共重合体が併用されたものでもよいし、単独で用いられ
たものでもよい。
られる混合樹脂としては、上述のポリオレフィン系樹脂
と上述の共重合体樹脂のうちの少なくとも1種との混合
物が用いられる。このような混合樹脂としては、例えば
ポリエチレンとエチレン−酢酸ビニル共重合体との混合
物を挙げることができる。
ンモニアまたはアミンで中和されたエチレン−アクリル
酸共重合体の水性分散液と、このエチレン−アクリル酸
共重合体以外のオレフィン系熱可塑性樹脂の水性分散液
とを混合することによって容易に得ることができる。ア
ンモニアまたはアミンで中和されたエチレン−アクリル
酸共重合体とこのエチレン−アクリル酸共重合体以外の
オレフィン系熱可塑性樹脂との混合割合は、アンモニア
またはアミンで中和されたエチレン−アクリル酸共重合
体が95〜50重量%、好ましくは90〜60重量%、
更に好ましくは85〜65重量%、このエチレン−アク
リル酸共重合体以外のオレフィン系熱可塑性樹脂が5〜
50重量%、好ましくは10〜40重量%、更に好まし
くは15〜35重量%の範囲になるように混合分散する
のがよい。前記オレフィン系熱可塑性樹脂の割合が5重
量%未満では、得られた皮膜にブロッキングが発生し、
接着力も低下する。逆に前記オレフィン系熱可塑性樹脂
の割合が50重量%を超えると、室温での造膜が難し
い。
で中和されたエチレン−アクリル酸共重合体と、このエ
チレン−アクリル酸共重合体以外のオレフィン系熱可塑
性樹脂とを混合分散させる水系分散媒は、一般に通常の
水道水や脱イオン水であるが、例えば、水性分散液の安
定性をより高めることを目的として、ポリビニルアルコ
ール、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシメチルセルロースなどの水溶性樹
脂を添加して粘度を調整した水が用いられてもよい。前
記水系分散媒は、本発明の目的を阻害しない範囲におい
て上記成分の他に、消泡剤、粘度調整剤、防かび剤など
を含んでいてもよい。また、必要に応じて、酸化防止
剤、脂肪酸アミド、ワックス、シリコーンオイルなどの
スリッピング性改良剤、界面活性剤などが配合されてい
てもよい。
樹脂分濃度が15〜32重量%に設定されるのが好まし
い。樹脂分濃度が15重量%未満の場合は、水分が多す
ぎて使用上不都合である。逆に32重量%を超えると、
水性分散液の粘度が高くなり取り扱いが困難となる。
られるエチレン系樹脂皮膜は、耐ブロッキング性、ヒー
トシール強度に優れているので、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、ポリエステルなどのプラスチックフィルム、
紙やアルミ箔のヒートシール剤、繊維処理剤、各種バイ
ンダーとして有効ものとなる。
重合体の製造例、実施例および比較例を挙げて本発明を
より具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定
されるものではない。なお、実施例で得られた水性分散
液や皮膜の評価については下記の方法で行った。
ー内に入れて密閉し、20℃、相対湿度50%の恒温室
内で3ヶ月間保存した後、エチレン系樹脂水性分散液の
状態を目視観察した。評価の基準は下記の通りである。 ○:相分離無し。 △:一部相分離有り。 ×:完全に相分離。 (2)造膜性 アルミニウム箔(肉厚17μm)上に、乾燥後の皮膜の
厚さが10μmとなるようコーティング機(商品名;バ
ーコーター No.16(日本シーダースサービス(株)社
製))を用いてエチレン系樹脂水性分散液を塗布した。
これを室温で放置して水分を除去し、皮膜を得た。得ら
れた皮膜(エチレン系樹脂皮膜)を目視で評価した。評
価基準は下記の通りである。 ○:連続皮膜。 △:一部不連続皮膜。 ×:不連続皮膜。 (3)ヒートシール強度 上質紙((三島製紙(株)社製)、秤量81.4g/m
2 )およびアルミニウム箔(肉厚17μm)の上に、乾
燥後の皮膜の厚さが5μmとなるようバーコーーを用い
てエチレン系樹脂水性分散液を塗布した。これを熱風乾
燥機を用いて105℃で1分間乾燥し、ヒートシール皮
膜を有する紙およびアルミニウム箔を得た。ヒートシー
ル試験機(商品名;TP-701型(テスター産業(株)社
製))を用い、この試験機の条件をシール温度80℃お
よび120℃、シール圧1kg/cm2 、シール時間1
秒に設定し、上質紙を基材とするヒートシール基材、ア
ルミニウム箔を基材とするヒートシール基材をそれぞれ
作製した。このヒートシール基材を25mm幅で切り出
し、これを試験片とした。得られた試験片を1日放置し
た後、引張り試験機(商品名;オートグラフAGS-D 型
(島津製作所(株)社製))を用い、オートグラフの条
件を速度50mm/分、引張角度180度に設定し、皮
膜の剥離強度を測定することでヒートシール強度を評価
した。 (4)耐ブロッキング性 上質紙((三島製紙(株)社製)、秤量81.4g/m
2 )およびアルミニウム箔(厚さ17μm)の上に、乾
燥後の皮膜の厚さが5μmとなるようバーコーーを用い
てエチレン系樹脂水性分散液を塗布した。一日放置して
水分を除去した後、塗布面どうしを重ね合わせ荷重
(0.5kg/cm2 )をかけ、40℃、相対湿度65
%で5時間放置して試験片を得た。得られた試験片を手
で剥がし、下記の基準で評価した。 ○:全く音をたてずに剥がれる。 △:少し音をたてて剥がれる。 ×:大きな音をたてて剥がれる。 ××:塗布面に傷がつく。
体の製造例1〕径が50mmの攪拌羽根を備えた500
ml容量のセパラブルフラスコにエチレン−アクリル酸
共重合体(商品名;プリマコール5980(ダウケミカ
ル(株)製)、アクリル酸含有量20重量%、メルトフ
ローレート300g/10分)112g、28%アンモ
ニア11.3g(60%中和相当)、および水性分散媒
として水276.7gを仕込み、攪拌下で加熱して昇温
させた。セパラブルフラスコの内温が95℃に昇温して
からその温度で4時間攪拌を続けた後、攪拌を継続しな
がら内容物を室温まで冷却し、中和されたエチレン−ア
クリル酸共重合体の水性分散液を得た。
体の製造例2〕径50mmの攪拌羽根を備えた500m
l容量のセパラブルフラスコにエチレン−アクリル酸共
重合体(商品名;プリマコール5990(ダウケミカル
(株)製)、アクリル酸含有量20重量%、メルトフロ
ーレート1300g/10分)112g、28%アンモ
ニア11.3g(60%中和相当)、および水性分散媒
として水276.7gを仕込み、攪拌下に加熱して昇温
した。セパラブルフラスコの内温が95℃に昇温後その
温度にて4時間攪拌を続けた後、攪拌を継続しながら内
容物を室温まで冷却し、中和されたエチレン−アクリル
酸共重合体の水性分散液を得た。
−アクリル酸共重合体水性分散液(樹脂分濃度29重量
%)50g、エチレン−酢酸ビニル共重合体水性分散液
(商品名;スミテートKF−11(住友化学工業(株)
製)、エチレン含有量72重量%、メルトフローレート
450g/10分、樹脂分濃度40重量%)3.6gを
混合分散し、エチレン系樹脂水性分散液を得た。得られ
たエチレン系樹脂水性分散液を上記性能評価方法に従い
評価し、その結果を表1に示した。
1におけるエチレン−酢酸ビニル共重合体水性分散液
(商品名;スミテートKF−11(住友化学工業(株)
製)、エチレン含有量72重量%、メルトフローレート
450g/10分、樹脂分濃度40重量%)の代わり
に、エチレン−アクリル酸エステル−無水マレイン酸共
重合体水性分散液(商品名;ボンダインHX8290
(住化アトケム(株)製)、エチレン含有量80重量
%、メルトフローレート65g/10分、樹脂分濃度4
0重量%)3.6gを用いた。それ以外の条件を実施例
1と同様にし、エチレン系樹脂水性分散液を得た。得ら
れたエチレン系樹脂水性分散液を上記性能評価方法に従
い評価し、その結果を表1に示した。
−アクリル酸共重合体水性分散液(樹脂分濃度29重量
%)50g、エチレン−酢酸ビニル共重合体水性分散液
(商品名;スミテートKF−11(住友化学工業(株)
製)、エチレン含有量72重量%、メルトフローレート
450g/10分、樹脂分濃度40重量%)3.6g、
エチレン−アクリル酸エステル−無水マレイン酸共重合
体水性分散液(商品名;ボンダインHX8290(住化
アトケム(株)製)、エチレン含有量80重量%、メル
トフローレート65g/10分、樹脂分濃度40重量
%)3.6gを混合分散し、エチレン系樹脂水性分散液
を得た。得られたエチレン系樹脂水性分散液を上記性能
評価方法に従い評価し、その結果を表1に示した。
1で使用していたエチレン−アクリル酸共重合体水性分
散液(製造例1によって得られたもの;樹脂分濃度29
重量%)の代わりに、製造例2で得られたエチレン−ア
クリル酸共重合体水性分散液を用いた。それ以外の条件
を実施例1と同様にし、エチレン系樹脂水性分散液を得
た。得られたエチレン系樹脂水性分散液を上記性能評価
方法に従い評価し、その結果を表1に示した。
−アクリル酸共重合体水性分散液(樹脂分濃度29重量
%)50g、エチレン−酢酸ビニル共重合体水性分散液
(商品名;スミテートKF−11(住友化学工業(株)
製)、エチレン含有量72重量%、メルトフローレート
450g/10分、樹脂分濃度40重量%)7.8g、
エチレン−アクリル酸エステル−無水マレイン酸共重合
体水性分散液(商品名;ボンダインHX8290(住化
アトケム(株)製)、エチレン含有量80重量%、メル
トフローレート65g/10分、樹脂分濃度40重量
%)7.7gを混合分散し、エチレン系樹脂水性分散液
を得た。得られたエチレン系樹脂水性分散液を上記性能
評価方法に従い評価し、その結果を表1に示した。
−アクリル酸共重合体水性分散液(樹脂分濃度29重量
%)を上記性能評価方法に従い評価し、その結果を表2
に示した。
体水性分散液(商品名;スミテートKF−11(住友化
学工業(株)製)、エチレン含有量72重量%、メルト
フローレート450g/10分、樹脂分濃度40重量
%)を上記性能評価方法に従い評価し、その結果を表2
に示した。
ル−無水マレイン酸共重合体水性分散液(商品名;ボン
ダインHX8290(住化アトケム(株)製)、エチレ
ン含有量80重量%、メルトフローレート65g/10
分、樹脂分濃度40重量%)を上記性能評価方法に従い
評価し、結果を表2に示した。
性分散液およびエチレン系樹脂皮膜の評価について、表
1および表2を参照しつつ以下に説明する。
チレン系樹脂水性分散液は静置安定性、造膜性に優れて
おり、上記水性分散液から得られる皮膜はヒートシール
強度、耐ブロッキングに優れていることが確認された。
これに対し、比較例1〜3のものは、表2に示されるよ
うに、静置安定性については実施例1〜5のものと同等
であるが、その他の性質については実施例1〜5のもの
よりも劣ることが確認された。
エチレン−アクリル酸共重合体の水性分散液を単独で使
用している。このエチレン−アクリル酸共重合体の水性
分散液には、実施例1〜5で使用されたオレフィン系熱
可塑性樹脂(エチレン−酢酸ビニル共重合体やエチレン
−アクリル酸エステル−無水マレイン酸共重合体)の水
性分散液は添加されていない。比較例1のエチレン系樹
脂皮膜は、エチレン−アクリル酸共重合体以外のオレフ
ィン系熱可塑性樹脂を含まないことにより、ヒートシー
ル強度、耐ブロッキング性が低いものとなる。
例1〜5で使用されたオレフィン系熱可塑性樹脂(エチ
レン−酢酸ビニル共重合体やエチレン−アクリル酸エス
テル−無水マレイン酸共重合体)の水性分散液を単独で
使用している。実施例1〜5で使用されたエチレン−ア
クリル酸共重合体(中和されたもの)の水性分散液は添
加されていない。比較例2および比較例3のエチレン系
樹脂水性分散液は、中和されたエチレン−アクリル酸共
重合体を含まないことにより、造膜性が著しく低くな
る。さらに、上記水性分散液から得られるエチレン系樹
脂皮膜については、ヒートシール強度、耐ブロッキング
性が低くなっている。
はアミンで中和されたエチレン−アクリル酸共重合体
と、このエチレン−アクリル酸共重合体以外のオレフィ
ン系熱可塑性樹脂とを特定の割合で水系分散媒に混合分
散することで、造膜性に優れたエチレン系樹脂水性分散
液を製造することができる。この水性分散液から得られ
た皮膜は、接着力、低温ヒートシール性、および耐ブロ
ッキング性に優れたものとなる。上記性質に優れた皮膜
は、プラスチックフィルム、紙やアルミ箔のヒートシー
ル剤、繊維処理剤、各種バインダーとしてより有効なも
のとなる。
Claims (7)
- 【請求項1】 アンモニアまたはアミンで中和されたエ
チレン−アクリル酸共重合体95〜50重量%と、この
エチレン−アクリル酸共重合体以外のオレフィン系熱可
塑性樹脂5〜50重量%とを水系分散媒中に混合分散し
てなるエチレン系樹脂水性分散液。 - 【請求項2】 前記エチレン−アクリル酸共重合体のア
ンモニアまたはアミンによる中和度が35〜100%で
ある、請求項1に記載のエチレン系樹脂水性分散液。 - 【請求項3】 前記エチレン−アクリル酸共重合体中の
アクリル酸含有量が16〜24重量%である、請求項1
または2に記載のエチレン系樹脂水性分散液。 - 【請求項4】 前記エチレン−アクリル酸共重合体以外
のオレフィン系熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン系樹
脂、オレフィンと他のモノマーとの共重合体樹脂、およ
び前記ポリオレフィン系樹脂と前記共重合体樹脂との混
合樹脂からなる群から選ばれたものである、請求項1〜
3の何れか1つに記載のエチレン系樹脂水性分散液。 - 【請求項5】 前記ポリオレフィン系樹脂が、オレフィ
ンのホモポリマーまたはその酸変性ポリマー、およびオ
レフィンのコポリマーまたはその酸変性ポリマーからな
る群から選ばれたものである、請求項4に記載のエチレ
ン系樹脂水性分散液。 - 【請求項6】 前記共重合体樹脂が、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチ
レン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン
−(メタ)アクリル酸エステル−(メタ)アクリル酸エ
ステル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステ
ル−酢酸ビニル共重合体、およびエチレン−(メタ)ア
クリル酸エステル−無水マレイン酸共重合体からなる群
から選ばれたものである、請求項4に記載のエチレン系
樹脂水性分散液。 - 【請求項7】 請求項1〜6の何れか1つに記載のエチ
レン系樹脂水性分散液の水分が除去されることで形成さ
れる、エチレン系樹脂皮膜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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