JP2000007578A - C型肝炎ウイルスの陰性化のための投薬システム - Google Patents

C型肝炎ウイルスの陰性化のための投薬システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 C型慢性肝炎に対する有効な治療剤を提供す
ること、ならびに当該治療剤を用いるC型慢性肝炎の治
療を行うための投薬システムの提供。 【解決手段】 インターフェロン(IFN)の1日有効
投与量を1日1回あるいは複数回に分割して投与するC
型肝炎ウイルス(HCV)−RNA陰性化を行うための
治療剤であり、また、当該治療剤を投与する投薬システ
ム、その投薬システムによるHCV−RNAの陰性化方
法、ならびにC型慢性肝炎の治療方法である。そのIF
Nとしては、IFN−αまたはIFN−βである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、C型慢性肝炎の原
因ウイルスであるC型肝炎ウイルス(HCV)−RNA
を陰性化させることからなるC型慢性肝炎の治療剤に係
わり、詳細には、C型慢性肝炎に対する有効なインター
フェロン(IFN)療法のために使用する治療剤、なら
びにそのための投薬システム(投薬ユニット)、当該投
与システムによるHCV−RNAの陰性化方法、さらに
はHCV−RNAの陰性化に基づくC型慢性肝炎の治療
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】肝臓の炎症として把握される肝炎は、一
般にウイルス感染に起因することが多く、A型肝炎ウイ
ルス(HAV)によるA型肝炎、B型肝炎ウイルス(H
BV)によるB型肝炎は古くから知られていた。しかし
ながら、明らかにウイルス性でありながら、A型でもB
型でもないと判定される非A非B型肝炎が問題視される
ようになり、その後、この非A非B型肝炎の主たる原因
ウイルスとしてC型肝炎ウイルス(HCV)の存在が明
らかにされたことより、HCVを原因とするC型慢性肝
炎が急速に注目を浴びてきている。
【0003】HCVによるC型肝炎の特徴は、急性肝炎
からの慢性化率が他の型の肝炎に比較して高いものであ
る。このC型慢性肝炎を放置しておくと、肝硬変、さら
には肝癌への進行をきたす危険性が高く、したがって早
期にHCVに対する有効な治療を行わなければならない
ものである。
【0004】このC型慢性肝炎に対する効果的な治療剤
として、抗ウイルス薬である各種のIFNが登場してい
る。すなわち、IFNは、細胞内RNAaseを活性化
させることにより、RNAウイルスや、RNAに逆転写
することによって複製されるDNAウイルスの増殖を抑
制することが知られている。C型肝炎の原因ウイルスで
あるHCVもRNAウイルスであることより、上記のI
FNのウイルス増殖抑制作用を根拠に、種々のIFNが
C型肝炎の治療に使用されてきている。
【0005】これまでにC型肝炎の治療として使用され
ているIFNは、IFN−αとして天然型IFN−α、
遺伝子組換え型IFN−α2a、IFN−α2bがあ
り、さらに天然型IFN−β等がある。これらのIFN
は、特にC型慢性肝炎のウイルス血症の改善に有効なも
のであるとされている。
【0006】しかしながら、IFNの種類によってはそ
の臨床的な効果にかなりの差異があることも判明してい
る。特に、複数のタイプのIFNが登場しているIFN
−αの使い分けは、極めて重要なものでもあるにもかか
わらず、これまであまり明確化されていない。またIF
N−αとIFN−βとの間の臨床的な反応性およびウイ
ルス学的治療効果に差異があるのも事実である。
【0007】ところでIFNによる治療効果には、用量
依存性が認められており、高用量のIFNを用いるほど
抗ウイルス効果が高いとされている。したがって、C型
慢性肝炎の治療に適用されているIFN−αでは、1回
投与量として300万単位〜1000万単位が認可され
ているが、副作用に注意しながらも、上限の1000万
単位を用いる場合が多い。また、IFN−βにあって
も、1回投与量として300万単位〜600万単位が認
可されているが、この場合にあっても上限の600万単
位を用いる場合が多い。これは、IFNの抗ウイルス作
用により早期の段階で効果的にHCVを陰性化させ、ウ
イルスを排除してしまおうとする考え方による。
【0008】しかしながら、IFN−αによる治療は、
筋肉内投与(筋注)によらざるを得ず、血中IFNの持
続性(濃度のピーク時間、半減期等)が長く、患者に対
する負担(食欲不振、全身倦怠感、うつ症状等)が大き
く、時には投与を中止せざるを得ない症例もいくつか存
在する。
【0009】これに対して、IFN−βは静脈内投与
(静注あるいは点滴静注)されるものであり、血中での
IFNの持続性はIFN−αに比較して短く、したがっ
て、患者に対する負担はかなり少なく、副作用も軽度の
ものである。例えば、IFN−βを投与した患者をみて
みると、投与開始後に、軽い発熱や頭痛が認められるも
のの、短期間のうちに軽減している。
【0010】この両者の差異は、IFN−αとIFN−
βの血中濃度の持続性の差であることより、その投与経
路に起因しているものといえる。しかしながら、もとも
とIFNの抗ウイルス効果の発現は、IFNの直接作用
というよりは、IFNが細胞表面上のIFN−レセプタ
ーに結合して、細胞内に2’−5’−オリゴアデニレー
ト(2,5−AS)、プロテインキナーゼまたは2’−
ホスホジエステラーゼ等の抗ウイルス蛋白を誘導するこ
とによりウイルスの増殖を抑制することからみれば、レ
セプターと十分に結合し得る濃度でIFNを投与して、
種々のシグナルを作動させた後は、レセプターのdow
n regulationを防ぐために、IFN濃度は
速やかに低下したほうがむしろ好ましいものといえる。
【0011】その点から判断すれば、筋肉内投与では、
血中濃度が長く保たれるため、レセプターのup re
gulationが起こりにくく、さらには患者の負担
が強く、副作用の頻度も高いものと考えられる。
【0012】以上のように、これまでに各種IFN製剤
が、C型慢性肝炎の治療のために使用されてはいるが、
IFNの抗ウイルス作用の作用機序を効果的に発揮さ
せ、かつ患者の負担を軽減させた治療法はいまだ明確に
確立されていないのが現状である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の現状
に鑑み、IFNによるより効果的なC型慢性肝炎の治療
手段を提供することを基本的課題とする。
【0014】かかる課題を解決するために、本発明者等
はIFNによるC型慢性肝炎の治療に際して、以下の点
に着目した。
【0015】先ず第一点として、IFNの抗ウイルス作
用が感染細胞表面上のレセプターを介し、特に2,5−
AS等の抗ウイルス蛋白を誘導するものである特性に着
目した。かかる場合にあっては、IFNのレセプターの
down regulationを防ぐためにも、投与
後におけるIFN濃度は速やかに低下したほうがむしろ
好ましく、そのため、IFNの本来の投与経路として
は、静脈内投与によることが好ましいといえる。
【0016】第二点として、IFNを投与した場合のC
型慢性肝炎の治療効果としては、肝機能検査値であるG
PTの正常化(トランスアミナーゼ降下作用による)の
有無が一つの指標として採用されているが、このGPT
の正常化とHCVに対するウイルス学的治癒率との間に
は明確な関連性は認められていない現状に着目した。例
えば、C型慢性肝炎に対するIFNの種類別有効性の比
較を、全国治験成績からみると、各種のIFNの投与終
了後おけるGPTの正常化率は約52〜67%と比較的
高いものではあるが、この場合におけるウイルス学的治
癒率は平均20〜40%と低いものである。
【0017】もともとC型肝炎がHCVによるウイルス
感染であることから判断すれば、IFNの抗ウイルス効
果はGPTの推移を指標とするのではなく、IFN投与
早期のHCV−RNA陰性化をもって抗ウイルス効果の
指標とすべきものといえる。
【0018】第三点として、C型慢性肝炎は肝臓におけ
る炎症ではあるが、その主たる原因はC型肝炎ウイルス
によるものである。したがって、C型肝炎それ自体は、
もともとウイルス感染症として認識すべきであり、その
ための治療は、一般の細菌感染症あるいはウイルス感染
症に対する治療と同様なものと考えるべきである。
【0019】すなわち、通常の感染症における治療の基
本は、抗生物質等の抗菌剤を投与して、感染部位組織に
薬剤を高濃度で移行させ細菌排除を行うが、C型肝炎も
感染症である以上、このような一般的感染症に対する治
療と同様に、HCV感染した標的臓器、すなわち肝臓組
織に抗ウイルス剤であるIFNを良好に移行させること
が基本的な治療方法となること。
【0020】ところで、村らにより、雄性ラットについ
てIFN−α(FPI−31)を筋肉内投与した場合
と、静脈内投与した場合の差異を比較するために、血中
および主要組織におけるIFN濃度を経時的に測定して
いる検討がなされている。その結果、肝臓組織における
IFN濃度は、静脈内投与した場合には認められるが、
筋肉内投与の場合には検出限界以下であったことが報告
されている(薬理と治療、21:185−200,19
93)。
【0021】このことは、IFNを筋肉内投与する場合
には、明らかにウイルス感染組織である肝臓へのIFN
の移行は不十分なものであり、それを補うために必然的
に高用量のIFNを投与せざるを得ず、ますます患者の
負担が増大するとともに、副作用発現も多くなる危険性
がある。
【0022】したがって、C型肝炎をウイルス感染症と
してとらえた場合には、ウイルス感染した標的臓器であ
る肝臓にIFNを良好に移行させる必要があり、そのた
めには、静脈投与可能なIFNを選択したほうが好まし
いものといえる。この場合、現在のところ静脈内投与が
可能なIFNは、IFN−βのみであるが、IFN−β
に限らず、静脈内投与が可能であればIFN−α等であ
ってもかまわないものといえる。
【0023】これらの観点に基づき、C型慢性肝炎の治
療に対する第一選択薬を考えると、IFNのなかでもI
FN−βが最も好ましいものとなる。すなわち、IFN
−βは唯一静脈内投与可能なIFNであり、加えて、I
FN−βを投与した場合における患者の負担は他のIF
Nに比較してかなり少ないものだからである。
【0024】以上より本発明者等は、C型慢性肝炎に対
しては、各種IFNのなかでもIFN−βを使用するこ
とがより効果的な治療方法になると判断した。その上
で、このIFN−βの投与にあたっては、C型肝炎が感
染症であるとの認識で、感染症に対する投与方法と同様
の工夫を加えれば、従来以上のさらに効果的な治療結果
が得られるのではないかと考えた。
【0025】これまでのIFN−βを用いたC型慢性肝
炎に対する治療では、その1日有効投与量(特に、最大
有効投与量)を1日1回投与する6週間連日静注が一般
的に行われてきており、1日複数回の分割投与という概
念は存在しなかった。しかしながら、IFN−βの静注
による肝臓組織への移行性が高いことと、血中半減期の
短いことを考え合わせると、なにも1日有効投与量を1
回で静脈内投与する必要はないといえる。特にIFN−
βの薬物動態を考慮すれば、1日有効量を1日複数回の
分割投与をすることが可能であり、むしろかかる分割投
与のほうが感染症に対する治療方法として、理にかなっ
たものではないかと判断した。
【0026】そこで、IFN−βの1日有効投与量を複
数回、例えば2〜3回に分けて、この1日複数回にわた
る分割投与行ったところ、2,5−ASである抗ウイル
ス蛋白が効率的に誘導され、それによりIFN−βの抗
ウイルス効果が持続され、比較的早期にHCV−RNA
の陰性化が確認された。ウイルス学的治癒率であるHC
V−RNAの陰性化は、従来の1日1回の投与方法から
予想し得ないほど高いものであり、本発明はかかる全く
新たな知見に基づき完成されたものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、その
第一の態様として、IFNを1日複数回、例えば1日2
ないし4回に分けて分割投与可能とし、その総投与量が
IFNの1日有効投与量となるようにしたことを特徴と
するC型慢性肝炎治療剤を提供する。
【0028】さらに本発明は、その第二の態様として、
上記する治療剤を用いたC型慢性肝炎の治療として、I
FNの1日有効投与量を1日複数回に分け分割投与する
HCV−RNAの陰性化を行うための投薬システム(投
薬ユニット)を提供する。
【0029】また本発明は、さらに別の態様として、前
記した投薬システムに基づく治療剤を用いたIFNの投
与によりHCV−RNAの効果的な陰性化法を提供す
る。
【0030】本発明が提供する、この複数回投与による
HCV−RNAの陰性化、ならびにそれに使用する治療
剤にあっては、IFN−αでもIFN−βでも可能なも
のであるが、なかでもIFN−βによるものが好まし
く、本発明は特に、IFN−βの1日有効投与量を1日
複数回に分け分割投与するHCV−RNAの陰性化を行
うための投薬システム、当該投薬システムに使用する治
療剤を提供する。
【0031】本発明が提供する、IFNの1日有効投与
量の1日複数回による治療剤、ならびに該治療剤を用い
た投与システムにおける具体的投与回数は、特に限定さ
れるものではない。当該投与システムにより目的とする
HVC−RNAの陰性化が確保される回数であればよ
く、使用するIFNの種類、対象患者の状態によって適
宜選択される。IFN−βを使用する場合には1日2〜
4回程度の分割投与が好ましく、なかでも特に1日2回
の分割投与が好ましい。
【0032】また、IFNの1日有効投与量も特に限定
はされない。通常C型慢性肝炎の治療に際して使用され
ている1日有効投与量、例えば、IFN−αであれば3
00万単位〜1000万単位、IFN−βであれば30
0万単位〜600万単位の範囲内で適宜選択することが
できる。
【0033】さらにまた、従来からのIFN投与による
C型慢性肝炎の治療には6ヶ月までの投与が認可されて
おり、この投与によっても効果が認められない場合には
投与中止等の手段が採用されている。
【0034】本発明の治療剤を用いた投与システムによ
り、比較的早期にHCV−RNAの陰性化が認められる
ものであるが、要はHVC−RNAの陰性化が得られる
期間本発明の投薬システムによる治療剤を投与すればよ
く、好ましくは1〜4週にわたり連日行うのがよい。
【0035】したがって、本発明の好ましい具体的投与
システムとしては、IFN−βの1日有効投与量(30
0万単位〜600万単位)を1日2または3回に分け分
割投与し、該1日の分割投与を1〜6週間にわたり行う
HCV−RNAの陰性化を行うための投薬システムであ
る。
【0036】本発明の上記した特異的投与システムによ
り、C型肝炎の原因ウイルスであるHCV−RNAは、
早期に陰性化される。
【0037】したがって、本発明は、さらに別の態様と
して、上記の投薬システムにより、HCV−RNAを陰
性化させ、それによりC型慢性肝炎を治療する方法をも
提供するものである。より具体的には、IFN−βの1
日有効投与量を1日複数回、好ましくは1日2または3
回に分け分割投与し、該1日複数回の分割投与を1〜6
週間にわたり行う投薬システムによりHCV−RNAの
陰性化を行いC型慢性肝炎を治療する方法を提供する。
【0038】本発明が提供する治療剤によるIFNの特
異的投薬システムは、これまで何ら検討されていなかっ
た投薬方法である。かかる1日複数回の分割投与によ
り、HCV感染細胞内において抗ウイルス蛋白である
2,5−ASが効率よく誘導されて、HCV−RNAを
早期に陰性化する。また、それに合わせて肝機能値であ
るトランスアミナーゼ値、例えばGPT値も効率よく正
常化される。したがって、本発明はまた別の観点からみ
れば、IFNの特異的投与システムによる2,5−AS
の効率的な誘導方法をも提供するものでもある。
【0039】これまでIFNの1日1回の投与によるC
型慢性肝炎の治療では、そのウイルス学的治癒率が平均
20数%前後でしかなかった点を考えると、本発明の治
療剤による投薬システムは、特に優れたものであり、C
型慢性肝炎の治療に一つの新しい指針を与える画期的な
ものであるといえる。
【0040】以上のように、本発明の治療剤を用いたI
FNの特異的投与システムにより誘導される一群の蛋白
質、例えば2,5−ASの効率的な誘導方法をも提供す
るものでもあるが、かかる2,5−ASの誘導は、本発
明が提供するIFN−βの1日複数回の分割投与システ
ムによるHCV−RNAの陰性化に有効なものであるこ
とが確認された。
【0041】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のC型慢性肝炎に
対するIFNの特異的治療剤、および当該治療剤を用い
た投薬システムの実際と、それによるHCV−RNAの
陰性化について、IFNとしてIFN−βを用いた投与
システム例を具体的に明らかにすることにより実施例に
代える。
【0042】なお、他のIFNの場合にあっても基本的
投与システムは以下に説明するIFN−βの場合と何ら
変わるものではない点に注意すべきである。
【0043】今日、世界的に認可されているIFN−β
の1日有効投与量は、300万単位〜600万単位であ
る。したがって、C型肝炎が、HCVによる感染症であ
ると考えれば、早期に感染組織におけるHCV感染を陰
性化させればよいことより、本発明の1日有効投与量と
しては、より効果的な投与量である1日最大有効投与量
の600万単位を用いるのが好ましく、かかる投与量を
1日複数回に分け分割投与するのがよい。
【0044】しかしながら、対象患者のウイルス量の測
定であるHCV−RNA半定量法による−ないし5+の
6段階評価により、1日有効投与量である300万単位
〜600万単位の範囲内で適宜投与量を選択し得ること
はいうまでもない。
【0045】一例として具体的には、IFN−βの1日
最大有効量である600万単位を2回に分け、この各3
00万単位を5%ブドウ糖液100mlに溶解し、朝夕
(例えば、9:00および19:00)の1日2回(計
600万単位/日)を、例えば20〜30分間かけて点
滴静注を行うのがよい。かかる投与を行った結果、従来
に比し投与早期にHCV−RNAが陰性化し、特に分岐
DNAプローブ法(bDNA−第一化学薬品)での値が
1.0Meq/ml以下の症例では、投与開始後1週時
でも高いHCV−RNA陰性化が得られる場合が多いこ
とが判明し、2週後には完全にHCV−RNAが陰性化
した。
【0046】この実施例においてはIFN−βの分割投
与を、朝の9:00および夕方の19:00としたが、
この間隔は、IFN−βの薬物動態を考慮して、分割投
与量と、投与回数により適宜決定されることはいうまで
もない。
【0047】なお本実施例では、HCVウイルス量の測
定には、上記のbDNAプローブ法以外に、neste
dRT−PCR法を用いたHCV−RNA半定量法(シ
オノギ)ならびにPCR法を用いたHCV−RNA定量
法(Amplicor HCVモニター法:定性、定
量:ロッシュ)等を併用して用いた。
【0048】以上のように、bDNAが1.0Meq/
ml以下の症例では、ほぼ完全にHCV−RNAの陰性
化が得られたが、高ウイルス量のいわゆる難治性の症例
(bDNAが1.0Meq/ml以上で、かつgeno
type1b型)についても、本発明が提供するIFN
−βの1日複数回の分割投与システムによるHCV−R
NAの陰性化は有効なものであることが確認された。す
なわち、1日2回の分割投与により、難治性症例に対し
ては、投与開始後2週時でのHCV−RNAの陰性化
は、治験対象とした全19症例中15症例に認められ、
その陰性化率は78.9%(15/19)と良好な抗ウ
イルス効果が認められた。その結果をまとめれば、以下
の表1のようになる。
【0049】
【表1】表1:抗ウイルス量(b DNA 1.0Meq/ml)、1b
型における本発明の投与システムによる投与開始後早期
のHCV−RNA陰性化率
【0050】本発明が提供する、上記の具体的IFN−
βの1日複数回、例えば1日2回の分割投与システムに
基づく、C型肝炎の特異的な治療効果を確認するため
に、HCV−RNAの陰性化とともに血小板数、GPT
および2’−5’−オリゴアデニレート(2,5−A
S)の経時的推移を合わせて検討した。
【0051】その結果、血小板数の推移は、投与開始後
1週時にある程度血小板数が下がった後、2週時にやや
もちこたえようとするかにみえたものの、3週時、4週
時と血小板数の下げが止まらなくなってくる傾向が観察
された。しかしながら、この状態は、本発明による1日
2回の分割投与に代え、その後は1日有効投与量の1日
1回投与を連日行うことにより血小板数の回復が得られ
ることが判明した。
【0052】また、GPTの推移は、投与開始後2週
時、3週時と上昇するものの、4週時には下降現象を示
した。この2週時ないし3週時におけるGPTの上昇傾
向は、早期にHCV−RNAが陰性化することに合わ
せ、肝組織内におけるIFN−βの抗ウイルス効果の発
現を示しているものと考えられる。
【0053】事実、2,5−ASの誘導の推移をみる
と、2,5−ASはIFN−β投与開始後から効率的に
誘導されており、その後も比較的高力価で持続している
ことが判明した。その結果をまとめれば、以下の表2の
ようになる。
【0054】
【表2】単位:pmpl/dl
【0055】本発明が提供するIFNの1日複数回の分
割投与システムとして、上記の場合にはIFN−βの投
与量を1回300万単位として1日2回(1日量として
600万単位)用いているが、この投与量の場合には投
与開始後2週間程度で有効なHCV−RNAの陰性化が
確認される。
【0056】もっとも、蛋白尿強陽性や血小板減少をき
たし、1回300万単位/1日2回の投与が継続できな
い場合には、適宜投与量を減量した分割投与、例えば、
1回200万単位として1日複数回、例えば1日2回の
分割投与を行うことが好ましい。
【0057】以上から判断すると、本発明が提供する治
療剤を用いた投与システムによるC型慢性肝炎の治療
は、血小板数減少、その他の尿蛋白の発現等を考慮する
と、HCV−RNAの陰性化を測定しつつ、平均的には
1日〜6週間、好ましくは2〜6週間にわたる投与がよ
い。なお、免疫応答の疲労からみれば、本発明の分割投
与システムに基づく治療は、4〜6週間が最適であり、
かかる本発明の分割投与システムにより、HCV−RN
Aが4+までのC型慢性肝炎は、ほぼ完全にHCV−R
NAの陰性化が得られるものである。
【0058】一方、HCV−RNAが5+の難治例(b
DNAが1.0Meq/ml以上で、かつgenoty
pe1b型)についても、上記したIFNの1日有効量
を1日複数回に分け分割投与するシステムを採用し、1
〜6週間にわたる投与を行うことにより、効果的にHC
V−RNAの陰性化が得られる。かかる投与を実施した
後、さらに抗ウイルス効果を持続する場合には、その後
IFNの1日有効投与量の1日1回投与を行い、この投
与サイクルを適宜繰り返すことにより、難治例に対して
も良好なウイルス学的治癒が得られることが判明した。
【0059】したがって、本発明はまた別の態様とし
て、上記したIFNの1日有効投与量を1日複数回に分
け分割投与する投薬システムを行い、さらに継続してI
FNの1日有効投与量の1日1回投与を行うHCV−R
NAの陰性化を行うための投薬システムを提供するもの
でもある。
【0060】この1日複数回の投薬システムに継続して
実施されるIFNの1日有効量の1日1回の投与は、1
日〜6週間、好ましくは2〜6週間程度にわたる連日投
与であり、そこで使用されるIFNとしては、IFN−
αであってもIFN−βであってもよい。
【0061】しかしながら、最初に行う1日複数回の分
割投与にIFN−βが好ましく使用される点を考える
と、これに継続して実施される1日1回の投与でもIF
N−βを使用するのが好ましいものといえる。
【0062】かかる投与システムによる難治性C型慢性
肝炎の治療の実際を、別な実施例として以下の具体的治
験例にて説明する。
【0063】C型慢性肝炎として、HCV−RNAが5
+の(bDNAが7.0Meq/mlで、かつgeno
type1b型)、CRT−PCR法が108copi
es/ml、Ampricor HCVモニター法62
0Kcopies/mlの患者(男性、52歳)に対し
て、IFN−βの1日有効量である600万単位を2回
に分け、この各300万単位を5%ブドウ糖液100m
lに溶解し、朝夕(9:00および19:00)の1日
2回(計600万単位/日)各20〜30分間かけて点
滴静注を連日にわたり、4週間継続して行った。
【0064】IFN−βの投与開始後2週時において、
HCV−RNAの陰性化が確認された。一方、GPT値
は、投与開始時(320IU/L)より下降したが、2
週時より徐々に上昇傾向を示し、血小板数の下降(投与
開始時:12.5×104/mm3;4週時:3.0×1
4/mm3)が観察された。
【0065】4週間にわたる1日2回の分割投与後に、
IFN−βの1日有効投与量である600万単位を5%
ブドウ糖液100mlに溶解し、朝(9:00)の1回
20〜30分間かけて点滴静注を連日にわたり行い、2
週間継続した。
【0066】この1日1回の投与の継続により、上昇傾
向を示したGPT値が下降し始め、合わせて血小板数の
下げが止まり、上昇傾向を示し始めた。なお、この投与
期間においても、HCV−RNAは陰性化を保ってい
た。
【0067】さらに引き続いて、上記と同様のIFN−
βの1日2回の分割投与を1週間実施し、その後1日1
回の投与を5週間実施した(IFN−βの総投与量:5
04MIU)。
【0068】その結果、IFN−βの全投与終了後にお
いて、HDV−RNAの陰性化は持続しており、GPT
値は正常値範囲(43IU/L以下)であり、血小板数
の回復(投与終了時:12.5×104 /mm3 )も認
められ、その後6か月間にわたる診断の結果、何らC型
肝炎の再発を認めず、完治を確認した。
【0069】以上の実施例の結果からみれば、より具体
的な本発明の別の態様としては、IFN−βの1日有効
投与量を1日複数回、好ましくは2回に分け分割投与
し、該1日複数回の分割投与を1日〜6週間にわたり連
日行った後、さらに継続してIFN−βの1日有効投与
量の1日1回投与を1日〜4週間にわたり連日行い、こ
の1日複数回の分割投与および1日1回の投与サイクル
を必要により適宜繰り返す投薬システムを提供するもの
である。さらに、本発明は、該投薬システムによるHC
V−RNAの陰性化方法、ならびにHCV−RNAの陰
性化を行うC型慢性肝炎の治療方法をも提供するもので
ある。
【0070】なお、この場合の1日複数回の分割投与、
および1日1回の投与の投与サイクルの繰り返しは、患
者に対する負担を考慮すれば、総投与期間として12週
間内におさめることが好ましく、したがってIFNの総
投与量も、HCV−RNAの陰性化であるウイルス学的
治癒を勘案して適宜決定するのがよい。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明はC型慢性肝炎の
IFNによる治療剤ならびに該治療剤を用いる特異的な
投与システム(投与ユニット)を提供するものである。
かかる投与システムにより感染細胞内において2,5−
AS等の抗ウイルス蛋白が効率よく誘導され、これによ
りHCV−RNAが早期に陰性化され、結果的にC型慢
性肝炎が治療される。
【0072】これまでIFNの投与によるC型慢性肝炎
の治療では、20%程度の有効率しかなく、IFN療法
における限界があった点を考慮すると、本発明の治療剤
は、特に優れたものであり、IFNによるC型慢性肝炎
の治療に一つの新しい指針を与えるものであり、医療上
の貢献度は多大なものであるといえる。
【0073】本発明が提供する、特異的治療剤、ならび
に該治療剤を用いた投与システムによるHCV−RNA
の陰性化は、必然的にC型慢性肝炎の有効な治療となる
が、驚くべきことに、この投与システムによるIFN、
特にIFN−βの投与は、肝癌あるいは肝癌に近似する
症例、さらには肝硬変に対しても有効なものであること
が判明した。
【0074】C型慢性肝炎を放置しておくと、肝硬変〜
肝癌への移行率がかなり高いが、この場合の肝硬変への
移行あるいは肝癌への移行はHCVによるものである。
その点からみれば、すでに肝硬変の状態であっても、H
CV−RNAの陰性化を図ることは有効的な治療方法で
ある。さらに、肝癌の場合には癌組織の摘出手術にが行
われているが、術後の肝癌の再発率はかなり高いもので
ある。これは、癌組織の摘出後の正常非癌組織にあって
も、癌化へ移行するHCVによる感染がすでに生じてお
り、このHCVを陰性化させなければ、結果的に癌の再
発を抑えることができないことによる。
【0075】本発明のIFNの特異的投与システムは、
早期にHCV−RNAの陰性化が図れる点を考慮すれ
ば、この肝硬変あるいは肝癌への治療、特に肝癌の手術
後におけるHCV−RNAの陰性化に特に有効なもので
ある。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターフェロン(IFN)を1日複数
    回に分けて分割投与可能とし、その総投与量がIFNの
    1日有効投与量となるようにしたことを特徴とするC型
    慢性肝炎治療剤。
  2. 【請求項2】 1日2ないし4回に分けIFNの1日有
    効投与量を分割投与する請求項1に記載の治療剤。
  3. 【請求項3】 1ないし6週間にわたり連日投与される
    請求項1または2に記載の治療剤。
  4. 【請求項4】 IFNがIFN−αまたはIFN−βで
    ある請求項1ないし3のいずれか1項に記載の治療剤。
  5. 【請求項5】 IFNの1日有効投与量を1日1回ある
    いは複数回に分割して投与するHCV−RNA陰性化を
    行うための投薬システム。
  6. 【請求項6】 1日1回あるいは複数回の分割投与を1
    日から複数日にわたり行う請求項5に記載の投薬システ
    ム。
  7. 【請求項7】 1日複数回の分割投与が、1日2または
    3回の投与である請求項5または6に記載の投薬システ
    ム。
  8. 【請求項8】 IFNの1日有効投与量を1日複数回に
    分け分割投与し、その後、さらに継続してIFNの1日
    有効投与量を1日1回投与により行うHCV−RNAの
    陰性化を行うための請求項5ないし8項のいずれか1項
    に記載の投薬システム。
  9. 【請求項9】 IFNの1日有効投与量を1日2または
    3回に分割して1日〜6週間にわたり投与を行った後、
    さらに継続してIFNの1日有効投与量の1日1回投与
    を1日〜6週間にわたり行うHCV−RNAの陰性化を
    行うための請求項5ないし8のいずれか1項に記載の投
    薬システム。
  10. 【請求項10】 IFNの1日複数回の分割投与、およ
    び1日1回の投与を適宜繰り返す請求項5ないし9のい
    ずれか1項に記載の投薬システム。
  11. 【請求項11】 IFNがIFN−αまたはIFN−β
    である請求項5ないし10のいずれか1項に記載の投薬
    システム。
  12. 【請求項12】 請求項5ないし11のいずれか1項に
    記載の投薬システムによるHCV−RNAの陰性化方
    法。
  13. 【請求項13】 請求項5ないし11に記載の投薬シス
    テムに使用する請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    の治療剤。
  14. 【請求項14】 請求項5ないし11のいずれか1項に
    記載の投薬システムによるHCV−RNAの陰性化を行
    うC型慢性肝炎の治療方法。
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