JP2000006317A - ゴム積層体及びホース - Google Patents

ゴム積層体及びホース

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JP2000006317A
JP2000006317A JP17689698A JP17689698A JP2000006317A JP 2000006317 A JP2000006317 A JP 2000006317A JP 17689698 A JP17689698 A JP 17689698A JP 17689698 A JP17689698 A JP 17689698A JP 2000006317 A JP2000006317 A JP 2000006317A
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hose
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rubber layer
acrylic rubber
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JP17689698A
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Shinobu Kanbe
忍 神戸
Tomoki Inoue
知己 井上
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フッ素ゴム層とアクリルゴム層との積層体にお
ける、オイルホース等にも有用な接着加硫処方を提供す
る。 【構成】フッ素ゴム層とアクリルゴム層とを過酸化物加
硫可能に構成すると共に、更にアクリルゴムにはエポキ
シ架橋席を備えさせ、該架橋用の加硫剤を配合すると共
に、フッ素ゴムにはシリカ系充填剤を配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴム積層体及びホー
スに関し、更に詳しくは、フッ素ゴム(以下、「FK
M」とも言う。)の配合物からなるフッ素ゴム層と、ア
クリルゴム(以下、「ACM」とも言う。)の配合物か
らなるアクリルゴム層とが加硫接着されたゴム積層体
と、これを用いてなるホースに関する。本発明は、例え
ば自動車用のオイルホースやエアホース等に特に好まし
く適用されるものである。
【0002】
【従来の技術】FKMは耐熱性,耐油性,耐劣化油性,
耐燃料油性,耐劣化燃料油性等に優れており、例えば自
動車用のオイルホース,熱風と共にオイルミストが流れ
るエアホース,燃料ホース等の素材として有効性が認め
られているが、他の汎用ゴムに比較して非常に高価であ
る。従って、FKMと他の比較的安価なゴムとの積層体
として使用することが望まれる。
【0003】特に自動車用のオイルホースやエアホース
においては、使用条件の上限温度が150°C程度にま
で上昇することがあるため、内層としてFKM、外層と
して比較的安価で耐熱性と耐油性に優れたACMを用い
た積層ホースの仕様が考えられる。この時、FKM層と
ACM層とを強固に接着させる必要があり、しかも製造
プロセス上有利な直接加硫接着を行うことが望ましい。
【0004】しかしながら、FKMには本来、他のゴム
材料と強固に加硫接着し難いと言う性質があるため、こ
の性質をクリアしてFKM層とACM層とを強固に加硫
接着させるべく、従来より種々の提案がなされている。
【0005】例えば、特公平4−28222号公報に係
る「ゴム積層体」の発明は、主として燃料ホースを考慮
したものであるが、ポリオール加硫したFKM配合物層
と、所定の加硫剤を含むACM配合物層とからなるゴム
積層体であって、良好な加硫接着性を示すものを開示し
ている。
【0006】又、特開平1−152060号公報に係る
「ゴム積層体」の発明では、FKMにシリカ系充填材及
び有機過酸化物が配合され、ACMにシリカ系充填材,
有機過酸化物を含む所定の加硫剤及びシランカップリン
グ剤が配合されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポリオール加
硫タイプのFKMは、一般にエンジンオイル等の自動車
用潤滑油に含まれているアミン系添加剤に侵されて劣化
し易いので、上記特公平4−28222号公報に係るゴ
ム積層体は自動車用のオイルホースや、熱風と共にオイ
ルミストが流れるエアホース等の用途には不向きであ
る。又、燃料ホースと異なり、これらのオイルホースや
エアホースにおいては、単一の加硫接着手段のみによる
接着では必ずしも用途に適した充分な接着強度が得られ
ないと考えられる。
【0008】一方、上記特開平1−152060号公報
に係るゴム積層体に関しては、ACMにシリカ系充填材
を配合することにより、ACMの圧縮永久歪等の物性が
悪化し易いと言う、ホース性能に直結する不具合があ
り、更にはシリカ系充填材がACMのゲル化を誘発し易
く(特に、エポキシ基を有するタイプのもの)、これに
よって粘度上昇速度が大きくなるため、貯蔵安定性に欠
ける(換言すれば、押出し加工性が悪化する)と言う不
具合もある。
【0009】そこで本発明は、上記従来技術のような不
具合のないFKM層−ACM層積層体と、これを用いた
ホースとを提供することを解決すべき課題とする。
【0010】本願発明者は、過酸化物加硫とエポキシ架
橋又はカルボキシ架橋との併用によりFKM層−ACM
層の接着強度を充分に向上できること、その際に半減期
温度の高い有機過酸化物を用いることで上記2種架橋の
併合形成に伴う架橋温度の問題を克服できること、FK
Mのモノマー組成を選択することでオイルのアミン系添
加剤によるFKMの劣化を克服できること、等に想到し
て、本願発明を完成した。
【0011】
【課題を解決するための手段】(第1発明の構成)上記
課題を解決するための本願第1発明(請求項1に記載の
発明)の構成は、少なくともフッ素ゴム層とアクリルゴ
ム層とを含んで構成されたゴム積層体であって、前記フ
ッ素ゴム層とアクリルゴム層とが、有機過酸化物による
過酸化物加硫、及び、エポキシ基又はカルボキシル基を
介したエポキシ架橋又はカルボキシ架橋によって加硫接
着されている、ゴム積層体である。
【0012】(第2発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第2発明(請求項2に記載の発明)の構成は、
少なくともフッ素ゴム層とアクリルゴム層とを含んで構
成され、かつ、この両層が下記の1)及び2)の条件を
満たしたもとで加硫接着されている、ゴム積層体であ
る。1)フッ素ゴム層のフッ素ゴムとアクリルゴム層の
アクリルゴムとが共に過酸化物加硫が可能なポリマーで
あり、かつ、フッ素ゴム層とアクリルゴム層には有機過
酸化物が配合されている。2)フッ素ゴム層にはシリカ
系充填材が配合され、アクリルゴム層にはエポキシ架橋
用又はカルボキシ架橋用の加硫剤が配合され、かつ、ア
クリルゴム層のアクリルゴムがエポキシ基又はカルボキ
シル基を備えている。
【0013】(第3発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第3発明(請求項3に記載の発明)の構成は、
前記第2発明のアクリルゴム層に配合された有機過酸化
物が、その半減期が1分となる温度が160°C以上の
ものである、ゴム積層体である。
【0014】(第4発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第4発明(請求項4に記載の発明)の構成は、
前記第2発明又は第3発明のいずれかにおいてフッ素ゴ
ム層に配合されたシリカ系充填材の配合量が、FKMに
対して10〜30PHR( Per Hundred Rubber)であ
る、ゴム積層体である。
【0015】(第5発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第5発明(請求項5に記載の発明)の構成は、
前記第2発明〜第4発明のいずれかにおいて、フッ素ゴ
ム層のフッ素ゴムが、そのモノマー組成におけるビニリ
デンフルオライド含有量が65モル%以下のものであ
る、ゴム積層体である。
【0016】(第6発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第6発明(請求項6に記載の発明)の構成は、
第1発明〜第5発明のいずれかに記載のゴム積層体を用
いてなる、ホースである。
【0017】(第7発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第7発明(請求項7に記載の発明)の構成は、
前記第6発明のホースが、自動車用のオイルホースある
いはオイルミストを含み得るエア輸送用のエアホースで
ある、ホースである。
【0018】(第8発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第8発明(請求項8に記載の発明)の構成は、
前記第6発明又は第7発明のホースが、前記フッ素ゴム
層を最内層とし、前記アクリルゴム層を中間ゴム層とし
て、この中間ゴム層と外側ゴム層との間に補強糸層を形
成したものである、ホースである。
【0019】
【発明の作用・効果】(第1発明の作用・効果)従来、
FKM層とACM層とを、有機過酸化物による過酸化物
加硫と、エポキシ基又はカルボキシル基を介したエポキ
シ架橋又はカルボキシ架橋とを併せ形成させることによ
り加硫接着させたゴム積層体は提案されていない。
【0020】このような、過酸化物加硫と、エポキシ架
橋又はカルボキシ架橋とを併用したゴム積層体において
は、前記従来技術のような不具合を伴うことなく、非常
に強固な接着加硫、例えば、JIS K 6256に準
じたT型剥離試験における両層の剥離に際してゴム破壊
を伴うような加硫接着強度を容易に実現できることを確
認している。これによって、例えば自動車用のオイルホ
ースあるいはエアホース等の用途に充分に耐えるゴム積
層体が提供される。
【0021】又、過酸化物加硫されるタイプのFKM
は、エンジンオイル等の自動車用潤滑油に含まれている
アミン系添加剤に侵され難いので、上記の用途において
ホースが劣化し難い。
【0022】(第2発明の作用・効果)第2発明のゴム
積層体においては、FKMとACMが共に有機過酸化物
による加硫が可能なタイプであるため、フッ素ゴム層と
アクリルゴム層の少なくとも一方に配合した有機過酸化
物によって、FKM層−ACM層間が過酸化物加硫によ
り接着される。
【0023】ACM層に配合したエポキシ架橋用又はカ
ルボキシ架橋用の加硫剤によって、FKM層−ACM層
間がエポキシ架橋又はカルボキシ架橋が形成される。A
CMのエポキシ基又はカルボキシル基と、FKM層のシ
リカ系充填材粒子の表面官能基との間に結合力を示す相
互作用が働き、FKM層−ACM層間の接着が強化され
る。
【0024】第1発明の場合と同様に、FKMはオイル
に含まれているアミン系添加剤に侵され難いので、積層
体を自動車用のオイルホースあるいはエアホース等の用
途に適用しても、ホースが劣化し難い。
【0025】(第3発明の作用・効果)第3発明におい
て、配合物A及び配合物Bに配合された有機過酸化物
が、半減期が1分となる温度が160°C以上のもので
あるため、ACMのエポキシ架橋又はカルボキシ架橋に
おいて通常要求される160°C前後の有効加硫温度に
おいても余り分解せず、より有効にFKM層−ACM層
間の過酸化物加硫を形成できる。
【0026】(第4発明の作用・効果)シリカ系充填材
の配合量をFKMに対して10〜30PHRとすること
により、FKM層−ACM層間の有効な加硫接着強度を
確保すると共に、FKMの加工性の低下を回避すること
ができる。
【0027】(第5発明の作用・効果)第5発明のよう
に、FKMのモノマー組成におけるビニリデンフルオラ
イド含有量を65モル%以下とすることにより、エンジ
ンオイル等のアミン系添加剤によるFKMの劣化を、よ
り有効に防止できる。
【0028】(第6発明及び第7発明の作用・効果)第
1発明〜第5発明のゴム積層体を用いて、ホース、とり
わけ自動車用のオイルホースあるいはオイルミストを含
み得るエア輸送用のエアホースを構成することにより、
優れた耐熱性と耐油性に加え、層間剥離や劣化の起こり
難いホースを提供することができる。
【0029】(第8発明の作用・効果)ACM層をFK
M層に加硫接着させると共に、これをFKM層と補強糸
層との中間ゴム層として用いることにより、上記第1発
明〜第7発明の作用・効果に加えて、補強糸層の接着性
が改良される。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、第1発明〜第6発明の実施
の形態について説明する。以下において単に「本発明」
と言う時は、第1発明〜第6発明を一括して指してい
る。
【0031】〔積層体及びホース〕本発明の積層体に
は、展開された形状のものも、管状に構成されたものも
含まれる。積層体及びホースの用途は限定されない。但
し、特に好ましい用途として、例えばオイルホースや、
オイルミストを含み得るエア輸送用のエアホース、とり
わけ、高温に晒されるホース、アミン添加剤を含むオイ
ルと接触するホース、自動車用のオイルホースやエアホ
ース等を挙げることができる。
【0032】積層体及びホースは、少なくともFKM配
合物からなるFKM層とACM配合物からなるACM層
とを含んで構成されたものであり、他のゴム層や補強層
を含んでいても良い。例えば、FKM層とACM層のみ
からなるものでも良く、これら両層に補強糸層を介し
て、あるいは介さずに、他の任意のゴム層等(例えば、
ACM層)が形成されていても構わない。
【0033】第1発明においては、FKM層とACM層
とが、有機過酸化物による過酸化物加硫と、エポキシ基
又はカルボキシル基を介したエポキシ架橋又はカルボキ
シ架橋とによって加硫接着されていれば足り、FKM層
を構成するFKM及びACM層を構成するACMの配合
内容を問わない。
【0034】第2発明においては、FKM層には、主成
分であるFKMの他、シリカ系充填材及び有機過酸化物
が配合され、ACM層には、主成分であるACMの他、
エポキシ架橋用又はカルボキシ架橋用の加硫剤及び有機
過酸化物が配合される。
【0035】〔FKM〕FKMは、有機過酸化物による
過酸化物加硫が可能なものである限りにおいて限定され
ない。
【0036】FKMを構成する含フッ素モノマーとして
は、ビニリデンフルオライド,ヘキサフルオロプロペ
ン,ペンタフルオロプロペン,トリフルオロエチレン,
トリフルオロクロロエチレン,テトラフルオロエチレ
ン,ビニルフルオライド,パーフルオロ(メチルビニル
エーテル),パーフルオロ(プロピルビニリデン)等を
用いることができ、更にこれらと共重合させるモノマー
として、アクリル酸エステル等のビニル化合物,プロピ
レン等のオレフィン化合物あるいはジエン化合物,塩
素,臭素あるいはヨウ素を含有する含ハロゲンビニル化
合物等を共重合させたゴムを挙げることができる。
【0037】具体的なFKMとしては、フッ化ビニリデ
ン−六フッ化プロピレン共重合体,フッ化ビニリデン−
六フッ化プロピレン−四フッ化エチレン三元共重合体,
四フッ化エチレン−プロピレン共重合体,四フッ化エチ
レン−フッ化ビニリデン−プロピレン三元共重合体等が
挙げられるが、特に、テトラフルオロエチレン−プロピ
レン二元共重合体,テトラフルオロエチレン−ビニリデ
ンフルオライド−プロピレン三元共重合体及びテトラフ
ルオロエチレン−ビニリデンフルオライド−ヘキサフル
オロプロピレン三元共重合体が好ましい。
【0038】これらのFKMの内、ビニリデンフルオラ
イドを含むものについては、その含有量が65モル%以
下のものが、エンジンオイル等の自動車用潤滑油に含ま
れているアミン系添加剤に侵され難いと言う理由から、
好ましい。
【0039】〔ACM〕ACMは、架橋用のエポキシ基
又はカルボキシル基を備え(即ち、エポキシ架橋席タイ
プ又カルボキシ架橋席タイプであり)、かつ有機過酸化
物による加硫が可能な構造のものである限りにおいて限
定されない。
【0040】具体的には、(メタ)アクリル酸アルキル
エステルの重合体、又は該アルキルエステルを主成分と
し、これに活性基を有する第2成分を共重合した共重合
体を例示することができる。この内、(メタ)アクリル
酸のアルキルエステルとしては、アクリル酸メチル,
(メタ)アクリル酸エチル,(メタ)アクリル酸プロピ
ル,(メタ)アクリル酸ブチル,(メタ)アクリル酸メ
トキシエチル,(メタ)アクリル酸エトキシエチルなど
の1種又は2種以上を用いることができる。
【0041】活性基を有する第2成分の内、ACMに架
橋用のエポキシ基を備えさせるためのエポキシ基含有成
分としては、アリルグリシジルエーテル,グリシジルメ
タクリレート,グリシジルアクリレートが例示される。
又、ACMに架橋用のカルボキシル基を備えさせるため
のカルボキシル基含有成分としては、アクリル酸,メタ
クリル酸,クロトン酸,2−ペンテン酸,マレイン酸,
フマル酸,イタコン酸等が例示される。
【0042】活性基を有する第2成分の内、ACMを有
機過酸化物による加硫が可能な構造とするための成分と
しては、エチレン,プロピレン等のオレフィン化合物,
アルキリデンノルボルネン,アルケニルノルボルネン,
ジシクロペンタジエン,メチルシクロペンタジエン等の
ジエン化合物を例示できる。
【0043】更にアクリルゴム中には、第3成分とし
て、アクリロニトリル、スチレン、1,3−ブタジエ
ン、イソプレン、クロロプレン、酢酸ビニル等の単量体
の1種又は2種以上を用いることもできる。
【0044】〔シリカ系充填材〕FKMに配合されるシ
リカ系充填材としては、湿式シリカ,乾式シリカ,ケイ
ソウ土,石英粉等が挙げられるが、特に湿式シリカや乾
式シリカが好ましく用いられる。FKMに対するシリカ
系充填材の配合量は、10PHR以上、特に15〜30
PHRが好ましい。シリカ系充填材の配合量が過少であ
るとその添加効果が不十分となり、過剰であるとFKM
の加工性が低下する。
【0045】〔有機過酸化物〕FKM及びACMに配合
される有機過酸化物としては、例えば、ジベンゾイルパ
ーオキサイドのようなジアシルパーオキサイド,ジ−t
−ブチルパーオキサイド,t−ブチルパーオキサイドア
セテート,t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネ
ート,t−ブチルパーオキシベンゾエートのようなパー
オキシエステル類等のパーオキシ化合物、及び2,5−
ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシ
ン−3、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパ
ーオキシ)ヘキサン、α,α’−ビス(t−ブチルパー
オキシ)−p−ジイソプロピルベンゼン、2,5−ジメ
チル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)−ヘキサン
等のジパーオキシ化合物等の1種又は2種以上を用いる
ことができる。
【0046】有機過酸化物の内、半減期が1分となる温
度が160°C以上のものが、とりわけACMに配合さ
れる有機過酸化物として好ましく、そのことによって、
エポキシ架橋又はカルボキシ架橋の形成のために要求さ
れる160°C前後の有効加硫温度においても、過剰な
熱分解を回避することができる。かかる有機過酸化物と
しては、例えば、ジクミルパーオキサイド、α,α’−
ビス(t−ブチルパーオキシ)−p−ジイソプロピルベ
ンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパ
ーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3等を好ましく用
いることができる。
【0047】FKMとACMに対する有機過酸化物の配
合量には限定がないが、FKMに対しては、好ましくは
0.1〜10PHR、特に好ましくは0.5〜5PHR
である。この配合量が0.1PHR未満であると強度低
下を招き、10PHRを超えると伸びの低下を起こす。
一方、ACMに対しては、好ましくは0.1〜5PH
R、特に好ましくは0.2〜2PHRである。この配合
量が0.1PHR未満であると接着力不足を招き、5P
HRを超えると伸びの低下を起こす。 〔エポキシ架橋用又はカルボキシ架橋用の加硫剤〕AC
Mに配合されるエポキシ架橋用又はカルボキシ架橋用の
加硫剤としては、安息香酸塩,アジピン酸塩等の有機カ
ルボン酸アンモニウム塩系加硫剤、ヘキサメチレンジア
ミンカーバメートや4,4−メチレンジアニリン等のポ
リアミン系加硫剤、これらのポリアミン系加硫剤とジ・
オルトトリル・グアニジン等のグアニジン系加硫促進剤
との併用系、2−メチルイミダゾール等のイミダゾール
系加硫剤、これらのイミダゾール系加硫剤とオクタデシ
ルトリメチル・アンモニウムブロマイド等の4級アンモ
ニウム塩又は4級ホスホニウム塩等の加硫促進剤との併
用系、等が挙げられる。
【0048】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。
【0049】(FKM及びACMの配合処方)FKM層
を構成するFKMの配合処方を、末尾の表1におけるA
〜Eのように設定し、又、ACM層を構成するACMの
配合処方を、末尾の表2における〜のように設定し
た。
【0050】表1における「アフラス150」〜「パー
ブチルP」の表記、表2における「ER8401」〜
「パーヘキサ3M」の表記はいずれも商品名又は化合物
の略称であって、それぞれ以下のものを意味する。
【0051】アフラス150:JSR製のフッ素ゴムで
あって、具体的には、テトラフルオロエチレン−プロピ
レン二元共重合体であり、ビニリデンフルオライドは含
有していない。
【0052】バイトンGF:デュポン( DuPont )製の
フッ素ゴムであって、具体的には、テトラフルオロエチ
レン−ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピ
レン三元共重合体(ビニリデンフルオライド含有量は5
3mol%)である。
【0053】バイトンGBL−900:デュポン製のフ
ッ素ゴムであって、具体的には、テトラフルオロエチレ
ン−ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレ
ン三元共重合体(ビニリデンフルオライド含有量は63
mol%)である。
【0054】ダイエルG801:ダイキン製のフッ素ゴ
ムであって、具体的には、ヘキサフルオロプロピレン−
ビニリデンフルオライド二元共重合体(ビニリデンフル
オライド含有量は80mol%)である。
【0055】サーマックスN990は Cancarb製の級カ
ーボンブラックであり、アエロジルR972は日本アエ
ロジル製のシリカであり、TAICはトリアリルイソシ
アヌレートである。
【0056】パーブチルP:日本油脂製の有機過酸化物
であり、具体的には、1,3−ビス(t−ブチルパーオ
キシイソプロピル)ベンゼンであって、その半減期が1
分となる温度が176°Cである。
【0057】パーヘキサ3M:日本油脂製の有機過酸化
物であり、具体的には、1,1−ビス(t−ブチルパー
オキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンであ
って、その半減期が1分となる温度が148°Cであ
る。
【0058】ER8401:電気化学工業製のアクリル
ゴムであり、エポキシ架橋席タイプであって、有機過酸
化物による架橋も可能である。
【0059】ベーマックG:デュポン製のアクリルゴム
であり、カルボキシ架橋席タイプであって、有機過酸化
物による架橋も可能である。
【0060】ショウブラックN330は昭和キャボット
製のHAF級カーボンブラックであり、アデカサイザー
RS−735は旭電化製の可塑剤である。
【0061】CN−25は四国化成製の加硫剤であっ
て、具体的には、2−メチルイミダゾールである。バル
ノックABは大内新興化学工業製の加硫剤であって、具
体的には、アンモニウムゼンゾエートである。スミキュ
アーMは住友化学製の加硫剤であって、具体的には、
4,4−メチレンジアニリンである。又、ノクセラーD
Tは大内新興化学工業製の加硫促進剤であって、具体的
には、ジ・オルトトリル・グアニジンである。
【0062】(積層体試料の作成と評価)表1のA〜
E、表2の〜に示す処方の配合物を混練りして、そ
れぞれ未加硫状態の2mm厚のFKMシートとACMシ
ートとを作成し、末尾の表3における「実施例−1」〜
「比較例−6」に示す組合せを以て積層した。次いでこ
れらを100°C、面圧20kgf/cm2 で5分間予
備プレス成形した後、スチーム加硫缶にて160°C/
60分のスチーム加硫を行い、更にギヤー式オーブンに
て150°C/8時間の熱風加硫を行って、実施例−1
〜実施例−6及び比較例−1〜比較例−6に係る平板状
の積層体試料を作成した。
【0063】上記各例に係る積層体試料を、それぞれ2
5mm幅に切り、JIS K 6256に準じてT型剥
離試験を行って、FKM層とACM層との接着状態を目
視観察した。観察の結果、両層の剥離面において全面が
ゴム破壊の状態にあるものと、全面が界面剥離の状態に
あるものとに分かれ、これらの中間の状態にあるものは
観察されなかった。表3において、前者を「ゴム破
壊」、後者を「界面剥離」と表記した。
【0064】又、上記各例に係る積層体試料を、更に1
50°C/240時間の条件で熱老化させることによ
り、劣化性を試験した。その評価に当たっては、熱老化
させた積層体試料を180°折り曲げ、これによって積
層体試料のFKM層及びACM層に異常がなかった場合
は「○」、この両層の接着界面に亀裂が認められた場合
は「×」とし、評価結果をそれぞれ表3に表記した。
【0065】(積層体試料の評価結果)以上の接着性及
び劣化性に関する表3の評価結果より、次の事が言え
る。まず、シリカを配合していないFKMシート「E」
を用いた積層体試料では、接着性が不十分であった。
又、有機過酸化物を配合していないACMシート「」
を用いた積層体試料、及び、半減期が1分となる温度が
160°C未満の有機過酸化物を配合しているACMシ
ート「」を用いた積層体試料においても、接着性が不
十分であった。
【0066】一方、ビニリデンフルオライド含有量は6
5mol%以上であるフッ素ゴムを使用しているFKM
シート「D」を用いた積層体試料では、接着性は良好で
あるが、FKM層の劣化性に問題があり、折り曲げによ
ってACM層との界面のFKMに亀裂が認められた。
【0067】(第1ホース試料の作成)第1ホース試料
として、図1に示すように、内層であるFKM層1と外
層であるACM層2からなる実施形態の複数のホース試
料を作成した。これらのホース試料は、末尾の表4に示
すように、FKM層及びACM層として前記積層体試料
の実施例−1〜実施例−4及び比較例1,比較例3と対
応する配合組成のものを用いている。
【0068】第1ホース試料の作成方法として、まず押
出機によって内層であるFKM層と外層であるACM層
の2層同時押出を行い(ホース内径15mm、内層肉厚
1mm、外層肉厚3mm)、この未加硫状態のホースを
鉄製のマンドレルに挿入した後、スチーム加硫缶にて1
60°C/60分のスチーム加硫を行い、次いでマンド
レルからホースを抜き取った後、ギヤー式オーブンにて
150°C/8時間の熱風加硫を行った。
【0069】(第1ホース試料の剥離試験及び評価結
)上記のように作成した各例にかかる第1ホース試料
について、まず、常態時の内層と外層の剥離強度を、J
IS K 6256に準じて測定した。その結果を末尾
の表4に示す。
【0070】又、オイル封入老化後の接着性評価とし
て、長さ300mmの上記各例に係る第1ホース試料に
市販のエンジンオイルを封入し、両端を密栓して防爆式
ギヤーオーブン中にて150°C/240時間の老化を
させた後、オイルを抜き取って、同上の剥離強度を測定
した。その結果を表4に示す。
【0071】表4に示す結果より明らかなように、積層
体試料における前記剥離試験の結果と同様の結果が得ら
れた。
【0072】(第2ホース試料の作成)第2ホース試料
として、図2に示すように、内層であるFKM層3、中
間層であるACM層4、補強糸層5及び外層であるAC
M層6からなる実施形態の複数のホース試料を作成した
(末尾の表5に示す「実施例−7」〜「実施例−12」
及び「比較例−7」〜「比較例−12」に係る第2ホー
ス試料。但し、比較例−9〜比較例−12は中間層であ
るACM層4を有しない。)。
【0073】これらのホース試料における内層のFK
M、中間層及び外層のACMの配合組成を前記表1,表
2の配合処方に従って表5に表記し、又、補強糸層を構
成する補強糸の種類も表5に表記した。
【0074】第2ホース試料の作成方法として、まず押
出機によって内層であるFKM層と中間層であるACM
層の2層同時押出を行い(比較例−9〜比較例−12は
FKM層のみの押出)、押出した2層又は単層チューブ
に所定の補強糸を編組し、更にその外周に外層であるA
CM層を押出した。ホース内径は7.5mm、ホース外
径は15mm、内層であるFKM層の肉厚は0.5m
m、中間層であるACM層の肉厚は1.5mmである。
【0075】こうして形成した未加硫状態のホースを鉄
製のマンドレルに挿入した後、スチーム加硫缶にて16
0°C/60分のスチーム加硫を行い、次いでマンドレ
ルからホースを抜き取った後、ギヤー式オーブンにて1
50°C/8時間の熱風加硫を行った。
【0076】(第2ホース試料の剥離試験及び評価結
)上記のように作成した各例にかかる第2ホース試料
について、まず、常態時の内層と中間層の剥離強度、及
び常態時の中間層と補強糸層(比較例−9〜比較例−1
2においては内層と補強糸層)の剥離強度を、JIS
K 6256に準じて測定した。その結果を表5に示
す。
【0077】又、オイル封入老化後の接着性評価とし
て、長さ300mmの上記各例に係る第2ホース試料に
市販のエンジンオイルを封入し、両端を密栓して防爆式
ギヤーオーブン中にて150°C/240時間の老化を
させた後、オイルを抜き取って、同上の剥離強度を測定
した。その結果を表5に示す。
【0078】表5に示す結果より明らかなように、内層
と中間層の接着性については、積層体試料における前記
剥離試験の結果と同様の結果が得られた。中間層と補強
糸層(又は内層と補強糸層)の接着性については、中間
層であるACM層を有しない比較例−9〜比較例−12
が接着力が低かった。この比較例−9〜比較例−12の
ようなホースにおいては、振動や脈動等が作用した場
合、内層と補強糸層が接着していないと補強糸層の磨耗
が起こり、ホースの耐圧性低下等の不具合を生ずること
が考えられる。
【0079】
【表1】
【0080】
【表2】
【0081】
【表3】
【0082】
【表4】
【0083】
【表5】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1ホース試料の構成を示す図である。
【図2】第2ホース試料の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 FKM層 2 ACM層 3 FKM層 4 ACM層 5 補強糸層 6 ACM層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H111 AA02 BA13 BA34 CB03 CB05 CC02 DA09 DA11 DB08 DB11 EA14 4F100 AA20B AA20H AH02H AK17A AK17J AK19A AK27B AK27J AK28A AK28B AK28J AK80 AL01A AL01B AL06B AL09 AN02A AN02B BA02 BA14 BA25 CA03B CA30A CA30B DA11 EJ05 EJ06 GB32 JA20A JA20B JB07 JJ03 YY00A YY00B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともフッ素ゴム層とアクリルゴム
    層とを含んで構成されたゴム積層体であって、 前記フッ素ゴム層とアクリルゴム層とが、有機過酸化物
    による過酸化物加硫、及び、エポキシ基又はカルボキシ
    ル基を介したエポキシ架橋又はカルボキシ架橋によって
    加硫接着されていることを特徴とするゴム積層体。
  2. 【請求項2】 少なくともフッ素ゴム層とアクリルゴム
    層とを含んで構成され、かつこの両層が下記の1)及び
    2)の条件を満たしたもとで加硫接着されていることを
    特徴とするゴム積層体。 1)フッ素ゴム層のフッ素ゴムとアクリルゴム層のアク
    リルゴムとが共に過酸化物加硫が可能なポリマーであ
    り、かつ、フッ素ゴム層とアクリルゴム層には有機過酸
    化物が配合されている。 2)フッ素ゴム層にはシリカ系充填材が配合され、アク
    リルゴム層にはエポキシ架橋用又はカルボキシ架橋用の
    加硫剤が配合され、かつ、アクリルゴム層のアクリルゴ
    ムが架橋用のエポキシ基又はカルボキシル基を備えてい
    る。
  3. 【請求項3】 前記アクリルゴム層に配合された有機過
    酸化物が、その半減期が1分となる温度が160°C以
    上のものであることを特徴とする請求項2に記載のゴム
    積層体。
  4. 【請求項4】 前記フッ素ゴム層に配合されたシリカ系
    充填材の配合量が、FKMに対して10〜30PHRで
    あることを特徴とする請求項2又は請求項3のいずれか
    に記載のゴム積層体。
  5. 【請求項5】 前記フッ素ゴム層のフッ素ゴムが、その
    モノマー組成におけるビニリデンフルオライド含有量が
    65モル%以下のものであることを特徴とする請求項2
    〜請求項4のいずれかに記載のゴム積層体。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
    ゴム積層体を用いてなることを特徴とするホース。
  7. 【請求項7】 前記ホースが、自動車用のオイルホース
    あるいはオイルミストを含み得るエア輸送用のエアホー
    スであることを特徴とする請求項6に記載のホース。
  8. 【請求項8】 前記ホースが、前記フッ素ゴム層を最内
    層とし、前記アクリルゴム層を中間ゴム層として、この
    中間ゴム層と外側ゴム層との間に補強糸層を形成したも
    のであることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載
    のホース。
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