JP2000004472A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP2000004472A
JP2000004472A JP10168339A JP16833998A JP2000004472A JP 2000004472 A JP2000004472 A JP 2000004472A JP 10168339 A JP10168339 A JP 10168339A JP 16833998 A JP16833998 A JP 16833998A JP 2000004472 A JP2000004472 A JP 2000004472A
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JP10168339A
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English (en)
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Koji Suda
耕司 須田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定通信速度の子機の使用が他の通信速度の
子機によって妨げられないようにした通信装置を提供す
ること。 【解決手段】 データ端末101が接続された64Kb
psデータ通信可能なPHS子機102、32Kbps
音声信号専用のPHS子機103、104は、基地局1
05を介してPBX106により、ISDN回線や専用
回線に回線交換される。記憶装置110には、64Kb
psデータ通信を優先接続するための情報及び現在の空
きチャネル情報が接続されており、制御部109は、各
PHS子機からの通信速度情報及び記憶装置110の記
憶データに基づいて、PHS子機102を優先的に接続
処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声信号、データ
信号等の情報信号を送受信する通信装置に関する。
【0003】
【0004】
【従来の技術】従来から、PHS(Personal Handy pho
ne System)をはじめとして、音声信号やデータ信号等
の情報信号を送受信するために種々の通信装置が利用さ
れ又、通信速度の高速化や情報信号の多様化等の要請に
応えるべく種々の改良が行われている。例えば、PHS
の分野においては、64Kbpsのデータ信号を送受信
可能にすると共にISDN(Integrated Services Digi
tal Network)との親和性を高めたシステム(特開平7
−202834号公報参照)や、電話交換機内にADP
CM(Adaptive Differential Pulse Code Modulatio
n)−PCMデータ変換回路を設けることによって基地
局と通信できるPHS子機の数を増加できるようにした
電話交換機(特開平8−168088号公報参照)等が
提案されている。
【0005】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、自動構内交換
機(PBX)におけるPHS通信方式においては、基地
局に32Kbpsの帯域の通信チャネルが3チャネル
と、それら通信チャネルを使う子機の制御を行う制御チ
ャネルが1チャネル設けられていて、32Kbpsの音
声通信又は32Kbpsのデータ通信を行う場合、基地
局当たりのPHS子機は最大3台まで同時に通信するこ
とができるように構成されている。従って、発着信時に
基地局に通信チャネルの空きが1チャネルあれば、通信
する相手の空き状態やデータ通信への対応能力等によっ
て通信の成立は決定され、その成立する割合は、基本的
には基地局の数に依存している。
【0007】
【0008】ところで、PHS通信の標準(RCR S
TD−28 3版)として新たに規定されたサービスで
ある64Kbpsデータ通信の場合、一つの基地局内
で、上記32Kbpsの帯域の通信チャネルを同時に2
チャネル使用し通信を実現するため、発着信時に基地局
の通信チャネルの空きが2チャネル必要となる。また、
PBXを経由してPHS子機間で通信する場合は、互い
の基地局に空きチャネルが同時に2チャネルずつ必要に
なる。従って、32kbps帯域を使用する音声通信や
32Kbpsデータ通信によって基地局の通信チャネル
が2チャネル以上占有されると、64Kbpsデータ通
信は不可能となり、基地局を単純に増やしても、2つの
基地局の空きチャネルを跨っては使用できないため、6
4Kbpsデータ通信が成立する割合は必ずしも向上し
ない。
【0009】
【0010】一方、PHS子機及び基地局は、各々がP
HS通信の標準(RCR STD−28)のどのバージ
ョンに対応しているのかを示す情報を内蔵し、各々対応
できるバージョン情報を送受信している。これにより、
バージョンの一致を確認して、一致しない場合は、通信
チャネルの空き状態とは無関係に発着信処理を行わない
ように定義されている。しかしながら一般には、サービ
ス性を考慮して、新バージョン標準対応の基地局は、旧
バージョン標準対応のPHS子機でも通信できるように
構成されている。従って、64Kbpsデータ通信を行
うために新バージョン標準対応の基地局を設置しても、
旧バージョン標準対応のPHS子機、即ち32Kbps
の帯域の通信サービスまでしか出来ないPHS子機によ
って基地局の全ての通信チャネルが使われてしまい、6
4Kbpsデータ通信を行うことが困難になるという問
題があった。
【0011】
【0012】この問題は、旧バージョン標準対応のPH
S子機を受け付けないように、基地局を設定することに
よって容易に解消することは可能である。しかしなが
ら、この場合、全ての通信チャネルが旧バージョン標準
対応のPHS子機を受け付けない状態となるため、64
Kbpsデータ通信で基地局の2チャネルが使用されて
いる場合でも、残りの1チャネルの通信チャネルを旧バ
ージョン標準対応のPHS子機は使えないという問題が
逆に発生する。
【0013】
【0014】また、逆に、64Kbpsデータ通信を優
先するのではなく32Kbpsの音声信号やデータ信号
を優先的に送受信するような利用形態が望まれる場合に
は、64Kbpsデータ通信が行われると通信チャネル
が2チャンネル占有されてしまうため、32Kbps帯
域で通信するPHS子機が1台しか使用できなくなると
いう問題があった。
【0015】さらに、PHS以外の通信装置において
も、同様の通信を行う通信装置においては前述した問題
があった。
【0016】
【0017】本発明は、所定通信速度の子機の使用が他
の通信速度の子機によって妨げられないようにした通信
装置を提供することを課題としている。
【0018】また、本発明は、所定通信速度の子機によ
る通信が行われていている場合であっても、他の通信速
度の子機も使用できるようにした通信装置を提供するこ
とを課題としている。
【0019】
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の通信装置は、複
数の子機を複数の通信チャネルを介して回線交換する通
信装置において、前記各子機の通信速度を判別し、所定
通信速度の前記子機を特定の一部の前記通信チャネルに
優先的に接続処理する制御手段を備えて成ることを特徴
としている。制御手段は、各子機の通信速度を判別し、
所定通信速度の前記子機を複数の通信チャネル中の特定
の一部の通信チャネルに優先的に接続処理する。
【0021】前記制御手段は、前記各子機の通信速度を
判別する判別手段と、前記判別手段の判別結果に応じ
て、所定通信速度の子機を優先的に接続処理する優先接
続手段とにより構成することができる。
【0022】
【0023】また、前記制御手段は、前記複数の通信チ
ャネルに対応して、優先的に接続処理する通信速度を示
す優先制御情報及び空きチャネル情報を記憶する記憶手
段を備え、前記優先接続手段は、前記判別手段による判
別結果、前記優先制御情報及び空きチャネル情報に基づ
いて、所定通信速度の前記子機を優先的に接続処理する
ように構成することができる。
【0024】さらに、前記記憶手段が記憶する空きチャ
ネル情報は、前記制御手段による呼制御処理の中で更新
されるようにしてもよい。
【0025】尚、前記優先制御情報として、最も高速な
データ通信が指定することができる。
【0026】
【0027】また、本発明の通信装置は、情報信号及び
通信速度情報信号を無線送信する複数の子機と、前記情
報信号及び通信速度情報信号をエアインタフェースを介
して受信し出力する基地局と、前記基地局に接続され、
前記各子機を複数の通信チャネルを介して回線交換する
PBXとを備え、前記PBXは、前記複数の通信チャネ
ルに対応して、優先的に接続処理する通信速度を示す優
先制御情報及び空きチャネル情報を記憶する記憶手段
と、前記通信速度情報信号、優先制御情報及び空きチャ
ネル情報に基づいて所定通信速度の前記子機を特定の一
部の前記通信チャネルに優先的に接続処理すると共に、
前記記憶手段の空きチャネル情報を随時更新する制御部
とを備えて成ることを特徴としている。
【0028】基地局は、エアインタフェースを介して複
数の子機から情報信号及び通信速度情報信号を受信す
る。制御部は、基地局からの前記通信速度情報信号、記
憶手段に記憶した優先制御情報及び空きチャネル情報に
基づいて、所定通信速度の前記子機を特定通信チャネル
に優先的に接続処理すると共に、呼処理制御の中等で随
時前記記憶手段の空きチャネル情報を更新する。
【0029】
【0030】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
通信装置の全体ブロック図で、携帯型通信装置であるP
HSの例を示している。図1において、パーソナルコン
ピュータ等によって構成され64Kbpsデータ通信可
能なデータ端末101は、アダプタ(図示せず)を介し
て64Kbpsデータ通信可能な新バージョン標準(R
CRSTD−28 3版)対応のPHS子機102に接
続されている。PHS子機103、104は音声通信専
用で、PHS子機103は新バージョン標準対応、PH
S子機104は旧バージョン標準対応のものである。P
HS子機102〜104は、各々、新旧バージョン標準
対応のPHS基地局105との間で、音声信号やデータ
信号等の通信チャネル上の情報信号と呼制御情報信号と
を、エアインタフェースを介して送受信する。基地局1
05はPBX106に接続され、回線インタフェース1
11を介してISDN(Integrated Service Digital N
etwork)回線に接続されると共に、専用線インタフェー
ス112を介して他のPBX等に接続されている。
【0031】
【0032】PHS子機102〜104からの、あるい
はPHS子機102〜104への呼制御情報信号は、P
BX106内に設けられた基地局インタフェース107
を経由して制御部109との間で送受信される。制御部
109は、後述するように、各PHS子機102〜10
4が送受信する信号の通信速度を判別する判別手段と、
前記判別手段の判別結果に応じて所定通信速度のPHS
子機102〜104を特定の一部の通信チャネルに優先
的に接続処理する優先接続手段とを備えており、呼制御
情報信号により呼の処理を行い、スイッチ手段としての
時分割スイッチ(TSW)108を制御して通信チャネ
ル上の情報信号を回線交換接続する処理を行う。
【0033】
【0034】また、制御部109には記憶手段としての
記憶装置110が接続されている。記憶装置110に
は、後述するように、基地局105に対応する通信チャ
ネルの空き状態を示す空きチャネル情報及び該通信チャ
ネルに対する64Kbpsデータ通信の優先制御情報が
記憶されていて、これら記憶された内容と発生した呼設
定の情報から、制御部109は発生した呼の処理を行
う。前記空きチャネル情報は、制御部109による呼処
理制御の中で随時更新される。尚、前記優先制御情報は
予め保守装置等によって設定記憶されている。
【0035】
【0036】制御部109は、前記記憶された各情報と
発生した呼設定の伝達能力情報要素のうちの情報転送速
度情報から、通信速度情報の規制の有無と通信チャネル
の空き状態を判別し、呼を接続するか、規制して接続を
行わないかを決定し、決定した処理を行う。尚、制御部
109及び記憶装置110は制御手段を構成している。
【0037】基地局インタフェース107はPHS通信
の標準に規定された新バージョン及び旧バージョン標準
仕様に準拠するもので、基地局105とのインターフェ
ースであるSインタフェース、32KbpsADPCM
音声信号と64KbpsPCM信号間相互の変換を行う
変換回路、情報信号と制御信号を分離する分離回路等を
備え、基地局105と時分割スイッチ108との間で情
報信号を送受信させると共に、通信速度情報等を含む呼
制御情報信号等を制御部109との間で送受信する。
【0038】
【0039】図2はPHS通信の呼制御情報信号の情報
要素である伝達能力情報要素のコード内容を示したフレ
ーム構成図であり又、図3は図2に示したフレーム構成
図の中の情報転送速度(オクテット4のビット5〜ビッ
ト1)の通信速度とコード値の対応を示した説明図であ
り、いずれもPHS通信の標準(RCR STD−28
3版)に規定されたものである。
【0040】
【0041】図4〜図6は、記憶装置110における記
憶内容を示す図で、基地局105に対応した各通信チャ
ネルの優先制御情報及び各通信チャネルの空き状態に関
する記憶内容を示している。尚、図4〜図6に示した基
地局105対応の通信チャネルは、無線上の通信チャネ
ルではなく、PBX106側のPCMハイウェイ上の通
信チャネルに相当するものである。即ち、PHS通信で
は基本的には無線上の通信チャネルは3つありそのうち
何処の通信チャネルを使うかは「空いている通信チャネ
ル」を使うと言う方式となっており、一方、無線上の通
信チャネルとPBXのPCMハイウェイ上の通信チャネ
ルとの対応は必ずしも固定的な一対一の関係でないた
め、無線上の通信チャネルに対して規制情報を持つこと
は出来ない。
【0042】
【0043】無線上の通信チャネルとPBX106側の
PCMハイウェイ上の通信チャネルが一対一に固定され
ていないのは、通信に使用している無線上の通信チャネ
ルが基地局105へ制御情報信号を上手く伝達出来なく
なったとき(無線環境の悪化等により)に、PBX10
6側のPCMハイウェイ上の通信チャネルはそのままに
して無線上の通信チャネルを空いた別の通信チャネルに
切り替える制御(チャネル切り替え)があるためであ
る。
【0044】また、図7は、基地局105の制御エリア
内にあるPHS子機102〜104からの発信処理制御
に関する制御部109の制御動作を示すフローチャート
である。
【0045】
【0046】以下、図1〜図7を用いて、本実施の形態
の動作を詳細に説明する。
【0047】基地局105は、PHS102〜104か
らの、あるいはPHS102〜104への呼制御情報信
号と通信チャネル上の情報信号を基地局インタフェース
107との間で送受信する。基地局インタフェース10
7ではPHS102〜104からの、あるいはPHS1
02〜104への呼制御情報信号と通信チャネル上の情
報信号を分けて、前者の呼制御情報信号は制御部109
との間で、後者の通信チャネル上の情報信号は制御部1
09により交換制御が行われる時分割スイッチ108と
の間でPCMハイウエイを介して送受信される。
【0048】
【0049】一方、制御部109は基地局インタフェー
ス107からの呼制御情報信号、あるいは、回線インタ
フェース111、専用線インタフェース112を介し
て、ISDN網や専用線網から受信する発信先からの呼
制御情報信号により呼の処理を行い、時分割スイッチ1
08を制御して通信チャネル上の情報信号を回線交換す
る処理を行う。
【0050】
【0051】図1において、64Kbpsデータ通信可
能な新バージョン標準対応PHS102、音声専用の新
バージョン標準対応PHS103及び音声専用の旧バー
ジョン標準対応PHS104は、新旧バージョン標準対
応の基地局105の制御可能なエリア内にあるものとす
る。
【0052】
【0053】先ず、PHS子機102が発信または着信
により通信状態となっており、その後PHS子機103
またはPHS子機104から発信した場合について説明
する。尚、PHS子機103、104への着信時も主要
な優先制御動作は同様なため、その説明は省略する。
【0054】
【0055】この状態では、図4に示すように、64K
bps優先に設定された通信チャネル1、通信チャネル
2は使用中で、通信チャネル3のみが空き状態となって
いる。この状態で、PHS子機103から音声通信の発
信を行うと、PHS子機103から基地局105、基地
局インタフェース107を経由して呼設定メッセージが
送出され、その中には図2に示す伝達能力情報要素が含
まれ、更にその中の情報転送速度情報として図3に示す
32Kbpsのコード値「01100」が設定されてい
る。
【0056】
【0057】制御部109は図7に示すように、PHS
子機103から呼設定メッセージを受信し(ステップ7
01)、前記呼設定メッセージ中の情報転送速度情報が
規制された通信速度のものか否かを判別する(ステップ
702)。32Kbps音声信号は規制されていないた
め、空き状態にある基地局105に対応した通信チャネ
ルの有無を検索する(ステップ703)。
【0058】
【0059】次に、図4に示すように、通信チャネル3
は32Kbps音声通信が可能なチャネルであり且つ空
きチャネルであるため、制御部109は空きチャネル
「有り」と判別して(ステップ704)、記憶装置11
0の基地局105に対応した通信チャネル3を「使用
中」と書き換えて(ステップ706)、基地局105に
対して無線上の通信チャネルと該通信チャネル3を繋ぐ
指示制御を行い(ステップ707)、PHS子機103
からの呼設定メッセージの中の呼接続情報から所望の相
手先への発信処理を行って接続処理を行う(ステップ7
08)。
【0060】ステップ702〜ステップ704は判別手
段を構成し、ステップ706〜708は優先接続手段を
構成している。
【0061】
【0062】尚、32Kbps音声信号が規制されてい
る場合には、ステップ702からステップ705へ移行
して通信規制処理が行われ、発信処理は行われない。
【0063】次に、前述したようにPHS子機103が
発信した時と同じ状態、即ち図4に示す状態で、PHS
子機104が音声通信の発信を行なった場合には、本実
施の形態では基地局105は新旧バージョン標準に対応
する条件にて構成されているため、PHS子機103の
場合と同様の処理が行われる。
【0064】
【0065】仮に、基地局105が旧バージョンに対応
していない場合は、PHS子機104は旧バージョン標
準対応のPHS子機であるため、基地局105はバージ
ョン不一致のPHS子機として一切の処理を受付けな
い。
【0066】尚、基地局105を新バージョン標準対応
とするか、旧バージョン標準対応とするかの詳細な制御
は、標準(RCR STD−28)に則って制御を行え
ばよい。
【0067】
【0068】次に、図5に示すように、各PHS子機1
02〜104のいずれもが通信していない状態で、先
ず、音声通信専用のPHS子機103、PHS子機10
4が先に発信を行い、その後、64Kbpsデータ通信
対応PHS子機102が発信した場合について図7を用
いて説明する。尚、この場合も着信時の主要な優先制御
動作は同様なため説明は省略する。
【0069】PHS子機104から音声通信の発信が行
われたとすると、PHS104から基地局105、基地
局インタフェース107を経由して呼設定メッセージが
送出され、その中には図2に示す伝達能力情報要素が含
まれ、更にその中の情報転送速度情報として図3に示す
32Kbpsのコード値「01100」が設定されてい
る。
【0070】
【0071】制御部109は、図7に示すフローに従
い、PHS子機104から呼設定メッセージを受信し
(ステップ701)、前記呼設定メッセージ中の情報転
送速度データが規制された通信速度か否かを判別する
(ステップ702)。32Kbps音声信号は規制され
ていないため、32Kbps音声通信が可能な通信チャ
ネル(64Kbps優先の設定がされていないチャネ
ル)で且つ空き状態にある基地局105に対応した通信
チャネルを検索する(ステップ703)。
【0072】ここで、図5に示す記憶装置110の記憶
内容から、通信チャネル3が32Kbps音声通信可能
な空きチャネルであるため、制御部109は空きチャネ
ル「有り」と判別して(ステップ704)、記憶装置1
09の基地局105に対応した通信チャネル3を「使用
中」と書き換えて(ステップ706)、基地局105に
対して無線上の通信チャネルと該通信チャネル3を繋ぐ
指示制御を行い(ステップ707)、PHS子機104
からの呼設定メッセージの中の呼接続情報から所望の相
手先への発信処理を行う(ステップ708)。
【0073】
【0074】この状態で、PHS子機103が発信した
とすると、バージョンは一致しているので、PHS子機
103から基地局105、基地局インタフェース107
を経由して呼設定メッセージが送出され、その中には図
2に示す伝達能力情報要素が含まれ、更にその中の情報
転送速度情報として図3に示す32Kbpsのコード値
「01100」が設定されている。
【0075】制御部112は、図7に示すフローに従
い、呼設定メッセージを受信し(ステップ701)、前
記呼設定メッセージ中の情報転送速度データが規制され
た速度か否かを判別する(ステップ702)。32Kb
ps音声信号は規制されていないため、32Kbps音
声通信可能で空き状態にある基地局105に対応した通
信チャネルを検索する(ステップ703)。
【0076】
【0077】ここで、記憶装置110の記憶内容は、P
HS子機104の通信によって、図6のように基地局1
05の通信チャネル3が使用中となっているため、制御
部109は空きチャネル「無し」と判別し(ステップ7
04)、PHS子機103への通信の規制処理を行う
(ステップ705)。尚、このとき、時分割スイッチ1
08、基地局インタフェース107、基地局105を介
して、PHS子機103へビジー信号を送信するように
しても良い。
【0078】更に続けてPHS子機102が64Kbp
sデータ通信の発信を行うと、PHS子機103、PH
S子機104の音声通信と異なり、呼設定メッセージの
中の情報転送速度情報として、図3に示す64Kbps
のコード値「10000」が設定されている。
【0079】
【0080】制御部109は、図7に示すフローに従
い、PHS子機102から呼設定メッセージを受信し
(ステップ701)、前記呼設定メッセージ中の情報転
送速度データが規制された通信速度か否かを判別する
(ステップ702)。64Kbpsデータは規制されて
いないため、記憶装置110から64Kbpsデータ通
信優先で、かつ空き状態である基地局105対応の通信
チャネルを検索する(ステップ703)。
【0081】ここで、図6に示す記憶装置110の記憶
内容から、通信チャネル1及び通信チャネル2の2つの
通信チャネルが該当通信チャネルとなり、制御部109
は空きチャネル「有り」と判別して(ステップ70
4)、記憶装置110の基地局105に対応した通信チ
ャネル1及び通信チャネル2を「使用中」と書き換えて
(ステップ706)、基地局105に対して無線上の通
信チャネルと該通信チャネル1及び通信チャネル2を繋
ぐ指示制御を行い(ステップ707)、PHS子機10
2からの呼設定メッセージの中の呼接続情報から所望の
相手先への発信処理を行う(ステップ708)。
【0082】
【0083】ここで、上記64Kbpsデータ通信の場
合、前述したように通信チャネルを2チャネル使うた
め、記憶装置110の設定は基地局105当たり2チャ
ネル同時に64Kbpsデータ通信優先の設定を行い、
又、制御部109は64Kbpsデータ通信の該当通信
チャネル検索処理、及び接続処理を上記の如く2つの通
信チャネルに対して行う。
【0084】
【0085】以上のように、64Kbpsデータ通信対
応基地局の保有する3つの通信チャネルのうち2チャネ
ルに対して64Kbpsデータ通信を優先する設定をP
BXにて行うことができるようにして、当該基地局の残
りの1つの通信チャネルは、その設定をしないことで、
現状存在するあらゆるバージョンのPHS子機が32K
bpsの帯域の通信ならば可能となるようにしている。
したがって、PBXにおいて、64Kbpsデータ通信
機能を優先的に使用する目的でPHS通信装置を導入し
た場合、または基地局を追加した場合、音声通信機能し
かないPHS子機によって基地局を占有されることを防
ぎ、また、64Kbpsデータ通信用に特化して追加し
た基地局でも、当該基地局において、最低1つの音声信
号や32Kbpsデータ通信を行うことができる。
【0086】
【0087】以上述べたように本実施の形態において
は、音声信号やデータ信号等の情報信号及び通信速度信
号を無線送信する複数のPHS子機102〜104と、
前記情報信号及び通信速度情報信号をエアインタフェー
スを介して受信し出力する基地局105と、基地局10
5に接続され、各子機102〜104を複数の通信チャ
ネル1〜通信チャネル3を介して回線交換するPBX1
06とを備え、PBX106は、複数の通信チャネル1
〜通信チャネル3に対応して、優先的に接続処理する通
信速度を示す優先制御情報及び空きチャネル情報を記憶
する記憶装置110と、前記通信速度情報信号、優先制
御情報及び空きチャネル情報に基づいて最も高速の通信
である64Kbpsデータ通信のPHS子機102を複
数の通信チャネル1〜通信チャネル3中の特定の一部の
通信チャネル1、通信チャネル2に優先的に接続処理す
ると共に、記憶装置110の空きチャネル情報を呼処理
制御(ステップ706、707)の中で随時更新する制
御部109とを備えて成ることを特徴としているので、
PHS子機102の使用が他のPHS子機103、10
4によって妨げられることを防止することが可能にな
る。逆に、PHS子機102が使用中であっても、PH
S子機103又はPHS子機104を使用することが可
能になる。
【0088】
【0089】また、制御部109は、各PHS子機10
2〜104が送受信する信号の通信速度を判別する判別
手段と、前記判別手段の判別結果に応じて64Kbps
データ通信のPHS子機102を優先的に接続処理する
優先接続手段とにより構成されているので、簡単な構成
によって実現することが可能になる。
【0090】さらに、優先制御情報及び空きチャネル情
報を記憶する記憶装置110を備え、前記優先接続手段
によって、前記判別手段による判別結果、前記優先制御
情報及び空きチャネル情報に基づいて、64Kbpsデ
ータ通信のPHS子機102を優先的に接続処理すると
共に、前記空きチャネル情報を呼処理制御(ステップ7
06、707)の中で随時更新するようにしているの
で、その時点での空きチャネルを確実に検索でき、PH
S子機102〜104の接続処理を確実に行うことが可
能になる。
【0091】
【0092】尚、本実施の形態では、通信速度のうち最
も高速な通信速度である64Kbpsデータ通信を優先
させたが、時間帯等によって同時に多くのPHS子機を
通信可能にするような利用態様等が望まれる場合には、
低速の通信速度である32Kbps帯域の通信を優先さ
せるようにすることも可能である。
【0093】また、本実施の形態はPHS通信装置の例
で説明したが、複数の異なる通信速度で通信する通信装
置においても適用することが可能である。
【0094】
【0095】
【発明の効果】本発明によれば、所定通信速度の子機の
使用が他の通信速度の子機によって妨げられることを防
止することが可能になる。
【0096】また、所定通信速度の子機による通信が行
われていている場合であっても、他の通信速度の子機も
使用できるようという効果を奏する。
【0097】とくに、低速通信の子機の使用により高速
通信可能な子機の使用が妨げられることを防止すると共
に、低速通信の子機も使用できるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態であるPHS通信装置の
全体ブロック図である。
【図2】 一般的なPHSの伝達能力情報要素を示す図
である。
【図3】 一般的なPHSの情報転送速度のコードを示
す図である。
【図4】 本発明の実施の形態を説明するための図であ
る。
【図5】 本発明の実施の形態を説明するための図であ
る。
【図6】 本発明の実施の形態を説明するための図であ
る。
【図7】 本発明の実施の形態の動作を説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】
102〜104・・・子機としてのPHS子機 105・・・基地局 109・・・制御手段、判別手段、優先接続手段として
の制御部 110・・・記憶手段としての記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/26 7/30 11/04 301

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の子機を複数の通信チャネルを介して
    回線交換する通信装置において、 前記各子機の通信速度を判別し、所定通信速度の前記子
    機を特定の一部の前記通信チャネルに優先的に接続処理
    する制御手段を備えて成ることを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記各子機の通信速度を
    判別する判別手段と、前記判別手段の判別結果に応じ
    て、所定通信速度の子機を優先的に接続処理する優先接
    続手段とにより構成されたことを特徴とする請求項1記
    載の通信装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、前記複数の通信チャネル
    に対応して、優先的に接続処理する通信速度を示す優先
    制御情報及び空きチャネル情報を記憶する記憶手段を備
    え、前記優先接続手段は、前記判別手段による判別結
    果、前記優先制御情報及び空きチャネル情報に基づい
    て、所定通信速度の前記子機を優先的に接続処理するこ
    とを特徴とする請求項2記載の通信装置。
  4. 【請求項4】前記記憶手段が記憶する空きチャネル情報
    は、前記制御手段による呼制御処理の中で更新されるこ
    とを特徴とする請求項3記載の通信装置。
  5. 【請求項5】前記優先制御情報として、最も高速なデー
    タ通信が指定されていることを特徴とする請求項4記載
    の通信装置。
  6. 【請求項6】情報信号及び通信速度情報信号を無線送信
    する複数の子機と、前記情報信号及び通信速度情報信号
    をエアインタフェースを介して受信し出力する基地局
    と、前記基地局に接続され、前記各子機を複数の通信チ
    ャネルを介して回線交換するPBXとを備え、 前記PBXは、前記複数の通信チャネルに対応して、優
    先的に接続処理する通信速度を示す優先制御情報及び空
    きチャネル情報を記憶する記憶手段と、前記通信速度情
    報信号、優先制御情報及び空きチャネル情報に基づいて
    所定通信速度の前記子機を特定の一部の前記通信チャネ
    ルに優先的に接続処理すると共に、前記記憶手段の空き
    チャネル情報を随時更新する制御部とを備えて成ること
    を特徴とする通信装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2010193488A (ja) * 2004-12-03 2010-09-02 Qualcomm Inc メッセージフォーマットを示す第1のプロトコル修正フィールドと標準修正において必須の特徴を示す第2のプロトコル修正フィールドを有するメッセージ
US8565191B2 (en) 2005-01-14 2013-10-22 Qualcomm Incorporated Mobile station message having a Station Class Mark field for indicating an MEID capable mobile station

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