JP2000002254A - 軸受ユニット用密封シール - Google Patents
軸受ユニット用密封シールInfo
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- JP2000002254A JP2000002254A JP17978898A JP17978898A JP2000002254A JP 2000002254 A JP2000002254 A JP 2000002254A JP 17978898 A JP17978898 A JP 17978898A JP 17978898 A JP17978898 A JP 17978898A JP 2000002254 A JP2000002254 A JP 2000002254A
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- Japan
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- seal
- bearing
- rubber
- core
- bearing unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/784—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race
- F16C33/7843—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc
- F16C33/7853—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc with one or more sealing lips to contact the inner race
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スリンガーの効果を兼ね備えると共に、防塵
効果を向上せしめる軸受ユニット用密封シールを提供す
ることである。 【解決手段】 芯金２をゴム７で被覆して一体的に構成
された密封シールであって、芯金一端部４をゴム７部分
から内輪外径面１０側に向けて露出すると共に、該露出
された一端部４を軸受外方に向けて断面略Ｌ字型に折曲
形成せしめ、該折曲形成されたＬ字型一端部４は内輪外
径面１０との間でラビリンス１１を形成している。
効果を向上せしめる軸受ユニット用密封シールを提供す
ることである。 【解決手段】 芯金２をゴム７で被覆して一体的に構成
された密封シールであって、芯金一端部４をゴム７部分
から内輪外径面１０側に向けて露出すると共に、該露出
された一端部４を軸受外方に向けて断面略Ｌ字型に折曲
形成せしめ、該折曲形成されたＬ字型一端部４は内輪外
径面１０との間でラビリンス１１を形成している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般産業機械に用
いられ、外部からの塵埃の浸入を防ぎ、軸受からのグリ
ースのもれを防ぐ軸受ユニット用のシールにおいて部品
点数を少なくし、かつ防塵性の改良を図った軸受ユニッ
ト用密封シールに関する。
いられ、外部からの塵埃の浸入を防ぎ、軸受からのグリ
ースのもれを防ぐ軸受ユニット用のシールにおいて部品
点数を少なくし、かつ防塵性の改良を図った軸受ユニッ
ト用密封シールに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、軸受ユニットにおける密封シール
は、芯金２００をゴム３００で被覆してなるいわゆるア
ーマーシール１００が使用されており、シール外径側４
００を外輪に嵌合すると共に、内径側のリップ５００，
６００と内輪外径面とのシールにより、外部からの塵埃
の浸入を防ぐと共に軸受内部からのグリースのもれを防
ぐ為のシールとして良く知られている（図３参照）。
は、芯金２００をゴム３００で被覆してなるいわゆるア
ーマーシール１００が使用されており、シール外径側４
００を外輪に嵌合すると共に、内径側のリップ５００，
６００と内輪外径面とのシールにより、外部からの塵埃
の浸入を防ぐと共に軸受内部からのグリースのもれを防
ぐ為のシールとして良く知られている（図３参照）。
【０００３】しかし、このような密封シール１００だけ
では十分な効果が得られないことも考えられ、一般的に
はスリンガーを併用しているが、このため軸受全体とし
て部品点数が増えると共にコスト高になるという問題が
あった。
では十分な効果が得られないことも考えられ、一般的に
はスリンガーを併用しているが、このため軸受全体とし
て部品点数が増えると共にコスト高になるという問題が
あった。
【０００４】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、スリンガーの効果を兼ね備えると共に、防塵効果を
向上せしめる軸受ユニット用密封シールを提供すること
である。
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、スリンガーの効果を兼ね備えると共に、防塵効果を
向上せしめる軸受ユニット用密封シールを提供すること
である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明がなした技術的手段は、芯金をゴム被覆して構
成され、外部からの塵埃の浸入を防ぎ、かつ軸受からの
グリースのもれを防ぐ軸受ユニット用密封シールにおい
て、外輪に嵌合される側と反対側の芯金一端部をゴム部
分から内輪外径面側に向けて露出すると共に、該露出さ
れた一端部を軸受外方に向けて折曲せしめ、該折曲され
た端部は内輪外径面との間でラビリンスを形成すること
である。
に本発明がなした技術的手段は、芯金をゴム被覆して構
成され、外部からの塵埃の浸入を防ぎ、かつ軸受からの
グリースのもれを防ぐ軸受ユニット用密封シールにおい
て、外輪に嵌合される側と反対側の芯金一端部をゴム部
分から内輪外径面側に向けて露出すると共に、該露出さ
れた一端部を軸受外方に向けて折曲せしめ、該折曲され
た端部は内輪外径面との間でラビリンスを形成すること
である。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【０００７】図面は、本発明軸受ユニット用密封シー
ル、いわゆるアーマーシールの一実施形態を示し、図１
はその平面図、図２は図１のII-II線断面図で、図中１
は密封シールを示す。尚、本実施形態は、本発明の一実
施形態を示したものにすぎず、何等限定されるものでは
なく、芯金部分の構成以外は周知構成が適用可能であ
る。
ル、いわゆるアーマーシールの一実施形態を示し、図１
はその平面図、図２は図１のII-II線断面図で、図中１
は密封シールを示す。尚、本実施形態は、本発明の一実
施形態を示したものにすぎず、何等限定されるものでは
なく、芯金部分の構成以外は周知構成が適用可能であ
る。
【０００８】密封シール１は、芯金２をゴム７で被覆し
て一体的に構成され、外輪に嵌合される側の端部３と反
対側の芯金一端部４をゴム７部分から内輪外径面１０側
に向けて露出すると共に、該露出された一端部４を軸受
外方に向けて断面略Ｌ字型（図２の断面図で見ると逆Ｌ
字型）に折曲形成し、該折曲形成されたＬ字型の一端部
４は内輪外径面１０との間でラビリンス１１を形成して
いる。
て一体的に構成され、外輪に嵌合される側の端部３と反
対側の芯金一端部４をゴム７部分から内輪外径面１０側
に向けて露出すると共に、該露出された一端部４を軸受
外方に向けて断面略Ｌ字型（図２の断面図で見ると逆Ｌ
字型）に折曲形成し、該折曲形成されたＬ字型の一端部
４は内輪外径面１０との間でラビリンス１１を形成して
いる。
【０００９】一端部４の形状は、内輪外径面１０側に露
出されると共に、軸受外方に向けて折曲形成されている
ものであれば本実施形態のように断面略Ｌ字型に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内において適宜変更可
能なものである。また、軸受外方に向けて形成される一
端部４の長さ、あるいは内輪外径面１０との間で形成さ
れるラビリンス１１幅も任意であり自由に選択可能であ
る。
出されると共に、軸受外方に向けて折曲形成されている
ものであれば本実施形態のように断面略Ｌ字型に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内において適宜変更可
能なものである。また、軸受外方に向けて形成される一
端部４の長さ、あるいは内輪外径面１０との間で形成さ
れるラビリンス１１幅も任意であり自由に選択可能であ
る。
【００１０】芯金２は、軸受外方に向けて形成される一
端部４の形状以外の構成、例えば外輪に嵌合されるシー
ル外径頭部１ａに位置する芯金端部３の形状などは周知
芯金構成が適用可能で本発明の範囲内において自由に変
更選択可能である。
端部４の形状以外の構成、例えば外輪に嵌合されるシー
ル外径頭部１ａに位置する芯金端部３の形状などは周知
芯金構成が適用可能で本発明の範囲内において自由に変
更選択可能である。
【００１１】本実施形態の構成とすることにより、軸受
外方に向けて断面略Ｌ字型に折曲せしめて備えた芯金２
の一端部４がスリンガーとしての効果を発揮して防塵効
果を高めると共に、該一端部４を内輪外径面１０との間
で一定のラビリンス１１を保ちつつ、ラビリンス１１と
Ｌ字型一端部４の長さＬにより防塵効果を上げており、
一端部４より内側のダブルシールリップ（軸シール）
８，９とにより高い密封機能効果を期待出来る。
外方に向けて断面略Ｌ字型に折曲せしめて備えた芯金２
の一端部４がスリンガーとしての効果を発揮して防塵効
果を高めると共に、該一端部４を内輪外径面１０との間
で一定のラビリンス１１を保ちつつ、ラビリンス１１と
Ｌ字型一端部４の長さＬにより防塵効果を上げており、
一端部４より内側のダブルシールリップ（軸シール）
８，９とにより高い密封機能効果を期待出来る。
【００１２】上記シールリップ８，９の構成、形状、傾
斜方向等は特に図示例に限定されるものではなく、周知
シールリップ形状が適用可能である。本実施形態ではリ
ップ８，９からなるダフルリップとしているが、シング
ルリップとすることも本発明の範囲内である。
斜方向等は特に図示例に限定されるものではなく、周知
シールリップ形状が適用可能である。本実施形態ではリ
ップ８，９からなるダフルリップとしているが、シング
ルリップとすることも本発明の範囲内である。
【００１３】また、一般的にシール（シールド）表面に
刻印の要求があり、芯金２に刻印するとコスト高とな
る。これを避けるため本実施形態では、図の如く芯金２
に９０度四等配程度の穴（長穴）５…をあけ、内面のゴ
ムシール成形時に、この穴５…を通して芯金外面６にゴ
ム７が流出するように金型を作っておき、ゴムモールド
時に刻印をすることとしている。尚、上記穴５…の形
状、大きさは限定されるものではなく任意である。
刻印の要求があり、芯金２に刻印するとコスト高とな
る。これを避けるため本実施形態では、図の如く芯金２
に９０度四等配程度の穴（長穴）５…をあけ、内面のゴ
ムシール成形時に、この穴５…を通して芯金外面６にゴ
ム７が流出するように金型を作っておき、ゴムモールド
時に刻印をすることとしている。尚、上記穴５…の形
状、大きさは限定されるものではなく任意である。
【００１４】このような構成としたことにより、芯金２
とゴム７が剥がれにくくなるという副次的な効果が期待
できる。また、密封シール全体の重量の軽減にも寄与す
る。
とゴム７が剥がれにくくなるという副次的な効果が期待
できる。また、密封シール全体の重量の軽減にも寄与す
る。
【００１５】また、本実施形態では上述の通り芯金２の
外面６に穴５…を開けた構成としているが、これに限定
されずＬ字型一端部４を除く外面６全体をゴム７で覆う
構成とすることも本発明の範囲内である。
外面６に穴５…を開けた構成としているが、これに限定
されずＬ字型一端部４を除く外面６全体をゴム７で覆う
構成とすることも本発明の範囲内である。
【００１６】
【発明の効果】本発明は、上述の通り、シール芯金が従
来のスリンガーの役目を果たすとともに、該芯金が内輪
外径面との間でラジアル方向及びアキシアル方向のラビ
リンスを形成する新規有用な軸受ユニット用密封シール
が提供できた。
来のスリンガーの役目を果たすとともに、該芯金が内輪
外径面との間でラジアル方向及びアキシアル方向のラビ
リンスを形成する新規有用な軸受ユニット用密封シール
が提供できた。
【００１７】従って、従来のように別途スリンガーを併
用しなくとも本発明密封シールのみで十分かつ確実な防
塵効果および軸受内部からのグリース洩れ防止が達成で
き、コスト低減に十分寄与できた。
用しなくとも本発明密封シールのみで十分かつ確実な防
塵効果および軸受内部からのグリース洩れ防止が達成で
き、コスト低減に十分寄与できた。
【図１】本発明軸受ユニット用密封シールの一実施形態
を示す平面図。
を示す平面図。
【図２】図１のII-II線断面図。
【図３】この種の密封シールにおける従来技術を示す縦
断面図。
断面図。
１：密封シール ２：芯金 ４：断面略Ｌ字型の一端部 ７：ゴム １０：内輪外径面 １１：ラビリンス
Claims (1)
- 【請求項１】 芯金をゴム被覆して構成され、外部から
の塵埃の浸入を防ぎ、かつ軸受からのグリースのもれを
防ぐ軸受ユニット用密封シールにおいて、外輪に嵌合さ
れる側と反対側の芯金一端部をゴム部分から内輪外径面
側に向けて露出すると共に、該露出された一端部を軸受
外方に向けて折曲せしめ、該折曲された端部は内輪外径
面との間でラビリンスを形成していることを特徴とする
軸受ユニット用密封シール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17978898A JP2000002254A (ja) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | 軸受ユニット用密封シール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17978898A JP2000002254A (ja) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | 軸受ユニット用密封シール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000002254A true JP2000002254A (ja) | 2000-01-07 |
Family
ID=16071911
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17978898A Pending JP2000002254A (ja) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | 軸受ユニット用密封シール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000002254A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005036033A1 (ja) * | 2003-10-08 | 2005-04-21 | Mitsubishi Cable Industries, Ltd. | 回転軸シール |
| JP2007211848A (ja) * | 2006-02-08 | 2007-08-23 | Ntn Corp | 車輪用軸受装置 |
| WO2010105664A1 (en) * | 2009-03-16 | 2010-09-23 | Aktiebolaget Skf | Seal and rolling bearing comprising such a seal |
| WO2010105662A1 (en) * | 2009-03-16 | 2010-09-23 | Aktiebolaget Skf | Seal and rolling bearing comprising such a seal |
| WO2012080026A1 (de) * | 2010-12-14 | 2012-06-21 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Lagerdichtung mit einer formstabilen deckscheibe zur bildung eines spalts und mit einer von der deckscheibe ausgehenden axial einwärts gerichteten dichtlippe zur bildung einer schleifenden dichtung |
-
1998
- 1998-06-12 JP JP17978898A patent/JP2000002254A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005036033A1 (ja) * | 2003-10-08 | 2005-04-21 | Mitsubishi Cable Industries, Ltd. | 回転軸シール |
| JP2005114058A (ja) * | 2003-10-08 | 2005-04-28 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 回転軸シール |
| JP2007211848A (ja) * | 2006-02-08 | 2007-08-23 | Ntn Corp | 車輪用軸受装置 |
| WO2010105664A1 (en) * | 2009-03-16 | 2010-09-23 | Aktiebolaget Skf | Seal and rolling bearing comprising such a seal |
| WO2010105662A1 (en) * | 2009-03-16 | 2010-09-23 | Aktiebolaget Skf | Seal and rolling bearing comprising such a seal |
| WO2012080026A1 (de) * | 2010-12-14 | 2012-06-21 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Lagerdichtung mit einer formstabilen deckscheibe zur bildung eines spalts und mit einer von der deckscheibe ausgehenden axial einwärts gerichteten dichtlippe zur bildung einer schleifenden dichtung |
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