WO2024084683A1

WO2024084683A1 - コンテンツ出力システムおよび昇降機システム

Info

Publication number: WO2024084683A1
Application number: PCT/JP2022/039288
Authority: WO
Inventors: 淳井上
Original assignee: 三菱電機ビルソリューションズ株式会社
Priority date: 2022-10-21
Filing date: 2022-10-21
Publication date: 2024-04-25

Abstract

昇降機に導入されたオプションサービスの利用をより促進できる昇降機のコンテンツ出力システムおよび昇降機システムを提供する。コンテンツ出力システム（１４）は、取得部（２２）と、選択部（２３）と、を備える。取得部（２２）は、昇降機（１）について、オプションサービスの利用状況を取得する。オプションサービスは、昇降機（１）の利用者に提供される、当該昇降機（１）の利用に関するサービスである。選択部（２３）は、取得部（２２）が取得したオプションサービスの利用状況に応じて、オプションサービスの利用を促進するＰＲコンテンツを、昇降機（１）に設けられた出力装置（１５）に出力させるコンテンツとして選択する。

Description

コンテンツ出力システムおよび昇降機システム

　本開示は、コンテンツ出力システムおよび昇降機システムに関する。

　特許文献１は、エレベーターの呼びを登録する呼び登録サービスのシステムの例を開示する。当該システムにおいて、利用者の携帯端末は、出発階と目的階との情報を送信する。サーバは、携帯端末から受信した情報に基づいて、出発階から目的階まで移動する呼びをエレベーターに登録する。

日本特開２０１８－９５４３９号公報

　特許文献１のシステムにおいて、エレベーターなどの昇降機の利用者が呼び登録サービスの提供を受けるために、携帯端末に対応するソフトウェアのインストールなどの設定が必要となる。一方、呼び登録サービスなどのオプションサービスの提供を受けられることを知らない昇降機の利用者は、必要な設定を行っていないためにオプションサービスの提供が受けられない。このため、昇降機に導入したオプションサービスが十分に利用されずに、オプションサービスの導入の効果が十分に得られない可能性がある。

　本開示は、このような課題の解決に係るものである。本開示は、昇降機に導入されたオプションサービスの利用をより促進できる昇降機のコンテンツ出力システムおよび昇降機システムを提供する。

　本開示に係るコンテンツ出力システムは、昇降機について、前記昇降機の利用者に提供される前記昇降機の利用に関するオプションサービスの利用状況を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記オプションサービスの利用状況に応じて、前記オプションサービスの利用を促進するＰＲコンテンツを、前記昇降機に設けられた出力装置に出力させるコンテンツとして選択する選択部と、を備える。

　本開示に係る昇降機システムは、コンテンツを出力する出力装置が設けられた昇降機と、上記のコンテンツ出力システムと、を備える。
　本開示に係る昇降機システムは、コンテンツを出力する出力装置が設けられた昇降機と、前記昇降機の利用者が所持する携帯端末と、上記のコンテンツ出力システムと、を備える。

　本開示に係るコンテンツ出力システムまたは昇降機システムによれば、昇降機に導入されたオプションサービスの利用がより促進される。

実施の形態１に係る昇降機の構成図である。実施の形態１に係るコンテンツ出力システムの構成を示すブロック図である。実施の形態１に係るコンテンツ出力システムのＰＲコンテンツの例を示す図である。実施の形態１に係るコンテンツ出力システムの動作の例を示すフローチャートである。実施の形態１に係るコンテンツ出力システムの動作の例を示すフローチャートである。実施の形態１に係るコンテンツ出力システムの主要部のハードウェア構成図である。実施の形態２に係るコンテンツ出力システムの構成を示すブロック図である。実施の形態２に係るコンテンツ出力システムのＰＲコンテンツの例を示す図である。実施の形態２に係るコンテンツ出力システムの動作の例を示すフローチャートである。実施の形態２に係るコンテンツ出力システムの動作の例を示すフローチャートである。

　本開示の対象を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。なお、本開示の対象は以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、実施の形態の任意の構成要素の変形、または実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。

　実施の形態１．
　図１は、実施の形態１に係る昇降機１の構成図である。

　この例において、昇降機１は、エレベーターである。昇降機１は、例えば複数の階床を有する建物に適用される。建物において、昇降機１の昇降路２が設けられる。昇降路２は、複数の階床にわたる上下方向に長い空間である。建物の各々の階床において、昇降機１の乗場３が設けられる。乗場３は、昇降路２に通じる場所である。各々の階床の乗場３において、乗場操作盤４が設けられる。乗場操作盤４は、乗場呼びの操作を受け付ける装置である。昇降機１は、巻上機５と、主ロープ６と、かご７と、釣合い錘８と、制御盤９と、を備える。

　巻上機５は、例えば昇降路２の上部または下部などに配置される。例えば昇降路２の上方などに昇降機１の機械室が設けられる場合に、巻上機５は、機械室に配置されてもよい。巻上機５は、駆動力を発生させるモーターと、モーターが発生させる駆動力によって回転するシーブと、を備える。

　主ロープ６は、巻上機５のシーブに巻き掛けられる。主ロープ６は、巻上機５のシーブの一方側においてかご７の荷重を支持する。主ロープ６は、巻上機５のシーブの他方側において釣合い錘８の荷重を支持する。主ロープ６は、巻上機５のモーターが発生させる駆動力によって、巻上機５のシーブに巻き上げられるように、または巻上機５のシーブから繰り出されるように移動する。

　かご７は、昇降路２を上下方向に走行することで昇降機１の利用者などを複数の階床の間で輸送する装置である。かご７は、かご操作盤１０を備える。かご操作盤１０は、かご呼びの操作を受け付ける装置である。釣合い錘８は、巻上機５のシーブの両側にかかる荷重の釣合いをかご７との間でとる装置である。かご７および釣合い錘８は、主ロープ６の移動に連動して昇降路２を上下方向において互いに反対方向に走行する。

　制御盤９は、昇降機１の動作を制御する装置である。制御盤９は、例えば昇降路２の上部または下部などに配置される。例えば昇降路２の上方などに昇降機１の機械室が設けられる場合に、制御盤９は、機械室に配置されてもよい。制御盤９が制御する昇降機１の動作は、例えばかご７の走行などを含む。制御盤９は、昇降機１の制御信号を出力しうるように、また、昇降機１の状態の情報を取得しうるように、巻上機５およびかご７に接続される。

　昇降機１において、遠隔監視装置１１が適用される。遠隔監視装置１１は、昇降機１の状態の遠隔監視に用いられる装置である。遠隔監視装置１１は、昇降機１の状態の情報を収集しうるように、また、昇降機１に対する外部からの制御信号を出力しうるように、制御盤９に接続される。遠隔監視装置１１が収集した情報は、例えばインターネットまたは電話回線などの通信網１２を通じて、中央管理装置１３に送信される。中央管理装置１３は、昇降機１の状態の情報を収集して管理する装置である。中央管理装置１３は、例えば情報センターなどの拠点に設けられる。中央管理装置１３は、例えば１つまたは複数のサーバ装置などによって構成される。中央管理装置１３の機能の一部または全部は、クラウドサービス上の処理および記憶のリソースなどによって実装されていてもよい。

　昇降機１において、オプションサービスが昇降機１の利用者に提供される。オプションサービスは、昇降機１の利用に関する付加的なサービスである。この例において、オプションサービスは、昇降機１による階床間の輸送サービスそのものを含まない。オプションサービスは、例えば、昇降機１が適用される建物の所有者または管理者などによって、昇降機１の利用者の利便性を高めることで建物の価値を高めるなどの目的で、昇降機１の利用者が利用しうるように昇降機１に導入される。

　昇降機１において、コンテンツ出力システム１４が適用される。コンテンツ出力システム１４は、昇降機１の利用者に提供するコンテンツを出力するシステムである。コンテンツは、例えば、映像もしくは音声、またはその組み合わせなどである。コンテンツ出力システム１４は、昇降機１の内部システムであってもよいし、昇降機１に外部から適用される外部システムであってもよい。コンテンツ出力システム１４は、例えば昇降機１および必要な他の機器などとともに昇降機システムを構成してもよい。コンテンツ出力システム１４は、出力装置１５と、出力制御部１６と、を備える。出力装置１５は、例えば映像および音声などによって利用者にコンテンツを提供する装置である。この例において、出力装置１５は、映像の表示によって利用者にコンテンツを提供する。出力装置１５は、例えば液晶ディスプレイパネルなどである。出力装置１５は、かご７の内部に設けられる。出力装置１５は、かご操作盤１０と一体に設けられていてもよい。出力制御部１６は、出力装置１５の出力を制御する機能を搭載する部分である。出力制御部１６は、例えばディスプレイコントローラである。出力制御部１６は、例えば制御盤９または遠隔監視装置１１に接続される。

　昇降機１において、１つまたは複数の発信機１７が設けられる。発信機１７は、無線信号を発信する機器である。発信機１７は、例えば、無線ビーコンなどである。発信機１７が発信する無線信号は、例えば近距離無線通信などの無線信号である。この例において、発信機１７は、各々の階床の昇降機１の乗場３に配置される。

　昇降機１の利用者は、携帯端末１８を所持している。携帯端末１８は、例えば、スマートフォンなどの可搬な汎用の情報処理端末などである。携帯端末１８は、利用者が利用する情報端末の例である。携帯端末１８は、無線通信によって通信網１２に接続する。携帯端末１８は、近距離無線通信などの機能を搭載していてもよい。

　昇降機１において、呼び登録サービスが利用者に提供される。呼び登録サービスは、昇降機１に導入されるオプションサービスの例である。呼び登録サービスは、昇降機１であるエレベーターについて、利用者の呼びを、当該利用者が所持する携帯端末１８を通じて昇降機１に登録させるサービスである。呼び登録サービスは、例えば次のように実現される。

　この例において、利用者は、携帯端末１８を通じて、昇降機１の利用情報を登録する。利用情報は、例えば利用者の行先階などの情報を含む。登録された利用情報は、携帯端末１８に記憶されていてもよいし、例えば利用者を識別する識別情報とともに携帯端末１８から中央管理装置１３などに送信されてもよい。このとき、利用情報は、例えば利用者を識別する識別情報に関連付けて中央管理装置１３において記憶される。利用者を識別する識別情報は、例えば携帯端末１８に予め記憶されている。利用者は、当該利用者が所持する携帯端末１８の識別情報によって識別されてもよい。

　携帯端末１８は、例えば発信機１７から無線信号を受信するときに、携帯端末１８を所持する利用者が要求する呼びを表す要求情報を中央管理装置１３に送信する。携帯端末１８は、例えば利用者の操作に基づいて、当該利用者が要求する呼びの要求情報を中央管理装置１３に送信してもよい。このとき、中央管理装置１３は、要求情報に基づいて呼びの情報を取得する。呼びの情報は、例えば利用者の出発階および行先階などの情報を含む。呼びの情報は、要求情報に含まれていてもよいし、携帯端末１８が要求情報とともに送信する識別情報に基づいて登録されている利用情報から読み込まれてもよい。中央管理装置１３は、取得した呼びの情報に基づいて、利用者が要求する呼びを登録させる制御信号を、遠隔監視装置１１を通じて昇降機１の制御盤９に出力する。制御盤９は、入力される制御信号に基づいて、要求された呼びを登録する。制御盤９は、登録した呼びに応答させるように、かご７の走行などを制御する。

　図２は、実施の形態１に係るコンテンツ出力システム１４の構成を示すブロック図である。

　コンテンツ出力システム１４は、コンテンツ管理部１９と、利用者情報記憶部２０と、呼び登録部２１と、取得部２２と、選択部２３と、を備える。コンテンツ管理部１９、利用者情報記憶部２０、呼び登録部２１、取得部２２、および選択部２３は、例えば中央管理装置１３などに搭載される。

　コンテンツ管理部１９は、出力装置１５に出力するコンテンツを管理する機能を搭載する部分である。コンテンツ管理部１９は、例えばコンテンツの情報をコンテンツリストとして管理する。この例において、コンテンツ管理部１９は、コンテンツリスト上の各コンテンツ自体の情報を管理する。コンテンツ管理部１９は、コンテンツリスト上の各コンテンツ自体の取得先などの外部リソースの情報を管理するものであってもよい。コンテンツ管理部１９が管理するコンテンツは、ＰＲコンテンツ（ＰＲ：Ｐｕｂｌｉｃ　Ｒｅｌａｔｉｏｎｓ）を含む。ＰＲコンテンツは、対応するオプションサービスの利用を促進するコンテンツである。

　利用者情報記憶部２０は、情報を記憶する機能を搭載する部分である。利用者情報記憶部２０は、例えば昇降機１の利用者の利用情報を、当該利用者の識別情報に関連付けて記憶する。

　呼び登録部２１は、利用者が要求する呼びを登録させる制御信号を、昇降機１の制御盤９に出力する機能を搭載する部分である。呼び登録部２１は、利用者が所持する携帯端末１８から、当該利用者が要求する呼びを表す要求情報を受け付ける。呼び登録部２１は、携帯端末１８から要求情報を受け付けるときに、当該要求情報が表す呼びを要求した利用者の利用情報を取得する。呼び登録部２１は、例えば、要求情報に含まれる識別情報を読み込む。呼び登録部２１は、読み込んだ識別情報をキーとして、当該識別情報に関連付けて利用者情報記憶部２０に記憶された利用情報を取得する。なお、要求情報が利用者の利用情報を含む場合に、呼び登録部２１は、利用情報を要求情報から読み込んでもよい。呼び登録部２１は、携帯端末１８から要求情報を受け付けるときに、当該要求情報が表す呼びの情報を取得する。呼び登録部２１は、例えば、要求情報に含まれる識別情報に基づいて取得した利用情報を用いて、呼びの情報を取得する。呼び登録部２１は、取得した呼びの情報に基づいて、利用者が要求する呼びを登録させる制御信号を、遠隔監視装置１１を通じて昇降機１の制御盤９に出力する。

　取得部２２は、昇降機１の利用に関するオプションサービスの利用状況を取得する機能を搭載する部分である。オプションサービスの利用状況は、例えば、当該オプションサービスが利用されたか否か、当該オプションサービスの利用回数または利用頻度、および当該オプションサービスの提供の成否などの情報を含む。オプションサービスの利用状況は、例えば、当該オプションサービスが利用された時間、および当該オプションサービスを利用した利用者の情報などを含んでもよい。取得部２２は、利用状況の取得に必要な情報を、例えば、遠隔監視装置１１を通じて昇降機１などから取得してもよい。

　選択部２３は、出力装置１５に出力させるコンテンツを選択する機能を搭載する部分である。選択部２３は、コンテンツ管理部１９が管理する複数のコンテンツから、出力装置１５に出力させるコンテンツを選択する。選択部２３は、取得部２２が取得したオプションサービスの利用状況に応じて、当該オプションサービスの利用を促進するＰＲコンテンツを、出力装置１５に出力させるコンテンツとして選択する。選択部２３は、選択したコンテンツを出力制御部１６に送信することで、当該コンテンツを出力装置１５に出力させる。

　図３は、実施の形態１に係るコンテンツ出力システム１４のＰＲコンテンツの例を示す図である。

　ＰＲコンテンツは、出力装置１５によって例えば映像として出力される。ＰＲコンテンツは、例えば、オプションサービスの概要、オプションサービスの利用方法、オプションサービスにより得られる効果などを利用者に提示する。ＰＲコンテンツは、オプションサービスを利用するためのソフトウェアの入手先などを利用者に提示してもよい。当該ソフトウェアは、例えば、携帯端末１８にインストールされるアプリケーションなどである。ソフトウェアの入手先は、例えば、当該ソフトウェアのダウンロードＵＲＬ（Ｕｎｉｆｏｒｍ　Ｒｅｓｏｕｒｃｅ　Ｌｏｃａｔｏｒ）を符号化した二次元コードなどの符号化画像によって提示されてもよい。

　続いて、図４および図５を用いて、コンテンツ出力システム１４の動作の例を説明する。
　図４および図５は、実施の形態１に係るコンテンツ出力システム１４の動作の例を示すフローチャートである。

　図４において、取得部２２によるオプションサービスの利用状況の取得に係る動作の例が示される。この例において、取得部２２は、呼び登録サービスの利用状況として、呼び登録サービスによる呼びの要求頻度を取得する。呼び登録サービスによる呼びの要求頻度は、例えば単位期間の間に呼び登録サービスを通じて要求された呼びの数などである。単位期間は、例えば１日、１週間、または１月などの予め設定された期間である。取得部２２は、取得した呼び登録サービスによる呼びの要求頻度を記憶する。

　ステップＳ１０１において、コンテンツ出力システム１４は、利用者の携帯端末１８から要求情報を呼び登録部２１が受け付けたかを判定する。判定結果がＮｏの場合に、コンテンツ出力システム１４の処理は、ふたたびステップＳ１０１に進む。判定結果がＹｅｓの場合に、コンテンツ出力システム１４の処理は、ステップＳ１０２に進む。

　ステップＳ１０２において、呼び登録部２１は、要求情報に基づいて、利用者が要求する呼びを登録させる制御信号を昇降機１の制御盤９に出力する。その後、コンテンツ出力システム１４の処理は、ステップＳ１０３に進む。

　ステップＳ１０３において、取得部２２は、単位期間の間の呼び登録サービスを通じて要求された呼びの数に１を加算することで、呼びの要求頻度を更新する。なお、取得部２２は、制御盤９から呼びの登録が成功した旨の通知を受けた後に、呼びの要求頻度を更新してもよい。このとき、取得部２２は、制御盤９から呼びの登録が失敗した旨の通知を受けたときに、呼びの要求頻度を更新しなくてもよい。その後、コンテンツ出力システム１４の処理は、終了する。

　図５において、選択部２３によるコンテンツの選択に係る動作の例が示される。この例において、選択部２３は、呼び登録サービスの利用状況として、呼び登録サービスによる呼びの要求頻度、および昇降機１に登録された呼びが呼び登録サービスによる呼びであるか否かに基づいて、出力装置１５に出力させるコンテンツを選択する。

　ステップＳ２０１において、取得部２２は、例えば遠隔監視装置１１を通じて昇降機１から取得する情報などに基づいて、登録された呼びにかご７が応答していずれかの階床に到着したかを判定する。判定結果がＮｏの場合に、コンテンツ出力システム１４の処理は、ふたたびステップＳ２０１に進む。判定結果がＹｅｓの場合に、コンテンツ出力システム１４の処理は、ステップＳ２０２に進む。

　ステップＳ２０２において、取得部２２は、呼び登録サービスの利用状況として、昇降機１に登録された呼びが呼び登録サービスによる呼びであるか否かを判定する。取得部２２は、例えばかご７の応答した呼びの種別の情報を昇降機１から遠隔監視装置１１を通じて取得する場合に、当該情報に基づいて判定を行う。呼びの種別は、例えば、携帯端末１８を通じた呼び登録サービスによる呼び、乗場操作盤４による乗場呼び、またはかご操作盤１０によるかご呼びなどを含む。また、取得部２２は、例えば、呼び登録部２１が昇降機１に登録させた呼びの情報に基づいて判定を行ってもよい。取得部２２は、呼び登録部２１が昇降機１に登録させた呼びに、かご７の応答した呼びが該当する場合に、当該呼びが呼び登録サービスによる呼びであると判定する。一方、取得部２２は、呼び登録部２１が昇降機１に登録させた呼びに、かご７の応答した呼びが該当しない場合に、当該呼びが呼び登録サービスによる呼びでないと判定する。ここで、個々の呼びは、例えば各呼びに固有の情報などによって識別されていてもよい。かご７の応答した呼びが呼び登録サービスによる呼びでないと取得部２２が判定する場合に、コンテンツ出力システム１４の処理は、ステップＳ２０３に進む。一方、かご７の応答した呼びが呼び登録サービスによる呼びであると取得部２２が判定する場合に、コンテンツ出力システム１４の処理は、ステップＳ２０５に進む。

　ステップＳ２０３において、選択部２３は、取得部２２が取得した呼び登録サービスによる呼びの要求頻度が、第１閾値より低いかを判定する。第１閾値は、呼び登録サービスに対して予め設定された要求頻度についての閾値である。取得部２２が取得した要求頻度が第１閾値より低い場合に、コンテンツ出力システム１４の処理は、ステップＳ２０４に進む。一方、取得部２２が取得した要求頻度が第１閾値以上である場合に、コンテンツ出力システム１４の処理は、ステップＳ２０５に進む。

　ステップＳ２０４において、選択部２３は、出力装置１５に出力させるコンテンツとして、呼び登録サービスの利用を促進するＰＲコンテンツを選択する。選択部２３は、選択したＰＲコンテンツを出力制御部１６に送信する。その後、コンテンツ出力システム１４の処理は、終了する。

　ステップＳ２０５において、選択部２３は、出力装置１５に出力させるコンテンツとして、一般コンテンツを選択する。一般コンテンツは、例えばオプションサービスに特に関連のないコンテンツなどである。選択部２３は、選択した一般コンテンツを出力制御部１６に送信する。その後、コンテンツ出力システム１４の処理は、終了する。

　以上に説明したように、実施の形態１に係る昇降機システムは、昇降機１と、携帯端末１８と、コンテンツ出力システム１４と、を備える。コンテンツ出力システム１４は、取得部２２と、選択部２３と、を備える。取得部２２は、昇降機１について、オプションサービスの利用状況を取得する。オプションサービスは、昇降機１の利用者に提供される、当該昇降機１の利用に関するサービスである。選択部２３は、取得部２２が取得したオプションサービスの利用状況に応じて、オプションサービスの利用を促進するＰＲコンテンツを、昇降機１に設けられた出力装置１５に出力させるコンテンツとして選択する。

　このような構成により、昇降機１に導入されたオプションサービスの利用状況に応じて、当該オプションサービスの利用を促進するＰＲコンテンツが昇降機１において出力装置１５から出力される。これにより、ＰＲコンテンツによってオプションサービスが利用者により効果的に周知されるので、オプションサービスがより利用されやすくなる。これにより、オプションサービスの導入の効果がより高められる。オプションサービスの利用により昇降機１の価値が高まり、それによって昇降機１が適用された建物の価値がより高められる。また、ＰＲコンテンツはオプションサービスの利用状況に応じて出力される。オプションサービスが十分認知されて既に広く利用されている場合に、ＰＲコンテンツを出力する効果は低くなる。このような場合に選択部２３がＰＲコンテンツを選択しないことで、コンテンツ出力システム１４は、利用者の関心をより集めやすい一般コンテンツを提供できるようになる。これにより、昇降機１の利用者は、昇降機１の利用中の時間などをより快適に過ごすことができる。

　また、昇降機１は、例えばエレベーターである。このとき、オプションサービスは、利用者の呼びを表す要求情報が当該利用者の所持する携帯端末１８から送信されるときに、当該要求情報が表す呼びをエレベーターに登録させる呼び登録サービスであってもよい。

　このような構成により、呼び登録サービスの利用がより促進される。これにより、昇降機１を利用する利用者の利便性がより高められ、建物の価値がより高められる。

　また、取得部２２は、呼び登録サービスの利用状況として、要求情報の受信に基づいて呼び登録サービスによる呼びの要求頻度を取得する。選択部２３は、呼び登録サービスによる呼びの要求頻度が予め設定された第１閾値より低い場合に、出力装置１５に出力させるコンテンツとしてＰＲコンテンツを選択する。

　このような構成により、呼び登録サービスによる呼びの要求頻度が低い場合に、ＰＲコンテンツが利用者に提示されるようになる。呼び登録サービスがあまり利用されていない場合に当該サービスの情報が利用者に周知されるようになるので、呼び登録サービスの利用がより促進される。

　また、取得部２２は、呼び登録サービスの利用状況として、エレベーターに登録された呼びが呼び登録サービスによる呼びであるか否かを取得する。選択部２３は、エレベーターに登録された呼びが呼び登録サービスによる呼びでない場合に、出力装置１５に出力させるコンテンツとしてＰＲコンテンツを選択する。

　このような構成により、呼び登録サービスによる呼びでない呼びが登録されている場合に、ＰＲコンテンツが利用者に提示されるようになる。呼び登録サービスを利用していない利用者に対して当該サービスの情報が周知されるようになるので、呼び登録サービスの利用がより促進される。

　なお、昇降機１であるエレベーターは、複数のかご７を備えていてもよい。各々のかご７において、出力装置１５が設けられている。また、利用者の呼びは、いずれかのかご７に割り当てられる。呼びの割当ては、例えばエレベーターの群管理装置などが行ってもよい。選択部２３は、エレベーターに登録された呼びが呼び登録サービスによる呼びでない場合に、複数のかご７のうち当該呼びに応答するかご７に設けられた出力装置１５に出力させるコンテンツとしてＰＲコンテンツを選択する。選択部２３は、選択したＰＲコンテンツを当該呼びに応答するかご７の出力装置１５に対応する出力制御部１６に送信する。当該出力制御部１６は、選択部２３から受信した情報に基づいて、呼び登録サービスによる呼びでない呼びが割り当てられたかご７の出力装置１５に、選択されたＰＲコンテンツを出力させる。

　このような構成により、呼び登録サービスを利用していない利用者に対して、当該利用者が乗車するかご７において当該サービスの情報が周知されるようになるので、呼び登録サービスの利用がより促進される。

　また、取得部２２が取得するオプションサービスの利用状況は、オプションサービスを導入する建物の所有者または管理者などによって、例えばパーソナルコンピュータなどの情報端末などから通信網１２を通じて参照可能であってもよい。これにより、所有者または管理者などは、オプションサービスの導入の効果をより具体的に把握できるようになる。

　また、コンテンツ出力システム１４のうちのコンテンツ管理部１９、利用者情報記憶部２０、呼び登録部２１、取得部２２、および選択部２３などの一部または全部は、制御盤９、遠隔監視装置１１、またはその他の昇降機１の機器などに搭載されていてもよい。コンテンツ出力システム１４のこれらの一部または全部は、出力制御部１６または出力装置１５と一体に設けられていてもよい。

　続いて、図６を用いて、コンテンツ出力システム１４のハードウェア構成の例について説明する。
　図６は、実施の形態１に係るコンテンツ出力システム１４の主要部のハードウェア構成図である。

　コンテンツ出力システム１４における処理の各機能は、処理回路により実現し得る。処理回路は、少なくとも１つのプロセッサ１００ａと少なくとも１つのメモリ１００ｂとを備える。処理回路は、プロセッサ１００ａおよびメモリ１００ｂと共に、あるいはそれらの代用として、少なくとも１つの専用ハードウェア２００を備えてもよい。

　処理回路がプロセッサ１００ａとメモリ１００ｂとを備える場合、コンテンツ出力システム１４の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせで実現される。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、プログラムとして記述される。そのプログラムはメモリ１００ｂに格納される。プロセッサ１００ａは、メモリ１００ｂに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、コンテンツ出力システム１４の各機能を実現する。

　プロセッサ１００ａは、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ　Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ　Ｕｎｉｔ）、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、ＤＳＰともいう。メモリ１００ｂは、例えば、ＲＡＭ、ＲＯＭ、フラッシュメモリ、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭなどの、不揮発性または揮発性の半導体メモリなどにより構成される。

　処理回路が専用ハードウェア２００を備える場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ＡＳＩＣ、ＦＰＧＡ、またはこれらの組み合わせで実現される。

　コンテンツ出力システム１４における処理の各機能は、それぞれ処理回路で実現することができる。あるいは、コンテンツ出力システム１４の各機能は、まとめて処理回路で実現することもできる。コンテンツ出力システム１４の各機能について、一部を専用ハードウェア２００で実現し、他部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。このように、処理回路は、専用ハードウェア２００、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせでコンテンツ出力システム１４の各機能を実現する。

　実施の形態２．
　実施の形態２において、実施の形態１で開示される例と相違する点について特に詳しく説明する。実施の形態２で説明しない特徴については、実施の形態１で開示される例のいずれの特徴が採用されてもよい。

　図７は、実施の形態２に係るコンテンツ出力システム１４の構成を示すブロック図である。

　昇降機１において、情報提示サービスが利用者に提供される。情報提示サービスは、昇降機１に導入されるオプションサービスの例である。情報提示サービスは、昇降機１の運転状況を利用者に提示するサービスである。昇降機１の運転状況は、例えば昇降機１の休止情報、または保守点検などによる休止予定などであってもよい。この例において、情報提示サービスは、例えば中央管理装置１３などに搭載される運転情報管理部２４によって実装される。

　運転情報管理部２４は、昇降機１の運転状況を管理する部分である。運転情報管理部２４は、運転状況の取得に必要な情報を、例えば遠隔監視装置１１を通じて昇降機１から取得する。運転情報管理部２４は、取得した運転状況を記憶する。運転情報管理部２４は、運転状況の照会を表す照会情報が利用者から送信されるときに、昇降機１の運転状況を当該利用者に提示する。運転情報管理部２４は、例えばウェブサーバなどによって実装される。照会情報は、利用者が利用する例えば携帯端末１８またはパーソナルコンピュータなどの情報端末から送信される。照会情報は、運転状況が照会される昇降機１を特定する情報を含む。照会情報を情報端末から受け付けるときに、運転情報管理部２４は、当該照会情報によって特定される昇降機１の運転状況の情報を、当該情報端末に返送する。

　図８は、実施の形態２に係るコンテンツ出力システム１４のＰＲコンテンツの例を示す図である。

　ＰＲコンテンツは、出力装置１５によって例えば映像として出力される。ＰＲコンテンツは、例えば、オプションサービスの概要、オプションサービスの利用方法、オプションサービスにより得られる効果などを利用者に提示する。ＰＲコンテンツは、オプションサービスを利用するためのアクセス先などを利用者に提示してもよい。アクセス先は、例えば昇降機１の運転状況を提示するウェブサーバにアクセスするためのＵＲＬなどの情報である。アクセス先は、例えば、ＵＲＬを符号化した二次元コードなどの符号化画像によって提示されてもよい。また、例えばアクセス先を示すステッカーが昇降機１の乗場３などに付される場合に、ＰＲコンテンツは、当該ステッカーのイメージ映像を提示してもよい。

　続いて、図９および図１０を用いて、コンテンツ出力システム１４の動作の例を説明する。
　図９および図１０は、実施の形態２に係るコンテンツ出力システム１４の動作の例を示すフローチャートである。

　図９において、取得部２２によるオプションサービスの利用状況の取得に係る動作の例が示される。この例において、取得部２２は、情報提示サービスの利用状況として、情報提示サービスに対する照会頻度を取得する。情報提示サービスに対する照会頻度は、例えば単位期間の間に情報提示サービスに対して行われた照会の数などである。単位期間は、例えば１日、１週間、または１月などの予め設定された期間である。取得部２２は、取得した情報提示サービスに対する照会頻度を記憶する。

　ステップＳ３０１において、コンテンツ出力システム１４は、利用者の情報端末から照会情報を運転情報管理部２４が受け付けたかを判定する。判定結果がＮｏの場合に、コンテンツ出力システム１４の処理は、ふたたびステップＳ３０１に進む。判定結果がＹｅｓの場合に、コンテンツ出力システム１４の処理は、ステップＳ３０２に進む。

　ステップＳ３０２において、運転情報管理部２４は、情報端末からの照会情報に基づいて、昇降機１の運転状況を当該情報端末に提示する。その後、コンテンツ出力システム１４の処理は、ステップＳ３０３に進む。

　ステップＳ３０３において、取得部２２は、単位期間の間の情報提示サービスに対して行われた照会の数に１を加算することで、照会頻度を更新する。その後、コンテンツ出力システム１４の処理は、終了する。

　図１０において、選択部２３によるコンテンツの選択に係る動作の例が示される。この例において、選択部２３は、情報提示サービスの利用状況として、情報提示サービスに対する照会頻度に基づいて、出力装置１５に出力させるコンテンツを選択する。

　ステップＳ４０１において、選択部２３は、例えば遠隔監視装置１１を通じて昇降機１から取得する情報などに基づいて、登録された呼びにかご７が応答していずれかの階床に到着したかを判定する。判定結果がＮｏの場合に、コンテンツ出力システム１４の処理は、ふたたびステップＳ４０１に進む。判定結果がＹｅｓの場合に、コンテンツ出力システム１４の処理は、ステップＳ４０２に進む。

　ステップＳ４０２において、選択部２３は、取得部２２が取得した情報提示サービスに対する照会頻度が、第２閾値より低いかを判定する。第２閾値は、情報提示サービスに対して予め設定された照会頻度についての閾値である。取得部２２が取得した照会頻度が第２閾値より低い場合に、コンテンツ出力システム１４の処理は、ステップＳ４０３に進む。一方、取得部２２が取得した照会頻度が第２閾値以上である場合に、コンテンツ出力システム１４の処理は、ステップＳ４０４に進む。

　ステップＳ４０３において、選択部２３は、出力装置１５に出力させるコンテンツとして、情報提示サービスの利用を促進するＰＲコンテンツを選択する。選択部２３は、選択したＰＲコンテンツを出力制御部１６に送信する。その後、コンテンツ出力システム１４の処理は、終了する。

　ステップＳ４０４において、選択部２３は、出力装置１５に出力させるコンテンツとして、一般コンテンツを選択する。選択部２３は、選択した一般コンテンツを出力制御部１６に送信する。その後、コンテンツ出力システム１４の処理は、終了する。

　以上に説明したように、実施の形態２に係る昇降機システムにおいて、オプションサービスは、情報提示サービスを含む。情報提示サービスは、利用者からの照会を表す照会情報が当該利用者の利用する情報端末から送信されるときに、当該情報端末に昇降機１の運転状況を提示するサービスである。

　このような構成により、情報提示サービスの利用がより促進される。これにより、昇降機１の運転状況などの情報が利用者により確実に提示されるようになるので、昇降機１を利用する利用者の利便性がより高められ、建物の価値がより高められる。

　また、取得部２２は、情報提示サービスの利用状況として、照会情報の受信に基づいて、情報提示サービスに対する照会頻度を取得する。選択部２３は、情報提示サービスに対する照会頻度が予め設定された第２閾値より低い場合に、出力装置１５に出力させるコンテンツとしてＰＲコンテンツを選択する。

　このような構成により、情報提示サービスに対する照会頻度が低い場合に、ＰＲコンテンツが利用者に提示されるようになる。情報提示サービスがあまり利用されていない場合に当該サービスの情報が利用者に周知されるようになるので、情報提示サービスの利用がより促進される。

　なお、オプションサービスは、単一の昇降機１に複数種類導入されていてもよい。このとき、取得部２２は、オプションサービスごとに利用状況を取得する。また、選択部２３は、各オプションサービスの利用状況に基づいて、対応するＰＲコンテンツを選択する。

　また、昇降機１は、エスカレーターであってもよい。このとき、出力装置１５は、例えばエスカレーターを利用する利用者が移動する経路に隣接して配置されるディスプレイまたはスピーカーなどであってもよい。コンテンツは、音声コンテンツであってもよい。

　本開示に係る昇降機システムは、複数の階床を有する建物に適用できる。本開示に係るコンテンツ出力システムは、当該昇降機システムに適用できる。

　１　昇降機、　２　昇降路、　３　乗場、　４　乗場操作盤、　５　巻上機、　６　主ロープ、　７　かご、　８　釣合い錘、　９　制御盤、　１０　かご操作盤、　１１　遠隔監視装置、　１２　通信網、　１３　中央管理装置、　１４　コンテンツ出力システム、　１５　出力装置、　１６　出力制御部、　１７　発信機、　１８　携帯端末、　１９　コンテンツ管理部、　２０　利用者情報記憶部、　２１　呼び登録部、　２２　取得部、　２３　選択部、　２４　運転情報管理部、　１００ａ　プロセッサ、　１００ｂ　メモリ、　２００　専用ハードウェア

Claims

　昇降機について、前記昇降機の利用者に提供される前記昇降機の利用に関するオプションサービスの利用状況を取得する取得部と、
　前記取得部が取得した前記オプションサービスの利用状況に応じて、前記オプションサービスの利用を促進するＰＲコンテンツを、前記昇降機に設けられた出力装置に出力させるコンテンツとして選択する選択部と、
　を備える、コンテンツ出力システム。
　前記昇降機は、エレベーターであり、
　前記オプションサービスは、利用者の呼びを表す要求情報が当該利用者の所持する携帯端末から送信されるときに、当該要求情報が表す呼びを前記エレベーターに登録させる呼び登録サービスである、
　請求項１に記載のコンテンツ出力システム。
　前記取得部は、前記呼び登録サービスの利用状況として、要求情報の受信に基づいて前記呼び登録サービスによる呼びの要求頻度を取得し、
　前記選択部は、前記呼び登録サービスによる呼びの要求頻度が予め設定された第１閾値より低い場合に、前記ＰＲコンテンツを選択する、
　請求項２に記載のコンテンツ出力システム。
　前記取得部は、前記呼び登録サービスの利用状況として、前記エレベーターに登録された呼びが前記呼び登録サービスによる呼びであるか否かを取得し、
　前記選択部は、前記エレベーターに登録された呼びが前記呼び登録サービスによる呼びでない場合に、前記ＰＲコンテンツを選択する、
　請求項２に記載のコンテンツ出力システム。
　前記エレベーターは、複数のかごを備え、
　前記選択部は、前記エレベーターに登録された呼びが前記呼び登録サービスによる呼びでない場合に、前記ＰＲコンテンツを、前記複数のかごのうち当該呼びに応答するかごに設けられた出力装置に出力させるコンテンツとして選択する、
　請求項４に記載のコンテンツ出力システム。
　前記オプションサービスは、利用者からの照会を表す照会情報が当該利用者の利用する情報端末から送信されるときに、当該情報端末に前記昇降機の運転状況を提示する情報提示サービスである、
　請求項１に記載のコンテンツ出力システム。
　前記取得部は、前記情報提示サービスの利用状況として、照会情報の受信に基づいて前記情報提示サービスに対する照会頻度を取得し、
　前記選択部は、前記情報提示サービスに対する照会頻度が予め設定された第２閾値より低い場合に、前記ＰＲコンテンツを選択する、
　請求項６に記載のコンテンツ出力システム。
　コンテンツを出力する出力装置が設けられた昇降機と、
　請求項１から請求項７のいすれか一項に記載のコンテンツ出力システムと、
　を備える、昇降機システム。
　コンテンツを出力する出力装置が設けられた昇降機と、
　前記昇降機の利用者が所持する携帯端末と、
　請求項２から請求項５のいすれか一項に記載のコンテンツ出力システムと、
　を備える、昇降機システム。