WO2023095688A1 - 肌処理装置 - Google Patents

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謙太朗 山▲崎▼
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ヤーマン株式会社
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    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/18Applying electric currents by contact electrodes
    • A61N1/20Applying electric currents by contact electrodes continuous direct currents
    • A61N1/30Apparatus for iontophoresis, i.e. transfer of media in ionic state by an electromotoric force into the body, or cataphoresis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61N1/18Applying electric currents by contact electrodes
    • A61N1/32Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents

Definitions

  • the plurality of electrodes 30 are three electrodes arranged in an annular shape around the center of the contact surface 3a of the head portion 3. As shown in FIG. However, the number, shape, arrangement, etc. of the plurality of electrodes 30 are arbitrary.
  • the electrodes 30 are paired to generate various output waveforms having various actions.
  • an output mode in which the electrodes 30 are paired to generate an output waveform having an effect of permeating an active ingredient (cosmetic ingredient) into the skin (hereinafter also simply referred to as “permeation effect”) is referred to as “infiltration mode”.
  • the output mode in which the electrodes 30 are paired to generate a high-frequency output waveform having a heating effect is referred to as a "high-frequency mode M3.”
  • the electrodes 30 are paired to generate an output waveform that has the action of introducing ions (ions related to active ingredients) into the skin or the action of deriving ions (ions related to dirt etc.) from the skin.
  • the output mode is also referred to as "ion introduction/derivation mode M7".
  • the mode setting unit 112 sets the operation mode desired by the user based on the user input from the user input acquisition unit 111 .
  • the mode setting unit 112 may set the operation mode based on other parameters instead of or in addition to the user input.
  • Various operation modes may be prepared, and the number and types thereof are arbitrary. In this embodiment, as an example, a plurality of operation modes are prepared, including an operation mode A0 and an operation mode A1.
  • the operation mode A1 is one mode realized by combining two or more of various modes such as the above-described infiltration mode M1 and high frequency mode M3. A plurality of operation modes A1 may be prepared in different combinations.
  • the drive circuit section 120 includes a driver that drives a plurality of switching elements Tr, which will be described later.
  • the drive circuit unit 120 generates drive signals for turning on/off the switching elements Tr of the output waveform generation unit 130 according to the control signals CT1 and CT2 from the control signal generation unit 114, respectively, and outputs the generated drive signals. , to the corresponding switching elements Tr.
  • the time allocation of the output of the output waveform in the infiltration mode M1 is 40% or more of the total in each predetermined range for the purpose of infiltration.
  • preferable treatment waveforms may be combined between the output waveforms of the infiltration mode M1 according to the site and purpose.
  • allantoin, aldioxa, carnitine HCl, urea as a moisturizing agent, etc. can be cited as examples, but any substance having a pH in the vicinity of weakly acidic to weakly alkaline and positively charged (the amount of charge may be minute) may be used. , but not limited to these compound groups.

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Abstract

ユーザの肌への有効成分の浸透効果を効果的に高める。 ユーザの肌に当接可能な複数の電極と、複数の電極に電気的に接続される電源と、電源に基づいて複数の電極を介して肌への第1出力波形を生成する電気回路部とを含み、第1出力波形は、交流波形であり、半周期のうちの最初又は途中若しくは最後に第1ピーク電圧値を有するとともに、半周期のうちの残りの区間において、第1ピーク電圧値よりも大きさが小さい第2ピーク電圧値、又は、略一定の電圧値を有する 、肌処理装置が開示される。

Description

肌処理装置
 本開示は、肌処理装置に関する。
 高電圧の極短い電気パルスと、当該極短い電気パルスより低い電圧であって且つ一つのパルス巾或いは半周期が当該極短い電気パルスの巾より長い時間である電気パルス群を組合せた電気的刺激を、ユーザの肌に当接させた電極を介して与える技術が知られている。
特開2013-78514号公報
 しかしながら、上記のような従来技術では、ユーザの肌への有効成分の浸透効果を効果的に高めることが難しい。
 そこで、本開示は、ユーザの肌への有効成分の浸透効果を効果的に高めることを目的とする。
 1つの側面では、ユーザの肌に当接可能な複数の電極と、
 前記複数の電極に電気的に接続される電源と、
 前記電源に基づいて前記複数の電極を介して肌への第1出力波形を生成する電気回路部とを含み、
 前記第1出力波形は、交流波形であり、半周期のうちの最初又は途中若しくは最後に第1ピーク電圧値を有するとともに、半周期のうちの残りの区間において、前記第1ピーク電圧値よりも大きさが小さい第2ピーク電圧値、又は、略一定の電圧値を有する、肌処理装置が提供される。
 本開示によれば、ユーザの肌への有効成分の浸透効果を効果的に高めることが可能となる。
本実施例の肌処理装置の外観を示す斜視図である。 図1の肌処理装置の2面図である。 肌処理装置の外観の他の例を示す斜視図である。 一例による制御系の概略的な構成図である。 図3の制御装置により実現される機能を説明するブロック図である。 パラメータ記憶部内に記憶される各種パラメータの設定値の説明図である。 浸潤モードM1の出力波形の好ましい例を示す図である。 浸潤モードM1の出力波形の他の例を示す図である。 浸潤モードM1の出力波形の更なる他の例を示す図である。 浸潤モードM1の出力波形の更なる他の例を示す図である。 図6CのQ6部の拡大図である。 高周波モードM3の出力波形の好ましい例を示す図である。 各種出力波形による有効成分の浸透効果を比較する図である。 各種出力波形による他の有効成分の浸透効果を比較する図である。 第1比較例による出力波形を示す図である。 第2比較例による出力波形を示す図である。 図6に示すような浸潤モードM1の出力波形の周波数の違いに応じた効果の相違の説明図である。 図6に示すような浸潤モードM1の出力波形の電流値の違いに応じた効果の相違の説明図である。 図6に示すような浸潤モードM1の出力波形の使用時間の違いに応じた効果の相違の説明図である。 図6に示すような浸潤モードM1の出力波形と他の出力波形とを組み合わせて付与した場合の、他の出力波形の特性の違いに応じた効果の相違の説明図である。 浸潤モードM1の出力波形の具体的な波形の態様の違いに応じた効果の相違の説明図である。
 以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
 図1は、本実施例の肌処理装置1の外観を示す斜視図であり、図2は、図1の肌処理装置1の2面図であり、左側が側面視であり、右側が正面視である。なお、肌処理装置の外観は図1及び図2に示す例に限定されるものではなく、例えば、図2Aに示すような外観の肌処理装置であってもよい。
 本実施例の肌処理装置1は、美顔器の形態であり、ユーザの顔部の肌に美容関連効果を付与するように構成される。ただし、変形例では、肌処理装置1は、ユーザの顔部に加えて又は代えて、ユーザの顔部以外に同様の美容関連効果を付与するように構成されてもよい。また、肌処理装置1は、美容関連効果とは異なる効果(例えば医薬品の経皮吸収の促進効果)を付与するために利用されてもよい。
 美容関連効果は、任意であり、たるみの解消や、引き締め、脂肪燃焼、リフトアップ、小顔化、肌のハリやツヤ、潤いの向上又はその類の1つ以上の任意の組み合わせを含んでよい。また、美容関連効果は、数値化可能な効果であってもよいし、数値化可能でない効果であってもよい。
 本実施例の肌処理装置1は、ユーザの肌に当接する複数の電極を介して各種出力を付与することで、ユーザの肌に美容関連効果を付与するように構成される。
 本実施例の肌処理装置1は、ユーザの手により把持可能な携帯型であるが、固定機器にアーム等を介して可動に支持される可動式に適用されてもよい。
 肌処理装置1は、把持部2と、ヘッド部3とを含む。この場合、ユーザは、把持部2を挟持して、ヘッド部3を自身の顔部における所望の部位に当てることで、所望の部位に対して肌処理装置1からの各種出力を付与できる。
 把持部2は、ユーザの手で把持されやすい形態を有する。把持部2には、電源のオン/オフボタンやモード切替ボタン、強さ調整ボタン等のような各種ボタンを含むユーザインターフェイス20を含んでよい。なお、各種ボタンは、機械式のボタンであってもよいし、タッチスイッチであってもよい。また、把持部2には、肌処理装置1の状態等を表示する表示部(図示せず)が設けられてもよい。また、把持部2には、ユーザの手に触れる電極(図示せず)が設けられてもよい。
 ヘッド部3は、把持部2の端部に設けられる。なお、ヘッド部3は、把持部2に対して固定されてもよいし、取り外し可能であってもよいし、把持部2に対して可動であってもよい。
 ヘッド部3は、ユーザの肌に当接可能であり、ユーザの肌に当接されるのに適した形態を有する。例えば、ヘッド部3は、略平面状(比較的大きい曲率半径の曲面状を含む)の当接面3aを有してよい。図2には、側面視で当接面3aの延在方向(基本面)が一点鎖線で示されている。この場合、当接面3aは、側面視で略直線に近似できる平面である。正面視での当接面3aの形態(当接面3aに対して垂直な方向に視たときの形態)は、矩形や円形、楕円形、多角形等のような任意であり、本実施例では、一例として、図2に示すように、円形である。
 ヘッド部3は、当接面3aに配置される複数の電極30を有する。複数の電極30は、ユーザの肌に当接しやすいように、ヘッド部3の当接面3aの基本面よりも僅かに突出した形態であってもよい。
 本実施例では、一例として、複数の電極30は、ヘッド部3の当接面3aの中心付近を中心として、円環状に配置された3つの電極である。ただし、複数の電極30の数や形状、配置等に任意である。
 なお、本実施例では、電極30同士が対をなして、各種作用を有する多様な出力波形を生成できる。以下では、電極30同士が対をなして、肌内へと有効成分(美容成分)を浸透させる作用(以下、単に「浸透作用」とも称する)を有する出力波形を生成する出力モードを、「浸潤モードM1」と称し、電極30同士が対をなして、加温作用を有する高周波の出力波形を生成する出力モードを、「高周波モードM3」と称する。また、電極30同士が対をなして、肌内へとイオン(有効成分に係るイオン)を導入する作用又は肌内からイオン(汚れ等に係るイオン)を導出する作用を有する出力波形を生成する出力モードを、「イオン導入/導出モードM7」とも称する。
 次に、図3、図4及び図5を参照して、肌処理装置1の制御系の構成について説明する。
 図3は、一例による制御系100の概略的な構成図である。図4は、図3の制御装置110により実現される機能を説明するブロック図である。図5は、パラメータ記憶部116内に記憶される各種パラメータの設定値の説明図である。図3には、制御系100に加えて、電源150が併せて示されている。
 図3に示す例では、制御系100は、制御装置110と、電気回路部200とを含み、電気回路部200は、駆動回路部120と、出力波形発生部130と、切替回路部140とを含む。
 制御装置110は、コンピュータを含み、例えばマイクロコンピュータにより形成されてよい。なお、制御装置110は、電源150からの電力に基づいて動作してよい。
 制御装置110は、後述する浸潤モードM1や高周波モードM3等のような各種モードを選択的に形成し、各モードにおいて、対応する出力波形が生成されるように、駆動回路部120、出力波形発生部130、及び切替回路部140を介して複数の電極30を制御する。
 本実施例では、一例として、制御装置110は、図4に示すように、ユーザ入力取得部111と、モード設定部112と、制御パラメータ設定部113と、制御信号生成部114と、切替制御部115と、パラメータ記憶部116とを含む。ユーザ入力取得部111から切替制御部115までの各部は、例えば制御装置110のCPU(Central Processing Unit)(図示せず)が、制御装置110の記憶装置(図示せず)の1つ以上のプログラムを実行することで実現できる。パラメータ記憶部116は、制御装置110の記憶装置(図示せず)により実現できる。
 ユーザ入力取得部111は、上述したユーザインターフェイス20を介してユーザからの各種ユーザ入力を取得する。各種ユーザ入力は、電源のオン/オフ、モード選択入力、強度調整入力等を含んでよい。
 モード設定部112は、ユーザ入力取得部111からユーザ入力に基づいて、ユーザの所望する動作モードを設定する。なお、変形例では、モード設定部112は、ユーザ入力に代えて又は加えて、他のパラメータに基づいて、動作モードを設定してもよい。動作モードは各種用意されてよく、その数や種類は任意である。本実施例では、一例として、動作モードは、複数用意され、動作モードA0と、動作モードA1とを含む。
 動作モードA0は、上述した浸潤モードM1等のような各種モードのうちの、単独で実現される一のモードである。例えば、動作モードA0は浸潤モードM1であってよい。この場合、動作モードA0が形成されている間、浸潤モードM1だけが継続的に実現される。
 動作モードA1は、上述した浸潤モードM1や高周波モードM3等のような各種モードのうちの、2つ以上の組み合わせで実現される一のモードである。動作モードA1は、組み合わせ方が異なる態様で、複数用意されてもよい。
 動作モードA1において、各モードは、それぞれの持続時間にわたって、対応する出力波形を出力する態様で、間欠的かつ周期的に繰り返される。
 制御パラメータ設定部113は、モード設定部112により設定される動作モードに応じて、対応する出力波形を実現するための各種制御パラメータの各値を設定する。各種制御パラメータは、交流波形か直流波形かを示す第1パラメータと、周波数を示す第2パラメータと、持続時間を示す第3パラメータと、出力波形を生成する電極の対を表す第4パラメータ等を含んでよい。持続時間とは、当該モードに係る出力波形の出力時間に対応し、対応する出力波形の開始時点から終了時点までの連続的な出力時間に対応する。なお、第3パラメータは、上述した動作モードA1だけで利用され、動作モードA0では利用されなくてよい。なお、動作モードA0では、持続時間は、例えば電源がオフされるまでであってもよいし、他の要件(例えば図示しないサーミスタからの温度情報に基づく要件等)で決定されてもよい。
 制御パラメータ設定部113は、パラメータ記憶部116内の各パラメータの設定値に基づいて、対応する出力波形を実現するための各種制御パラメータの各値を設定してよい。図5には、パラメータ記憶部116内に記憶される各種パラメータの設定値の一例が示されている。図5に示す例では、浸潤モードM1や高周波モードM3等の各モードに対して、各種パラメータの設定値が対応付けられている。なお、図5では、第1パラメータの値“1”は交流波形を表し、値“0”は直流波形を表す。また、第4パラメータの値PT1、PT3及びPT7は、出力波形を生成する電極の対の変化パターンを表してもよい。なお、出力波形を生成する電極の対は、一対一の関係の対であってもよいし、一対多の関係の対であってもよい。
 制御信号生成部114は、制御パラメータ設定部113により設定された各種パラメータの値に基づいて、PWM(Pulse Width Modulation)信号の形態の制御信号を生成する。制御信号生成部114は、生成した制御信号を、駆動回路部120に与える。
 図3に示す例では、制御系100は、駆動回路部120を有し、駆動回路部120は、複数の電極30を介して各種出力波形を発生する。図3には、制御信号CT1、CT2の一部の波形が模式的に示されている。この場合、制御信号CT1、CT2は、それぞれ別々の制御ラインL1、L2を介して駆動回路部120に付与されてよい。制御信号CT1、CT2の周波数(デュティー比)は、第2パラメータの設定値に応じて決まってよい。
 また、ある一のモードが実現される際、制御信号CT1、CT2(及びそれに伴い制御ラインL1、L2)が出力されるか否かは、当該一のモードに対応付けられている第1パラメータの設定値に応じて決まってよい。例えば、一のモードに関して、第1パラメータの設定値が“1”である場合、制御信号CT1、CT2の双方が出力され、第1パラメータの設定値が“0”である場合、制御信号CT1、CT2の一方だけ出力されてよい。また、ある一のモードが実現される際、当該一のモードに対応付けられている制御信号CT1、CT2の持続時間は、第3パラメータの設定値に応じて決まってよい。
 駆動回路部120は、後述する複数のスイッチング素子Trを駆動するドライバを含む。駆動回路部120は、それぞれ、制御信号生成部114からの制御信号CT1、CT2に応じて出力波形発生部130のスイッチング素子Trをオン/オフさせるための駆動信号を生成し、生成した駆動信号を、対応するスイッチング素子Trに与える。
 出力波形発生部130は、それぞれ、直流電源である電源150に基づいて、出力波形を生成する。出力波形発生部130は、対のスイッチング素子Trと、トランス135とを含む。
 対のスイッチング素子Trは、例えばトランジスタ等のスイッチング素子であり、一方は、トランス135の端子Taに接続され、他方は、トランス135の端子Tbに接続される。トランス135は、センタータップに係る端子Tcに電源150が接続される。本実施例では、トランス135は、高周波モードM3の周波数に適合された周波数仕様である。例えば、トランス135の誘起電圧Eを、E=√2・π・f・n・φmとした場合、周波数fは、高周波モードM3の周波数(図5の第2パラメータの設定値α3)と略等しい。なお、この場合、nは、巻数であり、φmは、磁束である。なお、トランス135は、周辺回路の設定乗数やフェライトコア(トランス135の内部部品)の材質や密着度を変えるなどの設定(調整)に基づいて、高周波モードM3の周波数に適合されてよい。
 切替回路部140は、出力波形発生部130の出力端子(すなわちトランス135の出力端子)Td、Teの接続先を、複数の電極30内で切り替えることで、出力波形を生成する電極の対を複数の電極30内で制御する。この場合、切替回路部140は、第4パラメータの設定値に基づいて、出力波形を生成する電極の対を制御してよい。
 なお、図3に示した制御系100は、あくまで一例であり、生成対象の出力波形の種類や異なる種類の出力波形の発生させ方等の要請、コスト等に応じて、適宜、変更されてよい。例えば、切替回路部140において、出力波形発生部130の出力端子(すなわちトランス135の出力端子)Td、Teの接続先が、他の電極(図示せず)を含んでよく、この場合、出力波形を発生する対の電極は、時分割により切り替えられてもよい。あるいは、2系統以上の駆動回路部120や出力波形発生部130が設けられてもよい。また、対の電極の切り替えが不要な構成の場合、切替回路部140は省略されてもよい。また、PWM信号は、発振器を利用して駆動回路部120に直接的(制御装置110を介さずに)印加されてもよい。
 図6は、浸潤モードM1の出力波形の好ましい例を示す図である。図6Aから図6Cは、浸潤モードM1の出力波形の他の例を示す図である。図6(図6Aから図6Cも同様)では、横軸に時間を取り、縦軸に電圧値を取ったときの、浸潤モードM1の出力波形(時系列波形)が示されている。なお、図6(図6Aから図6Cも同様)において、ΔT1は、出力波形の一周期を表す。
 本実施例では、浸潤モードM1の出力波形(第1出力波形の一例)は、交流波形であり、かつ、半周期(ΔT/2)の間に複数のピーク電圧値を有する。この場合、複数のピーク電圧値は、第1ピーク電圧値Vp1と、1つ以上の第2ピーク電圧値Vp2とを含む。
 第1ピーク電圧値Vp1は、半周期の最初に現れるピーク電圧値であり、第2ピーク電圧値Vp2は、第1ピーク電圧値Vp1よりも後に現れ、かつ、第1ピーク電圧値Vp1よりも大きさが小さい。第2ピーク電圧値Vp2は、図6に示すように、徐々に小さくなる態様で複数連続して発生してもよい。第2ピーク電圧値Vp2は、好ましくは、第1ピーク電圧値Vp1の大きさの半分よりも小さい。
 浸潤モードM1の出力波形の周波数は、高周波モードM3の出力波形の周波数よりも有意に低く、好ましくは10kHzから500kHzの間であり、更に好ましくは50kHzから200kHzの間である。
 図6Aから図6Cは、図6に示す出力モードM1の出力波形に代えて利用されてもよい他の出力波形を示す図である。図6Dは、図6CのQ6部の拡大図である。図6A及び図6Cに示す例は、図6に示した出力波形に対して、第2ピーク電圧値Vp2が存在しない点が主に異なる。この場合、半周期分の出力波形の電圧値は、第1ピーク電圧値Vp1から略一定値(略一定の電圧値)を保つ態様で変化する。この場合、略一定値は、第2ピーク電圧値Vp2と同様のレベルであってもよい。あるいは、略一定値は、図6Cに示すように、第2ピーク電圧値Vp2よりもわずかに小さいレベルであってよい。この場合、第1ピーク電圧値Vp1に係るピーク波形で、エレクトロポレーションのような効果があり、その後の電気刺激(略一定値の区間)で、浸透を促す効果が期待できる。なお、略一定値とは、図6Dに示すような比較的小さい鋸状の波形で生じる誤差を許容する概念であり、例えば一定値に対する誤差が10%以内を許容する概念である。なお、図6Dにおいて、BVp1は、第1ピーク電圧値Vp1の大きさ(振幅)を表し、δは、略一定値の変動幅を表している。なお、図6Dは、図6Cの略一定値を説明する図であるが、図6Aに対しても同様である。
 図6Bに示す例は、図6に示した出力波形に対して、第1ピーク電圧値Vp1が半周期の最初に現れずに途中から現れる点が主に異なる。この場合、図6Bに示すように、第2ピーク電圧値Vp2が半周期の最初に現れてよい。なお、図6Bに示す例では、第1ピーク電圧値Vp1が半周期の中間付近で現れるが、中間付近よりも有意に後(例えば最後)に(又は有意に前に)現れてもよい。これは、図6A及び図6Cに示した出力波形についても同様である。すなわち、図6A及び図6Cに示した出力波形においても、第1ピーク電圧値Vp1は、必ずしも半周期の最初に現れる必要はなく、半周期の途中又は最後に現れてもよい。
 なお、図6から図6Cに示すような各種波形は、正負で実質的に対称な波形であってよいが、正側又は負側において僅かなオフセットを有してもよい。
 ここで、図6から図6Cに示すような各種波形において、第1ピーク電圧値Vp1の持続時間(ΔTVp1)は、好ましくは、半周期(=ΔT/2)に対して、又は、半周期(=ΔT/2)内の残りの時間(=ΔT/2-ΔTVp1)に対して、1/5以下である。すなわち、ΔTVp1≦1/5×(ΔT/2-ΔTVp1)である。例えば、図6に示す例では、第1ピーク電圧値Vp1の持続時間(ΔTVp1)は、好ましくは、第2ピーク電圧値Vp2の持続時間(=ΔTVp2=ΔT/2-ΔTVp1)に対して、1/5以下である。また、図6Bに示す例では、第1ピーク電圧値Vp1の持続時間(ΔTVp1)は、好ましくは、2つの第2ピーク電圧値Vp2の持続時間の合計(=2×ΔTVp2=ΔT/2-ΔTVp1)に対して、1/5以下である。なお、これらの場合、第1ピーク電圧値Vp1の持続時間(ΔTVp1)は、第1ピーク電圧値Vp1の大きさの80%以上が維持される期間として測定されてよい。
 このような浸潤モードM1の出力波形による効果については、図8以降を参照して後述する。
 図7は、高周波モードM3の出力波形(第3出力波形の一例)の好ましい例を示す図である。図7では、横軸に時間を取り、縦軸に電圧値を取ったときの、高周波モードM3の出力波形(時系列波形)が示されている。なお、図7において、ΔT3は、出力波形の一周期を表す。
 高周波モードM3の出力波形は、高周波の交流波形であり、上述したように浸潤モードM1の出力波形の周波数よりも有意に高い周波数を有する。高周波モードM3の出力波形の周波数は、例えば、900kHz以上であってよい。
 ところで、図6に示した浸潤モードM1の出力波形は、図7に示す高周波モードM3の出力波形とは、有意に波形(周波数以外の波形特徴)が異なるが、高周波モードM3の出力波形と同じハードウェア資源を利用して生成できる。具体的には、浸潤モードM1の出力波形と、高周波モードM3の出力波形は、ともに、図3に示した制御系100の出力波形発生部130を介して生成可能である(即ち、出力波形発生部130は交流発生部の一例である)。この場合、浸潤モードM1の出力波形を生成する場合と、高周波モードM3の出力波形を生成する場合とで、制御信号生成部114からの制御信号CT1、CT2の周波数が異なるだけである。すなわち、浸潤モードM1の出力波形を生成する場合は、制御信号生成部114からの制御信号CT1、CT2の周波数は、浸潤モードM1の出力波形の周波数に対応するのに対して、高周波モードM3の出力波形を生成する場合は、制御信号生成部114からの制御信号CT1、CT2の周波数は、高周波モードM3の出力波形の周波数に対応するだけの相違である。
 上述したように、本実施例では、トランス135は、高周波モードM3の周波数に適合された周波数仕様であるので、高周波モードM3の周波数に対応する制御信号CT1、CT2に対しては、図7に示すような所望の周波数(高周波モードM3の周波数)の正弦波状の出力波形を生成できる。一方、トランス135は、高周波モードM3の周波数よりも有意に低い浸潤モードM1の出力波形の周波数に対応する制御信号CT1、CT2に対しては、図7に示すような正弦波状の出力波形(浸潤モードM1の出力波形に係る周波数に対応する正弦波状の出力波形)を、生成できない。他方、トランス135は、高周波モードM3の周波数よりも有意に低い浸潤モードM1の出力波形の周波数に対応する制御信号CT1、CT2に対しては、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形を生成できる。
 このようにして本実施例によれば、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形を生成するための特別なハードウェア資源を必要とすることなく、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形を生成できる。すなわち、本実施例によれば、高周波モードM3の出力波形を生成するためのハードウェア資源を利用して、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形を生成できる。この結果、制御系100の部品バリエーション及び部品点数を最小限に留めつつ、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形を含む多様な出力波形(上述又は後述するような各種作用を有する出力波形)を生成できる。
 次に、図8以降を参照して、図6(又は図6Aから図6C、以下同様)に示すような浸潤モードM1の出力波形による効果について説明する。
 図8は、各種出力波形による有効成分の浸透効果を比較する図である。図8の左側には、縦軸に、テープ2-5枚目に係る角層内吸収量を取り、横軸に、各種試験条件C1からC5が対応付けられ、試験条件C1からC5のそれぞれにおける同角層内吸収量が示されている。また、図8では、右側には、縦軸に、テープ6-10枚目に係る角層内吸収量を取り、横軸に、各種試験条件C1からC5が対応付けられ、試験条件C1からC5のそれぞれにおける同角層内吸収量が示されている。試験条件C1は、肌処理装置1から出力波形を発生させない条件(以下、「出力不使用条件」とも称する)に対応し、試験条件C2からC5は、肌処理装置1を使用する条件であり、試験条件C2は、高周波モードM3の出力波形だけが付与される条件に対応し、試験条件C3は、第1比較例による出力波形(図9に示す正側の出力波形)だけが付与される条件に対応し、試験条件C4は、第2比較例による出力波形(図10に示す負側の出力波形)だけが付与される条件に対応する。また、試験条件C5は、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形だけが付与される条件に対応する。
 図9及び図10は、第1比較例及び第2比較例による出力波形の例を示す図である。図9及び図10では、横軸に時間を取り、縦軸に電圧値を取ったときの、第1比較例による出力波形(時系列波形)が示されている。なお、図9及び図10において、ΔT2は、出力波形の一周期を表す。
 第1比較例では、一の持続時間内に、少なくとも2回以上周期的に変化する連続波形を発生する。第1比較例による出力波形(第2出力波形の一例)は、パルス状の直流波形であり、イオン導入/導出モードM7で利用される出力波形と同様であってよい。なお、イオン導入/導出モードM7では、図9に示す波形に代えて、第2比較例として、図10に示すような極性が反転した出力波形(第2出力波形の一例)が利用されてもよい。
 本試験は、以下のとおりの手順で実行された。
1)まず、皮膚恒常性の確認として、前腕部を洗浄後、15分、馴化し、適用部位(5箇所)の水分蒸発量を計測した上で、数値の大きな変動や傷がないことを確認した。
2)次いで、以下のとおり、美顔器処理から定量計測を行った。
2-1:前腕部に試料を滴下する。
2-2:2-1の処理後、試料の上から1.5分間、毎秒1回転のスピードで円を描くような動作で使用する。なお、出力不使用条件では、電源をオフした状態の肌処理装置1(すなわち出力波形が一切生成されていない状態の肌処理装置1)を用いて同様の動作を実現する。
2-3:2-2の処理後、いずれもコットンで残存試料を拭き取り、50%のエタノール溶液を浸したコットンで皮膚表面を拭き取り、洗浄を行う。
2-4:2-3の処理後、適用部位の角層を粘着テープ(商品名「D-Squame(登録商標」で商業的に入手可能な角質チェッカー)にて剥離し、テープ2-5枚目及びテープ6-10枚目のそれぞれに含有するVCPMg(リン酸L-アスコルビルマグネシウム)量を定量する。
 なお、本試験では、肌処理装置1の電気的な影響を考慮し、試験条件C1から実行された。
 図8に示すように、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形によれば、他のモードの出力波形よりも、テープ2-5枚目及びテープ6-10枚目のいずれにおいても、顕著に高い浸透効果を期待できることが分かった。図6に示すような浸潤モードM1の出力波形は、通常の正弦波や矩形波と比べてピーク(第1ピーク電圧値Vp1)を有することで、エクスポレーションと同様の効果が付加され、浸透効果が向上するものと推測される。
 ここで、第1比較例及び第2比較例には、向いている物質とそうでない物質があるが、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形は、後述するようなあらゆる特性の成分において、高い浸透効果を期待できることが分かった。例えば、図8Aは、リン酸L-アスコルビルマグネシウムに代えてナイアシンアミド(ビタミンB3)の場合の同様の試験結果を示す。ただし、試験条件の詳細は、異なってよく、例えば成分濃度等は異なる。この場合も、図8Aに示すように、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形によれば、他のモードの出力波形よりも、顕著に高い浸透効果を期待できることが分かった。なお、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形は、浸透に適する皮膚外用剤の有用成分の浸透促進において低分子、高分子、油溶性物質のいずれにも効果があるが、有用成分の一例は後述する。
 図11は、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形の周波数の違いに応じた効果の相違の説明図である。図11では、縦軸に、角層内吸収量を取り、横軸に、各種試験条件C10からC12及びC1が対応付けられ、試験条件C10からC12及びC1のそれぞれにおける角層内吸収量が、テープ2-5枚目に係る角層内吸収量(符号2301参照)と、テープ6-10枚目に係る角層内吸収量(符号2302参照)と、それらの合計(テープ2-10枚目に係る角層内吸収量)(符号2303参照)とに分けて、示されている。
 試験条件C10からC12は、それぞれ、浸潤モードM1の出力波形の周波数が50kHz、70kHz、156kHzである条件に対応し、試験条件C1は、上述した出力不使用条件(肌処理装置1から出力波形を発生させない条件)である。なお、試験手順は、図8を参照して上述したとおりである。
 図11に示すように、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形によれば、試験条件C1に係る結果と比べて明らかなように、いずれの周波数においても有効な結果が得られた。なお、浸潤モードM1の出力波形の周波数に関して、周波数が低いほうが僅かに角層内吸収量が多くなる傾向も確認できる。
 図12は、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形の電流値の違いに応じた効果の相違の説明図である。図12では、縦軸に、角層内吸収量を取り、横軸に、各種試験条件C20、C21及びC1が対応付けられ、試験条件C20、C21及びC1のそれぞれにおける角層内吸収量が、テープ2-5枚目に係る角層内吸収量(符号2301参照)と、テープ6-10枚目に係る角層内吸収量(符号2302参照)と、それらの合計(テープ2-10枚目に係る角層内吸収量)(符号2303参照)とに分けて、示されている。
 試験条件C20、C21は、それぞれ、浸潤モードM1の出力波形の周波数が70kHzである条件に対応し、試験条件C20は、試験条件C21よりも電流値が2倍である点を除き、試験条件C21と同じ条件である。なお、試験条件C1は、上述した出力不使用条件である。
 図12に示すように、電流値が高いほうがすべての層において吸収量が高くなる傾向が確認できる。具体的には、電流値が2倍である場合(試験条件C21に対して試験条件C20)、吸収量が1.5倍になっている。このことから、同じ周波数であれば、電流値が高いほうが吸収量が多くなることが分かる。
 図13は、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形の使用時間の違いに応じた効果の相違の説明図である。図13では、縦軸に、角層内吸収量を取り、横軸に、各種試験条件C30、C31及びC1が対応付けられ、試験条件C30、C31及びC1のそれぞれにおける角層内吸収量が、テープ2-5枚目に係る角層内吸収量(符号2301参照)と、テープ6-10枚目に係る角層内吸収量(符号2302参照)と、それらの合計(テープ2-10枚目に係る角層内吸収量)(符号2303参照)とに分けて、示されている。
 試験条件C30、C31は、それぞれ、浸潤モードM1の出力波形の周波数が70kHzである条件に対応し、試験条件C30は、使用時間が90秒であり、試験条件C31は、使用時間が15秒である。なお、試験条件C1は、上述した出力不使用条件である。
 図13に示すように、使用時間が長いほうがすべての層において吸収量が高くなる傾向が確認できる。具体的には、使用時間が6倍である場合(試験条件C31の“15秒”に対して6倍の試験条件C30の“90秒”)、吸収量は、テープ2-10枚目で3.6倍になっている。このことから、同じ周波数であれば、使用時間が長いほうが吸収量が多くなることが分かる。従って、例えば、動作モードA1に浸潤モードM1を含め、かつ、動作モードA1の一の周期に占める浸潤モードM1の時間の比率を高くすることで、単位時間あたりの吸収量を効率的に高めることが期待できる。
 図14は、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形と他の出力波形とを組み合わせて付与した場合の、他の出力波形の特性の違いに応じた効果の相違の説明図である。図14では、縦軸に角層内吸収量を取り、横軸に各種試験条件C60からC63が対応付けられ、試験条件C60からC63のそれぞれにおける角層内吸収量が、テープ2-5枚目に係る角層内吸収量(符号2301参照)と、テープ6-10枚目に係る角層内吸収量(符号2302参照)と、それらの合計(テープ2-10枚目に係る角層内吸収量)(符号2303参照)と、に分けて示されている。
 試験手順は、肌処理装置1の使用時間が1.0分間であること、及び、出力不使用条件に対応する内容(試験条件C60に関する下記の内容を参照)を除いて、上述した手順と同様である。図14(A)は試料がVCPMg(リン酸L-アスコルビルマグネシウム)である場合の結果であり、同図(B)は試料がナイアシンアミド(ビタミンB3)である場合の結果である。
 試験条件C60は、肌処理装置1から出力波形を発生させない条件であるが、上述した出力不使用条件とは異なり、肌処理装置1を使用して試料の上から所定の動作をすることなく、前腕部に滴下した試料をそのまま放置した。
 試験条件C61では、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形(周波数が70kHzで1秒)とマイナスの直流波形(1秒)とが交互に切り替えられて繰り返し付与された。試験条件C62では、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形(周波数が70kHzで1.6秒)とマイナスの直流波形(0.4秒)とが交互に切り替えられて繰り返し付与された。試験条件C63では、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形(周波数が70kHzで0.3秒)とマイナスの直流波形(0.3秒)とが交互に切り替えられて繰り返し付与された。
 試料がナイアシンアミドである場合については、試験条件C61からC63について、周波数が130kHzとされ、また、プラスの直流波形とされた。なお、前腕部に試料として滴下されたVCPMg(リン酸L-アスコルビルマグネシウム)の成分濃度とナイアシンアミド(ビタミンB3)の成分濃度とは相互に異なる。
 図14(A)に示すように、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形と他の出力波形とを組み合わせて付与した場合(即ち、試験条件C61からC63)も、浸潤モードM1の出力波形を使用しない場合(即ち、試験条件C60)の結果と比べて明らかなように、テープ2-5枚目及びテープ6-10枚目のいずれにおいても、顕著に高い浸透効果を期待できることが分かった。具体的には、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形の出力の時間配分が全体の40%以上である場合に特に良好な浸透効果が実現され、浸潤モードM1の出力波形の出力の時間配分が多いほうが角層内吸収量が多くなる傾向が確認できる。また、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形と直流波形とを比較的高速で交互に切り替えて繰り返し付与する場合は、浸潤モードM1の出力波形を1秒以上連続して出力して切り替えるほうが、角層内吸収量が多くなる傾向が確認できる。
 また、図14(B)に示すように、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形と他の出力波形とを組み合わせて付与した場合(即ち、試験条件C61からC63)も、浸潤モードM1の出力波形を使用しない場合(即ち、試験条件C60)の結果と比べて明らかなように、テープ2-5枚目及びテープ6-10枚目のいずれにおいても、顕著に高い浸透効果を期待できることが分かった。具体的には、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形の出力の時間配分が全体の40%以上である場合に特に良好な浸透効果が実現され、浸潤モードM1の出力波形の出力の時間配分が多いほうが、少なくともテープ2-10枚目の合計で角層内吸収量が多くなる傾向が確認できる。また、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形と直流波形とを比較的高速で交互に切り替えて繰り返し付与する場合は、浸潤モードM1の出力波形を1秒以上連続して出力して切り替えるほうが、角層内吸収量が多くなる傾向が確認できる。なお、図には含めていないが、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形と直流波形とを30秒で切り替えて付与する場合も、角層内吸収量が試験条件C60よりも多くなることが確認された。
 図14に示す結果から、すなわち、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形と他の出力波形とを組み合わせて付与する場合は、浸潤モードM1の出力波形の出力の時間配分が全体の40%以上であることが好ましく、また、浸潤モードM1の出力波形を1秒以上連続して出力することが好ましいことが分かる。なお、この場合、肌処理装置1の電気回路部200により、他の出力波形が生成され、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形と他の出力波形との組み合わせの内容(例えば、浸潤モードM1の出力波形の出力が全体に占める時間配分の割合や、浸潤モードM1の出力波形と他の波形とを交互に切り替える時間間隔など)が制御されるようにしてよい。なお、処理モード内における制御の配分は、浸透を目的とする所定範囲それぞれにおいて、浸潤モードM1の出力波形の出力の時間配分が全体の40%以上であることが好ましく、処理モード内で部位や目的によって出力波形の組み合わせが変化する処理モードなどにおいては、浸潤モードM1の出力波形の間に部位や目的に応じてそれぞれ好ましい処理波形が組み合わされてもよい。
 図15は、浸潤モードM1の出力波形の具体的な波形の態様の違いに応じた効果の相違の説明図である。図15では、縦軸に角層内吸収量を取り、横軸に各種試験条件C70からC72が対応付けられ、試験条件C70からC72のそれぞれにおける角層内吸収量が、テープ2-5枚目に係る角層内吸収量(符号2301参照)と、テープ6-10枚目に係る角層内吸収量(符号2302参照)と、それらの合計(テープ2-10枚目に係る角層内吸収量)(符号2303参照)と、に分けて示されている。
 試験手順は、肌処理装置1の使用時間が1.0分間であること、及び、出力不使用条件に対応する内容(試験条件C70に関する下記の内容を参照)を除いて、上述した手順と同様である。図15は試料がVCPMg(リン酸L-アスコルビルマグネシウム)である場合の結果である。
 試験条件C70は、肌処理装置1から出力波形を発生させない条件であるが、上述した出力不使用条件とは異なり、肌処理装置1を使用して試料の上から所定の動作をすることなく、スパーテルを使用して試料が広がるように馴染ませる動作を1.0分間続けた。
 試験条件C71では、図6(ここでは、図6Aから図6Cを含まない)に示すような具体的な波形の態様を備える浸潤モードM1の出力波形(周波数は130kHz)が付与された。試験条件C72では、図6C及び図6Dに示すような具体的な波形の態様を備える浸潤モードM1の出力波形(周波数は130kHz)が付与された。
 図15に示すように、図6(ここでは、図6Aから図6Cを含まない)に示すような具体的な波形の態様を備える浸潤モードM1の出力波形と図6C及び図6Dに示すような具体的な波形の態様を備える浸潤モードM1の出力波形とのどちら(即ち、試験条件C71及びC72)についても、浸潤モードM1の出力波形を使用しない場合(即ち、試験条件C70)の結果と比べて明らかなように、テープ2-5枚目及びテープ6-10枚目のいずれにおいても、顕著に高い浸透効果を期待できることが分かった。
 次に、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形に関して、浸透に適する皮膚外用剤の有用成分のいくつかの例を列挙する。なお、図6に示すような浸潤モードM1の出力波形は、皮膚外用剤に含まれる有用物質の浸透を促進するのに好適であり、皮膚外用剤であれば医薬品、医薬部外品、化粧品など物質担体の使用目的は任意である。例えば、化粧品、医薬部外品に留まらず、肝臓で代謝され効果効能が発揮しきれなかった医薬品の経皮吸収の促進にも効果がある。さらに経皮吸収させる外用剤の使用目的は任意であり、鎮痛剤、消炎剤、美白剤、湿潤剤、抗しわ剤、抗炎症剤、抗菌剤、抗ウイルス薬をはじめとして外用剤の経皮吸収目的を問わない。
[皮膚外用剤の有用成分の例]
 浸透に適する皮膚外用剤の有用成分の浸透促進において低分子、高分子、油溶性物質のいずれにも効果があるが有用成分の一例としては以下が挙げられる。
 弱酸性~弱アルカリ性付近のpHにおいて
<+に帯電している化合物群>
 美白効果が知られている成分としてはトラネキサム酸、トラネキサム酸セチル塩酸塩などトラネキサム酸誘導体やナイアシンアミドが挙げられるが、これに留まらずにきびや肌荒れに有効とされる塩酸ピリドキシン及びその誘導体、殺菌及び消毒に使われるベンザルコニウムクロリド、更には、しわ改善に効果があるとされ等電点がアルカリ側にあるペプチド類、例としてパルミトイルトリペプチド-5、アセチルヘキサペプチド-8、ジ酢酸ジペプチドジアミノブチロイルベンジルアミドなどのペプチド及びその誘導体が挙げられる。また、アラントイン、アルジオキサ、カルニチンHCl、保湿剤として尿素等も一例として挙げられるが、弱酸性~弱アルカリ性付近のpHであり+に帯電している物質(帯電量は微小でもよい)であればよく、これら化合物群に限らない。
<-に帯電している化合物群>
 美白剤として有効性が認められている4-メトキシサリチル酸カリウム塩、アデノシン一リン酸二ナトリウムの他、アスコルビン酸、L-アスコルビン酸2-グルコシド、リン酸L-アスコルビルナトリウム、L-アスコルビン酸硫酸エステル二ナトリウム、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Naなどアスコルビン酸及びその誘導体、dl-αートコフェリルリン酸ナトリウム等が挙げられる。また、パラフェノールスルホン酸亜鉛、サリチル酸とそのナトリウム塩など、更には乳酸ナトリウム、L-ないしDL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液、L-グルタミン酸ナトリウムやL-アスパラギン酸ナトリウムなど酸性アミノ酸が挙げられる。また、炎症を鎮める効果があるとされるグリチルリチン酸、グリチルリチン酸ジカリウムやグリチルリチン酸アンモニウムなどグリチルリチン酸及びその塩、グアイアズレンスルホン酸ナトリウム、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa等、弱酸性~弱アルカリ性付近のpHで-に帯電している物質(帯電量は微小でもよい)であればよく、上記に限らない。
<水溶液中でほとんど解離しない化合物ないし両性電解質>
 美白効果があるとされるコウジ酸、アルブチン、ハイドロキノン、4-n-ブチルレゾルシノール、5,5’-ジプロピル-ビフェニル-2,2’-ジオール、エラグ酸、3-O-エチルアスコルビン酸、3-グリセリルアスコルビン酸、ビスグリセリルアスコルビン酸、ヘキシル3-グリセリルアスコルビン酸、ミリスチル3-グリセリルアスコルビン酸、3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸などアスコルビン酸誘導体、D-パントテニルアルコール、コレカルシフェロール、3-o-シメン-5-オール(イソプロピルメチルフェノール)、グリシン、プロリン、アラニン、セリン、アセチルヒドロキシプロリン、εーアミノカプロン酸、γ-アミノ酪酸のような中性アミノ酸類及びその誘導体、トリメチルグリシンなどの両性電解質やキシロース、ソルビトール、マンニトールなどの糖類やブチレングリコール、ヘキシレングリコール、ペンチレングリコール、グリセリンなどのポリオール類、ヒノキチオールなどのテルペン類等が挙げられる。また、難溶性物質であるフラーレン、オリザノール、セラミドEOP、セラミドEOS、セラミドNG、カプロオイルスフィンゴシン、セラミドNP、N-ステアロイルフィトスフィンゴシン、N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン、セラミドAG、セラミドAP、ヒドロキシステアリルフィトスフィンゴシン、セラミド6II、フィトスフィンゴシンもリポソームに内包される、されないにかかわらず、有用成分として挙げられる。さらには有用性を発揮する植物、動物から得られるエキス類、幹細胞などの培養液、培養上清液も挙げられる。
 また、フラボノイドとしてはイソフラボン、カンゾウ根エキス、カンゾウフラボノイド、甘草フラボノイドなどが挙げられるがこの限りではない。エキス類としてはカモミラET、クララ根エキス、センブリエキス、ニンジン及びその根のエキス、ダイズエキス及びダイズ種子エキス、チャ葉エキス、ガラクトミセス培養液、ライスパワーNo.11(米エキスNo.11)、アスタキサンチン液や紅藻類のエキス、プラセンタエキス及びプラセンタエキス(1)~(5)、水溶性及び加水分解プラセンタエキスなどが挙げられる。
<脂質及び油溶性物質>
 スクワラン、リノール酸、テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビル、ジパルミチン酸アスコルビル、レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール、水添レチノール、リノール酸レチノールなどレチノール及びその誘導体、ニコチン酸トコフェロール、dl-α-トコフェロール、d-δ-トコフェロール、天然ビタミンE、酢酸DL-α-トコフェロールなどトコフェロールとその誘導体、グリチルレチン酸ステアリル、エストラジオール、エチニルエストラジオール、アスタキサンチン、コメ胚芽油、スフィンゴミエリンなどのリン脂質、合成、植物性を含むスクワラン、グアイアズレン及びグアイアズレンスルホン酸エステル、ステアリン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビルなどアスコルビン酸の脂肪酸エステル、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、油溶性プラセンタなどが挙げられる。
<比較的分子量の高い化合物及び高分子化合物>
 ヒト遺伝子組換オリゴペプチド-1、パルミトイルヘキサペプチド-4を含むパルミトイルヘキサペプチド類、パルミトイルペンタペプチド類、加水分解コラーゲン及びその誘導体、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸Na、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウムなどヒアルロン酸及びその誘導体、シロキクラゲ多糖体、アルカリゲネス産生多糖体、ポリクオタニウム類が挙げられる。
 なお、上述した各種試験条件の結果や他の試験結果などを踏まえた発明者の知見によると、浸透させる成分の特性によって出力波形の好ましい周波数が異なる。具体的には、低分子、水溶性、プラスに帯電しやすい性質の有効成分に対しては、出力波形の周波数が高いほうが浸透効果が高く、具体的には例えば、出力波形の周波数は70~165kHz程度が好ましい。また、低分子、水溶性、マイナスに帯電しやすい性質の有効成分に対しては、出力波形の周波数が低いほうが浸透効果が高く、具体的には例えば、出力波形の周波数は50~130kHz程度が好ましい。この点に関連して付け加えると、低い周波数は体感が強くなる場合があるため、周波数が低いほうが角層内吸収量が多くなるという傾向と周波数が(極端に)低い場合にユーザが感じる刺激の程度とのバランスを考慮すると、70kHz程度が好ましいともいえる。さらに、低分子、水溶性、水溶液中でほとんど解離しない性質又は両性電解質の有効成分に対しては、出力波形の周波数は例えば40~200kHz程度が好ましい。
 以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
 例えば、上述した実施例において、動作モードA1は、図6に示すような出力波形を出力する浸潤モードM1と、図9に示した第1比較例による出力波形及び/又は図10に示した第2比較例による出力波形を出力する出力モード(イオン導入/導出モードM7)との組み合わせを含んでもよい。この場合、浸潤モードM1の持続時間及び/又はイオン導入/導出モードM7の持続時間は、好ましくは、20ミリ秒から70ミリ秒の間であり、より好ましくは30ミリ秒から60ミリ秒の間であり、最も好ましくは、40ミリ秒から50ミリ秒の間である。
1 肌処理装置
2 把持部
3 ヘッド部
3a 当接面
20 ユーザインターフェイス
30 電極
100 制御系
110 制御装置
111 ユーザ入力取得部
112 モード設定部
113 制御パラメータ設定部
114 制御信号生成部
115 切替制御部
116 パラメータ記憶部
120 駆動回路部
130 出力波形発生部(交流発生部の一例)
135 トランス
140 切替回路部
150 電源
200 電気回路部

Claims (12)

  1.  ユーザの肌に当接可能な複数の電極と、
     前記複数の電極に電気的に接続される電源と、
     前記電源に基づいて前記複数の電極を介して肌への第1出力波形を生成する電気回路部とを含み、
     前記第1出力波形は、交流波形であり、半周期のうちの最初又は途中若しくは最後に第1ピーク電圧値を有するとともに、半周期のうちの残りの区間において、前記第1ピーク電圧値よりも大きさが小さい第2ピーク電圧値、又は、略一定の電圧値を有する、肌処理装置。
  2.  前記第1ピーク電圧値は、半周期の最初又は途中に現れ、前記第2ピーク電圧値又は前記略一定の電圧値は、前記第1ピーク電圧値よりも後又は前後に現れる、請求項1に記載の肌処理装置。
  3.  前記第2ピーク電圧値又は前記略一定の電圧値の大きさは、前記第1ピーク電圧値の大きさの半分よりも小さい、請求項1に記載の肌処理装置。
  4.  前記複数のピーク電圧値は、大きさが徐々に小さくなる態様で複数の連続する前記第2ピーク電圧値を有する、請求項1に記載の肌処理装置。
  5.  前記第1出力波形の周波数は、10kHzから500kHzの間である、請求項1に記載の肌処理装置。
  6.  半周期あたりの前記第1ピーク電圧値の持続時間は、半周期の1/5以下である、請求項1に記載の肌処理装置。
  7.  前記電気回路部は、更に、前記電源に基づいて前記複数の電極を介して肌への第2出力波形を生成し、
     前記第2出力波形は、パルス状の直流波形である、請求項1から6のうちのいずれか1項に記載の肌処理装置。
  8.  前記電気回路部は、更に、前記電源に基づいて前記複数の電極を介して肌への第3出力波形を生成し、
     前記第3出力波形は、交流波形であり、かつ、周波数が前記第1出力波形よりも高い、請求項1から6のうちのいずれか1項に記載の肌処理装置。
  9.  前記電気回路部は、前記第3出力波形の周波数に対応した交流波形の生成に適合された交流発生部を含み、
     前記第1出力波形は、前記交流発生部を利用して生成される、請求項8に記載の肌処理装置。
  10.  前記第3出力波形の周波数は、900kHz以上である、請求項8に記載の肌処理装置。
  11.  前記電気回路部は、前記第1出力波形とは異なる出力波形を生成するとともに前記第1出力波形と前記異なる出力波形との組み合わせの内容を制御し、
     前記第1出力波形の出力の時間配分が全体の40%以上である、請求項1に記載の肌処理装置。
  12.  前記電気回路部は、前記第1出力波形とは異なる出力波形を生成するとともに前記第1出力波形と前記異なる出力波形との組み合わせの内容を制御し、
     前記第1出力波形が1秒以上連続して出力される、請求項1に記載の肌処理装置。
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