WO2018135094A1 - モータ - Google Patents

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WO2018135094A1
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慶一郎 額田
加藤 康司
弘和 山内
菱田 光起
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Definitions

  • FIG. 1C is a cross-sectional view taken along line 1C-1C in FIG. 1B. It is the elements on larger scale of FIG. 1C.
  • FIG. 2 it is sectional drawing which shows the example which changed the number of turns of the coil.
  • FIG. 2 it is sectional drawing which shows the example which changed the number of turns of the coil to the even number.
  • the thermal efficiency can be averaged in the coil 5A by increasing the cross-sectional area of the coil 5A in the central portion where the heat of the teeth 42 is likely to accumulate.
  • the coil 5B is wound around the teeth 42 for 7 turns.
  • B1 to B7 respectively indicate cross sections of the coil 5B from the first turn to the seventh turn. Further, the symbols B1 to B7 may respectively represent the cross sectional areas of the cross sections B1 to B7.
  • the section B4 of the fourth turn of the coil 5B is located at the center of the range W.
  • the cross section B4 in the fourth turn of the coil 5B has a larger area than the cross section B1 in the first turn and the cross section B7 in the seventh turn located at both ends of the range W.
  • the cross section B4 of the coil 5B in the fourth turn has the largest area among the cross sections B1 to B7 of the first to seventh turns. From the fourth turn to the first turn, the cross-sectional area gradually decreases (B4> B3> B2> B1). From the fourth turn to the seventh turn, the cross-sectional area gradually decreases (B4> B5> B6> B7). In other words, the cross-sectional area of the coil 5B gradually decreases from the center to both ends in the range W.
  • the thermal efficiency can be averaged in the coil 5C by increasing the cross-sectional area of the coil 5C in the central portion where the heat of the teeth 42 is likely to accumulate.
  • the jth and (j + 1) th turns (j is an integer, 1 ⁇ j ⁇ m-1) of the coil 5C
  • Two turns closest to the center of the range where the coil 5C is wound around the teeth 42 in the direction, and the cross-sectional areas at the jth turn and the (j + 1) th turn are the (j-1) th turn and It is larger than the cross-sectional area in the (j + 2) th turn.

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

モータは、ステータコアと、ステータコアから突出したティースとを有するステータと、ティースにn(nは3以上の整数)ターン巻回されたコイルとを備える。ティースがステータコアから突出する方向である第1方向に沿った断面において、第1方向における、ティースにコイルが巻回された範囲の中央に、コイルの第k(kは整数であり、1<k<n)ターンが位置しており、コイルの第kターンにおける断面積は、第1ターンおよび第nターンにおける断面積よりも大きい。

Description

モータ
 本開示は、モータに関する。特に、モータにおけるコイルの構造に関する。
 近年、産業、車載用途でモータの需要は高まっている。その中で、モータの効率向上、低コスト化が要望されている。
 モータの効率向上の手法の一つとして、ステータのスロット内に配置されるコイルの占積率を向上させることが知られている。コイルの占積率を向上させることで、モータの駆動時に、コイルに流れる電流に起因する損失を抑制できる。
 コイルの占積率を向上させる手法として、銅材を用いた鋳造コイルをスロット内に配置する構成が提案されている(例えば特許文献1を参照)。
 従来、鋳造または成形などによってコイルを形成する場合、コイルの断面積は、抵抗均一化のために、均一にされていた。一方、モータ効率を低下させる要因の1つが熱である。コイルが巻回されるティースでは、ティースの中心に熱が溜まりやすい。ところが、コイルの断面積は均一であったので、コイルによる放熱効果はその断面積に律束されていた。
独国特許出願公開第102012212637号明細書
 本開示は、かかる点に鑑みてなされたもので、その目的は、コイルによる放熱効果をより高めて、高効率のモータを実現することである。
 上記の目的を達成するために、本開示のモータは、ステータコアと、ステータコアから突出したティースとを有するステータと、ティースにn(nは3以上の整数)ターン巻回されたコイルとを備える。ティースがステータコアから突出する方向である第1方向に沿った断面において、第1方向における、ティースにコイルが巻回された範囲の中央に、コイルの第k(kは整数であり、1<k<n)ターンが位置しており、コイルの第kターンにおける断面積は、第1ターンおよび第nターンにおける断面積よりも大きい。
 この構成によれば、ティースの熱が溜まりやすい中央部分におけるコイルの断面積が大きいので、コイルで熱効率を平均化させることができる。よって、コイルによる放熱効果をより高めることができる。したがって、高効率のモータを実現することができる。
 また、本開示のモータにおいて、コイルの第kターンにおける断面積は、第1~第nターンにおける断面積の中で最大であり、第kターンから第1ターンにかけて、断面積は徐々に小さくなっており、かつ、第kターンから第nターンにかけて、断面積は徐々に小さくなっている、としてもよい。
 また、本開示の別のモータは、ステータコアと、ステータコアから突出したティースとを有するステータと、ティースにm(mは4以上の偶数)ターン巻回されたコイルとを備える。ティースがステータコアから突出する方向である第1方向に沿った断面において、コイルの第jおよび第(j+1)ターン(jは整数であり、1<j<m-1)が、第1方向における、ティースにコイルが巻回された範囲の中央に最も近くに位置する2つのターンであり、第jターンおよび第(j+1)ターンにおける断面積は、第(j-1)ターンおよび第(j+2)ターンにおける断面積よりも大きい。
 この構成によれば、ティースの熱が溜まりやすい中央部分におけるコイルの断面積が大きいので、コイルで熱効率を平均化させることができる。よって、コイルによる放熱効果をより高めることができる。したがって、高効率のモータを実現することができる。
 本開示によれば、コイルによる放熱効果をより高めて、高効率のモータを実現することができる。
実施形態に係るモータを示す上面図である。 実施形態に係るモータを示す側面図である。 図1Bにおける1C-1C線での断面図である。 図1Cの部分拡大図である。 図2において、コイルのターン数を変えた例を示す断面図である。 図2において、コイルのターン数を偶数に変えた例を示す断面図である。
 以下、本開示の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本開示、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは、全くない。
 (実施形態)
 (モータ構造)
 図1Aは、実施形態に係るモータを示す上面図である。図1Bは、実施形態に係るモータを示す側面図である。図1Cは、図1Bにおける1C-1C線での断面図である。ただし、いずれの図においても、カバーケース等は図示していない。モータ1は、カバーケース(図示せず)の内部に、シャフト2と、ロータ3と、ステータ4と、コイルU11~U41、V12~V42、W11~W41と、バスバー51~54と、を備えている。
 ここで、シャフト2の長手方向(図1Aの紙面に対して垂直な方向)をZ軸方向と呼び、これに直交する方向(図1Aの紙面に対して平行な方向)をX軸方向、Y軸方向と呼ぶことがある。X軸方向とY軸方向は直交する。
 「一体」あるいは「一体化」とは、複数の部品が、ボルト締め、または、かしめ等の機械的に接続されているだけでなく、共有結合、イオン結合、金属結合などの材料結合によって、部品が電気的に接続された1つの物体、または部品全体が溶融などによって材料結合され、電気的に接続された1つの物体の状態をいう。
 ロータ3は、シャフト2の外周に接して設けられている。ロータ3は、ステータ4に対向して、N極、S極がシャフト2の外周方向に沿って交互に配置された磁石31を含んでいる。本実施形態で、ロータ3に用いられる磁石31として、ネオジム磁石を使用しているが、磁石31の材料、形状、および材質については、モータの出力等に応じて適宜変更しうる。
 ステータ4は、実質的に円環状のステータコア41と、ステータコア41の内周に沿って等間隔に設けられた複数のティース42と、ティース42間にそれぞれ設けられたスロット43とを有している。ステータ4は、Z軸方向から見て、ロータ3の外側に、ロータ3と一定の間隔を持って離間して配置されている。
 ステータコア41は、例えば、ケイ素等を含有した電磁鋼板を積層した後に打ち抜き加工して形成される。
 なお、本実施形態において、ロータ3の磁極数は、ステータ4に対向するN極が5個、S極が5個の計10極である。スロット43の数は12個である。しかし、ロータ3の磁極数とスロット43の数は、特にこれらに限定されるものではなく、その他の磁極数とスロット数との組合せについても適用できる。
 ステータ4は12個のコイルU11~U41、V12~V42、W11~W41を有している。コイルU11~U41、V12~V42、W11~W41の各々は、対応するティース42に対して装着されて、Z軸方向から見て、対応するスロット43内に配置されている。つまり、コイルU11~U41、V12~V42、W11~W41はティース42に対して集中巻になっている。さらに、コイルU11~U41がバスバー51と、コイルV12~V42はバスバー52と、コイルW11~W41はバスバー53とそれぞれ一体化されて配置されている。
 ここで、コイルを表わす符号UPQ、VPQ、WPQのうち、最初の文字はモータ1の各相(本実施形態の場合は、U相、V相、W相)を表わす。2番目の文字は同相内のコイルの配列順を表わす。3番目の文字はコイルの巻回方向を表わし、本実施形態では、1は時計回り方向、2は反時計回り方向である。従って、コイルU11は、U相の配列順が1番目のコイルで、巻回方向が時計回り方向であることを表わす。コイルV42は、V相の配列順が4番目のコイルで、巻回方向が反時計回り方向であることを表わす。なお、時計回りとは、モータ1の中心から見て右回りをいい、「反時計回り」とはモータ1の中心から見て左回りをいう。
 厳密には、コイルU11,U41はU相のコイルであり、コイルU22,U32はUバー相(U相のコイルと発生する磁界の向きが逆)のコイルである。しかし、以降の説明では、特に断らない限り、U相のコイルと総称する。コイルV12~V42およびコイルW11~W41についても同様に、V相のコイル、W相のコイルとそれぞれ総称する。
 (コイル断面の特徴)
 図2は、図1Cの部分拡大図である。図2は、ステータコア41から突出したティース42と、ティース42に巻回されたコイル5Aとを示している。ステータコア41はモータ外側であり、ティース42はモータ中心側である。コイル5Aは、図1Cに示したコイルU11~U41、V12~V42、W11~W41のいずれかに対応する。コイル5Aは、例えば、銅、アルミニウム、亜鉛、マグネシウム、真鍮、鉄、およびSUS(Steel Use Stainless)などのいずれかを主たる材料として形成されている。
 ここでは、ティース42がステータコア41から突出する方向をR方向とする。図2は、R方向に沿った断面を示している。図2では、コイル5Aは、ティース42に5ターン巻回されている。A1~A5はそれぞれ、第1ターンから第5ターンにおけるコイル5Aの断面を示している。また、符号A1~A5はそれぞれ、当該断面A1~A5の断面積を表す場合もある。
 本実施形態では、コイル5Aの各ターンにおける断面積は均一ではなく、異なっている。R方向において、ティース42にコイル5Aが巻回された範囲を範囲Wとする。ここでは、範囲Wの中央にコイル5Aの第3ターンの断面A3が位置している。コイル5Aの第3ターンにおける断面A3は、範囲Wの両端に位置している、第1ターンにおける断面A1および第5ターンにおける断面A5よりも、面積が大きい。
 図2の構成では、コイル5Aの第3ターンにおける断面A3は、第1~第5ターンにおける断面A1~A5の中で、面積が最大である。第3ターンから第1ターンにかけて、断面積は徐々に小さくなっている(A3>A2>A1)。第3ターンから第5ターンにかけて、断面積は徐々に小さくなっている(A3>A4>A5)。言い換えると、コイル5Aの断面積は、範囲Wにおいて中央から両端にかけて徐々に小さくなっている。
 このように、ティース42の熱が溜まりやすい中央部分におけるコイル5Aの断面積を大きくすることによって、コイル5A内で熱効率を平均化させることができる。
 本実施形態において、コイルのターン数を5としたが、特にこれに限定されるものではない。コイルのターン数は、モータ1のサイズまたは性能等によって適宜変更しうる。
 図3は、図2において、コイルのターン数を変えた例を示す断面図である。図3は、コイルのターン数を7とした場合の構成を示す。図3は、図2と同様に、ステータコア41から突出したティース42と、ティース42に巻回されたコイル5Bとを示している。コイル5Bは、コイル5Aと同様に、図1Cに示したコイルU11~U41、V12~V42、W11~W41のいずれかに対応する。コイル5Bは、例えば、銅、アルミニウム、亜鉛、マグネシウム、真鍮、鉄、およびSUSなどのいずれかを主たる材料として形成されている。
 コイル5Bは、ティース42に7ターン巻回されている。B1~B7はそれぞれ、第1ターンから第7ターンにおけるコイル5Bの断面を示している。また、符号B1~B7はそれぞれ、当該断面B1~B7の断面積を表す場合もある。
 図3の構成では、範囲Wの中央に、コイル5Bの第4ターンの断面B4が位置している。コイル5Bの第4ターンにおける断面B4は、範囲Wの両端に位置している、第1ターンにおける断面B1および第7ターンにおける断面B7よりも、面積が大きい。図3の構成では、コイル5Bの第4ターンにおける断面B4は、第1~第7ターンにおける断面B1~B7の中で、面積が最大である。第4ターンから第1ターンにかけて、断面積は徐々に小さくなっている(B4>B3>B2>B1)。第4ターンから第7ターンにかけて、断面積は徐々に小さくなっている(B4>B5>B6>B7)。言い換えると、コイル5Bの断面積は、範囲Wにおいて中央から両端にかけて徐々に小さくなっている。
 コイルのターン数が5および7以外であっても、ここで説明したものと同様に構成すればよい。すなわち、ティースにコイルがn(nは3以上の整数)ターン巻回された範囲の中央に、コイルの第k(kは整数であり、1<k<n)ターンが位置しているとき、コイルの第kターンにおける断面積を、第1ターンおよび第nターンにおける断面積よりも大きくすればよい。
 ターン数は偶数であってもよい。図4は、図2において、コイルのターン数を偶数に変えた例を示す断面図である。図4は、コイルのターン数を8とした場合の構成を示す。図4は、図2と同様に、ステータコア41から突出したティース42と、ティース42に巻回されたコイル5Cとを示している。コイル5Cは、コイル5A,5Bと同様に、図1Cに示したコイルU11~U41、V12~V42、W11~W41のいずれかに対応する。コイル5Cは、例えば、銅、アルミニウム、亜鉛、マグネシウム、真鍮、鉄、およびSUSなどのいずれかを主たる材料として形成されている。
 コイル5Cは、ティース42に8ターン巻回されている。C1~C8はそれぞれ、第1ターンから第8ターンにおけるコイル5Cの断面を示している。また、符号C1~C8はそれぞれ、当該断面C1~C8の断面積を表す場合もある。
 図4の構成では、範囲Wの中央に最も近く位置するコイル5Cの2つのターンは、第4および第5ターンである。すなわち、範囲Wの中央近くに、第4および第5ターンの断面C4,C5が位置している。第4および第5ターンにおける断面C4,C5は、それらの両側に位置している、第3ターンにおける断面C3および第6ターンにおける断面C6よりも、面積が大きい。なお、断面積C4,C5は、同じであってもよいし、いずれか一方が他方より大きくてもかまわない。
 このように、ティース42の熱が溜まりやすい中央部分におけるコイル5Cの断面積を大きくすることによって、コイル5C内で熱効率を平均化させることができる。
 なお、コイルのターン数が8以外の偶数であっても、ここで説明したものと同様に構成すればよい。すなわち、ティースにコイルがm(mは4以上の偶数)ターン巻回された範囲の中央に最も近く、コイルの第jおよび(j+1)(jは整数であり、1<j<m-1)ターンが位置しているとき、コイルの第jターンおよび(j+1)ターンにおける断面積を、第(j-1)ターンおよび第(j+2)ターンにおける断面積よりも大きくすればよい。
 以上のように、本実施形態のモータ1は、ステータコア41と、ステータコア41から突出したティース42とを有するステータ4と、ティース42にn(nは3以上の整数)ターン巻回されたコイル5Aとを備える。ティース42がステータコア41から突出する方向である第1方向に沿った断面において、第1方向における、ティース42にコイル5Aが巻回された範囲の中央に、コイル5Aの第k(kは整数であり、1<k<n)ターンが位置しており、コイル5Aの第kターンにおける断面積は、第1ターンおよび第nターンにおける断面積よりも大きい。
 これにより、ティース42の熱が溜まりやすい中央部分におけるコイル5Aの断面積が大きいので、コイル5Aで熱効率を平均化させることができる。よって、コイル5Aによる放熱効果をより高めることができる。したがって、高効率のモータを実現することができる。
 また、モータ1において、コイル5Aの第kターンにおける断面積は、第1~第nターンにおける断面積の中で最大であり、第kターンから第1ターンにかけて、断面積は徐々に小さくなっており、かつ、第kターンから第nターンにかけて、断面積は徐々に小さくなっている、としてもよい。
 また、本実施形態のモータ1は、ステータコア41と、ステータコア41から突出したティース42とを有するステータ4と、ティース42にm(mは4以上の偶数)ターン巻回されたコイル5Cとを備える。ティース42がステータコア41から突出する方向である第1方向に沿った断面において、コイル5Cの第jおよび第(j+1)ターン(jは整数であり、1<j<m-1)が、第1方向における、ティース42にコイル5Cが巻回された範囲の中央に最も近くに位置する2つのターンであり、第jターンおよび第(j+1)ターンにおける断面積は、第(j-1)ターンおよび第(j+2)ターンにおける断面積よりも大きい。
 これにより、ティース42の熱が溜まりやすい中央部分におけるコイル5Cの断面積が大きいので、コイル5Cで熱効率を平均化させることができる。よって、コイル5Cによる放熱効果をより高めることができる。したがって、高効率のモータを実現することができる。
 本開示に係るモータは、コイルによる放熱効果をより高めることができる。したがって、高効率かつ低コストのモータを実現する上で有用である。
 1  モータ
 2  シャフト
 3  ロータ
 4  ステータ
 5A,5B,5C  コイル
 31  磁石
 41  ステータコア
 42  ティース
 43  スロット
 51,52,53,54  バスバー
 A1~A5  コイル5Aの各ターンにおける断面
 B1~B7  コイル5Bの各ターンにおける断面
 C1~C8  コイル5Cの各ターンにおける断面
 U11,U22,U32,U41,V12,V21,V31,V42,W11,W22,W32,W41  コイル

Claims (3)

  1. ステータコアと、前記ステータコアから突出したティースとを有するステータと、
    前記ティースにn(nは3以上の整数)ターン巻回されたコイルとを備え、
    前記ティースが前記ステータコアから突出する方向である第1方向に沿った断面において、
    前記第1方向における、前記ティースに前記コイルが巻回された範囲の中央に、前記コイルの第k(kは整数であり、1<k<n)ターンが位置しており、
    前記コイルの第kターンにおける断面積は、第1ターンおよび第nターンにおける断面積よりも大きいモータ。
  2. 前記コイルの第kターンにおける前記断面積は、第1~第nターンにおける断面積の中で最大であり、
    第kターンから第1ターンにかけて、断面積は徐々に小さくなっており、かつ、第kターンから第nターンにかけて、断面積は徐々に小さくなっている請求項1記載のモータ。
  3. ステータコアと、前記ステータコアから突出したティースとを有するステータと、
    前記ティースにm(mは4以上の偶数)ターン巻回されたコイルとを備え、
    前記ティースが前記ステータコアから突出する方向である第1方向に沿った断面において、
    前記コイルの第jおよび第(j+1)ターン(jは整数であり、1<j<m-1)が、前記第1方向における、前記ティースに前記コイルが巻回された範囲の中央に最も近くに位置する2つのターンであり、
    第jターンおよび第(j+1)ターンにおける断面積は、第(j-1)ターンおよび第(j+2)ターンにおける断面積よりも大きいモータ。
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