WO2016178383A1

WO2016178383A1 - 電子機器用スタンド

Info

Publication number: WO2016178383A1
Application number: PCT/JP2016/062925
Authority: WO
Inventors: 俊平山中; 智寿吉江; メディ芝原; 柴田　諭
Original assignee: シャープ株式会社
Priority date: 2015-05-01
Filing date: 2016-04-25
Publication date: 2016-11-10

Abstract

電子機器用スタンド（１００Ａ）は、電子機器（１０２）を保持する第１の保持面を有する第１の支持部材（１０１）と、電力を生成する太陽電池モジュール（１０４）を保持する第２の保持面を有する第２の支持部材（１０３）とを備えている。表示面および太陽電池モジュールの受光面を外部に露出させた状態で、第１の支持部材と第２の支持部材とによって設置面上に電子機器用スタンドを配置するとき、設置面と表示面とがなす第１の二面角θ１、および設置面と受光面とがなす第２の二面角θ２のそれぞれを独立に調整することができる。

Description

電子機器用スタンド

　本発明は、電子機器用スタンドに関する。

　液晶ディスプレイ、有機ＥＬ（ＥＬＥＣＴＲＯＬＵＭＩＮＥＳＣＥＮＣＥ）ディスプレイ、および電子ペーパーなどの各種のディスプレイの普及に伴い、太陽電池モジュールを備える電子機器用スタンドが提案されている。例えば、液晶ディスプレイを電子機器用スタンドに固定してそれを店頭に設置することができる。その場合、その電子機器用スタンドは、商品の情報などを顧客に伝える広告表示体として振る舞う。また、外光により太陽電池モジュールが発電した電力を液晶ディスプレイに供給することができるので、外部電源や電池の交換などが不要になる。

　特許文献１は、色素増感太陽電池モジュールと、表示体として電子ペーパーとを備えた卓上表示機器（以下、電子機器用スタンドと呼ぶ。）を開示している。この電子機器用スタンドによると、電池の交換が不要になり、また、表示面のほぼ全面をディスプレイとして活用することができる。

　店頭に限らず、例えばタブレットＰＣを電子機器用スタンドに固定してそれを卓上に置くこともできる。その場合、その電子機器用スタンドは、卓上のモバイル電子機器用スタンドとして機能する。モバイル電子機器用スタンドを卓上に置いた状態で、ユーザは動画などを視聴することができる。

　特許文献２は、モバイル電子機器を保護する保護カバーを開示している。その保護カバーは、卓上に置かれたときにモバイル電子機器を傾斜した状態で支持する支持部材を備えている。そのため、その保護カバーは、モバイル電子機器用スタンドとしても利用することができる。その支持部材の角度を調整することで、ユーザはモバイル電子機器の表示面を見易い角度に調整することができる。

特開２０１３－１１７６０２号公報特開２００７－１２７９８０号公報

　しかしながら、特許文献１および２に開示された電子機器用スタンド（または保護カバー）においては、その構造上幾何拘束を受け、表示面と電子機器用スタンドの設置面とがなす二面角（角度θ１）および太陽電池モジュールの受光面と設置面とがなす二面角（角度θ２）をそれぞれ独立に任意の角度に設定することはできない。

　特許文献１の電子機器用スタンドは、表示体を支持する表示体設置部、太陽電池モジュールを支持する太陽電池設置部および底面部を備えている。各部の大きさ（長さ）は固定されているので、それらの大きさに応じて角度θ１（底面部と表示体設置部との間の角度）および角度θ２（底面部と太陽電池設置部との間の角度）は所定の角度に固定される。仮に、特許文献１の図１に示される、表示体設置部と太陽電池設置部との接点が拘束されていないとしても、底面部の長さが固定されている以上、幾何拘束で角度θ１は角度θ２に連動して変化するので、それぞれを独立に設定することはできない。

　特許文献２の保護カバーは、太陽電池モジュールを備えていない。ただし、特許文献２の図３に示される保護カバー部材の表面に太陽電池モジュールを搭載することは可能であると考えられる。しかしながら、保護カバーの構造上、設置面に対する保護カバー部材の角度は固定されるので、特許文献１と同様に、角度θ１および角度θ２をそれぞれ独立に設定することはできない。このように、表示面を見易い角度に調整することはできても、太陽電池モジュールの受光面を発電し易い角度に調整することはできない。

　本発明の実施形態による電子機器用スタンドは、表示面を有する電子機器を保持し、前記電子機器に電力を供給することが可能な電子機器用スタンドであって、前記電子機器を保持する第１の保持面を有する第１の支持部材と、前記電力を生成する太陽電池モジュールを保持する第２の保持面を有する第２の支持部材と、を備え、前記表示面および前記太陽電池モジュールの受光面を外部に露出させた状態で、前記第１の支持部材と前記第２の支持部材とによって設置面上に前記電子機器用スタンドを配置するとき、前記設置面と前記表示面とがなす第１の二面角、および前記設置面と前記受光面とがなす第２の二面角のそれぞれを独立に調整できる。第１の支持部材は、典型的には第２の支持部材に電気的に接続されている。

　ある実施形態において、電子機器用スタンドは、前記第１の保持面と反対側の前記第１の支持部材の第１の裏面に設けられた調整部材収納部と、一端が前記調整部材収納部に接続され、他の一端が前記第２の支持部材に接続されている調整部材と、をさらに備え、前記調整部材収納部は、前記調整部材を巻き取ることができるように構成されている。調整部材収納部は、典型的にはコードリールの機構を備えている。

　ある実施形態において、前記第１の支持部材は、その一端に設けられた第１の永久磁石および第１の軟磁性体の一方と、前記第１の裏面に設けられた前記第１の永久磁石および第１の軟磁性体の他方とを含み、前記第２の支持部材は、その一端に設けられた第２の永久磁石および第２の軟磁性体の一方と、前記第２の保持面と反対側の前記第２の支持部材の第２の裏面に設けられた前記第２の永久磁石および第２の軟磁性体の他方とを含み、前記第１の永久磁石と前記第２の軟磁性体とが互いに接する第１の接点の位置または前記第２の永久磁石と前記第１の軟磁性体とが互いに接する第２の接点の位置、および前記調整部材の長さに応じて、前記第１の二面角および第２の二面角はそれぞれ決定され、前記第１および第２の支持部材の一方は、他方を前記第１または第２の接点で支持し、前記第１および第２の支持部材がなす角度は所定の角度に固定される。

　ある実施形態において、前記調整部材は導電性を有し、前記第１の支持部材は、前記調整部材を介して前記第２の支持部材に電気的に接続されている。

　ある実施形態において、前記第２の支持部材は、前記太陽電池モジュールを収納できる大きさを有する開口を含み、前記電子機器用スタンドは、前記第１の支持部材の一端と前記第２の支持部材の一端とを電気的に接続し、前記第１および第２の支持部材がなす角度を所定の角度に調整する接続部と、前記開口に設けられ、開口面に略平行な回転軸であって、前記太陽電池モジュールの受光面に対する太陽光の入射角度を調整できるよう前記太陽電池モジュールを回転自在に支持する回転軸と、をさらに備える。

　ある実施形態において、前記第２の支持部材は、前記開口を囲む外枠を有し、前記開口において回転自在に支持された前記太陽電池モジュールと前記外枠との間には間隙がある。

　ある実施形態において、前記第１の支持部材および第２の支持部材は、互いに平行な一対の第１の側面および第２の側面をそれぞれ有し、前記電子機器用スタンドは、前記第１の側面および第２の側面の一方に設けられ、前記一方の側面が延伸する方向に移動可能な一対の凸部と、前記第１の側面および第２の側面の他方に設けられ、前記一対の凸部に係合して前記一方を摺動自在に支持する一対のレール部材と、をさらに備える。

　ある実施形態において、電子機器用スタンドは、前記第１の支持部材の一端と前記第２の支持部材の一端とを電気的に接続し、前記第１および第２の支持部材がなす角度を所定の角度に調整する接続部と、前記太陽電池モジュールがある前記第２の支持部材の面上に設けられた支持軸と、前記第２の支持部材に設けられ、前記太陽電池モジュールを保持する第３の支持部材であって、一端は前記支持軸に固定され、前記支持軸の周りを回転可能な第３の支持部材と、一端は前記第３の支持部材の他の一端にヒンジを介して接続された第４の支持部材と、をさらに備え、前記第４の支持部材は、前記支持軸周りの前記第３の支持部材の回転および前記ヒンジ周りの回転によって、前記第３の支持部材が前記第４の支持部材に折り重なる収納位置と、前記収納位置から引き出された引き出し位置との間を移動することができ、前記収納位置と前記引き出し位置との間の任意の位置で前記第２の支持部材の面上に固定される。

　ある実施形態において、前記第３の支持部材は、前記太陽電池モジュールを収納できる大きさを有する開口を含み、前記太陽電池モジュールの受光面に対する太陽光の入射角度を調整できるよう前記太陽電池モジュールを回転自在に支持し、開口面に略平行な回転軸を前記開口に有している。

　ある実施形態において、電子機器用スタンドは、一端が、前記第１の保持面と反対側の前記第１の支持部材の第１の裏面に接続され、他端が、前記第２の保持面と反対側の前記第２の支持部材の第２の裏面に接続された、膜状部材をさらに備え、前記第１の支持部材の端部は、前記第２の支持部材の端部に接続されていない。

　ある実施形態において、前記膜状部材は、導電性材料と、前記導電性材料の一部を被覆する絶縁材料とを含み、前記膜状部材は、前記電子機器と前記太陽電池モジュールとを電気的に接続する。

　本発明の一実施形態によれば、表示面と電子機器用スタンドの設置面とがなす角度θ１および太陽電池モジュールの受光面と設置面とがなす角度θ２をそれぞれ独立に調整することができる電子機器用スタンドが提供される。

第１の実施形態による電子機器用スタンド１００Ａを模式的に示す外観図である。第１の実施形態による電子機器用スタンド１００Ａの側面を示す模式図である。第１の支持部材１０１および第２の支持部材１０３のそれぞれの裏面に設けられた固定用接点を示す模式図である。第１の実施形態による、第１状態の電子機器用スタンド１００Ａの側面を示す模式図である。第１の実施形態による、第２状態の電子機器用スタンド１００Ａの側面を示す模式図である。第２の実施形態による電子機器用スタンド１００Ｂの側面を示す模式図である。第２の実施形態による角度調整機構の模式図である。第２の実施形態による電子機器用スタンド１００Ｂの変形例を示す模式図である。第２の実施形態による電子機器用スタンド１００Ｂの他の変形例を示す模式図である。第３の実施形態による、正面から見た第１の支持部材１０１の模式図である。第３の実施形態による、正面から見た第２の支持部材１０３の模式図である。第３の実施形態による電子機器用スタンド１００Ｃの側面を示す模式図である。第３の実施形態による第１状態の電子機器用スタンド１００Ｃの側面を示す模式図である。第３の実施形態による第２状態の電子機器用スタンド１００Ｃの側面を示す模式図である。第４の実施形態による、第４の支持部材１２３が収納された状態の電子機器用スタンド１００Ｄの側面を示す模式図である。第４の実施形態による角度調整機構の模式図である。第４の実施形態による、第４の支持部材１２３が引き出された状態の電子機器用スタンド１００Ｄの側面を示す模式図である。太陽電池モジュール１０４の回転の様子を示す模式図である。

　本発明の実施形態による電子機器用スタンドは、表示面を有する電子機器を保持し、電子機器に電力を供給することが可能な電子機器用スタンドであって、電子機器を保持する第１の保持面を有する第１の支持部材と、電力を生成する太陽電池モジュールを保持する第２の保持面を有する第２の支持部材と、角度調整機構とを備えている。角度調整機構は、表示面および太陽電池モジュールの受光面を外部に露出させた状態で、第１の支持部材と第２の支持部材とによって設置面上に電子機器用スタンドを配置するとき、設置面と表示面とがなす第１の二面角、および設置面と受光面とがなす第２の二面角のそれぞれを独立に調整できるように構成されている。

　電子機器は、大型の液晶表示装置、スマートフォンおよびタブレットＰＣなどの小型のモバイル電子機器、照明装置、並びに内照式看板を含む。また、電子機器用スタンドとは、例えば、卓上のスタンド、路上に設置する立て看板、およびデジタルサイネージも含む。

　第１の支持部材および第２の支持部材は、典型的には矩形状である。第１の支持部材および第２の支持部材の電気的な接続によって、太陽電池モジュールの電力は電子機器に供給される。ただし、近年、無線電力伝送の技術が進歩しているので、そのような技術を広く用いることもできる。

　この電子機器用スタンドによれば、表示面と電子機器用スタンドの設置面とがなす角度θ１および太陽電池モジュールの受光面と設置面とがなす角度θ２をそれぞれ独立に調整することができる。その結果、表示面の視認性が向上し、かつ、太陽電池モジュールの発電量も向上する。

　以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態による電子機器用スタンドを説明する。以下の説明において、同一または類似する構成要素については同一の参照符号を付している。なお、本発明の実施形態は、以下で例示する電子機器用スタンドに限られない。例えば、一の実施形態と、他の実施形態とを組み合わせることも可能である。

　（第１の実施形態）
　図１から図４Ｂを参照しながら、本実施形態による電子機器用スタンド１００Ａの構成および機能を説明する。

　図１（ａ）は、正面から見た電子機器用スタンド１００Ａの外観を示している。図１（ｂ）は、背面から見た電子機器用スタンド１００Ａの外観を示している。図２は、電子機器用スタンド１００Ａの側面を模式的に示している。

　電子機器用スタンド１００Ａは、表示面を有する電子機器１０２を保持し、電子機器１０２に電力を供給することが可能である。図２に示されるように、電子機器用スタンド１００Ａを卓上などに置くことで、ユーザは、太陽電池モジュール１０４からの電力を直接電子機器１０２に供給しながら、電子機器１０２を動作させて表示面に表示される動画像などを視聴できる。当然ながら、太陽電池モジュール１０４からの電力を蓄電池に一旦蓄電するようにしても構わない。

　電子機器用スタンド１００Ａは、電子機器１０２を保持する第１の保持面を有する第１の支持部材１０１と、第１の支持部材１０１に電気的に接続され、電力を生成する太陽電池モジュール１０４を保持する第２の保持面を有する第２の支持部材１０３と、角度θ１およびθ２をそれぞれ独立に調整できる角度調整機構と備えている。図２に示されるとおり、角度θ１は、表示面（または第１の支持部材１０１）と電子機器用スタンド１００Ａの設置面とがなす角度であり、角度θ２は太陽電池モジュール１０４の受光面と設置面とがなす角度である。第２の支持部材１０３の第２の保持面に太陽電池モジュール１０４を取り付けることができる。

　第１の支持部材１０１および第２の支持部材１０３の形状は、典型的には矩形であるが、例えば、円形や楕円であってもよい。その形状は、卓上などに電子機器用スタンド１００Ａを立てて置くことができるあらゆる形状を含む。以下では、その形状は図示するように矩形であるとする。

　太陽電池モジュール１０４として、種々の太陽電池を用いることができる。例えば、結晶シリコン太陽電池モジュールおよびアモルファスシリコン太陽電池モジュールなどのシリコン系の太陽電池モジュール、ＧａＡｓ太陽電池モジュールなどの化合物系の太陽電池モジュール、蛍光集光板を用いた太陽電池モジュール、および色素増感太陽電池モジュールなどの有機系の太陽電池モジュールを広く用いることができる。

　図示されていないが、第２の支持部材１０３には、太陽電池モジュール１０４からの電力を電子機器１０２に供給する給電ユニットが設けられている。給電ユニットは、太陽電池モジュール１０４の最適動作点を追従する制御回路を有していてもよい。その制御回路は一般にＭＰＰＴ（Ｍａｘｉｍｕｍ　Ｐｏｗｅｒ　Ｐｏｉｎｔ　Ｔｒａｃｋｉｎｇ）回路と称されている。最適動作点は、太陽電池モジュール１０４の出力電力（電流と電圧の積）が最大になる動作点を指す。ＭＰＰＴ回路を用いることで、照度や温度が変化しても、その状況下での最大動作点において太陽電池モジュール１０４を発電させることができ、そのときの最大電力を得ることができる。なお、蓄電池なども第２の支持部材１０３に配置され得る。

　角度調整機構は、調整部材収納部１０６および調整部材１０５を含んでいる。調整部材１０５は膜状であり、導電性を有している。調整部材１０５によって、第１の支持部材１０１と第２の支持部材１０３とは電気的に接続されている。調整部材１０５は、例えば銅や銅合金などから形成され得る。または、調整部材１０５は、アルミニウムなどの導電体がポリ塩化ビニル、ポリエチレン、およびポリプロピレンなどの絶縁材料で被覆された部材であり得る。

　調整部材収納部１０６は、コードリールのような機構を備えており、調整部材１０５を巻き取って収納することができる。調整部材収納部１０６によって、調整部材１０５の長さが調整される。その結果、幾何拘束の影響を受けずに、角度θ１およびθ２をそれぞれ独立に調整することが可能になる。

　図３（ａ）は、第１の支持部材１０１の裏面（電子機器１０２が設けられた面と反対側の面）の永久磁石１０７および軟磁性体１０８を模式的に示し、図３（ｂ）は、第２の支持部材１０３の裏面（太陽電池モジュール１０４が設けられた面と反対側の面）の永久磁石１０７および軟磁性体１０８を模式的に示している。

　第１の支持部材１０１および第２の支持部材１０３の裏面にはそれぞれ、固定用接点が設けられている。以下、具体的に説明する。

　第１の支持部材１０１の裏面には、図中のｙ軸方向に伸びたストライプ状の一対の軟磁性体１０８が設けられている。ただし、例えば２以上の複数の軟磁性体がストライプ状に等間隔で設けられていてもよいし、メッシュ状に設けられていてもよい。例えば軟磁性体は、鉄やニッケルなどである。また、第１の支持部材１０１の一端には一対の永久磁石１０７が一対の軟磁性体１０８と隣接して設けられている。あるいは、後述する第２の支持部材１０３と接する第１の支持部材の部分全体に永久磁石１０７が設けられていても構わない。

　第２の支持部材１０３の裏面には、第１の支持部材１０１と同様に、ｙ軸方向に伸びたストライプ状の一対の軟磁性体１０８が設けられている。また、第２の支持部材１０３の一端には一対の永久磁石１０７が一対の軟磁性体１０８と隣接して設けられている。

　ただし、各支持部材における、一対の永久磁石１０７および一対の軟磁性体１０８の配置は上述した配置に限られず、一対の永久磁石１０７および一対の軟磁性体１０８をそれぞれ逆の位置に配置してもよい。その場合にも、それらは固定用接点として機能する。

　図４Ａは、第１状態の電子機器用スタンド１００Ａの側面を模式的に示し、図４Ｂは、第２状態の電子機器用スタンド１００Ａの側面を模式的に示している。第１状態は、第２の支持部材１０３の一対の永久磁石１０７が第１の支持部材１０１の一対の軟磁性体１０８に第１の接点の位置で接した状態である。第２状態は、第１の支持部材１０１の一対の永久磁石１０７が第２の支持部材１０３の一対の軟磁性体１０８に第２の接点の位置で接した状態である。第１の支持部材１０１と第２の支持部材１０３との端部同士は接触しなくてもよい。換言すると、第１の支持部材１０１の端部は、第２の支持部材１０３の端部に接続されなくてもよい。

　第１または第２の接点の位置において、永久磁石の吸着力によって、第１の支持部材１０１および第２の支持部材１０３の一方は、他方によって支持される。これにより、電子機器用スタンド１００Ａを安定して卓上などに設置できる。

　図示されるように、角度調整機構によって、第１の支持部材１０１（または調整部材収納部１０６）と調整部材１０５との間の角度φ１を自由に変えることができる。そのため、角度θ１およびθ２のそれぞれが所望の角度になるように、角度φ１を一意に決定することができる。

　本実施形態によると、第１または第２の接点の位置および調整部材１０５の長さに応じて、角度θ１およびθ２をそれぞれ独立に調整できる。つまり、角度調整の自由度が高くなる。これにより、表示面を見易い角度に調整することができ、かつ、外光の照射方向に受光面の角度を調整できるので、発電量を向上させることができる。さらに、第１の支持部材１０１と第２の支持部材１０３とを第１または第２の接点の位置において強固に固定することができるので、電子機器用スタンド１００Ａを安定して配置することができる。

　（第２の実施形態）
　図５および図６を参照しながら、第２の実施形態による電子機器用スタンド１００Ｂの構造および機能を説明する。

　本実施形態による電子機器用スタンド１００Ｂは、角度調整機構は太陽電池モジュール１０４の受光面に対する太陽光の入射角度を調整できるよう回転軸１１０を備えている点で、第１の実施形態による電子機器用スタンド１００Ａとは異なる。以下、共通する部分の説明は省略し、差異点を中心に説明する。

　図５は、電子機器用スタンド１００Ｂの側面を模式的に示している。図６は、角度調整機構を模式的に示している。

　第２の支持部材１０３は、太陽電池モジュール１０４を収納できる大きさを有する開口を有している。その開口の形状は典型的には矩形である。開口面（図中のｘｙ平面）には、ｘ軸方向に略平行な回転軸１１０が設けられている。

　角度調整機構は、接続部１０９および回転軸１１０を含んでいる。接続部１０９は、例えばヒンジによって実現される。接続部１０９は、第１の支持部材１０１の一端と第２の支持部材１０３の一端とを電気的に接続している。また、接続部１０９によって、第１の支持部材１０１および第２の支持部材１０３がなす角度θ３を所定の角度に調整することができる。

　回転軸１１０は開口に設けられ、その両端は外枠１１１に固定されている。回転軸１１０は、太陽電池モジュール１０４の受光面に対する太陽光の入射角度を調整できるよう太陽電池モジュール１０４を回転自在に支持している。これにより、開口内において太陽電池モジュール１０４を回転軸１１０の周りに回転させることができる。その結果、第２の支持部材１０３に対する太陽電池モジュール１０４の受光面の角度θ４を任意の角度に調整することができる。

　図６に示されるように、開口において太陽電池モジュール１０４と外枠１１１との間には、太陽電池モジュール１０４の円滑な回転を可能にするために間隙が存在している。そのため、その間隙によって、熱放射効率が上がる。また、例えば電子機器用スタンド１００Ｂを店頭などに設置する立て看板として使用するとき、強風でも風が間隙から抜ける構造によって、安定性がより向上する。

　本実施形態によると、まず、ユーザは表示面を見易いように角度θ３を調整することができる。その後、ユーザは、角度θ３とは独立して角度θ４を最適に調整して外光の照射方向に受光面の向けることができる。すなわち、接続部１０９および回転軸１１０によって、角度θ１およびθ２をそれぞれ独立して任意に調整することができる。これにより、表示面を見易い角度に調整することができ、かつ、発電量を向上させることができる。

　図７および図８は本実施形態の変形例を示している。図示されるように、第１の支持部材１０１と第２の支持部材１０３とを接続する他の部材をさらに用いても、電子機器用スタンド１００Ｂを実現することができる。

　（第３の実施形態）
　図９Ａから図１０Ｃを参照しながら、第３の実施形態による電子機器用スタンド１００Ｃの構造および機能を説明する。

　本実施形態による電子機器用スタンド１００Ｃは、角度調整機構はレール式の機構である点で、第１の実施形態による電子機器用スタンド１００Ａとは異なる。以下、共通する部分の説明は省略し、差異点を中心に説明する。

　図９Ａは、正面から見た第１の支持部材１０１を模式的に示し、図９Ｂは、正面から見た第２の支持部材１０３を模式的に示している。図９Ａおよび図９Ｂには、それぞれの側面および断面も示している。図１０Ａは、電子機器用スタンド１００Ｃの側面を模式的に示している。

　第１の支持部材１０１は、互いに平行な一対の側面１１３を有している。側面１１３にはそれが延伸する方向（図中の矢印の方向）に溝１１４が設けられている。一対の凸部１１２が、溝１１４に沿って平行移動することができるように溝１１４に支持され、任意の位置で固定される。

　第２の支持部材１０３は、互いに平行な一対の側面に一対のレール部材１１５を有している。一対のレール部材１１５は、一対の凸部１１２と係合する一対の係合溝１１６を有し、第１の支持部材１０１を摺動自在に支持する。第１の支持部材１０１はこの係合によって第２の支持部材１０３に電気的に接続される。換言すると、一対の凸部１１２と一対の係合溝１１６との接触点は、電気的な接点でもある。なお、本発明による実施形態は上述した構成に限られず、例えば一対の凸部１１２は第２の支持部材１０３に設けられ、一対のレール部材１１５は第１の支持部材１０１に設けられていてもよい。

　図示されるように、一対の係合溝１１６が延伸する方向において、太陽電池モジュール１０４は、一対のレール部材１１５よりも第１の支持部材１０１の厚さ分だけ短い。そのため、第１の支持部材１０１と第２の支持部材１０３とが互いに干渉することなく第１の支持部材１０１を摺動させることができる。また、一対の凸部１１２と一対の係合溝１１６とが互いに係合した状態で、第１の支持部材１０１および第２の支持部材１０３を組み合わせることで、電子機器用スタンド１００Ｃを卓上に置くことができる。

　図１０Ｂは、第１状態の電子機器用スタンド１００Ｃの側面を模式的に示し、図１０Ｃは、第２状態の電子機器用スタンド１００Ｃの側面を模式的に示している。

　第１状態は、一対の凸部１１２は一対の溝１１４の一端で固定され、一対の係合溝１１６の中央付近で一対の係合溝１１６と係合した状態である。第２状態は、一対の凸部１１２は一対の溝１１４の中央付近で固定され、一対の係合溝１１６の一端で係合した状態である。このように、一対の溝１１４における一対の凸部１１２の位置と、一対の係合溝１１６における一対の凸部１１２の位置とに従って、角度θ１およびθ２はそれぞれ独立して決定される。

　本実施形態によると、角度θ１およびθ２をそれぞれ独立して任意に調整することができる。これにより、表示面を見易い角度に調整することができ、かつ、発電量を向上させることができる。

　（第４の実施形態）
　図１１から図１４を参照しながら、第４の実施形態による電子機器用スタンド１００Ｄの構造および機能を説明する。

　本実施形態による電子機器用スタンド１００Ｄは、角度調整機構が、互いにヒンジ１２２を介して接続された第３の支持部材１２０および第４の支持部材１２３を備えている点で、第１の実施形態による電子機器用スタンド１００Ａとは異なる。以下、共通する部分の説明は省略し、差異点を中心に説明する。

　図１１は、第４の支持部材１２３が収納された状態の電子機器用スタンド１００Ｄの側面を模式的に示している。図１２は、角度調整機構を模式的に示している。図１３は、第４の支持部材１２３が引き出された状態の電子機器用スタンド１００Ｄの側面を模式的に示している。

　第１の支持部材１０１と第２の支持部材１０３とは、第１の実施形態と同様に、接続部１０９によって電気的に接続されている。接続部１０９によって、第１の支持部材１０１と第２の支持部材１０３との間の角度θ３を任意に調節できる。これにより、表示面を見易い角度に調整できる。

　第２の支持部材１０３には、第３の支持部材１２０、ヒンジ１２２および第４の支持部材１２３を含む角度調整機構が設けられている。第３の支持部材１２０は、太陽電池モジュール１０４を収納できる大きさを有する開口を有している。その開口には、図中のｙ軸方向に平行な回転軸１１７が設けられている。回転軸１１７は、太陽電池モジュール１０４の受光面に対する太陽光の入射角度を調整できるよう太陽電池モジュールを回転自在に支持している。そのため、回転軸１１７の周りに太陽電池モジュール１０４を回転させることができる。

　第３の支持部材１２０の一端は、第２の支持部材１０３の面上に設けられた支持軸１２１に固定されている。そのため、第３の支持部材１２０を支持軸１２１の周りに回転させることができる。また、第３の支持部材１２０の他の一端にはヒンジ１２２が設けられている。

　第４の支持部材１２３は、ヒンジ１２２を介して第３の支持部材１２０に接続されている。第４の支持部材１２３は、支持軸１２１周りの第３の支持部材１２０の回転およびヒンジ１２２周りの回転によって、収納位置と引き出し位置との間を移動することができる。収納位置は、第３の支持部材１２０が第４の支持部材１２３に完全に折り重なる位置であり、引き出し位置は、収納位置から引き出された位置である。第４の支持部材１２３は、収納位置と引き出し位置との間の任意の位置で第２の支持部材１０３の面上に固定される。これにより、第２の支持部材１０３に対する第３の支持部材１２０の角度を変えることができる。

　このように、接続部１０９によって角度θ１を調整することができる。また、収納位置と引き出し位置との間を第４の支持部材１２３を摺動させることで、角度θ１とは独立して角度θ２（図１３には不図示）を調整することができる。

　図１４は、太陽電池モジュール１０４の回転の様子を示している。第４の支持部材１２３が収納位置から引き出されたとき、第２の支持部材１０３、第３の支持部材１２０、および第４の支持部材１２３の間には空間が形成されるので、回転軸１１７の周りに太陽電池モジュール１０４を回転させることができる。これにより、例えば図中のｚ軸方向から外光が入射する場合でも、外光の照射方向に受光面を向けることができるので、表示面は見易い位置に固定しつつ、かつ、効率よく発電を行える。

　本明細書は、以下の項目に記載の電子機器用スタンドを開示している。

　〔項目１〕
　表示面を有する電子機器を保持し、前記電子機器に電力を供給することが可能な電子機器用スタンドであって、
　前記電子機器を保持する第１の保持面を有する第１の支持部材と、
　前記電力を生成する太陽電池モジュールを保持する第２の保持面を有する第２の支持部材と、
を備え、
　前記表示面および前記太陽電池モジュールの受光面を外部に露出させた状態で、前記第１の支持部材と前記第２の支持部材とによって設置面上に前記電子機器用スタンドを配置するとき、前記設置面と前記表示面とがなす第１の二面角、および前記設置面と前記受光面とがなす第２の二面角のそれぞれを独立に調整できる、電子機器用スタンド。

　項目１に記載の電子機器用スタンドによると、表示面を見易い角度に調整することができ、かつ、外光の照射方向に受光面の角度を調整できるので、発電量を向上させることができる。

　〔項目２〕
　前記第１の保持面と反対側の前記第１の支持部材の第１の裏面に設けられた調整部材収納部と、
　一端が前記調整部材収納部に接続され、他の一端が前記第２の支持部材に接続されている調整部材と、
　をさらに備え、
　前記調整部材収納部は、前記調整部材を巻き取ることができるように構成されている、項目１に記載の電子機器用スタンド。

　項目２に記載の電子機器用スタンドによると、角度調整のバリエーションが提供される。

　〔項目３〕
　前記第１の支持部材は、その一端に設けられた第１の永久磁石および第１の軟磁性体の一方と、前記第１の裏面に設けられた前記第１の永久磁石および第１の軟磁性体の他方とを含み、前記第２の支持部材は、その一端に設けられた第２の永久磁石および第２の軟磁性体の一方と、前記第２の保持面と反対側の前記第２の支持部材の第２の裏面に設けられた前記第２の永久磁石および第２の軟磁性体の他方とを含み、
　前記第１の永久磁石と前記第２の軟磁性体とが互いに接する第１の接点の位置または前記第２の永久磁石と前記第１の軟磁性体とが互いに接する第２の接点の位置、および前記調整部材の長さに応じて、前記第１の二面角および第２の二面角はそれぞれ決定され、
　前記第１および第２の支持部材の一方は、他方を前記第１または第２の接点で支持し、前記第１および第２の支持部材がなす角度は所定の角度に固定される、項目２に記載の電子機器用スタンド。

　項目３に記載の電子機器用スタンドによると、第１の支持部材と第２の支持部材とを第１または第２の接点の位置において強固に固定することができるので、電子機器用スタンドを安定して配置することができる。

　〔項目４〕
　前記調整部材は導電性を有し、
　前記第１の支持部材は、前記調整部材を介して前記第２の支持部材に電気的に接続されている、項目２または３に記載の電子機器用スタンド。

　項目４に記載の電子機器用スタンドによると、第１の支持部材と第２の支持部材とを電気的に接続することができる。

　〔項目５〕
　前記第２の支持部材は、前記太陽電池モジュールを収納できる大きさを有する開口を含み、
　前記第１の支持部材の一端と前記第２の支持部材の一端とを電気的に接続し、前記第１および第２の支持部材がなす角度を所定の角度に調整する接続部と、
　前記開口に設けられ、開口面に略平行な回転軸であって、前記太陽電池モジュールの受光面に対する太陽光の入射角度を調整できるよう前記太陽電池モジュールを回転自在に支持する回転軸と、
をさらに備える、項目１に記載の電子機器用スタンド。

　項目５に記載の電子機器用スタンドによると、角度調整のバリエーションが提供される。

　〔項目６〕
　前記第２の支持部材は、前記開口を囲む外枠を有し、前記開口において回転自在に支持された前記太陽電池モジュールと前記外枠との間には間隙がある、項目５に記載の電子機器用スタンド。

　項目６に記載の電子機器用スタンドによると、その間隙によって、熱放射効率が上がる。また、電子機器用スタンドを店頭などに設置する立て看板として使用するとき、強風でも風が間隙から抜ける構造によって、安定性がより向上する。

　〔項目７〕
　前記第１の支持部材および第２の支持部材は、互いに平行な一対の第１の側面および第２の側面をそれぞれ有し、
　前記第１の側面および第２の側面の一方に設けられ、前記一方の側面が延伸する方向に移動可能な一対の凸部と、
　前記第１の側面および第２の側面の他方に設けられ、前記一対の凸部に係合して前記一方を摺動自在に支持する一対のレール部材と、
をさらに備える、項目１に記載の電子機器用スタンド。

　項目７に記載の電子機器用スタンドによると、角度調整のバリエーションが提供される。

　〔項目８〕
　前記第１の支持部材の一端と前記第２の支持部材の一端とを電気的に接続し、前記第１および第２の支持部材がなす角度を所定の角度に調整する接続部と、
　前記太陽電池モジュールがある前記第２の支持部材の面上に設けられた支持軸と、
　前記第２の支持部材に設けられ、前記太陽電池モジュールを保持する第３の支持部材であって、一端は前記支持軸に固定され、前記支持軸の周りを回転可能な第３の支持部材と、
　一端は前記第３の支持部材の他の一端にヒンジを介して接続された第４の支持部材と、
をさらに備え、
　前記第４の支持部材は、前記支持軸周りの前記第３の支持部材の回転および前記ヒンジ周りの回転によって、前記第３の支持部材が前記第４の支持部材に折り重なる収納位置と、前記収納位置から引き出された引き出し位置との間を移動することができ、前記収納位置と前記引き出し位置との間の任意の位置で前記第２の支持部材の面上に固定される、項目１に記載の電子機器用スタンド。

　項目８に記載の電子機器用スタンドによると、角度調整のバリエーションが提供される。

　〔項目９〕
　前記第３の支持部材は、前記太陽電池モジュールを収納できる大きさを有する開口を含み、前記太陽電池モジュールの受光面に対する太陽光の入射角度を調整できるよう前記太陽電池モジュールを回転自在に支持し、開口面に略平行な回転軸を前記開口に有している、項目８に記載の電子機器用スタンド。

　項目９に記載の電子機器用スタンドによると、角度調整のバリエーションが提供される。

　〔項目１０〕
　一端が、前記第１の保持面と反対側の前記第１の支持部材の第１の裏面に接続され、かつ、他端が、前記第２の保持面と反対側の前記第２の支持部材の第２の裏面に接続された、膜状部材をさらに備え、
　前記第１の支持部材の端部は、前記第２の支持部材の端部に接続されていない、項目１に記載の電子機器用スタンド。

　項目１０に記載の電子機器用スタンドによると、角度調整のバリエーションが提供される。

　〔項目１１〕
　前記膜状部材は、導電性材料と、前記導電性材料の一部を被覆する絶縁材料とを含み、
　前記膜状部材は、前記電子機器と前記太陽電池モジュールとを電気的に接続する、項目１０に記載の電子機器用スタンド。

　項目１１に記載の電子機器用スタンドによると、第１の支持部材と第２の支持部材とを電気的に接続することができ、かつ、絶縁材料によって漏電や感電を防止することができる。

　本発明は、太陽電池モジュールを備えた電子機器用スタンドに用いることができる。

　１００Ａ、１００Ｂ、１００Ｃ、１００Ｄ　電子機器用スタンド
　１０１　第１の支持部材
　１０２　電子機器
　１０３　第２の支持部材
　１０４　太陽電池モジュール
　１０５　調整部材
　１０６　調整部材収納部
　１０７　永久磁石
　１０８　軟磁性体
　１０９　接続部
　１１０、１１７　回転軸
　１１１　外枠
　１１２　凸部
　１１３　側面
　１１４　溝
　１１５　レール部材
　１１６　係合溝
　１２０　第３の支持部材
　１２１　支持軸
　１２２　ヒンジ
　１２３　第４の支持部材

Claims

　表示面を有する電子機器を保持し、前記電子機器に電力を供給することが可能な電子機器用スタンドであって、
　前記電子機器を保持する第１の保持面を有する第１の支持部材と、
　前記電力を生成する太陽電池モジュールを保持する第２の保持面を有する第２の支持部材と、
を備え、
　前記表示面および前記太陽電池モジュールの受光面を外部に露出させた状態で、前記第１の支持部材と前記第２の支持部材とによって設置面上に前記電子機器用スタンドを配置するとき、前記設置面と前記表示面とがなす第１の二面角、および前記設置面と前記受光面とがなす第２の二面角のそれぞれを独立に調整できる、電子機器用スタンド。
　前記第１の保持面と反対側の前記第１の支持部材の第１の裏面に設けられた調整部材収納部と、
　一端が前記調整部材収納部に接続され、他の一端が前記第２の支持部材に接続されている調整部材と、
　をさらに備え、
　前記調整部材収納部は、前記調整部材を巻き取ることができるように構成されている、請求項１に記載の電子機器用スタンド。
　前記第１の支持部材は、その一端に設けられた第１の永久磁石および第１の軟磁性体の一方と、前記第１の裏面に設けられた前記第１の永久磁石および第１の軟磁性体の他方とを含み、前記第２の支持部材は、その一端に設けられた第２の永久磁石および第２の軟磁性体の一方と、前記第２の保持面と反対側の前記第２の支持部材の第２の裏面に設けられた前記第２の永久磁石および第２の軟磁性体の他方とを含み、
　前記第１の永久磁石と前記第２の軟磁性体とが互いに接する第１の接点の位置または前記第２の永久磁石と前記第１の軟磁性体とが互いに接する第２の接点の位置、および前記調整部材の長さに応じて、前記第１の二面角および第２の二面角はそれぞれ決定され、
　前記第１および第２の支持部材の一方は、他方を前記第１または第２の接点で支持し、前記第１および第２の支持部材がなす角度は所定の角度に固定される、請求項２に記載の電子機器用スタンド。
　前記第１の支持部材および第２の支持部材は、互いに平行な一対の第１の側面および第２の側面をそれぞれ有し、
　前記第１の側面および第２の側面の一方に設けられ、前記一方の側面が延伸する方向に移動可能な一対の凸部と、
　前記第１の側面および第２の側面の他方に設けられ、前記一対の凸部に係合して前記一方を摺動自在に支持する一対のレール部材と、
をさらに備える、請求項１に記載の電子機器用スタンド。
　前記第１の支持部材の一端と前記第２の支持部材の一端とを電気的に接続し、前記第１および第２の支持部材がなす角度を所定の角度に調整する接続部と、
　前記太陽電池モジュールがある前記第２の支持部材の面上に設けられた支持軸と、
　前記第２の支持部材に設けられ、前記太陽電池モジュールを保持する第３の支持部材であって、一端は前記支持軸に固定され、前記支持軸の周りを回転可能な第３の支持部材と、
　一端は前記第３の支持部材の他の一端にヒンジを介して接続された第４の支持部材と、
をさらに備え、
　前記第４の支持部材は、前記支持軸周りの前記第３の支持部材の回転および前記ヒンジ周りの回転によって、前記第３の支持部材が前記第４の支持部材に折り重なる収納位置と、前記収納位置から引き出された引き出し位置との間を移動することができ、前記収納位置と前記引き出し位置との間の任意の位置で前記第２の支持部材の面上に固定される、請求項１に記載の電子機器用スタンド。
　前記調整部材は導電性を有し、
　前記第１の支持部材は、前記調整部材を介して前記第２の支持部材に電気的に接続されている、請求項２または３に記載の電子機器用スタンド。
　前記第２の支持部材は、前記太陽電池モジュールを収納できる大きさを有する開口を含み、
　前記第１の支持部材の一端と前記第２の支持部材の一端とを電気的に接続し、前記第１および第２の支持部材がなす角度を所定の角度に調整する接続部と、
　前記開口に設けられ、開口面に略平行な回転軸であって、前記太陽電池モジュールの受光面に対する太陽光の入射角度を調整できるよう前記太陽電池モジュールを回転自在に支持する回転軸と、
をさらに備える、請求項１に記載の電子機器用スタンド。
　前記第２の支持部材は、前記開口を囲む外枠を有し、前記開口において回転自在に支持された前記太陽電池モジュールと前記外枠との間には間隙がある、請求項７に記載の電子機器用スタンド。
　前記第３の支持部材は、前記太陽電池モジュールを収納できる大きさを有する開口を含み、前記太陽電池モジュールの受光面に対する太陽光の入射角度を調整できるよう前記太陽電池モジュールを回転自在に支持し、開口面に略平行な回転軸を前記開口に有している、請求項５に記載の電子機器用スタンド。
　一端が、前記第１の保持面と反対側の前記第１の支持部材の第１の裏面に接続され、かつ、他端が、前記第２の保持面と反対側の前記第２の支持部材の第２の裏面に接続された、膜状部材をさらに備え、
　前記第１の支持部材の端部は、前記第２の支持部材の端部に接続されていない、請求項１に記載の電子機器用スタンド。
　前記膜状部材は、導電性材料と、前記導電性材料の一部を被覆する絶縁材料とを含み、
　前記膜状部材は、前記電子機器と前記太陽電池モジュールとを電気的に接続する、請求項１０に記載の電子機器用スタンド。