WO2015063917A1

WO2015063917A1 - シールドシェルの固定構造

Info

Publication number: WO2015063917A1
Application number: PCT/JP2013/079545
Authority: WO
Inventors: 徹鈴木; 慧中井
Original assignee: 矢崎総業株式会社
Priority date: 2013-10-31
Filing date: 2013-10-31
Publication date: 2015-05-07

Abstract

シールドシェル（２１）は、電気機器ケース（６２）に固定される固定部（４４）を有するアッパーシェル（４１）と、アッパーシェル（４１）に組み付けられるアンダーシェル（４２）とを有する。アンダーシェル（４１）に、電気機器ケース（６２）に当接し押圧する押圧当接片（４５）を設ける。

Description

シールドシェルの固定構造

　本発明は、コネクタの周囲を覆うシールドシェルの固定構造に関する。

　特許文献１には、シールドケースに設けられたコネクタ装着用の開口をシールドするシールド板の取付構造が記載されている。このシールド板は、略Ｌ字状に形成されて、第１の部分と第２の部分を有する。第１の部分は、シールドケースの側面に沿って延在して、シールドケースの開口を閉塞する。第２の部分は、第１の部分に連設されて、シールドケースの上面に沿って延在する。シールド板は、第２の部分をボルトでシールドケースの上面に固定することにより、シールドケースに固定される。この状態で第１の部分が開口を閉塞することで、シールドケースはコネクタをシールドしている。第１の部分と第２の部分との間の屈曲角度を９０度以下に設定することで、第２の部分をシールドケースの上面に固定すると、第１の部分の弾性力で第１の部分がシールドケースの側面側に押し付けられ、密着性が確保されてシールド性が確保される。

特開２００９－４３６４４号公報

　しかしながら、シールド板をシールドケースに固定する前の状態では、第１の部分と第２の部分との間の屈曲角度が鋭角に設定されているため、シールド板をシールドケースに組み付ける際に、第２の部分がシールドケースの側面に当たる可能性がある。この場合には、第２の部分の先端がシールドケースに当たらないようにしながら、第２の部分をシールドケースの上面に押し付けた状態でボルト締め作業をしなければならないので、作業に手間がかかる。

　本発明の目的は、コネクタを覆うシールドシェルを電気機器ケースに固定する際に、固定作業が簡単なシールドシェルの固定構造を提供することにある。

　本発明の第一の態様によれば、リヤコネクタと、前記リヤコネクタに組み付けられるフロントコネクタと、を有するコネクタと、前記リヤコネクタの外周を覆い、前記リヤコネクタをシールドする、電気機器ケースに固定されるシールドシェルと、を備え、前記リヤコネクタは、電線の端末の板状端子が収容されるリヤハウジングを有し、前記フロントコネクタは、前記板状端子と接続されるメス端子が収容されるフロントハウジングを有し、前記シールドシェルは、前記電気機器ケースに固定される固定部を有するアッパーシェルと、前記アッパーシェルに組み付けられるアンダーシェルと、を有し、前記アンダーシェルに、前記電気機器ケースに当接し押圧する押圧当接片を設けたことを特徴とするシールドシェルの固定構造を提供する。

　本発明の第二の態様によれば、前記アッパーシェルと前記アンダーシェルは、挟持ブラケットにより一体に組み付けられる。

　本発明の第一の態様によれば、アンダーシェルの押圧当接片が電気機器ケースに当接して押圧するので、シールドシェルは電気機器ケースに密着した状態で固定される。加えて、シールドシェルがリヤコネクタを覆うため、リヤコネクタは外部から確実にシールドされる。

　アンダーシェルはアッパーシェル側へ押圧されるので、アンダーシェルとアッパーシェルとが密着した状態となり、よりシールド性が向上する。

　アッパーシェルの固定部を電気機器ケースに固定することにより、押圧当接片が電気機器ケースに当接した状態で、シールドシェルが電気機器ケースに取り付けられるため、固定作業が簡単となる。

　本発明の第二の態様によれば、アンダーシェルとアッパーシェルとが挟持ブラケットにより挟持固定されるので、アンダーシェルの押圧当接片が電気機器ケースに当接し押圧することで、アッパーシェルも密着状態で電気機器ケースに組み付けられる。

図１は、本発明の第１実施形態に係るコネクタの分解斜視図である。図２は、本発明の第１実施形態に係るシールドシェル及びリヤコネクタを示す断面図である。図３は、本発明の第２実施形態に係るコネクタの分解斜視図である。図４は、本発明の第２実施形態の変形例に係るコネクタを示す分解斜視図である。図５は、本発明の第３実施形態に係るコネクタの分解斜視図である。

　以下、図面を参照して、本発明の第１乃至３実施形態を具体的に説明する。なお、第１乃至３実施形態において、同一の部材には同一の符号を付してある。

（第１実施形態）
　図１及び図２は、本発明の第１実施形態に係るコネクタ２を示す。

　コネクタ２は、本実施形態のシールドシェルの固定構造に用いられる。コネクタ２は、板状端子３，３と、リヤコネクタ４と、フロントコネクタ５と、成形防水部６と、シールドシェル２１とを備えている。

　板状端子３，３は電源からの電線１１，１１の端末にそれぞれ接続される。本実施形態において、電線１１，１１は２芯線として形成されている。図１に示すように、各板状端子３は、板状の端子本体部３ａと、電線側接続部３ｂと、メス端子側接続部３ｃによって形成されている。電線側接続部３ｂは、端子本体部３ａから直角に屈曲され、電線１１の内部導体の端末に加締め圧着されて電線１１に接続されている。メス端子側接続部３ｃは、電線側接続部３ｂと反対側の端子本体部３ａの端部に一体に形成され、メス端子１２からの接続端子２５を加締めまたは溶接してメス端子１２に接続されている。

　各メス端子１２は、箱状のメス箱接続部１２ａと、メス箱接続部１２ａから延びる薄板状の板状接続部１２ｂとによって形成されている。板状接続部１２ｂには、接続端子２５の一端が溶接によって接続されている。接続端子２５の他端に対してメス端子側接続部３ｃを加締め圧着することにより、メス端子１２は板状端子３に接続される。本実施形態では、接続端子２５として、編組線が用いられる。

　リヤコネクタ４はリヤハウジング１４を有する。リヤハウジング１４内には、板状端子３，３及び板状端子３，３にそれぞれ接続された電線１１，１１の端末部分が収容される。リヤハウジング４はポリブチレンテレフタレート（ＰＢＴ）等の絶縁性樹脂によって形成される。リヤハウジング１４の前面側には、長円筒状の取付部１４ａが一体に設けられている。取付部１４ａの外面には、取付部１４ａにフロントコネクタ５を組み付けるための複数の係止凸部１４ｂが形成されている。リヤハウジング１４は、あらかじめ成形されておらず、コネクタ２の製造時に後述する成形防水部６とともにモールド型内で一体成形される。このような一体成形によって、リヤハウジング１４は図１に示す形状となる。

　リヤハウジング１４はシールドシェル２１に収容される。シールドシェル２１は、アルミニウム等の金属によりボックス形状に形成されており、内部に収容したリヤコネクタ４に対して電磁波シールドを行う。

　フロントコネクタ５は、フロントハウジング本体１５（フロントハウジング）と、ハウジングフロント１７とによって形成されている。

　フロントハウジング本体１５はメス端子１２，１２を収容する。各メス端子１２は箱状に形成されており、板状端子３に接続された状態でフロントハウジング本体１５に収容される。メス端子１２，１２を収容するために、フロントハウジング本体１５には、端子収容室１５ｃ，１５ｃが形成されている。端子収容室１５ｃ，１５ｃは隔壁部１５ａによって区画されている。隔壁部１５ａによって、端子収容室１５ｃ，１５ｃに挿入されたメス端子１２，１２が互いに接触するのを防止している。フロントハウジング本体１５は、リヤハウジング１４の取付部１４ａに組み付けられる。複数のフック部１５ｂは、取付部１４ａの複数の係止凸部１４ｂに対応しており、フロントハウジング本体１５からリヤハウジング１４に向かって突出している。フロントハウジング本体１５とリヤコネクタ４との間には、ゴム等のシールリングが挟み込まれる。

　ハウジングフロント１７には、電力制御用電気機器の板状の相手端子（図示省略）が差し込まれる。ハウジングフロント１７は、ロアフロント部１７ａと、ロアフロント部１７ａに組み付けられるアッパーフロント部１７ｂとを有する。ロアフロント部１７ａには、電力制御用電気機器側からの相手端子（図示省略）が差し込まれる矩形状の相手端子挿入口１９，１９が形成されている。相手端子挿入口１９，１９に差し込まれた相手端子は、フロントハウジング本体１５の端子収容室１５内に収容されているメス端子１２，１２と電気的に接続される。

　成形防水部６は電線１１，１１の周囲に一体成形される。具体的には、成形防水部６は、電線１１，１１を囲むように設けられており、電線１１，１１の絶縁外皮１１ａ，１１ａ（図２では１本の電線１１の外皮１１ａのみを示す）を伝わって板状端子３側に移動する水を遮断する。これにより、電線１１，１１の周囲からの水の侵入を防止することができる。

　成形防水部６はあらかじめ成形されておらず、コネクタ２の製造時にリヤハウジング１４とともにモールド型内で一体成形される。このような一体成形によって、成形防水部６は図１に示す形状となる。このように、成形防水部６は電線１１，１１と一体となるため、ゴム等のシールリングを単に電線１１，１１に巻き付けた場合に比べて、成形防水部６は電線１１，１１に強固に結合される。このため防水性が格段に向上する。

　本実施形態では、成形防水部６の材料として、熱硬化性エラストマーが使用される。熱硬化性エラストマーとして、加硫ゴム又は熱硬化性樹脂系エラストマーを使用することができる。熱硬化性樹脂系エラストマーとして、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム等を適宜選択することができる。

　シールドシェル２１はリヤコネクタ４の外周を覆う。シールドシェル２１は、アルミニウム等の金属からなるアッパーシェル４１とアンダーシェル４２によって形成されている。

　アッパーシェル４１は、箱形状の外周シールド壁４３と固定部４４によって形成されている。外周シールド壁４３はリヤコネクタ４を収容する。固定部４４は、外周シールド壁４３の上面で左右方向に延びるように、外周シールド壁４３と一体形成される。固定部４４は、電気機器６１の電気機器ケース６２にアッパーシェル４１を固定するための部材であり、固定ボルト４６，４６（図２では１本の固定ボルトのみを示す）が貫通する貫通孔４７，４７が左右両側に形成されている（図２参照）。

　アンダーシェル４２は略Ｕ字形に形成されており、アッパーシェル４１の下部に組み付けられる。アッパーシェル４１とアンダーシェル４２の組み付けは挟持ブラケット４９，４９によって行われる。

　挟持ブラケット４９，４９は、アッパーシェル４１の下部及びアンダーシェル４２を挟み込むように設けられる。アンダーシェル４２をアッパーシェル４１の下部に当接させた状態で、挟持ブラケット４９，４９によって、アッパーシェル４１の下部とアンダーシェル４２を挟み込み、挟持ブラケット４９，４９をボルト及びナットによって結合することにより、アッパーシェル４１とアンダーシェル４２とが組み付けられる。このようにアンダーシェル４２をアッパーシェル４１に取り付けることにより、リヤハウジング１４がシールドシェル２１内に収容されて、リヤハウジング１４はシールド状態となる。

　図１及び図２に示すように、アンダーシェル４２には三角形の板状の押圧当接片４５が形成される。この場合、押圧当接片４５は電気機器ケース６２の方向に傾いた状態でアンダーシェル４２に形成されており、この傾きによって弾性が付与されている。なお、押圧当接片４５は弾性を有していれば良く、アンダーシェル４２の方向に傾いた状態（図２と逆方向）でアンダーシェル４２に形成されていても良い。

　コネクタ２は、電気機器６１の電気機器ケース６２に差し込まれて、電気機器６１に接続される。図２に示すように、この差し込みによって、フロントコネクタ５及びリヤコネクタ４が電気機器ケース６２内に挿入され、かつ、電気機器ケース６２の先端部分がシールドシェル２１に達する。この状態で、シールドシェル２１は電気機器ケース６２に固定される。この固定は、アッパーシェル４１の固定部４４に形成した貫通孔４７，４７に固定ボルト４６，４６を貫通させ、電気機器ケース６２のボルト孔６３，６３（図２では１つのボルト孔だけ示す）に螺合させることにより行われる。

　シールドシェル２１を電気機器ケース６２に固定した状態では、アンダーシェル４２の押圧当接片４５は、電気機器ケース６２に当接して、押圧当接片４５の弾性力により電気機器ケース６２を押圧する。この押圧による反力でシールドシェル２１が電気機器ケース６２に密着して固定される。これにより、リヤコネクタ４は外部から確実にシールドされる。

　また、押圧当接片４５の弾性力によってアンダーシェル４２がアッパーシェル４１側に押圧されるため、アンダーシェル４２がアッパーシェル４１に密着した状態となる。このため、さらにシールド性が向上する。

　挟持ブラケット４９，４９がアンダーシェル４２とアッパーシェル４１とを挟持固定し、かつ、押圧当接片４５が電気機器ケース６２に当接して押圧するため、アッパーシェル４１が電気機器ケース６２に密着状態で組み付けられ、組み付け状態が安定する。

　アッパーシェル４１の固定部４４を電気機器ケース６２に固定することにより、押圧当接片４５が電気機器ケース６２に当接した状態で、シールドシェル２１が電気機器ケース６２に取り付けられるため、固定作業が簡単となる。

（第２実施形態）
　図３は本発明の第２実施形態に係るコネクタ２を示す。本実施形態において、電線１１は同芯線として形成されている。

　電線１１は、内側導体３１と、内側導体３１の外周に絶縁内皮を介して配置された外側導体３２と、外側導体３２に被覆された絶縁外皮３３とにより形成されている。電線１１の絶縁外皮３３を皮剥きすることにより、内側導体３１及び外側導体３２が引き出される。内側導体３１及び外側導体３２の端末に板状端子３，３がそれぞれ接続される。

　このように、内側導体３１及び外側導体３２の端末を含む部分に対して成形防水部６が一体成形される。内側導体３１及び外側導体３２は相互に離れる方向に電線１１から引き出されているため、成形防水部６は、電線１１から引き出された内側導体３１及び外側導体３２を囲む導体覆い部３５と、電線１１における内側導体３１及び外側導体３２の引き出し部分（端末）を囲む端末覆い部３６とを有する。導体覆い部３５及び端末覆い部３６は一体的に形成される。

　成形防水部６は、内側導体３１と、外側導体３２と、内側導体３１及び外側導体３２の引き出し部分（端末）と、板状端子３，３とをモールド型内にセットした状態で、熱硬化性エラストマーを注入して硬化することにより一体的に形成される。成形防水部６を成形した後、第１実施形態と同様に、電線１１における成形防水部６を含む部分に対してリヤハウジング１４を一体成形する。

　本実施形態において、シールドシェル２１は、アッパーシェル４１及びアンダーシェル４２を挟持ブラケット４９，４９によって組み付けることにより形成されて、リヤコネクタ４を覆っている。アンダーシェル４２には、傾斜によって弾性を有した押圧当接片４５が形成されている。押圧当接片４５は電気機器ケース６２に当接して、押圧当接片４５の弾性力により電気機器ケース６２を押圧するため、シールドシェル２１が電気機器ケース６２に密着して固定される。それゆえ、リヤコネクタ４は外部から確実にシールドされる。押圧当接片４５の弾性力によって、アンダーシェル４２がアッパーシェル４１側に押圧されるため、アンダーシェル４２がアッパーシェル４１に密着した状態となる。これにより、さらにシールド性が向上する。

　本実施形態において、アッパーシェル４１の固定部４４を電気機器ケース６２に固定することにより、押圧当接片４５が電気機器ケース６２に当接した状態で、シールドシェル２１が電気機器ケース６２に取り付けられるため、固定作業が簡単となる。

　図４は、本実施形態の変形例を示す。図４においては、外側導体３２に接続される板状端子３に、筒状の接続端３７が一体形成されている。電線１１の絶縁外皮３３を皮剥きすることにより露出された外側導体３２を接続端３７に挿入し、加締めや超音波接合により、接続端３７を外側導体３２に接続する。これにより、内側導体３１と外側導体３２とが略同方向に電線１１から引き出される。電線１１の端末を囲む成形防水部６は、端末覆い部３６が接続端３７を囲むような大径に形成される。

　本変形例において、シールドシェア２１は、アッパーシェル４１及びアンダーシェル４２を挟持ブラケット４９，４９によって組み付けることにより形成されて、リヤコネクタ４を覆っている。アンダーシェル４２には、傾斜によって弾性を有した押圧当接片４５が形成されている。押圧当接片４５は電気機器ケース６２に当接して、押圧当接片４５の弾性力により電気機器ケース６２を押圧するため、シールドシェル２１が電気機器ケース６２に密着して固定される。それゆえ、リヤコネクタ４は外部から確実にシールドされる。押圧当接片４５の弾性力によって、アンダーシェル４２がアッパーシェル４１側に押圧されるため、アンダーシェル４２がアッパーシェル４１に密着した状態となる。これにより、さらにシールド性が向上する。

本変形例において、アッパーシェル４１の固定部４４を電気機器ケース６２に固定することにより、押圧当接片４５が電気機器ケース６２に当接した状態で、シールドシェル２１が電気機器ケース６２に取り付けられるため、固定作業が簡単となる。

（第３実施形態）
　図５は本発明の第３実施形態に係るコネクタ２を示す。

　本実施形態のコネクタ２は、成形防水部６を一体成形するものではなく、リヤコネクタ４を予め成形して、電線１１，１１と板状端子３，３を組み付け状態で、成形されたリヤコネクタ４の内部にこれらを配置する。本実施形態では、電線１１，１１は、２芯線として形成されている。

　リヤコネクタ４のリヤハウジング１４には、電線１１，１１及び電線１１，１１の端末にそれぞれ接続された板状端子３，３を収容する電線挿入筒７４が形成されている。また、リヤハウジング１４には、メス端子１２を収容するための端子収容室７３が形成されている。端子収容室７３はハウジングフロント１７の相手端子挿入口１９，１９と連通する。

　電線１１，１１の外周には、防水栓７２，７２が取り付けられることにより、防水性が付与されている。防水栓７２，７２及び電線１１，１１の端末が挿入される筒状のシールド部材７１，７１が用いられる。シールド部材７１，７１は、リヤハウジング１４の電線挿入筒７４内に挿入される。

　本実施形態において、シールドシェル２１は、アッパーシェル４１及びアンダーシェル４２を挟持ブラケット４９，４９によって組み付けることにより形成されて、リヤコネクタ４を覆っている。アンダーシェル４２には、傾斜によって弾性を有した押圧当接片４５が形成されている。押圧当接片４５は電気機器ケース６２に当接して、押圧当接片４５の弾性力により電気機器ケース６２を押圧するため、シールドシェル２１が電気機器ケース６２に密着して固定される。それゆえ、リヤコネクタ４が外部から確実にシールドされる。押圧当接片４５の弾性力によって、アンダーシェル４２がアッパーシェル４１側に押圧されるため、アンダーシェル４２がアッパーシェル４１に密着した状態となる。これにより、さらにシールド性が向上する。

２　コネクタ
３　板状端子
４　リヤコネクタ
５　フロントコネクタ
１１　電線
１２　メス端子
１４　リヤハウジング
２１　シールドシェル
４１　アッパーシェル
４２　アンダーシェル
４４　固定部
４５　押圧当接片
４９　挟持ブラケット
６１　電気機器
６２　電気機器ケース

Claims

　リヤコネクタと、前記リヤコネクタに組み付けられるフロントコネクタと、を有するコネクタと、
　前記リヤコネクタの外周を覆い、前記リヤコネクタをシールドする、電気機器ケースに固定されるシールドシェルと、
　を備え、
　前記リヤコネクタは、電線の端末の板状端子が収容されるリヤハウジングを有し、
前記フロントコネクタは、前記板状端子と接続されるメス端子が収容されるフロントハウジングを有し、
　前記シールドシェルは、
　　前記電気機器ケースに固定される固定部を有するアッパーシェルと、
　　前記アッパーシェルに組み付けられるアンダーシェルと、
を有し、
　前記アンダーシェルに、前記電気機器ケースに当接し押圧する押圧当接片を設けたことを特徴とするシールドシェルの固定構造。
　前記アッパーシェルと前記アンダーシェルは、挟持ブラケットにより一体に組み付けられることを特徴とする請求項１記載のシールドシェルの固定構造。