WO2014034058A1

WO2014034058A1 - 音声通信ネットワークシステム、通信制御装置、移動通信装置、通信制御方法およびプログラム記憶媒体

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Publication number: WO2014034058A1
Application number: PCT/JP2013/004980
Authority: WO
Inventors: 小林　宰
Original assignee: 日本電気株式会社
Priority date: 2012-08-29
Filing date: 2013-08-23
Publication date: 2014-03-06

Abstract

　音声通信方式をパケット交換方式から回線交換方式に切り替えるハンドオーバーが実施された以降に回線交換方式による音声通信の種別変更を可能にする。　音声通信ネットワークシステム１は、移動通信装置２と通信制御装置３を有する。通信制御装置３は通知生成部５を有する。通知生成部５は、移動通信装置２の音声通信方式をパケット交換方式から回線交換方式に切り替えるハンドオーバー処理に関わる通知を生成する場合に、その通知に能力情報を追加する。能力情報とは、回線交換方式の情報通信網７において利用可能な音声通信の種別を示す情報である。移動通信装置２は情報交換部１０を有する。情報交換部１０は、回線交換方式の情報通信網７からパケット交換方式の情報通信網８を通して前記能力情報を受け取った場合に、パケット交換方式の情報通信網８との間でネゴシエーションを実行する。

Description

音声通信ネットワークシステム、通信制御装置、移動通信装置、通信制御方法およびプログラム記憶媒体

　本発明は、音声通信の方式をパケット交換方式から回線交換方式に切り替えるハンドオーバーの技術に関する。

　ＳＲＶＣＣ(Single Radio Voice Call Continuity)は、パケット交換(Packet Switch)方式におけるＶｏＩＰ(Voice Over Internet Protocol)のサービスを、回線交換(Circuit Switch)方式の音声サービスに切り替える技術である(非特許文献１参照)。つまり、移動局（ＭＳ(Mobile Station)）は、ネットワーク（ＮＷ(NetWork)）に接続するために、基地局に接続する。基地局は、担当するエリアが設定されている。このために、移動局は、担当する基地局が異なるエリアに移動した場合に、接続相手としての基地局を切り替えるハンドオーバーを実行する。

　このハンドオーバーによって、移動局が利用する音声通信のシステムが、パケット交換方式を採用するＬＴＥ(Long Term Evolution)のシステムから、回線交換方式を採用するＵＭＴＳ(Universal Mobile Telecommunications System)あるいはＧＳＭ(Global System for Mobile Communications)（登録商標）のシステムに切り替わる場合がある。この場合に利用されるハンドオーバーの技術として、ＳＲＶＣＣが利用される。

　ＳＲＶＣＣによってハンドオーバーを実行する場合には、移動局とネットワークは、これらの間での音声通信に関わる明示的なシグナリングを行わずに、回線交換方式による音声通信を確立する。

　通常、回線交換方式による音声サービスを、発信、着信を契機に確立する際には、移動局（ＭＳ）とネットワーク（ＮＷ）は、シグナリングによって、利用（実行）可能な通信（サービス）の種別を示す情報(Bearer Capability)を通知し合う。この処理はネゴシエーション（以下、ベアラネゴシエーションとも記す）とも呼ばれる。この処理により、移動局（ＭＳ）とネットワーク（ＮＷ）との間での接続が確立した後に、ネットワーク（ＮＷ）は、移動局（ＭＳ）に対する通信種別（サービス内容）の変更を許容する。つまり、ベアラネゴシエーションを実施することで、移動局（ＭＳ）とネットワーク（ＮＷ）は互いにサポート可能な通信種別を認識し合うことができる。これにより、移動局（ＭＳ）およびネットワーク（ＮＷ）は、例えば、音声のみの通話通信から、音声が関わる他の通信（例えば、テレビ電話通信）への切り替え（Ｍｏｄｉｆｙ)が可能となる。

３ＧＰＰＴＳ２３．２１６

　しかしながら、ＳＲＶＣＣによるハンドオーバーを実行することによって回線交換方式による音声通信を確立する場合には、移動局（ＭＳ）とネットワーク（ＮＷ）は、ベアラネゴシエーション（明示的なシグナリング）を実行しない。このために、そのように音声通信を確立した以降の回線交換方式による通話中には、移動局（ＭＳ）およびネットワーク（ＮＷ）は通信種別の切り替え（Ｍｏｄｉｆｙ)ができない。

　本発明は上記課題を解決するためになされた。すなわち、本発明の主な目的は、パケット交換方式による音声通信から回線交換方式による音声通信に切り替えるハンドオーバーが実施された以降の通話中に、音声通信の種別変更を可能にする技術を提供することにある。

　上記目的を達成するために、本発明の音声通信ネットワークシステムは、
　パケット交換方式による音声通信および回線交換方式による音声通信が可能な移動通信装置と、
　回線交換方式の情報通信網における通信制御を行う通信制御装置とを有し、
　前記通信制御装置は、
　前記移動通信装置の音声通信方式を前記パケット交換方式から前記回線交換方式に切り替えるハンドオーバー処理に関わる通知を生成する場合に、自装置が通信制御する前記回線交換方式の情報通信網において利用可能な音声通信の種別を示す能力情報を前記通知に追加する通知生成手段を有し、
　前記移動通信装置は、
　前記能力情報を前記回線交換方式の情報通信網からパケット交換方式の情報通信網を通して受け取った場合に、前記パケット交換方式の情報通信網との間で通信能力に関する情報を交換するネゴシエーションを実行する情報交換手段とを有する。

　本発明の通信制御装置は、
　移動通信装置の音声通信方式をパケット交換方式から回線交換方式に切り替えるハンドオーバー処理に関わる通知を生成する場合に、自装置が通信制御する回線交換方式の情報通信網において利用可能な音声通信の種別を示す能力情報を前記通知に追加する通知生成手段を有する。

　本発明の移動通信装置は、
　回線交換方式の情報通信網からパケット交換方式の情報通信網を通して、音声通信方式をパケット交換方式から回線交換方式に切り替えるハンドオーバー処理に関わる通知を受け取った場合に、その通知に、切り替え後の前記回線交換方式の情報通信網において利用可能な音声通信の種別を示す能力情報が含まれている場合には、前記パケット交換方式の情報通信網との間で通信能力に関する情報を交換するネゴシエーションを実行する情報交換手段を有する。

　本発明の通信制御方法は、
　回線交換方式の情報通信網からパケット交換方式の情報通信網を通して、音声通信方式をパケット交換方式から回線交換方式に切り替えるハンドオーバー処理に関わる通知を受け取った場合に、その通知に、切り替え後の前記回線交換方式の情報通信網において利用可能な音声通信の種別を示す能力情報が含まれているか否かをコンピュータが判断し、
　含まれている場合には、前記パケット交換方式の情報通信網との間で通信能力に関する情報を交換するネゴシエーションをコンピュータが実行する。

　本発明のプログラム記憶媒体は、
　回線交換方式の情報通信網からパケット交換方式の情報通信網を通して、音声通信方式をパケット交換方式から回線交換方式に切り替えるハンドオーバー処理に関わる通知を受け取った場合に、その通知に、切り替え後の前記回線交換方式の情報通信網において利用可能な音声通信の種別を示す能力情報が含まれているか否かを判断する処理と、
　含まれている場合には、前記パケット交換方式の情報通信網との間で通信能力に関する情報を交換するネゴシエーションを実行する処理とをコンピュータに実行させるコンピュータプログラムを記憶している。

　なお、本発明の前記主な目的は、上記構成の本発明の音声通信ネットワーク、通信制御装置、移動通信装置に対応する通信制御方法によっても達成される。また、本発明の主な目的は、本発明の音声通信ネットワーク、通信制御装置、移動通信装置および通信制御方法をコンピュータによって実現するコンピュータプログラム、および、当該コンピュータプログラムを記憶する記憶媒体によっても達成される。

　本発明によれば、パケット交換方式による音声通信から回線交換方式による音声通信に切り替えるハンドオーバーが実施された以降の通話中に、音声通信の種別変更が可能になる。

本発明に係る第１実施形態の音声通信ネットワークシステムの構成を簡略化して表すブロック図である。第１実施形態の音声通信ネットワークシステムを構成する移動通信装置の構成例を簡略化して表すブロック図である。本発明に係る第２実施形態の音声通信ネットワークシステムの構成を簡略化して表すブロック図である。第２実施形態において、音声通信方式をパケット交換方式から回線交換方式にハンドオーバーする場合の処理フローを表すシーケンス図である。ＳＲＶＣＣを利用して音声通信方式をパケット交換方式から回線交換方式にハンドオーバーする場合の一般的な処理フローを表すシーケンス図である。本発明に係るその他の実施形態（１）を表すシーケンス図である。本発明に係るその他の実施形態（２）を表すシーケンス図である。本発明に係るその他の実施形態（３）を表すシーケンス図である。

　以下に、本発明に係る実施形態を図面を参照しながら説明する。

　（第１実施形態）
　図１は、本発明に係る第１実施形態の音声通信ネットワークシステムの構成を簡略化して表すブロック図である。この第１実施形態の音声通信ネットワークシステム１は、移動通信装置２と、通信制御装置３とを有している。

　通信制御装置３は、回線交換方式の情報通信網７における通信を制御する機能を備えている。当該通信制御装置３は通知生成部（通知生成手段）５を備えている。通知生成部５は、移動通信装置２の音声通信方式をパケット交換方式から回線交換方式に切り替えるハンドオーバー処理に関わる通知を生成する機能を有する。当該通知生成部５は、その通知を生成する場合に、能力情報を前記通知に追加する。その能力情報とは、通信制御装置３が制御する回線交換方式の情報通信網７において利用可能な音声通信の種別を表す情報である。

　移動通信装置２は、パケット交換方式の音声通信および回線交換方式の音声通信が可能である。当該移動通信装置２は情報交換部（情報交換手段）１０を備えている。情報交換部１０は、前記能力情報を回線交換方式の情報通信網７からパケット交換方式の情報通信網８を通して受け取った場合に、パケット交換方式の情報通信網８との間でネゴシエーションを実行する機能を備えている。ネゴシエーションとは、通信能力に関する情報を交換する処理である。

　この第１実施形態の音声通信ネットワークシステム１では、音声通信方式をパケット交換方式から回線交換方式に切り替えるハンドオーバーを実行する場合に、移動通信装置２は、回線交換方式の情報通信網７から能力情報を受け取ることができる。そして、その能力情報を受け取ることにより、移動通信装置２は、情報通信網との間でネゴシエーションを実行する。これにより、移動通信装置２および回線交換方式の情報通信網７は、ハンドオーバー切り替え後に利用（実行）可能な音声通信の種別を表す能力情報を取得している状態となる。このため、移動通信装置２および回線交換方式の情報通信網７は、ハンドオーバー切り替え後における回線交換方式による通話中に、音声通信（音声サービス）の種別変更（Ｍｏｄｉｆｙ）が可能になる。

　この音声通信ネットワークシステム１を構成する移動通信装置２の情報交換部１０は、例えば、図２に表されるような制御装置１１により実現される。すなわち、図２に表されるように、移動通信装置２は、制御装置１１と、記憶装置１２とを有する。制御装置１１は、コンピュータであり、例えばＣＰＵ（Central Processing Unit）を有している。記憶装置１２は、コンピュータプログラム（プログラム）１３を格納する記憶媒体を有している。プログラム１３には、制御装置（コンピュータ）１１に次のような処理を実行させる処理手順が表されている。つまり、その処理手順は、回線交換方式の情報通信網７からパケット交換方式の情報通信網８を通して、音声通信方式をパケット交換方式から回線交換方式に切り替えるハンドオーバー処理に関わる通知を受け取った場合の処理手順である。具体的には、その処理手順は、受け取った通知に能力情報が含まれているか否かを判断する処理手順と、前記通知に能力情報が含まれていると判断した場合に、パケット交換方式の情報通信網８との間で、ネゴシエーションを実行する処理手順である。

　制御装置１１は、記憶装置１２からプログラム１３を読み出し、当該プログラム１３を実行することによって、情報交換部１０の機能を実現する。

　（第２実施形態）
　以下に、本発明に係る第２実施形態を説明する。

　図３は本発明に係る第２実施形態の音声通信ネットワークシステムの構成を簡略化して表すブロック図である。この第２実施形態の音声通信ネットワークシステム２０は、移動通信装置（ＵＥ（User Equipment））２１を有している。さらに、音声通信ネットワークシステム２０は、ノードとして、ＭＳＣ（Mobile Switching Center）サーバ（ＭＧＷ（Media GateWay））２３と、ＭＳＣ（Mobile Switching Center）２４と、ＵＴＲＡＮ（Universal Terrestrial Radio Access Network）２５とを有している。さらに、音声通信ネットワークシステム２０は、ノードとして、ＰＤＮ－ＧＷ（Packet Data Network - GateWay）２８と、ＩＭＳ（Internet protocol Multimedia Subsystem）サーバ２９と、ＭＭＥ(Mobility Management Entity)３０とを有している。さらにまた、音声通信ネットワークシステム２０は、ノードとして、ＳＧＳＮ（Serving GPRS (General Packet Radio Service) Support Node）３１と、ＨＳＳ（Home Subscriber Server）３２と、Ｅ－ＵＴＲＡＮ（Evolved-ＵＴＲＡＮ）３３とを有している。

　ＭＳＣサーバ（ＭＧＷ）２３とＭＳＣ２４とＵＴＲＡＮ２５とＳＧＳＮ３１は、ＵＭＴＳ（Universal Mobile Telecommunications System）システムを構成する。この第２実施形態では、当該ＵＭＴＳシステムは回線交換方式の情報通信網２２として機能する。また、ＰＤＮ－ＧＷ２８とＭＭＥ３０とＥ－ＵＴＲＡＮ３３は、ＬＴＥ（Long Term Evolution）システムを構成する。当該ＬＴＥシステムはパケット交換方式の情報通信網２７である。さらに、ＭＳＣ２４は、回線交換方式の情報通信網２２における全体的な通信制御を行う通信制御装置として機能する。なお、この第２実施形態の音声通信ネットワークシステム２０は、ＵＴＲＡＮ２５に代えて、ＧＥＲＡＮ（GSM（登録商標） Enhanced Radio Access Network）を有していてもよい。

　音声通信ネットワークシステム２０を構成する上記各ノード２３～２５，２８～３３は、それぞれ、コンピュータ装置により実現される。つまり、各ノード２３～２５，２８～３３（コンピュータ装置）には、それぞれ、ノードの動作を制御する処理手順を表すコンピュータプログラム（プログラム）が、記憶媒体に格納された状態で与えられている。各コンピュータ装置は、その記憶媒体からコンピュータプログラムを読み出し、当該コンピュータプログラムを実行する。これにより、各コンピュータ装置は、それぞれ、予め定められたノード２３～２５，２８～３３として機能する。

　なお、ノード２３～２５，２８～３３は、それぞれ、標準化団体“３ＧＰＰ(3rd Generation Partnership Project)”により制定された規格に基づいた各種機能を備えている。ここでは、それら機能の説明は省略する。

　この第２実施形態の音声通信ネットワークシステム２０は、移動通信装置２１の音声通信方式をパケット交換方式から回線交換方式に切り替えるハンドオーバー処理（以下、「Ｐ→Ｃハンドオーバー処理」とも記す）に特徴がある。つまり、この第２実施形態におけるＰ→Ｃハンドオーバー処理は、ＳＲＶＣＣ(Single Radio Voice Call Continuity)を基にしたハンドオーバー処理に、次のような処理が追加されている。

　すなわち、通信制御装置であるＭＳＣ２４は、３ＧＰＰの規格に基づいた機能に加えて、機能部として、通知生成部（通知生成手段）３５を有している。通知生成部３５は、第１実施形態における通知生成部５と同様に、Ｐ→Ｃハンドオーバー処理に関わる通知（Prepare Handover Response message）に能力情報を追加する機能を備えている。能力情報（ＢＣ（Bearer Capability））とは、自装置（ＭＳＣ２４）が含まれている回線交換方式の情報通信網２２において利用可能な音声通信の種別を表す情報である。音声通信の種別には、音声のみの通話通信や、音声と映像を含むテレビ電話通信などがある。さらに、それら通話通信と、テレビ電話通信とには、それぞれ、方式が異なる複数の種類がある。

　ＭＳＣ２４には記憶装置（記憶媒体）が備えられている。当該記憶装置には、通知生成部３５における処理手順を表したコンピュータプログラムが格納されている。ＭＳＣ２４のコンピュータ装置３８は、そのコンピュータプログラムを記憶装置から読み出し、当該コンピュータプログラムを実行することにより、通知生成部３５の機能を実現する。

　この第２実施形態の音声通信ネットワークシステム２０を構成する移動通信装置２１は、パケット交換方式による音声通信（ＶｏＩＰ（Voice Over Internet Protocol）による音声通信）と、回線交換方式による音声通信とが可能な装置（移動局）である。当該移動通信装置２１は、コンピュータ装置（例えばＣＰＵ（Central Processing Unit））４０と、記憶装置（記憶媒体）４１とを有している。記憶装置４１には、移動通信装置２１の全体的な動作を司るコンピュータプログラム（プログラム）が格納されている。コンピュータ装置４０は、記憶装置４１からコンピュータプログラムを読み出し、当該コンピュータプログラムを実行することにより、移動通信装置２１の各種機能を実現する。

　この第２実施形態では、移動通信装置２１は、コンピュータ装置４０（コンピュータプログラム）により実現する機能部として、情報交換部（情報交換手段）３６と、能力通知部（能力通知手段）３７とを有している。なお、情報交換部３６および能力通知部３７以外の移動通信装置２１が持つ機能（構成）には様々なものがある。ここでは、移動通信装置２１は、例えば仕様等に基づいた適宜な機能を備えてよいものであり、この実施形態における説明は省略する。

　情報交換部３６は、回線交換方式の情報通信網２２からパケット交換方式の情報通信網２７を通して、能力情報（ＢＣ）を受け取った場合に、その能力情報によって、パケット交換方式の情報通信網２７とネゴシエーションを実行する機能を備えている。

　能力通知部３７は、そのネゴシエーションによって、自装置（移動通信装置）２１が可能な音声通信の種別を表す情報（以下、「仕様情報」とも記す）を回線交換方式の情報通信網２２に通知する必要があるか否かを判断する機能を備えている。また、能力通知部３７は、その必要が有ると判断した場合には、仕様情報を回線交換方式の情報通信網２２に通知する機能を備えている。

　この第２実施形態における音声通信ネットワークシステム２０では、音声通信方式をパケット交換方式から回線交換方式にハンドオーバーする際に、移動通信装置２１は、ネゴシエーションを実施する。これにより、移動通信装置２１と、回線交換方式の情報通信網２２とは、共通に利用（実行）可能な音声通信の種別の情報を取得できる。このため、移動通信装置２１および回線交換方式の情報通信網２２は、ハンドオーバーによってパケット交換方式から回線交換方式に音声通信方式が切り替わった後に、音声通信の種別を変更するＭｏｄｉｆｙ（切り替え）が可能となる。

　以下に、第２実施形態の音声通信ネットワークシステム２０においてのＰ→Ｃハンドオーバー処理に係る各ノードの動作例を図４のシーケンス図を利用して説明する。なお、この説明では、主に、通知生成部３５と情報交換部３６と能力通知部３７に関わる動作例を述べる。

　ここでは、パケット交換方式（ＶｏＩＰ）による音声通信を実施していた移動通信装置（ＵＥ）２１が、パケット交換方式の情報通信網２７との通信が可能なエリアから、回線交換方式の情報通信網２２との通信が有効なエリアに移動したとする。この場合には、移動通信装置（ＵＥ）２１と回線交換方式の情報通信網２２とパケット交換方式の情報通信網２７は、Ｐ→Ｃハンドオーバー処理を実施する。

　すなわち、移動通信装置（ＵＥ）２１は、Measurement Reportを、パケット交換方式の情報通信網２７(Ｅ－ＵＴＲＡＮ３３）に送信する（Ｓ１）。Ｅ－ＵＴＲＡＮ３３は、そのMeasurement Reportを受け取ると、ＳＲＶＣＣによるハンドオーバー処理（Ｐ→Ｃハンドオーバー処理）を開始するか否かを判断する。そして、Ｅ－ＵＴＲＡＮ３３は、Ｐ→Ｃハンドオーバー処理の開始を決定した場合には、Handover Request（ハンドオーバー要求）を、ＭＭＥ３０に送信する（Ｓ２）。ＭＭＥ３３は、移動通信装置２１に関し、音声のベアラをその他全てのパケット交換方式（ＰＳ（Packet Switch））のベアラから切り離す。そして、ＭＭＥ３０は、移動通信装置２１における音声のベアラに関し、パケット交換方式から回線交換方式（ＣＳ（Circuit Switch））にハンドオーバーすることを回線交換方式の情報通信網２２におけるＭＳＣサーバ２３に通知する（Ｓ３）。つまり、ＭＭＥ３０は、ＭＳＣサーバ２３に向けて、PS(Packet Switch) to CS(Circuit Switch) Request messageを送信する。

　これにより、ＭＳＣサーバ２３は、ハンドオーバー要求（Prepare Handover Request message）をＭＳＣ２４に通知する（Ｓ４）。そして、ＭＳＣ２４は、Relocation Request / Handover RequestをＵＴＲＡＮ２５に送信することにより、ＵＴＲＡＮ２５（回線交換方式の情報通信網２２）に対して無線リソースの割り当てを要求する（Ｓ５）。ＵＴＲＡＮ２５は、その要求に応じた回答（応答）をＭＳＣ２４に返信する（Ｓ６）。

　この返信を受けて、ＭＳＣ２４の通知生成部３５は、通知（Prepare Handover Response message（以下、「応答メッセージ」とも記す））を生成する。この際に、通知生成部３５は、その生成する通知（応答メッセージ）に能力情報（ＢＣ（Bearer Capability））を追加する。能力情報（ＢＣ）とは、ＭＳＣ２４が含まれている回線交換方式の情報通信網２２にて利用（実行）可能な音声通信の種別（音声サービスの種類）を表す情報である。この第２実施形態では、回線交換方式による発呼と着信にて音声通信を開始する場合の処理を参考にして、応答メッセージには、１つあるいは２つの能力情報が追加される。例えば、応答メッセージには、能力情報として、通話通信ＢＣ１と、テレビ電話通信ＢＣ２とが追加される。ＭＳＣ２４は、応答メッセージをＭＳＣサーバ２３に送信することにより、能力情報（ＢＣ１，ＢＣ２）をＭＳＣサーバ２３に送信する（Ｓ７）。

　その後、ＭＳＣサーバ２３に関連付けられたＭＧＷと、ＭＳＣ２４とは、ハンドオーバー対象の移動通信装置（ＵＥ）２１に関し、回線交換方式による接続を確立する（Ｓ８）。つまり、ＭＧＷと、ＭＳＣ２４とは、Establish circuitの処理を実行する。なお、ＭＳＣ２４における通知生成部３５は、能力情報（ＢＣ１，ＢＣ２）を含む応答メッセージを生成するのに代えて、Establish circuitの処理にて生成する通知に能力情報（ＢＣ１，ＢＣ２）を追加することにより、能力情報（ＢＣ１，ＢＣ２）をＭＳＣサーバ２３に送信してもよい。

　ＭＳＣサーバ２３は、ＭＳＣ２４との接続が確立した後に、SRVCC PS to CS Response message（通知）をＭＭＥ３０に送信する（Ｓ９）。この際、ＭＳＣサーバ２３は、その通知（メッセージ）に、ＭＳＣ２４から受け取った能力情報（ＢＣ１，ＢＣ２）を追加することにより、能力情報（ＢＣ１，ＢＣ２）をＭＭＥ３０に送信する。

　ＭＭＥ３０は、ＭＳＣサーバ２３からSRVCC PS to CS Response messageを受け取ると、回線交換方式の情報通信網２２とパケット交換方式の情報通信網２７とのprepared relocationを同期させる。その後、ＭＭＥ３０は、ＭＳＣサーバ２３から受け取った能力情報（ＢＣ１，ＢＣ２）を付加したHandover Command messageをＥ－ＵＴＲＡＮ３３に送信する（Ｓ１０）。

　Ｅ－ＵＴＲＡＮ３３は、そのHandover Command messageを受けたことにより、Handover from E-UTRAN Command message（以下、指令通知とも記す）を移動通信装置（ＵＥ）２１に送信する（Ｓ１１）。この際に、Ｅ－ＵＴＲＡＮ３３は、ＭＭＥ３０から受け取った能力情報（ＢＣ１，ＢＣ２）を指令通知に追加することにより、当該能力情報（ＢＣ１，ＢＣ２）を移動通信装置２１に送信する。

　移動通信装置２１は、Ｅ－ＵＴＲＡＮ３３から指令通知と共に能力情報（ＢＣ１，ＢＣ２）を受け取ると、Ｅ－ＵＴＲＡＮ３３（パケット交換方式の情報通信網２７）との間でベアラネゴシエーション（Bearer Negotiation）を実行する（Ｓ１２）。これにより、移動通信装置２１と、回線交換方式の情報通信網２２とは、互いに、相手の利用可能な音声通信の種別を取得している状態となる。

　移動通信装置２１の能力通知部３７は、ベアラネゴシエーションを実行した後に、ハンドオーバー切り替え後に利用（接続）する回線交換方式の情報通信網２２において利用可能な音声通信の種別と、自装置２１が実行可能な音声通信の種別とを対比する。そして、能力通知部３７は、必要に応じて（例えば自装置２１と回線交換方式の情報通信網２２とに、利用可能な音声通信の種別に差異がある場合には）、自装置２１が実行可能な音声通信の種別を表す仕様情報をＵＴＲＡＮ２５に送信する（Ｓ１３）。具体的には、移動通信装置２１は、ベアラネゴシエーションを実行した後に、ハンドオーバー切り替え後の回線交換方式の情報通信網２２におけるＵＴＲＡＮ２５が担当するセル（エリア）の周波数に通信周波数を合わせる。そして、移動通信装置２１は、ＵＴＲＡＮ２５に送信するHandover to UTRAN Complete message（ハンドオーバー完了通知）に、自装置２１の仕様情報を追加する。

　これにより、移動通信装置２１の音声通信方式をパケット交換方式から回線交換方式に切り替えるハンドオーバー処理が完了する。つまり、移動通信装置２１は、回線交換方式の情報通信網２２との通信接続を確立する。これ以降には、移動通信装置２１は、回線交換方式の情報通信網２２（ＵＴＲＡＮ２５とＭＳＣ２４とＭＳＣサーバー２３）を通して、通信相手との音声通信を行う（Ｓ１４）。

　仮に、この回線交換方式による通話通信中に、移動通信装置２１が操作されてテレビ電話としての音声通信が要求された場合には、移動通信装置２１と回線交換方式の情報通信網２２とは、Ｍｏｄｉｆｙ（切り替え）処理を実行する（Ｓ１５）。この第２実施形態では、前述の如く、移動通信装置２１と、回線交換方式の情報通信網２２とは、接続を確立する際にネゴシエーションを実行しているので、Ｍｏｄｉｆｙ（切り替え）が可能である。これにより、移動通信装置２１は、回線交換方式の通話通信中に、通信を継続しながら、音声通信の種別が異なる回線交換方式によるテレビ電話通信に変更できる（Ｓ１６）。

　この第２実施形態では、上記の如く、Ｐ→Ｃハンドオーバー処理において、回線交換方式の情報通信網２２（ＭＳＣ２４）からパケット交換方式の情報通信網２７を介して移動通信装置２１に能力情報（ＢＣ１，ＢＣ２）が伝達される。これにより、Ｐ→Ｃハンドオーバー処理の一つの処理としてベアラネゴシエーションが実行される。このため、Ｐ→Ｃハンドオーバー処理によって、ハンドオーバー切り替え後の回線交換方式の情報通信網２２と、移動通信装置２１とが、互いに、相手の実行可能な音声通信の種別の情報を取得している状態となる。これにより、移動通信装置２１および回線交換方式の情報通信網２２は、ハンドオーバーにより回線交換方式に切り替わった後の音声通信中に、通信を継続しながら、音声通信の種別変更（Ｍｏｄｉｆｙ）が可能となる。

　これに対し、Ｐ→Ｃハンドオーバー処理において、図５に表すようにベアラネゴシエーションが実行されない場合には、移動通信装置２１および回線交換方式の情報通信網２２は、ハンドオーバー後の音声通信中に、回線交換方式による音声通信の種別変更（Ｍｏｄｉｆｙ）ができない。

　つまり、図５には、ＳＲＶＣＣによる一般的なＰ→Ｃハンドオーバー処理のフローが表されている。このフローでは、処理Ｓ１０～Ｓ１５の処理内容は、前述した図４に表されている処理Ｓ１～Ｓ６の処理内容と同様であるが、ＭＳＣ２４からＭＳＣサーバ２３に向けた通知には能力情報（ＢＣ１，ＢＣ２）が含まれない。これにより、図５の処理Ｓ１８～Ｓ２０にて、順次送信される各通知（message）には能力情報が含まれない（付加されていない）。つまり、回線交換方式の情報通信網２２（ＭＳＣサーバ２３）からパケット交換方式の情報通信網２７（ＭＭＥ３０、Ｅ－ＵＴＲＡＮ３３）を介して移動通信装置２１に能力情報は送信されない。

　このために、移動通信装置２１と回線交換方式の情報通信網２２とは、ベアラネゴシエーションを実施することなく、接続が確立する。これ以降には、移動通信装置２１は、回線交換方式の情報通信網２２（ＵＴＲＡＮ２５）を通して、通信相手（通信先ネットワーク）との音声通信を実行する（Ｓ２２）。しかしながら、回線交換方式の情報通信網２２との接続を確立する際にベアラネゴシエーションを実行していないので、移動通信装置２１および回線交換方式の情報通信網２２は、この音声通信中には、回線交換方式による音声通信の種別を変更できない。これに対して、第２実施形態の音声通信ネットワークシステム２０は、前述の如く、Ｐ→Ｃハンドオーバー処理においてベアラネゴシエーションを実行するので、回線交換方式による音声通信中に、Ｍｏｄｉｆｙ（切り替え）が可能である。

　（その他の実施形態）
　なお、本発明は第１と第２の各実施形態に限定されることはなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、第２実施形態で述べたＰ→Ｃハンドオーバー処理は、ＬＴＥシステムによるパケット交換方式からＵＭＴＳシステムによる回線交換方式にハンドオーバーする場合の処理である。本発明が関与するハンドオーバー処理は、そのＬＴＥシステムからＵＭＴＳシステムへのハンドオーバー処理に限定されない。例えば、本発明が関与するハンドオーバー処理は、ＵＭＴＳシステムによるパケット交換方式からＵＭＴＳシステムによる回線交換方式へのハンドオーバー処理であってもよい。

　図６は、本発明に係るその他の実施形態（１）において、ＳＲＶＣＣに基づいて、ＵＭＴＳシステムによるパケット交換方式からＵＭＴＳシステムによる回線交換方式にハンドオーバーする場合の処理フローを表すシーケンス図である。この図６に表されるＰ→Ｃハンドオーバー処理では、移動通信装置（ＵＥ）４３からMeasurement Reportをパケット交換方式の情報通信網（ＵＴＲＡＮ４４）に送信する（Ｓ３０）。これにより、ＵＴＲＡＮ４４がＳＧＳＮ４５にRelocation Request messageを送信する（Ｓ３１）。ＳＧＳＮ４５は、そのRelocation Request messageを受けることにより、PS to CS Request messageをＭＳＣサーバ４６に送信する（Ｓ３２）。そして、ＭＳＣサーバ４６はPrepare Handover Request messageをＭＳＣ４７に送信し（Ｓ３３）、ＭＳＣ４７は、Relocation request / Handover RequestをＵＴＲＡＮ４８に送信する（Ｓ３４）。ＵＴＲＡＮ４８は、その要求に応じた回答（応答）をＭＳＣ４７に返信する（Ｓ３５）。

　この返信を受けて、ＭＳＣ４７に備えられている通知生成部は、通知（Prepare Handover Response message（応答メッセージ））を生成する際に、その通知に能力情報を追加する。そして、通知生成部は、その通知をＭＳＣサーバ４６に送信する（Ｓ３６）。能力情報は、第１や第２の実施形態で述べた能力情報と同様に、ハンドオーバー切り替え後の回線交換方式の情報通信網において利用可能な音声通信の種別を示す情報である。

　その後、ＭＳＣサーバ４６とＭＳＣ４７は、Establish circuit処理を実行する（Ｓ３７）。なお、第２実施形態でも述べたように、応答メッセージに能力情報を追加するのに代えて、能力情報は、Establish circuit処理にて作成される通知に追加されることによって、ＭＳＣ４７からＭＳＣサーバ４６に送信されてもよい。

　その後、ＭＳＣサーバ４６は、能力情報を含むPS to CS Response messageをＳＧＳＮ４５に送信する（Ｓ３８）。これにより、ＳＧＳＮ４５は、その能力情報を含むRelocation Command messageをＵＴＲＡＮ４４に送信する（Ｓ３９）。さらに、ＵＴＲＡＮ４４は、その能力情報を含むHandover from UTRAN Command messageを移動通信装置（ＵＥ）４３に送信する（Ｓ４０）。これにより、移動通信装置（ＵＥ）４３は、情報通信網との間でベアラネゴシエーションを実行する（Ｓ４１）。

　その後、移動通信装置（ＵＥ）４３は、ハンドオーバー切り替え後の回線交換方式の情報通信網におけるＵＴＲＡＮ４８が担当するセル（エリア）の周波数に通信の周波数を合わせ、Handover to UTRAN Complete messageをＵＴＲＡＮ４８に送信する（Ｓ４２）。

　以上のようなＰ→Ｃハンドオーバー処理によって、移動通信装置（ＵＥ）４３と、回線交換方式の情報通信網との接続が確立し、回線交換方式の情報通信網を介しての通信相手との音声通信が実行される（Ｓ４３）。この例においても、Ｐ→Ｃハンドオーバー処理においてベアラネゴシエーションが実行されるので、移動通信装置（ＵＥ）４３および回線交換方式の情報通信網は、音声通信の種別変更（Ｍｏｄｉｆｙ）が可能である（Ｓ４４）。これにより、ハンドオーバー後の回線交換方式による音声通信中に、例えば音声のみの通話通信から、音声と映像を含むテレビ電話通信に切り替えることが可能である（Ｓ４５）。

　さらに、本発明が関与するＰ→Ｃハンドオーバー処理は、音声方式をＬＴＥシステムによるパケット交換方式からＧＳＭ（登録商標）システムによる回線交換方式に切り替えるハンドオーバー処理であってもよい。図７は、本発明に係るその他の実施形態（２）において、ＳＲＶＣＣに基づいてＬＴＥシステムによるパケット交換方式からＧＳＭ（登録商標）システムによる回線交換方式にハンドオーバーする場合の処理フローを表すシーケンス図である。

　図７に表される処理フローにおいても、前記同様に、回線交換方式の情報通信網におけるＭＳＣ５４にて、前記同様の能力情報を含む通知が生成され、当該通知がＭＳＣサーバ５３に送信される（Ｓ５６あるいはＳ５７）。そして、その能力情報は、ＭＳＣサーバ５３とＭＭＥ５２とＥ－ＵＴＲＡＮ５１を介して、移動通信装置（ＵＥ）５０に伝達される（Ｓ５８～Ｓ６０）。これにより、移動通信装置（ＵＥ）５０と情報通信網との間でベアラネゴシエーションが実行され（Ｓ６１）、その後、移動通信装置（ＵＥ）５０からＢＳＳ（Base Station Subsystem）５５に向けてHandover Complete messageが送信される（Ｓ６２）。これにより、移動通信装置（ＵＥ）５０と回線交換方式の情報通信網との接続が確立する。

　この例においても、Ｐ→Ｃハンドオーバー処理においてベアラネゴシエーションを実行することによって、移動通信装置（ＵＥ）５０および回線交換方式の情報通信網は、ハンドオーバー後の回線交換方式による音声通信中に、音声通信の種別変更（Ｍｏｄｉｆｙ）が可能である（Ｓ６４，Ｓ６５）。

　なお、ＢＳＳ５５は、基地局であるＢＴＳ（Base Transceiver Station）と、ＧＳＭ（登録商標）における無線リソースを管理するＢＳＣ（Base Station Controller）とを有するノードである。

　また、Ｐ→Ｃハンドオーバー処理における処理Ｓ５０～Ｓ５５は、前記図４における処理Ｓ１～Ｓ６と同様である。ここでは、その説明は省略する。

　さらにまた、本発明が関与するハンドオーバー処理は、音声通信方式をＵＭＴＳシステムによるパケット交換方式からＧＳＭ（登録商標）システムによる回線交換方式に切り替えるハンドオーバー処理であってもよい。図８は、本発明に係るその他の実施形態（３）において、ＳＲＶＣＣに基づいてＵＭＴＳシステムによるパケット交換方式からＧＳＭ（登録商標）システムによる回線交換方式にハンドオーバーする場合の処理フローを表すシーケンス図である。

　図８に表される処理フローにおいても、前記同様に、回線交換方式の情報通信網におけるＭＳＣ６４にて、前記同様の能力情報を含む通知が生成され、当該通知がＭＳＣサーバ６３に送信される（Ｓ７６あるいはＳ７７）。そして、その能力情報は、ＭＳＣサーバ６３とＳＧＳＮ６２とＵＴＲＡＮ６１を介して、移動通信装置（ＵＥ）６０に伝達される（Ｓ７８～Ｓ８０）。これにより、移動通信装置（ＵＥ）６０と情報通信網との間でベアラネゴシエーションが実行され（Ｓ８１）、その後、移動通信装置（ＵＥ）６０からＢＳＳ（Base Station Subsystem）６５に向けてHandover Complete messageが送信される（Ｓ８２）。これにより、移動通信装置（ＵＥ）６０と回線交換方式の情報通信網との接続が確立する。

　この例においても、Ｐ→Ｃハンドオーバー処理においてベアラネゴシエーションを実行することによって、移動通信装置（ＵＥ）６０および回線交換方式の情報通信網は、ハンドオーバー後の回線交換方式による音声通信中に、音声通信の種別変更（Ｍｏｄｉｆｙ）が可能である（Ｓ８４，Ｓ８５）。なお、Ｐ→Ｃハンドオーバー処理における処理Ｓ７０～Ｓ７５は、図６における処理Ｓ３０～Ｓ３５と同様である。ここでは、その説明は省略する。

　以上、上述した各実施形態を例にして本願発明を説明したが、本願発明は前記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。

　なお、この出願は、２０１２年８月２９日に出願された日本出願特願２０１２－１８８８３６を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

　本発明は、音声通信を含む無線通信システムに関連する装置等に利用される。

　１，２０　音声通信ネットワークシステム
　２，２１　移動通信装置
　３　通信制御装置
　５，３５　通知生成部
　７，２２　回線交換方式の情報通信網
　８，２７　パケット交換方式の情報通信網
　１０，３６　情報交換部
　３７　能力通知部

Claims

　パケット交換方式による音声通信および回線交換方式による音声通信が可能な移動通信装置と、
　回線交換方式の情報通信網における通信制御を行う通信制御装置とを有し、
　前記通信制御装置は、
　前記移動通信装置の音声通信方式を前記パケット交換方式から前記回線交換方式に切り替えるハンドオーバー処理に関わる通知を生成する場合に、自装置が通信制御する前記回線交換方式の情報通信網において利用可能な音声通信の種別を示す能力情報を前記通知に追加する通知生成手段を有し、
　前記移動通信装置は、
　前記能力情報を前記回線交換方式の情報通信網からパケット交換方式の情報通信網を通して受け取った場合に、前記パケット交換方式の情報通信網との間で通信能力に関する情報を交換するネゴシエーションを実行する情報交換手段とを有する音声通信ネットワークシステム。
　前記移動通信装置は、前記ネゴシエーションによって、自装置が実行可能な音声通信の種別を示す情報を前記回線交換方式の情報通信網に通知する必要があると判断した場合には、その情報を前記回線交換方式の情報通信網に通知する能力通知手段を有する請求項１記載の音声通信ネットワークシステム。
　前記ハンドオーバー処理は、ＳＲＶＣＣ（Single Radio Voice Call Continuity）に基づいた処理である請求項１又は請求項２記載の音声通信ネットワークシステム。
　移動通信装置の音声通信方式をパケット交換方式から回線交換方式に切り替えるハンドオーバー処理に関わる通知を生成する場合に、自装置が通信制御する回線交換方式の情報通信網において利用可能な音声通信の種別を示す能力情報を前記通知に追加する通知生成手段を有する通信制御装置。
　回線交換方式の情報通信網からパケット交換方式の情報通信網を通して、音声通信方式をパケット交換方式から回線交換方式に切り替えるハンドオーバー処理に関わる通知を受け取った場合に、その通知に、切り替え後の前記回線交換方式の情報通信網において利用可能な音声通信の種別を示す能力情報が含まれている場合には、前記パケット交換方式の情報通信網との間で通信能力に関する情報を交換するネゴシエーションを実行する情報交換手段を有する移動通信装置。
　回線交換方式の情報通信網からパケット交換方式の情報通信網を通して、音声通信方式をパケット交換方式から回線交換方式に切り替えるハンドオーバー処理に関わる通知を受け取った場合に、その通知に、切り替え後の前記回線交換方式の情報通信網において利用可能な音声通信の種別を示す能力情報が含まれているか否かをコンピュータが判断し、
　含まれている場合には、前記パケット交換方式の情報通信網との間で通信能力に関する情報を交換するネゴシエーションをコンピュータが実行する通信制御方法。
　回線交換方式の情報通信網からパケット交換方式の情報通信網を通して、音声通信方式をパケット交換方式から回線交換方式に切り替えるハンドオーバー処理に関わる通知を受け取った場合に、その通知に、切り替え後の前記回線交換方式の情報通信網において利用可能な音声通信の種別を示す能力情報が含まれているか否かを判断する処理と、
　含まれている場合には、前記パケット交換方式の情報通信網との間で通信能力に関する情報を交換するネゴシエーションを実行する処理とをコンピュータに実行させるコンピュータプログラムを記憶しているプログラム記憶媒体。