WO2011129376A1

WO2011129376A1 - 液晶表示装置、液晶表示装置のフォント表示方法

Info

Publication number: WO2011129376A1
Application number: PCT/JP2011/059204
Authority: WO
Inventors: 健稲田
Original assignee: シャープ株式会社
Priority date: 2010-04-14
Filing date: 2011-04-13
Publication date: 2011-10-20
Also published as: EP2560157A4; US20130027285A1; CN102834860B; CN102834860A; EP2560157A1; US8907878B2

Abstract

　１ピクセルに２行２列に配置された４色のサブピクセル（以下、適宜ＳＰと略記）を含み、１行１列目に第１ＳＰ、１行２列目に第２ＳＰ、２行２列目に第３ＳＰ、２行１列目に第４ＳＰが配置された４色型液晶表示装置であって、３サブピクセルのストライプ配置を前提とするサブピクセルレンダリングが施され、文字エッジの一部に当たる所定ピクセルにつき、１列目のＳＰに階調Ｔｘが、２列目のＳＰに階調Ｔｙが、３列目のＳＰに階調Ｔｚが指定されているフォントを表示するときに、上記所定ピクセルについて、第１および第４ＳＰそれぞれに、（Ｔｘ×２／３）＋（Ｔｙ×１／３）＝ｐを端数処理した階調を指定し、第２および第３ＳＰそれぞれに、（Ｔｙ×１／３）＋（Ｔｚ×２／３）＝ｖを端数処理した階調を指定する。これにより、サブピクセルレンダリングが施されたフォント（例えば、Clear Type（登録商標））を４色型液晶表示装置で適切に表示する。

Description

液晶表示装置、液晶表示装置のフォント表示方法

　本発明は、１ピクセルが４色（例えば、赤・緑・青・白）のサブピクセルで構成される液晶表示装置の文字表示に関する。

　液晶表示装置の文字を見易くするためのアンチエイリアシングの１つとして、文字エッジに当たるピクセルの複数のサブピクセルに異なる階調を表示することで、ピクセルレベルではなくサブピクセルレベルでアンチエイリアシング効果を得る技術（サブピクセルレンダリング）が開発されている。

　図１４は、ストライプ配置されたＲ（赤）、Ｇ（緑）およびＢ（青）の３サブピクセルで１ピクセルが構成された液晶表示装置（３色型液晶表示装置）で文字線を標準表示した場合の模式図であり、図１５は、３色型液晶表示装置でサブピクセルレンダリングが施された文字線を表示した場合の模式図である。なお、１つのサブピクセルには０～２５５階調のいずれかの階調（８ビットデータ）が表示されるものとし、Ｒ・Ｇ・Ｂの各サブピクセルを、適宜、ＲＳＰ、ＧＳＰ、ＢＳＰと略記する。

　図１４・１５に示すように、図１４では、ピクセルＰ１～Ｐ３それぞれにおいて、ＲＳＰ＝２５５階調、Ｇ＝２５５階調、Ｂ＝２５５階調となっているのに対して、図１５では、ピクセルＰ１～Ｐ３それぞれにおいて、ＲＳＰ＝２５５階調、ＧＳＰ＝２５５階調、ＢＳＰ＝０階調となっており、また、図１４では、ピクセルＰ４～Ｐ６それぞれにおいて、ＲＳＰ＝２５５階調、Ｇ＝２５５階調、Ｂ＝２５５階調となっているのに対して、図１５では、ピクセルＰ４～Ｐ６それぞれにおいて、ＲＳＰ＝０階調、ＧＳＰ＝２５５階調、ＢＳＰ＝２５５階調となっており、図１５ではサブピクセルレベルでアンチエイリアシング効果が得られることがわかる。

　一方、ピクセルの輝度を高めることを１つの目的として、１ピクセルが４色以上のサブピクセルで構成された液晶表示装置（多色型液晶表示装置）も開発されている。

　図１６は、Ｒ（赤）、Ｇ（緑）、Ｂ（青）およびＷ（白）の４サブピクセルが２×２のマトリクス配置された４色型液晶表示装置で文字線を標準表示した場合の模式図である。ここで、この４色型液晶表示装置に３色型液晶表示装置を前提とするＲＧＢデータを表示する場合には、図１７のようにして、ＲＧＢデータからＲＧＢＷデータを作成する。すなわち、ＲＧＢデータが、ＲＳＰ＝ＴＸ階調、ＧＳＰ＝ＴＹ階調、ＢＳＰ＝ＴＺ階調を指定している場合、ＲＧＢＷデータでは、ＲＳＰ＝ｊ×ＴＸ－（ＴＸ～ＴＺの最小値）、ＧＳＰ＝ｊ×ＴＹ－（ＴＸ～ＴＺの最小値）、ＢＳＰ＝ｊ×ＴＺ－（ＴＸ～ＴＺの最小値）、およびＷＳＰ＝ＴＸ～ＴＺの最小値、となる階調を指定する（ただし、１≦ｊ≦２）。

　例えば、ＲＧＢデータが、ＲＳＰ＝０階調、ＧＳＰ＝０階調、ＢＳＰ＝０階調である場合、ＲＧＢＷデータでは、ＲＳＰ＝ｊ×０－（０）＝０階調、ＧＳＰ＝ｊ×０－（０）＝０階調、ＢＳＰ＝ｊ×０－（０）＝０階調、およびＷＳＰ＝０階調を指定する。また、ＲＧＢデータが、ＲＳＰ＝２５５階調、ＧＳＰ＝２５５階調、ＢＳＰ＝０階調である場合、ＲＧＢＷデータでは、ＲＳＰ＝１×２５５－（０）＝２５５階調、ＧＳＰ＝１×２５５－（０）＝２５５階調、ＢＳＰ＝１×０－（０）＝０階調、およびＷＳＰ＝０階調を指定する。また、ＲＧＢデータが、ＲＳＰ＝０階調、ＧＳＰ＝２５５階調、ＢＳＰ＝２５５階調である場合、ＲＧＢＷデータでは、ＲＳＰ＝１×０－（０）＝０階調、ＧＳＰ＝１×２５５－（０）＝２５５階調、ＢＳＰ＝１×２５５－（０）＝２５５階調、およびＷＳＰ＝０階調を指定する。

　図１８は、Ｒ（赤）、Ｇ（緑）、Ｂ（青）およびＷ（白）の４サブピクセルがストライプ配置された４色型液晶表示装置で文字線を標準表示した場合の模式図である。ここで、この４色型液晶表示装置に３色型液晶表示装置を前提とするＲＧＢデータを表示する場合には、図１９のようにして、ＲＧＢデータからＲＧＢＷデータを作成する。すなわち、ＲＧＢデータが、ＲＳＰ＝ＴＸ階調、ＧＳＰ＝ＴＹ階調、ＢＳＰ＝ＴＺ階調を指定している場合、ＲＧＢＷデータでは、ＲＳＰ＝ｊ×ＴＸ－（ＴＸ～ＴＺの最小値）、ＧＳＰ＝ｊ×ＴＹ－（ＴＸ～ＴＺの最小値）、ＢＳＰ＝ｊ×ＴＺ－（ＴＸ～ＴＺの最小値）、およびＷＳＰ＝ＴＸ～ＴＺの最小値、となる階調を指定する（ただし、１≦ｊ≦２）。

特開２００４－４８３９号公報（２００４年１月８日公開）

　ここで、サブピクセルレンダリングが施されたフォント（例えば、マイクロソフト社のClear Type（登録商標））は、３色型液晶表示装置を前提として作成されているため、このフォントを、上記のような多色型液晶表示装置で表示すると、適切なアンチエイリアシング効果が得られないという問題がある。

　図２０は、図１５に示すサブピクセルレンダリングが施された文字線のＲＧＢデータから、図１７のようにして、ＲＧＢＷデータを作成し、Ｒ，Ｇ，Ｂ，Ｗのサブピクセルが２×２のマトリクス配置された４色型液晶表示装置に表示した場合の模式図である。図１５では、ピクセルＰ１～Ｐ３それぞれにおいて、ＲＳＰ＝２５５階調、Ｇ＝２５５階調、Ｂ＝０階調が指定されているため、ＲＧＢＷデータでは、ピクセルＰ１～Ｐ３それぞれについて、ＲＳＰ＝２５５階調、ＧＳＰ＝２５５階調、ＢＳＰ＝０階調、およびＷＳＰ＝０階調が指定される。図２０から、Ｐ１～Ｐ３それぞれについて高輝度のＲおよびＧのサブピクセルが目立ち（図中、文字左側エッジがジャギになり）、適切なアンチエイリアシング効果が得られていないことがわかる。

　図２１は、図１５に示すサブピクセルレンダリングが施された文字線のＲＧＢデータから、図１９のようにして、ＲＧＢＷデータを作成し、Ｒ，Ｇ，Ｂ，Ｗの４サブピクセルがストライプ配置された４色型液晶表示装置に表示した場合の模式図である。図１５では、ピクセルＰ４～Ｐ６それぞれにおいて、ＲＳＰ＝０階調、Ｇ＝２５５階調、Ｂ＝２５５階調が指定されているため、ＲＧＢＷデータでは、ピクセルＰ４～Ｐ６それぞれについて、ＲＳＰ＝０階調、ＧＳＰ＝２５５階調、ＢＳＰ＝２５５階調、およびＷＳＰ＝０階調が指定される。図２１から、Ｐ４～Ｐ６それぞれについて高輝度のＧおよびＢのサブピクセルが目立ち（図中、文字右側エッジがジャギになり）、適切なアンチエイリアシング効果が得られていないことがわかる。

　本発明は、サブピクセルレンダリングが施されたフォントを４色型液晶表示装置で表示したときに適切なアンチエイリアシングの効果を得るためのものである。

　本液晶表示装置は、１ピクセルが、２行２列のマトリクスに配置された４色のサブピクセルからなり、１行目の１列目に第１サブピクセル、１行目の２列目に第２サブピクセル、２行目の２列目に第３サブピクセル、２行目の１列目に第４サブピクセルが配置された液晶表示装置であって、３列のストライプに配置された３色のサブピクセルからなるピクセルを前提とするサブピクセルレンダリングが施されたフォントであって、文字エッジの一部に当たる所定のピクセルについて、１列目のサブピクセルに階調Ｔｘが指定され、２列目のサブピクセルに階調Ｔｙが指定され、３列目のサブピクセルに階調Ｔｚが指定されたフォントを表示するときに、０≦Ｋａ＜Ｋｂ≦１，０≦Ｋｃ＜Ｋｄ≦１，０≦Ｋｅ＜Ｋｆ≦１，０≦Ｋｇ＜Ｋｈ≦１かつ、α，β，γ，δそれぞれを正の数として、上記所定のピクセルについて、第１サブピクセルに、α×（Ｔｘ×Ｋｂ＋Ｔｙ×Ｋａ）＝ｐに端数処理して得られる階調を指定し、第２サブピクセルに、β×（Ｔｙ×Ｋｃ＋Ｔｚ×Ｋｄ）＝ｑに端数処理して得られる階調を指定し、第３サブピクセルに、γ×（Ｔｙ×Ｋｅ＋Ｔｚ×Ｋｆ）＝ｖに端数処理して得られる階調を指定し、第４サブピクセルに、δ×（Ｔｘ×Ｋｈ＋Ｔｙ×Ｋｇ）＝ｕに端数処理して得られる階調を指定する。

　このように、文字エッジの一部に当たるピクセルについて、４色型液晶表示装置（１ピクセルが、２行２列のマトリクスに配置された４色のサブピクセルからなる液晶表示装置）のピクセル内の１列目に位置する第１および第４サブピクセルそれぞれの階調を、３色型液晶表示装置のピクセル内の１列目に位置するサブピクセルの階調Ｔｘの寄与度を大きくして決定するとともに、４色型液晶表示装置のピクセル内の２列目に位置する第２および第３サブピクセルそれぞれの階調を、３色型液晶表示装置のピクセル内の３列目に位置するサブピクセルの階調Ｔｚの寄与度を大きくして決定することで、上記４色型液晶表示装置のフォント表示において適切なアンチエイリアシングの効果を得ることができる。

　以上のように、本発明によれば、サブピクセルレンダリングが施されたフォントを４色型液晶表示装置で表示したときに適切なアンチエイリアシングの効果を得ることができる。

実施の形態１にかかるＲＧＢＷデータの作成方法（特定のピクセル）を示す説明図である。実施の形態１にかかるＲＧＢＷデータの作成方法（特定のピクセル以外のピクセル）を示す説明図である。図１・２のように作成したＲＧＢＷデータの表示状態を示す模式図である。サブピクセルの色配置を変えた場合のＲＧＢＷデータの作成方法（特定のピクセル以外のピクセル）を示す説明図である。実施の形態１にかかるＲＧＢＷデータの別の作成方法（特定のピクセル）を示す説明図である。図１の作成方法（特定のピクセル）の変形例を示す説明図である。実施の形態２にかかるＲＧＢＷデータの作成方法（特定のピクセル）を示す説明図である。実施の形態１にかかるＲＧＢＷデータの作成方法（特定のピクセル以外のピクセル）を示す説明図である。図７・８のように作成したＲＧＢＷデータの表示状態を示す模式図である。サブピクセルの色配置を変えた場合のＲＧＢＷデータの作成方法（特定のピクセル以外のピクセル）を示す説明図である。実施の形態２にかかるＲＧＢＷデータの別の作成方法（特定のピクセル）を示す説明図である。実施の形態２にかかるＲＧＢＷデータのさらに別の作成方法（特定のピクセル）を示す説明図である。本液晶表示装置の構成を示すブロック図である。３色型液晶表示装置での標準フォント（サブピクセルレンダリングなし）の表示状態を示す模式図である。３色型液晶表示装置でのフォント（サブピクセルレンダリングあり）の表示状態を示す模式図である。４色型液晶表示装置（マトリクス方式）でのフォント（サブピクセルレンダリングなし）の表示状態を示す模式図である。従来の液晶表示装置でのＲＧＢＷデータ（マトリクス方式対応）の作成方法を示す説明図である。４色型液晶表示装置（ストライプ方式）でのフォント（サブピクセルレンダリングなし）の表示状態を示す模式図である。従来の液晶表示装置でのＲＧＢＷデータ（ストライプ方式対応）の作成方法を示す説明図である。従来の４色型液晶表示装置（マトリクス方式）でのフォント（サブピクセルレンダリングあり）の表示状態を示す模式図である。従来の４色型液晶表示装置（ストライプ方式）でのフォント（サブピクセルレンダリングあり）の表示状態を示す模式図である。

　本発明の実施の形態を、図１～１３・１５・２０・２１を用いて説明すれば、以下のとおりである。図１３に示すように、本液晶表示装置１は、表示制御回路２と、ゲートドライバ３と、ソースドライバ４と、液晶パネル５とを備える。なお、ゲートドライバ３およびソースドライバ４は、液晶パネル５とモノリシックに形成されていてもよい。

　本液晶表示装置１は４色型液晶表示装置であり、液晶パネル５の各画素（ピクセル）は４色（Ｒ・Ｇ・Ｂ・Ｗ）のサブピクセルからなる。以下、Ｒ・Ｇ・Ｂ・Ｗのサブピクセルを適宜、ＲＳＰ、ＧＳＰ、ＢＳＰ、ＷＳＰと略記する。

　表示制御回路２は、データ変換回路６と、タイミング制御回路７とを備える。データ変換回路６は、入力されるＲＧＢデータからＲＧＢＷデータを作成し（後に詳述）、これをタイミング制御回路７に出力する。タイミング制御回路７は、ＲＧＢＷデータ並びにソーススタートパルスＳＳＰおよびソースクロックＳＣＫ等をソースドライバ４に出力するとともに、ゲートスタートパルスＧＳＰおよびゲートクロックＧＣＫ等をゲートドライバ３に出力する。

　なお、ソースドライバ４は、ＲＧＢＷデータ並びにソーススタートパルスＳＳＰおよびソースクロックＳＣＫ等を用いて液晶パネル５のソースライン（データ信号線、図示せず）を駆動し、ゲートドライバ３は、ゲートスタートパルスＧＳＰおよびゲートクロックＧＣＫ等を用いて液晶パネル５のゲートライン（走査信号線、図示せず）を駆動する。

　以下、３列ストライプに配置されたＲ・Ｇ・Ｂのサブピクセルを前提とするサブピクセルレンダリングが施されたフォント（例えば、マイクロソフト社のClear Type（登録商標））のＲＧＢＷデータの作成方法について説明する。

　〔実施の形態１〕
　まず、液晶パネル５の各ピクセルが、２行２列のマトリクスに配置された４色のサブピクセルで構成され（なお、１行目の１列目に第１サブピクセル、１行目の２列目に第２サブピクセル、２行目の２列目に第３サブピクセル、２行目の１列目に第４サブピクセルが配置される）、上記フォント（ＲＧＢデータ）で文字エッジの一部に当たる特定のピクセルについて、１列目のサブピクセルに階調Ｔｘが指定され、２列目のサブピクセルに階調Ｔｙが指定され、３列目のサブピクセルに階調Ｔｚが指定されているときに、ＲＧＢＷデータでは、上記特定のピクセルについて、０≦Ｋａ＜Ｋｂ≦１，０≦Ｋｃ＜Ｋｄ≦１，０≦Ｋｅ＜Ｋｆ≦１，０≦Ｋｇ＜Ｋｈ≦１かつ、α，β，γ，δそれぞれを正の数として、第１サブピクセルに、α×（Ｔｘ×Ｋｂ＋Ｔｙ×Ｋａ）＝ｐに端数処理して得られる階調を指定し、第２サブピクセルに、β×（Ｔｙ×Ｋｃ＋Ｔｚ×Ｋｄ）＝ｑに端数処理して得られる階調を指定し、第３サブピクセルに、γ×（Ｔｙ×Ｋｅ＋Ｔｚ×Ｋｆ）＝ｖに端数処理して得られる階調を指定し、第４サブピクセルに、δ×（Ｔｘ×Ｋｈ＋Ｔｙ×Ｋｇ）＝ｗに端数処理して得られる階調を指定する。

　好ましくは、Ｋａ＝Ｋｃ＝Ｋｅ＝Ｋｇ＝１／３，Ｋｂ＝Ｋｄ＝Ｋｆ＝Ｋｈ＝２／３，α＝β＝γ＝δ＝１とする。すなわち、液晶パネル５の各ピクセルにおいて、１行目の１列目にＲのサブピクセル（ＲＳＰ）、１行目の２列目にＧのサブピクセル（ＧＳＰ）、２行目の２列目にＢのサブピクセル（ＢＳＰ）、２行目の１列目にＷのサブピクセル（ＷＳＰ）が配置され、上記フォント（ＲＧＢデータ）が、文字エッジの一部に当たる特定のピクセル（３色型液晶表示装置での上記フォントの表示例である図１５のＰ１～Ｐ６のようなピクセル）について、１列目のＲのサブピクセルにＴｘを指定し、２列目のＧのサブピクセルにＴｙを指定し、３列目のＢのサブピクセルにＴｚを指定しているときに、ＲＧＢＷデータでは、図１に示すように、上記特定のピクセルのＲＳＰおよびＷＳＰそれぞれに、（２／３）×Ｔｘ＋（１／３）×Ｔｙの少数点以下を切捨てて得られる階調を指定し、上記特定のピクセルのＧＳＰおよびＢＳＰそれぞれに、（１／３）×Ｔｙ＋（２／３）×Ｔｚの少数点以下を切捨てて得られる階調を指定する。また、上記フォント（ＲＧＢデータ）が、上記特定のピクセル以外のピクセルについて、１列目のＲのサブピクセルにＴＸを指定し、２列目のＧのサブピクセルにＴＹを指定し、３列目のＢのサブピクセルにＴＺを指定しているときに、ＲＧＢＷデータでは、図２に示すように、ＲＳＰに、ｊ×ＴＸ－（ＴＸ、ＴＹ、ＴＺの最小値）を指定し、ＧＳＰに、ｊ×ＴＹ－（ＴＸ、ＴＹ、ＴＺの最小値）を指定し、ＢＳＰに、ｊ×ＴＺ－（ＴＸ、ＴＹ、ＴＺの最小値）を指定し、ＷＳＰに、ＴＸ、ＴＹ、ＴＺの最小値を指定する（１≦ｊ≦２）。

　これによると、図１５では、ピクセルＰ１～Ｐ３それぞれにおいて、ＲＳＰ＝２５５階調、Ｇ＝２５５階調、Ｂ＝０階調が指定されているため、ＲＧＢＷデータでは、ピクセルＰ１～Ｐ３それぞれについて、ＲＳＰ＝２５５階調、ＧＳＰ＝８５階調、ＢＳＰ＝８５階調、およびＷＳＰ＝２５５階調が指定されることになる（図３参照）。また、図１５では、ピクセルＰ４～Ｐ６それぞれにおいて、ＲＳＰ＝０階調、Ｇ＝２５５階調、Ｂ＝２５５階調が指定されているため、ＲＧＢＷデータでは、ピクセルＰ４～Ｐ６それぞれについて、ＲＳＰ＝８５階調、ＧＳＰ＝２２５階調、ＢＳＰ＝２２５階調、およびＷＳＰ＝８５階調が指定されることになる（図３参照）。図３から、図２０よりも文字エッジがスムーズに表示され、適切なアンチエイリアシング効果が得られていることがわかる。

　なお、例えば液晶パネル５の各ピクセルにおいて、１行目の１列目にＷのサブピクセル（ＷＳＰ）、１行目の２列目にＢのサブピクセル（ＢＳＰ）、２行目の２列目にＲのサブピクセル（ＲＳＰ）、２行目の１列目にＧのサブピクセル（ＧＳＰ）が配置され、上記フォント（ＲＧＢデータ）が、文字エッジの一部に当たる特定のピクセル（３色型液晶表示装置での上記フォントの表示例である図１５のＰ１～Ｐ６のようなピクセル）について、ＲＳＰにＴｘを指定し、ＧＳＰにＴｙを指定し、ＢＳＰにＴｚを指定しているときに、ＲＧＢＷデータでは、図４に示すように、上記特定のピクセルのＷＳＰおよびＧＳＰそれぞれに、（２／３）×Ｔｘ＋（１／３）×Ｔｙの少数点以下を切捨てて得られる階調を指定し、上記特定のピクセルのＢＳＰおよびＲＳＰそれぞれに、（１／３）×Ｔｙ＋（２／３）×Ｔｚの少数点以下を切捨てて得られる階調を指定する。

　液晶パネル５の各ピクセルが２行２列のマトリクスに配置された４色のサブピクセルで構成されている場合のＲＧＢＷデータの作成方法は上記のものに限定されない。

　例えば、Ｋａ＝Ｋｃ＝Ｋｅ＝Ｋｇ＝０，Ｋｂ＝Ｋｄ＝Ｋｆ＝Ｋｈ＝１，α＝β＝γ＝δ＝１とする。すなわち、液晶パネル５の各ピクセルにおいて、１行目の１列目にＲのサブピクセル（ＲＳＰ）、１行目の２列目にＧのサブピクセル（ＧＳＰ）、２行目の２列目にＢのサブピクセル（ＢＳＰ）、２行目の１列目にＷのサブピクセル（ＷＳＰ）が配置され、上記フォント（ＲＧＢデータ）が、文字エッジの一部に当たる特定のピクセル（３色型液晶表示装置での上記フォントの表示例である図１５のＰ１～Ｐ６のようなピクセル）について、ＲＳＰにＴｘを指定し、ＧＳＰにＴｙを指定し、ＢＳＰにＴｚを指定しているときに、ＲＧＢＷデータでは、図５に示すように、上記特定のピクセルのＲＳＰおよびＷＳＰそれぞれに、階調Ｔｘを指定し、上記特定のピクセルのＧＳＰおよびＢＳＰそれぞれに、階調Ｔｚを指定することもできる。

　また、Ｒ・Ｇ・Ｂ・Ｗの各サブピクセルに同一階調を表示させたときの輝度比をＬＲ：ＬＧ：ＬＢ：ＬＷ（例えば、０．２９８：０．５８６：０．１１４：１）とするとき、図１において、α＝２×（ＬＷ）／（ＬＲ＋ＬＷ），β＝２×（ＬＢ）／（ＬＧ＋ＬＢ），γ＝２×（ＬＧ）／（ＬＧ＋ＬＢ），δ＝２×（ＬＲ）／（ＬＲ＋ＬＷ）とすることもできる。すなわち、ＲＧＢＷデータでは、図６に示すように、文字エッジの一部に当たる特定のピクセルのＲＳＰに、（２／３）×Ｔｘ＋（１／３）×Ｔｙ×（ＬＷ）／（ＬＲ＋ＬＷ）の少数点以下を切捨てて得られる階調を指定し、上記特定のピクセルのＧＳＰに、（１／３）×Ｔｙ＋（２／３）×Ｔｚ×（ＬＢ）／（ＬＧ＋ＬＢ）の少数点以下を切捨てて得られる階調を指定し、上記特定のピクセルのＢＳＰに、（１／３）×Ｔｙ＋（２／３）×Ｔｚ×（ＬＧ）／（ＬＧ＋ＬＢ）の少数点以下を切捨てて得られる階調を指定し、上記特定のピクセルのＷＳＰに、（２／３）×Ｔｘ＋（１／３）×Ｔｙ×（ＬＲ）／（ＬＲ＋ＬＷ）の少数点以下を切捨てて得られる階調を指定することもできる。こうすれば、より適切なアンチエイリアシング効果が得られる。

　〔実施の形態２〕
　次に、液晶パネル５の各ピクセルが、４列のストライプに配置された４色のサブピクセルで構成され（なお、１列目に第１サブピクセル、２列目に第２サブピクセル、３列目に第３サブピクセル、４列目に第４サブピクセルが配置される）、上記フォント（ＲＧＢデータ）で文字エッジの一部に当たる特定のピクセルについて、１列目のサブピクセルに階調Ｔｘが指定され、２列目のサブピクセルに階調Ｔｙが指定され、３列目のサブピクセルに階調Ｔｚが指定されているときに、ＲＧＢＷデータでは、上記特定のピクセルについて、０≦ＫＡ＜ＫＢ≦１，０≦ＫＣ≦１，０≦ＫＤ≦１，０≦ＫＥ≦１，０≦ＫＦ≦１，０≦ＫＧ＜ＫＨ≦１かつ、α，β，γ，δそれぞれを正の数として、第１サブピクセルに、α×（Ｔｘ×ＫＢ＋Ｔｙ×ＫＡ）＝Ｐに端数処理して得られる階調を指定し、第２サブピクセルに、β×（Ｔｘ×ＫＣ＋Ｔｙ×ＫＤ）＝Ｑに端数処理して得られる階調を指定し、第３サブピクセルに、γ×（Ｔｙ×ＫＥ＋Ｔｚ×ＫＦ）＝Ｖに端数処理して得られる階調を指定し、第４サブピクセルに、δ×（Ｔｙ×ＫＧ＋Ｔｚ×ＫＨ）＝Ｕに端数処理して得られる階調を指定する。

　好ましくは、ＫＡ＝ＫＧ＝０，ＫＢ＝ＫＨ＝１，ＫＣ＝ＫＦ＝１／３，ＫＤ＝ＫＥ＝２／３，α＝β＝γ＝δ＝１とする。すなわち、液晶パネル５の各ピクセルにおいて、１列目にＲのサブピクセル（ＲＳＰ）、２列目にＧのサブピクセル（ＧＳＰ）、３列目にＢのサブピクセル（ＢＳＰ）、４列目にＷのサブピクセル（ＷＳＰ）が配置され、上記フォント（ＲＧＢデータ）が、文字エッジの一部に当たる特定のピクセル（３色型液晶表示装置での上記フォントの表示例である図１５のＰ１～Ｐ６のようなピクセル）について、１列目のＲのサブピクセルにＴｘを指定し、２列目のＧのサブピクセルにＴｙを指定し、３列目のＢのサブピクセルにＴｚを指定しているときに、ＲＧＢＷデータでは、図７に示すように、上記特定のピクセルのＲＳＰに階調Ｔｘを指定し、上記特定のピクセルのＧＳＰに、（１／３）×Ｔｘ＋（２／３）×Ｔｙの少数点以下を切捨てて得られる階調を指定し、上記特定のピクセルのＢＳＰに、（２／３）×Ｔｙ＋（１／３）×Ｔｚの少数点以下を切捨てて得られる階調を指定し、上記特定のピクセルのＷＳＰに階調Ｔｚを指定する。また、上記フォント（ＲＧＢデータ）が、上記特定のピクセル以外のピクセルについて、１列目のＲのサブピクセルにＴＸを指定し、２列目のＧのサブピクセルにＴＹを指定し、３列目のＢのサブピクセルにＴＺを指定しているときに、ＲＧＢＷデータでは、図８に示すように、ＲＳＰに、ｊ×ＴＸ－（ＴＸ、ＴＹ、ＴＺの最小値）を指定し、ＧＳＰに、ｊ×ＴＹ－（ＴＸ、ＴＹ、ＴＺの最小値）を指定し、ＢＳＰに、ｊ×ＴＺ－（ＴＸ、ＴＹ、ＴＺの最小値）を指定し、ＷＳＰに、ＴＸ、ＴＹ、ＴＺの最小値を指定する（１≦ｊ≦２）。

　これによると、図１５では、ピクセルＰ１～Ｐ３それぞれにおいて、ＲＳＰ＝２５５階調、Ｇ＝２５５階調、Ｂ＝０階調が指定されているため、ＲＧＢＷデータでは、ピクセルＰ１～Ｐ３それぞれについて、ＲＳＰ＝２５５階調、ＧＳＰ＝２５５階調、ＢＳＰ＝１７０階調、およびＷＳＰ＝０階調が指定されることになる（図９参照）。また、図１５では、ピクセルＰ４～Ｐ６それぞれにおいて、ＲＳＰ＝０階調、Ｇ＝２５５階調、Ｂ＝２５５階調が指定されているため、ＲＧＢＷデータでは、ピクセルＰ４～Ｐ６それぞれについて、ＲＳＰ＝０階調、ＧＳＰ＝１７０階調、ＢＳＰ＝２２５階調、およびＷＳＰ＝２５５階調が指定されることになる（図９参照）。図９から、図２１よりも文字エッジがスムーズに表示され、適切なアンチエイリアシング効果が得られていることがわかる。

　なお、例えば液晶パネル５の各ピクセルにおいて、１列目にＢのサブピクセル（ＢＳＰ）、２列目にＷのサブピクセル（ＷＳＰ）、３列目にＧのサブピクセル（ＧＳＰ）、４列目にＲのサブピクセル（ＲＳＰ）が配置され、上記フォント（ＲＧＢデータ）が、文字エッジの一部に当たる特定のピクセル（３色型液晶表示装置での上記フォントの表示例である図１５のＰ１～Ｐ６のようなピクセル）について、ＲＳＰにＴｘを指定し、ＧＳＰにＴｙを指定し、ＢＳＰにＴｚを指定しているときに、ＲＧＢＷデータでは、図１０に示すように、上記特定のピクセルのＢＳＰに階調Ｔｘを指定し、上記特定のピクセルのＷＳＰに、（１／３）×Ｔｘ＋（２／３）×Ｔｙの少数点以下を切捨てて得られる階調を指定し、上記特定のピクセルのＧＳＰに、（２／３）×Ｔｙ＋（１／３）×Ｔｚの少数点以下を切捨てて得られる階調を指定し、上記特定のピクセルのＲＳＰに階調Ｔｚを指定する。

　液晶パネル５の各ピクセルがストライプに配置された４色のサブピクセルで構成されている場合のＲＧＢＷデータの作成方法は上記のものに限定されない。

　例えば、ＫＡ＝ＫＤ＝ＫＥ＝ＫＧ＝０，ＫＢ＝ＫＨ＝ＫＣ＝ＫＦ＝１，α＝β＝γ＝δ＝１とすることもできる。すなわち、液晶パネル５の各ピクセルにおいて、１列目にＲのサブピクセル（ＲＳＰ）、２列目にＧのサブピクセル（ＧＳＰ）、３列目にＢのサブピクセル（ＢＳＰ）、４列目にＷのサブピクセル（ＷＳＰ）が配置され、上記フォント（ＲＧＢデータ）が、文字エッジの一部に当たる特定のピクセル（３色型液晶表示装置での上記フォントの表示例である図１５のＰ１～Ｐ６のようなピクセル）について、ＲＳＰにＴｘを指定し、ＧＳＰにＴｙを指定し、ＢＳＰにＴｚを指定しているときに、ＲＧＢＷデータでは、図１１に示すように、上記特定のピクセルのＲＳＰおよびＧＳＰそれぞれに、階調Ｔｘを指定し、上記特定のピクセルのＢＳＰおよびＷＳＰそれぞれに、階調Ｔｚを指定することもできる。

　また、ＫＡ＝ＫＣ＝ＫＦ＝ＫＧ＝０，ＫＢ＝ＫＤ＝ＫＥ＝ＫＨ＝１，α＝β＝γ＝δ＝１とすることもできる。すなわち、液晶パネル５の各ピクセルにおいて、１列目にＲのサブピクセル（ＲＳＰ）、２列目にＧのサブピクセル（ＧＳＰ）、３列目にＢのサブピクセル（ＢＳＰ）、４列目にＷのサブピクセル（ＷＳＰ）が配置され、上記フォント（ＲＧＢデータ）が、文字エッジの一部に当たる特定のピクセル（３色型液晶表示装置での上記フォントの表示例である図１５のＰ１～Ｐ６のようなピクセル）について、ＲＳＰにＴｘを指定し、ＧＳＰにＴｙを指定し、ＢＳＰにＴｚを指定しているときに、ＲＧＢＷデータでは、図１２に示すように、上記特定のピクセルのＲＳＰに階調Ｔｘを指定し、上記特定のピクセルのＧＳＰおよびＢＳＰそれぞれに、階調Ｔｙを指定し、上記特定のピクセルのＷＳＰに階調Ｔｚを指定することもできる。

　本液晶表示装置は、１ピクセルが、２行２列のマトリクスに配置された４色のサブピクセルからなり、１行目の１列目に第１サブピクセル、１行目の２列目に第２サブピクセル、２行目の２列目に第３サブピクセル、２行目の１列目に第４サブピクセルが配置された液晶表示装置において、３列のストライプに配置された３色のサブピクセルからなるピクセルを前提とするサブピクセルレンダリングが施されたフォントであって、文字エッジの一部に当たる所定のピクセルについて、１列目のサブピクセルに階調Ｔｘが指定され、２列目のサブピクセルに階調Ｔｙが指定され、３列目のサブピクセルに階調Ｔｚが指定されているフォントを表示するときに、０≦Ｋａ＜Ｋｂ≦１，０≦Ｋｃ＜Ｋｄ≦１，０≦Ｋｅ＜Ｋｆ≦１，０≦Ｋｇ＜Ｋｈ≦１かつ、α，β，γ，δそれぞれを正の数として、上記所定のピクセルについて、第１サブピクセルに、α×（Ｔｘ×Ｋｂ＋Ｔｙ×Ｋａ）＝ｐに端数処理して得られる階調を指定し、第２サブピクセルに、β×（Ｔｙ×Ｋｃ＋Ｔｚ×Ｋｄ）＝ｑに端数処理して得られる階調を指定し、第３サブピクセルに、γ×（Ｔｙ×Ｋｅ＋Ｔｚ×Ｋｆ）＝ｖに端数処理して得られる階調を指定し、第４サブピクセルに、δ×（Ｔｘ×Ｋｈ＋Ｔｙ×Ｋｇ）＝ｕに端数処理して得られる階調を指定する。

　本液晶表示装置では、Ｋａ／Ｋｂ＝Ｋｃ／Ｋｄ＝Ｋｅ／Ｋｆ＝Ｋｇ／Ｋｈ＝１／２である構成とすることもできる。

　本液晶表示装置では、Ｋａ＝Ｋｃ＝Ｋｅ＝Ｋｇ＝０，Ｋｂ＝Ｋｄ＝Ｋｆ＝Ｋｈ＝１である構成とすることもできる。

　本液晶表示装置は、１ピクセルが、４列のストライプに配置された４色のサブピクセルからなり、１列目に第１サブピクセル、２列目に第２サブピクセル、３列目に第３サブピクセル、４列目に第４サブピクセルが配置された液晶表示装置において、３列のストライプに配置された３色のサブピクセルからなるピクセルを前提とするサブピクセルレンダリングが施されたフォントであって、文字エッジの一部に当たる所定のピクセルについて、１列目のサブピクセルに階調Ｔｘが指定され、２列目のサブピクセルに階調Ｔｙが指定され、３列目のサブピクセルに階調Ｔｚが指定されているフォントを表示するときに、０≦ＫＡ＜ＫＢ≦１，０≦ＫＣ≦１，０≦ＫＤ≦１，０≦ＫＥ≦１，０≦ＫＦ≦１，０≦ＫＧ＜ＫＨ≦１かつ、α，β，γ，δそれぞれを正の数として、上記所定のピクセルについて、第１サブピクセルに、α×（Ｔｘ×ＫＢ＋Ｔｙ×ＫＡ）＝Ｐに端数処理して得られる階調を指定し、第２サブピクセルに、β×（Ｔｘ×ＫＣ＋Ｔｙ×ＫＤ）＝Ｑに端数処理して得られる階調を指定し、第３サブピクセルに、γ×（Ｔｙ×ＫＥ＋Ｔｚ×ＫＦ）＝Ｖに端数処理して得られる階調を指定し、第４サブピクセルに、δ×（Ｔｙ×ＫＧ＋Ｔｚ×ＫＨ）＝Ｕに端数処理して得られる階調を指定する。

　このように、文字エッジの一部に当たるピクセルについて、４色型液晶表示装置（１ピクセルが、ストライプ配置された４色のサブピクセルからなる液晶表示装置）のピクセル内の１列目に位置する第１サブピクセルの階調を、３色型液晶表示装置のピクセル内の１列目に位置するサブピクセルの階調Ｔｘの寄与度を大きくして決定するとともに、４色型液晶表示装置のピクセル内の４列目に位置する第４サブピクセルそれぞれの階調を、３色型液晶表示装置のピクセル内の３列目に位置するサブピクセルの階調Ｔｚの寄与度を大きくして決定することで、上記４色型液晶表示装置のフォント表示において適切なアンチエイリアシングの効果を得ることができる。

　本液晶表示装置においては、ＫＡ＝ＫＧ＝０，ＫＢ＝ＫＨ＝１，ＫＣ／ＫＤ＝ＫＥ／ＫＦ＝１／２である構成とすることもできる。

　本液晶表示装置においては、上記４色とは、赤、緑、青、および白であり、上記３色とは、赤、緑、および青である構成とすることもできる。

　本液晶表示装置においては、上記フォントは、Clear Type（登録商標）である構成とすることもできる。

　本液晶表示装置においては、３列のストライプに配置された上記３色のサブピクセルについて、１列目のサブピクセルは上記第１サブピクセルと同色であり、２列目のサブピクセルが上記第２サブピクセルと同色であり、３列目のサブピクセルが上記第３サブピクセルと同色である構成とすることもできる。

　本液晶表示装置においては、文字エッジに当たらないピクセルについて、１列目のサブピクセルに階調ＴＸが指定され、２列目のサブピクセルに階調ＴＹが指定され、３列目のサブピクセルに階調ＴＺが指定されているフォントを表示するときには、１≦ｊ≦２、階調ＴＸおよび階調ＴＹ並びに階調ＴＺの最小のものが階調ＴＭであるものとして、上記文字エッジに当たらないピクセルについて、第１サブピクセルに、（ｊ×ＴＸ）－ＴＭ＝Ｘに端数処理して得られる階調を指定し、第２サブピクセルに、（ｊ×ＴＹ）－ＴＭ＝Ｙに端数処理して得られる階調を指定し、第３サブピクセルに、（ｊ×ＴＺ）－ＴＭ＝Ｚに端数処理して得られる階調を指定し、第４サブピクセルに階調ＴＭを指定する構成とすることもできる。

　本液晶表示装置においては、α＝β＝γ＝δ＝１である構成とすることもできる。

　本液晶表示装置においては、第１～第４サブピクセルに同一階調を表示させたときの第１～第４サブピクセルの輝度比がＬ１：Ｌ２：Ｌ３：Ｌ４であるとき、α＝２×Ｌ４／（Ｌ１＋Ｌ４）、β＝２×Ｌ３／（Ｌ２＋Ｌ３）、γ＝２×Ｌ２／（Ｌ２＋Ｌ３）、δ＝２×Ｌ１／（Ｌ１＋Ｌ４）とする構成とすることもできる。

　本液晶表示装置においては、第１サブピクセルが赤、第２サブピクセルが緑、第３サブピクセルが青、第４サブピクセルが白である構成とすることもできる。

　本液晶表示装置においては、上記端数処理とは、所定の位以下の切捨て、あるいは所定の位の四捨五入である構成とすることもできる。

　本液晶表示装置のフォント表示方法は、１ピクセルが、２行２列のマトリクスに配置された４色のサブピクセルからなり、１行目の１列目に第１サブピクセル、１行目の２列目に第２サブピクセル、２行目の２列目に第３サブピクセル、２行目の１列目に第４サブピクセルが配置された液晶表示装置のフォント表示方法において、３列のストライプに配置された３色のサブピクセルからなるピクセルを前提とするサブピクセルレンダリングが施されたフォントであって、文字エッジの一部に当たる所定のピクセルについて、１列目のサブピクセルに階調Ｔｘが指定され、２列目のサブピクセルに階調Ｔｙが指定され、３列目のサブピクセルに階調Ｔｚが指定されているフォントを表示するときに、０≦Ｋａ＜Ｋｂ≦１，０≦Ｋｃ＜Ｋｄ≦１，０≦Ｋｅ＜Ｋｆ≦１，０≦Ｋｇ＜Ｋｈ≦１かつ、α，β，γ，δそれぞれを正の数として、上記所定のピクセルについて、第１サブピクセルに、α×（Ｔｘ×Ｋｂ＋Ｔｙ×Ｋａ）＝ｐに端数処理して得られる階調を指定し、第２サブピクセルに、β×（Ｔｙ×Ｋｃ＋Ｔｚ×Ｋｄ）＝ｑに端数処理して得られる階調を指定し、第３サブピクセルに、γ×（Ｔｙ×Ｋｅ＋Ｔｚ×Ｋｆ）＝ｖに端数処理して得られる階調を指定し、第４サブピクセルに、δ×（Ｔｘ×Ｋｈ＋Ｔｙ×Ｋｇ）＝ｕに端数処理して得られる階調を指定する。

　本液晶表示装置のフォント表示方法は、１ピクセルが、４列のストライプに配置された４色のサブピクセルからなり、１列目に第１サブピクセル、２列目に第２サブピクセル、３列目に第３サブピクセル、４列目に第４サブピクセルが配置された液晶表示装置のフォント表示方法において、３列のストライプに配置された３色のサブピクセルからなるピクセルを前提とするサブピクセルレンダリングが施されたフォントであって、文字エッジの一部に当たる所定のピクセルについて、１列目のサブピクセルに階調Ｔｘが指定され、２列目のサブピクセルに階調Ｔｙが指定され、３列目のサブピクセルに階調Ｔｚが指定されているフォントを表示するときに、０≦ＫＡ＜ＫＢ≦１，０≦ＫＣ≦１，０≦ＫＤ≦１，０≦ＫＥ≦１，０≦ＫＦ≦１，０≦ＫＧ＜ＫＨ≦１かつ、α，β，γ，δそれぞれを正の数として、上記所定のピクセルについて、第１サブピクセルに、α×（Ｔｘ×ＫＢ＋Ｔｙ×ＫＡ）＝Ｐに端数処理して得られる階調を指定し、第２サブピクセルに、β×（Ｔｘ×ＫＣ＋Ｔｙ×ＫＤ）＝Ｑに端数処理して得られる階調を指定し、第３サブピクセルに、γ×（Ｔｙ×ＫＥ＋Ｔｚ×ＫＦ）＝Ｖに端数処理して得られる階調を指定し、第４サブピクセルに、δ×（Ｔｙ×ＫＧ＋Ｔｚ×ＫＨ）＝Ｕに端数処理して得られる階調を指定する。

　本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、上記実施の形態を技術常識に基づいて適宜変更したものやそれらを組み合わせて得られるものも本発明の実施の形態に含まれる。

　本発明の液晶表示装置は、例えば電子ブック、携帯電話、ノートＰＣ等に好適である。

　Ｔｘ～Ｔｚ　ＲＧＢデータの階調
　ＴＸ～ＴＺ　ＲＧＢデータの階調
　Ｐ１～Ｐ６　特定のピクセル
　１　液晶表示装置
　２　表示制御回路
　５　液晶パネル
　６　データ変換回路

Claims

　１ピクセルが、２行２列のマトリクスに配置された４色のサブピクセルからなり、１行目の１列目に第１サブピクセル、１行目の２列目に第２サブピクセル、２行目の２列目に第３サブピクセル、２行目の１列目に第４サブピクセルが配置された液晶表示装置において、
　３列のストライプに配置された３色のサブピクセルからなるピクセルを前提とするサブピクセルレンダリングが施されたフォントであって、文字エッジの一部に当たる所定のピクセルについて、１列目のサブピクセルに階調Ｔｘが指定され、２列目のサブピクセルに階調Ｔｙが指定され、３列目のサブピクセルに階調Ｔｚが指定されたフォントを表示するときに、
　　０≦Ｋａ＜Ｋｂ≦１，０≦Ｋｃ＜Ｋｄ≦１，０≦Ｋｅ＜Ｋｆ≦１，０≦Ｋｇ＜Ｋｈ≦１かつ、α，β，γ，δそれぞれを正の数として、
　上記所定のピクセルについて、第１サブピクセルに、α×（Ｔｘ×Ｋｂ＋Ｔｙ×Ｋａ）＝ｐに端数処理して得られる階調を指定し、第２サブピクセルに、β×（Ｔｙ×Ｋｃ＋Ｔｚ×Ｋｄ）＝ｑに端数処理して得られる階調を指定し、第３サブピクセルに、γ×（Ｔｙ×Ｋｅ＋Ｔｚ×Ｋｆ）＝ｖに端数処理して得られる階調を指定し、第４サブピクセルに、δ×（Ｔｘ×Ｋｈ＋Ｔｙ×Ｋｇ）＝ｕに端数処理して得られる階調を指定する液晶表示装置。
　Ｋａ／Ｋｂ＝Ｋｃ／Ｋｄ＝Ｋｅ／Ｋｆ＝Ｋｇ／Ｋｈ＝１／２である請求項１記載の液晶表示装置。
　Ｋａ＝Ｋｃ＝Ｋｅ＝Ｋｇ＝０，Ｋｂ＝Ｋｄ＝Ｋｆ＝Ｋｈ＝１である請求項１記載の液晶表示装置。
　１ピクセルが、４列のストライプに配置された４色のサブピクセルからなり、１列目に第１サブピクセル、２列目に第２サブピクセル、３列目に第３サブピクセル、４列目に第４サブピクセルが配置された液晶表示装置において、
　３列のストライプに配置された３色のサブピクセルからなるピクセルを前提とするサブピクセルレンダリングが施されたフォントであって、文字エッジの一部に当たる所定のピクセルについて、１列目のサブピクセルに階調Ｔｘが指定され、２列目のサブピクセルに階調Ｔｙが指定され、３列目のサブピクセルに階調Ｔｚが指定されているフォントを表示するときに、
　　０≦ＫＡ＜ＫＢ≦１，０≦ＫＣ≦１，０≦ＫＤ≦１，０≦ＫＥ≦１，０≦ＫＦ≦１，０≦ＫＧ＜ＫＨ≦１かつ、α，β，γ，δそれぞれを正の数として、
　上記所定のピクセルについて、第１サブピクセルに、α×（Ｔｘ×ＫＢ＋Ｔｙ×ＫＡ）＝Ｐに端数処理して得られる階調を指定し、第２サブピクセルに、β×（Ｔｘ×ＫＣ＋Ｔｙ×ＫＤ）＝Ｑに端数処理して得られる階調を指定し、第３サブピクセルに、γ×（Ｔｙ×ＫＥ＋Ｔｚ×ＫＦ）＝Ｖに端数処理して得られる階調を指定し、第４サブピクセルに、δ×（Ｔｙ×ＫＧ＋Ｔｚ×ＫＨ）＝Ｕに端数処理して得られる階調を指定する液晶表示装置。
　ＫＡ＝ＫＧ＝０，ＫＢ＝ＫＨ＝１，ＫＣ／ＫＤ＝ＫＥ／ＫＦ＝１／２である請求項４記載の液晶表示装置。
　上記４色とは、赤、緑、青、および白であり、上記３色とは、赤、緑、および青である請求項１～５のいずれか１項に記載の液晶表示装置。
　上記フォントは、Clear Type（登録商標）である請求項１～６のいずれか１項に記載の液晶表示装置。
　３列のストライプに配置された上記３色のサブピクセルについて、１列目のサブピクセルは上記第１サブピクセルと同色であり、２列目のサブピクセルが上記第２サブピクセルと同色であり、３列目のサブピクセルが上記第３サブピクセルと同色である請求項１～７のいずれか１項に記載の液晶表示装置。
　文字エッジに当たらないピクセルについて、１列目のサブピクセルに階調ＴＸが指定され、２列目のサブピクセルに階調ＴＹが指定され、３列目のサブピクセルに階調ＴＺが指定されているフォントを表示するときには、
　１≦ｊ≦２、階調ＴＸおよび階調ＴＹ並びに階調ＴＺの最小のものが階調ＴＭであるものとして、
　上記文字エッジに当たらないピクセルについて、第１サブピクセルに、（ｊ×ＴＸ）－ＴＭ＝Ｘに端数処理して得られる階調を指定し、第２サブピクセルに、（ｊ×ＴＹ）－ＴＭ＝Ｙに端数処理して得られる階調を指定し、第３サブピクセルに、（ｊ×ＴＺ）－ＴＭ＝Ｚに端数処理して得られる階調を指定し、第４サブピクセルに階調ＴＭを指定する請求項８記載の液晶表示装置。
　α＝β＝γ＝δ＝１である請求項１～９のいずれか１項に記載の液晶表示装置。
　第１～第４サブピクセルに同一階調を表示させたときの第１～第４サブピクセルの輝度比がＬ１：Ｌ２：Ｌ３：Ｌ４であるとき、
　α＝２×Ｌ４／（Ｌ１＋Ｌ４）、β＝２×Ｌ３／（Ｌ２＋Ｌ３）、γ＝２×Ｌ２／（Ｌ２＋Ｌ３）、δ＝２×Ｌ１／（Ｌ１＋Ｌ４）とする請求項１に記載の液晶表示装置。
　第１サブピクセルが赤、第２サブピクセルが緑、第３サブピクセルが青、第４サブピクセルが白である請求項６に記載の液晶表示装置。
　上記端数処理とは、所定の位以下の切捨て、あるいは所定の位の四捨五入である請求項１～１２いずれか１項に記載の液晶表示装置。
　１ピクセルが、２行２列のマトリクスに配置された４色のサブピクセルからなり、１行目の１列目に第１サブピクセル、１行目の２列目に第２サブピクセル、２行目の２列目に第３サブピクセル、２行目の１列目に第４サブピクセルが配置された液晶表示装置のフォント表示方法において、
　３列のストライプに配置された３色のサブピクセルからなるピクセルを前提とするサブピクセルレンダリングが施されたフォントであって、文字エッジの一部に当たる所定のピクセルについて、１列目のサブピクセルに階調Ｔｘが指定され、２列目のサブピクセルに階調Ｔｙが指定され、３列目のサブピクセルに階調Ｔｚが指定されているフォントを表示するときに、
　　０≦Ｋａ＜Ｋｂ≦１，０≦Ｋｃ＜Ｋｄ≦１，０≦Ｋｅ＜Ｋｆ≦１，０≦Ｋｇ＜Ｋｈ≦１かつ、α，β，γ，δそれぞれを正の数として、
　上記所定のピクセルについて、第１サブピクセルに、α×（Ｔｘ×Ｋｂ＋Ｔｙ×Ｋａ）＝ｐに端数処理して得られる階調を指定し、第２サブピクセルに、β×（Ｔｙ×Ｋｃ＋Ｔｚ×Ｋｄ）＝ｑに端数処理して得られる階調を指定し、第３サブピクセルに、γ×（Ｔｙ×Ｋｅ＋Ｔｚ×Ｋｆ）＝ｖに端数処理して得られる階調を指定し、第４サブピクセルに、δ×（Ｔｘ×Ｋｈ＋Ｔｙ×Ｋｇ）＝ｕに端数処理して得られる階調を指定する液晶表示装置のフォント表示方法。
　１ピクセルが、４列のストライプに配置された４色のサブピクセルからなり、１列目に第１サブピクセル、２列目に第２サブピクセル、３列目に第３サブピクセル、４列目に第４サブピクセルが配置された液晶表示装置のフォント表示方法において、
　３列のストライプに配置された３色のサブピクセルからなるピクセルを前提とするサブピクセルレンダリングが施され、文字エッジの一部に当たる所定のピクセルについて、１列目のサブピクセルに階調Ｔｘが指定されたフォントであって、２列目のサブピクセルに階調Ｔｙが指定され、３列目のサブピクセルに階調Ｔｚが指定されているフォントを表示するときに、
　０≦ＫＡ＜ＫＢ≦１，０≦ＫＣ≦１，０≦ＫＤ≦１，０≦ＫＥ≦１，０≦ＫＦ≦１，０≦ＫＧ＜ＫＨ≦１かつ、α，β，γ，δそれぞれを正の数として、
　上記所定のピクセルについて、第１サブピクセルに、α×（Ｔｘ×ＫＢ＋Ｔｙ×ＫＡ）＝Ｐに端数処理して得られる階調を指定し、第２サブピクセルに、β×（Ｔｘ×ＫＣ＋Ｔｙ×ＫＤ）＝Ｑに端数処理して得られる階調を指定し、第３サブピクセルに、γ×（Ｔｙ×ＫＥ＋Ｔｚ×ＫＦ）＝Ｖに端数処理して得られる階調を指定し、第４サブピクセルに、δ×（Ｔｙ×ＫＧ＋Ｔｚ×ＫＨ）＝Ｕに端数処理して得られる階調を指定する液晶表示装置のフォント表示方法。