WO2007142237A1

WO2007142237A1 - 画像再生システム、デジタルカメラ、および画像再生装置

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Publication number: WO2007142237A1
Application number: PCT/JP2007/061377
Authority: WO
Inventors: Hirotake Nozaki
Original assignee: Nikon Corporation
Priority date: 2006-06-06
Filing date: 2007-06-05
Publication date: 2007-12-13
Also published as: JP2007329521A; US20090316021A1; JP5124994B2; US8355050B2

Abstract

　画像再生システムは、デジタルカメラと画像再生装置とを備えている。ここで、画像再生装置は、デジタルカメラから画像情報を取得して、記録媒体に記録する画像記録部と、記録媒体に記録された画像情報を再生する再生部と、当該画像再生装置の利用状況に関する利用状況データをデジタルカメラへ送信する送信部とを備えている。デジタルカメラは、画像再生装置から利用状況データを取得するデータ取得部と、データ取得部で取得した前記利用状況データに基づいて、デジタルカメラを制御する制御部とを備えている。

Description

明細書

画像再生システム、デジタルカメラ、および画像再生装置

技術分野

[0001] 本発明は、デジタルカメラで撮影した画像を画像再生装置で再生するための画像再生システム、画像再生システムを構成するデジタルカメラ、および画像再生装置に関する。

背景技術

[0002] 次のような画像管理装置が知られて、る。この画像管理装置では、入力画像の被写体を認識するために被写体ごとの参照画像を記憶しておき、参照画像と入力画像とを比較して入力画像に含まれている被写体を認識する。そして、被写体の認識結果に応じた画像の表示を行う (特許文献 1)。

[0003] 特許文献 1 :特開 2002— 169809号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0004] し力しながら、従来の画像管理装置では、装置単体での動作を前提としており、デジタルカメラとの連携が十分に考慮されていな力つたため、使用者は画像管理装置とデジタルカメラを別々に操作しなければならな力つた。

課題を解決するための手段

[0005] 本発明の第 1の態様は、デジタルカメラと画像再生装置とを有する画像再生システムであって、前記画像再生装置は、前記デジタルカメラ力画像情報を取得して、記録媒体に記録する画像記録部と、前記記録媒体に記録された画像情報を再生する再生部と、当該画像再生装置の利用状況に関する利用状況データを前記デジタルカメラへ送信する送信部とを備え、前記デジタルカメラは、前記画像再生装置から前記利用状況データを取得するデータ取得部と、前記データ取得部で取得した前記利用状況データに基づ、て、デジタルカメラを制御する制御部とを備える。

本発明の第 2の態様は、第 1の態様に記載の画像再生システムにおいて、前記利用状況データは、前記記録媒体に作成されたフォルダ構造に関するデータを含み、前記制御部は、取得した前記フォルダ構造に関するデータに基づ、て前記デジタルカメラが有する記録媒体にフォルダを作成する。

本発明の第 3の態様は、第 1または 2の態様に記載の画像再生システムにおいて、前記利用状況データは、前記再生部によって再生された画像のスライドショーデータを含み、前記制御部は、使用者からの指示に基づいて、取得した前記スライドショーデータを用いて画像を再生する。

本発明の第 4の態様は、第 1〜3の態様のいずれかに記載の画像再生システムにおいて、前記デジタルカメラおよび前記画像再生装置のそれぞれは、画像内に存在する主要被写体を、あらかじめ記録した被写体情報を用いて識別する識別部をさらに備え、前記利用状況データは、前記識別部によって識別された主要被写体について、前記再生部による画像の再生状況を示す再生状況データを含み、前記制御部は、取得した前記再生状況データに基づいて、前記デジタルカメラの設定を変更する。

本発明の第 5の態様は、第 4の態様に記載の画像再生システムにおいて、前記再生状況データは、主要被写体ごとの画像の再生回数を含み、前記デジタルカメラの前記識別部は、撮影時に前記被写体情報を用いて主要被写体を識別し、前記制御部は、撮影時に複数の主要被写体が識別された場合には、前記画像再生装置上で再生回数が最も多い主要被写体に対して焦点を合わせて画像を撮影する。

本発明の第 6の態様は、第 4の態様に記載の画像再生システムにおいて、前記再生状況データは、主要被写体ごとの再生時に拡大表示された回数を含み、前記デジタルカメラの前記識別部は、撮影時に前記被写体情報を用いて被写体を識別し、前記制御手段は、識別された主要被写体が前記画像再生装置上で拡大表示された回数に応じて、撮影時の撮影解像度を変化させる。

本発明の第 7の態様は、第 1〜6の態様のいずれかに記載のデジタルカメラである本発明の第 8の態様は、第 1〜6の態様のいずれかに記載の画像再生装置である

発明の効果 [0006] 本発明は、上述した構成を有しているので、画像再生装置の利用状況に応じてデジタルカメラを制御することができ、両者の連携を十分に図ることができる。

発明を実施するための最良の形態

[0007] 第 1の実施形態

図 1は、本実施の形態における画像再生システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。画像再生システム 100は、画像を撮像するデジタルカメラ 200と、デジタルカメラ 200で撮像した画像データを取り込んで再生する画像再生装置 300とで構成される。デジタルカメラ 200と画像再生装置 300は、所定の接続インターフエ一ス、例えば USBインターフェースを介して接続され、種々の情報が相互に転送される。なお、本実施の形態においては、デジタルカメラ 200と画像再生装置 300とは、 US Bインターフェースを介して有線接続される場合について説明する力この他、無線 L AN接続などによる無線接続であってもよぐあるいはメモリカードなどの記録媒体を介して両者間で情報をやり取りするようにしてもょ、。

[0008] デジタルカメラ 200は、入力スィッチ 201と、レンズ 202と、撮像素子 203と、制御装置 204と、モニタ 205と、メモリ 206と、接続インターフェース 207を備えて!/、る。このメモリ 206は、着脱自在な記録媒体、例えばメモリカード，小型ハードディスクドライブとしてちよい。

[0009] 入力スィッチ 201は、使用者によって操作される種々の入力部材を含んでいる。例えば、この入力スィッチ 201には、レリーズボタンやデジタルカメラ 200を操作するための種々の操作ボタンが含まれる。

[0010] レンズ 202は、複数の光学レンズ群力構成される力図 1では代表して 1枚のレンズで表している。撮像素子 203は、例えば CCDであり、使用者によって入力スィッチ 201に含まれるレリーズボタンが押下されるごとに、レンズ 202を通して入力される被写体像を撮像することによって得られる画像データを制御装置 204へ出力する。

[0011] 制御装置 204は、 CPUやその他周辺回路で構成され、画像処理部 204aと、データ送受信部 204bと、カメラ制御部 204cとを有して、る。

[0012] 画像処理部 204aは、撮像素子 203から入力される画像データに対して、公知の補間処理や階調変換処理などの公知の処理を施す。また、被写体認識処理を実行して各画像内に存在する被写体を検出する。そして、検出した被写体をあら力じめメモリ 206に記録してある被写体照合用の情報 (以下、被写体情報という）と照合して、検出した被写体を識別する。本実施の形態では、例えば公知の顔認識処理を実行する。すなわち、まず画像内に含まれる被写体の顔を検出する。次に、検出した被写体の顔と、個人を識別するためにメモリ 206に記録してある顔照合用の情報（以下、顔登録データという）とを照合することにより、画像内に写っている人物が誰であるかを識別する。

[0013] 使用者が画像を撮影するために被写体に向けてデジタルカメラ 200を構えると、撮像素子 203からスルー画が出力される。画像処理部 204aは、スルー画の各コマに対して上述した顔認識処理を実行して、スルー画内に存在する人物を識別する。本実施の形態では、使用する被写体情報として、顔登録データを用いる。この顔登録データは、使用者によってあら力じめ設定され、メモリ 206内に記録されている。顔登録データとしては、各個人ごとに次の (A)〜(H)で説明する各データが登録されている

[0014] (A)登録者名

登録者名は、登録対象の個人を識別するために付加された名称である。例えば、個人の本名やニックネームなど個人を特定できる名称が登録される。

(B)顔写真データ (画像データ）

顔写真データは、顔認識データ取得時の撮影画像データであって、所定の画素サィズにリサイズされて登録される。

(C)顔写真撮影日

顔写真撮影日は、 (B)の顔写真データが撮影された日時を示す日時データである

(D)人物登録日

人物登録日は、顔登録データに当該人物に関するデータが登録された日時を示す日時データである。

[0015] (E)データ更新日時

データ更新日時は、当該人物に関する顔登録データの内容が更新された日時を示す日時データである。

(F)登録者の撮影回数

登録者の撮影回数は、当該人物を被写体として画像が撮影された回数を示すデータである。この登録者の撮影回数は、初期値は 0であり、画像の撮影時に顔認識処理が実行され、撮影された画像の中に当該人物が含まれていた場合に 1が加算されていく。

(G)顔の特徴点データ

顔の特徴点データは、画像内から検出された人物の顔が誰の顔であるかを特定するために使用される照合用のデータである。一般的に、顔認識処理においては、画像内から特徴点を抽出して被写体の顔領域、顔の大きさ等を検出する。そして、画像内で検出した特徴点を、当該顔の特徴点データと照合することによって、その顔が誰であるかを特定する。なお、特徴点としては、例えば、眉、目、鼻、唇の各端点、顔の輪郭点、頭頂点や顎の下端点などが用いられる。

(H)その他格納データ

上述した (A)〜（G)以外のその他のデータが必要に応じて登録される。なお、本実施の形態では、その他格納データにはデータをセットしな、。

[0016] 画像処理部 204aは、このような顔登録データに基づいて顔認識処理を実行することにより、画像内に写っている被写体を識別する。その後、撮像した画像データをメモリ 206に記録する。このとき、メモリ 206内には、顔登録データが登録されている各人物に対応して、各人物ごとのフォルダがあら力じめ作成されている。そこで、画像処理部 204aは、顔認識処理によって識別した人物用のフォルダに、該当する画像データを振り分けて保存する。これによつて、画像内に写っている人物ごとに保存先のフォルダを自動的に振り分けることができる。なお、画像を撮影するに当たっては、後述するように、画像再生装置 300から受信したデータが有る場合には、カメラ制御部 204cによってデジタルカメラ 200の設定が制御される。

[0017] データ送受信部 204bは、接続インターフェース 207を介して画像再生装置 300と接続されたことを検出したときに、画像再生装置 300との間でデータの送受信を行う。本実施の形態では、デジタルカメラ 200から画像再生装置 300に対して、メモリ 20 6に記録されている画像データ、顔登録データ (すなわち、被写体情報）、およびメモリ 206内に作成されているフォルダ構造に関するデータ (フォルダ構造に関するデータ）を送信する。

[0018] 上記の送信時において、使用者は画像再生装置 300へデータを送信するか否かを設定することができる。データ送受信部 204bは、データ送信可に設定されているときのみ、データの送信を行うようにし、データ送信不可に設定されている倍には、データの送信を行わない。なお、画像再生装置 300から受信するデータについては、後述する画像再生装置 300が送信するデータと一致するので、ここでの説明は省略する。

[0019] 次に、デジタルカメラ 200から画像再生装置 300へ顔の特徴データを送信する理由について説明する。その理由は、画像再生装置 300も、後述するように顔認識処理を実行することができるので、画像再生装置 300が有する顔登録データとデジタルカメラ 200が有する顔要録データとの同期をとるためである。この送信時において、デジタルカメラ 200が有する顔登録データと画像再生装置 300が有する顔登録データとが同一のデータ形式 (フォーマット）である場合には、データ送受信部 204bは、上述した各個人ごとの (A)〜 (H)のデータをそのまま画像再生装置 300へ送信する

[0020] 一方、デジタルカメラ 200が有する顔登録データと画像再生装置 300が有する顔登録データとが同一のデータ形式でない場合には、データ送受信部 204bは、画像再生装置 300側のデータ形式に合わせて顔登録データを編集した後にデータを送信する。例えば、画像再生装置 300が有する顔登録データが (A)および (B)のデータのみで構成されて、る場合には、次のように送信するデータを編集する。

[0021] (A)登録者名

メモリ 206に記録されている (A)の情報をそのまま使用する。

(B)顔写真データ

メモリ 206に記録されて、る (B)の情報をそのまま使用する。

(C)顔写真撮影日

データを設定しない。 (D)人物登録日

データ送受信部 204bによるデータ送信日時 (データ転送日時)を設定する。

[0022] (E)データ更新日時

(F)登録者の撮影回数

データを設定しない。

(G)顔の特徴点データ

データ送受信部 204bが（B)の顔写真データに基づ!/、て顔の特徴点を抽出して作成する。

(H)その他格納データ

データを設定しない。

[0023] デジタルカメラ 200に含まれているデータ送受信部 204bは、画像再生装置 300へデータを送信する際に、画像再生装置 300が備えているハードディスクドライブ (以下、 HDDという） 304内に、送信しょうとする画像データと顔登録データとを記録するための空き容量があるか否かをチェックする。画像再生装置 300側に HDD304の空き容量がないと判断した場合には、データの送信は行わない。撮影日が新しい画像データおよび人物登録日が新しい顔登録データを優先して送信したり、撮影頻度が高!、人物の顔登録データを優先して送信するようにしてもょ、。

[0024] カメラ制御部 204cは、使用者からの指示に応じてメモリ 206に記録されている画像を再生したり、デジタルカメラ 200の設定を変更したりする。カメラ制御部 204cは、画像再生装置 300から受信したデータに基づ、て、デジタルカメラ 200の設定を変更する。カメラ制御部 204cによる設定変更処理については、データ送受信部 204bが画像再生装置 300から受信するデータの内容とともに、図 2を参照して後述する。

[0025] 次に、画像処理装置 300について説明する。本実施の形態において、画像処理装置 300として、画像を蓄積するためのフォトストレージャを使用する。画像処理装置 3 00は、入力装置 301と、制御装置 302と、接続インターフェース 303と、 HDD (ハードディスクドライブ） 304と、モニタ 305とを備えている。

[0026] 入力装置 301は、操作用リモートコントローラを備えている。このリモートコントローラには、画像処理装置 300を操作するために必要なボタン (キー）が載置されている。使用者はこのリモートコントローラを操作することによって、画像処理装置 300に対して種々の指示を出すことができる。

[0027] 接続インターフェース 303は、デジタルカメラ 200が備える接続インターフェース 20 7と同じく、 USBインターフェースを用いることができる。 HDD304には、後述するようにデジタルカメラ 200から取り込んだ画像データを格納するほか、画像処理装置 300 上で実行される種々のプログラムを格納することも可能である。後述するように、制御装置 302が備える画像処理部 302bは、デジタルカメラ 200の画像処理部 204aと同様に、顔認識処理を実行することができる。そしてこのときに使用される顔登録データもこの HDD304に記録されている。この顔認識処理については、既述の通り、公知の顔認識処理あるいは予め定めてある顔認識処理を行うことができる。

[0028] 制御装置 302は、 CPU,メモリ、およびその他周辺回路で構成され、データ送受信部 302aと、画像処理部 302bと、画像再生部 302cと、情報管理部 302dとを備えている。

[0029] データ送受信部 302aは、デジタルカメラ 200から送信されてくる上述した種々の情報を接続インターフェース 303を介して受信する。受信したフォルダ構造に関するデータに基づいて、 HDD304内にフォルダを作成する。すなわち、受信したフォルダ構造に関するデータに基づ、てデジタルカメラ 200で作成されて、るフォルダ構造を判定し、 HDD304に既に作成されているフォルダのフォルダ構造と比較する。デジタルカメラ 200にあって画像再生装置 300にな!/、フォルダがある場合には、 HDD304 内にそのフォルダを作成することにより、フォルダ構造の同期処理を行う。

[0030] データ送受信部 302aは、受信した顔登録データを、 HDD304内にあら力じめ記録してある顔登録データとして記録する。この記録を行う際に、受信した顔登録データと HDD304内にあら力じめ記録してある顔登録データとを比較する。この比較の結果、一致しないデータ（すなわちデジタルカメラ 200側で更新されたデータ）、および不足して!/、るデータ (すなわちデジタルカメラ 200側で新たに登録されたデータ）を抽出して、 HDD304内の顔登録データを更新する。

[0031] 受信した顔登録データと HDD304内に記録されている顔登録データとを比較した結果、登録者名が同一であるにも関わらず、顔の特徴点データが異なるデータが存在する場合には、それぞれを異なる人物に関する顔登録データとして HDD304に記録する。例えば、 HDD304内の顔登録データと受信した顔登録データの両方に、登録者名が「子供」と!ヽぅデータが存在し、それぞれの顔の特徴点データが異なる場合には、それぞれ「子供 1」、「子供 2」のようにして、別々のデータとして記録する。

[0032] これに対して、登録者名が異なるにも関わらず、顔の特徴点データが一致するデータが存在する場合には、両者は同じ人物の顔登録データであると考えられる。この場合には、データ送受信部 302aは、両者をそのまま HDD304に記録しておき、次回、使用者によって画像再生装置 300の電源がオンされたときに、モニタ 305に同一人物の可能性が高!、複数の顔登録データが登録されて!、る旨を警告する。

[0033] 画像処理部 302bは、データ送受信部 302aによって受信された画像データに対して、上述した顔認識処理を実行し、各画像内に写っている人物を識別する。そして、各画像データを、識別した人物に応じたフォルダに振り分けて HDD304に記録する

[0034] 画像再生部 302cは、使用者からの指示に応じて画像を再生し、モニタ 305に表示する。本実施の形態では、使用者は、 HDD304に記録されているいずれか 1枚、または複数枚の画像を指定して画像の再生を指示することができる。画像再生部 302c は、指定された画像を 1枚ずつ個別にモニタ 306に表示する。使用者は、 HDD304 に記録されてヽる画像の中から複数枚の画像を選択して、これらの画像をスライドショー表示するように指示することもできる。この場合には、画像再生部 302cは、選択された各画像をスライドショー再生する。

[0035] 画像再生部 302cは、再生したスライドショーに関するデータをスライドショーデータとして HDD304へ記録する。本実施の形態では、画像がスライドショーとして再生されたときに、使用者に対してスライドショーデータを記録する力否かを問い合わせて、使用者によって記録が指示されたときにのみ記録を行うようにしてもよい。スライドショ一データとしては、指定された複数枚の画像の画像データ、表示効果としての表示パターン、表示速度、同時に再生する音楽データなどを記録する。上記の画像データとして、デジタルカメラ 200が備える液晶モニタのサイズ、例えば QVGAサイズに縮小して力も記録するようにしてもよ!、。

[0036] デジタルカメラ 200が動画再生機能を備えている場合には、スライドショーとして再生する画像を順番に表示する動画データを作成して記録するようにしてもょヽ。この動画データとしては、例えば、表示サイズを QVGAサイズ、フレームレートを 30fpsとした MEPG4形式の動画データを生成して記録する。

[0037] 使用者は、再生中の画像を拡大表示するように指示することもできる。画像再生部 302cは、使用者によって画像の拡大表示が指示された場合には、再生中の画像を所定の倍率、例えば 2倍に拡大して、モニタ 306に表示する。この拡大表示は、 1段階だけではなぐ例えば 1. 5倍、 2倍、 3倍…などのように複数段階に切り替えて拡大することも可能である。

[0038] 情報管理部 302dは、画像再生部 302cによって画像が再生される度に、その再生された画像内に存在する人物を識別し、各人物ごとの画像の再生回数をカウントする。また、画像が拡大表示されときには、その拡大表示された画像内に存在する人物を識別し、各人物ごとの画像の拡大表示回数をカウントする。すなわち、情報管理部 3 02dは、画像再生部 302cによって画像が再生されたときに、画像処理部 302bを制御してその再生された画像内に存在する人物を識別し、各人物ごとに画像の再生回数および拡大表示回数をカウントする。

[0039] 上記のカウント値を HDD304内に再生状況データとして記録する。例えば、情報管理部 302dは、人物ごとの画像の再生回数をカウントするための再生カウンタを H DD304に記録しておき、画像が再生されるごとにその画像に写っている人物用の再生カウンタのカウント値に 1を加算していく。あるいは、人物ごとの拡大表示回数を力ゥントするための拡大表示カウンタを HDD304に記録しておき、画像が拡大表示されるごとにその画像に写っている人物用の拡大表示カウンタのカウント値に 1を加算して、く。これらのカウンタのカウント値を人物ごとにデータベース化した再生状況データを HDD304に記録する。

[0040] データ送受信部 302aは、接続インターフェース 303を介してデジタルカメラ 200と接続されたことを検出したときに、以下に示す (a)および (b)を、画像再生装置 300の利用状況を示すデータ（以下、利用状況データという）としてデジタルカメラ 200へ送信する。

(a) HDD304に記録されている顔登録データ、スライドショーデータ、再生状況データ、

(b) HDD304内に作成されているフォルダ構造に関するデータ（以下、フォルダ構造に関するデータという）。

[0041] デジタルカメラ 200において、データ送受信部 204bは、この利用状況データを受信する。データ送受信部 204bは、受信したデータをメモリ 206へ記録する。データ送受信部 204bは、顔登録データをメモリ 206に記録するに当たって、受信した顔登録データとメモリ 206内に既に記録してある顔登録データとを比較する。その比較により、一致しないデータ (すなわち画像再生装置 300側で更新されたデータ）、および不足して!/、るデータ (すなわち画像再生装置 300側で新たに登録されたデータ)を抽出して、メモリ 206内の顔登録データを更新する。さらに、データ送受信部 204bは、受信したフォルダ構造に関するデータに基づいて、メモリ 206内にフォルダを作成する。

[0042] カメラ制御部 204cは、使用者力もメモリ 206に記録されているスライドショーデータのうち、いずれかの再生が指示された場合には、該当するスライドショーデータをメモリ 206から読み込んで再生する。

[0043] カメラ制御部 204cは、画像の撮影時には、メモリ 206に記録されている再生状況データに基づいて、撮影時のデジタルカメラ 200の設定を変更する。具体的には、カメラ制御部 204cは、再生状況データに含まれて!/、る人物ごとの画像の再生回数に基づいて画像撮影時の AF優先度を決定する。また、人物ごとの画像の拡大表示回数に基づいて画像撮影時の解像度を変更する。なお、本実施の形態では、カメラ制御部 204cは、例えば使用者によってデジタルカメラ 200のモードが撮影モードに設定されたときに、画像の撮影が開始されたことを検出する。

[0044] 使用者が画像を撮影するために被写体に向けてデジタルカメラ 200を構えたとき、カメラ制御部 204cは、撮像素子 203から入力されるスルー画内に存在する被写体を画像処理部 204aからの出力に基づいて識別する。すなわち、画像処理部 204aは、上述したようにスルー画の各コマに対して顔認識処理を実行し、スルー画内に存在する人物を識別する。

[0045] カメラ制御部 204cは、画像処理部 204aによってスルー画内に存在する人物が識別された結果、スルー画内から 1人の人物が識別された場合には、その人物に焦点を合わせるようにデジタルカメラ 200の AFを制御する。これに対して、スルー画内から複数の人物が識別された場合には、この識別結果と人物ごとの画像の再生回数とに基づいて、画像撮影時の AF優先度を決定する。すなわち、識別された複数の人物のうち、画像の再生回数が最も多い人物の AF優先度を上げて、その人物に焦点を合わせるようにデジタルカメラ 200の AFを制御する。例えば、スルー画内に Aと B の 2人の人物が存在し、 Aの再生回数が 10回、 Bの再生回数が 5回である場合には、 Aに焦点を合わせるようにデジタルカメラ 200の AFを制御する。

[0046] このような AF制御を行うことにより、使用者が画像を撮影するために被写体に向けてデジタルカメラ 200を構えたときに、自動的に画像再生装置 300上でよく再生される人物に焦点を合わせることができる。その結果、使用者がレリーズボタンを押下することによって、使用者が主要被写体として撮影した、と考えて、る可能性が高ヽ人物に合焦した画像を撮影することができる。

[0047] カメラ制御部 204cは、画像処理部 204aによって識別されたスルー画内の人物の拡大表示回数に基づいて、撮影時の解像度を設定する。例えば、拡大して表示されることが多い人物の画像は、あら力じめ解像度を上げて撮影しておくことによって、拡大表示されたときにも画像をきれいに表示することができる。上述したように、カメラ制御部 204cは、スルー画内に拡大表示回数が所定回数以上である人物が含まれて!/ヽる場合には、高解像度で画像を撮影するようにデジタルカメラ 200を制御する。

[0048] 図 2は、本実施の形態におけるデジタルカメラ 200の処理を示すフローチャートである。図 2に示す処理は、デジタルカメラ 200の電源がオンされると起動するプロダラムとして、制御装置 204によって実行される。このプログラムは、デジタルカメラ 200に内蔵されて、る ROM (リードオンリーメモリ） 204dに記憶されて!、る。このプログラムは、メモリ 206に記憶させることも可能である。

[0049] ステップ S10において、データ送受信部 204bは、接続インターフェース 207を介して画像再生装置 300と接続されたか否かを判断する。画像再生装置 300と接続されていないと判断した場合には、後述するステップ S50へ進む。これに対して、画像再生装置 300と接続されたと判断した場合には、ステップ S20へ進む。

[0050] ステップ S20では、データ送受信部 204bは、メモリ 206に記録されている画像データ、顔登録データ、およびメモリ 206内に作成されているフォルダ構造に関するデータをデジタルカメラ 200へ送信する。このとき、データ送受信部 204bは、上述したように、画像再生装置 300が有する顔登録データのデータ形式に基づいて、各個人ごとの (A)〜(H)のデータを含む顔登録データを生成する。また、画像再生装置 300が備える HDD304の空き容量をチヱックして、空き容量に応じたデータを送信する。その後、ステップ S 30へ進む。

[0051] ステップ S30では、画像再生装置 300から上述した顔登録データ、スライドショーデータ、再生状況データ、およびフォルダ構造に関するデータの受信が完了したか否かを判断する。データの受信が完了したと判断した場合には、ステップ S40へ進む。ステップ S40では、データ送受信部 204bは、受信したデータをメモリ 206へ記録する。このとき、受信した顔登録データとメモリ 206内に既に記録してある顔登録データとを比較して、画像再生装置 300側で更新されたデータ、および画像再生装置 300側で新たに登録されたデータを抽出して、メモリ 206内の顔登録データを更新する。その後、ステップ S 50へ進む。

[0052] ステップ S50では、使用者によって画像の撮影が開始されたカゝ否かを判断する。使用者によって画像の撮影が開始されないと判断した場合には、後述するステップ S1 10へ進む。これに対して、画像の撮影が開始されたと判断した場合には、ステップ S 60へ進む。ステップ S60では、画像処理部 204aは、撮像素子 203から入力されるスルー画の各コマに対して上述した顔認識処理を行って、スルー画内に存在する被写体を識別して、ステップ S70へ進む。

[0053] ステップ S70では、カメラ制御部 204cは、画像処理部 204aによるスルー画内に存在する人物の識別結果、およびメモリ 206に記録されている再生状況データに基づいて、撮影時のデジタルカメラ 200の設定を変更する。すなわち、デジタルカメラ 200 の AF優先度、および撮影時の解像度を変更する。その後、ステップ S80へ進み、力メラ制御部 204cは、使用者によってレリーズボタンが押下された力否かを判断する。レリーズボタンが押下されていないと判断した場合には、ステップ S60へ戻って処理を繰り返す。一方、レリーズボタンが押下されたと判断した場合には、ステップ S90へ進む。

[0054] ステップ S90では、カメラ制御部 204cは、使用者によってレリーズボタンが押下されたタイミングで撮像素子 203から入力されているコマの画像を撮影画像として取得する。その後、ステップ S 100へ進み、画像処理部 204aは、当該撮影画像に対して種々の画像処理を施した後、既に特定されている画像内の被写体に応じたフォルダに振り分けてメモリ 206へ記録する。その後、ステップ S110へ進む。

[0055] ステップ S 110では、使用者によってデジタルカメラ 200の電源がオフされたか否かを判断する。電源がオフされていないと判断した場合には、ステップ S 10へ戻って処理を繰り返す。これに対して、電源がオフされたと判断した場合には、処理を終了する。

[0056] 図 3は、本実施の形態における画像再生装置 300の処理を示すフローチャートである。図 3に示す処理は、画像再生装置 300の電源がオンされると起動するプロダラムとして、制御装置 302によって実行される。このプログラムは、画像再生装置 300に内蔵されて、る ROM (リードオンリーメモリ） 302eに記憶されて!、る。このプログラムは、 HDD304に記憶させることも可能である。

[0057] ステップ S210において、データ送受信部 302aは、接続インターフェース 303を介してデジタルカメラ 200と接続されたか否かを判断する。デジタルカメラ 200と接続されていないと判断した場合には、後述するステップ S250へ進む。これに対して、デジタルカメラ 200と接続されたと判断した場合には、ステップ S220へ進む。

[0058] ステップ S220では、データ送受信部 302aは、 HDD304に記録されている顔登録データ、スライドショーデータ、再生状況データ、およびフォルダ構造に関するデータを、接続インターフェース 303を介してデジタルカメラ 200へ送信する。その後、ステップ S230へ進み、デジタルカメラ 200から画像データ、顔登録データ、およびメモリ 206内に作成されているフォルダ構造に関するデータの受信が完了した力否かを判断する。データの受信が完了したと判断した場合には、ステップ S240へ進む。

[0059] ステップ S240では、データ送受信部 302aは、受信したフォルダ構造に関するデータに基づいて、 HDD304内にフォルダを作成し、受信した顔登録データを用いて HDD304内に記録されている顔登録データを更新する。そして、受信した画像データおよびスライドショーデータを人物ごとのフォルダに振り分けて HDD304に記録する。その後、ステップ S 250へ進む。

[0060] ステップ S250では、画像再生部 302cは、使用者によってスライドショーの実行が指示されたか否かを判断する。スライドショーの実行が指示されて、な、と判断した場合には、後述するステップ S270へ進む。これに対して、スライドショーの実行が指示されたと判断した場合には、ステップ S260へ進む。ステップ S260では、画像再生部 302cは、使用者によってスライドショーの対象として選択された画像を順番にモ- タ 305へ表示してスライドショー再生する。さらに、このときのスライドショーデータを作成して HDD304へ記録する。その後、ステップ S270へ進む。

[0061] ステップ S270では、画像再生部 302cは、使用者によって画像の再生が指示されたカゝ否かを判断する。画像の再生が指示されていないと判断した場合には、後述するステップ S290へ進む。これに対して、画像の再生が指示されたと判断した場合には、ステップ S280へ進む。ステップ S280では、画像再生部 302cは、使用者によつて選択された画像をモニタ 305へ表示して再生する。情報管理部 302dは、再生を行つた画像内に存在する人物を識別し、識別した人物の再生カウンタに 1を加算して更新する。その後、ステップ S 290へ進む。

[0062] ステップ S290では、画像再生部 302cは、使用者によって画像の拡大表示が指示されたか否かを判断する。画像の拡大表示が指示されてヽなヽと判断した場合には、後述するステップ S310へ進む。これに対して、画像の拡大表示が指示されたと判断した場合に ίま、ステップ S300へ進む。ステップ S300にお!/、て、画像再生咅 302c は、モニタ 205に表示中の画像を拡大表示する。情報管理部 302dは、拡大表示を行った画像内に存在する人物の拡大表示カウンタに 1を加算して更新する。その後、ステップ S310へ進む。

[0063] ステップ S310では、使用者によって画像再生装置 300の電源がオフされたか否かを判断する。電源がオフされていないと判断した場合には、ステップ S210へ戻って処理を繰り返す。これに対して、電源がオフされたと判断した場合には、処理を終了する。

[0064] 以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。

(1)デジタルカメラ 200が有する顔登録データを画像再生装置 300へ送信し、画像再生装置 300が有する顔登録データをデジタルカメラ 200から送信した顔登録データを用いて更新するようにした。これによつて、デジタルカメラ 200と画像再生装置 30 0との間で顔登録データの同期をとることができ、使用者はデジタルカメラ 200上で顔登録データを登録 ·更新するだけで、その内容を画像再生装置 300上でも使用できるよつになる。

[0065] (2)デジタルカメラ 200の画像処理部 204a、および画像再生装置 300の画像処理部 302bのそれぞれで顔登録データを用いた顔認識処理を行うようにした。これによつて、デジタルカメラ 200および画像再生装置 300のいずれにおいても、画像内に存在する人物を識別することが可能となる。

[0066] (3)画像再生装置 300からデジタルカメラ 200へ利用状況データを送信し、デジタルカメラ 200においては、カメラ制御部 204cは、受信した利用状況データに基づいて、デジタルカメラ 200を制御するようにした。これによつて、画像再生装置 300の使用者による利用状況をデジタルカメラ 200の制御に自動的に反映することができる。

[0067] (4)利用状況データには、 HDD304内に作成されているフォルダ構造に関するデータを含み、これを受信したデジタルカメラ 200では、受信したフォルダ構造に関するデータに基づいて、メモリ 206内にフォルダを作成するようにした。また、デジタルカメラ 200から画像再生装置 300に対してもフォルダ構造に関するデータを送信し、これを受信した画像再生装置 300では、受信したフォルダ構造に関するデータに基づ!/、て、 HDD304内にフォルダを作成するようにした。これによつて、デジタルカメラ 200 と画像再生装置 300のそれぞれで使用者によって作成されたフォルダの同期を自動的〖ことることができる。

[0068] (5)利用状況データには、画像再生装置 300上で再生された画像のスライドショーデータを含むようにした。これによつて、画像再生装置 300上で再生された画像のスライドショーを、デジタルカメラ 200上でも閲覧することができる。

[0069] (6)利用状況データには、被写体ごとの再生状況データを含み、デジタルカメラ 200 においては、カメラ制御部 204cは、受信した再生状況データに基づいて、デジタルカメラ 200の設定を変更するようにした。これによつて、画像再生装置 300の利用状況を画像撮影時のデジタルカメラ 200の設定に反映することができる。

[0070] (7)被写体ごとの再生状況データとして、被写体ごとの画像の再生回数を送信するようにし、カメラ制御部 204cは、撮影時に複数の被写体が特定された場合には、再生回数が最も多、被写体に対して焦点を合わせて画像を撮影するようにした。これによつて、よく再生される人物は、使用者が主要被写体として撮影したいと考えている人物である可能性が高いことを加味して、自動的に主要被写体に焦点を合わせて画像を撮影することができる。

[0071] (8)被写体ごとの再生状況データとして、被写体ごとの再生時に拡大表示された回数を送信するようにし、カメラ制御部 204cは、特定された被写体が画像再生装置上で拡大表示された回数に応じて、撮影時の撮影解像度を変化させるようにした。これによって、拡大表示回数が多!、人物が被写体に含まれて!/、る画像を高、解像度で撮影することができ、使用者は拡大して表示した時でも綺麗な画像を閲覧できるようになる。

[0072] 一他の実施形態一

上述した第 1の実施の形態による画像再生システムは、以下のように変形することもできる。

(1)上述した第 1の実施の形態では、デジタルカメラ 200から画像再生装置 300へ顔登録データを送信する。画像再生装置 300のデータ送受信部 302aは、受信した顔登録データと HDD304内にあら力じめ記録してある顔登録データとを比較する。そして、一致しないデータおよび不足しているデータを抽出して、 HDD304内の顔登録データを更新している。しかし、デジタルカメラ 200からデータを送信する際に、データ送受信部 204bが、メモリ 206内に記録されている顔登録データと画像再生装置 3 00の HDD304内に記録されている顔登録データとを照合して、 HDD304内にない顔登録データのみを画像再生装置 300へ送信するようにしてもょヽ。

[0073] (2)上述した第 1の実施の形態では、画像再生装置 300の情報管理部 302dは、人物ごとの画像の再生回数および拡大表示回数を記録しておき、データ送受信部 302 aは、これらの再生状況データをデジタルカメラ 200へ送信している。デジタルカメラ 2 00のカメラ制御部 204cは、受信した再生状況データに応じて、デジタルカメラ 200 の設定を変更するしている。し力しながら、情報管理部 302dは、使用者が各画像を印刷した回数などのデータを画像再生装置 300の利用状況に含めて記録する構成とすることができる。このような構成とすることにより、カメラ制御部 204cは、上記データを用いてデジタルカメラ 200の設定を変更することができる。

[0074] (3)上述した第 1の実施の形態では、デジタルカメラ 200の画像処理部 204aおよび画像再生装置 300の画像処理部 302bは、被写体を認識するために所定の顔認識処理を実行することにより、画像内に存在する人物を識別している。しカゝしながら、公知のシーン判定処理を行って画像の撮影シーンを判定するようにしてもょ、。さらに、デジタルカメラ 200および画像再生装置 300の双方において、シーンごとにフオルダ分けを行って画像を記録してもよヽ。

[0075] (4)上述した第 1の実施の形態では、画像再生装置 300の HDD304に記録されている顔登録データをデジタルカメラ 200へ送信している。しかしこれに限定されず、例えば画像処理装置 300の HDD304に記録されて、る顔登録データのうち、再生力ゥンタまたは拡大表示カウンタが一定値以上の人物に対応する顔登録データのみを抽出してデジタルカメラ 200へ送信するようにしてもょ、。

[0076] (5)上述した第 1の実施の形態では、デジタルカメラ 200のカメラ制御部 204cは、画像再生装置 300から受信した再生状況データに基づヽて、画像撮影時の AF優先度を変更するしている。し力しながら、画像撮影時の AEを設定するようにしてもよい。

[0077] (6)上述した第 1の実施の形態では、画像再生装置 300の情報管理部 302dは、人物ごとの画像の再生回数をカウントしてデジタルカメラ 200へ送信し、デジタルカメラ 200のカメラ制御部 204cは、当該再生回数に基づいて、画像撮影時の AF優先順位を変化させている。しかしながら、情報管理部 302dは、画像ごとの再生回数もカウントし、カメラ制御部 204cは、よく再生される画像を使用者のお気に入りの画像とみなして、カメラの壁紙や起動時画面にして設定するようにしてもよい。また、画像再生装置 300上で使用者が「お気に入り画像」を指定することができるようにし、カメラ制御部 204cは、「お気に入り画像」に指定されている画像をカメラの壁紙や起動時画面にして設定するようにしてもょ、。

[0078] (7)上述した第 1の実施の形態では、画像再生装置 300からデジタルカメラ 200へ再生状況データを送信し、デジタルカメラ 200のカメラ制御部 204cは、その再生状況データに基づいてデジタルカメラ 200の設定を変更している。しかしながら、画像再生装置 300にカメラ制御部 204cと同一の機能を搭載し、画像再生装置 300側から再生状況データに基づ、てデジタルカメラ 200の設定を変更するようにしてもょ、。

[0079] 図 2および図 3を参照して説明したプログラムは、着脱自在な記録媒体を介してデジタルカメラ 200あるいは画像再生装置 300に読み込むことが可能である。さらに、コンピュータで読み込み可能な形式のプログラムを有するコンピュータプログラム製品を介して、デジタルカメラ 200ある、は画像再生装置 300に必要なプログラムを読み込むことが可能である。あるいは、図示しない通信回線を介して、デジタルカメラ 200 あるいは画像再生装置 300に必要なプログラムを読み込むことが可能である。換言すると、上述した実施の形態では、デジタルカメラ 200あるいは画像再生装置 300で実行される制御プログラムは通常製造時に ROMなどに搭載されている。しかし、制御プログラムを搭載する ROMを書き換え可能な ROMとし、図示しなヽコンピュータに接続し、そのコンピュータを介して CD— ROMなどの記録媒体力も改良プログラムの提供を受けることも可能である。さらには、インターネット等を介して改良プログラムの提供を受けることも可能である。

[0080] これまで、種々の実施の形態および変形例を説明してきたが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。

[0081] 次の優先権基礎出願の開示内容は引用文としてここに組み込まれる。

日本国特許出願 2006年第 156770号（2006年 6月 6日出願）

図面の簡単な説明

[0082] [図 1]本発明を適用した画像再生システムの一実施の形態を示すブロック図である。

[図 2]デジタルカメラ 200の処理手順を示すフローチャートである。

[図 3]画像再生装置 300の処理手順を示すフローチャートである。

Claims

請求の範囲

[1] デジタルカメラと画像再生装置とを有する画像再生システムであって、

前記画像再生装置は、

前記デジタルカメラから画像情報を取得して、記録媒体に記録する画像記録部と、前記記録媒体に記録された画像情報を再生する再生部と、

当該画像再生装置の利用状況に関する利用状況データを前記デジタルカメラへ送信する送信部とを備え、

前記デジタルカメラは、

前記画像再生装置から前記利用状況データを取得するデータ取得部と、前記データ取得部で取得した前記利用状況データに基づ、て、デジタルカメラを制御する制御部とを備える画像再生システム。

[2] 請求項 1に記載の画像再生システムにお、て、

前記利用状況データは、前記記録媒体に作成されたフォルダ構造に関するデータを含み、

前記制御部は、取得した前記フォルダ構造に関するデータに基づ、て前記デジタルカメラが有する記録媒体にフォルダを作成する画像再生システム。

[3] 請求項 1または 2に記載の画像再生システムにおヽて、

前記利用状況データは、前記再生部によって再生された画像のスライドショーデータを含み、

前記制御部は、使用者からの指示に基づいて、取得した前記スライドショーデータを用いて画像を再生する画像再生システム。

[4] 請求項 1〜3のいずれか一項に記載の画像再生システムにおいて、

前記デジタルカメラおよび前記画像再生装置のそれぞれは、画像内に存在する主要被写体を、あらかじめ記録した被写体情報を用いて識別する識別部をさらに備え、前記利用状況データは、前記識別部によって識別された主要被写体について、前記再生部による画像の再生状況を示す再生状況データを含み、

前記制御部は、取得した前記再生状況データに基づいて、前記デジタルカメラの設定を変更する画像再生システム。

[5] 請求項 4に記載の画像再生システムにお、て、

前記再生状況データは、主要被写体ごとの画像の再生回数を含み、

前記デジタルカメラの前記識別部は、撮影時に前記被写体情報を用いて主要被写体を識別し、

前記制御部は、撮影時に複数の主要被写体が識別された場合には、前記画像再生装置上で再生回数が最も多い主要被写体に対して焦点を合わせて画像を撮影する画像再生システム。

[6] 請求項 4に記載の画像再生システムにお、て、

前記再生状況データは、主要被写体ごとの再生時に拡大表示された回数を含み、前記デジタルカメラの前記識別部は、撮影時に前記被写体情報を用いて被写体を識別し、

前記制御手段は、識別された主要被写体が前記画像再生装置上で拡大表示された回数に応じて、撮影時の撮影解像度を変化させる画像再生システム。

[7] 請求項 1〜6のヽずれか一項に記載のデジタルカメラ。

[8] 請求項 1〜6のいずれか一項に記載の画像再生装置。