WO2007007847A1

WO2007007847A1 - 電子会議システム、電子会議管理装置、端末装置、電子会議管理方法、制御プログラムおよびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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Publication number: WO2007007847A1
Application number: PCT/JP2006/313998
Authority: WO
Inventors: Kikuko Shibata; Shinichi Tsuchiya
Original assignee: Sharp Kabushiki Kaisha
Priority date: 2005-07-13
Filing date: 2006-07-13
Publication date: 2007-01-18
Also published as: JP4995083B2; EP1903763B1; EP1903763A4; KR100926215B1; CN101223766A; US20090129295A1; KR20080015941A; JPWO2007007847A1; EP1903763A1

Abstract

　ＰｏＣ通信システム（１００）は、相互に通信可能な複数の端末装置（４０）と、端末装置（４０）に発言権を付与するＰｏＣサーバ（１０）とを備える。ＰｏＣサーバ（１０）は、発言権がいずれの端末装置（４０）にも付与されていない状態であるとき、上記状態を示す発言権取得可能状態提示音声データの再生を指示する再生コマンドを端末装置（４０）へ送信する発言権状態提示制御部（１２）を備える。これにより、多地点の電子会議システムにおいて、発言権の所在に応じた音声を端末装置で出力することができる。

Description

明細書

電子会議システム、電子会議管理装置、端末装置、電子会議管理方法、制御プログラムおよびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

技術分野

[0001] 本発明は、例えば携帯電話を用いた PoC (Push-to Talk over Cellular)通信のグループセッションのように、発言者に発言権を付与する電子会議システム、電子会議管理装置、端末装置、電子会議管理方法、制御プログラムおよびそれを記録したコンビユータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。

背景技術

[0002] 近年、音声を使ったアプリケーションとして、 Push-to-Talk (PTT)が注目を浴びている。 PTTは、インターネットプロトコル (IP)を利用してデータ通信網で通話を行う、レヽゎゆる VoIP (Voice over Internet Protocol)の 1つである。特に今日、携帯電話や PDAなどの携帯用の通信端末装置で PTTを実現するための通信手段として、 Push -to-Talk over Cellular (PoC)が開発されており、特に携帯電話への搭載が検討されている。

[0003] PoCとは、「押して、話す」（Push-to-Talk)というトランシーバのような通話のスタイルを、携帯電話などの通信端末装置で実現するための技術およびサービスのことをい

5。

[0004] PoC通信は、データの伝送は双方から可能である力データの伝送は、常に一方力らもう一方への一方向に限られる半二重通信方式を採用している。つまり、 PoC通信は、トランシーバと同様、通話用のボタンを押している間のみ、接続した相手に音声を送ることができ、その間は相手からの音声を受け取ることができない。

[0005] しかし、 PoC通信には、従来の携帯電話のように相手の電話番号をダイヤルするのではなぐ通話可能な相手を選択しボタンを押すことで、わずか数秒で接続できるとレ、うメリットがある。また、従来の回線交換方式と違ってデータ通信網を使うため、通話コストが安くなるというメリットも大きい。

[0006] さらに、 PoC通信によれば、 1対 1の通信だけではなぐグルーピングした複数の相手との同時接続 (グノレープセッション）が可能である。すなわち、 1台の携帯電話に入力した音声を、グルーピングした複数の携帯電話に一斉送信することができる。

[0007] 図 12は、 PoC通信による上記グループセッションの一例を示した図である。図 12には、ある通信事業者の提供する携帯電話サービスに加入するユーザの携帯電話 A 〜Eが示されている。携帯電話 A〜Eは、通信事業者が提供する基地局 103…および無線通信網 104を介して、互レ、に通信することが可能である。

[0008] ここで、例えば、携帯電話 Aのユーザが、グループセッションを行うために、携帯電話 B〜Eのユーザをグループ Gとして登録し、グループ Gのメンノくリストを作成したとする。そして、携帯電話 Aのユーザは、登録したグノレープ Gを選択して、通話ボタンを一押しする。この操作により、携帯電話 Aのユーザは、グループ Gに登録されたユーザの携帯電話 B〜Eへ、基地局 103および無線通信網 104を介して、自分の音声を送信すること力 Sできる。

[0009] 上記の技術を用いることにより、発話者は、電子メールを送ったり電話をかけたりする代わりに、グループに登録されたメンバ全員に対して、ボタンを一押しするだけで、自分の音声を一斉に送信できる。例えば、職場の責任者全員を対象にして電話会議をキー操作 1つで実現することなどが可能となる。

[0010] なお、本願発明に関連する先行技術文献としては、次の特許文献 1、 2がある。特許文献 1には、休眠通信装置のグノレープを目覚めさせる際の待ち時間を低減するための方法および装置が記載されている。また、特許文献 2には、発言権の管理を行うテレビ会議システムが記載されてレヽる。

特許文献 1 :日本国公表特許公報「特表 2004— 526392号公報 (公表日： 2004年 8 月 26日）」

特許文献 2 :日本国公開特許公報「特開平 8— 298653号公報 (公開日： 1996年 11 月 12日）」

発明の開示

[0011] (発明が解決しょうとする課題）

従来の PoC通信のグループセッションでは、上述のとおり、発言は 1人しかできないため、発言は発言権を獲得してからとなる。つまり、発言権が付与された端末のみ、データ送信手段を有効にする。なお、発言権の管理はサーバが行い、発言権の所在や参加者の状態を示すため、携帯電話の画面で参加者の状態を表示することが提案されている。

[0012] し力ながら、ユーザが携帯電話を耳に当てて使用している場合、発言権や他参加者の確認のためにその都度携帯電話を耳から離し、画面を見るのでは操作が煩雑になる。

[0013] 本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、多地点の電子会議システムにおいて、発言権の所在に応じた音声を端末装置で出力することができる電子会議システム、電子会議管理装置、端末装置、電子会議管理方法、制御プログラムおよびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を実現することにめる。

[0014] (課題を解決するための手段）

また、本発明に係る電子会議システムは、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備え、上記端末装置、上記電子会議管理装置のいずれかが、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態を検知したとき、上記端末装置、上記電子会議管理装置のいずれかが、上記状態を示す発言権取得可能状態提示音声を上記端末装置にて出力する発言権状態提示制御手段を備えることを特徴としてレ、る。

[0015] 上記の構成により、電子会議の際、端末装置、電子会議管理装置のいずれかが、発言権がレ、ずれの端末装置にも付与されてレ、なレ、状態を検知したとき、端末装置、電子会議管理装置のいずれかが、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態を示す発言権取得可能状態提示音声を端末装置にて出力する。よって、参加者は発言権の獲得を要求できる期間に、そのことを音声で確認できる。なお、端末装置が出力する音声の発言権取得可能状態提示音声データは、端末装置にあらかじめ格納されていてもよいし、外部力ストリーミングデータとして取得してもよい。

[0016] また、本発明に係る電子会議システムは、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムであって、上記電子会議管理装置は、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であるとき、上記状態を示す発言権取得可能状態提示音声の出力を指示する出力コマンドを端末装置へ送信する発言権状態提示制御手段を備えることを特徴としている。

[0017] また、本発明に係る電子会議管理装置は、相互に通信可能な複数の端末装置のいずれかに発言権を付与する電子会議管理装置であって、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であるとき、上記状態を示す発言権取得可能状態提示音声の出力を指示する出力コマンドを端末装置へ送信する発言権状態提示制御手段を備えることを特徴としてレ、る。

[0018] また、本発明に係る電子会議管理方法は、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムにおける電子会議管理方法であって、上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段が、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であるとき、上記状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力を指示する出力コマンドを端末装置へ送信することを特徴としてレヽる。

[0019] 上記の構成により、電子会議の際、上記電子会議管理装置は、発言権がいずれの端末装置にも付与されていないとき、その旨を示す発言権取得可能状態提示音声の出力を指示する出力コマンドを端末装置へ送信する。よって、参加者の端末装置では、発言権がいずれの端末装置にも付与されていないときに、その旨を示す、すなわち、発言権が取得可能であることを示す発言権取得可能状態提示音声を出力することができる。したがって、参加者は発言権の獲得を要求できる期間に、そのことを音声で確認できる。

[0020] また、本発明に係る電子会議システムは、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムであって、上記電子会議管理装置は、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であるとき、上記状態を端末装置へ通知することにより、該端末装置において上記状態を示す発言権取得可能状態提示音声を出力させる発言権状態提示制御手段を備えることを特徴としてレ、る。

[0021] また、本発明に係る電子会議管理装置は、相互に通信可能な複数の端末装置のいずれかに発言権を付与する電子会議管理装置であって、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であるとき、上記状態を端末装置へ通知することにより、該端末装置において、上記状態を示す発言権取得可能状態提示音声を出力させる発言権状態提示制御手段を備えることを特徴としている。

[0022] また、本発明に係る電子会議管理方法は、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムにおける電子会議管理方法であって、上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段が、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であるとき、上記状態を端末装置へ通知することにより、端末装置において、上記状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声を出力させることを特徴としている。

[0023] 上記の構成により、電子会議の際、上記電子会議管理装置は、発言権がいずれの端末装置にも付与されていないとき、その旨を端末装置へ通知する。よって、参加者の端末装置では、発言権がいずれの端末装置にも付与されていないことの通知を受信したとき、その旨を示す、すなわち、発言権が取得可能であることを示す発言権取得可能状態提示音声を出力することができる。したがって、参加者は発言権の獲得を要求できる期間に、そのことを音声で確認できる。

[0024] また、本発明に係る電子会議システムは、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムであって、上記電子会議管理装置は、いずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信した場合、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力の停止を指示するコマンド、あるいは、上記発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させることを指示するコマンドを他の端末装置に対して送信する発言権状態提示制御手段を備えることを特徴としている。

[0025] また、本発明に係る電子会議管理装置は、相互に通信可能な複数の端末装置のレ、ずれかに発言権を付与する電子会議管理装置であって、 V、ずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信した場合、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力の停止を指示するコマンド、あるいは、上記発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させることを指示するコマンドを他の端末装置に対して送信する発言権状態提示制御手段を備えることを特徴としてレ、る。

[0026] また、本発明に係る電子会議管理方法は、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムにおける電子会議管理方法であって、上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段が、いずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信した場合、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力の停止を指示するコマンド、あるいは、上記発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させることを指示するコマンドを他の端末装置に対して送信することを特徴としている。

[0027] 上記の構成により、電子会議の際、上記電子会議管理装置は、いずれかの端末装置力発言権獲得要求を受信した場合、発言権がレ、ずれの端末装置にも付与されていない状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力の停止を指示するコマンド、あるいは、発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させることを指示するコマンドを他の端末装置に対して送信する。よって、他の端末装置では、発言権取得可能状態提示音声の出力が停止したこと、あるいは、発言権取得可能状態提示音声の出力の音量が低下したことによって、誰かに発言権が付与されたことが確認できるとともに、音声に妨げられずに発言を聞くことができる。

[0028] なお、発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させた場合には、発言権取得可能状態提示音声は BGM的に出力されることになる。また、電子会議管理装置からのコマンドに従って停止あるいは音量が低下させられる、端末装置における発言権取得可能状態提示音声の出力は、後述するように電子会議管理装置からの出力コマンドに従って開始されたものであってもょレ、が、それ以外のトリガ、例えば、端末装置のユーザの指示によって開始されたものであってもよい。

[0029] また、本発明に係る電子会議システムは、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムであって、上記電子会議管理装置は、いずれかの端末装置が発言権を獲得した場合、その旨を上記端末装置に通知し、上記端末装置は、上記電子会議管理装置から、レヽずれかの端末装置が発言権を獲得したことを示す上記通知を受信すると、発言権力 Sレ、ずれの端末装置にも付与されてレ、なレ、状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力を停止する、あるいは、上記発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させることを特徴とする。

[0030] また、本発明に係る電子会議管理装置は、相互に通信可能な複数の端末装置のレ、ずれかに発言権を付与する電子会議管理装置であって、 V、ずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信した場合、その旨を上記端末装置に通知することにより、当該端末装置において、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力を停止させる、あるいは、上記発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させる発言権状態提示制御手段を備えることを特徴としてレ、る。

[0031] また、本発明に係る電子会議管理方法は、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムにおける電子会議管理方法であって、上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段が、いずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信した場合、その旨を端末装置へ通知することにより、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力を停止させる、あるいは、上記発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させることを特徴としている。

[0032] 上記の構成により、電子会議の際、上記電子会議管理装置は、いずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信した場合、その旨を端末装置へ通知する。そして、端末装置では、上記通知を受信することにより、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力の停止する、あるいは、発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させる。よって、他の端末装置では、発言権取得可能状態提示音声の出力が停止したこと、あるいは、発言権取得可能状態提示音声の出力の音量が低下したことによって、誰かに発言権が付与されたことが確認できるとともに、音声に妨げられずに発言を聞くことができる。 [0033] なお、発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させた場合には、発言権取得可能状態提示音声は BGM的に出力されることになる。また、電子会議管理装置からのコマンドに従って停止あるいは音量が低下させられる、端末装置における発言権取得可能状態提示音声の出力は、後述するように電子会議管理装置からの出力コマンドに従って開始されたものであってもょレ、が、それ以外のトリガ、例えば、端末装置のユーザの指示によって開始されたものであってもよい。

[0034] また、本発明に係る電子会議システムは、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムであって、上記電子会議管理装置は、いずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信し、発言権を付与する発言権管理手段と、上記発言権管理手段が端末装置に発言権を付与した場合、当該端末装置に対応付けられた端末識別音声の出力を指示する出力コマンドを他の端末装置に対して送信する発言権状態提示制御手段とを備えることを特徴としている。

[0035] また、本発明に係る電子会議管理装置は、相互に通信可能な複数の端末装置のレ、ずれかに発言権を付与する電子会議管理装置であって、 V、ずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信し、発言権を付与する発言権管理手段と、上記発言権管理手段が端末装置に発言権を付与した場合、当該端末装置に対応付けられた端末識別音声の出力を指示する出力コマンドを他の端末装置に対して送信する発言権状態提示制御手段とを備えることを特徴としてレ、る。

[0036] また、本発明に係る電子会議管理方法は、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムにおける電子会議管理方法であって、上記電子会議管理装置の発言権管理手段が、いずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信し、発言権を付与した場合に、上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段が、当該端末装置に対応付けられた端末識別音声の出力を指示する出力コマンドを他の端末装置に対して送信することを特徴としている。

[0037] 上記の構成により、電子会議の際、上記電子会議管理装置が、いずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信し、発言権を付与した場合に、当該端末装置に対応付けられた端末識別音声の出力を指示する出力コマンドを他の端末装置に対して送信する。よって、他の端末装置において、発言権が付与された端末装置に対応付けられた端末識別音声を出力できる。それゆえ、参加者は、音声によって誰に発言権が付与されたかが確認できる。

[0038] また、本発明に係る電子会議システムは、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムであって、上記電子会議管理装置は、いずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信し、発言権を付与する発言権管理手段と、上記発言権管理手段が端末装置に発言権を付与した場合、発言権を付与した端末装置を識別するための端末識別子を、他の端末装置に対して送信することにより、他の端末装置において、上記端末識別子で識別された端末装置に対応付けられた端末識別音声を出力させる発言権状態提示制御手段とを備えることを特徴としてレ、る。

[0039] また、本発明に係る電子会議管理装置は、相互に通信可能な複数の端末装置のレ、ずれかに発言権を付与する電子会議管理装置であって、 V、ずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信し、発言権を付与する発言権管理手段と、上記発言権管理手段が端末装置に発言権を付与した場合、発言権を付与した端末装置を識別するための端末識別子を、他の端末装置に対して送信することにより、他の端末装置において、端末識別子で識別された端末装置に対応付けられた端末識別音声を出力させる発言権状態提示制御手段とを備えることを特徴としている。

[0040] また、本発明に係る電子会議管理方法は、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムにおける電子会議管理方法であって、上記電子会議管理装置の発言権管理手段が、いずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信し、発言権を付与した場合に、上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段が、発言権を付与した端末装置を識別するための端末識別子を、他の端末装置に対して送信することにより、他の端末装置において、端末識別子で識別された端末装置に対応付けられた端末識別音声を出力させることを特徴としている。

[0041] 上記の構成により、電子会議の際、上記電子会議管理装置が、いずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信し、発言権を付与した場合に、当該端末装置を識別するための端末識別子を、他の端末装置に対して送信する。そして、他の端末装置においては、受信した端末識別子に対応付けられた端末識別音声を出力する。それゆえ、参加者は、音声によって誰に発言権が付与されたかが確認できる。

[0042] また、本発明に係る端末装置は、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムを構成する端末装置であって、自端末が発言権を開放してから所定時間、自端末からの発言権獲得要求がない場合、あるいは、電子会議管理装置から他の端末装置に発言権が付与されたことの通知がない場合、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない旨を示す発言権取得可能状態提示音声を出力する発言権状態提示手段を備えることを特徴としている。

[0043] 上記の構成により、各端末装置において、自端末が発言権を開放して力所定時間、自端末からの発言権獲得要求がない場合、あるいは、電子会議管理装置から他の端末装置に発言権が付与されたことの通知がなレ、場合に、発言権がレ、ずれの端末装置にも付与されてレ、ないと判断し、発言権がレ、ずれの端末装置にも付与されていない旨を示す発言権取得可能状態提示音声を出力する。よって、参加者は発言権を要求できることを音声で確認できる。

[0044] また、本発明に係る端末装置は、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムを構成する端末装置であって、他の端末装置からの最後の通信を受信してから所定時間、自端末力の発言権獲得要求がない場合、あるいは、電子会議管理装置から他の端末装置に発言権が付与されたことの通知がない場合、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない旨を示す発言権取得可能状態提示音声の出力を開始する発言権状態提示手段を備えることを特徴としてレ、る。

[0045] 上記の構成により、各端末装置において、他の端末装置からの最後の通信を受信してから所定時間、自端末からの発言権獲得要求がない場合、あるいは、電子会議管理装置力他の端末装置に発言権が付与されたことの通知がない場合に、発言権がいずれの端末装置にも付与されていないと判断し、発言権がいずれの端末装置にも付与されてレ、なレ、旨を示す発言権取得可能状態提示音声を出力する。よって、参加者は発言権を要求できることを音声で確認できる。

[0046] また、本発明に係る端末装置は、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムを構成する端末装置であって、上記電子会議管理装置からいずれの端末装置に発言権が付与されたかを示す発言権情報を受信する発言権情報取得手段と、発言権が付与された端末装置に対応付けられた端末識別音声データを記憶部より読み出して再生する発言権状態提示手段とを備えることを特徴としてレ、る。

[0047] 上記の構成により、端末装置において、発言権が付与された端末装置に対応付けられた端末識別音声データを記憶部より読み出して再生することができる。よって、参加者は、端末識別音声データを聞くことで、誰に発言権が付与されているのかを確認できる。また、電子会議管理装置からはいずれの端末装置に発言権が付与されたかを示す発言権情報のみを送信すればよいため、電子会議管理装置の構成が簡潔である。

[0048] 以上のように、本発明によれば、電子会議の際、参加者の端末装置において、発言権の所在に応じた音声を出力させるので、携帯電話等の端末装置を耳に当てた状態でも発言権の状態が分力るという効果を奏する。

[0049] なお、上記の電子会議管理装置および端末装置は、コンピュータによって実現してもよぐこの場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記の電子会議管理装置および端末装置をコンピュータにて実現させる電子会議管理装置および端末装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。

図面の簡単な説明

[0050] [図 1]本発明の実施の形態に係る PoC通信システムの構成の概略を示す機能ブロック図である。

[図 2]図 1に示した PoC通信システムのネットワーク構成の概略を示す説明図である。

[図 3]図 1に示した PoC通信システムを構成する携帯電話のハードウェア構成の概略を示すブロック図である。 [図 4]図 1に示した PoC通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。

[図 5]図 1に示した PoC通信システムの動作の他の例を示すシーケンス図である。園 6]図 1に示した PoC通信システムを構成する携帯電話の動作の一例を示すフローチャートである。

[図 7]図 1に示した PoC通信システムの動作のさらに他の例を示すシーケンス図である。

[図 8]図 1に示した PoC通信システムの動作のさらに他の例を示すシーケンス図である。

[図 9]図 1に示した PoC通信システムの動作のさらに他の例を示すシーケンス図である。

[図 10]図 1に示した PoC通信システムの動作のさらに他の例を示すシーケンス図である。

[図 11]図 1に示した PoC通信システムの動作のさらに他の例を示すシーケンス図である。

[図 12]従来の PoC通信によるグノレープセッションの一例を示した説明図である。符号の説明

10 PoCサーバ（電子会議管理装置）

11 発言権管理部 (発言権管理手段）

12 発言権状態提示制御部 (発言権状態提示制御手段）

13 記憶部

15 発話検知部 (発話検知手段）

16 音声認識部 (音声認識手段）

17 提示用データ作成部 (提示用データ作成手段）

40 携帯電話 (端末装置）

50 記憶部

61 発言権獲得/解放部 (発言権獲得/解放手段）

62 発言権情報取得部 (発言権情報取得手段）

63 発言権状態提示部 (発言権状態提示手段） 100 PoC通信システム（電子会議システム）

発明を実施するための最良の形態

[0052] 本発明の一実施の形態について図 1から図 11に基づいて説明すれば、以下のとおりである。

[0053] なお、本実施の形態では、本発明の端末装置として携帯電話、サーバ装置として P oCサーバを例に説明する。ただし、本発明は、 PoC通信システムに限定されず、参加者が発言権を獲得してから発言する電子会議システムに広く適用できる。また、上述の通り、「端末装置に発言権が付与される」とは、発言権が付与された端末装置のみデータ送信が可能であることを意味する。

[0054] 図 2は、本実施の形態に係る PoC通信システムの概略構成を示す図である。

[0055] 図 2に示すとおり、 PoC通信システム 100は、電子会議に参加するユーザが操作する携帯電話 40と PoCサーバ 10とを少なくとも含んで構成される。各携帯電話 40は、携帯電話サービスの通信事業者が提供する携帯電話網を介して PoCサーバ 10に接続されており、互いに通信可能である。なお、図中、携帯電話網として、基地局 10 3およびそれらを統括制御する基地局制御装置 102のみを示している。

[0056] PoC通信システム 100は、 PoC通信による情報の送信を行う携帯電話 40 (例えば、携帯電話のと、その送信された情報の受信を行う携帯電話 40 (例えば、携帯電話 B •C)と、携帯電話 A〜C間の PoC通信を制御する PoCサーバ 10とから構成されている。

[0057] なお、 PoC通信システム 100は、携帯電話 A〜Cのそれぞれのプレゼンスを管理するプレゼンスサーバ 101をさらに含んでいてもよい。プレゼンスサーバ 101は、 PoC サーバ 10が集中管理している、すべての携帯電話についてのプレゼンスを一元管理する。ここで、携帯電話のプレゼンスとは、携帯電話の利用状況や状態等の情報を意味する。具体的には、例えば、「オンライン」「オフライン」「（会議)オブザーバとして参加」、「（会議)参加中」等のアプリケーションの利用状況、および、「電源 ON/0 FF」、「話し中」、「スピーカフォンアクティブ (動作中）」等の携帯電話の状態が挙げられる。

[0058] 以下、 PoC通信システム 100の携帯電話 40および PoCサーバ 10の各構成要素について説明する。

[0059] まず、 PoCサーバ 10は、 PoC通信システム 100において、携帯電話 A〜Cが、 Po C通信によって、 1対 1あるいは 1対多のセッションを確立し、通話を行う際に、種々の機能を提供する。

[0060] PoCサーバ 10が有する機能は、各携帯電話のセッションを集中制御する PoC制御機能と、集中制御する PoCサーバとセッション参加者となる携帯電話との中継を行う PoC参加機能とに分類することができる力 PoCサーバ 10の主な機能は以下の通りである。

[0061] 例えば、 PoC通信のセッションを確立する機能、話し手を識別するなどの発言を統制する機能、 SIP (Session Initiation Protocol)セッションの開始（終了）を制御する機能、セッション参加者の情報を提供する機能などが挙げられる。これらの機能により、 1対 1の PoCによる通話、あるいは上述のようなグループセッションが実現される。

[0062] 一方、携帯電話 A〜Cは、 Push-to-Talk (PTT)による通話を実現するための機能を有する通信端末装置である。ユーザはこの携帯電話をトランシーバのように使用する。つまり、ユーザは発話する際に PTTボタンを押す。なお、音声認識によって、携帯電話に入力される音声があら力登録した音声に合致した場合に、 PTTボタンが押下されたと同様な動作を行なってもよい。

[0063] 各携帯電話 A〜Cは、通信事業者が提供する携帯電話網、つまり、基地局 103およびそれらを統括制御する基地局制御装置 102を介して、 PoCサーバ 10およびプレゼンスサーバ 101と通信することができる。これにより、各携帯電話 A〜Cのユーザは、それぞれの携帯電話を用いて互いに PoC通信による通信を実現することが可能となる。

[0064] 図 3は、本発明の PoC通信システム 100における、各携帯電話 A〜C (以下、単に携帯電話と称す)の概略構成を示す図である。

[0065] 本実施の形態に係る携帯電話 40は、図 3に示すように、無線通信部 42、無線通信アンテナ 42a、操作部 43、音声入力部 44、音声出力部 45、録音部 46、表示部 47、

LED (Light Emitting Diode) 48、カメラ 49、記憶部 50、計時部 51、および上記の各部を統括制御する主制御部 41を備えて構成されている。 [0066] 無線通信部 42は、無線通信アンテナ 42aを介して携帯電話網の基地局 103と無線通信を行うための通信インターフェイスである。

[0067] 操作部 43は、ユーザが操作するためのボタンやダイヤル等である。操作部 43には、ユーザが PoC通信で発話する際に押下する PTTボタン 43aが含まれる。 PTTボタン 43a等の操作時に操作部 43が発生した信号は、主制御部 41に送られる。

[0068] 音声入力部 44は、マイクであり、電話機能を実行した場合の送話時に、あるいは P oC通信機能を実行した場合の送信データの入力時に使用される。携帯電話の外部で発生した音声は、この音声入力部 44を介して、音声データとして携帯電話に取り込まれる。また、 PoC通信によって、他の携帯電話に音声を送信する場合は、この音声入力部 44を介して入力されたユーザの音声が送信情報として PoCサーバ 10に送られる。なお、本実施の形態では、ユーザが PTTボタン 43aを押下しながら音声入力部 44より入力し、 PoC通信で送信する音声情報を通話データと呼ぶ。

[0069] 音声出力部 45は、音声を出力するためのスピーカ等であり、 PoC通信を含む各種機能で使用される。音声出力部 45は、受話器音声出力部 45a、ィャフォン音声出力部 45b、スピーカフォン音声出力部 45cを含む。

[0070] 受話器音声出力部 45aは、通常の電話の受話器と同じようにして、携帯電話を耳に当てて用いる時に、音声が出力されるスピーカである。

[0071] ィャフォン音声出力部 45bは、ィャフォンを接続するための音声出力端子を有しており、該端子にィャフォンが接続されると、ィャフォンに対して音声を出力する。これにより、ユーザは、耳に装着したィャフォンの小型のスピーカから音声が出力されるので、携帯電話を耳に当てながら保持しなくても、外部に音を漏らすことなく携帯電話の出力音声を聞くことができる。

[0072] スピーカフォン音声出力部 45cは、スピーカフォン、すなわち、携帯電話の周囲に十分聞こえる音量で音声出力するためのスピーカである。スピーカフォンを使えば、例えば、表示部 47に表示される画像を見ながら通話を行いたい時や、 1つの携帯電話で複数のユーザが音声を聞きたい時に、携帯電話を耳から離した位置に設置しても、ユーザは十分な音量で出力音声を聞くことができる。

[0073] 録音部 46は、無線通信部 42または音声入力部 44を介して外部より携帯電話に入力された音声を、音声データとして記憶部 50に記憶する。これにより、例えば、入力された音声カ^アルタイムで音声出力部 45から音声出力されない場合でも、録音部 46によって記録した音声データを再生することにより、ユーザは後で聞くことが可能となる。

[0074] 表示部 47は、例えば液晶表示装置 (LCD)からなり、携帯電話に備わった各種ァプリケーシヨン機能の実行画面を表示する。例えば、 PoC通信機能を実行中であれば、現在その携帯電話が参加しているセッションのグループ名、セッションの参加者名、各参加者のプレゼンス（つまり、「オンライン」、「オフライン」、「発言権あり」、「発言権なし」などの携帯電話のステータス)などを表示させる。

[0075] LED48は、携帯電話のユーザに対して、視覚的に報知するための手段として使用される。例えば、着信時には、 LED48を点滅させるようにしてもよい。

[0076] カメラ部 49は、 CCD (Charge Coupled Device)等の撮像素子からなる撮像手段であり、主制御部 41からの制御に従って被写体を撮像するようになっている。

[0077] 計時部 51は、タイマであり、例えば後述するように発言権の制限時間等のカウントに利用される。

[0078] さらに、携帯電話には、 PoC通信を含む各種アプリケーションの実行部が主制御部

41の内部に設けられている。これらの各種機能の実行部の詳細については後述する。

[0079] 記憶部 50は、携帯電話の各種アプリケーション機能を実行するために必要なプログラムやデータ等を格納するメモリやハードディスク等である。例えば、グループセッシヨンのメンバリストや、録音部 46により録音された音声データ（発言権取得可能状態提示音声データ、端末識別音声データを含む)なども、記憶部 50に格納される。その他、携帯電話にて電子メールを送受信するためのアプリケーションプログラムなどもここに格納されている。これらのプログラムやデータは、主制御部 41によって必要に応じて読み出されるようになつている。

[0080] なお、携帯電話では、無線通信を用いて、 PoC通信機能の他、例えば、電話、電子メール、インターネット等の各種アプリケーションを利用できる。よって、上述の各部、各機能に限定されず、他にも様々な機能を有していてもよい。例えば、現在位置検知するための GPS (Global Positioning System)、 TV放送受像機能を実現するための TVアンテナおよびチューナなどの各部を有した構成でもよい。

[0081] 図 1は、本実施の形態に係る PoC通信システム 100の構成のうち、発言権報知機能に関する構成の詳細を示す機能ブロック図である。なお、以下では、本発明の特徴である発言権報知機能を PoC通信システムに適用した例について説明するが、それに限定されない。また、携帯電話 40において、発言権の状態に応じて音声データ (発言権取得可能状態提示音声データ、端末識別音声データ)を出力する場合について説明するが、音声データを画像データとともに提示してもよいし、画像データのみを提示することも可能である。

[0082] 電子会議管理装置としての PoC通信システム 100は、相互に通信可能な複数の携帯電話 (端末装置) 40…と、携帯電話 40に発言権を付与する PoCサーバ（電子会議管理装置） 10とを備える。なお、 PoCサーバ 10は、無線通信網との通信機能を備えた、ワークステーション等の汎用のコンピュータをベースに構成できる。

[0083] 図 1に示すように、携帯電話 40は、発言権獲得/解放部 61、発言権情報取得部 6 2、発言権状態提示部 63を備えている。なお、発言権獲得/解放部 61、発言権情報取得部 62、発言権状態提示部 63は、主制御部 41によって実現される。

[0084] 発言権獲得/解放部 61は、ユーザが操作する PTTボタン 43aから信号に従って、発言権獲得要求あるいは発言権解放要求を PoCサーバ 10へ送信する。

[0085] 発言権情報取得部 62は、 PoCサーバ 10の発言権管理部 11からいずれの携帯電話 40に発言権が付与されたかを示す発言権情報を受信する。発言権情報とは、発言権の所在を示す情報であり、具体的には例えば発言権を有する参加者の IDや、発言権がどの参加者にも付与されてレ、なレ、ことを示す情報等である。

[0086] また、携帯電話 40は、発言権を獲得する際も、発言権獲得 Z解放部 61から送信した発言権獲得要求に対して、発言権の所在が自装置であることを示す情報を発言権情報として、発言権情報取得部 62が取得する。すなわち、自装置に発言権が割り当てられたことも、発言権情報によって通知を受ける。なお、自装置に発言権が割り当てられたことは、発言権情報とは別個の情報によって通知を受けるように構成することもできる。もちろん、発言権情報は、電子会議のアプリケーションのうち、発言権報知機能以外の機能によっても利用される。

[0087] 発言権状態提示部 63は、発言権の所在に応じて、音声を音声出力部 45から出力し、画像を表示部 47に表示する。発言権状態提示部 63は、音声や画像の提示を、 ( l) PoCサーバ 10から受信したコマンドに従レ、、 PoCサーバ 10から受信したデータを用いて、（2) PoCサーバ 10から受信したコマンドに従レ、、自装置の記憶部 50に格納したデータを用いて、（3)自装置の判断に従い、自装置の記憶部 50に格納したデータを用いて、行うことができる。

[0088] 具体的には、発言権状態提示部 63は、発言権が付与された携帯電話 40に対応付けられた音声データ (端末識別音声データ）を記憶部 50より読み出して再生する機能を有する。また、発言権状態提示部 63は、自装置が発言権を開放して力所定時間、自装置からの発言権獲得要求がない場合、あるいは、 PoCサーバ 10の発言権管理部 11から他の携帯電話 40に発言権が付与されたことの通知がない場合、発言権がいずれの携帯電話 40にも付与されていない旨を示す音声データ (発言権取得可能状態提示音声データ)を再生する機能を有する。また、発言権状態提示部 63は、他の携帯電話 40からの最後の通信を受信してから所定時間、自装置からの発言権獲得要求がない場合、あるいは、 PoCサーバ 10の発言権管理部 11から他の携帯電話 40に発言権が付与されたことの通知がない場合、発言権がいずれの携帯電話 40にも付与されてレ、なレ、旨を示す音声の再生を開始する機能を有する。

[0089] なお、発言権状態提示部 63は、後述する PoCサーバ 10の発言権状態提示制御部 12のように、発言権の状態に応じた提示用データを提示させるための制御を行つてもよレ、。また反対に、 PoCサーバ 10の発言権状態提示制御部 12が、携帯電話 40 の発言権状態提示部 63のように、音声データを再生した音声信号を携帯電話 40に供給し、携帯電話 40の音声出力部 45が音声出力を行うように構成することもできる。

[0090] また、記憶部 50には、電子会議の参加者（あるいは参加者が操作する携帯電話）に対応付けられた端末識別音声 Z画像データ、発言権が觀こも付与されていない時 (待機時）に提示するための発言権取得可能状態提示音声/画像データ等が格納されている。これらデータはあらかじめ格納されていてもよいし、必要に応じて PoC サーバ 10あるいは他の装置から取得してもよい。さらに、一度、記憶部 50に格納されたデータは、電子会議の後でオフラインの状態で参照可能であるようにしてもよいし、次回以降の電子会議で利用してもよい。

[0091] また、 PoCサーバ 10は、発言権管理部 11、発言権状態提示制御部 12、記憶部 13 、計時部 14、発話検知部 15、音声認識部 16、提示用データ作成部 17を備えている

[0092] 発言権管理部 11は、いずれかの携帯電話 40から発言権獲得要求を受信し、発言権を付与する。また、発言権が付与されている携帯電話 40から発言権解放要求を受信し、発言権を解除する。また、各携帯電話 40…に順に後述する発言優先権を付与する。なお、発言権管理部 11が付与する発言権'発言優先権には発言可能な期間である制限時間が設定されていてもよい。また、いずれの携帯電話 40からも発言権獲得要求を一定時間獲得しない場合に PoCサーバ 10に発言権を付与することで発言権がどの携帯電話 40にも付与されてレ、なレ、旨を示す音声データ (発言権取得可能状態提示音声データ）の再生を行うようにしてもよい。この場合は、いずれかの携帯電話 40から発言権獲得要求があつたとき、携帯電話 40からの発言権獲得要求を優先する仕組みとなっている。

[0093] なお、携帯電話における発言権を取得可能な状態であることを示す音楽データの再生は、発言権がレ、ずれの携帯電話にも付与されてレ、なレ、状態が一定時間経過してから行うことが望ましい。それは、発言権が変わるときには必ず空き状態が生じるため、発言権の変更時に直ちに音楽データを再生すると、数秒の音声データがぶつぶっ揷入されることになるが、発言権の変更時に一定時間経過後に音声データを再生することにより、このような状態を生じないようにできるからである。

[0094] 発言権状態提示制御部 12は、携帯電話 40において発言権状態提示部 63に発言権の状態に応じた提示用データを提示させるための制御を行う。

[0095] 具体的には、発言権状態提示制御部 12は、発言権がいずれの携帯電話 40にも付与されてレ、なレ、とき、その旨を示す音声データ (発言権取得可能状態提示音声データ）の再生を指示する再生コマンド（出力コマンド）を携帯電話 40へ送信する。また、発言権状態提示制御部 12は、いずれかの携帯電話 40から発言権獲得要求を受信した場合、それまでの音声データ (発言権取得可能状態提示音声データ）の再生の停止を指示するコマンド、あるいは、上記音声データ (発言権取得可能状態提示音声データ）の再生の音量を低下させることを指示するコマンドを他の携帯電話 40に対して送信する。

[0096] なお、本実施の形態では、携帯電話 40が、 PoCサーバ 10から再生コマンドとともに受信して格納した、あるいは、あらかじめ格納しておいた、記憶部 50の音声データを再生することによって、音声 (発言権取得可能状態提示音声、端末識別音声)を出力する場合について説明する。ただし、これに限定されず、携帯電話 40が、 PoCサーノ 10あるいは他の外部装置から上記データを再生した音声信号を受信し、そのまま出力することによって、上記音声の出力を行うように構成することもできる。

[0097] また、発言権状態提示制御部 12は、発言権管理部 11が携帯電話 40に発言権を付与した場合、当該携帯電話 40に対応付けられた音声データ (端末識別音声データ）の再生を指示する再生コマンドを他の携帯電話 40に対して送信する。

[0098] また、発言権状態提示制御部 12は、発話検知部 15が発話を検知した場合、それまでの音声データ (発言権取得可能状態提示音声データ、端末識別音声データ）の再生の停止を指示するコマンド、あるいは、上記音声データの再生の音量を低下させることを指示するコマンドを他の携帯電話 40に対して送信する。

[0099] また、発言権状態提示制御部 12は、音声データ (発言権取得可能状態提示音声データ、端末識別音声データ）の再生を指示する再生コマンドを携帯電話 40へ送信する際、音声データを記憶部 13より読み出して携帯電話 40へ送信する。また、発言権状態提示制御部 12は、音声認識部 16が認識した内容に基づいて、携帯電話 40 へ再生を指示する音声データを選択する。なお、音声データは CM (コマーシャル）であってもよい。

[0100] また、記憶部 13には、電子会議の参加者（あるいは参加者が操作する携帯電話）に対応付けられた端末識別音声 Z画像データ、発言権が觀こも付与されていない時 (待機時）に提示するための発言権取得可能状態提示音声/画像データ、 CM音声 Z画像データ等が格納されてレ、る。

[0101] 計時部 14は、タイマであり、発言権や発言優先権の制限時間等のカウントに利用される。 [0102] 発話検知部 15は、発言権が付与された携帯端末 40から受信した通話データから発話を検知する。発話検知部 15が発話を検知すると、発言権状態提示制御部 12は各携帯電話に音楽等の音声データの再生を停止させるコマンドを送信する。

[0103] 音声認識部 16は、発言権が付与された携帯電話 40からの通話データから発言の内容を認識する。例えば、音声認識部 16は、携帯電話から受信した通話データに基づいて音声認識を行い、発言内容を特定して、それに合った CMデータを選択する

[0104] 提示用データ作成部 17は、参加者の携帯電話で提示するための提示用データを作成する。例えば、参加者から提供された音楽データを、参加者が 1回の発言権で発言できる時間（制限時間）に合わせて終了するように加工したり、制限時間に近づくと再生速度が速くなる（あるいは、遅くなる）ように加工することによって、提示用の音楽データを作成する。提示用データ作成部 17が作成した提示用データは、どの携帯電話に発言権が付与されている時に提示すべきかを示した情報に関連づけて記憶部 13に格納される。提示用データは、あらかじめ携帯電話に格納させるために会議に先立って携帯電話に送信されてもよいし、再生すべき時に再生コマンドと共に携帯電話に送信されてもよい。

[0105] 以下、図 4〜図 11を参照しながら、 PoC通信システム 100における発言権報知機能のシーケンスを具体的に説明する。なお、報知の際に出力する音声を音楽として説明するが、それに限定されない。

[0106] 〔1〕発言権がどの携帯電話にも獲得されていない場合に、 PoCサーバから音楽データおよび再生コマンドを各携帯電話へ送信する

図 4は、上記 PoC通信システム 100の動作の一例を示すシーケンス図である。

[0107] 図 4に示すように、まず、携帯電話 Aにおいて、 PTTボタン 43aが押され、発言権獲得 Z解放部 61が発言権獲得要求を PoCサーバ 10へ送信する（S 101 )。

[0108] これに対して、 PoCサーバ 10では、発言権獲得要求を受信した発言権管理部 11 が携帯電話 Aに対して発言権を付与することを決定し、発言権の所在が携帯電話 A であることを示す発言権情報を携帯電話 Aへ送信する（S102)。

[0109] 次に、携帯電話 Aでは、発言権情報取得部 62が受信した発言権情報から自装置に発言権が付与されたことを検知して、ユーザに発言権が付与されたことを報知して、発話を PoCサーバ 10へ送信する。この発話は PoCサーバ 10を介して他の携帯電話 Bへ同報される（S103)。なお、発言権が付与されたことは、表示部 47、 LED48、音声出力部 45によりユーザに報知される。

[0110] 次に、携帯電話 Aにおいて、 PTTボタン 43aが解放されると、発言権獲得/解放部

61が発言権解放要求を PoCサーバ 10へ送信する（S 104)。

[0111] これに対して、 PoCサーバ 10では、発言権解放要求を受信した発言権管理部 11 が携帯電話 Aに付与されてレ、た発言権を解放することを決定し、発言権が携帯電話 Aから解放されたこと発言権情報を携帯電話 Aへ送信する（S105)。なお、このときの発言権情報の内容は、発言権がどの携帯電話にも付与されていないことを示すものであってもよい。

[0112] その後、 PoCサーバ 10は、どの携帯電話からも発言権の要求がなかった時、発言権状態提示制御部 12が、すべての携帯電話に、発言権がどの携帯電話にも獲得されてレ、なレ、ことを示す音楽データと、該音楽データの再生を指示する再生コマンド（提示制御命令）を送信する（S106、 S107)。なお、この音楽データはあらかじめ記憶部 13に格納されている。そして、各携帯電話では、発言権状態提示部 63が、受信した音楽データを音声出力部 45から出力する。また、 PoCサーバ 10は、どの携帯電話からも発言権の要求がないことを確認する際、計時部 14にて計時する所定時間だけ待つようにしてもよい。

[0113] その後、携帯電話 Bにおいて、 PTTボタン 43aが押されたとする。このとき、携帯電話 Bの発言権獲得 Z解放部 61が発言権獲得要求を PoCサーバ 10へ送信する（S 1 08)。これと同時に、携帯電話 Bでは、発言権状態提示部 63が、発言権がどの携帯電話にも獲得されてレ、なレ、ことを示す音楽データの再生を停止させる。

[0114] これに対して、 PoCサーバ 10では、発言権状態提示制御部 12が、携帯電話 B以外のすべての携帯電話に、発言権がどの携帯電話にも獲得されていないことを示す音楽データの再生を停止させることを指示する停止コマンド (提示制御命令）を送信する（S109)。なお、このとき、発言権管理部 11が、発言権が携帯電話 Bに付与されたことを示す発言権情報を携帯電話 B以外のすべての携帯電話に送信してもよい。 [0115] その後、 PoCサーバ 10は、発言権獲得要求を受信した発言権管理部 11が携帯電話 Bに対して発言権を付与することを決定し、発言権の所在が携帯電話 Bであることを示す発言権情報を携帯電話 Bへ送信する (S110)。

[0116] 次に、携帯電話 Bでは、発言権情報取得部 62が受信した発言権情報から自装置に発言権が付与されたことを検知して、ユーザに発言権が付与されたことを報知して、発話を PoCサーバ 10へ送信する。この発話は PoCサーバ 10を介して他の携帯電話 Bへ同報される（S111)。

[0117] なお、上述のように、発言権がどの携帯電話にも獲得されていない場合に、 PoCサーバ 10から音楽データとともに再生コマンド (提示制御命令)を各携帯電話へ送信してもよいが、再生コマンドの代わりに、発言権がいずれの携帯電話にも付与されていない状態であり、発言権を取得可能な状態であることを通知（状態通知、発言権情報 )してもよい。この場合、各携帯電話では、上記状態通知を受信することによって、発言権取得可能状態であることを検知して、状態通知と同時に受信した音楽データ (発言権取得可能状態提示音声データ)を再生することができる。

[0118] また同様に、上述のように、発言権がいずれかの携帯電話に獲得された場合に、それまでの音楽データ (発言権取得可能状態提示音声データ）の再生の停止（あるレ、は音量の低下）を指示するコマンド (提示制御命令）を PoCサーバ 10から各携帯電話へ送信してもよいが、コマンドの代わりに、発言権がいずれかの携帯電話に付与された状態であり、発言権を取得可能でない状態であることを通知（状態通知、発言権情報)してもよい。この場合、各携帯電話では、上記状態通知を受信することによって、発言権取得不可能状態であることを検知して、それまでの音楽データ (発言権取得可能状態提示音声データ）の再生を停止（あるいは音量の低下)することができる。

[0119] なお、発言権状態提示制御部 12が、再生 Z停止コマンドの代わりに、発言権の状態を送信する場合、発言権管理部 11による発言権情報の送信は省略してもよレ、。

[0120] 〔2〕発言権がどの携帯電話にも獲得されていない場合に、 PoCサーバから音楽データの再生コマンドのみを各携帯電話へ送信する

図 5は、上記 PoC通信システム 100の動作の一例を示すシーケンス図である。

[0121] 図 5に示すように、まず、携帯電話 Aが発言権を獲得して、通話を行い、発言権を解放するまでのシーケンス（S121〜S125)は、〔1〕の S101〜S105と同じである。

[0122] 次に、 PoCサーバ 10は、どの携帯電話からも発言権の要求がなかった時、発言権状態提示制御部 12が、すべての携帯電話に、発言権がどの携帯電話にも獲得されてレ、なレ、ことを示す音楽データの再生を指示する再生コマンド (提示制御命令）を送信する（S126、 S127)。この音楽データはあらかじめ各携帯電話の記憶部 50に格納されている。そして、各携帯電話では、発言権状態提示部 63が、指示された音声データ (発言権取得可能状態提示音声データ）を記憶部 50から読み出して音声出力部 45から出力する。なお、 PoCサーバ 10は、どの携帯電話からも発言権の要求がないことを確認する際、計時部 14にて計時する所定時間だけ待つようにしてもよい。

[0123] その後、携帯電話 Bにおいて、 PTTボタン 43aが押されたとする。このとき、携帯電話 Bの発言権獲得/解放部 61が発言権獲得要求を PoCサーバ 10へ送信する（S 1 28)。これと同時に、携帯電話 Bでは、発言権状態提示部 63が、発言権がどの携帯電話にも獲得されてレ、なレ、ことを示す音楽データの再生を停止させる。

[0124] これに対して、 PoCサーバ 10では、発言権状態提示制御部 12が、携帯電話 B以外のすべての携帯電話に、発言権がどの携帯電話にも獲得されていないことを示す音楽データの再生を停止させることを指示する停止コマンド (提示制御命令）を送信する。また、発言権管理部 11が、発言権が携帯電話 Bに付与されたことを示す発言権情報を携帯電話 B以外のすべての携帯電話に送信する (S129)。

[0125] その後、携帯電話 Bが発言権を獲得して、通話を行うシーケンス（S130〜S131) は、〔1〕の S110〜S111と同じである。

[0126] なお、上述のように、発言権がどの携帯電話にも獲得されていない場合に、 PoCサーバ 10から音楽データの再生コマンドを各携帯電話へ送信してもよいが、再生コマンド (提示制御命令）の代わりに、発言権がいずれの携帯電話にも付与されていない状態であり、発言権を取得可能な状態であることを通知（状態通知、発言権情報)してもよい。この場合、各携帯電話では、上記状態通知を受信することによって、発言権取得可能状態であることを検知して、あらかじめ各携帯電話の記憶部 50に格納されてレ、る音楽データ (発言権取得可能状態提示音声データ）を再生することができる [0127] また同様に、上述のように、発言権がいずれかの携帯電話に獲得された場合に、それまでの音楽データ (発言権取得可能状態提示音声データ）の再生の停止 (あるレ、は音量の低下）を指示するコマンド (提示制御命令）を PoCサーバ 10から各携帯電話へ送信してもよいが、コマンドの代わりに、発言権がいずれかの携帯電話に付与された状態であり、発言権を取得可能でない状態であることを通知（状態通知、発言権情報)してもよい。この場合、各携帯電話では、上記状態通知を受信することによって、発言権取得不可能状態であることを検知して、それまでの音楽データ (発言権取得可能状態提示音声データ）の再生を停止（あるいは音量の低下)することができる。

[0128] なお、発言権状態提示制御部 12が、再生/停止コマンドの代わりに、発言権の状態を送信する場合、発言権管理部 11による発言権情報の送信は省略してもよレ、。

[0129] 〔3〕携帯電話は自身が発言権を開放後、自身を含むレ、ずれの携帯電話にも発言権が付与されない場合、音楽データを再生する

図 6は、上記 PoC通信システム 100を構成する携帯電話 40の動作の一例を示すフローチャートである。

[0130] 図 6に示すように、まず、携帯電話が発言権を獲得して、通話を行い、発言権を解放するまでのシーケンス（S141〜S145)は、〔1〕の S101〜S105と同じである。

[0131] 次に、携帯電話は、発言権情報取得部 62が PoCサーバ 10から他の携帯電話に発言権が付与されたことを示す発言権情報を受信すると（S146で YES)、 PTT受信モードに移行して、発言権を獲得した付他の携帯電話からの通話を受信する（S147) 。なお、携帯電話は、発言権情報の受信を、計時部 51にて計時する所定時間だけ待つようにしてもよい。

[0132] 一方、発言権情報取得部 62が PoCサーバ 10から他の携帯電話に発言権が付与されたことを示す発言権情報を受信しな力つた場合 (S146で N〇）、発言権状態提示部 63が、発言権がどの携帯電話にも獲得されていないことを示す音楽データを再生する（S148)。この音楽データはあらかじめ各携帯電話の記憶部 50に格納されている。その後、上記音楽データの再生中に、発言権情報取得部 62が PoCサーバ 10 力も他の携帯電話に発言権が付与されたことを示す発言権情報を受信すると (S149 で YES)、発言権状態提示部 63が、上記音楽データの再生を停止し (S150)、 PTT 受信モードに移行して、発言権を獲得した付他の携帯電話からの通話を受信する (S 147)。

[0133] なお、上記のフローは、携帯電話が自身が発言権を開放後、自身を含むいずれの携帯電話にも発言権が付与されない場合のほか、他の携帯電話力もの最後の通信を受信後、自身を含むいずれの携帯電話にも発言権が付与されない場合にも適用できる。

[0134] 〔4〕いずれかの携帯電話に発言権が付与されている時、他の携帯電話では、発言権が付与されている携帯電話に応じた音楽データを再生する

図 7は、上記 PoC通信システム 100の動作の一例を示すシーケンス図である。

[0135] 図 7に示すように、まず、会議招集者の携帯電話 Aが、会議呼びかけのメールを、 P oCサーバ 10経由で参加予定者の携帯電話 Bへ送信する（S161)。このメールには、携帯電話 Aに発言権が付与されている時に、他の携帯電話で再生する音楽データが添付されている。そして、会議呼びかけのメールを受信した携帯電話 Bでは、添付の音楽データを携帯電話 Aの識別情報 (あるいは、携帯電話 Aのユーザの識別情報 )と対応付けて記憶部 50に格納する。

[0136] 次に、会議に参加する者の携帯電話 Bが、回答メールを、 PoCサーバ 10経由で参加予定者の携帯電話へ送信する（S162)。このメールには、携帯電話 Bに発言権が付与されている時に、他の携帯電話で再生する音楽データが添付されている。そして、携帯電話 Bから音楽データを受信した他の携帯電話では、音楽データを携帯電話 Bの識別情報 (あるいは、携帯電話 Bのユーザの識別情報）と対応付けて記憶部 5 0に格納する。

[0137] 会議が始まると、携帯電話 Aにおいて、 PTTボタン 43aが押され、発言権獲得/解放部 61が発言権獲得要求を PoCサーバ 10へ送信する（S 163)。

[0138] これに対して、 PoCサーバ 10では、発言権獲得要求を受信した発言権管理部 11 が携帯電話 Aに対して発言権を付与することを決定し、発言権の所在が携帯電話 A であることを示す発言権情報を携帯電話 Aへ送信する（S164)。このとき、 PoCサーバ 10は、発言権状態提示制御部 12が、他の携帯電話 Bに対して、携帯電話 Aに発言権が付与されている際に再生すべき音楽データを再生することを指示するコマンド (音楽再生コマンド)を送信する (S165)。一方、携帯電話 Bでは、上記音楽再生コマンドを受信した発言権状態提示部 63が、携帯電話 Aに対応付けられた音楽データを記憶部 50から読み出して再生する。なお、上記音楽再生コマンドとともに、発言権が携帯電話 Aに付与されたことを示す発言権情報が、 PoCサーバ 10から携帯電話 Bへ送信されてもよい。

[0139] つづいて、 PoCサーバ 10は、携帯電話 Aに発言権が付与されている状態で、携帯電話 Aから発話のデータを検知すると、通話データを送信する前に、他の携帯電話 Bに音楽データの再生を停止させる。具体的には、 PoCサーバ 10において、発話検知部 15が携帯電話 Aより受信した通話データからユーザの発話を検知すると（S166 )、発言権状態提示制御部 12が他の携帯電話 Bに携帯電話 Aに対応付けられた音楽データの再生を停止させることをコマンド（音楽停止コマンド）を送信する（S167)。そして、この音楽停止コマンドを受信した携帯電話 Bは、発言権状態提示部 63が音楽データの再生を停止する。その後、 PoCサーバ 10から携帯電話 Bへ通話データが配信される（S168)。

[0140] その後、携帯電話 Aが発言権を解放するシーケンス（S169〜S170)は、〔1〕の S1 04〜S105と同じである。

[0141] なお、 PoCサーバ 10の発話検知部 15が発話を検知した際、音楽停止コマンドを送信する代わりに、音量を小さくするコマンドを送信してもよい。この場合、発言中にも音楽データが BGMとして再生される。また、各携帯端末に対応する音楽データを、それぞれの携帯端末で保持するのではなぐ PoCサーバ 10がー括して記憶部 13に格納しておき、音楽再生コマンドを送信する時に発言者に応じた音楽データも送信するようにしてもよい。

[0142] また、上記のステップ S165では、 PoCサーバ 10から音楽再生コマンドを送信し、携帯電話 Bにおいて、音楽再生コマンドで指示されている音楽データを再生した。しかし、 PoCサーバ 10から音楽再生コマンドを送信せず、携帯電話 Aに対して発言権が付与されたことを示す発言権情報のみを携帯電話 Bへ送信するようにしてもよい。この場合、携帯電話 Bでは、発言権情報取得部 (発言権情報取得手段) 62が受信した発言権情報から、発言権状態提示部 (発言権状態提示手段) 63が、発言権が付与されているのが携帯電話 Aであることを特定して、携帯電話 Aに対応付けられた音楽データを記憶部 50から読み出して再生する。

[0143] なお、上述のように、いずれかの携帯電話に発言権が付与されている時、該携帯電話に応じた音楽データを再生することを指示する再生コマンド (提示制御命令)を PoCサーバ 10から各携帯電話へ送信してもよいが、再生コマンドの代わりに、発言権が付与された携帯電話の端末識別子 (装置 IDやユーザ名、発言権情報)を送信してもよレ、。この場合、各携帯電話では、上記端末識別子を受信することによって、発言権が付与された携帯電話を検知して、あらかじめ各携帯電話の記憶部 50に格納されている音楽データ (端末識別音声データ）を再生することができる。なお、発言権状態提示制御部 12が、再生コマンドの代わりに、発言権が付与された携帯電話の端末識別子を送信する場合、発言権管理部 11による発言権情報の送信は省略してもよい。

[0144] 〔5〕発言権に制限時間を設定しておき、制限時間になると自動的に発言権を次の参加者に付与する

図 8は、上記 PoC通信システム 100の動作の一例を示すシーケンス図である。

[0145] 図 8に示すように、まず、会議招集者の携帯電話 Aが、会議呼びかけのメールを Po Cサーバ 10へ送信する（S181)。このメールには、携帯電話 Aに発言権が付与されている時に、他の携帯電話で再生する音楽データが添付されている。

[0146] 次に、 PoCサーバ 10では、携帯電話 Aから受信した音楽データを、提示用データ作成部 17が、参加者が 1回の発言権で発言できる時間（制限時間）に合わせて終了するように、かつ/または、制限時間に近づくと再生速度が速くなるように加工する。そして、発言権状態提示制御部 12が、携帯電話 Aから受信した会議呼びかけのメールに上記加工後の音楽データを添付して携帯電話 Bに送信する（S182)。そして、会議呼びかけのメールを受信した携帯電話 Bでは、添付の音楽データを携帯電話 A の識別情報 (あるいは、携帯電話 Aのユーザの識別情報）と対応付けて記憶部 50に格納する。

[0147] 次に、会議に参加する者の携帯電話 Bが、回答メールを PoCサーバ 10へ送信する

(S183)。このメールには、携帯電話 Bに発言権が付与されている時に、他の携帯電話で再生する音楽データが添付されてレ、る。

[0148] 次に、 PoCサーバ 10では、携帯電話 A力も受信した音楽データと同様に、提示用データ作成部 17が携帯電話 Bから受信した音楽データを加工し、発言権状態提示制御部 12が加工後の音楽データを携帯電話 Bから受信した回答メールに添付して、他の携帯電話へ送信する (S 184)。そして、回答メールを受信した携帯電話では、添付の音楽データを携帯電話 Bの識別情報 (あるいは、携帯電話 Bのユーザの識別情報)と対応付けて記憶部 50に格納する。

[0149] 会議が始まると、携帯電話 Aにおいて、 PTTボタン 43aが押され、発言権獲得/解放部 61が発言権獲得要求を PoCサーバ 10へ送信する（S 185)。

[0150] これに対して、 PoCサーバ 10では、発言権獲得要求を受信した発言権管理部 11 が携帯電話 Aに対して発言権を付与することを決定し、発言権の所在が携帯電話 A であることを示す発言権情報を携帯電話 Aへ送信する（S186)。なお、携帯電話 A 以外の携帯電話 Bに対しても、発言権が携帯電話 Aに付与されたことを示す発言権情報を、 PoCサーバ 10から携帯電話 Bへ送信してもよい。

[0151] このとき、 PoCサーバ 10では、発言権状態提示制御部 12が、携帯電話 Aを含むすベての携帯電話に対して、携帯電話 Aに発言権が付与されている際に再生すべき音楽データを再生することを指示するコマンド (音楽再生コマンド）を送信する（S186 、 S187)。一方、携帯電話 Aを含むすべての携帯電話では、上記音楽再生コマンドを受信した発言権状態提示部 63が、携帯電話 Aに対応付けられた音楽データを記憶部 50から読み出して再生する。

[0152] 次に、 PoCサーバ 10は、計時部 14にて携帯電話 Aに発言権を付与してからの時間を計測し、携帯電話 Aに付与された発言権の制限時間になると、発言権管理部 11 、携帯電話 Aに付与されていた発言権を解除するとともに、次の発言者の携帯電話 Bに対して発言権を付与することを決定し、発言権の所在が携帯電話 Bであることを示す発言権情報を携帯電話 Bへ送信する（S189)。なお、他の携帯電話に対しても、発言権が携帯電話 Bに付与されたことを示す発言権情報を、 PoCサーバ 10から送信してもよい。

[0153] このとき、 PoCサーバ 10では、発言権状態提示制御部 12が、携帯電話 Bを含むすベての携帯電話に対して、携帯電話 Bに発言権が付与されている際に再生すべき音楽データを再生することを指示するコマンド (音楽再生コマンド）を送信する（S 189、 S190)。一方、携帯電話 Bを含むすべての携帯電話では、上記音楽再生コマンドを受信した発言権状態提示部 63が、携帯電話 Bに対応付けられた音楽データを記憶部 50から読み出して再生する。

[0154] 上記シーケンスでは、 PoCサーバ 10において、参加者が 1回の発言権で発言できる時間（制限時間）があらかじめ設定されている。 PoCサーバ 10は設定された制限時間に従い、各参加者から提供された音声データ (端末識別音声データ)から制限時間に終了するように音楽データを加工する。例えば、制限時間が 1分と設定されていたら、 1分で終了する音楽データに加工する。

[0155] さらに、制限時間に終了する音楽データに加工する際、制限時間に近づくと再生速度が速くなるようにしてもよい。例えば、制限時間の 10秒位前から少しずつ再生速度を上げる。これにより、音楽の速度が速くなつたら、自分の時間があと少しだということが分力りやすくなる。

[0156] また、上記シーケンスの場合、 PoCサーバ 10で設定された制限時間（タイムアウト時間）内に終了する音楽データを、参加者から登録された音楽データを基に作成し、各携帯電話に配布している。そのため、制限時間になると音楽データの再生が自動的に停止するので、携帯電話へ音楽停止コマンドを送信していない。もちろん、制限時間になった時に停止コマンドを携帯電話へ送信して、音楽データの再生を停止させることも可肯である。

[0157] なお、上記シーケンスでは、発言者が自身の発言中に再生される音楽を自分で提供する場合であったため、 PoCサーバ 10が音楽データの加工を行った。しかし、 Po Cサーバ 10にあらかじめ用意した音楽データを共通に使用する場合、参加者が制限時間に合わせた音楽データを提供する場合、速度変更を行わない場合などには、 P oCサーバ 10における音楽データ加工の処理は省略できる。

[0158] また、各携帯端末に対応する音楽データを、それぞれの携帯端末で保持するのではなぐ PoCサーバ 10がー括して記憶部 13に格納しておき、音楽再生コマンドを送信する時に発言者に応じた音楽データも送信するようにしてもよい。 [0159] また、 PoCサーバ 10の発言権管理部 11が発言権を付与する携帯電話を決定する方法は会議の目的等に応じて適宜選択可能である。例えば、発言権を与える順番をあらかじめ設定してぉレ、てもよレ、し、発言権の付与時に未発言者から選択してもよレ、

[0160] なお、上記とは別に、音楽データ再生ではなぐ制限時間までの残り時間を音声で幸艮失口させるようにしてもよレ、。

[0161] 〔6〕発言権の付与後、発言するまでの時間を設定しておき、その時間までに発言がないと自動的に発言権を次の参加者に付与する

図 9は、上記 PoC通信システム 100の動作の一例を示すシーケンス図である。

[0162] 図 9に示すように、まず、携帯電話 Aにおいて、 PTTボタン 43aが押され、発言権獲得/解放部 61が発言権獲得要求を PoCサーバ 10へ送信する（S 201 )。

[0163] これに対して、 PoCサーバ 10では、発言権獲得要求を受信した発言権管理部 11 が携帯電話 Aに対して発言権を付与することを決定し、発言権の所在が携帯電話 A であることを示す発言権情報を携帯電話 Aへ送信する（S202)。なお、携帯電話 A 以外の携帯電話 Bに対しても、発言権が携帯電話 Aに付与されたことを示す発言権情報を、 PoCサーバ 10から携帯電話 Bへ送信してもよい。

[0164] このとき、 PoCサーバ 10では、発言権状態提示制御部 12が、携帯電話 Aを含むすベての携帯電話に対して、携帯電話 Aに発言権が付与されている際に再生すべき音楽データを再生することを指示するコマンド (音楽再生コマンド）を送信する（S202 、 S203)。一方、携帯電話 Aを含むすべての携帯電話では、上記音楽再生コマンドを受信した発言権状態提示部 63が、携帯電話 Aに対応付けられた音楽データを記憶部 50から読み出して再生する。

[0165] 次に、 PoCサーバ 10は、発言権情報を携帯電話 Aへ送信した時に、計時部 14にて計時を開始する。そして、発話検知部 15にて、所定の時間 (発話待ち時間）内に携帯電話 Aからの通話データに発話が検知された場合 (S204)、発言権状態提示制御部 12が、携帯電話 Aを含むすべての携帯電話に対して、音楽データの再生を停止させること指示するコマンド（音楽停止コマンド）を送信する（S205、 S206)。その後、携帯電話 Aが通話を行い、発言権を解放するまでのシーケンス（S207〜S20 9)は、〔1〕の S103〜S105と同じである。

[0166] 一方、発話検知部 15にて、所定の時間内に携帯電話 Aからの通話データに発話が検知されなかった場合には、発言権状態提示制御部 12は、次に発言権を付与する携帯電話を決定する。

[0167] なお、上記とは別に、音楽データ再生ではなぐ制限時間までの残り時間を音声で幸艮失口させるようにしてもよレ、。

[0168] 〔7〕発言優先権を所定時間ずつ、付与する携帯電話を順番に変更しながらすべての携帯電話に与え、発言優先権を有する期間に発言権獲得要求を送信した携帯電話に発言権を付与する

図 10は、上記 PoC通信システム 100の動作の一例を示すシーケンス図である。

[0169] 図 10に示すように、まず、 PoCサーバ 10では、発言権管理部 11が、発言優先権を与える携帯電話として携帯電話 Aを選択し、発言優先権の所在が携帯電話 Aであることを示す発言権情報を携帯電話 Aへ送信する（S221)。このとき、 PoCサーバ 10 では、発言権状態提示制御部 12が、携帯電話 Aを含むすべての携帯電話に対して、携帯電話 Aに発言優先権が付与されてレ、る際に再生すべき音楽データを再生することを指示するコマンド (音楽再生コマンド)を送信する（S222、 S223)。一方、携帯電話 Aを含むすべての携帯電話では、上記音楽再生コマンドを受信した発言権状態提示部 63が、携帯電話 Aに対応付けられた音楽データを記憶部 50から読み出して再生する。なお、上記音楽再生コマンドとともに、発言優先権が携帯電話 Aに付与されたことを示す発言権情報を、 PoCサーバ 10から携帯電話 A以外の携帯電話へ送信してもよい。

[0170] 次に、 PoCサーバ 10は、発言権情報を携帯電話 Aへ送信した時に、計時部 14にて計時を開始する。そして、発言権管理部 11が所定の時間 (発言優先時間）内に携帯電話 Aから発言権獲得要求を受信しなければ、上記発言優先時間の経過後に、発言権状態提示制御部 12が、携帯電話 Aを含むすべての携帯電話に対して、音楽データの再生を停止させること指示するコマンド（音楽停止コマンド）を送信する（S2

24、 S225)。

[0171] つづいて、 PoCサーバ 10では、発言権管理部 11が、次に発言優先権を与える携帯電話として携帯電話 Bを選択し、発言優先権の所在が携帯電話 Bであることを示す発言権情報を携帯電話 Bへ送信する（S226)。このとき、 PoCサーバ 10では、発言権状態提示制御部 12が、携帯電話 Bを含むすべての携帯電話に対して、携帯電話 Bに発言優先権が付与されている際に再生すべき音楽データを再生することを指示するコマンド (音楽再生コマンド）を送信する（S227、 S228)。一方、携帯電話 Bを含むすべての携帯電話では、上記音楽再生コマンドを受信した発言権状態提示部 63 力携帯電話 Bに対応付けられた音楽データを記憶部 50から読み出して再生する。なお、上記音楽再生コマンドとともに、発言優先権が携帯電話 Bに付与されたことを示す発言権情報を、 PoCサーバ 10から携帯電話 B以外の携帯電話へ送信してもよい。

[0172] 次に、 PoCサーバ 10は、発言権情報を携帯電話 Bへ送信した時に、計時部 14にて計時を開始する。ここで、発言権情報を携帯電話 Bは、発言優先権が付与されたことを示す発言権情報を受信してから、所定の時間 (発言優先時間）内に発言権獲得要求を送信すれば、発言権を獲得できる。

[0173] そして、携帯電話 Bにおいて、 PTTボタン 43aが押され、発言権獲得/解放部 61 が発言権獲得要求を PoCサーバ 10へ送信したとする（S229)。このとき、 PoCサーバ 10では、発言権状態提示制御部 12が、携帯電話 Bを含むすべての携帯電話に対して、音楽データの再生を停止させること指示するコマンド（音楽停止コマンド）を送信する（S230、 S231)。また、 PoCサーバ 10では、発言権獲得要求を受信した発言権管理部 11が携帯電話 Bに対して発言権を付与することを決定し、発言権の所在が携帯電話 Bであることを示す発言権情報を携帯電話 Bへ送信する（S232)。なお、携帯電話 B以外の携帯電話に対しても、発言権が携帯電話 Bに付与されたことを示す発言権情報を、 PoCサーバ 10から送信してもよい。これにより、携帯電話 Bは他の携帯電話と通話することができる（S232)。

[0174] 〔8〕直前の発言から PoCサーバが会話内容を判断し、発言権がどの携帯電話にも獲得されていない場合に、 PoCサーバから発言内容に応じた CMデータおよび再生コマンドを各携帯電話へ送信する

図 11は、上記 PoC通信システム 100の動作の一例を示すシーケンス図である。 [0175] 図 11に示すように、まず、携帯電話 Aが発言権を獲得して、通話を行い、発言権を解放するまでのシーケンス（S241〜S245)は、〔1〕の S101〜S105と同じである。

[0176] ただし、本シーケンスでは、携帯電話 Aが発言している時、 PoCサーバ 10において、音声認識部 16が、携帯電話 Aから受信した通話データに基づいて音声認識を行レ、、発言内容を特定して、それに合った CMデータを選択する。

[0177] そして、携帯電話 Aが発言権を解放した後、 PoCサーバ 10では、どの携帯電話からも発言権の要求がなかった時、発言権状態提示制御部 12が、すべての携帯電話に、上記選択され、記憶部 13より読み出された CMデータと、該 CMデータの再生を指示する再生コマンド（提示制御命令）を送信する（S246、 S247)。なお、この CM データはあら力じめ記憶部 13に格納されている力スポンサーサイト等からストリーミング配信されるような仕組みを用いてもよい。そして、各携帯電話では、発言権状態提示部 63が、受信した CMデータを音声出力部 45から出力する。また、 PoCサーバ 10は、携帯電話からの発言権の受信を、計時部 14にて計時する所定時間だけ待つようにしてもよレ、。

[0178] その後、携帯電話 Bにおいて、 PTTボタン 43aが押されたとする。このとき、携帯電話 Bの発言権獲得/解放部 61が発言権獲得要求を PoCサーバ 10へ送信する（S 2 48)。これと同時に、携帯電話 Bでは、発言権状態提示部 63が、 CMデータの再生を停止させる。

[0179] これに対して、 PoCサーバ 10では、発言権状態提示制御部 12が、携帯電話 B以外のすべての携帯電話に、 CMデータの再生を停止させることを指示する停止コマンド (提示制御命令）を送信する（S109)。なお、このとき、発言権管理部 11が、発言権が携帯電話 Bに付与されたことを示す発言権情報を携帯電話 B以外のすべての携帯電話に送信してもよい。

[0180] その後、 PoCサーバ 10は、発言権獲得要求を受信した発言権管理部 11が携帯電話 Bに対して発言権を付与することを決定し、発言権の所在が携帯電話 Bであることを示す発言権情報を携帯電話 Bへ送信する（S250)。これにより、携帯電話 Bは他の携帯電話と通話することができる（S251)。

[0181] 上記シーケンスでは、 CMデータを PoCサーバ 10から各携帯電話へ再生コマンドとともに送信したが、 CMデータを各携帯電話に格納しておき、 PoCサーバ 10から各携帯電話へは再生コマンドのみを送信するように構成することもできる。

[0182] また、参加者の嗜好情報を会議呼びかけのメールに対する回答メールで収集し、該収集した嗜好情報に基づいて、 CMを選択してもよい。

[0183] また、 PoCサーバ 10が会話内容を判断し、発言内容に応じた CMデータおよび再生コマンドを各携帯電話へ送信する機能を利用することにより、次のような CM配信が可能となる。

[0184] まず、携帯電話において発言内容から嗜好情報を抽出し、その抽出された嗜好情報を携帯電話から PoCサーバ 10に送信する。そして、電子会議の際、 PoCサーバ 1 0は、携帯電話から受信した嗜好情報に基づいて、発言内容に関連する適切な CM データを送信する、あるいは、送信する CMデータを簡略なものとし、詳細な CMのぺージの URL (Uniform Resource Locator)とともに携帯電話へ送信する。これにより、参加者が会議終了後に詳細な CMを参照することが可能となる。

[0185] ここで、携帯電話では、 CMデータの 1回目の再生時には再生を中断しないように発言権の受付を制限し、 2回目以降の再生時には発言権を随時受付けて、中断も許容してもよい。こうすることで、 CMデータを最低 1回はユーザに提示することができる。また、 2回目以降の再生時には中断されずに再生された回数をカウントして、広告料などに反映できるようにしてもょレ、。

[0186] なお、本実施の形態の PoC通信システム 100では、音楽を会議を呼びかけた人が設定してもよレ、。また、音楽を参加者のリクエストによって設定してもよいし、参加者の多数決で決定してもよい。また、音楽は一旦停止した箇所から続けて再生してもよい。また、携帯電話のプレゼンス状態に応じて音楽再生有無を決定 (スピーカフォン状態であれば画面を見ているから音楽を流さなレ、、等）してもよい。記憶部 13、または Zおよび記憶部 50に格納される音楽データはデータ配信サービス等から事前にダゥンロードしたものが使用されていもよい。もしくは、ストリーミングデータを使用する場合には、各ユーザが指定したデータ配信用サービスサイトのアドレスを記憶部 50に記憶しておき、音楽再生コマンドや状態通知をトリガに各携帯電話が記憶してぉレ、たデータ配信サイトにアクセスし、データをストリーミング再生するようにしても良レ、。なお、音声データをダウンロードして利用する場合、参加者の通信状態やダウンロードするコンテンツの料金等を考慮して一人の参加者から音声データを配布するような仕組みとしてもよい。さらに、 CMは会議を呼びかけた人の属性、グノレープの属性、あるいは通信中の話題等に合わせて再生するようにしてもよい。さらに、再生される回数によって CMの内容を変更する、または通信料に変化を持たせる、などとしてもよい。

[0187] また、音声データはインターネットラジオのようなボイスデータであってもよレ、。ボイスデータである場合には、参加者による発言と誤解されないために、ボイスデータである旨を表す報知 (音、表示、振動等）を行うことが望ましい。なお、端末識別音声データは各発言者ほたは発言者が操作する端末）に対応した音楽であることは上述した力発言権取得可能状態提示音声データも各発言者 (または発言者が操作する端末）に対応した音声データとすることも可能である。

[0188] また、 PoCサーバ 10において、携帯電話から受信した通話データに基づいて音声認識を行い、発言内容を特定して、それに応じた制御を行う場合、電子会議の参加者からあらかじめ、 PoCサーバ 10において発言内容を認識することに対する合意を得るようにしてもよい。例えば、電子会議の参加者全員が合意した場合にのみ発言内容に応じた制御を行うようにしてもよいし、合意した参加者の発言のみを認識して、内容に応じた制御を行うようにしてもょレ、。

[0189] また、通話データから発言の内容を認識する音声認識は、上述のように PoCサーノ 10において行ってもょレ、が、各携帯電話において行ってもよレ、。そして、このように、各携帯電話において、通話データに基づいて音声認識し、発言内容を特定して、それに応じた制御を場合、携帯電話毎に異なる制御を行うことが可能となる。

[0190] 本発明は上述した実施形態に限定されるものではなぐ請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。

[0191] なお、本発明に係る電子会議システムは、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムであって、上記端末装置、上記電子会議管理装置のいずれかが、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態を検知したとき、上記端末装置、上記電子会議管理装置のいずれかが、上記状態を示す発言権取得可能状態提示音声を上記端末装置にて出力する発言権状態提示制御手段を備えることを特徴としている。

[0192] また、本発明に係る電子会議システムは、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備え、上記端末装置、上記電子会議管理装置のいずれかが、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態を検知したとき、上記端末装置、上記電子会議管理装置のいずれかが、上記状態を示す発言権取得可能状態提示音声を上記端末装置にて出力する発言権状態提示制御手段を備えることを特徴としてレ、る。

[0193] 上記の構成により、電子会議の際、端末装置、電子会議管理装置のいずれかが、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態を検知したとき、端末装置、電子会議管理装置のいずれかが、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態を示す発言権取得可能状態提示音声を端末装置にて出力する。よって、参加者は発言権の獲得を要求できる期間に、そのことを音声で確認できる。なお、端末装置が出力する音声の発言権取得可能状態提示音声データは、端末装置にあらかじめ格納されていてもよいし、外部からストリーミングデータとして取得してもよい。

[0194] また、本発明に係る電子会議システムは、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムであって、上記電子会議管理装置は、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であるとき、上記状態を示す発言権取得可能状態提示音声の出力を指示する出力コマンドを端末装置へ送信する発言権状態提示制御手段を備えることを特徴としている。

[0195] また、本発明に係る電子会議管理装置は、相互に通信可能な複数の端末装置のいずれかに発言権を付与する電子会議管理装置であって、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であるとき、上記状態を示す発言権取得可能状態提示音声の出力を指示する出力コマンドを端末装置へ送信する発言権状態提示制御手段を備えることを特徴としてレ、る。

[0196] また、本発明に係る電子会議管理方法は、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムにおける電子会議管理方法であって、上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段が、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であるとき、上記状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力を指示する出力コマンドを端末装置へ送信することを特徴としてレヽる。

[0197] 上記の構成により、電子会議の際、上記電子会議管理装置は、発言権がいずれの端末装置にも付与されていないとき、その旨を示す発言権取得可能状態提示音声の出力を指示する出力コマンドを端末装置へ送信する。よって、参加者の端末装置では、発言権がいずれの端末装置にも付与されていないときに、その旨を示す、すなわち、発言権が取得可能であることを示す発言権取得可能状態提示音声を出力することができる。したがって、参加者は発言権の獲得を要求できる期間に、そのことを音声で確認できる。

[0198] また、本発明に係る電子会議システムは、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムであって、上記電子会議管理装置は、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であるとき、上記状態を端末装置へ通知することにより、該端末装置において上記状態を示す発言権取得可能状態提示音声を出力させる発言権状態提示制御手段を備えることを特徴としてレ、る。

[0199] また、本発明に係る電子会議管理装置は、相互に通信可能な複数の端末装置のいずれかに発言権を付与する電子会議管理装置であって、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であるとき、上記状態を端末装置へ通知することにより、該端末装置において、上記状態を示す発言権取得可能状態提示音声を出力させる発言権状態提示制御手段を備えることを特徴としている。

[0200] また、本発明に係る電子会議管理方法は、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムにおける電子会議管理方法であって、上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段が、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であるとき、上記状態を端末装置へ通知することにより、端末装置において、上記状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声を出力させることを特徴としている。 [0201] 上記の構成により、電子会議の際、上記電子会議管理装置は、発言権がいずれの端末装置にも付与されていないとき、その旨を端末装置へ通知する。よって、参加者の端末装置では、発言権がいずれの端末装置にも付与されていないことの通知を受信したとき、その旨を示す、すなわち、発言権が取得可能であることを示す発言権取得可能状態提示音声を出力することができる。したがって、参加者は発言権の獲得を要求できる期間に、そのことを音声で確認できる。

[0202] さらに、本発明に係る電子会議システムは、上記発言権状態提示制御手段は、上記発言権取得可能状態提示音声を、上記出力コマンドとともに端末装置へ送信することを特徴としている。

[0203] 上記の構成により、さらに、電子会議の際、上記電子会議管理装置は、発言権取得可能状態提示音声を、上記出力コマンドとともに端末装置へ送信することができる。よって、発言権取得可能状態提示音声データを、端末装置にあらかじめ記憶しておく必要がない。

[0204] さらに、本発明に係る電子会議システムは、上記端末装置は、上記発言権取得可能状態提示音声データを記憶部から読み出して再生する発言権状態提示手段を備えることを特徴としている。

[0205] 上記の構成により、さらに、電子会議の際、上記端末装置は、上記発言権取得可能状態提示音声データを記憶部から読み出して再生することができる。よって、発言権取得可能状態提示音声データを、端末装置にあらかじめ記憶しておくことができるので、出力の度に、電子会議管理装置等の外部から取得する必要がない。

[0206] さらに、本発明に係る電子会議システムは、上記端末装置における発言権取得可能状態提示音声の出力は、発言権がレ、ずれの端末装置にも付与されてレ、なレ、状態がー定時間経過してから行われることを特徴としている。

[0207] 上記の構成により、さらに、端末装置における発言権取得可能状態提示音声の出力を、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態が一定時間経過して力行うことができる。これにより、発言権が変わるときには必ず空き状態が生じるが、一定時間経過後に音声を出力するため、数秒の音声がぶつぶつ挿入されることを防止すること力 Sできる。 [0208] また、本発明に係る電子会議システムは、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムであって、上記電子会議管理装置は、いずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信した場合、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力の停止を指示するコマンド、あるいは、上記発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させることを指示するコマンドを他の端末装置に対して送信する発言権状態提示制御手段を備えることを特徴としている。

[0209] また、本発明に係る電子会議管理装置は、相互に通信可能な複数の端末装置のレ、ずれかに発言権を付与する電子会議管理装置であって、 V、ずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信した場合、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力の停止を指示するコマンド、あるいは、上記発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させることを指示するコマンドを他の端末装置に対して送信する発言権状態提示制御手段を備えることを特徴としてレ、る。

[0210] また、本発明に係る電子会議管理方法は、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムにおける電子会議管理方法であって、上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段が、いずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信した場合、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力の停止を指示するコマンド、あるいは、上記発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させることを指示するコマンドを他の端末装置に対して送信することを特徴としている。

[0211] 上記の構成により、電子会議の際、上記電子会議管理装置は、いずれかの端末装置力発言権獲得要求を受信した場合、発言権がレ、ずれの端末装置にも付与されていない状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力の停止を指示するコマンド、あるいは、発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させることを指示するコマンドを他の端末装置に対して送信する。よって、他の端末装置では、発言権取得可能状態提示音声の出力が停止したこと、あるいは、発言権取得可能状態提示音声の出力の音量が低下したことによって、誰かに発言権が付与されたことが確認できるとともに、音声に妨げられずに発言を聞くことができる。

[0212] なお、発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させた場合には、発言権取得可能状態提示音声は BGM的に出力されることになる。また、電子会議管理装置からのコマンドに従って停止あるいは音量が低下させられる、端末装置における発言権取得可能状態提示音声の出力は、後述するように電子会議管理装置からの出力コマンドに従って開始されたものであってもょレ、が、それ以外のトリガ、例えば、端末装置のユーザの指示によって開始されたものであってもよい。

[0213] また、本発明に係る電子会議システムは、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムであって、上記電子会議管理装置は、いずれかの端末装置が発言権を獲得した場合、その旨を上記端末装置に通知し、上記端末装置は、上記電子会議管理装置から、レ、ずれかの端末装置が発言権を獲得したことを示す上記通知を受信すると、発言権力^、ずれの端末装置にも付与されてレ、なレ、状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力を停止する、あるいは、上記発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させることを特徴とする。

[0214] また、本発明に係る電子会議管理装置は、相互に通信可能な複数の端末装置のレ、ずれかに発言権を付与する電子会議管理装置であって、 V、ずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信した場合、その旨を上記端末装置に通知することにより、当該端末装置において、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力を停止させる、あるいは、上記発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させる発言権状態提示制御手段を備えることを特徴としてレ、る。

[0215] また、本発明に係る電子会議管理方法は、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムにおける電子会議管理方法であって、上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段が、いずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信した場合、その旨を端末装置へ通知することにより、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力を停止させる、あるいは、上記発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させることを特徴としている。

[0216] 上記の構成により、電子会議の際、上記電子会議管理装置は、いずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信した場合、その旨を端末装置へ通知する。そして、端末装置では、上記通知を受信することにより、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力の停止する、あるいは、発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させる。よって、他の端末装置では、発言権取得可能状態提示音声の出力が停止したこと、あるいは、発言権取得可能状態提示音声の出力の音量が低下したことによって、誰かに発言権が付与されたことが確認できるとともに、音声に妨げられずに発言を聞くことができる。

[0217] なお、発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させた場合には、発言権取得可能状態提示音声は BGM的に出力されることになる。また、電子会議管理装置からのコマンドに従って停止あるいは音量が低下させられる、端末装置における発言権取得可能状態提示音声の出力は、後述するように電子会議管理装置からの出力コマンドに従って開始されたものであってもょレ、が、それ以外のトリガ、例えば、端末装置のユーザの指示によって開始されたものであってもよい。

[0218] さらに、本発明に係る電子会議システムは、上記電子会議管理装置は、発言権が付与された端末装置からの通話データから発言の内容を認識する音声認識手段をさらに備え、上記発言権状態提示制御手段が、上記音声認識手段が認識した内容に基づいて、端末装置へ出力を指示する発言権取得可能状態提示音声を選択するものであることを特徴としている。

[0219] さらに、本発明に係る電子会議システムは、発言権が付与された端末装置からの通話データから発言の内容を認識する音声認識手段をさらに備え、上記発言権状態提示制御手段が、上記音声認識手段が認識した内容に基づいて、端末装置へ出力を指示する発言権取得可能状態提示音声を選択するものであることを特徴としている。 [0220] 上記の構成により、さらに、上記電子会議管理装置は、発言の内容を認識し、それに基づいて、端末装置へ出力を指示する発言権取得可能状態提示音声を選択する。よって、端末装置において、話題に関連する発言権取得可能状態提示音声を出力することができる。その結果、電子会議に途中から参加した人にも話題が理解しやすレ、。

[0221] また、本発明に係る電子会議システムは、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムであって、上記電子会議管理装置は、いずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信し、発言権を付与する発言権管理手段と、上記発言権管理手段が端末装置に発言権を付与した場合、当該端末装置に対応付けられた端末識別音声の出力を指示する出力コマンドを他の端末装置に対して送信する発言権状態提示制御手段とを備えることを特徴としている。

[0222] また、本発明に係る電子会議管理装置は、相互に通信可能な複数の端末装置のレ、ずれかに発言権を付与する電子会議管理装置であって、 V、ずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信し、発言権を付与する発言権管理手段と、上記発言権管理手段が端末装置に発言権を付与した場合、当該端末装置に対応付けられた端末識別音声の出力を指示する出力コマンドを他の端末装置に対して送信する発言権状態提示制御手段とを備えることを特徴としてレ、る。

[0223] また、本発明に係る電子会議管理方法は、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムにおける電子会議管理方法であって、上記電子会議管理装置の発言権管理手段が、いずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信し、発言権を付与した場合に、上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段が、当該端末装置に対応付けられた端末識別音声の出力を指示する出力コマンドを他の端末装置に対して送信することを特徴としている。

[0224] 上記の構成により、電子会議の際、上記電子会議管理装置が、いずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信し、発言権を付与した場合に、当該端末装置に対応付けられた端末識別音声の出力を指示する出力コマンドを他の端末装置に対して送信する。よって、他の端末装置において、発言権が付与された端末装置に対応付けられた端末識別音声を出力できる。それゆえ、参加者は、音声によって誰に発言権が付与されたかが確認できる。

[0225] また、本発明に係る電子会議システムは、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムであって、上記電子会議管理装置は、いずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信し、発言権を付与する発言権管理手段と、上記発言権管理手段が端末装置に発言権を付与した場合、発言権を付与した端末装置を識別するための端末識別子を、他の端末装置に対して送信することにより、他の端末装置において、上記端末識別子で識別された端末装置に対応付けられた端末識別音声を出力させる発言権状態提示制御手段とを備えることを特徴としてレ、る。

[0226] また、本発明に係る電子会議管理装置は、相互に通信可能な複数の端末装置のレ、ずれかに発言権を付与する電子会議管理装置であって、 V、ずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信し、発言権を付与する発言権管理手段と、上記発言権管理手段が端末装置に発言権を付与した場合、発言権を付与した端末装置を識別するための端末識別子を、他の端末装置に対して送信することにより、他の端末装置において、端末識別子で識別された端末装置に対応付けられた端末識別音声を出力させる発言権状態提示制御手段とを備えることを特徴としている。

[0227] また、本発明に係る電子会議管理方法は、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムにおける電子会議管理方法であって、上記電子会議管理装置の発言権管理手段が、いずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信し、発言権を付与した場合に、上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段が、発言権を付与した端末装置を識別するための端末識別子を、他の端末装置に対して送信することにより、他の端末装置において、端末識別子で識別された端末装置に対応付けられた端末識別音声を出力させることを特徴としている。

[0228] 上記の構成により、電子会議の際、上記電子会議管理装置が、いずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信し、発言権を付与した場合に、当該端末装置を識別するための端末識別子を、他の端末装置に対して送信する。そして、他の端末装置においては、受信した端末識別子に対応付けられた端末識別音声を出力する。それゆえ、参加者は、音声によって誰に発言権が付与されたかが確認できる。

[0229] さらに、本発明に係る電子会議システムは、上記電子会議管理装置は、発言権が付与された端末装置からの通話データから発言の内容を認識する音声認識手段をさらに備え、上記発言権状態提示制御手段が、上記音声認識手段が認識した内容に基づいて、端末装置へ出力を指示する発言権取得可能状態提示音声を選択するものであることを特徴としている。

[0230] 上記の構成により、さらに、上記電子会議管理装置は、発言の内容を認識し、それに基づいて、端末装置へ出力を指示する発言権取得可能状態提示音声を選択する。よって、端末装置において、話題に関連する発言権取得可能状態提示音声を出力することができる。その結果、電子会議に途中力参カロした人にも話題が理解しやすい。

[0231] さらに、本発明に係る電子会議システムは、上記電子会議管理装置は、発言権が付与された端末装置からの通話データから参加者の発話を検知する発話検知手段をさらに備え、上記発言権状態提示制御手段は、上記発話検知手段が発話を検知した場合、発言権がレ、ずれの端末装置にも付与されてレ、なレ、状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力の停止を指示するコマンド、あるいは、上記発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させることを指示するコマンドを他の端末装置に対して送信するものであることを特徴としている。

[0232] さらに、本発明に係る電子会議システムは、発言権が付与された端末装置からの通話データから参加者の発話を検知する発話検知手段をさらに備え、上記発言権状態提示制御手段は、上記発話検知手段が発話を検知した場合、発言権が付与された端末装置に対応付けられた端末識別音声の出力の停止を指示するコマンド、あるいは、上記端末識別音声の出力の音量を低下させることを指示するコマンドを他の端末装置に対して送信するものであることを特徴としている。

[0233] 上記の構成により、さらに、電子会議の際、上記電子会議管理装置は、発話を検知したときに、発言権が付与された端末装置に対応付けられた端末識別音声の出力の停止を指示するコマンド、あるいは、端末識別音声の出力の音量を低下させることを指示するコマンドを他の端末装置に対して送信する。よって、他の端末装置では、それまでの端末識別音声の出力が停止したこと、あるいは、出力の音量が低下したことによって、発言が開始されたことが確認できるとともに、音声に妨げられずに発言を聞くこと力できる。なお、端末識別音声の出力の音量を低下させた場合には、音声は B GM的に出力されることになる。

[0234] さらに、本発明に係る電子会議システムは、上記電子会議管理装置は、発言権が付与された端末装置からの通話データから参加者の発話を検知する発話検知手段をさらに備え、上記発言権状態提示制御手段は、上記発話検知手段が発話を検知した場合、その旨を端末装置に通知することにより、当該端末装置において、発言権力^、ずれの端末装置にも付与されてレ、なレ、状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力の停止を指示させる、あるいは、上記発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させることを特徴としている。

[0235] さらに、本発明に係る電子会議管理装置は、発言権が付与された端末装置からの通話データから参加者の発話を検知する発話検知手段をさらに備え、上記発言権状態提示制御手段は、上記発話検知手段が発話を検知した場合、発言が開始されたことを他の端末装置に対して通知することにより、該端末装置において、発言権が付与された端末装置に対応付けられた端末識別音声の出力を停止させる、あるいは、上記端末識別音声の出力の音量を低下させることを特徴としている。

[0236] 上記の構成により、さらに、電子会議の際、上記電子会議管理装置は、発話を検知したときに、発言が開始されたことを他の端末装置に対して通知する。そして、他の端末装置においては、上記通知を受信することにより、発言権が付与された端末装置に対応付けられた端末識別音声の出力の停止を指示する、あるいは、端末識別音声の出力の音量を低下させる。よって、他の端末装置では、それまでの端末識別示音声の出力が停止したこと、あるいは、出力の音量が低下したことによって、発言が開始されたことが確認できるとともに、音声に妨げられずに発言を聞くことができる。なお、端末識別音声の出力の音量を低下させた場合には、音声は BGM的に出力されることになる。 [0237] さらに、本発明に係る電子会議システムは、上記電子会議管理装置の発言権管理手段が付与する発言権には発言可能な期間である制限時間が設定されており、上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段が出力を指示する上記発言権取得可能状態提示音声は、上記制限時間の終了時に出力が終了するように作成されていることを特徴としている。

[0238] さらに、本発明に係る電子会議管理装置は、上記発言権管理手段が付与する発言権には発言可能な期間である制限時間が設定されており、上記発言権状態提示制御手段が出力を指示する上記端末識別音声は、上記制限時間の終了時に出力が終了するように作成されてレ、ることを特徴としてレ、る。

[0239] 上記の構成により、さらに、端末装置では、発言権の制限時間で終了するように端末識別音声を出力することができる。よって、参加者は、音声によって誰に発言権が付与されたかが確認できると同時に、制限時間内に終了するように加工された音声を出力することによって発言権の制限時間を確認できる。

[0240] さらに、本発明に係る電子会議システムは、上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段が出力を指示する上記発言権取得可能状態提示音声は、上記制限時間の終了が近づくにつれて音声の速度が変化するように作成されていることを特徴としている。

[0241] さらに、本発明に係る電子会議管理装置は、上記発言権状態提示制御手段が出力を指示する上記端末識別音声は、上記制限時間の終了が近づくにつれて音声の速度が変化するように作成されてレ、ることを特徴としてレ、る。

[0242] 上記の構成により、さらに、発言権の制限時間の終了が近づくにつれて、端末識別音声データの再生速度が変化するので、発言権の制限時間が確認でき、発言内容を調整することができる。

[0243] さらに、本発明に係る電子会議システムは、上記電子会議管理装置は、音声データを格納した記憶部をさらに備え、上記発言権状態提示制御手段が、発言権取得可能状態提示音声、端末識別音声の出力を指示する出力コマンドを端末装置へ送信する際、当該発言権取得可能状態提示音声データ、端末識別音声データを上記記憶部より読み出して端末装置へ送信するものであることを特徴としている。 [0244] さらに、本発明に係る電子会議管理装置は、音声データを格納した記憶部をさらに備え、上記発言権状態提示制御手段が、発言権取得可能状態提示音声、端末識別音声の出力を指示する出力コマンドを端末装置へ送信する際、当該発言権取得可能状態提示音声データ、端末識別音声データを上記記憶部より読み出して端末装置へ送信するものであることを特徴としてレ、る。

[0245] 上記の構成により、さらに、音声データを上記電子会議管理装置の記憶部に格納しておき、必要な音声データのみを端末装置へ出力コマンドとともに送信する。よつて、端末装置に不必要な音声データを送信する必要がなぐまた、格納する必要もない。

[0246] さらに、本発明に係る電子会議システムは、上記電子会議管理装置は、音声データを格納した記憶部をさらに備え、上記発言権状態提示制御手段が、発言権の状態を端末装置へ通知する際、発言権取得可能状態提示音声データ、端末識別音声データを上記記憶部より読み出して端末装置へ送信するものであることを特徴としている。

[0247] さらに、本発明に係る電子会議管理装置は、音声データを格納した記憶部をさらに備え、上記発言権状態提示制御手段が、発言権の状態を端末装置へ通知する際、発言権取得可能状態提示音声データ、端末識別音声データを上記記憶部より読み出して端末装置へ送信するものであることを特徴としてレ、る。

[0248] 上記の構成により、さらに、音声データを上記電子会議管理装置の記憶部に格納しておき、必要な音声データのみを端末装置へ発言権の状態の通知とともに送信する。よって、端末装置に不必要な音声データを送信する必要がなぐまた、格納する必要もない。

[0249] また、本発明に係る端末装置は、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムを構成する端末装置であって、自端末が発言権を開放してから所定時間、自端末からの発言権獲得要求がない場合、あるいは、電子会議管理装置から他の端末装置に発言権が付与されたことの通知がない場合、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない旨を示す発言権取得可能状態提示音声を出力する発言権状態提示手段を備えることを特徴としている。

[0250] 上記の構成により、各端末装置において、自端末が発言権を開放して力所定時間、自端末力の発言権獲得要求がない場合、あるいは、電子会議管理装置から他の端末装置に発言権が付与されたことの通知がなレ、場合に、発言権がレ、ずれの端末装置にも付与されてレ、ないと判断し、発言権がレ、ずれの端末装置にも付与されていない旨を示す発言権取得可能状態提示音声を出力する。よって、参加者は発言権を要求できることを音声で確認できる。

[0251] また、本発明に係る端末装置は、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムを構成する端末装置であって、他の端末装置からの最後の通信を受信してから所定時間、自端末力の発言権獲得要求がない場合、あるいは、電子会議管理装置から他の端末装置に発言権が付与されたことの通知がない場合、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない旨を示す発言権取得可能状態提示音声の出力を開始する発言権状態提示手段を備えることを特徴としてレ、る。

[0252] 上記の構成により、各端末装置において、他の端末装置からの最後の通信を受信してから所定時間、自端末からの発言権獲得要求がない場合、あるいは、電子会議管理装置から他の端末装置に発言権が付与されたことの通知がない場合に、発言権がいずれの端末装置にも付与されていないと判断し、発言権がいずれの端末装置にも付与されてレ、なレ、旨を示す発言権取得可能状態提示音声を出力する。よって、参加者は発言権を要求できることを音声で確認できる。

[0253] さらに、本発明に係る端末装置は、通話データから発言の内容を認識する音声認識手段をさらに備え、上記発言権状態提示手段が、上記音声認識手段が認識した内容に基づいて、再生する発言権取得可能状態提示データを選択するものであることを特徴としている。

[0254] 上記の構成により、さらに、端末装置において、他の端末装置からの通話データから発言の内容を認識して、その内容に基づいて、再生する発言権取得可能状態提示データを選択することができる。よって、端末装置において、話題に関連する発言権取得可能状態提示音声データを再生することができる。その結果、電子会議に途中から参加した人にも話題が理解しやすレ、。

[0255] また、本発明に係る端末装置は、相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムを構成する端末装置であって、上記電子会議管理装置からいずれの端末装置に発言権が付与されたかを示す発言権情報を受信する発言権情報取得手段と、発言権が付与された端末装置に対応付けられた端末識別音声データを記憶部より読み出して再生する発言権状態提示手段とを備えることを特徴としてレ、る。

[0256] 上記の構成により、端末装置において、発言権が付与された端末装置に対応付けられた端末識別音声データを記憶部より読み出して再生することができる。よって、参加者は、端末識別音声データを聞くことで、誰に発言権が付与されているのかを確認できる。また、電子会議管理装置からはいずれの端末装置に発言権が付与されたかを示す発言権情報のみを送信すればよいため、電子会議管理装置の構成が簡潔である。

[0257] さらに、本発明に係る電子会議システムは、上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段は、発言権がいずれの端末装置にも付与されていないとき、その旨を示す音声データの再生を指示する再生コマンドを端末装置へ送信するものであってちょい。

[0258] また、本発明に係る電子会議管理装置は、上記発言権状態提示制御手段は、発言権がいずれの端末装置にも付与されていないとき、その旨を示す音声データの再生を指示する再生コマンドを端末装置へ送信するものであってもよい。

[0259] 上記の構成により、さらに、電子会議の際、上記電子会議管理装置は、発言権がいずれの端末装置にも付与されていないとき、その旨を示す音声データの再生を指示する再生コマンドを端末装置へ送信し、 V、ずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信した場合、それまでの音声データの再生の停止を指示するコマンド、あるいは、上記音声データの再生の音量を低下させることを指示するコマンドを他の端末装置に対して送信する。

[0260] よって、参加者の端末装置では、発言権がいずれの端末装置にも付与されていなレ、ときに、その旨を示す音声データを再生できる。カロえて、誰かに発言権が付与されたときには、音声データの再生が停止したこと、あるいは、音声データの再生の音量が低下したことによって、誰かに発言権が付与されたを確認できるとともに、音声に妨げられずに発言を聞くことが可能となる。なお、音声データの再生の音量を低下させた場合には、音声データは BGM的に再生されることになる。

[0261] さらに、本発明に係る電子会議システムは、上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段が再生を指示する上記音声データが、コマーシャルであることを特徴としている。

[0262] また、本発明に係る電子会議管理装置は、上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段が再生を指示する上記音声データが、コマーシャルであることを特徴としている。

[0263] 上記の構成により、さらに、話題に関連する CMの音声データを再生することができる。その結果、電子会議の参加者に話題に関連した CMを提示できるので、広告効果が高い。

[0264] 最後に、 PoCサーバ 10の発言権管理部 11、発言権状態提示制御部 12、発話検知部 15、音声認識部 16、提示用データ作成部 17、および、携帯電話 40の発言権獲得/解放部 61、発言権情報取得部 62、発言権状態提示部 63は、ハードウェア口ジックによって構成してもよいし、次のように CPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。

[0265] すなわち、 PoCサーバ 10および携帯電話 40は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行する CPU (central processing unit)、上記プログラムを格納した ROM ( read only memory)、上目己プログフムを展開 1 O AM (random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置 (記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである PoC サーバ 10および携帯電話 40の制御プログラムのプログラムコード（実行形式プロダラム、中間コードプログラム、ソースプログラム）をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記 PoCサーバ 10および携帯電話 40に供給し、そのコンピュータ（または CPUや MPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによつても、達成可能である。 [0266] 上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー（登録商標）ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクや CD— ROMZMO/ MD/DVDZCD— R等の光ディスクを含むディスク系、 ICカード（メモリカードを含む） Z光カード等のカード系、あるいはマスク R〇M/EPROMZEEPR〇MZフラッシュ ROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。

[0267] また、 PoCサーバ 10および携帯電話 40を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよレ、。この通信ネットヮークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、 LAN, ISDN, VAN, CATV通信網、仮想専用網（virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、 IEEE1394、 USB、電力線搬送、ケーブル TV回線、電話線、 ADSL回線等の有線でも、 IrDAやリモコンのような赤外線、 Bluetooth (登録商標）、 802. 11無線、 HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に坦め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。

産業上の利用の可能性

[0268] 本発明の電子会議システムによれば、発言権の所在に応じた音声を端末装置で出力するため、ユーザは端末装置を耳に当てた状態でも、音声を聞くだけで発言権の所在を認識できる。したがって、本発明は、例えば携帯電話網を介した携帯電話向けの PoC通信システムによる多地点の電子会議システムに、好適に用いることができる。

[0269] また、本発明の端末装置は、通信機能を有しておればよぐ携帯電話、ポケットべル、 PDA (Personal Digital Assistant)などの携帯用端末装置や、パーソナルコンビュータ、ノートパソコンなどの各種情報処理装置、あるいは、テレビ放送受信機、音楽再生装置などの各種視聴覚機器に適用することができる。

Claims

請求の範囲

[1] 相互に通信可能な複数の端末装置と、

該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備え、

上記端末装置、上記電子会議管理装置のいずれかが、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態を検知したとき、

上記端末装置、上記電子会議管理装置のいずれかが、上記状態を示す発言権取得可能状態提示音声を上記端末装置にて出力する発言権状態提示制御手段を備えることを特徴とする電子会議システム。

[2] 相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムであって、

上記電子会議管理装置は、発言権がレ、ずれの端末装置にも付与されてレ、なレ、状態であるとき、上記状態を示す発言権取得可能状態提示音声の出力を指示する出力コマンドを端末装置へ送信する発言権状態提示制御手段を備えることを特徴とする電子会議システム。

[3] 相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムであって、

上記電子会議管理装置は、発言権がレ、ずれの端末装置にも付与されてレ、なレ、状態であるとき、上記状態を端末装置へ通知することにより、該端末装置において上記状態を示す発言権取得可能状態提示音声を出力させる発言権状態提示制御手段を備えることを特徴とする電子会議システム。

[4] 上記発言権状態提示制御手段は、上記発言権取得可能状態提示音声を、上記出力コマンドとともに端末装置へ送信することを特徴とする請求項 2に記載の電子会議システム。

[5] 上記端末装置は、上記発言権取得可能状態提示音声データを記憶部から読み出して再生する発言権状態提示手段を備えることを特徴とする請求項 2または 3に記載の電子会議システム。

[6] 上記端末装置における発言権取得可能状態提示音声の出力は、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態が一定時間経過してから行われることを特徴とする請求項 2または 3に記載の電子会議システム。

[7] 相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムであって、

上記電子会議管理装置は、 V、ずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信した場合、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力の停止を指示するコマンド、あるいは、上記発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させることを指示するコマンドを他の端末装置に対して送信する発言権状態提示制御手段を備えることを特徴とする電子会議システム。

[8] 相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムであって、

上記電子会議管理装置は、いずれかの端末装置が発言権を獲得した場合、その旨を上記端末装置に通知し、

上記端末装置は、上記電子会議管理装置から、いずれかの端末装置が発言権を獲得したことを示す上記通知を受信すると、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力を停止する、あるいは、上記発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させることを特徴とする電子会議システム。

[9] 上記電子会議管理装置は、

発言権が付与された端末装置力の通話データから発言の内容を認識する音声認識手段をさらに備え、

上記発言権状態提示制御手段が、上記音声認識手段が認識した内容に基づいて、端末装置へ出力を指示する発言権取得可能状態提示音声を選択するものであることを特徴とする請求項 2に記載の電子会議システム。

[10] 相互に通信可能な複数の端末装置のいずれかに発言権を付与する電子会議管理装置であって、

発言権がレ、ずれの端末装置にも付与されてレ、なレ、状態であるとき、上記状態を示す発言権取得可能状態提示音声の出力を指示する出力コマンドを端末装置へ送信する発言権状態提示制御手段を備えることを特徴とする電子会議管理装置。

[11] 相互に通信可能な複数の端末装置のいずれかに発言権を付与する電子会議管理装置であって、

発言権がレ、ずれの端末装置にも付与されてレ、なレ、状態であるとき、上記状態を端末装置へ通知することにより、該端末装置において、上記状態を示す発言権取得可能状態提示音声を出力させる発言権状態提示制御手段を備えることを特徴とする電子会議管理装置。

[12] 相互に通信可能な複数の端末装置のいずれかに発言権を付与する電子会議管理装置であって、

レ、ずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信した場合、発言権がレ、ずれの端末装置にも付与されてレ、なレ、状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力の停止を指示するコマンド、あるいは、上記発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させることを指示するコマンドを他の端末装置に対して送信する発言権状態提示制御手段を備えることを特徴とする電子会議管理装置。

[13] 相互に通信可能な複数の端末装置のいずれかに発言権を付与する電子会議管理装置であって、

レ、ずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信した場合、その旨を上記端末装置に通知することにより、当該端末装置において、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力を停止させる、あるいは、上記発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させる発言権状態提示制御手段を備えることを特徴とする電子会議管理装置。

[14] 発言権が付与された端末装置からの通話データから発言の内容を認識する音声認識手段をさらに備え、

上記発言権状態提示制御手段が、上記音声認識手段が認識した内容に基づいて、端末装置へ出力を指示する発言権取得可能状態提示音声を選択するものであることを特徴とする請求項 10に記載の電子会議管理装置。

[15] 相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムであって、上記電子会議管理装置は、

レ、ずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信し、発言権を付与する発言権管理手段と、

上記発言権管理手段が端末装置に発言権を付与した場合、当該端末装置に対応付けられた端末識別音声の出力を指示する出力コマンドを他の端末装置に対して送信する発言権状態提示制御手段とを備えることを特徴とする電子会議システム。

[16] 相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムであって、

上記電子会議管理装置は、

上記発言権管理手段が端末装置に発言権を付与した場合、発言権を付与した端末装置を識別するための端末識別子を、他の端末装置に対して送信することにより、他の端末装置において、上記端末識別子で識別された端末装置に対応付けられた端末識別音声を出力させる発言権状態提示制御手段とを備えることを特徴とする電子会議システム。

[17] 上記電子会議管理装置は、

上記発言権状態提示制御手段が、上記音声認識手段が認識した内容に基づいて、端末装置へ出力を指示する発言権取得可能状態提示音声を選択するものであることを特徴とする請求項 15に記載の電子会議システム。

[18] 上記電子会議管理装置は、

発言権が付与された端末装置力の通話データから参加者の発話を検知する発話検知手段をさらに備え、

上記発言権状態提示制御手段は、上記発話検知手段が発話を検知した場合、発言権がレ、ずれの端末装置にも付与されてレ、なレ、状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力の停止を指示するコマンド、あるいは、上記発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させることを指示するコマンドを他の端末装置に対して送信するものであることを特徴とする請求項 15に記載の電子会議システム。

[19] 上記電子会議管理装置は、

上記発言権状態提示制御手段は、上記発話検知手段が発話を検知した場合、その旨を端末装置に通知することにより、当該端末装置において、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力の停止を指示させる、あるいは、上記発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させることを特徴とする請求項 16に記載の電子会議システム。

[20] 上記電子会議管理装置の発言権管理手段が付与する発言権には発言可能な期間である制限時間が設定されており、

上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段が出力を指示する上記発言権取得可能状態提示音声は、上記制限時間の終了時に出力が終了するように作成されていることを特徴とする請求項 15、 16、 18、 19のいずれか 1項に記載の電子会議システム。

[21] 上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段が出力を指示する上記発言権取得可能状態提示音声は、上記制限時間の終了が近づくにつれて音声の速度が変化するように作成されていることを特徴とする請求項 20に記載の電子会議システム

[22] 相互に通信可能な複数の端末装置のいずれかに発言権を付与する電子会議管理装置であって、

上記発言権管理手段が端末装置に発言権を付与した場合、当該端末装置に対応付けられた端末識別音声の出力を指示する出力コマンドを他の端末装置に対して送信する発言権状態提示制御手段とを備えることを特徴とする電子会議管理装置。

[23] 相互に通信可能な複数の端末装置のいずれかに発言権を付与する電子会議管理装置であって、

上記発言権管理手段が端末装置に発言権を付与した場合、発言権を付与した端末装置を識別するための端末識別子を、他の端末装置に対して送信することにより、他の端末装置において、端末識別子で識別された端末装置に対応付けられた端末識別音声を出力させる発言権状態提示制御手段とを備えることを特徴とする電子会議管理装置。

[24] 発言権が付与された端末装置からの通話データから参加者の発話を検知する発話検知手段をさらに備え、

上記発言権状態提示制御手段は、上記発話検知手段が発話を検知した場合、発言権が付与された端末装置に対応付けられた端末識別音声の出力の停止を指示するコマンド、あるいは、上記端末識別音声の出力の音量を低下させることを指示するコマンドを他の端末装置に対して送信するものであることを特徴とする請求項 22に記載の電子会議管理装置。

[25] 発言権が付与された端末装置からの通話データから参加者の発話を検知する発話検知手段をさらに備え、

上記発言権状態提示制御手段は、上記発話検知手段が発話を検知した場合、発言が開始されたことを他の端末装置に対して通知することにより、該端末装置において、発言権が付与された端末装置に対応付けられた端末識別音声の出力を停止させる、あるいは、上記端末識別音声の出力の音量を低下させることを特徴とする請求項 23に記載の電子会議管理装置。

[26] 上記発言権管理手段が付与する発言権には発言可能な期間である制限時間が設定されており、

上記発言権状態提示制御手段が出力を指示する上記端末識別音声は、上記制限時間の終了時に出力が終了するように作成されていることを特徴とする請求項 22〜 25のいずれか 1項に記載の電子会議管理装置。

[27] 上記発言権状態提示制御手段が出力を指示する上記端末識別音声は、上記制限時間の終了が近づくにつれて音声の速度が変化するように作成されていることを特徴とする請求項 26に記載の電子会議管理装置。

[28] 上記電子会議管理装置は、

音声データを格納した記憶部をさらに備え、

上記発言権状態提示制御手段が、発言権取得可能状態提示音声、端末識別音声の出力を指示する出力コマンドを端末装置へ送信する際、当該発言権取得可能状態提示音声データ、端末識別音声データを上記記憶部より読み出して端末装置へ送信するものであることを特徴とする請求項 1〜9、 15〜21のいずれ力 1項に記載の電子会議システム。

[29] 上記電子会議管理装置は、

音声データを格納した記憶部をさらに備え、

上記発言権状態提示制御手段が、発言権の状態を端末装置へ通知する際、発言権取得可能状態提示音声データ、端末識別音声データを上記記憶部より読み出して端末装置へ送信するものであることを特徴とする請求項：!〜 9、 15〜21のいずれ力 1項に記載の電子会議システム。

[30] 音声データを格納した記憶部をさらに備え、

上記発言権状態提示制御手段が、発言権取得可能状態提示音声、端末識別音声の出力を指示する出力コマンドを端末装置へ送信する際、当該発言権取得可能状態提示音声データ、端末識別音声データを上記記憶部より読み出して端末装置へ送信するものであることを特徴とする請求項 10〜14、 22〜27のいずれか 1項に記載の電子会議管理装置。

[31] 音声データを格納した記憶部をさらに備え、

上記発言権状態提示制御手段が、発言権の状態を端末装置へ通知する際、発言権取得可能状態提示音声データ、端末識別音声データを上記記憶部より読み出して端末装置へ送信するものであることを特徴とする請求項 10〜14、 22〜27のいずれか 1項に記載の電子会議管理装置。

[32] 相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムを構成する端末装置であって、自端末が発言権を開放して力所定時間、自端末からの発言権獲得要求がない場合、あるいは、電子会議管理装置から他の端末装置に発言権が付与されたことの通知がない場合、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない旨を示す発言権取得可能状態提示音声を出力する発言権状態提示手段を備えることを特徴とする端末装置。

[33] 相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムを構成する端末装置であって、

他の端末装置からの最後の通信を受信してから所定時間、自端末からの発言権獲得要求がない場合、あるいは、電子会議管理装置から他の端末装置に発言権が付与されたことの通知がない場合、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない旨を示す発言権取得可能状態提示音声の出力を開始する発言権状態提示手段を備えることを特徴とする端末装置。

[34] 通話データから発言の内容を認識する音声認識手段をさらに備え、

上記発言権状態提示手段が、上記音声認識手段が認識した内容に基づいて、出力する発言権取得可能状態提示を選択するものであることを特徴とする請求項 32または 33に記載の端末装置。

[35] 相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムを構成する端末装置であって、

上記電子会議管理装置からいずれの端末装置に発言権が付与された力を示す発言権情報を受信する発言権情報取得手段と、

発言権が付与された端末装置に対応付けられた端末識別音声データを記憶部より読み出して再生する発言権状態提示手段とを備えることを特徴とする端末装置。

[36] 相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムにおける電子会議管理方法であって、上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段が、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であるとき、上記状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力を指示する出力コマンドを端末装置へ送信することを特徴とする電子会議管理方法。

[37] 相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムにおける電子会議管理方法であって、上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段が、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であるとき、上記状態を端末装置へ通知することにより、端末装置において、上記状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声を出力させることを特徴とする電子会議管理方法。

[38] 相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムにおける電子会議管理方法であって、上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段が、 V、ずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信した場合、発言権がいずれの端末装置にも付与されていない状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力の停止を指示するコマンド、あるいは、上記発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させることを指示するコマンドを他の端末装置に対して送信することを特徴とする電子会議管理方法。

[39] 相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムにおける電子会議管理方法であって、上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段が、 V、ずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信した場合、その旨を端末装置へ通知することにより、発言権力 Sレ、ずれの端末装置にも付与されてレ、なレ、状態であることを示す発言権取得可能状態提示音声の出力を停止させる、あるいは、上記発言権取得可能状態提示音声の出力の音量を低下させることを特徴とする電子会議管理方法。

[40] 相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムにおける電子会議管理方法であって、上記電子会議管理装置の発言権管理手段が、、ずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信し、発言権を付与した場合に、

上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段が、当該端末装置に対応付けられた端末識別音声の出力を指示する出力コマンドを他の端末装置に対して送信することを特徴とする電子会議管理方法。

[41] 相互に通信可能な複数の端末装置と、該端末装置に発言権を付与する電子会議管理装置とを備える電子会議システムにおける電子会議管理方法であって、上記電子会議管理装置の発言権管理手段が、、ずれかの端末装置から発言権獲得要求を受信し、発言権を付与した場合に、

上記電子会議管理装置の発言権状態提示制御手段が、発言権を付与した端末装置を識別するための端末識別子を、他の端末装置に対して送信することにより、他の端末装置において、端末識別子で識別された端末装置に対応付けられた端末識別音声を出力させることを特徴とする電子会議管理方法。

[42] 請求項 10〜： 14、 22〜27、 30、 31のいずれか 1項に記載の電子会議管理装置を動作させる制御プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための制御プログラム。

[43] 請求項 32〜35のいずれ力 1項に記載の端末装置を動作させる制御プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための制御プログラム。

[44] 請求項 42または 43に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。