JPH09219750A - 通信会議システム - Google Patents

通信会議システム

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JPH09219750A
JPH09219750A JP8024987A JP2498796A JPH09219750A JP H09219750 A JPH09219750 A JP H09219750A JP 8024987 A JP8024987 A JP 8024987A JP 2498796 A JP2498796 A JP 2498796A JP H09219750 A JPH09219750 A JP H09219750A
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JP8024987A
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Masahiro Iguchi
雅博 井口
Tsutomu Yasuda
力 安田
Masahiro Takagi
雅裕 高木
Shigeto Kimura
成人 木村
Takaharu Ito
隆治 伊藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】通信会議に参加する端末が互いに異なった種類
のネットワークに接続された場合でも、発言権の有無に
関わらず、各ネットワークの特性に応じて通信回線を設
定が可能な通信会議システムを提供する。 【解決手段】端末装置101〜105毎に、その端末装
置が発言および聴講が可能な発言モードおよび聴講のみ
が可能な聴講モードのいずれか一方のモードに設定する
設定手段118と、この設定手段118で設定されたモ
ードを基に、端末装置のそれぞれに対し、各端末装置が
接続されているネットワーク106、107のコネクシ
ョン特性に応じた通信回線を設定する通信回線設定手段
111〜115と、この通信回線設定手段で設定された
通信回線を介して前記発言モードの端末装置から送信さ
れた少なくとも映像データおよび音声データを合成して
前記複数の端末装置のそれぞれに配信する配信手段11
6、117を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の端末装置が
種類の異なる複数のネットワークを介して通信会議を行
う通信会議システムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、映像および音声を含むマルチメデ
ィア情報を取り扱う複数の端末装置を通信回線を介して
通信制御装置に接続して、端末装置間で通信会議を行う
マルチメディア通信会議システムが注目されてきた。
【0003】このような通信会議システムの1つに、特
開平6−98030号公報で開示されているように、端
末に発言が可能であるか聴講のみ可能であるかの種別を
設け、同一の種別の端末を1つのグループとみなし、通
信制御装置がその種別に応じてグループ単位にそのグル
ープに属する端末に双方向通信回線や片方向のみ通信回
線を設定する通信回線制御を行うものがある。この通信
会議システムでは、頻繁に発言する端末のグループをパ
ネラグループ、大多数の聞き手側の端末のグループをフ
ロアグループとして区別し、パネラグループの端末に対
しては個別に双方向通信回線を設定するとともに、フロ
アグループの端末には片方向の回線を設定することによ
り、各グループ毎に必要な回線を設定して、効率的に通
信回線を使用することを目的の1つとしていた。
【0004】また、発言権制御というものがある。これ
は、ある1つの会議参加端末のユーザ、または通信制御
装置のオペレータが議長になり、参加端末は発言権を議
長に対して要求し、議長の判断によって、発言権付与/
拒否を決定するものである。
【0005】このような発言権制御を行う通信会議シス
テムとしては、例えば、特開平6−164742号公報
で開示されている。これは、発言権を要求した参加局の
発言権付与回数と総発言時間を議長端末である主局に発
言権の要求順に表示することによって、参加局からの発
言権の要求がいつ上がったかを時系列にそって把握で
き、かつ、該発言権を要求した参加局のそれまでの発言
状況も把握でき、主局から参加局に対して発言権を与え
る順番を考慮し易くするというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
な、通信回線制御と発言権制御とを同一種別のグループ
毎に行う従来の通信会議システムでは、フロアグループ
に属する端末は必ず、片方向通信および片方向分配通信
を提供している網(例えば、広帯域ISDN網)に接続
されている必要があり、常に双方向通信を提供している
網(例えば、INSネットのISDN網)に対して適用
することは不可能であった。つまり、グループごとに通
信回線制御を行っているために、同じグループに属する
端末がそれぞれ異なる網を介して通信制御装置に接続さ
れている場合には、通信回線の制御が不可能であるとい
う問題があった。
【0007】また、発言権制御については、議長の判断
に基づいてなされる従来方式では、発言権を要求した複
数の参加局に如何なる順序で発言権を与えるかについて
のみ議論されており、発言中の参加局から如何にして発
言権を返して貰うかということに関しては議論されてい
ない。
【0008】しかし、今後普及するであろうマルチメデ
ィア通信会議システムにおいては、複数の発言中の会議
参加者の映像が各々の会議参加局の画面上に同時に表示
され、各々の発言者の音声が同時に出力される場合もあ
り、複数の発言権の制御が必要になることが予想される
ので、複数の発言者のうちの誰から、また、如何なる順
番で発言権を返して貰うかという問題を解決する必要が
ある。すなわち、複数の発言権者が同時に発言できる制
限人数いっぱいの人数で会議を行っている場合、会議を
聴講しているユーザ端末から発言権の要求があるとき、
発言権を持っている複数の発言者のいずれか1人から発
言権を返してもらい、代わりに、発言権を要求したユー
ザ端末に発言権を与えるといった制御を行うことによっ
て、議長を設けることなしに会議の参加者全員に発言権
が平等に与えられるようにする制御を行う必要がある。
【0009】また、聴講者の会議への参加を継続する意
志の有無に関わらず、聴講者が会議参加を止めない限
り、会議終了までずっと会議接続を継続するような従来
の通信会議システムでは、例えば、通信会議に参加して
いる聴講者が既に該会議への参加の意志が無いにもかか
わらず、参加中止操作を忘れているような場合にも、会
議接続が継続されてしまい、非常に不経済であった。
【0010】そこで、本発明は、通信会議に参加する端
末が互いに異なった種類のネットワークに接続された場
合でも、発言権の有無に関わらず、各ネットワークの特
性に応じて通信回線を設定できるとともに、不必要な回
線接続を防止し、さらに、議長を設けることなしに会議
の参加端末に発言権を平等に与えることが可能な通信会
議システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の通信会議システ
ムは、複数の端末装置が種類の異なる複数のネットワー
クを介して通信会議を行う通信会議システムにおいて、
前記複数の端末装置のそれぞれに対し、その端末装置が
発言および聴講が可能な発言モードおよび聴講のみが可
能な聴講モードのいずれか一方のモードに設定する設定
手段と、この設定手段で設定されたモードを基に、前記
複数の端末装置のそれぞれに対し、各端末装置が接続さ
れているネットワークのコネクション特性に応じた通信
回線を設定する通信回線設定手段と、この通信回線設定
手段で設定された通信回線を介して前記発言モードの端
末装置から送信された少なくとも映像データおよび音声
データを合成して前記複数の端末装置のそれぞれに配信
する配信手段とを具備することにより、通信会議に参加
する端末が互いに異なった種類のネットワークに接続さ
れた場合でも、発言権の有無に関わらず、各ネットワー
クの特性に応じて通信回線を設定できる。
【0012】また、本発明の通信会議システムは、複数
の端末装置が種類の異なる複数のネットワークを介して
通信会議を行う通信会議システムにおいて、前記複数の
端末装置のそれぞれに対し、その端末装置が発言および
聴講が可能な発言モードおよび聴講のみが可能な聴講モ
ードのいずれか一方のモードに設定する設定手段と、前
記端末装置からのモード変更の要求に応じて前記設定手
段で設定されたモードを変更する変更手段と、前記設定
手段で設定されたモードおよび前記変更手段で変更され
たモードを基に、前記複数の端末装置のそれぞれに対
し、各端末装置が接続されているネットワークのコネク
ション特性に応じた通信回線を設定する通信回線設定手
段と、この通信回線設定手段で設定された通信回線を介
して前記発言モードの端末装置から送信された少なくと
も映像データおよび音声データを合成して前記複数の端
末装置のそれぞれに配信する配信手段と、前記聴講モー
ドの端末装置からモード変更が要求されたとき、必要に
応じて、前記発言モードの端末装置に対し、モード変更
が可能か否かを問い合わせる手段とを具備し、前記変更
手段は、前記問い合わせに応じたモード変更が可能な端
末装置および前記モード変更を要求した端末装置のモー
ドを変更することにより、通信会議に参加する端末が互
いに異なった種類のネットワークに接続された場合で
も、発言権の有無に関わらず、各ネットワークの特性に
応じて通信回線を設定でき、さらに、議長を設けること
なしに会議の参加端末に発言権を平等に与えることが可
能となる。
【0013】また、本発明の通信会議システムは、複数
の端末装置が種類の異なる複数のネットワークを介して
通信会議を行う通信会議システムにおいて、前記複数の
端末装置のそれぞれに対し、その端末装置が発言および
聴講が可能な発言モードおよび聴講のみが可能な聴講モ
ードのいずれか一方のモードに設定する設定手段と、前
記端末装置からのモード変更の要求に応じて前記設定手
段で設定されたモードを変更する変更手段と、前記設定
手段で設定されたモードおよび前記変更手段で変更され
たモードを基に、前記複数の端末装置のそれぞれに対
し、各端末装置が接続されているネットワークのコネク
ション特性に応じた通信回線を設定する通信回線設定手
段と、この通信回線設定手段で設定された通信回線を介
して前記発言モードの端末装置から送信された少なくと
も映像データおよび音声データを合成して前記複数の端
末装置のそれぞれに配信する配信手段と、前記発言モー
ドの端末装置のそれぞれについて、発言モードに設定・
変更されてからの時間を計測する計測手段と、前記聴講
モードの端末装置からモード変更が要求されたとき、必
要に応じて、前記発言モードの端末装置に対し、モード
変更が可能か否かを問い合わせる手段と、前記問い合わ
せに応じたモード変更の可能な端末装置が存在しないと
き、前記計測手段で計測された時間をもとに発言モード
の端末装置を少なくとも1つ選択する選択手段とを具備
し、前記変更手段は、前記選択された発言モードの端末
装置および前記モード変更を要求した端末装置のモード
を変更することにより、通信会議に参加する端末が互い
に異なった種類のネットワークに接続された場合でも、
発言権の有無に関わらず、各ネットワークの特性に応じ
て通信回線を設定でき、さらに、議長を設けることなし
に会議の参加端末に発言権を平等に与えることが可能と
なる。
【0014】また、本発明の通信会議システムは、複数
の端末装置が種類の異なる複数のネットワークを介して
通信会議を行う通信会議システムにおいて、前記複数の
端末装置のそれぞれに対し、その端末装置が発言および
聴講が可能な発言モードおよび聴講のみが可能な聴講モ
ードのいずれか一方のモードに設定する設定手段と、前
記端末装置からのモード変更の要求に応じて前記設定手
段で設定されたモードを変更する変更手段と、前記設定
手段で設定されたモードおよび前記変更手段で変更され
たモードを基に、前記複数の端末装置のそれぞれに対
し、各端末装置が接続されているネットワークのコネク
ション特性に応じた通信回線を設定する通信回線設定手
段と、この通信回線設定手段で設定された通信回線を介
して前記発言モードの端末装置から送信された少なくと
も映像データおよび音声データを合成して前記複数の端
末装置のそれぞれに配信する配信手段と、前記発言モー
ドの端末装置のそれぞれについて、発言モードに設定・
変更されてからの時間を計測する計測手段とを具備し、
前記変更手段は、前記計測手段で計測された時間と前記
発言モードの端末装置毎に予め定められた発言制限時間
をもとに選択された発言モードの端末装置のモードを変
更することにより、通信会議に参加する端末が互いに異
なった種類のネットワークに接続された場合でも、発言
権の有無に関わらず、各ネットワークの特性に応じて通
信回線を設定でき、さらに、議長を設けることなしに会
議の参加端末に発言権を平等に与えることが可能とな
る。
【0015】また、本発明の通信会議システムは、複数
の端末装置が種類の異なる複数のネットワークを介して
通信会議を行う通信会議システムにおいて、前記複数の
端末装置のそれぞれに対し、その端末装置が発言および
聴講が可能な発言モードおよび聴講のみが可能な聴講モ
ードのいずれか一方のモードに設定する設定手段と、前
記端末装置からのモード変更の要求に応じて前記設定手
段で設定されたモードを変更する変更手段と、前記設定
手段で設定されたモードおよび前記変更手段で変更され
たモードを基に、前記複数の端末装置のそれぞれに対
し、各端末装置が接続されているネットワークのコネク
ション特性に応じた通信回線を設定する通信回線設定手
段と、この通信回線設定手段で設定された通信回線を介
して前記発言モードの端末装置から送信された少なくと
も映像データおよび音声データを合成して前記複数の端
末装置のそれぞれに配信する配信手段と、前記発言モー
ドの端末装置のそれぞれについて、発言モードに設定・
変更されてからの時間を計測する計測手段と、前記発言
モードの端末から前記発言モードの端末装置毎に予め定
められた発言制限時間の延長要求があったとき、その要
求回数に応じて前記発言制限時間を延長する手段とを具
備し、前記変更手段は、前記計測手段で計測された時間
と前記発言制限時間を基に選択された発言モードの端末
装置のモードを変更することにより、通信会議に参加す
る端末が互いに異なった種類のネットワークに接続され
た場合でも、発言権の有無に関わらず、各ネットワーク
の特性に応じて通信回線を設定でき、さらに、議長を設
けることなしに会議の参加端末に発言権を平等に与える
ことが可能となる。
【0016】また、本発明の通信会議システムは、複数
の端末装置が種類の異なる複数のネットワークを介して
通信会議を行う通信会議システムにおいて、前記複数の
端末装置のそれぞれに対し、その端末装置が発言および
聴講が可能な発言モードおよび聴講のみが可能な聴講モ
ードのいずれか一方のモードに設定する設定手段と、前
記端末装置からのモード変更の要求に応じて前記設定手
段で設定されたモードを変更する変更手段と、前記設定
手段で設定されたモードおよび前記変更手段で変更され
たモードを基に、前記複数の端末装置のそれぞれに対
し、各端末装置が接続されているネットワークのコネク
ション特性に応じた通信回線を設定する通信回線設定手
段と、この通信回線設定手段で設定された通信回線を介
して前記発言モードの端末装置から送信された少なくと
も映像データおよび音声データを合成して前記複数の端
末装置のそれぞれに配信する配信手段と、前記発言モー
ドの端末装置のそれぞれについて、発言モードに設定・
変更されてからの時間を計測する計測手段と、モード変
更を要求してモードが変更されるのを待っている前記聴
講モードの端末装置の数を計数する計数手段と、前記発
言モードの端末から前記発言モードの端末装置毎に予め
定められた発言制限時間の延長要求があったとき、その
要求回数と前記計数手段で計数された値を基に前記発言
制限時間を延長する手段とを具備し、前記変更手段は、
前記計測手段で計測された時間と前記発言制限時間をも
とに、発言モードの端末装置のモードを変更することに
より、通信会議に参加する端末が互いに異なった種類の
ネットワークに接続された場合でも、発言権の有無に関
わらず、各ネットワークの特性に応じて通信回線を設定
でき、さらに、議長を設けることなしに会議の参加端末
に発言権を平等に与えることが可能となる。
【0017】また、本発明の通信会議システムは、複数
の端末装置が種類の異なる複数のネットワークを介して
通信会議を行う通信会議システムにおいて、前記複数の
端末装置のそれぞれに対し、その端末装置が発言および
聴講が可能な発言モードおよび聴講のみが可能な聴講モ
ードのいずれか一方のモードに設定する設定手段と、前
記端末装置からのモード変更の要求に応じて前記設定手
段で設定されたモードを変更する変更手段と、前記設定
手段で設定されたモードおよび前記変更手段で変更され
たモードを基に、前記複数の端末装置のそれぞれに対
し、各端末装置が接続されているネットワークのコネク
ション特性に応じた通信回線を設定する通信回線設定手
段と、この通信回線設定手段で設定された通信回線を介
して前記発言モードの端末装置から送信された少なくと
も映像データおよび音声データを合成して前記複数の端
末装置のそれぞれに配信する配信手段と、前記聴講モー
ドの端末装置のそれぞれについて、聴講モードに設定・
変更されてからの時間を計測する計測手段と、この計測
手段で計測された時間と前記聴講モードの端末装置毎に
予め定められた聴講制限時間をもとに選択された聴講モ
ードの端末装置の前記通信回線設定手段で設定された通
信回線を切断する手段とを具備することにより、通信会
議に参加する端末が互いに異なった種類のネットワーク
に接続された場合でも、発言権の有無に関わらず、各ネ
ットワークの特性に応じて通信回線を設定できるととも
に、不必要な回線接続を防止することが可能となる。
【0018】さらに、本発明の通信会議システムは、複
数の端末装置が種類の異なる複数のネットワークを介し
て通信会議を行う通信会議システムにおいて、前記複数
の端末装置のそれぞれに対し、その端末装置が発言およ
び聴講が可能な発言モードおよび聴講のみが可能な聴講
モードのいずれか一方のモードに設定する設定手段と、
前記端末装置からのモード変更の要求に応じて前記設定
手段で設定されたモードを変更する変更手段と、前記設
定手段で設定されたモードおよび前記変更手段で変更さ
れたモードを基に、前記複数の端末装置のそれぞれに対
し、各端末装置が接続されているネットワークのコネク
ション特性に応じた通信回線を設定する通信回線設定手
段と、この通信回線設定手段で設定された通信回線を介
して前記発言モードの端末装置から送信された少なくと
も映像データおよび音声データを合成して前記複数の端
末装置のそれぞれに配信する配信手段と、前記聴講モー
ドの端末装置のそれぞれについて、聴講モードに設定・
変更されてからの時間を計測する計測手段と、前記聴講
モードの端末から前記聴講モードの端末装置毎に予め定
められた聴講制限時間の延長要求があったとき、前記聴
講制限時間を延長する手段と、前記計測手段で計測され
た時間と前記聴講制限時間をもとに選択された聴講モー
ドの端末装置の前記通信回線設定手段で設定された通信
回線を切断する手段とを具備することにより、通信会議
に参加する端末が互いに異なった種類のネットワークに
接続された場合でも、発言権の有無に関わらず、各ネッ
トワークの特性に応じて通信回線を設定できるととも
に、不必要な回線接続を防止することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図面を
参照して説明する。
【0020】図1は、本実施形態に係る通信会議システ
ムの全体の構成を示したものである。
【0021】図1において、映像および音声による通信
会議へ参加するマルチメディア情報を取り扱う端末10
1〜105は、例えば、2種類のネットワーク106、
107を介して多地点間通信制御装置110に接続され
ている。
【0022】多地点間通信制御装置110は、端末10
1〜105に個別に設けられた通信回線制御部111〜
115、端末101〜105の会議モードの設定あるい
は変更を行う会議モード設定変更部118、発言モード
の端末(ここでは、端末101、102、104)から
送信された画像・音声データを合成する映像・音声合成
部116、この合成された映像・音声データを映像・音
声合成部116から受け取り、全ての会議参加端末10
1〜105それぞれに対応する通信回線制御部111〜
115に分配する映像・音声分配部117を具備してい
る。
【0023】端末101〜103は、例えばINSネッ
ト64/1500のような双方向接続のみ可能なネット
ワーク106を介して、一方、端末104、105は、
B−ISDN網のように双方向対称接続、双方向非対称
接続、片方向接続などを提供しているネットワーク10
7を介して、それぞれ多地点間通信制御装置110に接
続されている。
【0024】発言モードの端末101、102、104
のそれぞれ対応する通信回線制御部111、112、1
14は、各々の端末が接続されているネットワーク10
6または107を介して、対応する端末101、10
2、104と映像・音声データを送受信するための双方
向の通信回線を各端末101、102、104毎に独立
に設定する。
【0025】聴講モードの端末103、105に対応す
る通信回線制御部113、115では、端末103が接
続しているネットワーク1が双方向接続のみ可能なネッ
トワークであったため、端末103に対しては双方向の
通信回線を設定している。一方、端末105が接続して
いるネットワーク2は片方向接続を提供しているネット
ワークであるので、端末105に対しては片方向の下り
の通信回線(図1において実線で示されている)を設定
している。
【0026】このように、各端末毎に設けられた通信回
線制御部111〜115は、会議モード設定変更部11
8から通知された各端末111〜115の会議モードを
基に、各端末101〜105が接続されているネットワ
ークのコネクション特性に応じた通信回線の設定制御を
行うものである。
【0027】なお、ネットワークのコネクション特性と
は、例えば、端末が接続しいるネットワークが双方向の
通信回線のみを提供していること、あるいは、片方向の
通信回線を提供していることを意味する。
【0028】また、ここでは、それぞれの端末101〜
105の映像・音声データの処理方法の種別を発言モー
ド、聴講モードという2つの会議モードで区別し、会議
に参加する全ての端末の会議モードは会議モード設定変
更部118により、このいずれかのモードに設定/変更
される。
【0029】会議モードは2種類あって、一方は端末1
01〜105が映像・音声データを送信および受信が可
能な発言モード、他方は端末101〜105が映像・音
声データの受信は可能だが送信は不可能である聴講モー
ドである。
【0030】会議モード設定変更部118は、全ての会
議参加端末101〜105の会議モードが、発言モード
/聴講モードのいずれかであるかを示す情報を保持して
おり、この端末101〜105毎の会議モードの情報を
設定/変更することによって、各々の端末の会議モード
の設定/変更が可能となる。
【0031】会議モードが発言モードに設定/変更され
た端末は、双方向の通信回線にて、一方、会議モードが
聴講モードに設定/変更された端末は、接続されている
ネットワークのコネクション特性に応じて、片方向また
は双方向の通信回線にて、それぞれ多地点間通信装置1
10と接続されるように、各端末に対応する通信回線制
御部にて通信回線が設定される。
【0032】そして、発言モードの端末101、10
2、104から送信される映像・音声データは、多地点
間通信制御装置110内で合成され、各端末101〜1
05に配信される。
【0033】なお、聴講モードの端末105から対応す
る通信回線制御部115への上りの通信回線(図1にお
いて破線で示されている)は、下りの片方向通信回線の
みで通信している該端末105が、会議モードを聴講モ
ードから発言モードに変更するときに、追加設定する上
りの片方向の通信回線を表している。
【0034】聴講モードの端末103が会議モードを発
言モードに変更しても、双方向の通信回線で接続してい
るので、新たに上りの片方向の通信回線を設定する必要
はない。
【0035】次に、図2を参照して多地点間通信制御装
置110および会議参加端末101〜105の構成につ
いて説明する。
【0036】多地点間通信制御装置110の会議モード
設定変更部118が、端末101、102、104を発
言および聴講が可能な発言モードに、また、端末10
3、105を聴講のみが可能な聴講モードに各々設定す
ると、発言モードの端末101、102、104に対応
する通信回線制御部111、112、114のみを映像
・音声合成部116に接続し、各々の端末から送信され
た映像データおよび音声データを映像・音声合成部11
6に転送する。
【0037】映像・音声合成部116は、受信した複数
の映像データおよび音声データを合成して得られた合成
データを映像・音声分配部117に伝送する。
【0038】映像・音声分配部117は受信した合成デ
ータを全ての会議参加端末101〜105に分配するた
めに、通信回線制御部111〜115に分配する。
【0039】また、会議モード設定変更部118が、端
末101、102、104を発言および聴講が可能な発
言モードに、端末103、105を聴講のみが可能な聴
講モードに各々設定した後の処理を以下のようにしても
よい。
【0040】すなわち、全ての通信回線制御部111〜
115は、映像・音声合成部116と接続されており、
対応する端末101〜105の会議モードが発言モード
か聴講モードのいずれかを示す情報を付加して、対応す
る端末101〜105から送られる映像・音声データを
そのまま映像・音声合成部116に転送する。映像・音
声合成部116は、受信した複数の映像データおよび音
声データの中から選択的に発言モードのデータだけを合
成し、その合成データを映像・音声分配部117に伝送
する。映像・音声分配部117は受信した合成データを
全ての会議参加端末101〜105に分配するために、
通信回線制御部111〜115に分配する。
【0041】以上説明したように、多地点間通信制御装
置110において、端末101〜105の接続されてい
るネットワークのコネクション特性(例えば、双方向通
信回線のみ設定可、片方向通信回線のみ設定可、いずれ
の通信回線も設定可等)と映像・音声の処理方法の種別
(発言モード、聴講モード)を基に、各端末毎にその接
続されているネットワークのコネクションの特性に応じ
た通信回線の設定制御を行えるので、図1のように、通
信会議に参加する端末が異なるネットワーク106、1
07に接続されている場合でも聴講モードの端末、発言
モードの端末に関わりなく通信回線の設定制御が可能と
なる。
【0042】図2に示すよに、多地点間通信制御装置1
10には、さらに、端末101〜105のそれぞれにつ
いて発言モードである時間を計測する発言時間計測部1
31、発言モードの端末へ会議モードの変更の可否を問
い合わせる会議モード変更問い合わせ部122を具備し
ている。
【0043】端末101〜105は、所定の通信プロト
コルに従って多地点間通信制御装置110との通信を実
現する回制御部201、多地点間通信制御装置110に
会議モードの変更を要求する会議モード変更要求部12
1、多地点間通信制御装置110の会議モード変更問い
合わせ部122からの会議モード変更問い合わせに対し
て端末から会議モードの変更の可否を応答する会議モー
ド変更問い合わせ応答部123を具備する。
【0044】次に、端末101、102、104が発言
モードで、端末103、105が聴講モードに設定され
て、マルチメディア会議に参加しており、同時に発言可
能な参加者数の上限が3人である場合の通信会議システ
ムの動作について説明する。
【0045】端末101〜105はネットワーク10
6、107を介して多地点間通信制御装置110に接続
され、各端末101〜105に具備されたディスプレイ
上の画面には、発言モードの端末101、102、10
4から送信される映像がリアルタイムに表示される。
【0046】図3は、会議参加端末101〜105に具
備されたディスプレイ上に映し出される映像の具体例を
示したものである。
【0047】図3(a)は、会議中の発言モードの端末
101、102、104のディスプレイに共通に映し出
される映像の具体例で、図3(b)は、会議中の聴講モ
ードの端末103、105のディプレイに共通に映し出
される映像の具体例である。
【0048】このように表示画面は、発言モードの端末
数と同数の映像表示ウインドウから構成され、各々の映
像表示ウインドウは、映像表示部51、端末情報表示部
48、発言強制終了予告表示部50で構成される。
【0049】映像表示部51は、発言モードの端末から
送られてくる映像をリアルタイムに表示する。端末情報
表示部48は同じ映像表示ウインドウ内の映像表示部5
1で表示される映像情報の送信先の端末の情報を表示す
る。
【0050】発言強制終了予告表示部50は、同じ映像
表示ウインドウ内の端末情報表示部48で示される端末
が多地点間通信制御装置110によって発言モード強制
終了者の候補に選ばれていることを示すと共に、当該端
末の発言可能な残り時間も表示する。
【0051】会議参加終了ボタン52を例えば、マウス
等で指示することによって、その操作を行った端末は会
議への参加を終了できる。また、発言モードの端末10
1、102、104は、発言辞退ボタン42を例えばマ
ウス等で指示することによって、発言モードから聴講モ
ードへの会議モードの変更を多地点間通信制御装置11
0に要求できる。
【0052】聴講モードの端末103、105は、発言
要求ボタン43を例えば、マウス等で指示することによ
って、聴講モードから発言モードへの会議モードの変更
を多地点間通信制御装置110に要求できる。
【0053】図4は、聴講モード端末103、105の
発言権の要求及び会議終了等の一連の動作を説明するた
めのフローチャートである。以下、図2、図3、図4を
参照して端末105と多地点間通信制御装置110との
間の動作を説明する。
【0054】まず、ステップA1におて、端末101〜
105は、ネットワーク106、107を介して多地点
間通信制御装置110との間に呼を設定し、図2に示す
ような通信会議システムを構成する。呼設定した直後
は、全ての端末101〜105は聴講モードである。以
下、端末105を例にとって説明する。
【0055】会議中、端末105の回線制御部201
は、ユーザから、図3(b)の会議参加終了ボタン52
を通じて参加終了命令が入力されるか否かを監視し(ス
テップA2)、参加終了命令が入力されると、回線制御
部201は、多地点間通信制御装置110内の通信回線
制御部115との間の通信回線を切断し(ステップA1
0)、会議への参加を終了する(ステップA11)。
【0056】ステップA2において、参加終了命令が入
力されていない場合は、会議モード変更要求部121
が、ユーザーから図3(b)の発言要求ボタン43を通
じて、会議モード変更要求命令が入力されるか否かをチ
ェックし(ステップA3)、ユーザから発言要求がなさ
れていないとステップA2へと戻り、ユーザが会議参加
終了ボタン52又は発言要求ボタン43を押さない限り
は、ステップA2〜A3を繰り返す。
【0057】ステップA3において、ユーザが発言要求
ボタン43を押して発言要求すると、発言要求ボタン4
3は点灯し、会議モード変更要求部121は、回線制御
部201に上りの通信回線が存在しているか否かを問い
合わせ(ステップA4)、その応答により、上りの通信
回線が存在していると判断したときは、上りの通信回線
を設定する必要はなく、ステップA6に進む。
【0058】一方、ステップA4において、回線制御部
201からの応答により、上りの通信回線が存在してい
ないと判断したときは、会議モード変更要求部121は
回線制御部201に、上りの通信回線を設定するように
要求する。
【0059】すると、回線制御部201は、多地点間通
信制御装置110内の通信回線制御部115との間に上
りの通信回線を設定し(ステップA5)、会議モード変
更要求部121に命令送信可能の信号を送る。
【0060】次に、会議モード変更要求部121は、回
線制御部201、ネットワーク107、及び多地点間通
信制御装置110内の通信回線制御部115を介して、
会議モード設定変更部118に会議モードの変更を要求
する(ステップA6)。
【0061】さて、会議モード設定変更部118は、聴
講モードの複数の端末から会議モードの変更要求を受け
ると、要求の早い順に各端末の識別情報(ID等)をバ
ッファに記憶し、このバッファ内の記憶件数が1件以上
になると、自らが保存している全ての会議参加端末の会
議モードの状態をチェックして、発言権が余っているな
らば、直ちに前記該バッファの先頭に記憶されている会
議モードの変更要求を行ったのが最も早い端末の会議モ
ード設定値を発言モードに変更し、該バッファから該端
末の識別情報を掃き出すものとする。
【0062】一方、発言権が1つも余っていない場合
は、発言モードの端末から発言権を返してもらうため
に、多地点間通信制御装置110の発言モード設定変更
部118は、会議モード変更問い合わせ部122を通じ
て発言モードの端末全てに、発言モードから聴講モード
への会議モードの変更の可否を問い合わせるが、これら
の動作については、図5の説明で詳細に述べる。
【0063】聴講モードの端末105が発言権の要求を
して発言権を与えられるまでの待ち時間が長い場合、つ
まり、会議モード設定変更部118に属する、各聴講モ
ードの端末からの発言要求のあった順番を記憶する前記
バッファ内に端末105の識別情報が記憶されている状
態が長く続く場合、端末105のユーザは、発言するの
を諦めるか、あるいは、他の理由で発言要求を取り消し
たい場合があるかもしれない。その場合、端末105の
ユーザは、現在発言権が付与されるのを待っていること
を示す発言要求ボタン43の点灯状態を、再度発言要求
ボタン43を押すことによって発言要求を取り消すと
(ステップA7)、発言要求ボタン43は消灯し、会議
モード変更要求部121は会議モード変更要求の取り消
し命令を回線制御部201、ネットワーク107、通信
回線制御部115を介して、会議モード設定変更部11
8に送る(ステップA12)。
【0064】すると、会議モード設定変更部118は、
前記発言要求の順番を記憶するバッファ内に記憶されて
いる端末105の識別情報を該記憶バッファから掃き出
し、端末105以降に記憶された端末の識別情報があれ
ば、それらの順番を1つ繰り上げるものとする。
【0065】ステップA12に続き、端末105の回線
制御部201は直ちに、上りの通信回線のみ切断可能か
否かをチェックし(ステップA13)、切断可能ならば
上りの通信回線のみを切断して(ステップA14)、ス
テップA2へと戻る。
【0066】ステップA7において、端末105のユー
ザが発言要求を取り消すか、または、ステップA8にお
いて多地点間通信制御装置110から発言権が与えられ
るまで、ステップA7〜A8を繰り返すことになる。
【0067】ステップA8において、多地点間通信制御
装置110の会議モード設定変更部118により端末1
05に対して発言権が与えられると、つまり、端末10
5の会議モードが発言モードに設定が変更されると、会
議モード設定変更部118は、発言時間計測部131に
端末105の発言時間の計測を開始するよう命令し、そ
れに応じて、発言時間計測部131は、端末105の発
言時間tを「0」にリセットして、計測を開始する。こ
れと同時に、会議モード設定変更部118は、端末10
5から送られてくる映像・音声データが映像・音声合成
部116に転送されるように、通信回線制御部115に
命令した後、直ちに端末105に対して、発言モード設
定完了の信号を送信し、発言モードが開始される(ステ
ップA9)。
【0068】但し、端末105の会議モード変更要求部
121による会議モード変更要求命令及び会議モード変
更要求取り消し命令が、例えば、ISDN網のDチャネ
ルで伝送されるような場合には、ステップA4、ステッ
プA5、ステップA13、ステップA14は省略できる
が、代わりに、ステップA8の直後にステップA4及び
ステップA5を追加する必要がある。
【0069】図5は、発言モード端末の発言辞退及び会
議終了等の一連の動作を説明するためのフローチャート
である。以下、図2、図3及び図5を参照して端末10
1と多地点間通信制御装置110との間の動作について
説明する。
【0070】例えば、前述した図4のフローチャートに
従って、端末101が聴講モードから発言モードに変わ
ると(ステップS1)、発言時間計測部131は、端末
101の発言時間tを「0」にリセットして、端末10
1の発言時間の計測を開始し、端末101に図3(a)
で示す映像が送信され始めると、会議中、端末101の
回線制御部201は、ユーザから図3(a)の会議参加
終了ボタン52を通じて参加終了命令が入力されるか否
かを監視する(ステップS2)。
【0071】ユーザから参加終了命令が入力されると、
端末101の回線制御部201は、多地点間通信制御装
置110内の通信回線制御部111との間の通信回線を
切断し(ステップS9)、会議への参加を終了する(ス
テップS10)。
【0072】ステップS2において、参加終了命令が入
力されていない場合は、会議モード変更要求部121ま
たは会議モード変更問い合わせ応答部123が、ユーザ
から図3(a)の発言辞退ボタン42を通じて、発言辞
退の入力がなされたか否かをチェックし(ステップS
3)、ユーザから発言辞退の入力がなされていないと、
回線制御部201は、ユーザが発言を止める意志がある
か否かを確認するための会議モード変更問い合わせが多
地点間通信制御装置110からなされているか否かをチ
ェックし(ステップS4)、多地点間通信制御装置11
0から、会議モード変更問い合わせされていなければ、
ユーザが会議終了ボタン52又は発言辞退ボタン42を
押さない限り、ステップS2〜S4を繰り返す。
【0073】ここで、発言モード変更問い合わせについ
て説明する。今、端末101、102、104は発言モ
ードで、端末103、105は聴講モードで会議に参加
しており、同時に発言可能な参加者数の上限が3人であ
る場合、例えば、聴講モードの端末105が多地点間通
信制御装置110に発言要求をすると、図4の聴講モー
ド端末の動作説明でも触れたように、会議モード設定変
更部118は、自らが記憶している全ての会議参加端末
101〜105の会議モードの状態をチェックして、発
言権が1つも余ってないことが判ると、発言モードの端
末が端末101、102、104であることを会議モー
ド変更問い合わせ部122に伝える。
【0074】すると、会議モード変更問い合わせ部12
2は、通信回線制御部111、112、114、ネット
ワーク106、107、及び各発言モード端末101、
102、104内の回線制御部201を通じて、端末1
01、102、104の会議モード変更問い合わせ応答
部123に、発言モードから聴講モードへの会議モード
の変更を発言者に促す意味で問い合わせをする。
【0075】さて、ステップS4において、端末101
の回線制御部201が、多地点間通信制御装置110か
ら発言モード変更問い合わせされていないと判断する
と、ステップS2、ステップS3を繰り返すが、この状
態は、発言権が足りている状態であり、ステップS3に
おいて、端末101のユーザが発言辞退ボタン42を押
すと、発言モード変更問い合わせがされていないので
(ステップS11)、会議モード変更要求部121は、
発言モードから聴講モードへの会議モードの変更要求を
多地点間通信制御装置110内の会議モード設定変更部
118に送信する(ステップS13)。
【0076】すると、会議モード設定変更部118は、
端末101の会議モードを聴講モードに設定して、聴講
モード設定完了の信号を通信回線制御部111に送る
と、通信回線制御部111は、端末101からの映像・
音声データを映像・音声合成手段116に転送するのを
止めると同時に、端末101に対して聴講モード設定完
了の信号をネットワーク106を介して送る。
【0077】一方、端末101の回線制御部201は、
この聴講モード設定完了の信号を受信すると、直ちに上
りの通信回線のみを切断可能か否かをチェックし(ステ
ップS14)、切断可能ならば、伝送路の節約のため、
上りの通信回線のみ切断して(ステップS15)、聴講
モードが開始される。
【0078】一方、ステップS4において、端末101
の回線制御部201は、多地点間通信制御装置110か
ら発言モード変更問い合わせされていると判断すると、
発言辞退ボタン42の管理を会議モード変更要求部12
1から会議モード変更問い合わせ応答部123に切り替
え、発言辞退ボタン42を点滅させ(ステップS5)、
端末101のユーザに発言を辞退するように促す。
【0079】会議モード変更問い合わせ部122は、発
言モード端末101、102、104に対して発言モー
ド変更問い合わせをする時点で、会議モード設定変更部
118を介して発言時間計測部131にアクセスし、例
えば、端末101の発言時間のカウント値tを利用する
ことによって、会議モード変更問い合わせの経過時間の
計測を開始する。そして、会議モード変更問い合わせを
してから、例えば30秒経過しても発言モードのいずれ
の端末101、102、104も発言辞退しない場合に
は、会議モード変更問い合わせ部122は、会議モード
設定変更手段118を介して、発言時間計測部131か
ら発言モードの端末101、102、104の各々の発
言時間の情報を得て比較し、最も発言時間の長い端末、
例えば端末101を強制的に発言モードを終了させられ
る候補に決定する。これと同時に、端末101の発言強
制終了時間τ1をその時点での端末101の発言時間の
カウント値tから例えば15秒後、つまり、τ1=t+
15に設定し、記憶すると、端末101に対する発言モ
ードの強制終了の予告と、強制終了までの残り時間(τ
1−t)の情報を通信回線制御部111を介して映像・
音声合成部116に逐次報告する。すると、その情報は
図3(a)、(b)に示す発言強制終了予告表示部50
に反映されることになる。
【0080】さて、発言モードの端末側では、ステップ
S6において、回線制御部201が多地点間通信制御装
置110から発言モード強制終了の予告を受けていない
と、ステップS2へと戻るが、例えば端末101の回線
制御部201は、発言モード強制終了の予告を受けてい
るので、端末101は、図3(a)の発言強制終了予告
表示部50に表示されている発言モードの残り時間(τ
1−t)を強調して表示し(ステップS7)、端末10
1のユーザに発言モードの強制終了の予告をする。
【0081】端末101のユーザがそのまま発言を続け
ると、発言時間計測部131で計測されている端末10
1の発言時間のカウント値tが、前述の通りにして設定
された端末101の発言強制終了時間τ1未満の場合、
つまり、端末101に発言可能な時間がまだ残されてい
て、多地点間通信制御装置110から聴講モード設定完
了の信号が端末101に送られていない間は、ステップ
S8において、端末101の回線制御部201は、まだ
発言モードであると判断して、ステップS2〜ステップ
S8を繰り返す。
【0082】もし、この期間に端末101のユーザがど
うしても発言を続けたいという場合は、他の発言端末1
02、104の発言辞退、又は発言要求している端末1
05の発言要求取り消しを、通信会議を通じてお願いす
るしかない。例えば、他の発言モード端末102が後述
するステップS3→S11→S12→S14→S15→
S16に従って発言辞退したり、又は、発言要求してい
た聴講モードの端末105が図4で説明したステップA
7→A12→A13→A14に従って発言要求を取り消
した場合には、発言権が足りている状態になるので、会
議モード設定変更部118は、会議モード変更問い合わ
せ部122に発言モード端末への変更問い合わせを止め
させる。
【0083】すると、発言モードの端末側では、回線制
御部201が発言辞退ボタン42の管理を会議モード変
更問い合わせ応答部123から会議モード変更要求部1
21へと切り換え、発言辞退ボタン42の点滅を止める
(ステップS2→S3→S4のループの繰り返しで、
ステップS5に進まない状態)。
【0084】ところで、発言モードの端末のユーザが、
会議モード変更問い合わせされている最中に点滅状態の
発言辞退ボタン42を押すと(ステップS3)、発言モ
ード変更問い合わせされているので(ステップS1
1)、会議モード変更問い合わせ応答部123が会議モ
ード変更問い合わせ部122に対して聴講モードへの会
議モードの変更可能の意志を伝える(ステップS1
2)。それに応じて、多地点間通信制御装置110側
で、会議モード変更問い合わせ部122が、該端末の聴
講モードへの会議モード変更命令を会議モード設定変更
部118に出すと、会議モード設定変更部118は、端
末101の会議モードを発言モードから聴講モードに変
更・設定し、端末101に聴講モード設定完了の信号を
送る。
【0085】一方、端末側では、回線制御部201が聴
講モード設定完了の信号を受信すると、前述したステッ
プS14〜S16の処理を経て聴講モードを開始する。
【0086】さて、発言時間計測部131をモニタして
いた会議モード変更問い合わせ部122は、発言時間計
測部131て計測されている端末101の発言時間t
が、会議モード変更問い合わせ部122自らが記憶して
いる端末101の発言強制終了時間τ1の値を越える
と、会議モード設定変更部118に対して、端末101
の会議モードの変更命令を出す。すると、会議モード設
定変更部118は、端末101の会議モードを発言モー
ドから聴講モードに変更・設定し、端末101に聴講モ
ード設定完了の信号を送る。
【0087】端末101では、ステップS8において、
回線制御部201が聴講モード設定完了の信号を受信す
ると、前述したステップS14〜S16の処理を経て聴
講モードを開始する。
【0088】以上説明したように、聴講モードの端末1
05から会議モード変更要求部121によって会議モー
ドの変更要求が成されると、既に発言者の人数が制限い
っぱいの場合、該要求に対して多地点間通信装置110
は前記会議モード変更問い合わせ部122により発言モ
ードの端末101、102、104に会議モードの変更
の可否を問い合わせて、その結果、会議モード変更問い
合わせ応答部123により変更可能と応答した端末の一
部または全て、および、会議モードの変更要求を行った
端末の会議モードを会議モード設定変更部118により
変更することにより、複数の発言権者が同時に発言でき
る制限人数いっぱいの人数で会議を行っている場合で
も、会議を聴講しているユーザ端末から発言権の要求が
あるとき、発言権を持っている複数の発言者のいずれか
1人から発言権を返してもらい、代わりに、発言権を要
求したユーザ端末に発言権を与えるといった制御を行う
ことによって、議長を設けることなしに会議の参加者全
員に発言権が平等に与えられる。
【0089】また、聴講モードの端末105からの前記
会議モード変更要求部121による会議モードの変更要
求に対して、前記会議モード変更問い合わせ部122に
より発言モードの端末101、102、104に会議モ
ードの変更の可否を問い合わせた結果、会議モード変更
可能応答がなかった場合、前記発言時間計測部131に
よる計測時間に応じて1つまたはそれ以上の発言モード
の端末を選択し、選択された端末および前記会議モード
の変更要求を行なった端末の会議モードを前記会議モー
ド設定変更部118により変更することにより、複数の
発言権者が同時に発言できる制限人数いっぱいの人数で
会議を行っている場合でも、会議を聴講しているユーザ
端末から発言権の要求があるとき、発言権を持っている
複数の発言者のいずれか1人から発言権を返してもら
い、代わりに、発言権を要求したユーザ端末に発言権を
与えるといった制御を行うことによって、議長を設ける
ことなしに会議の参加者全員に発言権が平等に与えられ
る。
【0090】図2に示すように、多地点間通信制御装置
110には、さらに、発言モードの端末の発言時間の終
了を通知する発言終了通知部141を具備している。
【0091】図2において、例えば今、端末101、1
02、104が発言モードに、端末103、105が聴
講モードに設定されて、マルチメディア会議に参加して
おり、同時に発言可能な参加者数の上限が3人である場
合の通信会議システムの動作について説明する。
【0092】端末101〜105はネットワーク10
6、107を介して多地点間通信制御装置110に接続
され、各端末備え付けのディスプレイ上の画面には、発
言モードの端末101、102、104から送信される
映像がリアルタイムに表示されている。
【0093】図3は、会議参加端末に備え付けのディス
プレイ上に映し出される映像を表す図であり、図3
(a)は、会議中の発言モードの端末101、102、
104のディスプレイに共通に映し出される映像の例、
図3(b)は、会議中の聴講モードの端末103、10
5のディプレイに共通に映し出される映像の例である。
この表示画面は、発言モードの端末数と同数の映像表示
ウインドウから構成され、各々の映像表示ウインドウ
は、映像表示部51、端末情報表示部48、および、発
言残り時間表示部49で構成される。
【0094】映像表示部51は、発言モードの端末から
送られてくる映像をリアルタイムに表示する。端末情報
表示部48は同じ映像表示ウインドウ内の映像表示部5
1で表示される映像情報の送信先の端末の情報を表示す
る。発言残り時間表示部49は、同じ映像表示ウインド
ウ内の端末情報表示部48で示される発言モード端末の
発言可能な残り時間を表示する。
【0095】会議参加終了ボタン52を例えば、マウス
等で指示することによって、その操作を行った端末は会
議への参加を終了できる。
【0096】発言モードの端末101、102、104
は、発言辞退ボタン42を例えばマウス等で指示するこ
とによって、発言モードから聴講モードへの会議モード
の変更を多地点間通信制御装置110に要求できる。
【0097】聴講モードの端末103、105は、発言
要求ボタン43を例えば、マウス等で指示することによ
って、聴講モードから発言モードへの会議モードの変更
を多地点間通信制御装置110に要求できる。
【0098】図6は、発言モード端末の発言辞退及び会
議終了等の一連の動作を説明するためのフローチャート
である。以下、図2、図3及び図6を参照して端末10
1と多地点間通信制御装置110との間の動作について
説明する。
【0099】図6において、例えば、前述した図4のフ
ローチャートに従って、端末101が聴講モードから発
言モードに変わると(ステップT1)、発言時間計測部
131は、端末101の発言時間tを「0」にリセット
して、端末101の発言時間の計測を開始し、端末10
1に図3(a)で示す映像が送信され始める。
【0100】会議中、端末101の回線制御部201
は、ユーザから図3(a)の会議参加終了ボタン52を
通じて参加終了命令が入力されるか否かを監視し(ステ
ップT2)、ユーザから参加終了命令が入力されると、
端末101の回線制御部201は、多地点間通信制御装
置110内の通信回線制御部111との間の通信回線を
切断し(ステップT9)、会議への参加を終了する(ス
テップT10)。
【0101】ところで、今、端末101、102、10
4は発言モードで、端末103、105は聴講モードで
会議に参加しており、同時に発言可能な参加者数の上限
が3人である場合、例えば、聴講モードの端末105が
多地点間通信制御装置110に発言要求をすると、図4
の聴講モード端末の動作を表すフローチャートの説明で
も触れたように、会議モード設定変更部118は、自ら
が記憶している全ての会議参加端末101〜105の会
議モードの状態をチェックして、発言権が一つも余って
ないことが判ると、発言モードの端末が端末101、1
02、104であることを会議モード変更問い合わせ部
122に伝える。
【0102】すると、会議モード変更問い合わせ部12
2は、通信回線制御手段111、112、114、ネッ
トワーク106、107、各発言モード端末101、1
02、104内の回線制御部201を通じて、端末10
1、102、104の会議モード変更問い合わせ応答部
123に、発言モードから聴講モードへの会議モードの
変更の発言者に促す意味で問い合わせをする。
【0103】さて、ステップT2において、参加終了命
令が入力されていない場合、回線制御部201は、次
に、ユーザが発言を止める意志があるか否かを確認する
ための会議モード変更問い合わせが多地点間通信制御装
置110からなされているか否かをチェックする(ステ
ップT3)。
【0104】多地点間通信制御装置110から、会議モ
ード変更問い合わせされていなければ、ステップT5へ
と進むが、一方、ステップT3において、端末101の
回線制御部201が、多地点間通信制御装置110から
発言モード変更問い合わせされていると判断すると、発
言辞退ボタン42の管理を会議モード変更要求部121
から会議モード変更問い合わせ応答部123に切り替
え、発言辞退ボタン42を点滅させ(ステップT4)、
端末101のユーザに発言を辞退するように促す。
【0105】しかし、その後、例えば、他の発言モード
の端末102が後述するステップT5→T11→T13
→T14→T15→T16に従って発言辞退したり、又
は、発言要求していた聴講モードの端末105が図4の
ステップA7→A12→A13→A14に従って発言要
求を取り消した場合には、発言権が足りている状態にな
るので、会議モード設定変更部118は、会議モード変
更問い合わせ部122に発言モード端末への会議モード
変更問い合わせを止めさせる。
【0106】すると、発言モードの端末101は、回線
制御部201がステップT3において、会議モード変更
問い合わせされていないと判断して、発言辞退ボタン4
2の管理を会議モード変更問い合わせ応答部123から
会議モード変更要求部121へと切り換え、発言辞退ボ
タン42の点滅を止める。
【0107】ステップT5では、端末101が会議モー
ド変更問い合わせされていれば会議モード変更問い合わ
せ応答部123が、会議モード変更問い合わせされてい
なければ会議モード変更要求部121が、端末101の
ユーザから図3(a)の発言辞退ボタン42を通じて、
発言辞退の入力がなされたか否かをチェックする。
【0108】ステップT5において、会議モード変更問
い合わせされている最中に、端末101のユーザが点滅
状態の発言辞退ボタン42を押すと、発言モード変更問
い合わせされているので(ステップT11)、会議モー
ド変更問い合わせ応答部123が会議モード変更問い合
わせ部122に対して聴講モードへの会議モードの変更
可能の意志を伝える(ステップT13)。
【0109】それに対し、多地点間通信制御装置110
側では、会議モード変更問い合わせ部122が、端末1
01の聴講モードへの会議モード変更命令を会議モード
設定変更部118に出すと、会議モード設定変更部11
8は、端末101の会議モードを聴講モードに設定し
て、聴講モード設定完了の信号を通信回線制御部111
に送る。すると、通信回線制御部111は、端末101
からの映像・音声データを映像・音声合成部116に転
送するのを止めると同時に、端末101に対して聴講モ
ード設定完了の信号をネットワーク106を介して送
る。
【0110】一方、端末101側では、回線制御部20
1が聴講モード設定完了の信号を受信すると、直ちに上
りの通信回線のみを切断可能か否かをチェックし(ステ
ップT14)、切断可能ならば、伝送路の節約のため、
上りの通信回線のみ切断して(ステップT15)、聴講
モードが開始される(ステップT16)。
【0111】前述のステップT3→T4→T5→T11
→T13→T14→T15→T16は、図5と同様な形
態を表しているが、これだけの機能では、例えば、聴講
モードの端末105が発言要求をして、発言モードの端
末101、102、104に多地点間通信制御装置11
0から会議モード変更問い合わせが送信されても、どの
発言モードの端末101、102、104も発言辞退し
ない場合、発言権が余っていないので、いつまで経って
も、発言要求した端末105が発言モードになれないと
いう問題が出てくる。
【0112】そこで、各発言モードの端末ごとに、前も
って発言時間に制限を設け、各発言モードの端末の発言
時間が制限時間に達したら、強制的に聴講モードに変更
し、発言権を発言モードへの変更要求を行っている他の
端末へ渡すように制御することが考えられる(後述のス
テップT6→T7→T8)。
【0113】ステップT5において、会議モード変更問
い合わせされていないとき、つまり、発言権が不足して
いない場合に、端末101のユーザが発言辞退ボタン4
2を押すと、発言モード変更問い合わせされていないの
で(ステップT11)、会議モード変更要求部121
が、発言モードから聴講モードへの会議モードの変更要
求を多地点間通信制御装置110内の会議モード設定変
更部118に送信する(ステップT12)。すると、会
議モード設定変更部118は、端末101の会議モード
を聴講モードに設定して、聴講モード設定完了の信号を
通信回線制御部111に送ると、通信回線制御部111
は、端末101からの映像・音声データを映像・音声合
成部116に転送するのを止めると同時に、端末101
に対して聴講モード設定完了の信号をネットワーク10
6を介して送る。
【0114】一方、端末101の回線制御部201は、
この聴講モード設定完了の信号を受信すると、前述のス
テップT14→T15→T16の処理を経て聴講モード
を開始する。
【0115】ステップT5においてユーザから発言辞退
の入力がなされないと、ステップT6に進む。
【0116】多地点間通信制御装置110側では、端末
101、102、104が各々発言モードになった瞬間
に、会議モード設定変更部118は、発言時間計測部1
31に各々の端末の発言モード設定完了信号を送ると、
発言時間計測部131は、各端末の発言時間のカウント
値tを「0」にリセットして、端末101、102、1
04の発言時間の計測を開始している。また、発言時間
計測部131で計測されている全ての発言モード端末1
01、102、104の発言時間の情報は、逐次、発言
終了通知部141に通知されており、発言終了通知部1
41は、各々の発言端末ごとに前もって設定されている
発言制限時間τ2と比較し、各発言モードの端末の発言
可能な残り時間(τ2−t)を計算すると、その情報
を、それぞれ通信回線制御部111、112、114を
介して映像・音声合成部116に随時送ることによっ
て、各発言モード端末の発言残り時間が図3(a)
(b)で表される発言残り時間表示部49上にリアルタ
イムに反映されることになる。
【0117】発言終了通知部141は、ある発言モード
の端末の発言残り時間(τ2−t)が例えば30秒以下
になると、対応する通信回線制御部111〜115を介
して該発言モード端末に発言モードの終了を通知する。
【0118】さて、ステップT6において、端末101
の回線制御部201が多地点間通信制御装置110から
発言モード終了通知を受けていない間は、端末101
は、ステップT2→T3→T4→T5→T6の処理をず
っと繰り返すが、端末101の発言残り時間が、例え
ば、30秒以下になって多地点間通信制御装置110か
ら発言モード終了通知が端末101の回線制御部201
に送られると、回線制御部201は、端末101の画面
上の発言残り時間表示部49に表示されている端末10
1の発言残り時間(τ2−t)を点滅表示する等して強
調し(ステップT7)、端末101のユーザに発言時間
が間もなく終了することを伝える。こうすることによっ
て、端末101のユーザは、残りの発言時間を有意義に
使うことができる。
【0119】一方、多地点間通信制御装置110側で
は、発言時間計測部131で計測されている例えば端末
101の発言時間のカウント値tが、発言終了通知部1
41が記憶している予め設定された端末101の発言制
限時間τ2の値を越えると、発言終了通知部141は、
会議モード設定変更部118に端末101の会議モード
を聴講モードに変更するように会議モード変更命令を出
す。すると、会議モード設定変更部118は、端末10
1の会議モードを発言モードから聴講モードに変更・設
定し、通信回線制御部111を介して端末101に聴講
モード設定完了の信号を送る。
【0120】端末101は、ステップT8において、回
線制御部201が多地点間通信制御装置110から聴講
モード設定完了の信号を受信しない間は、ステップT2
へ戻るが、端末101の発言残り時間が「0」になり、
多地点間通信制御装置110から聴講モード設定完了の
信号を端末101の回線制御部201が受信すると、前
述したステップT14→T15→T16の処理を経て聴
講モードを開始する。
【0121】さて、多地点間通信制御装置110側で
は、ステップT8の聴講モード開始時において、会議モ
ード設定変更部118が端末101の会議モードを発言
モードから聴講モードに変更・設定すると、前述した端
末101の他に発言時間計測部131にも聴講モード設
定完了の信号を送る。すると、発言時間計測部131
は、発言終了通知部141に端末101の発言時間情報
を送信するのを止める。そして、発言終了通知部141
は通信回線制御部111を介して端末101に発言モー
ドの終了を通知しているならば、端末101に対する発
言モード終了の通知を止める。
【0122】以上説明したように、端末毎に発言モード
である時間を計測する発言時間計測部131によって測
定された各発言モードの端末の発言時間が、例えば、予
め設定された発言制限時間を超過する数十秒前に、前記
発言終了通知部141によって当該端末へ発言時間の終
了予告を通知し、一方、発言モード終了の予告を受けた
当該端末は自主的に会議モードの変更を行わないと、会
議モード設定変更部118によって強制的に当該端末の
会議モードが聴講モードに変更される。このようにし
て、特定の参加者に発言権が長時間与えることを防止す
ることが可能となる。すなわち、複数の発言者が同時に
発言できる制限人数いっぱいの人数で会議を行っている
際に、聴講モードのユーザ端末から発言権の要求がある
ような場合に、発言モードの複数の端末のユーザのいず
れか一人を所定の方法により選択し、その選択された発
言者から発言権を返してもらい、代わりに、発言権を要
求した聴講モードのユーザに発言権を与えることによっ
て、議長を設けることなしに、マルチメディア会議の参
加者全員に発言権が平等に与えられる発言権制御が可能
となる。
【0123】図2に示すように、各端末101〜105
には、さらに、発言終了通知部141による発言時間終
了の通知に対して、発言制限時間の延長を要求する発言
モード延長要求部151を具備している。
【0124】また、多地点間通信制御装置110には、
さらに、発言モード端末の発言モード延長要求部151
から発言制限時間の延長要求を受けると、対応する端末
の延長回数を1つだけインクリメントしてカウントし、
該カウント値を後述の制限時間設定部153に通知する
延長回数カウント部152と、会議モードの変更を要求
して発言権が付与されるのを待っている聴講モードの端
末の数をカウントし、その結果を発言状況監視部162
に通知する発言権要求カウント部161と、発言権要求
カウント部161から通知される結果又は会議モード設
定変更部118から通知される少なくとも一方の会議モ
ードの端末の数に応じて、その時の会議の状況が、発言
要求が頻繁に行われている発言混雑モードか、または、
発言要求が殆ど行われていない発言空きモードのいずれ
の状況であるかを判断し、その判断結果を制限時間設定
部153に通知する発言状況監視部162、および、発
言モード延長要求部151から通知される該対応端末の
延長回数カウント値、及び、発言状況監視部162から
通知されている発言状況の判定結果に応じて、該対応す
る端末の次回の発言制限時間を設定し、新たに設定した
該対応する端末の発言制限時間を発言終了通知部141
に通知する制限時間設定部153を具備している。
【0125】図2において、例えば今、端末101、1
02、104が発言モードに、端末103、105が聴
講モードに設定されてマルチメディア会議に参加してお
り、同時に発言可能な参加者数の上限が3人である場合
の通信会議システムの動作について説明する。
【0126】端末101〜105はネットワーク10
6、107を介して多地点間通信制御装置110に接続
され、各端末備え付けのディスプレイ上の画面には、発
言モードの端末101、102、104から送信される
映像がリアルタイムに表示されている。
【0127】図3は、会議参加端末に備え付けのディス
プレイ上に映し出される映像を表す図であり、図3
(a)は、会議中の発言モードの端末101、102、
104のディスプレイに共通に映し出される映像の例、
図3(b)は、会議中の聴講モードの端末103、10
5のディプレイに共通に映し出される映像の例である。
【0128】図3(a)に示すように、発言モードの端
末画面には、さらに、多地点間通信制御装置110から
の発言終了通知に対して、発言モードの端末から発言モ
ードの延長を要求するための発言延長要求ボタン41を
具備している。
【0129】図7は、制限時間設定部153において、
発言延長回数Nと発言の混み具合に応じて発言モード端
末の発言制限時間を設定する方法を説明するための図で
ある。
【0130】図8は、発言モード端末の発言辞退、発言
延長要求、及び会議終了等の一連の動作を説明するため
のローチャートである。以下、図2、図3、図7及び図
8を参照して端末101と多地点間通信制御装置110
との間の動作について説明する。
【0131】図8において、前述した図4のフローチャ
ートに従って、端末101が聴講モードから発言モード
に変わると(ステップU1)、会議モード設定変更部1
18は、発言時間計測部131および延長回数カウント
部152に対して、端末101の発言モード設定完了の
信号を送る。すると、発言時間計測部131は、端末1
01の発言時間のカウント値tを「0」にリセットし
て、端末101の発言時間の計測を開始し、端末101
に図3(a)で示す映像が端末101に送信され始め
る。
【0132】延長回数カウント部152は、端末101
の発言延長回数のカウント値Nを「0」にリセットし、
端末101の発言延長回数カウント値Nを制限時間設定
部153に送る。
【0133】制限時間設定部153は、延長回数カウン
ト部152から送られた端末101の発言延長回数カウ
ント値N、及び発言状況監視部162から通知されてい
る、発言要求が頻繁に行われているか否かの判定結果を
基に、制限時間設定部153に記憶されている、例え
ば、図7に示すようなグラフを表すテーブルを参照する
ことによって、端末101の発言制限時間τ2を設定
し、その設定した端末101の発言制限時間τ2の値を
発言終了通知部141に通知する。
【0134】発言終了通知部141は、制限時間設定部
153から通知された端末101の発言制限時間τ2の
値を記憶して、発言時間計測部131から逐次送られて
くる端末101の発言時間のカウント値tと比較する。
【0135】ここで、図7を参照して、制限時間設定部
153における発言制限時間τ2の設定方法を説明す
る。
【0136】制限時間設定部153は、発言状況監視部
162から通知される結果に応じて、その通知結果が発
言空きモードである場合は、図7(a)で表されるよう
に発言延長回数が多い程、発言制限時間を長く設定する
様なテーブルを用い、一方、発言状況監視部162から
の通知結果が発言混雑モードあった場合には、図7
(b)で表されるように、発言延長回数が多くなる程、
発言制限時間を短く設定するようなテーブルを用いる。
【0137】制限時間設定部153は、このテーブルを
参照して、延長回数カウント部152から通知される、
ある発言モード端末の発言延長回数Nに対する該端末の
発言制限時間τ2の延長時間TN を求め、次式(1)、
(2)に従って、該発言モード端末が連続してN回目の
発言延長要求をした後の発言制限時間τ2(N)を決定
する。
【0138】 τ2(0)=T0(該端末の聴講モード設定時の初期発言制限時間) …(1) τ2(N)=τ2(N−1)+TN (N=1、2、3、4、5、… ) …(2) ところで、図7(b)において、T3 の値が「0」とな
っているが、これは、聴講モードの端末が発言要求した
にもかかわらず、発言権が与えられるのを長時間待たな
ければならないような発言混雑モードの時に、発言モー
ド端末のユーザが連続して2回までしか発言時間の延長
をすることができないようになっている例である。
【0139】さて、会議モード設定変更部118は、あ
る聴講モード端末が発言要求(モード変更要求)した際
に、該端末に発言権が付与されるか、または、該端末が
発言要求を辞退するまでずっと、該聴講モード端末の識
別情報を、他の同じ状況の発言要求端末の識別情報と共
に発言要求順に記憶する機能を持つバッファを有してお
り、ある会議参加端末の会議モードの設定・変更が完了
するか、または、ある聴講モード端末から発言要求され
る度に、前記バッファ内に記憶されている全ての端末の
識別情報を発言権要求カウント部161に送信する。
【0140】すると、発言権要求カウント部161は、
会議モード設定変更部118から送られてきた情報か
ら、会議モード設定変更部118から発言権を付与され
るのを待っている全ての発言モード端末の数をチェック
し、その結果を発言状況監視部162に通知する。
【0141】発言状況監視部162は、発言権要求カウ
ント部161から、発言要求して発言権が付与されるの
を待っている聴講モードの端末の数を通知されると、直
ちにその値を記憶して、ある会議参加端末の会議モード
の設定・変更が完了した直後に会議モード設定変更部1
18から通知され、記憶していた発言モード端末の数
が、発言可能な最大人数と等しい「3」であり、かつ、
発言権要求カウント部161から通知された、発言要求
して発言権が付与されるのを待っている聴講モードの端
末の数が「1」以上の場合限りに、発言状況を発言混雑
モードと判定し、それ以外の場合を発言空きモードと判
定して、その結果を制限時間設定部153に通知する。
【0142】さて、会議中、端末101の回線制御部2
01は、ユーザから図3(a)の会議参加終了ボタン5
2を通じて参加終了命令が入力されると(ステップU
2)、端末101の回線制御部201は、多地点間通信
制御装置110内の通信回線制御部111との間の通信
回線を切断し(ステップU10)、会議への参加を終了
する(ステップU11)。
【0143】ところで、今、端末101、102、10
4は発言モードで、端末103、105は聴講モードで
会議に参加しており、同時に発言可能な参加者数の上限
が3人である場合、例えば、聴講モードの端末105が
多地点間通信制御装置110に発言要求をすると、会議
モード設定変更部118は、自らが記憶している全ての
会議参加端末101〜105の会議モードの状態をチェ
ックして、発言権が1つも余ってないことが判ると、発
言モードの端末が端末101、102、104であるこ
とを会議モード変更問い合わせ部122に伝える。する
と、会議モード変更問い合わせ部122は、通信回線制
御部111、112、114、ネットワーク106、1
07、及び各発言モード端末101、102、104内
の回線制御部201を通じて、端末101、102、1
04の会議モード変更問い合わせ応答部123に、発言
モードから聴講モードへの会議モードの変更を発言者に
促す意味で問い合わせをする。
【0144】さて、ステップU2において、参加終了命
令が入力されていない場合、回線制御部201は、次
に、ユーザが発言を止める意志があるか否かを確認する
ための会議モード変更問い合わせが多地点間通信制御装
置110からなされているか否かをチェックする(ステ
ップU3)。
【0145】多地点間通信制御装置110から、会議モ
ード変更問い合わせされていなければ、ステップU5へ
と進むが、ステップU3において、端末101の回線制
御部201が、多地点間通信制御装置110から発言モ
ード変更問い合わせされていると判断すると、発言辞退
ボタン42の管理を会議モード変更要求部121から会
議モード変更問い合わせ応答部123に切り替え、発言
辞退ボタン42を点滅させ(ステップU4)、端末10
1のユーザに発言を辞退するように促す。
【0146】しかし、その後、例えば、他の発言モード
の端末102が後述するステップU5→U12→U14
→U15→U16→U17に従って発言辞退したり、又
は、発言要求していた聴講モードの端末105が、図4
のステップA7→A12→A13→A14に従って発言
要求を取り消した場合には、発言権が足りている状態に
なるので、会議モード設定変更部118は、会議モード
変更問い合わせ部122に発言モード端末への会議モー
ド変更問い合わせを止めさせる。すると、発言モードの
端末101では、回線制御部201がステップU3にお
いて、会議モード変更問い合わせされていないと判断し
て、発言辞退ボタン42の管理を会議モード変更問い合
わせ応答部123から会議モード変更要求部121へと
切り換え、発言辞退ボタン42の点滅を止める。
【0147】ステップU5において、端末101が会議
モード変更問い合わせされていれば会議モード変更問い
合わせ応答部123が、会議モード変更問い合わせされ
ていなければ会議モード変更要求部121が、端末10
1のユーザから図3(a)の発言辞退ボタン42を通じ
て、発言辞退の入力がなされたか否かをチェックする。
【0148】ステップU5において、会議モード変更問
い合わせされている最中に、端末101のユーザが点滅
状態の発言辞退ボタン42を押すと、発言モード変更問
い合わせされているので(ステップU12)、会議モー
ド変更問い合わせ応答部123が会議モード変更問い合
わせ部122に対して聴講モードへの会議モードの変更
可能の意志を伝える(ステップU14)。
【0149】それに対し、多地点間通信制御装置110
側では、会議モード変更問い合わせ部122が、端末1
01の聴講モードへの会議モード変更命令を会議モード
設定変更部118に出すと、会議モード設定変更部11
8は、端末101の会議モードを聴講モードに設定し
て、聴講モード設定完了の信号を通信回線制御部111
に送る。すると、通信回線制御部111は、端末101
からの映像・音声データを映像・音声合成部116に転
送するのを止めると同時に、端末101に対して聴講モ
ード設定完了の信号をネットワーク106を介して送
る。
【0150】一方、端末101側では、回線制御部20
1が聴講モード設定完了の信号を受信すると、直ちに上
りの通信回線のみを切断可能か否かをチェックし(ステ
ップU15)、切断可能ならば、伝送路の節約のため、
上りの通信回線のみ切断して(ステップU16)、聴講
モードが開始される(ステップU17)。
【0151】前述のステップU3→U4→U5→U12
→U14→U15→U16→U17は、図5のと同様な
形態を表しているが、これだけの機能では、例えば、聴
講モードの端末105が発言要求をして、発言モードの
端末101、102、104に多地点間通信制御装置1
10から会議モード変更問い合わせが送信されても、ど
の発言モードの端末101、102、104も発言辞退
しない場合、発言権が余っていないので、いつまで経っ
ても、発言要求した端末105が発言モードになれない
という問題が出てくる。
【0152】このような問題を解決するために、後述の
ステップU6→U7→U8→U9の処理が考えられる。
【0153】ところで、ステップU5において、会議モ
ード変更問い合わせされていないとき、つまり、発言権
が不足していない場合に、端末101のユーザが発言辞
退ボタン42を押すと、発言モード変更問い合わせされ
ていないので(ステップU12)、会議モード変更要求
部121が、発言モードから聴講モードへの会議モード
の変更要求を多地点間通信制御装置110内の会議モー
ド設定変更部118に送信する(ステップU13)。す
ると、会議モード設定変更部118は、端末101の会
議モードを聴講モードに設定して、聴講モード設定完了
の信号を通信回線制御部111に送ると、通信回線制御
部111は、端末101からの映像・音声データを映像
・音声合成部116に転送するのを止めると同時に、端
末101に対して聴講モード設定完了の信号をネットワ
ーク106を介して送る。
【0154】一方、端末101の回線制御部201は、
この聴講モード設定完了の信号を受信すると、前述した
ステップU15→U16→U17の処理を経て聴講モー
ドを開始する。
【0155】ステップU5においてユーザから発言辞退
の入力がなされないと、ステップU6に進む。
【0156】多地点間通信制御装置110側では、端末
101、102、104が各々発言モードになった瞬間
に、会議モード設定変更部118は、発言時間計測部1
31に各々の端末の発言モード設定完了信号を送ると、
発言時間計測部131は、各端末の発言時間のカウント
値tを「0」にリセットして、端末101、102、1
04の発言時間の計測を開始する。
【0157】発言時間計測部131で計測されている全
ての発言モード端末101、102、104の発言時間
の情報は、逐次、発言終了通知部141に通知されてお
り、発言終了通知部141は、制限時間設定部153か
ら通知され、記憶していた最新の各発言モード端末毎の
発言制限時間τ2と比較し、各発言モードの端末の発言
可能な残り時間(τ2−t)を計算する。その結果を、
それぞれ通信回線制御部111、112、114を介し
て映像・音声合成部116に随時送ることによって、各
発言モード端末の発言残り時間が図3(a)、(b)で
表される発言残り時間表示部49上にリアルタイムに反
映されることになる。
【0158】発言終了通知部141は、ある発言モード
の端末の発言残り時間(τ2−t)が例えば30秒以下
になると、対応する通信回線制御部111〜115を介
して該発言モード端末に発言モードの終了を通知する。
【0159】さて、ステップU6において、端末101
の回線制御部201が多地点間通信制御装置110から
発言モード終了通知を受けていない間は、端末101
は、ステップU2→U3→U4→U5→U6の処理を繰
り返すが、端末101の発言残り時間が30秒以下にな
って多地点間通信制御装置110から発言モード終了通
知が端末101の回線制御部201に送られると、回線
制御部201は、端末101の画面上の発言残り時間表
示部49に表示されている端末101の発言残り時間
(τ2−t)を点滅表示する等して強調して(ステップ
U7)、端末101のユーザに発言時間が間もなく終了
することを伝える。
【0160】これと同時に、回線制御部201は、発言
モード延長要求部151を介して端末101の発言延長
要求ボタン41を点滅させ(ステップU7)、端末10
1のユーザに対して発言延長要求が可能であることを知
らせる。
【0161】発言延長ボタン41が点滅していないと
き、ステップU2→U3→U4→U5→U6のループ
は、ユーザがいくら発言延長要求ボタン41を押して
も、発言延長要求することはできない。
【0162】ステップU8において、端末101の発言
モード延長要求部151は、ユーザから図3(a)の発
言延長要求ボタン41を介して発言モード延長要求され
るか否かを監視し、ユーザから発言延長要求されていな
いと、ステップU9へと進むが、ユーザから発言延長要
求されると、発言モード延長要求部151は、多地点間
通信制御装置110内の延長回数カウント部152に対
して発言モード延長要求をして、端末101はステップ
U2へと戻る。
【0163】一方、多地点間通信制御装置110側で
は、端末101からの発言モード延長要求を延長回数カ
ウント部152が受けると、延長回数カウント部152
内でカウントしている端末101の発言延長回数Nが
「1」だけインクリメントされ、それに応じて、制限時
間設定部153は、前述した通りにして端末101の新
たな発言制限時間τ2を設定すると、その値を発言終了
通知部141に通知して、その通知を受けた発言終了通
知部141では、端末101に対してこの新たな発言制
限時間τ2を用いた処理が始まる。
【0164】さて、多地点間通信制御装置110側で
は、発言時間計測部131で計測されている例えば端末
101の発言時間のカウント値tが、発言終了通知部1
41に記憶されている。前もって制限時間設定部153
から通知されていた最新の端末101の発言制限時間設
定値τ2の値を越えると、発言終了通知部141は、会
議モード設定変更部118に端末101の会議モードを
聴講モードに変更するように会議モード変更命令を出
す。すると、会議モード設定変更部118は、端末10
1の会議モードを発言モードから聴講モードに変更・設
定し、通信回線制御部111を介して端末101に聴講
モード設定完了の信号を送る。
【0165】端末101は、ステップU9において、回
線制御部201が多地点間通信制御装置110から聴講
モード設定完了の信号を受信しない間は、ステップU2
へと戻るが、端末101の発言残り時間が「0」にな
り、多地点間通信制御装置110から聴講モード設定完
了の信号を端末101の回線制御部201が受信する
と、前述したステップU15→U16→U17の処理を
経て聴講モードを開始する。
【0166】以上説明したように、発言終了通知部14
1による発言時間終了予告の通知に対して、当該端末が
発言モード延長要求部151によって制限時間の延長を
要求すると、延長回数カウント部152は、対応する端
末毎に延長回数をインクリメントし、このカウント値を
制限時間設定部153に通知し、制限時間設定部153
は、該カウント値に応じて次の発言制限時間を設定す
る。また、発言終了通知部141による発言時間終了予
告の通知に対して、当該端末が自主的に会議モードの変
更を行うか、または、会議モード設定変更部118によ
って強制的に会議モードの変更が行われた場合には、延
長回数カウント部152によって、延長回数をリセット
する。
【0167】また、会議モード変更要求部121により
聴講モードの端末から会議モードの変更要求があると、
発言権要求カウント部161は、会議モードの変更を要
求して発言権が付与されるのを待っている聴講モードの
端末の数をカウントし、その結果、または少なくとも一
方の会議モードである端末の数に応じて、発言要求が頻
繁に行われる発言混雑モードであるか、または、発言要
求が殆ど行われない発言空きモードのいずれであるかを
発言状況監視部162によって判断し、また、発言終了
通知部141による発言時間終了の通知に対して、当該
端末が発言モード延長要求部151によって制限時間の
延長を要求すると、延長回数カウント部152は、対応
する端末毎に延長回数をインクリメントし、このカウン
ト値を制限時間設定部153に通知し、制限時間設定部
153は、延長回数カウント部152によるカウント値
およびその時の発言状況監視部162の結果に応じて、
制限時間制御部153により発言制限時間を設定する。
【0168】このような動作を行うことにより、特定の
参加者に発言権を長時間与えることを防止できるととも
に、発言時間の延長が発言の混み具合を考慮してきめ細
かに決定でき、より柔軟な発言権制御が可能となる。す
なわち、複数の発言者が同時に発言できる制限人数いっ
ぱいの人数で会議を行っている際に、聴講モードのユー
ザ端末から発言権の要求があるような場合に、発言モー
ドの複数の端末のユーザのいずれか一人を所定の方法に
より選択し、その選択された発言者から発言権を返して
もらい、代わりに、発言権を要求した聴講モードのユー
ザに発言権を与えることによって、議長を設けることな
しに、マルチメディア会議の参加者全員に発言権が平等
に与えられる発言権制御が可能となる。
【0169】図2に示したように、各端末101〜10
5には、さらに、多地点間通信制御装置110内の聴講
終了通知部172からの聴講終了通知に対して、聴講時
間の延長を要求する聴講モード延長要求部181、聴講
モードの端末のユーザが任意に聴講制限時間を設定する
ための聴講モード制限時間設定部182を具備してい
る。
【0170】また、多地点間通信制御装置110には、
さらに、全ての聴講モードの端末の聴講時間を計測する
聴講時間計測部171、聴講時間計測部171によって
計測された時間と予め設定された聴講制限時間との間の
演算結果に応じて、当該端末への通知または当該端末と
多地点間通信制御装置110との間の通信回線の切断を
行う聴講終了通知手段172を具備している。
【0171】図2において、例えば今、端末101、1
02、104が発言モードに、端末103、105が聴
講モードに設定されてマルチメディア会議に参加してお
り、同時に発言可能な参加者数の上限が3人で有る場合
の通信会議システムの動作について説明する。
【0172】端末101〜105はネットワーク10
6、107を介して多地点間通信制御装置110に接続
され、各端末備え付けのディスプレイ上の画面には、発
言モードの端末101、102、104から送信される
映像がリアルタイムに表示されている。
【0173】図3は、会議参加端末に備え付けのディス
プレス上に映し出される映像を表す図であり、図3
(a)は、会議中の発言モードの端末101、102、
104のディスプレイに共通に映し出される映像の例、
図3(b)は、会議中の聴講モードの端末103、10
5のディスプレイに共通に映し出される映像の例であ
る。
【0174】図3に示すように、聴講モードの端末画面
には、さらに、多地点間通信制御装置110内の聴講終
了通知部172からの聴講終了通知に対して、ユーザが
聴講時間の延長を要求するために用いる聴講延長要求ボ
タン44、各聴講モード端末のユーザに聴講制限時間ま
で残り時間を通知するための聴講残り時間表示部45、
聴講モード端末のユーザが聴講制限時間を任意に設定し
たい時に用いるための聴講制限時間設定ボタン46、そ
の設定値を表示するための聴講制限時間設定表示部47
を具備している。
【0175】図9、図10は、聴講モード端末の発言要
求、会議終了、聴講モード延長要求、及び聴講モードの
制限時間の設定等の一連の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【0176】以下、図2、図3および図9、図10を参
照して、端末105と多地点間通信制御装置110との
間の動作について説明する。
【0177】端末101〜105は、ネットワーク10
6、107を介して多地点間通信制御装置110との間
に呼を設定し(ステップB1)、図2に示すような通信
会議システムを構成する。以下、端末105を例にとっ
て説明する。
【0178】会議中、端末105の回線制御部201
は、ユーザから、図3(b)の会議参加終了ボタン52
を通じて参加終了命令が入力されるか否かを監視し(ス
テップB2)、参加終了命令が入力されると、回線制御
部201は、多地点間通信制御装置110内の通信回線
制御部115との間の通信回線を切断し(ステップB1
1)、会議への参加を終了する(ステップB12)。
【0179】ステップB2において、参加終了命令が入
力されいない場合は、会議モード変更要求部121が、
ユーザから図3(b)の発言要求ボタン43を通じて、
会議モード変更要求命令が入力されるか否かをチェック
し(ステップB3)、ユーザから発言要求がなされてい
ないとステップB4へと進む。
【0180】ステップB3において、ユーザが発言要求
ボタン43を押して発言要求すると、会議モード変更要
求部121は発言要求ボタン43を点灯させ、図4のス
テップA4およびステップA5と同様にして、端末10
5と多地点間通信制御装置110との間の上りの通信回
線を確保する(図10のステップB19)。
【0181】次に、会議モード変更要求部121は、回
線制御部201、ネットワーク106、107、多地点
間通信制御装置110内の通信回線制御手段115を介
して、会議モード設定変更部118に会議モードの変更
を要求する(ステップB20)。
【0182】さて、会議モード設定変更部118は、聴
講モードの複数の端末から会議モードの変更要求を受け
ると、要求の早い順に各端末の識別情報等の端末を認識
できる情報をバッファに記憶し、このバッファ内の記憶
件数が1件以上になると、自らが保存している全ての会
議参加端末の会議モードの状態をチェックして、発言権
が余っているならば、直ちに前記該バッファの先頭に記
憶されている、会議モード変更要求したのが最も早かっ
た端末の会議モード設定値を発言モードに変更し、該バ
ッファから該端末の識別情報を掃き出すものとする。
【0183】一方、発言権が1つも余っていない場合
は、発言モードの端末から発言権を返して貰うために、
発言モード設定変更部118は、会議モード変更問い合
わせ部122を通じて発言モード端末全てに、発言モー
ドから聴講モードへの会議モードの変更の可否を問い合
わせる。
【0184】聴講モードの端末105が発言権の要求を
して発言権を与えるまでの待ち時間が長い場合、つま
り、会議モード設定変更部118に属する、各聴講モー
ドの端末からの発言要求のあった順番を記憶する前記バ
ッファ内に端末105の識別情報が記憶されている状態
が長く続く場合、端末105のユーザは、発言するのを
諦めて、または、他の理由で発言要求を取り消したい場
合があるかもしれない。
【0185】その場合、端末105のユーザは、現在発
言権が付与されるのを待っていることを示す発言要求ボ
タン43の点灯状態を、再度発言要求ボタン43を押す
ことによって発言要求を取り消すと(ステップB2
1)、発言要求ボタン43は消灯し、会議モード変更要
求部121は会議モード変更要求の取り消し命令を回線
制御部201、ネットワーク107、通信回線制御部1
15を介して、会議モード設定変更部118に送る(ス
テップB24)。
【0186】すると、会議モード設定変更部118は、
前記発言要求の順番を記憶するバッファ内に記憶されて
いる端末105の識別情報を該記憶バッファから掃き出
し、端末105以降に記憶された端末の識別情報があれ
ば、それらの順番を1つずつ繰り上げるものとする。
【0187】ステップB24の後、端末105の回線制
御部201は直ちに、図4のステップA13およびステ
ップA14と同様に、上りの通信回線のみ切断可能か否
かをチェックし、切断可能ならば上りの通信回線のみを
切断するという、上りの通信回線切断処理を行い(ステ
ップB25)、ステップB2へ戻る。
【0188】ステップB21において端末105のユー
ザが発言要求を取り消すか、または、ステップB22に
おいて多地点間通信制御装置110から発言権が与えら
れるまでずっと、ステップB21→B22を繰り返すこ
とになる。
【0189】ステップB22において、会議モード設定
変更部118により端末105に対して発言権が与えら
れと、すなわち、端末105の会議モードが発言モード
に変更されると、会議モード設定変更部118は、発言
時間計測部131に端末105の発言モード設定完了の
信号を送る。それに応じて、発言時間計測部131は、
端末105の発言時間tを「0」にリセットして、計測
を開始する。
【0190】これと同時に、会議モード設定変更部11
8は、端末105から送られてくる映像・音声データが
映像・音声合成部116に転送されるように、通信回線
制御部115に命令した後、直ちに端末105に対し
て、発言モード設定完了の信号を送信し、発言モードが
開始される(ステップB23)。
【0191】多地点間通信制御装置110側では、端末
103、105が各々聴講モードになった瞬間に、会議
モード設定変更部118は、聴講時間計測部171に端
末103、105の聴講モード設定完了信号を送る。す
ると、聴講時間計測部171は、各端末の聴講時間のカ
ウント値t′を「0」にリセットして、端末103、1
05の聴講時間の計測を開始する。
【0192】聴講時間計測部171で計測されている全
ての聴講モード端末103、105の聴講時間の情報
t′は、逐次、聴講終了通知部172に通知されてい
る。
【0193】聴講終了通知部172は、デフォルトで用
意されていた聴講制限時間τ′の値、または、聴講モー
ドの端末の聴講モード制限時間設定部182から通知さ
れ、更新・記憶していた最新の各聴講モード端末毎の聴
講制限時間τ′と、聴講時間計測部171から随時通知
されている各聴講モード端末の聴講時間のカウント値
t′を比較し、各聴講モード端末の聴講可能な残り時間
(τ′−t′)を計算すると、その情報を、それぞれ通
信回線制御部113、115を介して端末103、10
5に随時送ることによって、各聴講モード端末の聴講残
り時間、つまり、聴講モード端末の会議参加可能な残り
時間が、図3(b)で表される聴講残り時間表示部45
上にリアルタイムに反映されることになる。
【0194】聴講終了通知部172は、ある聴講モード
の端末の聴講残り時間(τ′−t′)が例えば30秒以
下になると、対応する通信回線制御部111〜115を
介して該聴講モード端末に聴講モードの終了を通知す
る。
【0195】ステップB4において、端末105の聴講
モード制限時間設定部182は、ユーザが聴講制限時間
設定ボタン46を介して聴講制限時間の設定要求してい
るか否かをチェックし、もし、ユーザから聴講制限時間
の設定要求がされていなければ、そのまま、ステップB
5へと進む。
【0196】ステップB4において、ユーザから聴講制
限時間の設定要求がされていると、前述のステップB1
9と同様の上りの通信回線の設定処理を行い(ステップ
B13)、端末105のユーザが図3(b)の聴講制限
時間設定値表示部47上で、例えばキーボードから任意
の聴講制限時間を入力し設定すると、聴講モード制限時
間設定部182は、聴講制限時間の設定通知、及び、そ
の新しく設定された聴講制限時間τ′の値を多地点間通
信制御装置110内の聴講終了通知部172と聴講時間
計測部171に向けて送信し(ステップB14)、前述
のステップB25と同様の上りの通信回線の切断処理を
行い(ステップB15)、ステップB5へと進む。
【0197】一方、多地点間通信制御装置110側で
は、聴講時間計測部171は、端末105の聴講モード
制限時間設定部182から聴講制限時間の制御通知を受
けると、端末105の聴講時間のカウント値t′を
「0」にリセットして、端末105の聴講時間の計測を
再開する。と同時に聴講終了通知部172は、端末10
5の聴講モード制限時間設定部182から、端末105
のユーザによって新たに設定された聴講制限時間τ′の
値を受けると、そのτ′の値を記憶して、聴講時間計測
部171から随時通知されている新たに「0」からカウ
ントを再開した端末105の聴講時間のカウント値t′
と比較し、各聴講モード端末の聴講可能な残り時間
(τ′−t′)を計算し、その情報を通信回線制御部1
15を介して端末105に随時送り始める。
【0198】さて、ステップB5において、端末105
の回線制御部201が多地点間通信制御装置110から
聴講モード終了通知を受けていない間は、端末105
は、ステップB2→B3→B4→B5の処理を繰り返す
が、端末105の聴講残り時間が30秒以下になって多
地点間通信制御装置110から聴講モード終了通知が端
末105の回線制御部201に送られると、回線制御部
201は、端末105の画面上の聴講残り時間表示部4
5に表示されている端末105の聴講残り時間(τ′−
t′)を点滅表示する等して強調し(ステップB6)、
端末105のユーザに聴講時間が間もなく終了するこ
と、つまり、間もなく強制的に会議参加を終了させられ
ることを伝えると同時に、回線制御部201は、聴講モ
ード延長要求部181を介して端末105の聴講延長要
求ボタン44を点滅させ(ステップB6)、端末105
のユーザに対して聴講延長要求が可能であることを知ら
せる。
【0199】聴講延長要求ボタン44が点滅していない
とき(ステップB2→B3→B4→B5のループ)は、
ユーザがいくら聴講延長要求ボタン44を押しても、聴
講延長要求することはできない。
【0200】ステップB7において、端末105の聴講
モード延長要求部181は、ユーザから図3(b)の聴
講延長要求ボタン44を介して聴講モード延長要求され
か否かを監視し、ユーザから聴講延長要求されていない
と、ステップB16へと進む。 一方、ユーザから聴講
延長要求されると、端末105の回線制御部201は、
前述のステップB19と同様の上りの通信回線の設定処
理を行う(ステップB8)。 聴講モード延長要求部1
81が、多地点間通信制御装置110内の聴講時間計測
部171に対して聴講モード延長要求をすると(ステッ
プB9)、前述のステップB25と同様の上りの通信回
線の切断処理を行い(ステップB10)、ステップB2
へと戻る。
【0201】点間通信制御装置110側では、端末10
5からの聴講モード延長要求を聴講時間計測部171が
受けると、端末105の聴講時間のカウント値t′の計
測を再開し、その値を聴講終了通知部172に随時通知
し、その通知を受けた聴講終了通知部172では、この
新たに「0」からカウントを再開した端末105の聴講
時間のカウント値t′を用いた処理が始まる。
【0202】さて、多地点間通信制御装置110側で
は、聴講時間計測部171で計測されている例えば端末
105の発言時間のカウント値t′が、聴講終了通知部
172にてデフォルトで用意されていた聴講制限時間
τ′の値、または、端末105の聴講モード制限時間設
定部182から通知され、更新・記憶していた端末10
5の最新の聴講制限時間τ′の値を越えると、聴講終了
通知部172は、通信回線制御部115を介して端末1
05に通信回線切断命令を送る。
【0203】端末105は、ステップB16において、
回線制御部201が多地点間通信制御装置110から通
信回線切断命令を受信しない間は、ステップB2へと戻
るが、端末105の聴講残り時間が「0」になり、多地
点間通信制御装置110から通信回線切断命令を端末1
05の回線制御部201が受信すると、端末105の回
線制御部201によって端末105と多地点間通信制御
装置110との間の通信回線が切断され(ステップB1
7)、端末105の通信会議への参加が終了する(ステ
ップB18)。
【0204】但し、ステップB9における聴講モード延
長要求部181による聴講モード延長要求、ステップB
14における聴講モード制限時間設定部182による聴
講制限時間の設定、ステップB20における会議モード
変更要求部121による会議モード変更要求命令、及
び、ステップB24におけね会議モード変更要求取り消
し命令が、例えば、ISDN網のDチャネルで伝送され
るような場合には、ステップB8、B10、B13、B
15、B19、B25の処理は全て省略できるが、代わ
りに、ステップB22の直後に前述のステップB19と
同様の上りの通信回線の設定処理を追加する必要があ
る。
【0205】以上説明したように、聴講時間計測部17
1によって、各聴講モードの端末ごとに測定された当該
端末の聴講時間と、予め設定された聴講制限時間との間
の演算結果に応じて、複数の聴講モードの端末から適当
な端末が選択され、聴講終了通知部172によって当該
端末へ聴講時間の終了を通知し、当該端末の自主的な会
議終了または会議モード変更要求を待つか、または、通
信回線制御部によって強制的に当該端末の会議接続を切
断する。
【0206】また、聴講終了通知部172による聴講時
間の終了通知に対して、当該端末が聴講モード延長要求
部181によって聴講モードの延長を要求し、また、聴
講モード制限時間設定部182によって聴講モード制限
時間を決定する。
【0207】これによって、聴講モードの端末との間の
不必要な回線接続を防止するとともに、聴講モードのユ
ーザが聴講モード制限時間を設定することが可能とな
る。すなわち、聴講者に会議参加を継続する意志がない
と判断できるような場合には、当該聴講者からの参加中
止操作がなくても当該聴講者が使用する端末との通信回
線を切断することによって、不必要に回線が接続される
ことを防止する効果がある。
【0208】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通信会議に参加する端末が互いに異なった種類のネット
ワークに接続されている場合でも、発言権の有無に関わ
らず、各ネットワークの特性に応じて通信回線を設定で
きるとともに、不必要な回線接続を防止し、さらに、議
長を設けることなしに会議の参加端末に発言権を平等に
与えることが可能な通信会議システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る通信会議システムの全
体の構成を概略的に示した図。
【図2】図1の通信会議システムの要部をさらに詳細に
説明するための図。
【図3】会議中に会議参加端末に備え付けのディプレイ
上に映し出される映像の具体例を示した図。
【図4】聴講モード端末の発言要求及び会議終了等の一
連の動作を説明するためのフローチャート。
【図5】発言モード端末の発言辞退及び会議終了等の一
連の動作を説明するためのフローチャート。
【図6】発言モード端末の発言辞退及び会議終了等の一
連の動作を説明するためのフローチャート。
【図7】発言延長回数と発言の混み具合に応じた発言制
限時間延長の制御を説明するための図。
【図8】発言モード端末の発言辞退、発言延長要求、及
び会議終了等の一連の動作を説明するためのフローチャ
ート。
【図9】聴講モード端末の発言要求、会議終了、聴講モ
ード延長要求、及び聴講モードの制限時間の設定等の一
連の動作を説明するためのフローチャート。
【図10】聴講モード端末の発言要求、会議終了、聴講
モード延長要求、及び聴講モードの制限時間の設定等の
一連の動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
101〜105…マルチメディア端末装置、106…ネ
ットワーク(双方向接続のみ可能な通信網)、107…
ネットワーク(片方向・双方向接続可能な通信網)、1
10…多地点間通信制御装置、111〜115…通信回
線制御部、116…映像・音声合成部、117…映像・
音声分配部、118…会議モード設定変更部、119…
通信回線制御部、121…会議モード変更要求部、12
2…会議モード変更問い合わせ部、123…会議モード
変更問い合わせ応答部、131…発言時間計測部、14
1…発言終了通知部、151…発言モード延長要求部、
152…延長回数カウント部、153…制限時間設定
部、161…発言権要求カウント部、162…発言状況
監視部、171…聴講時間計測部、172…聴講終了通
知部、181…聴講モード延長要求部、182…聴講モ
ード制限時間設定部、201…回線制御部、41…発言
延長要求ボタン、42…発言辞退ボタン、43…発言要
求ボタン、44…聴講延長要求ボタン、45…聴講残り
時間表示部、46…聴講制限時間設定ボタン、47…聴
講制限時間設定値表示部、48…端末情報表示部、49
…発言残り時間表示部、50…発言強制終了予告表示
部、51…映像表示部、52…会議参加終了ボタン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 成人 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 伊藤 隆治 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末装置が種類の異なる複数のネ
    ットワークを介して通信会議を行う通信会議システムに
    おいて、 前記複数の端末装置のそれぞれに対し、その端末装置が
    発言および聴講が可能な発言モードおよび聴講のみが可
    能な聴講モードのいずれか一方のモードに設定する設定
    手段と、 この設定手段で設定されたモードを基に、前記複数の端
    末装置のそれぞれに対し、各端末装置が接続されている
    ネットワークのコネクション特性に応じた通信回線を設
    定する通信回線設定手段と、 この通信回線設定手段で設定された通信回線を介して前
    記発言モードの端末装置から送信された少なくとも映像
    データおよび音声データを合成して前記複数の端末装置
    のそれぞれに配信する配信手段と、 を具備したことを特徴とする通信会議システム。
  2. 【請求項2】 複数の端末装置が種類の異なる複数のネ
    ットワークを介して通信会議を行う通信会議システムに
    おいて、 前記複数の端末装置のそれぞれに対し、その端末装置が
    発言および聴講が可能な発言モードおよび聴講のみが可
    能な聴講モードのいずれか一方のモードに設定する設定
    手段と、 前記端末装置からのモード変更の要求に応じて前記設定
    手段で設定されたモードを変更する変更手段と、 前記設定手段で設定されたモードおよび前記変更手段で
    変更されたモードを基に、前記複数の端末装置のそれぞ
    れに対し、各端末装置が接続されているネットワークの
    コネクション特性に応じた通信回線を設定する通信回線
    設定手段と、 この通信回線設定手段で設定された通信回線を介して前
    記発言モードの端末装置から送信された少なくとも映像
    データおよび音声データを合成して前記複数の端末装置
    のそれぞれに配信する配信手段と、 前記聴講モードの端末装置からモード変更が要求された
    とき、必要に応じて、前記発言モードの端末装置に対
    し、モード変更が可能か否かを問い合わせる手段と、 を具備し、 前記変更手段は、前記問い合わせに応じたモード変更が
    可能な端末装置および前記モード変更を要求した端末装
    置のモードを変更することを特徴とする通信会議システ
    ム。
  3. 【請求項3】 複数の端末装置が種類の異なる複数のネ
    ットワークを介して通信会議を行う通信会議システムに
    おいて、 前記複数の端末装置のそれぞれに対し、その端末装置が
    発言および聴講が可能な発言モードおよび聴講のみが可
    能な聴講モードのいずれか一方のモードに設定する設定
    手段と、 前記端末装置からのモード変更の要求に応じて前記設定
    手段で設定されたモードを変更する変更手段と、 前記設定手段で設定されたモードおよび前記変更手段で
    変更されたモードを基に、前記複数の端末装置のそれぞ
    れに対し、各端末装置が接続されているネットワークの
    コネクション特性に応じた通信回線を設定する通信回線
    設定手段と、 この通信回線設定手段で設定された通信回線を介して前
    記発言モードの端末装置から送信された少なくとも映像
    データおよび音声データを合成して前記複数の端末装置
    のそれぞれに配信する配信手段と、 前記発言モードの端末装置のそれぞれについて、発言モ
    ードに設定・変更されてからの時間を計測する計測手段
    と、 前記聴講モードの端末装置からモード変更が要求された
    とき、必要に応じて、前記発言モードの端末装置に対
    し、モード変更が可能か否かを問い合わせる手段と、 前記問い合わせに応じたモード変更の可能な端末装置が
    存在しないとき、前記計測手段で計測された時間をもと
    に発言モードの端末装置を少なくとも1つ選択する選択
    手段と、 を具備し、 前記変更手段は、前記選択された発言モードの端末装置
    および前記モード変更を要求した端末装置のモードを変
    更することを特徴とする通信会議システム。
  4. 【請求項4】 複数の端末装置が種類の異なる複数のネ
    ットワークを介して通信会議を行う通信会議システムに
    おいて、 前記複数の端末装置のそれぞれに対し、その端末装置が
    発言および聴講が可能な発言モードおよび聴講のみが可
    能な聴講モードのいずれか一方のモードに設定する設定
    手段と、 前記端末装置からのモード変更の要求に応じて前記設定
    手段で設定されたモードを変更する変更手段と、 前記設定手段で設定されたモードおよび前記変更手段で
    変更されたモードを基に、前記複数の端末装置のそれぞ
    れに対し、各端末装置が接続されているネットワークの
    コネクション特性に応じた通信回線を設定する通信回線
    設定手段と、 この通信回線設定手段で設定された通信回線を介して前
    記発言モードの端末装置から送信された少なくとも映像
    データおよび音声データを合成して前記複数の端末装置
    のそれぞれに配信する配信手段と、 前記発言モードの端末装置のそれぞれについて、発言モ
    ードに設定・変更されてからの時間を計測する計測手段
    と、 を具備し、 前記変更手段は、前記計測手段で計測された時間と前記
    発言モードの端末装置毎に予め定められた発言制限時間
    をもとに選択された発言モードの端末装置のモードを変
    更することを特徴とする通信会議システム。
  5. 【請求項5】 複数の端末装置が種類の異なる複数のネ
    ットワークを介して通信会議を行う通信会議システムに
    おいて、 前記複数の端末装置のそれぞれに対し、その端末装置が
    発言および聴講が可能な発言モードおよび聴講のみが可
    能な聴講モードのいずれか一方のモードに設定する設定
    手段と、 前記端末装置からのモード変更の要求に応じて前記設定
    手段で設定されたモードを変更する変更手段と、 前記設定手段で設定されたモードおよび前記変更手段で
    変更されたモードを基に、前記複数の端末装置のそれぞ
    れに対し、各端末装置が接続されているネットワークの
    コネクション特性に応じた通信回線を設定する通信回線
    設定手段と、 この通信回線設定手段で設定された通信回線を介して前
    記発言モードの端末装置から送信された少なくとも映像
    データおよび音声データを合成して前記複数の端末装置
    のそれぞれに配信する配信手段と、 前記発言モードの端末装置のそれぞれについて、発言モ
    ードに設定・変更されてからの時間を計測する計測手段
    と、 前記発言モードの端末から前記発言モードの端末装置毎
    に予め定められた発言制限時間の延長要求があったと
    き、その要求回数に応じて前記発言制限時間を延長する
    手段と、 を具備し、 前記変更手段は、前記計測手段で計測された時間と前記
    発言制限時間を基に選択された発言モードの端末装置の
    モードを変更することを特徴とする通信会議システム。
  6. 【請求項6】 複数の端末装置が種類の異なる複数のネ
    ットワークを介して通信会議を行う通信会議システムに
    おいて、 前記複数の端末装置のそれぞれに対し、その端末装置が
    発言および聴講が可能な発言モードおよび聴講のみが可
    能な聴講モードのいずれか一方のモードに設定する設定
    手段と、 前記端末装置からのモード変更の要求に応じて前記設定
    手段で設定されたモードを変更する変更手段と、 前記設定手段で設定されたモードおよび前記変更手段で
    変更されたモードを基に、前記複数の端末装置のそれぞ
    れに対し、各端末装置が接続されているネットワークの
    コネクション特性に応じた通信回線を設定する通信回線
    設定手段と、 この通信回線設定手段で設定された通信回線を介して前
    記発言モードの端末装置から送信された少なくとも映像
    データおよび音声データを合成して前記複数の端末装置
    のそれぞれに配信する配信手段と、 前記発言モードの端末装置のそれぞれについて、発言モ
    ードに設定・変更されてからの時間を計測する計測手段
    と、 モード変更を要求してモードが変更されるのを待ってい
    る前記聴講モードの端末装置の数を計数する計数手段
    と、 前記発言モードの端末から前記発言モードの端末装置毎
    に予め定められた発言制限時間の延長要求があったと
    き、その要求回数と前記計数手段で計数された値を基に
    前記発言制限時間を延長する手段と、 を具備し、 前記変更手段は、前記計測手段で計測された時間と前記
    発言制限時間をもとに、発言モードの端末装置のモード
    を変更することを特徴とする通信会議システム。
  7. 【請求項7】 複数の端末装置が種類の異なる複数のネ
    ットワークを介して通信会議を行う通信会議システムに
    おいて、 前記複数の端末装置のそれぞれに対し、その端末装置が
    発言および聴講が可能な発言モードおよび聴講のみが可
    能な聴講モードのいずれか一方のモードに設定する設定
    手段と、 前記端末装置からのモード変更の要求に応じて前記設定
    手段で設定されたモードを変更する変更手段と、 前記設定手段で設定されたモードおよび前記変更手段で
    変更されたモードを基に、前記複数の端末装置のそれぞ
    れに対し、各端末装置が接続されているネットワークの
    コネクション特性に応じた通信回線を設定する通信回線
    設定手段と、 この通信回線設定手段で設定された通信回線を介して前
    記発言モードの端末装置から送信された少なくとも映像
    データおよび音声データを合成して前記複数の端末装置
    のそれぞれに配信する配信手段と、 前記聴講モードの端末装置のそれぞれについて、聴講モ
    ードに設定・変更されてからの時間を計測する計測手段
    と、 この計測手段で計測された時間と前記聴講モードの端末
    装置毎に予め定められた聴講制限時間をもとに選択され
    た聴講モードの端末装置の前記通信回線設定手段で設定
    された通信回線を切断する手段と、 を具備したことを特徴とする通信会議システム。
  8. 【請求項8】 複数の端末装置が種類の異なる複数のネ
    ットワークを介して通信会議を行う通信会議システムに
    おいて、 前記複数の端末装置のそれぞれに対し、その端末装置が
    発言および聴講が可能な発言モードおよび聴講のみが可
    能な聴講モードのいずれか一方のモードに設定する設定
    手段と、 前記端末装置からのモード変更の要求に応じて前記設定
    手段で設定されたモードを変更する変更手段と、 前記設定手段で設定されたモードおよび前記変更手段で
    変更されたモードを基に、前記複数の端末装置のそれぞ
    れに対し、各端末装置が接続されているネットワークの
    コネクション特性に応じた通信回線を設定する通信回線
    設定手段と、 この通信回線設定手段で設定された通信回線を介して前
    記発言モードの端末装置から送信された少なくとも映像
    データおよび音声データを合成して前記複数の端末装置
    のそれぞれに配信する配信手段と、 前記聴講モードの端末装置のそれぞれについて、聴講モ
    ードに設定・変更されてからの時間を計測する計測手段
    と、 前記聴講モードの端末から前記聴講モードの端末装置毎
    に予め定められた聴講制限時間の延長要求があったと
    き、前記聴講制限時間を延長する手段と、 前記計測手段で計測された時間と前記聴講制限時間をも
    とに選択された聴講モードの端末装置の前記通信回線設
    定手段で設定された通信回線を切断する手段と、 を具備したことを特徴とする通信会議システム。
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