WO2004048486A2

WO2004048486A2 - Ug-frエポキシ樹脂系塗料−エポンド

Info

Publication number: WO2004048486A2
Application number: PCT/JP2002/012383
Authority: WO
Inventors: Shigetomi Komatsu; Koki Nagashima
Original assignee: Shigetomi Komatsu; Koki Nagashima
Priority date: 2002-11-27
Filing date: 2002-11-27
Publication date: 2004-06-10
Also published as: AU2002349580A1

Description

明細書

UG-FRエポキシ樹脂系塗料—エボンド技術分野

エポキシ樹脂塗料

背景技術

エポキシ樹脂塗料は、一般合成樹脂に見られない、優れた高い性能により、各種産業界に進出しているが、高価なため従来コールタール配合による安価なターノレエポキシ樹脂塗料の需要が大勢を占めて居た。

しかし近年公害問題で、タール成分中に発ガン性物質が含まれており、人体に有害である事が指摘されるようになったために、無公害で尚かつ安価なエポキシ樹脂塗料の必要性が高まってきた。

発明の開示

本発明の UG— Rエポキシ樹脂塗料は、一般無溶剤エポキシ榭脂塗料よりも安価で、耐薬、防鲭、耐水は特に優れ、接着性がよく、硬質から軟質タイプまで各種用途に合わせた画期的な樹脂塗料である。

全く無溶剤型であり、水置換性であるため、湿度の影響を受けることなく、湿潤面への接着性が良く、密閉された場所での施工が可能であり、特に安全な作業環境をえる。

アスファルトの変性物（フッコール芳香族系炭化水素樹脂）がベースになっており、これに特殊な触媒により塗膜がゲル化するまでの時間内に表面張力に変化を与え湿潤面及び鲭面への抜群の浸透性、接着性を発揮するため、プライマー（下塗り）を施すことなく、又層間剥離性も無いので、塗り重ねが自由にできる。

一般合成樹脂塗料には考えられない程の、高い強度、圧縮強さ、抗張力、曲げ等を有し可撓性でありながら耐熱性、耐寒性、耐油性に優れており、それだけ耐酸、耐蝕、耐水性及び対応力性に優れた耐久性を発揮する。コールタールを全く使用せず、アスファルトの変性物をベースに成立しており、硬化剤と化学反応して、より高分子化した縮合物を形成するよう作られている。

従ってタールエポキシのように、未反応型の物質は全く含有されておらず、この結果硬化物が基本特性、物性、耐薬品性等の面で、数段優れた特性が発揮される原因となっている。

タールエポキシとの比較、コールタール中の約 50%は炭素及ぴ炭化物で、残りはフエノール類であり、これらは常温下ではエポキシ樹脂の硬化時点において、二次元化合物（縮合物）を構成せず、増量又は可塑剤的要素として混在するに過ぎない。従ってコールタールは、高分子化した縮合物を形成することが出来ず、塗膜の耐久性においても、耐熱性及び弾性、伸び率など特殊な効果が期待出来ない。

UG-FRエポキシ樹脂塗料は、ベースであるアスファルト変性物に反応基を有するよう変性されており、架橋反応により高分子の縮合物を形成する。この結果湿潤面及び鲭面への接着性、層間剥離のない密接着力、タールエポキシに期待出来ない耐熱性、弾性、伸び率など優れた特性値となつて現れて居る。

又無機系骨材の包容力も、格段に大きく、優れた樹脂モルタル及びリシンコンクリートの用途にも使用出来る。

樹脂中のアスファルト変性物は、完全硬化後は高分子化して、過酷な条件下に於ても、格段に優れ、広範囲な各種用途に合わせた画期的な全く新しいタイプのェポキシ樹脂塗料である。

特長として、 1 . 無毒性タールエポキシのような、発ガン物質が含まれていない。 2 . 接着が強力であらゆるものに接着する。 3 . 耐薬品性が良い各種配合エポキシ樹脂塗料中、耐酸、耐アルカリ性が最も良好。 4 . 防蝕、防鲭力が優れているので船舶、橋梁及び鋼構造物に最適である。 5 . 耐水性、耐候性が優秀であるので硬化物は、容積重量の変化が殆どない。耐水性もアスファルト変性物を重合しているので非常に良い。 6 . ァスフアルト性状の大幅な改良でアスファルトの大きな欠点である感温性、摩耗性、接着性が大きく改善される。

湿潤状態にて充分な乾燥が出来ない、ェ期が急がれる場合に好適で、接着強度が強い。無溶剤であるので、換気状態が不良な環境下でも安全に施ェできる。

無公害性を要求される場所において、安心して施工できる。又耐薬品性は抜群で、重金属の溶出がない。

多量に水を流出させる床面に、塗膜が強度の持続をする。又カビの発生や汚物の付着性、吸水性がない。

当 UG—FRエポキシ樹脂塗料は、ビスフエノール A型エポキシ樹脂 UG —FRの長所を最高度に生かし、硬化物の物性、作業性に重点を置いて変性された製品で、全グレード主剤 (Resin) と硬化剤（Hardner) からなる二液反応型となっており安定した硬化特性を持ち、硬化による収縮もほとんどなく、硬化物の機械的強度は高く耐油性、耐酸性、耐アルカリ性等の耐化学的性質も安定しており、長期に渉ってその優秀な性能を保持する。

近年化学技術の発展と共に、腐蝕による各種施設及び構造物の環境破壊も著しく、その腐蝕防止を目的に、耐蝕性合成樹脂による塗膜防蝕が行われている。

従来のエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシァクリレート樹脂等の塗料は、公害防蝕の技術が開発されてきましたが、各種使用条件下での目的に適した防蝕、防鲭、防水等に確立した方法が見当らず、今 Sに至った。 '

UG— FRエポキシ樹脂塗料は、新しく開発した超高耐蝕性樹脂で、全く新しいタイプのエポキシ樹脂塗料である。

度度

エポキシ樹脂塗料は、その硬化物が非常に優れた性質を示すことから、近年需要も増加しているが、一般に樹脂の粘 \ \ / ) )度が高ぐ、硬化も長時間を要し、作業性が悪いという欠点が有ったが、 UG— FRエポキシ樹脂塗料は、低粘度なので作業性も良く一般合成樹脂塗料に見られない、すぐれた高性能により各種産業に進出している。

工業化の発展に伴い、化学薬品等の使用量の増大、及び人口増加に従つて大都市公害発生による構造物の腐蝕進行が著しく、従来の塗布防蝕、防鲭方法では、長年に亘る腐蝕を防止できない。

こうした構造物を、腐蝕から完全に防止するため、腐蝕原理の追求、構造物腐蝕を完全に防止する防鲭、防蝕、防水使用材として開発に努力して来ましたが、各種使用条件下での目的に適した防鲭、防蝕、防水等に、確立した硬質から軟質タイプまで、各種用途に合わせた画期的なエポキシ樹脂塗料である。

計量証明

項目：単位) 成績

pH (水温） ― O ) 6.2 ( 1 3.0 ) マンガン酸力リューム消費量 'mg/ 1 ) 1 .8

酸性室素及び亜硝酸性室素 mg/ 1 ) ( 0.0 5 ) 以下

塩素イオン mg/ 1 ) ( 0. 7 ) 以下

色度 2

濁度 ( 1 ) 以下

臭気異常なし

味異常なし

シアン (mg/ 1 ) ( 0.0 1 ) 以下全水銀 (mg/ 1 ) (0.0005) 以下銅 (mg/ 1 ) (0 .0 1) 以下鉄 (mg/ 1 ) (0 .0 1) 以下マンガン (mg/ 1 ) (0 .0 1) 以下亜鉛 (mg/ 1 ) (0 .0 1) 以下鉛 (mg/ 1 ) (0 • 0 1) 以下六価ク口ム (mg/ 1 ) (0 .0 1) 以下カドミューム (mg/ 1 ) (0 • 005) 以下ヒ素 (mg/ 1 ) (0 .0 1) 以下

(mg/ 1 ) (0 .1) 以下

総硬度 (mg/ 1 ) (1 ) 以下

全蒸発残留物 (mg/ 1 ) 3

フエノーノレ類 (mg/ 1 ) (0 .005) 以下陰イオン界活性剤 (rag/ 1 ) (0 .0 1) 以下

缶の中に精製水を満たし 48時間後採取して分析した

Claims

請求の範囲鲭の上に塗布すると、鲭層に強力に浸透し、鋼板表面に対し高い密着性と高い防蝕性を有する塗膜を形成する。

鋼板面では時間が経過するにつれ、不安定鲭（F e O*F e 203 nH2 O) を Ma— g n e t i t e (F e 2 O 3) -H e m a t i t e (F e 2 O 3) に変化せしめる。受動化した黒色酸化物の Ma g n e t i t eは ¾続的な腐蝕環境化でも、自然的長期防蝕機能を持っている。

Ma g n e t i t eが鉄鋼素地の防蝕上問題があると言われている。即ち Ma g— n e t i t eは M i 1 1— S c a 1 eの中にあり、これは防蝕有害であり、腐蝕プロセスを助長するからである。

UG-FRエポキシ樹脂塗料中の特殊活性成分で形成した Ma g n e t i t eを含む披膜構造は、 M i 1 1— S c a 1 eのそれとは大変異なる。この披膜の生成には、高い温度を必要とせず、仕上り面は総てに於いて満足するものである。この披膜は、塩基性鲭の存在から形成され、その結晶格子は鉄の格子と同様に一定なものであり、鉄の格子にしっかり付着している。この Ma g n e t i t e披膜は、酸、アルカリ、塩素に対し高度の耐蝕性がある。

UG-PRの密着性

披膜は、時が経過し充分なキュア一が行われると、密度が大きくなり密着が増し、強靱性も増大するので、耐薬品性も耐摩耗性も良くなる。無傷の残存塗膜（種別制限はない）上に適用することが出来る UG— FRエポキシ樹脂塗料中の特殊活性成分は、鯖に極めて容易に浸透する特性があり、鲭を完全に潤わせ腐蝕の原因となる空気と水分を、鲭の中から除去する。油性系及び合成樹脂系を効果的に組み会わせてあるので、強力な防蝕効果を継続的に発揮し、尚且つこの披膜層は、湿気環境化学腐蝕雰囲気環境、浄水、海水への浸漬下において優れた防蝕性能を有するものである。