WO2000030965A1

WO2000030965A1 - Dispositif de reliure

Info

Publication number: WO2000030965A1
Application number: PCT/JP1999/006460
Authority: WO
Inventors: Koji Kirino; Takeshi Katoh
Original assignee: Omron Corporation
Priority date: 1998-11-20
Filing date: 1999-11-18
Publication date: 2000-06-02
Also published as: JP2000153954A; EP1151949A4; EP1151949A1; US6705603B1

Description

明細書綴じ装置技術分野

本発明は、綴じ装置に関し、特に、画像形成装置で画像形成され、排出された用紙を綴じる綴じ装置に関する。背景技術

複写機、印刷機、またはファクシミリ装置などの画像形成装置から排出される複数の用紙の束を綴じる綴じ装置には、複数のトレィを有し、スティプルする用紙の束毎にトレイに順次積載し、スティプルする装置、または 1つのトレイでシートを順次蓄積し、スティプルした後、スティプルされ綴じられた用紙の束を搬送して他のトレイに順次収納する装置などがある。

また、特公平 8— 9 4 5 1号（特開平 1—3 1 3 2 6 1号）公報では、 2つのトレイに跨るように用紙を排出し、整合し、スティプルした後、用紙の束を上流側のトレイに押し出して、順次収納する装置が開示されている。

複数のトレィを有し、スティプルする用紙の束毎にトレイに順次積載し、スティプルする装置は、トレイの数が多くなるため、装置が複雑で高価となり、処理できるシートの束の数がトレイの数に制限されるという問題がある。

また、 1つのトレイでシートを順次蓄積し、スティプルした後、スティプルされ綴じられた用紙の束を搬送して他のトレイに順次収納する装置は、スティプルを実行するトレイおよび用紙の束を収納するトレイに加え、スティプルした後の用紙の束を搬送する機構が必要となり、装置が巨大化し、極めて高価になる。

2つのトレイに跨るように用紙を排出し、整合し、スティプルした後、用紙の束を上流側のトレイに押し出して、順次収納する装置は、比較的小型化できるが、用紙の束を上流側のトレイに押し出すために複雑な機構が必要となる。

本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、構成が単純で小型な装置で、用紙の束をスティプルできるようにすることを目的とする。発明の開示

この発明にかかる綴じ装置は、 1または複数の第 1の用紙を排紙する第 1の排紙手段と、 1または複数の第 1の用紙および第 2の用紙を所定の位置で停止させて、位置を決める位置決め手段と、位置決めされた 1または複数の第 1の用紙および第 2の用紙を綴じる綴じ手段と、第 1の排紙手段の下方に位置し、第 2の用紙を排紙した後、位置決め手段に突き当てると共に、第 1の排出手段により排出された 1または複数の第 1の用紙を位置決め手段に突き当て、 1または複数の第 1の用紙および第 2の用紙が綴じ手段により綴じられた後、 1または複数の第 1 の用紙および第 2の用紙を排紙する第 2の排紙手段と、第 1の排紙手段または第 2の排紙手段のいずれかへの、 1若しくは複数の第 1の用紙または第 2の用紙の搬送の経路を切り換える切り換え手段とを備えることを特徴とする。

この発明にかかる綴じ装置においては、第 1の排紙手段は、 1または複数の第 1の用紙を排紙し、位置決め手段は、 1または複数の第 1の用紙および第 2の用紙を所定の位置で停止させて、位置を決め、綴じ手段は、位置決めされた 1または複数の第 1の用紙および第 2の用紙を綴じ、第 2の排紙手段は、第 1の排紙手段の下方に位置し、第 2の用紙を排紙した後、位置決め手段に突き当てると共に、第 1の排出手段により排出された 1または複数の第 1の用紙を位置決め手段に突き当て、 1または複数の第 1の用紙および第 2の用紙が綴じ手段により綴じられた後、 1または複数の第 1の用紙および第 2の用紙を排紙し、切り換え手段は、第 1の排紙手段または第 2の排紙手段のいずれかへの、 1若しくは複数の第 1の用紙または第 2の用紙の搬送の経路を切り換える。図面の簡単な説明

図 1は、発明に係る綴じ装置 1の外観を示す図である。

図 2は、本発明に係る綴じ装置 1の一実施の形態の構成を示す図である。

図 3は、排紙ローラ 1 2の構造を示す図である。

図 4は、排紙ローラ 1 2の動作を示す図である。

図 5は、排紙ローラ 1 2の動作を示す図である。図 6は、排紙ローラ 1 2の動作を示す図である。

図 7は、排紙ローラ 1 2の動作を示す図である。

図 8は、シャツタ 1 3の構造を示す図である。

図 9は、シャツタ 1 3の動作を説明する図である。

図 1 0は、シャツタ 1 3の動作を説明する図である。

図 1 1は、トレイ 1 1が上下に移動する機構を説明する正面図である。

図 1 2は、トレイ 1 1が上下に移動する機構を説明する上面図である。

図 1 3は、綴じ装置 1の動作を説明する図である。

図 1 4は、綴じ装置 1の動作を説明する図である。

図 1 5は、綴じ装置 1の動作を説明する図である。

図 1 6は、綴じ装置 1の動作を説明する図である。

図 1 7は、本発明に係る綴じ装置 1の他の実施の形態の構成を示す図である。図 1 8は、排紙ローラ 1 2の他の構造を示す図である。

図 1 9は、排紙ローラ 1 2の動作を示す図である。

図 2 0は、排紙ローラ 1 2の動作を示す図である。

図 2 1は、用紙 3の束をフックで排出する綴じ装置 1の排紙機構の構成を示す図である。

図 2 2は、用紙 3の束をフックで排出する綴じ装置 1の排紙機構の動作を説明する図である。

図 2 3は、本発明に係る綴じ装置 1の更に他の実施の形態の構成を示す図である。

図 2 4は、綴じ装置 1が用紙 3の束を綴じる処理を説明するフローチャートである。発明を実施するための最良の形態

以下に本発明の実施の形態を説明するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段の後の括弧内に、対応する実施の形態（但し一例）を付加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定することを意味するものではない。

すなわち、この発明にかかる綴じ装置は、 1または複数の第 1の用紙を排紙する第 1の排紙ユニット（例えば、図 2の排紙ローラ 2 0 ) と、 1または複数の第 1の用紙および第 2の用紙を所定の位置で停止させて、位置を決める位置決め器 (例えば、図 2のシャツタ 1 3 ) と、位置決めされた 1または複数の第 1の用紙および第 2の用紙を綴じる綴じ器（例えば、図 2のスティブラ 1 4 ) と、第 1の排紙ユニットの下方に位置し、第 2の用紙を排紙した後、位置決め手段に突き当てると共に、第 1の排出ュニットにより排出された 1または複数の第 1の用紙を位置決め器に突き当て、 1または複数の第 1の用紙および第 2の用紙が綴じ器により綴じられた後、 1または複数の第 1の用紙および第 2の用紙を排紙する第 2 の排紙ユニット（例えば、図 2の排紙口一ラ 1 2 ) と、第 1の排紙ユニットまたは第 2の排紙ュニットのいずれかへの、 1若しくは複数の第 1の用紙または第 2 の用紙の搬送の経路を切り換える切り換え器（例えば、図 2の切り換えフラッパ 1 5 ) とを備える。

図 1を参照して、本発明に係る綴じ装置 1は、印刷された用紙 3を排出する印刷装置 2の排紙口に装着され、所定の用紙 3の束をスティプルする。

図 2を参照して、トレイ 1 1は、図中の上下に移動し、綴じ装置 1がスティブルする用紙 3の束が、積載される。

排紙ローラ 1 2は、正転して（排紙ローラ 1 2の上側のローラが、図中の時計方向に回転し）図中の下側の搬送経路を搬送されてきた用紙 3を下部排紙口から、用紙 3の途中まで排出し、シャツタ 1 3が所定の位置に戻った後、用紙 3を綴じ装置 1の内部に引き込む様に逆転し（排紙ローラ 1 2の上側のローラが、図中の反時計方向に回転し）、用紙 3をシャツタ 1 3に突き当てる。排紙ローラ 1 2は、逆転するとき、上部排紙口から排出された用紙 3を、排紙口一ラ 1 2に挟まれた用紙 3の上を滑ベらせながら、綴じ装置 1の内部に引き込み、シャツタ 1 3に突き当てて、用紙 3を整合する。排紙ローラ 1 2は、用紙 3の束が、スティプルされた後、正転し、スティプルされた用紙 3の束をトレイ 1 1の上に排出する。シャツタ 1 3は、図 8で後述するように、シャツタ 1 3の上部に設けられた軸 5 3を中心に、図 2中の反時計方向に付勢され、用紙 3力図中の下側の搬送経路を搬送され、シャツタ 1 3を通過する以外のとき、ステープラ 1 4本体の所定の位置に突き当たり、停止する。排紙ローラ 1 2が逆転して、用紙 3の束が整合されるとき、用紙 3の束は、シャツタ 1 3に突き当てられる。用紙 3力図中の下側の搬送経路を搬送されるとき、用紙 3は、図示せぬパネの付勢力に杭して、上部に設けられた軸を中心に、シャツタ 1 3を図中の時計方向に所定の角度で回動させ、下部排紙口から排出される。

スティブラ 1 4は、排紙ローラ 1 2が逆転し、シャツタ 1 3に突き当てられ整合された、所定の枚数の用紙 3の束をスティプルして、綴じる。切り換えフラッノ 1 5は、搬送ローラ 1 6により搬送されたきた用紙 3を、搬送ローラ 1 7または搬送ローラ 1 8のいずれかに搬送されるように、搬送経路を切り換える。搬送ローラ 1 6、搬送ローラ 1 7、搬送ローラ 1 8、および搬送ローラ 1 9は、用紙 3を挟み込んで回転し、上部排出口または下部排出口から排出するように、搬送する。排紙ローラ 2 0は、上側のローラが図中の時計方向に回転し、搬送ローラ 1 9により搬送されてきた用紙 3 (スティプルする 2枚目以降の用紙 3 ) を上部排紙口から排出する。

次に、排紙ローラ 1 2の構造を図 3を参照して、説明する。ローラ 3 1は、スポンジで形成され、用紙 3との摩擦力を調整し、反りのある用紙 3を挟み込めるように、表面に凸部が設けられている。ローラ 3 1は、所定の値以下の回転力を、用紙 3に搬送力として伝達する。また、ローラ 3 1は、図 6を参照して後述するように、ローラ 3 2 aおよび 3 2 b が用紙 3と接するとき、その接触を阻害しないように変形するように形成されている。ローラ 3 2 a および 3 2 b (以下、口ーラ 3 2 aおよび 3 2 b は、個々に区別して説明する必要がないとき、単にローラ 3 2と称する）は、外径がローラ 3 1より小さく形成されている。

モータ 3 3の軸が回転すると、モータ 3 3の軸に取り付けられたプーリ 3 4が回転し、ベルト 3 5を介して、モータ 3 3の軸の回転力は、プーリ 3 6に伝達される。プーリ 3 6は、シャフト 3 7の一端に固定されており、シャフト 3 7の他の一端には、プ一リ 3 8が固定されている。シャフト 3 7は、フレーム 4 4およびァ一ム 4 2に回転自在に固定されている。従って、プーリ 3 6に伝達された回転力は、プーリ 3 8を回転させる。プーリ 4 0は、シャフト 4 1に固定され、シャフト 4 1は、アーム 4 2およびフレーム 4 4に回転自在に取り付けられている。プーリ 3 8に伝達された回転力は、ベルト 3 9を介して、プーリ 4 0に伝達され、シャフト 4 1を介して、ローラ 3 1並びにローラ 3 2 aおよび 3 2 bを回転させる。

ソレノイド 4 3は、アーム 4 2を、シャフト 3 7を中心に、所定の角度範囲で回動させる。

次に、ソレノイド 4 3による、排紙ローラ 1 2の動作を説明する。図 4および図 5は、排紙ローラ 1 2が逆転して、用紙 3の束を整合させるときの動作を説明する図である。ソレノイド 4 3は、 O F Fされ、プランジャ 4 3 Aはフリーとなる。アーム 4 2は、シャフト 3 7を中心に所定の角度の範囲で自由に回動し、口 —ラ 3 1の表面が用紙 3に接する。このとき、ローラ 3 2は、用紙 3に接しなレ、。ローラ 3 1は、図 4中の反時計方向に回転し、用紙 3を図 4中の右側の方向に移動させ、シャツタ 1 3に突き当てる。用紙 3力アーム 1 3に突き当った後、口 —ラ 3 1は、回転しても、用紙 3の上を滑る。

図 6および図 7は、排紙ローラ 1 2が正転して、スティプノレされた用紙 3の束を排出させるときの動作を説明する図である。ソレノイド 4 3は、 O Nされ、プランジャ 4 3 Aはソレノイド 4 3本体側に移動する。アーム 4 2は、シャフト 3 7を中心に図 6中の時計方向に回動し、ローラ 3 2の表面が用紙 3に接する。このとき、ローラ 3 1は、ローラ 3 2が用紙 3に接することができるように変形する。ローラ 3 2は、図 6中の時計方向に回転し、スティプルされた用紙 3の束を図 6中の左側の方向に移動させ、排出する。

次に、シャツタ 1 3について図 8を参照して説明する。シャツタフレーム 5 1 (図 2に示したシャツタ 1 3に相当）は、綴じ装置 1本体に固定されているシャフト 5 3を中心に回動する。シャツタフレーム 5 1は、バネ 5 4により、ステーブラ 1 4の本体の一部に突き当てられ、所定の位置に停止するように、付勢される。搬送ガイド 5 2に保持され、シャツタフレーム 5 1に突き当てられた用紙 3 の束（図示なし）は、図示のないスティブラ 1 4に対し所定の位置に停止する。図 9は、搬送ローラ 1 7および排紙ローラ 1 2が、スティプルされる用紙 3の束の 1枚目の用紙 3を下部排紙口から排出するときの、シャツタ 1 3の動作を説明する図である。搬送口一ラ 1 7により搬送される用紙 3は、搬送ローラ 1 7より伝達された力（搬送される力）で、パネ 5 4の付勢力に抗して、シャツタフレ —ム 5 1をシャフト 5 3を軸に、図 9中の時計方向に回動させる。用紙 3は、シャッタフレーム 5 1を回動させたまま、排紙ローラ 1 2に達し、排紙ローラ 1 2 により搬送され、下部排紙口から排紙される。

図 1 0は、用紙 3の束が整合されるときの、シャツタ 1 3の動作を説明する図である。シャツタフレーム 5 1は、バネ 5 4により、付勢され、ステ一プラ 1 4 の本体の一部に突き当てられ、所定の位置に停止している。排紙ローラ 1 2は、逆転し（ローラ 3 1が図 1 0中の反時計方向に回転し）、排紙ローラ 1 2に挟まれた用紙 3 a は、シャツタ 1 3に突き当てられる。排紙ローラ 1 2が逆転し、用紙 3 a が突き当たることにより、シャツタ 1 3に加えられる力は、バネ 5 4の付勢力と、同一の方向（シャツタ 1 3を図 1 0中の反時計方向に回動させる）に働き、シャツタ 1 3は、それ以上回動しない。上部排紙口から排出された用紙 3 a は、トレイ 1 1の上の用紙 3 a の上を滑り、排紙ローラ 1 2により、綴じ装置 1 の内部に引き込まれ、シャツタ 1 3に突き当てられ、用紙 3 aと整合される。

図 1 1は、トレイ 1 1が上下に移動する機構を説明する正面図である。図 1 2 は、トレィ 1 1が上下に移動する機構を説明する上面図である。モータ 6 1の軸が回転すると、モータ 6 1の軸に固定されたプーリ 6 2が回転し、モータ 6 1の回転力は、ベルト 6 3、ギア 6 4、およびギア 6 5を介して、ギア 6 6に伝達される。プーリ 6 7は、ギア 6 6と共にシャフト 7 1の一端に固定され、シャフト 7 1は、綴じ装置 1に回転自在に固定されている。プーリ 6 9は、綴じ装置 1に回転自在に固定されている。ベルト 6 8は、プーリ 6 7およびプーリ 6 9に掛けられ、その一部が、トレイ 1 1に固定されている。シャフト 7 1の他の一端には、プーリが固定され、そのプーリには、ベルト 7 2が掛けられている。ベルト 7 2 の一部は、トレイ 1 1の所定の部位に固定されている。トレイ 1 1は、図示せぬレールに、図 1 1中の上下方向にのみ動作できるように固定されている。モータ 6 1の軸の回転により、シャフト 7 1およびプーリ 6 7が回転すると、ベルト 6 8およびベルト 7 2が回転し、ベルト 6 8およびベルト 7 2の回転に伴い、トレィ 1 1は、図 1 1中の上下方向に移動する。光電スィッチ 7 O aおよび 7 O b は、遮光型の光電スィッチで、光電スィッチ 7 0 - 1および 7 0— 2を結ぶ光軸を用紙 3の束が遮ると、所定の信号を出力する。綴じ装置 1は、この信号を基に、トレイ 1 1を上下に移動させ、トレイ 1 1 に積載された用紙 3の上面が、光電スィッチ 7 O aおよび 7 0 b を結ぶ光軸を遮らない最上の位置、すなわち、排紙ローラ 1 2に対し、所定の位置になるように制御することができる。

次に、綴じ装置 1の動作を図 1 3乃至図 1 6を参照して説明する。まず、図 1 3に示す様に、スティプルする 1枚目の用紙 3を排出するとき、綴じ装置 1は、切り換えフラッパ 1 5を図中の反時計方向に回動させ、搬送ローラ 1 6により搬送されている 1枚目の用紙 3を、搬送ローラ 1 7に送る。搬送ローラ 1 7に挟み込まれた 1枚目の用紙 3は、シャツタフレーム 5 1を図 1 3中の時計方向に回動させて、排紙ローラ 1 2に到達する。排紙ローラ 1 2は、 1枚目の用紙 3の一部を挟み込んだままで、かつ、シャツタ 1 3のシャツタフレーム 5 1が元の位置に戻れる位置まで、用紙 3を排出し、その後、綴じ装置 1は、図 4に示す様に、ソレノイド 4 3を O F Fのままで、排紙ローラ 1 2を逆転させ、挟み込んだ用紙 3 を、元の位置に戻ったシャツタ 1 3のシャツタフレーム 5 1に突き当てる。用紙 3がシャツタフレーム 5 1に突き当った後、排紙ローラ 1 2のローラ 3 1は、回転しても、用紙 3の上を滑り、用紙 3は、シャツタフレーム 5 1に突き当った位置で停止する。

次に、図 1 4および図 1 5に示すように、綴じ装置 1は、切り換えフラッパ 1

5を、図中の時計方向に回動させ、 2枚目以降の用紙 3 b を、搬送ローラ 1 6、搬送ローラ 1 8、搬送ローラ 1 9、および排紙ローラ 2 0により搬送し、上部排紙口から、排出し、トレイ 1 1の上の用紙 3 a の上に積載する。用紙 3 a の上に積載された用紙 3 b は、逆転している排紙ローラ 1 2により、用紙 3 a の上を滑り、図中の右側に移動して、綴じ装置 1の内部に再び、引き込まれ、シャツタ 1 3のシャツタフレーム 5 1に突き当てられる。用紙 3 b がシャツタフレーム 5 1 に突き当った後、図 1 3の場合と同様に、排紙ローラ 1 2のローラ 3 1は、回転しても、用紙 3の上を滑り、用紙 3 b は、シャツタフレーム 5 1に突き当った位置で停止し、用紙 3 aと整合される。整合された用紙 3の束が所定の枚数に達したとき、綴じ装置 1は、

1 4により、用紙 3の束をスティプルする。その後、綴じ装置 1は、ソレノイド 4 3を O Nし、図 6に示すように、ローラ 3 2を用紙 3に押し付けて、排紙ローラ 1 2を正転させ、図 1 6に示すように、スティプルされた用紙 3の束をトレイ 1 1の上に排出する。綴じ装置 1は、トレィ 1 1の上に排出された用紙 3の束力光電スィツチ 7 0の光軸を遮らない様に、トレイ 1 1を図 1 6中の下の方向に移動させる。トレイ 1 1の上に排出された用紙 3の束の上面が、排紙ローラ 1 2に対して、所定の位置に下がり、次に下部排紙口から排出される用紙 3は、トレイ 1 1の上の用紙 3の束に遮られることなく、排紙される。

以上のように、綴じ装置 1は、用紙 3の束をスティプルして、トレイ 1 1の上に排紙する。

図 1 7は、綴じ装置 1の他の実施の形態の構成を示す図である。図 2の場合と同様な部分には、同一の番号を付してあり、その説明は省略する。切り換えフラッノ 8 1は、搬送ローラ 1 9と排紙ローラ 2 0の中間に位置する。切り換えフラツバ 8 1が、図中の反時計方向に回動したとき、搬送ローラ 1 9で搬送された用紙 3 a は、シャツタ 8 2を通過せずに、排紙ローラ 1 2に送られる。シャツタ 8 2は、回動しない。切り換えフラッパ 8 1力図中の時計方向に回動したとき、搬送ローラ 1 9で搬送された用紙 3 bは、排紙ローラ 2 0に送られる。

綴じ装置 1は、図 1 7に示す構成を有するとき、図 2の場合に比較し、搬送口ーラ 1 7を省略でき、シャツタ 8 2を回動するように構成する必要がなく、より単純な構成とすることができる。

図 1 8は、用紙 3を整合する力をより高めた排紙ローラ 1 2の下面図であり、図 1 9は、排紙ローラ 1 2の側面図である。図 3の場合と同様の部分には、同一の番号を付してあり、その説明は省略する。ローラ 9 l aおよび 9 l b は、図 1 8および図 1 9に示すように、 4枚のパドルが設けられ、シャフト 9 2に固定されている。シャフト 9 2は、ァ一ム 9 6に回転自在に固定されている。シャフト 4 1の回転力は、シャフト 4 1に固定されたプーリ 9 3、ベルト 9 4、およびプ —リ 9 5を介して、シャフト 9 2に伝達される。従って、ローラ 9 l aおよび 9 l bは、ローラ 3 1と同方向に回転する。ローラ 9 l aおよび 9 l b は、パドルを有するため、図 1 9に示すように、用紙 3が反っていても、確実に、用紙 3を綴じ装置 1の内部に引き込むことができる。

図 2 0は、用紙 3を整合する力をより高めた排紙ローラ 1 2の斜視図である。ローラ 9 l aおよび 9 l b により、引き込まれた用紙 3は、端部を図中の下方に押さえ込まれて、確実に、ローラ 3 1に挟み込まれ、整合される。

従って、図 1 8および図 1 9に示す排紙ローラ 1 2を有する綴じ装置 1は、より確実に、用紙 3を整合する。

図 2 1は、スティプルした後の用紙 3の束をフックで排出する綴じ装置 1の排紙機構の構成を示す図である。図 2 2は、用紙 3の束をフックで排出する綴じ装置 1の、排出の動作途中の状態を示す図である。図 2 1の綴じ装置 1の排紙口一ラ 1 2は、スポンジ製のローラ 3 1およびパドルを有するローラ 9 1を有する力ゴム製のローラ 3 2およびローラ 3 2を用紙に押しつけるソレノィド 4 3等の機構を有しない。

綴じ装置 1が、スポンジ製のローラ 3 1およびパドルを有するローラ 9 1を回転させ、用紙 3の束を整合されるとき、フック 1 0 1は、図 2 1に示すように、シャツタ 1 3の図中の右側に位置し、整合されている用紙 3の束に接触しない。整合された用紙 3の束がスティプルされた後、モータ 1 0 2の軸は、図 2 2に示すように、図中の時計方向に回転する。モータ 1 0 2の軸の回転により、フック 1 0 1は、図中の左に向かって移動し、それとともに用紙 3の束の端部を押し、排出する。用紙 3の束をトレイ 1 1の上に排出した後、モータ 1 0 2の軸を図 2 2の反時計方向に回転させることにより、フック 1 0 1は、図 2 1の位置に戻される。

このように、図 2 1および図 2 2に示す綴じ装置 1は、用紙 3の束をより確実に排出する。

図 2 3は、綴じ装置 1が穴あけ機構を有するときの構成を説明する図である。図 2の場合と同様な部分については、同じ番号を付してあり、その説明は省略する。パンチユニット 1 1 1は、シャツタ 1 3およびスティブラ 1 4の動作を妨げない位置に固定され、所定の場合、スティプルされた、または整合のみされた用紙 3の束の所定の位置に穴をあける。整合のみされた用紙 3の束を穴あけするとき、綴じ装置 1は、図 2 1および図 2 2に示した排紙機構により用紙 3の束を排出する。

次に、綴じ装置 1が用紙 3の束を綴じる処理を図 2 4のフローチャートを参照して説明する。ステップ S 1 1において、綴じ装置 1は、切り換えフラッパ 1 5 を、図 2中の反時計方向に回動させ、用紙 3を搬送する経路を、下部排紙口への経路に切り換える。ステップ S 1 2において、綴じ装置 1の搬送ローラ 1 7は、用紙 3がシャツタ 1 3を図 2中の時計方向に回動させ、その後、用紙 3が排紙ローラ 1 2に到達するまで搬送する。排紙ローラ 1 2は、用紙 3の端部がシャツタ 1 3から外れて、シャツタ 1 3がバネ 5 4の付勢力により、反時計方向に回動し、元の位置（図 2に示す位置）に戻るまで、用紙 3を図 2中の左側に搬送する。ステツプ S 1 3において、綴じ装置 1は、ソレノイド 4 3を O F Fの状態で、排紙ローラ 1 2を逆転させ、用紙 3をシャツタ 1 3に突き当てる。

ステップ S 1 4において、綴じ装置 1は、切り換えフラッパ 1 5を、図 2中の時計方向に回動させ、用紙 3を搬送する経路を、上部排紙口への経路に切り換える。ステップ S 1 4をステップ S 1 3の前に行なってもよい。ステップ S 1 5において、綴じ装置 1は、搬送ローラ 1 8、搬送ローラ 1 9、およぴ排紙ローラ 2 0を回転させ、次の用紙 3を上部排紙口から排出する。上部排紙口から排出された用紙 3は、トレイ 1 1の上に既に積載されている用紙 3の上を滑りながら、逆転する排紙ローラ 1 2に引き込まれ、シャツタ 1 3に突き当てられて、トレイ 1 1の上に既に積載されている用紙 3と整合される。

ステップ S 1 6において、綴じ装置 1は、排出された用紙 3が所定の枚数になつたか否かを判定し、排出された用紙 3が所定の枚数になっていないと判定された場合、ステップ S 1 5に戻り、用紙 3の排出の処理を継続する。

ステップ S 1 6において、排出された用紙 3が所定の枚数になったと判定された場合、ステップ S 1 7に進み、綴じ装置 1のスティブラ 1 4は、整合されている用紙 3の束をスティプルする。ステップ S 1 8において、綴じ装置 1は、排紙ローラ 1 2を正転させる。ステップ S 1 9において、綴じ装置 1は、ソレノイド 4 3を O Nして、図 6に示すようにローラ 3 2を用紙 3の束に押しつけ、用紙 3 の束を排紙する。ステップ S 2 0において、綴じ装置 1は、用紙 3の束をトレイ 1 1に排出した後、ソレノィド 4 3を O F Fして、図 4に示すようにローラ 3 2 を上げて、排紙ローラ 1 2の回転を停止する。ステップ S 2 1において、綴じ装置 1は、トレイ 1 1の上に積載された用紙 3の束が、光電スィッチ 7 0の光軸を遮らない位置まで、トレイ 1 1を下げて、処理は終了する。

以上のように、綴じ装置 1は、所定の枚数の用紙 3の束を綴じて、トレイ 1 1 の上に積載する。産業上の利用可能性

この発明にかかる綴じ装置は、構成が単純で小型な装置で、用紙の束をスティプルできるようになるため、各種の用紙の後処理装置としてのスティプル装置に用いるのに適している。

Claims

請求の範囲

1 . 1または複数の第 1の用紙を排紙する第 1の排紙手段と、

前記 1または複数の第 1の用紙および第 2の用紙を所定の位置で停止させて、位置を決める位置決め手段と、

位置決めされた前記 1または複数の第 1の用紙および前記第 2の用紙を綴じる i し- と、

前記第 1の排紙手段の下方に位置し、前記第 2の用紙を排紙した後、前記位置決め手段に突き当てると共に、前記第 1の排出手段により排出された前記 1または複数の第 1の用紙を前記位置決め手段に突き当て、前記 1または複数の第 1の用紙および前記第 2の用紙が前記綴じ手段により綴じられた後、前記 1または複数の第 1の用紙および前記第 2の用紙を排紙する第 2の排紙手段と、

前記第 1の排紙手段または前記第 2の排紙手段のいずれかへの、前記 1若しくは複数の第 1の用紙または前記第 2の用紙の搬送の経路を切り換える切り換え手段とを備えることを特徴とする綴じ装置。

2 . 前記第 2の排紙手段は、前記 1または複数の第 1の用紙および前記第 2の用紙を前記位置決め手段に突き当てるときと、前記綴じ手段により綴じられた前記 1または複数の第 1の用紙および前記第 2の用紙を排紙するときとで、前記 1または複数の第 1の用紙および前記第 2の用紙の搬送力を変化させることを特徴とする、請求項 1に記載の綴じ装置。

3 . 前記第 2の排紙手段は、綴じられた前記 1または複数の第 1の用紙および前記第 2の用紙を排紙するとき、前記 1または複数の第 1の用紙および前記第 2の用紙を、その端部を押圧することで搬送することを特徴とする、請求項 1に記載の綴じ装置。

4 . 前記第 2の排紙手段は、円周に対してほぼ垂直な突起が設けられたローラを有することを特徴とする、請求項 1に記載の綴じ装置。

5 . 前記位置決め手段は、前記第 2の用紙を排紙するとき、前記第 2の用紙を通過させることを特徴とする、請求項 1に記載の綴じ装置。

6 . 位置決めされている前記 1または複数の第 1の用紙および前記第 2の用紙の所定の位置に穴をあける穴あけ手段を更に備えることを特徴とする、請求項 1に記載の綴じ装置。

7 . 用紙を第 1搬送経路または前記第 1搬送経路の下方に設けられた第 2搬送経路のいずれかに向ける手段と、

前記第 1搬送経路に設けられ、前記用紙を第 1の方向に搬送する第 1搬送手段と、

前記第 2搬送経路に設けられ、前記用紙を前記第 1の方向または前記第 1の方向と反対の第 2の方向に搬送する第 2搬送手段と、

前記第 2搬送手段の前記第 2の方向に設けられ、前記第 2搬送手段で前記第 2 方向に前記用紙が搬送されたとき、前記第 2方向の端部で前記用紙を位置決めする位置決め手段と、

前記位置決め手段で前記用紙が位置決めされた状態で前記用紙を裰じる手段とを含み、

前記第 2搬送手段は、前記用紙が前記綴じ手段により綴じられた後、綴じられた用紙を前記第 1の方向に搬送することを特徴とする綴じ装置。

8 . 最初の用紙を第 1搬送経路を介して第 1の方向へ搬送して所定の載置位置へ載置するステップと、

前記最初の用紙を前記載置位置から前記第 1の方向の反対の第 2の方向へ搬送して前記最初の用紙の前記第 2の方向の端部を所定の位置で位置決めするステップと、

続く用紙を前記第 1搬送経路と異なる第 2搬送経路を介して前記所定の載置位置へ搬送した後、前記第 2の方向へ搬送して前記最初の用紙とともに前記所定の位置で位置決めするステップと、

前記位置決めされた複数の用紙を綴じるステップと、

前記綴じられた用紙を前記第 1の方向に前記所定の載置位置まで搬送するステップとを含む、用紙の処理方法。