JPWO2020194602A1 - リスク計算装置、リスク計算プログラム及びリスク計算方法 - Google Patents

リスク計算装置、リスク計算プログラム及びリスク計算方法 Download PDF

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Abstract

設備リスク計算部は、設定温度(Si)に対して熱環境の計算から得られる計算温度(Ci)と、目標値(Si)との相違を示す相違度(a*g(αi−1、αi))と、計算目標値(Ci)の時間に対する変化の値を示す変化度(b*g(βi−1、βi))との、少なくともいずれかを示すリスク指標値(ri)を、熱環境の計算結果から計算する。表示処理部はリスク指標値(ri)から得られた、設備リスク(R)を表示装置に表示する。

Description

この発明は、空気調和設備によって空気調和される熱環境をシミュレーションすることにより、空気調和設備の能力不足を原因として空気調和設備の利用者から苦情(クレーム)を受けるリスクを計算する、リスク計算装置、リスク計算プログラム及びリスク計算方法に関する。
従来技術には、単位時間毎に処理すべき熱負荷、及び空気調和設備の能力不足により処理されなかった未処理熱負荷を計算できる技術がある(例えば特許文献1)。部分負荷運転時の効率が定格運転時の効率よりも低い空気調和設備の場合、空調能力と消費エネルギー量はトレードオフの関係にあり、省エネルギーを優先して空気調和能力が低い機種を選定すると空気調和設備の能力が不足し、利用者からクレームが発生するリスクが上昇する。
しかし、従来技術では、未処理熱負荷が利用者からクレームを受けるリスクにどの程度関与しているかは定量的に評価していないため、最終的な機種選定については、空気調和設備の設計者が経験則で機種を選定する以外に手段がないという課題がある。
特開平5−93538号公報
この発明は、空気調和設備の設計者の経験を必要とせずに空気調和設備の機種を選定できる情報を提示する装置の提供を目的とする。
この発明のリスク計算装置は、
空気調和設備の仕様データと、前記空気調和設備で空気調和される建築物の建築データと、前記空気調和設備による前記建築物の空気調和の目標となる目標値とを含み、前記建築物の熱環境の計算に使用されるシミュレーションデータを取得するデータ取得部と、
前記シミュレーションデータを使用して、前記空気調和設備によって空気調和される前記建築物の熱環境を計算する熱環境計算部と、
前記目標値に対して前記熱環境の計算から得られる計算目標値と、前記目標値との相違を示す相違度と、前記計算目標値の時間に対する変化の値を示す変化度との、少なくともいずれかを示す設備リスクを、前記熱環境の計算結果を使用して計算する設備リスク計算部と、
前記設備リスクを出力する出力部と
を備える。
本発明のリスク計算装置は、空気調和設備の能力不足を原因として空気調和設備の利用者から苦情を受けるリスクを数値化するので、設備の設計者の経験則によらずに機種を選定できる情報を、提示できる。
実施の形態1の図で、リスク計算装置101の機能ブロックを示す図。 実施の形態1の図で、リスク計算装置101のハードウェア構成を示す図。 実施の形態1の図で、リスク計算装置101の動作を説明するフローチャート。 実施の形態1の図で、データ取得部10に入力されるシミュレーションデータを示す図。 実施の形態1の図で、能力不足のリスク指標rの計算方法を説明する図。 実施の形態1の図で、リスク指標rの計算方法を模式的に説明する図。 実施の形態1の図で、能力不足の設備リスクRの計算方法を示す図。 実施の形態1の図で、省エネルギー目標達成度と設備リスクRの表示形態を示す図。 実施の形態1の図で、変形例のリスク計算装置102の機能構成を示す。 実施の形態1の図で、リスク計算装置102のハードウェア構成を示す図。 実施の形態1の図で、リスク計算装置102の動作を示すフローチャート。 実施の形態1の図で、変更前後の設備を表示する表示形態を示す図。 実施の形態1の図で、決定ボタンが表示装置200に表示される形態を示す図。 実施の形態1の図で、リスク計算装置101、102の機能がハードウェアで実現される構成を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一または相当する部分については、説明を適宜省略または簡略化する。
実施の形態1.
図1から図14を参照して、実施の形態1のリスク計算装置101及びリスク計算装置102を説明する。
***構成の説明***
図1は、リスク計算装置101の機能ブロックを示す。
図2は、リスク計算装置101のハードウェア構成を示す。図2を参照してリスク計算装置101のハードウェア構成を説明する。
リスク計算装置101は、コンピュータである。リスク計算装置101は、プロセッサ110を備えるとともに、主記憶装置120、補助記憶装置130、入力IF140、出力IF150及び通信IF160といった他のハードウェアを備える。プロセッサ110は、信号線170を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
リスク計算装置101は、機能要素として、データ取得部10、熱環境計算部20、設備リスク計算部30、評価部40及び表示処理部50を備える。表示処理部50は出力部である。データ取得部10、熱環境計算部20、設備リスク計算部30、評価部40及び表示処理部50の機能は、リスク計算プログラム103により実現される。
プロセッサ110は、リスク計算プログラム103を実行する装置である。リスク計算プログラム103は、データ取得部10、熱環境計算部20、設備リスク計算部30、評価部40及び表示処理部50の機能を実現するプログラムである。プロセッサ110は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)である。プロセッサ110の具体例は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)である。
主記憶装置120は記憶装置である。主記憶装置120の具体例は、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)である。主記憶装置120は、プロセッサ110の演算結果を保持する。
補助記憶装置130は、データを不揮発的に保管する記憶装置である。補助記憶装置130の具体例は、HDD(Hard Disk Drive)である。また、補助記憶装置130は、SD(登録商標)(Secure Digital)メモリカード、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD(Digital Versatile Disk)といった可搬記録媒体であってもよい。補助記憶装置130は、シミュレーションデータを格納する設備データベース70、リスク計算プログラム103を記憶している。
入力IF140は、各装置からデータが入力されるポートである。出力IF150は、各種機器が接続され、各種機器にプロセッサ110によりデータが出力されるポートである。図2では、出力IF150には、表示装置200が接続されている。通信IF160はプロセッサが他の装置と通信するための通信ポートである。
プロセッサ110は補助記憶装置130からリスク計算プログラム103を主記憶装置120にロードし、主記憶装置120からリスク計算プログラム103を読み込み実行する。主記憶装置120には、リスク計算プログラム103だけでなく、OS(Operating System)も記憶されている。プロセッサ110は、OSを実行しながら、リスク計算プログラム103を実行する。リスク計算装置101は、プロセッサ110を代替する複数のプロセッサを備えていてもよい。これら複数のプロセッサは、リスク計算プログラム103の実行を分担する。それぞれのプロセッサは、プロセッサ110と同じように、リスク計算プログラム103を実行する装置である。リスク計算プログラム103により利用、処理または出力されるデータ、情報、信号値及び変数値は、主記憶装置120、補助記憶装置130、または、プロセッサ110内のレジスタあるいはキャッシュメモリに記憶される。
リスク計算プログラム103は、データ取得部10、熱環境計算部20、設備リスク計算部30、評価部40及び表示処理部50の「部」を「処理」、「手順」あるいは「工程」に読み替えた各処理、各手順あるいは各工程をコンピュータに実行させるプログラムである。
また、リスク計算方法は、コンピュータであるリスク計算装置101がリスク計算プログラム103を実行することにより行われる方法である。リスク計算プログラム103は、コンピュータ読取可能な記録媒体に格納されて提供されてもよいし、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
***動作の説明***
図3を参照して、リスク計算装置101の動作を説明する。
図3は、リスク計算装置101の動作を説明するフローチャートである。
リスク計算装置101の動作は、リスク計算方法に相当する。またリスク計算装置101の動作は、リスク計算プログラムの処理に相当する。
<ステップS11>
ステップS11において、データ取得部10が、シミュレーションデータを取得する。
図4は、データ取得部10に入力されるシミュレーションデータを示す。データ取得部10には、シミュレーションデータとして、ビル設計データが入力される。データ取得部10は取得したビル設計データを設備データベース70に登録する。
シミュレーションデータは、建築物の熱環境の計算に使用される。
建築物の熱環境の計算は、後述する熱環境計算部20によって実行される。熱環境とは、温度分布及び温度変化を含む、建築物における環境である。シミュレーションデータであるビル設計データは、
(a)空気調和設備の仕様データ、
(b)空気調和設備で空気調和される建築物の建築データ、
(c)空気調和設備による建築物の空気調和の目標となる目標値、
を含む。
(a)空気調和設備の仕様データは、下記の(2)に相当し、
(b)空気調和設備で空気調和される建築物の建築データは、下記の(1)に相当し、
(c)空気調和設備による建築物の空気調和の目標となる目標値は、下記の(6)が相当する。
図4の設計データは、以下の(1)から(6)のデータを含んでいる。
(1)ビル躯体データ:
ビル躯体データとは、建築物の壁の位置、壁の面積、壁の熱貫流率、窓の位置、窓の面積及び窓の熱貫流率。
(2)設備データ:
設備データとは、空気調和設備の機種識別番号、空気調和設備の位置、空気調和設備の構成要素間の接続関係の情報。
(3)室毎の単位時間あたり人数。
(4)気温、湿度及び日射量のような気象データ:
気象データとして、統計データを用いることができる。
(5)省エネルギーの目標値:
省エネルギーの目標値としては、例えば、建築物省エネルギー法で定義されているBEI(Building Energy Index)の目標値である。BEI=0.5のような値がデータとして入力される。
(6)空気調和設備の運転条件:
空気調和設備の運転条件としては、設定温度がある。冷房運転であれば設定温度=摂氏26℃のような値である。また、PMV(Predicted Mean Vote)のような快適性指標値によって運転条件を設定してもよい。
<ステップS12>
ステップS12において、熱環境計算部20は、シミュレーションデータを使用して、空気調和設備によって空気調和される建築物の熱環境を計算する。
具体的には、熱環境計算部20は、単位時間毎の快適性指標値と消費エネルギー量を、熱環境の計算によって計算する。
<ステップS13>
ステップS13において、設備リスク計算部30は、目標値に対して熱環境の計算から得られる計算目標値と、目標値との相違を示す相違度と、計算目標値の時間に対する変化の値を示す変化度との、少なくともいずれかを示す設備リスクを、熱環境の計算結果を使用して計算する。
計算目標値、相違度、変化度及び設備リスクは後述する。設備リスク計算部30は、単位時間毎の快適性指標値から、設備リスクRを計算する。
設備リスクRについては後述する。
<ステップS14>
ステップS14において、評価部40が、省ネルギー目標値と消費エネルギー量とから省エネルギー達成度を計算する。熱環境計算部20は、空気調和設備の消費エネルギー量を、熱環境の計算によって計算するが、評価部40は、熱環境の計算をもとに計算された消費エネルギー量を使用して、空気調和設備による消費エネルギー量の削減効果を省エネルギー目標達成度として計算する。
<ステップS15>
ステップS15において、出力部である表示処理部50は、設備リスクRを出力する。また表示処理部50は、削減効果を出力する。具体的には表示処理部50は、削減効果である省エネルギー目標達成度及び設備リスクRを、表示装置200に表示する。
図5から図8を参照して、ステップS13の内容を詳しく説明する。
図5は、能力不足のリスク指標rの計算方法を示している。能力不足のリスク指標rは、以下、リスク指標rと表記する。
図6は、リスク指標rを模式的に示している。
図7は、能力不足のリスクRの計算方法を示している。能力不足のリスクRは、以下、リスクRと表記する。
図8は、省エネルギー目標達成度とリスクRの表示形態を示している。
<リスク指標rの計算>
図5を参照してリスク指標rの計算方法を説明する。まず記号を以下のように定義する。
以下の(2)の快適性指標とは、設定温度に対して熱環境の計算から得られた温度とする。
以下の(3)の快適性指標の設定値とは、設定温度とする。また、以下で用いるシミュレーションは、熱環境計算部20による熱環境の計算を意味する。
(1)i:ステップ数(1≦i≦N).
ただしNはシミュレーション完了時点のステップ数.
iは時間に対応付いており、iは値が大きいほどの後の時間に対応する。
つまりiとi+1とでは、iはi+1よりも過去の時間に対応付いている。
(2)C:iステップ目における快適性指標.
(3)S:iステップ目における快適性指標の設定値.
(4)a,b,k:任意の0以上の係数.
(5)Tα、Tβ:任意の0以上の閾値.
図5に示すように、リスク指標rはf関数とg関数とにとって定義される。ここでf関数は、図5に示すように、xがT以下の場合は0であり、xがTよりも大きい場合はx−Tである。また、g関数は、
i=0のときはg(xi−1,x)=0
である。xi−1とxとの少なくとも一方が0のときは、
g(xi−1,x)=x
である。
i−1とxとのどちらも0でないときは、
g(xi−1,x)=x+k*xi−1
である。
iステップにおけるリスク指標r
=a*g(αi−1,α)+b*g(βi−1,β
で計算される。
このとき
α=f(|C−S|,Tα)、
β=0(i=1)、
β=f(|Ci−1−C|,Tβ)(i>1)、
である。
図6を参照して、リスク指標rを説明する。
単純化のため、
α=Tβ=0、a=b=k=1及びS=一定とする。
図6は冷房運転の場合において、計算温度Ci−1、Ci、i+1が設定温度Sに近づいていく状態を示している。計算温度Ci−1については、設定温度Sを始点とする矢印がαi−1を示す。計算温度C、Ci+1についても計算温度Ci−1と、同じである。また、βは、計算温度Ci−1と計算温度Cとの差分である。βi+1は、計算温度Cと計算温度Ci+1との差分である。
この場合、
=g(αi−1,α)+g(βi−1,β
=[α+αi−1]+[β+βi−1
となる。
△T=α=|C−S|,
△C=β=|Ci−1−C
とおくと、
=[△T+△Ti−1]+[△C+△Ci−1
である。
つまりrにおいて、[△T+△Ti−1]は、シミュレーションから得られる目標値である設定値Sの計算結果を示す計算目標値Cと、設定値Sとの相違を示す相違度である。
また、rにおいて、[△C+△Ci−1]は、計算目標値である計算温度Cの時間に対する変化の値を示す変化度である。
そして、rは、
=a*g(αi−1,α)+b*g(βi−1,β
において、b=0あれば、
=a*g(αi−1,α)であり、
a=0あれば、
=b*g(βi−1,β)である。
よって、リスク指標rは、相違度と、変化度との少なくともいずれかを示す。
また後述の設備リスクRは、最大のリスク指標rに定数RMAXの逆数を乗じて得られる。
よって、設備リスクRも、実体はリスク指標rであるので、設備リスクRは、相違度と、変化度との少なくともいずれかを示している。
ここで、
=a*g(αi−1,α)+b*g(βi−1,β
は、空気調和設備の能力不足を原因として空気調和設備の利用者から苦情を受けるリスクと考えることができる。
つまりリスク指標rは、空気調和設備の利用者によるユーザクレームのリスクを指標し、リスク指標rの値が大きいほど、ユーザクレームが発生する可能性が高い。
スク指標rを、ユーザクレームのリスク指標と考えることができるのは、以下のようである。
リスク指標rにおけるa*g(αi−1,α)は、設定値Sと計算目標値Cとの差が大きいほど大きくなる。
温度を例にすれば、設定温度と計算温度との差が大きいほど、a*g(αi−1,α)は大きくなる。設定温度と計算温度の差が大きい場合、つまり、a*g(αi−1,α)が大きい場合、空気調和設備の利用者は不快に感じて、ユーザクレームのリスクのリスクは高まる。
また、リスク指標rにおけるb*g(βi−1,β)は、3ステップにわたる計算目標値Cの変化を示し、ステップ間の計算目標値の差が大きいほど大きくなる。温度を例にすれば、ステップ間、つまり、時間に対する温度変化が大きいほど、b*g(βi−1,β)は大きくなる。温度変化が大きい場合、つまりb*g(βi−1,β)が大きい場合、空気調和設備の利用者は不快に感じるため、ユーザクレームのリスクは高まる。
よって、
=a*g(αi−1,α)+b*g(βi−1,β
は、空気調和設備の利用者によるユーザクレームのリスクを指標する。
また、設備リスクRの実体はリスク指標rであるからので、設備リスクRも、空気調和設備の利用者によるユーザクレームのリスクを指標する値である。設備リスクRはユーザクレームのリスクである。つまり、設備リスクRは、空気調和設備の能力不足を前提とした、ユーザクレームの発生リスクを示す。
図6でわかるように、α=f(|C−S|,Tα)に関しては、シミュレーションで計算される計算温度Cが設定温度Sから離れるほどリスク指標rは、高いリスクを示す値になる。またβ=f(|Ci−1−C|,Tβ)に関しては、シミュレーションで計算される計算温度Cの変化が急激で、かつ、変化が継続するほど、リスク指標rは、高いリスクを示す値になる。
f関数はリスクがある状態を抽出し、g関数はリスクがある状態が継続しているときにそのリスクを大きく評価する。
この仕組みにより、冷えない、または、暖まらないといった明確な挙動だけでなく、g関数によって冷えづらい、または、暖まりづらいといった状態を評価することができ、能力不足のリスクを的確に把握できる。
なお、g(αi−1,α)は連続する2つのステップを対象としており、(βi−1,β)は連続する3つのステップを対象としているが、g(αi−1,α)については3つ以上、(βi−1,β)については4つ以上のステップを対象とする式を用いてもよい。
つまり、熱環境計算部20は、時間に対応付いたステップごとに
熱環境を計算し、設備リスク計算部30は、連続する複数のステップを対象とする一つの相違度を計算する。図6では設備リスク計算部は、連続する2つのステップを対象とする一つの相違度を計算している。
また、熱環境計算部20は、時間に対応付いたステップごとに熱環境を計算し、設備リスク計算部30は、連続する複数のステップを対象とする一つの変化度を計算する。図6では、設備リスク計算部は、連続する3つのステップを対象とする一つの変化度を計算している。
図7を参照してリスクRの計算方法を説明する。設備リスク計算部30は、許容できるリスク指標rの最大値をRMAXとして、有している。iステップからNステップで計算されたリスク指標r、r...rのうち、どの値もRMAXとしてよりも小さい場合、設備リスク計算部30はリスクRを以下のように計算する。設備リスク計算部30は、リスク指標r、r...rのうち最大のリスク指標のRMAXに対する百分率を、リスクRとする。リスク指標r、r...rのうち最大のリスク指標が20で、RMAXが200であれば、リスクRは10%である。
また、iステップからNステップで計算されたリスク指標r、r...rのうちいずれかのかの値がRMAX以上の場合、設備リスク計算部30はリスクRを100%とする。
図8を参照して、評価部40が計算する評価結果を説明する。ステップS14において、評価部40が、省エネルギー目標値と消費エネルギー量とから省エネルギー目標達成度を計算する。評価部40は、省エネルギー目標達成度として、例えば、下記の参考文献に定められたBEIを計算する。
<参考文献>平成25年省エネルギー基準に準拠した算定・判断の方法及び解説 I 非住宅建築物(第二版)。
評価部40は、設計BEIと図4の(5)で入力される目標BEIとを比較し、比較結果から省エネルギー目標達成度を計算する。評価部40は、例えば、設計BEIと目標BEIとの比から省エネルギー目標達成度を計算する。評価部40は、設計BEI=0.4、目標BEI=0.5であれば、省エネルギー目標達成度は80%のように計算する。図8では省エネルギー目標達成度は100%であるので、設計BEI=目標BEIである。
また図8は、表示処理部50が表示装置200へ表示する表示形態を示している。図8の表は、部屋A、部屋Bに関して12カ月の各月ごとのリスクRを示している。このように、リスクRを計算する際の集計を月毎にすることで、リスクRの時間的分布が分かる。このため、冷房能力を増強すればよいのか、暖房能力を増強すれば良いのかが判断しやすくなる。図8では月毎に集計する例を説明したが、日または時のような別の時間粒度を設定してもよい。また表示形態は、表形式でもグラフ形式でもよい。また図8の左上に示すように、1年間のリスクRを部屋毎に提示することで、どの部屋の空気調和機の能力を下げるか、あるいは上げるかを部屋毎に検討できる。
データ取得部10に入力されるシミュレーションデータは、空気調和設備によって空気調和される部屋の用途を示す用途情報を含んでもよい。設備リスク計算部30は、用途情報の種類に従って、設備リスクであるリスクRを補正する。具体的には、設備リスク計算部30は、用途情報の示す部屋の用途に応じてリスクRに係数Kを乗じる。このリスクRの補正により、人が常駐しない倉庫のような建屋は、人が常駐するオフィスよりも小さいKを乗じてリスクRを小さくすることで、現実的なリスク判断が可能となる。
***実施の形態1の効果の説明***
(1)リスク計算装置101によれば、エネルギー性能が要件として定まっているビル設計時に、空気調和設備の能力不足のリスクRを定量的に評価できる。このためビルの設計時に、合理的な省エネルギー設計が可能になる
(2)リスク計算装置101によれば、空気調和設備における能力不足のリスクRを定量的に評価できるので、リスクRを参照して能力過剰を排除した設備設計が可能になる。
<変形例>
図9から図12を参照して、実施の形態1のリスク計算装置101の変形例であるリスク計算装置102を説明する。
図9は、リスク計算装置102の機能構成を示す。リスク計算装置102の機構構成は、リスク計算装置101に対して、設計変更部60を有する点が異なる。
設計変更部60は、削減効果である省エネルギー目標達成度が削減目標を達成していない場合、空気調和設備の備える一部の設備に代替可能な他の設備を抽出する。出力部で表示処理部50は、抽出された他の設備を表示装置200に表示する。
図10は、リスク計算装置102のハードウェア構成を示す。図2のリスク計算装置101のハードウェア構成に対して、図ではプロセッサ110が機能要素として、さらに設計変更部60を有する。データ取得部10、熱環境計算部20、設備リスク計算部30、評価部40、表示処理部50及び設計変更部60の機能は、プロセッサ110によって実現される。データ取得部10、熱環境計算部20、設備リスク計算部30、評価部40、表示処理部50及び設計変更部60の機能を実現するリスク計算プログラム104が、補助記憶装置130に格納されている。リスク計算プログラム104は、コンピュータ読取可能な記録媒体に格納されて提供されてもよいし、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
図11は、設計変更部60を備えるリスク計算装置102の動作を示すフローチャートである。図11を参照してリスク計算装置102の動作を説明する。図11のステップS21からステップS24は図3のステップS11からステップS14と同じであるので、ステップS25及びステップS26を説明する。
ステップS25において、評価部40は、シミュレーション結果が、省エネルギー目標を達成しているか判定する。評価部40が、シミュレーション結果が、省エネルギー目標を達成していると判断した場合、処理はステップS24に進み、ステップS24の処理の後、処理は終了する。
評価部40が、シミュレーション結果が、省エネルギー目標を達成していないと判断した場合(ステップS25でNO)、設計変更部60は、リスクRが最も小さいリスクの低い部屋の設備を変更する。リスクRが最も小さいリスクの低い部屋の設備は、空調能力に余裕があると考えられるため、設計変更部60は、現在の設備を省エネルギー効果の大きい、空気調和能力の低い設備を抽出する。ステップS24でNOであれば、設計変更、設計変更後のシミュレーション、省エネルギー目標達成の確認の一連の処理が繰り替えされる。
リスク計算装置102によれば、省エネルギー目標を達成し、かつ、設備リスクRが最低の設計を漸近的に得ることができる。
図12は、設計変更部60が設備を変更した場合に、表示処理部50が表示装置200に変更前後の設備を表示する表示形態を示している。図12に示すように、表示処理部50は、部屋毎に、変更箇所及び変更内容を表示装置200に表示し、変更によるリスクRの変化量と、省エネルギー目標達成度の変化量とを合わせて表示する。図12では変更前の設備の定格出力は100であるのに対して、変更前の設備の定格出力は80である。このため省エネルギー目標達成度は+1.4%であり、リスクRは+3%となっている。
図13は、図12に対して、出力部である表示処理部50が、抽出された他の設備を採用するかどうかの決定を求める決定ボタンを、表示装置200に表示する形態を示している。図13の決定ボタンは、承認のボタンと否認のボタンである。表示処理部50が表示装置200に、設備の変更毎に承認、否認を設定する。設備の変更を否認された場合、設計変更部60はその変更は含まずに、省エネルギー目標を達成できる設備の組み合わせを再探索する。
<ハードウェア構成の補足>
図2のリスク計算装置101及び図10のリスク計算装置102ではリスク計算装置101、102の機能がソフトウェアで実現されるが、リスク計算装置101、102の機能がハードウェアで実現されてもよい。
図14は、リスク計算装置101、102の機能がハードウェアで実現される構成を示す。図14の電子回路90は、リスク計算装置101の、データ取得部10、熱環境計算部20、設備リスク計算部30、評価部40及び表示処理部50の機能、リスク計算装置102のデータ取得部10、熱環境計算部20、設備リスク計算部30、評価部40、表示処理部50及び設計変更部60の機能を実現する専用の電子回路である。電子回路90は、信号線91に接続している。電子回路90は、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、ASIC、または、FPGAである。GAは、Gate Arrayの略語である。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略語である。FPGAは、Field−Programmable Gate Arrayの略語である。リスク計算装置101,102の構成要素の機能は、1つの電子回路で実現されてもよいし、複数の電子回路に分散して実現されてもよい。また、リスク計算装置101,102の構成要素の一部の機能が電子回路で実現され、残りの機能がソフトウェアで実現されてもよい。
プロセッサ110と電子回路90の各々は、プロセッシングサーキットリとも呼ばれる。リスク計算装置101,102において、データ取得部10、熱環境計算部20、設備リスク計算部30、評価部40、表示処理部50及び設計変更部60の機能がプロセッシングサーキットリにより実現されてもよい。
以上、実施の形態1について説明したが、変形例を含む実施の形態1のうち、1つを部分的に実施しても構わない。あるいは、変形例を含む実施の形態1のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。なお、本発明は、実施の形態1に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
10 データ取得部、20 熱環境計算部、30 設備リスク計算部、40 評価部、50 表示処理部、60 設計変更部、70 設備データベース、90 電子回路、91 信号線、101,102 リスク計算装置、103 リスク計算プログラム、110 プロセッサ、120 主記憶装置、130 補助記憶装置、140 入力IF、150 出力IF、160 通信IF、170 信号線、200 表示装置。

Claims (11)

  1. 空気調和設備の仕様データと、前記空気調和設備で空気調和される建築物の建築データと、前記空気調和設備による前記建築物の空気調和の目標となる目標値とを含み、前記建築物の熱環境の計算に使用されるシミュレーションデータを取得するデータ取得部と、
    前記シミュレーションデータを使用して、前記空気調和設備によって空気調和される前記建築物の熱環境を計算する熱環境計算部と、
    前記目標値に対して前記熱環境の計算から得られる計算目標値と、前記目標値との相違を示す相違度と、前記計算目標値の時間に対する変化の値を示す変化度との、少なくともいずれかを示す設備リスクを、前記熱環境の計算結果を使用して計算する設備リスク計算部と、
    前記設備リスクを出力する出力部と
    を備えるリスク計算装置。
  2. 前記熱環境計算部は、
    時間に対応付いたステップごとに前記熱環境の計算を実行し、
    前記設備リスク計算部は、
    連続する複数のステップを対象とする一つの前記相違度を計算する請求項1に記載のリスク計算装置。
  3. 前記設備リスク計算部は、
    連続する2つのステップを対象とする一つの前記相違度を計算する請求項2に記載のリスク計算装置。
  4. 前記熱環境計算部は、
    時間に対応付いたステップごとに前記熱環境の計算を実行し、
    前記設備リスク計算部は、
    連続する複数のステップを対象とする一つの前記変化度を計算する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のリスク計算装置。
  5. 前記設備リスク計算部は、
    連続する3つのステップを対象とする一つの前記変化度を計算する請求項4に記載のリスク計算装置。
  6. 前記シミュレーションデータは、
    前記空気調和設備によって空気調和される部屋の用途を示す用途情報を含み、
    前記設備リスク計算部は、
    前記用途情報の種類に従って、前記設備リスクを補正する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のリスク計算装置。
  7. 熱環境計算部は、
    前記空気調和設備の消費エネルギー量を、前記熱環境の計算によって計算し、
    前記リスク計算装置は、さらに、
    前記消費エネルギー量を使用して、前記空気調和設備による前記消費エネルギー量の削減効果を計算する評価部を備え
    前記出力部は、
    前記削減効果を出力する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のリスク計算装置。
  8. 前記リスク計算装置は、さらに、
    前記削減効果が削減目標を達成していない場合、前記空気調和設備の備える一部の設備に代替可能を他の設備を抽出する設計変更部を備え、
    前記出力部は、
    抽出された前記他の設備を表示装置に表示する請求項7に記載のリスク計算装置。
  9. 前記出力部は、
    抽出された前記他の設備を採用するかどうかの決定を求める決定ボタンを、前記表示装置に表示する請求項8に記載のリスク計算装置。
  10. コンピュータに、
    空気調和設備の仕様データと、前記空気調和設備で空気調和される建築物の建築データと、前記空気調和設備による前記建築物の空気調和の目標となる目標値とを含み、前記建築物の熱環境の計算に使用されるシミュレーションデータを取得するデータ取得処理と、
    前記シミュレーションデータを使用して、前記空気調和設備によって空気調和される前記建築物の熱環境を計算する熱環境計算処理と、
    前記目標値に対して前記熱環境の計算から得られる計算目標値と、前記目標値との相違を示す相違度と、前記計算目標値の時間に対する変化の値を示す変化度との、少なくともいずれかを示す設備リスクを、前記熱環境の計算結果を使用して計算する設備リスク計算処理と、
    前記設備リスクを出力する出力処理と
    を実行させるリスク計算プログラム。
  11. コンピュータが、
    空気調和設備の仕様データと、前記空気調和設備で空気調和される建築物の建築データと、前記空気調和設備による前記建築物の空気調和の目標となる目標値とを含み、前記建築物の熱環境の計算に使用されるシミュレーションデータを取得し、
    前記シミュレーションデータを使用して、前記空気調和設備によって空気調和される前記建築物の熱環境を計算し、
    前記目標値に対して前記熱環境の計算から得られる計算目標値と、前記目標値との相違を示す相違度と、前記計算目標値の時間に対する変化の値を示す変化度との、少なくともいずれかを示す設備リスクを、前記熱環境の計算結果を使用して計算し、
    前記設備リスクを出力するリスク計算方法。
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