JPWO2020166099A1 - 2ステップのランダムアクセス手順を実行するための端末装置、基地局装置、通信方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
2ステップのランダムアクセス手順に基づいて、基地局装置へ第1のメッセージを送信し、基地局装置から第1のメッセージに対する応答である第2のメッセージを受信することによって基地局装置と初期接続を確立する端末装置が提供される。第1のメッセージには、複数の系列候補から選択された1つの系列を用いて送信されるプリアンブルと、初期アクセスのための所定の情報とが含まれ、複数の系列候補のそれぞれは、所定の情報を送信するために使用される無線リソースと関連付けられ、複数の系列候補における第1の候補に関連付けられる第1の無線リソースは複数の系列候補における第2の候補に関連付けられる第2の無線リソースと異なる。端末装置は、初期接続の確立の際に、第1のメッセージにおいて、複数の系列候補から選択した系列を用いて所定の無線リソースでプリアンブルを送信し、その系列に関連付けられた無線リソースを用いて所定の情報を送信する。
Description
本発明は、端末装置、基地局装置、通信方法、及びプログラムに関し、より具体的には、2ステップのランダムアクセス手順を実行する際の無線リソース利用技術に関する。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)において、ロングタームエボリューション(LTE)や第5世代(5G)のNew Radio(NR)等の無線通信システムの規格が策定されている。LTEやNRでは、端末装置と基地局装置との間の初期接続のためのランダムアクセス手順が規定されている。従来のランダムアクセス手順は、4ステップの処理が行われる。
4ステップのランダムアクセス手順の処理例を図1に示す。4ステップのランダムアクセス手順では、まず、端末装置(User Equipment、UE)が、第1のメッセージ(メッセージ1)としてランダムアクセス(RA)プリアンブルを基地局装置へ送信する。ここで、基地局装置は、一例において、NRの場合はgNB、LTEの場合はeNBと表記される。なお、RAプリアンブルは、所定の無線リソース(周波数−時間リソース)を用いて送信される。基地局装置は、RAプリアンブルを検出すると、第2のメッセージ(メッセージ2)として、RAレスポンスを端末装置へ送信する。メッセージ2には、端末装置が、メッセージ2を受信した後に送信すべき第3のメッセージ(メッセージ3)の送信に使用すべき無線リソースや信号送信時のパラメータの情報が含まれる。また、メッセージ2には、信号のタイミングを同期させるためのタイミングアドバンス(TA)等の各種情報が含まれる。端末装置は、その情報によって指定された無線リソースや各種情報を用いて、メッセージ3として、RRC Connection Requestメッセージを送信する。このメッセージによって、初期アクセスを確立するための所定の情報が、端末装置から基地局装置へ送信される。そして、基地局装置は、メッセージ3に応答して、第4のメッセージ(メッセージ4)として、RRC Connection Setupメッセージを端末装置へ送信する。これらの手順が行われることにより、端末装置と基地局装置との間の初期接続が確立される。
一方、3GPPでは、初期接続手順に要する時間を短縮するために、2ステップのランダムアクセス手順の採用が検討されている(非特許文献1参照)。2ステップのランダムアクセス手順では、端末装置は、図2に示すように、上述のメッセージ1及びメッセージ3に相当し、RAプリアンブルと初期アクセスのための所定の情報とを含んだメッセージAを送信する。そして、基地局装置は、メッセージAに応答して、上述のメッセージ2及びメッセージ4に相当するメッセージBを送信するように構成される。
3GPP、RP−182894
4ステップのランダムアクセス手順では、メッセージ2によって、メッセージ3を送信する無線リソースや信号送信時のパラメータが指定されるが、2ステップのランダムアクセス手順では、そのような無線リソースや信号送信時のパラメータの指定が行われない。このため、複数の端末装置が同時に(例えばRAプリアンブルと所定の情報とが連結された)メッセージAを送信する場合、基地局装置において、RAプリアンブルを分離できたとしても、所定の情報が干渉によって受信できない場合がありうる。この場合、基地局装置はメッセージBを送信しないため、端末装置は、繰り返しメッセージAを送信することとなり、初期接続に要する時間が長期化してしまいうる。
本発明は、2ステップのランダムアクセス手順を効率的に実行可能とするための方法を提供する。
本発明の一態様による端末装置は、2ステップのランダムアクセス手順に基づいて、基地局装置へ第1のメッセージを送信し、前記基地局装置から前記第1のメッセージに対する応答である第2のメッセージを受信することによって前記基地局装置と初期接続を確立する確立手段を有し、前記第1のメッセージには、複数の系列候補から選択された1つの系列を用いて送信されるプリアンブルと、初期アクセスのための所定の情報とが含まれ、前記複数の系列候補のそれぞれは、前記所定の情報を送信するために使用される無線リソースと関連付けられ、前記複数の系列候補における第1の候補に関連付けられる第1の無線リソースは前記複数の系列候補における第2の候補に関連付けられる第2の無線リソースと異なり、前記確立手段は、前記第1のメッセージにおいて、前記複数の系列候補から選択した系列を用いて所定の無線リソースで前記プリアンブルを送信すると共に、当該系列に関連付けられた無線リソースを用いて前記所定の情報を送信する、ことを特徴とする。
本発明の一態様による基地局装置は、2ステップのランダムアクセス手順に基づいて、端末装置から第1のメッセージを受信し、前記端末装置へ前記第1のメッセージに対する応答である第2のメッセージを送信することによって前記端末装置と初期接続を確立する確立手段を有し、前記第1のメッセージには、前記端末装置によって複数の系列候補から選択された1つの系列を用いて送信されるプリアンブルと、初期アクセスのための所定の情報とが含まれ、前記複数の系列候補のそれぞれは、前記所定の情報を送信するために使用される無線リソースと関連付けられ、前記複数の系列候補における第1の候補に関連付けられる第1の無線リソースは前記複数の系列候補における第2の候補に関連付けられる第2の無線リソースと異なり、前記確立手段は、前記第1のメッセージにおいて、所定の無線リソースを介して前記プリアンブルを受信して当該プリアンブルの送信に用いられた系列を特定し、当該系列に関連付けられた無線リソースを特定し、当該無線リソースにおいて前記所定の情報を受信する、ことを特徴とする。
本発明によれば、2ステップのランダムアクセス手順を効率的に実行することができるようになる。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。なお、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施の形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
4ステップのランダムアクセス手順の流れを概略的に示す図である。
2ステップのランダムアクセス手順の流れを概略的に示す図である。
無線通信システムの構成例を示す図である。
メッセージAにおける、プリアンブル送信用の系列と、PUSCHで使用されるべき無線リソースのセットとを関連付ける情報の例を示す図である。
2ステップのランダムアクセス手順におけるメッセージAで使用される無線リソースを概略的に示す図である。
メッセージAにおける、プリアンブル送信用の系列と、PUSCHで使用されるべき無線リソースのセットとを関連付ける情報の例を示す図である。
基地局装置及び端末装置のハードウェア構成例を示す図である。
端末装置の機能構成例を示す図である。
基地局装置の機能構成例を示す図である。
端末装置が実行する処理の流れの例を示す図である。
基地局装置が実行する処理の流れの例を示す図である。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(システム構成)
図3に、本実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す。本システムは、一例において5Gのセルラ通信システムである。ただし、これに限られず、本システムは、例えば5G以降の後継のセルラ通信システムであってもよいし、セルラ以外の無線通信システムであってもよい。本システムは、基地局装置301と端末装置302及び端末装置303とを含んで構成される。なお、図3では、説明を簡単にするために、1つの基地局装置と2つの端末装置のみを示しているが、これらの装置の数は限定されるものではなく、より多くの基地局装置及び端末装置が当然に存在してもよく、また、端末装置は1つのみであってもよい。
図3に、本実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す。本システムは、一例において5Gのセルラ通信システムである。ただし、これに限られず、本システムは、例えば5G以降の後継のセルラ通信システムであってもよいし、セルラ以外の無線通信システムであってもよい。本システムは、基地局装置301と端末装置302及び端末装置303とを含んで構成される。なお、図3では、説明を簡単にするために、1つの基地局装置と2つの端末装置のみを示しているが、これらの装置の数は限定されるものではなく、より多くの基地局装置及び端末装置が当然に存在してもよく、また、端末装置は1つのみであってもよい。
本実施形態に係る端末装置302及び端末装置303は、図2に示すような2ステップのランダムアクセス手順(以下では、この手順を「2ステップRACH」と呼ぶ。)を実行することによって、基地局装置301との接続を確立する。上述のように、2ステップRACHでは、端末装置は、プリアンブルと初期アクセスのための所定の情報とを含んだメッセージAを、基地局装置へ送信する。
端末装置は、プリアンブルを、複数の系列候補の中から選択して送信する。なお、この複数の系列候補は、複数の端末装置がこれらの候補から異なる系列を選択して、それらの系列を用いてプリアンブルを同時に送信した場合に、基地局装置がそれらを分離可能なように、すなわち、相互に直交又は相互相関が十分に低くなるように、決定される。一例において、この複数の系列候補は、基地局装置から端末装置へ通知される。例えば、基地局装置は、自装置が形成する内において、隣接するセル内の端末装置が使用しうる系列が使用されることがないように、複数の系列候補を用意し、その複数の系列候補を自セル内の端末装置へ通知しうる。基地局装置は、このように複数の系列候補を選択することにより、隣接するセル内の端末装置からのプリアンブルによる、自装置内の端末装置からのプリアンブルへの干渉を防ぐことが可能となる。なお、基地局装置は、端末装置がプリアンブルを送信することが許容される無線リソース(周波数・時間リソース)を指定する情報を、自装置が形成しているセルの範囲内に存在する端末装置へ通知する。なお、一例において、プリアンブル送信に使用可能な複数の系列候補や、プリアンブルを送信可能な無線リソースを指定する情報は、ブロードキャスト信号によって基地局装置から1つ以上の端末装置へ一斉通知されうる。
端末装置は、初期アクセスのための所定の情報を、例えば物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)によって基地局装置へ送信する。なお、ここでのPUSCHは、メッセージAに含まれるPUSCHであり、メッセージA PUSCHと記述されるべきものであるが、本実施形態では表記を簡素化するために、単に「PUSCH」と呼ぶ。このPUSCHは、最も単純な構成において、プリアンブルと同じ周波数範囲で、プリアンブルと時間的に連続して(プリアンブルの直後に)送信されうる。なお、プリアンブルが送信される無線リソース(時間・周波数リソース)は限定されている。したがって、一般性を失うことなく、複数の端末装置がプリアンブル用の所定の無線リソースで同時にプリアンブルを送信することが想定される。そして、この場合に、上述の単純な構成では、複数の端末装置が、共通の無線リソース(所定の無線リソースと時間的に連続した時間区間及び所定の無線リソースと同じ周波数範囲を有する無線リソース)で、PUSCHを送信することとなる。一方、PUSCHは、複数の端末装置間で相互相関を低く抑えるなどの制御を行うことはできない。このため、複数の端末装置から同時に同じ周波数リソースで送信されたPUSCHは相互に干渉し、基地局装置がこれらのPUSCHを正しく復号することが困難となりうる。一方、PUSCHを、ランダムな無線リソースで送信することにより、PUSCH間の干渉を防ぐことは可能となるが、各端末装置がどの無線リソースを使用しているかを基地局装置が認識することが困難となりうる。
このため、本実施形態では、プリアンブルの送信に使用可能な複数の系列候補のそれぞれに対して、初期アクセスのための所定の情報を送信するための無線リソースとして、互いに異なる無線リソースを関連付ける。すなわち、系列の第1の候補に関連付けられた第1の無線リソースが、系列の第2の候補に関連付けられた第2の無線リソースと異なるようにし、プリアンブルを送信するのに使用する系列が異なる場合に、所定の情報が異なる無線リソースで送信されるようにする。これにより、同時に複数の端末装置がプリアンブルを送信した場合であっても、異なるプリアンブルの系列が選択されている限り、PUSCHが送信される無線リソースが互いに異なり、PUSCH間の干渉の発生を抑制することができる。無線リソースは、時間リソースと、周波数リソースと、復調参照信号(DMRS)のポートと、の少なくともいずれかに関する。すなわち、例えば、系列の第1の候補に関連付けられた第1の無線リソースは、系列の第2の候補に関連付けられた第2の無線リソースに対して、時間リソースと、周波数リソースと、DMRSポートとの少なくともいずれかが異なる。なお、ここでの「無線リソース」は、例えば時間・周波数・空間(DMRSポート)の組み合わせによって規定される1組の無線リソースのセットと言えるが、本実施形態及び特許請求の範囲では、この1組の無線リソースのセットを、「1つの無線リソース」などと表現することがある。
図4に、系列の候補と、各候補に関連付けられるPUSCHの送信に利用する無線リソースとの関係例を示す。このような、系列の候補と、無線リソースとを関連付けた情報は、事前に基地局装置と端末装置との間で共有される。例えば、基地局装置の設置時や端末装置の出荷時に、図4のような情報がこれらの装置内に記憶されているようにしてもよい。また、基地局装置が、例えばブロードキャスト信号等によって図4のような情報を端末装置に通知してもよい。なお、図4のような情報は一例であり、例えば後述の図6のような情報や、他の形式で系列の候補と無線リソースとを関連付ける情報が基地局装置と端末装置との間で共有されてもよい。図4において、プリアンブルIDは、系列の候補を特定する番号である。スロットインデクスは、時間リソース(タイムスロットやミニスロット)のインデクスを示し、例えば、値「1」によりプリアンブルの送信直後のタイムスロットが用いられることが示され、値「2」により1つ分だけタイムスロット(又はミニスロット)を空けてからPUSCHが送信されることが示される。RBGインデクスは周波数リソース(リソースブロックグループ(RBG))のインデクスを示し、それぞれの番号によって互いに(少なくとも一部が)重複しないリソースブロックの範囲が指定される。また、DMRSポートは、参照信号が送信される時間及び周波数の位置のパターンが指定される。2つ以上の端末装置が使用するDMRSポートがそれぞれ異なることにより、基地局装置とこれらの端末装置との通信を空間的に分離することができる。すなわち、図4の例では、相異なる系列に対して、時間、周波数、及び空間の少なくともいずれかが異なる無線リソースが関連付けられている。なお、系列の候補ごとに、時間・周波数・空間に加えて又はこれらの少なくともいずれかに代えて、電力(符号)などの他の要素が異なるように、PUSCH用の無線リソースが設定されていてもよい。
図5は、図4のようなプリアンブル送信用の系列と無線リソースとの関係が用いられる場合に送信されるプリアンブルとPUSCHの例を示す図である。図5において、横軸は時間、縦軸は周波数、奥行き方向の軸は空間を表している。端末装置は、プリアンブルの送信時に使用する系列を、複数の候補から選択する。ここで、これらの複数の候補は、プリアンブルの系列IDとして1〜64の値を有しているものとする。なお、この値は一例であり、これら以外の値域のID値が用いられてもよい。なお、端末装置は、使用可能な系列の候補の情報を基地局装置から(例えばブロードキャスト信号により)取得しうる。基地局装置は、例えば、図4のように示される系列IDが1〜64までの系列のうち、IDが1〜8までの系列を使用可能であることを端末装置に通知してもよい。また、基地局装置は、例えば、64個より多いプリアンブルの系列の集合の中から、64個のプリアンブルを選択して、プリアンブルの系列の複数の候補として端末装置へ通知してもよい。端末装置は、複数の候補から選択した系列を用いて、所定の周波数及び時間リソースで、プリアンブルを送信する。ここで、端末装置は、例えば事前に基地局装置からブロードキャストされた信号に基づいて、プリアンブルが送信されるべき所定の周波数及び時間リソースを認識することができる。この周波数及び時間リソースは、複数の端末装置がランダムアクセス手順を実行する場合には共通して用いる無線リソースであり、複数の端末装置は、それぞれ選択した系列を用いてプリアンブルを送信する。このため、基地局装置は、複数の端末装置からのプリアンブルを同時に受信する。ここで、プリアンブルは、それぞれが相互相関の小さい又は直交した系列によって符号多重されて送信される。このため、基地局装置は、それぞれ異なる系列を用いて複数の端末装置から送信された信号を、その系列を用いて分離することができる。また、基地局装置は、プリアンブルの分離時に用いた系列によって、各端末装置がどの系列を用いてプリアンブルを送信しているかを識別することができる。
端末装置は、1つのメッセージ(メッセージA)の中で、プリアンブルに続いてPUSCHを送信する。このとき、端末装置は、プリアンブルの送信のために選択した無線リソースを特定して、その無線リソースでPUSCHを送信するような制御を行う。例えば、図4を参照すると、ID=1〜32の系列がプリアンブルの送信のために選択された場合は、スロットインデクスが「1」であるため、プリアンブルの直後のタイムスロットでPUSCHが送信される。一方、ID=33〜64の系列がプリアンブルの送信のために選択された場合は、スロットインデクスが「2」であるため、ID=1〜32のPUSCHの後のタイムスロットでPUSCHが送信される。また、ID=1〜2及び33〜34の系列については、対応するRBGインデクスが「1」であるため、これらのIDは共通の周波数リソース(RBG)に対応する。同様に、ID=3〜4及び35〜36の系列については、対応するRBGインデクスが「2」となり、一例において、RBGインデクスが「1」のRBGと隣接するRBGに対応する。このように、ID=2n−1〜2n及び2n+31〜2n+32(ただし、nは1≦n≦16)の系列は、共通の周波数リソース(RBGインデクスが「n」のRBG)に対応し、nが異なると対応する周波数リソースが異なる。また、ID=2m−1(ただし、mは1≦n≦16)の系列とID=2mの系列とでは、異なるDMRSポートに対応し、基地局装置は、これらの系列に対応するPUSCHを空間的に分離することができる。このようにして、ID=1〜64の系列のそれぞれに対する無線リソースは、他のIDの系列に対する無線リソースと、時間・周波数・空間の少なくともいずれかが異なるように、系列のIDと無線リソースとが関連付けられる。
基地局装置は、各端末装置からのメッセージAのうち、1つ以上の端末装置から送信されたプリアンブルを検出し、各端末装置が使用している系列を特定する。例えば、基地局装置は、自装置が設定して各端末装置へ通知した、プリアンブル用の時間・周波数リソースでプリアンブル検出処理を実行する。基地局装置は、続いて、検出したプリアンブルのそれぞれの送信に使用された系列に対応する、PUSCH用の無線リソースを特定する。そして、基地局装置は、その特定した無線リソースで、PUSCHの受信処理を実行する。例えば、基地局装置は、第1の端末装置からのプリアンブルがID=1の系列を用いて送信されたと判定した場合、スロットインデクスが「1」、RBGインデクスが「1」、DMRSポートが「1」の無線リソースにおいて、対応するPUSCHについての受信処理を実行する。また、基地局装置は、第2の端末装置からのプリアンブルがID=64の系列を用いて送信されたと判定した場合、スロットインデクスが「2」、RBGインデクスが「16」、DMRSポートが「2」の無線リソースにおいて、対応するPUSCHについての受信処理を実行する。このように、メッセージAにおけるプリアンブルの送信に用いられる系列の違いにより、同じメッセージAにおけるPUSCHの送信に用いられる無線リソースを分散させる。これにより、複数の端末装置が、それぞれ異なる系列を選択する限りにおいて、それらの端末装置が送信したPUSCHの干渉を防ぐ又は抑制することが可能となる。また、基地局装置において、2ステップRACHのメッセージAの検出精度が向上し、端末装置がメッセージAを再送する機会を削減することができる。この結果、端末装置と基地局装置との間の初期接続が確立されるまでの時間を短縮することができる。
なお、PUSCHの受信処理は、例えば、使用されているDMRSポートに応じたDMRSによるチャネル推定と、その推定値に基づくPUSCHの復調及び復号とを含む。なお、基地局装置は、特定した時間リソース(タイムインデクス)及び周波数リソース(RBGインデクス)におけるDMRSポートが1つの場合は、そのDMRSポートに対応するDMRSを用いたチャネル推定に基づいて、1つのPUSCHの復調及び復号を行う。一方、基地局装置は、特定した時間及び周波数リソースにおいて複数のDMRSポートが用いられている場合、ポートごとにチャネル推定を実行し、それぞれのチャネル推定値に応じた複数個のPUSCHの復調及び復号を行う。なお、基地局装置は、複数の受信アンテナを有し、従来の上りリンクのマルチユーザ(MU)−MIMO(Multi-Input Multi-Output)と同様の手法で、空間多重されたPUSCHを分離して、それぞれを復調及び復号することができる。また、基地局装置は、逐次干渉除去手法を用いて、複数のPUSCHの復調及び復号に成功した後に、その復号結果とチャネル推定値に基づいてPUSCHのレプリカ信号を生成し、受信信号から除去し、受信信号に含まれる他のPUSCHの復調及び復号を行ってもよい。なお、逐次干渉除去手法が用いられる場合、基地局装置は複数の受信アンテナを有しなくてもよい。
なお、上述の例では、プリアンブルの送信に用いる系列1つに対して、1つの無線リソースを特定する情報が関連付けられる例について説明したが、1つの系列に対して、複数の無線リソースを特定する情報が関連付けられてもよい。図6に、この場合の、系列のIDと、無線リソースとの対応関係を示す。図6は、1つのIDが、4パターンの無線リソースに関連付けられている場合の例を示している。なお、図6では、1つのIDを4パターンの無線リソースに関連付けるために、時間スロットを8スロット、RBG数を16、DMRSポートを2つ使用する例を示しているが、これに限られない。例えば、時間スロットを4スロット、RBG数を32、DMRSポート数を2としてもよい。なお、1つのIDに関連付けられる無線リソースのパターンの数は4つに限定されず、2パターン以上の任意の数のパターンの無線リソースに関連付けられうる。また、例えば2つのIDに対して3パターンの無線リソースが関連付けられるなど、複数のIDに対してそのIDの個数を超えるパターン数の無線リソースが関連付けられてもよい。これによれば、限られた無線リソースの中で、使用される無線リソースの自由度を高めて、複数の端末装置がPUSCHの送信のために使用する無線リソースを分散させることができる。
端末装置は、プリアンブルの送信のために使用する系列を複数の系列候補の中から選択し、選択した系列に対応する複数パターンの無線リソースから、1つの無線リソースをPUSCHの送信用の無線リソースとして選択して、それらの選択結果に基づいてメッセージAを生成して送信する。なお、端末装置は、複数パターンの無線リソースから、例えばランダムに1つの無線リソースを選択してもよいし、例えば端末装置(又は加入者識別モジュール)の識別番号等を用いた所定のルールに基づいて1つの無線リソースを選択してもよい。基地局装置は、メッセージAのうちのプリアンブルを検出して、使用されている系列を特定する。そして、基地局装置は、その使用されている系列に対応する複数パターンの無線リソースのいずれにおいてPUSCHが送信されたかを判定する。例えば、基地局装置は、使用されている系列に対応する複数パターンの無線リソースに信号が含まれるか否かを、電力検出によって判定する。例えば、基地局装置は、第1の端末装置からのプリアンブルがID=1の系列を用いて送信されたと判定した場合、スロットインデクスが「1」、RBGインデクスが「1」及び「2」、DMRSポートが「1」及び「2」の無線リソースについて、電力検出を実行する。また、基地局装置は、第2の端末装置からのプリアンブルがID=64の系列を用いて送信されたと判定した場合、スロットインデクスが「8」、RBGインデクスが「15」及び「16」、DMRSポートが「1」及び「2」の無線リソースについて、電力検出を実行する。そして、基地局装置は、それらの無線リソースのうち、検出された電力が所定値を超える無線リソースにおいてPUSCHが送信されたと判定して、その無線リソースにおけるPUSCHの受信処理を実行する。例えば、基地局装置は、特定された系列に対応する周波数・時間リソースにおける複数のDMRSポートのそれぞれにおいて電力検出を実行し、DMRSの受信電力が所定値以上のDMRSポートにおいてチャネル推定を実行する。なお、同一の周波数・時間リソースの、複数のDMRSポートにおいて所定値を超える受信電力が検出された場合、基地局装置は、複数の端末装置がそれぞれ異なるDMRSポートを用いてPUSCHを送信したと判定し、空間分離や逐次干渉除去手法を用いて、複数の端末装置からのPUSCHを分離抽出する。なお、電力検出は一例に過ぎず、他の方法によってPUSCH用に使用されている無線リソースが特定されてもよい。例えば、基地局装置は、プリアンブルの送信に使用されたと判定された系列に関連付けられた複数の無線リソースのそれぞれにおいて受信処理を実行して、PUSCHの復調及び復号に成功した無線リソースが、PUSCHの送信用に選択されたと判定してもよい。
このように、1つの系列に対して複数の無線リソースが関連付けられ、端末装置がそれらの複数の無線リソースの中から使用する無線リソースを決定することにより、複数の端末装置が同一の系列を用いてプリアンブルを送信した場合であっても、PUSCHが同一の無線リソースで送信される確率を低減することができる。これにより、基地局装置において、2ステップRACHのメッセージAの検出精度が向上し、端末装置がメッセージAを再送する機会を削減することができる。この結果、端末装置と基地局装置との間の初期接続が確立されるまでの時間を短縮することができる。
なお、2つのIDごとに2つまたは1つの無線リソースのパターンが関連付けられるなど、2つ以上のIDに対して2パターン以下の無線リソースが関連付けられてもよい。これによれば、接続を試行する端末装置の数が少ない場合に、不必要にPUSCH用無線リソースのパターンを用意しておくことを防ぎ、基地局装置の負担を低減することなどが可能となる。
プリアンブルの送信に使用される系列のIDに対応する、無線リソースを特定する情報は、ここで説明される形式に限定されず、様々な方法で無線リソースの指定がされてもよい。
例えば、上述の例では、時間リソースを、プリアンブルを送信するタイムスロットからのオフセットスロット数(スロットインデクス)によって表現する例について説明したが、時間リソースに対応する時間区間の開始シンボルインデクスによって表現してもよい。すなわち、プリアンブルを送信するタイムスロットを基準としない表現が用いられてもよい。また、時間リソースに対応する時間区間の終了時刻について、終了シンボルインデクスを用いて表現してもよい。なお、開始シンボルインデクスと終了シンボルインデクスとの両方が用いられてもよいし、時間リソースの時間長が固定であるなど事前に定まっている場合は、いずれか一方のみが用いられてもよい。また、時間リソースは、プリアンブルの送信開始タイミングからの時間差を示す数値によって表現されてもよい。また、上述の例では、スロット(又はミニスロット)を単位として時間リソースに対応する時間区間が特定されるが、例えば、(プリアンブルの送信開始タイミングを基準として)その時間区間の開始時間を示す情報と終了時間を示す情報との少なくともいずれかにより、時間リソースが表現されてもよい。また、開始時間と終了時間の少なくともいずれかと時間区間の長さとを示す情報とが時間リソースを表現するのに用いられてもよい。また、上述の例では、周波数リソースは、事前に定められたリソースブロックグループを単位として指定されるが、これに限られない。例えば、周波数リソースの下端又は上端に対応するリソースブロックのインデクスと、使用するリソースブロックの数とによって、周波数リソースが指定されてもよい。また、周波数リソースの下端に対応するリソースブロックのインデクスと、上端に対応するリソースブロックのインデクスとが、周波数リソースを指定する情報として用いられてもよい。
なお、本実施形態では、端末装置302及び端末装置303がいずれの基地局装置にも接続していない状態から、基地局装置301へ接続する際の、初期接続処理について説明する。これは、ハンドオーバ時には、端末装置302及び端末装置303は、例えばハンドオーバ元の基地局装置を通じて使用すべきリソースが指定されることにより、干渉のない(又は十分に小さい)状態で、メッセージAのPUSCHを送信することができるからである。ただし、これに限られず、ハンドオーバ時などの初期アクセス以外の場合に、上述の処理が実行されてもよい。
(装置構成)
続いて、上述のような処理を実行する端末装置及び基地局装置の構成について説明する。図7に、端末装置及び基地局装置のハードウェア構成例を示す。端末装置及び基地局装置は、一例において、プロセッサ701、ROM702、RAM703、記憶装置704、及び通信回路705を有する。端末装置では、例えばROM702、RAM703及び記憶装置704のいずれかに記録された、上述のような端末装置の各機能を実現するプログラムがプロセッサ701により実行される。同様に、基地局装置では、例えばROM702、RAM703及び記憶装置704のいずれかに記録された、上述のような基地局装置の各機能を実現するプログラムがプロセッサ701により実行される。なお、プロセッサ701は、CPU(中央処理装置)、ASIC(特定用途向け集積回路)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)等の1つ以上のプロセッサによって置き換えられてもよい。
続いて、上述のような処理を実行する端末装置及び基地局装置の構成について説明する。図7に、端末装置及び基地局装置のハードウェア構成例を示す。端末装置及び基地局装置は、一例において、プロセッサ701、ROM702、RAM703、記憶装置704、及び通信回路705を有する。端末装置では、例えばROM702、RAM703及び記憶装置704のいずれかに記録された、上述のような端末装置の各機能を実現するプログラムがプロセッサ701により実行される。同様に、基地局装置では、例えばROM702、RAM703及び記憶装置704のいずれかに記録された、上述のような基地局装置の各機能を実現するプログラムがプロセッサ701により実行される。なお、プロセッサ701は、CPU(中央処理装置)、ASIC(特定用途向け集積回路)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)等の1つ以上のプロセッサによって置き換えられてもよい。
端末装置及び基地局装置は、例えばプロセッサ701により通信回路705を制御して、相手装置(例えば、端末装置にとっては基地局装置、基地局装置にとっては端末装置やネットワークノード)との間の通信を行う。なお、図7では、端末装置及び基地局装置は、1つの通信回路705を有するような概略図を示しているが、これに限られない。例えば、端末装置は、基地局装置との通信用の通信回路と、例えば無線LAN等の通信用の通信回路とを有していてもよい。また、基地局装置は、例えば、端末装置との通信用の通信回路と、ネットワークノードとの通信用の通信回路とを有してもよい。
なお、端末装置及び基地局装置は、各機能を実行する専用のハードウェアを備えてもよいし、一部をハードウェアで実行し、プログラムを動作させるコンピュータでその他の部分を実行してもよい。また、全機能がコンピュータとプログラムにより実行されてもよい。
図8に、端末装置の機能構成例を示す。図8に示される機能は、例えば端末装置のプロセッサ701が、ROM702、RAM703、記憶装置704に記憶されているプログラムを実行することによって実現される。なお、端末装置は、後述の機能の少なくともいずれかに対応するハードウェアを有してもよい。なお、図8は、端末装置の機能のうち、本実施形態に特に関連する機能部を選択的に示したものであり、端末装置は、一般的な端末装置としての機能を当然に有する。
端末装置は、その機能として、通信制御部801、メッセージ生成部802、及びPUSCHリソース記憶部803を含む。また、端末装置は、オプションとして、プリアンブル設定取得部804を有しうる。
通信制御部801は、端末装置が基地局装置との間で実行する通信(例えば5Gの通信規格に準拠した無線通信)を制御する。通信制御部801は、例えば、基地局装置から送出された情報を取得し、その情報に基づいて2ステップRACHを実行して基地局装置との接続を確立して通信を行うための制御を実行する。メッセージ生成部802は、上述のようにして、2ステップRACHのメッセージAを生成する。メッセージ生成部802の動作については後述する。PUSCHリソース記憶部803は、メッセージAのプリアンブル部分の送信に使用可能な複数の系列候補と、メッセージAのPUSCH部分の送信に用いるべき無線リソースとを関連付ける情報を記憶する。プリアンブル設定取得部804は、プリアンブルに関連する各種情報を、基地局装置から取得する。プリアンブル設定取得部804は、例えば、プリアンブル部分の送信に使用されるべき所定の無線リソース(周波数及び時間リソース)を特定する情報を基地局装置から取得する。メッセージ生成部802は、取得した周波数リソースでプリアンブル部分が送信されるようにプリアンブル部分の周波数を調整し、また、取得した時間リソースでプリアンブル部分が送信されるように、生成したメッセージAを通信制御部801に出力する。また、プリアンブル設定取得部804は、例えば、プリアンブル部分の送信に使用可能な系列を指定する情報を基地局装置から取得しうる。また、プリアンブル設定取得部804は、例えば、プリアンブル部分の送信に使用可能な系列のそれぞれについて、PUSCH部分の送信に使用すべき無線リソースを指定する情報を取得しうる。なお、端末装置が事前にこれらの情報を取得している場合には、プリアンブル設定取得部804は、それらの情報を改めて取得する必要はない。
メッセージ生成部802は、プリアンブルの送信に使用可能な複数の系列のうち1つを選択し、その選択した系列を用いてメッセージAのプリアンブル部分を生成する。また、メッセージ生成部802は、選択した系列に関連付けられた、時間(例えばタイムスロット/ミニスロット)・周波数(例えばRBG)・空間(例えばDMRSポート)等の無線リソースの情報を、PUSCHリソース記憶部803から取得する。なお、選択した系列に複数の無線リソースが関連付けられている場合は、メッセージ生成部802は、その複数の無線リソースの中から1つ(場合によっては2つ以上)の無線リソースを選択する。そして、メッセージ生成部802は、初期アクセスのための所定の情報を基地局装置へ伝達するためのPUSCHを生成する。ここで、メッセージ生成部802は、プリアンブル部分の生成の際に選択された系列に対応する無線リソースで送信されるように、PUSCHの周波数やタイミングやDMRSを調整する。メッセージ生成部802は、以上のようにして、プリアンブル部分とPUSCH部分とを含んだメッセージAを生成して、そのメッセージAを通信制御部801を介して基地局装置へ送信する。
図9に、基地局装置の機能構成例を示す。図9に示される機能は、例えば端末装置のプロセッサ701が、ROM702、RAM703、記憶装置704に記憶されているプログラムを実行することによって実現される。なお、基地局装置は、後述の機能の少なくともいずれかに対応するハードウェアを有してもよい。なお、図9は、基地局装置の機能のうち、本実施形態に特に関連する機能部を選択的に示したものであり、基地局装置は、一般的な基地局装置としての機能を当然に有する。
基地局装置は、その機能として、通信制御部901、メッセージ受信部902、及びPUSCHリソース記憶部903を含む。また、基地局装置は、オプションとして、プリアンブル設定通知部904を有しうる。通信制御部901は、端末装置が基地局装置との間で実行する通信(例えば5Gの通信規格に準拠した無線通信)を制御する。
通信制御部901は、基地局装置が端末装置との間で実行する通信(例えば5Gの通信規格に準拠した無線通信)を制御する。通信制御部901は、例えば、基地局装置が送出した情報に基づいて2ステップRACHを実行する端末装置との接続を確立して通信を行うための制御を実行する。メッセージ受信部902は、2ステップRACHのメッセージAの受信処理を実行する。メッセージ受信部902の動作については後述する。通信制御部901は、メッセージ受信部902によるメッセージAの受信に成功した場合に、そのメッセージAの送信元の端末装置へメッセージBを送信して、その端末装置との接続を確立する。PUSCHリソース記憶部903は、端末装置のPUSCHリソース記憶部803と同様に、メッセージAのプリアンブル部分の送信に使用可能な複数の系列候補と、メッセージAのPUSCH部分の送信に用いるべき無線リソースとを関連付ける情報を記憶する。プリアンブル設定通知部904は、プリアンブルに関連する各種情報を、端末装置へ通知する。プリアンブル設定通知部904は、例えば、プリアンブル部分の送信に使用されるべき所定の無線リソース(周波数及び時間リソース)を特定する情報を端末装置へ通知する。また、プリアンブル設定通知部904は、例えば、プリアンブル部分の送信に使用可能な系列を指定する情報を端末装置へ通知しうる。また、プリアンブル設定通知部904は、例えば、プリアンブル部分の送信に使用可能な系列のそれぞれについて、PUSCH部分の送信に使用すべき無線リソースを指定する情報を端末装置へ通知しうる。なお、端末装置が事前にこれらの情報を取得している場合には、プリアンブル設定通知部904は、それらの情報を改めて通知する必要はない。
メッセージ受信部902は、メッセージAのプリアンブル部分の送信に使用可能な無線リソースにおいて、プリアンブルの送信に使用可能な系列を用いて、プリアンブル部分の検出処理を実行する。使用可能な系列候補のうちの1つ以上の系列を用いてプリアンブル部分を検出することができた場合、メッセージ受信部902は、次いで、そのプリアンブル部分の検出に用いられた系列に関連付けられているPUSCH用の無線リソースを、PUSCHリソース記憶部903から抽出する。そして、メッセージ受信部902は、PUSCHリソース記憶部903から抽出した無線リソースにおいて、PUSCHの受信処理を実行する。なお、1つの系列に対して複数の無線リソースが関連付けられている場合、メッセージ受信部902は、例えば、その複数の無線リソースのそれぞれにおいて電力検出処理を実行し、PUSCHが送信されている無線リソースを判定する。そして、メッセージ受信部902は、PUSCHが送信されていると判定された無線リソースにおいて、PUSCHの受信処理を実行する。
(処理の流れ)
続いて、端末装置及び基地局装置が実行する処理の流れの例について、図10及び図11を用いて概説する。図10は、端末装置が実行する処理の流れの例を示しており、図11は、基地局装置が実行する処理の流れの例を示している。
続いて、端末装置及び基地局装置が実行する処理の流れの例について、図10及び図11を用いて概説する。図10は、端末装置が実行する処理の流れの例を示しており、図11は、基地局装置が実行する処理の流れの例を示している。
基地局装置は、例えば、メッセージAのプリアンブル部分の送信に使用可能な周波数及び時間リソース、使用可能な系列候補、系列候補に対応するPUSCHの送信に利用可能な無線リソースの少なくともいずれか等を示す情報を、必要に応じて端末装置へ通知する(S1001、S1101)。なお、この通知は、一例において、ブロードキャスト信号を用いて行われる。また、端末装置がこの情報を事前に保持している場合には、この処理は省略されてもよい。
端末装置は、プリアンブルの送信に使用する系列を、使用可能な系列候補の中からランダムに選択し(S1002)、選択した系列に関連付けられた、PUSCH送信用の無線リソースを特定する(S1003)。そして、端末装置は、S1002で選択した系列を用いて生成したプリアンブルと、S1003で特定された無線リソースを用いたPUSCHとを含んだ、2ステップRACHのメッセージAを生成して送信する(S1004)。基地局装置は、プリアンブル部分の送信に使用可能な時間・周波数リソースを監視し、複数の使用可能な系列候補を用いて端末装置からのメッセージAのプリアンブル部分を検出する(S1102)。そして、基地局装置は、そのプリアンブル部分が検出された際に用いられた系列を特定し、その系列に関連付けられたPUSCH送信用の無線リソースを特定し(S1103)、その特定した無線リソースに基づいてPUSCHの受信処理を実行する(S1104)。基地局装置は、PUSCHの受信処理に成功すると、メッセージAの送信元である端末装置へ、メッセージBを送信し(S1105)、端末装置は、このメッセージBを受信する(S1005)。これにより、基地局装置と端末装置との間の接続が確立される。
以上のようにして、端末装置がメッセージAのプリアンブルの送信に使用可能な複数の系列のそれぞれに対して、そのメッセージAのPUSCHの送信に使用すべき無線リソースを異なるように設定することにより、複数の端末装置が異なる系列を用いてそれぞれメッセージAのプリアンブルを送信した場合に、それらのメッセージAのPUSCHが互いに干渉することを防ぐことができる。この結果、基地局装置がこれらのPUSCHの受信に失敗する確率が低くなり、2ステップRACHが成功する確率を向上させることができる。また、1つの系列に対して複数の無線リソースが関連付けられた場合には、同じ系列を用いてプリアンブルを送信した複数の端末装置が存在する場合にも、基地局装置がPUSCHの受信に成功することができる確率を向上させることができる。この結果、端末装置がメッセージAを再送すべき状態となる確率を低減することができ、接続が確立されるまでの時間を短縮することができる。
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
本願は、2019年2月13日提出の米国仮特許出願第62/805070号を基礎として優先権を主張するものであり、その記載内容の全てを、ここに援用する。
Claims (14)
- 端末装置であって、
2ステップのランダムアクセス手順に基づいて、基地局装置へ第1のメッセージを送信し、前記基地局装置から前記第1のメッセージに対する応答である第2のメッセージを受信することによって前記基地局装置と初期接続を確立する確立手段を有し、
前記第1のメッセージには、複数の系列候補から選択された1つの系列を用いて送信されるプリアンブルと、初期アクセスのための所定の情報とが含まれ、
前記複数の系列候補のそれぞれは、前記所定の情報を送信するために使用される無線リソースと関連付けられ、前記複数の系列候補における第1の候補に関連付けられる第1の無線リソースは前記複数の系列候補における第2の候補に関連付けられる第2の無線リソースと異なり、
前記確立手段は、前記第1のメッセージにおいて、前記複数の系列候補から選択した系列を用いて所定の無線リソースで前記プリアンブルを送信すると共に、当該系列に関連付けられた無線リソースを用いて前記所定の情報を送信する、
ことを特徴とする端末装置。 - 前記複数の系列候補の少なくともいずれかが、複数の無線リソースと関連付けられ、
前記確立手段は、前記複数の系列候補から選択した系列に関連付けられた前記複数の無線リソースから1つの無線リソースを選択し、当該選択した無線リソースを用いて前記所定の情報を送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。 - 前記複数の系列候補のうちの1つの候補に関連付けられた前記複数の無線リソースは、当該複数の系列候補のうちの他の候補に関連付けられた無線リソースと異なる、ことを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
- 前記第1の候補に関連付けられる前記第1の無線リソースは、前記第2の候補に関連付けられる前記第2の無線リソースと比して、異なる時間リソースと、異なる周波数リソースと、異なる復調参照信号のポートと、の少なくともいずれかを有する、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の端末装置。
- 前記複数の系列候補を示す情報を前記基地局装置から取得する取得手段をさらに有する、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の端末装置。
- 基地局装置であって、
2ステップのランダムアクセス手順に基づいて、端末装置から第1のメッセージを受信し、前記端末装置へ前記第1のメッセージに対する応答である第2のメッセージを送信することによって前記端末装置と初期接続を確立する確立手段を有し、
前記第1のメッセージには、前記端末装置によって複数の系列候補から選択された1つの系列を用いて送信されるプリアンブルと、初期アクセスのための所定の情報とが含まれ、
前記複数の系列候補のそれぞれは、前記所定の情報を送信するために使用される無線リソースと関連付けられ、前記複数の系列候補における第1の候補に関連付けられる第1の無線リソースは前記複数の系列候補における第2の候補に関連付けられる第2の無線リソースと異なり、
前記確立手段は、前記第1のメッセージにおいて、所定の無線リソースを介して前記プリアンブルを受信して当該プリアンブルの送信に用いられた系列を特定し、当該系列に関連付けられた無線リソースを特定し、当該無線リソースにおいて前記所定の情報を受信する、
ことを特徴とする基地局装置。 - 前記複数の系列候補の少なくともいずれかが、複数の無線リソースと関連付けられ、
前記確立手段は、前記第1のメッセージにおいて、受信した前記プリアンブルの送信に用いられた系列に関連付けられた前記複数の無線リソースのそれぞれにおいて前記所定の情報が送信されたかを判定し、前記所定の情報が送信されたと判定された無線リソースにおいて当該所定の情報の受信処理を実行する、ことを特徴とする請求項6に記載の基地局装置。 - 前記複数の系列候補のうちの1つの候補に関連付けられた前記複数の無線リソースは、当該複数の系列候補のうちの他の候補に関連付けられた無線リソースと異なる、ことを特徴とする請求項7に記載の基地局装置。
- 前記第1の候補に関連付けられる前記第1の無線リソースは、前記第2の候補に関連付けられる前記第2の無線リソースと比して、異なる時間リソースと、異なる周波数リソースと、異なる復調参照信号のポートとの少なくともいずれかを有する、ことを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の基地局装置。
- 前記複数の系列候補を示す情報を前記端末装置へ通知する通知手段をさらに有する、ことを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載の基地局装置。
- 端末装置によって実行される通信方法であって、
2ステップのランダムアクセス手順に基づいて、基地局装置へ第1のメッセージを送信し、前記基地局装置から前記第1のメッセージに対する応答である第2のメッセージを受信することによって前記基地局装置と初期接続を確立する確立工程を含み、
前記第1のメッセージには、複数の系列候補から選択された1つの系列を用いて送信されるプリアンブルと、初期アクセスのための所定の情報とが含まれ、
前記複数の系列候補のそれぞれは、前記所定の情報を送信するために使用される無線リソースと関連付けられ、前記複数の系列候補における第1の候補に関連付けられる第1の無線リソースは前記複数の系列候補における第2の候補に関連付けられる第2の無線リソースと異なり、
前記確立工程は、前記第1のメッセージにおいて、前記複数の系列候補から選択した系列を用いて所定の無線リソースで前記プリアンブルを送信することと、当該系列に関連付けられた無線リソースを用いて前記所定の情報を送信することとを含む、
ことを特徴とする通信方法。 - 基地局装置によって実行される通信方法であって、
2ステップのランダムアクセス手順に基づいて、端末装置から第1のメッセージを受信し、前記端末装置へ前記第1のメッセージに対する応答である第2のメッセージを送信することによって前記端末装置と初期接続を確立する確立工程を含み、
前記第1のメッセージには、前記端末装置によって複数の系列候補から選択された1つの系列を用いて送信されるプリアンブルと、初期アクセスのための所定の情報とが含まれ、
前記複数の系列候補のそれぞれは、前記所定の情報を送信するために使用される無線リソースと関連付けられ、前記複数の系列候補における第1の候補に関連付けられる第1の無線リソースは前記複数の系列候補における第2の候補に関連付けられる第2の無線リソースと異なり、
前記確立工程は、前記第1のメッセージにおいて、所定の無線リソースを介して前記プリアンブルを受信して当該プリアンブルの送信に用いられた系列を特定することと、当該系列に関連付けられた無線リソースを特定することと、当該無線リソースにおいて前記所定の情報を受信することを含む、
ことを特徴とする通信方法。 - 端末装置に備えられたコンピュータに、
2ステップのランダムアクセス手順に基づいて、基地局装置へ第1のメッセージを送信し、前記基地局装置から前記第1のメッセージに対する応答である第2のメッセージを受信することによって前記基地局装置と初期接続を確立させるプログラムであって、
前記第1のメッセージには、複数の系列候補から選択された1つの系列を用いて送信されるプリアンブルと、初期アクセスのための所定の情報とが含まれ、
前記複数の系列候補のそれぞれは、前記所定の情報を送信するために使用される無線リソースと関連付けられ、前記複数の系列候補における第1の候補に関連付けられる第1の無線リソースは前記複数の系列候補における第2の候補に関連付けられる第2の無線リソースと異なり、
前記プログラムは、前記初期接続の確立の際に、前記端末装置に、前記第1のメッセージにおいて、前記複数の系列候補から選択した系列を用いて所定の無線リソースで前記プリアンブルを送信させ、当該系列に関連付けられた無線リソースを用いて前記所定の情報を送信させる、
ことを特徴とするプログラム。 - 基地局装置に備えられたコンピュータに、
2ステップのランダムアクセス手順に基づいて、端末装置から第1のメッセージを受信し、前記端末装置へ前記第1のメッセージに対する応答である第2のメッセージを送信することによって前記端末装置と初期接続を確立させるプログラムであって、
前記第1のメッセージには、前記端末装置によって複数の系列候補から選択された1つの系列を用いて送信されるプリアンブルと、初期アクセスのための所定の情報とが含まれ、
前記複数の系列候補のそれぞれは、前記所定の情報を送信するために使用される無線リソースと関連付けられ、前記複数の系列候補における第1の候補に関連付けられる第1の無線リソースは前記複数の系列候補における第2の候補に関連付けられる第2の無線リソースと異なり、
前記プログラムは、前記初期接続の確立の際に、前記基地局装置に、前記第1のメッセージにおいて、所定の無線リソースを介して前記プリアンブルを受信して当該プリアンブルの送信に用いられた系列を特定させ、当該系列に関連付けられた無線リソースを特定させ、当該無線リソースにおいて前記所定の情報を受信させる、
ことを特徴とするプログラム。
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