JPWO2020162282A1 - 車両管理装置、車両管理方法、プログラム - Google Patents

車両管理装置、車両管理方法、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020162282A1
JPWO2020162282A1 JP2020571122A JP2020571122A JPWO2020162282A1 JP WO2020162282 A1 JPWO2020162282 A1 JP WO2020162282A1 JP 2020571122 A JP2020571122 A JP 2020571122A JP 2020571122 A JP2020571122 A JP 2020571122A JP WO2020162282 A1 JPWO2020162282 A1 JP WO2020162282A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
platooning
information
platoon
vehicle
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020571122A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7222405B2 (ja
Inventor
一気 尾形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2020162282A1 publication Critical patent/JPWO2020162282A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7222405B2 publication Critical patent/JP7222405B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/22Platooning, i.e. convoy of communicating vehicles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W30/00Purposes of road vehicle drive control systems not related to the control of a particular sub-unit, e.g. of systems using conjoint control of vehicle sub-units
    • B60W30/14Adaptive cruise control
    • B60W30/16Control of distance between vehicles, e.g. keeping a distance to preceding vehicle
    • B60W30/165Automatically following the path of a preceding lead vehicle, e.g. "electronic tow-bar"
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/01Detecting movement of traffic to be counted or controlled
    • G08G1/0104Measuring and analyzing of parameters relative to traffic conditions
    • G08G1/0108Measuring and analyzing of parameters relative to traffic conditions based on the source of data
    • G08G1/0116Measuring and analyzing of parameters relative to traffic conditions based on the source of data from roadside infrastructure, e.g. beacons
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/09Arrangements for giving variable traffic instructions
    • G08G1/0962Arrangements for giving variable traffic instructions having an indicator mounted inside the vehicle, e.g. giving voice messages
    • G08G1/0967Systems involving transmission of highway information, e.g. weather, speed limits
    • G08G1/096766Systems involving transmission of highway information, e.g. weather, speed limits where the system is characterised by the origin of the information transmission
    • G08G1/096783Systems involving transmission of highway information, e.g. weather, speed limits where the system is characterised by the origin of the information transmission where the origin of the information is a roadside individual element
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/20Monitoring the location of vehicles belonging to a group, e.g. fleet of vehicles, countable or determined number of vehicles
    • G08G1/205Indicating the location of the monitored vehicles as destination, e.g. accidents, stolen, rental

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Atmospheric Sciences (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Abstract

車両管理装置は、並んだ複数の車両によって構成される隊列が走行している位置である走行位置を検知する隊列走行検知手段と、前記走行位置に基づいて隊列走行通知装置を決定する決定手段と、前記隊列走行通知装置に前記隊列に関する通知情報の出力を要求する要求手段と、を備える。

Description

本発明は、車両管理装置、車両管理方法、記録媒体に関する。
近年、隊列を組んで車両を走行させる技術が検討されている。隊列を組んで車両を走行させることにより、車両の燃費向上、輸送量の増加等の効果が見込まれる。複数の車両が隊列で走行する道路では、隊列を組まない車両が車線へ進入することが困難となる可能性がある。例えば、道路の本線を隊列で走行する車列が長い場合、隊列で走行する最後尾の車両が通過するまで、他の車両は進入路から本線へ進入することが困難となる。
特許文献1には、関連する技術として、複数の車両が隊列で走行中に、周囲に隊列で走行をしていることや隊列走行の状況を知らせることが可能な技術が開示されている。この技術では、隊列を編成する複数の車両のうちの一つ以上の車両が、周辺を走行する他の車両等の通知対象に隊列走行情報を通知する通知手段を備える。
国際公開第2018/135630号
上述のような隊列走行が実施されていることは、隊列走行の位置に応じた所望の他の車両に対しても注意喚起することが必要である。
この発明の目的の一例は、上述の課題を解決する車両管理装置、車両管理方法、記録媒体を提供することである。
発明の第1の態様によれば、車両管理装置は、並んだ複数の車両によって構成される隊列が走行している位置である走行位置を検知する隊列走行検知手段と、前記走行位置に基づいて隊列走行通知装置を決定する決定手段と、前記隊列走行通知装置に前記隊列に関する通知情報の出力を要求する要求手段と、を備える。
また、発明の第2の態様によれば、車両管理方法は、並んだ複数の車両によって構成される隊列が走行している位置である走行位置を検知し、前記走行位置に基づいて隊列走行通知装置を決定し、前記隊列走行通知装置に前記隊列に関する通知情報の出力を要求することを含む。
また、発明の第3の態様によれば、記録媒体は、コンピュータに、並んだ複数の車両によって構成される隊列が走行している位置である走行位置を検知し、前記走行位置に基づいて隊列走行通知装置を決定し、前記隊列走行通知装置に前記隊列に関する通知情報の出力を要求する、ことを実行させるプログラムを記憶する。
本発明の実施形態によれば、隊列走行の位置に応じた所望の他の車両に、隊列走行が実施されていることを注意喚起することができる。
本発明の一実施形態による車両管理システムの構成を示す図である。 本発明の一実施形態による車両管理装置のハードウェア構成図である。 本発明の一実施形態による車両管理装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態による監視部の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態による車両管理装置の処理フローを示す第一の図である。 本発明の一実施形態による車両管理装置の処理フローを示す第二の図である。 本発明の別の実施形態による車両管理装置の構成を示す図である。 図7に示す車両管理装置に対応するフローチャートを示す図である。
以下、本発明の実施形態による車両管理装置を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態による車両管理装置1を備えた車両管理システム100の構成を示す図である。
図1で示すように車両管理システム100は、一例としては、車両管理装置1、路側機2、端末3、送信機5を含む。
車両管理装置1は路側機2、端末3、送信機5と通信接続する。
路側機2は車両4が隊列で走行する道路の路肩等に設置されている。路側機2は車両4が通過したことを検知する通過検知機能と、車両4に搭載された車載器40や車両管理装置1と通信する通信機能とを有する。路側機2は車載器40との通信接続に基づいて車載器40から受信した情報を車両管理装置1へ送信する。また路側機2は、車両管理装置1から受信した情報を車載器40へ送信することができる。
車載器40は、本実施形態においては、その車載器40が搭載された車両4が隊列で走行することを実施するための機能を有するものとする。例えば車載器40は、その車載器40が搭載された車両4の一つ前の位置で隊列走行に参加する車両4(前方車両)を追尾走行するためにその前方車両との距離や位置を検出する機能、その検出を行うためのレーダの送受信を制御する機能、その検出結果に基づいて車両4の速度や進行方向を制御する機能を備えてよい。また車載器40は、車両管理装置1から受信した情報に基づいてその車載器40が搭載された車両4が隊列で走行することを実施するための各処理を行うための機能を有してよい。車載器40が、車両4に隊列走行を実施させるための処理は公知の技術を用いるものとする。
端末3は、隊列を組んで走行する車両4を管理する。また、端末3は、その車両4の隊列走行を申請する申請者によって利用される。申請者は端末3を用いて複数の車両4が隊列を組んで走行する隊列走行の実施の申請を行う。端末3は申請者の操作に基づいて隊列走行の実施の申請情報を生成して車両管理装置1へ送信する。端末3は、一例としては、パーソナルコンピュータや携帯端末である。
送信機5は、DSRC(Dedicated Short Range Communications)と呼ばれる無線技術を用いて車載器40と通信する。送信機5は、車両管理装置1と通信接続し、隊列で走行する車両4の隊列に関する通知情報を車両管理装置1から受信して車載器40へその通知情報を通知する。送信機5は隊列走行通知装置の一態様である。
図2は車両管理装置1のハードウェア構成図である。
図2が示すように車両管理装置1はCPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、データベース104、通信モジュール105等の各ハードウェアを備えたコンピュータである。
図3は車両管理装置1の機能ブロック図である。
車両管理装置1は電源が投入されると起動し、予め記憶する管理プログラムを実行する。これにより車両管理装置1は、制御部11、申請情報受付部12、交通状況取得部13、基準設定部14、実施可否判定部15、実施許可部16、監視部17、通行料金算出部18、の各機能を発揮する。
制御部11は車両管理装置1の各機能部を制御する。
申請情報受付部12は、複数台の車両4の隊列走行の申請情報を受け付ける。
交通状況取得部13は、隊列走行が実施される道路に関わる交通状況情報を取得する。
基準設定部14は、交通状況情報に基づいて隊列走行に関する基準を設定する。
実施可否判定部15は、申請情報に基づく隊列走行の実施可否を判定する。
実施許可部16は、実施可否の判定結果に基づいて隊列走行の実施を許可する。
監視部17は、車両4の隊列走行が申請情報に含まれる隊列態様と一致するかを監視する。監視部17は、車両4の隊列走行が申請情報に含まれる隊列態様と一致する場合に、その隊列の走行位置に基づいて通知情報の送信先の送信機5を決定し、その送信機5へ通知情報を送信する。
通行料金算出部18は、車両4の隊列走行が申請情報に含まれる隊列態様と一致する場合に割引の通行料金を算出する。
図4は監視部17の機能ブロック図である。
図4で示すように監視部17は、さらに隊列車両検出部171、隊列走行検知部172、注意喚起部173、実績記録部174、決定部175、通過時刻算出部176、要求部177、の機能を発揮する。
隊列車両検出部171は、隊列走行を実施している車両4を検出する。
隊列走行検知部172は、申請情報で示される隊列走行の実施可否を判定する。隊列走行検知部172は、隊列走行が実施されている場合にその隊列走行の隊列の走行位置を検知する。
注意喚起部173は、車両4の隊列走行が申請情報に基づく隊列走行の実施態様でないと判定された場合に、それら隊列走行を成す車両4や、それら車両4を管理する申請者の利用する端末3に注意喚起を示す情報を送信する。
実績記録部174は、隊列走行検知部172の判定結果を記録する。
決定部175は、隊列の走行位置に基づいて通知情報の通知先の送信機5を決定する。例えば、決定部175は、隊列の走行位置に基づいて、その走行位置より隊列走行の走行方向後ろに設置される送信機5を、送信機5近傍の車両4に対する通知情報の出力を要求する要求先と決定する。または、決定部175は、隊列の走行位置に対応する第一道路と合流する他の道路である第二道路を特定し、その第二道路に設置される送信機5を、通知情報の出力を要求する要求先と決定する。
通過時刻算出部176は、所定の位置の隊列の通過時刻を算出する。例えば、決定部175が隊列の走行位置に対応する第一道路と合流する他の道路である第二道路を特定する場合、通過時刻算出部176は、第一道路と第二道路の合流地点を隊列が通過する時刻を現在の隊列の走行位置に基づいて算出する。
要求部177は、決定した通知先の送信機5に、隊列に関する通知情報の出力を要求する。
このような車両管理システム100において、車両管理装置1は、隊列で走行する車両4の走行位置に基づいて通知情報の出力先となる送信機5等の隊列走行通知装置を決定し、その隊列走行通知装置に隊列に関する通知情報の出力を要求する。送信機5等の隊列走行通知装置は自装置近傍の車両4に対して通知情報を出力する。これにより、車両管理装置1は、隊列走行の位置に応じた所望の他の車両に、隊列走行が実施されていることを注意喚起することができる。
図5は車両管理装置1の処理フローを示す第一の図である。
次に、車両管理装置1の処理フローについて説明する。
まず申請者は自身の管理する複数の車両4に隊列走行を行わせる場合、端末3を用いて隊列走行の申請を行う。なお隊列走行する車両4には他の申請者が管理する車両4が含まれてもよい。この申請を行うにあたり、申請者は、端末3を車両管理装置1にアクセスさせる。車両管理装置1の申請情報受付部12は端末3のアクセスを検知し、申請登録ウェブページに関する情報を端末3へ送信する(ステップS101)。つまり申請情報受付部12はウェブサーバの機能を有し、その機能により申請登録ウェブページに関する情報を端末3へ送信する。申請登録ウェブページには、申請者番号、隊列走行を成す車両を識別するための車載器ID(識別子)、ナンバープレートに記載のナンバー、隊列走行が行われる区間、隊列走行を実施する時間、隊列走行を行う車両4の台数、車両4が隊列を構成した場合の各車両4の隊列における順序、などの入力欄が設けられる。
端末3は申請登録ウェブページに関する情報を受信する。端末3は申請登録ウェブページをモニタに出力する。申請者は、マウスやキーボード等の入力装置を用いて、申請者番号、隊列走行を成す車両4を識別するための車載器ID、ナンバープレートに記載のナンバー、隊列走行が行われる区間、隊列走行を実施する時間、隊列走行を行う車両4の台数、各車両4の隊列における順序などの入力欄に各種情報を入力する。また申請者は、申請登録ウェブページに設けられた登録ボタンを押下操作する。すると端末3は入力欄に入力された各種情報を含む隊列走行の申請情報を生成する。端末3は申請情報を車両管理装置1へ送信する。申請情報に含まれる隊列走行区間の情報には、道路を特定するための道路IDや、その道路における隊列走行区間を示す隊列走行が開始される位置を示す座標(隊列走行開始座標)、隊列走行が終了する位置を示す座標(隊列走行終了座標)などが含まれてよい。
車両管理装置1は申請情報を受信する(ステップS102)。車両管理装置1の申請情報受付部12は申請情報を、データベース104の記憶する申請テーブルに書き込む(ステップS103)。また申請情報受付部12は、実施可否判定部15に申請情報に含まれる各種情報に基づく隊列走行の実施可否判定の開始を指示する。すると実施可否判定部15は、交通状況取得部13へ、申請情報に含まれる隊列走行区間に基づいて、隊列走行区間に含まれる道路IDと、その道路における隊列走行の隊列走行開始座標と、隊列走行終了座標を検出し、それら情報と、隊列走行を実施する時間(開始時刻や終了時刻など)とを出力する。また実施可否判定部15は、基準設定部14に対して、申請情報に含まれる隊列走行区間と、隊列走行を実施する時間とを少なくとも含む情報を出力し、また実施可否の判定基準を示す基準情報の生成を指示する。
交通状況取得部13は、隊列走行区間に含まれる道路IDと、その道路における隊列走行の隊列走行開始座標と、隊列走行終了座標と、隊列走行を実施する時間とを取得する。
交通状況取得部13は、道路ID、その道路における隊列走行の隊列走行開始座標、隊列走行終了座標、隊列走行を実施する時間を含む交通状況配信要求を生成する。交通状況取得部13は、車両管理装置1と通信接続された交通状況配信サーバへ、交通状況配信要求を送信する。交通状況配信サーバは、図1に図示していないが、車両管理システム100の外部に存在し、車両管理装置1に通信接続されている。交通状況配信サーバは、交通状況配信要求に含まれる道路ID、その道路における隊列走行の隊列走行開始座標、隊列走行終了座標、隊列走行を実施する時間を取得する。交通状況配信サーバは、それら道路ID、その道路における隊列走行の隊列走行開始座標、隊列走行終了座標、隊列走行を実施する時間に紐づいてデータベース等に記録されている交通状況情報を取得する。交通状況情報は、例えば予想した混雑度(単位時間当たりの車両の走行台数など)、予想した渋滞の有無などを含んでよい。交通状況情報には路面の状態や、道路の形状(分岐有り/分岐無し、進入路有り/進入路無し)などの情報が含まれていてもよい。交通状況情報には、道路ID、その道路における隊列走行の隊列走行開始座標、隊列走行終了座標、隊列走行を実施する時間によって特定される地域や時間に応じた天気情報(晴れ、曇り、雨、雪、台風などを示す情報)が含まれてもよい。これら、混雑度、渋滞の有無、道路の形状、天気情報は、交通状況配信サーバが予め、他の装置から取得した情報、または予め各種センサから得た情報に基づいて算出し、自装置(交通状況配信サーバ)に登録された情報であってよい。交通状況情報には、道路ID、隊列走行開始座標、隊列走行終了座標などで特定される道路について予め設定されている隊列走行可能な車両の数(隊列可能数)が含まれてもよい。
交通状況配信サーバは、取得した交通状況情報を車両管理装置1へ送信する。車両管理装置1は交通状況情報を受信する。車両管理装置1の交通状況取得部13は、交通状況情報を取得する(ステップS104)。交通状況配信サーバの機能を、車両管理装置1が備えてもよい。つまり車両管理装置1が交通状況情報を予め取得して記憶しておいてもよいし、交通状況情報を算出してもよい。交通状況取得部13は交通状況情報と、隊列走行区間と、隊列走行を実施する時間と、を基準設定部14へ出力する。基準設定部14は交通状況情報に含まれる、混雑度、渋滞の有無、道路の形状、天気情報、隊列可能数などの情報を取得する。基準設定部14は、混雑度、渋滞の有無、道路の形状、天気情報、隊列可能数の少なくとも一つの情報を用いて、隊列走行の基準情報を生成する(ステップS105)。基準設定部14は、混雑度、渋滞の有無、道路の形状、天気情報、隊列可能数の少なくとも一つの情報と、隊列走行区間と隊列走行を実施する時間との少なくとも一つの情報と、を用いて隊列走行の基準情報を生成してもよい。隊列走行の基準情報は、隊列走行を許可できるか否かを示す値、隊列走行を許可することのできる隊列走行を成す車両の台数(隊列可能数)、隊列走行を許可することのできる隊列走行の長さ、などを示す。より具体的には、一例として基準設定部14は、機械学習等により生成された基準情報生成モデルに、混雑度、渋滞の有無、道路の形状、天気情報、隊列走行区間、隊列走行を実施する時間のうち基準情報を生成するために利用する情報を入力し、出力として基準情報を得る。または基準設定部14は、混雑度、渋滞の有無、道路の形状、天気情報、隊列走行区間、隊列走行を実施する時間のうち基準情報を生成するために利用する情報と、基準情報との対応関係を示すデータテーブルに基づいて、基準情報を生成するために利用する情報に応じた、基準情報を特定してもよい。実施可否判定部15は、基準設定部14から基準情報を取得する。
上述の交通状況取得部13と、基準設定部14の処理は、予め行われていてもよい。例えば交通状況取得部13は、所定の区域(例えば、全国)の各道路の所定区間ごと、将来の時間帯ごとに予測された交通状況情報を順次取得する。そして基準設定部14は、交通状況取得部13が取得した、所定の区域の各道路の所定区間ごと、将来の時間帯ごとに予測された各交通状況情報について、基準情報を特定する。この基準情報を予め、所定の区域の各道路の所定区間ごと、将来の時間帯ごとに基準情報データベースに記録しておく。そして実施可否判定部15は、申請情報に含まれる隊列走行区間と、隊列走行を実施する時間に紐づいて基準情報データベースに記録されている基準情報を読み取り、隊列走行の実施を許可するか否の判定の処理を開始してもよい。基準設定部14は基準情報を実施可否判定部15へ出力する。
実施可否判定部15は、基準設定部14から基準情報を取得する。実施可否判定部15は、基準情報と、ステップS102で受信した隊列走行の申請情報に含まれる比較対象項目とを比較して、隊列走行が実施可能であるかを判定する(ステップS106)。例えば、基準情報には、隊列走行を許可できるか否かを示す値と、隊列走行を許可することのできる隊列走行を成す車両台数とが含まれているとする。また申請情報に含まれる比較対象項目が隊列走行台数であるとする。この場合、実施可否判定部15は、基準情報に含まれる隊列走行を許可できるか否かを示す値が許可できることを示し、申請情報に含まれる比較対象項目の隊列走行台数が、基準情報に含まれる隊列走行を許可することのできる隊列走行の成す車両台数以下であれば、その申請についての隊列走行が実施可能であると判定する。実施可否判定部15は、申請情報で特定される隊列走行を実施可能と判定した場合、実施許可部16に処理を指示する。
実施許可部16は、申請情報で特定される隊列走行を実施可能と判定した場合、申請テーブルに記録されるその申請情報を、実施予定テーブルに記録し、その申請情報を申請テーブルから削除する(ステップS107)。これにより実施許可部16は、隊列走行の実施を許可することができる。実施許可部16は、申請情報で特定される隊列走行を実施可能と判定したか、実施不可と判定したかを示す判定結果を端末3へ送信するよう申請情報受付部12に指示する。申請情報受付部12は判定結果を示す判定結果ページに関する情報を端末3へ送信する(ステップS108)。
端末3は判定結果ページをモニタに表示する。申請情報の送信を指示した申請者は、判定結果ページに記載された判定結果が実施不可である場合には、申請内容を修正し、再申請ボタンを押下操作することができる。すると端末3は、申請登録ウェブページの再送要求を車両管理装置1へ送信する。車両管理装置1の申請情報受付部12は、申請登録ウェブページを端末3へ再送する。以降、申請者は上記と同様に、内容を変更した申請情報を、端末3を用いて車両管理装置1へ送信することができる。
以上の処理により、車両管理装置1は端末3から受信した申請情報に基づいて、申請者が要求する隊列走行の実施可否を判定することができる。車両管理装置1は、この実施可否の判定を、隊列走行が行われる隊列走行区間や時間に応じた交通状況に基づいて行うため、車両の隊列走行の実施可否を適切に判断して隊列走行を管理することができる。つまり、車両管理装置1は、交通状況に応じた隊列走行の実施の制限を行い、事故の発生や、渋滞の悪化を回避することに貢献することができる。
図6は車両管理装置1の処理フローを示す第二の図である。
次に、車両管理装置1による隊列走行の管理処理について説明する。
一例として本実施形態は、複数の車両4が高速道路のサービスエリア等に設けられた所定の専用エリアにおいて隊列を組む場合の例を用いて説明する。例えば複数の車両4それぞれは、異なる入口から高速道路に進入し、所定のサービスエリアの専用エリアに到着する。
各車両4のドライバは専用エリアにおいて、自身の担当する車両4を運転し、その車両4が申請情報で特定される隊列走行を実施するための隊列の位置(隊列における所定の順序に基づく位置)に車両4を移動させる。ドライバは車両4に備わる車載器40を操作して隊列走行を実施するための処理の開始を指示する。この時、車載器40は、車両管理装置1からの制御の下、隊列走行の開始制御を始動する。この場合、車載器40は、隊列を特定するための、申請者番号、車載器ID、車両4のナンバープレートに記載のナンバー、隊列走行区間、隊列走行を実施する時間、隊列走行台数、隊列における順序などの情報を含む、隊列走行制御のアクティベーション要求を車両管理装置1へ送信する。
車両管理装置1はアクティベーション要求を受信する(ステップS201)。車両管理装置1の実施許可部16は、アクティベーション要求を取得すると、そのアクティベーション要求に含まれる各種情報の組み合わせに基づいて、データベース104に記憶される実施予定テーブルから、アクティベーション要求に対応する隊列走行の申請情報を特定する。実施許可部16は、隊列走行の申請情報から隊列走行区間を検知する(ステップS202)。実施許可部16は検知した隊列走行区間の車線地図情報や、ラインマーカ情報をデータベース104から取得する。車線地図情報は、例えば、標識など道路の設置物の位置、道路中心線の位置、位置に応じた、車線数やカーブの曲率といった道路の設計に基づく情報を含む。ラインマーカ情報は、例えば、隊列走行区間の道路に所定間隔毎に埋め込まれた多数のマーカの各IDや位置情報を保持する情報である。そして実施許可部16は、車線地図情報、ラインマーカ情報を含む隊列走行開始指示を、アクティベーション要求の送信元の車載器40へ送信する(ステップS203)。車載器40は隊列走行を実施する際に、車線地図情報やラインマーカ情報を用いて、隊列走行区間を検出するようにしてよい。この処理は、実施許可部16が、実施可否の判定の結果、隊列走行の実施可能と判定された場合に、車両4に備わる隊列走行制御機能を活性化する情報を車両4に対して送信する処理の一態様である。車載器40は隊列走行開始指示を受信し、その指示に基づいて隊列走行の制御を開始する。
そして、隊列走行の先頭に位置する車両4にはドライバが乗り込み、手動または自動で車両4の運転を行い、後続の車両4はその隊列における直前に位置する車両4との間隔を維持して走行する。また車載器40は車両4が隊列で走行している間に路側機2を通過する際、路側機2から発信される信号を受信する。車載器40は路側機2から発信される信号の受信に基づいて、路側機2または車両管理装置1と通信接続を行う。
車載器40は、事前に、または隊列を組み終えた後のドライバの操作により、車両管理装置1から申請情報を受信していてもよい。車両管理装置1の実施許可部16は、申請情報を車載器40に送信する前に、車載器40から申請情報送信要求を受信する。この申請情報送信要求には、隊列を特定するための、申請者番号、車載器ID、車両4のナンバー、隊列走行区間、隊列走行を実施する時間、隊列走行を行う車両4の台数、隊列における順序などの情報が含まれる。実施許可部16は、これらの情報を含む申請情報が、データベース104に記憶する実施予定テーブルに含まれるかを判定する。実施許可部16は、申請情報送信要求に含まれる情報の組を保持する申請情報が実施予定テーブルに含まれる場合、その申請情報を車載器40へ送信する。これにより車載器40は申請情報を記憶することができる。
隊列走行の先頭を走行する車両4以外の後続の車両4にはドライバは乗車してもよいし、乗車しなくてもよい。しかしながら、先頭の車両4以外の後続の車両4にドライバが乗車しない場合には、隊列走行を行う走行区間の終点を示す隊列を解除する専用エリアには、ドライバが乗車していない車両4を運転するためのドライバが待ち受けているものとする。隊列走行を構成する各車両4は、異なる出口から高速道路を退出して異なる目的地まで走行してよい。
ここで隊列を組み終わり、隊列走行が開始したとする。そして高速道路の路側に設置されている路側機2の信号を車載器40が受信すると、その車載器40は、路側機2と通信接続を行う。車載器40は車載器IDを含む隊列走行実施情報を路側機2へ送信する。隊列走行する各車両4が路側機2の前を通過すると、路側機2は各車両4の車載器40から順次、隊列走行実施情報を取得することができる。隊列走行実施情報には、隊列において前方を走行する車両4に搭載された他の車載器40から、車車間通信により車載器40が受信した、その前方を走行する他の車両4の車載器40の車載器IDが含まれてもよい。隊列走行実施情報には車載器40が隊列走行実施情報を送信した際の時刻情報や、路側機2が車載器IDを受信した時刻情報が含まれてよい。路側機2は隊列走行実施情報を車両管理装置1へ送信する。
車両管理装置1は隊列走行実施情報を路側機2から受信する(ステップS204)。車両管理装置1の監視部17は、隊列走行する各車両4の車載器40の送信した隊列走行実施情報を、順次、取得する。隊列車両検出部171は各隊列走行実施情報に含まれる車両IDや時刻情報を隊列走行検知部172へ出力する。隊列走行検知部172は車両IDに基づいて、データベース104の実施予定テーブルに含まれる実施予定テーブルから、その車両IDを含む申請情報を取得する。隊列走行検知部172は取得した隊列走行実施情報に含まれる各車載器IDと、取得した複数の申請情報それぞれに含まれる車載器IDとが一致するかを判定する。また隊列走行検知部172は、申請情報から特定した複数の車載器IDそれぞれを含む各隊列走行実施情報を、隊列走行が路側機2の前を通過するのに要すると予測される所定の時間内に路側機2で受信できたかを判定する。隊列走行検知部172は、それらの判定に基づいて、隊列走行が実施されているかを判定する(ステップS205)。
隊列走行検知部172は、隊列走行実施情報を、隊列走行が路側機2の前を通過するのに要すると予測される所定の時間内に路側機2で受信できた場合には、隊列走行が実施されていると判定する。隊列走行検知部172は、隊列走行実施情報を、隊列走行が路側機2の前を通過するのに要すると予測される所定の時間内に路側機2で受信できた回数が所定回数以上である場合に、隊列走行が実施されていると判定してもよい。
隊列走行検知部172は、隊列走行が実施されている場合、決定部175へ通知先となる送信機5の決定を行う処理の開始を指示する。隊列走行検知部172は隊列を構成する各車両4の車載器40から受信した各隊列走行実施情報を決定部175へ出力する。車両管理装置1のデータベース104は、予め路側機2のIDと路側機2が設置されている位置情報との対応関係を保持した位置データテーブルを記憶している。決定部175は、各隊列走行実施情報から路側機2のIDを取得し、そのIDに紐づく位置情報を位置データテーブルから読み取る。決定部175は、読み取った位置をその隊列走行する各車両4の隊列の位置と検知する。車両管理装置1は、予め隊列の位置情報と、その位置を隊列が通過した際に通知情報を送信すべき所望の送信機5との対応関係を保持した通知先テーブルをデータベース104に記憶する。決定部175は、隊列の位置に応じた通知先となる送信機5のIDを通知先テーブルから取得する。決定部175は、取得したIDが示す送信機5を、通知先の送信機5と決定する(ステップS206)。決定部175は通知先の送信機5のIDおよび位置情報と、隊列の位置情報とを通過時刻算出部176へ出力する。
決定部175は、隊列の走行位置に基づいて、その走行位置より隊列走行の走行方向後ろに設置されている送信機5等の隊列走行通知装置を、通知情報の出力を要求する要求先と決定してもよい。
また決定部175は、走行位置を通る第一道路と合流する他の第二道路を特定し、その第二道路に設置される送信機5等の隊列走行通知装置を、通知情報の出力を要求する要求先と決定してもよい。
通過時刻算出部176は、通知先の送信機5の位置と、隊列の位置情報とに基づいて通過時刻を算出するか否かを判定する(ステップS207)。例えば、通過時刻算出部176は、通知先の送信機5の位置が、隊列の位置よりもその隊列の進行方向の先に位置する場合には、通過時刻を算出すると判定する。通過時刻算出部176は、通過時刻を算出する場合、通知先の送信機5の位置と、隊列の位置情報とに基づいて、距離を算出する。通過時刻算出部176は距離と、所定の法定速度とに基づいて、通知先の送信機5の位置を隊列が通過する時刻を算出する。例えば、通知先の送信機5の位置と隊列の位置情報との距離を法定速度で除することにより、隊列が通知先の送信機5を通過するまの時間を算出し、算出された時間を現在時刻に加算して通過時刻を算出する。通過時刻算出部176は、通知先の送信機5のIDと通過時刻を含む出力要求を、要求部177へ出力する。通過時刻算出部176は、通過時刻を算出しないと判定した場合には、通知先の送信機5のIDを含む出力要求を、要求部177へ出力する。そして要求部177は、通知先の送信機5のIDに基づいてその送信機5に対して通知情報を出力する(ステップS208)。その通知情報には出力要求に含まれる通過時刻が含まれてよい。通知情報には、隊列が通過することを示す音声データや、隊列を構成する車両4の台数などが含まれてもよい。
通知先の送信機5は通知情報を受信する。送信機5は通知情報を無線により出力する。送信機5が無線信号で出力した通知情報は車両4の車載器40が受信する。車載器40は通知情報に基づいて、隊列が通過することを示す警告情報を出力する。車載器40は通知情報に音声データが含まれる場合には、その音声データをスピーカから出力してもよい。車載器40はモニタに通知情報が示す文字列(通過時刻、通過する車両の台数を示す文字情報)を出力してもよい。
以上の処理により、車両管理装置1は、隊列走行を成す隊列の走行位置に基づいて、通知情報の出力先となる送信機5等の隊列走行通知装置を決定し、その隊列走行通知装置に隊列に関する通知情報の出力を要求する。送信機5等の隊列走行通知装置は自装置近傍の車両4に対して通知情報を出力する。これにより、車両管理装置1は、隊列走行の位置に応じた所望の他の車両に、隊列走行が実施されていることを注意喚起することができる。
上述の処理の例では隊列走行通知装置が送信機5である場合の態様について説明した。しかしながら隊列走行通知装置は、道路の路側や、道路の車両通行位置の上に設置された電光掲示板でもよいし、その他の通信装置や表示装置であってもよい。隊列走行通知装置が電光掲示板である場合には、電光掲示板は隊列が通過する時間や、隊列走行が通過して危険であることを示す文字列を表示する。また隊列走行通知装置は、IC(interchange)やSA(Service Aria)/PA(Parking Aria)から高速道路本線への流入路に設けられた信号機であってもよい。この場合、車両管理装置1は信号機に通知情報を出力し、流入路と本線との合流地点を隊列走行車が通過している間、信号機が本線への他の車両の流入を制限してもよい。
上述のステップS205において隊列走行が実施されている場合、隊列走行検知部172は、その隊列走行が、申請情報に基づいて許可した隊列走行であるかを判定する(ステップS209)。隊列走行検知部172は、隊列走行実施情報と申請情報との比較において、各情報に含まれる各車載器IDと数が一致し、各隊列走行実施情報を所定の時間内に路側機2で受信できた場合、申請情報によって許可した隊列走行が実施されていると判定する。また隊列走行検知部172は、隊列走行実施情報に含まれる、前を走行する車両4の車載器40の車載器IDに基づいて、隊列走行の順序を判定し、隊列走行が申請情報に示される順序通りに組まれているかを判定し、順序通りに組まれている場合に、申請情報によって許可した隊列走行が実施されていると判定してもよい。
隊列走行検知部172は、申請情報に含まれる隊列走行区間内の全ての路側機2から取得した隊列走行実施情報に基づいて、同様に申請情報によって許可した隊列走行が実施されているかを判定する。隊列走行検知部172は、隊列走行区間内の全ての路側機2から取得した隊列走行実施情報に基づいて、申請情報によって許可した隊列走行が実施されていると判定した場合には、申請情報と、その申請通りに隊列走行が実施されたことを示す情報とを実績記録部174へ出力する。隊列走行検知部172は、隊列走行区間内の全ての路側機2から取得した隊列走行実施情報のうち、ある路側機2から取得した隊列走行実施情報に基づいて、申請情報によって許可した隊列走行が実施されていないと判定した場合には、申請情報と、その申請通りに隊列走行が実施されていないことを示す情報とを実績記録部174へ出力する。実績記録部174は申請情報と、申請通りに隊列走行が実施されたか、実施されていないかを示す情報とを紐づけて、データベース104の実績記録テーブルに書き込む(ステップS210)。これにより、申請情報に含まれる隊列走行が実施されたかを記録することができる。
隊列走行検知部172は、申請通りに隊列走行が実施されていないと判定した隊列走行を特定する申請情報を注意喚起部173へ出力する。注意喚起部173は、申請通りの隊列走行が実施されていないと判定された場合、その隊列走行の申請情報を送信した端末3へ、隊列走行の実施がされていないことによる注意喚起を促す情報を送信する(ステップS211)。端末3は注意喚起を促す情報をモニタ等に出力する。これにより、申請者は隊列走行が申請通りに実施されていないことを検知することができる。また注意喚起部173は、申請通りに実施されていない隊列走行を特定する申請情報に基づいて、その隊列走行の先頭の車両4の車載器IDを検出する。注意喚起部173はその検出した車載器IDで示される車載器40に注意喚起情報を送信してもよい。これにより、隊列走行を構成する車両4のドライバに、申請通りの隊列走行が実施されていないことを通知することができる。なお車両管理装置1と車載器40とはインターネットや携帯電話回線などの公衆通信ネットワークを介して接続することができ、車両管理装置1は車載器40に直接、情報を送信することができてよい。
隊列走行検知部172は、隊列走行の順序を検出するために順序判定情報を路側機2から受信して、隊列走行の順序が申請通りかを判定してもよい。例えば、路側機2は所定の順序検知信号を、隊列走行を構成する車両の車載器40のうち、最初に通信接続できた車載器40に送信する。車載器40は順序検知信号に自装置(車載器40)を特定するための車載器IDを格納して、その車載器40が搭載された車両4の直後を走行する車両4の車載器40へ車車間通信により順序検知信号を送信する。後続の車両4の車載器40も同様に自装置を特定するための車載器IDを、順序検知信号における既に書き込まれている車載器IDの次の記憶領域に格納する。その後の車両4の車載器40も同様に処理を行う。そして隊列走行を構成する車両4のうち最後尾の車両4の車載器40は、同様に自装置の車載器IDを順序検知信号に同様に格納した後、順序検知信号を路側機2へ送信する。路側機2は受信した順序検知信号から車載器IDを格納された順番で取得し、その順番を変えることなく各車載器IDを保持した順序判定情報を生成する。路側機2は車両管理装置1へ順序判定情報を送信する。車両管理装置1は順序判定情報を受信する。そして、車両管理装置1の隊列走行検知部172は、車載器IDとその格納の順序が、申請情報に含まれる車載器IDとその順序である場合に、申請通りの隊列走行が実施されていることを判定する。
通行料金算出部18は、実績記録テーブルに書き込まれた申請通りに隊列走行が実施されたことを示す情報に紐づく申請情報を取得する。通行料金算出部18は、隊列走行の申請通りに実施がされたことに基づく通行料金を算出する(ステップS212)。その通行料金は、通常の料金と比較して割り引かれた値であってよい。通行料金算出部18は、算出した通行料金に応じた請求情報を生成し、端末3に送信してよい。申請者は、算出された通行料金に基づく支払を行う。
上述の処理によれば、車両管理装置1は、申請通りの隊列走行が実施されているかを確認することができる。また車両管理装置1は、隊列走行の実施に基づく割引の通行料金を算出することができる。
図7は本発明の実施形態に係る車両管理装置の構成を示す図である。
図8は図7に示す車両管理装置に対応するフローチャートを示す図である。
車両管理装置1は、少なくとも隊列走行検知部172、決定部175、要求部177を備える。
そして車両管理装置1の隊列走行検知部172は、複数台の車両が並んで走行する隊列走行の隊列の走行位置を検知する(ステップS301)。また決定部175は、走行位置に基づいて隊列走行通知装置を決定する(ステップS302)。そして要求部177が、隊列走行通知装置に隊列に関する通知情報の出力を要求する(ステップS303)。
これにより、車両管理装置1は、隊列走行の位置に応じた所望の他の車両に、隊列走行が実施されていることを注意喚起することができる。
上述の各装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
この出願は、2019年2月4日に出願された日本国特願2019−018091を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、車両管理装置、車両管理方法、記録媒体に適用してもよい。
1・・・車両管理装置
2・・・路側機
3・・・端末
4・・・車両
11・・・制御部(制御手段)
12・・・申請情報受付部(申請情報受付手段)
13・・・交通状況取得部(交通状況取得手段)
14・・・基準設定部(基準設定手段)
15・・・実施可否判定部(実施可否判定手段)
16・・・実施許可部(実施許可手段)
17・・・監視部(監視手段)
18・・・通行料金算出部(通行料金算出手段)
171・・・隊列車両検出部(隊列車両検出手段)
172・・・隊列走行検知部(隊列走行検知手段)
173・・・注意喚起部(注意喚起手段)
174・・・実績記録部(実績記録手段)
175・・・決定部(決定手段)
176・・・通過時刻算出部(通過時刻算出手段)
177・・・要求部(要求手段)
40・・・車載器
本発明は、車両管理装置、車両管理方法、プログラムに関する。
この発明の目的の一例は、上述の課題を解決する車両管理装置、車両管理方法、プログラムを提供することである。
また、発明の第3の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、並んだ複数の車両によって構成される隊列が走行している位置である走行位置を検知し、前記走行位置に基づいて隊列走行通知装置を決定し、前記隊列走行通知装置に前記隊列に関する通知情報の出力を要求する、ことを実行させ

Claims (6)

  1. 並んだ複数の車両によって構成される隊列が走行している位置である走行位置を検知する隊列走行検知手段と、
    前記走行位置に基づいて隊列走行通知装置を決定する決定手段と、
    前記隊列走行通知装置に前記隊列に関する通知情報の出力を要求する要求手段と、
    を備える車両管理装置。
  2. 前記決定手段は、前記走行位置より前記隊列走行の走行方向後ろに設置される前記隊列走行通知装置を、前記通知情報の出力を要求する要求先と決定する
    請求項1に記載の車両管理装置。
  3. 前記決定手段は、前記隊列が走行している第一道路と合流する第二道路を特定し、前記第二道路に設置される前記隊列走行通知装置を、前記通知情報の出力を要求する要求先と決定する
    請求項1に記載の車両管理装置。
  4. 前記第一道路と前記第二道路の合流地点を前記隊列が通過する時刻である通過時刻を前記走行位置に基づいて算出する通過時刻算出手段と、をさらに備え、
    前記要求手段は、前記隊列走行通知装置へ前記通過時刻を含む通知情報の出力を要求する
    請求項3に記載の車両管理装置。
  5. 並んだ複数の車両によって構成される隊列が走行している位置である走行位置を検知し、
    前記走行位置に基づいて隊列走行通知装置を決定し、
    前記隊列走行通知装置に前記隊列に関する通知情報の出力を要求する
    ことを含む車両管理方法。
  6. コンピュータに、
    並んだ複数の車両によって構成される隊列が走行している位置である走行位置を検知し、
    前記走行位置に基づいて隊列走行通知装置を決定し、
    前記隊列走行通知装置に前記隊列に関する通知情報の出力を要求する、
    ことを実行させるプログラムを記憶した記録媒体。
JP2020571122A 2019-02-04 2020-01-29 車両管理装置、車両管理方法、プログラム Active JP7222405B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019018091 2019-02-04
JP2019018091 2019-02-04
PCT/JP2020/003168 WO2020162282A1 (ja) 2019-02-04 2020-01-29 車両管理装置、車両管理方法、記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020162282A1 true JPWO2020162282A1 (ja) 2021-11-25
JP7222405B2 JP7222405B2 (ja) 2023-02-15

Family

ID=71947676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020571122A Active JP7222405B2 (ja) 2019-02-04 2020-01-29 車両管理装置、車両管理方法、プログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7222405B2 (ja)
WO (1) WO2020162282A1 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11321380A (ja) * 1998-05-15 1999-11-24 Fujitsu Ten Ltd 車両群形成制御装置および方法
JP2002269692A (ja) * 2001-03-14 2002-09-20 Mitsubishi Electric Corp 交通情報提供システム、および交通情報提供システムに用いられる走行情報提供装置
JP2003029834A (ja) * 2001-05-11 2003-01-31 Toshiba Corp 自動運転車両専用道路の保安制御システムおよび車両交通システム
JP2003044994A (ja) * 2001-05-25 2003-02-14 Honda Motor Co Ltd 危険車両抽出装置、危険車両情報提供装置、及びそのプログラム
JP2010087733A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Oki Electric Ind Co Ltd 車々間無線通信装置及び車々間通信方法
JP2010231317A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Waseda Univ 車輛検出モジュール及び交通流監視システム
JP2019191950A (ja) * 2018-04-25 2019-10-31 日野自動車株式会社 隊列走行システム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11321380A (ja) * 1998-05-15 1999-11-24 Fujitsu Ten Ltd 車両群形成制御装置および方法
JP2002269692A (ja) * 2001-03-14 2002-09-20 Mitsubishi Electric Corp 交通情報提供システム、および交通情報提供システムに用いられる走行情報提供装置
JP2003029834A (ja) * 2001-05-11 2003-01-31 Toshiba Corp 自動運転車両専用道路の保安制御システムおよび車両交通システム
JP2003044994A (ja) * 2001-05-25 2003-02-14 Honda Motor Co Ltd 危険車両抽出装置、危険車両情報提供装置、及びそのプログラム
JP2010087733A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Oki Electric Ind Co Ltd 車々間無線通信装置及び車々間通信方法
JP2010231317A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Waseda Univ 車輛検出モジュール及び交通流監視システム
JP2019191950A (ja) * 2018-04-25 2019-10-31 日野自動車株式会社 隊列走行システム

Also Published As

Publication number Publication date
US20220058956A1 (en) 2022-02-24
JP7222405B2 (ja) 2023-02-15
WO2020162282A1 (ja) 2020-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10311724B2 (en) Network security system with application for driver safety system
US9761136B2 (en) Methods and software for managing vehicle priority in a self-organizing traffic control system
US10083607B2 (en) Driver safety enhancement using intelligent traffic signals and GPS
JP6477391B2 (ja) グループ走行運用システム
JP4840193B2 (ja) 情報提供判定装置
US20130162449A1 (en) Traffic Routing Using Intelligent Traffic Signals, GPS and Mobile Data Devices
CN212160932U (zh) 用于实现城市道路车路协同的etc-x***
JP2006202199A (ja) 路車間通信システム
TW201322202A (zh) 駕駛輔助方法、應用其之車上裝置以及儲存其之電腦可讀取紀錄媒體
JP2020027645A (ja) サーバ、無線通信方法、コンピュータプログラム、及び車載装置
JP2017167795A (ja) 迷惑運転検出装置及び迷惑運転検出方法
JP2004326492A (ja) 交通違反取締りシステム
JP2009020661A (ja) 情報提供判定装置及び車載装置
JP2010102717A (ja) 路車間通信システム
Smiai et al. Information and communication technology research opportunities in dynamic charging for electric vehicle
JP2023033359A (ja) 車両管理装置、車両管理方法、プログラム、端末装置、車両
WO2017169265A1 (ja) 逆走防止システム
KR20210063497A (ko) 자율주행차량의 운행 제어 방법
JP7222405B2 (ja) 車両管理装置、車両管理方法、プログラム
JP5720951B2 (ja) 交通情報配信システム及び交通情報システム、並びに交通情報配信プログラム、交通情報配信方法
US12020576B2 (en) Platooning vehicle management device, vehicle management method, and storage medium
JP7363073B2 (ja) 車線変更支援装置、車線変更支援方法、プログラム
CN111341132A (zh) 用于车辆的引导设备、引导装置和方法及计算机程序产品
JP6229917B2 (ja) 車載器及び車載器の制御方法
JP2002197587A (ja) 運転支援方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210702

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230117

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7222405

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151