JPWO2020162106A1 - 通信装置、並びに、通信制御システム、方法及びプログラム - Google Patents

通信装置、並びに、通信制御システム、方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

複数のQoS(Quality of Service)指標を満たすために、トラヒックの変動に応じた柔軟な通信制御を行うこと。本発明にかかる通信装置(1)は、複数のキュー(111〜11n)のそれぞれに設定された異なる複数のQoS指標を満たすための振分ルールに基づいて、受信パケットを複数のキューのいずれかに振り分ける振分部(12)と、各キューに設定されたQoS指標について算出された複数のキューのそれぞれの性能情報に基づいて、振分ルールを更新する更新部(13)と、を備える。

Description

本発明は、通信装置、並びに、通信制御システム、方法及びプログラムに関し、特に、複数のキューを用いて通信制御を行う通信装置、並びに、通信制御システム、方法及びプログラムに関する。
IoT(Internet of Things)の普及により、要求するQoS(Quality of Service)指標が異なるIoTデバイスやアプリケーションが登場している。そのため、要求するQoSに応じて適応的にネットワークパラメータを最適化する技術が求められている。
特許文献1には、地理的に広域に分散されたユーザトラヒックが集約される拠点の転送装置において転送遅延を考慮した公平なQoSを提供するための技術が開示されている。特許文献2には、セキュリティレベルの異なる複数のネットワークを介して通信を行う場合に、処理負荷を軽減しながら、セキュリティレベルの高い通信を可能にするための技術が開示されている。特許文献3には、無線通信網におけるビーム構成を最適化するための技術が開示されている。
特開2018−37973号公報 特開2013−030890号公報 特開2016−103669号公報
しかしながら、特許文献1から3にかかる技術では、トラヒックの偏りが発生した場合に、複数のアプリケーション種別に応じた複数種類のQoS指標を満たすような通信制御を行うことが不十分であるという問題点がある。
特許文献1にかかる技術では、トラヒックの送信元の地域に応じた遅延を考慮するだけであり、アリケーション種別ごとのQoS指標の違いが考慮できない。また、特許文献2及び3にかかる技術についても、異なるアプリケーション要求を考慮したものではない。
本開示は、このような問題点を解決するためになされたものであり、複数のQoS指標を満たすために、トラヒックの変動に応じた柔軟な通信制御を行うための通信装置、並びに、通信制御システム、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本開示の第1の態様にかかる通信装置は、
複数のキューのそれぞれに設定された異なる複数のQoS(Quality of Service)指標を満たすための振分ルールに基づいて、受信パケットを前記複数のキューのいずれかに振り分ける振分部と、
各キューに設定された前記QoS指標について算出された前記複数のキューのそれぞれの性能情報に基づいて、前記振分ルールを更新する更新部と、
を備える。
本開示の第2の態様にかかる通信制御システムは、
異なる複数のQoS(Quality of Service)指標が設定された複数のキューを有する通信装置と、
前記通信装置と接続された情報処理装置と、
を備え、
前記通信装置は、
前記複数のQoS指標を満たすためのの振分ルールに基づいて、受信パケットを前記複数のキューのいずれかに振り分け、
前記複数のキューのそれぞれに設定された前記QoS指標について算出された前記複数のキューのそれぞれの性能情報を前記情報処理装置へ送信し、
前記情報処理装置は、
前記通信装置から受信した前記性能情報に基づいて、前記振分ルールを更新し、
当該更新後の振分ルールを前記通信装置に設定する。
本開示の第3の態様にかかる通信制御方法は、
複数のキューのそれぞれに設定された異なる複数のQoS(Quality of Service)指標を満たすための振分ルールに基づいて、受信パケットを前記複数のキューのいずれかに振り分け、
各キューに設定された前記QoS指標について算出された前記複数のキューのそれぞれの性能情報に基づいて、前記振分ルールを更新する。
本開示の第4の態様にかかる通信制御プログラムは、
複数のキューのそれぞれに設定された異なる複数のQoS(Quality of Service)指標を満たすための振分ルールに基づいて、受信パケットを前記複数のキューのいずれかに振り分ける処理と、
各キューに設定された前記QoS指標について算出された前記複数のキューのそれぞれの性能情報に基づいて、前記振分ルールを更新する処理と、
をコンピュータに実行させる。
本開示により、複数のQoS指標を満たすために、トラヒックの変動に応じた柔軟な通信制御を行うための通信装置、並びに、通信制御システム、方法及びプログラムを提供することができる。
本実施の形態1にかかる通信装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態1にかかる通信制御方法の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態2にかかる通信制御システムの全体構成を示すブロック図である。 本実施の形態2にかかる通信制御方法の流れを示すシーケンス図である。 本実施の形態3にかかる通信装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態3にかかる通信装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施の形態3にかかる通信制御方法の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態3にかかるパケット振り分け処理の詳細な流れを示すフローチャートである。 本実施の形態3にかかる振分ルールに基づく受信パケットのキューへの振分の概念を説明するための図である。 本実施の形態4にかかる通信装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態4にかかる通信制御方法の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態4にかかるキュー設定の更新の概念を説明するための図である。
以下では、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<実施形態1>
図1は、本実施形態1にかかる通信装置1の構成を示すブロック図である。通信装置1は、1以上の通信装置から送信されたデータを通信回線を介して受信し、受信したデータの宛先に対して当該データを通信回線を介して送信する。通信装置1は、データの中継を行う通信制御を行う情報処理装置といえる。通信装置1は、キュー111〜11n(nは2以上の整数。)と、振分部12と、更新部13とを備える。
キュー111〜11nのそれぞれは、入力された通信パケットを一時的に保持し、FIFO(First In First Out)方式により通信パケットを出力する記憶領域である。また、キュー111〜11nは、それぞれに異なる複数のQoS(Quality of Service)指標が設定されている。そして、キュー111〜11nのそれぞれは、設定されたQoS指標に応じた制御(QoS制御)が行われる。尚、QoS制御の実現技術は公知のものを用いることができるため、詳細な説明を省略する。ここで、QoS指標には、種類と要求値とが含まれる。QoS指標の種類には、例えば、スループット、キューイング遅延、キューイング遅延のジッタ、及び、ロス率等、さらに、これらのうち2以上の組合せが含まれるものとする。そして、QoS指標の要求値は、QoS指標の種類に対して要求される性能値である。そのため、例えば、QoS指標は、保証帯域が10Mbpsであること等である。また、異なるQoS指標とは、QoS指標の種類が異なる場合や、同一の種類であっても要求値が異なる場合も含まれるものとする。
振分部12は、振分ルールに基づいて、受信パケットをキュー111〜11nのいずれかに振り分ける。ここで、受信パケットは、通信装置1が外部の通信装置等から通信回線を介して受信したデータである。そして、振分ルールは、キュー111〜11nのそれぞれに設定された異なる複数のQoS指標を満たすためのルールである。例えば、振分ルールは、受信パケットのヘッダに指定されたアプリケーション種別等により特定される要求QoS指標に該当するキューに対して、当該受信パケットを振り分けるように定めた情報である。
更新部13は、キュー111〜11nのそれぞれの性能情報に基づいて、振分ルールを更新する。ここで、性能情報は、各キューに設定されたQoS指標について算出された情報である。
図2は、本実施形態1にかかる通信制御方法の流れを示すフローチャートである。まず、振分部12は、振分ルールに基づいて、受信パケットを複数のキューのいずれかに振り分ける(S11)。次に、更新部13は、各キューに設定されたQoS指標について算出された複数のキューのそれぞれの性能情報に基づいて、振分ルールを更新する(S12)。
上述したように、多様なIoTデバイス等から様々なアプリケーションによるデータ送信が増加し、これらのデータを中継する通信装置が必要とされている。この場合、アプリケーション種別によりQoS指標の要求が異なる。そのため、通信装置では、予め異なる複数のQoS指標を複数のキューに設定しておき、受信パケットにおける要求QoS指標に応じて対応するQoS指標が設定されたキューへ当該受信パケットを振り分けることが望ましい。そのため、各キューのQoS指標を満たすように振分ルールを定義して用いることが有効である。
しかしながら、多様なアプリケーションからの送信データを受信するため、トラヒックの偏りが起こり得る。そのため、当初設定した振分ルールでは、各キューのQoS指標を満たすことが困難になる可能性がある。そして、トラヒックの偏りを事前に予測することに限界がある。
そこで、本実施形態1では、振分部12により振分ルールに従って各キューに振り分けられた受信パケットが、各キューに設定されたQoS指標に基づくQoS制御に応じて出力(外部へ送信)されたことにより算出(測定等)された性能情報を用いる。つまり、更新部13は、QoS指標について算出された性能情報に基づいて、振分ルールを動的に更新する。そのため、振分部12は、実際のQoS指標の測定値がフィードバックされた更新後の振分ルールを用いて、都度、振り分けを行うことができる。よって、トラヒックの偏りが発生した場合であっても、複数のアプリケーション種別に応じた複数種類のQoS指標を満たすような通信制御を行うことができ、複数のQoS指標を満たすために、トラヒックの変動に応じた柔軟な通信制御を行うことができる。
尚、通信装置1は、図示しない構成としてプロセッサ、メモリ及び記憶装置を備えるものである。また、当該記憶装置には、本実施形態にかかる通信制御方法の処理が実装されたコンピュータプログラムが記憶されている。そして、当該プロセッサは、記憶装置からコンピュータプログラムを前記メモリへ読み込み、当該コンピュータプログラムを実行する。これにより、前記プロセッサは、振分部12及び更新部13の機能を実現する。
または、振分部12及び更新部13は、それぞれが専用のハードウェアで実現されていてもよい。また、各装置の各構成要素の一部又は全部は、汎用または専用の回路(circuitry)、プロセッサ等やこれらの組合せによって実現されもよい。これらは、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。各装置の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組合せによって実現されてもよい。また、プロセッサとして、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(field-programmable gate array)等を用いることができる。
<実施形態2>
図3は、本実施形態2にかかる通信制御システム2の全体構成を示すブロック図である。通信制御システム2は、通信装置21と情報処理装置22とを備える。通信装置21と情報処理装置22とは通信可能に接続されている。また、通信装置21は、1以上の通信装置から送信されたデータを通信回線を介して受信し、受信したデータの宛先に対して当該データを通信回線を介して送信する。
通信装置21は、キュー211〜21nを少なくとも備える。キュー211〜21nは、上述したキュー111〜11nと同様であり、異なる複数のQoS指標が設定されている。
通信装置21は、複数のQoS指標を満たすためのの振分ルールに基づいて、受信パケットを複数のキューのいずれかに振り分ける。そして、通信装置21は、複数のキューのそれぞれに設定されたQoS指標について算出された複数のキューのそれぞれの性能情報を情報処理装置22へ送信する。
情報処理装置22は、予め通信装置21と同様の振り分けルールを保持しているものとする。情報処理装置22は、通信装置21から受信した性能情報に基づいて、振分ルールを更新する。そして、情報処理装置22は、更新後の振分ルールを通信装置21に設定する。
図4は、本実施形態2にかかる通信制御方法の流れを示すシーケンス図である。まず、通信装置21は、振分ルールに基づいて、受信パケットを複数のキューのいずれかに振り分ける(S21)。次に、通信装置21は、設定されたQoS指標について複数のキューのそれぞれの性能情報を算出する(S22)。そして、通信装置21は、算出した性能情報を情報処理装置22へ送信する(S23)。
続いて、情報処理装置22は、通信装置21から受信した性能情報に基づいて、振分ルールを更新する(S24)。そして、情報処理装置22は、当該更新後の振分ルールを通信装置21に設定するために送信する(S25)。
このように、本実施形態2においても上述した実施形態1と同様に、トラヒックの偏りが発生した場合であっても、複数のQoS指標を満たすために、トラヒックの変動に応じた柔軟な通信制御を行うことができる。
尚、通信装置21は、図示しない構成としてプロセッサ、メモリ及び記憶装置を備えるものである。また、当該記憶装置には、本実施形態にかかる通信装置21における通信制御方法(例えば、ステップS21、S22及びS23)の処理が実装されたコンピュータプログラムが記憶されている。そして、当該プロセッサは、記憶装置からコンピュータプログラムを前記メモリへ読み込み、当該コンピュータプログラムを実行する。これにより、前記プロセッサは、通信装置21の機能を実現する。
または、通信装置21は、専用のハードウェアで実現されていてもよい。また、各装置の各構成要素の一部又は全部は、汎用または専用の回路(circuitry)、プロセッサ等やこれらの組合せによって実現されもよい。これらは、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。各装置の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組合せによって実現されてもよい。また、プロセッサとして、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(field-programmable gate array)等を用いることができる。
また、情報処理装置22は、図示しない構成としてプロセッサ、メモリ及び記憶装置を備えるものである。また、当該記憶装置には、本実施形態にかかる情報処理装置22における通信制御方法の処理(例えば、ステップS24及びS25)が実装されたコンピュータプログラムが記憶されている。そして、当該プロセッサは、記憶装置からコンピュータプログラムを前記メモリへ読み込み、当該コンピュータプログラムを実行する。これにより、前記プロセッサは、情報処理装置22の機能を実現する。
または、情報処理装置22は、専用のハードウェアで実現されていてもよい。また、各装置の各構成要素の一部又は全部は、汎用または専用の回路(circuitry)、プロセッサ等やこれらの組合せによって実現されもよい。これらは、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。各装置の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組合せによって実現されてもよい。また、プロセッサとして、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(field-programmable gate array)等を用いることができる。
また、情報処理装置22の各構成要素の一部又は全部が複数の情報処理装置や回路等により実現される場合には、複数の情報処理装置や回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。例えば、情報処理装置や回路等は、クライアントサーバシステム、クラウドコンピューティングシステム等、各々が通信ネットワークを介して接続される形態として実現されてもよい。また、情報処理装置22の機能がSaaS(Software as a Service)形式で提供されてもよい。
<実施形態3>
ここで、本実施形態が解決しようとする課題について詳述する。上述したように、IoTデバイスの普及により、通信を行うアプリケーションの種類(アプリ種別)が増大するため次のような課題が生じる。まず、エッジに近いゲートウェイに多様なアプリ種別のトラヒックが混在し、スループット増加や遅延低減、ジッター低減などの複数のQoS指標を満たすことがが要求される。そのため、要求QoS指標が増加する。また、無線区間の高速化が進み、複数のアクセスポイントを収容するIoTゲートウェイ(IoT−GW)に流入するトラヒックが増大する。そのため、IoT−GWがボトルネックとなり得る。
また、通信装置が備える複数のキューによるキューイングの技術として、CBQ(Class based queuing)が普及している。CBQは、要求するQoS指標が異なる流入トラヒックを、各QoS指標を満足するように処理するために、クラスごとにバッファを設ける技術である。しかしながら、CBQには、流入トラヒックに偏りがある場合、トラヒックが集中するクラスでQoS性能の劣化が発生し、クラス分けの意味をなさなくなってしまうという問題点がある。
そこで、本実施形態3は、上述した実施形態1の具体的な実地例であり、上述した課題の少なくとも一部を解決するものである。本実施形態3では、異なる要求QoS指標を持つ流入トラヒックに偏りが発生し、あるトラヒッククラスに流入トラヒックが集中する場合でも、流入トラヒックに適したパケット振り分けを行うことでQoSを最大化することができる。そのために、例えば、異なるQoS評価式が設定された複数キューに対して、流入トラヒックを所定の振分ルールに従ってパケットを振り分け、QoSの評価式及び所定の振分ルールを、キュー全体のQoS評価値を最大化するように更新する。これにより、あるトラヒッククラスに流入トラヒックが集中する場合でも、複数のキューの全体のQoSを向上できる。
図5は、本実施形態3にかかる通信装置3の構成を示すブロック図である。通信装置3は、上述した通信装置1の具体例である。通信装置3は、記憶部31と、トラヒック観測部32と、パケット振分部33と、評価値算出部34と、更新部35とを備える。
記憶部31は、キュー3111、QoS指標3121及びQoS評価式3131の組、・・・キュー311n、QoS指標312n及びQoS評価式313nの組と、振分ルール314と、クラス定義情報315と、を記憶する。キュー3111〜キュー311nは、上述したキュー111〜11nと同様であり、それぞれ、異なるQoS指標及びQoS評価式が設定されている。すなわち、キュー3111には、QoS指標3121及びQoS評価式3131が設定されている。以降同様に、キュー311nには、QoS指標312n及びQoS評価式313nが設定されている。
QoS指標3121〜312nのそれぞれは、実施形態1で説明したQoS指標であり、QoS指標の種類としては例えば、スループット(τ)、キューイング遅延(D)、キューイング遅延のジッター(J)、ロス率(L)を用いることができる。
QoS評価式3131〜313nのそれぞれは、対応するキューに設定されたQoS指標に応じた、対応するキューにおけるQoS評価値を算出するための算出式である。ここで、QoS評価値は、上述した性能情報の一例である。そして、QoS評価式は、対応するキューにおける直前区間の性能情報からの向上度合いを前記QoS評価値として算出するための算出式である。
QoS評価式は、例えば、以下の式(1)のように定義することができる。但し、QoS評価式は、式(1)に限定されない。
Figure 2020162106
ここで、rはQoS評価値であり、τはスループット、Dはキューイング遅延、Jはキューイング遅延のジッタ、Lはロス率とする。そして、iはクラス番号(キューの識別番号)、tは時刻とする。そのため、ri tは、クラス番号(キューの識別番号)i及び時刻tにおけるQoS評価値である。また、τt、Dt、Jt、、Ltは、時刻tにおけるスループット、キューイング遅延、キューイング遅延のジッタ、ロス率であり、τt-1、Dt-1、Jt-1、、Lt-1は、時刻tの直前区間である時刻t−1におけるスループット、キューイング遅延、キューイング遅延のジッタ、ロス率である。そして、αThroughput、αDelay、αJitter、αLoss、はそれぞれ、対応するキューにおける直前区間の性能情報(スループット等)からの向上度合いの重み付けとする。尚、rは区間[0、1]に正規化してもよい。
振分ルール314は、実施形態1で説明した振分ルールであり、各キューに振り分ける受信パケットの割合を示す情報である。例えば、振分ルール314は、キューを識別するクラス番号iと、所定期間の全受信パケットにおける当該キューに振り分けられるべき受信パケット量の割合とを対応付けた情報を、キュー3111〜311nのそれぞれに定義した情報である。
クラス定義情報315は、アプリ種別とクラスとの対応付けを定義したテーブルである。アプリ種別は、例えば、受信パケットのヘッダの特定領域から抽出される情報である。また、クラスは、対応付けられたアプリ種別において重視すべきQoS指標、つまり、要求QoS指標である。そして、クラスが示す要求QoS指標は、キュー3111〜311nのうち一つのキューに設定されているものとする。
トラヒック観測部32は、通信装置3が外部から受信するデータ(パケット)のトラヒックを観測し、受信パケットとして取得する。
パケット振分部33は、上述した振分部12の具体例である。パケット振分部33は、キュー3111〜311nの中から、受信パケットに指定されたQoS指標に対応するキューを特定する。そして、パケット振分部33は、特定されたキューにおける所定期間の受信パケット量の割合が、振分ルール314に示された、当該キューにおける受信パケットの割合を超える場合に、当該キュー以外の他のキューに当該受信パケットを振り分ける。
評価値算出部34は、各キューに設定されたQoS評価式を用いて各キューにおけるQoS評価値を性能情報として算出する。例えば、評価値算出部34は、上述した式(1)を用いてQoS評価値ri tを算出する。また、評価値算出部34は、複数のキューのそれぞれに対して算出された複数のQoS評価値に基づいてキュー全体の総合評価値を算出する。例えば、評価値算出部34は、以下の式(2)を用いて総合評価値(各キューのQoS評価値の総和)Rを算出する。
Figure 2020162106
更新部35は、上述した更新部13の具体例であり、総合評価値を最大化するように振分ルール314を更新する。ここで、更新部35は、各キューのQoS評価値の総和を最大化するように、流入トラヒックのクラス分類を学習することで、あるクラスにトラヒックが偏る場合でも流入トラヒックに適した振り分けを行い、QoSの最大化を目指す。更新部35は、いわば、強化学習を行うものといえる。ここで、更新部35は、例えば、以下の式(3)を用いて流入トラヒックの総和Λを求めることができる。
Figure 2020162106
ここで、λは受信パケットのヘッダにクラスiが示すアプリ種別が指定されたトラヒック、つまり、受信パケットのデータ量を示す。
また、各キューに入力するトラヒックの割合(振分ルール)をλ’とする。この場合、λ’を変更すると総合評価値Rも変化する。そこで、更新部35は、総合評価値Rを最大化するように、例えば、以下の式(4)を用いて振分ルールλ’を求める。
Figure 2020162106
また、更新部35は、「報酬の最大化」から「誤差の最小化」に式変形するために、誤差を以下の式(5)及び(6)で定義し、確率的勾配降下法等のアルゴリズムで振り分けルールを求めても良い。
Figure 2020162106
Figure 2020162106
ここで、Lは誤差(Loss)である。
そして、上記のように振分ルールを更新した場合、更新後のパケット振分部33におけるパケット振り分けにより、振り分け機能がない場合では流入し得なかったクラスのパケットがキューに流入することになる。そこで、振り分け結果に応じて評価式を更新することによって、異なる要求QoSを持つパケットが流入した場合でもQoS向上度合いを適正に評価する。
そのため、本実施形態3にかかる更新部35は、性能情報に基づいてQoS評価式3131〜313nをさらに更新する。このとき、更新部35は、所定期間に受信された受信パケットに指定されたQoS指標の割合を、向上度合いの重み付けに反映することによりQoS評価式3131〜313nを更新するとよい。例えば、所定期間に受信された全受信パケットのうち、スループットを重視するQoS指標が指定された受信パケットの割合が20%、遅延を重視するQoS指標が指定された受信パケットの割合が80%であったものとする。この場合、更新部35は、上述した式(1)で示したQoS評価式のパラメータ(重み付け)を、αThroughput =0.2、αDelay =0.8として設定(更新)する。
図6は、本実施形態3にかかる通信装置3のハードウェア構成を示すブロック図である。図6は、上述した通信装置3をハードウェアの側面で捉えたものである。通信装置3は、CPU301と、メモリ302と、通信部303と、記憶装置304とを少なくとも備える。記憶装置304は、上述した記憶部31のうち不揮発性記憶装置に相当するハードディスク、フラッシュメモリ等の記憶装置である。記憶装置304は、図5で記載したQoS指標3121〜312n、QoS評価式3131〜313n、振分ルール314及びクラス定義情報315に加え、キュー3111〜311nの識別情報であるキューID3111a〜311naと、図5では記載を省略した通信制御プログラム316とを記憶しているものとする。ここで、キューID3111aとQoS指標3121とQoS評価式3131とは対応付けられている。以降同様に、キューID311naとQoS指標312nとQoS評価式313nとは対応付けられている。通信制御プログラム316は、本実施形態にかかる通信制御方法の処理が実装されたコンピュータプログラムである。
メモリ302は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性記憶装置であり、CPU301の動作時に一時的に情報を保持するための記憶領域である。また、メモリ302は、キュー3111〜311nの領域が確保されている。但し、キュー3111〜311nは、メモリ302以外の記憶領域により実現されてもよい。
通信部303は、通信装置3の外部との入出力を行うインタフェースである。特に、通信部303は、通信回線を介して、外部の通信装置との間でパケットの送受信を行う。
CPU301は、通信装置3の各構成を制御するプロセッサつまり制御装置である。CPU301は、記憶装置304から通信制御プログラム316をメモリ302へ読み込み、通信制御プログラム316を実行する。これにより、CPU301は、トラヒック観測部32、パケット振分部33、評価値算出部34及び更新部35の機能を実現する。
図7は、本実施形態3にかかる通信制御方法の流れを示すフローチャートである。まず、トラヒック観測部32は、通信装置3が受信するデータのトラヒックを観測し、受信パケットとして取得する(S31)。次に、パケット振分部33は、後述するパケット振分処理を行う(S32)。そして、評価値算出部34は、評価値算出を行う(S33)。具体的には、評価値算出部34は、所定期間にキューから送出されたパケットに基づいて、当該キューに設定されたQoS評価式を用いて、キューごとのQoS評価値を算出する。そして、評価値算出部34は、各キューのQoS評価値から総合評価値を算出する。
続いて、更新部35は、ステップS33で算出された総合評価値を最大化するように振分ルール314を更新し、併せて、上述したように各キューに設定されたQoS評価式を更新する(S34)。そして、ステップS31へ戻る。
図8は、本実施形態3にかかるパケット振り分け処理(S32)の詳細な流れを示すフローチャートである。まず、パケット振分部33は、受信パケットを解析する(S321)。このとき、パケット振分部33は、受信パケットのヘッダからアプリ種別を抽出する。次に、パケット振分部33は、抽出したアプリ種別からクラスを特定する(S322)。例えば、パケット振分部33は、クラス定義情報315を参照し、抽出したアプリ種別に対応付けられたクラスを特定する。
続いて、パケット振分部33は、特定したクラスのキューへの流入トラヒック割合が、振分ルール314のキューのトラヒックの割合(閾値)より小さいか否かを判定する(S323)。例えば、パケット振分部33は、クラス定義情報315から、特定したクラス番号iに対応付けられた受信パケットの割合を取得する。また、パケット振分部33は、現時点から所定期間を遡った間に当該クラス番号iに対応するキューに実際に振り分けられた受信パケットの量を求める。つまり、パケット振分部33は、直前の期間に当該キューに流入したトラヒックを算出し、所定期間内に通信装置3で受信された全パケット量のうち当該キューに流入したトラヒックの割合を算出する。その後、パケット振分部33は、算出した流入トラヒックの割合(A)と、取得した受信パケットの割合(B)とを比較する。そして、(A)が(B)より小さい場合、ステップS324へ進み、(A)が(B)以上の場合、ステップS325へ進む。
ここで、(A)が(B)より小さい場合、パケット振分部33は、特定したクラスのキュー(i)へ受信パケットを振り分ける(S324)。また、(A)が(B)以上の場合、パケット振分部33は、特定したクラスのキュー以外へ受信パケットを振り分ける(S325)。例えば、パケット振分部33は、クラス番号i+1のキューへ受信パケットを振り分ける。
図9は、本実施形態3にかかる振分ルールに基づく受信パケットのキューへの振分の概念を説明するための図である。流入トラヒックλは、通信装置3が所定期間に受信したパケットの総量を示す。λ1、λ2、・・・λKは、流入トラヒックλに含まれる各受信パケットのヘッダに指定されたアプリ種別(1〜K、Kはn以下。)ごとのトラヒックを示す。また、キューq1〜qKは、アプリ種別1〜Kに対応するQoS指標が設定されている。そのため、更新前の振分ルールは、λ1は全てキューq1へ、λ2は全てキューq2へ・・・λKは全てキューqKへ振り分けるように定義されているものとする。
ここで、λ1が当初の想定より増加した、つまり、トラヒックがアプリ種別1に偏ったものとする。そのため、振分ルールを更新しなければ、キューq1へトラヒックの流入が続き、キューq1の遅延が増大、また、ロスが多発することが起こり得る。よって、q1のQoS指標を満たすことが困難になる。
そこで、本実施形態では、λ1の全体に占める比率が高まり、トラヒック観測部32が振分ルールに基づき振り分ける(S32)。その中で、評価値算出部34がq1からqKののQoS評価値を算出し、総合評価値を算出し(S33)、更新部35が総合評価値を最大化するように振分ルール314及びQoS評価式を更新する(S34)。このとき、更新部35は、λ1の割合を一定以内に抑えるようにλ’1の割合を減らし、λ’2の割合を増加して振分ルール314を更新する。そのため、トラヒック観測部32が更新後の振分ルール314を用いて振り分けを行うと、例えば、λ1のうちλ’1の範囲内では、キューq1に振り分けられる(S324)が、λ’1を超えた分は、キューq2に振り分けられる(S325)。
このように、本実施形態により、あるトラヒッククラスに流入トラヒックが集中する場合でも、複数のキューの全体のQoSを向上できる。
<実施形態4>
本実施形態4は、上述した実施形態3を改良したものである。上述した実施形態3には、全体のQoSをさらに向上させる余地がある。そこで、本実施形態4では、前述のQoS評価値を用いて、評価値を最大化するようにキューにおけるQoS制御のための制御パラメータpを更新する方法を示す。
図10は、本実施形態4にかかる通信装置3aの構成を示すブロック図である。通信装置3aは、上述した通信装置3のうち記憶部31に制御パラメータ3171〜317nが追加され、更新部35が更新部35aに置き換わったものである。尚、その他の構成は、通信装置3と同等のため、詳細な説明を省略する。
制御パラメータ3171〜317nは、各キューにおいて設定されたQoS指標に基づいて行われるQoS制御に用いられるパラメータである。そして、制御パラメータ3171〜317nのそれぞれは、キュー3111〜311nのそれぞれに対応付けられている。つまり、キュー3111には、QoS指標3121、QoS評価式3131及び制御パラメータ3171が設定されている。以降同様に、キュー311nには、QoS指標312n、QoS評価式313n及び制御パラメータ317nが設定されている。例えば、制御パラメータ3171〜317nのそれぞれは、パケットロス制御に関するパラメータであるとよい。
更新部35aは、評価値算出部34により算出されたキューごとのQoS評価値を用いて、対応するキューに設定された制御パラメータ3171〜317nを更新する。例えば、更新部35aは、以下の式(7)を制御パラメータpの更新式とするとよい。
Figure 2020162106
ここで、^は平均を示すものとする。但し、以下の式(8)を満たすものとする。
Figure 2020162106
ここで、γは過去の更新値の重みを示す。また、ri tの平均^についても式(8)と同様であるものとする。
すなわち、QoS評価値を増減することにより、(強化学習等における)報酬が増加した場合に、その方向で制御パラメータを更新(増減)し、報酬が減少(劣化)した場合、その逆方向で制御パラメータを更新(増減)するものといえる。
また、更新部35aは、QoS評価値の算出に応じて制御パラメータを更新し、制御パラメータが最適化された後に、振分ルール314及びQoS評価式3131〜313nを更新することが望ましい。これにより、実施形態3より効果的にQoSを最大化できる。
図11は、本実施形態4にかかる通信制御方法の流れを示すフローチャートである。まず、トラヒック観測部32は、図7と同様にステップS31を行い、パケット振分部33は、図7と同様にステップS32を行う。次に、評価値算出部34は、図7のステップS33と同様に、評価値を算出する(S41)。
ここで、通信装置3aは、評価値が収束したか否かを判定する(S42)。ここで、評価値の収束条件としては、例えば、ループ回数の閾値が超過したことや、QoS評価値の変動が閾値以下となったこと等が挙げられる。
ステップS42で評価値が収束していないと判定した場合、更新部35aは、上述したように、キューの制御パラメータを更新する(S43)。その後、再度、ステップS41及びS42を行う。ステップS42で評価値が収束したと判定した場合、評価値算出部34は、図7のステップS33と同様に、評価値を算出する(S44)。
そして、通信装置3aは、評価値が収束したか否かを判定する(S45)。ステップS45で評価値が収束していないと判定した場合、更新部35aは、図7のステップS34と同様に、振分ルール及びQoS評価式を更新する(S46)。その後、再度、ステップS44及びS45を行う。ステップS45で評価値が収束したと判定した場合、ステップS31へ戻る。
尚、本実施形態4にかかる通信制御方法は、受信パケットの振り分けごとに評価値算出及び評価値収束を判定してもよい。例えば、図11のステップS43の後、ステップS31へ戻り、ステップS42の後、ステップS31及びS32を行ったあと、ステップS44へ進み、ステップS46の後、再度、ステップS31、S32、S44及びS45を行っても良い。
図12は、本実施形態4にかかるキュー設定の更新の概念を説明するための図である。ここでは、各キューのロス制御として、RED(Random Early Detection)を用いる場合について説明する。REDでは、キューの長さ(キュー長)の閾値として最大値Lmaxと最小値Lminの2つを用いる。そして、キュー長がLminを超えると確率的にパケットロス(破棄)を開始する。また、キュー長がLmaxを超えるとTail drop(最後のキューを破棄)を行う。そのため、キュー長がLminからLmaxの間のロス率は線形増加する。
本実施形態4では、例えば、制御パラメータをLmin(ロスを開始する閾値)とする。そして、更新部35aは、QoS評価値を最大化する方向にLminを更新する。ここで、Lminが大き過ぎると、遅延が大きく、ロスが小さくなり、一方、Lminが小さ過ぎると、遅延が小さく、ロスが大きくなる。尚、他のパラメータLmaxも、同様の更新式(7)により更新可能である。
このように本実施形態4では、実施形態3における通信制御方法の前段に、制御パラメータの更新を追加し、QoS評価値の収束度合いによりループを行うものといえる。そして、本実施形態4により、実施形態3と比べてさらに全体のQoSを向上させることができる。
<その他の実施形態>
尚、上述した実施形態3又は4を、実施形態2の通信制御システムに適用しても構わない。
尚、上述の実施形態では、ハードウェアの構成として説明したが、これに限定されるものではない。本開示は、任意の処理を、CPUにコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、DVD(Digital Versatile Disc)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本開示は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本開示は、それぞれの実施形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記A1)
複数のキューのそれぞれに設定された異なる複数のQoS(Quality of Service)指標を満たすための振分ルールに基づいて、受信パケットを前記複数のキューのいずれかに振り分ける振分部と、
各キューに設定された前記QoS指標について算出された前記複数のキューのそれぞれの性能情報に基づいて、前記振分ルールを更新する更新部と、
を備える通信装置。
(付記A2)
前記複数のキューのそれぞれは、前記設定されたQoS指標に応じた異なる複数のQoS評価式が設定されおり、
前記通信装置は、各キューに設定された前記QoS評価式を用いて各キューにおけるQoS評価値を前記性能情報として算出する算出部をさらに備える
付記A1に記載の通信装置。
(付記A3)
前記更新部は、前記性能情報に基づいて前記QoS評価式をさらに更新する
付記A2に記載の通信装置。
(付記A4)
前記複数のQoS評価式のそれぞれは、対応するキューにおける直前区間の前記性能情報からの向上度合いを前記QoS評価値として算出するための算出式である
付記A2に記載の通信装置。
(付記A5)
前記更新部は、所定期間に受信された前記受信パケットに指定された前記QoS指標の割合を、前記向上度合いの重み付けに反映することにより前記QoS評価式をさらに更新する
付記A4に記載の通信装置。
(付記A6)
前記算出部は、前記複数のキューのそれぞれに対して算出された複数の前記QoS評価値に基づいてキュー全体の総合評価値を算出し、
前記更新部は、前記総合評価値を最大化するように前記振分ルールを更新する
付記A2乃至A5のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記A7)
前記更新部は、
各キューにおいて設定された前記QoS指標に基づいて行われるQoS制御に用いられる制御パラメータを、前記QoS評価値を用いて更新する
付記A2乃至A6のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記A8)
前記制御パラメータは、パケットロス制御に関するパラメータである
付記A7に記載の通信装置。
(付記A9)
前記更新部は、
前記QoS評価値の算出に応じて前記制御パラメータを更新し、
前記制御パラメータが最適化された後に、前記振分ルール及び前記QoS評価式を更新する
付記A7又はA8に記載の通信装置。
(付記A10)
前記振分ルールは、各キューに振り分ける前記受信パケットの割合を示す情報であり、
前記振分部は、
前記複数のキューの中から、前記受信パケットに指定された前記QoS指標に対応するキューを特定し、
前記特定されたキューにおける所定期間の受信パケット量の割合が、前記振分ルールに示された当該キューにおける前記受信パケットの割合を超える場合に、前記複数のキューのうち他のキューに当該受信パケットを振り分ける
付記A1乃至A9のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記B1)
異なる複数のQoS(Quality of Service)指標が設定された複数のキューを有する通信装置と、
前記通信装置と接続された情報処理装置と、
を備え、
前記通信装置は、
前記複数のQoS指標を満たすためのの振分ルールに基づいて、受信パケットを前記複数のキューのいずれかに振り分け、
前記複数のキューのそれぞれに設定された前記QoS指標について算出された前記複数のキューのそれぞれの性能情報を前記情報処理装置へ送信し、
前記情報処理装置は、
前記通信装置から受信した前記性能情報に基づいて、前記振分ルールを更新し、
当該更新後の振分ルールを前記通信装置に設定する
通信制御システム。
(付記B2)
前記複数のキューのそれぞれは、前記設定されたQoS指標に応じた異なる複数のQoS評価式が設定されおり、
前記通信装置は、
各キューに設定された前記QoS評価式を用いて各キューにおけるQoS評価値を前記性能情報として算出する
付記B1に記載の通信制御システム。
(付記C1)
複数のキューのそれぞれに設定された異なる複数のQoS(Quality of Service)指標を満たすための振分ルールに基づいて、受信パケットを前記複数のキューのいずれかに振り分け、
各キューに設定された前記QoS指標について算出された前記複数のキューのそれぞれの性能情報に基づいて、前記振分ルールを更新する
通信制御方法。
(付記D1)
複数のキューのそれぞれに設定された異なる複数のQoS(Quality of Service)指標を満たすための振分ルールに基づいて、受信パケットを前記複数のキューのいずれかに振り分ける処理と、
各キューに設定された前記QoS指標について算出された前記複数のキューのそれぞれの性能情報に基づいて、前記振分ルールを更新する処理と、
をコンピュータに実行させる通信制御プログラム。
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2019年2月4日に出願された日本出願特願2019−017828を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 通信装置
111 キュー
11n キュー
12 振分部
13 更新部
2 通信制御システム
21 通信装置
211 キュー
21n キュー
22 情報処理装置
3 通信装置
3a 通信装置
31 記憶部
3111 キュー
311n キュー
3111a キューID
311na キューID
3121 QoS指標
312n QoS指標
3131 QoS評価式
313n QoS評価式
314 振分ルール
315 クラス定義情報
316 通信制御プログラム
3171 制御パラメータ
317n 制御パラメータ
32 トラヒック観測部
33 パケット振分部
34 評価値算出部
35 更新部
35a 更新部
301 CPU
302 メモリ
303 通信部
304 記憶装置
本開示の第2の態様にかかる通信制御システムは、
異なる複数のQoS(Quality of Service)指標が設定された複数のキューを有する通信装置と、
前記通信装置と接続された情報処理装置と、
を備え、
前記通信装置は、
前記複数のQoS指標を満たすための振分ルールに基づいて、受信パケットを前記複数のキューのいずれかに振り分け、
前記複数のキューのそれぞれに設定された前記QoS指標について算出された前記複数のキューのそれぞれの性能情報を前記情報処理装置へ送信し、
前記情報処理装置は、
前記通信装置から受信した前記性能情報に基づいて、前記振分ルールを更新し、
当該更新後の振分ルールを前記通信装置に設定する。
通信装置21は、複数のQoS指標を満たすための振分ルールに基づいて、受信パケットを複数のキューのいずれかに振り分ける。そして、通信装置21は、複数のキューのそれぞれに設定されたQoS指標について算出された複数のキューのそれぞれの性能情報を情報処理装置22へ送信する。
そこで、本実施形態3は、上述した実施形態1の具体的な実施例であり、上述した課題の少なくとも一部を解決するものである。本実施形態3では、異なる要求QoS指標を持つ流入トラヒックに偏りが発生し、あるトラヒッククラスに流入トラヒックが集中する場合でも、流入トラヒックに適したパケット振り分けを行うことでQoSを最大化することができる。そのために、例えば、異なるQoS評価式が設定された複数キューに対して、流入トラヒックを所定の振分ルールに従ってパケットを振り分け、QoSの評価式及び所定の振分ルールを、キュー全体のQoS評価値を最大化するように更新する。これにより、あるトラヒッククラスに流入トラヒックが集中する場合でも、複数のキューの全体のQoSを向上できる。
そこで、本実施形態では、λ1の全体に占める比率が高まり、トラヒック観測部32が振分ルールに基づき振り分ける(S32)。その中で、評価値算出部34がq1からqKのQoS評価値を算出し、総合評価値を算出し(S33)、更新部35が総合評価値を最大化するように振分ルール314及びQoS評価式を更新する(S34)。このとき、更新部35は、λ1の割合を一定以内に抑えるようにλ'1の割合を減らし、λ'2の割合を増加して振分ルール314を更新する。そのため、トラヒック観測部32が更新後の振分ルール314を用いて振り分けを行うと、例えば、λ1のうちλ'1の範囲内では、キューq1に振り分けられる(S324)が、λ'1を超えた分は、キューq2に振り分けられる(S325)。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記A1)
複数のキューのそれぞれに設定された異なる複数のQoS(Quality of Service)指標を満たすための振分ルールに基づいて、受信パケットを前記複数のキューのいずれかに振り分ける振分部と、
各キューに設定された前記QoS指標について算出された前記複数のキューのそれぞれの性能情報に基づいて、前記振分ルールを更新する更新部と、
を備える通信装置。
(付記A2)
前記複数のキューのそれぞれは、前記設定されたQoS指標に応じた異なる複数のQoS評価式が設定されおり、
前記通信装置は、各キューに設定された前記QoS評価式を用いて各キューにおけるQoS評価値を前記性能情報として算出する算出部をさらに備える
付記A1に記載の通信装置。
(付記A3)
前記更新部は、前記性能情報に基づいて前記QoS評価式をさらに更新する
付記A2に記載の通信装置。
(付記A4)
前記複数のQoS評価式のそれぞれは、対応するキューにおける直前区間の前記性能情報からの向上度合いを前記QoS評価値として算出するための算出式である
付記A2に記載の通信装置。
(付記A5)
前記更新部は、所定期間に受信された前記受信パケットに指定された前記QoS指標の割合を、前記向上度合いの重み付けに反映することにより前記QoS評価式をさらに更新する
付記A4に記載の通信装置。
(付記A6)
前記算出部は、前記複数のキューのそれぞれに対して算出された複数の前記QoS評価値に基づいてキュー全体の総合評価値を算出し、
前記更新部は、前記総合評価値を最大化するように前記振分ルールを更新する
付記A2乃至A5のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記A7)
前記更新部は、
各キューにおいて設定された前記QoS指標に基づいて行われるQoS制御に用いられる制御パラメータを、前記QoS評価値を用いて更新する
付記A2乃至A6のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記A8)
前記制御パラメータは、パケットロス制御に関するパラメータである
付記A7に記載の通信装置。
(付記A9)
前記更新部は、
前記QoS評価値の算出に応じて前記制御パラメータを更新し、
前記制御パラメータが最適化された後に、前記振分ルール及び前記QoS評価式を更新する
付記A7又はA8に記載の通信装置。
(付記A10)
前記振分ルールは、各キューに振り分ける前記受信パケットの割合を示す情報であり、
前記振分部は、
前記複数のキューの中から、前記受信パケットに指定された前記QoS指標に対応するキューを特定し、
前記特定されたキューにおける所定期間の受信パケット量の割合が、前記振分ルールに示された当該キューにおける前記受信パケットの割合を超える場合に、前記複数のキューのうち他のキューに当該受信パケットを振り分ける
付記A1乃至A9のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記B1)
異なる複数のQoS(Quality of Service)指標が設定された複数のキューを有する通信装置と、
前記通信装置と接続された情報処理装置と、
を備え、
前記通信装置は、
前記複数のQoS指標を満たすための振分ルールに基づいて、受信パケットを前記複数のキューのいずれかに振り分け、
前記複数のキューのそれぞれに設定された前記QoS指標について算出された前記複数のキューのそれぞれの性能情報を前記情報処理装置へ送信し、
前記情報処理装置は、
前記通信装置から受信した前記性能情報に基づいて、前記振分ルールを更新し、
当該更新後の振分ルールを前記通信装置に設定する
通信制御システム。
(付記B2)
前記複数のキューのそれぞれは、前記設定されたQoS指標に応じた異なる複数のQoS評価式が設定されおり、
前記通信装置は、
各キューに設定された前記QoS評価式を用いて各キューにおけるQoS評価値を前記性能情報として算出する
付記B1に記載の通信制御システム。
(付記C1)
複数のキューのそれぞれに設定された異なる複数のQoS(Quality of Service)指標を満たすための振分ルールに基づいて、受信パケットを前記複数のキューのいずれかに振り分け、
各キューに設定された前記QoS指標について算出された前記複数のキューのそれぞれの性能情報に基づいて、前記振分ルールを更新する
通信制御方法。
(付記D1)
複数のキューのそれぞれに設定された異なる複数のQoS(Quality of Service)指標を満たすための振分ルールに基づいて、受信パケットを前記複数のキューのいずれかに振り分ける処理と、
各キューに設定された前記QoS指標について算出された前記複数のキューのそれぞれの性能情報に基づいて、前記振分ルールを更新する処理と、
をコンピュータに実行させる通信制御プログラム。

Claims (10)

  1. 複数のキューのそれぞれに設定された異なる複数のQoS(Quality of Service)指標を満たすための振分ルールに基づいて、受信パケットを前記複数のキューのいずれかに振り分ける振分手段と、
    各キューに設定された前記QoS指標について算出された前記複数のキューのそれぞれの性能情報に基づいて、前記振分ルールを更新する更新手段と、
    を備える通信装置。
  2. 前記複数のキューのそれぞれは、前記設定されたQoS指標に応じた異なる複数のQoS評価式が設定されおり、
    前記通信装置は、各キューに設定された前記QoS評価式を用いて各キューにおけるQoS評価値を前記性能情報として算出する算出手段をさらに備える
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記複数のQoS評価式のそれぞれは、対応するキューにおける直前区間の前記性能情報からの向上度合いを前記QoS評価値として算出するための算出式である
    請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記更新手段は、所定期間に受信された前記受信パケットに指定された前記QoS指標の割合を、前記向上度合いの重み付けに反映することにより前記QoS評価式をさらに更新する
    請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記算出手段は、前記複数のキューのそれぞれに対して算出された複数の前記QoS評価値に基づいてキュー全体の総合評価値を算出し、
    前記更新手段は、前記総合評価値を最大化するように前記振分ルールを更新する
    請求項2乃至4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記更新手段は、
    各キューにおいて設定された前記QoS指標に基づいて行われるQoS制御に用いられる制御パラメータを、前記QoS評価値を用いて更新する
    請求項2乃至5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記更新手段は、
    前記QoS評価値の算出に応じて前記制御パラメータを更新し、
    前記制御パラメータが最適化された後に、前記振分ルール及び前記QoS評価式を更新する
    請求項6に記載の通信装置。
  8. 異なる複数のQoS(Quality of Service)指標が設定された複数のキューを有する通信装置と、
    前記通信装置と接続された情報処理装置と、
    を備え、
    前記通信装置は、
    前記複数のQoS指標を満たすためのの振分ルールに基づいて、受信パケットを前記複数のキューのいずれかに振り分け、
    前記複数のキューのそれぞれに設定された前記QoS指標について算出された前記複数のキューのそれぞれの性能情報を前記情報処理装置へ送信し、
    前記情報処理装置は、
    前記通信装置から受信した前記性能情報に基づいて、前記振分ルールを更新し、
    当該更新後の振分ルールを前記通信装置に設定する
    通信制御システム。
  9. コンピュータが、
    複数のキューのそれぞれに設定された異なる複数のQoS(Quality of Service)指標を満たすための振分ルールに基づいて、受信パケットを前記複数のキューのいずれかに振り分け、
    各キューに設定された前記QoS指標について算出された前記複数のキューのそれぞれの性能情報に基づいて、前記振分ルールを更新する
    通信制御方法。
  10. 複数のキューのそれぞれに設定された異なる複数のQoS(Quality of Service)指標を満たすための振分ルールに基づいて、受信パケットを前記複数のキューのいずれかに振り分ける処理と、
    各キューに設定された前記QoS指標について算出された前記複数のキューのそれぞれの性能情報に基づいて、前記振分ルールを更新する処理と、
    をコンピュータに実行させる通信制御プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
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