JPWO2020075811A1 - 試薬ボトル用キャップ及び試薬容器 - Google Patents

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Abstract

試薬ボトル用キャップ側の特定部位の向きと試薬ボトル側の特定部位の向きを所望の関係に可能な試薬ボトル用キャップに関する技術を提供する。試薬ボトル用キャップは、試薬ボトルの口部に固着されるアタッチメント部と、アタッチメント部に対して回動自在に取り付けられると共に、口部を開閉自在な蓋体を有する開閉キャップ部と、を備える。

Description

本発明は、試薬ボトル用キャップ及び試薬容器に関する。
従来、血液サンプルや尿サンプル等の生体サンプル中の成分を測定する自動分析装置(自動測定装置)が知られている(例えば特許文献1)。この種の自動分析装置は、通常、各種測定で使用する液状の試薬が充填された多数の試薬ボトルを設置するためのディスク状の試薬テーブルを有している。試薬テーブルは、例えば、試薬ボトルを保持するためのボトル保持部が円環状に配列して設けられており、各ボトル保持部に試薬ボトルを設置することで、試薬テーブルに試薬ボトルが円環状に配列して保持されるようになっている。
また、試薬ボトルは、試薬の蒸発、あるいは空気との接触による試薬の変質を抑制する必要があるため、試薬ボトルの開口部を開閉可能な試薬ボトル用キャップが必須となる。また、試薬ボトル用キャップは、分注ノズルによる試薬の分注を行う度に、例えば自動測定装置が備える開閉ユニットによって開閉が自動で行われる。
また、近年では、試薬テーブルの保持部に設置されている試薬ボトルの底部を高速旋回させて試薬を非接触で撹拌するボルテックスミキシング機能を有する自動測定装置が実用化されている。このような試薬ボトル用キャップの自動開閉機能と試薬ボトルの自動撹拌機能を備えた自動測定装置においては、試薬の攪拌に必要な程度の動きは許容しつつ、試薬ボトル用キャップの向きが過度にずれないように、試薬テーブルに設けられた係合部材によって試薬ボトル用キャップに設けられた被係合部を係合している。
また、自動測定装置に用いる試薬ボトルには、試薬の情報管理をバーコードによって行うためのバーコードが印刷されたシール等が貼り付けられている。そして、試薬テーブルを回転させることで試薬テーブルの周辺に固定されているバーコードリーダの読み取り可能な位置に対象の試薬ボトルを停止させることで、試薬ボトルの識別を行っている。ところで、バーコードリーダによって、試薬ボトルに付されたバーコードを読み取るためには、バーコードを適正な方向に向けてボトル保持部に試薬ボトルを設置する必要がある。
国際公開第2006/107016号
しかしながら、従来、試薬ボトルに対して試薬ボトル用キャップは固着されている。そのため、試薬ボトル用キャップに設けられた被係合部と、試薬ボトルに付されたバーコードの相対位置関係が適正でない場合がある。そのような場合、試薬テーブルの係合部材と試薬ボトル用キャップの被係合部を係合させつつボトル保持部に試薬ボトルを設置した際に、バーコードを適正な方向に向けて試薬ボトルを設置することができず、試薬ボトルに付されたバーコードの読み取りエラーを招く虞があった。そのため、別途、バーコードを用意し、適切な場所に貼付することで管理・使用することが行われているが、煩雑であり、間違いが生じる可能性等があるため、課題があった。本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、試薬ボトルをボトル保持部に設置する際に、容易に試薬ボトル用キャップ側の特定部位の向きと試薬ボトル側の特定部位の向きを所望の関係にして配置することを可能とする試薬ボトル用キャップに関する技術を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明に係る試薬ボトル用キャップは、試薬ボトルの口部に固着されるアタッチメント部と、前記アタッチメント部に対して回動自在に取り付けられると共に、前記口部を開閉自在な蓋体を有する開閉キャップ部と、を備えることを特徴とする。
また、前記開閉キャップ部に、前記試薬ボトルの設置対象物に設けられた係合部材と係合可能な被係合部が設けられていてもよい。
また、前記設置対象物は、生体サンプル中の成分を分析する分析装置の試薬テーブルであり、前記係合部材は、前記試薬テーブルに形成されたボトル設置部の近傍において当該試薬テーブルから上方に向けて突設された棒状部材であり、前記被係合部は、前記軸部材を挿通可能な筒部を有していてもよい。
また、前記アタッチメント部は、前記口部に形成されたネジ部に螺着されるように構成されていてもよい。
また、本発明は、試薬容器として特定することができる。すなわち、本発明に係る試薬容器は、上述までの何れかの試薬ボトル用キャップと、前記試薬ボトル用キャップにおける前記アタッチメント部が固着される口部、及び内部に試薬を充填可能なボトル本体を有する試薬ボトルと、を備える。
また、試薬容器において、前記ボトル本体の側面に、試薬に関する識別情報が付されていてもよい。
本発明によれば、試薬ボトルをボトル保持部に設置する際に、容易に試薬ボトル用キャップ側の特定部位の向きと試薬ボトル側の特定部位の向きを所望の関係にして配置することを可能とする試薬ボトル用キャップに関する技術を提供できる。
図1は、実施形態における試薬容器を示す図である。 図2は、試薬ボトルの概略図である。 図3は、試薬ボトル用キャップのアタッチメント部を示す図である。 図4は、試薬ボトル用キャップの開閉キャップ部を示す図である。 図5は、蓋体が閉蓋姿勢にある試薬容器の一部を示す図である。 図6は、分析装置の一例を示す図である。 図7は、分析装置における試薬テーブルを説明する図である。 図8は、分析装置におけるキャップ開閉ユニットを説明する図である。
以下、実施形態に係る試薬ボトル用キャップ及び当該キャップを備える試薬容器について、図面を用いて説明する。
<全体構成>
図1は、実施形態における試薬容器10を示す図である。試薬容器10は、試薬ボトル20と、当該試薬ボトル20に取り付けられた試薬ボトル用キャップ30を具備している。試薬容器10は、例えば、血液サンプルや尿サンプル等の生体サンプル中の成分を分析する分析装置の各種測定に使用する液状の試薬を充填するための容器である。
図2は、試薬ボトル20の概略図である。試薬ボトル20は、内部に充填される液状の試薬を貯留可能なボトル本体21と、ボトル本体21の上部に設けられた口部22を有する。試薬ボトル20のボトル本体21は略円柱形状の外形を有している。また、ボトル本体21の側面211には、バーコードや二次元コード等の識別情報40が印刷などによって表示された識別情報シール50が貼り付けられている。なお、ボトル本体21の側面211に識別情報40(図1を参照)を付す態様については特に限定されない。例えば、ボトル本体21の側面211に識別情報40が印刷されたフィルムが巻かれていてもよいし、ボトル本体21の側面211に識別情報40を直接印刷してもよい。なお、識別情報40は、例えば、試薬ボトル20に充填される液状の試薬に関する識別情報を含む。
試薬ボトル20の口部22は筒形状を有しており、口部22の下端がボトル本体21に連設されている。口部22の上端は開口端となっており、開口部221が形成されている。試薬ボトル20におけるボトル本体21は、口部22に形成された開口部221を通じて内部に充填された液状の試薬を貯留することができる。また、口部22の外周面22aには、試薬ボトル用キャップ30を取り付けるための外ネジ222が形成されている。
次に、試薬ボトル用キャップ30について説明する。試薬ボトル用キャップ30は、ボトル本体21の口部22に固着されるアタッチメント部31と、当該アタッチメント部31に対して回動自在に取り付けられる開閉キャップ部32とから構成されている。試薬ボトル用キャップ30は、例えば樹脂を成形することで作製することができる。
図3及び図4は、試薬ボトル用キャップ30の分解図である。図3は、試薬ボトル用キャップ30のアタッチメント部31を示す図である。図4は、試薬ボトル用キャップ30の開閉キャップ部32を示す図である。
アタッチメント部31は、試薬ボトル20の口部22の周囲に外嵌されると共に口部22に固着される固着部311を有する。固着部311は、口部22の外径と略等しい内径を有する内周面を有しており、この内周面には、試薬ボトル20における口部22の外周面22aに形成された外ネジ222と螺合可能なネジ溝(図示せず)が形成されている。アタッチメント部31と試薬ボトル20の口部22のアタッチメントの方法としては、当業者であれば、適宜選択して、好適な固着部の構造を設計することができ、例えば、ネジ式やそのまま押し込む方式等が挙げられる。また、アタッチメント部31やキャップ本体の大きさは、当業者であれば、適宜設計することができるが、アタッチメント部31における固着部311の大きさは口部22の径に応じて設計し、後述する装着部312の大きさは、所定の規格のキャップ本体321に対してその側壁部324の内周面側の径に応じて設計することが好ましい。適したアタッチメントを用意することで、安価で容易に様々な試薬ボトル20や様々な規格のキャップ本体321間で生じる課題を解決することができる。
また、図3に示すアタッチメント部31は、固着部311の上部に装着部312が設けられている。アタッチメント部31の装着部312の外周面312aには、開閉キャップ部32を回動自在に装着するための係合突起313が、装着部312の外周面312aの周方向全周に亘って形成されている。
次に、図4を参照して開閉キャップ部32について説明する。開閉キャップ部32は、アタッチメント部31に回動自在に装着されるキャップ本体321と、試薬ボトル20における口部22の開口部221を開閉自在な蓋体322を有している。開閉キャップ部32におけるキャップ本体321と蓋体322は、ヒンジ323を介して連結されている。
キャップ本体321は有頂円筒形状を有する部材であり、円筒状の側壁部324と、当該側壁部324の上端に連なる頂壁部325を含んでいる。頂壁部325の中央側には、キャップ開口部326が形成されている。本実施形態におけるキャップ開口部326は、円形断面を有しているが、他の形状を有していてもよい。また、キャップ本体321における側壁部324の内周面側には、アタッチメント部31の装着部312における係合突起313と係合する係合部327が設けられている。キャップ本体321の係合部327とアタッチメント部31の装着部312における係合突起313が係合することで、アタッチメント部31とキャップ本体321の相対回動を自在としつつ、アタッチメント部31に対してキャップ本体321が外れることが抑制される。
例えば、キャップ本体321における係合部327は、アタッチメント部31の係合突起313を遊嵌可能な嵌合溝であってもよい。なお、アタッチメント部31及びキャップ本体321が相対回動する際の回動軸は、試薬ボトル20の口部22の中心軸と同軸になっており、且つ、ボトル本体21の底部と直交している。なお、本実施形態において、キャップ本体321における係合部327は、側壁部324の周方向に沿って複数箇所に設けられている。図4に示す例では、キャップ本体321における係合部327が、側壁部324の周方向に沿って90°ずつ回転した箇所、合計で4箇所に配置されているが、これには限定されない。
更に、本実施形態におけるキャップ本体321の側壁部324には、試薬ボトル20の設置対象物に設けられた係合部材と係合可能な被係合部328が設けられている。ここで、被係合部328は、図4に示すように側壁部324の外面から側方に突設された支持片329と、この支持片329に支持される円筒スリーブ330を有している。円筒スリーブ330の中心軸は、キャップ本体321の側壁部324の中心軸CLと平行である。
次に、試薬ボトル用キャップ30の蓋体322について説明する。試薬ボトル用キャップ30の蓋体322は、ヒンジ323を介してキャップ本体321に対して回動自在に連結されている。ヒンジ323のヒンジ軸は、キャップ本体321の側壁部324の中心軸と直交している。また、図4に示すように、キャップ本体321においては、ヒンジ323と被係合部328が、キャップ本体321の中心軸CLに対して対称な位置(中心軸周りに180°ずれた位置)に配置されている。
蓋体322は、ヒンジ323を介して回動することで、キャップ本体321の頂壁部325に覆い被せられることで頂壁部325のキャップ開口部326を閉鎖する閉蓋姿勢(図5を参照)と、キャップ本体321の頂壁部325から離脱することでキャップ開口部326を開放する開蓋姿勢(図1、図4等を参照)とに切り替えることで、キャップ開口部326を開閉することができる。図5は、蓋体322が閉蓋姿勢にある試薬容器10の一部を示す図である。
蓋体322の下面322aには、閉蓋姿勢の状態でキャップ開口部326に挿入されることでキャップ開口部326を封止するための封止部材331が、下面322aから下方に向けて突設されている。封止部材331は円筒形状を有し、その外径はキャップ開口部326の直径に等しくなっている。なお、封止部材331は、蓋体322が閉じられる際にキャップ開口部326を封止し、また、繰り返し開閉動作をスムーズ行うことができればよく、キャップ開口部326の形状、大きさ等に応じて種々の形態を採用することができる。
また、蓋体322における上面322bには、上方に向けて開蓋操作用凸部332が突設されている。図5に示すように、開蓋操作用凸部332は、蓋体322における上面322bから垂直に立設する平板状の突片部材である。開蓋操作用凸部332の横幅方向は、ヒンジ323のヒンジ軸に平行に延在している。開蓋操作用凸部332は、例えば、試薬容器10を適用する分析装置が備えるキャップ開閉ユニットが試薬ボトル用キャップ30を開蓋する際に、当該キャップ開閉ユニットによって操作される。
<試薬容器の組み立て>
試薬容器10は、上述した試薬ボトル20の口部22に試薬ボトル用キャップ30を取り付けることで完成する。すなわち、試薬ボトル20の口部22にアタッチメント部31を取り付け、アタッチメント部31に対して開閉キャップ部32を相対回動自在に装着する。アタッチメント部31は、固着部311に設けられているネジ溝を口部22の外周面22aに形成された外ネジ222に螺着することで、試薬ボトル20の口部22に対してアタッチメント部31を一体に固定することができる。
そして、試薬ボトル20の口部22に固着されたアタッチメント部31に対して試薬ボトル用キャップ30を上方から嵌め込み、アタッチメント部31の装着部312における係合突起313に対してキャップ本体321における側壁部324の係合部327を係合させる。その結果、アタッチメント部31に対して開閉キャップ部32を相対回動自在に装着することができ、図1に示すような試薬容器10が完成する。
ここで、試薬容器10が完成した状態において、試薬ボトル20の口部22の開口部221は、開閉キャップ部32におけるキャップ開口部326と連通している。そして、開閉キャップ部32における蓋体322が閉蓋姿勢になることで、蓋体322の封止部材331によってキャップ開口部326が封止される結果、試薬容器10(試薬ボトル20)を密封することができる。これにより、試薬ボトル20内の試薬が蒸発することを防ぎ、空気との接触に起因して変質することを抑制することができる。また、予期せぬ異物の混入を防止することもできる。
そして、開閉キャップ部32におけるヒンジ軸を中心として蓋体322を回動させて蓋体322を閉蓋姿勢から開蓋姿勢に切り替えることで、試薬ボトル20の口部22の開口部221及びキャップ開口部326が開放される。これにより、例えば、分析装置において生体サンプルが分注されたキュベット等の検体容器に、試薬容器10内の試薬を分注する際、分析装置の試薬分注ノズルを試薬ボトル20の口部22内に挿入して、ボトル内部の試薬を採取することができる。
また、本実施形態における試薬ボトル用キャップ30によれば、試薬ボトル20の口部22に固着されるアタッチメント部31と、当該アタッチメント部31に対して回動自在に取り付けられると共に、口部22を開閉自在な蓋体322を有する開閉キャップ部32を備えているため、試薬ボトル20の側面211に付された識別情報40(識別情報シール50)の向きと、試薬ボトル用キャップ30(開閉キャップ部32)における被係合部328(円筒スリーブ330)の向きを任意の関係に調整することができる。
<使用時の動作>
試薬容器10は、例えば、図6に示すような分析装置1000における所定位置にセットされる。分析装置1000は、生体サンプル中の成分を分析する装置である。図6に示す符号Cは、試薬庫カバーである。ユーザは、試薬庫カバーCを開くことで、試薬容器10を試薬庫にセットすることができる。なお、出荷時において試薬ボトル20に通常のボトル用キャップが取り付けられていた試薬容器を開梱した後、上記ボトル用キャップを本実施形態に係る試薬ボトル用キャップ30に交換してから分析装置1000における所定位置にセットしてもよい。或いは、本実施形態における試薬ボトル20に試薬ボトル用キャップ30が取り付けられた状態の試薬容器10の状態で出荷されてもよい。
図7は、分析装置1000における試薬庫に設置された試薬テーブル104の一部分を示す図である。試薬テーブル104は、所定の回転軸を中心に回転するディスク状のテーブルであり、テーブルには、試薬容器10(試薬ボトル20)を保持(設置)するための複数のボトル設置部1041が環状に配列されている。ボトル設置部1041は、試薬容器10(試薬ボトル20)の下部側を収容可能な凹部であり、収容された試薬容器10(試薬ボトル20)を保持することができる。本実施形態においては、試薬テーブル104が試薬ボトルの設置対象物に相当する。
また、試薬テーブル104は、ボトル設置部1041の近傍に、鉛直上向きに突設された棒状部材1042を備える。棒状部材1042は、ボトル設置部1041毎に対応して設けられており、対応するボトル設置部1041に対して試薬テーブル104の回転軸側の位置に配置されている。
試薬容器10(試薬ボトル20)をボトル設置部1041に設置する際、ユーザは、試薬ボトル用キャップ30(開閉キャップ部32)における円筒スリーブ330(被係合部328)に、棒状部材1042を上から挿入する。ところで、図7中の白抜き矢印Dは、試薬容器10(試薬ボトル20)をボトル設置部1041に設置する際に、試薬ボトル20の識別情報40(識別情報シール50)を向ける方向を示したものである。この分析装置1000においては、試薬テーブル104の周辺に固定されたバーコードリーダ等の読み取り装置(図示せず)によって、各試薬ボトル20の識別情報40を読み取ることが行われる。したがって、図7の矢印Dで示されるように、識別情報40が試薬テーブル104の径方向外側に向くように、各ボトル設置部1041に試薬ボトル20をセットする必要がある。
これに対して、本実施形態における試薬ボトル用キャップ30によれば、試薬ボトル20の口部22に固着されたアタッチメント部31と円筒スリーブ330(被係合部328)が設けられる開閉キャップ部32が回動自在であるため、試薬ボトル20の側面211に付された識別情報40(識別情報シール50)の向きと、開閉キャップ部32における円筒スリーブ330(被係合部328)の向きを自由に調整することができる。これにより、使用者は、試薬テーブル104のボトル設置部1041に試薬ボトル20を設置する際、円筒スリーブ330(被係合部328)に棒状部材1042を挿通させつつ、容易に識別情報40をバーコードリーダ等の読み取り装置によって読み取り可能な適正方向に好適に向かせることができる。それゆえ、試薬ボトル20に付された識別情報40の読み取りエラーが起こることを抑制できる。なお、本実施形態においては、開閉キャップ部32における円筒スリーブ330(被係合部328)の向きと、試薬ボトル20に付された識別情報40の向きが、試薬ボトル用キャップ側の特定部位の向きと試薬ボトル側の特定部位の向きの組み合わせに相当する。
なお、図8は、分析装置1000におけるキャップ開閉ユニット105を説明する図である。キャップ開閉ユニット105は、ボトル設置部1041に設置されている試薬容器10における試薬ボトル用キャップ30の蓋体322を開閉するためのユニットである。キャップ開閉ユニット105は、駆動機構によって、試薬テーブル104の径方向に沿った方向への変位と、上下方向への変位が可能な開閉操作用具1051を有している。例えば、キャップ開閉ユニット105が、対象となる試薬容器10の蓋体322を開閉する際、試薬テーブル104を回転させることで試薬容器10が移動する軌道上に開閉操作用具1051を移動させ、回転移動する試薬容器10の蓋体322に開閉操作用具1051を衝突(接触)させることで、蓋体322を開閉することができる。なお、試薬容器10の蓋体322を開蓋する際には、閉蓋姿勢にある蓋体322の開蓋操作用凸部332のうち、ヒンジ323とは逆方向の面332a(図5を参照)に開閉操作用具1051を衝突させる。これにより、ヒンジ323を支点として蓋体322が開蓋する開蓋方向に回転モーメントが作用し、蓋体322が開蓋される。一方、試薬容器10の蓋体322を閉蓋する際には、上記開蓋時の反対方向に試薬テーブル104を回転させると共に開閉操作用具1051を蓋体322に衝突させる。これにより、閉蓋方向への回転モーメントが蓋体322に作用する。また、蓋体322の封止部材331がキャップ本体321におけるキャップ開口部326を封止するように蓋体322を完全に閉蓋するために、開閉操作用具1051の鉛直下方に閉蓋対象の試薬容器10を移動させた後、キャップ開閉ユニット105は開閉操作用具1051を鉛直下方に変位させることで、開閉操作用具1051によって蓋体322の上面322bを下方のキャップ本体321側に押し付けてもよい。これにより、キャップ本体321におけるキャップ開口部326が封止部材331によって封止され、試薬容器10を密閉状態にすることができる。
10・・・試薬容器
20・・・試薬ボトル
21・・・ボトル本体
22・・・口部
30・・・試薬ボトル用キャップ
31・・・アタッチメント部
32・・・開閉キャップ部
40・・・識別情報
50・・・識別情報シール
321・・・キャップ本体
322・・・蓋体

Claims (6)

  1. 試薬ボトルの口部に固着されるアタッチメント部と、
    前記アタッチメント部に対して回動自在に取り付けられると共に、前記口部を開閉自在
    な蓋体を有する開閉キャップ部と、
    を備える、
    試薬ボトル用キャップ。
  2. 前記開閉キャップ部に、前記試薬ボトルの設置対象物に設けられた係合部材と係合可能な被係合部が設けられている、
    請求項1に記載の試薬ボトル用キャップ。
  3. 前記設置対象物は、生体サンプル中の成分を分析する分析装置の試薬テーブルであり、
    前記係合部材は、前記試薬テーブルに形成されたボトル設置部の近傍において当該試薬テーブルから上方に向けて突設された棒状部材であり、
    前記被係合部は、前記軸部材を挿通可能な筒部を有している、
    請求項2に記載の試薬ボトル用キャップ。
  4. 前記アタッチメント部は、前記口部に形成されたネジ部に螺着される、
    請求項1から3の何れか一項に記載の試薬ボトル用キャップ。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載の試薬ボトル用キャップと、
    前記試薬ボトル用キャップにおける前記アタッチメント部が固着される口部、及び内部に試薬を充填可能なボトル本体を有する試薬ボトルと、
    を備える試薬容器。
  6. 前記ボトル本体の側面に、試薬に関する識別情報が付されている、
    請求項5に記載の試薬容器。
JP2020551227A 2018-10-10 2019-10-10 試薬ボトル用キャップ及び試薬容器 Pending JPWO2020075811A1 (ja)

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