JPWO2020067409A1 - 眼鏡レンズ - Google Patents

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Abstract

レンズ基材の物体側の面および眼球側の面に多層膜を備える眼鏡レンズであって、眼鏡レンズにおける800〜1400nmの波長帯域の光の低減率は45.0%以上であり、波長帯域において、眼鏡レンズの物体側の面における平均反射率に対する、眼鏡レンズの眼球側の面における平均反射率の割合は、0.2〜0.8であり、眼球側の面における315〜400nmの波長帯域での平均反射率は5.0%以下である、眼鏡レンズを提供する。

Description

本発明は、眼鏡レンズに関する。
特許文献1には、太陽光に含まれる赤外線による眼への負担を軽減する眼鏡レンズが記載されている(特許文献1の[0006])。特許文献1には、太陽光赤外線の波長領域ごとの強弱を考慮してレンズ基材の面に形成された多層膜の反射率を設定することが記載されている(特許文献1の[0040])。
特許文献2には、近赤外線カット機能フィルタをレンズ部に備えることで近赤外線の眼球への侵入を可及的に防いで目に優しい眼鏡を提供することが記載されている(特許文献2の[0017])。
特許文献2に記載の近赤外線カット機能フィルタは、波長域が770〜1800nmの近赤外線のうち、透明基板(レンズ基材)の一方の面に形成された第一多層膜によって短波長域の近赤外線を遮光する。そして、他方の面に形成された第二多層膜によって長波長域の近赤外線を遮光する(特許文献2の[0013])。
つまり、特許文献2では、近赤外線の波長1400nmを境界として両面で遮光を分担している(特許文献2の[0021])。
WO2015/080160 特開2014−203063号公報
近赤外線低減機能(以降、IRカット機能とも称する。)のみならず、眼鏡レンズの眼球側の面に対し、眼球側の面の側から入射する紫外光が反射して装用者の眼に入らないよう、眼球側の面に対して紫外光の反射を抑制する機能(以降、UV低反射とも称する。)を備えさせるという要望がある。
本発明の一実施例は、IRカット機能および眼球側の面でのUV低反射を確保することを目的とする。
本発明者は前記課題を解決すべく鋭意検討を行った。その結果、両面の多層膜に対してIRカット機能を備えさせつつも、眼球側の面の多層膜では、IRカット機能の高さを意図的に一段階低下させること、その一方で、その眼球側の面の多層膜にUV低反射を備えさせること、を本発明者は知見した。
以上の構成により、上記課題を解決できるということを本発明者は知見した。
本発明は、前記知見を基に案出されたものである。
本発明の第1の態様は、
レンズ基材の物体側の面および眼球側の面に多層膜を備える眼鏡レンズであって、
前記眼鏡レンズにおける800〜1400nmの波長帯域の光の低減率は45.0%以上であり、
前記波長帯域において、前記眼鏡レンズの物体側の面における平均反射率に対する、前記眼鏡レンズの眼球側の面における平均反射率の割合は、0.2〜0.8であり、
前記眼球側の面における315〜400nmの波長帯域での平均反射率は5.0%以下である、眼鏡レンズである。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載の態様であって、
前記平均反射率の前記割合は0.6未満である。
本発明の第3の態様は、第1または第2の態様に記載の態様であって、
前記眼鏡レンズの各面の反射率は前記800〜1400nmの波長帯域に少なくとも一つの極大値を有する。
本発明の第4の態様は、第1〜第3のいずれかの態様に記載の態様であって、
前記眼鏡レンズの各面の反射率は500〜570nmの波長帯域に少なくとも一つの極大値を有する。
本発明の第5の態様は、第4の態様に記載の態様であって、
前記500〜570nmの波長帯域の最大の前記極大値は1.5%を超える。
本発明の第6の態様は、第1〜第5のいずれかの態様に記載の態様であって、
前記眼鏡レンズの眼球側の面における315〜380nmの波長帯域での平均反射率は5.0%以下である。
本発明の第7の態様は、第1〜第6のいずれかの態様に記載の態様であって、
前記眼鏡レンズの物体側の面における315〜380nmの波長帯域での平均反射率は30.0%以上である。
本発明の第8の態様は、第1〜第7のいずれかの態様に記載の態様であって、
前記眼鏡レンズの物体側の面における280〜315nmの波長帯域での平均反射率は50.0%以上である。
本発明の第9の態様は、第1〜第8のいずれかの態様に記載の態様であって、
前記眼鏡レンズの各面における各多層膜は、高屈折率層および低屈折率層をそれぞれ1層以上含み、且つ、層総数が9層以下である。
本発明の第10の態様は、第1〜第9のいずれかの態様に記載の態様であって、
前記眼鏡レンズの各面における視感反射率は3.0%以下である。
また、上記の態様に組み合わせ可能な他の態様を列挙すると以下のとおりである。
本発明の第11の態様は、第1〜第10のいずれかの態様に記載の態様であって、
前記800〜1400nmの波長帯域において、前記眼鏡レンズの物体側の面における平均反射率に対する、前記眼鏡レンズの眼球側の面における平均反射率の割合は、下限に関しては、好適には0.3、更に好適には0.4、上限に関しては、好適には0.6とする。
本発明の第12の態様は、第1〜第11のいずれかの態様に記載の態様であって、
前記眼球側の面における315〜400nmの波長帯域での平均反射率は5.0%未満、好適には4.5%以下である。
本発明の第13の態様は、第1〜第12のいずれかの態様に記載の態様であって、
前記500〜570nmの波長帯域の少なくとも一つの極大値(極大値が複数存在する場合は最大の極大値)は好適には1.5%以上である。
本発明の第14の態様は、第1〜第13のいずれかの態様に記載の態様であって、
前記眼鏡レンズの各面における視感反射率の和は好適には3.0%未満、より好適には2.5%以下、更に好適には2.0%以下である。
本発明の第15の態様は、第1〜第14のいずれかの態様に記載の態様であって、
各面における視感反射率は1.1%以下であるのが好ましく、更に好適には1.0%以下である。
本発明の第16の態様は、第1〜第15のいずれかの態様に記載の態様であって、
前記眼鏡レンズの各面における視感反射率の和は3.0%以下である一方、前記500〜570nmの波長帯域の一つの極大値(最大の極大値)が1.5%を超えるのが好ましい。
本発明の第17の態様は、第1〜第16のいずれかの態様に記載の態様であって、
波長(横軸)と反射率(縦軸)との関係のプロットの所定の点aの前後10点(つまり点a含め合計21点)での反射率の移動平均をとり、その移動平均値を点aでの新たな反射率としてプロットの平滑化を行う場合、前記眼鏡レンズの各面の反射率は800〜1400nmおよび500〜570nmの少なくともいずれかの波長帯域に少なくとも一つの極大値を有するのが好ましい。
本発明の第18の態様は、第1〜第17のいずれかの態様に記載の態様であって、
前記眼鏡レンズの各面における各多層膜は、高屈折率層および低屈折率層をそれぞれ1層以上含み、且つ、層総数が8層以下である。
本発明の第19の態様は、第1〜第18のいずれかの態様に記載の態様であって、
前記800〜1400nmの波長帯域の極大値(極大値が複数の場合は最大の極大値)は、好ましくは、前記800〜1400nmの波長帯域における最大値でもある。
本発明の第20の態様は、第1〜第19のいずれかの態様に記載の態様であって、
前記500〜570nmの波長帯域の極大値(極大値が複数の場合は最大の極大値)は、好ましくは、前記500〜570nmの波長帯域における最大値でもある。
本発明の一実施例によれば、IRカット機能および眼球側の面でのUV低反射を確保できる。
図1〜3は、実施例1の眼鏡レンズの物体側の面および眼球側の面における測定により得られた分光反射スペクトルを示す図である。 図2は、実施例1の眼鏡レンズの測定により得られた透過スペクトルを示す図である。 図3は、実施例1ならびに参考例1および参考例2の眼鏡レンズの物体側の面および眼球側の面における測定により得られた分光反射スペクトルを示す図である。
本発明および本明細書における平均反射率とは、測定対象表面の光学中心において、測定対象の波長域において任意の波長毎に(任意のピッチで)測定された直入射反射率の算術平均値をいう。測定にあたり、測定波長間隔(ピッチ)は、例えば1〜10nmの範囲で、任意に設定可能である。また、本発明および本明細書における反射率等の反射分光特性は、直入射反射分光特性をいうものとする。「視感反射率」は、JIS T 7334:2011に従い測定される。
また、本発明および本明細書において、「眼球側の面」とは、眼鏡レンズを備えた眼鏡が装用者に装用された際に眼球側に配置される面をいい、「物体側の面」とは、物体側に配置される面をいう。
本明細書において「〜」は所定の値以上且つ所定の値以下を指す。
以下、本発明の実施形態について述べる。
[本発明の一態様に係る眼鏡レンズ]
本発明の一態様に係る眼鏡レンズは、
レンズ基材の物体側の面および眼球側の面に多層膜を備える眼鏡レンズであって、
前記眼鏡レンズにおける800〜1400nmの波長帯域の光の低減率は45.0%以上であり、
前記波長帯域において、前記眼鏡レンズの物体側の面における平均反射率に対する、前記眼鏡レンズの眼球側の面における平均反射率の割合は、0.2〜0.8であり、
前記眼球側の面における315〜400nmの波長帯域での平均反射率は5.0%以下である、眼鏡レンズである。
まず、前記眼鏡レンズの両面に対して光を透過させた際の800〜1400nmの波長帯域の光の低減率は45.0%以上とすること、すなわち眼鏡レンズ全体としてはIRカット機能の機能を十分に備えることを前提にする。低減率(%)は、(100−透過率の値)(%)である。
その一方で、前記800〜1400nmの波長帯域において、前記眼鏡レンズの物体側の面における平均反射率に対する、前記眼鏡レンズの眼球側の面における平均反射率の割合は、0.2〜0.8(下限に関しては、好適には0.3(より好適には0.3を超え)、更に好適には0.4(より好適には0.4を超え)、上限に関しては、好適には0.6未満)とする。つまり、両面の多層膜に対してIRカット機能を備えさせつつも、眼球側の面の多層膜では、IRカット機能の高さを意図的に一段階低下させる。この一段階低下を表したのが前記割合である。
そして、前記眼球側の面における315〜400nmの波長帯域での平均反射率は5.0%以下(好適には5.0%未満、更に好適には4.5%以下)とし、その眼球側の面の多層膜にUV低反射を備えさせる。
このような本発明の一態様ならば、IRカット機能および眼球側の面でのUV低反射を確保できる。
[本発明の一態様に係る眼鏡レンズの好適例]
以下、本発明の一態様の好適例について説明し、本発明の一態様に係る眼鏡レンズの構成の詳細について説明する。
前記眼鏡レンズの各面の反射率は800〜1400nmの波長帯域に少なくとも一つの極大値を有するのが好ましい。この極大値(極大値が複数の場合は最大の極大値)は、好ましくは、800〜1400nmの波長帯域における最大値でもある。この規定は、両面の多層膜に対し、波長と反射率との関係で同傾向の(例えば横軸を波長(nm)、縦軸を反射率(%)としたときの両プロットがマクロ的に見た時に上に凸を描く)IRカット機能を備えさせることを表す。この規定を満たすことにより、両面の多層膜にて800〜1400nmの波長帯域の光を効果的に反射させるため、IRカット機能が確保される。
ちなみに、前記両プロットがマクロ的には上に凸を描くことを規定すべく、前記両プロットにおける800〜1400nmの波長帯域でのプロットを平滑化したものにおいては少なくとも一つ(例えば一つ)の極大値を有するという規定を設けてもよい。この平滑化は、例えば、プロットの所定の点aの前後10点(つまり点a含め合計21点)での反射率の移動平均をとり、その移動平均値を点aでの新たな反射率とすることにより行ってもよい。これにより、プロットにおける細かい振動により極大値が複数存在する場合を除外し、前記両プロットがマクロ的には上に凸を描くことを規定できる。
前記波長帯域に加え、前記眼鏡レンズの各面の反射率は500〜570nmの波長帯域にも少なくとも一つの極大値を有するのが好ましい。この規定は、両面の多層膜に対し、緑色(500〜570nm)の反射光(詳しく言うと干渉光)を発生させるという点で同傾向の特性を備えさせることを表す。この規定を満たすことにより、眼鏡レンズに対する外観検査の精度を向上させられる。
詳しく言うと、眼鏡レンズの外観検査には、眼鏡レンズに光を当てて干渉光の様子を調べるという検査もある。仮に、緑色の干渉光ではなく赤色や青色の干渉光が発生する場合、これらの色は緑色に比べて視感が低いため、外観検査の精度が下がる。その一方、前記例のように500〜570nmの波長帯域の緑色の干渉光を発生させた場合、そのようなおそれを排することができる。
また、装用者にとって緑色の反射光は青色の反射光よりも心理的な親和性が高いため、好ましい。そのため、前記500〜570nmの波長帯域の少なくとも一つの極大値(極大値が複数存在する場合は最大の極大値)は1.0%を超える(好適には1.5%以上である)のが好ましい。
前記眼鏡レンズの各面における視感反射率の和は3.0%以下(好適には3.0%未満、より好適には2.5%以下、更に好適には2.0%以下)であるのが好ましい。前記規定により、眼鏡レンズにおける反射光によるぎらつきの発生を抑制できる。また、各面における視感反射率を1.1%以下としてもよいし、1.0%以下としてもよい。
本発明の一態様は、前記眼鏡レンズの各面における視感反射率の和は3.0%以下である一方、前記500〜570nmの波長帯域の一つの極大値(最大の極大値)が1.5%を超えてもよい。つまり、片面の視感反射率が3.0%の半分の約1.5%であるとすると、片面の視感反射率が1.5%であるにもかかわらず、前記500〜570nmの緑色の波長帯域の一つの極大値(最大の極大値)が1.5%を超えていてもよい。これにより、視感反射率が抑えられていながらも、緑色の干渉光をピンポイントに発生させることが可能となる。
前記眼鏡レンズの眼球側の面における315〜380nmの波長帯域(UVA)での平均反射率は5.0%以下であってもよい。この規定により、UVにおけるUVAでの平均反射率を抑えられるため、より確実に低UV反射を実現できる。通常、高いIRカット機能を多層膜に備えさせると、UV反射率(UVA)は高くなる傾向がある。その一方、本発明の一態様では、眼球側の面のIRカット機能を意図的に一段階下げている。その代わり、低UV反射(UVA)を実現し、視感反射率を低く抑えることも実現している。
また、前記眼鏡レンズの物体側の面における315〜380nmの波長帯域(UVA)での平均反射率は30.0%以上であってもよい。
前記眼鏡レンズの物体側の面における280〜315nmの波長帯域(UVB)での平均反射率は50.0%以上であってもよい。
前記眼鏡レンズの各面における各多層膜は、高屈折率層および低屈折率層をそれぞれ1層以上含み、且つ、層総数が9層以下(好適には8層以下)であるのが好ましい。
以下、前記内容以外の具体的内容について述べる。
[本発明の一態様に係る眼鏡レンズの構成の詳細]
上記眼鏡レンズにおいて、レンズ基材の眼球側の面および物体側の面にそれぞれ設けられた多層膜は、眼鏡レンズに上記の反射分光特性を付与することができる。上記多層膜は、レンズ基材の表面上に、直接または一層以上の他の層を介して間接的に設けられる。レンズ基材は、特に限定されないが、ガラス、または、(メタ)アクリル樹脂をはじめとするスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、アリル樹脂、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート樹脂(CR−39)等のアリルカーボネート樹脂、ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、イソシアネート化合物とジエチレングリコールなどのヒドロキシ化合物との反応で得られたウレタン樹脂、イソシアネート化合物とポリチオール化合物とを反応させたチオウレタン樹脂、分子内に1つ以上のジスルフィド結合を有する(チオ)エポキシ化合物を含有する重合性組成物を硬化して得られる透明樹脂等を挙げることができる。また、無機ガラスも使用可能である。なおレンズ基材としては、染色されていないもの(無色レンズ)を用いてもよく、染色されているもの(染色レンズ)を用いてもよい。レンズ基材の屈折率は、例えば、1.60〜1.75程度である。ただしレンズ基材の屈折率は、これに限定されるものではなく、上記の範囲内でも、上記の範囲から上下に離れていてもよい。
上記眼鏡レンズは、単焦点レンズ、多焦点レンズ、累進屈折力レンズ等の各種レンズであることができる。レンズの種類は、レンズ基材の両面の面形状により決定される。また、レンズ基材表面は、凸面、凹面、平面のいずれであってもよい。通常のレンズ基材および眼鏡レンズでは、物体側の面は凸面、眼球側の面は凹面である。ただし、本発明は、これに限定されるものではない。
上記の反射分光特性を付与するための多層膜は、レンズ基材表面に直接設けてもよく、一層以上の他の層を介して間接的に設けてもよい。レンズ基材と上記多層膜との間に形成され得る層としては、例えば、ハードコート層(以下、「ハードコート」とも記載する。)を挙げることができる。ハードコート層を設けることにより、眼鏡レンズに防傷性(耐擦傷性)を付与することができ、また眼鏡レンズの耐久性(強度)を高めることもできる。ハードコート層の詳細については、例えば特開2012−128135号公報段落0025〜0028、0030を参照できる。また、レンズ基材と上記被膜との間には、密着性向上のためのプライマー層を形成してもよい。プライマー層の詳細については、例えば特開2012−128135号公報段落0029〜0030を参照できる。
レンズ基材の眼球側の面上、物体側の面上にそれぞれ設ける多層膜は、これら多層膜を有する眼鏡レンズ表面に先に記載した反射分光特性を付与できるものであれば特に限定されるものではない。そのような多層膜は、好ましくは、高屈折率層と低屈折率層を順次積層することにより形成することができる。より詳しくは、高屈折率層および低屈折率層を形成するための膜材料の屈折率と、反射すべき光や反射を低減すべき光の波長に基づき、公知の手法による光学的シミュレーションにより各層の膜厚を決定し、決定した膜厚となるように定めた成膜条件下で高屈折率層と低屈折率層を順次積層することにより、上記多層膜を形成することができる。成膜材料としては、無機材料であっても有機材料であっても有機無機複合材料であってもよく、成膜や入手容易性の観点からは、無機材料が好ましい。成膜材料の種類、膜厚、積層順等を調整することにより、青色光、紫外線、緑色光、赤色光のそれぞれに対する反射分光特性を制御することができる。
高屈折率層を形成するための高屈折率材料としては、ジルコニウム酸化物(例えばZrO)、タンタル酸化物(Ta)、チタン酸化物(例えばTiO)、アルミニウム酸化物(Al)、イットリウム酸化物(例えばY)、ハフニウム酸化物(例えばHfO)、およびニオブ酸化物(例えばNb)からなる群から選ばれる酸化物の一種または二種以上の混合物を挙げることができる。一方、低屈折率層を形成するための低屈折率材料としてはケイ素酸化物(例えばSiO)、フッ化マグネシウム(例えばMgF)およびフッ化バリウム(例えばBaF)からなる群から選ばれる酸化物またはフッ化物の一種または二種以上の混合物を挙げることができる。なお上記の例示では、便宜上、酸化物およびフッ化物を化学量論組成で表示したが、化学量論組成から酸素またはフッ素が欠損もしくは過多の状態にあるものも、高屈折率材料または低屈折率材料として使用可能である。
多層膜に含まれる各層の膜厚は、上述の通り、光学的シミュレーションにより決定することができる。多層膜の層構成としては、例えば、レンズ基材側からレンズ最表面側に向かって、
第一層(低屈折率層)/第二層(高屈折率層)/第三層(低屈折率層)/第四層(高屈折率層)/第五層(低屈折率層)/第六層(高屈折率層)/第七層(低屈折率層)の順に積層された構成;
第一層(高屈折率層)/第二層(低屈折率層)/第三層(高屈折率層)/第四層(低屈折率層)/第五層(高屈折率層)/第六層(低屈折率層)/第七層(高屈折率層)/第八層(低屈折率層)の順に積層された構成、
等を挙げることができる。好ましい低屈折率層と高屈折率層の組み合わせの一例としては、ケイ素酸化物を主成分とする被膜とジルコニウム酸化物を主成分とする被膜との組み合わせ、ケイ素酸化物を主成分とする被膜とニオブ酸化物を主成分とする被膜との組み合わせを挙げることができ、これら二層の被膜が隣接する積層構造を少なくとも1つ含む多層膜を、多層膜の好ましい一例として例示することができる。
好ましくは、上記の各層は、前述の高屈折率材料または低屈折率材料を主成分とする被膜である。ここで主成分とは、被膜において最も多くを占める成分であって、通常は全体の50質量%程度〜100質量%、更には90質量%程度〜100質量%を占める成分である。上記材料を主成分とする成膜材料(例えば蒸着源)を用いて成膜を行うことにより、そのような被膜を形成することができる。なお成膜材料に関する主成分も、上記と同様である。被膜および成膜材料には、不可避的に混入する微量の不純物が含まれる場合があり、また、主成分の果たす機能を損なわない範囲で他の成分、例えば他の無機物質や成膜を補助する役割を果たす公知の添加成分が含まれていてもよい。成膜は、公知の成膜方法により行うことができ、成膜の容易性の観点からは、蒸着により行うことが好ましい。本発明における蒸着には、乾式法、例えば、真空蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタリング法等が含まれる。真空蒸着法では、蒸着中にイオンビームを同時に照射するイオンビームアシスト法を用いてもよい。
上記の多層膜は、以上説明した高屈折率層および低屈折率層に加えて、導電性酸化物を主成分とする被膜、好ましくは導電性酸化物を主成分とする蒸着源を用いる蒸着により形成される一層以上の導電性酸化物層を、多層膜の任意の位置に含むこともできる。導電性酸化物としては、眼鏡レンズの透明性の観点から、インジウム酸化物、スズ酸化物、亜鉛酸化物、チタン酸化物、およびこれらの複合酸化物等の、一般に透明導電性酸化物として知られる各種導電性酸化物を用いることが好ましい。透明性および導電性の観点から特に好ましい導電性酸化物としては、スズ酸化物、インジウム−スズ酸化物(ITO)を挙げることができる。導電性酸化物層を含むことにより、眼鏡レンズが帯電し塵や埃が付着することを防ぐことができる。
更に、多層膜上に、更なる機能性膜を形成することも可能である。そのような機能性膜としては、撥水性または親水性の防汚膜、防曇膜、偏光膜、調光膜等の各種機能性膜を挙げることができる。これら機能性膜については、いずれも公知技術を何ら制限なく適用することができる。
[本発明の一態様に係る眼鏡]
本発明の更なる態様は、上記の本発明の一態様に係る眼鏡レンズと、この眼鏡レンズを取り付けたフレームとを有する眼鏡を提供することもできる。眼鏡レンズについては、先に詳述した通りである。その他の眼鏡の構成については、特に制限はなく、公知技術を適用することができる。
[本発明の一態様に係る眼鏡レンズの製造方法]
本発明の更なる態様は、上記の本発明の一態様に係る眼鏡レンズの製造方法を提供することもできる。
以下、本発明を実施例により更に説明するが、本発明は実施例に示す態様に限定されるものではない。以下において、屈折率とは、波長500nmにおける屈折率である。
[実施例1]
両面が光学的に仕上げられ予めハードコートが施された、物体側の面が凸面、眼球側の面が凹面であるプラスチックレンズ基材(HOYA株式会社製商品名EYAS、屈折率1.60、無色レンズ)の凸面側(物体側)のハードコート表面に、アシストガスとして酸素ガス(O)およびアルゴンガス(Ar)を用いて、イオンアシスト蒸着により合計8層の多層蒸着膜を順次形成した。
凹面側(眼球側)のハードコート表面にも同様の条件でイオンアシスト蒸着により合計7層の多層蒸着膜を積層して眼鏡レンズを得た。
本実施例では、凸面側、凹面側とも、多層蒸着膜は、レンズ基材側(ハードコート側)から眼鏡レンズ表面に向かって、表1に示す蒸着源を用いて第1層、第2層…の順に積層し、眼鏡レンズ表面側最外層が第8層となるように形成した。本実施例では、不可避的に混入する可能性のある不純物を除けば下記酸化物からなる蒸着源を使用した。本実施例において、下記層の1層以上の膜厚を変えることにより、反射分光特性を制御した。
以下の表1には、蒸着源の他に、物体側の面および眼球側の面の多層膜の物理膜厚ならびに光学膜厚を記載する。
Figure 2020067409
本実施例の眼鏡レンズの物体側の面(凸面側)、眼球側の面(凹面側)の光学中心において、フィルメトリクス社製分光光度計F10−ARおよび日立分光高度計U−4100を併用して、280〜1400nmの波長域における分光反射スペクトルおよび透過スペクトルを測定した(測定ピッチ:1nm)。非測定面からの反射を抑えるため、JIS T 7334の5.2節の通り、非測定面は光沢のない黒色で塗装した。
図1は、実施例1の眼鏡レンズの物体側の面および眼球側の面における測定により得られた分光反射スペクトルを示す図である。
図2は、実施例1の眼鏡レンズの測定により得られた透過スペクトルを示す図である。
本実施例では図2に示すように、本発明の一態様の眼鏡レンズにおける、800〜1400nmの波長帯域の光の低減率が45.0%以上であるという条件を明らかに満たしている(正確な値は47.9%)。また図1に示すように、本発明の一態様の眼鏡レンズにおける、800〜1400nmの波長帯域において、前記眼鏡レンズの物体側の面における平均反射率に対する、前記眼鏡レンズの眼球側の面における平均反射率の割合は、0.2〜0.8であるという条件を満たしている。
それに加え、前記眼球側の面における315〜400nmの波長帯域での平均反射率は5.0%以下であるという条件も満たしている(正確な値は4.68%)。更にこの時の光学多層膜における視感反射率の両面の和は1.95%(物体側の面が1.04%、眼球側の面が0.91%)であり、両面において反射が十分に抑えられ、眼鏡レンズとして良好な装用感が実現されていることがわかる。
[参考例1]
本例においては、800〜1400nmの波長帯域において、眼鏡レンズの物体側の面における平均反射率に対する、眼鏡レンズの眼球側の面における平均反射率の割合を、0.18とした。それ以外は実施例1と同様とした。
以下の表2には、本例および以下の参考例2に関し、蒸着源の他に、物体側の面および眼球側の面の多層膜の物理膜厚ならびに光学膜厚を記載する。
Figure 2020067409
[参考例2]
本例においては、800〜1400nmの波長帯域において、眼鏡レンズの物体側の面における平均反射率に対する、眼鏡レンズの眼球側の面における平均反射率の割合を、0.82とした。それ以外は実施例1と同様とした。
[実施例2]
本例においては、800〜1400nmの波長帯域において、眼鏡レンズの物体側の面における平均反射率に対する、眼鏡レンズの眼球側の面における平均反射率の割合を、0.32とした。それ以外は実施例1と同様とした。
[実施例3]
本例においては、800〜1400nmの波長帯域において、眼鏡レンズの物体側の面における平均反射率に対する、眼鏡レンズの眼球側の面における平均反射率の割合を、0.42とした。それ以外は実施例1と同様とした。
[実施例4]
本例においては、800〜1400nmの波長帯域において、眼鏡レンズの物体側の面における平均反射率に対する、眼鏡レンズの眼球側の面における平均反射率の割合を、0.52とした。それ以外は実施例1と同様とした。
図3は、実施例1〜3ならびに参考例1および参考例2の眼鏡レンズの物体側の面および眼球側の面における測定により得られた分光反射スペクトルを示す図である。
参考例1および参考例2では、図3に示すように、眼球側の面でのUV低反射を確保することができなかった。その一方、実施例1〜3では、図3に示すように、眼球側の面でのUV低反射を確保でき、且つ、良好なIRカット性能を発揮できた。実施例4は図3には記載していないが、眼球側の面の800〜1400nmの波長帯域での平均反射率は21.1%であり且つ315〜400nmの波長帯域での平均反射率は3.49%であり、良好なIRカット性能を発揮しつつ眼球側の面でのUV低反射を確保できた。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、眼鏡レンズおよび眼鏡の製造分野において有用である。

Claims (10)

  1. レンズ基材の物体側の面および眼球側の面に多層膜を備える眼鏡レンズであって、
    前記眼鏡レンズにおける800〜1400nmの波長帯域の光の低減率は45.0%以上であり、
    前記波長帯域において、前記眼鏡レンズの物体側の面における平均反射率に対する、前記眼鏡レンズの眼球側の面における平均反射率の割合は、0.2〜0.8であり、
    前記眼球側の面における315〜400nmの波長帯域での平均反射率は5.0%以下である、眼鏡レンズ。
  2. 前記平均反射率の前記割合は0.6未満である、請求項1に記載の眼鏡レンズ。
  3. 前記眼鏡レンズの各面の反射率は前記800〜1400nmの波長帯域に少なくとも一つの極大値を有する、請求項1または2に記載の眼鏡レンズ。
  4. 前記眼鏡レンズの各面の反射率は500〜570nmの波長帯域に少なくとも一つの極大値を有する、請求項1〜3のいずれかに記載の眼鏡レンズ。
  5. 前記500〜570nmの波長帯域の最大の前記極大値は1.5%を超える、請求項4に記載の眼鏡レンズ。
  6. 前記眼鏡レンズの眼球側の面における315〜380nmの波長帯域での平均反射率は5.0%以下である、請求項1〜5のいずれかに記載の眼鏡レンズ。
  7. 前記眼鏡レンズの物体側の面における315〜380nmの波長帯域での平均反射率は30.0%以上である、請求項1〜6のいずれかに記載の眼鏡レンズ。
  8. 前記眼鏡レンズの物体側の面における280〜315nmの波長帯域での平均反射率は50.0%以上である、請求項1〜7のいずれかに記載の眼鏡レンズ。
  9. 前記眼鏡レンズの各面における各多層膜は、高屈折率層および低屈折率層をそれぞれ1層以上含み、且つ、層総数が9層以下である、請求項1〜8のいずれかに記載の眼鏡レンズ。
  10. 前記眼鏡レンズの各面における視感反射率の和は3.0%以下である、請求項1〜9のいずれかに記載の眼鏡レンズ。
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