JPWO2020020359A5 - - Google Patents

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JPWO2020020359A5
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本発明は、本明細書に記載される方法で有用なキット及び製品をさらに提供する。
特定の実施形態では、例えば、以下が提供される:
(項目1)
Nefタンパク質をコードする第1の核酸を、前駆体T細胞に導入することを含む、修飾T細胞を生成する方法であって、前記Nefタンパク質が発現すると、前記修飾T細胞の内在性T細胞受容体(TCR)が下方調節される前記方法。
(項目2)
前記下方調節が、前記内在性TCRの細胞表面発現を少なくとも約50%下方制御することを含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記Nefを発現する前記修飾T細胞が、修飾された内在性TCR座位を含む、項目1または2に記載の方法。
(項目4)
前記Nefタンパク質が、SIV Nef、HIV1 Nef、HIV2 Nef、及びNef相同タンパク質からなる群から選択される、項目1~3のいずれか1項に記載の方法。
(項目5)
前記Nefタンパク質が、野生型Nefである、項目1~4のいずれか1項に記載の方法。
(項目6)
前記Nefタンパク質が、変異体Nefである、項目1~4のいずれか1項に記載の方法。
(項目7)
前記変異体Nefが、
(i)配列番号18~22のいずれか1つのアミノ酸配列、
(ii)aa2~4、aa8~10、aa11~13、aa38~40、aa44~46、aa47~49、aa50~52、aa53~55、aa56~58、aa59~61、aa62~64、aa65~67、aa98~100、aa107~109、aa110~112、aa137~139、aa152~154、aa164~166、aa167~169、aa170~172、aa173~175、aa176~178、aa178~179、179~181aa、aa182~184、aa185~187、aa188~190、aa191~193、aa194~196、aa203~205、aa206~208、aa212~214、aa215~217、aa218~220、aa221~223、aa8~13、aa44~67、aa107~112、aa164~196、aa203~208、もしくはaa212~223のいずれかのアミノ酸残基(ここで、前記アミノ酸残基の位置は、野生型SIV Nefのものに対応する)における1つ以上の変異、
(iii)aa2~4、aa44~46、aa56~58、aa59~61、aa62~64、aa65~67、aa98~100、aa107~109、aa137~139、aa152~154、aa164~166、aa167~169、aa176~178、aa178~179、aa179~181、aa185~187、aa188~190、aa194~196、aa203~205、aa44~67、aa164~169、aa176~181、aa185~190のいずれかのアミノ酸残基(ここで、前記アミノ酸残基の位置は、野生型SIV Nefのものに対応する)における1つ以上の変異、
(iv)aa2~4、aa56~58、aa59~61、aa62~64、aa65~67、aa107~109、aa137~139、aa152~154、aa164~166、aa167~169、aa170~172、aa173~175、aa176~178、178~179aa、aa179~181、aa182~184、aa185~187、aa188~190、aa194~196、aa203~205、aa56~67、もしくはaa164~190のいずれかのアミノ酸残基(ここで、前記アミノ酸残基の位置は、野生型SIV Nefのものに対応する)における1つ以上の変異、または
(v)aa2~4、aa56~58、aa59~61、aa62~64、aa65~67、aa107~109、aa137~139、aa152~154、aa164~166、aa167~169、aa176~178、aa178~179、aa179~181、aa185~187、aa188~190、aa194~196、aa203~205、aa56~67、aa164~169、aa176~181、もしくはaa185~190のいずれかのアミノ酸残基(ここで、前記アミノ酸残基の位置は、野生型SIV Nefのものに対応する)における1つ以上の変異
を含む、項目6に記載の方法。
(項目8)
前記前駆体T細胞が、細胞外リガンド結合ドメイン及び任意選択で細胞内シグナル伝達ドメインを含む機能的外因性受容体をコードする第2の核酸を含む、項目1~7のいずれか1項に記載の方法。
(項目9)
細胞外リガンド結合ドメイン及び任意選択で細胞内シグナル伝達ドメインを含む機能的外因性受容体をコードする第2の核酸を、前記前駆体T細胞に導入することをさらに含む、項目1~7のいずれか1項に記載の方法。
(項目10)
前記第1の核酸と前記第2の核酸とが、別々のベクター上にある、項目9に記載の方法。
(項目11)
前記第1の核酸と前記第2の核酸とが、同じベクター上にある、項目9に記載の方法。
(項目12)
前記第1の核酸と前記第2の核酸とが、同じプロモーターに作動可能に連結している、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記第1の核酸が、前記第2の核酸の上流にある、項目12に記載の方法。
(項目14)
前記第1の核酸と前記第2の核酸とが、連結配列を介して結合している、項目8~13のいずれか1項に記載の方法。
(項目15)
前記連結配列が、P2A、T2A、E2A、F2A、BmCPV 2A、BmIFV 2A、(GS) 、(GSGGS) 、(GGGS) 、(GGGGS) をコードする核酸配列、またはIRES、SV40、CMV、UBC、EF1α、PGK、CAGGの核酸配列、またはそれらの任意の組み合わせ(式中、nは、少なくとも1の整数である)を含む、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記ベクターが、ウイルスベクターである、項目10~15のいずれか1項に記載の方法。
(項目17)
前記ウイルスベクターが、アデノウイルスベクター、アデノ随伴ウイルスベクター、レトロウイルスベクター、レンチウイルスベクター、エピソームベクター発現ベクター、単純ヘルペスウイルスベクター、及びそれらの誘導体からなる群から選択される、項目16に記載の方法。
(項目18)
前記ベクターが、非ウイルスベクターである、項目10~15のいずれか1項に記載の方法。
(項目19)
前記非ウイルスベクターが、PiggybacベクターまたはSleeping Beautyベクターである、項目18に記載の方法。
(項目20)
前記Nefを発現する前記修飾T細胞が、組織不適合性の個体において、移植片対宿主病(GvHD)応答を誘発しないか、または前記前駆体T細胞のドナーから単離された初代T細胞によって誘発されるGvHD応答と比較して低減したGvHD応答を誘発する、項目1~19のいずれか1項に記載の方法。
(項目21)
前記第1の核酸及び/または前記第2の核酸を含むT細胞を単離または濃縮することをさらに含む、項目1~20のいずれか1項に記載の方法。
(項目22)
前記Nefを発現する前記修飾T細胞から、TCR陰性T細胞を単離または濃縮することをさらに含む、項目1~21のいずれか1項に記載の方法。
(項目23)
前記Nefを発現する前記修飾T細胞を、少なくとも1つの薬学的に許容される担体と配合することをさらに含む、項目1~22のいずれか1項に記載の方法。
(項目24)
前記機能的外因性受容体が、
(a)腫瘍抗原の1つ以上のエピトープを特異的に認識する抗原結合性断片を含む細胞外リガンド結合ドメイン、
(b)任意選択のリンカー、
(c)第1のTCRサブユニットの任意選択の細胞外ドメインまたはその一部分、
(d)第2のTCRサブユニットの膜貫通ドメインを含む膜貫通ドメイン、及び
(e)第3のTCRサブユニットの細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達ドメイン
を含む、キメラTCR(cTCR)であり、
前記第1、前記第2、及び前記第3のTCRサブユニットが全て、TCRα、TCRβ、TCRγ、TCRδ、CD3ε、CD3γ、及びCD3δからなる群から選択される、項目8~23のいずれか1項に記載の方法。
(項目25)
前記第1、前記第2、及び前記第3のTCRサブユニットが全てCD3εである、項目24に記載の方法。
(項目26)
前記機能的外因性受容体が、
(a)腫瘍抗原の1つ以上のエピトープを特異的に認識する抗原結合性断片を含む細胞外リガンド結合ドメイン、
(b)任意選択の第1のリンカー、
(c)TCRサブユニットの細胞外ドメインを特異的に認識する細胞外TCR結合ドメイン、
(d)任意選択の第2のリンカー、
(e)第1のTCR共受容体の任意選択の細胞外ドメインまたはその一部分、
(f)第2のTCR共受容体の膜貫通ドメインを含む膜貫通ドメイン、及び
(g)第3のTCR共受容体の細胞内シグナル伝達ドメインを含む任意選択の細胞内シグナル伝達ドメイン
を含む、T細胞抗原結合体(TAC)であり、
前記TCRサブユニットが、TCRα、TCRβ、TCRγ、TCRδ、CD3ε、CD3γ、及びCD3δからなる群から選択され、
前記第1、前記第2、及び前記第3のTCR共受容体が全て、CD4、CD8、及びCD28からなる群から選択される、項目8~23のいずれか1項に記載の方法。
(項目27)
前記第1、前記第2、及び前記第3のTCR共受容体が同じである、項目26に記載の方法。
(項目28)
前記機能的外因性受容体が、
(a)腫瘍抗原の1つ以上のエピトープを特異的に認識する抗原結合性断片を含む細胞外リガンド結合ドメイン、
(b)任意選択の第1のリンカー、
(c)第1のTCRサブユニットの細胞外ドメインを特異的に認識する細胞外TCR結合ドメイン、
(d)任意選択の第2のリンカー、
(e)第2のTCRサブユニットの任意選択の細胞外ドメインまたはその一部分、
(f)第3のTCRサブユニットの膜貫通ドメインを含む膜貫通ドメイン、及び
(g)第4のTCRサブユニットの細胞内シグナル伝達ドメインを含む任意選択の細胞内シグナル伝達ドメイン
を含む、T細胞抗原結合体(TAC)様キメラ受容体であり、
前記第1、前記第2、前記第3、及び前記第4のTCRサブユニットが全て、TCRα、TCRβ、TCRγ、TCRδ、CD3ε、CD3γ、及びCD3δからなる群から選択される、項目8~23のいずれか1項に記載の方法。
(項目29)
前記第2、前記第3、及び前記第4のTCRサブユニットが同じである、項目28に記載の方法。
(項目30)
前記機能的外因性受容体が、
(a)腫瘍抗原の1つ以上のエピトープを特異的に認識する抗原結合性断片を含む細胞外リガンド結合ドメイン、
(b)膜貫通ドメイン、及び
(c)細胞内シグナル伝達ドメイン
を含む、キメラ抗原受容体(CAR)である、項目8~23のいずれか1項に記載の方法。
(項目31)
前記抗原結合性断片が、ラクダIg、Ig NAR、Fab断片、一本鎖Fv抗体、及び単一ドメイン抗体(sdAb、ナノボディ)からなる群から選択される、項目24~30のいずれか1項に記載の方法。
(項目32)
前記抗原結合性断片が、sdAbまたはscFvである、項目31に記載の方法。
(項目33)
前記細胞外リガンド結合ドメインが、一価である、項目24~32のいずれか1項に記載の方法。
(項目34)
前記細胞外リガンド結合ドメインが、多価である、項目24~32のいずれか1項に記載の方法。
(項目35)
前記細胞外リガンド結合ドメインが、多重特異性である、項目34に記載の方法。
(項目36)
前記腫瘍抗原が、メソテリン、TSHR、CD19、CD123、CD22、CD30、CD171、CS-1、CLL-1、CD33、EGFRvIII、GD2、GD3、BCMA、Tn Ag、前立腺特異的膜抗原(PSMA)、ROR1、FLT3、FAP、TAG72、CD38、CD44v6、CEA、EPCAM、B7H3、KIT、IL-13Ra2、インターロイキン-11受容体a(IL-11Ra)、PSCA、PRSS21、VEGFR2、LewisY、CD24、血小板由来増殖因子受容体ベータ(PDGFRベータ)、SSEA-4、CD20、葉酸受容体アルファ、ERBB2(Her2/neu)、MUC1、上皮増殖因子受容体(EGFR)、NCAM、プロスターゼ、PAP、ELF2M、エフリンB2、IGF-I受容体、CAIX、LMP2、gp100、bcr-abl、チロシナーゼ、EphA2、フコシルGM1、sLe、GM3、TGS5、HMWMAA、o-アセチル-GD2、葉酸受容体ベータ、TEM1/CD248、TEM7R、CLDN6、CLDN18.2、GPRC5D、CXORF61、CD97、CD179a、ALK、ポリシアル酸、PLAC1、GloboH、NY-BR-1、UPK2、HAVCR1、ADRB3、PANX3、GPR20、LY6K、OR51E2、TARP、WT1、NY-ESO-1、LAGE-1a、MAGE-A1、レグマイン、HPV E6、E7、MAGE A1、ETV6-AML、***タンパク質17、XAGE1、Tie 2、MAD-CT-1、MAD-CT-2、Fos関連抗原1、p53、p53変異体、プロステイン、サバイビン及びテロメラーゼ、PCTA-1/ガレクチン8、メランA/MART1、Ras変異体、hTERT、肉腫転座切断点、ML-IAP、ERG(TMPRSS2 ETS融合遺伝子)、NA17、PAX3、アンドロゲン受容体、サイクリンB1、MYCN、RhoC、TRP-2、CYP1B1、BORIS、SART3、PAX5、OY-TES1、LCK、AKAP-4、SSX2、RAGE-1、ヒトテロメラーゼ逆転写酵素、RU1、RU2、腸内カルボキシルエステラーゼ、mut hsp70-2、CD79a、CD79b、CD72、LAIR1、FCAR、LILRA2、CD300LF、CLEC12A、BST2、EMR2、LY75、GPC3、FCRL5、及びIGLL1からなる群から選択される、項目24~35のいずれか1項に記載の方法。
(項目37)
前記腫瘍抗原が、BCMA、CD19、またはCD20である、項目36に記載の方法。
(項目38)
前記膜貫通ドメインが、TCRα、TCRβ、TCRγ、TCRδ、CD3ζ、CD3ε、CD3γ、CD3δ、CD4、CD5、CD8α、CD9、CD16、CD22、CD27、CD28、CD33、CD37、CD45、CD64、CD80、CD86、CD134、CD137(4-1BB)、CD152、CD154、及びPD-1からなる群から選択される分子に由来する、項目30~37のいずれか1項に記載の方法。
(項目39)
前記膜貫通ドメインが、CD8αに由来する、項目38に記載の方法。
(項目40)
前記細胞内シグナル伝達ドメインが、CD3ζ、CD3γ、CD3ε、CD3δ、FcRγ(FCER1G)、FcRβ(FcイプシロンRIb)、CD5、CD22、CD79a、CD79b、CD66d、FcガンマRIIa、DAP10、及びDAP12に由来する一次細胞内シグナル伝達ドメインを含む、項目30~39のいずれか1項に記載の方法。
(項目41)
前記一次細胞内シグナル伝達ドメインが、CD3ζ、DAP12、またはCD3γに由来する、項目40に記載の方法。
(項目42)
前記細胞内シグナル伝達ドメインが、CARD11、CD2(LFA-2)、CD7、CD27、CD28、CD30、CD40、CD54(ICAM-1)、CD134(OX40)、CD137(4-1BB)、CD162(SELPLG)、CD258(LIGHT)、CD270(HVEM、LIGHTR)、CD276(B7-H3)、CD278(ICOS)、CD279(PD-1)、CD319(SLAMF7)、LFA-1(リンパ球機能関連抗原1)、NKG2C、CDS、GITR、BAFFR、NKp80(KLRF1)、CD160、CD19、CD4、IPO-3、BLAME(SLAMF8)、LTBR、LAT、GADS、SLP-76、PAG/Cbp、NKp44、NKp30、NKp46、NKG2D、CD83、CD150(SLAMF1)、CD152(CTLA-4)、CD223(LAG3)、CD273(PD-L2)、CD274(PD-L1)、DAP10、TRIM、ZAP70、CD83に特異的に結合するリガンド、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される共刺激分子に由来する共刺激シグナル伝達ドメインを含む、項目30~41のいずれか1項に記載の方法。
(項目43)
前記共刺激シグナル伝達ドメインが、CD137(4-1BB)の細胞質ドメインを含む、項目42に記載の方法。
(項目44)
前記細胞外リガンド結合ドメインのC末端と前記膜貫通ドメインのN末端との間に位置するヒンジドメインをさらに含む、項目24~43のいずれか1項に記載の方法。
(項目45)
前記ヒンジドメインが、CD8αに由来する、項目44に記載の方法。
(項目46)
ポリペプチドのN末端に位置するシグナルペプチドをさらに含む、項目24~45のいずれか1項に記載の方法。
(項目47)
前記シグナルペプチドが、CD8αに由来する、項目46に記載の方法。
(項目48)
項目1~47のいずれか1項に記載の方法によって得られる修飾T細胞。
(項目49)
項目48に記載の修飾T細胞と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
(項目50)
有効量の項目49に記載の医薬組成物を個体に投与することを含む、前記個体の疾患を処置する方法。
(項目51)
前記疾患が、がんである、項目50に記載の方法。
(項目52)
ミリストイル化部位、N末端αヘリックス、チロシンベースのAP動員、CD4結合部位、酸性クラスター、プロリンベースのリピート、PAK結合ドメイン、COP I動員ドメイン、ジロイシンベースのAP動員ドメイン、V-ATPase及びRaf-1結合ドメイン、もしくはそれらの任意の組み合わせにおける1つ以上の変異、または表11に示されるアミノ酸残基のいずれかにおける1つ以上の変異を含む、天然に存在しないNefタンパク質。
(項目53)
変異体SIV Nefタンパク質である、項目52に記載の天然に存在しないNefタンパク質。
(項目54)
(i)配列番号18~22のいずれか1つのアミノ酸配列、
(ii)aa2~4、aa8~10、aa11~13、aa38~40、aa44~46、aa47~49、aa50~52、aa53~55、aa56~58、aa59~61、aa62~64、aa65~67、aa98~100、aa107~109、aa110~112、aa137~139、aa152~154、aa164~166、aa167~169、aa170~172、aa173~175、aa176~178、aa178~179、179~181aa、aa182~184、aa185~187、aa188~190、aa191~193、aa194~196、aa203~205、aa206~208、aa212~214、aa215~217、aa218~220、aa221~223、aa8~13、aa44~67、aa107~112、aa164~196、aa203~208、もしくはaa212~223のいずれかのアミノ酸残基(ここで、前記アミノ酸残基の位置は、野生型SIV Nefのものに対応する)における1つ以上の変異、
(iii)aa2~4、aa44~46、aa56~58、aa59~61、aa62~64、aa65~67、aa98~100、aa107~109、aa137~139、aa152~154、aa164~166、aa167~169、aa176~178、aa178~179、aa179~181、aa185~187、aa188~190、aa194~196、aa203~205、aa44~67、aa164~169、aa176~181、aa185~190のいずれかのアミノ酸残基(ここで、前記アミノ酸残基の位置は、野生型SIV Nefのものに対応する)における1つ以上の変異、
(iv)aa2~4、aa56~58、aa59~61、aa62~64、aa65~67、aa107~109、aa137~139、aa152~154、aa164~166、aa167~169、aa170~172、aa173~175、aa176~178、178~179aa、aa179~181、aa182~184、aa185~187、aa188~190、aa194~196、aa203~205、aa56~67、もしくはaa164~190のいずれかのアミノ酸残基(ここで、前記アミノ酸残基の位置は、野生型SIV Nefのものに対応する)における1つ以上の変異、または
(v)aa2~4、aa56~58、aa59~61、aa62~64、aa65~67、aa107~109、aa137~139、aa152~154、aa164~166、aa167~169、aa176~178、aa178~179、aa179~181、aa185~187、aa188~190、aa194~196、aa203~205、aa56~67、aa164~169、aa176~181、もしくはaa185~190のいずれかのアミノ酸残基(ここで、前記アミノ酸残基の位置は、野生型SIV Nefのものに対応する)における1つ以上の変異
を含む、項目52または53に記載の天然に存在しないNefタンパク質。
(項目55)
内在性TCRの細胞表面発現を下方制御する、項目52~54のいずれか1項に記載の天然に存在しないNefタンパク質。
(項目56)
内在性TCRの細胞表面発現を、前記野生型SIV Nefによる下方制御と比べて約3%以下の差で下方制御する、項目52~55のいずれか1項に記載の天然に存在しないNefタンパク質。
(項目57)
CD4の細胞表面発現を下方制御しない、項目52~56のいずれか1項に記載の天然に存在しないNefタンパク質。
(項目58)
CD4の細胞表面発現を下方制御する、項目52~56のいずれか1項に記載の天然に存在しないNefタンパク質。
(項目59)
CD4の細胞表面発現を、前記野生型SIV Nefによる下方制御と比べて約3%以下の差で下方制御する、項目58に記載の天然に存在しないNefタンパク質。
(項目60)
CD4の細胞表面発現を、前記野生型SIV Nefによる下方制御と比べて少なくとも約3%小さく下方制御する、項目58に記載の天然に存在しないNefタンパク質。
(項目61)
CD28の細胞表面発現を下方制御しない、項目52~60のいずれか1項に記載の天然に存在しないNefタンパク質。
(項目62)
CD28の細胞表面発現を下方制御する、項目52~60のいずれか1項に記載の天然に存在しないNefタンパク質。
(項目63)
CD28の細胞表面発現を、前記野生型SIV Nefによる下方制御と比べて約3%以下の差で下方制御する、項目62に記載の天然に存在しないNefタンパク質。
(項目64)
CD28の細胞表面発現を、前記野生型SIV Nefによる下方制御と比べて少なくとも約3%小さく下方制御する、項目62に記載の天然に存在しないNefタンパク質。
(項目65)
項目52~64のいずれか1項に記載の天然に存在しないNefタンパク質をコードする核酸を含む修飾T細胞。
(項目66)
機能的外因性受容体をさらに含む、項目65に記載の修飾T細胞。

Claims (37)

  1. Negative Regulatory Factor(Nefタンパク質をコードする第1の核酸を、前駆体T細胞に導入することを含む、修飾T細胞を生成する方法であって、前記Nefタンパク質が発現すると、前記修飾T細胞の内在性T細胞受容体(TCR)が下方調節される前記方法。
  2. (i)前記内在性TCRの前記下方調節が、前記内在性TCRの細胞表面発現を少なくとも約50%下方制御することを含む;ならびに/あるいは
    (ii)前記Nefタンパク質が発現すると、内在性CD3ζを下方調節することはないか、または内在性CD3ζを最大で約50%下方調節する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記Nefタンパク質を発現する前記修飾T細胞が、修飾された内在性TCR座位を含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記Nefタンパク質が、SIV Nef、HIV1 Nef、HIV2 Nef、及びNef相同タンパク質からなる群から選択される、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記Nefタンパク質が、野生型Nefタンパク質である、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記Nefタンパク質が、変異体Nefタンパク質である、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記変異体Nefが、
    (i)配列番号18~22のいずれか1つのアミノ酸配列、
    (ii)aa2~4、aa8~10、aa11~13、aa38~40、aa44~46、aa47~49、aa50~52、aa53~55、aa56~58、aa59~61、aa62~64、aa65~67、aa98~100、aa107~109、aa110~112、aa137~139、aa152~154、aa164~166、aa167~169、aa170~172、aa173~175、aa176~178、aa178~179、179~181aa、aa182~184、aa185~187、aa188~190、aa191~193、aa194~196、aa203~205、aa206~208、aa212~214、aa215~217、aa218~220、aa221~223、aa8~13、aa44~67、aa107~112、aa164~196、aa203~208、もしくはaa212~223のいずれかのアミノ酸(aa)残基(ここで、前記アミノ酸残基の位置は、野生型SIV Nefのものに対応する)における1つ以上の変異、
    (iii)aa2~4、aa44~46、aa56~58、aa59~61、aa62~64、aa65~67、aa98~100、aa107~109、aa137~139、aa152~154、aa164~166、aa167~169、aa176~178、aa178~179、aa179~181、aa185~187、aa188~190、aa194~196、aa203~205、aa44~67、aa164~169、aa176~181、aa185~190のいずれかのアミノ酸残基(ここで、前記アミノ酸残基の位置は、野生型SIV Nefのものに対応する)における1つ以上の変異、
    (iv)aa2~4、aa56~58、aa59~61、aa62~64、aa65~67、aa107~109、aa137~139、aa152~154、aa164~166、aa167~169、aa170~172、aa173~175、aa176~178、178~179aa、aa179~181、aa182~184、aa185~187、aa188~190、aa194~196、aa203~205、aa56~67、もしくはaa164~190のいずれかのアミノ酸残基(ここで、前記アミノ酸残基の位置は、野生型SIV Nefのものに対応する)における1つ以上の変異、または
    (v)aa2~4、aa56~58、aa59~61、aa62~64、aa65~67、aa107~109、aa137~139、aa152~154、aa164~166、aa167~169、aa176~178、aa178~179、aa179~181、aa185~187、aa188~190、aa194~196、aa203~205、aa56~67、aa164~169、aa176~181、もしくはaa185~190のいずれかのアミノ酸残基(ここで、前記アミノ酸残基の位置は、野生型SIV Nefのものに対応する)における1つ以上の変異
    を含む、請求項6に記載の方法。
  8. (i)前記前駆体T細胞が、細胞外リガンド結合ドメイン及び任意選択で細胞内シグナル伝達ドメインを含む機能的外因性受容体をコードする第2の核酸を含む;または
    (ii)前記方法は、細胞外リガンド結合ドメイン及び任意選択で細胞内シグナル伝達ドメインを含む機能的外因性受容体をコードする第2の核酸を、前記前駆体T細胞に導入することをさらに含む、
    請求項1~7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記第1の核酸と前記第2の核酸とが、別々のベクター上にある、請求項に記載の方法。
  10. 前記第1の核酸と前記第2の核酸とが、同じベクター上にある、請求項に記載の方法。
  11. (i)前記第1の核酸と前記第2の核酸とが、同じプロモーターに作動可能に連結している;ならびに/あるいは
    (ii)前記第1の核酸が、前記第2の核酸の上流にある;ならびに/あるいは
    (iii)前記第1の核酸と前記第2の核酸とが、連結配列を介して結合している、請求項1に記載の方法。
  12. 前記連結配列が、P2A、T2A、E2A、F2A、BmCPV 2A、BmIFV 2A、(GS)、(GSGGS)、(GGGS)もしくは(GGGGS)をコードする核酸配列、またはIRES、SV40、CMV、UBC、EF1α、PGK、もしくはCAGGの核酸配列、またはそれらの任意の組み合わせ(式中、nは、少なくとも1の整数である)を含む、請求項1に記載の方法。
  13. 前記ベクターが、ウイルスベクターである、請求項~1のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記Nefタンパク質を発現する前記修飾T細胞が、組織不適合性の個体において、移植片対宿主病(GvHD)応答を誘発しないか、または前記前駆体T細胞のドナーから単離された初代T細胞によって誘発されるGvHD応答と比較して低減したGvHD応答を誘発する、請求項1~1のいずれか1項に記載の方法。
  15. (i)前記方法が、前記第1の核酸及び/または前記第2の核酸を含む修飾T細胞を単離または濃縮することをさらに含む;ならびに/あるいは
    (ii)前記方法が、前記Nefタンパク質を発現する前記修飾T細胞から、TCR陰性T細胞を単離または濃縮することをさらに含む;ならびに/あるいは
    (iii)前記方法が、前記Nefタンパク質を発現する前記修飾T細胞を、少なくとも1つの薬学的に許容される担体と配合することをさらに含む、請求項1~14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記機能的外因性受容体が、
    )腫瘍抗原の1つ以上のエピトープを特異的に認識する抗原結合性断片を含む細胞外リガンド結合ドメイン、
    ii)膜貫通ドメイン、及び
    iii)細胞内シグナル伝達ドメイン
    を含む、キメラ抗原受容体(CAR)である、請求項8~15のいずれか1項に記載の方法。
  17. (i)前記膜貫通ドメインが、CD8αに由来する;ならびに/あるいは
    (ii)前記細胞内シグナル伝達ドメインが、CD3ζ、DAP12、またはCD3γに由来する一次細胞内シグナル伝達ドメインを含む;ならびに/あるいは
    (iii)前記細胞内シグナル伝達ドメインが、4-1BBに由来する共刺激シグナル伝達ドメインを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記機能的外因性受容体が、
    )腫瘍抗原の1つ以上のエピトープを特異的に認識する抗原結合性断片を含む細胞外リガンド結合ドメイン、
    ii)任意選択のリンカー、
    iii)第1のTCRサブユニットの任意選択の細胞外ドメインまたはその一部分、
    iv)第2のTCRサブユニットの膜貫通ドメインを含む膜貫通ドメイン、及び
    )第3のTCRサブユニットの細胞内シグナル伝達ドメインを含む細胞内シグナル伝達ドメイン
    を含む、キメラTCR(cTCR)であり、
    前記第1、前記第2、及び前記第3のTCRサブユニットが全て、TCRα、TCRβ、TCRγ、TCRδ、CD3ε、CD3γ、及びCD3δからなる群から独立して選択される、請求項8~15のいずれか1項に記載の方法。
  19. 前記第1、前記第2、及び前記第3のTCRサブユニットが全てCD3εである、請求項18に記載の方法。
  20. 前記機能的外因性受容体が、
    )腫瘍抗原の1つ以上のエピトープを特異的に認識する抗原結合性断片を含む細胞外リガンド結合ドメイン、
    ii)任意選択の第1のリンカー、
    iii)TCRサブユニットの細胞外ドメインを特異的に認識する細胞外TCR結合ドメイン、
    iv)任意選択の第2のリンカー、
    )第1のTCR共受容体の任意選択の細胞外ドメインまたはその一部分、
    vi)第2のTCR共受容体の膜貫通ドメインを含む膜貫通ドメイン、及び
    vii)第3のTCR共受容体の細胞内シグナル伝達ドメインを含む任意選択の細胞内シグナル伝達ドメイン
    を含む、T細胞抗原結合体(TAC)であり、
    前記TCRサブユニットが、TCRα、TCRβ、TCRγ、TCRδ、CD3ε、CD3γ、及びCD3δからなる群から選択され、
    前記第1、前記第2、及び前記第3のTCR共受容体が、CD4、CD8、及びCD28からなる群から独立して選択される、請求項8~15のいずれか1項に記載の方法。
  21. 前記第1、前記第2、及び前記第3のTCR共受容体が同じである、請求項2に記載の方法。
  22. 前記機能的外因性受容体が、
    )腫瘍抗原の1つ以上のエピトープを特異的に認識する抗原結合性断片を含む細胞外リガンド結合ドメイン、
    ii)任意選択の第1のリンカー、
    iii)第1のTCRサブユニットの細胞外ドメインを特異的に認識する細胞外TCR結合ドメイン、
    iv)任意選択の第2のリンカー、
    )第2のTCRサブユニットの任意選択の細胞外ドメインまたはその一部分、
    vi)第3のTCRサブユニットの膜貫通ドメインを含む膜貫通ドメイン、及び
    vii)第4のTCRサブユニットの細胞内シグナル伝達ドメインを含む任意選択の細胞内シグナル伝達ドメイン
    を含む、T細胞抗原結合体(TAC)様キメラ受容体であり、
    前記第1、前記第2、前記第3、及び前記第4のTCRサブユニットが、TCRα、TCRβ、TCRγ、TCRδ、CD3ε、CD3γ、及びCD3δからなる群から独立して選択される、請求項8~15のいずれか1項に記載の方法。
  23. 前記第2、前記第3、及び前記第4のTCRサブユニットが同じである、請求項2に記載の方法。
  24. (i)前記抗原結合性断片が、sdAbまたはscFvである;ならびに/あるいは
    (ii)前記腫瘍抗原が、BCMA、CD19、またはCD20である;ならびに/あるいは
    (iii)前記細胞外リガンド結合ドメインが、多重特異性および/または多価である;ならびに/あるいは
    (iv)前記機能的外因性受容体が、前記細胞外リガンド結合ドメインのC末端と前記膜貫通ドメインのN末端との間に位置するヒンジドメインをさらに含む;ならびに/あるいは
    (v)前記機能的外因性受容体が、ポリペプチドのN末端に位置するシグナルペプチドをさらに含む、請求項16~23のいずれか1項に記載の方法。
  25. (i)前記ヒンジドメインが、CD8αに由来する;ならびに/あるいは
    (ii)前記シグナルペプチドが、CD8αに由来する、請求項24に記載の方法。
  26. 前記機能的外因性受容体が、N末端からC末端に向かって、BCMAの1つ以上のエピトープを特異的に認識する1つ以上のsdAb、CD8αに由来するヒンジドメイン、CD8αに由来する膜貫通ドメイン、4-1BBに由来する共刺激シグナル伝達ドメイン、及びCD3ζに由来する一次細胞内シグナル伝達ドメインを含むポリペプチドを含むCARである、請求項8~17、24および25のいずれか1項に記載の方法。
  27. 請求項1~26のいずれか1項に記載の方法によって得られる修飾T細胞。
  28. i)ミリストイル化部位、N末端αヘリックス、チロシンベースのAP動員、CD4結合部位、酸性クラスター、プロリンベースのリピート、PAK結合ドメイン、COP I動員ドメイン、ジロイシンベースのAP動員ドメイン、V-ATPase及びRaf-1結合ドメイン、もしくはそれらの任意の組み合わせにおける1つ以上の変異を含む;あるいは
    ii)表11に示されるアミノ酸残基のいずれかにおける1つ以上の変異を含む;ならびに/あるいは
    iii)変異体SIV Nefタンパク質である、
    天然に存在しないNefタンパク質。
  29. (i)配列番号18~22のいずれか1つのアミノ酸配列、
    (ii)aa2~4、aa8~10、aa11~13、aa38~40、aa44~46、aa47~49、aa50~52、aa53~55、aa56~58、aa59~61、aa62~64、aa65~67、aa98~100、aa107~109、aa110~112、aa137~139、aa152~154、aa164~166、aa167~169、aa170~172、aa173~175、aa176~178、aa178~179、179~181aa、aa182~184、aa185~187、aa188~190、aa191~193、aa194~196、aa203~205、aa206~208、aa212~214、aa215~217、aa218~220、aa221~223、aa8~13、aa44~67、aa107~112、aa164~196、aa203~208、もしくはaa212~223のいずれかのアミノ酸(aa)残基(ここで、前記アミノ酸残基の位置は、野生型SIV Nefのものに対応する)における1つ以上の変異、
    (iii)aa2~4、aa44~46、aa56~58、aa59~61、aa62~64、aa65~67、aa98~100、aa107~109、aa137~139、aa152~154、aa164~166、aa167~169、aa176~178、aa178~179、aa179~181、aa185~187、aa188~190、aa194~196、aa203~205、aa44~67、aa164~169、aa176~181、aa185~190のいずれかのアミノ酸残基(ここで、前記アミノ酸残基の位置は、野生型SIV Nefのものに対応する)における1つ以上の変異、
    (iv)aa2~4、aa56~58、aa59~61、aa62~64、aa65~67、aa107~109、aa137~139、aa152~154、aa164~166、aa167~169、aa170~172、aa173~175、aa176~178、178~179aa、aa179~181、aa182~184、aa185~187、aa188~190、aa194~196、aa203~205、aa56~67、もしくはaa164~190のいずれかのアミノ酸残基(ここで、前記アミノ酸残基の位置は、野生型SIV Nefのものに対応する)における1つ以上の変異、または
    (v)aa2~4、aa56~58、aa59~61、aa62~64、aa65~67、aa107~109、aa137~139、aa152~154、aa164~166、aa167~169、aa176~178、aa178~179、aa179~181、aa185~187、aa188~190、aa194~196、aa203~205、aa56~67、aa164~169、aa176~181、もしくはaa185~190のいずれかのアミノ酸残基(ここで、前記アミノ酸残基の位置は、野生型SIV Nefのものに対応する)における1つ以上の変異
    を含む、請求項28に記載の天然に存在しないNefタンパク質。
  30. 前記天然に存在しないNefタンパク質がT細胞において発現すると、
    (I)内在性TCRの細胞表面発現を下方制御する;ならびに/あるいは
    (II)(i)前記T細胞においてCD4の細胞表面発現を下方制御しない;または
    (ii)前記T細胞においてCD4の細胞表面発現を下方制御する;ならびに/あるいは
    (III)(i)前記T細胞においてCD28の細胞表面発現を下方制御しない;または
    (ii)前記T細胞においてCD28の細胞表面発現を下方制御する、請求項28または29に記載の天然に存在しないNefタンパク質。
  31. 前記天然に存在しないNefタンパク質がT細胞において発現すると、
    (I)前記T細胞において、内在性TCRの細胞表面発現を、野生型SIV Nefによる下方制御と比べて約3%以下の差で下方制御する;ならびに/あるいは
    (II)(i)前記T細胞において、CD4の細胞表面発現を、野生型SIV Nefによる下方制御と比べて約3%以下の差で下方制御する、または
    (ii)前記T細胞において、CD4の細胞表面発現を、野生型SIV Nefによる下方制御と比べて少なくとも約3%小さく下方制御する;ならびに/あるいは
    (III)(i)前記T細胞において、CD28の細胞表面発現を、野生型SIV Nefによる下方制御と比べて約3%以下の差で下方制御する、または
    (ii)前記T細胞において、CD28の細胞表面発現を、野生型SIV Nefによる下方制御と比べて少なくとも約3%小さく下方制御する、請求項28~30のいずれか1項に記載の天然に存在しないNefタンパク質。
  32. 請求項2831のいずれか1項に記載の天然に存在しないNefタンパク質をコードする核酸を含む修飾T細胞。
  33. 機能的外因性受容体をさらに含む、請求項32に記載の修飾T細胞。
  34. 前記機能的外因性受容体が、cTCR、TAC、TAC様キメラ受容体、またはCARである、請求項33に記載の修飾T細胞。
  35. 請求項27および32~34のいずれか1項に記載の修飾T細胞と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
  36. 個体の疾患を処置することにおける使用のための、請求項27および32~34のいずれか1項に記載の修飾T細胞を含む組成物または請求項35に記載の医薬組成物。
  37. 前記疾患が、がんである、請求項36に記載の使用のための組成物または医薬組成物。
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