JPWO2019087319A1 - 端末および端末の送信方法 - Google Patents

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Abstract

複数のニューメロロジーが適用される上り信号の送信タイミング制御を適切に行うことができる。ユーザ端末は、基地局から時間指標を含むMAC CE(Media Access Control Control Element)を受信する受信部と、時間指標に上り信号の信号デザインに対応する粒度を乗算した値に基づいて、上り信号の送信タイミングを調整する制御部と、送信タイミングが調整された上り信号を基地局に送信する送信部と、を有する。

Description

本発明は、ユーザ端末および送信タイミング制御方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)ネットワークにおいて、更なる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が仕様化された(非特許文献1)。また、LTEからの更なる広帯域化および高速化を目的として、LTEの後継システムも検討されている。LTEの後継システムには、例えば、LTE−A(LTE-Advanced)、FRA(Future Radio Access)、5G(5th generation mobile communication system)、5G+(5G plus)、New−RAT(Radio Access Technology)などと呼ばれるものがある。
無線通信システムでは、上り信号のシンボル干渉を抑制するため、タイムアライメント(Time Alignment)が重要となる。非特許文献2,3には、タイムアライメントに用いられるTA(Time Advance)等が規定されている。
5G等の次世代無線通信システムでは、複数のニューメロロジー(Numerology)の導入が検討されている。例えば、次世代無線通信システムの上り信号には、複数のサブキャリアスペーシング(SCS:Sub Carrier Spacing)が適用されることが検討されている。
しかし、複数のニューメロロジーが適用される上り信号の送信タイミング制御については未だ規定がない。
そこで本発明は、複数のニューメロロジーが適用される上り信号の送信タイミング制御を行うユーザ端末および送信タイミング制御方法を提供することを目的とする。
本発明のユーザ端末は、基地局から時間指標を含むMAC CE(Media Access Control Control Element)を受信する受信部と、前記時間指標に上り信号の信号デザインに対応する粒度を乗算した値に基づいて、前記上り信号の送信タイミングを調整する制御部と、送信タイミングが調整された前記上り信号を前記基地局に送信する送信部と、を有する。
本発明によれば、複数のニューメロロジーが適用される上り信号の送信タイミング制御を適切に行うことができる。
第1の実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示した図である。 上り信号のタイムアライメントの一例を説明する図である。 RAプロシージャの一例を示した図である。 MAC RARのデータ構成例を示した図である。 TA command MAC CEを用いたTA値の通知例を示した図である。 TA command MAC CEのデータ構成例を示した図である。 TA commandの時間への変換を説明する図である。 ニューメロロジーの一例を説明する図である。 ニューメロロジーの一例を説明する図である。 gNBのブロック構成例である。 UEのブロック構成例である。 記憶部のデータ構成例を示した図である。 上り信号のニューメロロジーに対応したRAプロシージャの一例を示した図である。 上り信号のニューメロロジーに対応したTA command MAC CEのデータ構成例を示した図である。 上り信号のニューメロロジーに対応したTA command MAC CEの別のデータ構成例を示した図である。 上り信号のニューメロロジーに対応したTA command MAC CEの別のデータ構成例を示した図である。 LCID値の一例を示した図である。 第2の実施の形態に係る無線通信システムの動作例を説明する図である。 第3の実施の形態に係る無線通信システムの動作例を説明する図である。 第4の実施の形態に係る無線通信システムの動作例を説明する図である。 第5の実施の形態に係る無線通信システムの動作例を説明する図である。 第5の実施の形態に係る無線通信システムの動作例を説明する図である。 第5の実施の形態に係る無線通信システムの動作例を説明する図である。 本発明の一実施の形態に係るgNBおよびUEのハードウェア構成の一例を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示した図である。図1に示すように、無線通信システムは、gNB1と、UE2a,2bと、を有している。図1には、gNB1が形成または提供するセルC1が示してある。
図1に示すgNB1は、基地局であり、UE2a,2bは、例えば、スマートフォンまたはタブレット端末等のユーザ端末である。図1に示す無線通信システムでは、基地局の名称をgNBとしているが、これに限られない。例えば、図1に示す基地局は、eNBと呼ばれてもよい。
gNB1およびUE2a,2bは、例えば、次世代無線通信システムである5G(New Radio:NR)に基づいた無線通信を行う。gNB1およびUE2a,2bの無線通信には、ニューメロロジーが適用され、例えば、UE2a,2bの上り信号には、複数のSCSが適用される(例えば、図8A、図8B参照)。
なお、ニューメロロジーとは、あるRAT(Radio Access Technology)における信号のデザインまたはRATのデザインを特徴付ける通信パラメータのセットのことをいう。ここでは、SCSまたはOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル長を指すものとする。
gNB1は、セルC1に在圏しているUE2a,2bから送信される上り信号を受信し、まとめて高速フーリエ変換(FFT)を行った後、各UE2a,2bの上り信号を復調する。UE2a,2bは、セルC1内の様々な場所に位置し、例えば、gNB1の近傍に位置したり、セルC1のセル端に位置したりする。従って、各UE2a,2bから上り信号が仮に同時に送信されたとしても、例えば、伝搬遅延に起因して、個々の上り信号は、異なる時間にgNB1に届く。
UE2aの上り信号と、UE2bの上り信号とのgNB1への到着時間の差が、CP(Cyclic Prefix)の時間幅を超えると、UE2aの上り信号とUE2bの上り信号は、シンボル間干渉を起こす可能性がある。この不都合を回避するため、gNB1は、TA(Timing advance)値をUE2a,2bに通知し、UE2a,2bから送信される上り信号が、gNB1に同時(略同時を含む)に届くようにする。
図2は、上り信号のタイムアライメントの一例を説明する図である。まず、gNB1は、UE2aに下り信号を送信する(ステップS1)。下り信号は、τの長さの伝搬遅延を持って、UE2aに届く(ステップS2)。
UE2aは、ステップS2にて、下り信号を受信すると、上り信号を送信する(ステップS3)。上り信号もτの長さの伝搬遅延を持って、gNB1に届く。従って、gNB1は、ステップS1において下り信号を送信した後、2τの期間経過後に、上り信号を受信する(ステップS4)。図2には示していないが、gNB1は、ステップS1の下り信号の送信タイミングと、UE2aの上り信号の受信タイミングとの差分(2τ)を測定し、その期間を示すTA値をUE2aに通知する。
UE2aは、自身の基準タイミング(下り受信タイミング)に対して、通知されたTA値の分だけ先行したタイミングで上り信号を送信する(ステップS5)。その結果、gNB1は、UE2aからの上り信号を自身の基準タイミングで受信することができる(ステップS6)。
gNB1は、上記の処理をUE2bに対しても行う。従って、gNB1は、UE2a,2bから送信される上り信号を同時に受信できる。
TA値をユーザ端末に通知する方法として、次の2つについて説明する。
1.RAR(Random Access Response)
2.TA command MAC CE(Media Access Control Control Element)
まず、RARを利用したTA値の通知について説明する。
図3は、RAプロシージャの一例を示した図である。ユーザ端末は、RAプリアンブルとして使用可能なプリアンブルインデックスのうち何れかを選択し、RAプリアンブルを基地局に送信する(Msg1)。プリアンブルインデックスは、ユーザ端末が送信するRAプリアンブルの識別子であり、シグネチャと呼ばれる。
基地局は、RAプリアンブルに対する応答であるレスポンスをユーザ端末に送信する(Msg2)。このRAレスポンスには、TA command(TA値)とULgrantとが含まれている。
ユーザ端末は、RAレスポンスに含まれているプリアンブルインデックス(図示せず)が何であるかを判別することで、送信したRAプリアンブルに対する応答を受信できたか否かを判定する。ユーザ端末は、送信したRAプリアンブルに対する応答を受信できた場合、RAレスポンスに含まれているTA commandに基づいて、上り信号の送信タイミングを制御する。
上記のように、TA値(TA command)は、RAプロシージャのMsg2でユーザ端末に通知される。なお、TA commandは、インデックスであり、後述するように、時間に変換される(図7参照)。
図4は、MAC RARのデータ構成例を示した図である。RAのMAC PDU(Protocol Data Unit)には、MACヘッダと、MACヘッダに続くMAC RARと、が含まれる。
MAC RARは、図4に示すように、TA commandのフィールド(図4に示すTiming Advance Command)を有している。TA値は、図4に示すTA commandのフィールドで、基地局からユーザ端末に通知される。ユーザ端末は、基地局から通知されたMAC RARのTA commandに基づいて、上り信号の送信タイミングを制御する。
次に、TA command MAC CEを利用したTA値の通知について説明する。
図5は、TA command MAC CEを用いたTA値の通知例を示した図である。図5に示すように、TA command MAC CEは、基地局からユーザ端末に送信される。TA command MAC CEには、TA commandが含まれており、TA commandは、例えば、定期的に基地局からユーザ端末に送信される。
図6は、TA command MAC CEのデータ構成例を示した図である。TA commandのMAC PDUには、MACヘッダと、MACヘッダに続くTA command MAC CEと、TA command MAC CEに続くSDU(Service Data Unit)と、が含まれる。
TA command MAC CEは、図6に示すように、TAG(TA Group) IDのフィールドと、TA commandのフィールドと、を有している。TA値は、図6に示すTA commandのフィールドで、基地局からユーザ端末に通知される。ユーザ端末は、基地局から通知されたTA command MAC CEのTA commandに基づいて、上り信号の送信タイミングを制御する。
上記のように、TA値(TA command)は、TA command MAC CEでユーザ端末に通知される。
図7は、TA commandの時間への変換を説明する図である。ユーザ端末は、基地局から通知されたTA Commandに応じた分だけ先行したタイミングで、上り信号を基地局に送信する。例えば、ユーザ端末は、次の式(1)で示される時間分、上り信号を先行させ基地局に送信する。
adj=(NTA+NTA offset)・T (1)
式(1)に示すNTA offsetは、上り信号のフレームストラクチャのタイプによって値が変わる。NTAは、TA command(インデックス)に対応(比例)した値である。Tは、インデックス値であるNTA offsetおよびNTAを、時間に変換する値である。Tは、例えば、次の式(2)で示される。
=1/(15000×2048) (2)
上記したように、TA commandは、基地局から、MAC RARまたはMAC CEでユーザ端末に送信される。従って、ユーザ端末は、式(1)および式(2)を用いて、上り信号の送信タイミングを調整する時間を算出して、上り信号の送信タイミングを調整できる。
図1で説明したように、NRの無線通信システムでは、上り信号に複数のニューメロロジー(SCS)が適用される。
図8Aおよび図8Bは、ニューメロロジーの一例を説明する図である。図8Aでは、UE2aは、上り信号をPCell(Primary Cell)でgNB1に送信している。UE2aは、ある時間では、PCellの全サブキャリアのSCSをSCS#Xとし、別の時間では、PCellの全サブキャリアのSCSをSCS#Yとする。すなわち、UE2aは、時間によって、PCellのサブキャリアのSCSを変更する。SCS#XおよびSCS#Xは、例えば、15kHz、30kHz、60kHz、および120kHzの値をとる(SCS#X≠SCS#X)。なお、UE2aは、Pcellの一部のサブキャリアのSCSをSCS#Xとし、Pcellの他のサブキャリアのSCSをSCS#Yとしてもよい。
図8Bでは、UE2bは、上り信号をPCellとSCell(Secondary Cell)とでgNB1に送信している。UE2bは、PCellのサブキャリアのSCSをSCS#Xとし、SCellのサブキャリアのSCSをSCS#Yとしている。
図8Bでは、PCellとSCellは、同一のTAGに属している。従って、図8Bの場合、PCellの上り信号と、SCellの上り信号は、同じTA commandに基づいて、送信タイミング制御が行われる。
ここで、上り信号のOFDMシンボル長は、SCSに応じて変わる。例えば、SCSが大きければ、OFDMシンボル長は短くなり、SCSが小さければ、OFDMシンボル長は長くなる。
OFDMシンボル長の短い上り信号は、OFDMシンボル長の長い上り信号に対し、厳しいタイムアライメントが要求される。例えば、あるタイムアライメントのずれに対し、OFDMシンボル長の長い上り信号では、シンボル干渉が生じなくても、OFDMシンボル長の短い上り信号では、シンボル干渉を生じる場合がある。
そこで、図1に示した無線通信システムでは、SCS#X,#Yに応じて(OFDMシンボル長に応じて)、TA commandの粒度(TA commandの1インデックスの幅)を変更する。
例えば、図8Aおよび図8Bの例において、「SCS#X<SCS#Y」とする。この場合、図1の無線通信システムは、「SCS#Xの上り信号のTA commandの粒度>SCS#Yの上り信号のTA commandの粒度」とする(すなわち、SCS#Xの上り信号のTA commandの粒度の方がSCS#Yのそれよりも粗い)。
なお、SCS#X,#Yに関係なく、同じ粒度のTA commandを、SCS#Xの上り信号と、SCS#Yの上り信号とに適用したとする。この場合、例えば、SCS#Xの上り信号より短いOFDMシンボル長のSCS#Yの上り信号は、細かな時間単位に基づく送信タイミング制御が行われないため、シンボル干渉を生じる可能性がある。
図9は、gNB1のブロック構成例である。図9には、gNB1に備わる機能部または処理部のうち、実施の形態に関連するものが代表的に示されている。図9に示すように、gNB1は、下り信号送信部11と、上り信号受信部12と、受信信号復調部13と、測定部14と、CC(Component Carrier)管理部15と、TAG決定部16と、下り信号生成部17と、有している。
下り信号送信部11は、UE2a,2bに下り信号を送信する処理を行う。例えば、下り信号送信部11は、TA commandを含むRAR、TA commandを含むMAC CE、およびRRC(Radio Resource Control)コネクションリコンフィギュレーションのメッセージ等をUE2a,2bに送信する。
上り信号受信部12は、UE2a,2bからの上り信号を受信する処理を行う。例えば、上り信号受信部12は、RAプリアンブル、PUCCH(Physical Uplink Control Channel)、およびPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)、SRS(Sounding Reference Symbols)等を受信する。
受信信号復調部13は、受信した信号に含まれている制御データおよびユーザデータを復調する。
測定部14は、上り信号の受信タイミングまたはCC毎の受信品質等を測定する。
CC管理部15は、UE2a,2bが現在使用しているCCおよびUE2a,2bに使用可能なCC等を管理する。
TAG決定部16は、測定部14による測定結果に基づいて、TAGの変更の要否および変更の仕方を決定する。
下り信号生成部17は、UE2a,2bに送信する下り信号を生成する。例えば、下り信号生成部17は、TA commandを含むRAレスポンスおよびRRCコネクションリコンフィギュレーションのメッセージ等を生成する。
図10は、UE2aのブロック構成例である。図10には、UE2aに備わる機能部または処理部のうち、実施の形態に関連するものが代表的に示されている。図10に示すように、UE2aは、上り信号送信部21と、下り信号受信部22と、受信信号復調部23と、測定部24と、タイミング制御部25と、上り信号生成部26と、記憶部27と、有している。
上り信号送信部21は、gNB1に上り信号を送信する処理を行う。例えば、上り信号送信部21は、RAプリアンブル、PUSCH、PUSCH、およびSRS等を送信する。
下り信号受信部22は、gNB1からの下り信号を受信する処理を行う。例えば、下り上り信号受信部22は、TA commandを含むRAR、TA commandを含むMAC CE、およびRRCコネクションリコンフィギュレーションのメッセージ等を受信する。
受信信号復調部23は、受信した信号に含まれている制御データおよびユーザデータを復調する。測定部24は、下り信号の受信品質等を測定する。受信品質は、例えば、受信信号の復調に使用され、また、gNB1に送信される。
タイミング制御部25は、上り信号の送信タイミングを制御する。例えば、タイミング制御部25は、TA commandおよび以下で説明するTA commandの粒度に基づいて、上り信号の送信タイミングを制御する。
上り信号生成部26は、gNB1に送信する上り信号を生成する。例えば、上り信号生成部26は、RAプリアンブル、PUCCH(Physical Uplink Control Channel)、およびPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)、SRS等を生成する。
記憶部27には、UE2aが各種動作を行うためのデータが記憶されている。例えば、記憶部27には、SCSとTA commandの粒度とが対応付けて記憶されている。上記では、UE2aのブロック構成例について説明したが、UE2bも同様のブロック構成を有する。
図11は、記憶部27のデータ構成例を示した図である。図11に示すように、記憶部27には、SCSと、TA commandの粒度(図中のUnit)と、が対応して記憶されている。TA commandの粒度は、例えば、TA commandの最小単位である「1」というインデックスが、どのような値(幅)に変換されるかを示している。
gNB1から送信されたTA commandは、粒度と乗算される。上記したように、TA commandは、インデックスであり、粒度が乗算されることによって、1インデックスの幅(粗さ)が変換される。
図11に示すように、TA commandの粒度は、SCSが大きくなる程小さくなっている。言い換えれば、TA commandの粒度は、OFDMシンボル長が短くなる程、小さくなっている。
RARでのタイミング調整について説明する。
図12は、上り信号のニューメロロジーに対応したRAプロシージャの一例を示した図である。図11に示すMsg1およびMsg2の処理は、図3で説明したMsg1およびMsg2の処理と同様であり、その説明を省略する。
UE2aは、Msg3の送信に用いた上り信号(PUSCH)のSCSを判定する。UE2aは、記憶部27を参照して、判定した上り信号のSCSに対応するTA commandの粒度を取得する。UE2aは、記憶部27を参照して取得した粒度と、Msg2で受信したTA commandとから、上り信号の送信タイミング調整時間を算出する。UE2aは、算出した送信タイミング調整時間で、上り信号の送信タイミングを調整する。上記では、UE2aについて説明したが、UE2bについても同様である。
このように、UE2a,2bは、SCSに応じた送信タイミング調整時間を算出し、上り信号の送信タイミングを調整する。
TA command MAC CEを用いたタイミング調整について説明する。
図13は、上り信号のニューメロロジーに対応したTA command MAC CEのデータ構成例を示した図である。図13に示すように、TA command MAC CEは、TA commandのフィールドと、SCS IDのフィールドと、を有している。SCS IDのフィールドには、TA commandが適用される上り信号のSCSを識別する識別子が記憶される。
UE2aは、例えば、定期的にgNB1からTA command MAC CEを受信する。受信したTA command MAC CEは、図13に示すようなデータ構成例を有している。
UE2aは、gNB1からTA command MAC CEを受信すると、記憶部27を参照し、受信したTA command MAC CEに含まれるSCS IDに対応するTA commandの粒度を取得する。例えば、TA command MAC CEに含まれるSCS IDは、図11に示したSCSのいずれかを指示しており、UE2aは、SCS IDが指示しているSCSに対応するTA commandの粒度を取得する。なお、SCS IDとSCS(あるいは、SCSの上り信号のTA commandの粒度)との関連付けは、RRCレイヤやMACレイヤ、物理レイヤ等のいかなるレイヤで設定できてもよい。
UE2aは、記憶部27を参照して取得した粒度と、gNB1から受信したTA command MAC CEに含まれているTA commandとから、上り信号の送信タイミング調整時間を算出する。UE2aは、算出した送信タイミング調整時間で、上り信号の送信タイミングを調整する。上記では、UE2aについて説明したが、UE2bについても同様である。
このように、UE2a,2bは、SCSに応じた送信タイミング調整時間を算出し、上り信号の送信タイミングを調整する。
(変形例1)
図13では、TA command MAC CEに、SCS IDという新たなフィールドを設けた。これに対し、TA command MAC CEに、新たなフィールドを設けずに、既存のTA commandのフィールドの一部を、SCSを識別する識別子のフィールドとしてもよい。
図14は、上り信号のニューメロロジーに対応したTA command MAC CEの別のデータ構成例を示した図である。図14に示すように、MAC CEは、TA commandのフィールドを有している。図14に示すMAC CEでは、TA commandのフィールドの一部が、SCS IDを示すフィールドとなっている。例えば、図14の点線で示すフィールドが、SCS IDを示すフィールドとなっている。
このように、gNB1は、既存のTA commandのフィールドを用いてSCS IDをUE2a,2bに通知してもよい。
(変形例2)
図15は、上り信号のニューメロロジーに対応したTA command MAC CEの別のデータ構成例を示した図である。図15に示すように、MAC PDUは、LCID(Logical Channel ID)のフィールドを有している。LCIDは、後続のフィールドのデータ種別を示す識別子である。
図16は、LCID値の一例を示した図である。図16に示すIndexは、LCIDの取り得る値を示している。LCID valueは、LCIDのフィールドに続くフィールドのデータ種別を示している。
例えば、LCIDが「11101」の場合、LCIDの後続のフィールドには、TAG IDおよびTA commandが格納されることを示す(図15参照)。また、LCIDの後続のフィールドのTAG IDおよびTA commandは、SCS#Xの上り信号のTAG IDおよびTA commandであることを示している。
また、例えば、LCIDが「11100」の場合、LCIDの後続のフィールドには、TAG IDおよびTA commandが格納されることを示す(図15参照)。また、LCIDの後続のフィールドのTAG IDおよびTA commandは、SCS#Yの上り信号のTAG IDおよびTA commandであることを示している。
このように、gNB1は、LCIDを用いて、LCIDの後続のフィールドのデータ種別を指定し、TAG ID、TA commandが適用されるSCSを指定してもよい。
なお、図15では、TAG IDおよびTA commandは、MAC Headerに格納されているが、MAC Headerに続くペイロードのMAC CEに格納されてもよい。
(変形例3)
SCS IDは、NW(Net Work)制御信号でUE2a,2bに通知されてもよい。例えば、SCS IDは、報知情報、RRCの個別制御信号を用いて、UE2a,2bに通知されてもよい。
以上説明したように、UE2a,2bは、上り信号の送信タイミングを調整するTA commandと、上り信号のSCSを識別する識別情報とを含むTA command MAC CEをgNB1から受信する。UE2a,2bは、TA commandと、SCSに対応する粒度とを乗算した値に基づいて、上り信号の送信タイミング調整時間を算出する。そして、UE2a,2bは、上り信号の送信タイミングを送信タイミング調整時間に基づいて調整し、gNB1に送信する。
これにより、UE2a,2bは、複数のニューメロロジーが適用される上り信号の送信タイミング制御を適切に行うことができる。
また、図13に示したように、TA command MAC CEに、SCS IDの新たなフィールドを設け、SCS IDをUE2a,2bに通知することで、無線通信システムは、TA commandをダイナミックに変更できる。
また、図14に示したように、既存のフィールドを用いてSCS IDをUE2a,2bに通知することで、無線通信システムは、TA commandをダイナミックに変更できるとともに、データ送信のオーバーヘッドを抑制できる。
また、図15および図16に示したように、TA command MAC CEに新たなフィールド設けず、LCIDを用いてSCS IDをUE2a,2bに通知することで、無線通信システムは、TA commandをダイナミックに変更できるとともに、データ送信のオーバーヘッドを抑制できる。
また、NW制御信号でSCS IDをUE2a,2bに通知することで、無線通信システムは、TA command MAC CEをダイナミックに変更できるとともに、データ送信のオーバーヘッドを抑制できる。
(第2の実施の形態)
以下、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、下り信号のSCSで、TA commandの粒度を指定する。以下では、第1の実施の形態と異なる部分について説明する。
図17は、第2の実施の形態に係る無線通信システムの動作例を説明する図である。gNB1は、TA command MAC CEを含むPDSCHのSCSによって、TA commandが適用されるSCSの上り信号を指定する。そして、UE2aは、受信したPDSCHのSCSに基づいて、記憶部27を参照し、受信したTA command MAC CEに含まれるTA commandの粒度を取得する。
例えば、図17の矢印A1に示すように、gNB1は、SCS#XのPDSCHで、TA command(TA command MAC CE)をUE2aに送信する。UE2aは、受信したPDSCHのSCS#Xを判定する。UE2aは、記憶部27を参照し、判定したSCS#Xに対応するTA commnadの粒度を取得する。例えば、SCS#Xが「15kHz」の場合、図11に示した例では、UE2aは、粒度「16*64・T」を取得する。これによって、UE2aは、gNB1から受信したTA commandと、取得した粒度とから、SCS#Xの上り信号の送信タイミング調整時間を算出できる。
また、例えば、図17の矢印A2に示すように、gNB1は、SCS#YのPDSCHで、TA commandをUE2aに送信する。UE2aは、受信したPDSCHのSCS#Yを判定する。UE2aは、記憶部27を参照し、判定したSCS#Yに対応するTA commnadの粒度を取得する。例えば、SCS#Yが「30kHz」の場合、図11に示した例では、UE2aは、粒度「8*64・T」を取得する。これによって、UE2aは、gNB1から受信したTA commandと、取得した粒度とから、SCS#Yの上り信号の送信タイミング調整時間を算出できる。
また、例えば、図17の矢印A4に示すように、gNB1は、SCS#YのPDSCHで、矢印A2に示したTA commandとは異なる値のTA commandをUE2aに送信する。UE2aは、受信したPDSCHのSCS#Yを判定する。UE2aは、記憶部27を参照し、判定したSCS#Yに対応するTA commnadの粒度を取得する。これによって、UE2aは、SCS#Yの上り信号の送信タイミング調整時間を更新(変更)できる。
なお、図17の矢印A3では、SCS#XのPDSCHの送信が失敗している。この場合、UE2aのSCS#Xの上り信号の送信タイミング調整時間は、更新されない。また、上記では、UE2aについて説明したが、UE2bについても同様である。
以上説明したように、UE2a,2bは、上り信号の送信タイミングを調整するTA commandと、上り信号のSCSを識別する識別情報とを含むTA command MAC CEをgNB1から受信する。UE2a,2bは、TA command MAC CEを搬送したPDSCHのSCSを判定する。UE2a,2bは、TA commandと、判定したSCSに対応する粒度とを乗算した値に基づいて、上り信号の送信タイミング調整時間を算出する。そして、UE2a,2bは、上り信号の送信タイミングを送信タイミング調整時間に基づいて調整し、gNB1に送信する。
これにより、UE2a,2bは、複数のニューメロロジーが適用される上り信号の送信タイミング制御を適切に行うことができる。また、無線通信システムは、TA commandをダイナミックに変更できる。また、無線通信システムは、TA command MAC CEにSCS IDを通知するための新たなフィールドを設けずに済むので、データ送信のオーバーヘッドを抑制できる。
なお、上記では、UE2a,2bは、受信したPDSCHのSCSに基づいて、受信したTA command MAC CEに含まれるTA commandの粒度を取得したが、これに限られない。例えば、UE2a,2bは、BWP(BandWidth Parts)またはPDSCHに対応するPDCCHのSCSに基づいて、TA commandの粒度を取得してもよい。
また、PDCSHのHARQ(Hybrid ARQ)再送が、異なるSCSで行われる場合には、UE2a,2bは、初送のHARQのSCSでTA commandの粒度を取得してもよい。
(第3の実施の形態)
以下、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態では、UE2a,2bは、RAプロシージャ後に通知されるTA commandの粒度を、最近の(最後に実施した)RAプロシージャにおいてgNB1に送信したMsg3のSCSに基づいて取得する。以下では、第1の実施の形態と異なる部分について説明する。
図18は、第3の実施の形態に係る無線通信システムの動作例を説明する図である。図18には、RAプロシージャP1,P2が示してある。UE2aは、RAプロシージャP1,P2後に通知されるTA commandの粒度を、最近のRAプロシージャP1,P2にて送信したMsg3のSCSに基づいて取得する。
例えば、UE2aは、矢印A11に示すように、RAプロシージャP1のMsg3を、SCS#XのPUSCHで送信する。UE2aは、Msg3を送信したPUSCHのSCS#Xを、記憶部27に記憶する。
UE2aは、図18の矢印A12に示すように、gNB1からTA command(TA command MAC CE)を受信する。この場合、UE2aは、記憶部27に記憶されているSCS#X(最近のRAプロシージャP1で送信したMsg3のSCS)を取得する。UE2aは、記憶部27を参照し(例えば、図11を参照)、取得したSCS#Xに対応するTA commandの粒度を取得する。これによって、UE2aは、gNB1から受信したTA commandと、取得した粒度とから、SCS#Xの上り信号の送信タイミング調整時間を算出できる。
また、例えば、UE2aは、矢印A13に示すように、RAプロシージャP2のMsg3を、SCS#YのPUSCHで送信する。UE2aは、Msg3を送信したPUSCHのSCS#Yを、記憶部27に記憶する。
UE2aは、図18の矢印A14に示すように、gNB1からTA command(TA command MAC CE)を受信する。この場合、UE2aは、記憶部27に記憶されているSCS#Y(最近のRAプロシージャP2で送信したMsg3のSCS)を取得する。UE2aは、記憶部27を参照し(例えば、図11を参照)、取得したSCS#Yに対応するTA commandの粒度を取得する。これによって、UE2aは、gNB1から受信したTA commandと、取得した粒度とから、SCS#Yの上り信号の送信タイミング調整時間を算出できる。上記では、UE2aについて説明したが、UE2bについても同様である。
以上説明したように、UE2a,2bは、最近のRAPにおいてgNB1に送信したMsg3のSCSを記憶する。UE2a,2bは、RAP後に、TA commandを含むTA command MAC CEをgNB1から受信する。UE2a,2bは、受信したTA commandと、記憶したMsg3のSCSに対応する粒度とを乗算した値に基づいて、上り信号の送信タイミング調整時間を算出する。そして、UE2a,2bは、上り信号の送信タイミングを送信タイミング調整時間に基づいて調整し、gNB1に送信する。
これにより、UE2a,2bは、複数のニューメロロジーが適用される上り信号の送信タイミング制御を適切に行うことができる。また、無線通信システムは、TA commandをダイナミックに変更できる。また、無線通信システムは、TA command MAC CEにSCS IDを通知するための新たなフィールドを設けずに済むので、データ送信のオーバーヘッドを抑制できる。
(第4の実施の形態)
以下、第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態では、MAC PDUに含まれるTA command MAC CEの多重数で、TA commandの粒度を指定する。以下では、第1の実施の形態と異なる部分について説明する。
図19は、第4の実施の形態に係る無線通信システムの動作例を説明する図である。図19には、MAC PDU31,32が示してある。UE2aは、MAC PDU31,32に含まれるTA command MAC CEの多重数に基づいて、TA commandの粒度を取得する。なお、記憶部27には、TA command MAC CEの多重数と、TA commandの粒度とが対応付けて記憶されている。例えば、図11に示す「SCS」の欄は、TA command MAC CEの多重数となる。
例えば、図19の矢印A21に示すように、gNB1は、TA commandをUE2aに送信する。このとき、gNB1は、MAC PDU31に示すように、1つのTA command MAC CEを含め(多重数1)、UE2aに送信する。
UE2aは、受信したMAC PDU31に含まれているTA command MAC CEの多重数を判定する。MAC PDU31には、1つのTA command MAC CEが含まれているので、多重数1と判定する。UE2aは、記憶部27を参照し、判定した多重数1に対応するTA commandの粒度を取得する。これによって、UE2aは、gNB1から受信したTA commandと、取得した粒度とから、例えば、SCS#Xの上り信号の送信タイミング調整時間を算出できる。
また、例えば、図19の矢印A22に示すように、gNB1は、TA commandをUE2aに送信する。このとき、gNB1は、MAC PDU32に示すように、2つのTA command MAC CEを含め(多重数2)、UE2aに送信する。なお、MAC PDU32に多重されるTA command MAC CEには、同じTA commandが格納される。
UE2aは、受信したMAC PDU32に含まれているTA command MAC CEの多重数を判定する。MAC PDU32には、2つのTA command MAC CEが含まれているので、多重数2と判定する。UE2aは、記憶部27を参照し、判定した多重数2に対応するTA commandの粒度を取得する。これによって、UE2aは、gNB1から受信したTA commandと、取得した粒度とから、例えば、SCS#Yの上り信号の送信タイミング調整時間を算出できる。上記では、UE2aについて説明したが、UE2bについても同様である。
以上説明したように、UE2a,2bは、MAC PDUに含まれるTA command MAC CEの多重数で、TA commandの粒度を取得する。UE2a,2bは、TA command MAC CEで受信したTA commandと、取得したTA commandの粒度とを乗算した値に基づいて、上り信号の送信タイミング調整時間を算出する。そして、UE2a,2bは、上り信号の送信タイミングを送信タイミング調整時間に基づいて調整し、gNB1に送信する。
これにより、UE2a,2bは、複数のニューメロロジーが適用される上り信号の送信タイミング制御を適切に行うことができる。また、無線通信システムは、TA commandをダイナミックに変更できる。
なお、gNB1は、MIMO(Multiple-Input and Multiple-Output)およびCA(Carrier Aggregation)の両方または一方を用いて、同一タイミングで複数のMAC PDUを送信できる場合には、各MAC PDUに1つのTA command MAC CEを含めてもよい。UE2a,2bは、同一タイミングで受信したTA command MAC CEの数によって、TA commandの粒度を取得してもよい。
(第5の実施の形態)
以下、第5の実施の形態について説明する。第5の実施の形態では、UE2a,2bは、上り信号の送信に用いている複数のSCSに対応する粒度を取得し、取得した粒度のうち、最も小さい粒度を選択する。UE2a,2bは、選択した粒度と、TA commandとから、上り信号の送信タイミング調整時間を算出する。以下では、第1の実施の形態と異なる部分について説明する。
図20A、図20B、および図20Cは、第5の実施の形態に係る無線通信システムの動作例を説明する図である。図20Aでは、UE2aは、上り信号をPCellでgNB1に送信している。UE2aは、ある時間では、PCellの全サブキャリアのSCSをSCS#15kHzとし、別の時間では、PCellの全サブキャリアのSCSをSCS#30KHzとする。すなわち、UE2aは、時間によって、PCellのサブキャリアのSCSを変更する。なお、UE2aは、Pcellの一部のサブキャリアのSCSをSCS#15kHzとし、Pcellの他のサブキャリアのSCSをSCS#30kHzとしてもよい。
UE2aは、記憶部27を参照し、SCS#15kHzに対応する粒度と、SCS#30kHzに対応する粒度とを取得する。UE2aは、取得した粒度のうち、最も小さい粒度を選択する。図20Aの場合、UE2aは、SCS#30kHzに対応する粒度を選択する。UE2aは、TA command MAC CEによって、TA commandが通知されると、選択した粒度と、通知されたTA commandとを用いて、上り信号の送信タイミング調整時間を算出する。
SCS#15kHzの上り信号は、SCS#30kHzの上り信号より、OFDMシンボル長が長く、粗い粒度で送信タイミング調整時間が算出されてもよい。しかし、UE2aは、細かい粒度に基づく送信タイミング調整時間が要求されるSCS#30kHzの粒度に合わせ、送信タイミング調整時間を算出する。これによって、UE2aは、gNB1から受信したTA commandと、選択した粒度とから、上り信号の送信タイミング調整時間を算出できる。
図20Bでは、UE2aは、上り信号をPCellとSCellとでgNB1に送信している。UE2aは、PCellのサブキャリアのSCSをSCS#15kHzとし、SCellのサブキャリアのSCSをSCS#30kHzとしている。
図20Bでは、PCellとSCellは、同一のTAGに属している。従って、図20Bの場合、PCellの上り信号と、SCellの上り信号は、同じTA commandに基づいて、送信タイミング制御が行われる。
UE2aは、記憶部27を参照し、同一TAGに属しているSCS#15kHzに対応する粒度と、SCS#30kHzに対応する粒度とを取得する。UE2aは、取得した粒度のうち、最も小さい粒度を選択する。図20Bの場合、UE2aは、SCS#30kHzに対応する粒度を選択する。UE2aは、TA command MAC CEによって、TA commandが通知されると、選択した粒度と、通知されたTA commandとを用いて、上り信号の送信タイミング調整時間を算出する。これによって、UE2aは、gNB1から受信したTA commandと、選択した粒度とから、上り信号の送信タイミング調整時間を算出できる。
図20Cでは、UE2aは、上り信号をPCellと、3つのSCellとでgNB1に送信している。UE2aは、PCellのサブキャリアのSCSをSCS#15kHzとし、SCellのサブキャリアのSCSを、図中左側からSCS#30kHz、60kHz、30kHzとしている。
図20Cでは、PCellと、3つのSCellのうちの左側のSCellは、同一のpTAGに属している。従って、図20Cの場合、PCellの上り信号と、左側のSCellの上り信号は、同じTA commandに基づいて、送信タイミング制御が行われる。また、3つのSCellの真ん中のSCellと、右側のSCellは、同一のsTAGに属している。従って、図20Cの場合、真ん中のSCellの上り信号と、右側のSCellの上り信号は、同じTA commandに基づいて、送信タイミング制御が行われる。
UE2aは、記憶部27を参照し、pTAGに属しているSCS#15kHzに対応する粒度と、SCS#30kHzに対応する粒度とを取得する。UE2aは、取得した粒度のうち、最も小さい粒度を選択する。図20Cの場合、UE2aは、SCS#30kHzに対応する粒度を選択する。UE2aは、TA command MAC CEによって、TA commandが通知されると、選択した粒度と、通知されたTA commandとを用いて、上り信号の送信タイミング調整時間を算出する。これによって、UE2aは、gNB1から受信したTA commandと、選択した粒度とから、pTAGの上り信号の送信タイミング調整時間を算出できる。
また、UE2aは、記憶部27を参照し、sTAGに属しているSCS#60kHzに対応する粒度と、SCS#30kHzに対応する粒度とを取得する。UE2aは、取得した粒度のうち、最も小さい粒度を選択する。図20Cの場合、UE2aは、SCS#60kHzに対応する粒度を選択する。UE2aは、TA command MAC CEによって、TA commandが通知されると、選択した粒度と、通知されたTA commandとを用いて、上り信号の送信タイミング調整時間を算出する。これによって、UE2aは、gNB1から受信したTA commandと、選択した粒度とから、sTAGの上り信号の送信タイミング調整時間を算出できる。
なお、図20Cでは、pTAGおよびsTAGのそれぞれにおいて、最も小さい粒度を選択したが、pTAGおよびsTAGの全体で、最も小さい粒度を選択してもよい。また、Deactive状態のセルまたはBWPは、考慮されなくてもよい。また、上記では、UE2aについて説明したが、UE2bについても同様である。
また、記憶部27の「最も小さい粒度」が、RRCレイヤ等の上位レイヤにおける設定変更(例えば、RRC connection reconfigruation)によって変更されてもよい。この場合、UE2a,2bは、当該変更指示を受けたタイミングから、「最も小さい粒度」を含めた粒度の中から、粒度を選択してもよい。また、当該変更指示に対する確認応答(L1-ACK or L2-ACK (e.g. RLC-ACK) or L3 ACK(e.g., RRC connection reconfigruation complete))を送信したタイミングから(または、さらにそれに対する確認応答を受けたタイミングから)、「最も小さい粒度」を含めた粒度の中から、粒度を選択してもよい。
以上説明したように、UE2a,2bは、上り信号のTA commandを含むTA command MAC CEをgNB1から受信する。UE2a,2bは、上り信号に適用され得るSCSと、TA commandとを対応付けた記憶部から、上り信号に適用されているSCSに対応する粒度を取得する。UE2a,2bは、取得した粒度のうち最小の粒度を選択する。UE2a,2bは、gNB1から受信したTA commandと、選択した最小の粒度とを乗算した値に基づいて、上り信号の送信タイミング調整時間を算出する。そして、UE2a,2bは、上り信号の送信タイミングを送信タイミング調整時間に基づいて調整し、gNB1に送信する。
これにより、UE2a,2bは、複数のニューメロロジーが適用される上り信号の送信タイミング制御を適切に行うことができる。また、無線通信システムは、TA commandをダイナミックに変更できるとともに、データ送信のオーバーヘッドを抑制できる。
(変形例1)
UE2a,2bは、論理チャネルまたはSCS(ニューメロロジー)と関連付けられているデータのQoSまたは優先度に応じて、粒度を決定してもよい。例えば、MACレイヤでは、論理チャネルとSCSを、RRCレイヤの信号を基に関連付けることが規定される。従って、UE2a,2bは、論理チャネルまたはSCSと関連付けられているデータのQoSまたは優先度に応じて、適用すべき粒度を決定してもよい。
これにより、UE2a,2bは、複数のニューメロロジーが適用される上り信号の送信タイミング制御を適切に行うことができる。また、無線通信システムは、TA commandをダイナミックに変更できるとともに、データ送信のオーバーヘッドを抑制できる。
(変形例2)
UE2a,2bは、送信頻度の高い上り信号のSCSの粒度を用いてもよい。例えば、UE2a,2bは、各SCSにおける上り信号の送信頻度を計測し、頻度の高いSCSの粒度を用いてもよい。
これにより、UE2a,2bは、複数のニューメロロジーが適用される上り信号の送信タイミング制御を適切に行うことができる。また、無線通信システムは、TA commandをダイナミックに変更できるとともに、データ送信のオーバーヘッドを抑制できる。また、UE2a,2bは、SCSの頻度に応じた粒度を用いて、上り信号の送信タイミング調整時間を算出できる。
以上、各実施の形態について説明した。上記では、SCSに基づいて(SCSをキーとして)、粒度を選択したが、OFDMシンボル長に基づいて、粒度を選択してもよい。
(複数のTA commandがUEに同時に通知される場合)
UE2aは、gNB1から、2つのTA commandが同時に通知される場合がある。例えば、 TA command MAC CEには、2つのSCS IDと、2つのSCS IDのそれぞれに対応する2つのTA commandとが格納される場合がある。この場合、UE2aは、gNB1から、2つのSCS IDと、2つのTA commandとを同時に受信する。
2つのTA commandを同時に受信した場合、2つのTA commandのそれぞれの粒度が異なる場合がある。UE2aは、TA commandの粒度が異なる場合、次のいずれかの処理を行ってもよい。
1.UE2aは、2つの粒度の中から、小さい方の粒度を選択する。そして、UE2aは、gNB1から通知された2つのTA commandに対し、選択した小さい粒度を適用して、上り信号の送信タイミングを制御する。なお、UE2aは、選択しなかった粒度を破棄してもよい。
2.UE2aは、2つのTA commandのそれぞれに、対応する粒度を適用して、上り信号の送信タイミングを制御する。または、UE2aは、2つのTA commandのそれぞれに、2つの粒度のいずれか一方を優先的に適用し、上り信号の送信タイミングを制御する。
3.UE2aは、2つの粒度を破棄する。
なお、上記では、1つの TA command MAC CEに2つのSCS IDと、2つのTA commandとが含まれるとしたが、UE2aは、1つのSCS IDと、1つのTA commandとを含むTA command MAC CEを、2つ同時に受信してもよい。
また、上記では、TA command MAC CEに、2つのSCS IDと、2つのTA commandとが含まれるとしたが、これに限られない。TA command MAC CEに、3以上のSCS IDと、3以上のTA commandとが含まれてもよい。
また、UE2aは、採用(選択)した粒度の情報または破棄した粒度の情報をgNB1に通知してもよい(e.g. ACK./NACK等)。上記では、UE2aについて説明したが、UE2bについても同様である。
(UEが一部のSCSをサポートしていない場合)
UE2a,2bは、複数存在するSCSの一部をサポートしていない場合がある。例えば、UE2a,2bは、SCS#15kHz,30kHz,60kHz,120kHzのうち、SCS#120kHzをサポートしていなかったり、SCS#60kHz,120kHzをサポートしていなかったりする場合がある。UE2a,2bは、サポートしていないSCSを指定する制御信号(MAC CEまたはRRC信号等)を受信した場合には、当該制御信号を破棄してもよい。また、UE2a,2bは、制御信号を破棄したことをgNB1に通知してもよい。
(送信タイミング制御に必要な粒度が指定されない場合)
UE2a,2bには、NWから指定された粒度より、細かい粒度が必要になるSCSがNWから指定されなくてもよい。つまり、UE2a,2bは、実際に適用または設定されているSCSよりも粗い粒度のTA commandが指定されても適切に動作できる。
(ハードウェア構成)
上記実施の形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、本発明の一実施の形態におけるgNB1、UE2a,2bなどは、本発明の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図21は、本発明の一実施の形態に係るgNB1およびUE2a,2bのハードウェア構成の一例を示した図である。上述のgNB1およびUE2a,2bは、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。gNB1およびUE2a,2bのハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
gNB1およびUE2a,2bにおける各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信や、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、UE2a,2bのタイミング制御部25などは、プロセッサ1001で実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールやデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、UE2a,2bの機能は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施の形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、上述の下り信号送信部11、上り信号受信部12、上り信号送信部21、下り信号受信部22等は、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001やメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、gNB1およびUE2a,2bは、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
(情報の通知、シグナリング)
情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
(適応システム)
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
(処理手順等)
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
(基地局の操作)
本明細書において基地局によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局および/または基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MMEまたはS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MMEおよびS-GW)であってもよい。
(入出力の方向)
情報等(「情報、信号」の項目参照)は、上位レイヤ(または下位レイヤ)から下位レイヤ(または上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
(入出力された情報等の扱い)
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
(判定方法)
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
(態様のバリエーション等)
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
(ソフトウェア)
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
(情報、信号)
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及び/又はシンボルは信号(シグナル)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC)は、キャリア周波数、セルなどと呼ばれてもよい。
(「システム」、「ネットワーク」)
本明細書で使用する「システム」および「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
(パラメータ、チャネルの名称)
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスで指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的なものではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本明細書で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素(例えば、TPCなど)は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的なものではない。
(基地局)
基地局は、1つまたは複数(例えば、3つ)の(セクタとも呼ばれる)セルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」または「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局、および/または基地局サブシステムのカバレッジエリアの一部または全体を指す。さらに、「基地局」「eNB」、「セル」、および「セクタ」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。基地局は、固定局(fixed station)、NodeB、eNodeB(eNB)、アクセスポイント(access point)、フェムトセル、スモールセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
(移動局)
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
(用語の意味、解釈)
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。本明細書で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及び/又はプリント電気接続を使用することにより、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどの電磁エネルギーを使用することにより、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。また、補正用RSは、TRS(Tracking RS)、PC−RS(Phase Compensation RS)、PTRS(Phase Tracking RS)、Additional RSと呼ばれてもよい。また、復調用RS及び補正用RSは、それぞれに対応する別の呼び方であってもよい。また、復調用RS及び補正用RSは同じ名称(例えば復調RS)で規定されてもよい。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
上記の各装置の構成における「部」を、「手段」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
「含む(including)」、「含んでいる(comprising)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
無線フレームは時間領域において1つまたは複数のフレームで構成されてもよい。時間領域において1つまたは複数の各フレームはサブフレーム、タイムユニット等と呼ばれてもよい。サブフレームは更に時間領域において1つまたは複数のスロットで構成されてもよい。スロットはさらに時間領域において1つまたは複数のシンボル(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、SC-FDMA(Single Carrier-Frequency Division Multiple Access)シンボル等)で構成されてもよい。
無線フレーム、サブフレーム、スロット、およびシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、およびシンボルは、それぞれに対応する別の呼び方であってもよい。
例えば、LTEシステムでは、基地局が各移動局に無線リソース(各移動局において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力等)を割り当てるスケジューリングを行う。スケジューリングの最小時間単位をTTI(Transmission Time Interval)と呼んでもよい。
例えば、1サブフレームをTTIと呼んでもよいし、複数の連続したサブフレームをTTIと呼んでもよいし、1スロットをTTIと呼んでもよい。
リソースユニットは、時間領域および周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域では1つまたは複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。また、リソースユニットの時間領域では、1つまたは複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1サブフレーム、または1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームは、それぞれ1つまたは複数のリソースユニットで構成されてもよい。また、リソースユニットは、リソースブロック(RB:Resource Block)、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、PRBペア、RBペア、スケジューリングユニット、周波数ユニット、サブバンドと呼ばれてもよい。また、リソースユニットは、1つ又は複数のREで構成されてもよい。例えば、1REは、リソース割当単位となるリソースユニットより小さい単位のリソース(例えば、最小のリソース単位)であればよく、REという呼称に限定されない。
上述した無線フレームの構造は例示に過ぎず、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレームに含まれるスロットの数、スロットに含まれるシンボルおよびリソースブロックの数、および、リソースブロックに含まれるサブキャリアの数は様々に変更することができる。
本開示の全体において、例えば、英語でのa, an, 及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含むものとする。
(態様のバリエーション等)
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本発明の一態様は、移動通信システムに有用である。
1 gNB
2a,2b UE
C1 セル
11 下り信号送信部
12 上り信号受信部
13 受信信号復調部
14 測定部
15 CC管理部
16 TAG決定部
17 下り信号生成部
21 上り信号送信部
22 下り信号受信部
23 受信信号復調部
24 測定部
25 タイミング制御部
26 上り信号生成部
31,32 MAC PDU
本開示、端末および端末の送信方法に関する。

Claims (6)

  1. 基地局から時間指標を含むMAC CE(Media Access Control Control Element)を受信する受信部と、
    前記時間指標に上り信号の信号デザインに対応する粒度を乗算した値に基づいて、前記上り信号の送信タイミングを調整する制御部と、
    送信タイミングが調整された前記上り信号を前記基地局に送信する送信部と、
    を有するユーザ端末。
  2. 前記MAC CEには、前記上り信号の信号デザインを示す情報が含まれ、
    前記制御部は、前記時間指標に前記情報に対応する粒度を乗算する、
    請求項1に記載のユーザ端末。
  3. 前記上り信号の信号デザインは、前記MAC CEを含む下り信号の信号デザインで指定され、
    前記制御部は、前記時間指標に前記下り信号の信号デザインで指定される前記上り信号の信号デザインに対応する粒度を乗算する、
    請求項1に記載のユーザ端末。
  4. 前記制御部は、ランダムアクセスプロシージャの後に受信される前記MAC CEに含まれる前記時間指標に、前記ランダムアクセスプロシージャにおいて送信された前記上り信号の信号デザインに対応する粒度を乗算する、
    請求項1に記載のユーザ端末。
  5. 前記上り信号に適用され得る信号デザインに対し、各信号デザイン間で異なる粒度を対応付けて記憶する記憶部と、
    前記記憶部から、前記上り信号に適用されている信号デザインに対応する粒度を取得する取得部と、
    前記記憶部から取得した粒度のうち、最小の粒度を選択する選択部と、をさらに有し、
    前記制御部は、前記時間指標に前記最小の粒度を乗算する、
    請求項1に記載のユーザ端末。
  6. 基地局から時間指標を含むMAC CE(Media Access Control Control Element)を受信し、
    前記時間指標に上り信号の信号デザインに対応する粒度を乗算した値に基づいて、前記上り信号の送信タイミングを調整し、
    送信タイミングが調整された前記上り信号を前記基地局に送信する、
    送信タイミング制御方法。
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