JPWO2019004084A1 - 水性ボールペン用インク組成物 - Google Patents
水性ボールペン用インク組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2019004084A1 JPWO2019004084A1 JP2019526866A JP2019526866A JPWO2019004084A1 JP WO2019004084 A1 JPWO2019004084 A1 JP WO2019004084A1 JP 2019526866 A JP2019526866 A JP 2019526866A JP 2019526866 A JP2019526866 A JP 2019526866A JP WO2019004084 A1 JPWO2019004084 A1 JP WO2019004084A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- mass
- resin particles
- ink composition
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/16—Writing inks
- C09D11/18—Writing inks specially adapted for ball-point writing instruments
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L29/00—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal or ketal radical; Compositions of hydrolysed polymers of esters of unsaturated alcohols with saturated carboxylic acids; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L29/10—Homopolymers or copolymers of unsaturated ethers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L35/00—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a carboxyl radical, and containing at least one other carboxyl radical in the molecule, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L35/06—Copolymers with vinyl aromatic monomers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L35/00—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a carboxyl radical, and containing at least one other carboxyl radical in the molecule, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L35/08—Copolymers with vinyl ethers
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
Description
本発明の水性ボールペン用インク組成物は、(a)下記式(I)で表されるポリオキシアルキレンアルキルエーテル単位、(b)無水マレイン酸単位、(c)スチレン単位で構成され、これらの組成比がモル%で(a):(b):(c)=25〜75:25〜75:0〜50であり、かつ質量平均分子量が1000〜50000であるアリルアルコール・無水マレイン酸・スチレン共重合物とポリオキシアルキレンモノアルキルアルコールとのグラフト化物0.1〜5質量%と、樹脂粒子5〜40質量%と、水とを少なくとも含有することを特徴とするものである。
これら(a)、(b)及び(c)単位の組成比は、モル%で(a):(b):(c)=25〜75:25〜75:0〜50である。
上記(c)のスチレン単位が0モル%の場合は、スチレン単位が含まれない場合であり、この場合は、(a)上記式(I)で表されるポリオキシアルキレンアルキルエーテル単位、(b)無水マレイン酸単位で構成され、これらの組成比がモル%で(a):(b)=25〜75:25〜75であり、かつ質量平均分子量が1000〜50000であるアリルアルコール・無水マレイン酸共重合物とポリオキシアルキレンモノアルキルアルコールとのグラフト化物である。
上記(c)のスチレン単位を含む場合において、上記(a)〜(c)の好ましい組成比は、モル%で(a):(b):(c)=25〜40:25〜40:20〜50となるものが望ましい。
上記成分(b)のエチレンオキサイド単位の付加モル数、具体的には、式(I)中のmは、5〜50モルであり、この範囲のものを用いることにより、本発明の効果を発揮できるものとなる。
また、Rは炭素数1〜5の直鎖又は分岐を有するアルキル基であり、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基の直鎖のもの;イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチル基の分岐鎖のもの;シクロプロピル基、シクロペンチル基の環状のもの等が挙げられる。
更に、上記グラフト化物の質量平均分子量は、1,000〜50,000であり、質量平均分子量が50,000を超えると、インク粘度がアップし、一方、1,000未満では、溶解性が低下し、好ましくない。
この含有量が0.1%未満であると、本発明の効果を発揮することができず、一方、5%を超えると、インクの経時安定性が低下するため、好ましくない。
用いることができる着色樹脂粒子は、着色された樹脂粒子から構成されるものであれば特に限定されず、例えば、1)樹脂粒子中にカーボンブラック、酸化チタン等の無機顔料、フタロシアニン系顔料、アゾ系顔料等の有機顔料などの顔料からなる着色剤が分散された着色樹脂粒子、2)樹脂粒子の表面が上記顔料からなる着色剤で被覆された着色樹脂粒子、3)樹脂粒子に直接染料、酸性染料、塩基性染料、食料染料、蛍光染料などの染料からなる着色剤が染着された着色樹脂粒子、4)ポリマーで構成されているマトリックス、OH基を有する樹脂、及び水不溶性染料を有するマイクロスフェア、5)ロイコ色素等を用いて熱変色性とした着色樹脂粒子、6)光変色性色素となるフォトクロミック色素(化合物)、蛍光色素等を用いて光変色性とした着色樹脂粒子などが挙げられる。
マトリックスを構成するポリマーとしては、例えば、エポキシポリマー、メラミンポリマー、アクリルポリマー、ウレタンポリマー、若しくはウレアポリマー、又はこれらの組合せであることができる。
OH基を有する樹脂は、マトリックス中に含有されている。OH基を有する樹脂としては、例えば、テルペンフェノール樹脂、ロジンフェノール樹脂、アルキルフェノール樹脂、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂、ブチラール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリオール変性キシレン樹脂、エチレンオキシド変性キシレン樹脂、マレイン酸樹脂、水酸基変性アクリル樹脂水酸基変性スチレンアクリル樹脂、カルボキシル変性アクリル樹脂、カルボキシル変性スチレンアクリル樹脂等が挙げられる。
水不溶性染料は、常温において水に不溶の染料であり、例えば、アゾ系、金属錯塩アゾ系、アンスラキノン系及び金属フタロシアニン系の化学構造を有する染料などの造塩染料、分散染料、油溶性染料等を用いることができるが、発色性の観点から、造塩染料を用いることが好ましい。
乳化重合法によるマイクロスフェア作成工程は、油相を作製すること、水相を作製すること、及び油相と水相とを混合させて油相の成分を乳化した後に重合させる工程からなる。
油相は、フェニルグリコール、ベンジルアルコール、エチレングリコールモノベンジルエーテル、酢酸エチル等の有機溶剤、上記水不溶性染料、上記OH基を有する樹脂、及びモノマー又はプレポリマーを含有している。この有機溶剤は、複数種含有されていてもよい。
この油相は、有機溶剤を所定の温度に加温しながら、水不溶性染料及びOH基を有する樹脂を加えて撹拌し、次いで、ポリマーを構成するメラミンモノマー又はプレポリマー、エポキシモノマー又はプレポリマー、アクリルモノマー又はプレポリマー、イソシアネートモノマー又はプレポリマーなどのモノマー又はプレポリマーを加え、更に随意に他の有機溶剤を加えることにより、作製することができる。
水相は、水及び分散剤を混合させることにより作製することができる。分散剤としては、例えばポリビニルアルコールを用いることができるが、これに限定されない。
マイクロスフェア作成工程は、他の工程、例えばマイクロスフェアを分級する工程を含んでいてもよい。
染料含有溶液は、水不溶性染料及びOH基を有する樹脂を有機溶剤に加熱溶解することにより作製することができる。水不溶性染料、OH基を有する樹脂及び有機溶剤としては、乳化重合によるマイクロスフェア作成工程に関して挙げたものを用いることができる。
保護コロイド剤含有溶液は、保護コロイド剤を水に溶解させることにより、作製することができる。保護コロイド剤としては、例えば、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体等を用いることができる。
モノマー又はプレポリマーの重合は、染料含有溶液を、所定の温度に加温した保護コロイド剤含有溶液に添加して油滴状に分散させ、ここに上記モノマー又はプレポリマーを添加し、温度を維持して撹拌することにより、行うことができる。これによれば、モノマー又はプレポリマーを重合して得られたポリマーに、水不溶性染料及びOH基を有する樹脂が内包されることとなる。
マイクロカプセル化法としては、例えば、界面重合法、界面重縮合法、insitu重合法、液中硬化被覆法、水溶液からの相分離法、有機溶媒からの相分離法、融解分散冷却法、気中懸濁被覆法、スプレードライニング法などを挙げることができ、用途に応じて適宜選択することができる。例えば、水溶液からの相分離法では、ロイコ色素、顕色剤、変色温度調整剤を加熱溶融後、乳化剤溶液に投入し、加熱攪拌して油滴状に分散させ、次いで、カプセル膜剤として、壁膜がウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アミノ樹脂等となる樹脂原料を使用、例えば、アミノ樹脂溶液、具体的には、メチロールメラミン水溶液、尿素溶液、ベンゾグアナミン溶液などの各液を徐々に投入し、引き続き反応させて調製後、この分散液を濾過することにより熱変色性のマイクロカプセル顔料からなる熱変色性の着色樹脂粒子を製造することができる。この熱変色性の着色樹脂粒子では、ロイコ色素、顕色剤及び変色温度調整剤の種類、量などを好適に組み合わせることにより、各色の発色温度、消色温度を好適な温度に設定することができる。
この光変色性の着色樹脂粒子樹脂粒子は、フォトクロミック色素(化合物)、蛍光色素などを好適に用いることにより、例えば、室内照明環境(室内での白熱灯、蛍光灯、ランプ、白色LEDなどから選ばれる照明器具)において無色であり、紫外線照射環境(200〜400nm波長の照射、紫外線を含む太陽光での照射環境)で発色する性質を有するものとすることができる。
中空樹脂粒子、中実樹脂粒子の材質としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリロニトリル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリエチレンテレフタレート、ポリウレタンなどの単独重合体や、スチレン−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体などの2種以上のモノマーが共在している共重合体、これらの変性体などの固体の樹脂粒子を用いることができる。
また、本発明に用いる上記各樹脂粒子の形状は、球状(真球状、略球状、略楕円球状)の他、多角形状、扁平状等の異形の形状のものなどが使用できるが、球状の樹脂粒子の使用が好ましい。
上記各樹脂粒子のうち、粒子内部に空隙のある中空樹脂粒子は、白色顔料として、上記1)〜6)の各着色樹脂粒子は、蛍光顔料、熱変色性顔料や光変色性顔料のマイクロカプセル顔料、マイクロスフェアなど(色材)として使用することができる。また、上記1)〜6)の各樹脂粒子は、各製造法により製造した各樹脂粒子を使用することができ、市販品があれば、それらを使用してもよいものである。
用いる樹脂粒子(固形分量)の合計含有量は、筆記性能や描線品位及び初筆性の両立を高度にする点から、インク組成物全量に対して、5〜40%であり、好ましくは、5〜30%とすることが望ましい。この樹脂粒子含有量が5%未満では、筆記性能や描線品位が劣ることとなり、一方、40%超過では初筆性の低下が認められ、好ましくない。
また、樹脂粒子の平均粒子径についても、初筆性の低下と概ね比例する傾向にあり、樹脂粒子の平均粒子径が0.4μm以上であると初筆性の低下が若干認められ、1.0μm以上となるとより低下傾向となる。平均粒子径の上限は、筆記性能や描線品位を考慮すると、20μm以下とすることが望ましい。
無機系顔料としては、例えば、カーボンブラックや、酸化チタン、金属粉等が挙げられる。また、有機系顔料としては、例えば、アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、キレートアゾ顔料、フタロシアニン顔料、ペリレン及びペリノン顔料、アントラキノン顔 料、キナクリドン顔料、染料レーキ、ニトロ顔料、ニトロソ顔料などが挙げられる。
水溶性染料としては、直接染料、酸性染料、食用染料、塩基性染料のいずれも用いることができる。
これらの色材は、単独で、又は2種以上を混合して適宜量用いることができる。
これらの水溶性有機溶剤の含有量は、目的によって変動する。例えば、書き味の向上、ペン先での乾燥防止を目的とする場合は、10%を超える量とすることが好ましい。
一方、平均粒子径が大きい樹脂粒子を含むインクを用いた筆記具は、インクの流量を多くする場合が多い。そうすると描線乾燥性が低下するという課題が生じやすい。したがって、筆記具としての全体的な性能を損なわない範囲で含有量を少なくすることが望ましい。インク組成物全量に対して、好ましくは、上記の点から、10%以下、更に好ましくは、5〜10%とすることが望ましい。
また、防錆剤としては、ベンゾトリアゾール、トリルトリアゾール、ジシクロへキシルアンモニウムナイトライト、サポニン類など、防腐剤もしくは防菌剤としては、フェノール、ナトリウムオマジン、安息香酸ナトリウム、ベンゾイソチアゾリン、ベンズイミダゾール系化合物などが挙げられる。
pH調整剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等のアルカリ金属の水酸化物、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、ジメチルエタノールアミン、モルホリン、トリエチルアミン等のアミン化合物、アンモニア等が挙げられる。
得られる本発明の水性ボールペン用インク組成物は、金属チップ、樹脂チップなどのボールペンチップを備えたインクリフィル、並びに、ボールペンに搭載して使用に供される。
実施例及び比較例で用いたマイクロスフェア、熱変色性マイクロカプセル顔料は、下記の製造例1,2により得たものを用いた。
(油相溶液の作製)
有機溶剤としての酢酸エチル12.5質量部を60℃に加温しながら、ここに水不溶性染料としての油溶性黒染料(Oil Black 860、オリヱント化学工業社)3.5質量部及びテルペンフェノール樹脂(YSポリスターN125 ヤスハラケミカル株式会社)0.5質量部を加えて十分に溶解させた。次いで、ここにプレポリマーとしてのヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート変性体(TLA−100、旭化成ケミカルズ社)8質量部を加えて、油相溶液を作製した。
(水相溶液の作製)
蒸留水200質量部を60℃に加温しながら、ここに分散剤としてのポリビニルアルコール(PVA−205、クラレ社)15質量部を溶解して、水相溶液を作製した。
(乳化重合)
60℃の水相溶液に油相溶液を投入し、ホモジナイザーで6時間撹拌することにより乳化混合して重合を完了した。得られた分散体を遠心処理することでマイクロスフェアを回収し、黒色のマイクロスフェアAを得た。
ロイコ色素として、メチル−3’,6’−ビスジフェニルアミノフルオラン1部、顕色剤として、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン2部、及び変色性温度調整剤として、ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタンジカプリレート24部を100℃に加熱溶融して、均質な組成物27部を得た。上記で得た組成物27部の均一な熱溶液にカプセル膜剤として、イソシアネート10部及びポリオール10部を加えて攪拌混合した。次いで、保護コロイドとして12%ポリビニルアルコール水溶液60部を用いて、25℃で乳化して分散液を調製した。次いで、5%の多価アミン5部を用いて、80℃で60分間処理してマイクロカプセルを得た。以上の手順により得たマイクロカプセル化した水分散体をスプレードライすることでパウダー状にして熱変色性マイクロカプセル顔料を製造した。この熱変色性マイクロカプセル顔料は室温下で青色で、60℃以上で無色(消色)するものであった。
下記表1に示す配合処方(全量100質量%)にしたがって、常法により各水性のボールペン用水性インク組成物を調製した。
上記で得られた各インク組成物を用いて水性ボールペンを作製した。具体的には、ボールペン〔三菱鉛筆株式会社製、商品名:UF−202〕の軸を使用し、内径3.8mm、長さ90mmポリプロピレン製インク収容管とステンレス製チップ(超硬合金ボール、ボール径0.5mm)及び該収容管と該チップを連結する継手からなるリフィールに上記各水性インクを充填し、インク後端に鉱油を主成分とするインク追従体を装填し、水性ボールペンを作製した。
得られた実施例1〜5及び比較例1〜5の各水性ボールペンを用いて、下記評価方法で初筆正の評価を行った。
これらの結果を下記表1に示す。
評価基準:
A:書き始めから問題なく筆記可能
B:書き始めから1mm未満のカスレが確認される
C:書き始めから1mm以上のカスレが確認される
Claims (1)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022116831A JP7394929B2 (ja) | 2017-06-30 | 2022-07-22 | 水性ボールペン |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017128431 | 2017-06-30 | ||
JP2017128431 | 2017-06-30 | ||
PCT/JP2018/023827 WO2019004084A1 (ja) | 2017-06-30 | 2018-06-22 | 水性ボールペン用インク組成物 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022116831A Division JP7394929B2 (ja) | 2017-06-30 | 2022-07-22 | 水性ボールペン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2019004084A1 true JPWO2019004084A1 (ja) | 2020-05-07 |
JP7112398B2 JP7112398B2 (ja) | 2022-08-03 |
Family
ID=64740684
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019526866A Active JP7112398B2 (ja) | 2017-06-30 | 2018-06-22 | 水性ボールペン用インク組成物 |
JP2022116831A Active JP7394929B2 (ja) | 2017-06-30 | 2022-07-22 | 水性ボールペン |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022116831A Active JP7394929B2 (ja) | 2017-06-30 | 2022-07-22 | 水性ボールペン |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11634601B2 (ja) |
EP (1) | EP3647379B1 (ja) |
JP (2) | JP7112398B2 (ja) |
KR (1) | KR102593856B1 (ja) |
CN (1) | CN110809611A (ja) |
ES (1) | ES2959524T3 (ja) |
WO (1) | WO2019004084A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20220259450A1 (en) * | 2019-06-12 | 2022-08-18 | SOCIéTé BIC | Color changing aqueous ink |
JP7221824B2 (ja) * | 2019-07-19 | 2023-02-14 | 三菱鉛筆株式会社 | 水性ボールペン用インク組成物 |
JP7498594B2 (ja) * | 2020-05-07 | 2024-06-12 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具用水性インク組成物 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03207772A (ja) * | 1990-01-10 | 1991-09-11 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 油性ボールペン用インク組成物 |
JPH0413783A (ja) * | 1990-05-02 | 1992-01-17 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 水性顔料インキ組成物 |
JPH10298480A (ja) * | 1997-04-30 | 1998-11-10 | Pentel Kk | 水性光沢インキ組成物 |
JP2005290197A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Pentel Corp | 高隠蔽性液状組成物 |
JP2017082154A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | ぺんてる株式会社 | ボールペン用水性インキ組成物 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3700071B2 (ja) * | 1996-10-03 | 2005-09-28 | パイロットインキ株式会社 | 水消去性マーキングペン用インキ組成物 |
JP4143802B2 (ja) * | 2001-11-26 | 2008-09-03 | 日信化学工業株式会社 | 分散剤組成物 |
JP2007238736A (ja) | 2006-03-08 | 2007-09-20 | Pilot Ink Co Ltd | ボールペン用水性インキ組成物及びそれを収容したボールペン |
JP2011178973A (ja) | 2010-03-04 | 2011-09-15 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | ボールペン用水性インク組成物及びそれを用いた水性ボールペン |
JP2012046637A (ja) | 2010-08-26 | 2012-03-08 | Pentel Corp | ボールペン用水性インキ組成物 |
JP5827584B2 (ja) * | 2012-03-09 | 2015-12-02 | 積水化成品工業株式会社 | 粘着性ハイドロゲル及びその用途 |
JP6435202B2 (ja) | 2015-01-21 | 2018-12-05 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具用水性インク組成物 |
WO2016122648A1 (en) * | 2015-01-30 | 2016-08-04 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Ink composition including a modified polymer or copolymer additive |
-
2018
- 2018-06-22 EP EP18823041.1A patent/EP3647379B1/en active Active
- 2018-06-22 US US16/627,568 patent/US11634601B2/en active Active
- 2018-06-22 WO PCT/JP2018/023827 patent/WO2019004084A1/ja unknown
- 2018-06-22 JP JP2019526866A patent/JP7112398B2/ja active Active
- 2018-06-22 KR KR1020207002654A patent/KR102593856B1/ko active IP Right Grant
- 2018-06-22 CN CN201880044123.1A patent/CN110809611A/zh active Pending
- 2018-06-22 ES ES18823041T patent/ES2959524T3/es active Active
-
2022
- 2022-07-22 JP JP2022116831A patent/JP7394929B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03207772A (ja) * | 1990-01-10 | 1991-09-11 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 油性ボールペン用インク組成物 |
JPH0413783A (ja) * | 1990-05-02 | 1992-01-17 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 水性顔料インキ組成物 |
JPH10298480A (ja) * | 1997-04-30 | 1998-11-10 | Pentel Kk | 水性光沢インキ組成物 |
JP2005290197A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Pentel Corp | 高隠蔽性液状組成物 |
JP2017082154A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | ぺんてる株式会社 | ボールペン用水性インキ組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20200024863A (ko) | 2020-03-09 |
US20200165473A1 (en) | 2020-05-28 |
JP2022132600A (ja) | 2022-09-08 |
EP3647379B1 (en) | 2023-08-09 |
ES2959524T3 (es) | 2024-02-26 |
JP7394929B2 (ja) | 2023-12-08 |
EP3647379A4 (en) | 2021-03-24 |
JP7112398B2 (ja) | 2022-08-03 |
US11634601B2 (en) | 2023-04-25 |
WO2019004084A1 (ja) | 2019-01-03 |
KR102593856B1 (ko) | 2023-10-26 |
EP3647379A1 (en) | 2020-05-06 |
CN110809611A (zh) | 2020-02-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7394929B2 (ja) | 水性ボールペン | |
CN107129720B (zh) | 书写工具用水性墨组合物 | |
JP5534794B2 (ja) | 水性ボールペン用インキ組成物及び水性ボールペン | |
CN1978558B (zh) | 水性圆珠笔用黑色墨水组合物以及水性墨水圆珠笔 | |
TW201400560A (zh) | 色素、使用此的微膠囊顏料及書寫用具用的油墨組成物 | |
JP6626373B2 (ja) | 筆記具用水性インク組成物 | |
JP6718259B2 (ja) | ボールペン用水性インク組成物 | |
JP2000265105A (ja) | ボールペン用水性白色又はパステル調インキ組成物 | |
JP6851157B2 (ja) | 筆記具用水性インク組成物 | |
JP3786193B2 (ja) | 呈色性化合物を含有する着色剤及び該着色剤の製造方法並びにこれを利用したインキ及びトナー | |
JP3878504B2 (ja) | 呈色性化合物を含有する懸濁重合体粒子並びにこれを利用したインキ及びトナー | |
JPWO2015111744A1 (ja) | フォトクロミック色材及び筆記具用インク組成物 | |
JP7382225B2 (ja) | 水性ボールペン用インク組成物 | |
JP7323332B2 (ja) | 水性ボールペン用インク組成物 | |
JP7221824B2 (ja) | 水性ボールペン用インク組成物 | |
JP7290430B2 (ja) | 水性ボールペン用インク組成物 | |
US20240132735A1 (en) | Ink composition for aqueous ballpoint pen | |
TW202132482A (zh) | 水性圓珠筆用墨水組成物 | |
JP2003012810A (ja) | 着色剤並びにこの着色剤を含有するインキ及びその製造方法 | |
JP2004238502A (ja) | インキ用色材及びインキ組成物 | |
JP2008274149A (ja) | 筆記具用水性インキ組成物及びそれを内蔵した筆記具 | |
JP2009132852A (ja) | ボールペン用インキ組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210401 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220419 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220520 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220705 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220722 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7112398 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |