JPWO2018220933A1 - アーク加工用電源装置およびアーク加工用電源装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

インバータ回路(INV1,INV2)を構成するスイッチング素子の温度の測定値と出力電流に係る設定値によって、複数あるインバータ回路(INV1,INV2)の駆動と停止を、インバータ回路(INV1,INV2)での消費電力が小さくなるように選択する。

Description

本開示は、アーク加工用電源装置に内蔵されているインバータ回路を複数並列に設けて、並列運転する技術に関するものである。
アーク加工用電源装置において、溶接電流としての出力電流の増大をはかるためにインバータ回路を複数並列に設け並列運転を行って対応してきた。
一方、上記のようなインバータ回路が複数並列に設けられたアーク加工用電源装置において、特に出力電流が小さい場合は、いくつかのインバータ回路を停止させるほうが、全てのインバータ回路を駆動させるよりも、溶接性が改善される場合がある。
インバータ回路が複数並列に設けられた従来のアーク加工用電源装置では、インバータ回路の出力制御信号のパルス波形の歯抜けを検出して、あるインバータ回路を停止させる、という方法が開示されている(特許文献1)。
特許第4965238号公報
しかしながら、前記従来の構成では、あるインバータ回路を停止させることにより、アーク加工用電源装置の全体での消費電力が増大する場合がある。
本開示は、インバータ回路が複数並列に設けられたアーク加工用電源装置において、アーク加工用電源装置の消費電力が小さくなるように制御する手法を提供する。
本開示の一態様のアーク加工用電源装置は、被溶接物に対して短絡溶接またはパルス溶接を行うアーク加工用電源装置であって、商用交流電力を整流し直流電圧を出力する第1の1次整流回路と、第1の1次整流回路から出力された直流電圧を平滑する第1の平滑コンデンサと、第1の平滑コンデンサで平滑された直流電圧を高周波交流電圧に変換する第1のインバータ回路と、第1のインバータ回路の出力をアーク加工に適した高周波交流電圧に変換する第1の主変圧器と、第1の主変圧器の出力を整流する第1の2次整流回路と、商用交流電力を整流し直流電圧を出力する第2の1次整流回路と、第2の1次整流回路から出力された直流電圧を平滑する第2の平滑コンデンサと、第2の平滑コンデンサで平滑された直流電圧を高周波交流電圧に変換する第2のインバータ回路と、第2のインバータ回路の出力をアーク加工に適した高周波交流電圧に変換する第2の主変圧器と、第2の主変圧器の出力を整流する第2の2次整流回路と、第1の2次整流回路の出力と前記第2の2次整流回路の出力を合わせた電流を平滑して出力端子に出力電流を出力する直流リアクトルと、出力電流の検出を行う出力電流検出回路と、予め定めた出力電流に係る設定値を設定する出力電流設定回路と、出力電流に対応する駆動が必要なインバータ回路の最少の個数を予め記憶する第1の記憶回路と、出力電流設定回路によって設定された出力電流に係る設定値と第1の記憶回路に記憶されている出力電流に対応する駆動が必要なインバータ回路の最少の個数とを比較して、設定に対応する駆動が必要なインバータ回路の最少の個数を求める比較回路と、インバータ回路を構成するスイッチング素子の温度と駆動するインバータ回路1個あたりのインバータ出力電流とインバータ回路の消費電力との関係である温度に対する消費電力の関係を予め記憶する第2の記憶回路と、出力電流設定回路によって設定された出力電流に係る設定値と、第1のインバータ回路を構成するスイッチング素子の測定された温度と、第2のインバータ回路を構成するスイッチング素子の測定された温度と、第2の記憶回路の記憶されている温度に対する消費電力パラメータから、各インバータ回路の駆動と停止の組合せに対する消費電力を求める演算回路と、比較回路より求めた設定に対応する駆動が必要なインバータ回路の最少の個数以上で、演算回路で求めた消費電力の中で最も消費電力が小さくなるインバータ回路の組合せを選択する選択回路と、選択回路により選択されたインバータ回路の組合せに基づいて、第1のインバータ回路を制御する第1の出力制御信号と第2のインバータ回路を制御する第2の出力制御信号を出力する出力制御回路と、を備えるものである。
本開示の別の態様のアーク加工用電源装置の制御方法は、インバータ回路が複数並列に設けられ、被溶接物に対して、溶接開始期間、本溶接期間、および溶接終了期間を有する短絡溶接を行うアーク加工用電源装置の制御方法であって、短絡溶接の本溶接期間については、インバータ回路を構成するスイッチング素子の温度の測定値と、被溶接物に対して出力される出力電流の時間平均である平均出力電流とからそれぞれのインバータ回路の動作の組合せにおける消費電力を演算し、複数のインバータ回路それぞれでの消費電力の合計が最も小さくなるように複数の前記インバータ回路の駆動と停止を選択するものである。
本開示のさらに別の態様のアーク加工用電源装置の制御方法は、インバータ回路が複数並列に設けられ、被溶接物に対して、溶接開始期間、本溶接期間、および溶接終了期間を有するパルス溶接を行うアーク加工用電源装置の制御方法であって、パルス溶接の本溶接期間については、インバータ回路を構成するスイッチング素子の温度の測定値とパルス溶接のベース電流およびピーク電流とからそれぞれのインバータ回路の動作の組合せにおける消費電力を演算し、複数の前記インバータ回路での消費電力の合計が最も小さくなるように複数のインバータ回路それぞれの駆動と停止を選択するものである。
本開示の一態様に係るアーク加工用電源装置は、複数並列に接続された電源ユニットを備える大電流対応のアーク加工用電源装置である。各電源ユニットは、1次整流回路、平滑コンデンサ、インバータ回路、主変圧器及び2次整流回路を含む。アーク加工用電源装置は、各インバータ回路を構成するスイッチング素子の温度を測定し、それらに基づいて各インバータ回路での消費電力が最も小さくなるように各インバータ回路の駆動または停止を決定する。したがって、アーク加工用電源装置の消費電力を低減することができる。
図1は、電源ユニットが2個並列に設けられたアーク加工用電源装置の電気接続図である。 図2は、電源ユニットが2個並列に設けられたアーク加工用電源装置における、第1の記憶回路に記憶される情報の一例、すなわち、出力電流に対応する駆動が必要なインバータ回路の最少の個数の関係の一例を示す図である。 図3Aは、電源ユニットが2個並列に設けられたアーク加工用電源装置における、第2の記憶回路に記憶される情報の一例、すなわち、温度に対する消費電力の関係の一例、より詳しくは、インバータ回路の温度毎の、駆動するインバータ回路1個あたりのインバータ出力電流とインバータ回路の消費電力との関係の一例を示す図である。 図3Bは、温度に対する消費電力の関係の別の一例を示す図である。 図4は、電源ユニットが2個並列に設けられたアーク加工用電源装置における演算回路の演算結果の一例を示す図である。 図5は、短絡溶接時の出力電流波形と出力電圧波形の一例を示す図である。 図6Aは、各インバータ回路の駆動と停止の組合せに対する常温領域でのインバータ回路の消費電力を示す図である。 図6Bは、各インバータ回路の駆動と停止の組合せに対する高温領域でのインバータ回路の消費電力を示す図である。 図7は、演算回路の演算結果を示す図である。 図8は、短絡溶接時の出力電流と出力電圧と駆動するインバータ回路の個数の関係の一例を示す図である。 図9は、短絡溶接時の出力電流と出力電圧と駆動するインバータ回路の個数の関係の一例を示す図である。 図10は、パルス溶接時の出力電流波形と出力電圧波形の一例を示す図である。 図11は、パルス溶接時の出力電流と出力電圧と駆動するインバータ回路の個数の関係の一例を示す図である。
(実施の形態1)
以下、本開示の実施の形態1について、図1から図9を用いて説明をする。まず、アーク加工用電源装置の構成について図1から図4を用いて説明する。図1は、1次整流回路、平滑コンデンサ、インバータ回路、主変圧器及び2次整流回路から形成される電源ユニットを2個並列に設けたアーク加工用電源装置を示す。
商用交流電源ACからの交流電力を整流して直流電圧を出力する第1の1次整流回路DR11と、直流電圧を平滑する第1の平滑コンデンサC1とで直流電源回路が形成される。また、第2の1次整流回路DR12と第2の平滑コンデンサC2は、第1の1次整流回路DR11と並列に設けられており、それぞれ第1の1次整流回路DR11と直流電圧を平滑する第1の平滑コンデンサC1と同じ動作をする。
第1のインバータ回路INV1はIGBTやMOSFETなどのスイッチング素子によって形成される。第1のインバータ回路INV1は、第1の1次整流回路DR11によって出力された直流電圧を高周波交流電圧に変換して出力する。また、第2のインバータ回路INV2は第2の1次整流回路DR12によって出力された直流電圧を高周波交流電圧に変換して出力する。
第1の主変圧器MTR1は第1のインバータ回路INV1から出力された高周波交流電圧をアーク加工に適した高周波交流電圧に変換する。第1の2次整流回路DR21は第1の主変圧器MTR1の出力を整流し直流電流を出力する。
第2の主変圧器MTR2は第2のインバータ回路INV2から出力された高周波交流電圧をアーク加工に適した高周波交流電圧に変換する。第2の2次整流回路DR22は第2の主変圧器MTR2の出力を整流し直流電流を出力する。
直流リアクトルDCLは第1の2次整流回路DR21から出力された直流電流と第2の2次整流回路DR22から出力された直流電流とを合わせた直流電流を平滑する。
出力端子OTとトーチTHとの間と、出力端子OTと被加工物Mとのそれぞれの間には、作業者によって電気的接続ができる電線などが取り付けられる。出力端子OTは、トーチTHと被加工物Mとの間に直流リアクトルDCLによって平滑された直流電流を溶接電流として供給する。
出力電流検出回路CTは、溶接電流としての出力電流を検出し、検出された出力電流を示す出力電流検出信号Ioを出力する。出力電流は、第1の2次整流回路DR21の出力の直流電流と第2の2次整流回路DR22の出力の直流電流とを合わせた直流電流である。
出力電流設定回路ISは、作業者によって予め調整される出力電流に係る設定値を出力電流設定信号Isとして出力する。
第1の記憶回路MC1は、出力電流に対する最低限、駆動が必要なインバータ回路の最少の個数の関係を予め記憶している。ここでは、インバータ回路とは、第1のインバータ回路INV1と第2のインバータ回路INV2のことである。第1の記憶回路MC1は、この記憶された関係を第1の記憶信号Mc1として出力する。例えば、図2に示すように、第1の記憶回路MC1は出力電流に対応する駆動が必要なインバータ回路の最少の個数の関係を記憶している。出力電流が出力電流閾値Ith未満の電流値の場合、少なくとも1個のインバータ回路の駆動が必要である。出力電流が出力電流閾値Ith以上の電流値の場合、少なくとも2個のインバータ回路の駆動が必要である。
図1に示す、比較回路CCは出力電流設定信号Isと第1の記憶信号Mc1を比較して、駆動が必要なインバータ回路の最少の個数を比較信号Ccとして出力する。
第2の記憶回路MC2は、温度に対するインバータ回路の消費電力の関係を記憶しており、この関係を第2の記憶信号Mc2として出力する。この関係は、より詳しくは、インバータ回路を構成するスイッチング素子の温度に対する、駆動するインバータ回路1個あたりのインバータ出力電流とインバータ回路の消費電力との関係である。例えば、第2の記憶回路MC2は図3Aに示すような温度に対する駆動するインバータ回路1個あたりのインバータ出力電流とインバータ回路の消費電力との関係を記憶している。同図から明らかなように、駆動するインバータ回路1個あたりの出力電流が増大すればインバータ回路の消費電力も増大する傾向がある。また、温度領域が例えば80〜90℃の高温であれば、5〜35℃の常温に比べて、駆動するインバータ回路1個あたりのインバータ出力電流に対する消費電力の傾きが増加する。
反対に、図3Bのように温度領域が高温であれば、常温に比べて、駆動するインバータ回路1個あたりのインバータ出力電流に対する消費電力の傾きが減少する場合もある。第2の記憶回路MC2に記憶される温度に対するインバータ回路の消費電力の関係は、第1のインバータ回路INV1と第2のインバータ回路INV2を構成するスイッチング素子(IGBTやMOSFET)の仕様書などから決定できる。
図1に示す、第1の温度測定値T1は、第1のインバータ回路INV1を構成するスイッチング素子の温度測定値である。また、第2の温度測定値T2は、第2のインバータ回路INV2を構成するスイッチング素子の温度測定値である。これらのスイッチング素子の温度は、図示しないサーミスタなどによって測定される。
演算回路OCは、各インバータ回路の駆動と停止の組み合わせに対する全インバータ回路の合計の消費電力を演算する。この合計の消費電力は、第1の温度測定値T1と、第2の温度測定値T2と、第2の記憶信号Mc2に基づいて得られる。演算回路OCは、この演算結果を演算信号Ocとして出力する。例えば、演算回路OCによる、各インバータ回路の組合せでの消費電力の演算結果は図4に示すようになる。第1のインバータ回路INV1と第2のインバータ回路INV2の駆動と停止の組合せは3通りある(両方停止の場合を除く)。演算回路OCは、それぞれの場合の合計消費電力Ww3である消費電力値W21、W22、W43(W31+W32)を演算する。
ここで消費電力値W21は第1のインバータ回路INV1が駆動し、第2のインバータ回路INV2が停止した時の合計消費電力の値、すなわち、第1のインバータ回路INV1が1個だけ駆動したときの合計消費電力の値である。また、消費電力値W22は第1のインバータ回路INV1が停止し、第2のインバータ回路INV2が駆動した時の合計消費電力の値、すなわち、第2のインバータ回路INV2が1個だけ駆動したときの合計消費電力の値である。また、消費電力値W43は、インバータ回路が2個駆動して、第1のインバータ回路INV1と第2のインバータ回路INV2とが共に駆動した時の合計消費電力の値、すなわち、第1のインバータ回路INV1の消費電力値W31と第2のインバータ回路INV2の消費電力値W32の和の消費電力の値である。
図1に示す、選択回路SCは駆動が必要なインバータ回路の最少の個数以上の組み合わせの中で第1のインバータ回路INV1と第2のインバータ回路INV2の合計の消費電力が最も小さくなる組み合わせを選択する。この選択結果は、比較信号Ccと演算信号Ocに基づいて得られる。選択回路SCは、各インバータ回路の駆動または停止に関する選択結果を選択信号Scとして出力する。
出力制御回路OCCは、出力電流検出信号Ioが出力電流設定信号Isと等しくなるように、選択信号Scで駆動が選択されたインバータ回路の出力を制御する。出力制御回路OCCは、さらに、選択信号Scで停止が選択されたインバータ回路の出力を0になるように制御する。出力制御回路OCCは、第1のインバータ回路INV1の出力を制御するための第1の出力制御信号Occ1と第2のインバータ回路INV2の出力を制御するための第2の出力制御信号Occ2を出力する。
第1のインバータ駆動回路SD1は、第1の出力制御信号Occ1に応じて第1のインバータ回路INV1を駆動するための第1のインバータ駆動信号Sd1を出力する。また、第2のインバータ駆動回路SD2は、第2の出力制御信号Occ2に応じて第2のインバータ回路INV2を駆動するための第2のインバータ駆動信号Sd2を出力する。
このように、図1に示す構成のアーク加工用電源装置において、第1の記憶回路MC1は図2に示す出力電流に対する駆動が必要なインバータ回路の最少の個数の関係を記憶している。第2の記憶回路MC2は図3Aに示すインバータ回路を構成するスイッチング素子の温度と駆動するインバータ回路1個あたりのインバータ出力電流とインバータ回路の消費電力の関係を記憶している。
次に、図5から図9を用いて、短絡アーク溶接である短絡溶接の動作を説明する。短絡溶接は、溶接開始期間Th、本溶接期間Tw、溶接終了期間Teを含む。本溶接期間は、短絡状態の短絡期間Tsとアーク状態のアーク期間Taとを繰り返す期間である。以下の説明では、第1のインバータ回路INV1と第2のインバータ回路INV2が同じスイッチング素子で構成されていることとする。なお、同じスイッチング素子とは、型式が同じであり、言い換えると同性能のスイッチング素子のことを示す。
図5は、短絡溶接時の出力電流波形と出力電圧波形を示している。本溶接期間Twは、被加工物Mの溶接をしたい箇所(溶接線)に従ってトーチTHを移動させて溶接を行っている期間である。平均出力電流Iwは、本溶接期間Twにおける、溶接ワイヤと被加工物Mの間に供給される、言い換えると被加工物Mに対して出力される出力電流を時間平均したものである。平均出力電流Iwは、本溶接期間Twにおける出力電流の設定値としての設定電流に相当する。溶接開始期間Thは本溶接期間Twの平均出力電流Iwよりも高い開始電流Ihを一定時間出力して、溶接を開始しやすくする処理を行う期間である。溶接終了期間Teは本溶接期間Twの平均出力電流Iwよりも低い終端電流Ieを一定時間出力して、溶接ワイヤと被加工物Mがくっついてしまうのを防ぐ処理を行う期間である。基本的に作業者は、本溶接期間Twにおける平均出力電流Iwを調整して被加工物Mに合った溶接を行う。
上述の通り、短絡溶接の本溶接期間Twは、短絡期間Tsとアーク期間Taを含む。短絡期間Tsは、溶接ワイヤと被加工物Mが電気的に接触(短絡)している短絡状態の期間である。アーク期間Taは、短絡が開放されアークが発生しているアーク状態の期間である。図5に示すように、短絡期間Tsでは、出力電圧が低くなっている。一方、アーク期間Taでは、出力電圧が上昇し、出力電流が高い電流値より下降している。このように短絡溶接における本溶接期間の出力電力は、平均出力電流Iwの設定値が一定であれば、多少の変動はあるもののある程度一定となる。
そこで、短絡溶接における本溶接期間については、作業者により設定された平均出力電流Iwの値が出力電流設定信号Isの設定値として扱うことができる。第1の記憶回路MC1に記憶されている出力電流閾値Ith(図2参照)に対して、平均出力電流Iwの設定値が大きい場合は、比較信号Ccは2個のインバータ回路の駆動を示す。一方、出力電流閾値Ithに対して、平均出力電流Iwの設定値が小さい場合は、比較信号Ccは少なくとも1個のインバータ回路の駆動を示す。この場合は、第1の温度測定値T1と第2の温度測定値T2によって駆動するインバータ回路の最少の個数が変化する。
ここでは、出力電流閾値Ithに対して、平均出力電流Iwの設定値が小さい場合について説明する。
例えば、消費電力の増加の傾きが高温領域に比べて常温領域では小さいインバータ回路のスイッチング素子の特性を図3Aに示す。インバータ回路1個あたりの出力電流が増大すればインバータ回路の消費電力も増大する傾向がある。加えて、消費電力の増加の傾きは高温領域に比べて常温領域では小さい。常温領域では、駆動するインバータ回路1個あたりの出力電流が増大しても消費電力の増加率は小さい。
なお、高温領域とは、常温領域よりも高温であり、かつ、インバータ回路のスイッチング素子が壊れない程度の温度であり、例えば80〜90℃の温度である。また常温領域とは、例えば5〜35℃の温度である。
アーク加工用電源装置のインバータ回路が十分に冷えている常温領域の状態である溶接開始前に、第1の温度測定値T1と第2の温度測定値T2がほぼ同じ値であったとする。この場合、インバータ出力電流とインバータ回路の消費電力との関係は、例えば図6Aに示すような関係になる。インバータ回路の温度が常温領域のため、駆動するインバータ回路1個あたりのインバータ出力電流の増加に対するインバータ回路の消費電力の増加の傾きは小さい。
また、このときの演算回路OCによる、各インバータ回路の組合せパターンでの消費電力の演算結果は図7に示すようになる。演算回路OCは、第1のインバータ回路INV1と第2のインバータ回路INV2の駆動と停止の組合せにおけるそれぞれの合計消費電力Ww3を演算する。具体的には、演算回路OCは、合計消費電力Ww3として、消費電力値Ww11、Ww12、Ww33(Ww21+Ww22)を演算する。
第1のインバータ回路INV1または第2のインバータ回路INV2のいずれか1個を駆動して出力端子OTに平均出力電流Iwを供給する場合のインバータ出力電流をインバータ出力電流I1とする。また、第1のインバータ回路INV1と第2のインバータ回路INV2との2個のインバータ回路を共に駆動して出力端子OTに平均出力電流Iwを供給する場合のインバータ回路1個あたりのインバータ出力電流をインバータ出力電流I2とする。ここで、インバータ出力電流I1はインバータ出力電流I2よりも大きいという関係がある。また、2個のインバータ回路を共に駆動する場合、各インバータ回路の出力を同じとする。言い換えるとインバータ出力電流I1はインバータ出力電流I2の約2倍という関係となる。
消費電力値Ww11は、第1のインバータ回路INV1が駆動し、第2のインバータ回路INV2が停止した時の合計消費電力の値、すなわち、第1のインバータ回路INV1が1個だけ駆動したときの合計消費電力の値である。また、消費電力値Ww12は、第1のインバータ回路INV1が停止し、第2のインバータ回路INV2が駆動した時の合計消費電力の値、すなわち、第2のインバータ回路INV2が1個だけ駆動したときの合計消費電力の値である。消費電力値Ww11、消費電力値Ww12で駆動する時のインバータ回路1個あたりのインバータ出力電流は、インバータ出力電流I1である。
また、消費電力値Ww33は、インバータ回路が2個共に駆動した時の各インバータ回路の消費電力値の和の消費電力の値である。すなわち、第1のインバータ回路INV1と第2のインバータ回路INV2とが共に駆動した時の、第1のインバータ回路INV1の消費電力値Ww21と第2のインバータ回路INV2の消費電力値Ww22の和の消費電力の値である。消費電力値Ww21、消費電力値Ww22で駆動する時のインバータ回路1個あたりのインバータ出力電流は、インバータ出力電流I2である。
具体的には、インバータ出力電流I1は、第1のインバータ回路INV1または第2のインバータ回路INV2のいずれか1個のインバータ回路を駆動して出力端子OTに平均出力電流Iwの電流を供給するときの、駆動しているインバータ回路のインバータ出力電流である。
第1のインバータ回路INV1の消費電力値Ww11は、第1のインバータ回路INV1のみで出力端子OTに平均出力電流Iwの電流を供給したときの第1のインバータ回路INV1の消費電力の値である。
第2のインバータ回路INV2の消費電力値Ww12は、第2のインバータ回路INV2のみで出力端子OTに平均出力電流Iwの電流を供給したときの第2のインバータ回路INV2の消費電力の値である。なお、上述の条件においては、第1のインバータ回路INV1の消費電力値Ww11と第2のインバータ回路INV2の消費電力値Ww12はほぼ等しくなる。
また、インバータ出力電流I2は、2個のインバータ回路を共に駆動して出力端子OTに平均出力電流Iwの電流を供給するときの、インバータ回路1個あたりのインバータ出力電流である。第1のインバータ回路INV1の消費電力値Ww21は、第1のインバータ回路INV1と第2のインバータ回路INV2からなる2個のインバータ回路で出力端子OTに平均出力電流Iwの電流を供給したときの第1のインバータ回路INV1の消費電力の値である。
また、第2のインバータ回路INV2の消費電力値Ww22は、第1のインバータ回路INV1と第2のインバータ回路INV2からなる2個のインバータ回路で出力端子OTに平均出力電流Iwの電流を供給したときの第2のインバータ回路INV2の消費電力の値である。なお、上述の条件においては、第1のインバータ回路INV1の消費電力値Ww21と第2のインバータ回路INV2の消費電力値Ww22は、ほぼ等しくなる。
消費電力値Ww33は、第1のインバータ回路INV1と第2のインバータ回路INV2からなる2個のインバータ回路で出力端子OTに平均出力電流Iwの電流を共に供給したときの2個のインバータ回路の合計の消費電力である。その値は第1のインバータ回路INV1の消費電力値Ww21と第2のインバータ回路INV2の消費電力値Ww22の和である。
ここで、各インバータ回路の駆動と停止の組合せに対する演算回路OCの演算結果の合計消費電力Ww3は、図7に示すようになる。かつ、スイッチング素子の温度が低い常温領域においてのインバータ回路の消費電力は、図6Aに示すようになる。この場合において、例えば短絡溶接時のインバータ回路の消費電力が少なくなるインバータ回路の動作の組合せについては以下の様になる。
具体的には、消費電力値Ww33は、消費電力値Ww11よりも大きくなり、消費電力値Ww12よりも大きくなる。
このため、選択回路SCは、アーク加工用電源装置の消費電力が少なくなるように、常温領域では1個のインバータ回路を選択し、平均出力電流Iwを出力端子OTに供給するための選択信号Scを出力する。
この例では、第1の温度測定値T1と第2の温度測定値T2がほぼ等しいと仮定している。そのため、いずれか1個のインバータ回路が単独でのみ駆動する場合では、第1のインバータ回路INV1の消費電力値Ww11と第2のインバータ回路INV2の消費電力値Ww12はほぼ等しくなる。ただし、実際はどちらか小さい方のインバータ回路を駆動させるように選択信号Scが出力される。
その結果、インバータ回路のスイッチング素子の温度が低い常温領域において、短絡溶接時におけるインバータ出力電流と出力電圧と駆動するインバータ回路の個数の関係は、図8のようになる。本溶接期間Twと溶接終了期間Teでは、それぞれ1個のインバータ回路が駆動される。なお、溶接開始期間Thでは、出力電流閾値Ithよりインバータ出力電流が大きくなるため2個のインバータ回路が駆動される。
また例えば、本溶接期間Tw等で1個のインバータ回路を駆動させた後、第1のインバータ回路INV1と第2のインバータ回路INV2を構成するスイッチング素子の温度が同様に上昇し、高温領域となるとする。図3Aに示すスイッチング素子の特性の場合、スイッチング素子の温度が上昇し高温領域となれば、駆動するインバータ回路1個あたりの出力電流に対する消費電力の増加傾きが大きくなり、言い換えると増加率が大きくなる。
このように、インバータ回路のスイッチング素子の温度が高い高温領域となり、駆動するインバータ回路1個あたりのインバータ出力電流とインバータ回路の消費電力の関係が図3Aに示すように、常温領域に比べて高温領域の方が消費電力の増加傾きが大きくなる。この場合、高温領域における1個当たりのインバータ回路のインバータ出力電流とインバータ回路の消費電力の関係は、図6Bに示すようになる。
具体的には、第1のインバータ回路INV1と第2のインバータ回路INV2において、いずれかが駆動した時の消費電力値を消費電力値(Ww11、Ww12)とする。また、インバータ回路が2個共に駆動した時の、それぞれの消費電力値(Ww21、Ww22)の和である消費電力値を消費電力値Ww33とする。図6Bに示すように、駆動するインバータ回路1個あたりのインバータ出力電流に対するインバータ回路の消費電力の増加傾きは、図6Aに示す常温領域の関係に比べて大きい。
高温領域において、各インバータ回路の駆動と停止の組合せのパターンに対する演算回路OCの演算結果の合計消費電力Ww3は、図7に示すようになる。インバータ回路の組み合わせ自体は、温度が上昇する前の常温領域から変化がない。スイッチング素子の温度が高くなる高温領域においてのインバータ回路の消費電力が図6Bに示す関係にある場合において、例えば短絡溶接時のインバータ回路の消費電力が少なくなるインバータ回路の動作の組合せについては以下の様になる。
具体的には消費電力値Ww33が、消費電力値Ww11または消費電力値Ww12よりも小さくなる。
このため、選択回路SCは、アーク加工用電源装置の消費電力が少なくなるように、2個のインバータ回路を共に駆動させて平均出力電流Iwを出力端子OTに供給するための選択信号Scを出力する。
その結果、温度が上昇した高温領域において溶接を再開するような場合、短絡溶接時における出力電流と出力電圧と駆動するインバータ回路の個数の関係は例えば、図9に示すようになる。スイッチング素子の温度が上昇している本溶接期間Twと溶接終了期間Teでは2個のインバータ回路が駆動される。なお、溶接開始期間Thでは、出力電流閾値Ithよりインバータ出力電流が大きくなるため2個のインバータ回路が駆動される。
このように、本実施の形態のアーク加工用電源装置は、複数並列に設けられたインバータ回路(INV1、INV2)を含み、被加工物Mに対して短絡溶接を行う。短絡溶接は溶接開始期間Th、本溶接期間Tw、および溶接終了期間Teを有する。短絡溶接の本溶接期間Twについては、アーク加工用電源装置は、インバータ回路(INV1、INV2)を構成するスイッチング素子の温度測定値(T1、T2)と被加工物Mに対して出力される溶接電流としての出力電流の時間平均である平均出力電流Iwとからそれぞれのインバータ回路(INV1、INV2)の駆動と停止の動作の組合せにおける消費電力を演算する。また、アーク加工用電源装置は、複数のインバータ回路(INV1、INV2)における消費電力の合計である合計消費電力Ww3が最も小さくなるように、複数のインバータ回路それぞれの駆動と停止を選択する。
これにより、短絡溶接の本溶接期間Twにおける、アーク加工用電源装置を構成するインバータ回路(INV1、INV2)の消費電力を低減できる。
(実施の形態2)
次に、本開示の実施の形態2について、図1から図3A、および、図10から図11を用いて説明をする。
実施の形態2のアーク加工用電源装置の構成は実施の形態1と同様である。図1に示す構成のアーク加工用電源装置において、第1の記憶回路MC1は、図2に示すインバータ出力電流に対する駆動が必要なインバータ回路の最少の個数の関係を記憶している。第2の記憶回路MC2は、図3Aに示すインバータ回路を構成するスイッチング素子の温度と駆動するインバータ回路1個あたりのインバータ出力電流とインバータ回路の消費電力の関係を記憶している。第1のインバータ回路INV1と第2のインバータ回路INV2が同じスイッチング素子で構成されている。図10から図11を用いて、パルス溶接の動作を説明する。パルス溶接は、ベース期間Tbとピーク期間Tpとを繰り返す本溶接期間を含む。アーク加工用電源装置は、ベース期間Tbでは出力電流値が低いベース電流Ibを出力し、ピーク期間Tpでは出力電流値が高いピーク電流Ipを出力する。
図10は、パルス溶接時の出力電流波形と出力電圧波形を示している。同図において、図5に示す短絡溶接時の出力電流波形と出力電圧波形を同一符号のものは、同一の意味を表すので説明は省略し、符号の相違するものについてのみ説明する。
パルス溶接では本溶接期間Twにおいて、出力電流値が低いベース期間Tbと出力電流値が高いピーク期間Tpが規則的かつ交互に存在している。ベース電流Ibはベース期間Tbでの出力電流値を表し、ピーク電流Ipはピーク期間Tpでの出力電流値を表している。
一般的に、アーク加工用電源装置は、作業者により設定された平均出力電流Iwに基づいて、ある演算を行い、ベース電流Ibとピーク電流Ipとを決定する。ただし、より溶接性を向上させるため、作業者が直接、ベース電流Ibとピーク電流Ipを調整することもできる。
パルス溶接は、短絡溶接と比べて、溶接ワイヤと被加工物Mとの接触(短絡)が少ない。ベース期間Tbでは、出力電流と出力電圧がともに低く、ピーク期間Tpでは、出力電流と出力電圧がともに高くなっている。そのため、ベース期間Tbでは小さい電力で済ませられるが、ピーク期間Tpでは大きな電力が必要となる。パルス溶接では、本溶接期間において出力電力は大きく変動する。
そこで、パルス溶接における本溶接期間Twについては、ベース期間Tbではベース電流Ibの値が出力電流設定信号Isの設定値として扱われ、ピーク期間Tpではピーク電流Ipの値が出力電流設定信号Isの設定値として扱われる。
本実施形態では、第1の記憶回路MC1に記憶されているパルス溶接の出力電流閾値Ithとベース電流Ibとピーク電流Ipの関係が図10、図11に示すようになっている。大きな電力を必要とするピーク電流Ipのピーク期間Tpでは、比較信号Ccは2個のインバータ回路の駆動を示す。そのため、アーク加工用電源装置は、2個のインバータ回路を駆動してピーク電流Ipを出力する。
また、ピーク期間Tpに比べて小さい電力を必要とするベース期間Tbでは、比較信号Ccは少なくとも1個のインバータ回路の駆動を示す。また、実施の形態1で説明したように、第1の温度測定値T1と第2の温度測定値T2による温度と、この温度に対する消費電力との関係によって第1のインバータ回路INV1と第2のインバータ回路INV2の駆動または停止が選択される。アーク加工用電源装置は、1個または2個のインバータ回路を駆動してベース電流Ibを出力する。
図11を用いて、パルス溶接における出力電流と出力電圧と、駆動するインバータ回路の個数の関係の一例を具体的に説明する。同図は、1回目から3回目までのベース期間Tbでは1個のインバータが駆動され、4回目のベース期間Tbでは2個のインバータが駆動された例を示す。時間の経過に伴って、インバータ回路を構成するスイッチング素子の温度が上昇する。上述の通り、スイッチング素子の温度が高温領域の場合、2個のインバータ回路を駆動したほうが1個のインバータ回路を駆動するよりも合計の消費電力が小さいことがある。図11の例では、1回目から3回目までのベース期間Tbでは、演算回路OCは、1個のインバータ回路を駆動したほうが2個のインバータ回路を駆動するよりも消費電力を小さくできると判断する。そのため、選択回路SCは、1個のインバータ回路の駆動を選択している。これに対して、4回目のベース期間Tbにおいて、演算回路OCは、1個のインバータ回路で駆動するよりも2個のインバータ回路で駆動したほうが、消費電力が小さいと判断する。そのため選択回路SCは、2個のインバータ回路の駆動を選択している。
このように、本実施の形態のアーク加工用電源装置は、複数並列に設けられたインバータ回路を含み、被加工物Mに対してパルス溶接を行う。パルス溶接は溶接開始期間Th、本溶接期間Tw、および溶接終了期間Teを有する。パルス溶接の本溶接期間Twについては、アーク加工用電源装置は、インバータ回路(INV1、INV2)を構成するスイッチング素子の温度測定値(T1、T2)とパルス溶接のベース電流とピーク電流からそれぞれのインバータ回路(INV1、INV2)の駆動と停止の動作の組合せにおける消費電力を演算する。また、アーク加工用電源装置は、複数のインバータ回路(INV1、INV2)における消費電力の合計が最も小さくなるように複数のインバータ回路それぞれの駆動と停止を選択する。
これにより、パルス溶接の本溶接期間Twにおける、アーク加工用電源装置を構成するインバータ回路(INV1、INV2)の消費電力を低減できる。
(実施の形態3)
次に、本開示の実施の形態3について、図1から図3A、図5、および、図8から図11を用いて説明をする。
実施の形態3のアーク加工用電源装置の構成は実施の形態1と同様である。図1に示す構成のアーク加工用電源装置において、第1の記憶回路MC1は図2に示すような出力電流に対する駆動が必要なインバータ回路の最少の個数の関係を記憶している。第2の記憶回路MC2は図3Aに示すようなインバータ回路を構成するスイッチング素子の温度と駆動するインバータ回路1個あたりのインバータ出力電流とインバータ回路の消費電力の関係を記憶している。第1のインバータ回路INV1と第2のインバータ回路INV2が同じスイッチング素子で構成されている。図5、図10および図11を用いて溶接開始期間の動作を説明する。
図5、図10からわかるように、短絡溶接、および、パルス溶接のどちらにおいても、溶接開始期間Thでは、本溶接期間の平均出力電流Iwよりも高い開始電流Ihを一定時間出力するという、溶接を開始しやすくする処理を行っている。
一般的に、アーク加工用電源装置は、作業者により設定された平均出力電流Iwに基づいて、所定の演算を行い、開始電流Ihを決定する。ただし、より溶接性を向上させるため、作業者が直接、開始電流Ihを調整することもできる。
そこで、溶接開始期間Thについては、開始電流Ihの値が出力電流設定信号Isの設定値として扱われる。
開始電流Ihが出力電流閾値Ithよりも高い場合は、比較信号Ccは2個のインバータ回路の駆動を示す。そのため、図8、図9、および図11に示すように、アーク加工用電源装置は、2個のインバータ回路を駆動して開始電流Ihを出力する。
このように、本実施の形態のアーク加工用電源装置は溶接開始期間Thについては、インバータ回路(INV1、INV2)を構成するスイッチング素子の温度測定値(T1、T2)と、本溶接期間Twにおける、一定の開始電流Ihとからそれぞれのインバータ回路(INV1、INV2)での消費電力を演算する。また、アーク加工用電源装置は、複数のインバータ回路での消費電力の合計である合計消費電力Ww3が最も小さくなるようにインバータ回路(INV1、INV2)の駆動と停止を選択する。一定の開始電流Ihは、平均出力電流Iwよりも高くてもよい。
なお、インバータ回路(INV1、INV2)での消費電力を演算するために用いる開始電流Ihは、一定の開始電流Ihとしたが、平均開始電流Ihwとしても良い。この平均開始電流Ihwは、溶接開始期間Thにおける出力電流を時間平均した電流である。平均開始電流Ihwは、平均出力電流Iwよりも高くてもよい。
これにより、溶接開始期間Thにおける、アーク加工用電源装置を構成するインバータ回路(INV1、INV2)における消費電力を低減できる。
(実施の形態4)
次に、本開示の実施の形態4について、図1から図3A、図5、および、図8から図11を用いて説明をする。
実施の形態4のアーク加工用電源装置の構成は実施の形態1と同様である。図1に示す構成のアーク加工用電源装置において、第1の記憶回路MC1は図2に示すような出力電流に対する駆動が必要なインバータ回路の最少の個数の関係を記憶している。第2の記憶回路MC2は図3Aに示すようなインバータ回路を構成するスイッチング素子の温度とインバータ回路1個あたりの出力電流とインバータ回路の消費電力の関係を記憶している。第1のインバータ回路INV1と第2のインバータ回路INV2が同じスイッチング素子で構成されている。図5、図10および図11を用いて溶接終了期間の動作を説明する。
短絡溶接、および、パルス溶接のどちらにおいても、図5、図10からわかるように溶接終了期間Teでは、本溶接期間の平均出力電流Iwよりも低い終端電流Ieを一定時間出力するという、溶接ワイヤと被加工物Mがくっついてしまうのを防ぐ処理を行っている。
一般的に、アーク加工用電源装置は、作業者により設定された平均出力電流Iwに基づいて、所定の演算を行い、終端電流Ieを決定する。ただし、より溶接性を向上させるため、作業者が直接、終端電流Ieを調整することもできる。
そこで、溶接終了期間Teについては、終端電流Ieの値が出力電流設定信号Isの設定値として扱われる。
終端電流Ieが出力電流閾値Ithよりも低い場合は、比較信号Ccは少なくとも1個のインバータ回路の駆動を示す。実施の形態1で説明したように、アーク加工用電源装置は、インバータ回路の温度と消費電力の関係に基づき、第1の温度測定値T1と第2の温度測定値T2によって第1のインバータ回路INV1と第2のインバータ回路INV2の駆動または停止を選択する。アーク加工用電源装置は、選択されたインバータ回路を駆動して終端電流Ieを出力する。図8、図11は1個のインバータ回路で終端電流Ieを出力している例を示す。また、図9は2個のインバータ回路で終端電流Ieを出力している例を示す。
このように、本実施の形態のアーク加工用電源装置は溶接終了期間Teについては、インバータ回路(INV1、INV2)を構成するスイッチング素子の温度測定値(T1、T2)と、一定の終端電流Ieとからそれぞれのインバータ回路(INV1、INV2)の動作の組合せにおける消費電力を演算する。また、アーク加工用電源装置は、複数のインバータ回路(INV1、INV2)での消費電力の合計である合計消費電力Ww3が最も小さくなるように複数のインバータ回路それぞれの駆動と停止を選択する。一定の終端電流Ieは、平均出力電流Iwよりも低くてもよい。なお、インバータ回路(INV1、INV2)での消費電力を演算するために用いる終端電流Ieは、平均出力電流Iwよりも低い一定の終端電流Ieとしたが、平均出力電流Iwよりも低い平均終端電流Iewとしても良い。この平均終端電流Iewは、溶接終了期間Teにおける出力電流を時間平均した電流である。平均終端電流Iewは、平均出力電流Iwよりも低くてもよい。
これにより、溶接終了期間Teにおける、アーク加工用電源装置を構成するインバータ回路(INV1、INV2)における消費電力を低減できる。
以上、実施の形態1から実施の形態4で詳述したように本開示の技術は、溶接方法や溶接期間によって、適切な出力電流設定信号Isを予め設定しておくことで、消費電力の低減が図れる。また、実施の形態1から実施の形態4までの何れかの組み合わせによっては、溶接開始期間、本開始期間および溶接終了期間を含む全溶接期間において消費電力を低減できる。
本開示に係るアーク加工用電源装置は、インバータ回路を構成するスイッチング素子の温度の測定値と出力電流に係る設定値によって、複数あるインバータ回路の駆動または停止を、インバータ回路での消費電力が小さくなるように選択できるため、産業上有用である。
AC 商用交流電源
C1 第1の平滑コンデンサ
C2 第2の平滑コンデンサ
CC 比較回路
Cc 比較信号
CT 出力電流検出回路
DCL 直流リアクトル
DR11 第1の1次整流回路
DR12 第2の1次整流回路
DR21 第1の2次整流回路
DR22 第2の2次整流回路
I1、I2 インバータ出力電流
Ib ベース電流
Ie 終端電流
Iew 平均終端電流
Ih 開始電流
Ihw 平均開始電流
INV1 第1のインバータ回路
INV2 第2のインバータ回路
Io 出力電流検出信号
Ip ピーク電流
IS 出力電流設定回路
Is 出力電流設定信号
Ith 出力電流閾値
Iw 平均出力電流
M 被加工物
MC1 第1の記憶回路
Mc1 第1の記憶信号
MC2 第2の記憶回路
Mc2 第2の記憶信号
MTR1 第1の主変圧器
MTR2 第2の主変圧器
OC 演算回路
Oc 演算信号
OCC 出力制御回路
Occ1 第1の出力制御信号
Occ2 第2の出力制御信号
OT 出力端子
SC 選択回路
Sc 選択信号
SD1 第1のインバータ駆動回路
Sd1 第1のインバータ駆動信号
SD2 第2のインバータ駆動回路
Sd2 第2のインバータ駆動信号
T1 第1の温度測定値
T2 第2の温度測定値
Ta アーク期間
Tb ベース期間
Te 溶接終了期間
TH トーチ
Th 溶接開始期間
Tp ピーク期間
Ts 短絡期間
Tw 本溶接期間
W21、W22、W31、W32、W43 消費電力値
Ww11、Ww12、Ww21、Ww22、Ww33 消費電力値
Ww3 合計消費電力

Claims (9)

  1. 被溶接物に対して短絡溶接またはパルス溶接を行うアーク加工用電源装置であって、
    商用交流電力を整流し直流電圧を出力する第1の1次整流回路と、
    前記第1の1次整流回路から出力された直流電圧を平滑する第1の平滑コンデンサと、
    前記第1の平滑コンデンサで平滑された直流電圧を高周波交流電圧に変換する第1のインバータ回路と、
    前記第1のインバータ回路の出力をアーク加工に適した高周波交流電圧に変換する第1の主変圧器と、
    前記第1の主変圧器の出力を整流する第1の2次整流回路と、
    前記商用交流電力を整流し直流電圧を出力する第2の1次整流回路と、
    前記第2の1次整流回路から出力された直流電圧を平滑する第2の平滑コンデンサと、
    前記第2の平滑コンデンサで平滑された直流電圧を高周波交流電圧に変換する第2のインバータ回路と、
    前記第2のインバータ回路の出力をアーク加工に適した高周波交流電圧に変換する第2の主変圧器と、
    前記第2の主変圧器の出力を整流する第2の2次整流回路と、
    前記第1の2次整流回路の出力と前記第2の2次整流回路の出力を合わせた電流を平滑して出力端子に出力電流を出力する直流リアクトルと、
    前記出力電流の検出を行う出力電流検出回路と、
    予め定めた出力電流に係る設定値を設定する出力電流設定回路と、
    出力電流に対応する駆動が必要なインバータ回路の最少の個数を予め記憶する第1の記憶回路と、
    前記出力電流設定回路によって設定された出力電流に係る設定値と前記第1の記憶回路に記憶されている出力電流に対応する駆動が必要なインバータ回路の最少の個数とを比較して、前記設定に対応する駆動が必要なインバータ回路の最少の個数を求める比較回路と、
    インバータ回路を構成するスイッチング素子の温度と駆動するインバータ回路1個あたりのインバータ出力電流とインバータ回路の消費電力との関係である温度に対する消費電力の関係を予め記憶する第2の記憶回路と、前記出力電流設定回路によって設定された出力電流に係る設定値と、
    前記第1のインバータ回路を構成するスイッチング素子の測定された温度と、前記第2のインバータ回路を構成するスイッチング素子の測定された温度と、前記第2の記憶回路の記憶されている前記温度に対する消費電力の関係から、各インバータ回路の駆動と停止の組合せに対する消費電力を求める演算回路と、
    前記比較回路より求めた前記設定に対応する駆動が必要なインバータ回路の最少の個数以上で、前記演算回路で求めた消費電力の中で最も消費電力が小さくなるインバータ回路の組合せを選択する選択回路と、
    前記選択回路により選択されたインバータ回路の組合せに基づいて、前記第1のインバータ回路を制御する第1の出力制御信号と前記第2のインバータ回路を制御する第2の出力制御信号を出力する出力制御回路と、を備えるアーク加工用電源装置。
  2. 前記短絡溶接は、溶接開始期間、本溶接期間、および溶接終了期間を有し、前記本溶接期間については、前記被溶接物に対して出力される出力電流の時間平均である平均出力電流を出力電流に係る設定値とする請求項1記載のアーク加工用電源装置。
  3. 前記パルス溶接は、溶接開始期間、本溶接期間、および溶接終了期間を有し、前記本溶接期間については、ベース電流値とピーク電流値を出力電流に係る設定値とする請求項1記載のアーク加工用電源装置。
  4. 前記溶接開始期間については、溶接を開始する溶接開始電流値を出力電流に係る設定値とする請求項2または3記載のアーク加工用電源装置。
  5. 前記溶接終了期間については、溶接の終了に用いられる溶接終端電流値を出力電流に係る設定値とする請求項2または3記載のアーク加工用電源装置。
  6. インバータ回路が複数並列に設けられ、被溶接物に対して、溶接開始期間、本溶接期間、および溶接終了期間を有する短絡溶接を行うアーク加工用電源装置の制御方法であって、
    前記短絡溶接の前記本溶接期間については、前記インバータ回路を構成するスイッチング素子の温度の測定値と、前記被溶接物に対して出力される出力電流の時間平均である平均出力電流とからそれぞれの前記インバータ回路の動作の組合せにおける消費電力を演算し、
    複数の前記インバータ回路での消費電力の合計が最も小さくなるように複数の前記インバータ回路それぞれの駆動と停止を選択するアーク加工用電源装置の制御方法。
  7. インバータ回路が複数並列に設けられ、被溶接物に対して、溶接開始期間、本溶接期間、および溶接終了期間を有するパルス溶接を行うアーク加工用電源装置の制御方法であって、
    前記パルス溶接の前記本溶接期間については、前記インバータ回路を構成するスイッチング素子の温度の測定値と前記パルス溶接のベース電流およびピーク電流とからそれぞれの前記インバータ回路の動作の組合せにおける消費電力を演算し、
    複数の前記インバータ回路での消費電力の合計が最も小さくなるように複数の前記インバータ回路それぞれの駆動と停止を選択するアーク加工用電源装置の制御方法。
  8. 前記溶接開始期間については、前記インバータ回路を構成するスイッチング素子の温度の測定値と、一定の開始電流または溶接開始期間における出力電流を時間平均した平均開始電流とからそれぞれの前記インバータ回路の動作の組合せにおける消費電力を演算し、
    複数の前記インバータ回路での消費電力の合計が最も小さくなるように複数の前記インバータ回路それぞれの駆動と停止を選択する請求項6または7に記載のアーク加工用電源装置の制御方法。
  9. 前記溶接終了期間については、前記インバータ回路を構成するスイッチング素子の温度の測定値と、一定の終端電流または溶接終了期間における出力電流を時間平均した平均終端電流とからそれぞれの前記インバータ回路の動作の組合せにおける消費電力を演算し、
    複数の前記インバータ回路での消費電力の合計が最も小さくなるように複数の前記インバータ回路それぞれの駆動と停止を選択する請求項6または7に記載のアーク加工用電源装置の制御方法。
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