JPWO2018169030A1 - カテーテル - Google Patents

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Abstract

カテーテル(10A)は、カテーテル本体(20)と、カテーテルハブ(30)と、カテーテルハブ(30)との間にカテーテルを挟持するようにカテーテルハブ(30)内に配置され、カテーテル本体(20)の内周面に密着する外周面を有する固定部材(60)と、を有する。また、カテーテル(10A)は、カテーテルハブ(30)の内周面の周方向の一部に、カテーテル本体(20)の肉が入り込んだ凹状の逃がし部(55)を備える。

Description

本発明は、カテーテル本体とカテーテルハブを固定して構成されるカテーテルに関する。
カテーテルは、カテーテル本体と、該カテーテル本体を固定保持するカテーテルハブとを有し、輸液や輸血の際の導入部として用いられている。カテーテル本体とカテーテルハブを固定するため、例えば特開平06−125989号公報に開示されているスリーブ(固定部材)が使用される。このスリーブは、カテーテルハブ内に挿入され、その外周面とカテーテルハブの内周面との間でカテーテル本体を挟み込むことで、カテーテル本体を固定する。
ところで、カテーテル本体は、上記のカテーテルハブ及び固定部材に挟み込まれる適度な肉厚に設計されるが、この肉厚は、例えば製造時の製造誤差等の要因により設計寸法から変化する場合がある。特に、カテーテルの肉厚が増すと、カテーテルハブ又は固定部材は、カテーテルから大きな反発荷重を受けることになり、カテーテルハブに破損が生じる、又はカテーテルとカテーテルハブを組み付けることができない等の不都合が生じる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、簡単な構成によりカテーテル本体の肉厚変化の影響を抑えて、カテーテル本体とカテーテルハブを良好に固定することができるカテーテルを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係るカテーテルは、カテーテル本体と、前記カテーテル本体が挿入される中空状のカテーテルハブと、前記カテーテルハブとの間に前記カテーテル本体を挟持するように前記カテーテルハブ内に配置されると共に、前記カテーテル本体の内周面に密着する外周面を有する固定部材と、を備え、前記カテーテルハブの内周面及び前記固定部材の外周面のうち、少なくとも一方の周方向の一部に、前記カテーテル本体の肉が入り込んだ凹状の逃がし部を備えることを特徴とする。
上記によれば、カテーテルは、カテーテルハブの内周面及び固定部材の外周面のうち少なくとも一方の周方向の一部に逃がし部を備えるという簡単な構成により、カテーテル本体の肉厚が増えた際の影響を抑えることができる。すなわち、カテーテル本体の肉厚が厚くても、カテーテルハブと固定部材が挟み込んだ状態でカテーテル本体の肉が逃がし部に逃げる(入り込む)ので、カテーテルハブや固定部材は、カテーテル本体から受ける反発荷重が低減される。また、カテーテルハブの内周面と固定部材の外周面のうち逃がし部がない箇所は、カテーテルに強い圧迫力をかける。そのため、カテーテルは、カテーテル本体とカテーテルハブを良好に固定することができる。
また、前記逃がし部は、前記カテーテルハブの軸方向に延在するように切り欠いた溝部であるとよい。
カテーテルは、逃がし部が溝部であることで、組み付け時に、カテーテルハブの溝部に沿ってカテーテル本体や固定部材を円滑に挿入することが可能となり、また挿入中にカテーテル本体の肉を逃がし部に良好に移動させることができる。
上記構成に加えて、前記溝部は、周方向に複数設けられ、前記カテーテル本体の軸を囲っているとよい。
カテーテルは、複数の溝部がカテーテル本体の軸を囲っていることで、カテーテル本体の肉を適宜の溝部に逃して反発荷重を均等化することが可能となる。また、カテーテル本体の肉厚が周方向に不均一でも、いずれかの溝部にカテーテル本体の肉を良好に逃がすことができる。
そして、前記カテーテルハブの内周面は、内径が一定に連続する先端内周面と、前記先端内周面の基端に連なり基端方向に向かって内径が漸増するテーパ内周面と、を含み、前記固定部材の外周面は、前記先端内周面に対向する先端外周面と、前記テーパ内周面に対向するテーパ外周面と、を含み、前記逃がし部は、前記先端内周面と前記テーパ内周面の内周面側境界部、又は前記先端外周面と前記テーパ外周面の外周面側境界部を跨いで設けられていることが好ましい。
内周面側境界部又は外周面側境界部は、カテーテル本体をテーパ状に曲げさせるため、カテーテル本体の肉が増加し易い。よって、固定機構は、内周面側境界部又は外周面側境界部を跨ぐように逃げ部を設けることで、この箇所のカテーテル本体の肉を良好に逃がすことができる。
また、前記逃がし部は、前記カテーテルハブの内周面に設けられ、前記逃がし部の先端は、前記固定部材の先端よりも基端側に位置しているとよい。
これにより、固定機構は、内周面側境界部付近又は外周面側境界部付近で、カテーテル本体の肉を溝部に逃がす一方で、逃がし部よりも先端側でカテーテル本体を充分に強固に挟み込むことができる。
或いは、前記逃がし部は、前記カテーテルハブの内周面に設けられ、前記逃がし部の先端は、前記固定部材の先端よりも先端側に位置している構成でもよい。
これにより、固定部材の先端側においてカテーテルハブと協働してカテーテル本体にかける圧迫力が抑えられ、組み付け時に、カテーテルハブ内にカテーテルをより円滑に挿入することができる。
また例えば、前記逃がし部は、前記カテーテルハブの内周面に設けられ、前記逃がし部の基端は、前記カテーテル本体の基端よりも基端側に位置していてもよい。
これにより、カテーテルの製造において、肉厚が変化し易いカテーテルの端部付近の肉を、逃がし部に確実且つ簡単に逃がすことができる。
また或いは、前記逃がし部は、前記固定部材の外周面に設けられ、前記逃がし部の先端が、前記先端外周面の先端よりも基端側に設けられると共に、前記逃がし部の基端が、前記テーパ外周面の基端よりも先端側に設けられてもよい。
カテーテルは、固定部材の外周面に逃がし部を設けることで、製造を簡単化することができる。また、固定部材は、逃がし部が先端及び基端に設けられていないので、充分な強度を得ることが可能である。
またさらに、前記カテーテルハブの内周面又は前記固定部材の外周面には、前記逃がし部と周方向に隣接する位置に、該逃がし部と反対方向に突出する突出部が形成されていてもよい。
カテーテルは、逃がし部及び突出部を有することで、カテーテル本体により強い圧迫力をかける箇所と、カテーテル本体の肉を逃がす箇所とを周方向に分けて作ることができる。
本発明によれば、カテーテルは、簡単な構成によりカテーテル本体の肉厚変化の影響を抑えて、カテーテル本体とカテーテルハブを良好に固定することができる。
本発明の第1実施形態に係るカテーテルの側面断面図である。 図2Aは、図1のカテーテルハブを示す断面斜視図であり、図2Bは、カテーテル本体、カテーテルハブ及び固定部材の固定部分を拡大して示す側面断面図である。 図3Aは、第2実施形態に係るカテーテルのカテーテルハブを示す断面斜視図であり、図3Bは、第2実施形態に係るカテーテル本体、カテーテルハブ及び固定部材の固定部分を拡大して示す側面断面図である。 図4Aは、第3実施形態に係るカテーテルのカテーテルハブを示す側面断面図であり、図4Bは、第3実施形態に係るカテーテル本体、カテーテルハブ及び固定部材の固定部分を拡大して示す側面断面図である。 図5Aは、第4実施形態に係るカテーテルのカテーテルハブを示す側面断面図であり、図5Bは、第4実施形態に係るカテーテル本体、カテーテルハブ及び固定部材の固定部分を拡大して示す側面断面図である。 図6Aは、第5実施形態に係るカテーテルの固定部材を示す断面斜視図であり、図6Bは、第5実施形態に係るカテーテル本体、カテーテルハブ及び固定部材の固定部分を拡大して示す側面断面図である。 図7Aは、第6実施形態に係るカテーテルの固定部材を示す断面斜視図であり、図7Bは、第6実施形態に係るカテーテル本体、カテーテルハブ及び固定部材の固定部分を拡大して示す側面断面図である。
以下、本発明に係るカテーテルについて好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
第1実施形態に係るカテーテル10Aは、患者(生体)に輸液や輸血を行う際の導入部や採血時の血液の導出部を構築する医療機器である。図1に示すように、カテーテル10Aは、患者の体内に挿入されるカテーテル本体20と、カテーテル本体20の基端側を固定保持してカテーテル本体20と共に患者に留置される中空状のカテーテルハブ30とを備える。
また以下では、本発明に係るカテーテル10Aとして、末梢静脈に留置するために比較的短く(中心静脈カテーテルよりも短く)構成されたカテーテル本体20を有するもの、所謂、末梢静脈留置カテーテル(PVC)について詳述していく。なお、カテーテル10Aは、末梢静脈カテーテルよりも長さが長い、例えば、中心静脈カテーテル、PICC、ミッドラインカテーテル等を有するものでもよい。また、カテーテル10Aは、静脈用カテーテルに限らず、末梢動脈カテーテル等の動脈用カテーテルを有するものでもよい。
カテーテル10Aは、使用前は、カテーテル本体20の挿入及び留置を行う図示しないカテーテル組立体に組み付けられる。カテーテル組立体は、内針及び内針ハブを有し、使用前の状態(穿刺前状態)において、カテーテル本体20のルーメン22に内針を挿通して、カテーテル本体20の先端に内針の針先を露出した多重構造針を形成している。また、内針ハブは、内針の基端側を固定保持して、医師や看護師等のユーザが把持するグリップ部分を構成しており、カテーテルハブ30の基端部は、この内針ハブの先端部に離脱可能に装着されている。つまり、カテーテル組立体は、穿刺前状態で、カテーテル10A(カテーテル本体20、カテーテルハブ30)、内針及び内針ハブを一体的に操作可能としている。
ユーザは、使用時に、多重構造針を患者の体内に穿刺して、内針の針先及びカテーテル本体20の先端を血管まで到達させる。そしてユーザは、穿刺状態を維持したままカテーテルハブ30を進出操作して内針ハブから離脱させ、さらにカテーテル本体20及びカテーテルハブ30を内針と相対的に進出させる。これにより、カテーテル本体20が血管内に挿入され、その後、カテーテル本体20及びカテーテルハブ30と相対的に、内針及び内針ハブを後退させてカテーテルハブ30から引き抜くことで、カテーテル10Aが患者側に留置される。以下、このカテーテル10Aについて具体的に説明していく。
カテーテル10Aのカテーテル本体20は、可撓性を有し、直線状に延在する管状部材であり、その内側には軸心に沿って延びるルーメン22が設けられている。このカテーテル本体20は、例えば押出成形や熱収縮チューブを加熱する等の製造方法により、カテーテル本体20の軸方向に沿って一定の外径及び内径を有するように成形される。
カテーテル本体20のルーメン22は、カテーテル本体20の先端に形成された先端開口(不図示)と、カテーテル本体20の基端に形成された基端開口22aに連通している。ルーメン22は、穿刺前状態で内針を配置可能であり、カテーテル本体20を血管に留置した状態では、薬剤や血液を流動させる流動路として機能する。
カテーテル本体20は、血管に良好に挿入及び留置可能となるよう、形状(軸方向長さ、太さ等)や物性(可撓性、剛性(コシ)等)が適切に設計されることが好ましい。例えばカテーテル本体20の軸方向長さは、10mm〜70mmの範囲であるとよい。また例えば、カテーテル本体20の外径は、0.5mm〜2.5mmの範囲であるとよく、カテーテル本体20の内径(ルーメン22の直径)は、0.3mm〜2.0mmの範囲であるとよい。
特に、カテーテル本体20の肉厚は、構成材料と共に、カテーテル本体20の物性に影響を及ぼすため、適切な寸法に形成されることが好ましい。例えば、カテーテル本体20の肉厚は、0.06mm〜0.3mmの範囲であるとよい。カテーテル本体20の構成材料は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリテトラフルオロエテレン(PTFE)、エチレン・テトラフルオロエテレン共重合体(ETFE)、ベルフルオロアルコキシフッ素樹脂(PFA)等のフッ素系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂又はこれらの混合物、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド、ポリエーテルナイロン樹脂、前記オレフィン系樹脂とエチレンー酢酸ビニル共重合体との混合物等があげられる。
また、カテーテル本体20は、透明性を有する樹脂材料により構成されることで、多重構造針の穿刺時に、カテーテル本体20の内周面と内針の外周面の間に流動した血液(フラッシュバック)を、ユーザに視認させることができる。なお、カテーテル本体20は、上記の構成に限定されず、種々の構成を採用してよい。例えば、カテーテル本体20は、その肉厚(外径や内径)を軸方向に沿って変化させることで軸方向上の物性を変えてもよい。また、カテーテル本体20の先端に、カテーテル本体20の本体部とは異なる柔軟な樹脂材料を適用した構成でもよい。
一方、カテーテルハブ30は、カテーテル本体20よりも硬質且つ大きな外径の円筒状に形成され、その内側には、カテーテル本体20のルーメン22に連通する内部空間32が設けられている。内部空間32は、カテーテルハブ30の先端に形成された先端開口32aと、カテーテルハブ30の基端に形成された基端開口32bに連通している。カテーテルハブ30は、カテーテル本体20を基端開口32bから挿入して該カテーテル本体20を強固に固定している。またカテーテルハブ30には、輸液や輸血、採血用のチューブのプラグが基端開口32bから挿入されて着脱自在に固定される。
カテーテルハブ30の外周面は、先端方向に向かって段差状に先細りに形成されている。具体的には、カテーテルハブ30は、軸方向中間位置より先端寄りに段差部35を有し、この段差部35を基点にして、先端側に先端外周面34、基端側に基端外周面36を有する。先端外周面34の外径は、基端外周面36の外径よりも小径であり、且つ先端に向かって緩やかに漸減している。同様に、基端外周面36の外径も、基端から段差部35に向かって緩やかに漸減している。
また、基端外周面36の基端には、径方向外側に突出するフランジ部38が設けられている。さらに基端外周面36には、径方向外側に低く突出し、且つフランジ部38に連なって先端方向に延在する突条部40が設けられている。突条部40は、カテーテルハブ30の周方向に複数設けられており、カテーテルハブ30の剛性を高めている。
そして、カテーテルハブ30の内部空間32は、カテーテル本体20を固定する先端側空間42と、先端側空間42の基端側に連なり先端側空間42よりも大きな容積の基端側空間44とで構成されている。
基端側空間44は、カテーテルハブ30の基端開口32bにより開放されており、上述したようにチューブのプラグが挿入される。この基端側空間44には、内針の穿刺時にルーメン22を流動した血液の流出を防ぐ図示しない止血弁、及びチューブのプラグの挿入に伴い止血弁を貫通して輸液を可能とする図示しないプラグ等が収容されてもよい。
詳細には、基端側空間44を構成する内周面は、先端方向に向かって徐々に内径が小さくなるルアーテーパ面44aと、ルアーテーパ面44aの先端に連なり先端方向に向かってルアーテーパ面44aよりも内径が急角度で小さくなる絞り面44bとを有する。ルアーテーパ面44aは、基端側空間44に挿入されたプラグに対し適宜の嵌合力で嵌合する。
一方、先端側空間42は、カテーテル本体20の基端部の他に、固定部材60が挿入及び収容される。すなわち、カテーテル10Aは、カテーテルハブ30の内周面と固定部材60の外周面とでカテーテル本体20を挟持する固定機構12Aを構成して、カテーテル本体20を固定している。
具体的には、先端側空間42の内周面は、図2Aに示すように、先端にて先端開口32aを形成し軸方向に所定長さを有する先端内周面46と、先端内周面46の基端に連なり先端内周面46よりも軸方向に短い範囲で形成される凹状内周面48とを有する。
先端内周面46は、軸方向に沿って概ね一定の直径で延在し、カテーテルハブ30の軸方向上で先端外周面34と重なる位置に設けられている。凹状内周面48は、カテーテルハブ30の軸方向上で基端外周面36の先端箇所と重なる位置に設けられている。カテーテルハブ30は、段差部35の形成位置の基端側に凹状内周面48を有することで、カテーテルハブ30の肉厚を大きく変化させずに、軸方向に延在する側面断面形状を呈している。
さらに、凹状内周面48は、最も径方向外側に位置する底部51を基点に、先端方向に向かって緩やかに小径となる先端テーパ内周面50と、基端方向に向かって先端テーパ内周面50よりも急に小径となる基端テーパ内周面52とを有する。基端テーパ内周面52は、基端側空間44の絞り面44bの先端に連なる。つまり、絞り面44bと基端テーパ内周面52とは、カテーテルハブ30の肉を内側に突出させた凸部54を構成している。
そして、カテーテルハブ30は、先端内周面46と凹状内周面48の内周面側境界部47に、軸方向に短く延びる凹状の溝部56(逃がし部55)を有する。この溝部56は、カテーテルハブ30の周方向に沿って複数設けられている。本実施形態において、溝部56は、周方向に4つ設けられて、カテーテル本体20の軸心を囲っている。溝部56の先端は、内周面側境界部47よりも先端側にある程度離れた先端内周面46に位置する一方で、溝部56の基端は、内周面側境界部47付近(内周面側境界部47よりも多少後方の先端テーパ内周面50)に位置している。
溝部56は、先端内周面46を基準面として径方向外側に向かって浅く切り欠いて(肉抜きして)形成され、またカテーテルハブ30の軸方向に沿って一定の深さで延在している。各溝部56の周方向回りの幅は、例えば、カテーテルハブ30の周長の1/8前後に(或いは、1/8よりも若干広く)設定される。また、隣り合う2つの溝部56の間は、先端内周面46及び先端テーパ内周面50の残り部分にあたり、この部分は隣接する溝部56に対し径方向外側に突出した突部58とみなすことが可能である。
一方、固定部材60は、カテーテルハブ30の先端側空間42に収容可能なサイズの略円筒状に形成され、その内側にカテーテル本体20のルーメン22に連通する空洞部62を有している。この固定部材60は、カテーテルハブ30の収容状態で、カテーテル本体20の軸方向上の先端内周面46に配置される先端筒部64と、凹状内周面48に配置される基端錐部66とを有する。なお、固定部材60の肉厚は略一定に形成されている。
先端筒部64は、組付前のカテーテル本体20のルーメン22の直径よりも若干大きな外径の筒部外周面64a(先端外周面)を有している。先端筒部64で空洞部62を構成する筒部内周面64bも、筒部外周面64aに応じて軸方向に一定の内径で連続している。例えば、筒部内周面64bの内径は、カテーテル本体20をカテーテルハブ30に固定した状態で、固定部材60よりも先端側のルーメン22の直径と概ね同一になるように設計されるとよい。
基端錐部66は、先端筒部64の基端に連なり、基端方向に向かって径方向外側に漸増する錐部外周面66a(テーパ外周面)及び錐部内周面66bを有している。この基端錐部66は、カテーテルハブ30の内周面側境界部47から底部51までの軸方向長さに一致し、またその最基端が底部51に引っ掛かるように、先端テーパ内周面50よりも僅かに大きな傾斜角に形成されている。固定部材60は、カテーテルハブ30の収容状態で、カテーテルハブ30の底部51に配置された基端錐部66の最基端が凸部54に引っ掛かることで、基端方向への移動(脱落)が規制される。
筒部外周面64a及び錐部外周面66aは、外周面側境界部65aで相互に連なる。また、筒部外周面64a及び錐部外周面66aは、カテーテル本体20のルーメン22に挿入されて内側からカテーテル本体20の内周面に密着する。カテーテル本体20は、先端筒部64の挿入箇所において径方向外側に僅かに広がる一方で、基端錐部66の挿入箇所において径方向外側にテーパ状に大きく広がる。そして、カテーテル本体20は、固定部材60に押し広げられた箇所が、カテーテルハブ30の先端内周面46及び先端テーパ内周面50に接触することで、カテーテルハブ30及び固定部材60から強い圧迫力を受けて挟まれることになる。
第1実施形態に係るカテーテル10Aは、基本的には以上のように構成されるものであり、以下その作用効果について説明する。
カテーテル10Aの製造においては、カテーテル本体20、カテーテルハブ30及び固定部材60を別々に成形して、互いに組み付ける作業が行われる。組み付け時には、まず直線状に形成されたカテーテル本体20の基端側のルーメン22に固定部材60を挿入する。これにより、カテーテル本体20の基端側は、先端側に比べて固定部材60の挿入分だけ太くなる。
そして、この組付状態のカテーテル本体20と固定部材60を、カテーテルハブ30の基端開口32bから挿入していく。カテーテル本体20のうち固定部材60が挿入されていない箇所の外径は、カテーテルハブ30内で最も小さな内径の先端内周面46よりも僅かに小さいことで、カテーテルハブ30内をスムーズに通過していく。その一方で、カテーテル本体20のうち固定部材60の挿入箇所の外径は、先端内周面46よりも太くなっている。そのため、カテーテル本体20及び固定部材60の挿入において、カテーテル本体20の基端側がカテーテルハブ30の先端側空間42に至る段階では、カテーテルハブ30の内周面と固定部材60の外周面とでカテーテル本体20を強く圧迫するようになる。
図2Bに示すように、カテーテル本体20は、カテーテル本体20の挿入終了位置で、カテーテルハブ30の先端内周面46と固定部材60の筒部外周面64aとの間で径方向に挟み込まれる。さらにカテーテル本体20は、カテーテルハブ30の先端テーパ内周面50と固定部材60の錐部外周面66aとの間で斜めに挟み込まれる。これにより、カテーテル本体20は、カテーテルハブ30内に強固に固定される。
また、カテーテルハブ30に形成された溝部56には、カテーテル本体20及び固定部材60の組付時等において、カテーテルハブ30と固定部材60の圧迫に応じて流動したカテーテル本体20の肉が入り込むことになる。特に、溝部56の周方向に隣接する複数の突部58(先端内周面46及び先端テーパ内周面50)は、固定部材60と協働してカテーテル本体20を強固に挟み込むことで、カテーテル本体20の肉を周方向に流動させる。
これにより、例えば、製造誤差等によりカテーテル本体20の肉が増えても、カテーテル本体20の肉を溝部56に良好に逃がすことができる。よって、カテーテルハブ30は、カテーテル本体20から受ける負荷(圧迫の反発荷重)が減り、カテーテル本体20による損傷が抑制されて、カテーテル本体20を容易に組み付けることができる。また、内周面側境界部47には、カテーテル本体20が屈曲することでしわが形成され易い(肉厚が増加し易い)が、この内周面側境界部47の前後所定範囲に溝部56を有することで、カテーテル本体20の肉を溝部56に良好に誘導することができる。
以上のように、第1実施形態に係るカテーテル10A(固定機構12A)は、カテーテルハブ30の内周面の一部に逃がし部55を備えるという簡単な構成により、カテーテル本体20の肉厚変化の影響を抑えることができる。すなわち、カテーテル本体20の肉厚が厚くても、カテーテルハブ30と固定部材60が挟み込んだ状態でカテーテル本体20の肉を逃がし部55に逃がすので、カテーテルハブ30や固定部材60がカテーテル本体20から受ける反発荷重が低減される。また、カテーテルハブ30の内周面と固定部材60の外周面のうち逃がし部55がない箇所は、カテーテル本体20に強い圧迫力をかける。そのため、カテーテル10Aは、カテーテル本体20とカテーテルハブ30を良好に固定することができる。
そして、逃がし部55が溝部56であることで、固定機構12Aは、カテーテル本体20、カテーテルハブ30及び固定部材60の組み付け時に、溝部56に沿ってカテーテル本体20や固定部材60を円滑に挿入することができる。さらに、複数の溝部56がカテーテル本体20の軸心を囲むように設けられることで、カテーテル本体20の肉を適宜の溝部56に逃して反発荷重を均等化することが可能となる。またカテーテル本体20の肉厚が不均一でも、いずれかの溝部56にカテーテル本体20の肉を良好に逃がすことができる。
特に、第1実施形態に係る溝部56(逃がし部55)は、その先端が固定部材60の先端よりも基端側に位置している。これにより固定機構12Aは、内周面側境界部47付近で、カテーテル本体20の肉を逃がす一方で、溝部56よりも先端側でカテーテル本体20を充分に強固に挟み込むことができる。
また、本発明に係るカテーテル10Aは、上記構成に限定されるものではなく、以下、他の実施形態に係るカテーテル10B〜10Fを幾つか例をあげて説明する。なお、以降の説明において、第1実施形態と同一の構成又は同一の機能を有する構成には、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
〔第2実施形態〕
第2実施形態に係るカテーテル10Bは、図3A及び図3Bに示すように、固定機構12Bに設けられる逃がし部70の形状が、第1実施形態に係るカテーテル10Aと若干異なっている。
詳細には、逃がし部70は、第1実施形態に係る逃がし部55と同様に、カテーテルハブ30の内周面に形成される溝状(溝部72)に形成されている。この溝部72の先端の形成位置は、先端内周面46と先端テーパ内周面50の内周面側境界部47付近(内周面側境界部47よりも多少前方の先端内周面46)に設けられている。その一方で、溝部72の基端の形成位置は、カテーテルハブ30の先端テーパ内周面50の基端に位置している。
すなわち、溝部72は、先端テーパ内周面50においてカテーテルハブ30の軸方向に向かって延在している。この溝部72は、先端テーパ内周面50に対し浅く切り欠いて(肉抜きして)形成され、また先端テーパ内周面50に対して一定の深さで延在している。
第2実施形態に係るカテーテル10Bは、以上の逃がし部70(溝部72)を有することで、第1実施形態に係るカテーテル10Aと同様の効果を得ることができる。特に、カテーテル10Bは、溝部72が先端テーパ内周面50の軸方向全体にわたって設けられており、カテーテル本体20の基端よりも溝部72の基端が基端側に位置している。これにより、比較的肉厚が増加し易いカテーテル本体20の基端部付近の肉を溝部72に簡単に逃がすことができる。つまり、カテーテル本体20の成形時に、仮にカテーテル本体20の基端部付近の肉厚が厚くなったとしても、カテーテル本体20の肉を溝部72に逃がすことで、カテーテル本体20及び固定部材60をカテーテルハブ30に容易に組み付けること可能となる。
〔第3実施形態〕
第3実施形態に係るカテーテル10Cは、図4A及び図4Bに示すように、固定機構12Cに設けられる逃がし部80の形状が、第1及び第2実施形態に係るカテーテル10A、10Bと若干異なっている。
具体的には、逃がし部80は、第1実施形態に係る逃がし部55と同様に、カテーテルハブ30の内周面に形成される溝状(溝部82)に形成されている。そして、溝部82の先端の形成位置が、カテーテルハブ30の先端内周面46の軸方向途中位置よりも前方にあり、カテーテルハブ30に収容した状態の固定部材60の先端よりもさらに先端側に位置している。なお、溝部82の基端の形成位置は、第1実施形態の溝部56と同様である。
すなわち、溝部82は、先端内周面46上を比較的長く(第1実施形態の溝部56よりも長く)延在している。また、周方向に隣り合う溝部82同士の間には、軸方向に長い先端内周面46と先端テーパ内周面50とで突部84(リブ)を有することになる。
第3実施形態に係るカテーテル10Cは、以上の逃がし部80(溝部82)を有することで、第1実施形態に係るカテーテル10Aと同様の効果を得ることができる。特に、カテーテル10Cは、固定部材60の筒部外周面64aに対向する部分全長が溝部82となっていることで、固定部材60の先端付近においてカテーテルハブ30と協働してカテーテル本体20にかかる圧迫力を抑えることができる。また、溝部82と突部84は、カテーテル本体20の挿入方向をガイドすることができ、カテーテル本体20及び固定部材60をカテーテルハブ30に一層容易に組み付け可能とする。また、カテーテル10Cは、カテーテル本体20の基端側の肉厚を予め厚く形成しておくことで、カテーテル本体20の基端側を溝部82に積極的に入り込ませて、より強固な組付状態を形成することもできる。
〔第4実施形態〕
第4実施形態に係るカテーテル10D(固定機構12D)は、図5A及び図5Bに示すように、逃がし部90(溝部92)の周方向の隣接箇所に突出部94が設けられている点で、第1〜第3実施形態に係るカテーテル10A〜10Cと若干異なっている。
具体的には、固定機構12Dは、先端内周面46と先端テーパ内周面50の内周面側境界部47を跨ぐ位置において、周方向に沿って溝部92と突出部94を交互に形成している。溝部92は、先端内周面46を基準面にした場合に、第1実施形態の溝部56と同程度の深さに形成されている。
一方、突出部94は、先端内周面46を基準面にした場合に、溝部92と反対方向の径方向内側(先端側空間42側)に向かって突出している。この突出部94の突出面94aは、平坦状に形成され、突出部94の基端側は、突出面94aから屈曲して先端テーパ内周面50に一連に連なる傾斜面94bとなっている。突出部94の突出量は、例えば、先端内周面46を基準面にした溝部92の凹み量と同程度に設計されるとよい。
第4実施形態に係るカテーテル10Dは、以上の溝部92及び突出部94を有することで、突出部94においてカテーテル本体20をより強固に挟むことができ、また突出部94から流動したカテーテル本体20の肉を溝部92に充分に逃がすことができる。
〔第5実施形態〕
第5実施形態に係るカテーテル10E(固定機構12E)は、図6A及び図6Bに示すように、逃がし部100(溝部102)を固定部材60に設けた点で、第1〜第4実施形態に係るカテーテル10A〜10Dと異なっている。また、溝部102を固定部材60に設けたことで、カテーテルハブ30の内周面は、先端内周面46と先端テーパ内周面50が内周面側境界部47において滑らかに連続するように形成されている。
固定部材60の溝部102は、筒部外周面64aと錐部外周面66aの外周面側境界部65aを跨ぎ、また固定部材60の周方向に沿って複数設けられている。各溝部102は、浅く形成され、また先端筒部64の先端及び基端錐部66の基端にそれぞれ達しないように設けられる。このため、固定部材60は、固定部材60自体の強度を充分に維持することができ、カテーテルハブ30と協働してカテーテル本体20を強固に挟み込むことができる。
以上のように、固定部材60に溝部102を設けたカテーテル10E(固定機構12E)でも、第1実施形態に係るカテーテル10Eと同様の効果を得ることができる。特に、溝部102は、固定部材60の外周面に簡単に設けることが可能であり、カテーテル10E全体として製造を効率化することができる。要するに、本発明に係る逃がし部55、70、80、90、100は、カテーテルハブ30及び固定部材60のどちらに設けられてもよく、或いは、図示は省略するものの、カテーテルハブ30及び固定部材60の両方に設けられてもよい。
〔第6実施形態〕
第6実施形態に係るカテーテル10F(固定機構12F)は、図7A及び図7Bに示すように、逃がし部110(溝部112)、突出部114を固定部材60に設けた点で、第1〜第5実施形態に係るカテーテル10A〜10Eと異なっている。すなわち、固定部材60の筒部外周面64aと錐部外周面66aの外周面側境界部65a周辺は、周方向に沿って凹凸状に形成されている。
例えば、溝部112は、第5実施形態と同様の構成をとり得る。一方、突出部114は、筒部外周面64a及び錐部外周面66aを基準面として、径方向外側(溝部112の反対方向)に低く突出しており、その突出面114aが平坦状に形成されている。
以上のカテーテル10Fは、固定部材60の突出部114がカテーテルハブ30と協働してカテーテル本体20を強固に挟み込む一方で、固定部材60の溝部112にカテーテル本体20の肉を良好に逃がすことができる。また、突出部114は、固定部材60の形状を補強するリブとして機能することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されず、発明の要旨に沿って種々の改変が可能である。例えば、逃がし部55、70、80、90、100、110は、カテーテルハブ30の内周面又は固定部材60の外周面に対し、軸方向に沿って延びる溝状に形成されてなくてもよい。他の例としては、軸方向と直交する方向に環状の溝を1以上設けた構成、小さな点状凹部(ディンプル)を設けた構成、螺旋状の溝を1以上設けた構成等を採用することがあげられる。

Claims (9)

  1. カテーテル本体(20)と、
    前記カテーテル本体(20)が挿入される中空状のカテーテルハブ(30)と、
    前記カテーテルハブ(30)との間に前記カテーテル本体(20)を挟持するように前記カテーテルハブ(30)内に配置されると共に、前記カテーテル本体(20)の内周面に密着する外周面を有する固定部材(60)と、を備え、
    前記カテーテルハブ(30)の内周面及び前記固定部材(60)の外周面のうち、少なくとも一方の周方向の一部に、前記カテーテル本体(20)の肉が入り込んだ凹状の逃がし部(55、70、80、90、100、110)を備える
    ことを特徴とするカテーテル(10A〜10F)。
  2. 請求項1記載のカテーテル(10A〜10F)において、
    前記逃がし部(55、70、80、90、100、110)は、前記カテーテルハブ(30)の軸方向に延在するように切り欠いた溝部(56、72、82、92、102、112)である
    ことを特徴とするカテーテル(10A〜10F)。
  3. 請求項2記載のカテーテル(10A〜10F)において、
    前記溝部(56、72、82、92、102、112)は、周方向に複数設けられ、前記カテーテル本体(20)の軸を囲っている
    ことを特徴とするカテーテル(10A〜10F)。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のカテーテル(10A〜10F)において、
    前記カテーテルハブ(30)の内周面は、内径が一定に連続する先端内周面(46)と、前記先端内周面(46)の基端に連なり基端方向に向かって内径が漸増するテーパ内周面(50)と、を含み、
    前記固定部材(60)の外周面は、前記先端内周面(46)に対向する先端外周面(64a)と、前記テーパ内周面(50)に対向するテーパ外周面(66a)と、を含み、
    前記逃がし部(55、70、80、90、100、110)は、前記先端内周面(46)と前記テーパ内周面(50)の内周面側境界部(47)、又は前記先端外周面(64a)と前記テーパ外周面(66a)の外周面側境界部(65a)を跨いで設けられている
    ことを特徴とするカテーテル(10A〜10F)。
  5. 請求項4記載のカテーテル(10A)において、
    前記逃がし部(55)は、前記カテーテルハブ(30)の内周面に設けられ、
    前記逃がし部(55)の先端は、前記固定部材(60)の先端よりも基端側に位置している
    ことを特徴とするカテーテル(10A)。
  6. 請求項4記載のカテーテル(10C)において、
    前記逃がし部(80)は、前記カテーテルハブ(30)の内周面に設けられ、
    前記逃がし部(80)の先端は、前記固定部材(60)の先端よりも先端側に位置している
    ことを特徴とするカテーテル(10C)。
  7. 請求項4記載のカテーテル(10B)において、
    前記逃がし部(70)は、前記カテーテルハブ(30)の内周面に設けられ、
    前記逃がし部(70)の基端は、前記カテーテル本体(20)の基端よりも基端側に位置している
    ことを特徴とするカテーテル(10B)。
  8. 請求項4記載のカテーテル(10E、10F)において、
    前記逃がし部(100、110)は、前記固定部材(60)の外周面に設けられ、
    前記逃がし部(110)の先端が、前記先端外周面(64a)の先端よりも基端側に設けられると共に、前記逃がし部(100、110)の基端が、前記テーパ外周面(66a)の基端よりも先端側に設けられる
    ことを特徴とするカテーテル(10E、10F)。
  9. 請求項1記載のカテーテル(10D、10F)において、
    前記カテーテルハブ(30)の内周面又は前記固定部材(60)の外周面には、前記逃がし部(90、110)と周方向に隣接する位置に、該逃がし部(90、110)と反対方向に突出する突出部(94、114)が形成されている
    ことを特徴とするカテーテル(10D、10F)。
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