JPWO2018135063A1 - マーカとマーカを用いた姿勢推定方法及び位置姿勢推定方法 - Google Patents

マーカとマーカを用いた姿勢推定方法及び位置姿勢推定方法 Download PDF

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Abstract

より精度の高い位置や姿勢の推定を実現するマーカと、本マーカを用いた姿勢推定方法及び位置姿勢推定方法を提供する。上記課題を解決するため、本発明は、対象物の姿勢を推定するためのマーカであって、対象物に対する少なくとも一つの軸周りの視線角度を推定するための標準可変モアレパターンVS1,VS2と、標準可変モアレパターンVS1,VS2よりも視線角度の分解能が小さく、上記軸周りの視線角度を推定するための高感度可変モアレパターンVH1,VH2とを備えたマーカ1を提供する。

Description

本発明は、対象物の姿勢や位置を推定するためのマーカと、本マーカを用いた姿勢推定方法及び位置姿勢推定方法に関するものである。
単眼カメラで撮像することにより3次元空間における対象物の位置や姿勢を計測することが可能となる平面パターンが考案されており、一般的に平面視覚マーカと呼ばれている。
このような平面視覚マーカは、拡張現実(Augmented Reality:AR)やロボティクスの分野等において物体に貼り付けて使用されているが、本出願人によっても種々の平面視覚マーカにつき開発が進められてきている(特許文献1〜3及び非特許文献1参照)。
特開2012−145559号公報 特開2014−102246号公報 国際公開WO/2015/045834号公報
H.Tanaka, K.Ogata, and Y.Matsumoto,"Improving the Accuracy of Visual Markers",in Proc. 2016 IEEE Int. Symposium on Robotics and Intelligent Sensors, 2016
しかし、既存の平面視覚マーカを用いて対象物の位置や姿勢を推定する場合には、精度の良い全地球測位システム(Global Positioning System:GPS)による測位と同じレベルの精度は得られないという問題がある。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、より精度の高い位置や姿勢の推定を実現するマーカと、本マーカを用いた姿勢推定方法及び位置姿勢推定方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、対象物の姿勢を推定するためのマーカであって、対象物に対する少なくとも一つの軸周りの視線角度を推定するための第一の視線角度推定手段と、第一の視線角度推定手段よりも視線角度の分解能が小さく、上記軸周りの視線角度を推定するための第二の視線角度推定手段とを備えたマーカを提供する。
また、上記課題を解決するため、本発明は、対象物の姿勢を推定するためのマーカを用いた姿勢推定方法であって、第一の視線角度推定手段を用いて、対象物に対する少なくとも一つの軸周りの視線角度を仮決定する第一のステップと、第一の視線角度推定手段よりも視線角度の分解能が小さな第二の視線角度推定手段を用いて、上記軸周りの視線角度の候補値を求める第二のステップと、第二のステップで求められた候補値のうち、第一のステップで仮決定された視線角度に最も近い値を、上記軸周りの視線角度の推定値とする第三のステップとを有するマーカを用いた姿勢推定方法を提供する。
また、上記課題を解決するため、本発明は、対象物の位置と姿勢の双方を変数とした最適解を得ることにより、位置と姿勢の推定値を得るためのマーカを用いた位置姿勢推定方法であって、第一の視線角度推定手段を用いて少なくとも一つの軸周りの視線角度を仮決定する第一のステップと、第一の視線角度推定手段よりも視線角度の分解能が小さな第二の視線角度推定手段を用いて、上記軸周りの視線角度の候補値を求める第二のステップと、第二のステップで求められた候補値のうち、第一のステップで仮決定された視線角度に最も近い値を、上記軸周りの視線角度の推定値とする第三のステップと、第三のステップで得られた視線角度の推定値を用いて、前記位置の推定値を求める第四のステップとを有するマーカを用いた位置姿勢推定方法を提供する。
本発明によれば、より精度の高い位置や姿勢の推定を実現するマーカと、本マーカを用いた姿勢推定方法及び位置姿勢推定方法を提供することができる。
視線及び視線角度の定義を説明するための図である。 可変モアレパターンにおける周期の定義を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る平面視覚マーカ1の構成を示す平面図である。 図3に示された標準可変モアレパターンVS1,VS2における移動マークの位置Xと視線角度θの関係を示したグラフである。 図3に示された高感度可変モアレパターンVH1,VH2における移動マークの位置Xと視線角度θの関係を示したグラフである。 図3に示された高感度可変モアレパターンVH1,VH2の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る姿勢推定方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る位置姿勢推定方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る位置姿勢推定方法を示すフローチャートである。 図3に示された平面視覚マーカ1の第一の変形例を説明するための図である。 図3に示された平面視覚マーカ1の第二の変形例を説明するための図である。 図3に示された平面視覚マーカ1の第三の変形例を説明するための図である。 図3に示された平面視覚マーカ1の第四の変形例を説明するための図である。 図3に示された平面視覚マーカ1の第五の変形例を説明するための図である。 図3に示された平面視覚マーカ1の第六の変形例を説明するための図である。 図3に示された平面視覚マーカ1の第七の変形例を説明するための図である。 図3に示された平面視覚マーカ1の第八の変形例を説明するための図である。 図3に示された平面視覚マーカ1の第九の変形例を説明するための図である。 図3に示された平面視覚マーカ1の第十の変形例を説明するための図である。
以下において、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
最初に、図1及び図2を参照しつつ、用語の定義を説明する。なお、以下ではY軸周りの事象を例として説明するが、任意の軸周りの事象も同様に定義されることはいうまでもない。
図1において、後述する移動マークMの中心を注視点P0とし、測定対象物のなす平面B上においてY軸と平行で注視点P0を通る軸をY1軸、平面Bと垂直なZ軸と平行で注視点P0を通る軸をZ1軸とする。
ここで、図1に示された観測視点VPと注視点P0を結ぶ線Lを視線という。また、図1に示されるように、Z1軸と、Z1軸に直交するY1軸とを含む平面を平面P1、線LとY1軸とを含む平面を平面P2とするとき、平面P1と平面P2のなす角SAをY軸周りの視線角度という。
また、可変モアレパターンとは、特許文献1に記載されているように、見る角度に応じて模様が変化する(移動して見える)干渉縞パターンであり、ある視線角度範囲においてマーカの姿勢を一意に決定する機能を有するものである。
また、以下においては、例えば観測可能な視線角度範囲が±25〜30度のものを標準可変モアレパターン、それよりも高感度のものを高感度可変モアレパターンという。
また、可変モアレパターンの中で、見る角度に応じて移動するように見える線を移動マークという。
一方、移動マークが観測されるX軸上の位置は、図1に示された移動マークMの中心である注視点P0への視線角度SAと対応している。すなわち、矩形をなす可変モアレパターンの中心を原点0とし、可変モアレパターンの長軸方向をX軸、短軸方向をY軸としたとき、移動マークMのX軸上の位置とY軸周りの視線角度θの関係を図示すると図2のようになる。ここで、直線グラフeq0は当該可変モアレパターンを正面から見たときに中央付近に見えるメインの移動マークMの軌跡を表し、直線グラフeq1,eq2は移動マークMが可変モアレパターンの端部方向に移動したときに、他端の方向から現れる移動マークの軌跡を表す。このとき、軌跡間の視線角度上の距離Fを周期という。つまり、可変モアレパターン上で隣の移動マークが現在の移動マークと同じ位置に来るまでの視線角度が周期となり、図2においては、周期が2αの場合が図示されている。
図3は、本発明の実施の形態に係る平面視覚マーカ1の構成を示す平面図である。図3に示されるように、平面視覚マーカ1は、二次元パターンコードを含む矩形のARマーカ2と、ARマーカ2と同一平面上において、ARマーカ2の隣接する二辺にそれぞれ平行に配置された平面矩形状の標準可変モアレパターンVS1,VS2と、ARマーカ2を挟んで標準可変モアレパターンVS1,VS2と対向する位置に配置された平面矩形状の高感度可変モアレパターンVH1,VH2と、四隅に配置された参照点RP1〜RP4とを備える。
すなわち、標準可変モアレパターンVS1,VS2の長軸はそれぞれ、回転軸であるy軸,x軸と直交するように配置され、高感度可変モアレパターンVH1,VH2の長軸もそれぞれ、回転軸であるy軸,x軸と直交するように配置される。
また、図3に示された高感度可変モアレパターンVH1,VH2は、一般的に、標準可変モアレパターンVS1,VS2よりも感度がn(nは1より大きな数)倍、つまり視線角度の分解能が(1/n)倍とされる。このとき、視線角度の変化に対する移動マークの移動速度がn倍にされるが、そのためには高感度可変モアレパターンの周期が標準可変モアレパターンの周期の(1/n)倍とされる。
一例として、nが2の場合、それぞれ標準可変モアレパターンVS1,VS2における移動マークの位置Xと視線角度θの関係は図4A、高感度可変モアレパターンVH1,VH2における移動マークの位置Xと視線角度θの関係は図4Bに示される。なお、図4Aに示された直線グラフeqS0は原点と点(x1,α1)を通り、直線グラフeqS1,eqS2は直線グラフeqS0と平行なものである。また、図4Bに示された直線グラフeqH0は原点と点(x1,α1/2)を通り、直線グラフeqH1,eqH2は直線グラフeqH0と平行なものである。
図4A及び図4Bに示されるように、標準可変モアレパターンVS1,VS2の周期は2α1であるのに対して、高感度可変モアレパターンVH1,VH2の周期はα1であり、標準可変モアレパターンVS1,VS2に比して周期が(1/2)倍となっていることが分かる。
以下において、図5を参照しつつ、高感度可変モアレパターンの周期を標準可変モアレパターンの周期の(1/n)倍とする方法について説明する。なお、ここでは前提として、標準可変モアレパターン及び高感度可変モアレパターンは共に、縞模様STの上に配設された焦点距離fのレンチキュラーレンズLLからなるものとし、レンチキュラーレンズのレンズピッチpと縞模様のピッチSPはほとんど等しいものとする。
図5において、視点VP1から視線L1に沿って上記標準可変モアレパターンを観測したとき、中央のレンズの位置に移動マークが見えたとする。そこから視点を移動して、すなわち視線を傾けてゆくと移動マークが動くように観測されるが、2α1の角度だけ視線を傾けて視点VP2の位置にくると、視線L2に沿って隣の移動マークが中央のレンズの位置に見えるようになる。
このとき、上記視線の傾き、すなわち周期をθとすると、周期θとレンズピッチp及び焦点距離fの関係は、以下の式(1)のように表すことができる。
Figure 2018135063
従って、周期θはレンズピッチと焦点距離の比(p/f)によって変えることができることになる。このことから、周期θを(1/n)倍にしたいときは、レンズピッチと焦点距離の比を以下の値(2)とすればよいことになる。
Figure 2018135063
なお、上記において、レンズピッチpを隣接するレンズの中心間距離、焦点距離fを個々のレンズの焦点距離とそれぞれ読み替えることにより、標準可変モアレパターンや高感度可変モアレパターンがレンチキュラーレンズではなくレンズアレイからなる場合でも同様に考えることができる。
以下において、図6を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る姿勢推定方法を説明する。なお、図3に示された平面視覚マーカ1を用いて姿勢推定を行う場合を一つの具体例として、本姿勢推定方法を説明する。
一般的に、姿勢推定においても高精度であることが望まれるが、上記のように高感度可変モアレパターンの周期は標準可変モアレパターンよりも周期が短いことから、図4Bからも分かるように、高感度可変モアレパターンにおける移動マークの位置と視線角度の関係は一対多となる。このことから、観測された移動マークの位置に応じて視線角度を一意に決めることができないため、精度の異なる視線角度推定手段を併用し、まずは相対的に精度の低い視線角度推定手段を用いて大まかな視線角度を得た上で、それより精度の高い視線角度推定手段を用いて最終的な精度の高い視線角度を求める方法が採用される。
ステップS1において、第一の視線角度推定手段を用いて、対象物に対する少なくとも一つの軸周りの視線角度を仮決定する。具体的には、例えば図3に示された標準可変モアレパターンVS1,VS2に現れる移動マークを観測することにより、図4Aのグラフを用いて平面視覚マーカ1が付された対象物のy軸及びx軸周りの視線角度が仮決定される。
次に、ステップS2において、第一の視線角度推定手段よりも視線角度の分解能が小さな第二の視線角度推定手段を用いて、上記軸周りの視線角度の候補値を求める。具体的には、例えば図3に示された高感度可変モアレパターンVH1,VH2に現れる移動マークを観測することにより、図4Bのグラフを用いてy軸及びx軸周りの視線角度の候補値が求められる。
そして、ステップS3において、ステップS2で求められた候補値のうち、ステップS1で仮決定された視線角度に最も近い値を、上記軸周りの視線角度の推定値とする。このようにして、上例においては、y軸及びx軸周りの高精度な視線角度を得ることができることになる。
以下においては、上記のような方法により姿勢が高精度に推定できた後に、対象物の位置の推定精度も向上させる方法について説明する。本方法は簡潔に述べると、上記のような方法により得られた姿勢パラメータとしての視線角度を固定した上で、再投影誤差を再最小化する方法といえる。
一般的に、上記のような平面視覚マーカを使用した位置の推定は、マーカ上の点の三次元位置とその画像上での観測座標との複数の対応を求めるPnP(Perspective-n-Points)問題を解くことで行われる。ここで、本問題を解くために用いられる点の数は4であり、図3に示された平面視覚マーカ1では周囲の4つの参照点RP1〜RP4が用いられる。
このとき、位置だけでなく姿勢も同時に求められ、具体的には図7に示されるカメラ座標系Xc,Yc,Zcをマーカ座標系Xm,Ym,Zmに移す並進移動と回転移動を表す同次変換行列が求められる。
そのとき、推定精度を高めるため、再投影誤差の最小化が行われる。ここで、再投影とは、推定したマーカの位置姿勢を用いて、マーカ上の特徴点が画像座標系Xi,Yi(画像平面)のどこに観測されるかを計算することをいう。このとき、実際に画像上で観測される点と再投影した点との間の誤差(画像平面上での距離)を再投影誤差という。この再投影誤差が最小となるよう、最初に求めたマーカの位置姿勢を基にマーカの位置姿勢を微修正するのが再投影誤差の最小化である。なお、この最小化は、ニュートン法やマルカート法等の非線形最適化手法による繰り返し計算によって行われる。
以上を前提として、本発明の実施の形態に係る位置姿勢推定方法を、図8を参照しつつ説明する。なお、図8に示されたステップS1からステップS3までは、図6に示されたステップS1からステップS3までと同じであるので説明を省略する。
図8に示されたステップS4では、ステップS3で得られた視線角度の推定値を用いて、上記位置の推定値を求める。具体的には、図6に示された本発明の実施の形態に係る姿勢推定方法により得られた視線角度の推定値を用いて、すなわち姿勢パラメータを固定して位置パラメータだけに関して上記再投影誤差の最小化を再度行うことにより、位置情報をより高精度に修正することができる。
なお、最小化の手法は特に問わず、非線形最適化手法の中で姿勢パラメータを固定して行う方法や、位置パラメータを微小に変化させつつ探索アルゴリズムによって再投影誤差の最小値を探索する方法等が考えられる。
以下において、図3に示された本発明の実施の形態に係る平面視覚マーカ1の変形例について説明する。
図9に示されるように、視線角度検出手段として標準可変モアレパターンの替わりに、ドットマークDを高感度可変モアレパターンVHと組み合わせて使用してもよい。なお、図9の破線は回転軸AXを示す。
また、図10に示されるように、標準可変モアレパターンVSと高感度可変モアレパターンVH1の他に、高感度可変モアレパターンVH1よりさらに感度の高い高感度モアレパターンVH2を併用してもよい。このような構成においては、さらに高感度可変モアレパターンVH1と高感度可変モアレパターンVH2の間において、図6に示された姿勢推定方法が適用され、視線角度の推定精度がより高められる。
また、図11に示されるように、図10に示された標準可変モアレパターンVSの替わりにドットマークDを使用してもよく、図12に示されるように、標準可変モアレパターンとしてレンズアレイ型標準可変モアレパターンVSPを、高感度可変モアレパターンとしてレンズアレイ型高感度可変モアレパターンVHPを使用してもよい。
また、図13に示されるように、図12に示されたレンズアレイ型高感度可変モアレパターンVHPの替わりに高感度可変モアレパターンVH1,VH2を使用してもよく、図14に示されるように、図12に示されたレンズアレイ型標準可変モアレパターンVSPの替わりに標準可変モアレパターンVS1,VS2を使用してもよい。
また、図15に示されるように、図12に示されたレンズアレイ型標準可変モアレパターンVSPの機能を、四隅のドットマークDに代替させてもよく、図16に示されるように、図13に示されたレンズアレイ型標準可変モアレパターンVSPの機能を、四隅のドットマークDに代替させてもよい。
また、図17に示されるように、移動マークの移動方向と回転軸が直交する標準可変モアレパターンVSA及び高感度可変モアレパターンVHAと、移動マークの移動方向と回転軸が平行となる標準可変モアレパターンVSB及び高感度可変モアレパターンVHBを長軸方向を揃えて配置してもよい。
また、図18に示されるように、図17に示された標準可変モアレパターンVSA及び標準可変モアレパターンVSBの機能を、四隅のドットマークDに代替させてもよい。
以上より、本発明の実施の形態に係る平面視覚マーカ1、姿勢推定方法及び位置姿勢推定方法によれば、位置や姿勢を従来より高精度に推定することができる。
1 平面視覚マーカ
VS,VS1,VS2,VSA,VSB 標準可変モアレパターン
VSP レンズアレイ型標準可変モアレパターン
VH,VH1,VH2,VHA,VHB 高感度可変モアレパターン
VHP レンズアレイ型高感度可変モアレパターン
P レンズピッチ
f 焦点距離
D ドットマーク

Claims (8)

  1. 対象物の姿勢を推定するためのマーカであって、
    前記対象物に対する少なくとも一つの軸周りの視線角度を推定するための第一の視線角度推定手段と、
    前記第一の視線角度推定手段よりも前記視線角度の分解能が小さく、前記軸周りの視線角度を推定するための第二の視線角度推定手段とを備えたマーカ。
  2. 前記第一の視線角度推定手段は、縞模様の上に配設されたレンチキュラーレンズ、レンズアレイ、又はドットマークのうちいずれか一つからなる請求項1に記載のマーカ。
  3. 前記第二の視線角度推定手段は、縞模様の上に配設されたレンチキュラーレンズ、又はレンズアレイからなる請求項1に記載のマーカ。
  4. 前記第一及び第二の視線角度推定手段は、縞模様の上に配設されたレンチキュラーレンズ又はレンズアレイからなり、前記第一の視線角度推定手段としての前記レンチキュラーレンズ又はレンズアレイのレンズピッチをp、焦点距離をfとすると、前記第二の視線角度推定手段としての前記レンチキュラーレンズ又はレンズアレイのレンズピッチと焦点距離の比が、nを1より大きな数としてtan(tan-1(p/f)/n)である請求項1に記載のマーカ。
  5. 対象物の姿勢を推定するためのマーカを用いた姿勢推定方法であって、
    第一の視線角度推定手段を用いて、前記対象物に対する少なくとも一つの軸周りの視線角度を仮決定する第一のステップと、
    前記第一の視線角度推定手段よりも前記視線角度の分解能が小さな第二の視線角度推定手段を用いて、前記軸周りの視線角度の候補値を求める第二のステップと、
    前記第二のステップで求められた前記候補値のうち、前記第一のステップで仮決定された前記視線角度に最も近い値を、前記軸周りの視線角度の推定値とする第三のステップとを有するマーカを用いた姿勢推定方法。
  6. 前記第一及び第二の視線角度推定手段は、縞模様の上に配設されたレンチキュラーレンズ又はレンズアレイからなり、前記第一の視線角度推定手段としての前記レンチキュラーレンズ又はレンズアレイのレンズピッチをp、焦点距離をfとすると、前記第二の視線角度推定手段としての前記レンチキュラーレンズ又はレンズアレイのレンズピッチと焦点距離の比を、nを1より大きな数としてtan(tan-1(p/f)/n)とする請求項5に記載のマーカを用いた姿勢推定方法。
  7. 対象物の位置と姿勢の双方を変数とした最適解を得ることにより、前記位置と前記姿勢の推定値を得るためのマーカを用いた位置姿勢推定方法であって、
    第一の視線角度推定手段を用いて少なくとも一つの軸周りの視線角度を仮決定する第一のステップと、
    前記第一の視線角度推定手段よりも前記視線角度の分解能が小さな第二の視線角度推定手段を用いて、前記軸周りの視線角度の候補値を求める第二のステップと、
    前記第二のステップで求められた前記候補値のうち、前記第一のステップで仮決定された前記視線角度に最も近い値を、前記軸周りの視線角度の推定値とする第三のステップと、
    前記第三のステップで得られた前記視線角度の推定値を用いて、前記位置の推定値を求める第四のステップとを有するマーカを用いた位置姿勢推定方法。
  8. 前記第一及び第二の視線角度推定手段は、縞模様の上に配設されたレンチキュラーレンズ又はレンズアレイからなり、前記第一の視線角度推定手段としての前記レンチキュラーレンズ又はレンズアレイのレンズピッチをp、焦点距離をfとすると、前記第二の視線角度推定手段としての前記レンチキュラーレンズ又はレンズアレイのレンズピッチと焦点距離の比を、nを1より大きな数としてtan(tan-1(p/f)/n)とする請求項7に記載のマーカを用いた位置姿勢推定方法。

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