JPWO2018074438A1 - 撮像レンズ系、および、カメラ - Google Patents
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Abstract
Description
−1.0×10−6<dn/dtmi<1.5×10−5 (i≧1) ・・・(2)
ここで、
dn/dtpi:全系に含まれる正のパワーを有するi番目のレンズ素子の波長領域580〜640nmの光に対する0℃から20℃での空気中における相対屈折率温度係数、dn/dtmi:全系に含まれる負のパワーを有するi番目のレンズ素子の波長領域580〜640nmの光に対する0℃から20℃での空気中における相対屈折率温度係数、
である。
−1.0×10−6<dn/dtmi<1.5×10−5 (i≧1) ・・・(2)
ここで、
dn/dtpi:全系に含まれる正のパワーを有するi番目のレンズ素子の波長領域580〜640nmの光に対する0℃から20℃での空気中における相対屈折率温度係数、
dn/dtmi:全系に含まれる負のパワーを有するi番目のレンズ素子の波長領域580〜640nmの光に対する0℃から20℃での空気中における相対屈折率温度係数、
である。
図1、3、5、7、9、11、13、15、17及び19は、各々実施の形態1〜10に係る撮像レンズ系のレンズ配置図である。各図において、特定の面に付されたアスタリスク*は、該面が非球面であることを示している。また、各図において、最も右側に記載された直線は、像面Sの位置を表しており、像面Sの物体側には、平行平板CGが設けられている。なお、各図において、縦横比は一致している。
実施の形態1に係る撮像レンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1、開口絞りA、正のパワーを有する第2レンズ群G2、正のパワーを有する第3レンズ群G3、とからなる。
実施の形態2に係る撮像レンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第レンズ1群G1、開口絞りA、正のパワーを有する第2レンズ群G2、正のパワーを有する第3群レンズG3、とからなる。
実施の形態3に係る撮像レンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1群レンズG1、開口絞りA、正のパワーを有する第2レンズ群G2、正のパワーを有する第3レンズ群G3、とからなる。
実施の形態4に係る撮像レンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1、開口絞りA、正のパワーを有する第2レンズ群G2、正のパワーを有する第3レンズ群G3、とからなる。
実施の形態5に係る撮像レンズ系は、物体側から物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1、開口絞りA、正のパワーを有する第2レンズ群G2、負のパワーを有する第3レンズ群G3、とからなる。
実施の形態6に係る撮像レンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1、開口絞りA、正のパワーを有する第2レンズ群G2、負のパワーを有する第3レンズ群G3、とからなる。
実施の形態7に係る撮像レンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1、開口絞りA、正のパワーを有する第2レンズ群G2、正のパワーを有する第3レンズ群G3、とからなる。
実施の形態8に係る撮像レンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1、開口絞りA、正のパワーを有する第2レンズ群G2、正のパワーを有する第3レンズ群G3、とからなる。
実施の形態9に係る撮像レンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1、正のパワーを有する第2レンズ群G2、開口絞りA、正のパワーを有する第3レンズ群G3、とからなる。
実施の形態10に係る撮像レンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1、開口絞りA、正のパワーを有する第2レンズ群G2、正のパワーを有する第3レンズ群G3、とからなる。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1〜10を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。
FC5、FCD100、FCD10A、FCD10、FCD1、FCD505、FCD515、LBC3N、M-FCD1、M-FCD500、M-FDS910、M-PCD4、M-PCD51、PCD4、PCD51
正レンズ:SUMITA社製
K-CaFK95、K-FK5、K-GFK68、K-GFK70、K-LaFK60、K-PFK80、K-PFK85、K-PFK90、K-PG325、K-PG375、K-PSK300、K-PSKn2
正レンズ:OHARA社製
S-BAL2、S-BAL3、S-FPL51、S-FPL53、S-FPM2、S-FPM3、S-FSL5、S-LAM3、S-PHM52、S-PHM53
以下、負レンズの代替例を説明する。
BACD15、BACD18、BAF10、E-ADF10、E-FD1、E-FD4、E-FDS2、FDS18、FDS90、LAC8、LAC9、M-FDS910、NBF1、TAFD30、TAFD33、TAFD40
負レンズ:SUMITA社製
K-CD120、K-CSK120、K-LaF3、K-LaFK55、K-LaFn1、K-LaFn11、K-LaFn5、K-LaSFn6、K-LaSKn1、K-PSFn2、K-SFLD66、K-SK18、K-VC100、K-VC78、K-VC79
負レンズ:OHARA社製
S-BAL11、S-BSM10、S-BSM15、S-BSM9、S-LAH52、S-LAH53、S-LAH58、S-LAH66、S-LAH79、S-LAL10、S-LAL12、S-LAL14、S-LAL58、S-LAL61、S-LAM51、S-NPH1、S-NSL5、S-TIH53、S-TIL2
以上が代替例であるが、これに限らず、目的に沿う材料であれば、様々な材料を用いることができる。
以下、例えば実施の形態1〜10に係る撮像レンズ系のごとき撮像レンズ系が満足することが有益な条件を説明する。なお、各実施の形態に係る撮像レンズ系に対して、複数の有益な条件が規定されるが、これら複数の条件すべてを満足する撮像レンズ系の構成が最も効果的である。しかしながら、個別の条件を満足することにより、それぞれ対応する効果を奏する撮像レンズ系を得ることも可能である。
−1.0×10−6<dn/dtmi<1.5×10−5 (i≧1) ・・・(2)
ここで、
dn/dtpi:全系に含まれる正のパワーを有するi番目のレンズ素子の波長領域580〜640nmの光に対する0℃から20℃での空気中における相対屈折率温度係数、
dn/dtmi:全系に含まれる負のパワーを有するi番目のレンズ素子の波長領域580〜640nmの光に対する0℃から20℃での空気中における相対屈折率温度係数、
である。
ここで、
dBF:温度変化1℃あたりの各レンズ素子の屈折率変化によって生じる光軸方向のピントずれ、
BF :撮像レンズのバックフォーカスの空気換算長、
である。
dn/dtpi<−1.5×10−7 (i≧1) ・・・(1b)
また、条件(2a)(2b)のいずれか一方、または両方を満足することにより、前述の効果をさらに奏功させることができる。
dn/dtmi<1.0×10−5 (i≧1) ・・・(2b)
また、基本構成を有する撮像レンズ系において、以下の条件(3)を満足することが望ましい。
ここで、
f :全系のd線における焦点距離、
f2 :第2レンズ群のd線における焦点距離、
である。
f/f2<0.9 ・・・(3b)
また、基本構成を有する撮像レンズ系において、以下の条件(4)を満足することが望ましい。
ここで、
f :全系のd線における焦点距離、
f12 :第1レンズ群と第2レンズ群のd線における合成焦点距離、
である。
f/f12<1.0 ・・・(4b)
また、基本構成を有する撮像レンズ系において、以下の条件(5)を満足することが望ましい。
ここで、
ν1mi:第1レンズ群に含まれる負のパワーを有するi番目のレンズ素子のd線におけるアッベ数、
である。
また、基本構成を有する撮像レンズ系において、以下の条件(6)、(7)を満足することが望ましい。
ν3mi<35 (i≧1) ・・・(7)
ここで
ν3pi:第3レンズ群に含まれる正のパワーを有するi番目のレンズ素子のd線におけるアッベ数、
ν3mi:第3レンズ群に含まれる負のパワーを有するi番目のレンズ素子のd線におけるアッベ数、
である。
ν3mi<32 (i≧1) ・・・(7a)
また、基本構成を有する撮像レンズ系において、以下の条件(8)を満足することが望ましい。
ここで、
f :全系のd線における焦点距離、
f3 :前記第3群のd線における焦点距離、
である。
f/f3<0.8 ・・・(8b)
(実施の形態11:カメラ及び自動車)
実施の形態1に係る撮像レンズ系を備えたカメラについて、車載カメラを例に挙げて説明する。なお、該車載カメラにおいて、実施の形態1に係る撮像レンズ系の替わりに、実施の形態2〜10に係る撮像レンズ系のいずれか1つを適用してもよい。
以下、実施の形態1〜10に係る撮像レンズ系を具体的に実施した数値実施例を説明する。なお、各数値実施例において、表中の長さの単位はすべて「mm」であり、画角の単位はすべて「°」である。なお、表中「画角」とあるのは、対角半画角のことである。各数値実施例において、rは曲率半径、dは面間隔、ndはd線に対する屈折率、vdはd線に対するアッベ数、dn/dtは波長領域580〜640nmの光に対する0〜20℃の空気中での空気中における相対屈折率温度係数である。また、各数値実施例において、*印を付した面は非球面であり、非球面形状は次式で定義している。
Z:光軸からの高さがhの非球面上の点から、非球面頂点の接平面までの距離、
h:光軸からの高さ、
r:頂点曲率半径、
κ:円錐定数、
An:n次の非球面係数
である。
数値実施例1の撮像レンズ系は、図1に示した実施の形態1に対応する。
数値実施例2の撮像レンズ系は、図3に示した実施の形態2に対応する。
数値実施例3の撮像レンズ系は、図5に示した実施の形態3に対応する。
数値実施例4の撮像レンズ系は、図7に示した実施の形態4に対応する。
数値実施例5の撮像レンズ系は、図9に示した実施の形態5に対応する。
数値実施例6の撮像レンズ系は、図11に示した実施の形態6に対応する。
数値実施例7の撮像レンズ系は、図13に示した実施の形態7に対応する。
数値実施例8の撮像レンズ系は、図15に示した実施の形態8に対応する。
数値実施例9の撮像レンズ系は、図17に示した実施の形態8に対応する。
数値実施例10の撮像レンズ系は、図19に示した実施の形態8に対応する。
以下の表に、各数値実施例の対応値を示す。
L2 第2レンズ素子
L3 第3レンズ素子
L4 第4レンズ素子
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
CG 平行平板
A 開口絞り
S 像面
100 車載カメラ
201 撮像レンズ系
202 撮像素子
−1.0×10−6<dn/dtmi<1.5×10−5 (i≧1)・・・(2)
ここで、
dn/dtpi:全系に含まれる正のパワーを有するi番目のレンズ素子の波長領域580〜640nmの光に対する0℃から20℃での空気中における相対屈折率温度係数、dn/dtmi:全系に含まれる負のパワーを有するi番目のレンズ素子の波長領域580〜640nmの光に対する0℃から20℃での空気中における相対屈折率温度係数、
である。
−1.0×10−6<dn/dtmi<1.5×10−5 (i≧1)・・・(2)
ここで、
dn/dtpi:全系に含まれる正のパワーを有するi番目のレンズ素子の波長領域580〜640nmの光に対する0℃から20℃での空気中における相対屈折率温度係数、
dn/dtmi:全系に含まれる負のパワーを有するi番目のレンズ素子の波長領域580〜640nmの光に対する0℃から20℃での空気中における相対屈折率温度係数、
である。
図1、3、5、7、9、11、13、15、17及び19は、各々実施の形態1〜10に係る撮像レンズ系のレンズ配置図である。各図において、特定の面に付されたアスタリスク*は、該面が非球面であることを示している。また、各図において、最も右側に記載された直線は、像面Sの位置を表しており、像面Sの物体側には、平行平板CGが設けられている。なお、各図において、縦横比は一致している。
実施の形態1に係る撮像レンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1、開口絞りA、正のパワーを有する第2レンズ群G2、正のパワーを有する第3レンズ群G3、とからなる。
実施の形態2に係る撮像レンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1、開口絞りA、正のパワーを有する第2レンズ群G2、正のパワーを有する第3群レンズG3、とからなる。
実施の形態3に係る撮像レンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1、開口絞りA、正のパワーを有する第2レンズ群G2、正のパワーを有する第3レンズ群G3、とからなる。
実施の形態4に係る撮像レンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1、開口絞りA、正のパワーを有する第2レンズ群G2、正のパワーを有する第3レンズ群G3、とからなる。
実施の形態5に係る撮像レンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1、開口絞りA、正のパワーを有する第2レンズ群G2、負のパワーを有する第3レンズ群G3、とからなる。
実施の形態6に係る撮像レンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1、開口絞りA、正のパワーを有する第2レンズ群G2、負のパワーを有する第3レンズ群G3、とからなる。
実施の形態7に係る撮像レンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1、開口絞りA、正のパワーを有する第2レンズ群G2、正のパワーを有する第3レンズ群G3、とからなる。
実施の形態8に係る撮像レンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1、開口絞りA、正のパワーを有する第2レンズ群G2、正のパワーを有する第3レンズ群G3、とからなる。
実施の形態9に係る撮像レンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1、正のパワーを有する第2レンズ群G2、開口絞りA、正のパワーを有する第3レンズ群G3、とからなる。
実施の形態10に係る撮像レンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1、開口絞りA、正のパワーを有する第2レンズ群G2、正のパワーを有する第3レンズ群G3、とからなる。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1〜10を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。
FC5、FCD100、FCD10A、FCD10、FCD1、FCD505、FCD515、LBC3N、M−FCD1、M−FCD500、M−FDS910、M−PCD4、M−PCD51、PCD4、PCD51
正レンズ:SUMITA社製
K−CaFK95、K−FK5、K−GFK68、K−GFK70、K−LaFK60、K−PFK80、K−PFK85、K−PFK90、K−PG325、K−PG375、K−PSK300、K−PSKn2
正レンズ:OHARA社製
S−BAL2、S−BAL3、S−FPL51、S−FPL53、S−FPM2、S−FPM3、S−FSL5、S−LAM3、S−PHM52、S−PHM53
以下、負レンズの代替例を説明する。
BACD15、BACD18、BAF10、E−ADF10、E−FD1、E−FD4、E−FDS2、FDS18、FDS90、LAC8、LAC9、M−FDS910、NBF1、TAFD30、TAFD33、TAFD40
負レンズ:SUMITA社製
K−CD120、K−CSK120、K−LaF3、K−LaFK55、K−LaFn1、K−LaFn11、K−LaFn5、K−LaSFn6、K−LaSKn1、K−PSFn2、K−SFLD66、K−SK18、K−VC100、K−VC78、K−VC79
負レンズ:OHARA社製
S−BAL11、S−BSM10、S−BSM15、S−BSM9、S−LAH52、S−LAH53、S−LAH58、S−LAH66、S−LAH79、S−LAL10、S−LAL12、S−LAL14、S−LAL58、S−LAL61、S−LAM51、S−NPH1、S−NSL5、S−TIH53、S−TIL2
以上が代替例であるが、これに限らず、目的に沿う材料であれば、様々な材料を用いることができる。
以下、例えば実施の形態1〜10に係る撮像レンズ系のごとき撮像レンズ系が満足することが有益な条件を説明する。なお、各実施の形態に係る撮像レンズ系に対して、複数の有益な条件が規定されるが、これら複数の条件すべてを満足する撮像レンズ系の構成が最も効果的である。しかしながら、個別の条件を満足することにより、それぞれ対応する効果を奏する撮像レンズ系を得ることも可能である。
−1.0×10−6<dn/dtmi<1.5×10−5 (i≧1)・・(2)
ここで、
dn/dtpi:全系に含まれる正のパワーを有するi番目のレンズ素子の波長領域580〜640nmの光に対する0℃から20℃での空気中における相対屈折率温度係数、
dn/dtmi:全系に含まれる負のパワーを有するi番目のレンズ素子の波長領域580〜640nmの光に対する0℃から20℃での空気中における相対屈折率温度係数、
である。
ここで、
dBF:温度変化1℃あたりの各レンズ素子の屈折率変化によって生じる光軸方向のピントずれ、
BF :撮像レンズのバックフォーカスの空気換算長、
である。
dn/dtpi<−1.5×10−7 (i≧1)・・・(1b)
また、条件(2a)(2b)のいずれか一方、または両方を満足することにより、前述の効果をさらに奏功させることができる。
dn/dtmi<1.0×10−5 (i≧1)・・・・(2b)
また、基本構成を有する撮像レンズ系において、以下の条件(3)を満足することが望ましい。
ここで、
f :全系のd線における焦点距離、
f2 :第2レンズ群のd線における焦点距離、
である。
f/f2<0.9・・・(3b)
また、基本構成を有する撮像レンズ系において、以下の条件(4)を満足することが望ましい。
ここで、
f :全系のd線における焦点距離、
f12 :第1レンズ群と第2レンズ群のd線における合成焦点距離、
である。
f/f12<1.0・・・・・(4b)
また、基本構成を有する撮像レンズ系において、以下の条件(5)を満足することが望ましい。
ここで、
ν1mi:第1レンズ群に含まれる負のパワーを有するi番目のレンズ素子のd線におけるアッベ数、
である。
また、基本構成を有する撮像レンズ系において、以下の条件(6)、(7)を満足することが望ましい。
ν3mi<35 (i≧1)・・・(7)
ここで
ν3pi:第3レンズ群に含まれる正のパワーを有するi番目のレンズ素子のd線におけるアッベ数、
ν3mi:第3レンズ群に含まれる負のパワーを有するi番目のレンズ素子のd線におけるアッベ数、
である。
ν3mi<32 (i≧1)・・・(7a)
また、基本構成を有する撮像レンズ系において、以下の条件(8)を満足することが望ましい。
ここで、
f:全系のd線における焦点距離、
f3:前記第3レンズ群のd線における焦点距離、
である。
f/f3<0.8・・・・(8b)
(実施の形態11:カメラ及び自動車)
実施の形態1に係る撮像レンズ系を備えたカメラについて、車載カメラを例に挙げて説明する。なお、該車載カメラにおいて、実施の形態1に係る撮像レンズ系の替わりに、実施の形態2〜10に係る撮像レンズ系のいずれか1つを適用してもよい。
以下、実施の形態1〜10に係る撮像レンズ系を具体的に実施した数値実施例を説明する。なお、各数値実施例において、表中の長さの単位はすべて「mm」であり、画角の単位はすべて「°」である。なお、表中「画角」とあるのは、対角半画角のことである。各数値実施例において、rは曲率半径、dは面間隔、ndはd線に対する屈折率、vdはd線に対するアッベ数、dn/dtは波長領域580〜640nmの光に対する0〜20℃の空気中での空気中における相対屈折率温度係数である。また、各数値実施例において、*印を付した面は非球面であり、非球面形状は次式で定義している。
Z:光軸からの高さがhの非球面上の点から、非球面頂点の接平面までの距離、
h:光軸からの高さ、
r:頂点曲率半径、
κ:円錐定数、
An:n次の非球面係数
である。
数値実施例1の撮像レンズ系は、図1に示した実施の形態1に対応する。
数値実施例2の撮像レンズ系は、図3に示した実施の形態2に対応する。
数値実施例3の撮像レンズ系は、図5に示した実施の形態3に対応する。
数値実施例4の撮像レンズ系は、図7に示した実施の形態4に対応する。
数値実施例5の撮像レンズ系は、図9に示した実施の形態5に対応する。
数値実施例6の撮像レンズ系は、図11に示した実施の形態6に対応する。
数値実施例7の撮像レンズ系は、図13に示した実施の形態7に対応する。
数値実施例8の撮像レンズ系は、図15に示した実施の形態8に対応する。
数値実施例9の撮像レンズ系は、図17に示した実施の形態9に対応する。
数値実施例10の撮像レンズ系は、図19に示した実施の形態10に対応する。
以下の表に、各数値実施例の対応値を示す。
L2 第2レンズ素子
L3 第3レンズ素子
L4 第4レンズ素子
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
CG 平行平板
A 開口絞り
S 像面
100 車載カメラ
201 撮像レンズ系
202 撮像素子
Claims (7)
- 物体側から像側へと順に、
負のレンズ素子のみからなる第1レンズ群と、
正のパワーを有し、1枚のレンズ素子からなる第2レンズ群と、
パワーを有する第3レンズ群と、
からなり、
前記第3群は正のパワーを有するレンズ素子と負のパワーを有するレンズ素子を備え、
以下の条件式(1)、(2)を同時に満足し、
−1.2×10−5<dn/dtpi<0 (i≧1) ・・・(1)
−1.0×10−6<dn/dtmi<1.5×10−5 (i≧1) ・・・(2)
ここで、
dn/dtpi:全系に含まれる正のパワーを有するi番目のレンズ素子の波長領域580〜640nmの光に対する0℃から20℃での空気中における相対屈折率温度係数、
dn/dtmi:全系に含まれる負のパワーを有するi番目のレンズ素子の波長領域580〜640nmの光に対する0℃から20℃での空気中における相対屈折率温度係数、
である、撮像レンズ系。 - 以下の条件式(3)を満足し、
0.1<f/f2<1.2 ・・・(3)
ここで、
f :全系のd線における焦点距離、
f2 :前記第2レンズ群のd線における焦点距離、
である、請求項1に記載の撮像レンズ系。 - 以下の条件式(4)を満足し、
−0.2<f/f12<1.5 ・・・(4)
ここで、
f :全系のd線における焦点距離、
f12 :前記第1レンズ群と前記第2レンズ群のd線における合成焦点距離、
である、請求項1に記載の撮像レンズ系。 - 以下の条件式(5)を満足し、
ν1mi>35 (i≧1) ・・・(5)
ここで、
ν1mi:前記第1レンズ群に含まれる負のパワーを有するi番目のレンズ素子のd線におけるアッベ数、
である、請求項1に記載の撮像レンズ系。 - 以下の条件式(6)、(7)を同時に満足し、
ν3pi>50 (i≧1) ・・・(6)
ν3mi<35 (i≧1) ・・・(7)
ここで、
ν3pi:前記第3レンズ群に含まれる正のパワーを有するi番目のレンズ素子のd線におけるアッベ数、
ν3mi:前記第3レンズ群に含まれる負のパワーを有するi番目のレンズ素子のd線におけるアッベ数、
である、請求項1に記載の撮像レンズ系。 - 以下の条件式(8)を満足し、
−0.3<f/f3<1.0 ・・・(8)
ここで、
f :全系のd線における焦点距離、
f3 :前記第3レンズ群のd線における焦点距離、
である、請求項1に記載の撮像レンズ系。 - 物体の光学的な像を形成する撮像レンズ系と、
前記撮像レンズ系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子と、
を備え、
前記撮像レンズ系が、物体側から像側へと順に、
負のレンズ素子のみからなる第1レンズ群と、
正のパワーを有し、1枚のレンズ素子からなる第2レンズ群と、
パワーを有する第3レンズ群と、からなり、
前記第3群は正のパワーを有するレンズ素子と負のパワーを有するレンズ素子を備え、
以下の条件式(1)、(2)を同時に満足し、
−1.2×10−5<dn/dtpi<0 (i≧1) ・・・(1)
−1.0×10−6<dn/dtmi<1.5×10−5 (i≧1) ・・・(2)
ここで、
dn/dtpi:全系に含まれる正のパワーを有するi番目のレンズ素子の波長領域580〜640nmの光に対する0℃から20℃での空気中における相対屈折率温度係数、
dn/dtmi:全系に含まれる負のパワーを有するi番目のレンズ素子の波長領域580〜640nmの光に対する0℃から20℃での空気中における相対屈折率温度係数、
である、カメラ。
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