JPWO2018062286A1 - 通信システム、無線アクセス装置、及び無線通信端末並びにこれらの制御方法 - Google Patents

通信システム、無線アクセス装置、及び無線通信端末並びにこれらの制御方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、無線端末に提供されるサービスのサービス要件の充足に寄与し得る通信経路の選択を行う通信システムを提供する。通信システムは、第1の無線アクセス装置と、第2の無線アクセス装置と、第1の無線アクセス装置と第2の無線アクセス装置と同時に通信可能な無線端末とを含み、無線端末に提供されるサービスの特性を示すサービス特性情報を取得し、複数の通信経路のタイプのうち、無線端末へのサービスの提供に用いるダウンリンクユーザデータの通信経路のタイプを、サービス特性情報に基づいて決定する。

Description

(関連出願についての記載)
本発明は、日本国特許出願:特願2016−189103号(2016年9月28日出願)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は、通信システム、無線アクセス装置、及び無線通信端末並びにこれらの制御方法に関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)標準規格書である非特許文献1は、従来の通信システムの一例として、図1に示す通信システムを開示する。図1の通信システムは、MME(Moblity Management Entity)110、S/P-GW(Serving/PDN(Packet Data Network) Gateway)120、MeNB(Master eNodeB(evolved NodeB))131、SeNB(Secondary eNodeB)132、及びUE(User Equipment)140を含む。
MME110は、UE140の移動性(e.g. ハンドオーバ(Handover))管理やベアラ(e.g. EPS(Evolved Packet System) bearer、E-RAB(EUTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network) Radio Access Bearer))と呼ばれるデータ通信用の伝送路の管理を行うコアネットワークノードである。MME110は、S1-MMEインタフェースでeNB(MeNB)と接続され、S1-MMEベアラを終端する。
S/P-GW120は、いくつかのベアラを終端し、UE140がデータ通信する際のゲートウェイの役割を果たすコアネットワークノードである。より正確には、3GPPのLTE(Long Term Evolution)及びLTE-Advanced(Pro)においては、S-GW(Serving gateway)とP-GW(PDN gateway)の2種類が規定されている。しかしながら、図1では説明簡略化の観点からS-GWとP-GWは、S/P-GW120という1つのコアネットワークノードとして説明される。なお、S-GWが終端するベアラは、S1-Uベアラ、S5/S8ベアラ、及びE-RABがある。また、P-GWが終端するベアラは、S5/S8ベアラ、EPSベアラがある。
MeNB131は、UE140が無線アクセスネットワークに接続する際に使用するメインの無線アクセス装置である。MeNB131は、UE140との間で制御信号(e.g. Radio Resource Control (RRC) Signaling)およびユーザデータをやり取りする。より具体的には、MeNB131は、MeNB131が管理するセル(i.e. Primary Cell(PCell))内でUE140に対してControl Plane(C-Plane)として、SRB(Signaling Radio Bearer)を提供する。さらにMeNB131は、当該セル(i.e. PCell)又はMeNB131が管理する1若しくは複数の他のセル(i.e. Secondary Cell(SCell))内でUE140に対して、User Plane(U-Plane)として、DRB(Data Radio Bearer)を提供する。DRBは、EPS bearer、E-RABと1対1でマッピングされる。
SeNB132は、UE140が無線アクセスネットワークに接続する際に使用する追加的(Additional)な無線アクセス装置である。SeNB132は、必要に応じてUE140との間でデータパケットのやり取りを行う。より具体的には、SeNB132は、SeNB132が管理する1又は複数のセル(i.e. Primary Secondary Cell(PSCell)、SCell)内でUE140に対して、User Plane(U-Plane)として、DRB(Data Radio Bearer)を提供する。
なお、MeNB131とSeNB132とは、X2インタフェースで接続される。
UE140は、ユーザがネットワークを介してデータ通信を行う際に使用する、無線通信端末(無線端末)である。より具体的には、UE140は、Uuインタフェースを介して、無線アクセス装置(i.e. eNB(MeNB, SeNB))と接続する。
図1の通信システムでは、UE140は、MeNB131とのSRBにおいてRRC(Radio Resource Control)Connectionを確立し、MeNB131が管理するセルのグループ(Master Cell Group(MCG))とSecondary eNB(SeNB)が管理するセルのグループ(Secondary Cell Group(SCG))とにおいて提供される無線リソースを用いて同時に通信可能に構成される。すなわち、UE140は、RRC Connected状態において、MCGとSCGとが設定(configure)され、MCGとSCGとをアグリゲート(aggregate)する技術であるDual Connectivity(DC)が可能となる。このDCは、異なるeNB間の複数のセルをアグリゲートするという観点から、Inter-eNB Carrier Aggregation(CA)とも呼ばれる。
図2には、3GPPにおけるDCの無線プロトコルアーキテクチャが例示されている。3GPPのDCでは、図2に示すように、MCG bearer、SCG bearer、及びSplit bearerが提供される。この3タイプのベアラの使い分けにより、UE140のスループット向上が期待される。MCG bearerは、MeNB131のみを経由するベアラのタイプである。MCG bearerでは、対応するS1-UベアラがMeNB131で終端される。このベアラタイプのためのUuインタフェースを介したU-Planeデータ送信に、SeNB132は関与しない。SCG bearerは、SeNB132のみを経由するベアラのタイプである。SCG bearerでは、SeNB132がS1-Uを介してS-GWと直接的に論理接続される。このベアラタイプのためのUuインタフェースを介したU-Planeデータ送信に、MeNB131は関与しない。Split bearerは、MeNB131で一旦ダウンリンクトラフィックを受信した後に、MeNB131とSeNB132にトラフィックを分離して通信するベアラである。より具体的には、Split bearerでは、S-GWとの間のS1-UベアラはMeNB131で終端される。さらに、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)データがX2インタフェースを介してMeNB131とSeNB132との間で転送される。そして、このベアラタイプのためのUuインタフェースを介したU-Planeデータの送信に、MeNB131とSeNB132とが関与する。Split bearerでは、単一のベアラタイプしかない場合に比べて、UE140における各eNBとの電波環境(e.g. 無線品質)などを考慮して、最適なベアラタイプを使い分けることで、通信速度の向上が見込まれる。
さらに、非特許文献1に記載されているように、3GPPでは、RRC Connected状態のUE140が、LTEとWLAN(Wireless Local Access Network)の無線リソースを同時に使用可能とするLTE-WLAN Aggregation (LWA)が規定されている。LWAの通信システムの例を図3に示す。図3の通信システムは、図1の通信システムに比べ、MeNB131とSeNB132の代わりに、eNB231とWT(WLAN Termination)232を含む点で異なる。他のノードは図1の通信システムと同様でもよい。
eNB231は、MeNB131やSeNB132と同様に、UE140がネットワークに接続する際に使用するメインの無線アクセス装置である。eNB231は、UE140との間で制御信号(e.g. RRC Signaling)およびデータパケットをやり取りする。
WT232は、WLANの処理機能(entity)を有し、WLAN側において、eNB231との間のXwインタフェースを終端する論理ノードである。なお、WT232は、WLAN対応のUE140がWLANネットワークに接続する際に使用するアクセスポイント(i.e. WLANAP)と共に配置(co-locate)されてもよいし、単独で配置(standalone)されていてもよい。
また、WT232内のWLANの処理機能(entity)は、eNB231内に配置(co-locate)されていてもよい。この場合、WT232は必須の構成要素ではない。
3GPPにおけるLWAでは、図4A及び図4Bに示すLTE bearer、Split LWA bearer、及びSwitched LWA bearerが提供される。この3タイプのベアラの使い分けにより、UE140のスループット向上が期待される。LTE bearerは、eNB231の(LTE側の)無線リソースのみを使用するために、eNB231を経由するベアラのタイプである。Split LWA bearerは、eNB231(のLTE側)とWLANの両方の無線リソースを使用するために、eNB231とWLANの両方を経由するベアラのタイプである。Switched LWA bearerは、WLANのみの無線リソースを使用するが、eNB231とWLANの両方を経由するベアラのタイプである。
なお、Split LWA bearer及びSwitched LWA bearerはまとめてLWA bearerと称されてもよい。この場合、LWA bearerは、eNB231(のLTE側)とWLANの両方のリソースを使用するために、eNB231とWLANの両方を経由するベアラのタイプといえ、eNB231(のLTE側)の無線リソースの使用の有無は問われない。
LWAもDCと同様に、単一のベアラタイプしかない場合に比べて、UE140における各eNB、WTとの電波環境(e.g. 無線品質)などを考慮して、最適なベアラタイプを使い分けることで、通信速度の向上が見込まれる。
さらにまた、3GPPでは、第5世代移動通信システム(5G)の標準化作業が3GPP Release 14として開始されている(非特許文献3)。5Gは、LTE及びLTE-Advanced(Pro)の継続的な改良・発展(enhancement/evolution)と新たな5Gエア・インタフェース(新たなRadio Access Technology(RAT))の導入による革新的な改良・発展の組合せで実現されると想定されている。新たなRATは、例えば、LTE/LTE-Advancedの継続的発展が対象とする周波数帯(e.g. 6 GHz以下)よりも高い周波数帯、例えば10 GHz以上のセンチメートル波帯及び30 GHz以上のミリ波帯をサポートする。
本明細書では、第5世代移動通信システムは、Next Generation (NextGen) System(NG System)とも呼ばれる。NG Systemのための新たなRATは、New Radio(NR)、5G RAT、又はNG RATと呼ばれる。NG Systemのための新たな無線アクセスネットワーク(RAN)及びコアネットワークは、それぞれNew RAN(又はNG RAN)及びNextGen Core(NG Core)と呼ばれる。NG Systemに接続する無線端末(User Equipment(UE))は、NextGen UE(NG UE)と呼ばれ、New RANに含まれる基地局(NodeB)は、NR NB(NodeB)、NG NB、NG BS(Base Station)又はgNB(nextGeneraion NodeB)と呼ばれる。
NG Systemの通信システムの例を図5に示す。図5の通信システムは、eEPC(enhanced Evolved Packet Core)ノード200、NextGen Coreノード300、eLTE(enhanced LTE) eNB331、NR NB332、NG UE240を含む。
なお、ここでの"enhanced"の語は、LTE systemがNG Systemとのインタワーキングを実現するために行われるLTE及びLTE-Advanced(Pro)の改良・発展を意味する。
eEPCノード200は、図面簡略化のためにMME、S-GW、及びP-GWを含むノードとして記載されている。しかしながらeEPCノード200に含まれるMME、S-GW、及びP-GWは、別々に配置されていてもよい。
NG Coreノード300は、MME、S-GW、及びP-GW等のEPCに対応する処理を行うNG Systemのコアネットワークノードである。NG Coreノード300のうち、EPCのMMEに相当するノードは、NG Core CPF(C-Plane Function)ノード又はMMF(Mobility Management Function)ノードと称されてもよい。同様に、NG Coreノード300のうち、EPCのS-GW、及びP-GWに相当するノードは、NG Core UPF(U-Plane Function)ノードと称されてもよい。
eLTE eNB331は、NG Systemとのインタワーキングを実現するために改良されたeNB231相当のノードである。eLTE eNB331は、eEPCノード200とS1-U及びS1-MMEインタフェースで接続されてもよいし、NG Coreノード300とNG2及びNG3インタフェースで接続されていてもよい。
NR NB332は、NG Systemの無線基地局であり、New RadioをNG UE240に提供する。NR NB332は、NG Coreノード300とNG2及びNG3インタフェースで接続されてもよいし、eEPCノード200と、S1-U及びS1-MMEインタフェースで接続されていてもよい。
さらに、eLTE eNB331とNR NB332とは、NX2又はXnインタフェースで接続されていてもよい。
NG UE240は、UE140と同様のノードであり、LTEの通信能力に加え、New RadioにおいてNR NB332などと通信する能力を有する。
NG Systemは、NG Systemのみ(i.e. standalone)でワークする方式と、eLTEとのインタワーキングを行う方式とが提案されている。このうち、NG System がeLTEとのインタワーキングを行う方式は、現在LTE-NG Tight Interworkingと呼ばれている。LTE-NG Tight Interworkingは、LTE-Advanced Rel.12以降のDCライクな技術が採用される見込みであり、当該DCライクな技術は、「Multi Connectivity」とも称され得る。Multi Connectivityは、非理想的バックホールを介して接続された複数の(RANノード内の)スケジューラによって提供される複数の無線リソースを使用可能となるよう、複数のトランシーバを有するUEが構成されるオペレーションモードともいえる。
すなわち、NG UE240は、MeNBとしてのeLTE eNB331が管理する少なくとも1つのセルと、SeNBとしてのNR NB332が管理する少なくとも1つのセルとをアグリゲートすることが可能となる。
従って、NG Systemにおいても、DCにおけるMCG bearer、SCG bearer、及びSplit bearerのようなベアラが提供される可能性がある。本明細書では、LTE-Advanced Rel.12以降のDC のSplit bearerに対応するNG SystemのベアラをMCG Split bearerと称することとする。その他のベアラは、DCと同様に、MCG bearer、SCG bearerと称することとする。さらに、非特許文献4に示すように、NG Systemにおいては、新たなSplit bearerである"SCG Split bearer"が定義されていてもよい。すなわち、SCG Split bearerの場合、図6に示すように、S-GW又はS-GWに対応するNG Coreノード(e.g. NG Core UPFノード)との間のS1-U/NG3-Uベアラが、SeNBとしてのNR NB332(Secondary NR NB)で終端する。そして、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)データがNX2又はXnインタフェースを介して、MeNBとしてのeLTE eNB331(eLTE MeNB)との間で転送される。そして、このベアラタイプのためのUuインタフェースを介したユーザプレーンデータの送信に、eLTE eNB331とNR NB332とが関与する。
前述したLWA及びLTE-NG Tight Interworkingは、異なるRAT間でキャリアアグリゲーションする観点から、Inter-RAT (Carrier)Aggregationとも呼ばれる。
以上の各通信システムを実装する際、MMEなどの第1のコアネットワークノード10、S/P-GWなどの第2のコアネットワークノード20、MeNBなどの第1の無線アクセス装置31、SeNBなどの第2の無線アクセス装置32の各ノード間には、図7に示すようなバックホール50、51、52、53及び54が介在するケースがある。バックホールは、一般的に「ドメイン」と呼ばれるサブネットワークが複数接続されて構成される。ドメインは、ネットワークを管理する単位で、地域や、光ファイバやマイクロ波などの通信媒体の種類、ネットワークを構成する通信装置の提供ベンダなど、様々な切り口で形成される。例えば、各通信システムは、図7に示すように、Core Domain、Aggregation Domain、Access Domainのバックホール(サブネットワーク)に分けられてもよい。さらに、各通信システムは図示しないMetro Domainのバックホール(サブネットワーク)を含んでいてもよい。また、各ドメインはさらに複数のサブドメインで構成されていても良い。
バックホールに用いられる通信技術は、光ファイバに代表される有線通信やマイクロ波やミリ波に代表される無線通信など、多様であり、通信技術毎に通信容量や遅延、信頼性などの特性が異なる。例えば、有線通信に比べて、無線通信は一般的には通信容量が小さくなることが多い。さらに、無線通信は使う周波数により特性が異なる。例えば、無線通信は、天候の影響により、有線に比べて、通信品質が劣化しやすいという特性を持つが、この影響の受けやすさは周波数帯によって異なってくる。また、周波数帯によって、その利用にライセンスが必要な場合と不要な場合とがある。その利用にライセンスが不要な周波数帯は、ライセンスが必要な周波数帯に比べ、簡易に利用できる反面、潜在的に干渉を受けやすいというリスクがある。
このように、特性の異なるネットワークが混在して形成されるバックホールの特性を考慮せずに、異なる無線アクセス装置間のインタワーキング(e.g. DC, LWA, LTE-NG Tight Interworking)で用いる通信経路(e.g. ベアラ)のタイプを選択すると、無線通信端末に提供されるサービス要件に合わないバックホールを利用してしまう可能性がある。例えば、非特許文献2に記載されているように、今後通信システム(e.g. NG system)では、遅延がRTT(Round Trip Time)で100msec(millisecond)以下、信頼性が99.999%など、極端に通信要件が偏ったサービスをも収容することが望まれている。このような極端な要件を満たすには、バックホールの特性も考慮せざるを得ない。
この点、特許文献1及び特許文献2では、Dual Connectivityを行う移動通信システムにおいて、ネットワークの状況に基づいて、ユーザプレーン構造(ベアラタイプ)を選択する技術が開示されている。ここでのネットワークの状況とは、MeNBとSeNBとの間の通信状況又は最大伝送レート、MeNB及びSeNBのそれぞれの能力、MeNBとSeNBとの間のバックホール回線の能力、MeNBとMME/S-GWとの間の通信状況、EPCの負荷、SeNBの負荷、及びルータの負荷を含む。
国際公開第2015/098951号 特開2015−185937号公報
前述した通信システム並びに特許文献1及び特許文献2に開示されている通信システムは、異なる無線アクセス装置間のインタワーキングで用いるベアラタイプを選択する際に、ネットワークの状況を考慮するが、無線端末に提供されるサービス特性を考慮していない。そのため、無線端末に提供されるサービスのサービス要件に対し、選択されたベアラタイプに対応するネットワーク状況が過剰又は不足となる場合が生じ、通信システム全体のリソースの利用効率が低下する可能性がある。
本発明は、上記を鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、無線端末に提供されるサービスのサービス要件の充足に寄与し得る通信経路の選択を行う通信システムを提供することである。なお、この目的は、本明細書に開示される複数の実施形態が達成しようとする複数の目的の1つに過ぎないことに留意されるべきである。その他の目的又は課題と新規な特徴は、本明細書の記述又は添付図面から明らかにされる。
第1の態様では、第1の無線アクセス装置と、第2の無線アクセス装置と、第1の無線アクセス装置と第2の無線アクセス装置と同時に通信可能な無線端末とを含み、第1の無線アクセス装置及び第2の無線アクセス装置の少なくとも1つを経由する複数の通信経路のタイプのうち、いずれかを用いて無線端末へユーザデータを送信可能な通信システムが開示される。当該通信システムは、無線端末に提供されるサービスの特性を示すサービス特性情報を取得する手段と、複数の通信経路のタイプのうち、無線端末へのサービスの提供に用いるダウンリンクユーザデータの通信経路のタイプを、サービス特性情報に基づいて決定する手段とを有する。当該複数の通信経路のタイプは、第1の無線アクセス装置のみを経由する第1の通信経路と、第2の無線アクセス装置のみを経由する第2の通信経路と、第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が第2の無線アクセス装置を経由し、残りが第1の無線アクセス装置を経由する第3の通信経路と、第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが第2の無線アクセス装置のみを経由する第4の通信経路と、第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が第1の無線アクセス装置を経由し、残りが第2の無線アクセス装置を経由する第5の通信経路と、第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが第1の無線アクセス装置のみを経由する第6の通信経路と、のうち、少なくとも2つである。
第2の態様では、第1の無線アクセス装置及び第2の無線アクセス装置の少なくとも1つを経由する複数の通信経路のタイプをサポートし、第1の無線アクセス装置と第2の無線アクセス装置と同時に通信可能な無線端末と通信する第1の無線アクセス装置が開示される。当該第1の無線アクセス装置は、無線端末に提供されるサービスの特性を示すサービス特性情報を取得する手段と、複数の通信経路のタイプのうち、無線端末へのサービスの提供に用いるダウンリンクユーザデータの通信経路のタイプを、サービス特性情報に基づいて決定する手段とを有する。当該複数の通信経路のタイプは、第1の無線アクセス装置のみを経由する第1の通信経路と、第2の無線アクセス装置のみを経由する第2の通信経路と、第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が第2の無線アクセス装置を経由し、残りが第1の無線アクセス装置を経由する第3の通信経路と、第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが第2の無線アクセス装置のみを経由する第4の通信経路と、第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が第1の無線アクセス装置を経由し、残りが第2の無線アクセス装置を経由する第5の通信経路と、第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが第1の無線アクセス装置のみを経由する第6の通信経路と、のうち、少なくとも2つである。
第3の態様では、第1の無線アクセス装置と第2の無線アクセス装置と同時に通信可能に構成される無線端末が開示される。当該無線端末は、第1の無線アクセス装置及び第2の無線アクセス装置の少なくとも1つを経由する複数の通信経路のタイプのうち、無線端末へのサービスの提供に用いるダウンリンクユーザデータの通信経路のタイプを、無線端末に提供されるサービスの特性を示すサービス特性情報に基づいて決定した第1の無線アクセス装置又は第2の無線アクセス装置から、当該決定された通信経路のタイプを含む制御情報を受信する手段と、当該制御情報に含まれる通信経路のタイプに対応する通信経路で、第1の無線アクセス装置及び第2の無線アクセス装置の少なくとも1つからダウンリンクユーザデータを受信する手段と、を有する。当該複数の通信経路のタイプは、第1の無線アクセス装置のみを経由する第1の通信経路と、第2の無線アクセス装置のみを経由する第2の通信経路と、第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が第2の無線アクセス装置を経由し、残りが第1の無線アクセス装置を経由する第3の通信経路と、第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが第2の無線アクセス装置のみを経由する第4の通信経路と、第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が第1の無線アクセス装置を経由し、残りが第2の無線アクセス装置を経由する第5の通信経路と、第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが第1の無線アクセス装置のみを経由する第6の通信経路と、のうち、少なくとも2つである。
第4の態様では、第1の無線アクセス装置及び第2の無線アクセス装置の少なくとも1つを経由する複数の通信経路のタイプをサポートし、第1の無線アクセス装置と第2の無線アクセス装置と同時に通信可能な無線端末と通信する第1の無線アクセス装置の制御方法が開示される。当該第1の無線アクセス装置の制御方法は、無線端末に提供されるサービスの特性を示すサービス特性情報を取得し、複数の通信経路のタイプのうち、無線端末へのサービスの提供に用いるダウンリンクユーザデータの通信経路のタイプを、サービス特性情報に基づいて決定する。当該複数の通信経路のタイプは、第1の無線アクセス装置のみを経由する第1の通信経路と、第2の無線アクセス装置のみを経由する第2の通信経路と、第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が第2の無線アクセス装置を経由し、残りが第1の無線アクセス装置を経由する第3の通信経路と、第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが第2の無線アクセス装置のみを経由する第4の通信経路と、第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が第1の無線アクセス装置を経由し、残りが第2の無線アクセス装置を経由する第5の通信経路と、第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが第1の無線アクセス装置のみを経由する第6の通信経路と、のうち、少なくとも2つである。
第5の態様では、第1の無線アクセス装置と第2の無線アクセス装置と同時に通信可能に構成される無線端末の制御方法が開示される。当該無線端末の制御方法は、第1の無線アクセス装置及び第2の無線アクセス装置の少なくとも1つを経由する複数の通信経路のタイプのうち、無線端末へのサービスの提供に用いるダウンリンクユーザデータの通信経路のタイプを、無線端末に提供されるサービスの特性を示すサービス特性情報に基づいて決定した第1の無線アクセス装置又は第2の無線アクセス装置から、当該決定された通信経路のタイプを含む制御情報を受信し、当該制御情報に含まれる通信経路のタイプに対応する通信経路で、第1の無線アクセス装置及び第2の無線アクセス装置の少なくとも1つからダウンリンクユーザデータを受信する。当該複数の通信経路のタイプは、第1の無線アクセス装置のみを経由する第1の通信経路と、第2の無線アクセス装置のみを経由する第2の通信経路と、第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が第2の無線アクセス装置を経由し、残りが第1の無線アクセス装置を経由する第3の通信経路と、第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが第2の無線アクセス装置のみを経由する第4の通信経路と、第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が第1の無線アクセス装置を経由し、残りが第2の無線アクセス装置を経由する第5の通信経路と、第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが第1の無線アクセス装置のみを経由する第6の通信経路と、のうち、少なくとも2つである。
本発明によれば、無線端末に提供されるサービスのサービス要件の充足に寄与し得る通信経路の選択を行うことができる。
LTE-Advanced(Pro)のDual Connectivityに係る通信システムの構成例を示した図である。 LTE-Advanced(Pro)のDual Connectivityに係るベアラオプションの例を示した図である。 LTE-Advanced(Pro)のLWAに係る通信システムの構成例を示した図である。 LTE-Advanced(Pro)のLWAに係るベアラオプションの一例を示した図である。 LTE-Advanced(Pro)のLWAに係るベアラオプションの他の例を示した図である。 LTE-NG Tight Interworkingに係る通信システムの構成例を示した図である。 LTE-NG Tight Interworkingに係るベアラオプションの一例を示した図である。 いくつかの通信システムの構成例についてバックホールの観点で示した図である。 第1の実施形態に係る通信システムの構成例を示した図である。 第1の実施形態に係る通信システムに係る複数の通信経路のタイプの例を示した図である。 第1の実施形態に係る第1の無線アクセス装置の構成例を示したブロック図である。 第1の実施形態に係る無線通信端末の構成例を示したブロック図である。 第1の実施形態に係る第1の無線アクセス装置により行われる手順の例を示したフローチャートである。 いくつかの実施形態に係るサービス特性データベースの例を示した図である。 いくつかの実施形態に係るサービス特性データベースの他の例を示した図である。 いくつかの実施形態に係る通信経路のタイプのデータベースの例を示した図である。 第1の実施形態に係る無線通信端末により行われる手順の例を示したフローチャートである。 第2の実施形態に係る通信システム全体の手順の例を示したシーケンス図である。 いくつかの実施形態に係る無線通信端末データベースの例を示した図である。 いくつかの実施形態に係る無線アクセス装置データベースの例を示した図である。 いくつかの実施形態に係るバックホール特性データベースの例を示した図である。 第3の実施形態に係る通信システム全体の手順の例を示したシーケンス図である。 第4の実施形態に係る通信システム全体の手順の例を示したシーケンス図である。 第5の実施形態に係る通信システム全体の手順の例を示したシーケンス図である。 その他の実施形態に係るバックホール特性情報管理ノードの構成例を示したブロック図である。 その他の実施形態に係るバックホール特性情報管理ノードと第1の無線アクセス装置との間で行われる手順の例を示したシーケンス図である。 いくつかの実施形態に係るパス特性データベースの例を示した図である。
以下では、本発明の例示的な実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。各図面において、同一または対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のために必要な場合を除いて重複説明は省略される。
以下に説明される複数の例示的な実施形態のいくつかは、LTEを主な対象として説明される。しかしながら、これらの実施形態は、LTEに限定されるものではなく、他のモバイル通信ネットワーク又はシステム、例えば3GPP UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)、3GPP NG System(第5世代通信システム)、3GPP2 CDMA(Code Division Multiple Access)2000システム(1xRTT(Single-Carrier Radio Transmission Technology), HRPD (High Rate Packet Data))、Global System for Mobile communications(GSM(登録商標))/ General packet radio service(GPRS)システム、及びWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)システム等に適用されてもよい。
以下に説明される複数の実施形態は、独立に実施されることもできるし、適宜組み合わせて実施されることもできる。これら複数の実施形態は、互いに異なる新規な特徴を有している。したがって、これら複数の実施形態は、互いに異なる目的又は課題を解決することに寄与することができ、互いに異なる効果を奏することができる。
<第1の実施形態>
[構成の説明]
図8は、本実施形態を含むいくつかの実施形態に係る通信システムの論理的構成例を示している。なお、バックホールの観点では、当該通信システムの構成は図7のようにも示され得る。図8の例では、通信システムは、第1のコアネットワークノード10、第2のコアネットワークノード20、第1の無線アクセス装置31、第2の無線アクセス装置32、及び無線通信端末40を含む。各装置間にはバックホール50(e.g. Aggregation Domain Network)、51、52、53(e.g. Access Domain Network)、及び54(e.g. Core Domain Network)が介在する。なお、本実施形態に係るバックホールは図示しないMetro Domainを含んでいてもよい。各ノード間のバックホールは、ルータやスイッチ経由で接続されていてもよい。当該ルータ及びスイッチは例えばABR(Area Border Router)、PE(Provider Edge)等であってもよい。
第1のコアネットワークノード10は、第1の無線アクセス装置31とC-Planeインタフェースを介して接続され、無線通信端末40の認証や無線アクセス装置間のハンドオーバ、セル選択・再選択などの制御を行う。ここでのC-Planeインタフェースは、バックホール50、51及び54を用いて構築される。
第1のコアネットワークノード10は、無線通信端末40がデータ通信する際のゲートウェイの役割を兼ねていてもよい。すなわち、第1のコアネットワークノード10は、第1の無線アクセス装置31及び第2の無線アクセス装置32の少なくとも一方とU-Planeインタフェースを介して接続されていてもよい。ここでのU-Planeインタフェースは、バックホール50、51、52及び54を用いて構築され得る。
第2のコアネットワークノード20は、第1の無線アクセス装置31及び第2の無線アクセス装置32とU-Planeインタフェースを介して接続され、無線通信端末によるデータ通信用の伝送路であるベアラを提供するためのゲートウェイの機能を備える。より具体的には、第2のコアネットワークノード20は、ベアラ提供のために、第1のコアネットワークノード10と連携して、無線アクセス装置31及び32とパケット転送用のトンネル(e.g. GTP(GPRS(General Packet Radio Service) Tunneling Protocol)Tunnel)を構築する。なお、ここでのU-Planeインタフェースは、バックホール50、51、52及び54を用いて構築される。
また、第1のコアネットワークノード10及び第2のコアネットワークノード20は、U-Plane及びC-Planeインタフェースの少なくとも1つで接続されてもよい。この場合のU-Plane及びC-Planeインタフェースは、バックホール54を用いて構築され得る。
第1の無線アクセス装置31及び第2の無線アクセス装置32は、無線通信端末40との間の無線リンクを制御して、無線通信端末40に無線アクセスネットワーク(RAN)とのRadio Connection(e.g. DRB, SRB)を提供する。さらに、第1の無線アクセス装置31は、C-Planeインタフェースを介して第1のコアネットワークノード10と接続され、U-Planeインタフェースを介して第2のコアネットワークノード20と接続される。また、第2の無線アクセス装置32は、U-Planeインタフェースを介して第2のコアネットワークノード20と接続される。そして、第1の無線アクセス装置31と第2の無線アクセス装置32とは、U-Plane及びC-Planeインタフェースを介して互いに接続される。無線アクセス装置間のU-Plane及びC-Planeインタフェースは、バックホール53を用いて構築される。
無線通信端末40は、第1の無線アクセス装置31と第2の無線アクセス装置32と無線インタフェースを介して接続される。より具体的には、無線通信端末40は、第1の無線アクセス装置31との間でC-Planeインタフェースを介して接続され、制御信号を通信する。また、無線通信端末40は、第1の無線アクセス装置31及び第2の無線アクセス装置32との間でU-Planeインタフェースを介して接続され、ユーザデータを通信する。なお、無線通信端末40は、第2の無線アクセス装置32との間でC-Planeインタフェースを介して接続されてもよい。
なお、無線アクセス装置は、基地局(base station)、無線局(mobile station)、アクセスポイントとも称され、リレーノードやC-RAN(Cloud Radio Access Network)におけるCU(Central Unit)及びDU(Distributed Unit)を含んでもよい。
また、異無線アクセス装置間インタワーキング(e.g. DC、LWA、LTE-NG Tight Interworking)において、無線通信端末との間でC-Planeを確立する無線アクセス装置(e.g. DCにおけるMeNB)は、アンカーノード(anchor node)とも称され得る。
無線通信端末(無線端末)40は、UEの他に、MS(Mobile Station)、WTRU(Wireless Transmit/Receive Unit)とも称され得る。
さらに、本実施形態に係る通信システム(又は当該通信システムを構成する各ノード)は、第1の無線アクセス装置31及び第2の無線アクセス装置32の少なくとも1つを経由する複数の通信経路のタイプをサポートする。より具体的には、本実施形態に係る通信システムは、無線通信端末40へ提供するユーザデータ(ダウンリンクデータ)の通信経路について、図9に示す複数の通信経路のタイプのうち、少なくとも2つをサポートする。図9で示される複数の通信経路のタイプは、
・第1の無線アクセス装置31のみを経由する第1の通信経路、
・第2の無線アクセス装置32のみを経由する第2の通信経路、
・第1の無線アクセス装置31に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が第2の無線アクセス装置32を経由し、残りが第1の無線アクセス装置31を経由する第3の通信経路、
・第1の無線アクセス装置31に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが第2の無線アクセス装置32のみを経由する第4の通信経路、
・第2の無線アクセス装置32に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が第1の無線アクセス装置31を経由し、残りが第2の無線アクセス装置32を経由する第5の通信経路、及び
・第2の無線アクセス装置32に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが第1の無線アクセス装置31のみを経由する第6の通信経路
である。
第1の通信経路では、第2のコアネットワークノード20との間の通信経路が第1の無線アクセス装置31で終端される。この通信経路のタイプの場合、無線通信端末40へのU-Planeデータ送信に、第2の無線アクセス装置32は関与しない。第1の通信経路は、例えばDC若しくはLTE-NG Tight InterworkingにおけるMCG bearer、又はLWAにおけるLTE bearerである。
第2の通信経路では、第2のコアネットワークノード20との間の通信経路が第2の無線アクセス装置32で終端される。この通信経路のタイプの場合、無線通信端末40へのU-Planeデータ送信に、第1の無線アクセス装置31は関与しない。第2の通信経路は例えば、DC若しくはLTE-NG Tight InterworkingにおけるSCG bearerである。
第3の通信経路では、第2のコアネットワークノード20との間の通信経路が第1の無線アクセス装置31で終端される。さらに、第1の無線アクセス装置31内で処理されるLayer-2(e.g. PDCP, RLC(Radio Link Control), MAC(Media Access Control))のデータの一部が無線アクセス装置間インタフェース(e.g. X2, Xw, Xn)を介して第2の無線アクセス装置32へ転送される。そして、この通信経路タイプの場合、無線通信端末40へのU-Planeデータ送信に、第1の無線アクセス装置31と第2の無線アクセス装置32の両方が関与する。第3の通信経路は、例えば、DC若しくはLTE-NG Tight InterworkingにおけるSplit bearer又はLWAにおけるSplit LWA bearerである。
第4の通信経路では、第2のコアネットワークノード20との間の通信経路が第1の無線アクセス装置31で終端される。さらに、第1の無線アクセス装置31内で処理されるLayer-2(e.g. PDCP, RLC, MAC)のデータの全てが無線アクセス装置間インタフェースを介して第2の無線アクセス装置32へ転送される転送される。そして、この通信経路のタイプの場合、無線通信端末40へのU-Planeデータ送信に、第1の無線アクセス装置31は関与しない。第4の通信経路は、例えば、LWAにおけるSwitched LWA bearerである。
第5の通信経路では、第2のコアネットワークノード20との間の通信経路が第2の無線アクセス装置32で終端される。さらに、第2の無線アクセス装置32内で処理されるレイヤ2(Layer-2)(e.g. PDCP, RLC, MAC)のデータの一部が無線アクセス装置間インタフェースを介して第1の無線アクセス装置31へ転送される。そして、この通信経路タイプの場合、無線通信端末40へのU-Planeデータ送信に、第1の無線アクセス装置31と第2の無線アクセス装置32の両方が関与する。第5の通信経路は、例えば、LTE-NG Tight InterworkingにおけるSCG Split bearerである。
第6の通信経路では、第2のコアネットワークノード20との間の通信経路が第2の無線アクセス装置32で終端される。さらに、第2の無線アクセス装置32内で処理されるLayer-2(e.g. PDCP, RLC, MAC)のデータの全てが無線アクセス装置間インタフェースを介して第1の無線アクセス装置31へ転送される転送される。そして、この通信経路のタイプの場合、無線通信端末40へのU-Planeデータ送信に、第2の無線アクセス装置32は関与しない。
図10は、本実施形態における第1の無線アクセス装置31の構成例を示すブロック図である。第2の無線アクセス装置32も図10の構成と同様の構成を有していてもよい。図10を参照すると、第1の無線アクセス装置31は、トランシーバ3101、アンテナ3102、ネットワークインタフェース3103、プロセッサ3104、及びメモリ3105を含む。トランシーバ3101は、例えば無線通信端末40と通信するためにPHY(Physical)レイヤに関するアナログRF(Radio Frequency)信号処理を行う。トランシーバ3101は複数のトランシーバを含んでもよい。
ネットワークインタフェース3103は、コアネットワークノード(e.g. EPC内のMME及びS-GW)及び他の無線アクセス装置と通信するために使用される。ネットワークインタフェース3103は、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers) 802.3 seriesに準拠したネットワークインタフェースカード(Network Interface Card: NIC)を含んでもよい。
プロセッサ3104は、無線通信のためのデジタルベースバンド信号処理(U-Plane処理)とC-Plane処理を行う。例えば、LTEおよびLTE-Advanced(Pro)の場合、プロセッサ3104によるデジタルベースバンド信号処理は、PDCPレイヤ、RLCレイヤ、MACレイヤ、およびPHYレイヤの信号処理を含んでもよい。また、プロセッサ3104によるコントロールプレーン処理は、S1プロトコル、RRCプロトコル、及びMAC CE(Control Element)の処理を含んでもよい。
さらに、本実施形態におけるプロセッサ3104は、無線通信端末40に提供されるサービスの特性を示すサービス特性情報を、トランシーバ3101又はネットワークインタフェース3103を介して取得し、メモリ3105へ格納する。さらにプロセッサ3104は、各装置間のバックホールドメインタイプを示すバックホール特性情報を、ネットワークインタフェース3103を介して取得し、メモリ3105へ格納してもよい。
そして、プロセッサ3104は、第1の無線アクセス装置31が属する通信システムによりサポートされる複数の通信経路のタイプのうち、無線通信端末40へのサービスの提供に用いるダウンリンクデータの通信経路のタイプを、メモリ3105に格納されたサービス特性情報に基づいて決定する。さらに通信経路のタイプの決定はバックホール特性情報を考慮して行われてもよい。当該通信経路のタイプの決定に関する動作の詳細は後述される。
プロセッサ3104は、複数のプロセッサを含んでもよい。例えば、プロセッサ3104は、デジタルベースバンド信号処理を行うモデム・プロセッサ(e.g. Digital Signal Processor(DSP))とコントロールプレーン処理を行うプロトコルスタック・プロセッサ(e.g. Central Processing Unit(CPU)又はMicro Processing Unit(MPU))を含んでもよい。
メモリ3105は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。揮発性メモリは、例えば、Static Random Access Memory(SRAM)若しくはDynamic RAM(DRAM)又はこれらの組み合わせである。不揮発性メモリは、例えば、マスクRead Only Memory(MROM)、Programmable ROM(PROM)、フラッシュメモリ、若しくはハードディスクドライブ(Hard Disk Drive: HDD)、又はこれらの組合せである。メモリ3105は、プロセッサ3104から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ3104は、ネットワークインタフェース3103又は図示されていないI/O (Input/Output)インタフェースを介してメモリ3105にアクセスしてもよい。
メモリ3105は、本実施形態を含む複数の実施形態で説明される第1の無線アクセス装置31による処理を行うための命令群およびデータを含む1又は複数のソフトウェアモジュール(コンピュータプログラム)を格納してもよい。いくつかの実装において、プロセッサ3104は、当該1又は複数のソフトウェアモジュールをメモリ3105から読み出して実行することで、本実施形態を含む複数の実施形態で説明される第1の無線アクセス装置31による処理を行うよう構成されてもよい。
さらに、本実施形態におけるメモリ3105には、通信経路タイプを示す情報とサービス特性情報とが格納される。より具体的には、複数の通信経路タイプがリスト化された通信経路タイプデータベース(図14)、及びサービス特性情報がリスト化されたサービス特性データベース(図13A、図13Bの401)が、メモリ3105内に構築されて保持される。メモリ3105には、さらに、無線通信端末データベース(図17の403)、無線アクセス装置データベース(図18の404)、及びバックホール特性情報がリスト化されたデータベース(図19のバックホール特性データベース405)が構築されて保持されてもよい。メモリ3105は、前述の1又は複数のソフトウェアモジュールの一部として、これら各データベースを構築・保持していてもよいし、当該1又は複数のソフトウェアモジュールとは別に構築・保持していてもよい。各データベースに格納される情報及びそれを用いたプロセッサ3105の処理の詳細は後述される。
なお、第1の無線アクセス装置31の構成は、図10の構成に限定されるものでなく、例えば後述する手順1200のステップ(ステップ1201及びステップ1202)を実行する機能部がそれぞれ備えられる構成であってもよい。すなわち、第1の無線アクセス装置31は、無線通信端末40に提供されるサービスの特性を示すサービス特性情報を取得する取得部と、第1の無線アクセス装置31及び第2の無線アクセス装置32の少なくとも1つを経由する複数の通信経路のタイプのうち、無線通信端末40へのサービスの提供に用いるダウンリンクユーザデータの通信経路のタイプを、サービス特性情報に基づいて決定する決定部を有する構成と表されてもよい。
図11は、本実施形態における無線通信端末40の構成例を示すブロック図である。図11を参照すると、無線通信端末40は、トランシーバA4001、アンテナ4002、トランシーバB4003、アンテナ4004、プロセッサ4005、及びメモリ4006を含む。トランシーバA4001は、第1の無線アクセス装置31と通信するために、第1の無線アクセス装置31がサポートするRATのPHYレイヤに関するアナログRF信号処理を行う。トランシーバA4001は、アンテナ4002及びプロセッサ4005と結合される。
トランシーバB4003は、第2の無線アクセス装置32と通信するために、第2の無線アクセス装置32がサポートするRATのPHYレイヤに関するアナログRF信号処理を行う。トランシーバB4003は、アンテナ4004及びプロセッサ4005と結合される。トランシーバA4001及びB4003により行われるアナログRF信号処理は、周波数アップコンバージョン、周波数ダウンコンバージョン、及び増幅を含む。
プロセッサ4005は、無線通信のためのデジタルベースバンド信号処理(U-Plane処理)とC-Plane処理を行う。U-Plane処理とC-Plane処理は、レイヤ1、レイヤ2及びレイヤ3の処理を含む。より具体的には、U-Plane処理は、Packet Data Convergence Protocol(PDCP)レイヤ、Radio Link Control(RLC)レイヤ、MACレイヤ、およびPHYレイヤの信号処理を含んでもよい。また、C-Plane処理は、Non-Access Stratum(NAS)プロトコル、RRCプロトコル、及びMAC CEの処理を含んでもよい。
なお、プロセッサ4005は、複数のプロセッサを含んでもよい。例えば、プロセッサ4005は、デジタルベースバンド信号処理を行うモデム・プロセッサ(e.g. DSP)とコントロールプレーン(C-plane)処理を行うプロトコルスタック・プロセッサ(e.g. CPU又はMPU)を含んでもよい。
メモリ4006は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。揮発性メモリは、例えば、SRAM若しくはDRAM又はこれらの組み合わせである。不揮発性メモリは、例えば、MROM、PROM、フラッシュメモリ、若しくはハードディスクドライブ、又はこれらの組合せである。メモリ4006は、プロセッサ4005から離れて配置されたストレージを含んでもよい。
メモリ4006は、本実施形態を含む複数の実施形態で説明される無線通信端末40による処理を行うための命令群およびデータを含む1又は複数のソフトウェアモジュール(コンピュータプログラム)を格納してもよい。いくつかの実装において、プロセッサ4005は、当該1又は複数のソフトウェアモジュールをメモリ4006から読み出して実行することで、本実施形態を含む複数の実施形態で説明される無線通信端末40による処理を行うよう構成されてもよい。
より具体的には、メモリ4006には、第1又は第2の無線アクセス装置31又は32から受信した、通信経路のタイプを含む制御情報が格納されてもよい。そして、プロセッサ4005が、メモリ4006に格納された制御情報に含まれる通信経路のタイプに対応する通信経路で、第1の無線アクセス装置及び第2の無線アクセス装置の少なくとも1つから前記ダウンリンクユーザデータを受信するよう、トランシーバA4001及びトランシーバB4003を制御してもよい。
さらに、プロセッサ4005は、サービスの送信要求を、第1又は第2の無線アクセス装置31又は32を介して、第1若しくは第2のコアネットワークノード10若しくは20、又は上位のネットワークノード(e.g. アプリケーションサーバ)へ送信するようトランシーバA4001又はB4003を制御してもよい。また、プロセッサ4005は、このサービスの送信要求にサービス特性情報を含めてもよい。
なお、無線通信端末40の構成は、図11のようには限られず、例えば後述する手順1500のステップ(ステップ1501及びステップ1502)を実行する機能部がそれぞれ備えられる構成であってもよい。すなわち、無線通信端末40は、第1の無線アクセス装置31及び第2の無線アクセス装置32の少なくとも1つを経由する複数の通信経路のタイプのうち、無線通信端末40へのサービスの提供に用いるダウンリンクユーザデータの通信経路のタイプを含む制御情報を、第1の無線アクセス装置31又は第2の無線アクセス装置32から、受信する受信部を有し、当該受信部は、さらに、制御情報に含まれる通信経路のタイプに対応する通信経路で、第1の無線アクセス装置31及び第2の無線アクセス装置32の少なくとも1つから前記ダウンリンクユーザデータを受信する、という構成と表されてもよい。
[動作の説明]
次に図12に示す第1の無線アクセス装置31の動作について、その一例を手順1200を用いて説明する。なお、手順1200は、無線通信端末40が第1の無線アクセス装置31と無線接続(e.g. RRC Connection)を確立した状態(RRC Connected)において実行されるがこれには限られない。例えば、無線通信端末40が第1の無線アクセス装置31との間に無線接続が無い状態(e.g. RRC Idle)であっても、第1の無線アクセス装置31が無線通信端末40のコンテキスト情報(e.g. UE Context)を保持している場合であれば手順1200が実行されてもよい。
さらに、手順1200は、無線通信端末40のために第1の無線アクセス装置31と第2の無線アクセス装置32の複数の無線リソースを提供する準備の手順、すなわち異なる無線アクセス装置間のインタワーキング(e.g. DC)の準備の手順(e.g. SeNB追加手順(SeNB Addition Procedure))の実行前又は実行段階で併せて実行されるが、これには限られない。手順1200は、当該準備の手順完了後に行われてもよいし、異なる無線アクセス装置間のインタワーキングに用いられるネットワークベアラの変更手順(e.g. SeNB修正手順(SeNB Modification Procedure))の実行前又は実行段階に行われてもよい。又はこれに代えて、無線通信端末40から報告された第2の無線アクセス装置32との間(すなわち、第2の無線アクセス装置32が管理するセルで)の無線品質が所定の条件を満たす場合に、手順1200が実行されてもよい。
ステップ1201において、第1の無線アクセス装置31は、無線通信端末40に提供されるサービスの特性を示すサービス特性情報を取得する。より具体的には、第1の無線アクセス装置31は、無線通信端末40からトランシーバ3101を介して、又は第1のコアネットワークノード10からネットワークインタフェース3103を介して無線通信端末40のサービス特性情報を受信する。サービス特性情報は、例えば、所望帯域(許容帯域)、許容遅延時間、所望信頼性(許容信頼性)、リソースタイプ、優先度レベル、パケットエラー損失率のうち、少なくとも1つを含む。ただし、これには限られない。なお、リソースタイプ(GBR(Guaranteed Bit Rate)又はNon-GBR)、優先度レベル(Priority Level)、パケットエラー損失率(Packet Error Loss Rate)、許容遅延時間(Packet Delay Budget)、サービスタイプは、非特許文献5に記載されているように、QoS(Quality of Service) Class Identifier(QCI)と関連付けられていてもよい。この場合、QCIはサービス特性情報に含まれていてもよい。
LTE/LTE-Advanced(Pro)の場合、サービス特性情報は、UEから(M)eNBへ送信されるUE Information Responseメッセージに含まれて送信されてもよい。また、サービス特性情報は、MMEから(M)eNBへ送信されるINITIAL CONTEXT SETUP REQUESTメッセージ、DOWNLINK NAS TRANSPORTメッセージ、又はHANDOVER REQUESTメッセージを用いて送信されてもよい。後者の場合、サービス特性情報は、E-RAB Level QoS Parameters IE(Information Element)に含まれるIEであってもよい。
そして第1の無線アクセス装置31は、受信したサービス特性情報を、メモリ3105内のサービス特性データベースへ格納(更新)する。サービス特性情報は、無線通信端末40のUEコンテキスト(Context)として、メモリ3105に格納されてもよい。図13(図13A及び図13B)はサービス特性データベースの例を示している。サービス特性データベースには、サービスタイプに、所望帯域(所望ビットレート)、許容遅延時間、所望信頼性、リソースタイプ(GBR(Guaranteed Bit Rate)又はNon-GBR)、優先度レベル、許容エラー・ロス率及びQCIの少なくとも1つが関連付けて格納される。例えば、サービス特性データベース401については、図13Aのように、サービスタイプに、所望帯域、許容遅延、及び所望信頼性が関連付けられていてもよい。これに代えて、図13Bのように、サービスタイプに、QCI、所望帯域、許容遅延、所望信頼性、リソースタイプ、優先度レベル、及びパケットエラー損失率が関連付けられていてもよい。なお、図13A、図13Bにおいて、所望帯域(所望ビットレート)、許容遅延時間、及び所望信頼性は、大・中・小の指標により表されているが、これには限られない。これらは、例えば所望帯域として"100Mbps"(以上)、許容遅延時間として"100msec"(未満)、所望信頼性として"95%"(以上)、のように閾値として表されてもよい。
また、サービス特性データベース401は、メモリ3105内に無線通信端末40毎に備えられていてもよい。これに代えて、サービスタイプと無線通信端末とを関連付けるデータベースが、サービス特性データベース401の他にメモリ3105内に備えられていてもよい。後者のデータベースは、無線通信端末データベースと称されてもよい。これにより、無線通信端末に提供するサービスのサービス特性情報がメモリ3105内に格納される。
次にステップ1202において、第1の無線アクセス装置31は、第1の無線アクセス装置31及び第2の無線アクセス装置32の少なくとも1つを経由する複数の通信経路のタイプのうち、無線通信端末40へのサービスの提供に用いるダウンリンクユーザデータの通信経路のタイプを、サービス特性情報に基づいて決定する。
例えば、無線通信端末40へ提供されるサービスがサービスA(e.g. リアルタイムゲーム)である場合、第1の無線アクセス装置31のプロセッサ3104は、サービス特性データベース401(図13A、図13B)において、サービスAの所望帯域が「大」、許容遅延が「小」、及び所望信頼性が「大」であることから、通信経路のタイプとして、第3の通信経路を選択する。第3の通信経路では、無線通信端末40へのU-Planeデータ送信に、第1の無線アクセス装置31と第2の無線アクセス装置32の両方が関与する。従って、無線通信端末40へ提供するサービスのために、第1の無線アクセス装置31と第2の無線アクセス装置32の両方の無線リソースが利用可能となり、1つの無線アクセス装置のみを経由する通信経路を選択した場合に比べて、より大きな帯域の確保に寄与することができる。
一方、例えば、無線通信端末40へ提供されるサービスがサービスB(e.g. E-mailサービス)である場合、第1の無線アクセス装置31のプロセッサ3104は、サービス特性データベース401(図13A、図13B)において、サービスBの所望帯域が「小」、許容遅延が「大」、及び所望信頼性が「小」であることから通信経路のタイプとして、第1又は第2の通信経路を選択する。第1又は第2の通信経路では、ダウンリンクのU-Planeデータが1つの無線アクセス装置のみを経由し、他方の無線アクセス装置は関与しない。従って、無線通信端末40へ提供するサービスのために、利用可能となる無線リソースは1つの無線アクセス装置の無線リソースのみとなる。これに対し、サービスBは、所望帯域及び所望信頼性が小さく、許容遅延が大きい。そのため、無線通信端末40へのサービスB提供のためには、1つの無線アクセス装置の無線リソースのみで十分である可能性が高い。さらに、1つの無線アクセス装置のみがU-Planeデータ送信に関与するため、他の無線アクセス装置のリソース(e.g. 無線リソース、コンピュータリソース)に影響を与えずにサービス提供が可能となるため、ネットワーク全体のリソース浪費削減にも寄与することができる。
なお、第1の無線アクセス装置31のメモリ3105には、図14に示すように、第1の無線アクセス装置31及び第2の無線アクセス装置32の少なくとも1つを経由する複数の通信経路のタイプのデータベース402が格納されていてもよい。
また、手順1200は、第2の無線アクセス装置32であっても実行可能である。例えば、第2の無線アクセス装置32は、第1の無線アクセス装置31から、異なる無線アクセス装置間のインタワーキングの準備の要求(e.g. SeNB Addition Request)を受信した場合に、手順1200を実行し、選択した通信経路タイプを、準備完了メッセージ(e.g. SeNB Addition Request Acknowledge)に含めて送信してもよい。
次に、無線通信端末40の動作について、その一例を図15の手順1500を用いて説明する。なお、手順1500は、無線通信端末40が第1の無線アクセス装置31又は第2の無線アクセス装置32と無線接続(e.g. RRC Connection)を確立した状態において実行されるがこれには限られない。例えば、無線通信端末40が第1の無線アクセス装置31及び第2の無線アクセス装置32との間に無線接続が無い状態(e.g. RRC Idle)であっても、無線通信端末40による報知情報(e.g. system information)又はページングメッセージの受信により、無線接続の確立手順と併せて手順1500が実行され得る。
ステップ1501において、無線通信端末40は、第1の無線アクセス装置31又は第2の無線アクセス装置32から通信経路のタイプを含む制御情報を受信する。LTE/LTE-A(Pro)の場合、当該制御情報は、RRC Signaling(e.g. RRC Connection Reconfiguration メッセージ)又はMAC CEを用いて第1の無線アクセス装置31又は第2の無線アクセス装置32から送信され得る。
ここで、当該制御情報に含まれる通信経路のタイプは、第1の無線アクセス装置31及び第2の無線アクセス装置32の少なくとも1つを経由する複数の通信経路のタイプの中から、無線通信端末40に提供されるサービスの特性を示すサービス特性情報に基づき、第1の無線アクセス装置31又は第2の無線アクセス装置32によって選択された通信経路のタイプである。
LTE/LTE-Advanced(Pro)の場合、通信経路のタイプは、DRB-Type IEとして、MCG bearer、SCG bearer、及びSplit bearerのうち、いずれかを設定することで、無線通信端末40に識別されてもよいし、後述するように設定されたDRB-IDが同一か否かにより無線通信端末40に識別されてもよい。
そしてステップ1502において、無線通信端末40は、制御情報に含まれる通信経路のタイプに対応する通信経路で、第1の無線アクセス装置31及び前記第2の無線アクセス装置32の少なくとも1つからダウンリンクユーザデータを受信する。より具体的には、無線通信端末40のプロセッサ4005は、制御情報に含まれる通信経路のタイプに対応する通信経路で、第1の無線アクセス装置31及び前記第2の無線アクセス装置32の少なくとも1つからダウンリンクユーザデータが受信可能となるよう自身の設定(UE Configuration)を再設定する。自身の設定(UE configuration)の再設定は、通信経路のタイプに対応するレイヤ2エンティティ(e.g. PDCP, RLC, MAC)の再確立(re-establishment)又は再設定(re-configuration)、並びに無線リソース設定情報及び通信経路設定情報(e.g. DRB Configuration)の再設定(re-configuration)を含む。
例えば、無線通信端末40へ提供されるサービスがサービスA(e.g. リアルタイムゲーム)である場合、無線通信端末40のプロセッサ4005は、手順1200を実行した第1の無線アクセス装置31から、第3の通信経路のタイプを含む制御情報をトランシーバA4001を介して受信し、メモリ4006へ格納する。そして、無線通信端末40のプロセッサ4005は、第3の通信経路、すなわち、第1の無線アクセス装置31及び第2の無線アクセス装置32の両方からU-Planeデータを受信するために、自身の設定(UE Configuration)を再設定する。
一方、無線通信端末40へ提供されるサービスがサービスB(e.g. E-mailサービス)である場合、無線通信端末40のプロセッサ4005は、手順1200を実行した第1の無線アクセス装置31から、第1又は第2の通信経路のタイプを含む制御情報をトランシーバA4001を介して受信し、メモリ4006へ格納する。そして、無線通信端末40のプロセッサ4005は、第1又は第2の通信経路、すなわち、第1の無線アクセス装置31又は第2の無線アクセス装置32のいずれかのみからU-Planeデータを受信するために、自身の設定(UE Configuration)を再設定する。
これにより、無線通信端末40に提供されるサービスのサービス要件を満たし得る通信経路で、第1の無線アクセス装置31及び第2の無線アクセス装置32の少なくとも1つで無線通信端末40へサービスの提供に寄与することができる。
<第2の実施形態>
本実施形態では、第1の実施形態における通信システムの更なる詳細例が説明される。
本実施形態における通信システムの構成は、図8における構成例と同様なので、説明は省略される。
[動作の説明]
図16は本実施形態における通信システム全体の動作の一例を示した手順(手順1600)である。
ステップ1601では、無線通信端末40は、第1の無線アクセス装置31との間で無線接続を確立させる。例えば、LTE/LTE-Advanced(Pro)の場合、ランダムアクセス手順(Random Access Procedure)及びRRC接続確立手順(RRC Connection Establishment Procedure)などを用いて無線接続(e.g. RRC Connection)が確立される。
ステップ1602では、第1の無線アクセス装置31は、第1のコアネットワークノード10からサービス特性情報及びバックホール特性情報をネットワークインタフェース3103を介して受信する。例えば、LTE/LTE-Advanced(Pro)の場合、サービス特性情報及びバックホール特性情報は、INITIAL CONTEXT SETUP REQUESTメッセージやDOWNLINK NAS TRANSPORTメッセージで送信されてもよい。
なお、第1の無線アクセス装置31は、サービス特性情報を、第1のコアネットワークノード10に代えて無線通信端末40から受信してもよい。LTE/LTE-Advanced(Pro)の場合、サービス特性情報は、UEから(M)eNBへ送信されるUE Information Responseメッセージに含まれて送信されてもよい。
また、第1の無線アクセス装置31は、バックホール特性情報を、さらに又は第1のコアネットワークノード10に代えて、第2の無線アクセス装置32及び第2のコアネットワークノード20から受信してもよい。LTE/LTE-Advanced(Pro)の場合、バックホール特性情報は、(M)eNBと他のノードとの間のインタフェース設定(Setup)手順(e.g. S1 Setup Procedure, X2 Setup Procedure)において(M)eNBが受信するメッセージ(e.g. S1 Setup Response, X2 Setup Response)に含まれてもよい。
なお、バックホール特性情報は、ドメインタイプ、可用帯域、遅延、信頼性の情報を含む。ドメインタイプは、Core domain、Aggregation domain、Access domain、Metro domainであってもよい。又はこれに代えてドメインタイプは、光、Ethernet(登録商標)、無線(ミリ波、マイクロ波)などバックホールの実現方法を示す情報であってもよい。又はこれに代えてドメインタイプは、バックホール又はバックホールが接続される装置のベンダを示す情報であってもよい。
さらにステップ1502で、第1の無線アクセス装置31は、受信したサービス特性情報及びバックホール特性情報をメモリ3105へ格納する。
本実施形態におけるメモリ3105には、前述したサービス特性データベース(e.g.図13A又は図13Bの401)及び通信経路のタイプのデータベース(e.g. 図14の402)に加え、無線通信端末データベース(e.g. 図17の403)、無線アクセス装置データベース(e.g. 図18の404)、及びバックホール特性データベース(e.g. 図19の405)が格納される。
図17に、無線通信端末データベース403の一例を示す。無線通信端末データベース403は、サービスタイプと無線通信端末の識別情報とを関連付けて保持する。なお、LTE/LTE-Advanced(Pro)の場合、ここでの無線通信端末の識別情報は、eNB UE X2AP ID、eNB UE S1AP ID、MME UE S1AP ID及びRNTI(Radio Network Temporary Identifier)のうちいずれか1つであってもよいし、IMEI(International Mobile Equipment Identity)又はIMSI(International Mobile Subscriber Identity)であってもよい。
図18は、無線アクセス装置データベース404の一例を示す。無線アクセス装置データベース404は、無線アクセス装置の識別情報とこれらが接続するバックホールドメインタイプを関連付けて保持する。なお、無線アクセス装置に加えてコアネットワークノードの識別情報とバックホールドメインタイプとが関連付けて保持されていてもよい。LTE/LTE-Advanced(Pro)の場合、ここでの無線アクセス装置又はコアネットワークノードの識別情報は、Global eNB ID、GUMMEI(Globally Unique MME Identifier)であってもよいし、トランスポート層アドレス(Transport Layer Address)やGTP(GPRS Tunneling Protocol) TEID(Tunnel Endpoint ID)で示されてもよい。
図19は、バックホール特性データベース405の一例を示す。バックホール特性データベース405は、バックホールドメインタイプと、可用帯域、遅延、信頼性の情報とを関連付けて保持する。なお、図19において、可用帯域(可用ビットレート)、遅延時間、及び信頼性は、大・中・小の指標により表されているが、これには限られない。これらは、例えばリンク帯域として"1Gbps"(以上)、遅延時間として"100msec"(未満)、信頼性として"98%"(以上)、のように閾値として表されてもよい。
手順1600に戻り、ステップ1603では、第1の無線アクセス装置31が、無線通信端末40から測定報告を受信する。より具体的には、第1の無線アクセス装置31は、測定設定情報(e.g. Meas-Config IE)を含む無線接続再設定(RRC Connection Reconfiguration)メッセージを無線通信端末40へ送信する。無線通信端末40は当該測定設定情報に基づき測定を行う。ここでの測定は、Serving cell measurement及びNeighbor cell measurement)を含む。また、ここでの測定はIntra-RAT measurementのみならず、Inter-RAT measurementを含んでもよい。すなわち、LTE/LTE-Advanced(Pro)の場合、UEは他のRAT(i.e. WLAN, NG System)のセル(又は周波数)の測定を行うことが可能である。測定の対象は、電波環境、すなわち無線品質及び通信品質である。LTE/LTE-Advanced(Pro)の場合、測定の対象は、RSRP(Reference Signal Received Power)、RSRQ(Reference Signal Received Quality)、CSI(Channel State Information)、RSSI(Received Signal Strength Indicator)、SINR(Signal to Interference plus Noise power Ratio)などがある。そして無線通信端末40は測定結果を第1の無線アクセス装置31へ報告する(Measurement Report)。当該測定結果には、第2の無線アクセス装置32が管理するセルの測定結果が含まれる。
第2の無線アクセス装置32が管理するセルの測定結果が所定の閾値以上であり、第2の無線アクセス装置32との異なる無線アクセス装置間インタワーキング(e.g. DC、LWA、LTE NG Tight Interworking)を行うことを決定すると、第1の無線アクセス装置31はステップ1604を実行する。
ステップ1604で、第1の無線アクセス装置31は、メモリ3105に格納されたサービス特性情報及びバックホール特性情報に基づいて通信経路を選択する。より具体的には、第1の無線アクセス装置31は、メモリ3105に格納されたサービス特性データベース(図13の401)及び無線通信端末データベース(図17の403)の情報から、無線通信端末40に提供されるサービスに対応するサービス要件(e.g. QCI、所望帯域、許容遅延、及び所望信頼性)を認識する。ここでは、例として、無線通信端末40に提供されるサービスA(e.g. リアルタイムゲーム)に対応するサービス要件が図13Bに示すようにQCI「3」、所望帯域「大」、許容遅延「小」、所望信頼性「大」であるとする。
そして、第1の無線アクセス装置31は、無線アクセス装置データベース(図18の404)、通信経路のタイプのデータベース(図14の402)、及びバックホール特性データベース(図19の405)とから、通信経路タイプに対応する各バックホールの特性を認識する。ここでは、例として図19に示すように、第2の無線アクセス装置32と第2のコアネットワークノード20との間のバックホール52(図7)の特性が他のバックホールに比べ劣る。従って、第1の無線アクセス装置31は、当該バックホール52(図7)を経由しない第1の通信経路、第3の通信経路、及び第4の通信経路がその特性が良いと認識する。さらに、第1の無線アクセス装置31は、無線通信端末40に提供されるサービスAの所望帯域が「大」又はQCIが「3」であることから、より大きな帯域の確保が必要と判断し、第3の通信経路を無線通信端末40のために選択する。
そして、手順1600のステップ1605において、第1の無線アクセス装置31は、決定した第3の通信経路のタイプを含む異無線アクセス装置間インタワーキングの準備要求メッセージ(e.g. SeNB Addition Request)を第2の無線アクセス装置32へ送信する。ステップ1606では、第2の無線アクセス装置32は、異無線アクセス装置間インタワーキングの準備完了報告メッセージ(e.g. SeNB Addition Request Acknowledge)を第1の無線アクセス装置31へ送信する。
ステップ1607では、第1の無線アクセス装置31は、無線接続再設定メッセージ(e.g. RRC Connection Reconfiguration)で、決定した第3の通信経路のタイプを無線通信端末40へ通知する。LTE/LTE-Advanced(Pro)の場合、ここでの通知方法は、RRC Connection Reconfigurationに第3の通信経路のタイプ(i.e. Split bearer type)を含めて送信する方法であってもよい。又は、これに代えてRRC Connection Reconfigurationに含まれる第2の無線アクセス装置32(i.e. SeNB)のためのDRB設定情報(i.e. drb-ToAddModListSCG)内のDRB-IDを、無線通信端末40(i.e. UE)に既に設定されているDRBのDRB-IDと同一にすることで通知する方法でもよい。
ステップ1608では、無線通信端末40は、無線接続再設定完了報告メッセージ(e.g. RRC Connection Reconfiguration Complete)を第1の無線アクセス装置31へ送信する。ステップ1609では、第1の無線アクセス装置31が第2の無線アクセス装置32へ再設定完了報告メッセージ(e.g. SeNB Reconfiguration Complete)を送信する。
ステップ1610では、無線通信端末40と第2の無線アクセス装置32との間で初期アクセス手順(e.g. Random Access Procedure)が実行される。その後ステップ1611では、第1の無線アクセス装置31と第1のコアネットワークノード10との間で通信経路更新手順(e.g. Path Update Procedure)が実行される。
そしてステップ1612では、第2のコアネットワークノード20から転送されたユーザデータが第1の無線アクセス装置31へ到着し、当該ユーザデータの一部が第1の無線アクセス装置31から無線通信端末40へ送信される。一方当該ユーザデータの残りが第2の無線アクセス装置32へ転送され(ステップ1613)、転送された当該ユーザデータの残りが第2の無線アクセス装置32から無線通信端末40へ送信される(ステップ1614)。
なお、ステップ1604の処理は、第1の無線アクセス装置31の代わりに、第2の無線アクセス装置32が行うようにしてもよい。すなわち、ステップ1605の異無線アクセス装置間インタワーキングの準備要求を受信した第2の無線アクセス装置32が、当該準備要求の受信とトリガとしてステップ1604の処理を行ってもよい。従って、ステップ1604の処理を行うために、当該準備要求は、サービス特性情報及びバックホール特性情報を含んでもよい。さらに、ステップ1606の異無線アクセス装置間インタワーキングの準備完了報告は、決定した通信経路のタイプを含んでもよい。
本実施形態では、サービス特性情報に加え、バックホール特性情報も考慮し、サービス特性情報とバックホール特性情報との比較により通信経路を選択するため、多様なネットワークで形成されるバックホールを利用した通信システムにおいても、通信端末に提供されるサービスの実現に必要な通信要件(サービス要件)を満たせる通信経路のタイプを選択できる。
<第3の実施形態>
本実施形態では、上述したいくつかの実施形態における通信システムにLTE及びLTE-Advanced(Pro)におけるDCが適用される場合の詳細例が説明される。
本実施形態における通信システムの構成例については、図1と同様であるため、説明は省略される。
[動作の説明]
図20は、本実施形態における通信システム全体の動作の一例を示した手順(手順2000)である。
ステップ2001では、UE140は、MeNB131が管理するセルにおいてRRC Connectionを確立する。RRC Connectionの確立は、UE140とMeNB131との間でのランダムアクセス手順(Random Access Procedure)及びRRC接続確立手順(RRC Connection Establishment Procedure)により行われる。
ステップ2002では、MeNB131は、MME110からサービス特性情報及びバックホール特性情報を含むS1APメッセージを受信する。ここでは、S1APメッセージの例としてINITIAL CONTEXT SETUP REQUESTが、MeNB131によって受信されることとするが、これには限られない。例えば、DOWNLINK NAS TRANSPORTがMeNB131によって受信されてもよい。
なお、MeNB131は、サービス特性情報を、MME110に代えてUE140から受信してもよい。例えば、サービス特性情報はUE140からMeNB131へ送信されるUE Information Responseメッセージに含まれてもよい。
また、MeNB131は、バックホール特性情報を、MME110との間でのS1 setup procedure又はSeNB132との間でのX2 setup procedureにおいて受信してもよい。すなわち、SeNB132が接続するバックホールのバックホール特性情報は、MME110からMeNB131へ送信されるS1 Setup Responseメッセージ又はSeNB132からMeNB131へ送信されるX2 Setup Responseメッセージに含まれてもよい。
さらにステップ2002で、MeNB131は、受信したサービス特性情報及びバックホール特性情報をメモリへ格納する。
ステップ2003では、MeNB131は、UE140からMeasurement Reportを受信する。より具体的には、MeNB131は、UE140へMeas-Config IEを含むRRC Connection Reconfigurationメッセージを送信する。RRC Connection Reconfigurationメッセージを受信したUE140は、当該メッセージに含まれるMeas-Config IEに基づいて測定を行う。ここでの測定は、Neighbor cell measurement、すなわち、SeNB132が管理するセルの測定を含む。そしてUE140は、測定結果(e.g. RSRP, RSRQ, CSI, RSSI, SINR)を含むMeasurement ReportをMeNB131へ送信する。
ステップ2004で、MeNB131は、MeNB131及びSeNB132がサポートするDual Connectivityのベアラオプション(i.e. MCG bearer, SCG bearer, Split bearer)のうち、UE140へ適用するベアラタイプを、メモリに格納されたサービス特性情報及びバックホール特性情報に基づいて決定する。当該ベアラタイプの決定は、第2の実施形態における手順1600のステップ1604と同様であることから、その説明は割愛される。ここでは、UE140のためにSplit bearerが選択されたこととする。
そして、ステップ2005において、MeNB131は、決定したSplit bearerを示す情報を含むSeNB Addition RequestメッセージをSeNB132へ送信する。ステップ2006では、SeNB132は、SeNB Addition Request AcknowledgeメッセージをMeNB131へ送信する。
ステップ2007では、MeNB131は、RRC Connection Reconfigurationメッセージにて、決定したベアラのタイプ(i.e. Split bearer)をUE140へ通知する。ここでの通知方法は、RRC Connection Reconfigurationメッセージに、Split bearer typeを含めて送信することで通知してもよい。又は、これに代えて、RRC Connection Reconfigurationメッセージに含まれるSeNB132のためのDRB設定情報(i.e. drb-ToAddModListSCG)内のDRB-IDを、UE140に既に設定されているDRBのDRB-IDと同一にすることで、通知してもよい。さらに、ここでのRRC Connection Reconfigurationメッセージは、SeNB132の設定情報(i.e. SCG Configuration)を含んでいてもよい。
ステップ2008では、UE140は、RRC Connection Reconfiguration CompleteメッセージをMeNB131へ送信する。
ステップ2009では、MeNB131がSeNB132へSeNB Reconfiguration Completeメッセージを送信する。
ステップ2010では、UE140とSeNB132との間でRandom Access Procedureが実行される。その後、ステップ2011では、MeNB131とMME110との間でパス更新手順(Path Update Procedure)が実行される。
そしてステップ2012では、S-GW120から転送されたユーザデータがMeNB131へ到着し、当該ユーザデータの一部がMeNB131からUE140へ送信される。一方、当該ユーザデータの残りがSeNB132へ転送され(ステップ2013)、転送された当該ユーザデータの残りがSeNB132からUE140へ送信される(ステップ2014)。
なお、ステップ2004の処理は、MeNB131の代わりにSeNB132が行ってもよい。すなわち、ステップ2005のSeNB Addition Requestを受信したSeNB132が、当該SeNB Addition Requestの受信とトリガとしてステップ2004の処理を行ってもよい。従って、ステップ2004の処理を行うために、当該SeNB Addition Requestは、サービス特性情報及びバックホール特性情報を含んでもよい。さらに、ステップ2006のSeNB Addition Request Acknowledgeは、決定したベアラのタイプを含んでもよい。
<第4の実施形態>
本実施形態では、上述したいくつかの実施形態における通信システムにLTE及びLTE-Advanced(Pro)におけるLWAが適用される場合の詳細例が説明される。
本実施形態における通信システムの構成例については、図3と同様であるため、説明は省略される。
[動作の説明]
図21は、本実施形態における通信システム全体の動作の一例を示した手順(手順2100)である。
ステップ2101〜ステップ2102の動作は、手順2000のステップ2001〜2002と同様であるため、説明は省略される。
さらに、ステップ2103で、eNB231は、WT232が接続するバックホールのバックホール特性情報を、WT232からXwAP(Xw Application Protocol)メッセージ(e.g.Xw setup procedureのメッセージ)において受信する。すなわち、WT232が接続するバックホールのバックホール特性情報は、WT232からeNB231へ送信されるXw Setup Responseメッセージに含まれてもよい。WT232が接続するバックホールは、WT232とeNB231との間のバックホールだけでなく、WT232と当該WT232の上位のネットワークノードとの間のバックホールを含む。
ステップ2104で、eNB231は、UE140からMeasurement Reportを受信する。より具体的には、eNB231は、UE140へMeas-Config IEを含むRRC Connection Reconfigurationメッセージを送信する。Meas-Config IEには、測定対象となるWLAN ID(e.g. BSSID(Basic Service Set Identifier)、HESSID(Homogenous Extended Service Set Identifier)、SSID(Service Set Identifier))が含まれる。RRC Connection Reconfigurationメッセージを受信したUE140は、当該メッセージに含まれるMeas-Config IE内のWLAN IDに基づいて、WLAN測定(WLAN measurement)を実行する。そして、UE140は、測定結果をeNB231へ送信する。
ステップ2105では、eNB231とWT232とがサポートするLTE-WLAN Aggregationのベアラオプション(i.e. LTE bearer, Split LWA bearer, Switched LWA bearer)のうち、UE140へ適用するベアラタイプを、eNB231のメモリに格納されたサービス特性情報及びバックホール特性情報に基づいてeNB231が決定する。当該ベアラタイプの決定は、第2の実施形態における手順1600のステップ1604と同様であるため、その説明は割愛される。ここでは、UE140のためにSplit LWA bearerが選択されたこととする。
そして、ステップ2106において、eNB231は、WT Addition RequestメッセージをWT232へ送信する。WT Addition Requestメッセージは、決定したベアラのタイプ(i.e. Split LWA bearer)を示す情報を含んでもよい。ステップ2107では、WT232は、WT Addition Request AcknowledgeメッセージをeNB231へ送信する。
ステップ2108では、eNB231は、RRC Connection Reconfigurationメッセージで決定したベアラのタイプ(i.e. Split LWA bearer)を通知する。ここでの通知方法は、RRC Connection ReconfigurationにSplit LWA bearer typeを含めて送信することで通知してもよい。さらに、ここでのRRC Connection ReconfigurationメッセージはWT232の設定情報(i.e. LWA Configuration)を含んでいてもよい。
ステップ2109では、UE140は、RRC Connection Reconfiguration CompleteをeNB231へ送信する。
そして、ステップ2110では、S-GW120から転送されたユーザデータがeNB231へ到着し、当該ユーザデータの一部がeNB231からUE140へ送信される。一方、当該ユーザデータの残りがWT232へ転送され(ステップ2111)、転送された当該ユーザデータの残りがWT232からUE140へ送信される(ステップ2112)。
なお、ステップ2105の処理は、eNB231の代わりにWT232が行ってもよい。すなわち、ステップ2106のWT Addition Requestを受信したWT232が、当該WT Addition Requestの受信をトリガとしてステップ2105の処理を行ってもよい。従って、ステップ2105の処理を行うために、当該WT Addition Requestは、サービス特性情報及びバックホール特性情報を含んでもよい。さらに、ステップ2107のWT Addition Request Acknowledgeは、決定したベアラのタイプを含んでもよい。
本実施形態では、LTEとは異なるRATであるWLANのWT232のバックホール特性情報を、eNB231がWT232から受信する。そして当該eNB231が当該WT232のバックホール特性情報を含む各ノード間のバックホール特性情報及びサービス特性情報に基づいてベアラタイプを選択する。このため、異なるRATにおけるバックホールの特性情報をも加味してベアラタイプを選択することができる。
<第5の実施形態>
本実施形態では、上述したいくつかの実施形態における通信システムにLTE-NG Tight Interworkingが適用される場合の詳細例が説明される。
本実施形態における通信システムの構成例については、図5と同様である。ただし、本実施形態では、eLTE eNB331及びNR NB332が少なくともNG Coreノード300に接続されているものとする。NG Coreノード300は、NG Core CPF(C-Plane Function)ノード310、NG Core UPF(U-Plane Function)ノード320を含む。
[動作の説明]
図22は、本実施形態における通信システム全体の動作の一例を示した手順(手順2200)である。
ステップ2201では、NG UE240は、eLTE eNB331が管理するセルにおいてRRC接続(RRC Connection)を確立する。RRC Connectionの確立は、UE140とeLTE eNB331との間でのRandom Access Procedure及びRRC Connection Establishment Procedureにより行われる。
ステップ2202では、eLTE eNB331は、NG Core CPFノード310からサービス特性情報及びバックホール特性情報を含むNG2AP(NG2 Application Protocol)メッセージを受信する。ここでの、NG2APメッセージは、S1APメッセージのINITIAL CONTEXT SETUP REQUESTのような、UE Contextのセットアップに関するメッセージであってもよい。又は、これに代えてNG2APメッセージは、S1APメッセージのDOWNLINK NAS TRANSPORTのような、NG UE240とNG Core CPFノード310との間で終端されるレイヤ又はインタフェース(e.g. NG1)のメッセージを転送するためのメッセージであってもよい。
ステップ2203では、eLTE eNB331は、NG UE240からMeasurement Reportを受信する。より具体的には、eLTE eNB331は、NG UE240へMeas-Config IEを含むRRC Connection Reconfigurationメッセージを送信する。Meas-Config IEには、NR NB332が管理するセルを測定するための測定設定情報が含まれる。RRC Connection Reconfigurationメッセージを受信したNG UE240は、当該メッセージに含まれるMeas-Config IEに基づいてNR NBが管理するセルの測定(Inter-RAT Measurement)を実行する、そしてNG UE240は測定結果をeLTE eNB331へ送信する。
また、eLTE eNB331は、バックホール特性情報を、NG Core CPFノード310との間でのNG2インタフェースのセットアップ手順、又はNR NB332との間でのNX2(Xn)インタフェースのセットアップ手順において受信してもよい。
ステップ2204では、eLTE eNB331は、eLTE eNB331及びNR NB332がサポートするLTE-NG Tight Interworkingのベアラオプション(i.e. MCG bearer, SCG bearer, MCG Split bearer, SCG Split bearer)のうち、NG UE240へ適用するベアラタイプを、メモリに格納されたサービス特性情報及びバックホール特性情報に基づいて決定する。当該ベアラタイプの決定は、第2の実施形態における手順1600のステップ1604と同様なので説明は割愛される。ここでは、UE140のためにMCG Split bearerが選択されたこととする。
そして、ステップ2205において、eLTE eNB331は、決定したMCG Split bearerを示す情報を含むSecondary NR NB Addition RequestメッセージをNR NB332へ送信する。ステップ2206では、NR NB332は、Secondary NR NB Addition Request AcknowledgeメッセージをeLTE eNB331へ送信する。
ステップ2207では、eLTE eNB331は、RRC Connection Reconfigurationメッセージで、決定したベアラのタイプ(i.e. MCG Split bearer)をNG UE240へ通知する。ここでの通知方法は、RRC Connection ReconfigurationにMCG Split bearer typeを含めて送信することで通知してもよい。さらに、ここでのRRC Connection ReconfigurationメッセージはNR NB332の設定情報(i.e. SCG Configuration)を含んでいてもよい。
ステップ2208では、NG UE240は、RRC Connection Reconfiguration CompleteをeLTE eNB331へ送信する。
ステップ2209では、eLTE eNB331がNR NB332へSecondary NR NB Reconfiguration Completeを送信する。
ステップ2210では、NG UE240とNR NB332との間でRandom Access Procedureが実行される。その後、ステップ2211では、eLTE eNB331とNG Core CPFノード310との間でPath Update Procedureが実行される。
そしてステップ2212では、NG Core UPFノード320から転送されたユーザデータがeLTE eNB331へ到着し、当該ユーザデータの一部がeLTE eNB331からNG UE240へ送信される。一方、当該ユーザデータの残りがNR NB332へ転送され(ステップ2213)、転送された当該ユーザデータの残りがNR NB332からNG UE240へ送信される(ステップ2214)。
なお、eLTE eNB331及びNR NB332が接続するコアネットワークノードは、eEPCノード200であってもよい。
また、LTE-NG Tight Interworkingにおけるanchor nodeは、NR NB332であってもよい。すなわち、手順2200におけるeLTE eNB331の動作を、NR NB332が行い、手順2200におけるNR NB332の動作をeLTE eNB331が行うようにしてもよい。
さらに、手順2200において、ステップ2204の処理は、eLTE eNB331の代わりにNR NB332が行ってもよい。すなわち、ステップ2205のSecondary NR NB Addition Requestを受信したNR NB332が、当該Secondary NR NB Addition Requestの受信とトリガとしてステップ2204の処理を行ってもよい。従って、ステップ2204の処理を行うために、当該Secondary NR NB Addition Requestは、サービス特性情報及びバックホール特性情報を含んでもよい。さらに、ステップ2206のSecondary NR NB Addition Request Acknowledgeは、決定したベアラのタイプを含んでもよい。
さらに、本実施形態の手順2200では、eLTE eNBの代わりにNR NBが用いられてもよい。すなわち、複数のNR NBによって手順2200が実行されてもよい。
本実施形態では、LTEとは異なるRATであるNG SystemのNR NB332のバックホール特性情報を、eLTE eNB331がNR NB332から受信する。そして当該eLTE eNB331が当該NR NB332のバックホール特性情報を含む各ノード間のバックホール特性情報及びサービス特性情報に基づいてベアラタイプを選択する。このため、異なるRATにおけるバックホールの特性情報をも加味してベアラタイプを選択することができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の構成・動作に限られるものではない。
例えば、いくつかの実施形態における通信システムは、コアネットワーク又はそれよりも上位のネットワークにバックホール特性情報管理ノードを有していてもよい。バックホール特性情報管理ノードは、バックホール特性情報とバックホールに接続するノードと、バックホールの接続点を管理し、他のノードからの要求に応じてバックホール特性情報を送信する制御ノードである。
なお、バックホール特性情報管理ノードは第1又は第2のコアネットワークノード10又は20であってもよい。また、バックホール特性情報管理ノードはSDN(Software-Defined Network)コントローラと称されてもよい。
図23は、いくつかの実施形態におけるバックホール特性情報管理ノード60の構成例を示すブロック図である。図23を参照するとバックホール特性情報管理ノードは、ネットワークインタフェース6001、プロセッサ6002、及びメモリ6003を含む。
ネットワークインタフェース6001は、他のコアネットワークノード(e.g. MME, S-GW, NG Core CPF, NG Core UPF)及び他の無線アクセス装置(e.g. eNB(MeNB、SeNB、eLTE eNB)、WT、NR NB)と通信するために使用される。ネットワークインタフェース6001は、例えば、IEEE 802.3 seriesに準拠したネットワークインタフェースカード(NIC)を含んでもよい。
プロセッサ6002は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU、又はCPUであってもよい。プロセッサ6002は、複数のプロセッサを含んでもよい。
メモリ6003は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。揮発性メモリは、例えば、SRAM若しくはDRAM又はこれらの組み合わせである。不揮発性メモリは、例えば、MROM、PROM、フラッシュメモリ、若しくはハードディスクドライブ、又はこれらの組合せである。メモリ6003は、プロセッサ6002から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ6002は、ネットワークインタフェース6001又は図示されていないI/Oインタフェースを介してメモリ6003にアクセスしてもよい。
メモリ6003には、上述したいくつかの実施形態におけるバックホール特性データベースが格納される。さらに、各ノードとバックホールドメインタイプが関連付けられたデータベースも当該メモリ6003に格納されてもよい。当該データベースは上述のいくつかの実施形態における無線アクセス装置データベースを含む。
さらに、メモリ6003は、後述する図24に示されるバックホール特性情報管理ノード60の処理を行うための命令群およびデータを含む1又は複数のソフトウェアモジュール(コンピュータプログラム)を格納してもよい。いくつかの実装において、プロセッサ6002は、当該1又は複数のソフトウェアモジュールをメモリ6003から読み出して実行することで、後述する図24に示されるバックホール特性情報管理ノード60による処理を行うよう構成されてもよい。
図24には、バックホール特性情報管理ノード60と第1の無線アクセス装置31(e.g. MeNB131、eNB231、eLTE eNB331)との間の動作の一例の手順(手順2400)が示されている。なお、手順2400は、手順1600のステップ1602、手順2000のステップ2002、手順2100のステップ2102、及び手順2200のステップ2202の代わりに又はこれに加えて実行され得る。
ステップ2401では、バックホール特性情報管理ノード60は、各ノード(e.g. 第1及び第2の無線アクセス装置31、32、第1及び第2のコアネットワークノード10、20)のバックホール特性情報を収集し、バックホール特性データベース(図19の405)を構築する。当該バックホール特性情報の収集は、各ノードがネットワークの設置された時、各ノード間のインタフェースがセットアップされた時にバックホール特性情報管理ノード60が各ノードに要求することで行われてもよい。これに代えて、バックホール特性情報の収集は、オペレータにより入力されることで行われてもよい。
ステップ2402で、第1の無線アクセス装置31は、バックホール特性情報管理ノード60へバックホール特性情報要求メッセージを送信する。当該要求メッセージは、要求するバックホールが接続されるノードの識別情報が含まれてもよい。
ステップ2403で、バックホール特性情報管理ノード60は、受信した要求メッセージへの応答として、対応するバックホール特性情報を第1の無線アクセス装置31へ送信する。
その後、第1の無線アクセス装置31は、受信したバックホール特性情報に基づいて、上述したいくつかの実施形態における通信経路の決定(ベアラタイプの決定)を実行する。
第1の無線アクセス装置31は、バックホール特性情報管理ノード60から一括して各ノードのバックホール特性情報を取得するため、各ノードから個別にバックホール特性情報を収集する必要がなくなり、無線アクセス装置のリソース利用率削減に寄与することができる。
さらに、上述したいくつかの実施形態におけるバックホール特性情報(バックホール特性データベース)の代わりに、パス特性情報(パス特性データベース)が、通信経路決定のために用いられてもよい。
図25は、パス特性データベース406の一例を示す。パス特性データベース406は、各パスの端点となるノードの識別情報と当該パスの特性(可用帯域、遅延、信頼性)を関連付けて保持する。LTE/LTE-Advanced(Pro)の場合、当該パス端点は、GTP Tunnel TEID及びTransport Layer Addressの少なくとも1つであってもよい。
さらにまた、上述したいくつかの実施形態における通信経路の決定(ベアラタイプの選択)は、他のソース無線アクセス装置から受信したハンドオーバ要求(Handover Request)の受信をトリガとして実行されてもよい。
例えば、LTE/LTE-Advanced(Pro)のDCの場合、SeNB変更(change)を伴わないMeNB間ハンドオーバ(Inter-MeNB handover without SeNB change)の手順において、ハンドオーバ元のMeNB(Source MeNB)からHandover Requestを受信したハンドオーバ先のMeNB(Target MeNB)としてのMeNB131が、第2の実施形態の手順2000におけるステップ2004を実行してもよい。
さらにまた、上述したいくつかの実施形態における通信経路の決定(ベアラタイプの選択)は、上述したNG Systemにおいてサポートされるかもしれないネットワークスライシング(Network slicing)が考慮されてもよい。
Network slicingは、Network Function Virtualization(NFV)技術及びSDN技術を使用し、複数の仮想化された論理的なネットワークを物理的なネットワークの上に作り出すことを可能にする。各々の仮想化された論理的なネットワークは、ネットワークスライス(network slice)又はネットワークスライス・インスタンス(network slice instance)と呼ばれ、論理的なノード(nodes)及び機能(functions)を含み、特定のトラフィック及びシグナリングのために使用される。当該ネットワークスライス又はネットワークスライス・インスタンスは、UEに提供されるサービス(ユースケース)ごとに生成されることが予想されている。
ここで、NG SystemにおけるNR NB(例えば第5の実施形態におけるNR NB332)は、ネットワークスライス又はネットワークスライス・インスタンスを生成する際に、上述したいくつかの実施形態における通信経路の決定が行われてもよい。当該通信経路の決定は、例えば、生成するネットワークスライス又はネットワークスライス・インスタンスのID(Slice ID)に基づいて行われてもよい。Slice IDは、スライス・インスタンス情報(Network Slice Instance (NSI) ID)、個別ネットワーク情報(Dedicated Core Network (DCN) ID )、ネットワーク・ドメイン・ネーム情報(Domain Network Name (DNN) ID)、又はこれらの任意の組み合わせを示してもよい。
すなわち、NR NBは、UEに提供されるサービス(ユースケース)ごとにネットワークスライス(インスタンス)を生成し、生成したネットワークスライス(インスタンス)に対応する通信経路の決定(ベアラタイプの選択)を行ってもよい。
ネットワークスライス(インスタンス)の生成は、第5の実施形態において、eLTE eNB331から送信されたSecondary NR NB Addition Requestメッセージの受信をトリガとして実行されてもよい。これに代えて、LTEからNG systemへのRAT間ハンドオーバ(Inter-RAT handover)時に、LTE側(e.g. eLTE eNB, eEPCノード)から送信されたHandover Requestメッセージの受信をトリガとして、NG側(e.g. NR NB, NG Coreノード)で行われてもよい。さらにこれに代えて、NG UEからNR NBへの無線接続(e.g. Random Access, RRC Connection Establishment)をトリガとして行われてもよい。
さらにまた、上述したいくつかの実施形態におけるサービス特性情報は、無線端末毎の情報であってもよいし、ネットワークベアラ毎の情報であってもよい。すなわち、上述したいくつかの実施形態における通信経路の決定(ベアラタイプの選択)は、無線端末毎のサービス特性情報に基づいて行われてもよいし、ネットワークベアラ毎のサービス特性情報に基づいて(i.e. ネットワークベアラと1対1のマッピングで)行われてもよい。
これに代えてサービス特性情報はフロー毎の情報であってもよい。すなわち、通信経路の決定(ベアラタイプの選択)は、フロー毎のサービス特性情報に基づいて、フロー毎に行われてもよい。ここでのフローは、ネットワークベアラに対して、1又は複数がマッピングされるものとする。
さらにまた、上述したいくつかの実施形態における通信経路の決定(ベアラタイプの選択)に加えて、又は、これに代えて、DCとLWAとLTE-NG Tight Interworkingのいずれを実行するかが、サービス特性情報及びバックホール特性情報に基づいて決定されてもよい。すなわち、第1の無線アクセス装置は、SeNB、WT及びNR NBとして接続先候補となる複数の第2の無線アクセス装置のバックホール特性情報を取得し、当該バックホール特性情報と、サービス特性情報とに基づいて、DCとLWAとLTE-NG Tight Interworkingのいずれを実行するかを決定してもよい。
さらに、上述の実施形態は、各々独立に実施されてもよいし、全部又はその一部が適宜組み合わせて実施されてもよい。
さらに、上述した実施形態は本件発明者により得られた技術思想の適用に関する例に過ぎない。すなわち、当該技術思想は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは勿論である。
さらに、上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、これに限定されない。
(付記1)
第1の無線アクセス装置と、第2の無線アクセス装置と、前記第1の無線アクセス装置と第2の無線アクセス装置と同時に通信可能な無線端末とを含み、前記第1の無線アクセス装置及び前記第2の無線アクセス装置の少なくとも1つを経由する複数の通信経路のタイプのうち、いずれかを用いて前記無線端末へユーザデータを送信可能な通信システムであって、
前記無線端末に提供されるサービスの特性を示すサービス特性情報を取得する手段と、
前記複数の通信経路のタイプのうち、前記無線端末へのサービスの提供に用いるダウンリンクユーザデータの通信経路のタイプを、前記サービス特性情報に基づいて決定する手段とを有し、
前記複数の通信経路のタイプは、
前記第1の無線アクセス装置のみを経由する第1の通信経路と、
前記第2の無線アクセス装置のみを経由する第2の通信経路と、
前記第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が前記第2の無線アクセス装置を経由し、残りが前記第1の無線アクセス装置を経由する第3の通信経路と、
前記第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが前記第2の無線アクセス装置のみを経由する第4の通信経路と、
前記第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が前記第1の無線アクセス装置を経由し、残りが前記第2の無線アクセス装置を経由する第5の通信経路と、
前記第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが前記第1の無線アクセス装置のみを経由する第6の通信経路と、
のうち、少なくとも2つである通信システム。
(付記2)
前記サービス特性情報は、サービスタイプ並びに、前記サービスタイプに関連付けられたQoS(Quality of Service)Class Identifier、所望帯域、許容遅延時間、所望信頼性、リソースタイプ、優先度レベル、及びパケットエラー損失率のうち、少なくとも1つを含む付記1に記載の通信システム。
(付記3)
前記通信経路に対応するバックホールの特性を示すバックホール特性情報をさらに取得し、
前記バックホールの特性と前記サービスの特性とを比較することにより、前記通信経路のタイプを決定する付記1又は2に記載の通信システム。
(付記4)
前記無線端末は、Dual Connectivity、LWA(LTE(Long Term Evolution)-WLAN(Wireless Local Access Network) Aggregation、並びに、LTE-NG(NextGen) Tight Interworkingのいずれか1つによって第1の無線アクセス装置と第2の無線アクセス装置と同時に通信可能となり、
前記第1の通信経路は、MCG(Master Cell Group) bearerであり、
前記第2の通信経路は、SCG (Secondary Cell Group)bearerであり、
前記第3の通信経路は、Split bearer、MCG Split bearer、又はSplit LWA bearerであり、
前記第4の通信経路は、Switched LWA bearerであり、
前記第5の通信経路は、SCG Split bearerである
付記1〜3のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記5)
前記サービス特性が、無線端末単位、ベアラ単位、又はフロー単位の特性であることを特徴とする付記1〜4のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記6)
前記バックホールの特性は、バックホールドメインタイプ並びに、前記バックホールドメインタイプに関連付けられた可用帯域、遅延時間、及び信頼性である付記1〜5のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記7)
前記第1の無線アクセス装置、前記第2の無線アクセス装置、及び前記無線端末は、LTE-NG Tight Interworkingをサポートし、
前記無線端末に提供されるサービスに対応するネットワークスライスを生成する手段と、
前記生成したネットワークスライスを更に考慮して通信経路のタイプを決定する手段とを有する付記1〜6のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記8)
第1の無線アクセス装置及び第2の無線アクセス装置の少なくとも1つを経由する複数の通信経路のタイプをサポートし、前記第1の無線アクセス装置と前記第2の無線アクセス装置と同時に通信可能な無線端末と通信する第1の無線アクセス装置であって、
前記無線端末に提供されるサービスの特性を示すサービス特性情報を取得する手段と、
前記複数の通信経路のタイプのうち、前記無線端末へのサービスの提供に用いるダウンリンクユーザデータの通信経路のタイプを、前記サービス特性情報に基づいて決定する手段とを有し、
前記複数の通信経路のタイプは、
前記第1の無線アクセス装置のみを経由する第1の通信経路と、
前記第2の無線アクセス装置のみを経由する第2の通信経路と、
前記第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が前記第2の無線アクセス装置を経由し、残りが前記第1の無線アクセス装置を経由する第3の通信経路と、
前記第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが前記第2の無線アクセス装置のみを経由する第4の通信経路と、
前記第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が前記第1の無線アクセス装置を経由し、残りが前記第2の無線アクセス装置を経由する第5の通信経路と、
前記第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが前記第1の無線アクセス装置のみを経由する第6の通信経路と、
のうち、少なくとも2つである第1の無線アクセス装置。
(付記9)
第1の無線アクセス装置と第2の無線アクセス装置と同時に通信可能に構成される無線端末であって、
前記第1の無線アクセス装置及び前記第2の無線アクセス装置の少なくとも1つを経由する複数の通信経路のタイプのうち、前記無線端末へのサービスの提供に用いるダウンリンクユーザデータの通信経路のタイプを、前記無線端末に提供されるサービスの特性を示すサービス特性情報に基づいて決定した前記第1の無線アクセス装置又は第2の無線アクセス装置から、当該決定された通信経路のタイプを含む制御情報を受信する手段と、
前記制御情報に含まれる通信経路のタイプに対応する通信経路で、前記第1の無線アクセス装置及び前記第2の無線アクセス装置の少なくとも1つから前記ダウンリンクユーザデータを受信する手段と、を有し、
前記複数の通信経路のタイプは、
前記第1の無線アクセス装置のみを経由する第1の通信経路と、
前記第2の無線アクセス装置のみを経由する第2の通信経路と、
前記第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が前記第2の無線アクセス装置を経由し、残りが前記第1の無線アクセス装置を経由する第3の通信経路と、
前記第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが前記第2の無線アクセス装置のみを経由する第4の通信経路と、
前記第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が前記第1の無線アクセス装置を経由し、残りが前記第2の無線アクセス装置を経由する第5の通信経路と、
前記第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが前記第1の無線アクセス装置のみを経由する第6の通信経路と、
のうち、少なくとも2つである無線端末。
(付記10)
第1の無線アクセス装置及び第2の無線アクセス装置の少なくとも1つを経由する複数の通信経路のタイプをサポートし、前記第1の無線アクセス装置と前記第2の無線アクセス装置と同時に通信可能な無線端末と通信する第1の無線アクセス装置の制御方法であって、
前記無線端末に提供されるサービスの特性を示すサービス特性情報を取得し、
前記複数の通信経路のタイプのうち、前記無線端末へのサービスの提供に用いるダウンリンクユーザデータの通信経路のタイプを、前記サービス特性情報に基づいて決定し、
前記複数の通信経路のタイプは、
前記第1の無線アクセス装置のみを経由する第1の通信経路と、
前記第2の無線アクセス装置のみを経由する第2の通信経路と、
前記第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が前記第2の無線アクセス装置を経由し、残りが前記第1の無線アクセス装置を経由する第3の通信経路と、
前記第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが前記第2の無線アクセス装置のみを経由する第4の通信経路と、
前記第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が前記第1の無線アクセス装置を経由し、残りが前記第2の無線アクセス装置を経由する第5の通信経路と、
前記第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが前記第1の無線アクセス装置のみを経由する第6の通信経路と、
のうち、少なくとも2つである第1の無線アクセス装置の制御方法。
(付記11)
第1の無線アクセス装置と第2の無線アクセス装置と同時に通信可能に構成される無線端末の制御方法であって、
前記第1の無線アクセス装置及び前記第2の無線アクセス装置の少なくとも1つを経由する複数の通信経路のタイプのうち、前記無線端末へのサービスの提供に用いるダウンリンクユーザデータの通信経路のタイプを、前記無線端末に提供されるサービスの特性を示すサービス特性情報に基づいて決定した前記第1の無線アクセス装置又は第2の無線アクセス装置から、当該決定された通信経路のタイプを含む制御情報を受信し、
前記制御情報に含まれる通信経路のタイプに対応する通信経路で、前記第1の無線アクセス装置及び前記第2の無線アクセス装置の少なくとも1つから前記ダウンリンクユーザデータを受信し、
前記複数の通信経路のタイプは、
前記第1の無線アクセス装置のみを経由する第1の通信経路と、
前記第2の無線アクセス装置のみを経由する第2の通信経路と、
前記第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が前記第2の無線アクセス装置を経由し、残りが前記第1の無線アクセス装置を経由する第3の通信経路と、
前記第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが前記第2の無線アクセス装置のみを経由する第4の通信経路と、
前記第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が前記第1の無線アクセス装置を経由し、残りが前記第2の無線アクセス装置を経由する第5の通信経路と、
前記第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが前記第1の無線アクセス装置のみを経由する第6の通信経路と、
のうち、少なくとも2つである無線端末の制御方法。
(付記12)
第1の無線アクセス装置と、第2の無線アクセス装置と、前記第1の無線アクセス装置と第2の無線アクセス装置と同時に通信可能な無線端末とを含み、前記第1の無線アクセス装置及び前記第2の無線アクセス装置の少なくとも1つを経由する複数の通信経路のタイプのうち、いずれかを用いて前記無線端末へユーザデータを送信可能な通信システム内で、前記第1の無線アクセス装置又は前記第2の無線アクセス装置と通信可能な制御ノードであって、
前記通信経路のタイプの決定に用いるサービス特性情報とバックホール特性情報の要求メッセージを、前記第1の無線アクセス装置又は前記第2の無線アクセス装置から受信する手段と、
前記要求メッセージを送信した前記第1の無線アクセス装置又は前記第2の無線アクセス装置へ、前記サービス特性情報と前記バックホール特性情報を送信する手段とを有し、
前記第1の無線アクセス装置又は前記第2の無線アクセス装置は、前記複数の通信経路のタイプのうち、前記無線端末へのサービスの提供に用いるダウンリンクユーザデータの通信経路のタイプを、前記サービス特性情報及び前記バックホール特性情報に基づいて決定し、
前記複数の通信経路のタイプは、
前記第1の無線アクセス装置のみを経由する第1の通信経路と、
前記第2の無線アクセス装置のみを経由する第2の通信経路と、
前記第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が前記第2の無線アクセス装置を経由し、残りが前記第1の無線アクセス装置を経由する第3の通信経路と、
前記第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが前記第2の無線アクセス装置のみを経由する第4の通信経路と、
前記第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が前記第1の無線アクセス装置を経由し、残りが前記第2の無線アクセス装置を経由する第5の通信経路と、
前記第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが前記第1の無線アクセス装置のみを経由する第6の通信経路と、
のうち、少なくとも2つである制御ノード。
10 第1のコアネットワークノード
20 第2のコアネットワークノード
31 第1の無線アクセス装置
32 第2の無線アクセス装置
40 無線通信端末(無線端末)
50、51、52、53、54 バックホール
60 バックホール特性情報管理ノード
110 MME
120 S/P-GW
131 MeNB
132 SeNB
140 UE
200 eEPC
231 eNB
232 WT
240 NG UE
300 NG Core
310 NG Core CPF
320 NG Core UPF
331 eLTE eNB
332 NR NB
401 サービス特性データベース
402 通信経路のタイプのデータベース
403 無線通信端末データベース
404 無線アクセス装置データベース
405 バックホール特性データベース
406 パス特性データベース
3101 トランシーバ
3102 アンテナ
3103 ネットワークインタフェース
3104 プロセッサ
3105 メモリ
4001 トランシーバA
4002 アンテナ
4003 トランシーバB
4004 アンテナ
4005 プロセッサ
4006 メモリ
6001 ネットワークインタフェース
6002 プロセッサ
6003 メモリ

Claims (10)

  1. 第1の無線アクセス装置と、第2の無線アクセス装置と、前記第1の無線アクセス装置と第2の無線アクセス装置と同時に通信可能な無線端末とを含み、前記第1の無線アクセス装置及び前記第2の無線アクセス装置の少なくとも1つを経由する複数の通信経路のタイプのうち、いずれかを用いて前記無線端末へユーザデータを送信可能な通信システムであって、
    前記無線端末に提供されるサービスの特性を示すサービス特性情報を取得する手段と、
    前記複数の通信経路のタイプのうち、前記無線端末へのサービスの提供に用いるダウンリンクユーザデータの通信経路のタイプを、前記サービス特性情報に基づいて決定する手段とを有し、
    前記複数の通信経路のタイプは、
    前記第1の無線アクセス装置のみを経由する第1の通信経路と、
    前記第2の無線アクセス装置のみを経由する第2の通信経路と、
    前記第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が前記第2の無線アクセス装置を経由し、残りが前記第1の無線アクセス装置を経由する第3の通信経路と、
    前記第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが前記第2の無線アクセス装置のみを経由する第4の通信経路と、
    前記第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が前記第1の無線アクセス装置を経由し、残りが前記第2の無線アクセス装置を経由する第5の通信経路と、
    前記第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが前記第1の無線アクセス装置のみを経由する第6の通信経路と、
    のうち、少なくとも2つである通信システム。
  2. 前記サービス特性情報は、サービスタイプ並びに、前記サービスタイプに関連付けられたQoS(Quality of Service)Class Identifier、所望帯域、許容遅延時間、所望信頼性、リソースタイプ、優先度レベル、及びパケットエラー損失率のうち、少なくとも1つを含む請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記通信経路に対応するバックホールの特性を示すバックホール特性情報をさらに取得し、
    前記バックホールの特性と前記サービスの特性とを比較することにより、前記通信経路のタイプを決定する請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記無線端末は、Dual Connectivity、LWA(LTE(Long Term Evolution)-WLAN(Wireless Local Access Network) Aggregation)、並びに、LTE-NG(NextGen) Tight Interworkingのいずれか1つによって第1の無線アクセス装置と第2の無線アクセス装置と同時に通信可能となり、
    前記第1の通信経路は、MCG(Master Cell Group) bearerであり、
    前記第2の通信経路は、SCG (Secondary Cell Group)bearerであり、
    前記第3の通信経路は、Split bearer、MCG Split bearer、又はSplit LWA bearerであり、
    前記第4の通信経路は、Switched LWA bearerであり、
    前記第5の通信経路は、SCG Split bearerである
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信システム。
  5. 前記サービス特性が、前記無線端末単位、ベアラ単位、又はフロー単位の特性であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信システム。
  6. 前記バックホールの特性は、バックホールドメインタイプ並びに、前記バックホールドメインタイプに関連付けられた可用帯域、遅延時間、及び信頼性のうち、少なくとも1つを含む請求項3に記載の通信システム。
  7. 第1の無線アクセス装置及び第2の無線アクセス装置の少なくとも1つを経由する複数の通信経路のタイプをサポートし、前記第1の無線アクセス装置と前記第2の無線アクセス装置と同時に通信可能な無線端末と通信する第1の無線アクセス装置であって、
    前記無線端末に提供されるサービスの特性を示すサービス特性情報を取得する手段と、
    前記複数の通信経路のタイプのうち、前記無線端末へのサービスの提供に用いるダウンリンクユーザデータの通信経路のタイプを、前記サービス特性情報に基づいて決定する手段とを有し、
    前記複数の通信経路のタイプは、
    前記第1の無線アクセス装置のみを経由する第1の通信経路と、
    前記第2の無線アクセス装置のみを経由する第2の通信経路と、
    前記第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が前記第2の無線アクセス装置を経由し、残りが前記第1の無線アクセス装置を経由する第3の通信経路と、
    前記第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが前記第2の無線アクセス装置のみを経由する第4の通信経路と、
    前記第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が前記第1の無線アクセス装置を経由し、残りが前記第2の無線アクセス装置を経由する第5の通信経路と、
    前記第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが前記第1の無線アクセス装置のみを経由する第6の通信経路と、
    のうち、少なくとも2つである第1の無線アクセス装置。
  8. 第1の無線アクセス装置と第2の無線アクセス装置と同時に通信可能に構成される無線端末であって、
    前記第1の無線アクセス装置及び前記第2の無線アクセス装置の少なくとも1つを経由する複数の通信経路のタイプのうち、前記無線端末へのサービスの提供に用いるダウンリンクユーザデータの通信経路のタイプを、前記無線端末に提供されるサービスの特性を示すサービス特性情報に基づいて決定した前記第1の無線アクセス装置又は第2の無線アクセス装置から、当該決定された通信経路のタイプを含む制御情報を受信する手段と、
    前記制御情報に含まれる通信経路のタイプに対応する通信経路で、前記第1の無線アクセス装置及び前記第2の無線アクセス装置の少なくとも1つから前記ダウンリンクユーザデータを受信する手段と、を有し、
    前記複数の通信経路のタイプは、
    前記第1の無線アクセス装置のみを経由する第1の通信経路と、
    前記第2の無線アクセス装置のみを経由する第2の通信経路と、
    前記第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が前記第2の無線アクセス装置を経由し、残りが前記第1の無線アクセス装置を経由する第3の通信経路と、
    前記第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが前記第2の無線アクセス装置のみを経由する第4の通信経路と、
    前記第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が前記第1の無線アクセス装置を経由し、残りが前記第2の無線アクセス装置を経由する第5の通信経路と、
    前記第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが前記第1の無線アクセス装置のみを経由する第6の通信経路と、
    のうち、少なくとも2つである無線端末。
  9. 第1の無線アクセス装置及び第2の無線アクセス装置の少なくとも1つを経由する複数の通信経路のタイプをサポートし、前記第1の無線アクセス装置と前記第2の無線アクセス装置と同時に通信可能な無線端末と通信する第1の無線アクセス装置の制御方法であって、
    前記無線端末に提供されるサービスの特性を示すサービス特性情報を取得し、
    前記複数の通信経路のタイプのうち、前記無線端末へのサービスの提供に用いるダウンリンクユーザデータの通信経路のタイプを、前記サービス特性情報に基づいて決定し、
    前記複数の通信経路のタイプは、
    前記第1の無線アクセス装置のみを経由する第1の通信経路と、
    前記第2の無線アクセス装置のみを経由する第2の通信経路と、
    前記第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が前記第2の無線アクセス装置を経由し、残りが前記第1の無線アクセス装置を経由する第3の通信経路と、
    前記第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが前記第2の無線アクセス装置のみを経由する第4の通信経路と、
    前記第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が前記第1の無線アクセス装置を経由し、残りが前記第2の無線アクセス装置を経由する第5の通信経路と、
    前記第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが前記第1の無線アクセス装置のみを経由する第6の通信経路と、
    のうち、少なくとも2つである第1の無線アクセス装置の制御方法。
  10. 第1の無線アクセス装置と第2の無線アクセス装置と同時に通信可能に構成される無線端末の制御方法であって、
    前記第1の無線アクセス装置及び前記第2の無線アクセス装置の少なくとも1つを経由する複数の通信経路のタイプのうち、前記無線端末へのサービスの提供に用いるダウンリンクユーザデータの通信経路のタイプを、前記無線端末に提供されるサービスの特性を示すサービス特性情報に基づいて決定した前記第1の無線アクセス装置又は第2の無線アクセス装置から、当該決定された通信経路のタイプを含む制御情報を受信し、
    前記制御情報に含まれる通信経路のタイプに対応する通信経路で、前記第1の無線アクセス装置及び前記第2の無線アクセス装置の少なくとも1つから前記ダウンリンクユーザデータを受信し、
    前記複数の通信経路のタイプは、
    前記第1の無線アクセス装置のみを経由する第1の通信経路と、
    前記第2の無線アクセス装置のみを経由する第2の通信経路と、
    前記第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が前記第2の無線アクセス装置を経由し、残りが前記第1の無線アクセス装置を経由する第3の通信経路と、
    前記第1の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが前記第2の無線アクセス装置のみを経由する第4の通信経路と、
    前記第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックの一部が前記第1の無線アクセス装置を経由し、残りが前記第2の無線アクセス装置を経由する第5の通信経路と、
    前記第2の無線アクセス装置に到着したダウンリンクユーザデータのトラフィックが前記第1の無線アクセス装置のみを経由する第6の通信経路と、
    のうち、少なくとも2つである無線端末の制御方法。
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