JPWO2017199297A1 - 情報出力プログラム、情報出力方法及び情報出力システム - Google Patents

Abstract

検出部（９０）は、第１の店舗又は第１の施設におけるユーザによる購入行動が行われたことを検出する。取得部（９１）は、店舗情報又は施設情報と位置情報とを対応づけ格納する記憶部から情報を取得する。特定部（９３）は、取得部（９１）によって取得された店舗情報又は施設情報と位置情報とを対応づけた情報を参照する。特定部（９３）は、ユーザが利用するユーザ端末から指定を受け付けた目的地までの探索結果であるルート情報と所定の位置関係にあり、かつ、第１の店舗又は第１の施設よりも目的地に近い位置に存在する第２の店舗又は第２の施設を特定する。配信部（９４）は、第１の店舗又は第１の施設に備えられた端末に、購入行動の結果である決済内容を示す情報とともに、第２の店舗又は第２の施設を案内する情報を含むレシートを出力させる。

Description

本発明は、情報出力プログラム、情報出力方法及び情報出力システムに関する。

従来、目的地を指定したルート検索を受け付け、ルート検索結果を表示するナビゲーション装置が存在する。さらに、ルート結果を表示する際に、ルートだけでなく、ルートが含まれるエリアの地図上に存在する店舗、施設などを合わせて表示するナビゲーション装置も存在する。また、目的地の他に経由地の指定を受け付けることで、経由地を経由して目的地に至るルート検索結果を表示するナビゲーション装置も存在する。

特開２００８−８９３４２号公報

従来の技術によれば、ユーザは、出発前にナビゲーション装置に経由地を指定することで、表示されるルートに応じて、支障なく指定された経由地を経て目的地にたどりつくことができる。一方で、現実には、経由地として指定されたか否かにかかわらず、経由地の候補となる複数の施設等が互いに協力し共にユーザ来店を促し栄えるための仕組が求められる場合がある。しかし、従来技術では、複数の施設等が互いに協力して互いにユーザ来店を促す仕組は提供されていない。

そこで、一つの側面では、本発明は、複数店舗が協力しユーザ来店を促すことを可能とする仕組を提供することを目的とする。

第１の案では、情報出力プログラムは、第１の店舗又は第１の施設におけるユーザによる購入行動が行われたことを検出し、店舗情報又は施設情報と位置情報とを対応づけ格納する記憶部を参照し、前記ユーザが利用するユーザ端末から指定を受け付けた目的地までの探索結果であるルート情報と所定の位置関係にあり、かつ、前記第１の店舗又は前記第１の施設よりも前記目的地に近い位置に存在する第２の店舗又は第２の施設を特定し、前記第１の店舗又は前記第１の施設に備えられた端末に、前記購入行動の結果である決済内容を示す情報とともに、前記第２の店舗又は前記第２の施設を案内する情報を含むレシートを出力させる処理をコンピュータに実行させる。

本発明の一の実施態様によれば、複数店舗が協力しユーザ来店を促すことを可能とする仕組を提供できるという効果を奏する。

図１は、実施例１に係るシステムの概略的な構成の一例を示す図である。 図２は、実施例１に係る情報出力装置の概略的な構成の一例を示す図である。 図３は、経路情報のデータ構成の一例を示す図である。 図４は、会員情報のデータ構成の一例を示す図である。 図５は、加盟店情報のデータ構成の一例を示す図である。 図６は、天気情報のデータ構成の一例を示す図である。 図７は、天気別推奨商品情報のデータ構成の一例を示す図である。 図８は、購買行動情報のデータ構成の一例を示す図である。 図９は、クーポン情報のデータ構成の一例を示す図である。 図１０は、クーポン配信情報のデータ構成の一例を示す図である。 図１１は、決済情報のデータ構成の一例を示す図である。 図１２は、販売情報のデータ構成の一例を示す図である。 図１３は、販促情報のデータ構成の一例を示す図である。 図１４は、距離情報のデータ構成の一例を示す図である。 図１５は、実施例１に係るレシートの一例を示す図である。 図１６は、実施例１に係る決済内容通知画面の一例を示す図である。 図１７は、実施例１に係るクーポン配信処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図１８は、実施例１に係るマッチングを説明するための図である。 図１９は、実施例２に係るレシートの一例を示す図である。 図２０は、実施例２に係る決済内容通知画面の一例を示す図である。 図２１は、実施例２に係るレシートの一例を示す図である。 図２２は、実施例２に係る決済内容通知画面の一例を示す図である。 図２３は、グループを含む加盟店情報のデータ構成の一例を示す図である。 図２４は、情報出力プログラムを実行するコンピュータを示す図である。

以下に、本発明に係る情報出力プログラム、情報出力方法及び情報出力システムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。なお、以下の実施例において、単に店舗と記載する場合があるが、これは物を販売する狭義の店舗のみならず、例えば映画館や温泉のようにサービスを提供する施設も含んでよい。

［システム構成］
次に、実施例１に係るシステム１の一例を説明する。図１は、実施例１に係るシステムの概略的な構成の一例を示す図である。本実施例では、例えば、システム１が、特典情報（例えばクーポン）を含んだ店舗についての情報をユーザに提供する場合を例に説明する。なお、店舗には、物を販売する店舗のみならず、例えば映画館や温泉のようにサービスを提供する施設も含んでよい。

図１に示すように、システム１は、マッチングシステム１０と、ユーザ端末２０と、店舗端末３０と、ナビゲーションサーバ４０と、天気情報サーバ４１と、決済アプリサーバ４２と、レジアプリサーバ４３と、販促情報登録サーバ４４とを有する。

マッチングシステム１０は、ユーザ端末２０、店舗端末３０、ナビゲーションサーバ４０、天気情報サーバ４１、決済アプリサーバ４２、レジアプリサーバ４３及び販促情報登録サーバ４４と接続されている。また、ユーザ端末２０は、ナビゲーションサーバ４０、天気情報サーバ４１及び決済アプリサーバ４２と接続されている。また、店舗端末３０は、レジアプリサーバ４３及び販促情報登録サーバ４４と接続されている。各サーバは、コンピュータである。

ナビゲーションサーバ４０は、ナビゲーションに関するルート検索サービスを提供する機能を有するコンピュータである。天気情報サーバ４１は、天気情報提供サービスを提供する機能を有するコンピュータである。決済アプリサーバ４２は、決済サービスを提供する機能を有するコンピュータである。レジアプリサーバ４３は、販売管理サービスを提供する機能を有するコンピュータである。販促情報登録サーバ４４は、販促サービスを提供する機能を有するコンピュータである。

各システム、各端末及び各サーバは、例えば、ネットワークを介して通信可能に接続されていてもよい。かかるネットワークの一態様としては、有線又は無線を問わず、ＬＡＮ（Local Area Network）やＶＰＮ（Virtual Private Network）などの任意の種類の通信網を採用できる。なお、図１の例では、ユーザ端末２０及び店舗端末３０を各１台設けた場合を例示したが、これに限定されず、ユーザ端末２０及び店舗端末３０を任意の数とすることができる。

マッチングシステム１０は、各サーバ等から取得した情報を基に生成した情報やサービスをユーザに提供する。マッチングシステム１０は、１台のコンピュータとして実装してもよく、また、複数台のコンピュータにより実装してもよい。なお、本実施例では、マッチングシステム１０を複数台のコンピュータとした場合を例として説明する。

ユーザ端末２０は、マッチングシステム１０から情報の提供を受けるユーザが所持する装置である。例えば、ユーザ端末２０は、カーナビやスマートフォンやタブレット端末などの携帯端末装置である。なお、ユーザ端末２０は、スマートフォンやタブレット端末をカーナビとして機能させたものであってもよい。また、ユーザ端末２０は、ノートパソコンやパーソナルコンピュータなどのコンピュータであってもよい。また、ユーザは、ユーザ端末２０に備えられたアプリケーションを介して、各サーバによるサービスの提供を受ける。

ユーザは、アプリケーションを介して、例えば、ナビゲーションサーバ４０によるルート検索サービスの提供を受ける。ユーザがルート検索サービスの提供を受ける場合、ユーザ端末２０は、例えば、ユーザを識別するための情報、現在地の座標、ユーザによって入力された目的地を特定するための情報等をナビゲーションサーバ４０に送信する。そして、ナビゲーションサーバ４０は、例えば、現在地から目的地までのルートを検索し、検索したルートを示す情報等をユーザ端末２０に送信する。

また、ユーザは、アプリケーションを介して、例えば、天気情報サーバ４１による天気情報提供サービスの提供を受ける。ユーザが天気情報提供サービスの提供を受ける場合、ユーザ端末２０は、例えば、ユーザを識別するための情報、現在地の座標等を天気情報サーバ４１に送信する。そして、天気情報サーバ４１は、例えば、取得した現在地における天気に関する情報をユーザ端末２０に送信する。なお、天気に関する情報には、例えば、晴れ、曇り、雨等の天気の分類、湿度、気温等が含まれる。

また、ユーザは、アプリケーションを介して、例えば、決済アプリサーバ４２による決済サービスの提供を受ける。決済サービスは、例えば、ユーザが実店舗やインターネット上のオンラインショップにおいて商品の購入やサービスの利用を行った際に、代金の支払いを行うものである。ユーザが決済サービスの提供を受ける場合、ユーザ端末２０は、例えば、ユーザを識別するための情報、購入した商品に関する情報、利用した店舗に関する情報、口座やクレジットカード等の支払い方法に関する情報等を決済アプリサーバ４２に送信する。そして、決済アプリサーバ４２は、例えば、取得した情報を用いて決済を行う。

店舗端末３０は、店舗で用いられる端末である。例えば、店舗端末３０は、店舗に備えられたＰＯＳ（Point Of Sale）端末や、ＰＯＳ機能又は会計機能を有するスマートフォンやタブレット端末やパーソナルコンピュータ等である。また、店舗端末３０のユーザは、店舗端末３０に備えられたアプリケーションを介して、各サーバによるサービスの提供を受ける。

店舗端末３０のユーザは、アプリケーションを介して、例えば、レジアプリサーバ４３による販売管理サービスの提供を受ける。店舗が販売管理サービスの提供を受ける場合、店舗端末３０は、例えば、店舗を識別するための情報、販売した商品を識別するための情報、販売した商品の金額や数量に関する情報、支払い方法に関する情報等をレジアプリサーバ４３に送信する。そして、レジアプリサーバ４３は、例えば、販売によって変動した商品の在庫や、売り上げ等に関するデータの更新を行う。

また、店舗端末３０のユーザは、アプリケーションを介して、例えば、販促情報登録サーバ４４による販促サービスの提供を受ける。店舗が販促サービスの提供を受ける場合、店舗端末３０は、例えば、店舗を識別するための情報、販促対象の商品に関する情報、商品が販促対象となるための条件等を販促情報登録サーバ４４に送信する。そして、販促情報登録サーバ４４は、例えば、店舗端末３０から送信された情報を、販促サービスを行う別のシステムに提供する。本実施例では、例えば、販促情報登録サーバ４４は、マッチングシステム１０に情報を提供する。

［マッチングシステム１０の構成］
次に、実施例１に係るマッチングシステム１０の構成について説明する。図１に示すように、マッチングシステム１０は、情報出力装置１１と、記憶装置１２と、サービス提供装置１３と、ＡＰＩ（Application Programming Interface）５０〜５４とを有する。

マッチングシステム１０は、ＡＰＩ５０〜５４を用いて、サービスの提供を行っている各サーバからデータを取得する。例えば、マッチングシステム１０は、ＡＰＩ５０を用いて、ナビゲーションサーバ４０から、所定のユーザの現在地、目的地、及びルートに関する情報を取得する。また、例えば、マッチングシステム１０は、ＡＰＩ５１を用いて、天気情報サーバ４１から、所定の地点における天気に関する情報を取得する。

また、例えば、マッチングシステム１０は、ＡＰＩ５２を用いて、決済アプリサーバ４２から、所定のユーザの決済に関する情報を取得する。また、例えば、マッチングシステム１０は、ＡＰＩ５３を用いて、レジアプリサーバ４３から、所定の店舗の販売に関する情報を取得する。また、例えば、マッチングシステム１０は、ＡＰＩ５４を用いて、販促情報登録サーバ４４から、所定の店舗の販促に関する情報を取得する。

図２は、情報出力装置の概略的な構成を示す図である。図２に示すように、情報出力装置１１は、通信Ｉ／Ｆ（インタフェース）部１４、制御部１５及び記憶部１６を有する。

通信Ｉ／Ｆ部１４は、他の装置との間で通信制御を行うインタフェースである。通信Ｉ／Ｆ部１４は、ネットワークを介して他の装置と各種情報を送受信する。通信Ｉ／Ｆ部１４としては、ＬＡＮカードなどのネットワークインタフェースカードを採用できる。制御部１５は、検出部９０と、取得部９１と、計算部９２と、特定部９３と、配信部９４とを有する。なお、制御部１５の各部の動作及び記憶部１６については後述する。なお、配信部は出力部の一例である。

記憶装置１２は、ハードディスク、ＳＳＤ（Solid State Drive）、光ディスクなどの記憶装置である。なお、記憶装置１２は、ＲＡＭ（Random Access Memory）、フラッシュメモリ、ＮＶＳＲＡＭ（Non Volatile Static Random Access Memory）などのデータを書き換え可能な半導体メモリであってもよい。また、記憶装置１２は、データの記憶及び提供を行うサーバ装置であってもよい。

記憶装置１２は、各種プログラムを記憶する。例えば、記憶装置１２は、後述するクーポン配信処理を実行するプログラムを記憶する。さらに、記憶装置１２は、各種プログラムで用いられる各種データを記憶する。例えば、記憶装置１２は、経路情報６０と、会員情報６１と、加盟店情報６２と、天気情報６３と、天気別推奨商品情報６４と、購買行動情報６５と、クーポン情報６６と、クーポン配信情報６７とを記憶する。

経路情報６０は、ユーザの位置及びルートに関する情報を記憶したデータである。例えば、経路情報６０には、ユーザの現在地、目的地及びルートに関する情報が記憶される。また、経路情報６０には、ユーザ端末２０において指定されたルート検索条件又はユーザ端末２０において指定されたルート検索条件で検索されたルート検索結果が記憶される。検索条件は、例えば、現在地、経由地点、目的地等を示す座標である。検索結果は、現在地から目的地までのルートを示すデータである。

なお、経路情報６０には、ＡＰＩ５０が定期的にナビゲーションサーバ４０からデータを取得することによって情報が記憶されるようにしてもよい。また、経路情報６０には、ナビゲーションサーバ４０がルート検索サービスをユーザに提供した際に、ナビゲーションサーバ４０がルートの検索結果をマッチングシステム１０に通知することによって情報が記憶されるようにしてもよい。

図３は、経路情報のデータ構成の一例を示す図である。図３に示すように、経路情報６０は、「会員ＩＤ」、「現在地座標」、「目的地座標」、「ルート」などの項目を有する。なお、図３に示した経路情報６０の各項目は、一例であり、その他の項目を有してもよい。

会員ＩＤの項目は、ユーザを識別するＩＤを記憶する領域である。会員ＩＤの項目には、あらかじめ設定されたユーザごとの会員ＩＤを記憶させる。現在地座標の項目は、ユーザの現在地の座標を記憶する領域である。目的地座標の項目は、ユーザの目的地の座標を記憶する領域である。ルートの項目は、現在地から目的地までのルートを記憶する領域である。ルートの項目には、会員ＩＤの項目に会員ＩＤが記憶されたユーザの現在地から目的地までのルートを示すデータを記憶させる。なお、経路情報６０に記憶されるデータは、例えば、ＡＰＩ５０によってナビゲーションサーバ４０から取得されたデータである。

図１に戻り、会員情報６１は、ユーザの属性に関する情報を記憶したデータである。例えば、会員情報６１には、ユーザの性別、年代といった属性に関する情報が記憶される。

なお、会員情報６１には、マッチングシステム１０によるサービスが行われる前に、管理者等によりあらかじめ情報が登録されていてもよい。また、会員情報６１には、ユーザがマッチングシステム１０から情報やサービスの提供を受ける際に行う会員登録等のタイミングで、ユーザがユーザ端末２０のアプリケーション等に入力した情報が記憶されるようにしてもよい。また、会員情報６１に記憶された情報は、定期的にユーザ端末２０等から収集した情報によって更新されるようにしてもよい。

図４は、会員情報のデータ構成の一例を示す図である。図４に示すように、会員情報６１は、「会員ＩＤ」、「セグメント」などの項目を有する。なお、図４に示した会員情報６１の各項目は、一例であり、その他の項目を有してもよい。

会員ＩＤの項目は、ユーザを識別するＩＤを記憶する領域である。セグメントの項目は、ユーザの属性に基づく分類を記憶する領域である。セグメントの項目には、会員ＩＤの項目に会員ＩＤが記憶されたユーザを性別、年代ごとに分類したセグメントを記憶させる。

図１に戻り、加盟店情報６２は、加盟店に関する情報を記憶したデータである。例えば、加盟店情報６２には、加盟店の位置、ターゲットとする顧客像に関する情報が記憶される。なお、以降の説明において、加盟店とは、店舗又は施設と同義である。

なお、加盟店情報６２には、マッチングシステム１０によるサービスが行われる前に、管理者等によりあらかじめ情報が登録されていてもよい。また、加盟店情報６２に記憶された情報は、定期的に店舗端末３０等から収集した情報によって更新されるようにしてもよい。

図５は、加盟店情報のデータ構成の一例を示す図である。図５に示すように、加盟店情報６２は、「加盟店ＩＤ」、「座標」、「ターゲット顧客像」、「クーポンＩＤ」などの項目を有する。なお、図５に示した加盟店情報６２の各項目は、一例であり、その他の項目を有してもよい。

加盟店ＩＤの項目は、加盟店を識別するＩＤを記憶する領域である。加盟店ＩＤの項目には、あらかじめ設定された加盟店ごとの加盟店ＩＤを記憶させる。座標の項目は、加盟店の所在地の座標を記憶する領域である。ターゲット顧客像の項目は、加盟店がターゲットとする顧客像を記憶する領域である。ターゲット顧客像の項目には、加盟店ＩＤの項目に加盟店ＩＤが記憶された加盟店がターゲットとする顧客のセグメントを記憶させる。なお、ターゲット顧客像の項目に記憶させるセグメントは、会員情報６１のセグメントと対応している。クーポンＩＤの項目は、加盟店で利用可能なクーポンのＩＤを記憶する領域である。クーポンＩＤの項目には、加盟店ＩＤの項目に加盟店ＩＤが記憶された加盟店で利用可能なクーポンのＩＤを記憶させる。

図１に戻り、天気情報６３は、天気に関する情報を記憶したデータである。例えば、天気情報６３には、所定の位置における天気に関する情報が記憶される。

なお、天気情報６３には、ＡＰＩ５１が定期的に天気情報サーバ４１からデータを取得することによって情報が記憶されるようにしてもよい。また、天気情報６３には、ユーザがルート検索サービスの提供を受けたタイミングで、ＡＰＩ５１が天気情報サーバ４１からデータを取得することによって情報が記憶されるようにしてもよい。

図６は、天気情報のデータ構成の一例を示す図である。図６に示すように、天気情報６３は、「座標」、「温度」、「湿度」、「分類」、「天気パターン」などの項目を有する。なお、図６に示した天気情報６３の各項目は、一例であり、その他の項目を有してもよい。

座標の項目は、所定の位置の座標を記憶する領域である。温度の項目、湿度の項目、分類の項目は、それぞれ、温度、湿度、天気の分類を記憶する領域である。温度の項目、湿度の項目、分類の項目には、それぞれ、座標の項目に記憶された座標における温度、湿度、天気の分類を記憶させる。天気パターンの項目は、天気のパターンを記憶する領域である。天気パターンの項目には、温度、湿度、天気の分類等に基づいて分類された天気のパターンを示す値を記憶させる。なお、温度、湿度、天気の分類は、例えば、ＡＰＩ５１によって天気情報サーバ４１から取得されたデータである。また、天気パターンは、取得した温度、湿度、天気の分類、及びあらかじめ設定された判定基準に基づいて、マッチングシステム１０が算出した値であってもよい。

図１に戻り、天気別推奨商品情報６４は、各加盟店における、天気ごとの販売が推奨される商品に関する情報を記憶したデータである。例えば、天気別推奨商品情報６４には、各加盟店の天気パターンごとの推奨商品が記憶される。

なお、天気別推奨商品情報６４には、マッチングシステム１０によるサービスが行われる前に、管理者等によりあらかじめ情報が登録されていてもよい。また、天気別推奨商品情報６４に記憶された情報は、定期的に店舗端末３０等から収集した情報によって更新されるようにしてもよい。

図７は、天気別推奨商品情報のデータ構成の一例を示す図である。図７に示すように、天気別推奨商品情報６４は、「加盟店ＩＤ」、「天気パターン」、「商品」などの項目を有する。なお、図７に示した天気別推奨商品情報６４の各項目は、一例であり、その他の項目を有してもよい。

加盟店ＩＤの項目は、加盟店を識別するＩＤを記憶する領域である。天気パターンの項目は、天気を分類した天気パターンを記憶する領域である。商品の項目は、天気パターンごとの推奨商品を記憶する領域である。商品の項目には、加盟店ＩＤの項目に加盟店ＩＤが記憶された加盟店の、天気パターンの項目に記憶された天気パターンにおける推奨商品を記憶させる。

図１に戻り、購買行動情報６５は、ユーザの購買行動に関する情報を記憶したデータである。例えば、購買行動情報６５には、ユーザの、各店舗種別における購入頻度が高い商品の分類が記憶される。

なお、購買行動情報６５には、マッチングシステム１０によるサービスが行われる前に、管理者等によりあらかじめ情報が登録されていてもよい。また、購買行動情報６５に記憶された情報は、定期的に決済情報８０等から収集した情報によって更新されるようにしてもよい。

図８は、購買行動情報のデータ構成の一例を示す図である。図８に示すように、購買行動情報６５は、「会員ＩＤ」、「種別」、「商品」などの項目を有する。なお、図８に示した購買行動情報６５の各項目は、一例であり、その他の項目を有してもよい。

会員ＩＤの項目は、ユーザを識別するＩＤを記憶する領域である。種別の項目は、加盟店を分類した種別を記憶する領域である。商品の項目は、ユーザの各加盟店の種別における購入頻度が高い商品を記憶する領域である。商品の項目には、会員ＩＤの項目に会員ＩＤが記憶されたユーザの、種別に記憶された加盟店の種別における購入頻度が高い商品を記憶させる。

図１に戻り、クーポン情報６６は、クーポンに関する情報を記憶したデータである。例えば、クーポン情報６６には、クーポンの内容に関する情報が記憶される。

なお、クーポン情報６６には、マッチングシステム１０によるサービスが行われる前に、管理者等によりあらかじめ情報が登録されていてもよい。また、クーポン情報６６に記憶された情報は、定期的に店舗端末３０等から収集した情報によって更新されるようにしてもよい。

図９は、クーポン情報のデータ構成の一例を示す図である。図９に示すように、クーポン情報６６は、「クーポンＩＤ」、「適用商品」、「割引金額」、「利用可能期間」などの項目を有する。なお、図９に示したクーポン情報６６の各項目は、一例であり、その他の項目を有してもよい。

クーポンＩＤの項目は、クーポンを識別するＩＤを記憶する領域である。クーポンＩＤの項目には、クーポン発行時に設定されたＩＤを記憶させる。適用商品の項目は、クーポンを利用可能な商品を記憶する領域である。割引金額の項目は、クーポンによる割引金額を記憶する領域である。利用可能期間の項目は、クーポンの利用可能期間を記憶する領域である。

図１に戻り、クーポン配信情報６７は、配信したクーポンに関する情報を記憶したデータである。例えば、クーポン配信情報６７には、クーポンを配信したユーザや、クーポンの利用状況に関する情報が記憶される。

なお、クーポン配信情報６７には、クーポン配信処理によって配信されたクーポンをユーザが確定したタイミングで当該クーポンに関する情報が登録されていてもよい。また、クーポン配信情報６７に記憶された情報は、ユーザによるクーポンの利用等のタイミングで適宜更新されるようにしてもよい。

図１０は、クーポン配信情報のデータ構成の一例を示す図である。図１０に示すように、クーポン配信情報６７は、「クーポンＩＤ」、「会員ＩＤ」、「提供元加盟店ＩＤ」、「販促商品」、「利用先加盟店ＩＤ」、「適用商品」、「割引金額」、「利用可能期間」、「利用」、「決済Ｎｏ」などの項目を有する。なお、図１０に示したクーポン配信情報６７の各項目は、一例であり、その他の項目を有してもよい。

クーポンＩＤの項目は、クーポンを識別するＩＤを記憶する領域である。クーポンＩＤの項目には、クーポン発行時に設定されたＩＤを記憶させる。会員ＩＤの項目は、ユーザを識別するＩＤを記憶する領域である。提供元加盟店ＩＤの項目は、クーポンを提供する加盟店を識別するＩＤを記憶する領域である。販促商品の項目は、クーポンを提供する加盟店における、販促の対象となる商品を記憶する領域である。利用先加盟店ＩＤの項目は、クーポンを利用可能な加盟店を識別するＩＤを記憶する領域である。適用商品の項目は、クーポンを利用可能な商品を記憶する領域である。割引金額の項目は、クーポンによる割引金額を記憶する領域である。利用可能期間の項目は、クーポンが利用可能である期間を記憶する領域である。利用の項目は、クーポンが利用済みであるか否かを記憶する領域である。決済Ｎｏは、クーポンを利用した決済が行われた場合の決済を識別する番号を記憶する領域である。

図１に戻り、サービス提供装置１３は、決済処理部７０、販売管理部７１、マーケティングオートメーション部７２及びサービス情報記憶部７３を有する。また、サービス情報記憶部７３は、決済情報８０、販売情報８１及び販促情報８２を記憶する。

決済処理部７０は、ＡＰＩ５２を用いて取得された、ユーザの決済に関する情報を決済情報８０に記憶させる。また、販売管理部７１は、ＡＰＩ５３を用いて取得された、店舗の販売に関する情報を販売情報８１に記憶させる。

また、マーケティングオートメーション部７２は、ＡＰＩ５４を用いて取得された、店舗の販促に関する情報を取得し、店舗が販促対象となっているか否かを判定し、販促に関する情報を判定結果とともに販促情報８２に記憶させる。

決済情報８０は、ユーザの決済に関する情報を記憶したデータである。例えば、決済情報８０には、ユーザの、購入した加盟店や、商品の金額等が記憶される。

なお、決済情報８０には、ＡＰＩ５２が定期的に決済アプリサーバ４２からデータを取得することによって情報が記憶されるようにしてもよい。また、決済情報８０には、決済アプリサーバ４２が決済処理サービスを加盟店に提供した際に、決済アプリサーバ４２が決済に関する情報をマッチングシステム１０に通知することによって情報が記憶されるようにしてもよい。

図１１は、決済情報のデータ構成の一例を示す図である。図１１に示すように、決済情報８０は、「決済Ｎｏ」、「会員ＩＤ」、「加盟店ＩＤ」、「商品」、「金額」、「クーポンＩＤ」などの項目を有する。なお、図１１に示した決済情報８０の各項目は、一例であり、その他の項目を有してもよい。

決済Ｎｏの項目は、決済を識別する番号を記憶する領域である。決済Ｎｏの項目には、決済が行われた際に発番される通番を記憶させる。会員ＩＤの項目は、ユーザを識別するＩＤを記憶する領域である。加盟店ＩＤの項目は、加盟店を識別するＩＤを記憶する領域である。商品の項目は、決済の対象となった商品を記憶する領域である。金額の項目は、決済の金額を記憶する領域である。クーポンＩＤの項目は、決済の際に使用されたクーポンを識別するＩＤを記憶する領域である。なお、決済情報８０に記憶されるデータは、例えば、ＡＰＩ５２によって決済アプリサーバ４２から取得されたデータである。

図１に戻り、販売情報８１は、加盟店の販売に関する情報を記憶したデータである。例えば、販売情報８１には、加盟店において決済された商品の金額等が記憶される。

なお、販売情報８１には、ＡＰＩ５３が定期的にレジアプリサーバ４３からデータを取得することによって情報が記憶されるようにしてもよい。また、販売情報８１には、レジアプリサーバ４３が販売管理サービスを加盟店に提供した際に、レジアプリサーバ４３が販売に関する情報をマッチングシステム１０に通知することによって情報が記憶されるようにしてもよい。

図１２は、販売情報のデータ構成の一例を示す図である。図１２に示すように、販売情報８１は、「決済Ｎｏ」、「加盟店ＩＤ」、「商品」、「金額」、「クーポンＩＤ」などの項目を有する。なお、図１２に示した販売情報８１の各項目は、一例であり、その他の項目を有してもよい。

決済Ｎｏの項目は、決済を識別する番号を記憶する領域である。加盟店ＩＤの項目は、加盟店を識別するＩＤを記憶する領域である。商品の項目は、決済の対象となった商品を記憶する領域である。金額の項目は、決済の金額を記憶する領域である。クーポンＩＤの項目は、決済の際に使用されたクーポンを識別するＩＤを記憶する領域である。なお、販売情報８１に記憶されるデータは、例えば、ＡＰＩ５３によってレジアプリサーバ４３から取得されたデータである。

図１に戻り、販促情報８２は、加盟店の販促に関する情報を記憶したデータである。例えば、販促情報８２には、加盟店の販促対象の商品等が記憶される。

なお、販促情報８２には、ＡＰＩ５４が定期的に販促情報登録サーバ４４からデータを取得することによって情報が記憶されるようにしてもよい。また、販促情報８２には、販促情報登録サーバ４４に販促に関する情報が登録された際に、販促情報登録サーバ４４が登録された情報をマッチングシステム１０に通知することによって情報が記憶されるようにしてもよい。

図１３は、販促情報のデータ構成の一例を示す図である。図１３に示すように、販促情報８２は、「加盟店ＩＤ」、「商品」、「自動販促実施条件」、「自動販促実施フラグ」などの項目を有する。なお、図１３に示した販促情報８２の各項目は、一例であり、その他の項目を有してもよい。

加盟店ＩＤの項目は、加盟店を識別するＩＤを記憶する領域である。商品の項目は、販促対象の商品を記憶する領域である。自動販促実施条件の項目は、自動販促実施フラグがＯＮになるための条件を記憶する領域である。自動販促実施フラグの項目は、自動販促実施条件が満たされた場合にＯＮになるフラグを記憶する領域である。なお、販促情報８２に記憶されるデータは、例えば、ＡＰＩ５４によって販促情報登録サーバ４４から取得されたデータである。

［クーポン配信処理］
ここで、情報出力装置１１の各部の動作及びクーポン配信処理について説明する。情報出力装置１１は、ユーザの購入行動を検出すると、目的地までのルート近辺にある他の加盟店を案内する情報をユーザに提供する。本実施例では、情報出力装置１１は、他の加盟店の情報として特典情報、すなわちクーポンを提供する。情報出力装置１１は、情報出力システムの一例である。

図２に示す情報出力装置１１の検出部９０は、第１の店舗又は第１の施設におけるユーザによる購入行動が行われたことを検出する。また、取得部９１は、店舗情報又は施設情報と位置情報とを対応づけ格納する記憶装置１２から情報を取得する。なお、記憶装置１２は、記憶部の一例である。

そして、特定部９３は、取得部９１によって取得された店舗情報又は施設情報と位置情報とを対応づけた情報を参照する。そして、特定部９３は、ユーザが利用するユーザ端末から指定を受け付けた目的地までの探索結果であるルート情報と所定の位置関係にあり、かつ、第１の店舗又は第１の施設よりも目的地に近い位置に存在する第２の店舗又は第２の施設を特定する。このとき、計算部９２は、各店舗又は各施設の目的地までの距離を計算する。

そして、配信部９４は、第１の店舗又は第１の施設に備えられた端末に、購入行動の結果である決済内容を示す情報とともに、第２の店舗又は第２の施設を案内する情報を含むレシートを出力させる。また、配信部９４は、第１の店舗又は第１の施設における購入行動の結果である決済内容を示す情報とともに、第２の店舗又は第２の施設を案内する情報を含むメッセージを生成し、ユーザ端末２０に宛てて送信してもよい。

例えば、検出部９０は、第１の店舗又は第１の施設に関する決済情報８０又は販売情報８１を定期的に参照し、レコードが追加された場合に、第１の店舗又は第１の施設におけるユーザによる購入行動が行われたことを検出する。また例えば、検出部９０は、第１の店舗又は第１の施設に備えられた決済機能を持つコンピュータから、決済が行われたことの通知を受信することをもって、ユーザによる購入行動が行われたことを検出してもよい。

また、ユーザ端末２０のアプリケーションに、ユーザが決済サービスを利用して決済を行ったことをマッチングシステム１０に通知する機能を持たせておいてもよい。この場合、検出部９０は、当該機能によって通知が行われた場合にユーザの購入行動を検出することができる。

検出部９０によってユーザの購入行動が検出されると、まず、取得部９１は、経路情報６０を参照し、ルート情報、すなわちユーザの現在地座標、目的地座標及びルートを取得する。次に、取得部９１は、加盟店情報６２を参照し、取得したルート付近の加盟店を取得する。そして、取得部９１は、会員情報６１と加盟店情報６２を参照し、ユーザのセグメントとターゲット顧客像が合致する加盟店の有無を確認する。

ここで、ユーザのセグメントとターゲット顧客像が合致する加盟店が存在する場合、計算部９２は、各加盟店からの目的地までの距離を計算し、記憶部１６に距離情報９５として格納する。このとき、計算部９２の計算対象となる加盟店は、ルート付近の加盟店に絞り込まれているため、計算部９２は全ての加盟店について距離の計算を行う必要はなくなるため、計算部９２の計算量を少なくすることができる。

距離情報９５は、各加盟店からの目的地までの距離を記憶したデータである。例えば、距離情報９５には、加盟店や目的地までの距離等が記憶される。図１４は、距離情報のデータ構成の一例を示す図である。図１４に示すように、距離情報９５は、「加盟店」、「目的地までの距離」などの項目を有する。なお、図１４に示した距離情報９５の各項目は、一例であり、その他の項目を有してもよい。

また例えば、目的地までの距離として、目的地までの距離を示す値そのものではなく、ある加盟店よりも目的地に近くに存在する加盟店を特定できる情報が格納されていてもよい。例えば、目的地までのルートをたどって移動するユーザが各加盟店へ到着し得る順番を示す情報を記憶してもよい。図１４の例で言えば、「カフェＡ」「コンビニＢ」「映画館Ｃ」のうち、目的地から遠い順に順位付けすれば、カフェＡが「１」、コンビニＢが「２」、映画館Ｃが「３」ということになる。

加盟店の項目は、加盟店を識別する情報を記憶する領域である。加盟店の項目には、加盟店の名称や識別するためのＩＤ等を記憶させる。目的地までの距離の項目は、各加盟店の目的地までの距離を記憶する領域である。目的地までの距離の項目には、計算部９２によって計算された距離を記憶させる。

次に、取得部９１は、天気情報６３を参照し、ユーザの現在地における天気パターンを取得する。そして、取得部９１は、天気別推奨商品情報６４を参照し、取得した天気パターンにおける、ユーザのセグメントとターゲット顧客像が合致する加盟店の推奨商品を取得する。そして、取得部９１は、購買行動情報６５を参照し、ユーザの各加盟店の種別における購入頻度が高い商品を取得する。

ここで、取得部９１は、取得した推奨商品と、ユーザの購入頻度が高い商品とを基に、クーポンの適用対象とする商品を絞り込む。そして、取得部９１は、販促情報８２を参照し、販促対象の加盟店、すなわち自動販促実施フラグがＯＮである商品が存在する加盟店の有無を確認する。

また、販促対象の加盟店が存在する場合、特定部９３は、配信するクーポンを特定する。具体的に、特定部９３は、ユーザのセグメントとターゲット顧客像が合致する加盟店のうち、ルート付近、かつユーザの購入行動が検出された加盟店よりも目的地に近い位置に存在する加盟店をクーポンの提供元加盟店として特定する。また、特定部９３は、ユーザのセグメントとターゲット顧客像が合致する加盟店のうち、ルート付近、かつユーザの購入行動が検出された加盟店よりも目的地に近い位置に存在する加盟店をクーポンの利用先加盟店として特定し、取得部９１によってクーポンの適用対象として絞り込まれた商品を適用対象商品として特定する。さらに、特定部９３は、加盟店情報６２及びクーポン情報６６を参照し、利用先加盟店と適用商品に対応するクーポンを特定する。なお、提供元加盟店と利用先加盟店は同一であってもよい。なお、特定部９３は、距離情報９５を基に、各加盟店が、ユーザの購入行動が検出された加盟店よりも目的地に近い位置に存在するか否かを判定する。

なお、特定部９３は、複数の提供元加盟店、利用先加盟店及び適用対象商品を特定してもよい。さらに、この場合、複数の種類のクーポンがユーザに配信されるようにしてもよい。

配信部９４は、特定部９３によって特定されたクーポン、及び特定された提供元加盟店及び販促商品の販促に関する情報を組合わせてユーザ端末２０に配信する。そして、配信されたクーポンの中からユーザにより所望するクーポンが確定された場合、当該ユーザにより確定されたクーポンの情報がクーポン配信情報６７に登録される。なお、ユーザによりクーポンが確定されたことは、例えば、ユーザ端末２０からアプリケーションを介してマッチングシステム１０に通知されるようにしてもよい。

ここで、クーポン配信処理を、具体例を挙げて説明する。まず、検出部９０によってユーザ「会員Ａ」の購入行動が検出されると、取得部９１は、経路情報６０を参照し、ユーザ「会員Ａ」の現在地座標「Ｅ１８０／Ｎ２６０」、目的地座標「Ｅ１８５／Ｎ２６５」及びルート「ルート１」を取得する。次に、取得部９１は、加盟店情報６２を参照し、ルート付近の加盟店「カフェＡ」、「コンビニＢ」、「映画館Ｃ」及び「スーパーマーケットＤ」を取得する。そして、取得部９１は、会員情報６１と加盟店情報６２を参照し、ユーザ「会員Ａ」のセグメント「３０代 女性」とターゲット顧客像が合致する加盟店の有無を確認する。この場合、加盟店「カフェＡ」、「コンビニＢ」、「映画館Ｃ」及び「スーパーマーケットＤ」がセグメント「３０代 女性」と合致している。そして、計算部９２は、加盟店「カフェＡ」、「コンビニＢ」、「映画館Ｃ」及び「スーパーマーケットＤ」からの目的地までの距離を計算し、記憶部１６に距離情報９５として格納する。

取得部９１は、天気情報６３を参照し、ユーザ「会員Ａ」の現在地「Ｅ１８０／Ｎ２６０」における天気パターン「Ａ」を取得する。そして、取得部９１は、天気別推奨商品情報６４を参照し、天気パターン「Ａ」における、加盟店「コンビニＢ」の推奨商品「麦茶、アイスコーヒー、レモンティー、スポーツドリンク、アイス棒」を取得する。そして、取得部９１は、購買行動情報６５を参照し、ユーザ「会員Ａ」の種別「コンビニ」における購入頻度が高い商品「お茶類、飲料水、菓子」を取得する。同様に、取得部９１は、加盟店「カフェＡ」、「映画館Ｃ」及び「スーパーマーケットＤ」についても、天気パターン「Ａ」における推奨商品と、「会員Ａ」の当該加盟店種別における購入頻度が高い商品とを取得する。

取得部９１は、例えば、取得した推奨商品「麦茶、アイスコーヒー、レモンティー、スポーツドリンク、アイス棒」と、ユーザの購入頻度が高い商品「お茶類、飲料水、菓子」とを基に、クーポンの適用対象とする商品を「麦茶、レモンティー」に絞り込む。そして、取得部９１は、販促情報８２を参照し、自動販促実施フラグがＯＮである商品が存在する加盟店の有無を確認する。この場合、加盟店「コンビニＢ」の「麦茶」の自動販促実施フラグがＯＮになっている。同様に、取得部９１は、加盟店「カフェＡ」、「映画館Ｃ」及び「スーパーマーケットＤ」についてもクーポンの適用対象商品を絞り込み、自動販促実施フラグがＯＮである商品の有無を確認する。このとき、取得部９１は、加盟店「コンビニＢ」、「映画館Ｃ」及び「スーパーマーケットＤ」について、クーポンの適用対象商品を絞り込み、自動販促実施フラグがＯＮである商品があることを確認したこととする。

特定部９３は、クーポンの提供元加盟店、及び利用先加盟店を、ルート付近、かつ検出部９０によってユーザ「会員Ａ」の購入行動が検出された加盟店である「カフェＡ」よりも目的地に近い「コンビニＢ」及び「映画館Ｃ」に特定する。なお、「カフェＡ」は、「「カフェＡ」よりも目的地に近い」という条件に該当しないため、特定部９３によって特定されない。また、「スーパーマーケットＤ」は、ルート付近でないため、特定部９３によって特定されない。

さらに、特定部９３は、目的地までの距離が最も短い利用先加盟店を特定する。例えば、特定部９３は、目的地までの距離が最も短い利用先加盟店を、「コンビニＢ」に特定する。さらに、特定部９３は、加盟店情報６２及びクーポン情報６６を参照し、利用先加盟店と適用商品に対応するクーポンを「Ｂ０１２３」に特定する。

配信部９４は、検出部９０によって検出されたユーザの購入行動が行われた加盟店に備えられた端末に、購入行動の結果である決済内容を示す情報とともに、特定部９３によって特定されたクーポン「Ｂ０１２３」を含むレシートを出力させる。また、配信部９４は、検出部９０によって検出されたユーザの購入行動が行われた加盟店における購入行動の結果である決済内容を示す情報とともに、クーポン「Ｂ０１２３」を含むメッセージを生成し、ユーザ端末２０に宛てて送信してもよい。

図１５は、実施例１に係るレシートの一例を示す図である。図１５に示すように、店舗端末３０によって発行されるレシート３００は、購買行動の結果である決済内容を示す情報の一例である販売された商品の名称、数量、単価、金額に関する情報を表示する販売情報表示領域３０１を有する。また、レシート３００は、第２の店舗又は第２の施設を案内する情報を表示する領域である販促領域３０２を有する。また、レシート３００は、第２の店舗又は第２の施設の詳細が掲載されたＷｅｂサイトのＵＲＬ（Uniform Resource Locator）を示すＱＲコード（登録商標）が表示されるリンク表示領域３０３とを有する。

図１５の例では、レシート３００は、決済内容として、「カフェＡ」で単価￥１５０のドーナツが１個、単価￥１８０のコーヒーが１杯購入され、合計金額が￥３３０であったことを示している。さらに、レシート３００は、第２の店舗又は第２の施設を案内する情報として、「コンビニＢ」の割引情報をＱＲコードとともに表示している。

図１６は、実施例１に係る決済内容通知画面の一例を示す図である。図１６に示すように、ユーザ端末２０に表示される決済内容通知画面３５０は、第１の店舗における決済内容を示す情報の一例である決済された商品の名称、数量、単価、金額に関する情報を表示する決済情報表示領域３５１を有する。また、決済内容通知画面３５０は、第２の店舗又は第２の施設を案内する情報を表示する領域である販促領域３５２と、第２の店舗又は第２の施設の詳細が掲載されたＷｅｂサイトのＵＲＬが表示されるリンク表示領域３５３とを有する。

図１６の例では、決済内容通知画面３５０は、決済内容として、「カフェＡ」で単価￥１５０のドーナツが１個、単価￥１８０のコーヒーが１杯購入され、合計金額が￥３３０であったことを示している。さらに、決済内容通知画面３５０は、第２の店舗又は第２の施設を案内する情報として、「コンビニＢ」の割引情報をＵＲＬとともに表示している。

［処理の流れ］
次に、本実施例に係るクーポン配信処理の流れを説明する。図１７は、実施例１に係るクーポン配信処理の手順の一例を示すフローチャートである。このクーポン配信処理は、ユーザの購入行動が検出されたタイミング（Ｓ１０肯定）で実行される。なお、情報出力装置１１は、ユーザの購入行動が検出されるまで（Ｓ１０否定）、クーポン配信処理を実行せずに待機する。

配信条件が充足されると、まず、取得部９１は、経路情報６０を参照し、ユーザの現在地座標、目的地座標及びルートを取得する（Ｓ１１）。次に、取得部９１は、加盟店情報６２を参照し、取得したルート付近及び目的地付近の加盟店を取得する（Ｓ１２）。そして、取得部９１は、会員情報６１と加盟店情報６２を参照し、ユーザのセグメントとターゲット顧客像が合致する加盟店の有無を確認する（Ｓ１３）。

ここで、ユーザのセグメントとターゲット顧客像が合致する加盟店が存在する場合（Ｓ１４肯定）、計算部９２は、各加盟店からの目的地までの距離を計算し、記憶部１６に距離情報９５として格納する（Ｓ１５）。そして、取得部９１は、天気情報６３を参照し、ユーザの現在地における天気パターンを取得する（Ｓ１６）。そして、取得部９１は、天気別推奨商品情報６４を参照し、取得した天気パターンにおける、ユーザのセグメントとターゲット顧客像が合致する加盟店の推奨商品を取得する（Ｓ１７）。そして、取得部９１は、購買行動情報６５を参照し、ユーザの各加盟店の種別における購入頻度が高い商品を取得する（Ｓ１８）。なお、ユーザのセグメントとターゲット顧客像が合致する加盟店が存在しない場合（Ｓ１４否定）、情報出力装置１１は、処理を終了する。

取得部９１は、取得した推奨商品と、ユーザの購入頻度が高い商品とを基に、クーポンの適用対象とする商品を絞り込む（Ｓ１９）。そして、取得部９１は、販促情報８２を参照し、販促対象の加盟店、すなわち自動販促実施フラグがＯＮである商品が存在する加盟店の有無を確認する（Ｓ２０）。

販促対象の加盟店が存在する場合（Ｓ２１肯定）、特定部９３は、配信するクーポンを特定する。具体的に、特定部９３は、ユーザのセグメントとターゲット顧客像が合致する加盟店のうち、ルート付近、かつユーザの購入行動が検出された加盟店よりも目的地に近い位置に存在する加盟店をクーポンの提供元加盟店として特定する。また、特定部９３は、ユーザのセグメントとターゲット顧客像が合致する加盟店のうち、ルート付近、かつユーザの購入行動が検出された加盟店よりも目的地に近い位置に存在する加盟店をクーポンの利用先加盟店として特定し、取得部９１によってクーポンの適用対象として絞り込まれた商品を適用対象商品として特定する（Ｓ２２）。なお、販促対象の加盟店が存在しない場合（Ｓ２１否定）、情報出力装置１１は、処理を終了する。

配信部９４は、特定部９３によって特定されたクーポンをユーザ端末２０に配信する（Ｓ２３）。そして、配信されたクーポンの中からユーザが所望するクーポンを確定した場合（Ｓ２４肯定）、当該ユーザが確定したクーポンの情報がクーポン配信情報６７に登録される（Ｓ２５）。なお、情報出力装置１１は、ユーザによってクーポンが確定されない場合（Ｓ２４否定）、クーポンが確定されるまで待機する。

なお、クーポンの内容、提供元加盟店及び利用先加盟店を特定する処理は、Ｓ１６〜Ｓ２１に限定されない。例えば、ルート付近、かつユーザの購入行動が検出された加盟店よりも目的地に近い位置に存在する加盟店の中からランダムに選択された加盟店を利用先加盟店及び提供元加盟店としてもよい。

また、Ｓ２４及びＳ２５は実行されなくてもよい。この場合、情報出力装置１１はクーポンの配信を行い、配信されたクーポンの管理は、他の装置やシステムによって行われてもよい。

［効果］
本実施例に係る情報出力装置１１は、第１の店舗又は第１の施設におけるユーザによる購入行動が行われたことを検出する。情報出力装置１１は、店舗情報又は施設情報と位置情報とを対応づけ格納する記憶部から情報を取得する。情報出力装置１１は、ユーザが利用するユーザ端末から指定を受け付けた目的地までの探索結果であるルート情報と所定の位置関係にあり、かつ、第１の店舗又は第１の施設よりも目的地に近い位置に存在する第２の店舗又は第２の施設を特定する。

情報出力装置１１は、第１の店舗又は第１の施設に備えられた端末に、購入行動の結果である決済内容を示す情報とともに、第２の店舗又は第２の施設を案内する情報を含むレシートを出力させる。また、情報出力装置１１は、第１の店舗又は第１の施設における購入行動の結果である決済内容を示す情報とともに、第２の店舗又は第２の施設を案内する情報を含むメッセージを生成し、ユーザ端末に宛てて送信する。これにより、複数店舗が協力しユーザ来店を促すことを可能とする仕組を提供できる。

なお、本実施例に係る情報出力装置１１が上記の効果を奏するためには、マッチングシステム１０は、図１に示す全ての構成要素を有していなくてもよい。例えば、マッチングシステム１０は、少なくとも情報出力装置１１、経路情報６０及び加盟店情報６２を有していればよい。

図１８は、実施例１に係るマッチングを説明するための図である。図１８の例では、取得部９１は、ルート上のある地点から距離ｄ以内をルート付近と判定する。ここで、取得部９１は、例えば、カフェＡ、コンビニＢ、映画館Ｃをルート付近の加盟店として取得する。

例えば、コンビニＢはルート上にあり、カフェＡより目的地に近い位置にあるため、本実施例によれば、カフェＡにおいて購入行動を行ったユーザにコンビニＢを案内する情報を提供することができる。そのため、当該ユーザがコンビニＢを利用することを促すことができる。

また、一度に複数店舗分の情報をユーザ宛に送信する場合、それぞれの店舗情報に対するユーザの注目は、１件ごとの情報を個別に送信する場合と比較すると、低いと推測される。また、ユーザは１店舗ずつしか訪れることはできないので、本実施例のように、来店しやすい状態にあるときに１店舗ずつ個別に情報を送信する方がユーザにとっての利便性が高いと推測される。

さて、これまで開示のシステムに関する実施例について説明したが、開示の技術は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。

例えば、上記の実施例では、第１の店舗又は第１の施設におけるユーザによる購入行動が行われた場合に、第２の店舗又は第２の施設を案内する情報を提供する場合を例に説明したが、開示のシステムはこれに限定されない。例えば、情報出力装置１１は、第２の店舗又は第２の施設におけるユーザによる購入行動が行われた場合に、さらに第３の店舗又は第３の施設の情報を提供することが考えられる。

第２の店舗又は第２の施設を案内する情報を含むレシートの出力後、又は、第２の店舗又は第２の施設を案内する情報を含むメッセージの送信後、検出部９０は、さらに第２の店舗又は第２の施設におけるユーザによる購入行動が行われたことを検出する。また、取得部９１は、店舗情報又は施設情報と位置情報とを対応づけ格納する記憶部から情報を取得する。

そして、特定部９３は、取得部９１によって取得された店舗情報又は施設情報と位置情報とを対応づけた情報を参照する。そして、特定部９３は、ユーザが利用するユーザ端末から指定を受け付けた目的地までの探索結果であるルート情報と所定の位置関係にあり、かつ、第２の店舗又は第２の施設よりも目的地に近い位置に存在する第３の店舗又は第３の施設を特定する。

配信部９４は、第２の店舗又は第２の施設に備えられた端末に、購入行動の結果である決済内容を示す情報とともに、第３の店舗又は第３の施設の特典情報を含むレシートを出力させる。また、配信部９４は、第２の店舗又は第２の施設における購入行動の結果である決済内容を示す情報とともに、第３の店舗又は第３の施設の特典情報を含むメッセージを生成し、ユーザ端末に宛てて送信する。

これにより、３つ以上の店舗が存在する場合であっても、複数店舗が協力しユーザ来店を促すことを可能とする仕組を提供できる。さらに、案内の対象となる店舗が、目的地に近くなっていくため、ユーザの来店をより効率的に促すことができる。

さらに、この場合、図１９又は図２０に示すように、あらかじめ、第２の店舗又は第２の施設を案内する情報を提供する際に、第３の店舗又は第３の施設の利用を促すメッセージが表示されてもよい。

図１９は、実施例２に係るレシートの一例を示す図である。図１９に示すように、レシート３００ａの販促領域３０２ａには、第２の店舗又は第２の施設を案内する情報とともに、第３の店舗又は第３の施設の利用を促すメッセージが表示される。図１９の例では、販促領域３０２ａには、コンビニＢを利用することで、さらに映画館Ｃで利用できるクーポンが提供される旨のメッセージが表示される。

また、販売情報表示領域３０１ａには、購買行動の結果である決済内容を示す情報の一例である販売された商品の名称、数量、単価、金額に関する情報が表示される。また、リンク表示領域３０３ａには、第２の店舗又は第２の施設の詳細が掲載されたＷｅｂサイトのＵＲＬを示すＱＲコードが表示される。

図２０は、実施例２に係る決済内容通知画面の一例を示す図である。図２０に示すように、決済内容通知画面３５０ａの販促領域３５２ａには、第２の店舗又は第２の施設を案内する情報とともに、第３の店舗又は第３の施設の利用を促すメッセージが表示される。図２０の例では、販促領域３５２ａには、コンビニＢを利用することで、さらに映画館Ｃで利用できるクーポンが提供される旨のメッセージが表示される。

また、決済情報表示領域３５１ａには、購買行動の結果である決済内容を示す情報の一例である販売された商品の名称、数量、単価、金額に関する情報が表示される。また、リンク表示領域３５３ａには、第２の店舗又は第２の施設の詳細が掲載されたＷｅｂサイトのＵＲＬが表示される。

さらに、第２の店舗又は第２の施設における購入行動を行ったユーザが、第３の店舗又は第３の施設においても購入行動を行った場合に、当該ユーザに特典情報を提供することとしてもよい。この場合、図２１又は図２２に示すように、第２の店舗又は第２の施設を案内する情報を提供する際に、第３の店舗又は第３の施設をさらに利用することで特典情報が提供される旨のメッセージが表示されてもよい。

図２１は、実施例２に係るレシートの一例を示す図である。図２１に示すように、レシート３００ｂの販促領域３０２ｂには、第２の店舗又は第２の施設を案内する情報とともに、第３の店舗又は第３の施設をさらに利用することで特典情報が提供される旨のメッセージが表示される。図２１の例では、販促領域３０２ｂには、コンビニＢをさらに利用することで、さらに映画館Ｃで利用できるクーポンが提供される旨のメッセージが表示される。

また、販売情報表示領域３０１ｂには、購買行動の結果である決済内容を示す情報の一例である販売された商品の名称、数量、単価、金額に関する情報が表示される。また、リンク表示領域３０３ｂには、第２の店舗又は第２の施設の詳細が掲載されたＷｅｂサイトのＵＲＬを示すＱＲコードが表示される。

図２２は、実施例２に係る決済内容通知画面の一例を示す図である。図２２に示すように、決済内容通知画面３５０ｂの販促領域３５２ｂには、第２の店舗又は第２の施設を案内する情報とともに、第３の店舗又は第３の施設をさらに利用することで特典情報が提供される旨のメッセージが表示される。図２２の例では、販促領域３５２ａには、コンビニＢを利用することで、さらに映画館Ｃで利用できるクーポンが提供される旨のメッセージが表示される。

また、決済情報表示領域３５１ｂには、購買行動の結果である決済内容を示す情報の一例である販売された商品の名称、数量、単価、金額に関する情報が表示される。また、リンク表示領域３５３ｂには、第２の店舗又は第２の施設の詳細が掲載されたＷｅｂサイトのＵＲＬが表示される。

また、例えば、ユーザ端末２０には、ナビゲーションサーバ４０によるルート検索サービスを受けるためのアプリケーション、天気情報サーバ４１による天気情報提供サービスを受けるためのアプリケーション、及び決済アプリサーバ４２による決済サービスの提供を受けるためのアプリケーションがそれぞれ備えられていてもよい。

一方で、ユーザ端末２０には、ナビゲーションサーバ４０によるルート検索サービス、天気情報サーバ４１による天気情報提供サービス及び決済アプリサーバ４２による決済サービスの全てを受けるための１つのアプリケーションが備えられていてもよい。

また、情報出力装置１１は、加盟店がルート近辺であるかの判定基準を、例えば、ユーザ端末２０から取得したユーザ端末２０の移動速度からユーザの移動手段を推定し、推定した移動手段によって適宜変更してもよい。例えば、ユーザ端末２０の移動速度が時速４ｋｍ以下である場合、情報出力装置１１は、ユーザが徒歩で移動していると判定し、ルートから５００ｍ以内をルート近辺と判定する。一方、ユーザ端末２０の移動速度が時速４ｋｍより大きい場合、情報出力装置１１は、ユーザが自動車で移動していると判定し、ルートから１ｋｍ以内をルート近辺と判定する。これにより、ユーザが利用しやすい加盟店の情報を提供することができる。

また、加盟店は、複数のグループに分類されていてもよい。このとき、情報出力装置１１は、ユーザの購入行動を検出した加盟店と同じグループの加盟店であって、ユーザのルートの近辺にある加盟店を案内する情報をユーザに提供する。

図２３は、グループを含む加盟店情報のデータ構成の一例を示す図である。図２３の例では、加盟店は、Ａ銀行グループとＢカードグループに分類されている。グループの分類方法としては、例えば、同じ銀行から融資を受けている加盟店を同じグループに分類する方法、同じクレジットカードが利用可能な加盟店を同じグループに分類する方法、共通のポイントカードサービスを導入している加盟店を同じグループに分類する方法等が考えられる。

この場合、情報出力装置１１は、第２の店舗を、第１の店舗と同じグループに所属する加盟店の中から特定する。このように、同一のグループの加盟店の情報を組合わせてユーザに配信することで、ユーザの利便性を向上させるだけでなく、各加盟店どうしで互いに協力し、グループ全体の利益を増加させることができる。店舗に関する情報をユーザに配信する際には、ユーザの利便性のみならず、施設側の事情も当然ながら反映させる仕組みが望ましい。また、施設側の事情として、１施設ごとの事情に加え、複数の施設を含むグループとして捉えた場合の全体的な事情も反映できる仕組みが望ましい。第２の店舗を、第１の店舗と同じグループに所属する加盟店の中から特定することで、複数の施設を含むグループとして捉えた場合の全体的な事情を反映した、ユーザに対する店舗情報の配信処理を実行できるようになる。

また、マッチングシステム１０は、１つの装置であってもよいし、複数の装置を含んでいてもよい。例えば、マッチングシステム１０は、情報出力装置１１、記憶装置１２、及びサービス提供装置１３の機能を有する１つの装置として実現されてもよい。また、マッチングシステム１０は、ＡＰＩ５０〜５４の全ての機能を持つ１つのサーバ装置を有していてもよい。

また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的状態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、情報出力装置１１の取得部９１、特定部９３及び配信部９４の各処理部が適宜統合又は分割されてもよい。また、各処理部にて行われる各処理機能は、その全部又は任意の一部が、ＣＰＵ及び該ＣＰＵにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。

［情報出力プログラム］
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することもできる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータシステムの一例を説明する。図２４は、情報出力プログラムを実行するコンピュータを示す図である。

図２４に示すように、コンピュータ５００は、ＣＰＵ５１０、ＨＤＤ（Hard Disk Drive）５２０、ＲＡＭ（Random Access Memory）５４０を有する。これら５１０〜５４０の各部は、バス６００を介して接続される。

ＨＤＤ５２０には上記実施例の各処理部と同様の機能を発揮する情報出力プログラム５２０ａがあらかじめ記憶される。例えば、上記実施例の情報出力装置１１と同様の機能を発揮する情報出力プログラム５２０ａを記憶させる。なお、情報出力プログラム５２０ａについては、適宜分離しても良い。

また、ＨＤＤ５２０は、各種データを記憶する。例えば、ＨＤＤ５２０は、ＯＳや各種データを記憶する。

そして、ＣＰＵ５１０が、情報出力プログラム５２０ａをＨＤＤ５２０から読み出して実行することで、実施例の各処理部と同様の動作を実行する。すなわち、情報出力プログラム５２０ａは、実施例の情報出力装置１１と同様の動作を実行する。

なお、上記した情報出力プログラム５２０ａについては、必ずしも最初からＨＤＤ５２０に記憶させることを要しない。例えば、コンピュータ５００に挿入されるフレキシブルディスク（ＦＤ）、Compact Disk Read Only Memory（ＣＤ−ＲＯＭ）、Digital Versatile Disk（ＤＶＤ）、光磁気ディスク、ＩＣカードなどの「可搬用の物理媒体」にプログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ５００がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。

さらには、公衆回線、インターネット、ＬＡＮ、ＷＡＮなどを介してコンピュータ５００に接続される「他のコンピュータ（又はサーバ）」などにプログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ５００がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。

１ システム
１０ マッチングシステム
１１ 情報出力装置
１２ 記憶装置
１３ サービス提供装置
１４ 通信Ｉ／Ｆ部
１５ 制御部
２０ ユーザ端末
３０ 店舗端末
４０ ナビゲーションサーバ
４１ 天気情報サーバ
４２ 決済アプリサーバ
４３ レジアプリサーバ
４４ 販促情報登録サーバ
５０、５１、５２、５３、５４ ＡＰＩ
６０ 経路情報
６１ 会員情報
６２ 加盟店情報
６３ 天気情報
６４ 天気別推奨商品情報
６５ 購買行動情報
６６ クーポン情報
６７ クーポン配信情報
７０ 決済処理部
７１ 販売管理部
７２ マーケティングオートメーション部
７３ サービス情報記憶部
８０ 決済情報
８１ 販売情報
８２ 販促情報
９０ 検出部
９１ 取得部
９２ 計算部
９３ 特定部
９４ 配信部

Claims (10)

1. 第１の店舗又は第１の施設におけるユーザによる購入行動が行われたことを検出し、
   店舗情報又は施設情報と位置情報とを対応づけ格納する記憶部を参照し、前記ユーザが利用するユーザ端末から指定を受け付けた目的地までの探索結果であるルート情報と所定の位置関係にあり、かつ、前記第１の店舗又は前記第１の施設よりも前記目的地に近い位置に存在する第２の店舗又は第２の施設を特定し、
   前記第１の店舗又は前記第１の施設に備えられた端末に、前記購入行動の結果である決済内容を示す情報とともに、前記第２の店舗又は前記第２の施設を案内する情報を含むレシートを出力させる
   処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報出力プログラム。
2. 第１の店舗又は第１の施設におけるユーザによる購入行動が行われたことを検出し、
   店舗情報又は施設情報と位置情報とを対応づけて格納する記憶部を参照し、前記ユーザが利用するユーザ端末から指定を受け付けた目的地までの探索結果であるルート情報と所定の位置関係にあり、かつ、前記第１の店舗又は前記第１の施設よりも前記目的地に近い位置に存在する第２の店舗又は第２の施設を特定し、
   前記第１の店舗又は前記第１の施設における前記購入行動の結果である決済内容を示す情報とともに、前記第２の店舗又は前記第２の施設を案内する情報を含むメッセージを生成し、前記ユーザ端末に宛てて送信する
   処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報出力プログラム。
3. 前記レシートを出力させる処理によって前記レシートが出力された後、前記第２の店舗又は前記第２の施設における前記ユーザによる購入行動が行われたことを検出し、
   前記記憶部を参照し、前記ルート情報と所定の位置関係にあり、かつ、前記第２の店舗又は前記第２の施設よりも前記目的地に近い位置に存在する第３の店舗又は第３の施設を特定し、
   前記第２の店舗又は前記第２の施設に備えられた端末に、前記購入行動の結果である決済内容を示す情報とともに、前記第３の店舗又は前記第３の施設で利用可能な特典情報を含むレシートを出力させる
   処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項１に記載の情報出力プログラム。
4. 前記ユーザ端末に宛てて送信する処理によって前記メッセージが送信された後、前記第２の店舗又は前記第２の施設における前記ユーザによる購入行動が行われたことを検出し、
   前記記憶部を参照し、前記ルート情報と所定の位置関係にあり、かつ、前記第２の店舗又は前記第２の施設よりも前記目的地に近い位置に存在する第３の店舗又は第３の施設を特定し、
   前記第２の店舗又は前記第２の施設における前記購入行動の結果である決済内容を示す情報とともに、前記第３の店舗又は前記第３の施設で利用可能な特典情報を含むメッセージを生成し、前記ユーザ端末に宛てて送信する
   処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項２に記載の情報出力プログラム。
5. 第１の店舗又は第１の施設におけるユーザによる購入行動が行われたことを検出し、
   店舗情報又は施設情報と位置情報とを対応づけ格納する記憶部を参照し、前記ユーザが利用するユーザ端末から指定を受け付けた目的地までの探索結果であるルート情報と所定の位置関係にあり、かつ、前記第１の店舗又は前記第１の施設よりも前記目的地に近い位置に存在する第２の店舗又は第２の施設を特定し、
   前記第１の店舗又は前記第１の施設に備えられた端末に、前記購入行動の結果である決済内容を示す情報とともに、前記第２の店舗又は前記第２の施設を案内する情報を含むレシートを出力させる
   処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報出力方法。
6. 第１の店舗又は第１の施設におけるユーザによる購入行動が行われたことを検出し、
   店舗情報又は施設情報と位置情報とを対応づけて格納する記憶部を参照し、前記ユーザが利用するユーザ端末から指定を受け付けた目的地までの探索結果であるルート情報と所定の位置関係にあり、かつ、前記第１の店舗又は前記第１の施設よりも前記目的地に近い位置に存在する第２の店舗又は第２の施設を特定し、
   前記第１の店舗又は前記第１の施設における前記購入行動の結果である決済内容を示す情報とともに、前記第２の店舗又は前記第２の施設を案内する情報を含むメッセージを生成し、前記ユーザ端末に宛てて送信する
   処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報出力方法。
7. 第１の店舗又は第１の施設におけるユーザによる購入行動が行われたことを検出する検出部と、
   店舗情報又は施設情報と位置情報とを対応づけ格納する記憶部を参照し、前記ユーザが利用するユーザ端末から指定を受け付けた目的地までの探索結果であるルート情報と所定の位置関係にあり、かつ、前記第１の店舗又は前記第１の施設よりも前記目的地に近い位置に存在する第２の店舗又は第２の施設を特定する特定部と、
   前記第１の店舗又は前記第１の施設に備えられた端末に、前記購入行動の結果である決済内容を示す情報とともに、前記第２の店舗又は前記第２の施設を案内する情報を含むレシートを出力させる出力部と、
   を有することを特徴とする情報出力システム。
8. 第１の店舗又は第１の施設におけるユーザによる購入行動が行われたことを検出する検出部と、
   店舗情報又は施設情報と位置情報とを対応づけて格納する記憶部を参照し、前記ユーザが利用するユーザ端末から指定を受け付けた目的地までの探索結果であるルート情報と所定の位置関係にあり、かつ、前記第１の店舗又は前記第１の施設よりも前記目的地に近い位置に存在する第２の店舗又は第２の施設を特定する特定部と、
   前記第１の店舗又は前記第１の施設における前記購入行動の結果である決済内容を示す情報とともに、前記第２の店舗又は前記第２の施設を案内する情報を含むメッセージを生成し、前記ユーザ端末に宛てて送信する出力部と、
   を有することを特徴とする情報出力システム。
9. 前記情報出力システムは、端末と、前記端末と通信可能に接続されたサーバと、を有し、
   前記サーバは、
   前記検出部と、前記特定部と、前記出力部又は前記送信部と、を有することを特徴とする請求項７又は８に記載の情報出力システム。
10. 前記情報出力システムは、端末と、前記端末と通信可能に接続されたサーバと、を有し、
    前記端末は、
    前記検出部と、前記特定部と、前記出力部又は前記送信部と、を有することを特徴とする請求項７又は８に記載の情報出力システム。
    

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