JPWO2017134840A1 - 香気成分が安定な衣料用粉末洗剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来衣料用粉末洗浄剤組成物に配合されていた香料カプセルは、洗濯時に香気を発生させるものではなく、乾燥後の洗濯ものに良好な香気を付与するものであった。しかしながら、洗濯機の普及していない地域では、手洗いを行っているため、洗濯物の汚れや汚水から発生する悪臭のマスキングのため、洗濯中に良好な香気を発生させる必要がある。【解決手段】以下の成分(A)〜(D)を含有する衣料用粉末洗剤組成物。(A)界面活性剤(B)洗浄補助剤(C)酵素(D)トレハロースを含有する被膜で包接された粉末香料は、衣料用粉末洗浄剤組成物を高温高湿度下で保存しても、香気の劣化がなく、洗濯中に良好な香気が発生する。【選択図】 なし

Description

本発明は、香料が添加された衣料用粉末洗剤組成物に関する。さらに詳しくは、洗濯中に良好な香りが漂い、さらに、洗濯後の衣類等を乾燥させた後も、乾燥させた衣類から良好な香気が漂い、かつ、粉末洗剤自体を長期にわたり保存した場合においても洗濯時に漂う良好な香気が劣化しにくい衣料用粉末洗剤組成物に関する。
衣料用粉末洗剤組成物は液体洗剤に比べ、保存安定性が良い、洗浄補助剤の配合が容易であるなどの長所があるため、洗濯用の洗剤として広く使用されている。
洗濯用の洗剤には、界面活性剤の基材臭のマスキング、洗濯物の汚れから発生する悪臭のマスキング、洗濯中の心地よい香気の発生および洗濯後乾燥した衣類にほのかで心地よい香りを付与するなどの目的で、香料が配合されることが多い。
液体の洗剤には液体の香料をそのまま添加することも可能であるが、粉末の洗剤には、液体の香料を粉末洗剤混合物に噴霧したり、粉末洗剤組成物の一部と液体香料をあらかじめ混合し、粉末、固化させ、いわゆるマスターパウダーを調整し、それを粉末洗剤組成物全体と粉体混合する方法で添加している。一方、香料をあらかじめ粉末状の形態とした、いわゆる粉末香料を配合することも提案されている。
このような、洗剤用の粉末香料としては、例えば、アルカリ系で不安定又は揮散性の高い液体香料成分をシクロデキストリンなどの包接機能を有する化合物に包接させ香料包接体とした後にアルカリ性粉末洗剤に添加する方法(特許文献1)、シクロデキストリンなどに香料を包接させた香料包接粉末の造粒物であって、造粒物の平均粒径が100〜1000μ、100μ未満が5重量%以下、1000μを超えるものが5重量%以下である造粒物を粉末洗剤に添加する方法(特許文献2)などが提案されている。これらの方法は、洗浄時および洗濯後も含めて、香料の香りを付与する方法であるが、香料化合物をシクロデキストリンに包接させた場合、香料化合物の放出には時間を要するため、洗浄時に必ずしも十分な香気を発生させるものではなかった。
また、高い湿度で保存された場合にも安定な、洗剤用香料粉末に関する技術として、シリカなどの多孔質無機質キャリア粒子に香料を担持させたものをマルトデキストリンなどの感水性のマトリクスに封入した組成物を粉末洗剤に使用することが開示されている(特許文献3)。しかしながら、特許文献3の発明では、香料はシリカなどの多孔質無機質キャリア粒子に担持されているため、やはり香料化合物の放出には時間を要するため、洗浄時に必ずしも十分な香気を発生させるものではなかった。
一方、洗剤用香料として、アミノプラストマイクロカプセルも使用されている。アミノプラストマイクロカプセルは、アミノプラスト前駆体、例えば、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂を含む水性液体に、油溶性の香料液体を分散させ生成させたマイクロカプセルである。このような技術として、例えば、香料を非ポリマー固体脂肪アルコールまたは脂肪エステルキャリア物質に分散した後、アミノプラストポリマーでコーティングしたカプセルを洗剤に配合する方法(特許文献4)、ポリアミン、ポリオールおよびメチレンを特定比率の範囲内としたターポリマーとポリマー安定剤を含むアミノプラストポリマーを用いて香料をコーティングしたマイクロカプセルを洗剤に配合する方法(特許文献5)などが提案されている。しかしながら、アミノプラストマイクロカプセルは、洗浄中に衣類に付着し、衣類が乾燥後物理的刺激により香気が放出することを目的とした香料カプセルであるため、洗浄時には必ずしも十分な香気を発生させるものではなかった。
特開平1−185400号公報 特許第2617504号公報 特表平8−506991号公報 特開平5−506258号公報 特表2011-516618号公報
洗濯機が普及していない地域での洗濯には、いまだに手洗いに頼らざるを得ない現状がある。洗濯を手洗いで行う場合には、洗濯物の汚れから発生する悪臭および洗濯に使用する水の臭気のマスキングならびに洗濯中の心地よい香気の発生を目的として、洗濯中に香料が作用して香気を発生させる必要がある。洗濯中に良好な香気が発生することにより、洗濯を行う者(人間)が快適に洗濯という行為を行うことが可能となる。しかしながら、前記背景技術に記載の通り、洗濯工程の途中で香気を発生させるための粉末香料についての提案は本発明者らの知る限りでは見られなかった。
したがって、本発明の課題は、高い洗浄力を有するとともに、洗濯中に良好な香りが漂い、特に手洗いによる洗濯時において、作業者に心地よい香りを与えることができ、また、高湿度環境下で保存した場合においても、香気が劣化しにくい衣料用粉末洗剤組成物を提供することにある。
本発明者らは、前記課題にかんがみ、洗濯時(洗濯中)に良い香気を発生させる香料粉末として、食品分野で広く一般的に使用されている香料粉末、すなわち、デキストリン、ゼラチン、アラビアガム、化工でんぷんなどの水溶性賦形剤を被膜剤とした粉末香料の検討を試みた。これらの被膜物質は水への溶解性が高いため、水と接触すると速やかに溶解し、香料を放出して、洗濯中に香気を発生させ、洗濯を行う作業者周辺に良い香りを漂わせることができた。
一方、洗濯用洗剤には、洗剤の主成分(界面活性剤)の作用を助けて、洗浄力をさらに高めるため酵素が配合されていることが一般的である。洗剤によく配合される酵素としてはプロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼおよびセルラーゼが挙げられる。
前記の通り、デキストリン、ゼラチン、アラビアガム、化工でんぷんなどを乳化剤および被膜剤とした粉末香料を添加した粉末洗剤は、その洗剤組成物の製造直後、洗濯に使用した場合、良好な香気を発生した。また、酵素を配合しない粉末洗剤にこれらの粉末香料を添加し、洗剤を高湿度環境下にしばらく保存し、洗濯に使用した場合にも、やはり良好な香気を発生した。しかしながら、酵素を配合した粉末洗剤に前記粉末香料を添加し、湿度の高い環境において一定期間保存してから洗濯に使用したところ、洗浄時に発生する香気が、製造直後に比べて著しく劣化しているという欠点があることが判明した。これは、デキストリンやゼラチンなどの被膜が、高湿度環境下で吸湿し、酵素の作用により分解され、内包物質である香料が空気と接触し、酸化劣化したことが原因と推定された。
そこで、本発明者らはさらに、酵素を配合した洗剤に添加した場合において、酵素の作用により悪影響を受けない香料粉末について鋭意研究した。
その結果、香料を包接する被膜としてトレハロースを使用した香料を、酵素を配合した粉末洗剤に添加することにより、粉末洗剤を高湿度環境下で長期間保存しても使用時の香気劣化がほとんどなく、前記課題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
かくして、本発明は以下のものを提供する。
[1]以下の成分(A)〜(D)を含有する衣料用粉末洗剤組成物。
(A)界面活性剤
(B)洗浄補助剤
(C)酵素
(D)トレハロースを含有する被膜で包接された粉末香料
[2]さらに、(E)アミノプラストポリマーのシェルで包接された香料を含有する[1]に記載の衣料用粉末洗剤組成物。
[3](C)酵素が、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼおよびセルラーゼから選ばれる1種以上である、[1]または[2]の衣料用粉末洗剤組成物。
[4](C)酵素が、プロテアーゼまたはアミラーゼを含有する[1]または[2]の衣料用粉末洗剤組成物。
[5](A)界面活性剤の50質量%以上が、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムおよびアルファオレフィンスルホン酸ナトリウムからなる群から選ばれる1種以上である[1]〜[4]のいずれかの衣料用粉末洗剤組成物。
[6](B)洗浄補助剤として、アルカリ剤、水軟化剤および金属封鎖剤から選ばれる1種以上を含有する[1]〜[5]のいずれかの衣料用粉末洗剤組成物。
[7]手洗い洗濯用である[1]〜[6]のいずれかの衣料用粉末洗剤組成物
本発明の衣料用粉末洗剤組成物は、酵素が配合されているため高い洗浄力を有するとともに、水と接触すると速やかに香気を放出するため、洗浄時によい香気が発生し、特に手洗いによる洗濯時において、作業者に心地よい香りを与えることができる。そのため、特に手洗い洗濯用として好適である。また、粉末洗剤を高湿度環境下で保存した場合においても、その香気が劣化しにくいという優れた効果を有する。
[(A)成分]
本発明の衣料用粉末洗剤組成物(以下、単に「粉末洗剤組成物」ということがある。)に用いられる(A)成分の界面活性剤としては、粉末洗剤に一般的に用いられるものが特に限定されることなく使用できる。具体的には、ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤および両性界面活性剤からなる群より選択される1種または2種以上を、適宜組み合わせて用いることができる。
ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルアミン、グリセリン脂肪酸エステル、高級脂肪酸アルカノールアミド、アルキルグルコシド、アルキルグルコースアミド、アルキルアミンオキサイド等が挙げられる。これらのうち、ポリオキシエチレンアルキルエーテルを好ましく例示することができる。
アニオン界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルまたはアルケニルエーテル硫酸塩、アルキルまたはアルケニル硫酸塩、アルファオレフィンスルホン酸塩、アルファスルホ脂肪酸塩またはエステル塩、アルキルまたはアルケニルエーテルカルボン酸塩、アミノ酸型界面活性剤、N−アシルアミノ酸型界面活性剤、等が例示され、好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルまたはアルケニルエーテル硫酸塩、アルキルまたはアルケニル硫酸塩等が挙げられ、より好ましくは、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムおよびアルファオレフィンスルホン酸ナトリウムを例示できる。
カチオン界面活性剤としては、アルキルトリメチルアミン塩等の第4アンモニウム塩等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、カルボキシ型またはスルホベタイン型等の両性界面活性剤が挙げられる。
これらの組み合わせのうち、洗浄力、生分解性、発泡性などの観点から、界面活性剤の50質量%以上が、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムおよびアルファオレフィンスルホン酸ナトリウムからなる群から選ばれる1種以上であることが好ましい。
本発明の衣料用粉末洗剤組成物における(A)界面活性剤の含有量は、本発明の粉末洗剤組成物全体の質量を基準として、好ましくは1〜45%、より好ましくは5〜35%、特に好ましくは8〜30%、最も好ましくは12〜25%を例示できる。
[(B)成分]
(B)成分の洗浄補助剤としては、アルカリ剤、水軟化剤、金属封鎖剤などを含有させることができる。洗浄力を向上させるための成分である。
アルカリ剤を配合することにより、界面活性剤との相乗効果により、洗浄力を高めることができる。アルカリ剤としては、アルカリ金属の炭酸塩または重炭酸塩、アルカリ金属のケイ酸塩、およびアミン等が挙げられる。アルカリ金属の炭酸塩の具体例としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カリウムナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、および炭酸水素ナトリウム等が挙げられる。アルカリ金属の重炭酸塩の具体例としては、重炭酸ナトリウム、および重炭酸カリウム等が挙げられる。アルカリ金属のケイ酸塩の具体例としては、ケイ酸ナトリウム、層状ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、およびオルソケイ酸ナトリウム等が挙げられる。アミンの具体例としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、およびトリエタノールアミン等が挙げられる。アルカリ剤は、1種単独で、または2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。アルカリ剤の配合量は、本発明の粉末洗剤組成物全体の質量を基準として0〜20%、好ましくは0.1〜20%を例示できる。
水軟化剤は、洗濯に使用する水の硬度が高い場合に、水に溶けているカルシウムイオンやマグネシウムイオンを捕捉し、水を軟化するために使用する成分である。山の湧水や川の水などをそのまま洗濯に使用する場合などに有効である。水軟化剤としては、通常使われているゼオライト(ケイ酸アルミニウムナトリウム、アルミノケイ酸塩)、クエン酸またはその塩などを使うことができるが、粒子が小さいP型ゼオライトを使うことが衣類残留性の側面から望ましい。但し、ゼオライトの残留を最小化しなければ肌触りの良い結果ができないため、これらゼオライトの含量は最小の量で使うことが望ましい。
金属封鎖剤は洗濯に悪影響を及ぼす鉄イオンや銅イオンなどの重金属イオンをキレートして封鎖する目的で配合する。金属封鎖剤としてはフィチン酸等のリン酸系化合物またはその塩類;エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸およびその誘導体;エタンヒドロキシ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸等のホスホン酸またはその塩類;2−ホスホノブタン−1,2−ジカルボン酸、1−ホスホノブタン−2,3,4−トリカルボン酸、α−メチルホスホノコハク酸等のホスホノカルボン酸またはその塩類;アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン等のアミノ酸またはその塩類;ニトリロ三酢酸、イミノ二酢酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、トリエチレンテトラアミン六酢酸、ジエンコル酸等のアミノポリ酢酸またはその塩類;ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュウ酸、リンゴ酸、オキシジコハク酸、グルコン酸、カルボキシメチルコハク酸、カルボキメチル酒石酸等の有機酸またはその塩類;アミノポリ(メチレンホスホン酸)もしくはその塩類、またはポリエチレンポリアミンポリ(メチレンホスホン酸)もしくはその塩類等が挙げられる。金属封鎖剤の配合量は、本発明の粉末洗剤組成物全体の質量を基準として0〜30%、好ましくは0.01〜15%を例示できる。
[(C)成分]
本発明の衣類用粉末洗剤組成物に配合できる酵素としては、プロテアーゼ、エステラーゼ、リパーゼ、ヌクレアーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ、ペクチナーゼなどが挙げられる。
プロテアーゼとしては、ペプシン、トリプシン、キモトリプシン、コラーゲナーゼ、ケラチナーゼ、エラスターゼ、スブチリシン、パパイン、プロメリン、カルボキシペプチターゼAまたはB、アミノペプチターゼ、およびアスパーギロペプチターゼAまたはB等が挙げられる。プロテアーゼの市販品としては、サビナーゼ(登録商標)、アルカラーゼ(登録商標)、カンナーゼ(登録商標)、エバラーゼ(登録商標)、デオザイム(登録商標)(以上、商品名;ノボザイムズ社製);API21(商品名;昭和電工株式会社製);マクサカル、マクサペム(以上、商品名;ジェネンコア社製)などを挙げることができる。
エステラーゼとしては、ガストリックリパーゼ、バンクレアチックリパーゼ、植物リパーゼ類、ホスホリパーゼ類、コリンエステラーゼ類、ホスホターゼ類などが挙げられる。
リパーゼとしては、リポラーゼ(登録商標)、ライペックス(登録商標)(以上、商品名;ノボザイムズ社製)、リポサム(商品名;プリメックイーエイチエフ)などの市販のリパーゼなどを挙げることができる。
セルラーゼとしては、セルザイム(商品名;ノボザイムズ社製)などが挙げられる。
アミラーゼとしては、市販のステインザイム(登録商標)、ターマミル(登録商標)、デュラミル(登録商標)(以上、商品名;ノボザイムズ社製)などを挙げることができる。
これらの酵素は、1種単独で、または2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。なお、酵素は、別途安定な粒子として造粒したものを、粉末洗剤組成物にドライブレンドして配合することが好ましい。
酵素の配合量は、本発明の粉末洗剤組成物全体の質量を基準として、0.05〜5%、好ましくは0.1〜4%、より好ましくは0.2〜3%を例示することができる。
また、酵素を安定させるために、酵素安定剤を配合することもできる。酵素安定剤としては、たとえばカルシウム塩、マグネシウム塩、ポリオール、蟻酸、およびホウ素化合物等を配合することができる。これらの中では、4ホウ酸ナトリウム、および塩化カルシウム等が好ましい。酵素安定剤としては1種を単独で、または2種以上を適宜組み合わせて使用できる。酵素安定剤の配合量は、本発明の粉末洗剤組成物全体の質量を基準として、0.05〜2%を例示することができる。
[(D)成分]
(D)成分として、トレハロースを含有する被膜で包接された粉末香料を含有させる点が本発明における大きな特徴である。
本発明の粉末洗剤組成物にトレハロースを含有する被膜で包接された粉末香料を含有させることにより、洗濯中に良好な香りを漂わせ、洗濯作業者に心地よい感覚を供することができる。また、酵素を配合した粉末洗剤組成物を高湿度下において長期に保管した後においても、洗濯中に漂う良好な香気の強度の低下および劣化を防止することができる。
トレハロースを含有する被膜で包接された粉末香料は以下の方法により調製することができる。
本発明の前記粉末香料に使用する、粉末化前の香料としては、洗剤等に一般的に使用できる香料が例示できる。該「香料」は、少なくとも1種の香料成分を含有するものである。香料成分は、所望の香りに応じて適宜選定され、通常は複数の香料成分が組み合わされる。
香料成分としては、特に限定されず、洗剤や繊維用仕上げ剤、毛髪化粧料等に一般的に使用される香料成分を使用できる。このような香料成分の具体例としては、例えば下記に示すようなフェノール類、アルコール類、カルボン酸類、アルデヒド類、エーテル類、エステル類、ハイドロカーボン類、ケトン類、ラクトン類、ムスク類、含窒素および/または含硫黄化合物類、天然香料、動物性香料などが挙げられる。
前記カルボン酸類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ゲラニル酸、シトロネリル酸、フェニルプロピオン酸、桂皮酸、2−メチル−2−ペンテン酸、アントラニル酸、安息香酸、フェニル酢酸などが挙げられる。
前記フェノール類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、グアヤコール、オイゲノール、イソオイゲノール、メチルイソオイゲノール、エチルイソオイゲノール、エチルオイゲノール、ベンジルオイゲノール、ベンジルイソオイゲノール、アセチルオイゲノール、アセチルイソオイゲノール、メチルオイゲノール、チャビコール、カルバクロール、ラズベリーケトン、バニリンプロピレングリコールアセタール、サリチル酸エチル、サリチル酸ベンジルなどが挙げられる。
前記アルコール類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、バクダノール、シトロネロール、ジハイドロリナロール、ゲラニオール、リナロール、ネロール、サンダロール、サンタレックス、ターピネオール、フェニルエチルアルコール、trans−2−ヘキセノール、trans−3−ヘキセノール、ミルセノール、ジヒドロミルセノール、テトラヒドロミルセノール、テルピネオール、ファルネソール、ネロリドール、1−オクタノール、1−ノナノール、リーフアルコール、メントール、マツタケオール、クミンアルコール、アニスアルコール、チモール、テトラヒドロリナロール、ベンジルアルコール、β−フェニルアルコール、スチラリルアルコール、シンナミックアルコール、フェノキシエチルアルコール、リナロールオキサイド、ヒドロキシシトロネラール、セドロール、サンタリノール、アンブリノール、チンベロール、ボルネオール、イソボルネオール、ポリサントール、マルトール、エチルマルトール、ベチベロール、パチュリアルコール、オランチオール、アネトール、4−ダマスコール、などが挙げられる。
前記アルデヒド類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ウンデシレンアルデヒド、ラウリルアルデヒド、アルデヒドC−12MNA、ミラックアルデヒド、α−アミルシンナミックアルデヒド、シクラメンアルデヒド、シトラール、シトロネラール、エチルバニリン、ヘリオトロピン、アニスアルデヒド、α−ヘキシルシンナミックアルデヒド、オクタナール、リグストラール、リリアール、リラール、トリプラール、バニリン、ヘリオナール、ノナナール、デカナール、ウンデカナール、ドデカナール、cis−3−ヘキセナール、ベンズアルデヒド、ミュゲアルデヒド、デュピカール、ブルジェオナール、シンナミックアルデヒド、フロラロゾンなどが挙げられる。
前記エーテル類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、セドランバー、グリサルバ、β−ナフトールメチルエーテル、β−ナフトールエチルエーテル、ヘルボオキサイド、1,8−シネオール、ローズオキサイド、アンブロキサンなどが挙げられる。
前記エステル類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シス−3−ヘキセニルアセテート、シス−3−ヘキセニルプロピオネート、シス−3−ヘキセニルサリシレート、p−クレジルアセテート、p−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、アミルアセテート、メチルジヒドロジャスモネート、アミルサリシレート、ベンジルベンゾエート、ベンジルアセテート、セドリルアセテート、シトロネリルアセテート、デカハイドロ−β−ナフチルアセテート、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、エリカプロピオネート、エチルアセトアセテート、エリカアセテート、ゲラニルアセテート、ゲラニルフォーメート、シトロネリルフォーメート、ネリルフォーメート、ヘディオン、リナリルアセテート、β−フェニルエチルアセテート、トリシクロデセニルアセテート、シンナミルアセテート、ヘキシルサリシレート、スチラリルアセテート、ターピニルアセテート、ベチベリルアセテート、o−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、マンザネート、アリルヘプタノエート、アリルアミルグリコレート、エチルアセテート、ネリルアセテート、イソボルニルアセテート、アントラニル酸メチル、アントラニル酸cis−3−ヘキセニル、アントラニル酸フェニルエチル、アントラニル酸シンナミル、N−メチルアントラニル酸メチル、プロピオン酸トリシクロデセニル、プロピオン酸ベンジル、ジャスモン酸メチル、ケイ皮酸メチル、ケイ皮酸エチル、エチル−2,2,6−トリメチルシクロヘキサンカーボネート、フルテート、ジャスマール、ローズフェノン、ベルドックスなどが挙げられる。
前記ハイドロカーボン類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、d−リモネン、α−ピネン、β−ピネン、ミルセン、3−カレン、β−カリオレフィン、p−サイメン、セドレンなどが挙げられる。
前記ケトン類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、α−イオノン、β−イオノン、メチル−β−ナフチルケトン、α−ダマスコン、β−ダマスコン、δ−ダマスコン、シス−ジャスモン、メチルイオノン、アリルイオノン、カシュメラン、ジハイドロジャスモン、ベルトフィックス、イソロンジフォラノン、コアボン、ローズフェノン、ダイナスコン、ヌートカトン、カルボン、メントン、ダマセノン、カロン、イソジャスモン、ヨノン、メチルヨノン、トナリド、イソ・イー・スーパー、トラセオライドなどが挙げられる。
前記ラクトン類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、γ−デカラクトン、γ−ウンデカラクトン、γ−ノナラクトン、γ−ドデカラクトン、クマリン、ペンタリド、ハバノリド、トラセオライドなどが挙げられる。
前記ムスク類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シクロペンタデカノライド、エチレンブラシレート、ガラキソライド、ムスクケトン、トナリド、ニトロムスク、ムスクアンブレット、ムスクチベテン、ムスコン、アンブレットリド、シクロヘキサデカノリド、ガラクソリド類などが挙げられる。
前記含窒素および/または含硫黄化合物類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シトロネリルニトリル、レモニール、インドール、6−イソプロピルキノリン、イソブチルキノリン、2−イソブチルキノリン、ベンゾチアゾール、ミントスルフィドなどが挙げられる。
前記天然香料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、オレンジ油、レモン油、ライム油、プチグレン油、ユズ油、ネロリ油、ベルガモット油、ラベンダー油、ラバンジン油、アビエス油、アニス油、ベイ油、ボアドローズ油、イランイラン油、シトロネラ油、ゼラニウム油、ペパーミント油、ハッカ油、スペアミント油、ユーカリ油、レモングラス油、パチュリ油、ジャスミン油、ローズ油、シダー油、ベチバー油、ガルバナム油、オークモス油、パイン油、樟脳油、白檀油、芳樟油、テレピン油、クローブ油、クローブリーフ油、カシア油、ナツメッグ油、カナンガ油、タイム油、マンダリン油、バジル油、フェンネル油、クラリセージ油、ローズマリー油、キャラウェーシード油、コリアンダー油、サンダルウッド油、アンブレット・シード油、エレミオレ
オレジン、エレミアブソリュート、グァヤックウッド油、スチラックス油、パチョリ油、ラブダナム油、ミモザコンクリート、ジャスミンコンクリート、ローズコンクリート、ローズワックス、ジャスミンワックス、オレンジフラワーアブソリュート、バイオレットアブソリュート、オポパナックスレジノイド、カストリウムアブソリュート、イリスレジノイド、オリバナムレジノイド、コパイババルサム、トルーバルサム、バニラアブソリュート、ベンゾインレジノイド、ガルバナムレジノイドなどの精油が挙げられる。
前記動物性香料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、じゃ香、霊猫香、海狸香、竜涎香などが挙げられる。
本発明では、前記の香料組成物をトレハロースを用いて被膜し粉末香料とする。本発明で使用するトレハロースは、2つのα―グルコースが1,1−グリコシド結合してできた二糖類であり、現在は市販のトレハロースが容易に入手できるため、市販のトレハロースを利用することができる。また、例えば、ブドウ糖溶液中で酵母を培養して、酵母菌体中にトレハロースをつくらせ、このトレハロースを菌体から分離する方法、ブドウ糖溶液中でバクテリアを培養し培養液中にトレハロースをつくらせ、このトレハロースを培養液から分離する方法などの方法で製造することもできる。
トレハロースを含有する被膜で包接された粉末香料に使用するトレハロースの量は、香料の種類および形態、乳化剤の種類などにより適宜に選択することができるが、一般には、香料1質量部に対して約0.01〜約100質量部、好ましくは約0.1〜約50質量部の範囲内が適当である。
さらに、本発明で使用する乳化剤も特に制限されるものではなく、従来から飲食品等に用いられている各種の乳化剤が使用可能であり、例えば、脂肪酸モノグリセリド、脂肪酸ジグリセリド、脂肪酸トリグリセリド、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、レシチン、化工でん粉、ソルビタン脂肪酸エステル、キラヤ抽出物、アラビアガム、トラガントガム、グアーガム、カラヤガム、キサンタンガム、ペクチン、アルギン酸およびその塩類、カラギーナン、ゼラチン、カゼイン等を挙げることができる。
これら乳化剤の使用量は厳密に制限されるものではなく、用いる乳化剤の種類等に応じて広い範囲にわたり変えることができるが、通常、香料1質量部に対し約0.01〜約100質量部、好ましくは約0.1〜約50質量部の範囲内が適当である。
本発明によれば、以上に述べた香料、トレハロースおよび乳化剤は、水と共に混合乳化し、得られる乳化混合物を乾燥することにより粉末香料とされる。上記乳化混合物には、乳化に際して、必要に応じて、デキストリン、砂糖、乳糖、ブドウ糖、水飴、還元水飴等の糖類を適宜配合することもできる。これらの使用量は粉末香料に望まれる特性等に応じて適宜に選択することができる。
本発明で用いる粉末香料の調製法の好ましい一実施態様を示せば、例えば、まず水150質量部に前記した如き乳化剤40質量部とトレハロース50質量部を溶解させ、それに前記した如き香料10質量部を添加し、ホモミキサー、コロイドミル、高圧ホモジナイザー等を用いて乳化処理を行い、得られる乳化混合物を真空乾燥、噴霧乾燥等の乾燥手段で乾燥することにより、香気成分の保留性、安定性に優れた粉末香料を得ることができる。
粉末香料の配合量は、本発明の衣料用粉末洗剤組成物全体の質量を基準として0.1〜10%、好ましくは0.2〜5%、より好ましくは0.3〜3%を例示できる。
本発明の衣料用粉末洗剤組成物には、さらにまた、(E)アミノプラストポリマーのシェルで包接された香料を含有させることができる。アミノプラストポリマーのシェルで包接された香料とは、香料を芯物質として、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂あるいは尿素−ホルムアルデヒド樹脂等からなる壁物質をカプセルの壁とした、カプセル化香料である。アミノプラストポリマーのシェルで包接された香料は、洗濯中はカプセルが壊れずに洗濯中の衣類に付着し、乾燥後、圧力をかけることでカプセルが崩壊し、中の香料が放出される。したがって、洗濯、乾燥後、衣類を身に着け使用しているときに、着衣者やその周囲の者に心地よい香りを漂わせることができる。
アミノプラストポリマーのシェルで包接された香料(マイクロカプセル)は、公知の方法で調製することができる。例えば、特許庁標準技術集(技術分類)2−2−6 素材/香料の加工技術/カプセル化(技術名称)2−2−6−1 カプセル化(2007年)などに記載の方法に従って、例えば、調合香料(油性の液体)を非水溶性の希釈剤および乳化剤と混合し、これを水に添加し、強く撹拌して微細な油滴を調製する。次いで、この微細な油滴の水分散液に尿素またはメラミンと、ホルムアルデヒドまたはグルタルアルデヒドを添加することにより、前記微細化した油滴をアミノプラストポリマーでコーティングすることができる。その後、適当なサイズのろ過材(メッシュなど)を用いて水溶液を分離し、得られたマイクロカプセルを乾燥することで調製することができる。マイクロカプセルの芯物質である調合香料(油性の液体)は、前記のトレハロースを含有する被膜で包接された粉末香料に使用したものと同様であり、フェノール類、アルコール類、カルボン酸類、アルデヒド類、エーテル類、エステル類、ハイドロカーボン類、ケトン類、ラクトン類、ムスク類、天然香料、動物性香料などが挙げられる。これらの具体的化合物については、前記列記した化合物と同様である。
アミノプラストポリマーのシェルで包接された香料の配合量は、本発明の粉末洗剤組成物全体の質量を基準として0.1〜10%、好ましくは0.2〜5%、より好ましくは0.3〜3%を例示できる。
本発明の粉末洗剤組成物中にトレハロースを含有する被膜で包接された粉末香料と、アミノプラストポリマーのシェルで包接された香料の両方を配合することにより、洗濯中に良好な香りが漂い、さらに、洗濯後の衣類等を乾燥させた後も、乾燥させた衣類から良好な香気が漂うという優れた効果がもたらされる。
本発明の粉末洗剤組成物を用いた洗濯方法は通常の洗濯方法にしたがって行えばよく、例えば、該粉末洗剤組成物と水を混ぜて洗浄液を用意し、これに衣類等の被洗浄物をしばらく漬け置きした後、もみ洗い、押し洗い等の手洗い、すすぎ、脱水をして行う。
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。
(参考例1)
水1500gにアラビアガム700gおよびトレハロース200gを加えて溶解し、85〜90℃で15分間加熱殺菌する。これを40℃に冷却し、表1のフローラルブーケタイプの調合香料100gを添加混合した後、TK−ホモミキサーで乳化した。この液をニロ社のモービルマイナー型スプレードライヤーを使用して、入口温度140℃、出口温度75℃にて噴霧乾燥し、フローラルタイプ粉末香料950g(参考品1)を得た。
Figure 2017134840
(参考例2)
参考例1のトレハロースに替えてデキストリン(DE10)を同量使用した他は、参考例1と同様に行いフローラルタイプ粉末香料950g(参考品2)を得た。
(参考例3)
水1500gにアラビアガム650g、ゼラチン100gおよびデキストリン150gを加えて溶解し、85〜90℃で15分間加熱殺菌する。これを40℃に冷却し、表1のフローラルブーケタイプの調合香料100gを添加混合した後、TK−ホモミキサーで乳化した。この液をニロ社のモービルマイナー型スプレードライヤーを使用して、入口温度140℃、出口温度75℃にて噴霧乾燥し、フローラルタイプ粉末香料950g(参考品3)を得た。
(実施例1)
表2の調合処方にしたがって、粉末香料を配合した粉末洗剤組成物(本発明品1、比較品1〜4)を調製した(単位は質量部)。
Figure 2017134840
(保存試験および官能評価)
本発明品1および比較品1〜4の高温高湿度下における保存安定性を以下の方法にて確認した。
本発明品1および比較品1〜比較品4のそれぞれ100gを樹脂コーティングした厚紙製の容器(容量300ml)に入れ、容器の上部を開放系にして、温度50℃、湿度80%の保温庫にて3週間保存した(高温高湿度保存)。比較対象として、本発明品1、比較品1および比較品2(各100g)を前記と同一の容器に入れ蓋をしっかり閉めたものを、5℃にて3週間保存した(冷蔵保存)。なお、冷蔵保存品は、製造直後とほとんど変化がないものとみなした。
保存後、それぞれの粉末洗剤組成物10gずつを用いて、手洗いにて洗濯を行い、洗濯時に漂う香気を官能にて評価した。なお、洗濯に使用する水は、特定の川から汲んだ同一の水(やや濁っており、かなりどぶくさい臭気あり、10L)を用いた。洗濯物としては、未使用のタオル(250g)を1回水で洗浄後すすいで乾燥させ、その後、肉汁と味噌汁の混合溶液に浸した後、固く絞ったものを使用した。
保存後の粉末洗剤組成物の洗濯時の香気について、よく訓練されたパネラー10名により官能評価を行った。評価は、冷蔵保存の粉末洗剤組成物の洗濯時の香気を比較対象として、次の評価基準により得点付けを行った。合計点を表3に示す。
また、前記タオルは、さらに2回水洗後乾燥させ、粉末洗剤組成物の洗浄力について、洗浄後のタオルを以下の基準に、目視で判定し、得点付けを行った。
評価結果を表3に示す。
評価基準:
(洗浄時の香気の強さ)
冷蔵保存と香気が全く変わらず、強い香気が漂う・・・5点、
冷蔵保存と比べわずかに香気が弱いが、かなり強い香気が漂う・・・4点、
冷蔵保存と比べやや香気が弱く、劣化していることが認識できる・・・3点
冷蔵保存と比べ香気が弱いことがはっきりと認められる・・・2点、
冷蔵保存と比べかなり香気が弱く、香気があまり感じられない・・・1点、
冷蔵保存と比べ極めて香気が弱く、香気がほとんど感じられない・・・0点、
(洗浄時の香気の質)
冷蔵保存と香気が全く変わらず、フローラルで良好な香気が漂う・・・5点、
冷蔵保存と比べわずかに香気が劣化しているが、かなり良好・・・4点、
冷蔵保存と比べやや香気が劣化している・・・3点
冷蔵保存と比べ香気が劣化していることがはっきりと認められる・・・2点、
冷蔵保存と比べかなり香気が劣化している・・・1点、
冷蔵保存と比べ極めて香気が劣化している・・・0点、
(洗浄時の臭気のマスキング効果)
冷蔵保存と香気が全く変わらず、どぶ臭はほぼマスキングされており、元の水(川から汲んだ水)の臭気は全く気にならない・・・5点、
冷蔵保存と比べどぶ臭がわずかに強く感じられ、元の水(川から汲んだ水)の臭気が多少気になる・・・4点、
冷蔵保存と比べどぶ臭がやや強く、元の水(川から汲んだ水)の臭気が気になる・・・3点
冷蔵保存と比べどぶ臭が強く、元の水(川から汲んだ水)の臭気がかなり気になる・・・2点、
冷蔵保存と比べどぶ臭がかなり強いが、元の水(川から汲んだ水)の臭気は多少マスキングされている・・・1点、
冷蔵保存と比べどぶ臭が著しく強く、元の水(川から汲んだ水)の臭気とほとんど変わらない・・・0点、
(洗浄力)
汚れが極めて良く落ちている・・・5点、
汚れが良く落ちている・・・4点、
汚れがやや残っている・・・3点、
汚れが残っている・・・2点、
汚れがかなり残っている・・・1点、
汚れの落ちが極めて悪い・・・0点
Figure 2017134840
表3に示した通り、本発明品1の粉末洗剤組成物(粉末香料としてトレハロースを使用し、酵素を配合した粉末洗剤組成物)は、温度50℃、湿度80%の保温庫にて3週間保存後においても、洗浄時の香気の強さ、香気の質、洗浄時の臭気のマスキング効果ともに製造直後と比べほとんど変化していなかった。一方、粉末香料として、本発明品1のトレハロースに替えてデキストリン(DE10)を使用し、かつ、酵素を配合しないものである比較品1、および、粉末香料中にトレハロースを使用せず、デキストリンとゼラチンを使用し、かつ、酵素を配合しないものである比較品2は、保存後において、洗浄時の香気の強さ・質および洗浄時の臭気のマスキング効果は、本発明品1ほどではないが、それほど低下しなかった。しかしながら、洗浄力は酵素を配合した本発明品1と比べ、いずれも劣っていた。また、粉末香料として、本発明品1のトレハロースに替えてデキストリン(DE10)を使用し、かつ、酵素を配合した比較品3、および、粉末香料中にトレハロースを使用せず、デキストリンとゼラチンを使用し、かつ、酵素を配合した比較品4は、洗浄力は本発明品1と比べ変わらないものの、洗浄時に漂う香気は強度・質ともにかなり低下し、また、洗浄時の臭気のマスキング効果も大きく低下していた。
これらの理由は、高温高湿度下においては、デキストリンやゼラチンを被膜とした粉末香料では、酵素の作用により粉末香料中のデキストリンやゼラチンの被膜が劣化し、香料が空気に触れ、飛散や酸化劣化してしまうが、トレハロースでは酵素の作用を受けにくいためと考えられる。また、粉末洗剤組成物中に酵素を配合しない場合は、粉末香料の被膜がデキストリンやゼラチンであっても劣化は少ないが、酵素を配合していないため洗浄力が劣るものと考えられる。
(参考例4)
テトラデシルアルコール160gを90℃に加温溶解し、表1のフローラルブーケタイプの調合香料65gを混合し芯物質溶液とした(使用時まで90℃加温維持)。
これとは別に、37%ホルムアルデヒド水溶液162gに尿素62gを加えて加熱溶解し、さらに水277gを加えた後、四ホウ酸ナトリウム0.53gを加えpHを8.0に調整した。さらに塩化ナトリウム28質量%およびカルボキシメチルセルロース0.3質量%を溶解した水溶液200gを加え、尿素‐ホルムアルデヒド溶液を調製した。前記尿素‐ホルムアルデヒド溶液を90℃にて撹拌しながら、芯物質溶液を滴下し、粒径サイズを約200μmに調整し、0.6−N塩酸を加えて、pHを5.0に調整した。
次いで、反応液を2時間かけて(1)温度を25℃まで下げ、および、(2)0.6N−塩酸を滴下しpHを2.2まで徐々に下げた((1)と(2)は同時並行して行う)。次いで、反応液を2時間かけて50℃まで上昇させ、再度25℃まで冷却し、15%水酸化アンモニウム水溶液を加えて、pH7.0に調整した。
その後、静置して、生成したマイクロカプセルを沈降させ、上澄みを除去した後、水800gを加え、緩やかに撹拌した後、再度静置して、マイクロカプセルを沈降させ、上澄みを除去し、自然乾燥することにより、アミノプラストポリマーのシェルで包接された香料(マイクロカプセル:参考品4)を調製した。
(実施例2)
表4の調合処方にしたがって、粉末香料を配合した粉末洗剤組成物(本発明品1、2、比較品5)を調製した(単位は質量部)。
Figure 2017134840
(保存試験および官能評価)
実施例1と同様の方法で、保存試験および官能評価を行った。
なお、官能評価の評価基準には以下の項目を追加した。
(乾燥後の布地の香気)
心地よい残り香が強く感じられる・・・5点、
心地よい残り香がやや強く感じられる・・・4点、
心地よい残り香が多少感じられる・・・3点
心地よい残り香がわずかに感じられる・・・2点、
心地よい残り香がかすかに感じられる・・・1点、
心地よい残り香がほとんど感じられない・・・0点
評価結果を表5に示す。
Figure 2017134840
表5に示した通り、本発明品1の粉末洗剤組成物(粉末香料としてトレハロースを使用し、酵素を配合した粉末洗剤組成物)は、乾燥後の布地の残り香はそれほど強いものではなかったが、本発明品1の粉末洗剤組成物に、さらにアミノプラストポリマーのシェルで包接された香料を加えた本発明品2は乾燥後の布地の残り香は心地よい香りが強く感じられ、極めて良好であった。一方、比較品5は本発明品2に配合した粉末香料のトレハロースをデキストリンに置き換えたものであり、乾燥後の布地の香気は比較的良好であったが、洗浄時の香気の強さおよび質、ならびに、洗浄時の臭気のマスキング効果は高温高湿度の保存による粉末香料の劣化により、かなり低下していた。
したがって、酵素を配合して洗浄力を高めた粉末洗剤組成物に、トレハロースを含有する被膜で包接された粉末香料とアミノプラストポリマーのシェルで包接された香料の両方を配合することにより、洗浄時に漂う香気が強く良好であり、かつ、洗濯後の衣類を乾燥した後も、強く心地よい残り香があることが認められた。
(実施例3)
表6の調合処方にしたがって、粉末香料を配合した粉末洗剤組成物(本発明品1、比較品4、6〜9)を調製した(単位は質量部)。
Figure 2017134840
(保存試験および官能評価)
実施例1と同様の方法で、保存試験および官能評価を行った。
結果を表7に示す。
Figure 2017134840
表7に示した通り、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼまたはセルラーゼを単独で配合した比較品6〜9は、いずれもプロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼおよびセルラーゼをすべて配合した本発明品1または比較品4より、洗浄力が劣っていることが認められた。
比較品6〜9の4品の粉末洗剤組成物は、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼまたはセルラーゼを単独で配合したものであり、粉末香料としてトレハロースを使用せず、デキストリンとゼラチンを使用したものであるが、高温高湿度下の保存において、特にプロテアーゼを使用した比較品6およびアミラーゼを使用した比較品8の香気の強度の低下および劣化が激しかった。また、比較品4は、酵素としてプロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼおよびセルラーゼをすべて配合したものであり、粉末香料としてトレハロースを使用せず、デキストリンとゼラチンを使用したものであるが、高温高湿度下の保存において、香気の強度の低下および劣化が激しかった。一方、本発明品1の粉末洗剤組成物は粉末香料にトレハロースを使用し、また、酵素としてプロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼおよびセルラーゼをすべて配合したものであるが、高温高湿度下の保存においても、香気の強度の低下および劣化は極めて少なかった。
このことから、粉末洗剤組成物にトレハロースを含有する被膜で包接された粉末香料を配合することは、特に、プロテアーゼまたはアミラーゼを配合した粉末洗剤組成物における香気の強度の低下および劣化を効果的に防止し、プロテアーゼまたはアミラーゼを配合した衣料用粉末洗剤組成物に対して有効性が高いことが認められた。

Claims (7)

  1. 以下の成分(A)〜(D)を含有する衣料用粉末洗剤組成物。
    (A)界面活性剤
    (B)洗浄補助剤
    (C)酵素
    (D)トレハロースを含有する被膜で包接された粉末香料
  2. さらに、(E)アミノプラストポリマーのシェルで包接された香料を含有する請求項1に記載の衣料用粉末洗剤組成物。
  3. (C)酵素が、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼおよびセルラーゼから選ばれる1種以上である、請求項1または2に記載の衣料用粉末洗剤組成物。
  4. (C)酵素が、プロテアーゼまたはアミラーゼを含有する請求項1または2に記載の衣料用粉末洗剤組成物。
  5. (A)界面活性剤の50質量%以上が、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムおよびアルファオレフィンスルホン酸ナトリウムからなる群から選ばれる1種以上である請求項1〜4のいずれか1項に記載の衣料用粉末洗剤組成物。
  6. (B)洗浄補助剤として、アルカリ剤、水軟化剤および金属封鎖剤から選ばれる1種以上を含有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の衣料用粉末洗剤組成物。
  7. 手洗い洗濯用である請求項1〜6のいずれか1項に記載の衣料用粉末洗剤組成物。
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