JPWO2017082042A1 - 熱電変換素子 - Google Patents

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Abstract

熱電変換素子の発電量を増加させると共に、熱電変換素子間の発電量ばらつきを小さくする。熱電変換素子1は、積層体10を備える。積層体10は、p型半導体層11と、n型半導体層12と、絶縁層13とを有する。n型半導体層12は、p型半導体層11の一部分の領域にpn接合されている。絶縁層13は、p型半導体層11とn型半導体層12との間のpn接合されていない領域に設けられている。積層体10が、0.005重量%以上0.009重量%以下の炭素を含む。

Description

本発明は、熱電変換素子に関する。
従来、熱エネルギーを電気エネルギーに変換する素子として、熱電変換素子が知られている。
例えば、特許文献1には、p型半導体シート(p型層)、n型半導体シート(n型層)および絶縁層が積層されてなる積層体を脱脂および焼成することによって作製される積層型熱電変換素子が開示されている。積層型熱電変換素子はp型層とn型層とを、接合面の一部の領域においては直接接合させ、接合面の他の領域では絶縁材料を介して接合させた構造を有している。
積層型熱電変換素子は、p型層とn型層との間を絶縁するための空隙層を設けるπ(パイ)型熱電変換素子などに比べて、素子中における熱電変換材料の占有率を高めることができ、素子の強度を高めることもできる。また、p型層とn型層とを直接接合するため、それらを電極等を介して接合するπ型熱電変換素子などに比べて、素子内の回路抵抗を低減できる。積層型熱電変換素子は、これらの特徴により、熱電変換効率や強度を向上させることができるという利点を有している(例えば、特許文献2を参照)。
特開2004−281928号公報 国際公開第2012/011334号公報
熱電変換素子の発電量を増加させたいという要望と共に、熱電変換素子間の発電量ばらつきを小さくしたいという要望がある。
本発明の主な目的は、熱電変換素子の発電量を増加させると共に、熱電変換素子間の発電量ばらつきを小さくすることにある。
本発明に係る熱電変換素子は、積層体を備える。積層体は、p型半導体層と、n型半導体層と、絶縁層とを有する。n型半導体層は、p型半導体層の一部分の領域にpn接合されている。絶縁層は、p型半導体層とn型半導体層との間のpn接合されていない領域に設けられている。積層体が、0.005重量%以上0.009重量%以下の炭素を含む。
本発明に係る熱電変換素子では、積層体が、0.005重量%以上0.009重量%以下の炭素を含むため、発電量が多く、かつ発電量ばらつきが小さい。
本発明に係る熱電変換素子では、p型半導体層は、少なくともNiを含む合金を含み、n型半導体層は、希土類元素を含むチタン酸ストロンチウム系複合酸化物を含むことが好ましい。
本発明に係る熱電変換素子では、希土類元素が、少なくともランタンを含むことが好ましい。
本発明に係る熱電変換素子では、合金が、Moをさらに含むことが好ましい。
本発明に係る熱電変換素子では、p型半導体層とn型半導体層とは、同種のn型半導体材料を含むことが好ましい。この場合、p型半導体層と、n型半導体層との密着強度を向上することができる。
本発明によれば、熱電変換素子の発電量を増加させると共に、熱電変換素子間の発電量ばらつきを小さくすることができる。
本発明の一実施形態に係る熱電変換素子の模式的斜視図である。 実験例1−1において作製した熱電変換素子の出力特性を示すグラフである。 実験例1−2において作製した熱電変換素子の出力特性を示すグラフである。 実験例1−3において作製した熱電変換素子の出力特性を示すグラフである。 実験例1−4において作製した熱電変換素子の出力特性を示すグラフである。 実験例1−5において作製した熱電変換素子の出力特性を示すグラフである。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
(熱電変換素子1)
図1は、本実施形態に係る熱電変換素子1の模式的斜視図である。熱電変換素子1は、積層体10を備える。積層体10は、例えば直方体形状である。なお、本発明において、直方体形状には、稜線部や角部が面取り又は丸められた形状の直方体形状が含まれるものとする。
積層体10は、p型半導体層11とn型半導体層12とを有する。具体的には、積層体10では、複数のp型半導体層11と、複数のn型半導体層12とが交互に積層されている。すなわち、積層方向xにおいて隣り合うp型半導体層11とn型半導体層12とは、部分的に接触している。積層方向xにおいて隣り合うp型半導体層11とn型半導体層12とは、その接触している部分において、pn接合されている。(以下、p型半導体層11とn型半導体層12とがpn接合されている領域を「pn接合領域」と称することがある。)pn接合領域は、積層方向xに沿って、積層方向xに対して垂直なz軸方向におけるz1側とz2側とに交互に設けられている。
p型半導体層11は、p型半導体材料を含む。本実施形態では、p型半導体層11は、p型半導体材料として、Niを主成分とする合金を含む。Niを主成分とする合金の具体例としては、NiCr、NiMo、NiW、NiSi、NiCu、NiFe、NiCrFe、NiMoW等が挙げられる。なかでも、p型半導体材料は、Mo、Cr及びWからなる群から選ばれた少なくとも一種の金属をさらに含むNi合金であることが好ましく、Moをさらに含むNi合金であることがより好ましく、NiMo1−x(0.85≦x≦0.95)であることがさらに好ましい。p型半導体層11は、p型半導体材料のみにより構成されていてもよいし、p型半導体材料に加えてさらに別の材料を含んでいてもよい。
n型半導体層12は、n型半導体材料を含む。n型半導体材料は、組成式ABO(A及びBのそれぞれは一種又は複数種の元素)で示されるペロブスカイト型複合酸化物であることが好ましい。組成式ABOにおいて、Aは、少なくともSrを含むことが好ましく、Bは、少なくともTiを含むことが好ましい。AサイトのSrの一部は、La、Y、Ce、Sm、Dy、Er等の希土類元素でサイト置換されていてもよい。n型半導体材料は、具体的には、La等の希土類元素を含むチタン酸ストロンチウム系複合酸化物であることが好ましく、(SrLa(1−x))TiO(0.03≦x≦0.04)であることがより好ましい。n型半導体層12は、n型半導体材料のみにより構成されていてもよいし、n型半導体材料に加えてさらに別の材料を含んでいてもよい。
本実施形態では、p型半導体層11とn型半導体層12とは、同種のn型半導体材料を含んでいる。このため、p型半導体層11とn型半導体層12との密着性を向上することができる。p型半導体層11におけるn型半導体材料の含有量は、5質量%以上30質量%以下であることが好ましく、15質量%以上25質量%以下であることがより好ましい。
積層方向xにおいて隣り合うp型半導体層11とn型半導体層12との間には、絶縁層13が設けられている。具体的には、絶縁層13は、積層方向xにおいて隣り合うp型半導体層11とn型半導体層12との間の一部、より具体的には、p型半導体層11とn型半導体層12との間のpn接合されていない領域に設けられている。
絶縁層13は、絶縁材料を含む。絶縁材料としては、Si、Al、Zr、Y等の少なくとも一種を含む酸化物が挙げられる。絶縁材料の具体例としては、シリカ、アルミナ、フォルステライト、イットリウム−ジルコニア複合酸化物等が挙げられる。絶縁層13の材質は、p型半導体層11の材質や、n型半導体層12の材質、積層体10の作製条件等に応じて適宜選択することができる。
積層体10の積層方向に位置する両端面のそれぞれの上には、外部電極14が設けられてる。外部電極14は、例えば、Ni、NiMo、NiCr等により構成することできる。
積層体10を構成する隣り合う一つのp型半導体層11と一つのn型半導体層12を1組と定義する。積層体10を構成するp型半導体層11とn型半導体層12との組の数(以下、組数)は、特に限定されない。組数は、要求される発電量等の特性などに応じて適宜設定することができる。この組数は、例えば、10以上100以下とすることが好ましい。
本実施形態に係る熱電変換素子1においては、熱電変換素子1のz軸方向のz1側の部分(積層体10のz1側の面)とz2側の部分(積層体10のz2側の面)との間に温度差があるときに、ゼーベック効果により熱電変換素子1において起電力が生じる。このため、熱電変換素子1は、例えば、熱電変換素子1のz軸方向のz1側の部分とz2側の部分との間に温度差が発生するように配置されて使用される。
(熱電変換素子1の製造方法)
次に、熱電変換素子1の製造方法の一例について説明する。
〔p型半導体グリーンシートの作製〕
p型半導体層11を構成するための金属若しくは、その金属を含む酸化物や炭酸塩、水酸化物、アルコキシド等の材料粉末に溶媒等を加え、スラリーを調整する。次に、原料粉末に溶媒やバインダー等を加えスラリーを調整する。そのスラリーを印刷することにより、p型半導体グリーンシートを作製する。
〔n型半導体グリーンシートの作製〕
n型半導体層12を構成するための金属酸化物や炭酸塩、水酸化物、アルコキシド等の材料粉末に溶媒等を加え、スラリーを調整する。そのスラリーを仮焼成させた後に粉砕することにより原料粉末を作製する。次に、原料粉末に溶媒やバインダー等を加えスラリーを調整する。そのスラリーを印刷することにより、n型半導体グリーンシートを作製する。
〔絶縁ペースト層の作製〕
絶縁層13を構成するための金属酸化物や炭酸塩等の材料粉末に、樹脂、有機溶剤を加え、混練してペーストの作製を行う。そのペーストをp型半導体グリーンシートとn型半導体グリーンシートに印刷することにより、絶縁ペースト層を作製する。
〔成形体の作製〕
上記作製の絶縁ペーストを印刷したp型半導体グリーンシート、n型半導体グリーンシートを適宜積層した後に、プレスすることにより、成形体を作製する。
〔成形体の焼成〕
次に、成形体を焼成することにより、積層体10を得る。成形体の焼成温度や焼成時間は、用いる材料等や要求される特性等に応じて適宜設定することができる。成形体の焼成温度は、例えば、1200℃以上1400℃以下とすることができる。成形体の焼成時間は、例えば、1時間以上6時間以下とすることができる。
成形体の焼成に際し、p型半導体グリーンシートにn型半導体グリーンシートに含まれるn型半導体材料と同種のn型半導体材料を含ませておくことにより、p型半導体グリーンシートとn型半導体グリーンシートとが共焼成して共焼成体となり、p型半導体層11とn型半導体層との密着力を向上させることができる。
〔外部電極14の形成〕
次に、積層体10の両端面に、外部電極14を形成することにより熱電変換素子1を完成させることができる。外部電極14の形成は、例えば、金属ペーストを積層体10の両端面に塗布した後に焼成することにより行うことができる。また、外部電極14は、スパッタリング法や化学気相蒸着(Chemical Vapor Deposition:CVD)法等により形成することもできる。
以上のような製造方法を用いて熱電変換素子1を製造した場合、樹脂、溶媒やバインダーに由来する炭素が、p型半導体層11、n型半導体層12及び絶縁層13により構成される積層体10に含有されることとなる。本発明者らは、鋭意研究の結果、積層体10における炭素の含有量と、熱電変換素子1の発電量や、発電量ばらつきとの間に相関があることを見出した。具体的には、本発明者らは、積層体10における炭素の含有量を0.005重量%以上0.009重量%以下とすることにより、熱電変換素子1の発電量を多くでき、かつ、発電量ばらつきを小さくすることができることを見出した。本実施形態では、積層体10が、0.005重量%以上0.009重量%以下の炭素を含むため、熱電変換素子1の発電量を大きくすることができる。また、熱電変換素子1の発電量の製造ばらつきを小さくすることができる。
積層体10における炭素の含有量が0.005重量%未満である場合、熱電変換素子1の発電量ばらつきが大きくなる。これは、n型半導体層12が好適に形成されない場合が多くなり、n型半導体層12の特性にばらつきが生じるためであると考えられる。
積層体10における炭素の含有量が0.009重量%より大きい場合、熱電変換素子1の発電量が小さくなる。これは、p型半導体層11及びn型半導体層12の電気抵抗が高くなるためであると考えられる。
以下、本発明について、具体的な実験例に基づいて、さらに詳細に説明するが、本発明は以下の実験例に何ら限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施することが可能である。
(実験例1−1)
上記実施形態に係る熱電変換素子1と実質的に同様の熱電変換素子を以下の要領で作製した。なお、p型半導体層及びn型半導体層の組成は、表1に示す組成とした。
具体的には、p型半導体層11及びn型半導体層12を構成するためのn型半導体材料の原料として、La粉末、SrCO粉末、TiO粉末を準備した。これらの原料を表1に示すn型半導体材料の組成となるように秤量した。その原料に、純水を加え、16時間にわたって、ボールミルを用いて混合することによりスラリーを形成した。そのスラリーを、大気中、1300℃で仮焼成することにより、n型半導体材料粉末を得た。
次に、n型半導体材料粉末と、金属Ni粉末と、金属Mo粉末とを表1に示すp型半導体層の組成となるように秤量し、ボールミルを用いて5時間粉砕した。得られた粉末に、トルエン、エキネン、バインダ等を添加してさらに16時間混合し、得られたスラリーをコンマコーターでシート状に成形することにより、厚みが50μmのp型半導体グリーンシートを作製した。
また、n型半導体材料粉末をボールミルを用いて5時間粉砕した。得られた粉末に、トルエン、エキネン、バインダ等を添加してさらに16時間混合し、得られたスラリーをコンマコーターでシート状に成形することにより、厚みが200μmのn型半導体グリーンシートを作製した。
絶縁体の材料として、Y−ZrO粉末、ワニス、溶剤を混合し、ロール機で絶縁ペーストを作製した。この絶縁ペーストを、p型半導体グリーンシート及びn型半導体グリーンシートのそれぞれの上に、厚みが5μmとなるように印刷した。
次に、絶縁層を印刷したp型半導体グリーンシート及びn型半導体グリーンシートを交互に各50層積層し、積層体を作製した。作製した積層体を等方静水圧プレス法にてプレスし、成形体を得た。作製した成形体を所定の大きさにダイシングソーで切断し、素体を作製した。
次に、素体を大気中で加熱することにより脱脂した。その後、脱脂した素体を、昇温速度3℃/分で表1に示す温度まで、空気雰囲気下で昇温し、その後は、NとHとを供給して酸素分圧10−12〜−14MPaの還元雰囲気として1300℃まで加熱し、1300℃で3時間保持することにより焼成し、焼成体を得た。得られた焼成体を研磨した後に、外部電極を形成することにより、熱電変換素子を作製した。図2に、実験例1−1において作製した熱電変換素子の出力特性を示すグラフを示す。
(実験例1−2)
空気雰囲気下で昇温した温度を表1に示す温度としたこと以外は、実験例1−1と同様にして熱電変換素子を作製した。図3に、実験例1−2において作製した熱電変換素子の出力特性を示すグラフを示す。
(実験例1−3)
空気雰囲気下で昇温した温度を表1に示す温度としたこと以外は、実験例1−1と同様にして熱電変換素子を作製した。図4に、実験例1−3において作製した熱電変換素子の出力特性を示すグラフを示す。
(実験例1−4)
空気雰囲気下で昇温した温度を表1に示す温度としたこと以外は、実験例1−1と同様にして熱電変換素子を作製した。図5に、実験例1−4において作製した熱電変換素子の出力特性を示すグラフを示す。
(実験例1−5)
空気雰囲気下で昇温した温度を表1に示す温度としたこと以外は、実験例1−1と同様にして熱電変換素子を作製した。図6に、実験例1−5において作製した熱電変換素子の出力特性を示すグラフを示す。
(実験例2−1)
p型半導体層とn型半導体層との組成を表1に示す組成としたこと以外は、実験例1−1と同様にして熱電変換素子を作製した。
(実験例2−2)
空気雰囲気下で昇温した温度を表1に示す温度としたこと以外は、実験例2−1と同様にして熱電変換素子を作製した。
(実験例2−3)
空気雰囲気下で昇温した温度を表1に示す温度としたこと以外は、実験例2−1と同様にして熱電変換素子を作製した。
(実験例3−1)
p型半導体層とn型半導体層との組成を表1に示す組成としたこと以外は、実験例1−1と同様にして熱電変換素子を作製した。
(実験例3−2)
空気雰囲気下で昇温した温度を表1に示す温度としたこと以外は、実験例3−1と同様にして熱電変換素子を作製した。
(実験例3−3)
空気雰囲気下で昇温した温度を表1に示す温度としたこと以外は、実験例3−1と同様にして熱電変換素子を作製した。
(実験例4−1)
p型半導体層とn型半導体層との組成を表1に示す組成としたこと以外は、実験例1−1と同様にして熱電変換素子を作製した。
(実験例4−2)
空気雰囲気下で昇温した温度を表1に示す温度としたこと以外は、実験例4−1と同様にして熱電変換素子を作製した。
(実験例4−3)
空気雰囲気下で昇温した温度を表1に示す温度としたこと以外は、実験例4−1と同様にして熱電変換素子を作製した。
(実験例5−1)
p型半導体層とn型半導体層との組成を表1に示す組成としたこと以外は、実験例1−1と同様にして熱電変換素子を作製した。
(実験例5−2)
空気雰囲気下で昇温した温度を表1に示す温度としたこと以外は、実験例5−1と同様にして熱電変換素子を作製した。
(実験例5−3)
空気雰囲気下で昇温した温度を表1に示す温度としたこと以外は、実験例5−1と同様にして熱電変換素子を作製した。
(実験例6−1)
p型半導体層とn型半導体層との組成を表1に示す組成としたこと以外は、実験例1−1と同様にして熱電変換素子を作製した。
(実験例6−2)
空気雰囲気下で昇温した温度を表1に示す温度としたこと以外は、実験例6−1と同様にして熱電変換素子を作製した。
(実験例7−1)
p型半導体層とn型半導体層との組成を表1に示す組成としたこと以外は、実験例1−1と同様にして熱電変換素子を作製した。
(実験例7−2)
空気雰囲気下で昇温した温度を表1に示す温度としたこと以外は、実験例7−1と同様にして熱電変換素子を作製した。
(実験例7−3)
空気雰囲気下で昇温した温度を表1に示す温度としたこと以外は、実験例7−1と同様にして熱電変換素子を作製した。
(積層体の炭素含有量の測定方法)
堀場製作所製のEMIA−920Vにて、酸素気流中燃焼(高周波加熱炉方式)−赤外線吸収法で測定した。
(発電量及び発電量変動係数の測定方法)
30℃に温度制御したヒーターに各実験例において作製した熱電変換素子の上面を接触させると共に、20℃に温度制御した冷却板に熱電変換素子の下面を接触させ、熱電変換素子の上下面の温度差を10℃とした。
熱電変換素子側面部にあるNiMo電極(外部電極)に金属プローブを接触させ、定電流を印加し、その際の電圧を測定した。電流値を変化させて電圧を測定し、電流×電圧=電力として計算し、電力のピーク値を発電量とした。また、30個の熱電変換素子の発電量を測定し、それら発電量の平均値と標準偏差を算出し、標準偏差を発電量の平均値で除算することにより発電量変動係数を算出した。結果を表1に示す。
表1のうち、実験例1−1、実験例1−5、実験例2−1、実験例2−3、実験例3−1、実験例3−3、実験例4−1、実験例4−3、実験例5−1、実験例5−3、実験例6−1、実験例7−1、実験例7−3は本発明の範囲外の比較例である。このうち、従来例は実験例1−5である。
1 熱電変換素子
10 積層体
11 p型半導体層
12 n型半導体層
13 絶縁層
14 外部電極

Claims (5)

  1. p型半導体層と、
    前記p型半導体層の一部の領域にpn接合されているn型半導体層と、
    前記p型半導体層と前記n型半導体層との間のpn接合されていない領域に設けられた絶縁層と、
    を有する積層体を備え、
    前記積層体が、0.005重量%以上0.009重量%以下の炭素を含む、熱電変換素子。
  2. 前記p型半導体層は、少なくともNiを含む合金を含み、
    前記n型半導体層は、希土類元素を含むチタン酸ストロンチウム系複合酸化物を含む、請求項1に記載の熱電変換素子。
  3. 前記希土類元素は、少なくともランタンを含む、請求項2に記載の熱電変換素子。
  4. 前記合金は、Moをさらに含む、請求項2又は3に記載の熱電変換素子。
  5. 前記p型半導体層と前記n型半導体層とは、同種のn型半導体材料を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の熱電変換素子。
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